JP2000268334A - 回転ドラム装置及びその組立方法 - Google Patents
回転ドラム装置及びその組立方法Info
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- JP2000268334A JP2000268334A JP11073539A JP7353999A JP2000268334A JP 2000268334 A JP2000268334 A JP 2000268334A JP 11073539 A JP11073539 A JP 11073539A JP 7353999 A JP7353999 A JP 7353999A JP 2000268334 A JP2000268334 A JP 2000268334A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 VTRやDATのような磁気記録再生装置の
回転ドラム装置において、軸に対する回転ドラムの振れ
精度を向上させ、回転ドラムに軸一体型軸受を直接固定
し、回転ドラムにヘッドを取り付ける。 【構成】 回転ドラム装置は、固定ドラム2,磁気ヘッ
ドが固定された回転ドラム1,モータ7,軸一体型軸受
4からなる。回転ドラム1に設けられた中央孔下部9b
に微粒子状スペーサ14を塗布しておき、軸一体型軸受
4を外輪4b側から挿入し、その後中央孔上部9aに軸
一体型軸受4の外輪4aをしまりばめとなるように固定
し、回転ドラム1に設けられた接着剤注入孔13から接
着剤を注入する。外輪4bと中央孔下部9b間のすきま
には微粒子状スペーサ14が介在する。組立中に余分の
スペーサ14は外輪4bにより外部へ押し出され、中央
孔内に入ることはない。
回転ドラム装置において、軸に対する回転ドラムの振れ
精度を向上させ、回転ドラムに軸一体型軸受を直接固定
し、回転ドラムにヘッドを取り付ける。 【構成】 回転ドラム装置は、固定ドラム2,磁気ヘッ
ドが固定された回転ドラム1,モータ7,軸一体型軸受
4からなる。回転ドラム1に設けられた中央孔下部9b
に微粒子状スペーサ14を塗布しておき、軸一体型軸受
4を外輪4b側から挿入し、その後中央孔上部9aに軸
一体型軸受4の外輪4aをしまりばめとなるように固定
し、回転ドラム1に設けられた接着剤注入孔13から接
着剤を注入する。外輪4bと中央孔下部9b間のすきま
には微粒子状スペーサ14が介在する。組立中に余分の
スペーサ14は外輪4bにより外部へ押し出され、中央
孔内に入ることはない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、VTRやDATの
ような磁気テープに情報を記録・再生する磁気記録再生
装置における回転ドラム装置、及びその組立方法に関
し、さらに詳しくは、軸一体型軸受の一対の外輪を固定
するハウジングに対して、一方の外輪をしまりばめと
し、他方の外輪をすきまばめとしたものにおいて、すき
まばめとした方のすきまに微粒子状のスペーサを保持す
ることにより、軸に対するハウジングの振れ精度がよ
い、回転ドラム装置及びその組立方法に関するものであ
る。
ような磁気テープに情報を記録・再生する磁気記録再生
装置における回転ドラム装置、及びその組立方法に関
し、さらに詳しくは、軸一体型軸受の一対の外輪を固定
するハウジングに対して、一方の外輪をしまりばめと
し、他方の外輪をすきまばめとしたものにおいて、すき
まばめとした方のすきまに微粒子状のスペーサを保持す
ることにより、軸に対するハウジングの振れ精度がよ
い、回転ドラム装置及びその組立方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の回転ドラム装置は、図12に示す
断面図のような構造を有している。図13は、その軸受
部の詳細断面図である。従来の、例えばVTRの回転ド
ラム装置は、回転ドラム1と固定ドラム2を有してい
る。この回転ドラム1には、磁気テープ(図示せず)に
信号を記録したり、磁気テープに記録されている信号を
再生するために、磁気ヘッド3が設けられている。
断面図のような構造を有している。図13は、その軸受
部の詳細断面図である。従来の、例えばVTRの回転ド
ラム装置は、回転ドラム1と固定ドラム2を有してい
る。この回転ドラム1には、磁気テープ(図示せず)に
信号を記録したり、磁気テープに記録されている信号を
再生するために、磁気ヘッド3が設けられている。
【0003】固定ドラム2には一対の外輪4a,4bを
備えた軸一体型軸受4の固定軸4cが固定され、該軸一
体型軸受4の外輪4a,4bはディスク5の中央孔9
a,9bにそれぞれ固定されている。回転ドラム1はデ
ィスク5に固定され、固定ドラム2に対して回転可能に
支持されている。
備えた軸一体型軸受4の固定軸4cが固定され、該軸一
体型軸受4の外輪4a,4bはディスク5の中央孔9
a,9bにそれぞれ固定されている。回転ドラム1はデ
ィスク5に固定され、固定ドラム2に対して回転可能に
支持されている。
【0004】固定ドラム2にはロータリトランス6のス
テータ6bが固定され、該ステータ6bに対向したロー
タリトランス6のロータ6aがディスク5に固定されて
いる。該ロータ6aは磁気ヘッド3と結線されており信
号の授受を行う。回転ドラム1の上部にはモータ7のロ
ータ7aが固定され、更にモータ7のステータ7bが固
定軸4cに固定されたカラー8に固定され、該モータ7
により回転ドラム1が回転する。
テータ6bが固定され、該ステータ6bに対向したロー
タリトランス6のロータ6aがディスク5に固定されて
いる。該ロータ6aは磁気ヘッド3と結線されており信
号の授受を行う。回転ドラム1の上部にはモータ7のロ
ータ7aが固定され、更にモータ7のステータ7bが固
定軸4cに固定されたカラー8に固定され、該モータ7
により回転ドラム1が回転する。
【0005】軸一体型軸受4は軸方向(図中上下方向)
に配設された一対の外輪4a,4bと、外輪4a,4b
の間に介装部材4d,4eを介在させて圧縮状態に設け
られて外輪4a,4bを離隔する方向に押圧する圧縮バ
ネ4fと、各外輪4a,4bと固定軸4cとの間を転動
する複数のボール4g,4hを備えている。大径の外輪
4aはディスク5の中央孔上部9aに焼き嵌めされ、小
径の外輪4bは中央孔下部9bにすきまをもって嵌合さ
れ、接着固定されている。
に配設された一対の外輪4a,4bと、外輪4a,4b
の間に介装部材4d,4eを介在させて圧縮状態に設け
られて外輪4a,4bを離隔する方向に押圧する圧縮バ
ネ4fと、各外輪4a,4bと固定軸4cとの間を転動
する複数のボール4g,4hを備えている。大径の外輪
4aはディスク5の中央孔上部9aに焼き嵌めされ、小
径の外輪4bは中央孔下部9bにすきまをもって嵌合さ
れ、接着固定されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の回転ドラム装置
は、軸一体型軸受4のどちらか一方の外輪をディスク5
に対して常温状態ですきまを持った状態で嵌合し接着固
定を行っていた。このすきまのために、上下一対の外輪
4a,4bを軸4cに対して同軸上に固定することが難
しく、結果としてディスク5が軸4cに対して振れ回る
ことになる。このため、軸4cを基準として振れ精度を
向上する目的で、回転ドラム取付面5a,5bを切削加
工等の追加工が必要となる。追加工が必要であるために
このディスク5に直接磁気ヘッド3を取り付けることは
難しく、ディスク5と回転ドラム1は別体にせざるを得
なかった。
は、軸一体型軸受4のどちらか一方の外輪をディスク5
に対して常温状態ですきまを持った状態で嵌合し接着固
定を行っていた。このすきまのために、上下一対の外輪
4a,4bを軸4cに対して同軸上に固定することが難
しく、結果としてディスク5が軸4cに対して振れ回る
ことになる。このため、軸4cを基準として振れ精度を
向上する目的で、回転ドラム取付面5a,5bを切削加
工等の追加工が必要となる。追加工が必要であるために
このディスク5に直接磁気ヘッド3を取り付けることは
難しく、ディスク5と回転ドラム1は別体にせざるを得
なかった。
【0007】しかしながら、ディスク5に軸一体型軸受
4を固定した後に、軸4cを基準としてディスク5を追
加工することによるコストアップが生じ、また、追加工
時の切削粉が軸受内部に混入したり、追加工時に軸受に
かかる負荷による圧痕により、騒音・回転トルクの上昇
といった軸受性能の悪化を招いていた。
4を固定した後に、軸4cを基準としてディスク5を追
加工することによるコストアップが生じ、また、追加工
時の切削粉が軸受内部に混入したり、追加工時に軸受に
かかる負荷による圧痕により、騒音・回転トルクの上昇
といった軸受性能の悪化を招いていた。
【0008】上記課題を解決するため、特開平3−26
9819号公報に開示されている回転ヘッドシリンダ装
置は、軸一体型軸受の軸を固定ドラムに固定し非回転と
し、予圧手段を持たない軸一体型軸受の上下の外輪を常
温状態においてしまりばめとするように回転ドラムに嵌
合したものである。しかし、該公報には、予圧の方法に
ついて記載がなく、その実現は困難であった。
9819号公報に開示されている回転ヘッドシリンダ装
置は、軸一体型軸受の軸を固定ドラムに固定し非回転と
し、予圧手段を持たない軸一体型軸受の上下の外輪を常
温状態においてしまりばめとするように回転ドラムに嵌
合したものである。しかし、該公報には、予圧の方法に
ついて記載がなく、その実現は困難であった。
【0009】予圧の方法については、例えば、低温状態
でしまりとなるはめあいの場合、すきまとなっている高
温状態での予圧掛け作業が必要であり、作業性が悪い。
また、常温状態に戻ったときの予圧変化量の見積りが必
要で、常温時において適切な予圧となるように高温時の
予圧を大きくしておく必要がある。以上のように、高温
時に温度変化による予圧変化を見越した予圧を設定せざ
るを得ないため、常温時での予圧量誤差が大きい。
でしまりとなるはめあいの場合、すきまとなっている高
温状態での予圧掛け作業が必要であり、作業性が悪い。
また、常温状態に戻ったときの予圧変化量の見積りが必
要で、常温時において適切な予圧となるように高温時の
予圧を大きくしておく必要がある。以上のように、高温
時に温度変化による予圧変化を見越した予圧を設定せざ
るを得ないため、常温時での予圧量誤差が大きい。
【0010】また、上記公報による回転ヘッドシリンダ
装置に予圧手段を有した軸一体型軸受を用いた場合、高
温状態で回転ドラムに嵌合した後、常温状態になると回
転ドラム(通常アルミニウム:線膨張係数20.5×1
0-6)と軸(通常軸受鋼:線膨張係数12.5×1
0-6)の線膨張係数の差により、一対の外輪が共に近づ
く方向に移動し、予圧抜けの状態になってしまう。
装置に予圧手段を有した軸一体型軸受を用いた場合、高
温状態で回転ドラムに嵌合した後、常温状態になると回
転ドラム(通常アルミニウム:線膨張係数20.5×1
0-6)と軸(通常軸受鋼:線膨張係数12.5×1
0-6)の線膨張係数の差により、一対の外輪が共に近づ
く方向に移動し、予圧抜けの状態になってしまう。
【0011】上記公報に開示された回転ヘットシリンダ
装置の構造では、軸に対する回転ドラムの振れ精度は向
上するが、予圧については何ら記載されておらず、その
実現は困難であった。
装置の構造では、軸に対する回転ドラムの振れ精度は向
上するが、予圧については何ら記載されておらず、その
実現は困難であった。
【0012】更に、固定ドラムに軸一体型軸受の一方の
外輪をしまりばめによる嵌合を行い、他方の外輪をすき
まばめによる嵌合を行い、軸回転とした回転ドラム装置
の場合、軸に対する固定ドラムの傾きが発生し、磁気テ
ープに記録されるトラックの直線性が悪くなったり、他
のVTR等の互換ができなくなる等の問題が発生する。
そのための傾きを補正する必要があり、固定ドラムの基
準面および磁気テープが走行する際の基準となるリード
面を、軸を基準として追加工していた。
外輪をしまりばめによる嵌合を行い、他方の外輪をすき
まばめによる嵌合を行い、軸回転とした回転ドラム装置
の場合、軸に対する固定ドラムの傾きが発生し、磁気テ
ープに記録されるトラックの直線性が悪くなったり、他
のVTR等の互換ができなくなる等の問題が発生する。
そのための傾きを補正する必要があり、固定ドラムの基
準面および磁気テープが走行する際の基準となるリード
面を、軸を基準として追加工していた。
【0013】以上のように、従来は一対の外輪の内一方
をしばりばめとし、他方をすきまばめとしていたため、
そのすきまにより軸に対するハウジングの傾きが発生す
ることとなっていた。そのため、軸を基準としてハウジ
ングを追加工することが必要となり、コストが上昇する
とともに、軸受性能においても満足できるものでなかっ
た。なお、ここにおいて「ハウジング」とは、軸受の外
輪を保持する部材、例えば、回転ドラム、固定ドラム、
ディスクの総称を意味するものであり、以降の記載にお
いて、上記の意味で「ハウジング」の用語を用いること
がある。
をしばりばめとし、他方をすきまばめとしていたため、
そのすきまにより軸に対するハウジングの傾きが発生す
ることとなっていた。そのため、軸を基準としてハウジ
ングを追加工することが必要となり、コストが上昇する
とともに、軸受性能においても満足できるものでなかっ
た。なお、ここにおいて「ハウジング」とは、軸受の外
輪を保持する部材、例えば、回転ドラム、固定ドラム、
ディスクの総称を意味するものであり、以降の記載にお
いて、上記の意味で「ハウジング」の用語を用いること
がある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、固定
ドラムと、該固定ドラムに回転可能に支持された回転ド
ラムと、軸に一対の外輪を有した軸一体型軸受を備えた
回転ドラム装置において、前記固定ドラムまたは回転ド
ラムには、前記一対の外輪に嵌合する中央孔が設けられ
ており、前記一対の外輪の内一方の外輪は常温状態にお
いてしまりばめとなるように前記中央孔に嵌合保持さ
れ、他方の外輪はすきまばめとなるように嵌合保持され
ており、前記他方の外輪と前記中央孔との間のすきまに
はスペーサが保持されていることを特徴としたものであ
る。
ドラムと、該固定ドラムに回転可能に支持された回転ド
ラムと、軸に一対の外輪を有した軸一体型軸受を備えた
回転ドラム装置において、前記固定ドラムまたは回転ド
ラムには、前記一対の外輪に嵌合する中央孔が設けられ
ており、前記一対の外輪の内一方の外輪は常温状態にお
いてしまりばめとなるように前記中央孔に嵌合保持さ
れ、他方の外輪はすきまばめとなるように嵌合保持され
ており、前記他方の外輪と前記中央孔との間のすきまに
はスペーサが保持されていることを特徴としたものであ
る。
【0015】請求項2の発明は、固定ドラムと、該固定
ドラムに回転可能に支持されたディスクと、該ディスク
に固定された回転ドラムと、軸に一対の外輪を有した軸
一体型軸受を備えた回転ドラム装置において、前記ディ
スクには、前記一対の外輪に嵌合する中央孔が設けられ
ており、該一対の外輪の内一方の外輪は常温状態におい
てしまりばめとなるように前記中央孔に嵌合保持され、
他方の外輪はすきまばめとなるように嵌合保持されてお
り、前記他方の外輪と前記中央孔との間のすきまにはス
ペーサが保持されていることを特徴としたものである。
ドラムに回転可能に支持されたディスクと、該ディスク
に固定された回転ドラムと、軸に一対の外輪を有した軸
一体型軸受を備えた回転ドラム装置において、前記ディ
スクには、前記一対の外輪に嵌合する中央孔が設けられ
ており、該一対の外輪の内一方の外輪は常温状態におい
てしまりばめとなるように前記中央孔に嵌合保持され、
他方の外輪はすきまばめとなるように嵌合保持されてお
り、前記他方の外輪と前記中央孔との間のすきまにはス
ペーサが保持されていることを特徴としたものである。
【0016】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明において、前記スペーサは、常温状態においてすきま
ばめされる側の軸受外輪と中央孔のすきまの1/2と同
等かそれより小さい直径を有していることを特徴とした
ものである。
明において、前記スペーサは、常温状態においてすきま
ばめされる側の軸受外輪と中央孔のすきまの1/2と同
等かそれより小さい直径を有していることを特徴とした
ものである。
【0017】請求項4の発明は請求項1または2の発明
において、常温状態においてすきまばめされる側の中央
孔は、その軸方向において、前記一方の外輪側の方が狭
く、逆に前記一方の外輪側から離れる方向に従って広く
なる階段状であることを特徴としたものである。
において、常温状態においてすきまばめされる側の中央
孔は、その軸方向において、前記一方の外輪側の方が狭
く、逆に前記一方の外輪側から離れる方向に従って広く
なる階段状であることを特徴としたものである。
【0018】請求項5の発明は、請求項1または2の発
明において、前記スペーサは複数の直径を有する複数種
類のスペーサが混合されていることを特徴としたもので
ある。
明において、前記スペーサは複数の直径を有する複数種
類のスペーサが混合されていることを特徴としたもので
ある。
【0019】請求項6の発明は、請求項1乃至5のいず
れかの発明において、前記中央孔の内周面または前記軸
受の他方の外輪の外周面に前記スペーサを塗布し、その
後、前記軸一体型軸受を前記中央孔に挿入し、該中央孔
に前記一方の外輪をしまりばめとなるように嵌合保持し
たことを特徴としたものである。
れかの発明において、前記中央孔の内周面または前記軸
受の他方の外輪の外周面に前記スペーサを塗布し、その
後、前記軸一体型軸受を前記中央孔に挿入し、該中央孔
に前記一方の外輪をしまりばめとなるように嵌合保持し
たことを特徴としたものである。
【0020】請求項7の発明は、請求項1乃至5のいず
れかの発明において、前記スペーサを前記他方の外輪が
嵌合保持される中心孔の内周面に塗布し、常温状態にお
いてすきまばめとなるように嵌合保持される前記他方の
外輪が前方となるようにして、前記軸一体型軸受を前記
中央孔に挿入することを特徴としたものである。
れかの発明において、前記スペーサを前記他方の外輪が
嵌合保持される中心孔の内周面に塗布し、常温状態にお
いてすきまばめとなるように嵌合保持される前記他方の
外輪が前方となるようにして、前記軸一体型軸受を前記
中央孔に挿入することを特徴としたものである。
【0021】請求項8の発明は、請求項1乃至5のいず
れかの発明において、前記スペーサを前記他方の外輪の
外周面に塗布し、常温状態においてすきまばめとなるよ
うに嵌合保持される前記他方の外輪が後方となるように
して、前記軸一体型軸受を前記中央孔に挿入することを
特徴としたものである。
れかの発明において、前記スペーサを前記他方の外輪の
外周面に塗布し、常温状態においてすきまばめとなるよ
うに嵌合保持される前記他方の外輪が後方となるように
して、前記軸一体型軸受を前記中央孔に挿入することを
特徴としたものである。
【0022】請求項9の発明は、固定ドラムと、該固定
ドラムに回転可能に支持された回転ドラムと、軸に一対
の外輪を有した軸一体型軸受を備えた回転ドラム装置に
おいて、 前記固定ドラムまたは回転ドラムには、前記
一対の外輪に嵌合する中央孔が設けられており、前記一
対の外輪の内一方の外輪は常温状態においてしまりばめ
となるように前記中央孔に嵌合保持され、他方の外輪は
すきまばめとなるように嵌合保持されており、前記他方
の外輪がすきまばめとなる側の中央孔の内周面には全周
に亘って接着溝が設けられており、前記固定ドラムまた
は回転ドラムの外周面から前記軸に対し直角方向に貫通
した1乃至複数の接着剤注入孔が前記接着溝の位置に設
けられ、前記接着剤注入孔からスペーサを混合した接着
剤を注入したことを特徴としたものである。
ドラムに回転可能に支持された回転ドラムと、軸に一対
の外輪を有した軸一体型軸受を備えた回転ドラム装置に
おいて、 前記固定ドラムまたは回転ドラムには、前記
一対の外輪に嵌合する中央孔が設けられており、前記一
対の外輪の内一方の外輪は常温状態においてしまりばめ
となるように前記中央孔に嵌合保持され、他方の外輪は
すきまばめとなるように嵌合保持されており、前記他方
の外輪がすきまばめとなる側の中央孔の内周面には全周
に亘って接着溝が設けられており、前記固定ドラムまた
は回転ドラムの外周面から前記軸に対し直角方向に貫通
した1乃至複数の接着剤注入孔が前記接着溝の位置に設
けられ、前記接着剤注入孔からスペーサを混合した接着
剤を注入したことを特徴としたものである。
【0023】請求項10の発明は、固定ドラムと、該固
定ドラムに回転可能に支持されたディスクと、該ディス
クに固定された回転ドラムと、軸に一対の外輪を有した
軸一体型軸受を備えた回転ドラム装置において、前記デ
ィスクには、前記一対の外輪に嵌合する中央孔が設けら
れており、前記一対の外輪の内一方の外輪は常温状態に
おいてしまりばめとなるように前記中央孔に嵌合保持さ
れ、他方の外輪はすきまばめとなるように嵌合保持され
ており、前記他方の外輪がすきまばめとなる側の中央孔
の内周面には全周に亘って接着溝が設けられており、前
記ディスクの外周面から前記軸に対し直角方向に貫通し
た1乃至複数の接着剤注入孔が前記接着溝の位置に設け
られ、前記接着剤注入孔から、スペーサを混合した接着
剤を注入したことを特徴としたものである。
定ドラムに回転可能に支持されたディスクと、該ディス
クに固定された回転ドラムと、軸に一対の外輪を有した
軸一体型軸受を備えた回転ドラム装置において、前記デ
ィスクには、前記一対の外輪に嵌合する中央孔が設けら
れており、前記一対の外輪の内一方の外輪は常温状態に
おいてしまりばめとなるように前記中央孔に嵌合保持さ
れ、他方の外輪はすきまばめとなるように嵌合保持され
ており、前記他方の外輪がすきまばめとなる側の中央孔
の内周面には全周に亘って接着溝が設けられており、前
記ディスクの外周面から前記軸に対し直角方向に貫通し
た1乃至複数の接着剤注入孔が前記接着溝の位置に設け
られ、前記接着剤注入孔から、スペーサを混合した接着
剤を注入したことを特徴としたものである。
【0024】請求項11の発明は、請求項9または10
の発明において、前記接着溝の溝深さ最大部の面と、前
記中央孔の内表面とはテーパ形状で接続された面になっ
ていることを特徴としたものである。
の発明において、前記接着溝の溝深さ最大部の面と、前
記中央孔の内表面とはテーパ形状で接続された面になっ
ていることを特徴としたものである。
【0025】請求項12の発明は、請求項9乃至11の
いずれかの発明において、前記接着剤に混合されるスペ
ーサは、複数の直径を有する複数種類のスペーサが混合
されていることを特徴としたものである。
いずれかの発明において、前記接着剤に混合されるスペ
ーサは、複数の直径を有する複数種類のスペーサが混合
されていることを特徴としたものである。
【0026】請求項13の発明は、請求項1乃至5,9
乃至12のいずれかの発明において、前記スペーサは球
形であることを特徴としたものである。
乃至12のいずれかの発明において、前記スペーサは球
形であることを特徴としたものである。
【0027】請求項14の発明は、請求項1乃至5,9
乃至13のいずれかの発明において、該スペーサは、樹
脂であることを特徴としたものである。
乃至13のいずれかの発明において、該スペーサは、樹
脂であることを特徴としたものである。
【0028】請求項15の発明は、請求項1乃至5,9
乃至14のいずれかの発明において、前記スペーサの弾
性係数は、軸受外輪および外輪を嵌合保持する部材より
小さいことを特徴としたものである。
乃至14のいずれかの発明において、前記スペーサの弾
性係数は、軸受外輪および外輪を嵌合保持する部材より
小さいことを特徴としたものである。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について説
明する。まず、本発明の第1の実施例を図1,図2に基
づいて説明する。図1は、本発明の回転ドラム装置の断
面図であり、図2は、その軸受部分の詳細断面図であ
る。本発明の回転ドラム装置は、回転ドラム1と固定ド
ラム2を有している。この回転ドラム1には、磁気テー
プ(図示せず)に信号を記録したり、磁気テープに記録
されている信号を再生するために、磁気ヘッド3が設け
られている。
明する。まず、本発明の第1の実施例を図1,図2に基
づいて説明する。図1は、本発明の回転ドラム装置の断
面図であり、図2は、その軸受部分の詳細断面図であ
る。本発明の回転ドラム装置は、回転ドラム1と固定ド
ラム2を有している。この回転ドラム1には、磁気テー
プ(図示せず)に信号を記録したり、磁気テープに記録
されている信号を再生するために、磁気ヘッド3が設け
られている。
【0030】固定ドラム2には一対の外輪4a,4bを
備えた軸一体型軸受4の固定軸4cが固定され、該軸一
体型軸受4の外輪4a,4bは回転ドラム1の中央孔上
部,下部9a,9bにそれぞれ固定され、回転ドラム1
は固定ドラム2に対して回転可能に支持されている。
備えた軸一体型軸受4の固定軸4cが固定され、該軸一
体型軸受4の外輪4a,4bは回転ドラム1の中央孔上
部,下部9a,9bにそれぞれ固定され、回転ドラム1
は固定ドラム2に対して回転可能に支持されている。
【0031】固定ドラム2にはロータリトランス6のス
テータ6bが固定され、該ステータ6bに対向してロー
タリトランス6のロータ6aが回転ドラム1に端子ホル
ダ10を介して固定されている。該ロータ6aは磁気ヘ
ッド3と結線されており、信号の授受を行う。回転ドラ
ム1の上部にはモータ7のロータ7aが固定され、更に
モータ7のステータ7bが固定軸4cに固定されたカラ
ー8に固定され、該モータ7のロータ7aとステータ7
bにより回転ドラム1が回転する。
テータ6bが固定され、該ステータ6bに対向してロー
タリトランス6のロータ6aが回転ドラム1に端子ホル
ダ10を介して固定されている。該ロータ6aは磁気ヘ
ッド3と結線されており、信号の授受を行う。回転ドラ
ム1の上部にはモータ7のロータ7aが固定され、更に
モータ7のステータ7bが固定軸4cに固定されたカラ
ー8に固定され、該モータ7のロータ7aとステータ7
bにより回転ドラム1が回転する。
【0032】軸一体型軸受4は、軸方向(図中上下方
向)に配設された一対の外輪4a,4bと、該外輪4
a,4bの間に介装部材4d,4eを介在させて圧縮状
態に設けられて外輪4a,4bを離隔する方向に押圧す
る圧縮バネ4fと、各外輪4a,4bと固定軸4cとの
間を転動する複数のボール4g,4hを備えている。大
径の外輪4aは回転ドラム1の中央孔上部9a内に焼嵌
めされ、小径の外輪4bは中央孔下部9b内にすきまを
もって嵌合されている。
向)に配設された一対の外輪4a,4bと、該外輪4
a,4bの間に介装部材4d,4eを介在させて圧縮状
態に設けられて外輪4a,4bを離隔する方向に押圧す
る圧縮バネ4fと、各外輪4a,4bと固定軸4cとの
間を転動する複数のボール4g,4hを備えている。大
径の外輪4aは回転ドラム1の中央孔上部9a内に焼嵌
めされ、小径の外輪4bは中央孔下部9b内にすきまを
もって嵌合されている。
【0033】回転ドラム1の小径の外輪4bに対応した
中央孔下部9bの内周面には全周に亘って接着溝12が
設けられている。また、回転ドラム1の外周面から固定
軸4cに対して垂直方向に貫通した接着剤注入孔13が
接着溝12の位置に設けられている。小径の外輪4bと
回転ドラム1の中央孔下部9bのすきまにはスペーサ1
4が入れられており、中央孔下部9bと小径の外輪4b
との同軸度を出している。
中央孔下部9bの内周面には全周に亘って接着溝12が
設けられている。また、回転ドラム1の外周面から固定
軸4cに対して垂直方向に貫通した接着剤注入孔13が
接着溝12の位置に設けられている。小径の外輪4bと
回転ドラム1の中央孔下部9bのすきまにはスペーサ1
4が入れられており、中央孔下部9bと小径の外輪4b
との同軸度を出している。
【0034】次に、この回転ドラム装置の軸受部の組立
方法について図2をもとに説明する。回転ドラム1の中
央孔上部9aは大径の外輪4aと常温においてしまりと
なる直径で加工され、中央孔下部9bは小径の外輪4b
と常温においてすきまとなる直径で加工されている。
方法について図2をもとに説明する。回転ドラム1の中
央孔上部9aは大径の外輪4aと常温においてしまりと
なる直径で加工され、中央孔下部9bは小径の外輪4b
と常温においてすきまとなる直径で加工されている。
【0035】常温時のすきまの1/2と同等か、それよ
り小さい直径をもったスペーサ14を回転ドラム1の中
央孔下部9bに塗布し、その後回転ドラム1を中央孔上
部9aの直径が大径の外輪4aの直径より大きくなる程
度まで加熱し、上方から軸一体型軸受4を回転ドラム1
の中央孔上部9aの段差部Fに大径の外輪4aの下面G
が当接する位置まで挿入し、冷却する。常温まで冷却す
ることにより、大径の外輪4aと中央孔上部9aはしま
りとなり強力に固定される。小径の外輪4bと中央孔下
部9bはすきまであり、小径の外輪4bは回転ドラム1
に対して拘束されていない。その後、接着剤を接着溝1
2内に行き渡るように接着剤注入孔13から注入し、小
径の外輪4bを回転ドラム1に固定する。
り小さい直径をもったスペーサ14を回転ドラム1の中
央孔下部9bに塗布し、その後回転ドラム1を中央孔上
部9aの直径が大径の外輪4aの直径より大きくなる程
度まで加熱し、上方から軸一体型軸受4を回転ドラム1
の中央孔上部9aの段差部Fに大径の外輪4aの下面G
が当接する位置まで挿入し、冷却する。常温まで冷却す
ることにより、大径の外輪4aと中央孔上部9aはしま
りとなり強力に固定される。小径の外輪4bと中央孔下
部9bはすきまであり、小径の外輪4bは回転ドラム1
に対して拘束されていない。その後、接着剤を接着溝1
2内に行き渡るように接着剤注入孔13から注入し、小
径の外輪4bを回転ドラム1に固定する。
【0036】回転ドラム1の中央孔下部9bに塗布した
スペーサが多すぎた場合、上方から軸一体型軸受4を挿
入することにより、多すぎるスペーサ14は一対の外輪
間に留まることなく、小径の外輪4bにより押し出され
る。
スペーサが多すぎた場合、上方から軸一体型軸受4を挿
入することにより、多すぎるスペーサ14は一対の外輪
間に留まることなく、小径の外輪4bにより押し出され
る。
【0037】スペーサ14が上下の外輪4a,4b間に
残り、軸受内部にスペーサ14が混入すると、軸受性能
の悪化を招くことになるため、上記のようにスペーサ1
4は小径の外輪4bにより押し出される方向にする。ス
ペーサ14は、小径の外輪4bと中央孔下部9bのすき
まを移動しやすいことが必要であることから球形である
ことが望ましい。また該スペーサ14の個々の姿勢によ
り寸法が変わらないことが必要であることからも球形で
あることが望ましい。またスペーサ14の弾性係数は、
回転ドラム1(通常アルミニウム:弾性係数8000k
gf/mm2)と軸4c(通常軸受鋼:弾性係数212
00kgf/mm2)の弾性係数と比較し小さいことが
必要である。例えば、スペーサ14は積水化学工業株式
会社製のミクロパールを用いることが可能である。該ミ
クロパールは球形の硬質プラスチック微粒子であり、弾
性係数は488kgf/mm2である。
残り、軸受内部にスペーサ14が混入すると、軸受性能
の悪化を招くことになるため、上記のようにスペーサ1
4は小径の外輪4bにより押し出される方向にする。ス
ペーサ14は、小径の外輪4bと中央孔下部9bのすき
まを移動しやすいことが必要であることから球形である
ことが望ましい。また該スペーサ14の個々の姿勢によ
り寸法が変わらないことが必要であることからも球形で
あることが望ましい。またスペーサ14の弾性係数は、
回転ドラム1(通常アルミニウム:弾性係数8000k
gf/mm2)と軸4c(通常軸受鋼:弾性係数212
00kgf/mm2)の弾性係数と比較し小さいことが
必要である。例えば、スペーサ14は積水化学工業株式
会社製のミクロパールを用いることが可能である。該ミ
クロパールは球形の硬質プラスチック微粒子であり、弾
性係数は488kgf/mm2である。
【0038】スペーサ14の塗布方法は、例えば、スペ
ーサ14を工業用アルコール等の溶剤に混ぜ、それを塗
布すると、溶剤が揮発し、塗布面にはスペーサ14のみ
が残るといった方法によって実施できる。
ーサ14を工業用アルコール等の溶剤に混ぜ、それを塗
布すると、溶剤が揮発し、塗布面にはスペーサ14のみ
が残るといった方法によって実施できる。
【0039】次に、本発明の第2の実施例を図3に基づ
いて説明する。図3は、本発明の第2の実施例の回転ド
ラム装置を示す断面図である。軸受部の詳細図は図2と
同様である。なお、以降の実施例に関する記載におい
て、前述した第1の実施例と同様な機能を有するものは
同一の符号を付けて詳細な説明を省略する。本発明の回
転ドラム装置は、回転ドラム1と固定ドラム2を有して
いる。この回転ドラム1には、磁気テープ(図示せず)
に信号を記録したり、磁気テープに記録されている信号
を再生するために、磁気ヘッド3が設けられている。
いて説明する。図3は、本発明の第2の実施例の回転ド
ラム装置を示す断面図である。軸受部の詳細図は図2と
同様である。なお、以降の実施例に関する記載におい
て、前述した第1の実施例と同様な機能を有するものは
同一の符号を付けて詳細な説明を省略する。本発明の回
転ドラム装置は、回転ドラム1と固定ドラム2を有して
いる。この回転ドラム1には、磁気テープ(図示せず)
に信号を記録したり、磁気テープに記録されている信号
を再生するために、磁気ヘッド3が設けられている。
【0040】回転ドラム1には一対の外輪4a,4bを
備えた軸一体型軸受4の回転軸4cが固定され、該軸一
体型軸受4の外輪4a,4bは固定ドラム2の中央孔9
a,9bにそれぞれ固定され、回転ドラム1は固定ドラ
ム2に対して回転可能に支持されている。
備えた軸一体型軸受4の回転軸4cが固定され、該軸一
体型軸受4の外輪4a,4bは固定ドラム2の中央孔9
a,9bにそれぞれ固定され、回転ドラム1は固定ドラ
ム2に対して回転可能に支持されている。
【0041】大径の外輪4aは固定ドラム2の中央孔上
部9a内に焼嵌めされ、小径の外輪4bは中央孔下部9
b内にすきまをもって嵌合されている。小径の外輪4b
と固定ドラム2の中央孔下部9bのすきまにはスペーサ
14が、固定ドラム2の中央孔下部9b内周面に塗布す
ることによって入れられており、中央孔下部9bと小径
の外輪4bとの同軸度を出している。
部9a内に焼嵌めされ、小径の外輪4bは中央孔下部9
b内にすきまをもって嵌合されている。小径の外輪4b
と固定ドラム2の中央孔下部9bのすきまにはスペーサ
14が、固定ドラム2の中央孔下部9b内周面に塗布す
ることによって入れられており、中央孔下部9bと小径
の外輪4bとの同軸度を出している。
【0042】軸一体型軸受4の大径の外輪4aを固定ド
ラム2に焼嵌後、接着剤を接着溝12内に行き渡るよう
に接着剤注入孔13から注入し、小径の外輪4bを固定
ドラム2に固定する。固定ドラム2の中央孔下部9bに
塗布したスペーサ14が多すぎた場合、上方から軸一体
型軸受4を挿入することにより、多すぎるスペーサは一
対の外輪間に留まることなく小径の外輪4bにより押し
出される。
ラム2に焼嵌後、接着剤を接着溝12内に行き渡るよう
に接着剤注入孔13から注入し、小径の外輪4bを固定
ドラム2に固定する。固定ドラム2の中央孔下部9bに
塗布したスペーサ14が多すぎた場合、上方から軸一体
型軸受4を挿入することにより、多すぎるスペーサは一
対の外輪間に留まることなく小径の外輪4bにより押し
出される。
【0043】次に、本発明の第3の実施例を図4に基づ
いて説明する。図4は、本発明の第3の実施例の回転ド
ラム装置を示す断面図である。軸受部の詳細図は図2と
同様である。回転ドラム装置は、回転ドラム1と固定ド
ラム2を有している。この回転ドラム1には、磁気テー
プ(図示せず)に信号を記録したり、磁気テープに記録
されている信号を再生するために、磁気ヘッド3が設け
られている。
いて説明する。図4は、本発明の第3の実施例の回転ド
ラム装置を示す断面図である。軸受部の詳細図は図2と
同様である。回転ドラム装置は、回転ドラム1と固定ド
ラム2を有している。この回転ドラム1には、磁気テー
プ(図示せず)に信号を記録したり、磁気テープに記録
されている信号を再生するために、磁気ヘッド3が設け
られている。
【0044】固定ドラム2には一対の外輪4a,4bを
備えた軸一体型軸受4の固定軸4cが固定され、該軸一
体型軸受4の外輪4a,4bはディスク5の中央孔9
a,9bにそれぞれ固定されている。回転ドラム1はデ
ィスク5に固定され、固定ドラム2に対して回転可能に
支持されている。
備えた軸一体型軸受4の固定軸4cが固定され、該軸一
体型軸受4の外輪4a,4bはディスク5の中央孔9
a,9bにそれぞれ固定されている。回転ドラム1はデ
ィスク5に固定され、固定ドラム2に対して回転可能に
支持されている。
【0045】大径の外輪4aはディスク5の中央孔上部
9aに焼嵌めされ、小径の外輪4bは中央孔下部9bに
すきまをもって嵌合され、接着固定されている。小径の
外輪4bとディスク5の中央孔下部9bのすきまにはス
ペーサ14が入れられており、中央孔下部9bと小径の
外輪4bとの同軸度を出している。
9aに焼嵌めされ、小径の外輪4bは中央孔下部9bに
すきまをもって嵌合され、接着固定されている。小径の
外輪4bとディスク5の中央孔下部9bのすきまにはス
ペーサ14が入れられており、中央孔下部9bと小径の
外輪4bとの同軸度を出している。
【0046】軸一体型軸受4を固定ドラム2に焼嵌後、
接着剤を接着溝12内に行き渡るように接着剤注入孔1
3から注入し、小径の外輪4bをディスク5に固定す
る。ディスク5の中央孔下部9bに塗布したスペーサ1
4が多すぎた場合、上方から軸一体型軸受を挿入するこ
とにより、多すぎるスペーサは一対の外輪間に留まるこ
となく小径の外輪4bにより押し出される。ディスク5
は、軸4cに対して振れ精度が良く固定されているた
め、追加工なしに回転ドラム1をディスク5に固定す
る。
接着剤を接着溝12内に行き渡るように接着剤注入孔1
3から注入し、小径の外輪4bをディスク5に固定す
る。ディスク5の中央孔下部9bに塗布したスペーサ1
4が多すぎた場合、上方から軸一体型軸受を挿入するこ
とにより、多すぎるスペーサは一対の外輪間に留まるこ
となく小径の外輪4bにより押し出される。ディスク5
は、軸4cに対して振れ精度が良く固定されているた
め、追加工なしに回転ドラム1をディスク5に固定す
る。
【0047】次に、本発明の第4の実施例を図5に基づ
いて説明する。図5は、本発明の第4の実施例の回転ド
ラム装置の軸受部を示す断面図である。小径の外輪4b
の外径、および小径の外輪4bがすきま嵌合されるハウ
ジング11の中央孔下部9bの内径のすきまの値は、そ
れぞれの加工公差によりある程度の幅を有している。例
えば、小径の外輪4bの外径が2μm、中央孔下部9b
の内径が2μmの加工公差を有しており、組み合わせに
おける最小のすきまを4μmとすると、4〜8μmの幅
を有することになる。
いて説明する。図5は、本発明の第4の実施例の回転ド
ラム装置の軸受部を示す断面図である。小径の外輪4b
の外径、および小径の外輪4bがすきま嵌合されるハウ
ジング11の中央孔下部9bの内径のすきまの値は、そ
れぞれの加工公差によりある程度の幅を有している。例
えば、小径の外輪4bの外径が2μm、中央孔下部9b
の内径が2μmの加工公差を有しており、組み合わせに
おける最小のすきまを4μmとすると、4〜8μmの幅
を有することになる。
【0048】そのため、スペーサ14の直径も1種類で
は対応できない。例えば、3μmの直径のスペーサを使
用すると、6μm未満のすきまの場合はそのすきまにス
ペーサは入らない。ハウジング11に軸一体型軸受4を
上方向(図中A方向)から挿入する場合、ハウジング1
1の中央孔下部9bを、挿入側が小さい階段状にするこ
とにより小径の外輪4bにより、中央孔下部に塗布した
スペーサ14が押し出される際、適当な段差のところに
スペーサが留まり同軸度を出す。この場合、スペーサ1
4は1種類の直径のものでよい。
は対応できない。例えば、3μmの直径のスペーサを使
用すると、6μm未満のすきまの場合はそのすきまにス
ペーサは入らない。ハウジング11に軸一体型軸受4を
上方向(図中A方向)から挿入する場合、ハウジング1
1の中央孔下部9bを、挿入側が小さい階段状にするこ
とにより小径の外輪4bにより、中央孔下部に塗布した
スペーサ14が押し出される際、適当な段差のところに
スペーサが留まり同軸度を出す。この場合、スペーサ1
4は1種類の直径のものでよい。
【0049】次に、本発明の第5の実施例を図6に基づ
いて説明する。図6は、本発明の第5の実施例の回転ド
ラム装置の軸受部を示す断面図である。複数の直径を有
したスペーサ14,14を混合し、中央孔下部9bに塗
布することにより、軸一体型軸受4をハウジング11へ
挿入する際に、すきまより大きい直径のスペーサ14は
小径の外輪4bによりすきまから押し出される。それに
より、すきまにちょうど良い直径のスペーサが留まり同
軸度を出す。
いて説明する。図6は、本発明の第5の実施例の回転ド
ラム装置の軸受部を示す断面図である。複数の直径を有
したスペーサ14,14を混合し、中央孔下部9bに塗
布することにより、軸一体型軸受4をハウジング11へ
挿入する際に、すきまより大きい直径のスペーサ14は
小径の外輪4bによりすきまから押し出される。それに
より、すきまにちょうど良い直径のスペーサが留まり同
軸度を出す。
【0050】次に、本発明の第6の実施例を図7に基づ
いて説明する。図7は、本発明の第6の実施例の回転ド
ラム装置の軸受部を示す断面図である。固定ドラムまた
は回転ドラムからなるハウジング11には、軸一体型軸
受4の一対の外輪4a(図示せず),4bに嵌合する中
心孔9a(図示せず),9bが設けられており、一対の
外輪4a,4bの内大径の外輪は常温状態においてしま
りばめとなるように中央孔上部に嵌合保持され、小径の
外輪4bはすきまばめとなるように中央孔下部9bに嵌
合保持されている。小径の外輪4bが嵌合する中央孔下
部9b内周面には全周に亘って接着溝12が設けられて
おり、ハウジング11の外周面から軸4cに対し、直角
方向に複数の貫通した接着剤注入孔13が設けられてい
る。軸一体型軸受4の外輪4bは、接着剤注入孔13よ
り接着剤を注入することによりハウジング11への固定
が行われるが、あらかじめ接着剤にスペーサ14を混合
しておき、該接着剤を注入する。接着剤は接着溝12か
らすきまにも流れ込むため、すきまに合った直径のスペ
ーサ14がすきまに入り込み保持される。
いて説明する。図7は、本発明の第6の実施例の回転ド
ラム装置の軸受部を示す断面図である。固定ドラムまた
は回転ドラムからなるハウジング11には、軸一体型軸
受4の一対の外輪4a(図示せず),4bに嵌合する中
心孔9a(図示せず),9bが設けられており、一対の
外輪4a,4bの内大径の外輪は常温状態においてしま
りばめとなるように中央孔上部に嵌合保持され、小径の
外輪4bはすきまばめとなるように中央孔下部9bに嵌
合保持されている。小径の外輪4bが嵌合する中央孔下
部9b内周面には全周に亘って接着溝12が設けられて
おり、ハウジング11の外周面から軸4cに対し、直角
方向に複数の貫通した接着剤注入孔13が設けられてい
る。軸一体型軸受4の外輪4bは、接着剤注入孔13よ
り接着剤を注入することによりハウジング11への固定
が行われるが、あらかじめ接着剤にスペーサ14を混合
しておき、該接着剤を注入する。接着剤は接着溝12か
らすきまにも流れ込むため、すきまに合った直径のスペ
ーサ14がすきまに入り込み保持される。
【0051】次に、本発明の第7の実施例を図8に基づ
いて説明する。図8は、本発明の第7の実施例の回転ド
ラム装置の軸受部を示す断面図である。第6の実施例に
おける接着溝12の形状をすきまに向かってテーパ形状
にすることにより、接着剤に混合されたスペーサがすき
まに広がりやすくする。接着剤に混合されるスペーサ1
4は複数の種類の直径を有している。
いて説明する。図8は、本発明の第7の実施例の回転ド
ラム装置の軸受部を示す断面図である。第6の実施例に
おける接着溝12の形状をすきまに向かってテーパ形状
にすることにより、接着剤に混合されたスペーサがすき
まに広がりやすくする。接着剤に混合されるスペーサ1
4は複数の種類の直径を有している。
【0052】次に、本発明の第8の実施例を図9に基づ
いて説明する。図9は、本発明の第8の実施例の回転ド
ラム装置の軸受部を示す断面図である。前述した第1〜
7の実施例とは逆に、小径の外輪4bをハウジング11
の中央孔下部9内に焼嵌めし、大径の外輪4aを中央孔
上部9a内にすきまをもって嵌合する。
いて説明する。図9は、本発明の第8の実施例の回転ド
ラム装置の軸受部を示す断面図である。前述した第1〜
7の実施例とは逆に、小径の外輪4bをハウジング11
の中央孔下部9内に焼嵌めし、大径の外輪4aを中央孔
上部9a内にすきまをもって嵌合する。
【0053】この組立方法について説明する。常温時の
すきまの1/2と同等かそれより小さい直径を持ったス
ペーサ14を大径の外輪4aの外周面に塗布し、その後
ハウジング11を中央孔9a,9bの直径が小径の外輪
4bの直径より大きくなる程度まで加熱し、図中上方か
ら軸一体型軸受4をハウジング11の中央孔上部9aの
段差部Fに大径の外輪4aの下面Gが当接する位置まで
挿入し、冷却する。常温まで冷却することにより、小径
の外輪4bと中央孔下部9bはしまりとなり強力に固定
される。大径の外輪4aと中央孔上部9aはすきまであ
り、大径の外輪4aはハウジング11に対して拘束され
ていない。その後、接着剤を接着溝12内に行き渡るよ
うに接着剤注入孔13から注入し、大径の外輪4aをハ
ウジング11に固定する。
すきまの1/2と同等かそれより小さい直径を持ったス
ペーサ14を大径の外輪4aの外周面に塗布し、その後
ハウジング11を中央孔9a,9bの直径が小径の外輪
4bの直径より大きくなる程度まで加熱し、図中上方か
ら軸一体型軸受4をハウジング11の中央孔上部9aの
段差部Fに大径の外輪4aの下面Gが当接する位置まで
挿入し、冷却する。常温まで冷却することにより、小径
の外輪4bと中央孔下部9bはしまりとなり強力に固定
される。大径の外輪4aと中央孔上部9aはすきまであ
り、大径の外輪4aはハウジング11に対して拘束され
ていない。その後、接着剤を接着溝12内に行き渡るよ
うに接着剤注入孔13から注入し、大径の外輪4aをハ
ウジング11に固定する。
【0054】大径の外輪4aの外周面に塗布したスペー
サ14が多すぎた場合、上方から軸一体型軸受4を挿入
することにより、多すぎるスペーサ14は一対の外輪間
に留まることなくハウジング上面11aにより押し出さ
れる。
サ14が多すぎた場合、上方から軸一体型軸受4を挿入
することにより、多すぎるスペーサ14は一対の外輪間
に留まることなくハウジング上面11aにより押し出さ
れる。
【0055】スペーサ14が上下の外輪4a,4b間に
残り、軸受内部にスペーサ14が混入すると、軸受性能
の悪化を招くことになるため、上記のようにスペーサ1
4はハウジング上面11aにより押し出される方向にす
る。
残り、軸受内部にスペーサ14が混入すると、軸受性能
の悪化を招くことになるため、上記のようにスペーサ1
4はハウジング上面11aにより押し出される方向にす
る。
【0056】次に、本発明の第9の実施例を図10に基
づいて説明する。図10は、本発明の第9の実施例の回
転ドラム装置の軸受部を示す断面図である。軸一体型軸
受4の一対の外輪4m,4nの外径を同一とし、ハウジ
ング11の中央孔上部,下部9a,9bに対し、常温状
態において一方の外輪4mをしまりばめとし、他方の外
輪4nをすきまばめとする。
づいて説明する。図10は、本発明の第9の実施例の回
転ドラム装置の軸受部を示す断面図である。軸一体型軸
受4の一対の外輪4m,4nの外径を同一とし、ハウジ
ング11の中央孔上部,下部9a,9bに対し、常温状
態において一方の外輪4mをしまりばめとし、他方の外
輪4nをすきまばめとする。
【0057】この組立方法について説明する。まず、図
10のように挿入方向Aに対し先の方の外輪4n側をす
きまとなるように嵌合保持し、後に挿入される方の外輪
4m側を常温状態においてしまりとなるように嵌合保持
する。先に挿入される側のハウジング11の中央孔下部
9b内周面にスペーサ14を塗布した後、軸一体型軸受
4を挿入し、焼嵌を行う。先に挿入される方の外輪4n
により余分なスペーサ14は、一対の外輪間に留まるこ
となく押し出される。
10のように挿入方向Aに対し先の方の外輪4n側をす
きまとなるように嵌合保持し、後に挿入される方の外輪
4m側を常温状態においてしまりとなるように嵌合保持
する。先に挿入される側のハウジング11の中央孔下部
9b内周面にスペーサ14を塗布した後、軸一体型軸受
4を挿入し、焼嵌を行う。先に挿入される方の外輪4n
により余分なスペーサ14は、一対の外輪間に留まるこ
となく押し出される。
【0058】次に、本発明の第10の実施例を図11に
基づいて説明する。図11は、本発明の第10の実施例
の回転ドラム装置の軸受部を示す断面図である。第9の
実施例と同様に、軸一体型軸受4の一対の外輪4m,4
nの外径を同一とし、ハウジング11の中央孔上部,下
部9a,9bに対し、常温状態において、挿入方向Aに
対し後の方の外輪4m側をすきまばめとし、先に挿入さ
れる方の外輪4n側をしまりばめとする。後に挿入され
る側の外輪4mの外周面にスペーサ14を塗布した後、
軸一体型軸受4を挿入し、焼嵌を行う。ハウジング上面
11aにより余分なスペーサ14は、一対の外輪間に留
まることなく押し出される。
基づいて説明する。図11は、本発明の第10の実施例
の回転ドラム装置の軸受部を示す断面図である。第9の
実施例と同様に、軸一体型軸受4の一対の外輪4m,4
nの外径を同一とし、ハウジング11の中央孔上部,下
部9a,9bに対し、常温状態において、挿入方向Aに
対し後の方の外輪4m側をすきまばめとし、先に挿入さ
れる方の外輪4n側をしまりばめとする。後に挿入され
る側の外輪4mの外周面にスペーサ14を塗布した後、
軸一体型軸受4を挿入し、焼嵌を行う。ハウジング上面
11aにより余分なスペーサ14は、一対の外輪間に留
まることなく押し出される。
【0059】上記第1〜10の実施例においては、圧縮
バネ4fを有する軸一体型軸受4について説明を行った
が、圧縮バネ4fを有しない軸一体型軸受4においても
実施することが可能である。圧縮バネ4fをしない軸一
体型軸受4を用いる場合、焼嵌後、すきまばめとなって
いる外輪をしまりばめとなっている外輪から離すように
引張りながら、もしくはしまりばめとなっている外輪の
方に近づくように押しながら接着固定することにより行
う。
バネ4fを有する軸一体型軸受4について説明を行った
が、圧縮バネ4fを有しない軸一体型軸受4においても
実施することが可能である。圧縮バネ4fをしない軸一
体型軸受4を用いる場合、焼嵌後、すきまばめとなって
いる外輪をしまりばめとなっている外輪から離すように
引張りながら、もしくはしまりばめとなっている外輪の
方に近づくように押しながら接着固定することにより行
う。
【0060】また、上記各実施例においては軸一体型軸
受を焼嵌によりハウジングに固定する方法について説明
を行ったが、圧入によりハウジングに固定する方法であ
ってもよいことはいうまでもない。更に、上記実施例の
説明においては、すきま嵌合部から軸受外輪またはハウ
ジングにより押し出されたスペーサについては記述はし
ていないが、拭き取りまたは吸引等の方法により除いて
おく方がよいことはいうまでもない。
受を焼嵌によりハウジングに固定する方法について説明
を行ったが、圧入によりハウジングに固定する方法であ
ってもよいことはいうまでもない。更に、上記実施例の
説明においては、すきま嵌合部から軸受外輪またはハウ
ジングにより押し出されたスペーサについては記述はし
ていないが、拭き取りまたは吸引等の方法により除いて
おく方がよいことはいうまでもない。
【0061】
【発明の効果】以上のように、本発明の回転ドラム装置
によれば、軸一体型軸受を用いた回転ドラム装置で、軸
一体型軸受の一対の外輪を固定するハウジングに対し
て、一方の外輪をしまりばめとし、他方の外輪をすきま
ばめとしたものにおいて、すきまばめとした方のすきま
にスペーサを保持するようにしたので、軸に対するハウ
ジングの振れ精度がよい回転ドラム装置を提供すること
ができる。
によれば、軸一体型軸受を用いた回転ドラム装置で、軸
一体型軸受の一対の外輪を固定するハウジングに対し
て、一方の外輪をしまりばめとし、他方の外輪をすきま
ばめとしたものにおいて、すきまばめとした方のすきま
にスペーサを保持するようにしたので、軸に対するハウ
ジングの振れ精度がよい回転ドラム装置を提供すること
ができる。
【0062】また、本発明の回転ドラム装置及びその組
立方法によれば、軸に対するハウジングの振れ精度が向
上するため、従来のように追加工を行ったディスクを介
して回転ドラムを固定する必要がなく、回転ドラムに軸
一体型軸受を直接固定し、回転ドラムにヘッドを取り付
けることができる。これにより、大幅にコストダウンし
た回転ドラム装置を提供することができ、また追加工を
行う必要がないため、従来追加工時に発生していた軸受
への切削粉の混入や軸受に掛かる負荷に基づく圧痕によ
る軸受性能の劣化を防止することができる。
立方法によれば、軸に対するハウジングの振れ精度が向
上するため、従来のように追加工を行ったディスクを介
して回転ドラムを固定する必要がなく、回転ドラムに軸
一体型軸受を直接固定し、回転ドラムにヘッドを取り付
けることができる。これにより、大幅にコストダウンし
た回転ドラム装置を提供することができ、また追加工を
行う必要がないため、従来追加工時に発生していた軸受
への切削粉の混入や軸受に掛かる負荷に基づく圧痕によ
る軸受性能の劣化を防止することができる。
【0063】更に、本発明の請求項4の発明による軸一
体型軸受を用いた回転ドラム装置で、軸一体型軸受の一
対の外輪を固定するハウジングに対して、一方の外輪を
しまりばめとし、他方の外輪をすきまばめとしたものに
おいて、すきまばめとした方のハウジング内周面を階段
状にすることにより、使用するスペーサを1種類のみと
する回転ドラム装置を提供することができる。
体型軸受を用いた回転ドラム装置で、軸一体型軸受の一
対の外輪を固定するハウジングに対して、一方の外輪を
しまりばめとし、他方の外輪をすきまばめとしたものに
おいて、すきまばめとした方のハウジング内周面を階段
状にすることにより、使用するスペーサを1種類のみと
する回転ドラム装置を提供することができる。
【0064】更に、本発明の請求項5の発明により、軸
一体型軸受を用いた回転ドラム装置で、軸一体型軸受の
一対の外輪を固定するハウジングに対して、一方の外輪
をしまりばめとし、他方の外輪をすきまばめとしたもの
において、すきまばめとした方のすきまに複数の直径を
有した複数種類のスペーサを保持することにより加工公
差に対応した、軸に対しハウジングの振れ精度が良い回
転ドラム装置を提供することができる。
一体型軸受を用いた回転ドラム装置で、軸一体型軸受の
一対の外輪を固定するハウジングに対して、一方の外輪
をしまりばめとし、他方の外輪をすきまばめとしたもの
において、すきまばめとした方のすきまに複数の直径を
有した複数種類のスペーサを保持することにより加工公
差に対応した、軸に対しハウジングの振れ精度が良い回
転ドラム装置を提供することができる。
【0065】更に、本発明の請求項7または8の発明に
より、軸一体型軸受を用いた回転ドラム装置で、すきま
ばめとなる方の外輪の外周面または中心孔の内周面にス
ペーサを塗布する際、軸一体型軸受を中心孔に挿入する
方向に対して前方となる外輪がすきまばめとなる場合
は、スペーサを中心孔の内周面に塗布し、逆に軸一体型
軸受を中心孔に挿入する方向に対して後方となる外輪が
すきまばめとなる場合は、該外輪の外周面に塗布するこ
とにより、組立後にスペーサが両外輪間に存在すること
を防止し、スペーサに混入による軸受の性能劣化を防止
することが可能となる回転ドラム装置の組立方法を提供
することができる。
より、軸一体型軸受を用いた回転ドラム装置で、すきま
ばめとなる方の外輪の外周面または中心孔の内周面にス
ペーサを塗布する際、軸一体型軸受を中心孔に挿入する
方向に対して前方となる外輪がすきまばめとなる場合
は、スペーサを中心孔の内周面に塗布し、逆に軸一体型
軸受を中心孔に挿入する方向に対して後方となる外輪が
すきまばめとなる場合は、該外輪の外周面に塗布するこ
とにより、組立後にスペーサが両外輪間に存在すること
を防止し、スペーサに混入による軸受の性能劣化を防止
することが可能となる回転ドラム装置の組立方法を提供
することができる。
【0066】更に、本発明の請求項9乃至12の発明に
より、軸一体型軸受を用いた回転ドラム装置で、軸一体
型軸受の一対の外輪を固定するハウジングに対して、一
方の外輪をしまりばめとし、他方の外輪をすきまばめと
したものにおいて、すきまばめとした方のすきまにスペ
ーサを混合した接着剤を注入することにより、スペーサ
を塗布する作業を省いた、軸に対しハウジングの振れ精
度がよい回転ドラム装置を提供することができる。
より、軸一体型軸受を用いた回転ドラム装置で、軸一体
型軸受の一対の外輪を固定するハウジングに対して、一
方の外輪をしまりばめとし、他方の外輪をすきまばめと
したものにおいて、すきまばめとした方のすきまにスペ
ーサを混合した接着剤を注入することにより、スペーサ
を塗布する作業を省いた、軸に対しハウジングの振れ精
度がよい回転ドラム装置を提供することができる。
【図1】本発明の第1の実施例の回転ドラム装置を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例の回転ドラム装置の軸受
部を示す詳細断面図である。
部を示す詳細断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例の回転ドラム装置を示す
断面図である。
断面図である。
【図4】本発明の第3の実施例の回転ドラム装置を示す
断面図である。
断面図である。
【図5】本発明の第4の実施例の回転ドラム装置の軸受
部を示す詳細断面図である。
部を示す詳細断面図である。
【図6】本発明の第5の実施例の回転ドラム装置の軸受
部を示す詳細断面図である。
部を示す詳細断面図である。
【図7】本発明の第6の実施例の回転ドラム装置の軸受
部を示す詳細断面図である。
部を示す詳細断面図である。
【図8】本発明の第7の実施例の回転ドラム装置の軸受
部を示す詳細断面図である。
部を示す詳細断面図である。
【図9】本発明の第8の実施例の回転ドラム装置の軸受
部を示す詳細断面図である。
部を示す詳細断面図である。
【図10】本発明の第9の実施例の回転ドラム装置の軸
受部を示す詳細断面図である。
受部を示す詳細断面図である。
【図11】本発明の第10の実施例の回転ドラム装置の
軸受部を示す詳細断面図である。
軸受部を示す詳細断面図である。
【図12】従来の回転ドラム装置を示す断面図である。
【図13】従来の回転ドラム装置の軸受部を示す詳細断
面図である。
面図である。
1…回転ドラム、2…固定ドラム、2a…基準面、2b
…リード面、3…磁気ヘッド、4…軸一体型軸受、4a
…大径の外輪、4b…小径の外輪、4c…固定軸、4
d,4e…介装部材、4f…圧縮バネ、4g,4h…ボ
ール、4m,4n…同径の外輪、5…ディスク、5a,
5b…回転ドラム取付面、6…ロータリトランス、6a
…ロータ、6b…ステータ、7…モータ、7a…ロー
タ、7b…ステータ、8…カラー、9a…中央孔上部、
9b…中央孔下部、10…端子ホルダ、11…ハウジン
グ、12…接着溝、13…接着剤注入孔、14…スペー
サ、F…段差部、G…大径の外輪の下面。
…リード面、3…磁気ヘッド、4…軸一体型軸受、4a
…大径の外輪、4b…小径の外輪、4c…固定軸、4
d,4e…介装部材、4f…圧縮バネ、4g,4h…ボ
ール、4m,4n…同径の外輪、5…ディスク、5a,
5b…回転ドラム取付面、6…ロータリトランス、6a
…ロータ、6b…ステータ、7…モータ、7a…ロー
タ、7b…ステータ、8…カラー、9a…中央孔上部、
9b…中央孔下部、10…端子ホルダ、11…ハウジン
グ、12…接着溝、13…接着剤注入孔、14…スペー
サ、F…段差部、G…大径の外輪の下面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J012 AB04 BB03 BB05 CB03 FB08 FB10 HB04 3J017 AA01 AA10 CA06 DB07 DB09 5D036 AA14 AA17 BB02 BB12 CC04 CC29 CC43 CC51 CC54 GG02
Claims (15)
- 【請求項1】 固定ドラムと、該固定ドラムに回転可能
に支持された回転ドラムと、軸に一対の外輪を有した軸
一体型軸受を備えた回転ドラム装置において、 前記固定ドラムまたは回転ドラムには、前記一対の外輪
に嵌合する中央孔が設けられており、前記一対の外輪の
内一方の外輪は常温状態においてしまりばめとなるよう
に前記中央孔に嵌合保持され、他方の外輪はすきまばめ
となるように嵌合保持されており、前記他方の外輪と前
記中央孔との間のすきまにはスペーサが保持されている
ことを特徴とする回転ドラム装置。 - 【請求項2】 固定ドラムと、該固定ドラムに回転可能
に支持されたディスクと、該ディスクに固定された回転
ドラムと、軸に一対の外輪を有した軸一体型軸受を備え
た回転ドラム装置において、 前記ディスクには、前記一対の外輪に嵌合する中央孔が
設けられており、該一対の外輪の内一方の外輪は常温状
態においてしまりばめとなるように前記中央孔に嵌合保
持され、他方の外輪はすきまばめとなるように嵌合保持
されており、前記他方の外輪と前記中央孔との間のすき
まにはスペーサが保持されていることを特徴とする回転
ドラム装置。 - 【請求項3】 前記スペーサは、常温状態においてすき
まばめされる側の軸受外輪と中央孔のすきまの1/2と
同等かそれより小さい直径を有していることを特徴とす
る請求項1または2に記載の回転ドラム装置。 - 【請求項4】 常温状態においてすきまばめされる側の
中央孔は、その軸方向において、前記一方の外輪側の方
が狭く、逆に前記一方の外輪側から離れる方向に従って
広くなる階段状であることを特徴とする請求項1または
2に記載の回転ドラム装置。 - 【請求項5】 前記スペーサは複数の直径を有する複数
種類のスペーサが混合されていることを特徴とする請求
項1または2に記載の回転ドラム装置。 - 【請求項6】 前記中央孔の内周面または前記軸受の他
方の外輪の外周面に前記スペーサを塗布し、その後、前
記軸一体型軸受を前記中央孔に挿入し、該中央孔に前記
一方の外輪をしまりばめとなるように嵌合保持したこと
を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の回転ド
ラム装置の組立方法。 - 【請求項7】 前記スペーサを前記他方の外輪が嵌合保
持される中心孔の内周面に塗布し、常温状態においてす
きまばめとなるように嵌合保持される前記他方の外輪が
前方となるようにして、前記軸一体型軸受を前記中央孔
に挿入することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか
に記載の回転ドラム装置の組立方法。 - 【請求項8】 前記スペーサを前記他方の外輪の外周面
に塗布し、常温状態においてすきまばめとなるように嵌
合保持される前記他方の外輪が後方となるようにして、
前記軸一体型軸受を前記中央孔に挿入することを特徴と
する請求項1乃至5のいずれかに記載の回転ドラム装置
の組立方法。 - 【請求項9】 固定ドラムと、該固定ドラムに回転可能
に支持された回転ドラムと、軸に一対の外輪を有した軸
一体型軸受を備えた回転ドラム装置において、 前記固定ドラムまたは回転ドラムには、前記一対の外輪
に嵌合する中央孔が設けられており、前記一対の外輪の
内一方の外輪は常温状態においてしまりばめとなるよう
に前記中央孔に嵌合保持され、他方の外輪はすきまばめ
となるように嵌合保持されており、前記他方の外輪がす
きまばめとなる側の中央孔の内周面には全周に亘って接
着溝が設けられており、前記固定ドラムまたは回転ドラ
ムの外周面から前記軸に対し直角方向に貫通した1乃至
複数の接着剤注入孔が前記接着溝の位置に設けられ、前
記接着剤注入孔からスペーサを混合した接着剤を注入し
たことを特徴とする回転ドラム装置。 - 【請求項10】 固定ドラムと、該固定ドラムに回転可
能に支持されたディスクと、該ディスクに固定された回
転ドラムと、軸に一対の外輪を有した軸一体型軸受を備
えた回転ドラム装置において、 前記ディスクには、前記一対の外輪に嵌合する中央孔が
設けられており、前記一対の外輪の内一方の外輪は常温
状態においてしまりばめとなるように前記中央孔に嵌合
保持され、他方の外輪はすきまばめとなるように嵌合保
持されており、前記他方の外輪がすきまばめとなる側の
中央孔の内周面には全周に亘って接着溝が設けられてお
り、前記ディスクの外周面から前記軸に対し直角方向に
貫通した1乃至複数の接着剤注入孔が前記接着溝の位置
に設けられ、前記接着剤注入孔から、スペーサを混合し
た接着剤を注入したことを特徴とする回転ドラム装置。 - 【請求項11】 前記接着溝の溝深さ最大部の面と、前
記中央孔の内表面とはテーパ形状で接続された面になっ
ていることを特徴とする請求項9または10に記載の回
転ドラム装置。 - 【請求項12】 前記接着剤に混合されるスペーサは、
複数の直径を有する複数種類のスペーサが混合されてい
ることを特徴とする請求項9乃至11のいずれかに記載
の回転ドラム装置。 - 【請求項13】 前記スペーサは球形であることを特徴
とする請求項1乃至5,9乃至12のいずれかに記載の
回転ドラム装置。 - 【請求項14】 該スペーサは、樹脂であることを特徴
とする請求項1乃至5,9乃至13のいずれかに記載の
回転ドラム装置。 - 【請求項15】 前記スペーサの弾性係数は、軸受外輪
および外輪を嵌合保持する部材より小さいことを特徴と
する請求項1乃至5,9乃至14のいずれかに記載の回
転ドラム装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11073539A JP2000268334A (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | 回転ドラム装置及びその組立方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11073539A JP2000268334A (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | 回転ドラム装置及びその組立方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000268334A true JP2000268334A (ja) | 2000-09-29 |
Family
ID=13521153
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11073539A Pending JP2000268334A (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | 回転ドラム装置及びその組立方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000268334A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7139155B2 (en) | 2002-10-07 | 2006-11-21 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Head drum assembly of a tape recorder having a resilient body to preload bearings thereof |
-
1999
- 1999-03-18 JP JP11073539A patent/JP2000268334A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7139155B2 (en) | 2002-10-07 | 2006-11-21 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Head drum assembly of a tape recorder having a resilient body to preload bearings thereof |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040106 |