JP2000248044A - 水に容易に分散可能なポリイソシアネート組成物 - Google Patents

水に容易に分散可能なポリイソシアネート組成物

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JP2000248044A
JP2000248044A JP11056426A JP5642699A JP2000248044A JP 2000248044 A JP2000248044 A JP 2000248044A JP 11056426 A JP11056426 A JP 11056426A JP 5642699 A JP5642699 A JP 5642699A JP 2000248044 A JP2000248044 A JP 2000248044A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 一般式(1) : 【化1】 (R=C1〜4のアルキル基、n=3.0〜4.9、Z
=ジ又はポリイソシアネート残基。)を有するポリイシ
アネート組成物で、しかも(a) 脂肪族又は脂環式ジイソ
シアネート、或いはそれからのイソシアネートプレポリ
マーと、 (b)3.0〜4.9のエチレンオキサイド繰返
単位のノニオン性の親水成分を反応させた、水に容易に
分散するポリイソシアネート組成物。 更にイオン性
界面活性剤(c) の混合。 (A) 該ポリイソシアネート
組成物、(B) 水性エマルジョンからなる水系コーティン
グ組成物。 【効果】 容易に分散性であるから、それ単独(A) 或い
は樹脂又はゴムエマルジョン(B) と混合して水系コーテ
ィング組成物にできる。従来、溶剤系のポリウレタン塗
料が用いられていた塗料や、シーリング剤、接着剤など
幅広い分野に応用可能。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水に容易に分散す
るポリイソシアネート組成物、及び水性エマルジョンと
上記ポリイソシアネート組成物からなる常温架橋型二液
ウレタンの水系コーティング組成物に関する。詳細に
は、本発明は、主として建築用水系塗料、自動車用水系
塗料、接着剤、建材、家庭用水系塗料、その他コーティ
ング剤、シーリング剤、インキ、注型材、エラストマ
ー、フォーム、プラスチック原料、繊維処理剤の用途に
利用できる水系コーティング組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、揮発性有機化合物に関する指針が
厳しくなり、アメリカ、ドイツ等ではすでに規制が行わ
れており、日本でも近い将来規制が行われると考えられ
る。従って、従来、溶剤系塗料として利用されていた常
温架橋型二液ウレタンコーティング組成物も水系化が望
まれている。しかし、二液ウレタンコーティング組成物
に硬化剤として用いられるポリイソシアネートは、水に
分散しにくく、また水と反応し易く、二酸化炭素を発生
するという問題点があったため、高乳化性を有し、水分
散状態でイソシアネート基と水との反応が抑えられるポ
リイソシアネートの開発が進められている。
【0003】特公昭55−7472号公報、特開平5−
222150号公報では、高い乳化性を持ったポリイソ
シアネートを得る方法として、ポリイソシアネート中に
ノニオン性の親水成分を導入したポリイソシアネートが
提案されている。また、特開平6−17004号公報で
は、ポリイソシアネートの分散性を向上させるために、
乳化性を有する水性エマルジョン分散液を特定すること
が提案されている。また、特開平7−48429号公
報、特開平7−113005号公報では、ポットライフ
を延ばすために、ノニオン性親水成分と親油基を導入し
たポリイソシアネートが提案されている。特開平9−3
28654号公報では、ノニオン性親水成分と、イオン
性親水成分を組み合わせて、ポットライフに優れたポリ
イソシアネートが提案されている。
【0004】しかしながら、上記に示した従来のポリイ
ソシアネート組成物は、水又は水性ポリオール中に分散
させる場合に、比較的強いシェアーをかけるか、或いは
有機溶剤を添加し粘度を低下させ、分散性を向上させる
必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、水に容易に
分散するポリイソシアネート組成物、及びそれを用いた
水系コーティング組成物を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、エチレン
オキサイド繰返単位数が3.0〜4.9のノニオン親水
成分を有するポリイソシアネート組成物が、水に容易に
分散できることを見い出し本発明を完成した。即ち、本
発明は: 一般式(1):
【化2】 (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基であり、nは平
均で3.0〜4.9であり、Zはジイソシアネート或い
はポリイシアネートの残基である。)を有するポリイシ
アネート組成物であって、しかも、ポリイシアネート組
成物100重量%に対して、(a) 脂肪族及び/又は脂環
式ジイソシアネート、或いはそれらから得られるイソシ
アネートプレポリマーが50〜95重量%と、 (b)1つ
以上の水酸基を有し、3.0〜4.9のエチレンオキサ
イド繰返単位からなるノニオン性親水成分が5〜50重
量%との組成になるように、両成分を反応させて得られ
る、水に容易に分散可能なポリイソシアネート組成物を
提供する。また、
【0007】 ポリイシアネート組成物は、 イソ
シアネート基含有率が実質的に不揮発分100%の状態
で3〜24重量%、 粘度が実質的に不揮発分100
%の状態で50〜20000mPa.s(25℃)、
重量平均分子量が350〜10000である点にも特
徴を有する。また、 更に、(c) 実質的に水を含有しないイオン性界面活
性剤を0.5〜20重量%混合してなる点にも特徴を有
する。また、 (A) 水酸基価1〜300mgKOH/gを有する樹
脂又はゴムからなる水性エマルジョン(ラテックス)
と、(B) 〜のいずれかに記載のポリイソシアネート
組成物とを、イソシアネート基/水酸基の当量比が0.
5〜5.0の範囲で配合した、水系コーティング組成物
を提供する。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。 〔I〕ポリイソシアネート組成物 (1)ポリイソシアネート組成物の特徴 1)本発明のポリイソシアネート組成物は、一般式
(1):
【化3】 (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基であり、nは平
均で3.0〜4.9であり、Zはジイソシアネート或い
はポリイシアネートの残基である。)を有するポリイシ
アネート組成物であって、しかも、ポリイシアネート組
成物100重量%に対して、(a) 脂肪族及び/又は脂環
式ジイソシアネート、或いはそれらから得られるイソシ
アネートプレポリマーが50〜95重量%と、 (b)1つ
以上の水酸基を有し、3.0〜4.9のエチレンオキサ
イド繰返単位からなるノニオン性親水成分が5〜50重
量%との組成になるように、両成分を反応させるて得ら
れる、水に容易に分散可能なポリイソシアネート組成物
に関する。
【0009】2)本発明のポリイソシアネート組成物
は、「水に容易に分散することができる」点が最大の特
徴であり、そのためには、ポリイソシアネート組成物を
構成するノニオン親水成分(b) がエチレンオキサイド繰
返単位数が3.0〜4.9の小さい値を有することが必
要である。ここで、「水に容易に分散する」とは、弱い
攪拌で、水又は水性エマルジョン中へ分散することを指
す。弱い攪拌とは、ハンドミキサーや、棒を用いる程度
の攪拌である。水への分散の程度を実験的に測定する場
合は、例えば、水12gとポリイソシアネート組成物8
gを、直径4cm程度のカップに入れ、直径3.5cm
のSUS3枚羽根で、殆どのポリイソシアネート組成物
が分散する攪拌条件を測定し、その攪拌条件をもって分
散の程度を表す。本発明のポリイソシアネート組成物が
「水に容易に分散する」と言えるためには、500rp
m×5分、好ましくは300rpm×4分、より好まし
くは200rpm×3分の攪拌条件で、殆どのポリイソ
シアネート組成物が水中へ分散する必要がある。
【0010】3)本発明のポリイソシアネート組成物
は、「実質的に不揮発分100%の状態」にあることが
好ましい。本発明でいう「実質的に不揮発分100%の
状態」とは、ポリイソシアネート組成物中に、実質的に
揮発性のジイソシアネートや溶剤等の揮発成分を含んで
いない状態をいい、その目安を言えばポリイソシアネー
ト組成物中に揮発成分が1重量%以下の状態を言う。な
お、後述するが本発明のポリイソシアネート組成物は、
使用する際に有機溶剤等を混合して用いても良い。
【0011】(2) ポリイソシアネート組成物の構造特性 (i) イソシアネート基含有率 本発明のポリイソシアネート組成物中のイソシアネート
基含有率は、実質的に不揮発分100%の状態で3〜2
4重量%、好ましくは6〜20重量%、より好ましくは
8〜18重量%である。イソシアネート基含有率が3重
量%未満では、コーティング組成物中の架橋架橋密度が
小さくなり、塗膜等の被覆物が脆弱化する場合がある。
また、イソシアネート基含有率は、親水成分の導入量と
分子量から決定されるため、必然的に上限は24重量%
以下となる。
【0012】(ii) 粘度 本発明のポリイソシアネート組成物の粘度は、実質的に
不揮発分100%の状態で50〜20000mPa.s
(25℃)、好ましくは100〜12000mPa.
s、より好ましくは200〜8000mPa.sであ
る。20000mPa.sを越えると取り扱いが困難と
なる場合がある。水への分散を考えると粘度は低いほど
望ましいが、50mPa.s未満では、架橋能力の低い
ジイソシアネートを大量に含んでしまう場合があるため
好ましくない。
【0013】(iii) 重量平均分子量 また、本発明のポリイソシアネート組成物の重量平均分
子量は、350〜10000、好ましくは500〜50
00、より好ましくは700〜3000である。必要な
親水成分 (b)を導入すると重量平均分子量は必然的に3
50以上となる。10000を超えるとポリイソシアネ
ート組成物の粘度が高くなり、取り扱いが困難となる場
合がある。
【0014】(3) ポリイシアネート組成物の各構成成
分 (i) イソシアネート成分(a) 1)ジイソシアネート 本発明で使用する脂肪族、及び/または脂環式ジイソシ
アネートとしては、例えば、テトラメチレンジイソシア
ネート、ペンタメチレンジイソシアネート、ヘキサメチ
レンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイ
ソシアネート、リジンジイソシアネート、イソホロンジ
イソシアネート、水添キシレンジイソシアネート、1,
4−ジイソシアネートシクロヘキサン等が挙げられる。
中でも、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロン
ジイソシアネート、水添キシレンジイソシアネートは、
工業的に入手し易く好ましい。更に、ヘキサメチレンジ
イソシアネートは、得られるポリイソシアネート組成物
の粘度が低くなり、水への分散性が良好となるため特に
好ましい。
【0015】2)イソシアネートプレポリマー 上記の脂肪族、及び/または脂環式ジイソシアネートか
ら得られるイソシアネートプレポリマーとは、分子内に
ビュウレット、イソシアヌレート、ウレタン、ウレトジ
オン、アロファネート等の構造を有するものである。特
に、ビウレット構造を有するイソシアネートプレポリマ
ーは、コーティング組成物の密着性が優れるという特徴
があり、またイソシアヌレート構造を有するイソシアネ
ートプレポリマーは、水分散安定性が優れるという特徴
があるため好ましい。更に、一部ウレタン構造及び/又
はアロファネート構造を含有するイソシアヌレート構造
を有するイソシアネートプレポリマーは、より一層水分
散安定性が優れるために、より好ましい。なお、本発明
でいう「水分散安定性」とは、水或いは水性エマルジョ
ン中に分散したポリイソシアネート組成物の安定の程度
のことを指す。また、「水分散安定性が優れている」と
は、分散したポリイソシアネート組成物が沈殿しない状
態をいう。
【0016】3)イソシアネート成分(a) の量 本発明で用いる脂肪族及び/または脂環式ジイソシアネ
ート、またはイソシアネートプレポリマーに由来する成
分(a) は、実質的に不揮発分100%の状態のポリイソ
シアネート組成物に対して、50〜95重量%、好まし
くは60〜90重量%、より好ましくは70〜85重量
%から構成されるものである。50重量%未満では、架
橋に関与する成分が少なくなり、塗膜が脆くなる場合が
ある。95重量%を超えると、親水成分が少なくなるた
め、水に分散する能力が低下する場合がある。
【0017】(ii)ノニオン性の親水成分 (b) 1)本発明で用いるノニオン性の親水成分 (b)は、1つ
以上、好ましくは1つの「水酸基」を有し、エチレンオ
キサイド繰返単位(鎖)を有するポリエチレングリコー
ルモノアルキルエーテルである。他に、プルロニック型
ポリアルキレングリコールモノアルキルエーテル等が挙
げられるが、中でも特に好ましいのは、ポリエチレング
リコールモノメチルエーテルである。なお、水酸基が1
つ未満ではイソシアネートプレポリマーと反応できない
親水成分が生成するため、塗膜等の被覆物の耐水性が低
下する場合がある。
【0018】2)本発明で用いるノニオン性の親水成分
のエチレンオキサイド繰返単位数は、3.0〜4.9、
好ましくは3.0〜4.5、より好ましくは4.0〜
4.5である。繰返単位数が3.0未満では水分散安定
性が劣る場合があるために好ましくない。4.9を超え
ると、水に容易に分散する能力が低下し、また水系コー
ティング組成物のポットライフ終了後に固化しにくい場
合があるために好ましくない。3.0〜4.9というエ
チレンオキサイド繰返単位を用いることによって、ポリ
イソシアネート組成物は、水又は水性エマルジョンに容
易に分散することができる。なお、エチレンオキサイド
繰返単位数は、親水成分 (b)の水酸値を測定し、その計
算された分子量から換算することによって求めることが
できる。
【0019】3)親水成分 (b)の量 本発明のポリイソシアネート組成物へのノニオン性の親
水成分 (b)に由来する量は、ポリイソシアネート組成物
に対して5〜50重量%、好ましくは10〜40重量
%、より好ましくは15〜30重量%から構成されるも
のである。5重量%未満では、水へ分散させることが出
来ない場合があるため好ましくない。50重量%を越え
ると、ポリイソシアネート組成物のイソシアネート基含
有率が小さくなり、架橋密度が低下する場合があるため
好ましくない。
【0020】(4) ポリイソシアネート組成物の製造 本発明において、(a)のイソシアネートプレポリマー
と、(b)のノニオン性の親水成分を反応させるとは、
イソシアネートプレポリマーのイソシアネート基と、ノ
ニオン親水成分の水酸基をウレタン化反応させることで
ある。ウレタン化反応に際しては、通常のウレタン化反
応条件に従って、例えば通常40〜160℃、好ましく
は50〜140℃、より好ましくは60〜120℃で、
通常の大気雰囲気下或いは窒素雰囲気下で行われる。な
お、反応の際にウレタン化触媒、例えばジブチル錫ジラ
ウレート、ジエチル錫ジアセテート、ジオクチル錫ジク
ロライド等のスズ系化合物や、亜鉛系化合物、アミン系
化合物等を用いて、反応を促進させても良い。この場
合、5以上のエチレンオキサイド繰返単位からなるノニ
オン性の親水成分 (b)を混合することによって、水分散
安定性の向上、粘度の低減、イソシアネート基含有率の
向上を図ることができる。
【0021】(5) イオン性界面活性剤(c) (i) 本発明のポリイソシアネート組成物には、更に実質
的に水を含有しないイオン性界面活性剤(c) を混合する
ことができる。 1)イオン性界面活性剤(c) を混合することによって、
本発明のポリイソシアネート組成物の水分散安定性が飛
躍的に向上するため、本発明で用いる比較的短いエチレ
ンオキサイド鎖のノニオン性親水成分 (b)でも、水分散
安定性を十分に達成することができる。
【0022】2)さらに、水や水性エマルジョンに分散
させた場合、ポリイソシアネート組成物からなる油滴中
のイソシアネート基が、水や水酸基から保護する能力を
著しく向上するため、水系コーティング組成物のポット
ライフを飛躍的に向上させることが出来る。
【0023】3)以上のように、ポリイソシアネート組
成物の製造に当たり、イオン性界面活性剤(c) を用いる
ことは、塗料設計上非常に好ましい。イオン性界面活性
剤(c) を用いない場合は、水性エマルジョンの乳化力に
よりポリイソシアネート組成物を乳化させる使用方法が
好ましい。なお、本発明でいう「実質的に水を含有しな
い」とは、混合したイオン性界面活性剤(c) に含まれる
水とイソシアネート基が反応し、発泡、白濁及び粘度上
昇が起こらない程度を指す。その目安をいえばイオン性
界面活性剤に対して1重量%以下である。また、ここで
いう「水分散安定性」とは、水又は水性エマルジョンに
分散させた場合、分散したポリイソシアネート組成物か
らなる油滴が、水又は水性エマルジョン中に安定に存在
することを指す。水分散安定性が低ければ、分散した油
滴は沈殿する。
【0024】(ii) イオン性界面活性剤(c) の種類 イオン性界面活性剤(c) は、アニオン性、ノニオン性、
両性いずれでもよいが、イソシアネート基を水や水酸基
から保護する能力を考えると、アニオン性が最も好まし
い。 ・アニオン性界面活性剤としては、カルボキシレート
型、サルフェート型、スルホネート型、ホスフェート型
が適している。例えば、アルキルベンゼンスルホン酸ア
ンモニウム、アルキルサルフェートナトリウム、アルキ
ルジフェニルエーテルジスルホネートナトリウム、ジア
ルキルスルホコハク酸ナトリウム、アルキルホスフェー
ト等が挙げられる。 ・カチオン性界面活性剤としては、四級アンモニウム
塩、ピリジニウム塩、イミダゾリニウム塩が適してい
る。例えば、アルキルトリメチルアンモニウムブロマイ
ド、アルキルピリジニウムブロマイド、イミダゾリニウ
ムラウレートが挙げられる。
【0025】(iii) イオン性界面活性剤(c) の混合量 イオン性界面活性剤の混合量は、ポリイソシアネート組
成物に対して、0.5〜20重量%、好ましくは0.7
〜12重量%、より好ましくは1.0〜8重量%であ
る。0.5重量%未満では、イオン性界面活性剤を混合
することによる水分散安定性の効果が発現されない場合
がある。20重量%を越えると、架橋に関与しない成分
が増えすぎるために、塗膜等の被覆物の脆弱化を引き起
こす場合がある。 (6) 有機溶剤の添加 (i) 本発明のポリイソシアネート組成物は、有機溶剤を
添加して使用することもできる。有機溶剤を添加したポ
リイソシアネート組成物は、粘度が低くなるため、取り
扱いが容易になり、水への分散が容易になるという効果
がある。この場合、有機溶剤はイソシアネート基と反応
する官能基を有していないことが必要である。また、有
機溶剤は本発明のポリイソシアネート組成物と相溶する
事が必要である。
【0026】(ii)有機溶剤の種類 このような有機溶剤としては、例えば酢酸エチル、酢酸
プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、酢酸イソブ
チル、酢酸ペンチル、メトキシプロピルアセテート、3
−メトキシブチルアセテート、2−エチルブチルアセテ
ート、2−エチルヘキシルアセテート、酢酸シクロヘキ
シル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸ブチル、酪酸
ブチル、アジピン酸ジオクチル、グルタル酸ジイソプロ
ピル等のエステル化合物;ジイソプロピルエーテル、ジ
ブチルエーテル、ジオキサン、ジエトキシエタン等のエ
ーテル化合物;
【0027】2−ペンタノン、3−ペンタノン、2−ヘ
キサノン、メチルイソブチルケトン2−ヘプタノン,4
−ヘプタノン、ジイソブチルケトン、イソホロン、シク
ロヘキサノン、メチルシクロヘキサノン等のケトン化合
物;ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、
ブチルベンゼン,p−シメン等の芳香族化合物;ジエチ
レングリコールジメチルエーテル,ジエチレングリコー
ルジエチルエーテル,トリエチレングリコールジメチル
エーテル等のポリエチレングリコールジアルキルエーテ
ル系の化合物;ジエチレングリコールジアセテート等の
ポリエチレングリコールジカルボキシレート系の化合
物;更にジエチレングリコールモノエチルエーテルモノ
アセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテル
アセテート等のジエチレングリコールモノアルキルエー
テルモノカルボキシレートなどが挙げられる。
【0028】(iii) 有機溶剤の量 本発明のポリイソシアネート組成物に添加する有機溶剤
の量は1〜50重量%、好ましくは3〜40重量%、よ
り好ましくは5〜30重量%である。1重量%未満では
有機溶剤を混合するメリット、即ち取扱いや水への分散
性の向上がみられない場合があり好ましくない。50重
量%を超えると本発明の水系コーティング組成物の中に
占める揮発性有機化合物の量が多くなる場合があり、好
ましくない。
【0029】[II] 水系コーティング組成物 (1) 本発明は、(A)成分として水酸基価1〜300m
gKOH/gの水性エマルジョンと、(B)成分として
前記のポリイソシアネート組成物を、イソシアネート基
/水酸基の当量比が0.5〜5.0の範囲で配合してな
る水系コーティング組成物を提供することができる。該
水性エマルジョン(A) と前記ポリイソシアネート組成物
(B) を混合した水系コーティング組成物は、ポットライ
フ終了後に固化し易い特徴を有する。なお、ここでいう
「エチレンオキサイド繰返単位の数」は、数平均の重合
度のことをいう。
【0030】また、ここでいう「ポットライフ」とは、
水系コーティング組成物において、水性エマルジョン
(A) とポリイソシアネート組成物(B) を混合してから、
塗布した塗膜の物性が低下するようになるまでの時間を
いう。混合したコーティング組成物中のイソシアネート
含有率が50%以下となると、塗膜の白化や硬化不良等
塗膜の物性が低下が現れる場合があるため、「ポットラ
イフ」の一つの目安として、コーティング組成物を混合
してから、イソシアネート含有率が50%以下となるま
での時間で表すことができる。
【0031】(2) 水性エマルジョン(A) (i) 水性エマルジョン(A) の種類 本発明で使用される水性エマルジョン(A) とは、ラテッ
クス、エマルジョンと表現される全ての樹脂又はゴムを
含む。例えば、塩化ビニリデン系共重合体、塩化ビニル
系共重合体、酢酸ビニル系共重合体、(メタ)アクリル
系エマルジョン、フッ素系共重合体エマルジョン、スチ
レン/ブタジエン系共重合体ラテックス、アクリロニト
リル/ブタジエン系共重合体、ゴム系ラテックス、ブタ
ジエン系共重合体、ウレタン/アクリル系エマルジョン
等のエチレン性不飽和重合体ラテックス又はエマルジョ
ン:ポリウレタンエマルジョンである。ポリウレタンエ
マルジョン、アクリル系エマルジョン、フッ素系共重合
体エマルジョンは特に好ましい。
【0032】(ii)水酸基価 本発明で使用する水性エマルジョン(A)の水酸基価は、
1〜300mgKOH/g、好ましくは5〜150mg
KOH/g、より好ましくは10〜100mgKOH/
gである必要がある。1mgKOH/g未満では、コー
ティング組成物中の架橋点が少なくなり、硬化速度の低
下、あるいは塗膜等の被覆物の脆弱化を引き起こす場合
があり、好ましくない。300mgKOH/gを超える
と逆に架橋点が多すぎるために、被覆物が、堅く脆くな
る場合がある。なお、本発明でいう水酸基価は、水性エ
マルジョンの不揮発成分に対する値である。
【0033】(iii) 粒子径 本発明で使用する水性エマルジョン(A)の粒子径は、
0.01〜1.0μm、好ましくは0.02〜0.5μ
m、より好ましくは0.05〜0.2μmである。0.
01μm未満では、水性エマルジョンの粘度が高くなる
場合があり、好ましくない。1.0μmを超えると、塗
膜等被覆物の耐水性や、光沢が低下する場合があり、好
ましくない。
【0034】(iv) 水性エマルジョン(A)とポリイソシ
アネート組成物(B) との混合比 本発明では、(A)水性エマルジョンと(B) ポリイソシア
ネート組成物とのイソシアネート基/水酸基の当量比
は、0.5〜5.0、好ましくは、0.8〜3.0、よ
り好ましくは1.0〜2.0である。0.5未満では、
コーティング組成物中の架橋点が少なくなり、硬化速度
の低下、あるいは塗膜等の被覆物の脆弱化を引き起こす
場合があるため好ましくない。5.0を超えると、被覆
物が脆くなる場合があり好ましくない。本発明の水系コ
ーティング組成物とは、水性エマルジョンとポリイソシ
アネート組成物を混合したものだけでなく、別々の容器
に入れられて、塗装前に混合されるべくセットで取り扱
っている状態も含む。
【0035】(2) 添加剤 本発明のポリイソシアネート組成物、及び水系コーティ
ング組成物には、必要に応じて、顔料、分散安定剤、粘
度調整剤、レベリング剤、光安定剤、酸化防止剤、紫外
線吸収剤、消泡剤、充填剤、可塑剤、潤滑剤、硬化促進
触媒等を添加することが出来る。
【0036】(3) ポリイソシアネート組成物、及び水系
コーティング組成物の特徴 1)本発明のポリイソシアネート組成物は、水や水性エ
マルジョンに容易に分散するという特徴を有している。 2)また、本発明の水系コーティング組成物を構成する
水性エマルジョン(A)は、常温または加熱して乾燥させ
ることによって、強靱な硬い塗膜を得ることができるだ
けでなく、ポットライフ終了後、水系コーティング組成
物が固化し易い特徴を有しているため、現場塗装の際に
も、ポットライフ終了後に誤って塗布する可能性が低く
なる。
【0037】3)さらに、イオン性界面活性剤(c) を用
いたポリイソシアネート組成物は、水分散状態でイソシ
アネート基と水との反応が抑えられるため、水系コーテ
ィング組成物とした場合に、長いポットライフを達成す
ることができる。従って、従来、溶剤系のポリウレタン
塗料が用いられていた塗料、特に建築外装塗替え用塗料
あるいは自動車補修用塗料、プラスチック用塗料に使用
することができる。更にはシーリング剤、接着剤、イン
キ、コーティング材、注型材、エラストマー、フォーム
やプラスチック原料、繊維処理剤など幅広い分野に応用
することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明で用いた測定方法及び調整
法を以下に示す。 イソシアネート基含有率 イソシアネート基含有率は、試料約2gに10mlのト
ルエンを加え、イソシアネート基を過剰の2Nアミン
(トルエン溶液)で中和した後、1N塩酸による逆滴定
によって求めた。 粘度 粘度は、E−型粘度計(株式会社トキメック社製)によ
り25℃で測定した。 重量平均分子量 重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラ
フィー(GPC)を用いて求めた。なお、GPCは(カ
ラム:東ソー株式会社製TSKgelSuper100
0、TSKgelSuper2000、TSKgelS
uper3000、キャリアー:THF、検出方法:視
差屈折計)にて測定した。
【0039】 水分散性 水への分散し易さは、水12gとポリイソシアネート組
成物8gを、直径4cmのポリカップに入れ、直径3.
5cmのSUS3枚羽根で200crpm×3分、ある
いは300rpm×4分、あるいは500rpm×5分
攪拌し、分散状態を目視で観察した。 イソシアネート基保持率 水分散液のイソシアネート基保持率は、水12gとポリ
イソシアネート組成物8gを、直径4cmのポリカップ
に入れ、直径3.5cmのSUS3枚羽根で600rp
m×10分攪拌しイソシアネート含有率を測定、更に2
0℃65%RH条件で放置し、所定時間後のイソシアネ
ート含有率を測定し、以下の式から求めた。 (所定時間後のイソシアネート基含有率)/(攪拌直後
のイソシアネート基含有率)×100%
【0040】 水系コーティング組成物の調製 水系コーティング組成物は、水性エマルジョンにポリイ
ソシアネート組成物を所定量添加し、600rpmで1
0分間攪拌して作成した。 粒子径 粒子径は、マイクロトラックUPA粒度分布計(Lee
ds+Northrup社製)を用いて測定した。 塗膜の硬度 塗膜の硬度は、ケーニッヒ硬度計で、ガラス板=180
として測定した。 ポットライフ 水系コーティング組成物のポットライフは、混合した水
系コーティング組成物のイソシアネート含有率を測定
し、その値が、混合直後の50%以下となった時間で表
した。
【0041】
【水性エマルジョンの合成例1】滴下漏斗、メカニカル
スターラーを備え付けた2リットルの四ッ口フラスコに
水675gとエマノールNC(アニオン界面活性剤、3
5%水溶液、花王株式会社製)4.3gを入れ、80℃
に加熱し、開始剤として過硫酸アンモニウム(2%水溶
液)8gを入れた。次に、フラスコ内に下記の混合物を
4時間かけて滴下し、滴下終了後1時間80℃に保っ
た。
【0042】 2−ヒドロキシメチルメタクリレート 25g(3.5重量%) アクリル酸 10g(1.4重量%) アクリルアミド 2g(0.3重量%) グリシジルメタアクリレート 27g(3.8重量%) メチルメタアクリレート 353g(49.0重量%) ブチルアクリレート 293g(40.7重量%) スチレン 9g(1.3重量%) 水 400g 過硫酸アンモニウム(2%水溶液) 31g エレミノールJS−2(注1) 38g エマルゲン920(注2) 9g (注1)反応性乳化剤、39%水溶液、三洋化成株式会社製 (注2)ノニオン界面活性剤、25%水溶液、花王株式会社 得られた水性エマルジョンは乳白色、不揮発分38%の
安定な分散液であり、粒子径は0.1μmであった。計
算から求められた水酸価15.0mgKOH/g、酸価
10.8mgKOH/g、ガラス転移点温度15.7℃
であった。
【0043】(実施例1)メトキシポリエチレングリコ
ール(商品名:MPG、エチレンオキサイド繰り返し単
位=4.2個、日本乳化剤(株)製)とジオクチルスル
ホコハク酸ナトリウム(商品名:ニューコール291
M、不揮発分70%、日本乳化剤(株)製)を不揮発分
重量比で3:1になるように混合し、減圧蒸留によって
水及び溶剤を除いた。イソシアヌレート構造を有するイ
ソシアネートプレポリマー(商品名:デュラネートTP
A−100、旭化成工業(株)製)100gと上記より
得られたメトキシポリエチレングリコールとジアルキル
スルホコハク酸ナトリウムの混合物25gを混ぜ、90
℃で8時間ウレタン化反応を行った。得られたポリイソ
シアネート組成物は、淡黄色液体であり、イソシアネー
ト基含有率は15.0%、重量平均分子量は900、粘
度は3000mPa・sであった。このポリイソシアネ
ート組成物の水への分散し易さを測定すると200rp
m×3分の攪拌でほぼ完全に分散した。水分散液を20
℃6時間放置したときのイソシアネート基含有率の残存
率は、75%であった。
【0044】(実施例2)メトキシポリエチレングリコ
ール(商品名:MPG、日本乳化剤(株)製)とジアル
キルスルホコハク酸ナトリウム(商品名:TR−70、
不揮発分70%、三井サイティック(株)製)を不揮発
分重量比で9:1になるように混合し、減圧蒸留によっ
て水及び溶剤を除いた。ウレタン変性したイソシアヌレ
ート構造を有するイソシアネートプレポリマー(デュラ
ネートTHA−100、旭化成工業(株)製)と上記よ
り得られたメトキシポリエチレングリコールとジアルキ
ルスルホコハク酸ナトリウムの混合物25gを混ぜ、9
0℃で8時間ウレタン化反応を行った。得られたポリイ
ソシアネート組成物は、淡黄色液体であり、イソシアネ
ート基含有率は12.7%、重量平均分子量は100
0、粘度は3900mPa・sであった。このポリイソ
シアネートを水への分散し易さを測定すると、200r
pm×3分でほとんど分散した。水分散液を20℃6時
間放置したときのイソシアネート基含有率の残存率は、
70%であった。
【0045】(実施例3)メトキシポリエチレングリコ
ール(商品名:MPG、日本乳化剤(株)製)とジアル
キルスルホコハク酸ナトリウム(商品名:ニューコール
291M、日本乳化剤(株)製)を不揮発分重量比で
9:1になるように混合し、減圧蒸留によって水及び溶
剤を除いた。ウレタン変性したイソシアヌレート構造を
有するイソシアネートプレポリマー(商品名:デュラネ
ートTSA−100、旭化成工業(株)製)100gと
上記より得られたメトキシポリエチレングリコールとジ
アルキルスルホコハク酸ナトリウムの混合物25gを混
ぜ、90℃で8時間ウレタン化反応を行った。得られた
ポリイソシアネート組成物は、淡黄色液体であり、イソ
シアネート基含有率は12.6%、重量平均分子量は9
00、粘度は900mPa・sであった。このポリイソ
シアネート組成物の水への分散し易さを測定すると、2
00rpm×3分でほとんど分散した。水分散液の20
℃6時間放置したときのイソシアネート基含有率の残存
率は、70%であった。
【0046】(実施例4)ウレタン変性されたヌレート
構造を有するイソシアネートプレポリマー(デュラネー
トTHA−100、旭化成工業(株)製)100gとメ
トキシポリエチレングリコール(MPG、日本乳化剤
(株)製)20gを混ぜ、90℃で8時間ウレタン化反
応を行った。得られたポリイソシアネート組成物は、淡
黄色液体であり、イソシアネート基含有率は8.5%、
重量平均分子量は1200、粘度は6000mPa・s
であった。このポリイソシアネート組成物を水への分散
し易さを測定すると、200rpm×3分でほとんど分
散した。水分散液を20℃3時間放置したときのイソシ
アネート基含有率の残存率は、80%であり、20℃6
時間放置したときのイソシアネート基含有率の残存率
は、0%であった。
【0047】(実施例5)メトキシポリエチレングリコ
ール(商品名:MPG、日本乳化剤(株)製)とジオク
チルスルホコハク酸ナトリウム(商品名:ニューコール
291M、不揮発分70%、日本乳化剤(株)製)を不
揮発分重量比で3:1になるように混合し、減圧蒸留に
よって水及び溶剤を除いた。ビウレット構造を有するイ
ソシアネートプレポリマー(商品名:デュラネート24
A−100、旭化成工業(株)製)100gと上記より
得られたメトキシポリエチレングリコールとジアルキル
スルホコハク酸ナトリウムの混合物40gを混ぜ、90
℃で8時間ウレタン化反応を行った。得られたポリイソ
シアネート組成物は、淡黄色液体であり、イソシアネー
ト基含有率は9.4%、重量平均分子量は1200、粘
度は6500mPa・sであった。このポリイソシアネ
ート組成物の水への分散し易さを測定すると200rp
m×3分の攪拌でほとんど分散した。水分散液を20℃
3時間放置したときのイソシアネート基含有率の残存率
は、75%であったが、20℃6時間放置したときのイ
ソシアネート基含有率は0%であった。
【0048】(実施例6)撹拌機、温度計、冷却管を取
り付けた四ッ口フラスコにヘキサメチレンジイソシアネ
ートを1000gとメトキシポリエチレングリコール
(商品名:MPG、日本乳化剤(株)製)40gを仕込
み、撹拌下90℃で2時間ウレタン化反応を行った。次
いで、90℃でイソシアヌレート化触媒としてテトラメ
チルアンモニウムカプリエート0.04gを加えた。4
時間後、反応液のイソシアネート基含有率および屈折率
測定により、ポリイソシアネートへの転化率が30%に
なった時点で、リン酸0.16gを添加し反応を停止し
た。触媒毒添加直後の屈折率上昇は、0.012であっ
た。析出物を濾過により除去した後、流下式薄膜蒸発装
置を用いて、1回目0.3Tor.(155℃)、2回
目0.2Tor.(145℃)で未反応のヘキサメチレ
ンジイソシアネートを除去した。
【0049】得られたイソシアネートプレポリマーは、
微黄色、透明の液体で、収量は300g、粘度は800
mPa・s、イソシアネート基含有率は20.2重量%
であった。メトキシポリエチレングリコール(商品名:
MPG、日本乳化剤(株)製)とジオクチルスルホコハ
ク酸ナトリウム(商品名:ニューコール291M、日本
乳化剤(株)製)を不揮発分重量比で3:1になるよう
に混合し、減圧蒸留によって水及び溶剤を除いた。上記
のイソシアネートプレポリマー100gと上記より得ら
れたメトキシポリエチレングリコールとジアルキルスル
ホコハク酸ナトリウムの混合物10gを混ぜ、90℃で
8時間ウレタン化反応を行った。
【0050】得られたポリイソシアネート組成物は、淡
黄色液体であり、イソシアネート基含有率は16.4
%、重量平均分子量は900、粘度は1300mPa・
sであった。このポリイソシアネート組成物の水への分
散し易さを測定すると200rpm×3分の攪拌でほと
んど分散した。水分散液を20℃6時間放置したときの
イソシアネート基含有率の残存率は70%であった。
【0051】(実施例7)メトキシポリエチレングリコ
ール1(商品名:MPG、エチレンオキサイド繰返単位
=4.2個、日本乳化剤(株)製)とメトキシポリエチ
レングリコール2(商品名:MPG−130、エチレン
オキサイド繰返単位=9.1個、日本乳化剤(株)製)
を重量比87.5:12.5で混合し、メトキシポリエ
チレングリコール3(エチレンオキサイド繰返単位=
4.8)を得た。このメトキシポリエチレングリコール
3とジアルキルスルホコハク酸ナトリウム(ニューコー
ル291M、日本乳化剤(株)製)を不揮発分重量比で
9:1になるように混合し、減圧蒸留によって水及び溶
剤を除いた。イソシアヌレート構造を有するイソシアネ
ートプレポリマー(商品名:デュラネートTPA−10
0、旭化成工業(株)製)100gと上記より得られた
メトキシポリエチレングリコールとジアルキルスルホコ
ハク酸ナトリウムの混合物25gを混ぜ、90℃で8時
間ウレタン化反応を行い、ポリイソシアネート組成物を
得た。
【0052】このポリイソシアネート組成物は、淡黄色
液体であり、イソシアネート基含有率は14.2%、重
量平均分子量は900、粘度は1300mPa・sであ
った。このポリイソシアネート組成物の水への分散し易
さを測定すると、200rpm×3分でほとんど分散し
た。水分散液の20℃6時間放置したときのイソシアネ
ート基含有率の残存率は、75%であった。
【0053】(実施例8)水性エマルジョンの合成例1
で得た水性エマルジョンと実施例3で得たポリイソシア
ネート組成物をイソシアネート基と水酸基の当量比=
1.5で混合し、水系コーティング組成物を得た。この
水系コーティング組成物のポットライフは、20℃で1
0時間であり、翌日この水系コーティング組成物は完全
に固化していた。このコーティング組成物を用いて厚さ
40μmの塗膜をつくり、20℃65%RHで24時間
硬化したところ、透明塗膜を得た。ゲル分率を測定する
と79%、ケーニッヒ硬度は40、20℃の水に4時間
浸漬しても塗膜の白化は認められなかった。また、同じ
水性エマルジョンとポリイソシアネートをイソシアネー
ト基と水酸基の当量比=1.0で混合した水系コーティ
ング組成物のポットライフは、20℃で10時間であ
り、24時間後に完全に固化していた。
【0054】(比較例1)ウレタン変性のイソシアヌレ
ート構造を有するイソシアネートプレポリマー(商品
名:デュラネートTSA−100、旭化成工業(株)
製)100gとメトキシポリエチレングリコール(商品
名:MPG130、エチレンオキサイド繰返単位数=
9.1、日本乳化剤(株)製)25gを混ぜ、90℃で
8時間ウレタン化反応を行った。得られたポリイソシア
ネートは、淡黄色液体であり、イソシアネート基含有率
は14.7%、重量平均分子量は1000、粘度は80
0mPa・sであった。このポリイソシアネート組成物
の水への分散し易さを測定すると200rpm×3分、
300rpm×4分の攪拌では大量の溶け残りが観察さ
れ、500rpm×5分でも、少量の溶け残りが観察さ
れた。水分散液を20℃4時間放置したときのイソシア
ネート基含有率の残存率は0%であった。
【0055】(比較例2)メトキシポリエチレングリコ
ール(商品名:MPG−130)とジオクチルスルホコ
ハク酸ナトリウム(商品名:ニューコール291M、不
揮発分70%、日本乳化剤(株)製)を不揮発分重量比
で9:1になるように混合し、減圧蒸留によって水及び
溶剤を除いた。ウレタン変性のイソシアヌレート構造を
有するイソシアネートプレポリマー(商品名:デュラネ
ートTSA−100、旭化成工業株式会社製)100g
と上記より得られたメトキシポリエチレングリコールと
ジアルキルスルホコハク酸ナトリウムの混合物25gを
混ぜ、90℃で8時間ウレタン化反応を行った。得られ
たポリイソシアネートは、淡黄色液体であり、イソシア
ネート基含有率は14.9%、重量平均分子量は100
0、粘度は1000mPa・sであった。このポリイソ
シアネート組成物の水への分散し易さを測定すると20
0rpm×3分、300rpm×4分の攪拌では大量の
溶け残りが観察され、500rpm×5分でも、少量の
溶け残りが観察された。水分散液を20℃6時間放置し
たときのイソシアネート基含有率の残存率は70%であ
った。
【0056】(比較例3)水性エマルジョンの合成例1
で得た水性エマルジョンと比較例1で得たポリイソシア
ネート組成物をイソシアネート基と水酸基の当量比=
1.5で混合し、水系コーティング組成物を得た。この
水系コーティング組成物のポットライフは、20℃で3
時間で、24時間後には粘度上昇していた。このコーテ
ィング組成物を用いて厚さ40μmの塗膜をつくり、2
0℃65%RHで24時間硬化したところ、やや曇った
塗膜を得た。ゲル分率を測定すると77%、ケーニッヒ
硬度は40、20℃の水に4時間浸漬すると塗膜が白化
した。また、同じ水性エマルジョンとポリイソシアネー
ト組成物をイソシアネート基と水酸基の当量比=1.0
で混合した水系コーティング組成物のポットライフは2
0℃で3時間であり、24時間後にも液状のままであっ
た。
【0057】(比較例4)水性エマルジョンの合成例1
で得た水性エマルジョンと比較例2で得たポリイソシア
ネート組成物をイソシアネート基と水酸基の当量比=
1.5で混合し、水系コーティング組成物を得た。この
水系コーティング組成物のポットライフは、20℃で1
0時間で、24時間後には粘度上昇していた。このコー
ティング組成物を用いて厚さ40μmの塗膜をつくり、
20℃65%RHで24時間硬化したところ、透明塗膜
を得た。ゲル分率を測定すると79%、ケーニッヒ硬度
は40、20℃の水に4時間浸漬しても塗膜の白化は認
められなかった。また、同じ水性エマルジョンとポリイ
ソシアネート組成物をイソシアネート基と水酸基の当量
比=1.0で混合した水系コーティング組成物のポット
ライフは20℃で10時間であり、24時間後にも液状
のままであった。
【0058】
【発明の効果】本発明のポリイソシアネート組成物は、
水や水性エマルジョンに容易に分散するという特徴を有
している。また、本発明の水系コーティング組成物は、
ポリイソシアネート組成物と水性エマルジョンを混合
し、常温または加熱して乾燥させることによって、強靱
な硬い塗膜を得ることができるだけでなく、ポットライ
フ終了後、水系コーティング組成物が固化し易い特徴を
有しているため、現場塗装の際にも、ポットライフ終了
後に誤って塗布する可能性が低くなる。さらに、イオン
性界面活性剤を用いたポリイソシアネート組成物は、水
分散状態でイソシアネート基と水との反応が抑えられる
ため、水系コーティング組成物とした場合に、長いポッ
トライフを達成することができる。従って、従来、溶剤
系のポリウレタン塗料が用いられていた塗料、特に建築
外装塗替え用塗料あるいは自動車補修用塗料、プラスチ
ック用塗料に使用することができる。更にはシーリング
剤、接着剤、インキ、コーティング材、注型材、エラス
トマー、フォームやプラスチック原料、繊維処理剤など
幅広い分野に応用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09J 175/04 C09J 175/04 C09K 3/10 C09K 3/10 D Fターム(参考) 4H017 AA04 AA31 AB06 AC04 AC16 AC19 AD06 AE03 4J034 DA01 DA05 DB07 DB08 DP18 HA02 HA06 HA07 HA14 HB07 HC01 HC08 JA03 JA13 QA05 QC05 RA07 RA08 RA09 RA10 4J038 DG051 DG101 DG271 DG291 JB23 JC09 JC14 JC24 KA09 MA10 MA14 MA15 NA25 4J039 AD23 BC12 BC32 CA06 EA44 4J040 EF051 EF101 EF181 EF291 EF321 HC18 HD12 HD13 HD24 JA03 KA38 LA01 LA11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1): 【化1】 (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基であり、nは平
    均で3.0〜4.9であり、Zはジイソシアネート或い
    はポリイシアネートの残基である。)を有するポリイシ
    アネート組成物であって、 しかも、ポリイシアネート組成物100重量%に対し
    て、(a) 脂肪族及び/又は脂環式ジイソシアネート、或
    いはそれらから得られるイソシアネートプレポリマーが
    50〜95重量%と、 (b)1つ以上の水酸基を有し、
    3.0〜4.9のエチレンオキサイド繰返単位からなる
    ノニオン性親水成分が5〜50重量%との組成になるよ
    うに、両成分を反応させて得られることを特徴とする、
    水に容易に分散可能なポリイソシアネート組成物。
  2. 【請求項2】 ポリイシアネート組成物は、 イソシ
    アネート基含有率が実質的に不揮発分100%の状態で
    3〜24重量%、 粘度が実質的に不揮発分100%
    の状態で50〜20000mPa.s(25℃)、
    重量平均分子量が350〜10000であることを特徴
    とする、請求項1記載の水に容易に分散可能なポリイソ
    シアネート組成物。
  3. 【請求項3】 更に、(c) 実質的に水を含有しないイオ
    ン性界面活性剤を0.5〜20重量%混合してなること
    を特徴とする、請求項1又は2記載のポリイソシアネー
    ト組成物。
  4. 【請求項4】 (A) 水酸基価1〜300mgKOH/g
    を有する樹脂又はゴムからなる水性エマルジョン(ラテ
    ックス)と、(B) 請求項1〜3のいずれかに記載のポリ
    イソシアネート組成物とを、イソシアネート基/水酸基
    の当量比が0.5〜5.0の範囲で配合したことを特徴
    とする、水系コーティング組成物。
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