JP2000201586A - 釣 竿 - Google Patents

釣 竿

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JP2000201586A
JP2000201586A JP11004849A JP484999A JP2000201586A JP 2000201586 A JP2000201586 A JP 2000201586A JP 11004849 A JP11004849 A JP 11004849A JP 484999 A JP484999 A JP 484999A JP 2000201586 A JP2000201586 A JP 2000201586A
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resin
prepreg
fishing rod
rod
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JP11004849A
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Muneki Okada
宗樹 岡田
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Shimano Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 券回するプリプレグの樹脂含浸量を増加させ
ても局部的に強度の低下を引き起こすことなく、撓りに
対して粘り強く対応し、しかも、低弾性で繊細な調子を
備えた釣竿を提供することを課題とする。 【解決手段】 補強繊維(1)に熱硬化性樹脂(2)を
含浸させたプリプレグが巻回されて積層状に成型された
竿管(4)を備えてなる釣竿において、前記竿管(4)
は、最外層(C)と、該最外層(C)以外の本体層
(D)とを備えてなり、前記本体層(D)は、樹脂含浸
量が50〜70重量%であるプリプレグより構成された
多樹脂層(E)を備えてなり、前記最外層(C)を構成
するプリプレグの樹脂含浸量は、20〜37重量%であ
ることを特徴とする釣竿。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、釣竿、より詳しく
は、低弾性で調子の繊細な釣竿に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、釣りの種類、対象魚等によって
は、釣竿に極めて繊細な調子が要求される場合も多い。
また、中通し竿の穂先においては、内部に釣り糸を挿通
させる空間を確保して、釣り糸の摺動抵抗を低減させる
必要があることから、竿の外径を大きく確保しつつ調子
の繊細さが要求される場合もある。さらに、船竿等で
は、握りやすい程度の外径を維持しつつ元竿から撓る胴
調子のものが必要とされる場合もある。
【0003】そして、この種の要求を満足する釣竿とし
ては、汎用の炭素繊維(例えば、弾性率が24ton/
mm2)を補強繊維として使用した樹脂含浸量が35重
量%程度のプリプレグを、補強繊維の引き揃え方向が竿
の軸芯方向に対して角度がつくように券回してなるもの
や、使用するプリプレグの目付を減らして薄肉としたも
のがある。
【0004】しかしながら、補強繊維の引き揃え方向を
竿の軸心方向に対して角度がつくようにプリプレグを券
回してなるものは、プリプレグの裁断歩留まりが悪く、
しかも、券回時の張り合わせ作業が繁雑で、作業性の悪
いものであり、一方、プリプレグの目付を減らして薄肉
としたものは、釣竿としては強度が不十分で折れやすい
ものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、釣竿の樹脂量
を増加させて、竿全体として低弾性にすることが考えら
れる。
【0006】しかしながら、樹脂量を増やすべく、券回
するプリプレグの樹脂含浸量を増加させると、成型時に
樹脂フローが発生し、釣竿の強度の低下を招くことにな
る。即ち、焼成前には、券回されたプリプレグの上から
加圧すべく緊締テープを張り付けるが、この緊締テープ
の緊締圧は、強度低下引き起こすボイドの発生を防止す
べく、所定以上とする必要があるので、この緊締圧によ
って樹脂フローは増大し、局部的に繊維の密集部分がで
き、結局、強度の低下を引き起こすことになる。しか
も、この樹脂フローは、緊締テープの緊締圧、焼成条件
により大きく変化するので、調整が困難である。従っ
て、製造された釣竿は、局部的に強度が不足して、撓り
に対して破損しやすいものとなる。
【0007】そこで、本発明は、上記問題点に鑑みなさ
れたもので、券回するプリプレグの樹脂含浸量を増加さ
せても局部的に強度の低下を引き起こすことなく、撓り
に対して粘り強く対応し、しかも、低弾性で繊細な調子
を備えた釣竿を提供することを課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明にかかる釣竿は、補強繊維1に熱硬化性樹脂2を
含浸させたプリプレグが巻回されて積層状に成型された
竿管4を備えてなる釣竿において、前記竿管4は、最外
層Cと該最外層C以外の本体層Dとを備えてなり、前記
本体層Dは、樹脂含浸量が50〜70重量%であるプリ
プレグより構成された多樹脂層Eを備えてなり、前記最
外層Cを構成するプリプレグの樹脂含浸量は、20〜3
7重量%であることを特徴とする。上記構成からなる釣
竿にあっては、本体層Dが、樹脂含浸量が50〜70重
量%であるプリプレグより構成された多樹脂層Eを備え
てなるので、該多樹脂層Eを有しないもの(例えば、多
樹脂層Eに相当する層が、樹脂含浸量35重量%程度の
プリプレグによって構成されるもの)に比して低弾性な
ものとなるのである。
【0009】また、最外層Cを構成するプリプレグの樹
脂含浸量が37重量%以下であるので、最外層Cのプリ
プレグ自体から樹脂フローが発生する虞はほとんどな
く、内側の層から樹脂流動が生じても、樹脂流動は、最
外層Cによって一部吸収されると共に遮られることにな
り、成型時に樹脂フローが発生する虞はほとんどないの
である。一方、最外層Cを構成するプリプレグの樹脂含
浸量が20重量%以上であれば、繊維同士を接着する樹
脂量が確保されて、表面割れの発生も防止されるのであ
る。
【0010】また、本発明にかかる釣竿にあっては、請
求項2記載の如く、前記多樹脂層Eが、前記最外層Cと
近接してなるものが好ましい。
【0011】多樹脂層Eが最外層Cと近接することで、
最外層Cが多樹脂層Eから樹脂2を吸収して、多樹脂層
Eと最外層Cとの一体性が向上することになるのであ
る。
【0012】さらに、本発明にかかる釣竿にあっては、
請求項3記載の如く、前記本体層Dが、最も内側に位置
する最内層Aと該最内層Aを除く中間層Bとからなるも
のであってもよい。
【0013】このような請求項3記載の釣竿にあって
は、請求項4記載の如く、前記最内層Aを構成するプリ
プレグの樹脂含浸量が、20〜37重量%であることが
好ましい。上記構成からなる釣竿は、最内層Aを構成す
るプリプレグの樹脂含浸量を37重量%以下とすること
により、最内層Aでの局部的な樹脂2のみの部分の発生
が防止され、又、最内層Aでの過剰な樹脂流動に伴う繊
維1の浮き上がり、波打ち、蛇行又は偏り等が防止され
て、局部的な弾性率の変化のない釣竿となるのである。
【0014】さらに、最内層Aを構成するプリプレグの
樹脂含浸量を20重量%以上とすることにより、脱芯
時、マンドレル3に繊維1が残ったり、内側表面からひ
び割れが発生することも防止される。
【0015】また、請求項3記載の釣竿にあっては、請
求項5記載の如く、最内層Aは、補強繊維1が周方向S
1に引き揃えられてなるものであってもよい。このよう
に構成することで、釣竿が撓った時のように、竿管4の
断面を楕円形に押しつぶされるような変形を受ける場合
でも、圧縮力を受けやすい最内層Aは、竿管4の周方向
S1に引き揃えられた補強繊維1によって、圧縮潰れや
変形が防止されることになるのである。
【0016】さらに、請求項3記載の釣竿にあっては、
請求項6記載の如く、前記中間層Bを構成するプリプレ
グの樹脂含浸量が、平均で50〜70重量%であるもの
が好ましい。かかる構成を採用することにより、樹脂含
浸量が35重量%程度のプリプレグによって構成されて
ものに比して、成型された竿管4は、樹脂比率の高い、
低弾性なものとなる。従って、かかる竿管を備えた釣竿
は、調子の繊細な釣竿となるのである。ここで、樹脂含
浸量が平均で50〜70重量%であるとは、中間層Bを
構成するプリプレグが一枚の場合には、そのプリプレグ
の樹脂含浸量が50〜70重量%であることを意味し、
二枚以上の場合には、中間層Bを構成する全てのプリプ
レグの樹脂含浸量が、平均すると50〜70重量%であ
るということを意味するものである。
【0017】また、請求項6記載の釣竿にあっては、請
求項7記載の如く、前記中間層Bの厚さが、前記最外層
Cと前記最内層Aの合計厚の2倍以上であることが好ま
しい。かかる構成を採用することにより、竿管4の性質
は中間層Bに大きく左右されて、極めて低弾性の竿管4
を備えた釣竿となるのである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しつつ説明する。
【0019】図1は、本実施形態の釣竿を示し、該釣竿
は複数の竿管4が振り出し式に連結されて構成される。
前記竿管4は、図2に示すように、補強繊維として汎用
の炭素繊維1(例えば、弾性率が24ton/mm2
を、熱硬化性樹脂としてエポキシ樹脂2を含浸させたプ
リプレグをマンドレル3に巻回して、中間層Bと最内層
Aとからなる本体層D及び最外層Cを備えた積層状の竿
管4に成型したものである。
【0020】使用したプリプレグ中の炭素繊維1は、一
定方向に引き揃えられており、最内層A及び最外層Cを
構成するプリプレグは、炭素繊維1の引き揃え方向が、
竿管4の周方向S1となるように巻回され、中間層Bを
構成するプリプレグは、炭素繊維1の引き揃え方向が、
竿管4の軸芯方向S2になるように巻回されている。
【0021】前記最内層Aと前記中間層Bはプリプレグ
のシートを巻回したものであり、前記中間層Bは、プリ
プレグのシート2枚により、2層に形成されなり、各2
層が多樹脂層Eとなっている。ここで、多樹脂層Eを構
成するプリプレグのシートは、両端部からの樹脂フロー
を防止するため、最内層Aを構成するプリプレグのシー
トより短い幅に設定されている。
【0022】また、各シートは、巻回始端が揃う如く、
重ねて巻回されている。尚、巻回前は、本体層D(最内
層Aと中間層B)を構成する各プリプレグは、互いに圧
着することなく、互いに摺動移動自在にソフトに重ね合
わせた状態とし、巻回時に互いに圧着しながら巻回する
ものである。
【0023】このように巻回することで、相互に前もっ
て圧着したものを巻回する場合の如く、互いの圧着部が
無理に摺動移動させられて、しわ状となって空気が入り
込み、竿管4が弱体化する問題が解消され、各巻回層間
の全体に亘って、隙間のない理想的な密着状態となりう
るのである。前記最外層Cは、炭素繊維1の引き揃え方
向に沿ってプリプレグのシートを5mm幅の細幅に細裂
してなる細幅テープを、両側が突き合わされて面一とな
った状態で、炭素繊維1の引き揃え方向が竿管4の周方
向S1となるように、中間層Bの上から螺旋状に巻回さ
れて構成されてなる。
【0024】このように構成された竿管4は、図3に示
す如く、4層構造の管状体が、図示しないが、ポリエス
テルテープ、ポリプロピレンテープ、ナイロンテープ又
はそれらの複合されたテープ等の成型用テープを適宜圧
力調整しながら巻回された後、焼成され、必要に応じて
塗装が施されてなると共に、複数本が連結されて本実施
形態の釣竿となるのである。
【0025】尚、上記竿管4において、多樹脂層Eを構
成するプリプレグは、樹脂含浸量が50〜70重量%と
するものであり、中間層Bも多樹脂層Eのみからなり、
樹脂含浸量が50〜70重量%とするものである。50
重量%以上であれば、多樹脂層E、中間層Bでの繊維同
士の接着には十分であり、成型時に気泡、ボイドが発生
する虞も少なく、強度の高い竿管4となるとともに、合
成樹脂量が多いので、軸芯方向S2の炭素繊維1の存在
に拘わらず、曲がりやすい弾性率の低い竿管4となるの
である。従って、前記竿管4を連結して釣竿とした場
合、該釣竿は、折れにくくて、調子が繊細な釣竿となる
のである。
【0026】また、70重量%以下とすることにより、
大撓りした場合でも、竿管4が外見上破損していない状
態で、元の真直な状態にまで戻らないという現象、即ち
塑性変形して元に戻らない現象が発生する虞も少ないも
のとなる。
【0027】即ち、竿管4中、樹脂率が70重量%を越
える層を有すると、釣竿が撓った際、竿管4内部におい
て補強繊維1(特に軸芯方向S2に引き揃えられた繊維
1)とそのマトリックス樹脂2とが相対的にずれて、上
記現象を発現する場合が多いが、本実施形態の釣竿は、
中間層Bが70重量%以下で、最外層C、最内層Aが2
0〜37重量%であるため、最外層C、最内層Aから中
間層Bに樹脂2が流れ込む虞はなく、中間層Bの樹脂率
が70重量%を越えることがないので、上記現象を発現
する虞も少ないのである。
【0028】また、前記中間層B(多樹脂層E)を構成
する各プリプレグの厚さは、0.05mm以上0.3m
m以下であり、中間層Bは、このプリプレグが2層に巻
かれて、最内層A、最外層Cより厚く構成されている。
【0029】さらに、前記最内層Aの単位体積当たりの
樹脂含浸量は前記中間層B(多樹脂層E)より少なく、
20重量%以上37重量%以下で、厚さは、非常に薄
く、0.012mm以上0.03mm以下の範囲内の値
を成すものである。最内層Aは、薄いものであっても、
0.012mm以上もあれば、中間層B(多樹脂層E)
の樹脂2を一部吸収すると共に、吸収しきれない分の流
動を十分に受け止めて、最内層Aでの樹脂だまり、炭素
繊維1の波打ち等を防止する。しかも、0.03mm以
下であれば、低弾性という中間層B(多樹脂層E)の特
性をいかした竿管4となるのである。
【0030】また、前記細幅テープは、例えば3000
本の炭素繊維1からなるトウを、トウ1本当たり0.5
〜10mmの細幅状に引き揃えて単位体積当たり20重
量%以上37重量%以下のエポキシ樹脂2を含浸させて
なるシート状のプリプレグを、炭素繊維1の引き揃え方
向に沿って5mm幅に細裂してなるもので、厚さは、
0.01mm以上0.05mm以下の範囲内の値を成す
ものである。
【0031】以上のように、本実施形態の釣竿は、上記
の如く構成されてなるので、以下の利点を有する。即
ち、本実施形態の釣竿は、竿管4の最外層C(肉厚0.
01〜0.05mm)、最内層A(肉厚0.012〜
0.03mm)に比して、多樹脂層Eを備えた樹脂比率
の高い中間層Bが極めて厚肉(最外層Cに対して最大で
約60倍、最外層Cと最内層Aとの合計厚に対して最大
で約27倍)に形成されてなるので、竿管4全体として
の樹脂含浸量は、中間層Bに大きく左右され、中間層B
の樹脂含浸量を50重量%以上とすることにより、低弾
性の釣竿となるのであり、しかも、竿管4の最外層Cの
樹脂含浸量が20〜37重量%であるため、前記成型用
テープの間から外側へ樹脂2が流れ出すこと(樹脂フロ
ー)が防止されて、竿管4の局部的な強度低下が防止さ
れると共に、樹脂フローが防止されるので、所望の樹脂
含浸率が維持されて、低弾性で撓りやすい釣竿となるの
である。
【0032】また、中間層Bの樹脂含浸量が50重量%
以上で、最外層C、最内層Aの樹脂含浸量が20〜37
重量%であるので、樹脂含浸量の差が大きく、中間層B
から最外層C又は最内層Aへの樹脂2の流入が容易とな
って、各層の一体性が向上する共に、ボイドの発生が防
止され、引き裂きに対する強度がより一層向上すること
になるのである。しかも、樹脂2の最内層Aへの流入に
よって、最内層Aでの弾性率が低下するので、竿管4の
曲がり、圧潰に起因する内面側の表面割れが防止される
と共に、成型後、マンドレル3を脱芯する際に、最内層
Aの表面からひび割れが生じることも防止されるのであ
る。
【0033】また、上記実施形態においては、補強繊維
として汎用の炭素繊維1(例えば、弾性率が24ton
/mm2 )を用いたので、ガラス繊維を用いた場合に比
して、釣竿の重量が軽いという利点を有すると共に、高
価な低弾性炭素繊維(例えば、弾性率が46ton/m
2 )を用いたものに比して、安価なものとなるのであ
る。
【0034】尚、本実施形態にかかる釣竿は、上記構成
により、上述の如き利点を有するものであったが、本発
明にかかる釣竿は、本実施形態に限定されるものではな
く、適宜設計変更可能である。
【0035】例えば、上記実施形態においては、熱硬化
性樹脂としてエポキシ樹脂2を用いたが、本発明におい
て、熱硬化性樹脂は、エポキシ樹脂2に限定されるもの
ではなく、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂等であっ
ても本発明の意図する範囲内である。
【0036】さらに、上記実施形態においては、多樹脂
層Eは、炭素繊維1の引き揃え方向が竿管4の軸芯方向
S2となるようにプリプレグが券回されて構成された
が、本発明の竿管4はかかる構成に限定されるものでは
なく、炭素繊維1の引き揃え方向が、竿管4の軸芯方向
S2に対して角度がつくように券回してなるものであっ
ても本発明の意図する範囲内である。かかる構成からな
る竿管4を備えてなる釣竿にあっては、プリプレグの裁
断歩留まりが悪く、券回時の張り合わせ作業が繁雑で、
作業性が悪いものの、一層低弾性で撓りやすい調子を備
えたものとなるのである。
【0037】また、上記実施形態において、補強繊維と
しての炭素繊維1は、弾性率が24ton/mm2のも
のを用いたが、本発明の補強繊維はこれに限定されるも
のではなく、例えば、汎用の弾性率が28ton/mm
2、30ton/mm2、35ton/mm2、40to
n/mm2、45ton/mm2の炭素繊維や、ガラス繊
維等であってもよい。
【0038】さらに、上記実施形態においては、最外層
Cを構成するプリプレグとして細幅テープを用いたが、
シート状のプリプレグを用いる場合であっても本発明の
意図する範囲内である。かかる構成を採用することによ
り、成型時、細幅テープの多数回にわたる巻回作業を省
略でき、全体として製造工程を省略することができる。
また、この場合、最外層Cを構成するシート状のプリプ
レグは、炭素繊維1の引き揃え方向が、周方向S1に指
向するように券回されてもよく、軸芯方向S2に指向す
るように券回されてもよく、又、軸芯方向S2に対して
角度がつくように券回されてもよい。さらに、最外層C
を構成するプリプレグとしてシート状のプリプレグを用
いる場合には、該プリプレグは、中間層B(特に多樹脂
層E)を構成するシート状のプリプレグより長い幅に設
定されてなるものが好ましい。このように、中間層B
(特に多樹脂層E)を構成するプリプレグより長い幅に
設定されてなるプリプレグを用いることにより、最外層
Cの両端部からの樹脂フローが防止されるという利点を
有するものとなる。
【0039】また、上記実施形態においては、中間層B
は、2枚のプリプレグにより2層に形成したが、1枚の
プリプレグにより1層に形成してもよく、1枚のプリプ
レグを複数回巻回して2層以上に形成してもよく、3枚
以上のプリプレグを巻回して、3層以上に形成してもよ
いのである。中間層Bが複数の層からなる場合には、上
記実施形態の如く、中間層Bの全ての層を多樹脂層Eと
するものに限定されず、中間層Bが1層でも多樹脂層E
を備えてなれば、本発明の意図する範囲内である。
【0040】さらに、上記実施形態においては、竿管4
の最も内側に、樹脂含浸量が20〜37重量%のプリプ
レグによって構成される最内層Aを有したが、かかる最
内層Aを有しないものであっても本発明の意図する範囲
内である。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明にかかる釣竿は、
多樹脂層によって繊細な調子を備えた釣竿となると共
に、最外層を構成するプリプレグの樹脂含浸量が20〜
37重量%であるので、最外層からの樹脂フローも防止
されて、局部的な強度の低下も引き起こされず、撓りに
対して粘り強い釣竿となるのである。
【0042】従って、急激な魚の引きに対しても、バラ
ンス良くスムーズに撓り、当たりが微妙で且つ引きの強
い魚に対して好適な釣竿となるのである。また、中通し
竿や舟竿の場合には、外径を大きく確保しつつ、調子が
繊細で、折れにくい釣竿となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる釣竿の一実施形態を示す側面図
【図2】同実施形態の竿管の製造過程で、(イ)は最内
層、中間層を構成するプリプレグを巻回する状態を示す
斜視図。(ロ)は細幅テープ(最外層を構成するプリプ
レグ)を巻回する状態を示す斜視図。
【図3】同竿管の軸芯に垂直な方向に切断した断面図
【符号の説明】
1・・・炭素繊維(補強繊維) 2・・・エポキシ樹脂(熱硬化性樹脂)、4・・・竿管 A・・・最内層、B・・・中間層、C・・・最外層、D・・・本体
層、E・・・多樹脂層 S1・・・周方向

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補強繊維(1)に熱硬化性樹脂(2)を
    含浸させたプリプレグが巻回されて積層状に成型された
    竿管(4)を備えてなる釣竿において、 前記竿管(4)は、最外層(C)と、該最外層(C)以
    外の本体層(D)とを備えてなり、前記本体層(D)
    は、樹脂含浸量が50〜70重量%であるプリプレグよ
    り構成された多樹脂層(E)を備えてなり、前記最外層
    (C)を構成するプリプレグの樹脂含浸量は、20〜3
    7重量%であることを特徴とする釣竿。
  2. 【請求項2】 前記多樹脂層(E)は、前記最外層
    (C)と近接してなる請求項1記載の釣竿。
  3. 【請求項3】 前記本体層(D)は、最も内側に位置す
    る最内層(A)と該最内層(A)を除く中間層(B)と
    からなる請求項1又は2記載の釣竿。
  4. 【請求項4】 前記最内層(A)を構成するプリプレグ
    の樹脂含浸量は、20〜37重量%である請求項3記載
    の釣竿。
  5. 【請求項5】 前記最内層(A)は、補強繊維(1)が
    周方向(S1)に引き揃えられてなる請求項3又は4記
    載の釣竿。
  6. 【請求項6】 前記中間層(B)を構成するプリプレグ
    の樹脂含浸量は、平均で50〜70重量%である請求項
    3乃至5記載の釣竿。
  7. 【請求項7】 前記中間層(B)の厚さは、前記最外層
    (C)と前記最内層(A)の合計厚の2倍以上である請
    求項6記載の釣竿。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006288344A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Shimano Inc 釣り竿用の竿体
JP2011155888A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Globeride Inc 管状体

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