JP2000248466A - 防虫繊維および繊維製品 - Google Patents

防虫繊維および繊維製品

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JP2000248466A JP11053834A JP5383499A JP2000248466A JP 2000248466 A JP2000248466 A JP 2000248466A JP 11053834 A JP11053834 A JP 11053834A JP 5383499 A JP5383499 A JP 5383499A JP 2000248466 A JP2000248466 A JP 2000248466A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防虫薬剤の初期性能を高めると共にその能力
が長期に亘って発揮できる繊維を実現させようとするも
の。 【解決手段】 防虫または/および忌避効果を有する物
質を0.1〜5.0重量%練込み含有させた熱可塑性合
成繊維において、該繊維の表面部位に、帯電防止剤、界
面活性剤または平滑剤のいずれかを0.2〜10.0重
量%含有させてなる防虫繊維であるか、また合成繊維
が、防虫または/および忌避効果を有する物質を練り込
んだ熱可塑性ポリマーを芯成分、帯電防止剤、界面活性
剤または平滑剤のいずれかを0.2〜10.0重量%含
有した熱可塑性ポリマーを鞘成分とする、芯鞘複合繊維
である防虫繊維。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は敷物、中綿、側地お
よび毛布等、ダニの生息が指摘される繊維製品に使用さ
れる防虫繊維に関するものであり、その防虫機能の初期
性能および耐久性に優れた防虫繊維を提供するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、防ダニ繊維と呼ばれる防虫繊維と
しては、防虫または/および忌避効果を有する物質(以
下これを防虫薬剤と略記する場合がある)を繊維表面へ
後加工により付着させたものや繊維に練り込まれたもの
が商品化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、後加工によ
り繊維表面に防虫薬剤を付着させたものについては初期
の消費性能には一応の効果は得られるが、家庭洗濯や工
業洗濯により効果が著しく低下することがあった。一
方、繊維中へ防虫薬剤が練り込まれている場合は上記の
洗濯過程で効果が低下する傾向はあるものの、著しく低
下するようなことはない反面、初期の効果が低いことが
欠点として挙げられる。
【0004】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたものであって、初期での高い消費性能が洗濯等の
過程においても低下が非常に少ない、防虫薬剤の練込繊
維と防虫薬剤の後加工により得られる繊維との両方の性
能を兼ね備えた防虫繊維を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】防虫性能の耐久性を求め
る上では、防虫薬剤を繊維中に練り込んだ練込法繊維が
前提となるが、この方式の繊維はその初期性能が低く、
その原因を調査した結果、繊維内部に練り込まれた防虫
薬剤の繊維表面へのブリ−ドに問題があることが判明し
た。よって本発明は、防虫薬剤を繊維表面に良好にブリ
−ドさせる手法について鋭意検討し、本発明に至ったも
のである。
【0006】ところで、繊維への処理の狙いは異なる
が、従来より繊維製品の染色の一手法として白色抜染法
がある。これは被染色物の色素(染料分子)を薬剤を用
いて繊維表面へブリ−ドさせ、酸化または還元により脱
色する手法であるが、その薬剤としては、通常界面活性
剤が使用され、抜染剤と称されている。また、帯電防止
剤の中には摩擦堅牢度を低下させるものがあり、これも
上記の抜染剤と同様の作用を及ぼし、繊維表面に染料を
ブリ−ドさせるためと推定される。以上の如く界面活性
剤や帯電防止剤を被染色物に付着させた場合、染料分子
を繊維表面近くにブリ−ドさせる能力があることが知ら
れている。
【0007】本発明は、合成繊維中に防虫薬剤を練り込
み、該繊維中の防虫薬剤を繊維表面に良好にブリ−ドさ
せることにより、防虫薬剤の初期性能を高めると共にそ
の能力が長期に亘って発揮できる繊維を実現させようと
するものである。
【0008】すなわち、本請求項1の発明は、防虫また
は/および忌避効果を有する物質を0.1〜5.0重量
%練込み含有させた熱可塑性合成繊維の表面上に、帯電
防止剤、界面活性剤または平滑剤のいずれかを0.2〜
10.0重量%付与してなる防虫繊維である。また本請
求項2の発明は、合成繊維が、防虫または/および忌避
効果を有する物質を0.1〜5.0重量%練込み含有さ
せた熱可塑性ポリマーを芯成分、帯電防止剤、界面活性
剤または平滑剤の内の少なくとも1種を0.1〜5.0
重量練込み含有させた熱可塑性ポリマーを鞘成分とす
る、芯鞘複合繊維からなる防虫繊維である。また本請求
項3の発明は、防虫または/および忌避効果を有する物
質が、N,N−ジエチル−m−トルアミド、ピリミジン
誘導体、ピリミジン誘導体、ピペリジン誘導体、キサン
トゲン誘導体、アゼピン誘導体、ピペコリン誘導体、モ
ルフォリン誘導体、ピロリジン誘導体、キノン類、2価
アルコ−ル類、フタル酸エステル類、2,3,4,5−
ビス(Δ2−ブチレン)−テトラヒドロフルフラ−ル、
ジノルマルプロピルイソシンコメロネ−ト、ジノルマル
ブチルサクシネ−ト、2−ハイドロキシエチルオクチル
サルファイドからなる郡より選ばれた少なくとも1種で
ある請求項1または2に記載の防虫繊維である。また本
請求項4の発明は、帯電防止剤または界面活性剤が、
N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)アルキルアミ
ン、アルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン
酸塩、脂肪酸コリンエステル、ポリオキシエチレンアル
キルエ−テル及び、そのリン酸エステル及びその塩、脂
肪酸モノグリセライド、脂肪酸ソルビタン部分エステル
から選ばれた少なくとも1種である請求項1または2に
記載の防虫繊維である。また本請求項5の発明は、平滑
剤がアミノ変性シリコ−ン系化合物または/およびジメ
チルポリシロキサンである請求項1または2に記載の防
虫繊維である。
【0009】本発明の熱可塑性合成繊維とは、例えば、
ポリエチレンテレフタレ−ト、ポリプロピレンテレフタ
レ−ト、ポリブチレンテレフタレ−ト等のポリエステ
ル;ナイロン6、ナイロン66、ナイロン12等のポリ
アミド;ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフ
ィン;エチレン−ビニルアルコ−ル共重合体などが代表
例として挙げられるが、必ずしもこれらに限定されるも
のではない。またこれらは単独でも2種以上の混合物、
共重合体であってもよい。
【0010】本発明の対象の繊維は、防虫薬剤を練り込
んだ成分単一からなる単一繊維であっても、また防虫薬
剤を練り込んだ成分を芯成分、防虫薬剤を練り込んでい
ない成分を鞘成分とした芯鞘型複合繊維であってもよ
い。
【0011】前者繊維の場合、練り込んだ防虫薬剤をブ
リードさせる帯電防止剤、界面活性剤、または平滑剤
(以下においては、これらを総称して単にブリード促進
剤と略記することがある)は、該繊維の表面に塗布すれ
ばよいし、後者繊維の場合、ブリード促進剤は、鞘成分
中に練り込む方式を採ればよい。なお本発明は、複合繊
維の場合、ブリード促進剤は鞘成分に練込み含有させる
場合ばかりでなく、鞘成分中には含有させず、該繊維表
面上に塗布して該ブリード促進剤を複合繊維表面上に存
在させる場合をも包含するものである。
【0012】繊維表面上への塗布付着は、該帯電防止剤
等の通常の塗布手段、条件を採用して付着させればよ
く、鞘成分中への練込みは、防虫薬剤の練込みと同様、
通常の練込手段を採用すればよい。
【0013】繊維中に練込み含有させる防虫薬剤として
は、 N,N−ジエチル−m−トルアミド、ピリミジン
誘導体、ピリミジン誘導体、ピペリジン誘導体、キサン
トゲン誘導体、アゼピン誘導体、ピペコリン誘導体、モ
ルフォリン誘導体、ピロリジン誘導体、キノン類、2価
アルコ−ル類、フタル酸エステル類、2,3,4,5−
ビス(Δ2−ブチレン)−テトラヒドロフルフラ−ル、
ジノルマルプロピルイソシンコメロネ−ト、ジノルマル
ブチルサクシネ−ト、2−ハイドロキシエチルオクチル
サルファイドからなる郡より選ばれた少なくとも1種以
上の物質が挙げられる。
【0014】防虫薬剤の練込含有量については、0.1
重量%を下回るとその防虫効果が発揮できず、5重量%
を上回ると繊維化上で支障が生じ好ましくない。よっ
て、その含有量としては0.1重量%以上、5.0重量
%以下である。より好ましくは0.2〜1.0重量%で
ある。
【0015】繊維の表面上あるいは表面部位に塗布ある
いは練り込み含有させるブリード促進剤としては、N,
N−ビス(2−ヒドロキシエチル)アルキルアミン、ア
ルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、
脂肪酸コリンエステル、ポリオキシエチレンアルキルエ
−テル及び、そのリン酸エステル及びその塩、脂肪酸モ
ノグリセライド、脂肪酸ソルビタン部分エステルから選
ばれた少なくとも1種以上の帯電防止剤または界面活性
剤、またはアミノ変成シリコーン系化合物または/およ
びジメチルポリシロキサン等の平滑剤等を挙げることが
出来る。
【0016】ブリード促進剤の、繊維上表面への付着量
は、0.2〜10.0重量%が必要である。繊維上への
付着量が0.2重量%を下回ると、練り込んだ防虫薬剤
の繊維表面へのブリ−ド量が低く、防虫薬剤の性能が不
十分である。一方、同付着量が10.0重量%を上回る
と、繊維表面のベトツキが増し、経済的にも好ましくな
い。好ましい付着量は0.5〜3.0重量%である。
【0017】またはブリード促進剤を繊維内表面部位に
含有させる場合の含有量は、0.1〜5.0重量%が必
要である。繊維中への含有量が0.1重量%を下回る
と、練り込んだ防虫薬剤の繊維表面へのブリ−ド量が低
く、防虫薬剤の性能が不十分である。一方、同含有量が
5.0重量%を上回ってくると、繊維製造上好ましくな
くなる。この場合、より好ましくは0.5〜3.0重量
%である。
【0018】例えば、ポリエステルからなる芯鞘型複合
繊維の芯部に防虫薬剤を練り込んだ場合、防虫薬剤は紡
糸段階の熱により幾分量かが鞘成分へブリ−ドし、場合
によっては発煙することさえある。しかし、紡糸過程で
上述したような熱を受けても、繊維表面に存在する薬剤
量は極めて僅かであり、積極的なブリ−ド性向上のため
の方策がなされない場合、使用防虫薬剤の繊維表面近く
に存在する薬剤量は芯部に練り込んだ同薬剤量に対して
0.4%程度しかなく、防虫効果を発揮するには不十分
である。これに対して、上記芯鞘型複合繊維の表面にブ
リード促進剤としてのポリオキシエチレンアルキルエ−
テルの2%水溶液を塗布した後、130℃で5分間熱処
理した場合には、薬剤の繊維表面近くに存在する薬剤量
は、芯部に練り込んだ同薬剤量に対して5.0%に上昇
し、消費性能面において初期および洗濯等においても良
好な性能が得られる。
【0019】ブリード促進剤を繊維表面上ばかりでな
く、繊維内部表面部位へ存在させても、防虫薬剤の繊維
表面へのブリード促進がなされることは、興味のある現
象であり、また実際上、繊維の活性性能の耐久性の点か
らも有効なことである。すなわち、例えば、前記防虫薬
剤を練り込んだ芯部に、ブリード促進剤としてのジメチ
ルポリシロキサンを鞘部に練り込んだ芯鞘型ポリエステ
ル複合繊維についての、該繊維表面にブリ−ドしてきた
薬剤量は、芯部に練り込んだ同薬剤量に対して、3.7
%にも達し、侵入阻止法による忌避率も90%台に上昇
し、良好な忌避性能が発揮されていることが確認出来
る。また、この繊維の耐久性を調査するために、繊維を
81℃/52時間の加速試験処理しても忌避率には殆ど
変化が無く、長時間性能を維持することが示された。
【0020】
【実施例】以下、実施例により本発明をより具体的に説
明するが、本発明はこれら実施例に何ら限定されるもの
ではない。本発明に於いて、性能評価は以下の侵入阻止
法により実施した。
【0021】<侵入阻止法>粘着シ−ト上に外径約90
mm、高さ15mmのシャ−レを固定し、その中にダニ培地
をおき、その上に、良く繁殖したダニを生存ダニ数とし
て約10000固体投入し、均一に広げ、次いで該シャ
−レの中央に外径が35mm、高さ10mmの小さなシャ−
レを置く。この小さなシャ−レに予め直径約35mmに切
り抜いた試験試料を敷き込み、その中心にダニの入って
いない粉末飼料0.05gを置く。このセットを粘着シ
−トごと飽和食塩水で湿度を75±5%Rhに保った食
品保存用プラスチック製容器に格納し、25±1℃の全
暗条件の恒温器内で24時間(+2時間以内)飼育後、
全生存ダニ数を計数する。同様に対照飼料についても行
う。試験はバラツキを考慮し、5回の繰り返しを行い、
各試料上の生存ダニ数の合計値から忌避率を算出する。
忌避率は下記式にて算出した。
【0022】忌避率=(対照区の侵入ダニ数−試験区の
侵入ダニ数)/試験区の侵入ダニ数 ×100
【0023】また、薬剤濃度の分析は、次の方法によっ
た。 <薬剤濃度の分析> (1)薬剤の総重量:原綿2gをクロロホルムにより抽
出した後ガスクロマトグラフィ−により定量した。数値
は原綿200mg中の薬剤量を示す。 (2)表面濃度の分析:原綿2gをメチルアルコ−ルに
より繊維表面を洗浄した後、液体クロマトグラフィ−に
より定量した。数値は原綿200mg中の薬剤量を示
す。
【0024】また、耐久性評価は、次の処理での評価で
ある。 (1)耐熱性評価:試料綿を81℃×52時間処理後の
性能評価。 (2)洗濯耐久性:L−0217 103法 3回洗濯後
の性能評価。
【0025】実施例1:ポリエチレンテレフタレ−トの
ペレットにフタル酸を主成分とする防虫剤を12重量%
の配合量でブレンドした後、一軸押出機にて280℃の
温度で練込み、マスタ−チップを得た。このマスタ−チ
ップを薬剤非含有のポリエチレンテレフタレ−トに混合
希釈して芯成分ポリマーとした(防虫剤濃度1重量
%)。鞘成分ポリマーとしては、薬剤非含有のポリエチ
レンテレフタレ−トを用いた。上記両成分ポリマーを、
芯鞘複合紡糸装置のそれぞれ芯部および鞘部へ供給し、
芯部の吐出量390g/分、鞘部の吐出量390g/
分、紡糸温度295℃で紡糸して、巻取速度900m/
分で芯鞘型複合繊維を得た。該繊維を公知の方法で延
伸、捲縮、熱処理した後、デニ−ル6d、カット長51
mmの短繊維原綿を得た。この原綿に、ポリオキシエチ
レンアルキルエ−テルを用い、それが繊維表面に2.0
重量%となるよう塗布した後、130℃×5分間の熱処
理を行い、本発明の防虫繊維を得た。
【0026】実施例2:実施例1の原綿を用い、該原綿
に、同実施例で用いたポリオキシエチレンアルキルエー
テルに代えて反応性アミノ変性シリコ−ンとジアミノシ
リコ−ンとを1対1で混合した溶液を0.3重量%塗布
した後、130℃×5分間での熱処理をして防虫繊維を
得た。
【0027】実施例3:芯成分ポリマーとしては、実施
例1と同じ防虫剤濃度1重量%のポリマーを使用した。
鞘成分ポリマーとしては、ジメチルシロキサン11重量
%をブレンドしたマスターチップを得た後、薬剤非含有
のポリエチレンテレフタレートを混合し希釈してジメチ
ルシロキサン1重量%含有のポリエチレンテレフタレー
トを用いた。該芯成分ポリマーおよび鞘成分ポリマーを
それぞれ芯鞘型複合繊維紡糸装置に供給し、吐出量39
0g/分で紡糸して、実施例1と同様の方法・条件で芯
部に防虫剤、鞘部に界面活性剤を含む短繊維原綿を得
た。
【0028】比較例1:芯成分用ポリマーとしては、ポ
リエチレンテレフタレ−トのペレットに実施例1と同じ
防虫剤を12重量%の配合量でブレンドした後、一軸押
出機にて280℃の温度で練込み、マスタ−チップを
得、このマスタ−チップを薬剤非含有のポリエチレンテ
レフタレ−トに混合して希釈し、該防虫剤濃度1重量%
含有のポリマーとした。鞘成分用ポリマーとしては、薬
剤非含有のポリエチレンテレフタレ−トを用いた。上記
芯成分用ポリマーおよび鞘成分用ポリマーを芯鞘型複合
紡糸装置へ供給し、吐出量390g/分、紡糸温度29
5℃で紡糸し、巻取速度900m/分で芯鞘型複合繊維
を得た。該繊維を公知の方法で延伸、捲縮、熱処理した
後、デニ−ル6d、カット長51mmの短繊維原綿を得
た。
【0029】比較例2:実施例1の原綿を用い、該原綿
の繊維表面にポリオキシエチレンアルキルエ−テルを
0.1重量%塗布した後、130℃×5分間の熱処理を
行って防虫繊維を得た。
【0030】比較例3:実施例1の原綿を用い、この原
綿の繊維表面にポリオキシエチレンアルキルエ−テルを
12.0重量%塗布した後、130℃×5分間の熱処理
を行って防虫繊維を得た。
【0031】上記実施例および比較例で得られた防虫繊
維の特性を表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】表1で示されるように、本発明の防虫繊維
は、初期および耐久性試験においてダニの忌避性能が低
下することなく安定して効果を持続発現することができ
る。繊維表面にポリオキシエチレンアルキルエ−テルを
処理しなかった比較例1および処理量の少なかった比較
例2はダニの忌避率が低く、効果が不十分であった。ま
た、比較例3では繊維表面のベトツキが激しく、商品価
値のないものであった。
【0034】
【発明の効果】本発明の技術は、熱可塑性合成繊維に練
り込まれた有機系薬剤を繊維表面にブリ−ドさせて薬剤
自身が有する機能または性能を初期から耐久性よく発現
させる有効なものである。すなわち、本発明の防虫繊維
は初期からダニ等の害虫に対してその防虫、忌避性能が
発揮され、かつその忌避性能が低下することなく長期に
安定した効果を持続発現する耐久性を有するものであ
り、敷物、布団中綿、側地および毛布等に有効に使用す
ることができる。なお、本発明繊維の繊維形状は、フィ
ラメント等の長繊維;ステ−プル等の短繊維のいずれで
もよいことは無論である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4L033 AB01 AB02 AC06 AC09 AC10 AC15 BA12 BA28 BA29 BA45 BA57 BA96 CA59 4L035 AA09 BB32 BB40 BB60 DD19 EE20 JJ14 JJ15 JJ20 JJ21 JJ24 4L041 AA07 AA15 BA02 BA05 BA21 BA49 BA59 BC10 BD08 BD09 BD10 BD20 CA06 CB13 CB14 CB15 CB17 CB19 CB28 DD01 DD21 DD24

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防虫または/および忌避効果を有する物
    質を0.1〜5.0重量%練込み含有させた熱可塑性合
    成繊維の表面上に、帯電防止剤、界面活性剤または平滑
    剤のいずれかを0.2〜10.0重量%付与してなる防
    虫繊維。
  2. 【請求項2】 防虫または/および忌避効果を有する物
    質を0.1〜5.0重量%練込み含有させた熱可塑性ポ
    リマーを芯成分、帯電防止剤、界面活性剤または平滑剤
    の内の少なくとも1種を0.1〜5.0重量%練込み含
    有させた熱可塑性ポリマーを鞘成分とする、芯鞘複合繊
    維からなる防虫繊維。
  3. 【請求項3】 防虫または/および忌避効果を有する物
    質が、N,N−ジエチル−m−トルアミド、ピリミジン
    誘導体、ピリミジン誘導体、ピペリジン誘導体、キサン
    トゲン誘導体、アゼピン誘導体、ピペコリン誘導体、モ
    ルフォリン誘導体、ピロリジン誘導体、キノン類、2価
    アルコ−ル類、フタル酸エステル類、2,3,4,5−
    ビス(Δ2−ブチレン)−テトラヒドロフルフラ−ル、
    ジノルマルプロピルイソシンコメロネ−ト、ジノルマル
    ブチルサクシネ−ト、2−ハイドロキシエチルオクチル
    サルファイドからなる郡より選ばれた少なくとも1種で
    ある請求項1または2に記載の防虫繊維。
  4. 【請求項4】 帯電防止剤または界面活性剤が、N,N
    −ビス(2−ヒドロキシエチル)アルキルアミン、アル
    キルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、脂
    肪酸コリンエステル、ポリオキシエチレンアルキルエ−
    テル及び、そのリン酸エステル及びその塩、脂肪酸モノ
    グリセライド、脂肪酸ソルビタン部分エステルから選ば
    れた少なくとも1種である請求項1または2に記載の防
    虫繊維。
  5. 【請求項5】 平滑剤がアミノ変性シリコ−ン系化合物
    または/およびジメチルポリシロキサンである請求項1
    または2に記載の防虫繊維。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の防虫繊
    維からなる繊維製品。
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