JP2000274938A - ガス回収装置 - Google Patents
ガス回収装置Info
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- JP2000274938A JP2000274938A JP11078588A JP7858899A JP2000274938A JP 2000274938 A JP2000274938 A JP 2000274938A JP 11078588 A JP11078588 A JP 11078588A JP 7858899 A JP7858899 A JP 7858899A JP 2000274938 A JP2000274938 A JP 2000274938A
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- gas
- pressurized tank
- nitrogen
- tank
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 環境対応型のガス絶縁機器に充填される混合
ガスを回収し、このガスからSF6ガスを効率良く且つ
安全に分離、液化するコンパクトなガス回収装置を提供
する。 【解決手段】 絶縁機器1には加圧タンク3が接続され
ており、この加圧タンクには液化されたSF6液を保管
するSF6液タンク6が接続されている。また、加圧タ
ンク3を冷却するための冷凍機4が設置されている。冷
凍機4が加圧タンク3内の混合ガスを冷却するため、低
い圧力でF6ガスの液化することができる。
ガスを回収し、このガスからSF6ガスを効率良く且つ
安全に分離、液化するコンパクトなガス回収装置を提供
する。 【解決手段】 絶縁機器1には加圧タンク3が接続され
ており、この加圧タンクには液化されたSF6液を保管
するSF6液タンク6が接続されている。また、加圧タ
ンク3を冷却するための冷凍機4が設置されている。冷
凍機4が加圧タンク3内の混合ガスを冷却するため、低
い圧力でF6ガスの液化することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁媒体として窒
素ガスにSF6ガスを少量添加した混合ガスを充填した
環境対応型のガス絶縁機器に用いられる装置であり、ガ
ス絶縁機器から混合ガスを回収してSF6ガスを液化
し、窒素ガスと分離させるガス回収装置に関するもので
ある。
素ガスにSF6ガスを少量添加した混合ガスを充填した
環境対応型のガス絶縁機器に用いられる装置であり、ガ
ス絶縁機器から混合ガスを回収してSF6ガスを液化
し、窒素ガスと分離させるガス回収装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般的に、変電所には系統切換えや保守
点検を行うために遮断器や断路器等の開閉機器が設置さ
れている。これら機器のうち特に大形のものには、内部
にSF6ガスが充填されたガス絶縁機器が採用されてい
る。SF6ガスは絶縁性能と消弧性能に優れており、化
学的にも安定で無害な気体であるため、開閉機器の絶縁
媒体として広く用いられている。
点検を行うために遮断器や断路器等の開閉機器が設置さ
れている。これら機器のうち特に大形のものには、内部
にSF6ガスが充填されたガス絶縁機器が採用されてい
る。SF6ガスは絶縁性能と消弧性能に優れており、化
学的にも安定で無害な気体であるため、開閉機器の絶縁
媒体として広く用いられている。
【0003】しかし、地球環境の保護が重視される近
年、SF6ガスは温室効果が高く、分解までの寿命も長
いため、排出規制対象に指定された。そこで、ガス絶縁
機器の試験後のガス抜きや現地での内部点検時には、S
F6ガスを外部に排出しないようにガス絶縁機器から回
収する必要がある。
年、SF6ガスは温室効果が高く、分解までの寿命も長
いため、排出規制対象に指定された。そこで、ガス絶縁
機器の試験後のガス抜きや現地での内部点検時には、S
F6ガスを外部に排出しないようにガス絶縁機器から回
収する必要がある。
【0004】図7の概念図はガス回収技術の従来例を示
している。すなわち、混合ガス方式のガス絶縁機器1に
はコンプレッサ2を介してガス回収装置8が連結されて
おり、コンプレッサ2によりガス絶縁機器1からガス回
収装置8にSF6ガスが回収されるようになっている。
なお、ガス絶縁機器1の中身、アーク等によりSF6の
分解ガスが発生した時に必要な吸着材や各種フィルタ、
それに真空ポンプ等は図7では省略している。
している。すなわち、混合ガス方式のガス絶縁機器1に
はコンプレッサ2を介してガス回収装置8が連結されて
おり、コンプレッサ2によりガス絶縁機器1からガス回
収装置8にSF6ガスが回収されるようになっている。
なお、ガス絶縁機器1の中身、アーク等によりSF6の
分解ガスが発生した時に必要な吸着材や各種フィルタ、
それに真空ポンプ等は図7では省略している。
【0005】SF6ガスを回収する場合、ガスのまま別
のタンクに回収、保管することも考えられるが、大量の
ガスを気体の状態のままで保管するには、大型タンクが
不可欠であり、体積を小さくするために高い圧力の状態
で保管しなくてはならず、安全面での問題も生じ易い。
そこで、回収用のタンクが小形で済むように、SF6ガ
スを加圧して液化し、SF6液としてタンクに回収、保
管するのが普通である。これは、SF6ガスの純度が高
ければ、室温下でも比較的低圧で液化することができる
ためである。
のタンクに回収、保管することも考えられるが、大量の
ガスを気体の状態のままで保管するには、大型タンクが
不可欠であり、体積を小さくするために高い圧力の状態
で保管しなくてはならず、安全面での問題も生じ易い。
そこで、回収用のタンクが小形で済むように、SF6ガ
スを加圧して液化し、SF6液としてタンクに回収、保
管するのが普通である。これは、SF6ガスの純度が高
ければ、室温下でも比較的低圧で液化することができる
ためである。
【0006】ところで、長期にわたる地球環境を考えた
場合、今後更にSF6ガスの排出量を削減する必要があ
るが、そのためには、排出の要因にもなる全体の使用量
自体を低減させることが望ましい。具体的には、機器の
小型化や他のガスへの変換等が提案されているが、中で
も、実現性の可能性の高い対策として窒素ガスを母体と
しこれにSF6ガスを少量添加した混合ガスの使用が削
減に有効であると考えられている。
場合、今後更にSF6ガスの排出量を削減する必要があ
るが、そのためには、排出の要因にもなる全体の使用量
自体を低減させることが望ましい。具体的には、機器の
小型化や他のガスへの変換等が提案されているが、中で
も、実現性の可能性の高い対策として窒素ガスを母体と
しこれにSF6ガスを少量添加した混合ガスの使用が削
減に有効であると考えられている。
【0007】SF6ガスと窒素ガスの特性は大幅に異な
っており、SF6ガスの液化する条件では、窒素はガス
として存在し、2つのガスが同時に液化することはな
い。そのため、混合ガス中のSF6ガスだけを液化し、
窒素ガスと分離させることが可能である。表1に両者の
特性値を示す。
っており、SF6ガスの液化する条件では、窒素はガス
として存在し、2つのガスが同時に液化することはな
い。そのため、混合ガス中のSF6ガスだけを液化し、
窒素ガスと分離させることが可能である。表1に両者の
特性値を示す。
【0008】
【表1】
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現行の
純SF6ガスが比較的低圧力で液化できることに比べ
て、SF6ガスを低い割合で添加している混合ガスは、
液化に高圧力が必要となる。例えば、下記の表2に示す
ように、純SF6ガスを室温(20℃)下で液化する場
合の圧力は約2Mpaであるが、同じ室温(20℃)条
件下で、50vol%のSF6ガスだと液化圧力が約4
Mpa、さらに10vol%のSF6ガスを液化する場
合には、約20Mpa以上の非常に大きな圧力が必要で
あり、加圧装置が大型化するだけではなく、実際上、液
化が困難であった。
純SF6ガスが比較的低圧力で液化できることに比べ
て、SF6ガスを低い割合で添加している混合ガスは、
液化に高圧力が必要となる。例えば、下記の表2に示す
ように、純SF6ガスを室温(20℃)下で液化する場
合の圧力は約2Mpaであるが、同じ室温(20℃)条
件下で、50vol%のSF6ガスだと液化圧力が約4
Mpa、さらに10vol%のSF6ガスを液化する場
合には、約20Mpa以上の非常に大きな圧力が必要で
あり、加圧装置が大型化するだけではなく、実際上、液
化が困難であった。
【0010】
【表2】 このように、混合ガスを充填したガス絶縁機器では、高
圧力にしないと、混合ガスが液化しないといった問題が
あり、加圧装置の大型化や液化圧力の増大を招いてい
た。また、SF6ガスを液化した後の窒素ガス中に少量
のSF6ガスが残留することが知られており、地球環境
の保護を実現するために、この残留SF6ガスも回収す
ることが期待されている。そこで従来より、混合ガスを
充填したガス絶縁機器から安全且つ徹底的にSF6ガス
を回収するコンパクトなガス回収装置が待たれていた。
圧力にしないと、混合ガスが液化しないといった問題が
あり、加圧装置の大型化や液化圧力の増大を招いてい
た。また、SF6ガスを液化した後の窒素ガス中に少量
のSF6ガスが残留することが知られており、地球環境
の保護を実現するために、この残留SF6ガスも回収す
ることが期待されている。そこで従来より、混合ガスを
充填したガス絶縁機器から安全且つ徹底的にSF6ガス
を回収するコンパクトなガス回収装置が待たれていた。
【0011】本発明は以上の状況を鑑みて提案されたも
のであり、その主たる目的は、環境対応型のガス絶縁機
器に充填される混合ガスを回収し、このガスからSF6
ガスを効率良く且つ安全に分離、液化するコンパクトな
ガス回収装置を提供することにある。
のであり、その主たる目的は、環境対応型のガス絶縁機
器に充填される混合ガスを回収し、このガスからSF6
ガスを効率良く且つ安全に分離、液化するコンパクトな
ガス回収装置を提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、SF6ガスを液化し
た後の窒素ガス中に残るSF6ガスをも回収可能なガス
回収装置を提供することにある。
た後の窒素ガス中に残るSF6ガスをも回収可能なガス
回収装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の目的を達
成するために、混合ガス方式のガス絶縁機器から混合ガ
スを回収してこれを加圧し混合ガス中のSF6ガスを液
化して窒素ガスと分離させる加圧タンクと、この加圧タ
ンクにて液化されたSF6液を保管するSF6液タンク
とを有するガス回収装置において、次のような特徴を備
えている。
成するために、混合ガス方式のガス絶縁機器から混合ガ
スを回収してこれを加圧し混合ガス中のSF6ガスを液
化して窒素ガスと分離させる加圧タンクと、この加圧タ
ンクにて液化されたSF6液を保管するSF6液タンク
とを有するガス回収装置において、次のような特徴を備
えている。
【0014】請求項1の発明は、加圧タンク内の混合ガ
スを冷却する冷却手段を設けたことを構成上の特徴とし
ている。このような請求項1の発明では、ガス絶縁機器
からの混合ガスを加圧タンク内に溜めて加圧すると同時
に、冷却手段が加圧タンク内の混合ガスの温度を低下さ
せる。物理的に当然であるが、温度を下げればSF6ガ
スの液化圧力は低くて済み、混合ガス加圧時の安全性が
向上すると共に、加圧タンクの小形簡略化を進めること
ができる。
スを冷却する冷却手段を設けたことを構成上の特徴とし
ている。このような請求項1の発明では、ガス絶縁機器
からの混合ガスを加圧タンク内に溜めて加圧すると同時
に、冷却手段が加圧タンク内の混合ガスの温度を低下さ
せる。物理的に当然であるが、温度を下げればSF6ガ
スの液化圧力は低くて済み、混合ガス加圧時の安全性が
向上すると共に、加圧タンクの小形簡略化を進めること
ができる。
【0015】請求項2の発明の特徴は、請求項1記載の
ガス回収装置において、冷却手段を冷凍機から構成した
点にある。すなわち請求項2の発明では、一般的な冷凍
機を冷却手段として用いることによって、簡単に冷却手
段を設置することができる。
ガス回収装置において、冷却手段を冷凍機から構成した
点にある。すなわち請求項2の発明では、一般的な冷凍
機を冷却手段として用いることによって、簡単に冷却手
段を設置することができる。
【0016】これに対して請求項3の発明では、請求項
1記載のガス回収装置において、冷却手段の冷媒に直
接、液体窒素を用いた点に特徴がある。つまり請求項3
の発明においては、液体窒素の注入量を制御することに
より、加圧タンク内の混合ガスの温度を調整することが
できる。
1記載のガス回収装置において、冷却手段の冷媒に直
接、液体窒素を用いた点に特徴がある。つまり請求項3
の発明においては、液体窒素の注入量を制御することに
より、加圧タンク内の混合ガスの温度を調整することが
できる。
【0017】請求項4の発明は、請求項1、2または3
記載のガス回収装置において、SF6ガスが固化するま
で混合ガスを冷却し、分離させた窒素ガスを抜き取った
後、固化したSF6ガスを液化するように構成したこと
を特徴としている。
記載のガス回収装置において、SF6ガスが固化するま
で混合ガスを冷却し、分離させた窒素ガスを抜き取った
後、固化したSF6ガスを液化するように構成したこと
を特徴としている。
【0018】冷却手段により加圧タンク内の混合ガスの
温度を低下させる場合、低温であるほどSF6ガスの蒸
気圧が低下するので、加圧タンク内の混合ガス温度は低
い方が、窒素ガスに残留するSF6ガス量が低下する点
で望ましい。しかし、加圧タンク内にて液化されたSF
6液を過剰に冷却すると、液体から固体に変化すること
になる。特に、冷媒として液体窒素を使用した場合、液
体窒素の温度は約−200℃と非常に低温なので過度に
冷却される可能性が大きい。SF6が一時的に固化する
ことは問題ないが、加圧タンクから取り出す時点まで固
体のままだと、SF6液タンクに流れていかないので、
最終的には液体の状態に戻す必要がある。
温度を低下させる場合、低温であるほどSF6ガスの蒸
気圧が低下するので、加圧タンク内の混合ガス温度は低
い方が、窒素ガスに残留するSF6ガス量が低下する点
で望ましい。しかし、加圧タンク内にて液化されたSF
6液を過剰に冷却すると、液体から固体に変化すること
になる。特に、冷媒として液体窒素を使用した場合、液
体窒素の温度は約−200℃と非常に低温なので過度に
冷却される可能性が大きい。SF6が一時的に固化する
ことは問題ないが、加圧タンクから取り出す時点まで固
体のままだと、SF6液タンクに流れていかないので、
最終的には液体の状態に戻す必要がある。
【0019】そこで、請求項4の発明では、まずSF6
ガスが固化するまで混合ガスを冷却し、SF6ガスの蒸
気圧を低下させ、分離する窒素ガス中に含まれるSF6
ガス量を極限まで下げる。そして、SF6ガスをほとん
ど含まない窒素ガスを加圧タンクから抜き取った後、固
化したSF6ガスを液化し、容易に保管することができ
る。このような請求項4の発明によれば、混合ガスから
のSF6ガスの回収率が高くなり、しかも高純度の窒素
ガスを放出するだけなので、環境調和性に優れている。
ガスが固化するまで混合ガスを冷却し、SF6ガスの蒸
気圧を低下させ、分離する窒素ガス中に含まれるSF6
ガス量を極限まで下げる。そして、SF6ガスをほとん
ど含まない窒素ガスを加圧タンクから抜き取った後、固
化したSF6ガスを液化し、容易に保管することができ
る。このような請求項4の発明によれば、混合ガスから
のSF6ガスの回収率が高くなり、しかも高純度の窒素
ガスを放出するだけなので、環境調和性に優れている。
【0020】請求項5の発明は、請求項1、2、3また
は4記載のガス回収装置において、冷却手段から加圧タ
ンクに冷媒を流す冷却パイプを設置し、この冷却パイプ
及び加圧タンクに断熱材を取付けたことを特徴とする。
は4記載のガス回収装置において、冷却手段から加圧タ
ンクに冷媒を流す冷却パイプを設置し、この冷却パイプ
及び加圧タンクに断熱材を取付けたことを特徴とする。
【0021】請求項6の発明は、請求項1、2、3、4
または5記載のガス回収装置において、加圧タンクを多
段に装備し、後段の加圧タンクを冷却する冷媒の廃熱を
前段の加圧タンクの予備冷却を用いるように構成したこ
とを特徴とする。
または5記載のガス回収装置において、加圧タンクを多
段に装備し、後段の加圧タンクを冷却する冷媒の廃熱を
前段の加圧タンクの予備冷却を用いるように構成したこ
とを特徴とする。
【0022】以上のような請求項5、6の発明の作用効
果は、冷却効率を高めた点にある。そのため、SF6ガ
スの液化時間を短縮でき、且つ冷却手段の出力(具体的
には冷凍機の消費電力や液体窒素の使用量)を節約する
ことができる。
果は、冷却効率を高めた点にある。そのため、SF6ガ
スの液化時間を短縮でき、且つ冷却手段の出力(具体的
には冷凍機の消費電力や液体窒素の使用量)を節約する
ことができる。
【0023】請求項7の発明は、加圧タンクにて分離さ
れた窒素ガスを取込み、窒素ガス中に含まれる少量のS
F6ガスを回収する圧力スイング吸着装置を設けたこと
を特徴とする。
れた窒素ガスを取込み、窒素ガス中に含まれる少量のS
F6ガスを回収する圧力スイング吸着装置を設けたこと
を特徴とする。
【0024】このような請求項7の発明によれば、圧力
スイング吸着装置が分離された窒素ガス中に残るSF6
ガスまでも回収することができる。したがって、極めて
高いSF6ガス回収率を達成でき、且つSF6ガスの残
留する窒素ガスを外部に放出しないので優れた環境調和
性を発揮することができる。
スイング吸着装置が分離された窒素ガス中に残るSF6
ガスまでも回収することができる。したがって、極めて
高いSF6ガス回収率を達成でき、且つSF6ガスの残
留する窒素ガスを外部に放出しないので優れた環境調和
性を発揮することができる。
【0025】請求項8の発明は、請求項1、2、3、
4、5、6または7記載のガス回収装置において、ガス
絶縁機器と加圧タンクとの間に、冷媒として加圧タンク
から分離された窒素ガスを取込み、ガス絶縁機器から流
れる混合ガスを冷却する熱交換器を設置したことを特徴
とする。
4、5、6または7記載のガス回収装置において、ガス
絶縁機器と加圧タンクとの間に、冷媒として加圧タンク
から分離された窒素ガスを取込み、ガス絶縁機器から流
れる混合ガスを冷却する熱交換器を設置したことを特徴
とする。
【0026】請求項9の発明は、請求項8記載のガス回
収装置において、熱交換器と加圧タンクとの間に、熱交
換器から流れる混合ガスの一部を断熱膨張させる膨張器
と、冷媒として膨張器にて断熱膨張させた混合ガスを取
込み、前記熱交換器から流れる混合ガスを冷却する第2
の熱交換器とを設置したことを特徴とする。
収装置において、熱交換器と加圧タンクとの間に、熱交
換器から流れる混合ガスの一部を断熱膨張させる膨張器
と、冷媒として膨張器にて断熱膨張させた混合ガスを取
込み、前記熱交換器から流れる混合ガスを冷却する第2
の熱交換器とを設置したことを特徴とする。
【0027】以上の請求項8、9の発明においては、加
圧タンクにて分離された窒素ガスは十分に低温であるた
め、これを冷媒として熱交換器に取込み、熱交換器によ
ってガス絶縁機器から加圧タンクに流れる混合ガスを冷
却することができる。これにより、SF6ガスの液化の
熱効率を向上させることができる。
圧タンクにて分離された窒素ガスは十分に低温であるた
め、これを冷媒として熱交換器に取込み、熱交換器によ
ってガス絶縁機器から加圧タンクに流れる混合ガスを冷
却することができる。これにより、SF6ガスの液化の
熱効率を向上させることができる。
【0028】しかも、請求項9の発明では、熱交換器に
て冷却された混合ガスの一部を膨張器に取込んで断熱膨
張させ、さらに、これを冷媒として前記熱交換器の下流
の第2の熱交換器に取込み、この第2の熱交換器によっ
てさらに混合ガスを冷却することができる。したがっ
て、SF6ガスの液化の熱効率をよりいっそう向上させ
ることができる。
て冷却された混合ガスの一部を膨張器に取込んで断熱膨
張させ、さらに、これを冷媒として前記熱交換器の下流
の第2の熱交換器に取込み、この第2の熱交換器によっ
てさらに混合ガスを冷却することができる。したがっ
て、SF6ガスの液化の熱効率をよりいっそう向上させ
ることができる。
【0029】請求項10の発明は、請求項1、2、3、
4、5、6、7、8または9記載のガス回収装置におい
て、加圧タンクに放熱用のフィンを取付けたことを特徴
とする。この請求項10では、フィンが加圧タンクを放
熱させるので、加圧タンクの温度が低くなり、SF6ガ
スの液化圧力を低減させることができる。
4、5、6、7、8または9記載のガス回収装置におい
て、加圧タンクに放熱用のフィンを取付けたことを特徴
とする。この請求項10では、フィンが加圧タンクを放
熱させるので、加圧タンクの温度が低くなり、SF6ガ
スの液化圧力を低減させることができる。
【0030】請求項11の発明は、請求項1、2、3、
4、5、6、7、8、9または10記載のガス回収装置
において、加圧タンクにて分離された窒素ガス中に含ま
れるSF6ガスを検知するSF6ガス検知器を設けたこ
とを特徴とする。
4、5、6、7、8、9または10記載のガス回収装置
において、加圧タンクにて分離された窒素ガス中に含ま
れるSF6ガスを検知するSF6ガス検知器を設けたこ
とを特徴とする。
【0031】請求項11の発明においては、SF6ガス
検知器が分離された窒素ガス中のSF6ガスを検知する
ため、精緻な装置制御が可能であり、SF6ガス回収率
の向上に寄与することができる。
検知器が分離された窒素ガス中のSF6ガスを検知する
ため、精緻な装置制御が可能であり、SF6ガス回収率
の向上に寄与することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】(1)第1の実施の形態 [構成]以下、本発明の実施の形態の一例について図面
を参照して具体的に説明する。第1の実施の形態は、請
求項1及び2を包含するもので、図1に示すコンプレッ
サ2、加圧タンク3、冷凍機4及び制御盤5を主要構成
要素としている。混合ガス方式のガス絶縁機器1には配
管7が接続され、この配管7を介して加圧タンク3が接
続されている。配管7にはガス絶縁機器1から加圧タン
ク3に混合ガスを送るコンプレッサ2が設置されてい
る。また、ガス絶縁機器1の混合ガスの出口付近にはバ
ルブB1が設置されている。
を参照して具体的に説明する。第1の実施の形態は、請
求項1及び2を包含するもので、図1に示すコンプレッ
サ2、加圧タンク3、冷凍機4及び制御盤5を主要構成
要素としている。混合ガス方式のガス絶縁機器1には配
管7が接続され、この配管7を介して加圧タンク3が接
続されている。配管7にはガス絶縁機器1から加圧タン
ク3に混合ガスを送るコンプレッサ2が設置されてい
る。また、ガス絶縁機器1の混合ガスの出口付近にはバ
ルブB1が設置されている。
【0033】加圧タンク3はガス絶縁機器1から混合ガ
スを回収してこれを加圧し混合ガス中のSF6ガスを液
化して窒素ガスと分離させるように構成されている。加
圧タンク3には液化されたSF6液を保管するSF6液
タンク6が接続されている。また、加圧タンク3には窒
素ガスを加圧タンク3から放出するためのバルブB2
と、SF6液をSF6液タンク6に送液するためのバル
ブB3とが設置されている。さらに、SF6液タンク6
にはSF6液を排出するためのバルブB4が設置されて
いる。
スを回収してこれを加圧し混合ガス中のSF6ガスを液
化して窒素ガスと分離させるように構成されている。加
圧タンク3には液化されたSF6液を保管するSF6液
タンク6が接続されている。また、加圧タンク3には窒
素ガスを加圧タンク3から放出するためのバルブB2
と、SF6液をSF6液タンク6に送液するためのバル
ブB3とが設置されている。さらに、SF6液タンク6
にはSF6液を排出するためのバルブB4が設置されて
いる。
【0034】さらに、加圧タンク3内の混合ガスを冷却
する冷却手段として冷凍機4が設けられている。冷凍機
4には冷媒が流れる冷却パイプ4aが接続されており、
この冷却パイプ4aは加圧タンク3の外周部に巻かれて
設置されている。また、コンプレッサ2、加圧タンク
3、冷凍機4及びバルブB1〜B4には制御盤5が接続
されている(制御の関係に関しては破線で示す。これら
の制御は手動で管理しても良い)。制御盤5はコンプレ
ッサ2や冷凍機4の出力を制御して加圧タンク3の温度
を管理すると共に、バルブB1〜B4の開閉を制御する
ように構成されている。なお、図1では前記図7と同じ
く、SF6の分解ガスが発生した時に必要な吸着材や各
種フィルタ、それに真空ポンプ等は省略した。
する冷却手段として冷凍機4が設けられている。冷凍機
4には冷媒が流れる冷却パイプ4aが接続されており、
この冷却パイプ4aは加圧タンク3の外周部に巻かれて
設置されている。また、コンプレッサ2、加圧タンク
3、冷凍機4及びバルブB1〜B4には制御盤5が接続
されている(制御の関係に関しては破線で示す。これら
の制御は手動で管理しても良い)。制御盤5はコンプレ
ッサ2や冷凍機4の出力を制御して加圧タンク3の温度
を管理すると共に、バルブB1〜B4の開閉を制御する
ように構成されている。なお、図1では前記図7と同じ
く、SF6の分解ガスが発生した時に必要な吸着材や各
種フィルタ、それに真空ポンプ等は省略した。
【0035】[作用効果]以上の構成を有する第1の実
施の形態では、次のようにして混合ガスの回収及びSF
6ガスの分離を実施する。まず、B1のバルブを開と
し、その他のB2,B3,B4のバルブを閉とする。こ
の状態でンプレッサ2により、ガス絶縁機器1内の混合
ガスを加圧タンク3に流していき、加圧タンク3内で混
合ガスを加圧する。同時に冷凍機4から冷媒が冷却パイ
プ4aを通って加圧タンク3の外周部に導かれ、加圧タ
ンク3を冷却する。ここで、温度を−20℃に低下させ
た場合のSF6ガスの液化圧力のデータを表3に示す。
施の形態では、次のようにして混合ガスの回収及びSF
6ガスの分離を実施する。まず、B1のバルブを開と
し、その他のB2,B3,B4のバルブを閉とする。こ
の状態でンプレッサ2により、ガス絶縁機器1内の混合
ガスを加圧タンク3に流していき、加圧タンク3内で混
合ガスを加圧する。同時に冷凍機4から冷媒が冷却パイ
プ4aを通って加圧タンク3の外周部に導かれ、加圧タ
ンク3を冷却する。ここで、温度を−20℃に低下させ
た場合のSF6ガスの液化圧力のデータを表3に示す。
【0036】
【表3】 この表3に示すように、−20℃の条件下では、50v
ol%のSF6ガスを液化するには約1.3Mpa、1
0vol%のSF6ガスを液化する場合でも、約7Mp
aで済む。さらに混合ガスを−35℃まで冷却すれば、
液化圧力は約4Mpaまでに低減でき、−50℃程度ま
で下げれば、純SF6ガスの場合と同程度の加圧圧力で
SF6ガスを液化することができ、現行能力の加圧タン
ク装置が適用可能となる。
ol%のSF6ガスを液化するには約1.3Mpa、1
0vol%のSF6ガスを液化する場合でも、約7Mp
aで済む。さらに混合ガスを−35℃まで冷却すれば、
液化圧力は約4Mpaまでに低減でき、−50℃程度ま
で下げれば、純SF6ガスの場合と同程度の加圧圧力で
SF6ガスを液化することができ、現行能力の加圧タン
ク装置が適用可能となる。
【0037】SF6ガスを液化した後、バルブB3を開
として、これをSF6液タンク6に送り込み保管する。
SF6液が加圧タンク3内に無くなった時点でバルブB
2を開き、窒素ガスを放出する。再度、SF6ガスを使
用する場合は、B4を開として、SF6液をSF6ガス
をガス化した後で使用に供する。
として、これをSF6液タンク6に送り込み保管する。
SF6液が加圧タンク3内に無くなった時点でバルブB
2を開き、窒素ガスを放出する。再度、SF6ガスを使
用する場合は、B4を開として、SF6液をSF6ガス
をガス化した後で使用に供する。
【0038】以上のように、第1の実施の形態によれ
ば、加圧タンク3内の混合ガスを加圧すると同時に、冷
凍機4が混合ガスを冷やすことでSF6ガス液化圧力を
低減させることができる。この液化圧力を低減は、前述
の表2に示したように20℃での10vol%SF6ガ
スの液化圧力が約20Mpa以上であったことに比べる
と、実用上、極めて有効である。すなわち、コンプレッ
サー2はより小型のものが使用でき、何より加圧タンク
3の圧力容器の強度設計が楽になり、装置として小形簡
略化を図れると同時に、混合ガス加圧時の安全性が向上
する。また、低温ほどSF6の蒸気圧が低下するので、
窒素ガス中に含まれるSF6ガス量が少なくなり、SF
6ガスの回収率も高くなる。
ば、加圧タンク3内の混合ガスを加圧すると同時に、冷
凍機4が混合ガスを冷やすことでSF6ガス液化圧力を
低減させることができる。この液化圧力を低減は、前述
の表2に示したように20℃での10vol%SF6ガ
スの液化圧力が約20Mpa以上であったことに比べる
と、実用上、極めて有効である。すなわち、コンプレッ
サー2はより小型のものが使用でき、何より加圧タンク
3の圧力容器の強度設計が楽になり、装置として小形簡
略化を図れると同時に、混合ガス加圧時の安全性が向上
する。また、低温ほどSF6の蒸気圧が低下するので、
窒素ガス中に含まれるSF6ガス量が少なくなり、SF
6ガスの回収率も高くなる。
【0039】(2)第2の実施の形態 [構成]第2の実施の形態は、請求項3、4、5を包含
するもので、冷却手段として上記冷凍機3を使用するの
ではなく、液体窒素を直接冷媒に使用したことを特徴と
している。また、第2の実施の形態は、加圧タンク3の
ガス温度の管理にも特徴があり、SF6ガスが固化する
まで混合ガスを冷却し、分離させた窒素ガスを抜き取っ
た後、固化したSF6ガスを液化するようになってい
る。
するもので、冷却手段として上記冷凍機3を使用するの
ではなく、液体窒素を直接冷媒に使用したことを特徴と
している。また、第2の実施の形態は、加圧タンク3の
ガス温度の管理にも特徴があり、SF6ガスが固化する
まで混合ガスを冷却し、分離させた窒素ガスを抜き取っ
た後、固化したSF6ガスを液化するようになってい
る。
【0040】以下、第2の実施の形態の要部について図
2を参照して具体的に説明する。ここでは、第1の実施
の形態と異なる部分だけを抜き出して説明する。機能が
同じ部分は、同じ番号を用いて説明する。図2に示すよ
うに、液体窒素容器13(大形のまほう瓶で、一般にク
ライオデュアと言われている)が設けられ、ここに加圧
タンク3が収納されている。加圧タンク3と液体窒素容
器13との間に液体窒素8の溜め部13aが形成されて
いる。液体窒素容器13に近接して液体窒素タンク14
が設置されており、両者には液体窒素の送液パイプ14
aが接続されている。送液パイプ14にはバルブB5が
設けられており、このバルブB5の開閉で液体窒素の注
入量を制御し、加圧タンク3内のガス温度を調整するよ
うになっている。
2を参照して具体的に説明する。ここでは、第1の実施
の形態と異なる部分だけを抜き出して説明する。機能が
同じ部分は、同じ番号を用いて説明する。図2に示すよ
うに、液体窒素容器13(大形のまほう瓶で、一般にク
ライオデュアと言われている)が設けられ、ここに加圧
タンク3が収納されている。加圧タンク3と液体窒素容
器13との間に液体窒素8の溜め部13aが形成されて
いる。液体窒素容器13に近接して液体窒素タンク14
が設置されており、両者には液体窒素の送液パイプ14
aが接続されている。送液パイプ14にはバルブB5が
設けられており、このバルブB5の開閉で液体窒素の注
入量を制御し、加圧タンク3内のガス温度を調整するよ
うになっている。
【0041】なお、冷却効率改善のため、加圧タンク3
や液体窒素容器13、さらには送液パイプ14aの外周
部には断熱処理が施されている。特に、加圧タンク3や
送液パイプ14aは高度の断熱が必要とされるため、一
般にSUS製の真空二重層の構造になっている。また、
液体窒素容器13外周部の断熱構造も真空二重層の構造
の方が熱効率の点から望ましいが、発泡材等からなる断
熱材を取付けても良い。
や液体窒素容器13、さらには送液パイプ14aの外周
部には断熱処理が施されている。特に、加圧タンク3や
送液パイプ14aは高度の断熱が必要とされるため、一
般にSUS製の真空二重層の構造になっている。また、
液体窒素容器13外周部の断熱構造も真空二重層の構造
の方が熱効率の点から望ましいが、発泡材等からなる断
熱材を取付けても良い。
【0042】[作用効果]以上の構成を有する第2の実
施の形態では、バルブB5を開き、液体窒素タンク14
から液体窒素8を送液パイプ14aによって液体窒素容
器13の溜め部13aに導き、加圧タンク3を冷却す
る。したがって、前記第1の実施の形態と同様、加圧タ
ンク3内のSF6ガス液化圧力を低減させることができ
る。
施の形態では、バルブB5を開き、液体窒素タンク14
から液体窒素8を送液パイプ14aによって液体窒素容
器13の溜め部13aに導き、加圧タンク3を冷却す
る。したがって、前記第1の実施の形態と同様、加圧タ
ンク3内のSF6ガス液化圧力を低減させることができ
る。
【0043】また、加圧タンク3内の温度は低温である
ほどSF6の蒸気圧が低下するので、窒素ガスに残留す
るSF6ガス量が低下し、望ましいと言える。第2の実
施の形態ではSF6ガスが固化するまで混合ガスを冷却
し、SF6ガスの蒸気圧を低下させ、分離する窒素ガス
中に含まれるSF6ガス量を極限まで下げることができ
る。したがって、混合ガスからのSF6ガスの回収率が
高くなり、しかも放出される窒素ガスのSF6ガス含有
率が極めて低くなり、環境調和性に優れている。そし
て、SF6ガスをほとんど含まない窒素ガスを加圧タン
ク3から抜き取った後で、加圧タンク3内の温度を上
げ、固化したSF6ガスを液化し、SF6液タンク6に
確実に回収することができる。
ほどSF6の蒸気圧が低下するので、窒素ガスに残留す
るSF6ガス量が低下し、望ましいと言える。第2の実
施の形態ではSF6ガスが固化するまで混合ガスを冷却
し、SF6ガスの蒸気圧を低下させ、分離する窒素ガス
中に含まれるSF6ガス量を極限まで下げることができ
る。したがって、混合ガスからのSF6ガスの回収率が
高くなり、しかも放出される窒素ガスのSF6ガス含有
率が極めて低くなり、環境調和性に優れている。そし
て、SF6ガスをほとんど含まない窒素ガスを加圧タン
ク3から抜き取った後で、加圧タンク3内の温度を上
げ、固化したSF6ガスを液化し、SF6液タンク6に
確実に回収することができる。
【0044】(3)第3の実施の形態 [構成]第3の実施の形態は、請求項7に対応するもの
であり、SF6ガス液化後の窒素ガス放出バルブB2か
ら先の改善に関する。SF6ガスの大部分は既に液化回
収されているが、SF6ガスの蒸気圧分に相当するSF
6ガスが窒素ガス中に存在する。したがって厳密には、
このまま窒素ガスを大気開放すると少量のSF6ガスが
同時に放出されることになる。
であり、SF6ガス液化後の窒素ガス放出バルブB2か
ら先の改善に関する。SF6ガスの大部分は既に液化回
収されているが、SF6ガスの蒸気圧分に相当するSF
6ガスが窒素ガス中に存在する。したがって厳密には、
このまま窒素ガスを大気開放すると少量のSF6ガスが
同時に放出されることになる。
【0045】そこで、第3の実施の形態においては、図
3に示すように、加圧タンク3にて分離された窒素ガス
を取込む圧力スイング吸着装置15a,15bが設けら
れており、この装置15a,15bにより窒素ガス中に
含まれる少量のSF6ガスを回収するようになってい
る。
3に示すように、加圧タンク3にて分離された窒素ガス
を取込む圧力スイング吸着装置15a,15bが設けら
れており、この装置15a,15bにより窒素ガス中に
含まれる少量のSF6ガスを回収するようになってい
る。
【0046】また、圧力スイング吸着装置15a,15
bの上部及びと加圧タンク3にはバイパス回路22が接
続されている。さらに、圧力スイング吸着装置15a,
15bの下部には窒素ガスを充填した窒素タンク17が
接続されている。なお、図中のB11〜B18はバルブ
を示している。各圧力スイング吸着装置15a,15b
には吸着材16a,16bが充填されている。吸着剤1
6a,16bは合成ゼオライトからなり、SF6ガスと
の親和性が低く、窒素ガスだけを吸着するようになって
いる。
bの上部及びと加圧タンク3にはバイパス回路22が接
続されている。さらに、圧力スイング吸着装置15a,
15bの下部には窒素ガスを充填した窒素タンク17が
接続されている。なお、図中のB11〜B18はバルブ
を示している。各圧力スイング吸着装置15a,15b
には吸着材16a,16bが充填されている。吸着剤1
6a,16bは合成ゼオライトからなり、SF6ガスと
の親和性が低く、窒素ガスだけを吸着するようになって
いる。
【0047】吸着剤16a,16bについて詳しく説明
する。ゼオライトは含水アルミノケイ酸塩鉱物群の総称
で、一般式MeO・Al2O3・mSiO2・nH2Oで示される。結晶構造
中に金属陽イオンを包蔵し、これが極性基を静電気的に
引き付けたり、分極性分子を分極して引き付ける作用を
示し吸着するもので中性分子の吸着に有利である。ま
た、合成ゼオライトは、その表面に均一な細孔を有し、
この細孔よりも小さい分子のみが孔路を通って空洞の内
部に吸着されるので、優れた選択吸着性(分子篩効果)
を発揮することができる。
する。ゼオライトは含水アルミノケイ酸塩鉱物群の総称
で、一般式MeO・Al2O3・mSiO2・nH2Oで示される。結晶構造
中に金属陽イオンを包蔵し、これが極性基を静電気的に
引き付けたり、分極性分子を分極して引き付ける作用を
示し吸着するもので中性分子の吸着に有利である。ま
た、合成ゼオライトは、その表面に均一な細孔を有し、
この細孔よりも小さい分子のみが孔路を通って空洞の内
部に吸着されるので、優れた選択吸着性(分子篩効果)
を発揮することができる。
【0048】SF6ガス及び窒素ガスの分子の大きさ
は、SF6の分子ではDS5.49オングストローム〜DL
6.06オングストローム、N2分子ではDS3.1 オングス
トローム〜DL4.2 オングストロームである(分子は、
球形ではないため、DSは分子の短い方の大きさで、D
Lは分子の長い方の大きさを示している)。
は、SF6の分子ではDS5.49オングストローム〜DL
6.06オングストローム、N2分子ではDS3.1 オングス
トローム〜DL4.2 オングストロームである(分子は、
球形ではないため、DSは分子の短い方の大きさで、D
Lは分子の長い方の大きさを示している)。
【0049】したがって、吸着剤16a,16bとして
は5オングストローム程度の細孔を有する合成ゼオライ
ト、望ましくは3.8〜4オングストロームのものを使
用すれば、SF6ガスは表面にある細孔を通れず内部に
は入って行かないため吸着されず、窒素ガスだけが選択
的に吸着されることになる。また、窒素親和性が高い合
成ゼオライトも開発されており、これらを用いることで
更に効率よくSF6ガスと窒素ガスとを分離することが
可能となる。なお、親和性の調整は一般には、ゼオライ
トのを構成する陽元素の種類(一般式MeO・Al2O3・mSiO2・
nH2OのMeの元素の種類)を変えること等で可能である。
は5オングストローム程度の細孔を有する合成ゼオライ
ト、望ましくは3.8〜4オングストロームのものを使
用すれば、SF6ガスは表面にある細孔を通れず内部に
は入って行かないため吸着されず、窒素ガスだけが選択
的に吸着されることになる。また、窒素親和性が高い合
成ゼオライトも開発されており、これらを用いることで
更に効率よくSF6ガスと窒素ガスとを分離することが
可能となる。なお、親和性の調整は一般には、ゼオライ
トのを構成する陽元素の種類(一般式MeO・Al2O3・mSiO2・
nH2OのMeの元素の種類)を変えること等で可能である。
【0050】[作用効果]以上のような構成を有する第
3の実施の形態では、まず、バルブB11,B12,B
13a,B14a,B15aを開とし、SF6ガスを液
化回収した後のSF6ガスを微量に含む窒素ガスを加圧
タンク3から圧力スイング吸着装置15aに流し込む。
圧力スイング吸着装置15aでガスはその構成成分に分
離されていく。吸着剤16aはSF6ガスとの親和性が
低いため、ここには窒素ガスだけが吸着されていく。そ
のため、SF6ガスは流路に沿って流れ、分離されてい
き、最終的に装置15aの上部ではSF6ガスだけが流
れる状態となる。このSF6ガスを主体としたガスは、
バイパス回路22を通って再び加圧タンク3に流入す
る。
3の実施の形態では、まず、バルブB11,B12,B
13a,B14a,B15aを開とし、SF6ガスを液
化回収した後のSF6ガスを微量に含む窒素ガスを加圧
タンク3から圧力スイング吸着装置15aに流し込む。
圧力スイング吸着装置15aでガスはその構成成分に分
離されていく。吸着剤16aはSF6ガスとの親和性が
低いため、ここには窒素ガスだけが吸着されていく。そ
のため、SF6ガスは流路に沿って流れ、分離されてい
き、最終的に装置15aの上部ではSF6ガスだけが流
れる状態となる。このSF6ガスを主体としたガスは、
バイパス回路22を通って再び加圧タンク3に流入す
る。
【0051】吸着剤16aの窒素ガスの吸着量に限度が
あるため、所定の時間経過後(吸着の効力がまだ残って
いる段階)でバルブB12を閉とし、バルブB18を開
として窒素タンク17から窒素ガスをキャリアガスとし
て流す。この窒素ガスで押し出すようにして圧力スイン
グ吸着装置15a内に残っている窒素ガスとSF6ガス
を装置15a上部の下流側に運ぶ。バルブB15に純粋
な窒素ガスが流れ始めた時点で、圧力スイング吸着装置
15a側のバルブであるB13a,B18,B14a,
B15aを閉とする。
あるため、所定の時間経過後(吸着の効力がまだ残って
いる段階)でバルブB12を閉とし、バルブB18を開
として窒素タンク17から窒素ガスをキャリアガスとし
て流す。この窒素ガスで押し出すようにして圧力スイン
グ吸着装置15a内に残っている窒素ガスとSF6ガス
を装置15a上部の下流側に運ぶ。バルブB15に純粋
な窒素ガスが流れ始めた時点で、圧力スイング吸着装置
15a側のバルブであるB13a,B18,B14a,
B15aを閉とする。
【0052】次いで、圧力スイング吸着装置15b側の
バルブ13b,B14b,B15bを開として再度、加
圧タンク装置3内のSF6ガスを少量含む窒素ガスを送
り出す。この間、分離槽圧力スイング吸着装置15aは
再生期間となる。圧力スイング吸着方式は、その名のよ
うに吸着剤16aの吸着量がガス圧力に比例することを
基本原則にしているので、再生するには逆に圧力を低下
して吸着している窒素ガスを放出すればよい。
バルブ13b,B14b,B15bを開として再度、加
圧タンク装置3内のSF6ガスを少量含む窒素ガスを送
り出す。この間、分離槽圧力スイング吸着装置15aは
再生期間となる。圧力スイング吸着方式は、その名のよ
うに吸着剤16aの吸着量がガス圧力に比例することを
基本原則にしているので、再生するには逆に圧力を低下
して吸着している窒素ガスを放出すればよい。
【0053】すなわち、先に説明したように吸着工程で
は圧力が高いため(通常4〜5気圧程度)、多量の窒素
ガスを吸着できる。B16aを開として圧力を低下させ
ると、吸着剤16aは吸着している吸着ガスの一部を吐
き出し、再生されることになる。その後、再度ガス圧が
上昇した場合、吐き出した量と同じ量だけ窒素ガスを吸
収することができる。
は圧力が高いため(通常4〜5気圧程度)、多量の窒素
ガスを吸着できる。B16aを開として圧力を低下させ
ると、吸着剤16aは吸着している吸着ガスの一部を吐
き出し、再生されることになる。その後、再度ガス圧が
上昇した場合、吐き出した量と同じ量だけ窒素ガスを吸
収することができる。
【0054】第3の実施の形態においては二つの圧力ス
イング吸着装置15a,15bを交互に使用すること
で、吸着、再生を繰り返し、劣化がほとんど無いため、
原理的には吸着剤16a,16bを交換することなく半
永久的にガスの分離が可能である。
イング吸着装置15a,15bを交互に使用すること
で、吸着、再生を繰り返し、劣化がほとんど無いため、
原理的には吸着剤16a,16bを交換することなく半
永久的にガスの分離が可能である。
【0055】なお、減圧再生時の段階で装置15aから
放出される窒素ガスは、キャリアガス源として活用で
き、また、混合ガス源としても再利用できるので、窒素
タンク17に貯蔵しておいても良い。但し、窒素タンク
17は、システム上必ずしも必要なものでは無いので、
必要に応じてバルブB18に窒素ガスボンベ等をつなぐ
などして装置の単純化を測ることも可能である。この場
合は、減圧再生時に放出される窒素ガスは大気に開放す
る。
放出される窒素ガスは、キャリアガス源として活用で
き、また、混合ガス源としても再利用できるので、窒素
タンク17に貯蔵しておいても良い。但し、窒素タンク
17は、システム上必ずしも必要なものでは無いので、
必要に応じてバルブB18に窒素ガスボンベ等をつなぐ
などして装置の単純化を測ることも可能である。この場
合は、減圧再生時に放出される窒素ガスは大気に開放す
る。
【0056】以上述べたように、第3の実施の形態によ
れば、SF6ガスと窒素ガスの混合ガスからSF6ガス
を液化回収すると同時に、分離された窒素ガス中に残る
SF6ガスまでも、圧力スイング吸着装置15a,15
bの吸着剤16a,16bの作用でトラップされ、これ
を回収することができる。したがって、極めて高いSF
6ガス回収率を達成でき、且つ僅かなSF6ガスさえ外
部に放出しないので優れた環境調和性を発揮することが
できる。
れば、SF6ガスと窒素ガスの混合ガスからSF6ガス
を液化回収すると同時に、分離された窒素ガス中に残る
SF6ガスまでも、圧力スイング吸着装置15a,15
bの吸着剤16a,16bの作用でトラップされ、これ
を回収することができる。したがって、極めて高いSF
6ガス回収率を達成でき、且つ僅かなSF6ガスさえ外
部に放出しないので優れた環境調和性を発揮することが
できる。
【0057】(4)第4の実施の形態 [構成]第4の実施の形態は、圧力スイング吸着装置を
用いた点では上述の第3の実施の形態と同じであるが、
その構造が異なっている。すなわち、図4に示すよう
に、圧力スイング吸着装置15cには10オングストロ
ーム程度の細孔を有する吸着剤16cが充填されてい
る。
用いた点では上述の第3の実施の形態と同じであるが、
その構造が異なっている。すなわち、図4に示すよう
に、圧力スイング吸着装置15cには10オングストロ
ーム程度の細孔を有する吸着剤16cが充填されてい
る。
【0058】このタイプの吸着剤16cは、分子径から
見るとSF6ガスも窒素ガスも吸着する能力を有する
が、吸着順位で言えば、SF6ガスの方が窒素ガスより
大きいので、時間経過と共に吸着物質の交換が起こり、
前記第3の実施の形態の場合とは逆にSF6ガスが優先
的に吸着されることになる。また、圧力スイング吸着装
置15cにはここを通過した純度の高い窒素ガスを取込
む窒素ガスタンク15dが接続されている。なお、B1
9〜B22はバルブを示している。
見るとSF6ガスも窒素ガスも吸着する能力を有する
が、吸着順位で言えば、SF6ガスの方が窒素ガスより
大きいので、時間経過と共に吸着物質の交換が起こり、
前記第3の実施の形態の場合とは逆にSF6ガスが優先
的に吸着されることになる。また、圧力スイング吸着装
置15cにはここを通過した純度の高い窒素ガスを取込
む窒素ガスタンク15dが接続されている。なお、B1
9〜B22はバルブを示している。
【0059】[作用効果]以上のような構成を有する第
4の実施の形態では、バルブB11,B19を開けて少
量のSF6ガスを含む窒素ガスを圧力スイング吸着装置
15cに封じ込めた場合、SF6ガスは吸着剤16cに
トラップされていく。このとき、圧力スイング吸着装置
15cと窒素ガスタンク15d間のバルブB21は開け
ておく。そして、装置15cのガス相にSF6ガスが検
知されなくなった時点で、バルブB21を閉とし、バル
ブB20を開いて装置15cから吸着剤16cにトラッ
プされたSF6ガスを加圧タンク3に戻し、窒素ガスタ
ンク15dに取込んだ高純度の窒素ガスは大気に放出す
る。このような第4の実施の形態によっても、第3の実
施の形態と同様に、SF6ガス回収率を高めることがで
きる。
4の実施の形態では、バルブB11,B19を開けて少
量のSF6ガスを含む窒素ガスを圧力スイング吸着装置
15cに封じ込めた場合、SF6ガスは吸着剤16cに
トラップされていく。このとき、圧力スイング吸着装置
15cと窒素ガスタンク15d間のバルブB21は開け
ておく。そして、装置15cのガス相にSF6ガスが検
知されなくなった時点で、バルブB21を閉とし、バル
ブB20を開いて装置15cから吸着剤16cにトラッ
プされたSF6ガスを加圧タンク3に戻し、窒素ガスタ
ンク15dに取込んだ高純度の窒素ガスは大気に放出す
る。このような第4の実施の形態によっても、第3の実
施の形態と同様に、SF6ガス回収率を高めることがで
きる。
【0060】(5)他の実施の形態 なお、本発明は以上のような実施の形態に限定されるも
のではなく、例えば、加圧タンク3あるいは液体窒素容
器13を多段に装備し、後段の加圧タンク3を冷却する
冷媒の廃熱を前段の加圧タンク3の予備冷却を用いたり
(請求項6の発明に対応)、加圧タンク3に放熱用フィ
ンを取付けても良い(請求項10の発明に対応)。この
ような構成を持つ実施の形態によれば、加圧タンク3の
冷却効率を高めることができ、SF6ガスの液化時間を
短縮し、冷凍機の消費電力もしくは液体窒素の使用量を
節約して、省エネルギーに効果がある。また、冷媒が流
れるる冷却パイプ4aの設置箇所も加圧タンク3の外周
部に限らず、内部に導いてパイプ4aから直接混合ガス
を冷却れば、冷却効率が更に良くなる。
のではなく、例えば、加圧タンク3あるいは液体窒素容
器13を多段に装備し、後段の加圧タンク3を冷却する
冷媒の廃熱を前段の加圧タンク3の予備冷却を用いたり
(請求項6の発明に対応)、加圧タンク3に放熱用フィ
ンを取付けても良い(請求項10の発明に対応)。この
ような構成を持つ実施の形態によれば、加圧タンク3の
冷却効率を高めることができ、SF6ガスの液化時間を
短縮し、冷凍機の消費電力もしくは液体窒素の使用量を
節約して、省エネルギーに効果がある。また、冷媒が流
れるる冷却パイプ4aの設置箇所も加圧タンク3の外周
部に限らず、内部に導いてパイプ4aから直接混合ガス
を冷却れば、冷却効率が更に良くなる。
【0061】さらに、請求項11の発明に対応するもの
として、分離された窒素ガス中に含まれるSF6ガスを
検知するSF6ガス検知器を設けても良く、精緻な装置
制御を実現し、SF6ガス回収率がいっそう向上する。
として、分離された窒素ガス中に含まれるSF6ガスを
検知するSF6ガス検知器を設けても良く、精緻な装置
制御を実現し、SF6ガス回収率がいっそう向上する。
【0062】また、請求項8に対応する実施の形態を図
5に示す。この実施の形態では、ガス絶縁機器1と加圧
タンク3との間に熱交換器18aが設置されたことを特
徴としている。熱交換器18aは、冷媒として加圧タン
ク3から分離された窒素ガスを取込むようになってい
る。このような実施の形態によれば、熱交換器18aに
より加圧タンク3に入る前の混合ガスを冷却すること
で、液化の熱効率をさらに高めることができる。
5に示す。この実施の形態では、ガス絶縁機器1と加圧
タンク3との間に熱交換器18aが設置されたことを特
徴としている。熱交換器18aは、冷媒として加圧タン
ク3から分離された窒素ガスを取込むようになってい
る。このような実施の形態によれば、熱交換器18aに
より加圧タンク3に入る前の混合ガスを冷却すること
で、液化の熱効率をさらに高めることができる。
【0063】さらに、請求項9に対応する実施の形態と
して、図6に示すように、ガス絶縁機器1と加圧タンク
3との間に2台の熱交換器18a,18bを設けても良
い。すなわち、熱交換器18aと加圧タンク3との間に
膨張器19を設置し、ここで熱交換器18aから流れる
混合ガスの一部を断熱膨張させる。また、第2の交換器
18bには冷媒として膨張器19にて断熱膨張させた混
合ガスを取込み、上流側である熱交換器18aから流れ
る混合ガスを冷却するようになっている。
して、図6に示すように、ガス絶縁機器1と加圧タンク
3との間に2台の熱交換器18a,18bを設けても良
い。すなわち、熱交換器18aと加圧タンク3との間に
膨張器19を設置し、ここで熱交換器18aから流れる
混合ガスの一部を断熱膨張させる。また、第2の交換器
18bには冷媒として膨張器19にて断熱膨張させた混
合ガスを取込み、上流側である熱交換器18aから流れ
る混合ガスを冷却するようになっている。
【0064】以上の実施の形態によれば、SF6ガスの
液化の熱効率をよりいっそう向上させることができる。
なお、上記実施の形態において、加圧タンク3を用いる
のではなく、第2の交換器18bにて冷却された混合ガ
スを膨脹弁にて自由膨脹させ、液化器にて液化させると
いった構成を取ることも可能である。
液化の熱効率をよりいっそう向上させることができる。
なお、上記実施の形態において、加圧タンク3を用いる
のではなく、第2の交換器18bにて冷却された混合ガ
スを膨脹弁にて自由膨脹させ、液化器にて液化させると
いった構成を取ることも可能である。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のガス回収
装置によれば、加圧タンク内の混合ガスを冷却する冷却
手段を設けるといった極めて簡単な構成より、低い圧力
で混合ガススからSF6ガスを効率良く分離、液化する
ことができ、安全性の向上とコンパクト化を図ることが
できた。また、圧力スイング吸着装置によりSF6ガス
を液化回収後の窒素ガスに含まれるSF6ガスも分離で
き、極めて高いSF6ガス回収率を達成することがで
き、SF6ガスを大気に放出しないため、優れた環境調
和性を発揮できる。
装置によれば、加圧タンク内の混合ガスを冷却する冷却
手段を設けるといった極めて簡単な構成より、低い圧力
で混合ガススからSF6ガスを効率良く分離、液化する
ことができ、安全性の向上とコンパクト化を図ることが
できた。また、圧力スイング吸着装置によりSF6ガス
を液化回収後の窒素ガスに含まれるSF6ガスも分離で
き、極めて高いSF6ガス回収率を達成することがで
き、SF6ガスを大気に放出しないため、優れた環境調
和性を発揮できる。
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成図。
【図2】本発明の第2の実施の形態の要部構成図。
【図3】本発明の第3の実施の形態の構成図。
【図4】本発明の第4の実施の形態の構成図。
【図5】本発明の他の実施の形態の構成図。
【図6】本発明の他の実施の形態の構成図。
【図7】従来のガス回収装置の概念図。
1…ガス絶縁機器 2…コンプレッサ 3…加圧タンク 4…冷凍機 4a…冷却パイプ 5…制御盤 6…SF6液タンク 7…配管 8…液体窒素 13…液体窒素容器 13a…液体窒素の溜め部 14…液体窒素タンク 14a…液体窒素用の送液パイプ 15a,15b,15c…圧力スイング吸着装置 15d…窒素ガスタンク 16a,16b,16c…吸着剤 17…窒素タンク 18a…熱交換器 18b…第2の熱交換器 19…膨張器
フロントページの続き (72)発明者 新海 健 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内 (72)発明者 山本 浩義 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内 (72)発明者 佐藤 雄三 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内 Fターム(参考) 4D012 CA20 CB16 CD07 CG01 CH02 CJ06 CK01 CK04 4D047 AA07 AB00 AB02 BB04 CA06 CA09 5G017 DD07
Claims (11)
- 【請求項1】 絶縁媒体として窒素ガスとSF6ガスと
を混合した混合ガスを充填した混合ガス方式のガス絶縁
機器に用いられる装置であって、ガス絶縁機器から混合
ガスを回収してこれを加圧し混合ガス中のSF6ガスを
液化して窒素ガスと分離させる加圧タンクと、この加圧
タンクにて液化されたSF6液を保管するSF6液タン
クとが備えられたガス回収装置において、 前記加圧タンク内の混合ガスを冷却する冷却手段が設け
られたことを特徴とするガス回収装置。 - 【請求項2】 前記冷却手段が冷凍機から構成されたこ
とを特徴とする請求項1記載のガス回収装置。 - 【請求項3】 前記冷却手段の冷媒が液体窒素から構成
されたことを特徴とする請求項1記載のガス回収装置。 - 【請求項4】 前記SF6ガスが固化するまで前記混合
ガスを冷却し、分離させた前記窒素ガスを抜き取った
後、固化したSF6ガスを液化するように構成されたこ
とを特徴とする請求項1、2または3記載のガス回収装
置。 - 【請求項5】 前記冷却手段から前記加圧タンクに冷媒
を流す冷却パイプが設置され、 この冷却パイプ及び前記加圧タンクには断熱材が取付け
られたことを特徴とする請求項1、2、3または4記載
のガス回収装置。 - 【請求項6】 前記加圧タンクが多段に装備され、 後段の加圧タンクを冷却する冷媒の廃熱を用いて前段の
加圧タンクの予備冷却を行うように構成されたことを特
徴とする請求項1、2、3、4または5記載のガス回収
装置。 - 【請求項7】 絶縁媒体として窒素ガスとSF6ガスと
を混合した混合ガスを充填した混合ガス方式のガス絶縁
機器に用いられる装置であって、ガス絶縁機器から混合
ガスを回収してこれを加圧し混合ガス中のSF6ガスを
液化して窒素ガスと分離させる加圧タンクと、この加圧
タンクにて液化されたSF6液を保管するSF6液タン
クとが備えられたガス回収装置において、 前記加圧タンクにて分離された窒素ガスを取込み、窒素
ガス中に含まれる少量のSF6ガスを回収する圧力スイ
ング吸着装置が設けられたことを特徴とするガス回収装
置。 - 【請求項8】 前記ガス絶縁機器と前記加圧タンクとの
間に、冷媒として前記加圧タンクから分離された窒素ガ
スを取込み、前記ガス絶縁機器から流れる前記混合ガス
を冷却する熱交換器が設置されたことを特徴とする請求
項1、2、3、4、5、6または7記載のガス回収装
置。 - 【請求項9】 前記熱交換器と前記加圧タンクとの間
に、前記熱交換器から流れる前記混合ガスの一部を断熱
膨張させる膨張器と、冷媒として前記膨張器にて断熱膨
張させた前記混合ガスを取込み、前記熱交換器から流れ
る前記混合ガスを冷却する第2の熱交換器とが設置され
たことを特徴とする請求項8記載のガス回収装置。 - 【請求項10】 前記加圧タンクに放熱用のフィンが取
付けられたことを特徴とする請求項1、2、3、4、
5、6、7、8または9記載のガス回収装置。 - 【請求項11】 前記加圧タンクにて分離された窒素ガ
ス中に含まれるSF6ガスを検知するSF6ガス検知器
が設けられたことを特徴とする請求項1、2、3、4、
5、6、7、8、9または10記載のガス回収装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11078588A JP2000274938A (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | ガス回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11078588A JP2000274938A (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | ガス回収装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000274938A true JP2000274938A (ja) | 2000-10-06 |
Family
ID=13666081
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11078588A Pending JP2000274938A (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | ガス回収装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000274938A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008501602A (ja) * | 2004-06-02 | 2008-01-24 | ゴールデン・トライアングル・エンタープライジズ・ピーティーワイ・リミテッド | 六弗化硫黄ガスの回収 |
| KR101095199B1 (ko) * | 2009-08-14 | 2011-12-16 | 김상현 | 육불화황가스 회수 및 정제장치 |
| WO2013180520A1 (ko) * | 2012-05-31 | 2013-12-05 | 주식회사 동양엔지니어링 | 소화약제 회수 시스템 및 방법 |
| EP3146531B1 (en) | 2014-05-20 | 2018-03-21 | ABB Schweiz AG | Electrical apparatus for the generation, transmission, distribution and/or usage of electrical energy and method for recovering a substance from an insulation medium of such an apparatus |
| JP2018527872A (ja) * | 2015-08-19 | 2018-09-20 | アーベーベー・シュバイツ・アーゲー | 電気エネルギーの生成、伝送、配給および/または使用を行うための電気装置の絶縁媒体から少なくとも1つの物質を再生するための方法 |
| CN115291094A (zh) * | 2022-07-22 | 2022-11-04 | 华能武汉发电有限责任公司 | 一种无逸出六氟化硫密度继电器校验装置及方法 |
| WO2025053422A1 (ko) * | 2023-09-06 | 2025-03-13 | 엘에스일렉트릭 주식회사 | 기체 분리 시스템 및 이를 이용한 기체 분리 방법 |
-
1999
- 1999-03-23 JP JP11078588A patent/JP2000274938A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008501602A (ja) * | 2004-06-02 | 2008-01-24 | ゴールデン・トライアングル・エンタープライジズ・ピーティーワイ・リミテッド | 六弗化硫黄ガスの回収 |
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| EP3146531B1 (en) | 2014-05-20 | 2018-03-21 | ABB Schweiz AG | Electrical apparatus for the generation, transmission, distribution and/or usage of electrical energy and method for recovering a substance from an insulation medium of such an apparatus |
| JP2018527872A (ja) * | 2015-08-19 | 2018-09-20 | アーベーベー・シュバイツ・アーゲー | 電気エネルギーの生成、伝送、配給および/または使用を行うための電気装置の絶縁媒体から少なくとも1つの物質を再生するための方法 |
| CN115291094A (zh) * | 2022-07-22 | 2022-11-04 | 华能武汉发电有限责任公司 | 一种无逸出六氟化硫密度继电器校验装置及方法 |
| WO2025053422A1 (ko) * | 2023-09-06 | 2025-03-13 | 엘에스일렉트릭 주식회사 | 기체 분리 시스템 및 이를 이용한 기체 분리 방법 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A711 | Notification of change in applicant |
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