JP2000251118A - 硬貨収納投出装置および硬貨入出金機 - Google Patents

硬貨収納投出装置および硬貨入出金機

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JP2000251118A
JP2000251118A JP11050924A JP5092499A JP2000251118A JP 2000251118 A JP2000251118 A JP 2000251118A JP 11050924 A JP11050924 A JP 11050924A JP 5092499 A JP5092499 A JP 5092499A JP 2000251118 A JP2000251118 A JP 2000251118A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 硬貨収納投出装置51の高さを低く抑え、構造
を簡単にし、メンテナンスを容易にし、さらに、受け入
れた硬貨を返却する場合でも確実に返却する。 【解決手段】 硬貨収納部52に、硬貨を横方向に集積し
た状態で収納する。硬貨受入時に、搬送手段60により硬
貨収納部52の一端上部の硬貨受入口54から硬貨収納部52
内に硬貨を受け入れ、押さえ手段68により受入硬貨を硬
貨収納部52内に位置させる。硬貨投出時に、押さえ手段
68を退避させ、搬送手段60により硬貨収納部52内の硬貨
を硬貨収納部52の一端下部の硬貨繰出口55から繰り出
す。硬貨収納部52への硬貨の受入時に、硬貨収納部52内
の集積収納済み硬貨と受入硬貨との間に仕切手段80を進
入させて仕切る。受入硬貨の集積収納時に、仕切手段80
を退避させ集積収納済み硬貨と受入硬貨とを集積させ
る。受入硬貨の返却時に、仕切手段80で集積収納済み硬
貨から仕切られた受入硬貨のみを返却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬貨を受け入れて
収納するとともに収納している硬貨を投出する硬貨収納
投出装置および硬貨入出金機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、硬貨収納投出装置を備えた硬貨入
出金機においては、例えば、特開平5−324985号
公報に記載されているように、投入された硬貨を識別し
て金種別一時保留部に一時保留し、入金が承認される
と、一時保留硬貨を金種別の縦形の硬貨収納部の上部か
らその硬貨収納部内にばら状態で収納し、入金が承認さ
れなければ、一時保留硬貨を出金口へ搬送して返却する
ように構成している。さらに、出金指令があると、金種
別収納部の下部から硬貨を繰り出し、出金口へ搬送して
出金するように構成している。
【0003】また、実開平5−12981号公報に記載
されているように、投入された硬貨を識別して分類し、
金種別の横形の硬貨収納部の後側上部からその硬貨収納
部内にばら状態で収納するように構成している。さら
に、出金指令があると、硬貨収納部の底部に傾斜状に張
設された繰出ベルトと逆転ローラとにより、硬貨収納部
の前側から硬貨を繰り出すように構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5−324985号公報に記載されている装置では、硬
貨を縦形の硬貨収納部に収納するため、装置の高さが高
くなり、また、硬貨収納部の上部の硬貨受入位置と下部
の硬貨繰出位置とが離れて設けられるため、例えば硬貨
詰まりの解除などのために装置を開閉する箇所が別々と
なって多くなり、チェックする位置も別々で多くなるの
で、メンテナンス性が悪く、また、一時保留硬貨を返却
する機構や、投出硬貨を出金口へ搬送する機構をそれぞ
れ必要とし、構造が複雑になるため、コストアップし、
メンテナンス性が悪く、故障が起こりやすいといった問
題がある。
【0005】また、実開平5−12981号公報に記載
されている装置では、硬貨を横形の硬貨収納部に収納す
るため、縦形に比べて装置の高さが低くなるが、硬貨を
ばら状態で収納し、硬貨を繰り出すための繰出ベルトを
傾斜状に張設しなければならないことなどを考慮する
と、装置の高さが十分に低くならず、また、硬貨収納部
の後側上部の硬貨受入位置と前側の硬貨繰出位置とが離
れて設けられるため、例えば硬貨詰まりの解除などのた
めに装置を開閉する箇所が別々となって多くなり、チェ
ックする位置も別々で多くなるので、メンテナンス性が
悪く、また、投入された硬貨についての一時保留機能お
よびリジェクト機能を備えていないため、投入された硬
貨を返却できないとともに、識別不能硬貨などを除いて
リジェクト硬貨が硬貨収納部に収納されてしまう問題が
ある。
【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、装置の高さを低く抑え、装置の構造を簡単にし、
メンテナンスを容易にし、さらに、受け入れた硬貨を返
却する場合でも確実に返却できる硬貨収納投出装置およ
び硬貨入出金機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の硬貨収納
投出装置は、硬貨を横方向に集積した状態で収納する硬
貨収納部と、この硬貨収納部内の硬貨を集積方向の一端
へ向けて付勢する付勢手段と、前記硬貨収納部の一端上
方に設けられ、集積姿勢の硬貨を受け入れる硬貨受入口
と、前記硬貨収納部の一端下方に設けられ、集積姿勢の
硬貨を繰り出す硬貨繰出口と、前記硬貨収納部の一端に
臨んで設けられ、硬貨を硬貨受入口から硬貨収納部内
へ、および硬貨収納部内から硬貨繰出口へ搬送する搬送
手段と、前記硬貨収納部の一端に臨んで設けられ、硬貨
繰出時以外のときに硬貨収納部内の一端に臨む硬貨の硬
貨繰出口への進入を規制するとともに、硬貨繰出時に硬
貨収納部内の一端に臨む硬貨の硬貨繰出口への進入を許
容する押さえ手段と、前記硬貨収納部内への硬貨受入時
に集積収納済み硬貨と受入硬貨との間に進入されるとと
もに、受入硬貨の集積収納時に退避して集積収納済み硬
貨と受入硬貨とを集積させる仕切手段とを具備している
ものである。
【0008】そして、硬貨収納部に集積収納されている
硬貨は、付勢手段によって硬貨収納部の一端側へ常に付
勢された状態にある。
【0009】硬貨収納時(硬貨受入時)には、搬送手段
により、硬貨が硬貨受入口から硬貨収納部内へ搬送され
る。このとき、押さえ手段により、硬貨収納部内へ搬送
される硬貨が硬貨繰出口から繰り出されることなく、硬
貨収納部の一端側に受け入れられ、かつ、硬貨収納部内
の集積収納済み硬貨と受入硬貨との間に仕切手段が進入
され、集積収納済み硬貨と受入硬貨とが仕切られる。さ
らに、複数枚の硬貨が収納される場合に、次の硬貨が受
け入れられると、先に受け入れられた受入硬貨の一端側
に集積される。
【0010】硬貨収納部に受け入れられた受入硬貨を取
り込んで集積収納する場合は、仕切手段が退避して硬貨
収納部内の集積収納済み硬貨と受入硬貨とが一体的に合
わされて集積され、収納動作が終了する。
【0011】硬貨収納部に受け入れられた受入硬貨を返
却する場合には、押さえ手段により硬貨収納部の一端に
臨む受入硬貨の硬貨繰出口への進入を許容し、搬送手段
により硬貨収納部内の一端に臨む受入硬貨から順に硬貨
繰出口を通じて繰り出される。仕切手段で集積収納済み
硬貨から仕切られた受入硬貨が全て繰り出されたら、そ
れ以上は硬貨を繰り出すことができなくなり、返却動作
が終了する。
【0012】また、硬貨投出時には、押さえ手段により
硬貨収納部の一端に臨む硬貨の硬貨繰出口への進入を許
容し、搬送手段により硬貨収納部内の一端に臨む硬貨か
ら順に硬貨繰出口を通じて繰り出される。
【0013】請求項2記載の硬貨収納投出装置は、請求
項1記載の硬貨収納投出装置において、搬送手段は、硬
貨受入口から硬貨繰出口にかけて張設される搬送ベルト
と、硬貨収納部の一端に臨む硬貨を硬貨繰出口へ繰り出
す繰出手段とを備えているものである。
【0014】そして、硬貨受入時には、搬送ベルトによ
り硬貨受入口に受け入れられる硬貨が硬貨収納部の一端
部分へ搬送される。また、硬貨繰出時には、繰出手段に
より硬貨収納部の一端に臨む硬貨が硬貨繰出口へ繰り出
されるとともに、搬送ベルトにより硬貨繰出口へ搬送さ
れる。
【0015】請求項3記載の硬貨入出金機は、硬貨を一
括して受け入れるとともに1枚ずつ繰り出す硬貨受入部
と、この硬貨受入部から繰り出される硬貨を識別する識
別手段と、この識別手段の識別結果に応じて硬貨を振り
分ける複数個の硬貨振分手段と、これら各硬貨振分手段
に対応して設けられ、振り分けられた硬貨を硬貨受入口
に受け入れる請求項1または2記載の硬貨収納投出装置
と、これら各硬貨収納投出装置の硬貨繰出口に臨んで設
けられ、投出された硬貨を出金位置へ案内する硬貨案内
手段とを具備しているものである。
【0016】そして、入金時には、硬貨受入部に一括し
て受け入れられた硬貨が、硬貨受入部から1枚ずつ繰り
出され、識別手段で識別されるとともに、識別結果に応
じて対応する硬貨振分手段によって振り分けられ、対応
する硬貨収納投出装置の受入動作により硬貨受入口を通
じて受け入れられて収納される。なお、受入硬貨の返却
時などには、硬貨収納投出部の硬貨投出動作により硬貨
繰出口を通じて繰り出された硬貨が、硬貨案内手段によ
って出金位置へ案内される。
【0017】また、出金時には、対応する硬貨収納投出
装置の硬貨投出動作により硬貨繰出口を通じて繰り出さ
れた硬貨が、硬貨案内手段によって出金位置へ案内され
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の硬貨収納投出装置
および硬貨入出金機の一実施の形態を図面を参照して説
明する。
【0019】図7ないし図9に示すように、硬貨入出金
機は、ATM(現金自動預け払い機)などに内蔵され、
硬貨の入出金処理などを行なうものである。この硬貨入
出金機の機体11の前側一側に形成された硬貨受入部およ
び出金位置としての硬貨入出金部12がATMの硬貨入出
口部分に位置するように取り付けられる。メンテナンス
時などには、ATMから硬貨入出金機を引き出すことが
可能になっている。なお、図7の硬貨入出金機の平面図
において、図面下側を前側、図面上側を後側として説明
する。
【0020】硬貨入出金部12は、機体11の前側左寄り位
置に凹状に形成され、上面にシャッタ部材13により開閉
される開口部(硬貨入出金口)14が形成され、後面左寄
り位置に硬貨投出口15が、後面右寄り位置に硬貨繰出口
16がそれぞれ形成されている。硬貨入出金部12の底面右
寄り位置から硬貨繰出口16にかけて繰出ベルト17が張設
され、硬貨繰出口16には繰出ベルト17の上方に対向して
逆転ローラ18が配置されており、これら繰出ベルト17お
よび逆転ローラ18により硬貨入出金部12に投入された硬
貨が硬貨繰出口16から1枚ずつ機体11内へ繰り出され
る。
【0021】硬貨繰出口16の後方には、硬貨入出金部12
から1枚ずつ繰り出される硬貨の真偽や金種を識別する
識別手段としての硬貨識別部19が配置されている。
【0022】硬貨識別部19の後方には、硬貨識別部19で
識別された硬貨を受け入れて搬送するとともに搬送され
る硬貨を複数(7箇所)の(第1ないし第7の)振分位
置において側方へ振り分け可能とする硬貨振分装置21が
配設されている。この硬貨振分装置21は、前後方向に沿
って張設されて搬送面22a に硬貨を載置して前方から後
方の搬送方向に搬送する搬送ベルトとしての振分搬送ベ
ルト22を有し、各振分位置に対応して、振分搬送ベルト
22の搬送面22a の上方に硬貨を一側(左側)に振り分け
る複数の硬貨振分手段としての振分部材23が上下動可能
にそれぞれ配設されているとともに、振分搬送ベルト22
の一側に振り分けられた硬貨を受け入れる硬貨受入通路
としての複数の振分シュート24の硬貨受入口25がそれぞ
れ配設されている。
【0023】図10ないし図12に硬貨振分装置21を示
し、振分搬送ベルト22の搬送面22aの下方には搬送面22a
を一定高さに支持するガイド板26が配設され、振分搬
送ベルト22の他側(右側)には側板27が配設されてい
る。
【0024】各振分部材23は、振分搬送ベルト22の上方
に位置されるガイド部28を有し、ガイド部28の一側下部
に振分搬送ベルト22の一側方すなわち振分シュート24の
硬貨受入口25側に位置するシャッタ部29が一体に形成さ
れているとともに、ガイド部28の上部に支持部30が一体
に形成されている。シャッタ部29は、振分シュート24の
硬貨受入口25を閉鎖して硬貨の進入を阻止可能とする長
さに形成され、先端の振分搬送ベルト22に臨む側面には
硬貨を振分搬送ベルト22上に案内する傾斜面29a が形成
されている。支持部30は、垂直部31および水平部32を有
する略L字状に形成され、水平部32には取付孔33が形成
されているとともにこの取付孔33から水平部32の先端側
に拡開状に開口する溝部34が形成されている。溝部34の
溝幅は取付孔33の直径より狭く形成されている。
【0025】各振分部材23は、振分部材駆動手段として
の振分用ソレノイド35を有する複数の振分部材駆動機構
36によって、振分搬送ベルト22の搬送面22a に接近する
下降位置とこの下降位置より上昇した上昇位置との間を
上下動可能に支持されている。振分用ソレノイド35は後
述する振分上部ユニット40に固定的に支持され、この振
分用ソレノイド35の上面から突出する連結軸37に支持部
30の取付孔33が溝部34を通じて嵌合固着され、振分用ソ
レノイド35と支持部30の水平部32との間に振分部材23を
上方に付勢する付勢手段としてのスプリング38が配設さ
れている。
【0026】そして、振分用ソレノイド35が励磁されて
いない場合においては、スプリング38の付勢によって振
分部材23が上昇位置に上昇されており、このとき、ガイ
ド部28は振分搬送ベルト22の搬送面22a から所定量(通
過間隙d)だけ浮き上がった上昇位置(通過許容位置)
をとって硬貨(C)の通過を許容するとともに、シャッ
タ部29は振分搬送ベルト22の搬送面22a の上方に上昇し
た上昇位置(進入阻止位置)をとって振分シュート24へ
の硬貨の進入を阻止する状態となる。一方、振分用ソレ
ノイド35が励磁されると、スプリング38の付勢に抗して
振分部材23が下降位置に降下して、ガイド部28が振分搬
送ベルト22の搬送面22a に近接する下降位置(通過阻止
位置)をとって振分シュート24への硬貨の案内を許容す
るとともに、シャッタ部29は振分搬送ベルト22の搬送面
22a より下がった下降位置(進入許容位置)をとって振
分シュート24への硬貨の進入を許容する状態となる。
【0027】振分部材23の上昇位置に位置するとき、振
分搬送ベルト22によって硬貨が搬送方向Fに搬送される
と、硬貨はガイド部28の下方を通過して下流へ搬送され
る。このとき、振分シュート24の硬貨受入口25は振分部
材23のシャッタ部29によって閉じられており、振動など
によって硬貨が誤って進入することはない(図11(a)
参照)。さらに、停電時などにも、振分部材23はスプリ
ング38の付勢によって上昇位置に位置され、振分シュー
ト24の硬貨受入口25が閉じられたままとなるので、硬貨
が誤って進入落下することはない。また、振分部材23が
下降位置に位置するとき、振分搬送ベルト22によって硬
貨が搬送方向Fに搬送されると、硬貨はガイド部28に沿
って振分シュート24へ案内される。このとき、シャッタ
部29は振分搬送ベルト22の搬送面22a より低くなってお
り、硬貨は振分シュート24へ送り込まれる(図11(b)
参照)。
【0028】振分部材23のガイド部28は、振分搬送ベル
ト22による搬送方向Fに対して、一側が他側よりも下流
側に所定の角度で傾斜するように支持されるとともに、
搬送方向Fの上流側に臨むガイド面28a が凹曲面状に湾
曲した形状に形成されている。このようにガイド部28を
凹曲面状に湾曲させることにより、図12(a) に示す直
線状のガイド部28X の場合に搬送される硬貨を振分可能
とする搬送距離L1 に比べて、図12(b) に示すように
短い搬送距離L2 で硬貨を振り分けることができる。こ
のことは、複数の振分部材23を振分搬送ベルト22に沿っ
て並列状に配設する場合に、各振分部材23を近接して配
設でき、硬貨振分装置21全体をコンパクトにすることが
できる。
【0029】各振分位置に対応して振分搬送ベルト22の
側方に配置される7個の振分シュート24は、仕切板39で
それぞれが区画形成され、受け入れた硬貨を立位姿勢
(集積姿勢)に変換して下方へ案内するものである。搬
送方向Fの最も上流側に位置する(第1の)振分シュー
ト24は返却用シュートであり、後述する第1の出金搬送
ベルト上に硬貨を直接導くように構成されている。返却
用シュートより下流の残りの6個の(第2ないし第7
の)振分シュート24は、それぞれ後述する硬貨収納投出
装置51の各硬貨収納部52の硬貨受入口54に連通されてい
る。
【0030】また、図9に示すように、振分部材23およ
び振分部材駆動機構36は、振分搬送ベルト22の上方を覆
う振分上部ユニット40に取り付けられている。この振分
上部ユニット40は、後部側の軸41を介して機体11に対し
て上方へ開閉可能に支持されており、閉鎖時には振分部
材23が振分搬送ベルト22の直上に位置して硬貨振分装置
21として機能される。振分上部ユニット40を上方へ開く
と、振分搬送ベルト22および振分シュート24の上面が開
放され、詰まり解除などの処理を簡単、確実に行なうこ
とができる。
【0031】次に、図7ないし図9において、硬貨振分
装置21の下側に、硬貨振分装置21で振り分けられた硬貨
を受け入れるとともに必要に応じて投出する硬貨収納投
出装置51が配設されている。この硬貨収納投出装置51
は、硬貨を横方向に集積して収納する複数(6個)の硬
貨収納部(硬貨収納筒)52を有し、これら硬貨収納部52
が集積方向を機体11の左右方向に向けた状態で前後方向
に並列に配設され、これら各硬貨収納部52の集積方向の
一端が硬貨振分装置21の各振分シュート24の下方に配置
されるとともに、その各硬貨収納部52の集積方向の一端
に硬貨を出し入れする後述する収納繰出機構53が配設さ
れている。
【0032】図1ないし図6に示すように、各硬貨収納
部52は、上面が開口された筒状で硬貨を横方向(機体11
の左右方向)に集積した状態で収納するもので、一端上
方に立位姿勢(集積姿勢)の硬貨を上方から受け入れる
硬貨受入口54が形成されているとともに、一端下方に立
位姿勢の硬貨を下方へ繰り出す硬貨繰出口55が形成され
ている。硬貨収納部52の一端にはガイド板56が形成さ
れ、このガイド板56の上部側が一端外方に傾斜状される
とともに、下部側が垂直状に形成されている。ガイド板
56の中央には縦長の開口部57が形成され、この開口部57
を通じて後述する収納繰出機構53の一部が硬貨収納部52
内に進入される。硬貨収納部52内には、集積された硬貨
を集積方向の一端へ向けて付勢する付勢手段としての付
勢部材58が配置されている。
【0033】各硬貨収納部52の上方に位置する各振分シ
ュート24は、下方が絞られた形状を有し、上方から受け
入れた硬貨を立位姿勢(集積姿勢)に変換して下方の排
出口59から硬貨収納部52の硬貨受入口54に排出するよう
になっている。この振分シュート24の排出口59の下方に
硬貨収納部52の硬貨受入口54が位置され、立位姿勢に変
換された硬貨が硬貨受入口54に受け入れられる。
【0034】各硬貨収納部52の一端に配設された各収納
繰出機構53は、硬貨収納部52の開口部57に対向する上下
位置に回転自在に配設された2個のプーリ61,62(以
下、第1のプーリ61、第2のプーリ62と呼ぶ)、および
両プーリ61,62間に張設された例えば丸ベルトにて構成
される搬送ベルトとしての収納繰出ベルト63を有してい
る。この収納繰出ベルト63の外周面は、振分シュート24
の排出口59の近傍から、開口部57内を通じて、硬貨収納
部52の硬貨繰出口55の下方に達する。第1のプーリ61の
側面にはピン64が立設され、第2のプーリ62は収納繰出
用モータ(駆動モータ)M3に接続されて図1(b) 反時計
回り方向に回転駆動される。硬貨受入口54を挟んで収納
繰出ベルト63に対向する位置には逆転ローラ65が配置さ
れ、硬貨繰出口55を挟んで収納繰出ベルト63に対向する
位置に従動ローラ66が回転自在に配置されている。硬貨
繰出口55の近傍には、硬貨繰出口55から繰り出される硬
貨を計数する出金計数センサ67が配置されている。
【0035】また、収納繰出ベルト63を挟んで左右に押
さえ手段としての押さえ部材68と繰出手段としての繰出
部材69が配置されている。
【0036】押さえ部材68は、中間部の支軸70を支点と
して、断面略L字状に折曲形成された後端部分が硬貨収
納部52の開口部57を通じて硬貨収納部52内へ進入する押
さえ位置と外方に退避した退避位置との間を揺動可能に
支持されている。押さえ部材68には押さえ部材用ソレノ
イド71が連結されており、この押さえ部材用ソレノイド
71が励磁されると押さえ部材68が図1(b) 時計回り方向
に揺動されて退避位置をとり、非励磁時には押さえ部材
68が図1(b) 反時計回り方向に揺動されて押さえ位置を
とる。押さえ部材68の断面略L字状に折曲された後端部
には押さえ部72が形成され、この押さえ部72は、押さえ
部材68が押さえ位置をとるときに硬貨繰出口55の厚み分
程度だけ硬貨収納部52内に進入され、そのときに硬貨収
納部52の硬貨受入口54から送り込まれる硬貨の進入を遮
らずに許容するとともに硬貨収納部52の奥側に導くよう
に構成されている。押さえ部材68の前端には、後述する
連結部材75の係合部と係合する係合部73が形成されてい
る。
【0037】繰出部材69は、後端近傍に形成される長孔
74が第1のプーリ61の側面のピン64に係合されるととも
に、前端近傍が連結部材75の上端に連結軸76によって回
動自在に連結されている。繰出部材69の後端には繰出部
77が形成され、この繰出部77が硬貨収納部52内に進入し
て最前位硬貨を下方の硬貨繰出口55へ向けて繰り出す機
能を有している。連結部材69は、下端の支軸78によって
前後方向に揺動可能に軸支されている。連結部材75の上
端近傍が図示しないばねによって後方へ向けて付勢され
ており、繰出部材69も後方へ付勢されている。そして、
第1のプーリ61の回転に連動して、繰出部材69が上下お
よび前後に移動するように構成されている。
【0038】連結部材75の一端には、押さえ部材68の係
合部73と係合可能な係合部79が形成されている。そし
て、押さえ部材68が押さえ位置にあるとき、押さえ部材
68の係合部73と連結部材75の係合部79とが係合し、連結
部材75の後方への移動が阻止され、これにより、繰出部
材69の後方への移動移動も規制され、繰出部77が硬貨収
納部52内へ進入できなくなる。押さえ部材68が退避位置
へ移動すると、押さえ部材68の係合部73と連結部材75の
係合部79との係合が解除され、繰出部材69の繰出部77が
硬貨収納部52内へ進入可能となる。
【0039】収納繰出ベルト63と繰出部材69とで、硬貨
を硬貨受入口54から硬貨収納部52内へ、および硬貨収納
部52内から硬貨繰出口55へ搬送する搬送手段60が構成さ
れている。
【0040】また、硬貨収納部52の前寄り位置の上方に
は、仕切手段としての仕切部材80が配置されている。こ
の仕切部材80は、断面略L字形を有する板状の本体部81
と、この本体部81の前端から下方へ向けて折曲形成され
る仕切部82とを有している。この仕切部材80は、本体部
81の後端の支軸83を介して、本体部81が略水平姿勢をと
って仕切部82が硬貨収納部52内へ進入する仕切位置と、
仕切部82側が上方へ退避する退避位置との間を揺動可能
に支持されているとともに、前後方向へ水平移動可能に
支持されている。
【0041】図2および図3に示すように、仕切部材80
の仕切部材駆動機構85が、硬貨収納部52の上方から側方
にかけて形成されている。仕切部材駆動機構85では、仕
切部材80は本体部81の後端の支軸83が、硬貨収納部52の
上部を前後方向にスライド可能な第2のスライド部材86
に揺動可能に取り付けられ、また、本体部81の中央近傍
に立設されるピン87が、支持枠88の長孔89に係合されて
いる。
【0042】支持枠88の前後部が第1のリンク機構90に
よって支持されている。この第1のリンク機構90は、各
支点91a ,92a を介して前後方向に揺動可能とする前側
リンク91および後側リンク92を有し、各リンク91,92の
上端が連結軸91b ,92b を介して支持枠88の前後部に回
動自在に連結されている。後側リンク92の下端にはロー
ラ93が回転自在に軸支され、このローラ93が仕切部材用
モータM4によって回転駆動されるカム部材94の周面のカ
ム面に当接されている。そして、カム部材94の大径部が
ローラ93に接すると、支持枠88が後寄りの上昇位置をと
り、仕切部材80のピン87が引き上げられ、仕切部材80が
退避位置をとる(図3(a) の状態)。一方、カム部材94
の小径部がローラ93に接すると、支持枠88が前寄りの下
降位置をとり、仕切部材80のピン87が引き下げられ、仕
切部材80が仕切位置をとる(図3(b) の状態)。
【0043】第2のスライド部材86の後方位置には、水
平前後方向にスライド可能な第1のスライド部材95が配
置されている。第1のスライド部材95は、第2のリンク
機構96を介してカム部材94に連結されており、カム部材
94の回転に伴って前後方向にスライドされる。第2のリ
ンク機構96は、支点97a を介して前後方向に揺動可能と
するリンク97を有し、このリンク97の上端がリンク98を
介して第1のスライド部材95に連結されている。リンク
97の中間部とカム部材94の側面との間にはリンク99が連
結されている。リンク97には前方に向けて付勢する引っ
張りばね100 が連結されている。
【0044】そして、仕切部材駆動機構85の待機状態
(図3(a) の状態)において、第2のスライド部材86は
第1のスライド部材95によって最前位置に保持されてい
る。第1のスライド部材95が後退すると、第2のスライ
ド部材86は後退可能となるが、第2のスライド部材86自
身は駆動力を有さないので元の位置まま留まる。但し、
この状態で仕切部材80に後方へ向けて負荷がかけられる
と、仕切部材80と第2のスライド部材86は後方へ水平移
動される。
【0045】次に、図8(a) に示すように、硬貨収納投
出装置51の各硬貨収納部52の硬貨繰出口55の下方、およ
び最上流部(最前部)の返却用シュートとして構成され
る振分シュート24の下方には、第1の出金搬送ベルト10
1 が張設されており、各硬貨収納部52から繰り出された
硬貨を前方へ搬送する。第1の出金搬送ベルト101 の前
方には、硬貨入出金部12に通じる例えば突起付きベルト
にて構成された第2の出金搬送ベルト102 が張設されて
おり、第1の出金搬送ベルト101 によって搬送されてき
た硬貨が硬貨入出金部12へ搬送される。これら第1およ
び第2の出金搬送ベルト101 ,102 によって、硬貨収納
投出装置51から投出された硬貨を出金位置としての硬貨
入出金部12へ案内する硬貨案内手段103 が構成されてい
る。
【0046】次に、図13に制御系の構成図を示し、硬
貨入出金機の制御部111 には、ATM本体の制御部112
、硬貨入出金部12、硬貨識別部19、硬貨振分装置21、
硬貨収納投出装置51、各出金搬送ベルト101 ,102 を駆
動する出金搬送ベルト用モータM5、その他のセンサ類11
3 が接続されている。
【0047】硬貨入出金部12では、シャッタ部材13を開
閉するシャッタ駆動部114 、繰出ベルト17および逆転ロ
ーラ18を駆動する繰出用モータM1、硬貨入出金部12への
硬貨の投入を検知する投入検知センサ115 、および硬貨
入出金部12内の硬貨の存在を検知する残留検知センサ11
6 が、制御部111 にそれぞれ接続されている。
【0048】硬貨振分装置21では、振分搬送ベルト22を
駆動する振分搬送用モータM2、各振分部材23を駆動する
複数の振分用ソレノイド35が、制御部111 にそれぞれ接
続されている。
【0049】硬貨収納投出装置51では、各収納繰出ベル
ト63を駆動する複数の収納繰出用モータM3、各仕切部材
80を駆動する複数の仕切部材用モータM4、各押さえ部材
68を駆動する複数の押さえ部材用ソレノイド71、各硬貨
収納部52から繰出される硬貨を検知する複数の出金計数
センサ67、各硬貨収納部52内の硬貨の有無を検知する複
数の有無検知センサ117 が、制御部111 にそれぞれ接続
されている。
【0050】次に、硬貨入出金機の作用を説明する。
【0051】まず、待機状態について説明する。
【0052】硬貨入出金部12のシャッタ部材13は閉鎖位
置にある。
【0053】図11(a) に示すように、硬貨振分装置21
の全ての振分用ソレノイド35は励磁されておらず、全て
の振分部材23がスプリング38の付勢によって上昇位置に
ある。このとき、振分部材23のガイド部28は振分搬送ベ
ルト22の搬送面22a から所定量(通過間隙d)だけ浮き
上がった上昇位置(通過許容位置)をとって硬貨(C)
の通過を許容するとともに、シャッタ部29は振分搬送ベ
ルト22の搬送面22a の上方に上昇した上昇位置(進入阻
止位置)をとって振分シュート24への硬貨の進入を阻止
する状態にある。
【0054】図4(a) に示すように、硬貨収納投出装置
51の各硬貨収納部52には、出金用の硬貨が装填されてお
り、それら硬貨は付勢部材58によって前方へ寄せられて
いる。押さえ部材68は押さえ位置にあり、押さえ部72が
硬貨繰出口55の厚み分程度だけ硬貨収納部52内に進入さ
れ、硬貨を硬貨繰出口55より硬貨収納部52の奥側に位置
させた状態にある。この押さえ部材68が押さえ位置にあ
る状態では、押さえ部材68の係合部73と連結部材75の係
合部79とが係合し、連結部材75の後方への移動が阻止さ
れ、これにより、繰出部材69の後方への移動移動も規制
され、繰出部77が硬貨収納部52内へ進入できない状態に
ある。仕切部材80は仕切部82側が硬貨収納部52から上方
へ退避した退避位置にある。
【0055】次に、入金処理について説明する。
【0056】利用者がATM本体などに設けられる図示
しない操作部を操作して入金処理を指示すると、図4
(b) に示すように、硬貨収納投出装置51の各仕切部材80
が仕切位置に移動され、各仕切部材80の仕切部82が各硬
貨収納部52の最前位硬貨の前側に進入される。さらに、
入出金部12のシャッタ部材13が開放される。
【0057】硬貨入出金部12に硬貨が投入されると、シ
ャッタ部材13が閉鎖された後、繰出ベルト17と逆転ロー
ラ18が駆動されて硬貨が機体11内に1枚ずつ繰り出され
る。繰り出された硬貨は、硬貨識別部19において真偽や
金種が識別されて下流の硬貨振分装置21へ送り込まれ
る。繰出ベルト17や逆転ローラ18の駆動に合わせて、硬
貨振分装置21の振分搬送ベルト22が駆動されており、硬
貨識別部19で識別された硬貨は振分搬送ベルト22に載置
されて下流へ搬送される。
【0058】硬貨識別部19において偽硬貨と判定された
り、金種が判定できない硬貨は、硬貨振分装置21の最上
流の(第1の)振分位置において振分部材23により振り
分けられ、振分シュート24を通じて第1の出金搬送ベル
ト101 に排出される。また、正常な硬貨は、対応する
(第2ないし第7の)振分位置において振分部材23によ
り振り分けられ、振分シュート24を通じて硬貨収納投出
装置51の各硬貨収納部52へ送り込まれる。
【0059】この各振分部材23による振分動作では、図
11(b) に示すように、振分用ソレノイド35が励磁さ
れ、スプリング38の付勢に抗して振分部材23が下降位置
に降下して、ガイド部28が振分搬送ベルト22の搬送面22
a に近接する下降位置(通過阻止位置)をとって振分シ
ュート24への硬貨の案内を許容するとともに、シャッタ
部29が振分搬送ベルト22の搬送面22a より下がった下降
位置(進入許容位置)をとって振分シュート24への硬貨
の進入を許容する状態となる。そのため、振分対象とす
る硬貨は、ガイド部28に当接してそのガイド部28に沿っ
て振分シュート24へ案内され、振分シュート24へ送り込
まれる。また、硬貨の振分後には、振分用ソレノイド35
が励磁が解除され、振分部材23が上昇位置に復帰され
る。振分部材23の上昇位置では、シャッタ部29が振分搬
送ベルト22の搬送面22a の上方に上昇して、振分シュー
ト24への硬貨の進入を阻止する状態となるので、振分対
象以外の硬貨が誤って振り分けられることはない。
【0060】そして、硬貨収納投出装置51の各硬貨収納
部52へ送り込まれる硬貨は、振分シュート24によって立
位姿勢に変換された後、収納繰出ベルト63と逆転ローラ
65とに挟まれ、1枚に制限されて硬貨受入口54から硬貨
収納部52内へ送り込まれる。すなわち、図5(a) に示す
ように、硬貨収納部52のガイド板56の上部と仕切部材80
の仕切部82との間に送り込まれ、仕切部材80、集積収納
済み硬貨および付勢部材58を押動して、仕切部材80の仕
切部82と押さえ部材68の押さえ部72との間に送り込ま
れ、これら仕切部材80の仕切部82と押さえ部材68の押さ
え部72との間に挟持される。この硬貨は、仕切部材80の
仕切部82によって集積収納済み硬貨とは区分けされてお
り、一時保留状態となっている。後続の硬貨は、図5
(b) に示すように、硬貨収納部52のガイド板56の上部と
保留硬貨(受入硬貨)との間に順次送り込まれ、重ねら
れた状態で一時保留される。
【0061】硬貨入出金部12に投入された硬貨が全て繰
り出され、対応する硬貨収納部52あるいは第1の出金搬
送ベルト101 上に分類されると、第1および第2の出金
搬送ベルト101 ,102 が駆動され、第1の出金搬送ベル
ト101 上に載置されていたリジェクト硬貨が硬貨入出金
部12へ搬送される。シャッタ部材13が開放され、利用者
によってリジェクト硬貨が取り出されると、シャッタ部
材13が閉鎖される。
【0062】保留されている硬貨の合計金額が操作部に
表示され、利用者が承認あるいは非承認を選択する。承
認が選択されると、仕切部材80が退避位置へ移動され、
保留硬貨と集積収納済み硬貨が一体化され、入金操作が
完了する。
【0063】非承認が選択されると、保留硬貨の返却動
作が開始される(出金処理の図6を参照)。すなわち、
押さえ部材用ソレノイド71が励磁され、押さえ部材68が
退避位置に移動され、保留硬貨が硬貨収納部52のガイド
板56の下部に押し付けられるとともに、繰出部材69が後
方へ移動可能となる(出金処理の図6(a) を参照)。続
いて、収納繰出用モータM3が駆動され、繰出部材69の先
端の繰出部77が硬貨収納部52内へ進入するとともに最前
位の保留硬貨の上端に係合してその硬貨を押し下げる
(出金処理の図6(b) を参照)。押し下げられる硬貨
は、硬貨繰出口55を通じて、収納繰出ベルト63と従動ロ
ーラ66とによって挟持され、収納繰出ベルト63で下方へ
搬送されて、第1の出金搬送ベルト101 上に放出され
る。仕切部材80の仕切部82が最前位に達すると、それ以
上は硬貨を繰り出すことができなくなる。全ての保留硬
貨が繰り出されると、第1および第2の出金搬送ベルト
101 ,102 が駆動され、第1の出金搬送ベルト101 上に
載置されていた硬貨が硬貨入出金部12へ搬送される。シ
ャッタ部材13が開放され、利用者によって硬貨が取り出
されると、シャッタ部材13が閉鎖される。
【0064】なお、係員が所定の補充操作を行ない、硬
貨を硬貨入出金部12へ投入することにより、各硬貨収納
部52へ出金用硬貨を補充可能とする。各硬貨収納部52へ
の出金用硬貨の補充動作は、入金処理と同様である。
【0065】次に、出金処理について説明する。
【0066】利用者が操作部を操作して出金処理を指示
すると、対応する硬貨収納投出装置51の硬貨収納部52か
ら硬貨が繰り出される。すなわち、図6(a) に示すよう
に、押さえ部材用ソレノイド71が励磁され、押さえ部材
68が退避位置に移動され、保留硬貨が硬貨収納部52のガ
イド板56の下部に押し付けられるとともに、繰出部材69
が後方へ移動可能となる。続いて、収納繰出用モータM3
が駆動され、繰出部材69の先端の繰出部77が硬貨収納部
52内へ進入するとともに最前位の硬貨の上端に係合して
その硬貨を押し下げる。押し下げられる硬貨は、硬貨繰
出口55を通じて、収納繰出ベルト63と従動ローラ66とに
よって挟持され、収納繰出ベルト63で下方へ搬送され
て、第1の出金搬送ベルト101 上に放出される。仕切部
材80の仕切部82が最前位に達すると、それ以上は硬貨を
繰り出すことができなくなる。
【0067】指示された金種の硬貨が全て繰り出され、
第1の出金搬送ベルト101 上に放出されると、第1およ
び第2の出金搬送ベルト101 ,102 が駆動され、第1の
出金搬送ベルト101 上に載置されていた硬貨が硬貨入出
金部12へ搬送される。シャッタ部材13が開放され、利用
者によって硬貨が取り出されると、シャッタ部材13が閉
鎖される。
【0068】以上のように、硬貨収納投出装置51によれ
ば、硬貨収納部52に硬貨を横方向に集積した状態で収納
するので、装置の高さを低く抑えることができ、さら
に、硬貨収納部52の一端上下に硬貨受入口54および硬貨
繰出口55を設け、収納繰出ベルト63、押さえ部材68およ
び繰出部材69により硬貨受入口54および硬貨繰出口55を
通じて硬貨収納部52内への硬貨の受け入れおよび硬貨収
納部52内からの硬貨の繰り出しをするので、硬貨収納部
52の硬貨受入位置と硬貨繰出位置とが近接してメンテナ
ンスを容易にできるとともに、硬貨の受け入れ、繰り出
しおよび受け入れた硬貨を返却するための構成が兼用と
なって、構造を簡単にでき、コストダウンを図ることが
できる。しかも、硬貨収納部52への硬貨の受入時に、仕
切部材80により受入硬貨を集積収納済み硬貨と区別する
ので、その受入硬貨を返却する場合でも確実に返却でき
る。
【0069】収納繰出ベルト63により硬貨受入口54から
硬貨収納部52に受け入れる硬貨、および硬貨収納部52か
ら硬貨繰出口55へ繰り出す硬貨を搬送できるとともに、
繰出部材69により硬貨収納部52内の硬貨を硬貨繰出口55
へ確実に繰り出すことができる。
【0070】このような硬貨収納投出装置51を備えた硬
貨入出金機は、薄形化が可能となるとともに、硬貨収納
投出装置51からの投出硬貨や返却硬貨を硬貨入出金部12
へ搬送する硬貨案内手段103 の機構も兼用とすることが
できるので、構造を簡単にでき、コストダウンを図るこ
とができる。
【0071】
【発明の効果】請求項1記載の硬貨収納投出装置によれ
ば、硬貨収納部に硬貨を横方向に集積した状態で収納す
るので、装置の高さを低く抑えることができ、さらに、
硬貨収納部の一端上下に硬貨受入口および硬貨繰出口を
設け、搬送手段および押さえ手段により硬貨受入口およ
び硬貨繰出口を通じて硬貨収納部内への硬貨の受け入れ
および硬貨収納部内からの硬貨の繰り出しをするので、
硬貨収納部の硬貨受入位置と硬貨繰出位置とが近接して
メンテナンスを容易にできるとともに、硬貨の受け入
れ、繰り出しおよび受け入れた硬貨を返却するための構
成が兼用となって、構造を簡単にでき、コストダウンを
図ることができる。しかも、硬貨収納部への硬貨の受入
時に、仕切手段により受入硬貨を集積収納済み硬貨と区
別するので、その受入硬貨を返却する場合でも確実に返
却できる。
【0072】請求項2記載の硬貨収納投出装置によれ
ば、請求項1記載の硬貨収納投出装置の効果に加えて、
搬送ベルトにより硬貨受入口から硬貨収納部に受け入れ
る硬貨、および硬貨収納部から硬貨繰出口へ繰り出す硬
貨を搬送できるとともに、繰出手段により硬貨収納部内
の硬貨を硬貨繰出口へ確実に繰り出すことができる。
【0073】請求項3記載の硬貨入出金機によれば、請
求項1または2記載の硬貨収納投出装置を備えるので、
薄形化が可能となるとともに、硬貨収納投出装置からの
投出硬貨や返却硬貨を出金位置へ搬送する機構も兼用と
することができるので、構造を簡単にでき、コストダウ
ンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の硬貨収納投出装置の一実施の形態を示
し、(a) は硬貨収納投出装置の平面図、(b) は硬貨収納
投出装置の断面図である。
【図2】同上硬貨収納投出装置の仕切部材駆動機構の側
面図である。
【図3】同上(a) は待機時および出金時の仕切部材駆動
機構の側面図、(b) は入金時の仕切部材駆動機構の側面
図である。
【図4】同上(a) は待機時の硬貨収納投出装置の断面
図、(b) は入金時の硬貨収納投出装置の断面図である。
【図5】同上(a) は図4(b) に続く入金時の硬貨収納投
出装置の断面図、(b) は図5(a) に続く入金時の硬貨収
納投出装置の断面図である。
【図6】同上(a) は出金時の硬貨収納投出装置の断面
図、(b) は(a) に続く出金時の硬貨収納投出装置の断面
図である。
【図7】同上硬貨収納投出装置を備えた硬貨入出金機の
平面図である。
【図8】同上(a) は図7のA−A断面図、(b) は図7の
B−B断面図である。
【図9】同上(a) は硬貨入出金機の閉鎖状態(使用時)
の側面図、(b) は硬貨入出金機の開放状態(メンテナン
ス時)の側面図である。
【図10】同上硬貨入出金機が備える硬貨振分装置の斜
視図である。
【図11】同上(a) は硬貨振分装置の硬貨通過許容時の
断面図、(b) は硬貨振分装置の硬貨振分時の断面図であ
る。
【図12】同上(a) はガイド部が平面状の場合の硬貨振
分動作を説明する説明図、(b) はガイド部が凹曲面状の
場合の硬貨振分動作を説明する説明図である。
【図13】同上硬貨入出金機の制御系の構成図である。
【符号の説明】
12 硬貨受入部としての硬貨入出金部 19 識別手段としての硬貨識別部 23 硬貨振分手段としての振分部材 51 硬貨収納投出装置 52 硬貨収納部 54 硬貨受入口 55 硬貨繰出口 58 付勢手段としての付勢部材 60 搬送手段 63 搬送ベルトとしての収納繰出ベルト 68 押さえ手段としての押さえ部材 69 繰出手段としての繰出部材 80 仕切手段としての仕切部材 103 硬貨案内手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬貨を横方向に集積した状態で収納する
    硬貨収納部と、 この硬貨収納部内の硬貨を集積方向の一端へ向けて付勢
    する付勢手段と、 前記硬貨収納部の一端上方に設けられ、集積姿勢の硬貨
    を受け入れる硬貨受入口と、 前記硬貨収納部の一端下方に設けられ、集積姿勢の硬貨
    を繰り出す硬貨繰出口と、 前記硬貨収納部の一端に臨んで設けられ、硬貨を硬貨受
    入口から硬貨収納部内へ、および硬貨収納部内から硬貨
    繰出口へ搬送する搬送手段と、 前記硬貨収納部の一端に臨んで設けられ、硬貨繰出時以
    外のときに硬貨収納部内の一端に臨む硬貨の硬貨繰出口
    への進入を規制するとともに、硬貨繰出時に硬貨収納部
    内の一端に臨む硬貨の硬貨繰出口への進入を許容する押
    さえ手段と、 前記硬貨収納部内への硬貨受入時に集積収納済み硬貨と
    受入硬貨との間に進入されるとともに、受入硬貨の集積
    収納時に退避して集積収納済み硬貨と受入硬貨とを集積
    させる仕切手段とを具備していることを特徴とする硬貨
    収納投出装置。
  2. 【請求項2】 搬送手段は、 硬貨受入口から硬貨繰出口にかけて張設される搬送ベル
    トと、 硬貨収納部の一端に臨む硬貨を硬貨繰出口へ繰り出す繰
    出手段とを備えていることを特徴とする請求項1記載の
    硬貨収納投出装置。
  3. 【請求項3】 硬貨を一括して受け入れるとともに1枚
    ずつ繰り出す硬貨受入部と、 この硬貨受入部から繰り出される硬貨を識別する識別手
    段と、 この識別手段の識別結果に応じて硬貨を振り分ける複数
    個の硬貨振分手段と、 これら各硬貨振分手段に対応して設けられ、振り分けら
    れた硬貨を硬貨受入口に受け入れる請求項1または2記
    載の硬貨収納投出装置と、 これら各硬貨収納投出装置の硬貨繰出口に臨んで設けら
    れ、投出された硬貨を出金位置へ案内する硬貨案内手段
    とを具備していることを特徴とする硬貨入出金機。
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