JP2000262559A - 衛生用品 - Google Patents

衛生用品

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JP2000262559A
JP2000262559A JP11068257A JP6825799A JP2000262559A JP 2000262559 A JP2000262559 A JP 2000262559A JP 11068257 A JP11068257 A JP 11068257A JP 6825799 A JP6825799 A JP 6825799A JP 2000262559 A JP2000262559 A JP 2000262559A
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water absorption
sanitary article
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acid
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Yoshihiro Irisato
義広 入里
Makoto Sukegawa
誠 助川
Toshio Kato
敏雄 加藤
Hiroaki Tamaya
玉谷  弘明
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Mitsui Chemicals Inc
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Mitsui Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生分解性を有し、優れた吸水能を有する衛生
用品を供給する。 【解決手段】 トップシート層、吸収コア層、バックシ
ート層を含んで構成される積層体構造を有する衛生用品
であって、前記吸収コア層が、架橋ポリアミノ酸系樹脂
を含んで構成され、前記トップシート層、及び/又は、
前記バックシート層が、生分解性高分子を含んで構成さ
れることを特徴とする衛生用品。 【効果】 生理食塩水の平衡膨潤吸収量がポリマー
単位重量当たり、30〜200倍である吸水能の吸水能
を有する。 生理食塩水を1分間吸収させた吸収量
がポリマー単位重量当たり、20〜150倍である吸水
能を有する。 20g/cm2の荷重下での生理食塩
水の吸水量がポリマー単位重量当たり、15〜150倍
である吸水能を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】[使い捨て衛生用品の技術的背景]使い
捨て衛生用品は尿、血液、経血、汗等の体液を効率的に
吸収できるように設計された用品であり、紙おむつ、生
理用ナプキン、失禁用パッド、母乳パッド、医療用アン
ダーパッド、手術用アンダーパッド、ペット用シート等
に使用されている。従来、かかる衛生材料は、不織布又
は多孔性成形ポリエチレンフィルム又はポリプロピレン
フィルム材料からなるトップシートと、ポリエチレンか
らなるバックシート、パルプ中に吸水性樹脂を分散させ
た吸収コアを中心として構成される。これらの材料はパ
ルプを除いて生分解性を有しない。
【0002】[使い捨て衛生用品廃棄物処理の技術的背
景]上記衛生材料の使用済みの廃棄物は重量換算にて全
廃棄物中の数%を占めが、これらの使い捨て衛生材料は
分解性を有しないため、使用後の廃棄が問題である。現
状としては、これらの吸水性樹脂は、廃棄時には焼却処
理する方法と埋め立てする方法が行われているが、焼却
炉で処理する方法では、焼却時に発生する熱による炉材
の損傷のほかに、地球の温暖化や酸性雨の原因となるこ
とが指摘されている。一方、焼却炉からのダイオキシン
の発生の原因は炭素分、塩素分を含む物質が低温にて不
完全燃焼することによって生じることが指摘されてい
る。特に紙おむつの廃棄物は、炭素分と塩化物の塩を含
み、蒸発潜熱が大きく燃えにくい水分を多量に含むため
焼却炉の温度を下げることがありうる。紙おむつ構成材
料そのものがダイオキシン発生に関して材料由来の直接
的な原因ではないにしても、有機物から構成され、その
廃棄物は塩を含んでおり、焼却炉内の温度を一時的に下
げることから、その廃棄方法の見直しが必要であると思
われる。また、埋め立て処理する方法では、紙おむつ廃
棄物は非分解性のプラスティックを中心として構成して
いるので、容積がかさばる、腐らないため地盤が安定し
ない等の問題があるうえ、特に国内は首都圏を中心とし
て埋め立てに適した場所がなくなってきたことが大きな
問題となっている。
【0003】かかる問題に対して、衛生材料の構成材料
の一部を分解性材料にする提案がなされている。例え
ば、特公表平5−505318号では、バックシートを
ジオキサンベースとする重合体からなるフィルムを用い
ることが提案されている。しかし、構成材料の一部のみ
が分解されても他の材料が分解しない限りは廃棄処理の
根本的解決にはならず、かえって分解しない成分の蓄積
等が問題になることが予想される。
【0004】[吸水性樹脂の技術的背景]吸水性樹脂
は、自重の数十倍から数千倍の水を吸収できる樹脂であ
り、生理用品、紙おむつ、母乳パット、使い捨て雑巾等
の衛生用品、創傷保護用ドレッシング材、医療用アンダ
ーパット、パップ剤等の医療用品、ペット用シート、携
帯用トイレ、ゲル芳香剤、ゲル消臭剤、吸汗性繊維、使
い捨てカイロ等の生活用品、シャンプー、セット用ジェ
ル剤、保湿剤等のトイレタリー用品、農・園芸用の保水
材、切り花の延命剤、フローラルフォーム(切り花の固
定化材)、育苗用苗床、水耕栽培、植生シート、種子テ
ープ、流体播種、結露防止用農業用シート等の農・園芸
用品、食品用トレー用鮮度保持材、ドリップ吸収性シー
ト等の食品包装材、保冷材、生鮮野菜運搬用吸水性シー
ト等の運搬用資材、結露防止用建築材料、土木・建築用
のシーリング材、シールド工法の逸泥防止剤、コンクリ
ート混和剤、ガスケット・パッキング等の土木建築資
材、光ファイバー等の電子機器のシール材、通信ケーブ
ル用止水材、インクジェット用記録紙等の電気機器関連
資材、汚泥の凝固剤、ガソリン、油類の脱水、水分除去
剤等の水処理剤、捺染用のり、水膨潤性玩具、人工雪等
の幅広い分野に使用されている。また、その薬品徐放性
を利用して、徐放性肥料、徐放性農薬、徐放性薬剤等の
用途にも期待されている。さらにその親水性を利用して
湿度調整材、電荷保持性を利用して帯電防止剤等への使
用も期待される。
【0005】[吸水性樹脂に関する先行技術]このよう
な衛生材料に使用されている吸水性樹脂としては、例え
ば、架橋ポリアクリル酸部分中和物(特開昭55−84
304号、米国特許4625001号)、澱粉−アクリ
ロニトリル共重合体の部分加水分解物(特開昭46−4
3995号)、澱粉−アクリル酸グラフト共重合体(特
開昭51−125468号)、酢酸ビニル−アクリル酸
エステル共重合体の加水分解物(特開昭52−1468
9号)、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスル
ホン酸とアクリル酸の共重合架橋物(欧州特許0068
189号)、カチオン性モノマーの架橋体(米国特許4
906717号)、架橋イソブチレン−無水マレイン酸
共重合体(米国特許4389513号)などが知られて
いる。
【0006】ところが、これらの吸水性樹脂組成物は架
橋部分の分解が起こり、水溶性樹脂とはなるが、主鎖は
全く分解性を有しない、又は一部のみしか分解しないた
め、使用後の廃棄が問題である。特に、ポリアクリル酸
は、分解できるのは7量体までで、8量体以上のオリゴ
マーは全く生分解性を有しないことが報告されている。
(J.E.Glass and G.Swift Ed
s.,“Agricultural&Synhetic
polymers:Utilization&Bio
degradability”,American C
hemicalSociety,Washingto
n,D.C.(1990),M.Shimao,H.S
aimoto,Y.Taniguchi,N.Kat
o,C.sakazawa:Appl.Enviro
n.Microbiol.,Vol.46,pp.60
5〜(1983),S.Matsumura,S.Ma
eda,S.yoshikawa,N.Chikazu
mi:J.Jpn.Oil Chem.Soc.(YU
KAGAKU),Vol.39,pp.1245〜(1
990)等) すなわち、これらの樹脂は分解性に乏しく、水中や土壌
中では半永久的に存在するので、廃棄物処理における環
境保全を考えると非常に重大な問題である。例えば紙お
むつ、生理用品等の衛生材料に代表される使い捨て用途
の樹脂の場合、それをリサイクルすれば多大な費用がか
かり、焼却するにも大量であるため地球環境への負荷が
大きい。また架橋ポリアクリル酸樹脂を含む廃棄物を埋
没処理した場合、土壌中でCa2+等の多価イオンとコン
プレックスを形成し、不溶性の層を形成すると報告され
ている(松本ら、高分子、42巻、8月号、1993
年)。しかし、このような層はそのもの自体の毒性は低
いと言われているが、自然界には全くないものであり、
長期に渡るそれら樹脂の土中への蓄積による生態系への
影響は不明であり、十分に調べる必要があり、その使用
には慎重な態度が望まれる。同様に非イオン性の樹脂の
場合、コンプレックスは形成しないが、非分解性のため
土壌中へ蓄積する恐れがあり、その自然界への影響は疑
わしい。さらに、これらの重合系の樹脂は、人間の肌等
に対して毒性の強いモノマーを使用しており、重合後の
製品からこれを除去するために多くの検討がなされてい
るが、完全に除くことは困難である。特に工業的規模で
の製造ではより困難となることが予想される。
【0007】[生分解性を有する吸水性樹脂の技術的背
景]一方、近年、「地球にやさしい素材」として生分解
性ポリマーが注目されており、これを吸水性樹脂として
使用することも提案されている。このような用途に使用
されている生分解性を有する吸水性樹脂としては、例え
ばポリエチレンオキシド架橋体(特開平6−15779
5号等)、ポリビニルアルコール架橋体、カルボキシメ
チルセルロース架橋体(米国特許4650716号)、
アルギン酸架橋体、澱粉架橋体、ポリアミノ酸架橋体な
どが知られている。この中でポリエチレンオキシド架橋
体、ポリビニルアルコール架橋体は、特殊な菌のみし
か、生分解することができないので、一般的な条件では
生分解性は遅かったり、もしくは全く分解しなかったり
する。さらに分子量が大きくなると極端に分解性が低下
したり、非分解性となる。また、カルボキシメチルセル
ロース架橋体、アルギン酸架橋体、デンプン架橋体等の
糖類架橋体は、その分子内に強固な水素結合を多く含む
ために、分子間、ポリマー間の相互作用が強く、そのた
め分子鎖が広く開くことができず、吸収能は高くなく、
衛生用品中の吸水性ポリマーとしては不向きであった。
【0008】[ポリアミノ酸径系吸水性樹脂の技術的背
景]一方、ポリアミノ酸を架橋して得られる樹脂は生分
解性を有するために地球環境にやさしく、また生体内に
吸収されても酵素作用により消化吸収され、しかも生体
内での抗原性を示さず、分解生成物も毒性がないことが
明らかにされているので、人に対してもやさしい素材で
ある。
【0009】[使い捨て衛生用品に対する要望]すなわ
ち、使い捨て衛生用品の廃棄処理に対する要望は高く、
その処理法も含めた新規の使い捨て衛生材料の出現が強
く要望されていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、上記のような従来の問題点を解決し、生分解性を有
する衛生用品に関する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討した結果、本発明を完成するに至
った。即ち、発明は、以下の[1]〜[24]に記載した
事項により特定される。
【0012】[1] 吸収コアに架橋ポリアミノ酸系樹
脂を含有する衛生用品。
【0013】[2] 吸収コア層を被覆層により被覆し
た吸収パッドからなる衛生用品であって、前記吸収コア
層が、架橋ポリアミノ酸系樹脂を含んで構成されること
を特徴とする衛生用品。
【0014】[3] トップシート層、吸収コア層、バ
ックシート層を含んで構成される積層体構造を有する衛
生用品であって、前記吸収コア層が、架橋ポリアミノ酸
系樹脂を含んで構成され、前記トップシート層、及び/
又は、前記バックシート層が、生分解性高分子を含んで
構成されることを特徴とする衛生用品。
【0015】[4] 全構成要素の重量の70〜100
%が生分解性を有する材料で構成されていることを特徴
とする、[1]乃至[3]の何れかに記載した衛生用
品。
【0016】[5] 全構成要素の重量の100%が生
分解性を有する材料で構成されていることを特徴とす
る、[1]乃至[3]の何れかに記載した衛生用品。
【0017】[6] コンポスト処理することにより生
分解する機能を有することを特徴とする、[5]に記載
した衛生用品。
【0018】[7] コンポスト処理したとき、40日
間で全重量が、処理する前の重量に対して0〜50%に
なることを特徴とする、[6]に記載した衛生用品。
【0019】[8] 埋没処理することにより生分解す
る機能を有することを特徴とする、[1]又は[5]の
何れかに記載した衛生用品。
【0020】[9] 埋没処理したとき、6ヶ月間で全
重量が、処理する前の重量に対して0〜50%になるこ
とを特徴とする、[8]に記載した衛生用品。
【0021】[10] 架橋ポリアミノ酸系樹脂が、架
橋ポリアスパラギン酸系樹脂である、[1]乃至[9]
の何れかに記載した衛生用品。
【0022】[11] 架橋ポリアスパラギン酸系樹脂
が、以下の(a)〜(d)に記載した吸水能の少なくと
も一つを有するものである、[10]に記載した衛生用
品。 (a) 生理食塩水の平衡膨潤吸収量がポリマー単位重
量当たり、30〜200倍である吸水能。 (b) 生理食塩水を1分間吸収させた吸収量がポリマ
ー単位重量当たり、20〜150倍である吸水能。 (c) 20g/cm2の荷重下での生理食塩水の吸水
量がポリマー単位重量当たり、15〜150倍である吸
水能。 (d) 生理食塩水を飽和吸収したゲルに3000Gの
遠心力を10分間かけて保持できる保水量が、ポリマー
単位重量当たり、10〜150倍である吸水能。
【0023】[12] 架橋ポリアスパラギン酸系樹脂
が、以下の(e)〜(h)に記載した吸水能の少なくと
も一つを有するものである、[10]に記載した衛生用
品。 (e) 人工尿の平衡膨潤吸収量がポリマー単位重量当
たり、15〜150倍である吸水能。 (f) 人工尿を1分間吸収させた吸収量がポリマー単
位重量当たり、10〜150倍である吸水能。 (g) 20g/cm2の荷重下での人工尿の吸水量が
ポリマー単位重量当たり、10〜150倍である吸水
能。 (h) 人工尿を飽和吸収したゲルに3000Gの遠心
力を10分間かけて保持できる保水量が、ポリマー単位
重量当たり、10〜150倍である吸水能。
【0024】[13] 生分解性高分子が、脂肪族ポリ
エステルを含んで構成されるものであることを特徴とす
る、[3]乃至[12]の何れかに記載した衛生用品。
【0025】[14] 脂肪族ポリエステルが、ポリヒ
ドロキシカルボン酸を少なくとも一部に含有するもので
あることを特徴とする、[13]に記載した衛生用品。
【0026】[15] ポリヒドロキシカルボン酸が、
ポリ乳酸を少なくとも一部に含有するものであることを
特徴とする、[14]に記載した衛生用品。
【0027】[16] 脂肪族ポリエステルが、二価ア
ルコールと二価カルボン酸の縮合物を少なくとも一部に
含有するものであることを特徴とする、[14]に記載
した衛生用品。
【0028】[17] 二価アルコールが、1,4−ブ
タンジオールを少なくとも一部に含有するものであるこ
とを特徴とする、[16]に記載した、生分解性を有す
る使い捨て衛生用品。
【0029】[18] 二価カルボン酸が、コハク酸を
少なくとも一部に含有するものであることを特徴とす
る、[16]又は[17]に記載した、生分解性を有す
る使い捨て衛生用品。
【0030】[19] 生分解性高分子が、多糖類を少
なくとも一部に含有するものであることを特徴とする、
[3]乃至[18]の何れかに記載した衛生用品。
【0031】[20] 多糖類が、セルロース、キチ
ン、キトサン、及び、デンプンからなる群から選択され
た少なくとも1種を含んでで構成されるものであること
を特徴とする、[19]に記載した衛生用品。
【0032】[21] 吸収コア(層)が、以下の
(A)〜(D)に記載した吸水能の少なくとも一つを有
するものである、[1]乃至[20]の何れかに記載し
た衛生用品。 (A) 生理食塩水20mlを吸収する吸収速度が、
0.1〜50ml/sec・cm2である吸水能。 (B) 生理食塩水を吸収したときの飽和吸収量が0.
1〜5g/cm2である吸水能。 (C) 20g/cm2の荷重下、生理食塩水の吸収量
が、0.05〜4g/cm2である吸水能。 (D) 生理食塩水を吸収したときの飽和吸収したもの
に1ton/m2の荷重をかけたときの逆戻りが0〜
0.035g/cm2である吸水能。
【0033】[22] 架橋アミノ酸系樹脂を含有する
吸収コア(層)が、以下の(A’)〜(D’)に記載し
た吸水能の少なくとも一つを有するものである、[1]
乃至[20]の何れかに記載した衛生用品。 (A’) 架橋アミノ酸系樹脂単位重量当たり、生理食
塩水を吸収する吸収速度が、1分間で20〜250倍で
ある吸水能。 (B’) 架橋アミノ酸系樹脂単位重量当たり、生理食
塩水を吸収したときの飽和吸収量が40〜250倍であ
る吸水能。 (C’) 架橋アミノ酸系樹脂単位重量当たり、20g
/cm2の荷重下、生理食塩水の吸収量が、25〜18
0倍である吸水能。 (D’) 架橋アミノ酸系樹脂単位重量当たり、生理食
塩水を吸収したときの飽和吸収したものに1ton/m
2の荷重をかけたときの逆戻りが0〜7倍である吸水
能。
【0034】[23] 吸収コア(層)が、以下の
(E)〜(H)に記載した吸水能の少なくとも一つを有
するものである、[1]乃至[20]の何れかに記載し
た衛生用品。 (E) 人工尿20mlを吸収する吸収速度が、0.1
〜50ml/sec・cm2である吸水能。 (F) 人工尿を吸収したときの飽和吸収量が0.05
〜4g/cm2である吸水能。 (G) 20g/cm2の荷重下、人工尿の吸収量が、
0.03〜3g/cm2である吸水能。 (H) 人工尿を吸収したときの飽和吸収したものに1
ton/m2の荷重をかけたときの逆戻りが0〜7g/
cm2である吸水能。
【0035】[24] 架橋アミノ酸系樹脂を含有する
吸収コア(層)が、以下の(E’)〜(H’)に記載し
た吸水能の少なくとも一つを有するものである、[1]
乃至[20]の何れかに記載した衛生用品。 (E’) 架橋アミノ酸系樹脂単位重量当たり、人工尿
を吸収する吸収速度が、1分間で15〜200倍である
吸水能。 (F’) 架橋アミノ酸系樹脂単位重量当たり、人工尿
を吸収したときの飽和吸収量が20〜200倍である吸
水能。 (G’) 架橋アミノ酸系樹脂単位重量当たり、20g
/cm2の荷重下、人工尿の吸収量が、20〜150倍
である吸水能。 (H’) 架橋アミノ酸系樹脂単位重量当たり、人工尿
を吸収したときの飽和吸収したものに1ton/m2
荷重をかけたときの逆戻りが0〜7倍である吸水能。
【0036】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を詳細について説
明する。
【0037】(1) 本発明の衛生用品の種類、形状、
デザイン(意匠)、スタイル、大きさ 本発明の衛生用品は、使用される衛生用品の特定の種
類、形状、デザイン(意匠)、またはスタイルに関して
特定されず、一般に使用されているものが選択できる。
すなわち、本発明は、廃棄処理を深く考慮した衛生用品
の特定の材料の選択に関するものである。特に吸水性樹
脂として高性能を有する架橋ポリアミノ酸系樹脂を用い
ることにより、衛生用品として優れた特性を発揮でき、
その廃棄物の処理方法として新規の方法を提示するもの
である。例えば、衛生用品の種類として、子供用紙おむ
つ、大人用紙おむつ、生理用ナプキン、タンポン、パン
ティライナー、生理用シーツ、失禁用パッド、医療用血
液吸収体等が挙げられる。本発明の衛生用品は、その種
類に関して特に区別されず、吸収体としての機能を必要
とする何れにも使用できる。また、生理用品の形状につ
いても特定されず、例えば、紙おむつの場合、パンツ・
タイプ、パッド、タイプ、メカニカル・ファッスン・シ
ステム・タイプ等を例としてが挙げることができる。同
様に本発明の衛生用品の使用のデザイン(意匠)やスタ
イルについても区別されるものではない。さらに、本発
明の衛生用品の大きさについても、特に限定されず、使
用する衛生用品の種類、形状、デザイン(意匠)、スタ
イルに応じて大きさを選択できる。
【0038】(2) 本発明の衛生用品の構造 本発明の衛生用品の構造は特に限定されず、一般の衛生
用品に使用されている構造を取ることができる。本発明
の衛生用品の構造は、使用する衛生用品の種類、形状、
デザイン(意匠)、スタイルに応じて大きさを選択でき
る。これらは一般的に、トップシート、バックシート、
吸収コアからなることを基本とする。しかし、衛生用品
として、これらのパーツのみで構成されているわけでは
なく、必要に応じて上記以外の必要なパーツを含んでい
ても構わない。例えば、紙おむつ用品としては、上記パ
ーツ以外に、ウエストギャザー、モレ防止ギャザー、イ
ンナーレッグギャザー、アウターレッグギャザー、フロ
ンタルテープ、粘着剤、マジックテープ、ファッスンテ
ープシステム、リリーズテープシステム、ベルクロなど
のメカニカルファッスニングシステム、液拡散層等が挙
げられる。また、本発明の衛生用品は必要に応じて、ト
ップシート、及び/又は、バックシートがない構造もと
ることができる。すなわち、本発明の衛生用品に不可欠
な要素は吸収コアであり、それを含んだ衛生用品であれ
ば、他のパーツについては特に限定されず、様々なパー
ツを組み合わせて衛生用品を構築できる。さらに、一つ
のパーツで同時に二以上の機能を持たせる場合も構わな
い。例えば、吸収コアに拡散機能を持たせることができ
る。また、トップシート層/アクイジッション層、エン
ドキャップ/ウエストギャザー、リリーズテープ/ファ
ッスンテープのコンポジット化、トップシートとサイド
シート及びインナーレッグギャザーなどの複合化、バッ
クシートと吸収体とが複合されたフィルムレスの複合化
等が挙げられる。本発明の衛生用品は、一重の構造のみ
ならず、多重の構造をとることもできる。特に吸収コア
を重ねた構造により吸収能力を強化することができる。
これらは、衛生用品全体の構造のみならず、各パーツの
構造についても多重構造となっても構わない。例えば、
ティッシュ層/パルプ層/吸水性樹脂層を垂直的に組み
合わせた構造のみならず、これらを組み合わせて多層構
造にすることができる。
【0039】(3) 本発明の衛生用品のトップシート 本発明の衛生用品のトップシートは、液を透過させ、吸
収コアへと導くパーツであり、特に限定されず通常知ら
れているものが使用できる。しかし、本発明の目的の一
つである廃棄物処理を考慮すると、構造材料全体が生分
解性であることが好ましく、この場合は、トップシート
が生分解性材料からなることが好ましい。ただし、この
ことが本発明の衛生用品に不可欠な条件ではなく、吸収
コアとトップシートが容易に分離でき、分別処理ができ
る場合は生分解性材料から構成されなくても構わない。
本発明の衛生材料のトップシートを構成する材料につい
ては、(7)にて、その詳細について説明する。本発明
の衛生用品のトップシートは、液透過性である必要があ
り、織布、不織布、多孔性フィルム等が挙げられる。こ
れらは、肌に直接接する用途に使用する場合、肌着に近
い感触を有したものが好ましい。また、メッシュタイプ
のドライ感の高いシートや乾式不織布を使用すると表面
での液残り量が低減されるので好ましい。本発明のトッ
プシートは、構造体としての狭義のトップシートと肌等
に触れる部分であるスキン・コンタクト・シートを組み
合わせても構わない。本発明の衛生用品のトップシート
は、一重の構造のみならず、多重の構造をとることもで
きる。例えば、平面の配置状態からみて疎水性側部と親
水性のセンター部の2層からなるゼブラ構造をもったト
ップシートをとることができる。本発明の衛生用品のト
ップシートは、必要に応じて、消臭、脱臭機能を有する
材を含有しても構わない。また、菌の繁殖を抑える抗菌
材を含有することもできる。さらに周縁部にシリコン系
油剤、パラフィンワックス等の疎水性化合物を塗布する
方法や、予めアルキルリン酸エステルのような親水性化
合物を塗布し、周縁部における尿等の滲みによる漏れを
防止しても構わない。本発明の衛生用品のトップシート
は、液透過性材料であり、さらに工業的生産を考慮する
と、不織布が特に好ましい。不織布については(7−
2)にてその詳細について説明する。
【0040】(4) 本発明の衛生用品のバックシート 本発明のバックシートは、液を透過させないものであれ
ば、特に限定されず、通常知られているものが使用でき
る。しかし、本発明の目的の一つである廃棄物処理を考
慮すると、構造材料全体が生分解性であることが好まし
く、この場合は、バックシートが生分解性材料からなる
ことが好ましい。ただし、このことが本発明の衛生材料
に不可欠な条件ではなく、吸収コアとバックシートが容
易に分離でき、分別処理できる場合は生分解性材料から
構成されなくても構わない。本発明の衛生用品のトップ
シートは、液不透過性である必要があり、熱可塑性樹脂
のフィルム、フィルムと不織布の複合材、フィルムと織
布の複合材等が挙げられる。これらは使用する用途によ
っては、水の透過は防止できるが、水蒸気を透過できる
多孔性のものが好ましい。これらは、人体に接する用途
に使用する場合、柔らかさを持つものが好ましい。
【0041】本発明の衛生用品のバックシートは、一重
の構造のみならず、多重の構造をとることもできる。本
発明の衛生材料のバックシートを構成する材料について
は、(7)にて、その詳細について説明する。
【0042】(5) 本発明の衛生用品の吸収コア 本発明の吸収コアは、生分解性材料からなることを特徴
とする。その構造はパルプと吸水性樹脂からなり、場合
によっては、吸収紙(拡散紙)を含むことができる。パ
ルプは、解繊パルプが好ましい。本発明の衛生用品の吸
収コアは、一重の構造のみならず、多重の構造をとるこ
ともできる。特に吸収層を重ねた構造をとったり、吸水
性樹脂の濃度勾配を持たせることにより、吸収能力を強
化することができる。例えば、パルプ層/吸水性樹脂・
パルプ複合層/パルプ層と層別に形成した複相の吸収体
等が挙げられる。本発明の吸収コア中の吸水性樹脂は、
架橋ポリアミノ酸系樹脂であることを特徴とする。その
詳細については、(6)にて説明する。吸水性樹脂の存
在位置は特に限定されず、吸収コアの上層、中層、下層
の何れであっても構わず、パルプと混合したものでも構
わない。効率よく体液等を吸収できる構造が好ましい。
また、吸水性樹脂は、その性能が十分に発揮できるよう
に分散する方が好ましい。そのために、製造工程や、製
品の配送、保存時等に吸水性樹脂が偏在しないように吸
水性樹脂を固定する方法をとっても構わない。例えば、
パルプ中に熱可塑性樹脂を混合し、熱等により一部を接
着したり、バインダーにより一部を接着する方法等が挙
げられる。バインダー樹脂は、特に限定されないが、本
発明の主旨である生分解性を発現するためには、生分解
性高分子のバインダーを用いる方が好ましい。本発明の
吸収紙についても、限定されないが、通常、セルロース
を主体とした紙である場合が多い。
【0043】(6) 本発明の衛生用品の吸収コア中の
吸水性樹脂 本発明の衛生用品の吸収コア中の吸水性樹脂は架橋ポリ
アミノ酸に特定される。架橋ポリアミノ酸は、特に限定
されずポリアミノ酸の一部を架橋したものが使用でき
る。本発明に使用されるポリアミノ酸の基本骨格は、ア
ミノ酸が脱水縮合したポリペプチドから成る。アミノ酸
成分の具体例としては、例えば、20種類の必須アミノ
酸、L−オルニチン、一連のα−アミノ酸、β−アラニ
ン、γ−アミノ酪酸、中性アミノ酸、酸性アミノ酸、酸
性アミノ酸のω−エステル、塩基性アミノ酸、塩基性ア
ミノ酸のN置換体、アスパラギン酸−L−フェニルアラ
ニン2量体(アスパルテーム)等のアミノ酸及びアミノ
酸誘導体、L−システイン酸等のアミノスルホン酸等を
挙げることができる。α−アミノ酸は、光学活性体(L
体、D体)であっても、ラセミ体であってもよい。ま
た、ポリアミノ酸は他の単量体成分を含む共重合体であ
ってもよい。共重合体の単量体成分の例としては、アミ
ノカルボン酸、アミノスルホン酸、アミノホスホン酸、
ヒドロキシカルボン酸、メルカプトカルボン酸、メルカ
プトスルホン酸、メルカプトホスホン酸等が挙げられ
る。また、多価アミン、多価アルコール、多価チオー
ル、多価カルボン酸、多価スルホン酸、多価ホスホン
酸、多価ヒドラジン化合物、多価カルバモイル化合物、
多価スルホンアミド化合物、多価ホスホンアミド化合
物、多価エポキシ化合物、多価イソシアナート化合物、
多価イソチオシアナート化合物、多価アジリジン化合
物、多価カーバメイト化合物、多価カルバミン酸化合
物、多価オキサゾリン化合物、多価反応性不飽和結合化
合物、多価金属等が挙げられる。共重合体である場合
は、ブロック・コポリマーであっても、ランダム・コポ
リマーであっても構わない。また、グラフトであっても
構わない。
【0044】これらの中で、生分解性に優れたホモポリ
マーである、ポリアスパラギン酸、ポリグルタミン酸、
ポリリジンを基本骨格とした方が好ましく、高い吸水性
を有するポリアスパラギン酸及びグルタミン酸を基本骨
格とした場合が好ましく、さらに工業的生産に適したポ
リアスパラギン酸が特に好ましい。
【0045】本発明に使用される架橋ポリアミノ酸の側
鎖構造については、置換基がないポリアミノ酸残基であ
っても、ポリアミノ酸残基が誘導されたペンダント基を
含むものであっても構わない。ポリアスパラギン酸の場
合、単純にイミド環を開環した構造でカルボキシル基を
持つ基であるが、他の置換基を導入しても構わない。例
えば、単純にイミド環を開環した構造でカルボキシル基
を持つ基、リジン等のアミノ酸残基、カルボキシル基を
有するペンダント基、スルホン酸基を有するペンダント
基等がある。ここで、カルボキシル基、スルホン酸基の
場合は、塩となっていても構わない。カルボキシル基の
対イオンとしては、アルカリ金属塩、アンモニウム塩、
アミン塩等がある。
【0046】また酸性ポリアミノ酸の場合、カルボキシ
ル基、もしくは側鎖基は、ポリマー主鎖のアミド結合に
対して、アスパラギン酸残基の場合は、α位に置換され
ていても、β位に置換されていても構わず、グルタミン
酸残基の場合は、α位に置換されていても、γ位に置換
されていても構わない。共重合体の場合、ポリアスパラ
ギン酸及びその共重合体の場合は、アスパラギン酸もし
くは共重合体単量体のアミノ基等と、アスパラギン酸の
α位のカルボキシル基と結合した場合がα結合であり、
アスパラギン酸のβ位のカルボキシル基と結合した場合
がβ結合である。ポリアスパラギン酸の場合のα結合と
β結合は特に限定されず、その結合様式は、特に限定さ
れない。α結合のみであっても、β結合のみであって
も、混在していても構わない。本発明のポリアミノ酸の
基本骨格と側鎖部分の結合部分は、特に限定されない。
酸性ポリアミノ酸の場合、アミド結合、エステル結合、
チオエステル結合である。またカルボキシル基の場合
は、水素原子が結合した形でも、塩を構成しても構わな
い。カルボキシル基の対イオンとしては、アルカリ金属
塩、アンモニウム塩、アミン塩等がある。本発明に使用
されるポリアミノ酸は架橋体である。本発明の基本骨格
と架橋部分の結合部分は、特に限定されない。酸性ポリ
アミノ酸の場合、アミド結合、エステル結合、チオエス
テル結合である。これらの架橋部分及び側鎖部分は、無
置換でも、置換していてもよい。置換基としては、炭素
原子数1から18の分岐していてもよいアルキル基、炭
素原子数3から8のシクロアルキル基、アラルキル基、
置換していてもよいフェニル基、置換していてもよいナ
フチル基、炭素原子数1から18の分岐していてもよい
アルコキシ基、アラルキルオキシ基、フェニルチオ基、
炭素原子数1から18の分岐していてもよいアルキルチ
オ基、炭素原子数1から18の分岐していてもよいアル
キルアミノ基、炭素原子数1から18の分岐していても
よいジアルキルアミノ基、炭素原子数1から18の分岐
していてもよいトリアルキルアンモニウム基、水酸基、
アミノ基、メルカプト基、スルホニル基、スルホン酸
基、ホスホン酸基及びこれらの塩、アルコキシカルボニ
ル基、アルキルカルボニルオキシ基等が挙げられる。こ
れらポリアミノ酸系樹脂の基本骨格、架橋部、側鎖部は
特に限定されず、吸収コアに含まれる吸収性樹脂として
十分な吸水能を発揮できるものであれば、製造法によら
ず、いずれの樹脂も使用することができる。架橋ポリア
スパラギン酸は、製造法によらず、様々な方法で製造さ
れた樹脂を使用することができる。例えば、ポリコハク
酸イミドを多価アミンにてその一部を架橋し、残りのイ
ミド環をアルカリ等で加水分解する方法、アスパラギン
酸、ポリアスパラギン酸とリジン等を混合し、重合しな
がら架橋する方法、ポリアスパラギン酸と多価アミンを
混合し、高温にて脱水縮合する方法、ポリアスパラギン
酸を多価グリシジル化合物と反応させる方法、ポリアス
パラギン酸の水溶液にγ線を照射する方法等が挙げられ
る。これらの方法で製造された樹脂は、吸収コアに含ま
れる吸収性樹脂として十分な吸水能を発揮できるもので
あれば、製造法によらず、いずれの樹脂も使用すること
ができる。これらの樹脂は2種類を混合して用いても構
わない。また、生分解を有する他の吸水性樹脂である架
橋多糖類を併用して用いても構わない。さらに必要に応
じて衛生用品の生分解性を損ねない範囲で、生分解性を
有しない吸水性樹脂を併用しても構わない。本発明の吸
水性樹脂の使用量は、吸収を目的とする体液の種類、量
により大きくかわり、使用用途によっても変わってく
る。一般的には、シート1m2あたり0.1〜200g
が好ましく、1〜50gが特に好ましい。本発明に使用
する架橋ポリアミノ酸系樹脂の形状は、不定形破砕状、
球状、粒状、顆粒状、造粒状、リン片状、塊状、パール
状、微粉末状、繊維状、棒状、フィルム状、シート状等
種々のものが使用でき、用途によって好ましい形状を使
用できる。また、繊維状基材や多孔質状や発泡体あるい
は造粒物であってもよい。これらの架橋ポリアミノ酸系
樹脂の粒子径は特に限定されないが、使用用途によって
変わってくる。例えば、紙オムツ用の場合は、速い吸収
速度とゲル・ブロッキングが起こらないことが望まれる
ので平均粒子径100〜1000μmが好ましく、15
0〜600μmがより好ましい。本発明の衛生用品に用
いられる架橋ポリアミノ酸系樹脂は、吸水能に優れてい
ることが必要である。特に、非荷重下での吸水量が大き
く、荷重下での吸水量が大きく、荷重下での保水力が大
きく、吸水速度が速いものである必要がある。例えば、
衛生材料は各種の体液を充分吸収できなければならない
が、本発明では、体液の標準として生理食塩水を用い
て、吸水性樹脂の吸水能を表わす。すなわち、本発明の
衛生用品に、吸水性樹脂として使用される架橋ポリアミ
ノ酸系樹脂は、以下に吸水能を有するものが好ましい。
例えば、(a)生理食塩水の平衡膨潤吸収量がポリマー
単位重量に対して30倍以上である、(b)生理食塩水
を1分間吸収させた吸収量がポリマー単位重量に対して
20倍以上である、(c)20g/cm2の荷重下での
吸水量がポリマー単位重量に対して15倍以上である、
(d)生理食塩水を飽和吸収したゲルに3000Gの遠
心力を10分間かけて保持できる保水量が、ポリマー単
位重量あたり10倍以上である。さらには、以下に吸水
能を有するものがさらに好ましい。 (a)生理食塩水の平衡膨潤吸収量がポリマー単位重量
に対して40倍以上である、(b)生理食塩水を1分間
吸収させた吸収量がポリマー単位重量に対して30倍以
上である、(c)20g/cm2の荷重下での吸水量が
ポリマー単位重量に対して20倍以上である。(d)生
理食塩水を飽和吸収したゲルに3000Gの遠心力を1
0分間かけて保持できる保水量が、ポリマー単位重量あ
たり20倍以上である。そのうえ、以下に吸水能を有す
るものが特に好ましい。 (a)生理食塩水の平衡膨潤吸収量がポリマー単位重量
に対して50倍以上である、(b)生理食塩水を1分間
吸収させた吸収量がポリマー単位重量に対して35倍以
上である、(c)20g/cm2の荷重下での吸水量が
ポリマー単位重量に対して25倍以上である。(d)生
理食塩水を飽和吸収したゲルに3000Gの遠心力を1
0分間かけて保持できる保水量が、ポリマー単位重量あ
たり25倍以上である。これらの値に上限はなく、高い
数字を示すものが好ましいが、実際に製造できる架橋ポ
リアミノ酸系樹脂の常識の範囲において上限を設置する
と、以下に吸水能を有するものが好ましい。例えば、
(a)生理食塩水の平衡膨潤吸収量がポリマー単位重量
に対して30〜200倍である、(b)生理食塩水を1
分間吸収させた吸収量がポリマー単位重量に対して20
〜150倍である、(c)20g/cm2の荷重下での
吸水量がポリマー単位重量に対して15〜150倍であ
る、(d)生理食塩水を飽和吸収したゲルに3000G
の遠心力を10分間かけて保持できる保水量が、ポリマ
ー単位重量あたり10〜150倍である。本発明におい
てこれらの値に上限を設けるが、本発明の衛生材料とし
て、それ以上の性能を有する樹脂を使用できないわけで
はない。同様に、人工尿に対して以下の給水能を有する
樹脂が好ましい。例えば、(e)人工尿の平衡膨潤吸収
量がポリマー単位重量に対して15〜150倍である、
(f)人工尿を1分間吸収させた吸収量がポリマー単位
重量に対して10〜150倍である、(g)20g/c
2の荷重下での人工尿の吸水量がポリマー単位重量に
対して10〜150倍である、(h)人工尿を飽和吸収
したゲルに3000Gの遠心力を10分間かけて保持で
きる保水量が、ポリマー単位重量あたり10〜150倍
である。
【0047】本発明に使用される吸水性樹脂は必要によ
り、食塩、コロイダルシリカ、ホワイトカーボン、超微
粒子状シリカ、酸化チタン粉末等の無機化合物、キレー
ト剤等の有機化合物を添加しても構わない。さらに酸化
剤、酸化防止剤、還元剤、紫外線吸収剤、抗菌剤、殺菌
剤、防カビ剤、肥料、香料、消臭剤、顔料等を混合して
も構わない。
【0048】(7) 本発明の衛生用品のトップシート
及びバックシートを構成する材料 本発明の衛生用品のバックシート及びトップシートを形
成する材料は特に限定されないが、生分解性を有する高
分子が好ましい。トップシート及びバックシートを構成
する材料としては、例えば、無サイズ紙、不織布、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、親水化したポリエチレン、
ポリプロピレンなどの透水性多孔シート、セロファン、
ビニロンフィルム、PVAフィルム、熱可塑性フィルム
でフィルム製造時に微細連通孔をもつように発泡加工し
たもの、無機物または高融点の核発生剤を添加して延伸
加工して微細連通孔を形成したもの、ポリエチレンやポ
リプロピレンとパルプとの混抄紙、紙と不織布との積層
体、サイズ紙や不織布にビスコースによってセルロース
膜を形成させたもの、セルロース膜に微細な孔を形成さ
せたもの、熱可塑性樹脂からなるプラスティックフィル
ム、ポリエチレン紙、金属箔、その一部または全部が熱
可塑性の不織布、レーヨン、パルプなどの繊維に、ポリ
オレフィン、ポリエステル、ポリアミド等の樹脂を含浸
または混入した不織布、ポリオレフィン、ポリエステ
ル、ポリアミドなどの樹脂からなる不織布等が挙げられ
る。さらに本発明でトップシート及びバックシートを構
成する生分解性材料としては、生分解性を有する高分子
材料が挙げられ、非溶融性の材料と溶融性の材料に分け
られる。非溶融性の材料としては、パルプ、木綿、羊
毛、再生セルロース繊維、溶剤紡糸セルロース繊維等が
挙げられる。パルプは、木材からのバージンパルプ、古
紙等から回収したパルプが挙げられる。溶融性の材料と
しては、脂肪族ポリエステル又は脂肪族ポリエステルア
ミドが挙げられる。脂肪族ポリエステルの例としては、
ポリグリコシド、ポリ乳酸のようなポリ(α−ヒドロキ
シカルボン酸)、ポリ−ε−カプロラクトン、ポリ−β
−プロピオラクトン、ポリ−3‐ヒドロキシプロピオネ
ート、ポリ−3‐ヒドロキシブチレート、ポリ−3‐ヒ
ドロキシカプロレート、ポリ−3‐ヒドロキシヘプタノ
エート、ポリ−3‐ヒドロキシオクタノエート、及びこ
れらとポリ−3−ヒドロキシバリレート、ポリ−4−ヒ
ドロキシブチレートとの共重合体のようなポリヒドロキ
シアルカノエート、ポリエチレンオキサレート、ポリエ
チレンサクシネート、ポリブチレンサクシネート、ポリ
ブチレンアジペートポリブチレンセバケート、ポリヘキ
サメチレンセバケート、ポリネオペンチルオキサレート
及びこれらの共重合体のように二価アルコールと二価カ
ルボン酸との縮合物、さらにそれらを二価イソシアナー
ト化合物で鎖延長したウレタン結合を有するもの等が挙
げられる。脂肪族ポリエステルアミドの例としては、ε
−カプロラクトンとε−カプロラクタムの共重合体等の
ラクトンとラクタムの共重合物が挙げられる。
【0049】(7−2) 本発明の衛生用品のトップシ
ート及びバックシートを形成する不織布 不織布はASTMでは、「繊維同志を接合物質によって
接合したウェブ、あるいはマット状の構造を持つ布状物
質」と定義され、また、日本不織布工業会では、「乾式
ウェブの機械的、熱的あるいはそれらの組み合わせにに
よる処理により構成繊維を結合、接着して作られたもの
で、製織、編織、縮じゅうなどの方法によらない布状の
もの」と定義しているが、本発明においては、さらに広
義な意味である「天然あるいは人造繊維ステープル、あ
るいは連続フィラメントが接着剤、溶融繊維、あるいは
機械的方法等により接合されら布状物質」として定義す
る。その製造方法は特に限定されず、各種の方法が使用
できる。例えば、水を媒体として用いず、紡績用カード
あるいはガーネットその他の装置により繊維シートを形
成する方法である乾式法、水あるいは接合剤を含有した
液中に原料繊維を分散させ、抄紙機を利用してシート状
にする方法である湿式法、繊維を形成すると同時に不織
布を作る直接法が挙げられる。乾式法は、原料繊維を開
綿機にかけてほぐし、あるいは混綿機で配合し、これを
薄いシート(ウェブ)にする工程と、得られたウェブを
接合する工程にて構成される。ウェブ作成は、カードあ
るいはガーネットで作られる平行配列ウェブを交差して
折り畳んで作る交差配列ウェブ、開綿された繊維を空気
流により吹き飛ばして、有孔円筒(コンデンサ)上に均
一に分散集積(air−lay)させて作るランダム配
列ウェブが挙げられる。亜硫酸パルプや綿リンタ等の短
い繊維を用いて接着剤を用いることなく、不織布を作成
しても構わない。ウェブの接合方法は、接着剤による方
法と機械的接合法がある。接着剤による方法は、合成樹
脂溶液あるいはエマルジョンを用いる、浸漬法、ロール
法、泡末法、プリント法、スプレー法と、合成樹脂粉末
を用いる方法と、繊維を接合材として用いる方法があ
る。機械的接合法は、ニードルパンチ法とステッチ法が
ある。湿式法は、熱可塑性樹脂から作られた微小な不規
則な細枝状のバインダ(fibrids)を湿潤したパ
ルプのような状態で、通常の繊維と混ぜてスラリーと
し、抄紙機でシート化し、加熱してfibridsを溶
融して接合する方法と、マルチセルラセルフボンディン
グビスコースレーヨン等を多種繊維と混合して水中にス
ラリーとし、湿式でマットを作り乾燥する方法がある。
また、フィブリル化した繊維も同様な方法に使用でき
る。直接法は、スプレーファイバー法とスパンボンド法
がある。スプレーファイバー法は、原料高分子物質を溶
液あるいは熱溶融して紡糸ノズルから噴射させ、ノズル
の周囲から噴射される空気流により吹き飛ばされて、切
断された繊維を形成し、コンベアのスクリーン上に集積
され、きわめて細い繊維から成るランダムマットを形成
させるとき、紡糸筒に静電気を与えて均一に分散させる
方法である。スパンボンド法は、紡糸ノズルから溶融紡
糸されたフィラメントを、吸引ゼット中に導き、圧搾空
気流により延伸されるととに下方に送り、吸引ゼットに
与えた静電気によりフィラメントが帯電して均一に開繊
され、下方の受器に均一なランダムウェブを形成する方
法である。本発明の衛生用品に用いられる不織布の材料
となる原料繊維は生分解性を有する高分子材料であるほ
うが好ましい。その例として(7)にて挙げたものが使
用できる。また本発明の不織布の製造に用いられる接着
剤は生分解性を有する高分子材料であるほうが好まし
い。その例については、(8)で記載する、ホットメル
ト接着剤等が使用できる。
【0050】(8) 本発明の衛生用品の製造方法 本発明の衛生用品の製造方法は特に限定されず、一般に
使用されている方法を用いることができる。一般的に
は、吸収コア等の内層材料をトップシート、バックシー
ト等の外層材料を、バインダー、接着剤等を用い、ヒー
トシール、高周波接合等により、一体化する方法が挙げ
られる。最終的な衛生用品と吸収コア等を製造する工程
は同時に行っても、別の工程にて行っても構わない。例
えば、内層材料の上に吸水性樹脂及びバインダーを含有
する組成物を均一に散布し、他の吸収コアを形成する内
層材料を重ね合わせ、加熱エンボスロールを通して挟着
一体化した後、当該一体化後の原紙を一定サイズにカッ
ティングし、これを三方シールパウチからなる外層材料
に手詰めした後、全体を加熱エンボスロールを通し挟着
一体化することにより製造できる。ここで内層及び外層
材料は、単層に限らず、複層から構成される適宜の積層
体が使用可能である。上記加熱エンボスロールを通して
挟着一体化する方法は、a.加熱エンボスロールと加熱
エンボスロール間、b.加熱エンボスロールと加熱ロー
ル間、c.加熱エンボスロールとロール間、d.加熱ロ
ールと加熱ロール間、e.加熱ロールとロール間、のい
ずれのかのロール間を通し一体化する方法が挙げられ
る。吸水性樹脂をパルプ等の支持体に均一に散布する方
法は特に限定されない。例えば、振動により散布する方
法、吸水性樹脂を保持できる穴を多く持つロールに吸水
性樹脂を乗せ散布する方法、吸水性樹脂を含有する水と
水混和性有機溶媒との混合液のスラリーを支持体に乗
せ、溶媒を乾燥により除去する方法、吸水性樹脂のゲル
を支持体の上に乗せ、熱ローラー等により溶媒除去を行
う方法等が挙げられる。本発明の衛生用品の各パーツを
接続する接着剤はホットメルト接着剤等がある。ホット
メルト接着剤も生分解性を有する材料にて構成されてい
る方が好ましい。例えば、(7)で挙げた溶融性高分子
材料とグリセリン等の有機溶媒、酸化防止剤からなる。
さらに、具体的な例としては、ポリカプロラクトン/ポ
リブチレンサクシネート/グリセリン/酸化防止剤から
なるホットメルト接着剤を挙げることができる。
【0051】(9) 衛生用品廃棄物の処理方法 本発明の衛生用品の特徴の一つは、その廃棄物の処理方
法にある。本発明の衛生用品は生分解性材料にて構成し
ているので、その処理が特徴である。ただし、このこと
が本発明の衛生用品に不可欠な条件ではなく、吸収コア
とトップシート及び/又はバックシートが容易に分離で
き、分別処理できる場合は、生分解性材料からなる部分
と、そうでない部分を分離して処理することもできる。
この場合、本発明の処理方法は、生分解性材料からなる
部分の処理に適応される。衛生用品の廃棄物は、目的と
する吸収された体液等を含んだものを言う。本発明の処
理を行うために必要に応じて前処理を行うことができ
る。例えば、乾燥処理、殺菌処理、細断化処理等が挙げ
られる。特に、細断処理は、生分解性していく速度が速
くなるため有効な前処理である。また、病院等で使用し
た場合など、病原菌等に対する対策として殺菌処理を施
すことは有効な方法である。本発明の生分解性材料から
構成される廃棄物の処理方法は、特に限定されない。し
かし、その有効かつ特徴的な方法としてコンポスト処理
と埋没処理を挙げる。これらの処理により、衛生用品の
全構成要素の重量の50〜100%が生分解性をするこ
とが好ましく、70〜100%生分解することが特に好
ましい。また、トップシートあるいはバックシート等が
非生分解性の材料でできている場合は、それらを分離回
収後、残りの全重量の70〜100%が生分解する方が
好ましく、80〜100%分解する方がより好ましい。
本発明の衛生用品の廃棄物のコンポスト処理の方法は特
に限定されず、一般的に用いられる方法を用いることが
できる。例えば、露天にて堆肥化させる方法を用いて
も、コンポスターを用いても構わない。本発明の衛生用
品の廃棄物は、コンポストで処理したとき、早期に生分
解し、安全な低分子化合物となることが好ましい。例え
ば、実用的には、40日間にて全重量が処理する前の重
量に対して0〜50%になることが好ましい。さらには
3週間で全重量が処理する前の重量に対して0〜50%
になることが、より好ましい。本発明の衛生用品の廃棄
物の埋没処理の方法は特に限定されず、一般的に用いら
れる方法を用いることができる。本発明の衛生用品の廃
棄物は、埋没処理したとき、早期に生分解し、安全な低
分子化合物となることが好ましい。例えば、実用的に
は、埋没処理したとき、6ヶ月間で全重量が処理する前
の重量に対して0〜50%になることが好ましい。
【0052】(10) 衛生用品の種類、使用用途 本発明の衛生材料の種類は、例えば、紙おむつ、失禁用
パッド、生理用ナプキン等に使用できる。例えば、生理
用品、紙おむつ、母乳パット、使い捨て雑巾等の衛生用
品、創傷保護用ドレッシング材、医療用アンダーパッ
ト、パップ剤等の医療用品、ペット用シート、携帯用ト
イレ、ゲル芳香剤、ゲル消臭剤、吸汗性繊維等が挙げら
れる。
【0053】
【実施例】以下、実施例によって本発明をより具体的に
説明するが、本発明は実施例のみに限定されるものでは
ない。以下の実施例及び比較例において「部」とは「重
量部」を意味する。本発明においては、吸水性樹脂の吸
水能、吸収体の吸水能、吸収パッドの生分解性について
測定した。
【0054】(1) 吸水性樹脂の吸水能の測定 実施例中の吸水性樹脂の吸水能は、生理食塩水及び人工
尿を対象とし、平衡膨潤吸水量、吸水速度、荷重下での
吸水量、保水力について行った。使用した生理食塩水及
び人工尿は、それぞれ、以下のとのとおりである。
【0055】 生理食塩水 使用した生理食塩水は、塩化ナトリウム0.9重量%水
溶液である。
【0056】 人工尿 使用した人工尿は、以下の組成の水溶液である。 尿素 1.94重量% 塩化ナトリウム 0.80重量% 塩化カルシウム 840ppm 硫酸マグネシウム 2050ppm (1−1) 吸水性樹脂の平衡膨潤吸水量の測定 吸水性樹脂の平衡膨潤吸水量はティーバッグ法を用いて
測定した。すなわち、吸水性樹脂約0.1部を不織布製
のティーバッグ(80mm×50mm)に入れ、過剰の
対応する溶液中に浸して該樹脂を1時間膨潤させた後、
ティーバッグを引き上げて1分間水切りを行った後、多
量のティッシュペーパーに余分な水を吸収させた後、膨
潤した樹脂を含むティーバッグの重量を測定した。同様
な操作をティーバッグのみで行った場合をブランクとし
て、膨潤した樹脂を含むティーバッグの重量からブラン
クの重量と吸水性樹脂の重量を減じた値を、吸水性樹脂
の重量で除した値を吸水量(g/樹脂1g)とした。な
お、生理食塩水は0.9重量%塩化ナトリウム水溶液で
ある。
【0057】(1−2) 吸水性樹脂の吸水速度の測定 平衡膨潤吸水量の測定と同じく、0.1部の樹脂を用い
て、ティーバッグ法を用いて、生理食塩水に浸した後、
1分後の吸収量を測定した。
【0058】(1−3) 吸水性樹脂の加重下での吸水
量の測定 1重量部の樹脂を用いて、1.5kg/cm2の荷重下
をかけて、ウォーターディマンド法にて吸水させ、1時
間後の荷重下での吸水量を測定した。
【0059】(1−4) 吸水性樹脂の保水量の測定 0.1部の樹脂を用いて、平衡膨潤吸水させたゲルを遠
心分離器内にいれ3000Gの遠心力を10分間かけ、
保水した量を測定した。
【0060】(2) 吸収体の吸水能の測定 実施例中の吸収体の吸水能は、1部の吸水性樹脂を10
0cm2にしたパルプ2.7部とパルプ2.7部の間に
分散して作成したサンドイッチ構造体を用いて、生理食
塩水と人工尿を対象とし、飽和吸水量、吸水速度、荷重
下吸水量、ウエットバックについて行った。同様に、吸
水性樹脂を多く含む吸収体として、5部の吸水性樹脂を
100cm2にしたパルプ2.5部とパルプ2.5部の
間に分散して作成したサンドイッチ構造体を用いて、生
理食塩水と人工尿を対象とし、飽和吸水量、吸水速度、
荷重下吸水量、ウェットバックについて行った。
【0061】(2−1) 吸収体の吸水速度の測定 吸収体の吸水速度の測定は、被吸収液20mlを吸収す
る吸収速度を測定した。
【0062】(2−2) 吸収体の飽和吸水量の測定 吸収体の飽和吸水量の測定は、ウォーターディマンド法
にて吸水させ、1時間後の吸水量を測定した。
【0063】(2−3) 吸収体の荷重下吸水量の測定 吸収体の荷重下吸水量の測定は、20g/cm2の荷重
下、ウオーターディマンド法にて吸水させ、1時間後の
吸水量を測定した。
【0064】(2−4) 吸収体のウェットバックの測
定 吸収体の測定は、ウォーターディマンド法にて吸水さ
せ、飽和吸収したものに、1ton/m2の荷重をかけ
たときの逆戻りした液を多量のティッシュペーパーに吸
わせて、その重量を測定した。
【0065】(3) 吸収パッドの生分解性の測定 実施例中の吸収パッドの生分解性は、10部の吸水性樹
脂を200cm2にしたパルプ2.5部とパルプ2.5
部の間に分散して作成した吸収体を生分解性高分子の不
織布とシートに挟み、接合剤としてポリカプロラクトン
/ポリブチレンサクシネート/グリセリン/酸化防止剤
を用いて熱により接合した吸収パッドを用いて、コンポ
スト中の生分解性と埋没による生分解性について測定を
行った。
【0066】(3−1) 吸収パッドのコンポスト中で
の生分解性の測定 吸収パッドのコンポスト中の生分解性の測定はコンポス
ト法にて行った。コンポスト法は、ASTM D−53
38.92の応用であるISO CD 14855に準
じて行った。すなわち、まず試験サンプルに、800部
のイノキュラムに加え、58℃にて40日間生分解を行
い、吸収パッドの分解度合いを目視にて観察した。ま
た、非分解物が残存している場合は、取り出した分解残
渣の重量を測定し、元の構成材料に対する重量変化を分
解率(%)で表わした。
【0067】(3−2) 吸収パッドの埋没による生分
解性の測定 吸収パッドの埋没の生分解性の測定は試験サンプルを地
中から30cmのところに埋め、6ヶ月間生分解を行
い、吸収パッドの分解度合いを目視にて観察した。ま
た、非分解物が残存している場合は、取り出した分解残
渣の重量を測定し、元の構成材料に対する重量変化を分
解率(%)で表わした。
【0068】[化合物製造実施例1]リジンメチルエス
テル・2塩酸塩7.2部とリジン・1塩酸塩22.6部
を蒸留水40部に溶解し、苛性ソーダ7.8部を少しず
つ加えて中和し、リジン水溶液を調整した。一方、窒素
気流下、重量平均分子量9.6万のポリコハク酸イミド
100部を400部のDMFに溶解し、リジン水溶液を
加え、室温で1時間攪拌後、撹拌を止め、20時間反応
した。反応物を刃付き攪拌翼がついたミキサーに移送
し、蒸留水400部とメタノール400部を加え、80
00rpmにて5分間ゲルを細断し、さらに27重量%
苛性ソーダ水溶液129.7部を2時間かけて滴下し
た。滴下後、さらに2時間攪拌後、7重量%塩酸水を用
いてpH=7になるまで中和した。中和後さらにメタノ
ール300部を加え、沈殿物を60℃で乾燥すると、吸
水性ポリマー143部が得られた。さらにサンプルミル
を用いて粉砕し、100〜500μmに分級した。この
樹脂の吸水能について測定したところ、生理食塩水に対
する平衡膨潤吸収量は58倍であり、吸水速度は1分間
にて27倍であり、加重下での吸水量は23倍であり、
保水量は28倍であった。また、人工尿に対しては、平
衡膨潤吸収量は38倍であり、吸水速度は1分間にて2
5倍であり、加重下での吸水量は23倍であり、保水量
は23倍であった。
【0069】[化合物製造実施例2]ヘキサメチレンジ
アミン3.0部を、DMF40部に溶解し、苛性ソーダ
7.8部を少しずつ加えて中和し、リジン水溶液を調製
した。一方、窒素気流下、重量平均分子量15.3万の
ポリコハク酸イミド100部を、DMF400部に溶解
し、この溶液にリジン水溶液を加え、室温で1時間攪拌
後、撹拌を止め、20時間反応させ、架橋ポリコハク酸
イミドのゲルを得た。この架橋ポリコハク酸イミドのゲ
ルを、刃付攪拌翼を具備したミキサーに移送し、蒸留水
400部とメタノール400部を加え、8000rpm
にて5分間ゲルを粉砕した。
【0070】さらに、樹脂の膨潤度を3乃至100倍の
範囲内に保ちつつ、この中に、27重量%苛性ソーダ水
溶液129.7部を2時間かけて滴下した。滴下終了
後、さらに2時間攪拌し、その後7重量%塩酸水を加え
てpH7となるように中和した。中和終了後、さらにメ
タノール300部を加え、沈殿物を60℃で乾燥し、吸
水性ポリマーである架橋ポリアスパラギン酸系樹脂12
5部を得た。この樹脂の吸水能について測定したとこ
ろ、平衡膨潤吸収量は64倍であり、生理食塩水に対す
る吸水速度は1分間にて28倍であり、加重下での吸水
量は28であり、保水量は35倍であった。また、人工
尿に対しては、平衡膨潤吸収量は42倍であり、吸水速
度は1分間にて27倍であり、加重下での吸水量は26
倍であり、保水量は26倍であった。
【0071】[吸収体製造実施例1]化合物製造例1に
て製造した架橋ポリアミノ酸系樹脂5部とパルプ5部を
用いて100cm2の吸収体を製造し、その吸収能につ
いて測定したところ、生理食塩水に対しては、吸水速度
は0.55ml/sec・cm2であり、飽和吸水量は
2.5g/cm2であり、荷重下吸水量は1.8g/c
2であり、ウエットバックは0.006g/cm2であ
った。人工尿に対しては、吸水速度は0.58ml/s
ec・cm2であり、飽和吸水量は1.8g/cm2であ
り、荷重下吸水量は1.3g/cm2であり、ウエット
バックは0.007g/cm2であった。
【0072】[吸収体製造実施例2]化合物製造例2に
て製造した架橋ポリアミノ酸系樹脂5部とパルプ5部を
用いて100cm2の吸収体を製造し、その吸収能につ
いて測定したところ、生理食塩水に対しては、吸水速度
は0.53ml/sec・cm2であり、飽和吸水量は
3.0g/cm2であり、荷重下吸水量は2.7g/c
2であり、ウエットバックは0.003g/cm2であ
った。人工尿に対しては、吸水速度は0.62ml/s
ec・cm2であり、飽和吸水量は1.9g/cm2であ
り、荷重下吸水量は1.5g/cm2であり、ウエット
バックは0.005g/cm2であった。
【0073】[吸収体製造実施例3]化合物製造例2に
て製造した架橋ポリアミノ酸系樹脂1部とパルプ5.4
部を用いて100cm2の吸収体を製造し、その吸収能
について測定したところ、架橋ポリアミノ酸系樹脂単位
重量当たり、生理食塩水に対しては、吸水速度は65倍
であり、飽和吸水量は95倍であり、荷重下吸水量は5
8倍であり、ウエットバックは 0.5倍であった。人
工尿に対しては、吸水速度は41倍であり、飽和吸水量
は64倍であり、荷重下吸水量は50倍であり、ウエッ
トバックは0.6倍であった。
【0074】[吸収パッド製造実施例1]化合物製造例
1にて製造した架橋ポリアミノ酸系樹脂を用い、不織布
とバックシートにポリ乳酸を用いて吸収パッドを製造
し、その生分解性について測定したところ、コンポスト
中では、全く痕跡を残さないほど生分解しており、埋没
の場合も目視で見分けがつかない程度に生分解してい
た。生分解率は、どちらも100%であった。
【0075】[吸収パッド製造実施例2]化合物製造例
1にて製造した架橋ポリアミノ酸系樹脂を用い、不織布
とバックシートにポリブチレンサクシネート(商品名;
ビオノーレ、昭和高分子(株)製)を用いて吸収パッド
を製造し、その生分解性について測定したところ、コン
ポスト中では、全く痕跡を残さないほど生分解してお
り、埋没の場合も目視で見分けがつかない程度に生分解
していた。生分解率は、どちらも100%であった。
【0076】[吸収パッド製造実施例3]化合物製造例
2にて製造した架橋ポリアミノ酸系樹脂を用い、不織布
にポリ乳酸を、バックシートにセルロースの不織布にポ
リブチレンサクシネート(商品名;ビオノーレ、昭和高
分子(株)製)のフィルムをドライラミネーションした
フィルムを用いて吸収パッドを製造し、その生分解性に
ついて測定したところ、コンポスト中では、全く痕跡を
残さないほど生分解しており、埋没の場合も目視で見分
けがつかない程度に生分解していた。生分解率は、どち
らも100%であった。
【0077】[吸収パッド製造実施例4]化合物製造例
2にて製造した架橋ポリアミノ酸系樹脂を用い、不織布
にポリ乳酸を、バックシートにキチンとキトサンからな
る不織布にポリ乳酸のフィルムをドライラミネーション
したフィルムを用いて吸収パッドを製造し、その生分解
性について測定したところ、コンポスト中では、全く痕
跡を残さないほど生分解しており、埋没の場合も目視で
見分けがつかない程度に生分解していた。生分解率は、
どちらも100%であった。
【0078】[化合物比較例]生分解性を有する架橋カ
ルボキシメチルセルロースについて、吸水能を測定した
ところ、平衡膨潤吸収量は36倍であり、生理食塩水に
対する吸水速度は1分間にて12倍であり、加重下での
吸水量は12倍であり、保水量は15倍であった。
【0079】[吸収体製造比較例1]化合物比較例の樹
脂5部とパルプ5部を用いて100cm2の吸収体を製
造し、その吸収能について測定したところ、生理食塩水
に対しては、吸水速度は0.85ml/sec・cm2
であり、飽和吸水量は2.2g/cm2であり、荷重下
吸水量は0.8g/cm2であり、ウエットバックは
0.024g/cm2であった。人工尿に対しては、吸
水速度は0.88ml/sec・cm2であり、飽和吸
水量は1.8g/cm2であり、荷重下吸水量は0.7
g/cm2であり、ウエットバックは0.037g/c
2であった。
【0080】[吸収体製造比較例2]吸水性樹脂を用い
ないで100cm2の吸収体を製造し、その吸収能につ
いて測定したところ、生理食塩水に対しては、吸水速度
は0.45ml/sec・cm 2であり、飽和吸水量は
0.8g/cm2であり、荷重下吸水量は0.5g/c
2であり、ウエットバックは0.040g/cm2であ
った。人工尿に対しては、吸水速度は0.48ml/s
ec・cm2であり、飽和吸水量は1.7g/cm2であ
り、荷重下吸水量は0.7g/cm2であり、ウエット
バックは0.040g/cm2であった。
【0081】[吸収パッド製造比較例]架橋ポリアクリ
ル酸系樹脂を用い、不織布とバックシートにポリエチレ
ンを用いて吸収パッドを製造し、その生分解性について
測定したところ、コンポスト中及び埋没の場合どちらも
パルプの部分を除き、全く生分解していなかった。
【0082】
【発明の効果】 ゲルの安定性に優れ、使用後、もしく
は廃棄後に分解性することで地球環境に優しく、吸水能
に優れた吸水性樹脂が得られるようになった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61F 13/46 C08L 67/02 5/44 67/04 C08L 1/02 77/04 3/02 B01J 20/26 H 5/08 A41B 13/02 M 67/02 D 67/04 A61F 13/18 383 77/04 // B01J 20/26 (72)発明者 玉谷 弘明 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 化学株式会社内 Fターム(参考) 3B029 BA18 BD21 4C003 AA07 AA23 AA26 HA04 4C098 AA09 CC02 CE05 CE06 DD05 DD14 DD23 DD26 DD30 4G066 AB06A AB07A AB27A AC01A AC02B AC02C AC23B AC33B AC35B AD15B BA05 BA16 BA36 BA38 DA11 EA05 FA37 4J002 AB01Y AB04Y AB05Y CF07X CF18X CL02W GB01

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸収コアに架橋ポリアミノ酸系樹脂を含
    有する衛生用品。
  2. 【請求項2】 吸収コア層を被覆層により被覆した吸収
    パッドからなる衛生用品であって、前記吸収コア層が、
    架橋ポリアミノ酸系樹脂を含んで構成されることを特徴
    とする衛生用品。
  3. 【請求項3】 トップシート層、吸収コア層、バックシ
    ート層を含んで構成される積層体構造を有する衛生用品
    であって、前記吸収コア層が、架橋ポリアミノ酸系樹脂
    を含んで構成され、前記トップシート層、及び/又は、
    前記バックシート層が、生分解性高分子を含んで構成さ
    れることを特徴とする衛生用品。
  4. 【請求項4】 全構成要素の重量の70〜100%が生
    分解性を有する材料で構成されていることを特徴とす
    る、請求項1乃至3の何れかに記載した衛生用品。
  5. 【請求項5】 全構成要素の重量の100%が生分解性
    を有する材料で構成されていることを特徴とする、請求
    項1乃至3の何れかに記載した衛生用品。
  6. 【請求項6】 コンポスト処理することにより生分解す
    る機能を有することを特徴とする、請求項5に記載した
    衛生用品。
  7. 【請求項7】 コンポスト処理したとき、40日間で全
    重量が、処理する前の重量に対して0〜50%になるこ
    とを特徴とする、請求項6に記載した衛生用品。
  8. 【請求項8】 埋没処理することにより生分解する機能
    を有することを特徴とする、請求項1又は5の何れかに
    記載した衛生用品。
  9. 【請求項9】 埋没処理したとき、6ヶ月間で全重量
    が、処理する前の重量に対して0〜50%になることを
    特徴とする、請求項8に記載した衛生用品。
  10. 【請求項10】 架橋ポリアミノ酸系樹脂が、架橋ポリ
    アスパラギン酸系樹脂である、請求項1乃至9の何れか
    に記載した衛生用品。
  11. 【請求項11】 架橋ポリアスパラギン酸系樹脂が、以
    下の(a)〜(d)に記載した吸水能の少なくとも一つ
    を有するものである、請求項10に記載した衛生用品。 (a) 生理食塩水の平衡膨潤吸収量がポリマー単位重
    量当たり、30〜200倍である吸水能。 (b) 生理食塩水を1分間吸収させた吸収量がポリマ
    ー単位重量当たり、20〜150倍である吸水能。 (c) 20g/cm2の荷重下での生理食塩水の吸水
    量がポリマー単位重量当たり、15〜150倍である吸
    水能。 (d) 生理食塩水を飽和吸収したゲルに3000Gの
    遠心力を10分間かけて保持できる保水量が、ポリマー
    単位重量当たり、10〜150倍である吸水能。
  12. 【請求項12】 架橋ポリアスパラギン酸系樹脂が、以
    下の(e)〜(h)に記載した吸水能の少なくとも一つ
    を有するものである、請求項10に記載した衛生用品。 (e) 人工尿の平衡膨潤吸収量がポリマー単位重量当
    たり、15〜150倍である吸水能。 (f) 人工尿を1分間吸収させた吸収量がポリマー単
    位重量当たり、10〜150倍である吸水能。 (g) 20g/cm2の荷重下での人工尿の吸水量が
    ポリマー単位重量当たり、10〜150倍である吸水
    能。 (h) 人工尿を飽和吸収したゲルに3000Gの遠心
    力を10分間かけて保持できる保水量が、ポリマー単位
    重量当たり、10〜150倍である吸水能。
  13. 【請求項13】 生分解性高分子が、脂肪族ポリエステ
    ルを含んで構成されるものであることを特徴とする、請
    求項3乃至12の何れかに記載した衛生用品。
  14. 【請求項14】 脂肪族ポリエステルが、ポリヒドロキ
    シカルボン酸を少なくとも一部に含有するものであるこ
    とを特徴とする、請求項13に記載した衛生用品。
  15. 【請求項15】 ポリヒドロキシカルボン酸が、ポリ乳
    酸を少なくとも一部に含有するものであることを特徴と
    する、請求項14に記載した衛生用品。
  16. 【請求項16】 脂肪族ポリエステルが、二価アルコー
    ルと二価カルボン酸の縮合物を少なくとも一部に含有す
    るものであることを特徴とする、請求項14に記載した
    衛生用品。
  17. 【請求項17】 二価アルコールが、1,4−ブタンジ
    オールを少なくとも一部に含有するものであることを特
    徴とする、請求項16に記載した、生分解性を有する使
    い捨て衛生用品。
  18. 【請求項18】 二価カルボン酸が、コハク酸を少なく
    とも一部に含有するものであることを特徴とする、請求
    項16又は17に記載した、生分解性を有する使い捨て
    衛生用品。
  19. 【請求項19】 生分解性高分子が、多糖類を少なくと
    も一部に含有するものであることを特徴とする、請求項
    3乃至18の何れかに記載した衛生用品。
  20. 【請求項20】 多糖類が、セルロース、キチン、キト
    サン、及び、デンプンからなる群から選択された少なく
    とも1種を含んでで構成されるものであることを特徴と
    する、請求項19に記載した衛生用品。
  21. 【請求項21】 吸収コア(層)が、以下の(A)〜
    (D)に記載した吸水能の少なくとも一つを有するもの
    である、請求項1乃至20の何れかに記載した衛生用
    品。 (A) 生理食塩水20mlを吸収する吸収速度が、
    0.1〜50ml/sec・cm2である吸水能。 (B) 生理食塩水を吸収したときの飽和吸収量が0.
    1〜5g/cm2である吸水能。 (C) 20g/cm2の荷重下、生理食塩水の吸収量
    が、0.05〜4g/cm2である吸水能。 (D) 生理食塩水を吸収したときの飽和吸収したもの
    に1ton/m2の荷重をかけたときの逆戻りが0〜
    0.035g/cm2である吸水能。
  22. 【請求項22】 架橋アミノ酸系樹脂を含有する吸収コ
    ア(層)が、以下の(A’)〜(D’)に記載した吸水
    能の少なくとも一つを有するものである、請求項1乃至
    20の何れかに記載した衛生用品。 (A’) 架橋アミノ酸系樹脂単位重量当たり、生理食
    塩水を吸収する吸収速度が、1分間で20〜250倍で
    ある吸水能。 (B’) 架橋アミノ酸系樹脂単位重量当たり、生理食
    塩水を吸収したときの飽和吸収量が40〜250倍であ
    る吸水能。 (C’) 架橋アミノ酸系樹脂単位重量当たり、20g
    /cm2の荷重下、生理食塩水の吸収量が、25〜18
    0倍である吸水能。 (D’) 架橋アミノ酸系樹脂単位重量当たり、生理食
    塩水を吸収したときの飽和吸収したものに1ton/m
    2の荷重をかけたときの逆戻りが0〜7倍である吸水
    能。
  23. 【請求項23】 吸収コア(層)が、以下の(E)〜
    (H)に記載した吸水能の少なくとも一つを有するもの
    である、請求項1乃至20の何れかに記載した衛生用
    品。 (E) 人工尿20mlを吸収する吸収速度が、0.1
    〜50ml/sec・cm2である吸水能。 (F) 人工尿を吸収したときの飽和吸収量が0.05
    〜4g/cm2である吸水能。 (G) 20g/cm2の荷重下、人工尿の吸収量が、
    0.03〜3g/cm2である吸水能。 (H) 人工尿を吸収したときの飽和吸収したものに1
    ton/m2の荷重をかけたときの逆戻りが0〜7g/
    cm2である吸水能。
  24. 【請求項24】 架橋アミノ酸系樹脂を含有する吸収コ
    ア(層)が、以下の(E’)〜(H’)に記載した吸水
    能の少なくとも一つを有するものである、請求項1乃至
    20の何れかに記載した衛生用品。 (E’) 架橋アミノ酸系樹脂単位重量当たり、人工尿
    を吸収する吸収速度が、1分間で15〜200倍である
    吸水能。 (F’) 架橋アミノ酸系樹脂単位重量当たり、人工尿
    を吸収したときの飽和吸収量が20〜200倍である吸
    水能。 (G’) 架橋アミノ酸系樹脂単位重量当たり、20g
    /cm2の荷重下、人工尿の吸収量が、20〜150倍
    である吸水能。 (H’) 架橋アミノ酸系樹脂単位重量当たり、人工尿
    を吸収したときの飽和吸収したものに1ton/m2
    荷重をかけたときの逆戻りが0〜7倍である吸水能。
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