JP2000275413A - 反射鏡 - Google Patents

反射鏡

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JP2000275413A
JP2000275413A JP11223778A JP22377899A JP2000275413A JP 2000275413 A JP2000275413 A JP 2000275413A JP 11223778 A JP11223778 A JP 11223778A JP 22377899 A JP22377899 A JP 22377899A JP 2000275413 A JP2000275413 A JP 2000275413A
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film
glass substrate
thickness
photocatalytic
reflecting mirror
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JP11223778A
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English (en)
Inventor
Junichi Nakaho
純一 仲保
Noriyuki Takai
典之 高井
Hiroshi Yoshida
浩 吉田
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二重像を軽減或いは防止でき、しかも、充分
な親水性を確保できる反射鏡を得る。 【解決手段】 光触媒皮膜30とガラス基盤24との間
に二酸化珪素を主成分とするナトリウム拡散制限皮膜3
2が設けられているため、ガラス基盤24に含まれるナ
トリウムイオンの光触媒皮膜30への拡散が制限され
る。これにより、光触媒皮膜30の厚さをガラス基盤2
4の反射率と同等となるまで薄くしても光触媒機能を充
分に発揮できる。しかも、ナトリウム拡散制限皮膜32
自体も反射率がガラス基盤24の反射率と同等となるよ
うにその厚さが設定されるため、反射鏡10全体として
表面反射が軽減され、表面反射による二重像の発生を軽
減或いは防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光の反射する反射
鏡に係り、特に、屋外での使用に好適な反射鏡に関す
る。
【0002】
【従来の技術】車両には、左右両後方側を確認するため
の所謂サイドミラー(ドアミラーやアウタービューミラ
ーと称する場合もある)と称される反射鏡が設けられて
おり、近年、このような反射鏡では、以下のような二酸
化珪素の層と二酸化チタンの層の二層の皮膜をガラス基
板に形成した反射鏡が用いられている。
【0003】すなわち、この種の反射鏡は、車両の室外
に設けられているため雨天時には雨に晒される。このと
き、反射鏡の表面に雨滴当の水滴が付着すると反射像が
歪むため、反射鏡の表面には二酸化珪素(SiO2 )等
により構成される親水性皮膜が形成して、親水性を向上
させ、表面に付着した水を薄膜化させることで水滴付着
による反射像の歪みを抑制している。
【0004】一方で、この種の反射鏡は通常時であって
も他の車両の排気ガスの成分(主に有機物)等が反射鏡
の表面に付着して汚れることがある。反射鏡の表面が汚
れていると、上記の親水性皮膜による親水性が低下す
る。そこで、親水性皮膜とガラス面との間に二酸化チタ
ン(TiO2 )等により構成される光触媒皮膜を設け、
親水性皮膜に付着した有機物を反射鏡の表面近傍で二酸
化チタン(TiO2 )等の光触媒機能により分解して、
親水性皮膜の表面(すなわち、反射鏡の表面)の親水性
を維持することが考えられている。
【0005】一方、このような反射鏡において、ガラス
の裏面に設けられた反射膜とガラスとの間に透明の導電
性皮膜と金属反射導電膜から成るエレクトロクロミック
膜を設け、所謂『エレクトロクロミック現象』によりエ
レクトロクロミック膜を着色し、或いは着色を解除する
ことで光の反射率を変動させ、強い光の反射を抑制する
所謂『防眩ミラー』もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の光触
媒皮膜は親水性皮膜の厚さが20nm以上であると、光
触媒皮膜の光触媒機能が親水性皮膜の表面まで及ばず、
その機能を充分に発揮できない。一方で、図12のグラ
フに示されるように、光触媒皮膜自体はその厚さが20
0nm未満であると、光触媒皮膜にガラス内のナトリウ
ム成分が溶け込み、このナトリウム成分が光触媒機能を
低下させるため親水性皮膜の表面での水滴の接触角度が
極端に大きくなり、充分に機能を発揮できないというこ
とを実験的に確認している。
【0007】しかしながら、上記の事実を考慮し、充分
な光触媒機能を発揮させるために、例えば、親水性皮膜
の厚さを15nm程度、光触媒皮膜自体の厚さを300
nm程度に設定すると、親水性皮膜の層による光の表面
反射率が約24%で、ガラスの裏面に反射膜として設け
られているクロム(Cr)皮膜の表面反射率が約35%
となる。このように、親水性皮膜とクロム皮膜の各表面
反射率が接近すると(すなわち、両者に大差がなくなる
と)、親水性皮膜の表面とクロム皮膜の表面とで略同様
に光が反射する。特に、図13に示されるように、光の
分光特性でみると、光の波長で人間の目の感度が最もよ
い550nmの光の波長の部分では、親水性皮膜での表
面反射とクロム皮膜の表面反射とで反射率が略同等とな
るため、反射鏡を見る側では双方の反射光を見ることに
なるため、反射鏡で見た像は同様の像が僅かにずれて見
える二重像となる。
【0008】上述した『防眩ミラー』は、反射率を変動
させることで強い光の反射を抑制する構成であるが、親
水性皮膜の表面反射率が24%であるため、エレクトロ
クロミック層の反射率を下げても反射鏡(『防眩ミラ
ー』)全体としての反射率が24%より下がることはな
い(すなわち、実質的に防眩ミラーとしての機能を発揮
しなくなる)。
【0009】表面反射の観点だけを考えれば、光触媒皮
膜自体の厚さを120nm程度に設定すれば表面反射率
は7.4%程度になり親水性皮膜を設けない反射鏡の表
面反射率(5.3%)に近くなる。しかしながら、この
場合には、光触媒皮膜にガラス内のナトリウム(Na)
成分が溶け込み、光触媒機能が低下し、親水性皮膜の親
水性を維持できない(換言すれば、光触媒皮膜が厚けれ
ばナトリウム成分が溶け込んでも光触媒皮膜の表面側に
までナトリウム成分が達しないため、光触媒機能が低下
しない)。
【0010】本発明は、上記事実を考慮して、二重像を
防止でき、しかも、充分な親水性を確保できる反射鏡を
得ることが目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の反射鏡
は、透明で板状のガラス基板と、前記ガラス基板の板厚
方向一方の面の側に設けられ、前記ガラス基板の板厚方
向他方の面の側から入射した光を反射する反射膜と、親
水性を有し前記ガラス基板の板厚方向他方の面の側に設
けられた親水性皮膜と、前記親水性皮膜とガラス基板と
の間に設けられ、光触媒機能により前記親水性皮膜の表
面に付着した有機物を分解する光触媒皮膜と、光の反射
率が前記ガラス基板の反射率以下とされると共に、前記
光触媒皮膜と前記ガラス基板との間で前記ガラス基板に
含まれるナトリウムイオンの前記光触媒皮膜への拡散を
制限するナトリウム拡散制限皮膜と、を備えている。
【0012】上記構成の反射鏡によれば、反射鏡の表面
には親水性皮膜が設けられているため、反射鏡の表面に
付着した水滴の接触角が小さくなり、全体的に薄い膜状
となる。このため、反射膜で反射された反射像の歪みを
軽減できる。また、親水性皮膜の裏側(すなわち、ガラ
ス基板側)には光触媒皮膜が設けられており、この光触
媒皮膜に光が照射された際の光触媒機能により親水性皮
膜に付着した油分等の有機化合物が分解する。これによ
り、親水性皮膜の表面を清潔にでき、親水性皮膜の表面
での親水性を維持できる。
【0013】ここで、ガラス基板と光触媒皮膜との間に
は、ナトリウム拡散制限皮膜が設けられており、これに
より、ガラス基板に含まれるナトリウムイオンの光触媒
皮膜への拡散が防止される。このため、光触媒皮膜を必
要以上に厚く形成しなくても光触媒機能を発揮できる。
さらに、光触媒皮膜はその厚さに関係なく光触媒機能を
発揮できるため、光触媒皮膜を光の表面反射率がガラス
基板の表面反射率よりも低くなる厚さに設定できる。し
かも、本発明においてナトリウム拡散制限皮膜自体の表
面反射率はガラス基板の表面反射率よりも低いため、光
触媒皮膜とナトリウム拡散制限皮膜とが重なりあってい
るにも関わらず、全体として光の反射率をガラス基板の
表面反射率よりも低くできる。このため、本反射鏡で
は、表面反射による二重像の形成を軽減或いは防止でき
る。
【0014】請求項2記載の反射鏡は、請求項1記載の
本発明において、前記親水性皮膜は、厚さが5nm以上
20nm以下で二酸化珪素を主成分とする二酸化珪素層
を備えることを特徴としている。
【0015】上記構成の反射鏡によれば、親水性皮膜は
5nm以上20nm以下の厚さの二酸化珪素を主成分と
する二酸化珪素層を備えている。ここで、二酸化珪珪素
層は、その厚さが5nm未満では親水機能を呈しにく
く、一方、厚さが20nmよりも厚いと光触媒皮膜の光
触媒機能が親水性皮膜の表面にまで及ばない。したがっ
て、本反射鏡では、親水性皮膜を構成する二酸化珪素層
の厚さを上記の範囲としたため、親水機能をを保ち、且
つ、光触媒皮膜の光触媒機能が親水性皮膜の表面に及ぼ
すことが可能である。
【0016】請求項3記載の反射鏡は、請求項1又は請
求項2に記載の本発明において、前記光触媒皮膜は、二
酸化チタンを主成分とし、前記二酸化珪素層と前記ガラ
ス基板との間に設けられ、厚さが110nm以上140
nm以下とされた二酸化チタン層を備えることを特徴と
している。
【0017】上記構成の反射鏡によれば、光触媒皮膜は
110nm以上140nm以下の厚さの二酸化チタンを
主成分とする二酸化チタン層を備えている。二酸化チタ
ンを主成分とした層は、その厚さが110nm以上14
0nm以下で光の反射率が最も低くなることが実験的に
確認されている。したがって、光触媒皮膜を、上述した
厚さの二酸化珪素層と重ね合わされた二酸化チタン層を
有する膜とすることで、反射鏡の表面での反射率がより
一層効果的に軽減され、より一層効果的に二重像の発生
を軽減若しくは防止できる。
【0018】請求項4記載の反射鏡は、請求項1乃至請
求項3の何れかに記載の本発明において、前記ナトリウ
ム拡散制限皮膜は、二酸化珪素を主成分とし、前記光触
媒皮膜と前記ガラス基板との間に設けられ、厚さが90
nm以上110nm以下とされた二酸化珪素層を備える
ことを特徴としている。
【0019】上記構成の反射鏡によれば、90nm以上
110nm以下の厚さの二酸化珪素層がナトリウム制限
皮膜の構成として設けられている。ここで、二酸化珪素
により形成される層は基本的に屈折率がガラスと略同等
とされているため、二酸化珪素層をガラス基板の表面に
設けた場合、屈折率の観点から見れば、二酸化珪素層と
ガラス基板とを一部材として見做すことが可能である。
このため、二酸化珪素層とガラス基板との間での光の反
射を軽減或いは防止でき、より一層、二重像の形成を軽
減或いは防止できる。
【0020】上記構成の反射鏡によれば、ナトリウム制
限皮膜を厚さが70nmm以上90nm以下の二酸化珪
素層と、厚さが110nmm以上140nm以下の二酸
化チタン層と、により構成し、ガラス基板の表面側に二
酸化チタン層を設け、この二酸化チタン層を介してガラ
ス基板とは反対側に二酸化珪素層を設けることで、52
0nmから620nmの波長域における親水性皮膜での
表面反射率が5%前後になり、人間の目の感度のよい波
長域の略全域で二重像の形成が軽減若しくは防止され
る。
【0021】請求項6記載の反射鏡は、透明で板状のガ
ラス基板と、前記ガラス基板の板厚方向一方の面の側に
設けられ、前記ガラス基板の板厚方向他方の面の側から
入射した光を反射する反射膜と、親水性を有し前記ガラ
ス基板の板厚方向他方の面の側に設けられた親水性皮膜
と、酸化チタンを主成分として厚さが230nm以上2
70nm以下に形成されて、前記親水性皮膜とガラス基
板との間に設けられ、光触媒機能により前記親水性皮膜
の表面に付着した有機物を分解する光触媒皮膜と、を備
えている。
【0022】上記構成の反射鏡によれば、反射鏡の表面
には親水性皮膜が設けられているため、反射鏡の表面に
付着した水滴の接触角が小さくなり、全体的に薄い膜状
となる。このため、反射膜で反射された反射像の歪みを
軽減できる。また、親水性皮膜の裏側(すなわち、ガラ
ス基板側)には光触媒皮膜が設けられており、この光触
媒皮膜に光が照射された際の光触媒機能により親水性皮
膜に付着した油分等の有機化合物が分解する。これによ
り、親水性皮膜の表面を清潔にでき、親水性皮膜の表面
での親水性を維持できる。
【0023】ここで、本反射鏡では、光触媒皮膜の厚さ
が230nm以上250nm以下に設定されているた
め、ガラス基板に含まれるナトリウムイオンは光触媒皮
膜へ拡散するものの、光触媒皮膜の親水性皮膜近傍にお
いてはナトリウムイオンの影響が生じることがなく光触
媒機能を発揮できる。
【0024】また、光触媒皮膜の厚さを上記の範囲に設
定した場合には、夜間に他の車両のヘッドランプの光と
同等の光が入射した場合の光触媒皮膜での表面反射率が
15%から19%の範囲に収まるため、表面反射による
二重像の形成を軽減できる。
【0025】さらに、光触媒皮膜の厚さを230nm以
上に設定することで光触媒皮膜での表面反射光の色調が
薄めの紫から薄めの青程度となり、表面反射光に赤色を
構成する低波長の光が少なくなる。ここで、赤系の光は
波長が長いためにエネルギーが強く、しかも、人間の目
は構造的に赤色を強く感じる(赤色を感じる細胞が多
い)。したがって、赤色を含む光により形成される像を
目視した場合には、その残像が残りやすい。しかしなが
ら、本反射鏡では上記のように光触媒皮膜での表面反射
光の色調が薄めの紫から薄めの青程度となるため、反射
光によって形成される像(反射像)を乗員が目視して
も、反射像の残像が残りにくい。
【0026】請求項7記載の反射鏡は、請求項1乃至請
求項6の何れかに記載の本発明において、通電或いは通
電解除により着色され又は着色が解除される導電性皮膜
を含んで構成されたエレクトロクロミック皮膜を前記反
射膜と前記ガラス基板との間に設けたことを特徴として
いる。
【0027】上記構成の反射鏡によれば、エレクトロク
ロミック皮膜に電圧を印加し、また電圧印加を解除する
ことでエレクトロクロミック皮膜が着色され、或いは着
色が解除される。これにより、エレクトロクロミック皮
膜での光の透過率が変動し、例えば、強い光が反射鏡に
入射した際にエレクトロクロミック皮膜での光の透過率
を低減させれば反射膜へ到達する光の量が減り、更に反
射膜で反射された光のガラス基板への到達量が減る。こ
のため、反射鏡全体としては、光の反射率が小さくな
り、この反射鏡で反射像を見ている側での眩しさを軽減
できる。
【0028】ここで、反射鏡全体としての光の反射率は
表面反射率にも影響される。しかも、表面反射された光
はエレクトロクロミック皮膜まで到達していないため、
エレクトロクロミック皮膜での光の透過量を減らしても
反射鏡全体としては表面反射での反射率よりも下がるこ
とはない。
【0029】しかしながら、本発明では、上述したよう
に表面反射率をガラス基板と同等にまで低減でき、エレ
クトロクロミックの機能による反射鏡全体としての反射
率をガラス基板と同等にまで低減できるため、上述した
防眩効果を充分に発揮できる。
【0030】
【発明の実施の形態】図2には本発明の第1の実施の形
態に係る反射鏡10を適用したサイドミラー12が斜視
図によって示されており、図1には反射鏡10の構造の
概略が断面図によって示されている。
【0031】図2に示されるように、サイドミラー12
は、車体の運転席の外側側方及び助手席の外側側方に設
けられたハウジング14を備えている。ハウジング14
は通常状態で車両の後方側(図2の矢印RE方向側)へ
向けて開口した凹形状とされ、その内部には一対の左右
旋回用モータ16、上下旋回用モータ18と、ピニオン
ギヤ等の複数のギヤにより構成される左右旋回用減速機
構20、上下旋回用減速機構22が収容されている。さ
らに、左右旋回用モータ16、上下旋回用モータ18及
び左右旋回用減速機構20、上下旋回用減速機構22よ
りもハウジング14の開口側には反射鏡10が配置され
ている。反射鏡10はその裏面が左右旋回用減速機構2
0を介して左右旋回用モータ16へ機械的に連結された
支持部材に支持されていると共に、上下旋回用減速機構
22を介して上下旋回用モータ18へ機械的に連結され
た別の支持部材にも支持されている。上記の左右旋回用
モータ16及び上下旋回用モータ18は、コード等の配
線を介して車両室内に設けられたスイッチ(何れも図示
省略)へ電気的に接続されており、スイッチ操作によ
り、略車両左右方向を軸方向とした軸周り及び略車両上
下方向を軸方向とした軸周りに、反射鏡10を所定範囲
旋回させることができるようになっている。これによ
り、例えば、車両の運転席に着座した乗員にとって後方
の確認がしやすい状態に反射鏡10を適宜に調整でき
る。
【0032】ここで、図1には反射鏡10の断面が概念
的に示されている。図1に示されるように、反射鏡10
はガラス基板24を備えている。ガラス基板24は通常
状態で概ね車両の前後方向(より詳細には、上記の左右
旋回用モータ16や上下旋回用モータ18の回転位置に
より微妙に変化する)に沿って厚さ方向とされており、
その厚さT1 が概ね1mm乃至2mm程度とされてい
る。また、ガラス基板24は全体的に無色透明或いは青
や緑色に極薄く着色されており、光を充分に透過できる
ようになっている。
【0033】このガラス基板24の厚さ方向一方(図1
の矢印REとは反対方向側)の面には、反射膜26が形
成されている。反射膜26は、例えば、ガラス基板24
の厚さ方向一方の面にクロム若しくはクロムを主成分と
する合金により形成され、その厚さT2 は概ね35nm
とされている。ガラス基板24に形成された反射膜26
の少なくともガラス基板24側の面は、充分な光沢を有
し、且つ、光の反射率が高い。したがって、ガラス基板
24の反射膜26が形成された側からガラス基板24へ
入射された光は、反射膜26により反射される。
【0034】なお、本実施の形態では、反射膜26をク
ロム若しくはクロムを主成分とした金属により形成され
ていたが、反射膜26の構成はこれに限るものではな
く、他の金属、例えば、アルミニウムや銀、若しくはこ
れらの金属を主成分とする合金であっても構わない。
【0035】ガラス基板24の反射膜26とは反対側に
は親水性皮膜28が形成されている。親水性皮膜28
は、主に二酸化珪素(SiO2 )により形成されてお
り、その厚さT3 は15nm程度とされ、ガラス基板2
4とは反対側から入射した光の透過率は上述したガラス
基板24の透過率と略同等で、光を充分に透過できるよ
うになっている。また、親水性皮膜28は、少なくとも
ガラス基板24とは反対側の表面における濡れ性が高
く、水滴が付着した際の水滴との接触角は10°以下と
なる。
【0036】この親水性皮膜28とガラス基板24との
間には光触媒皮膜30が形成されている。光触媒皮膜3
0は主に二酸化チタン(TiO2 )により形成されてお
り、その厚さT4 は120nm程度とされ、ガラス基板
24とは反対側から親水性皮膜28を透過して入射した
光を充分に透過できるようになっている。また、光触媒
皮膜30は、光が当たると光触媒反応で親水性皮膜28
上の有機化合物を分解する。
【0037】また、上述した光触媒皮膜30とガラス基
板24との間にはナトリウム拡散制限皮膜32が形成さ
れている。このナトリウム拡散制限皮膜32は、上述し
た親水性皮膜28と同様の二酸化珪素(SiO2 )によ
り形成され、その厚さT5 は100nm程度とされてい
る。
【0038】次に、本実施の形態の作用並びに効果につ
いて説明する。
【0039】本反射鏡10を適用したサイドミラー12
では、車両後方からの光が親水性皮膜28、光触媒皮膜
30、ナトリウム拡散制限皮膜32、及びガラス基板2
4を透過して反射膜26で反射される。この反射光から
成る反射像により、車両右側或いは左側の後方の様子を
確認できる。
【0040】また、上記の如く、本反射鏡10は親水性
皮膜28を備えており、雨天時等に水滴が反射鏡10の
表面(すなわち、親水性皮膜28の表面)に付着して
も、水滴の接触角は10°未満となるため、水滴が所謂
粒状に残留せず、薄い膜状に拡がる。これにより、反射
像の歪みが抑制される。
【0041】さらに、親水性皮膜28のガラス基板24
側には光触媒皮膜30が設けられ、光を受けた光触媒皮
膜30は光触媒機能により反射鏡10の表面、すなわ
ち、親水性皮膜28の表面に付着した有機物等を分解す
る。この光触媒機能の有機物分解機能により、例えば、
他の車両の排気ガスに含まれる有機物が親水性皮膜28
の表面に付着した場合であっても、これを分解すること
ができるため、親水性皮膜28の親水性を損なうことが
ない。
【0042】ここで、本実施の形態では、光触媒皮膜3
0とガラス基板24の間にナトリウム拡散制限皮膜32
が形成されているため、光触媒皮膜30に含まれるナト
リウムイオンはナトリウム拡散制限皮膜32に阻まれて
光触媒皮膜30へ達することがない。したがって、従
来、ナトリウムイオンの拡散を考慮して300nm程度
の厚さにまでしていた光触媒皮膜30を上述したように
100nm程度に薄くしても光触媒皮膜30の光触媒機
能を発揮させることができる。
【0043】また、図4に示されるように、二酸化チタ
ンを主成分とする光触媒皮膜30は、その表面反射率が
膜厚により異なり、120nm程度が最も表面反射率が
低くなる。一方、図5に示されるように、二酸化珪素を
主成分とするナトリウム拡散制限皮膜32も表面反射率
が膜厚により異なり、100nm程度が最も表面反射率
が低くなる。したがって、両者の表面反射率の最も低く
なる厚さとなる部分で光触媒皮膜30及びナトリウム拡
散制限皮膜32を形成することで、光触媒皮膜30及び
ナトリウム拡散制限皮膜32のトータル的な膜厚が厚く
なっても親水性皮膜28での表面反射率を軽減できる。
このため、人間の目の感度が最も高いとされる550n
m程度の波長域における親水性皮膜28の表面での反射
率を約6.6%程度にまで落とすことができる(図3の
グラフを参照)。このため、反射鏡10での反射像の殆
どを反射膜26の表面で反射した光によるものとするこ
とができ、反射膜26の表面での反射光による像と親水
性皮膜28の表面での反射光による像とによる二重像の
形成を軽減若しくは防止できる。
【0044】次に、本発明のその他の実施の形態につい
て説明する。なお、以下、前記第1の実施の形態と基本
的に同一の部位については、同一の符号を付与してその
説明を省略する。
【0045】図6には本発明の第2の実施の形態に係る
反射鏡50の構造が概略的な断面図により示されてい
る。この図に示されるように、ガラス基板24の裏面側
(すなわち、親水性皮膜28とは反対側)には反射膜2
6(図1参照)に代わり導電性反射膜52が形成されて
いる。この導電性反射膜52も基本的には反射膜26と
同様に、少なくともガラス基板24側の面は、充分な光
沢を有し、且つ、光の反射率が高く、ガラス基板24の
反射膜26が形成された側とは反対側からガラス基板2
4へ入射した光を導電性反射膜52により反射すること
ができる。更に、この導電性反射膜52は、電極、リー
ド線、及びスイッチを介してバッテリー(何れも図示省
略)へ電気的に接続されている。
【0046】また、ガラス基板24と導電性反射膜52
との間には透明の導電性皮膜54が形成されている。こ
の導電性皮膜54も導電性反射膜52と同様に電極、リ
ード線、及びスイッチを介してバッテリー(何れも図示
省略)へ電気的に接続されている。
【0047】この導電性皮膜54と導電性反射膜52と
の間にはエレクトロクロミック皮膜56が形成されてい
る。エレクトロクロミック皮膜56は、例えば、酸化イ
リジウムや酸化ニッケル等の酸化発色材皮膜、五酸化タ
ンタル等の固体電解質皮膜、三酸化タングステンや三酸
化モリブデン等の還元発色材皮膜等の三種類の膜を三層
に重ね合わせることにより形成されており、上記の電極
を介して導電性反射膜52、導電性皮膜54に電圧を印
加すると、可逆的な酸化、還元反応によりエレクトロク
ロミック皮膜56が着色され、或いは消色される(すな
わち、着色が解除される)。
【0048】上記構成の本反射鏡50でも、前記第1の
実施の形態に係る反射鏡10と同様に、親水性皮膜2
8、光触媒皮膜30、ナトリウム拡散制限皮膜32を備
えているため、前記第1の実施の形態と同様の作用を奏
し、同様の効果を得ることができる。更に、上述した導
電性反射膜52、導電性皮膜54、及びエレクトロクロ
ミック皮膜56を備えた本反射鏡50では電極を介して
導電性反射膜52、導電性皮膜54に電圧を印加してエ
レクトロクロミック皮膜56が着色或いは消色されるこ
とで、ガラス基板24側からエレクトロクロミック皮膜
56へ入射した光の透過量が変わり、更に、エレクトロ
クロミック皮膜56を透過して導電性反射膜52で反射
した光のエレクトロクロミック皮膜56の透過量が変わ
る。これにより、導電性反射膜52まで透過した光の反
射率が変動し、例えば、強い光が反射鏡50へ入射され
た場合の導電性反射膜52まで透過した光の反射率を低
下させることで、眩しさを防ぐことができる。
【0049】ここで、このような防眩効果を有する本反
射鏡50であっても、その表面、すなわち、親水性皮膜
28の表面での光の反射率を変動させることはできず、
したがって、反射鏡50全体としては、親水性皮膜28
の表面での光の反射率よりも低くすることはできない。
しかしながら、本反射鏡50では、前記第1の実施の形
態で説明したように、光触媒皮膜30を100nm程度
にまで薄くできるため、親水性皮膜28の表面での反射
率を約6.6%程度にまで落とすことができる。したが
って、本反射鏡50では、エレクトロクロミック皮膜5
6の着色で反射鏡50全体としての光の反射率を充分に
低減させることができ、上記の防眩効果を充分に発揮で
きる。
【0050】次に本発明の第3の実施の形態について説
明する。
【0051】図7には本発明に第3の実施の形態に係る
反射鏡70の概略的な断面の構造が示されている。この
図に示されるように、本反射鏡70は前記第1の実施の
形態に係る反射鏡10とは異なり、ナトリウム拡散制限
皮膜32を有しておらず。代わりにナトリウム拡散制限
皮膜72を備えている。このナトリウム拡散制限皮膜7
2は相対的に光触媒皮膜30側に位置する二酸化珪素層
74を備えている。この二酸化珪素層74は前記第1の
実施の形態に係る反射鏡10のナトリウム拡散制限皮膜
32と同様に二酸化珪素が主成分とされており、その厚
さT6 は80nm程度とされている。また、ナトリウム
拡散制限皮膜72は二酸化珪素層74とガラス基板24
との間に設けられた二酸化チタン層76を備えている。
二酸化チタン層76は二酸化チタンを主成分としてお
り、その厚さT7 は125nm程度とされている。図4
及び図5からもわかるように、これらの二酸化珪素層7
4と二酸化チタン層76の厚さは、親水性皮膜28での
表面反射率が最も低くなる領域である。
【0052】ここで、図8には、本反射鏡70の光波長
毎の反射率がグラフによって示されている。このグラフ
に示されるように、本反射鏡70では、人間の目の感度
が最もよい555nmの波長域で親水性皮膜28の表面
での反射率が5.1%となる。この反射率はガラス基板
24の反射率(5.3%)と非常に近く、しかも、前記
第1の実施の形態に係り反射鏡10における親水性皮膜
28での反射率(6.6%)よりも更に低減される。し
たがって、本反射鏡50では、より一層効果的に二重像
を軽減或いは防止できる。
【0053】さらに、図3と図8を比較するとわかるよ
うに、本反射鏡70では、520〜620nmまでの間
の波長域における親水性皮膜28の表面での反射率が略
等しく、前記第1の実施の形態に係る反射鏡10におけ
る親水性皮膜28の表面での反射率と比べるとグラフの
波形が520〜620nmまでの間の波長域でフラット
になっている。さらに、反射鏡10と反射鏡70との各
々の親水性皮膜28の表面での反射率と光の波長毎にお
ける人間の目の感度のよさを表す比視感度分布を重ね合
わせるとわかるように、本反射鏡70では、人間の目の
感度のよい波長域の略全域で親水性皮膜28の表面での
反射率が5%前後となる(すなわち、本反射鏡70では
最も感度のよい555nmの波長域だけでなく、その周
辺の波長域での反射率も低減できる)。したがって、こ
の意味での本反射鏡70はより効果的に二重像を軽減或
いは防止できる。
【0054】次に本発明の第4の実施の形態について説
明する。
【0055】図9には本発明に第4の実施の形態に係る
反射鏡80の概略的な断面の構造が示されている。この
図に示されるように、本反射鏡80は、前記第2の実施
の形態に係る反射鏡50とは異なり、ナトリウム拡散制
限皮膜32を備えていない。しかも、光触媒皮膜30に
代えて光触媒皮膜82が設けられている。光触媒皮膜8
2は、これを形成する材質自体は光触媒皮膜30と基本
的に同じであるが、厚さT8が250nm程度に設定さ
れている点で光触媒皮膜30とは構成が異なる。なお、
本実施の形態では光触媒皮膜82の厚さを250nm程
度としたが、光触媒皮膜82の厚さは230nm以上2
70nm以下の範囲に設定されていればよい。
【0056】このような反射鏡80では、上述したナト
リウム拡散制限皮膜32、72が設けられていないた
め、ガラス基板24に含まれるナトリウムイオンは光触
媒皮膜82へ拡散するものの、光触媒皮膜82の厚さが
230nm以上250nm以下に設定されているため、
光触媒皮膜82の親水性皮膜28の近傍まではナトリウ
ムイオンが達することはなく、光触媒機能を発揮でき
る。
【0057】ところで、図10の曲線Dに示されるよう
に、日中(昼間)における光触媒皮膜82での表面反射
率は、比較的に光触媒皮膜82の厚さの影響を受けず、
一定に近い値であるのに対して、曲線Nに示されるよう
に、夜間に他の車両のヘッドランプの光と同等の光が入
射した場合の光触媒皮膜82での表面反射率は、光触媒
皮膜82の厚さの影響を多分に受ける。ここで、本反射
鏡80では、光触媒皮膜82の厚さを250nm程度に
設定しているため、図10に示されるように、夜間に他
の車両のヘッドランプの光と同等の光が入射した場合の
光触媒皮膜82での表面反射率が15%程度になる。こ
れにより、表面反射による二重像の形成を軽減できる。
【0058】さらに、光触媒皮膜82の厚さが250n
m程度とした本反射鏡80では、図11の色度座標に示
されるように、表面反射光の色調が薄めの紫から薄めの
青程度となり、表面反射光に赤色を構成する低波長の光
が少なくなる。
【0059】ここで、赤系の光は波長が長いためにエネ
ルギーが強く、しかも、人間の目は構造的に赤色を強く
感じる(赤色を感じる細胞が多い)。したがって、赤色
を含む光により形成される像を目視した場合には、その
残像が残りやすい。しかしながら、本反射鏡80では表
面反射光の色調が薄めの紫から薄めの青程度となるた
め、反射光によって形成される像(反射像)を乗員が目
視しても、反射像の残像が残りにくい。
【0060】なお、本実施の形態では光触媒皮膜82の
厚さを250nm程度としたが、光触媒皮膜82の厚さ
は230nm以上270nm以下の範囲に設定されてい
ればよい。図10に示されるように、上記の範囲内であ
れば光触媒皮膜82での表面反射率は15%から15%
の範囲内におさまる。また、表面反射光の色調の点から
見た場合、図11の色度座標において光触媒皮膜82の
厚さを変化させた際の座標を結ぶ曲線Cを見てわかるよ
うに、光触媒皮膜82の厚さが200nm程度ではピン
ク色で、210nmから220nm程度で紫色、すなわ
ち、比較的赤系の色彩を多く含む反射光となるのに対
し、230nm程度では紫色でも比較的青系で且つ白み
がかった薄い紫色となり、赤系の色彩が減る。厚さが2
30nmを超えて大きくなると、白みがかった青から薄
い青緑、薄い緑となり、やはり、赤系の色彩が減る。こ
のように、光触媒皮膜82の厚さは230nm以上27
0nm以下の範囲に設定されていれば上述した効果を損
なうことはない。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、光触媒
皮膜の光触媒機能により親水性皮膜の親水性を維持でき
ると共に、表面反射率を低減して二重像も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る反射鏡の構成
の概略を示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る反射鏡を適用
したサイドミラーの斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る反射鏡におけ
る光の波長毎の反射膜での反射率と親水性皮膜の表面で
の反射率を示すグラフである。
【図4】二酸化チタンの膜厚と表面反射率との関係を示
すグラフである。
【図5】二酸化珪素の膜厚と表面反射率との関係を示す
グラフである。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る反射鏡の構成
の概略を示す断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る反射鏡の構成
の概略を示す断面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る反射鏡におけ
る光の波長毎の反射膜での反射率と親水性皮膜の表面で
の反射率を示すグラフである。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係る反射鏡の構成
の概略を示す断面図である。
【図10】光触媒皮膜の厚さと表面反射率の関係を示す
グラフである。
【図11】光触媒皮膜の厚さと表面反射光の色調との関
係を示す色度座標図である。
【図12】二酸化チタンを主成分とする光触媒皮膜の膜
厚と油脂膜が塗布された表面に付着した水滴の接触角と
の関係を示すグラフである。
【図13】親水性皮膜と光触媒皮膜を適用した従来の反
射鏡における光の波長毎の反射膜での反射率と親水性皮
膜の表面での反射率を示すグラフである。
【符号の説明】
10 反射鏡 24 ガラス基盤 26 反射膜 28 親水性皮膜 30 光触媒皮膜 32 ナトリウム拡散制限皮膜 50 反射鏡 52 導電性反射膜(反射膜) 56 エレクトロクロミック皮膜 70 反射鏡 72 ナトリウム拡散制限皮膜 74 二酸化珪素層 76 二酸化チタン層 80 反射鏡 82 光触媒皮膜

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明で板状のガラス基板と、 前記ガラス基板の板厚方向一方の面の側に設けられ、前
    記ガラス基板の板厚方向他方の面の側から入射した光を
    反射する反射膜と、 親水性を有し前記ガラス基板の板厚方向他方の面の側に
    設けられた親水性皮膜と、 前記親水性皮膜とガラス基板との間に設けられ、光触媒
    機能により前記親水性皮膜の表面に付着した有機物を分
    解する光触媒皮膜と、 光の反射率が前記ガラス基板の反射率以下とされると共
    に、前記光触媒皮膜と前記ガラス基板との間で前記ガラ
    ス基板に含まれるナトリウムイオンの前記光触媒皮膜へ
    の拡散を制限するナトリウム拡散制限皮膜と、 を備える反射鏡。
  2. 【請求項2】 前記親水性皮膜は、厚さが5nm以上2
    0nm以下で二酸化珪素を主成分とする二酸化珪素層を
    備えることを特徴とする請求項1記載の反射鏡。
  3. 【請求項3】 前記光触媒皮膜は、二酸化チタンを主成
    分とし、前記二酸化珪素層と前記ガラス基板との間に設
    けられ、厚さが110nm以上140nm以下とされた
    二酸化チタン層を備えることを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の反射鏡。
  4. 【請求項4】 前記ナトリウム拡散制限皮膜は、二酸化
    珪素を主成分とし、前記光触媒皮膜と前記ガラス基板と
    の間に設けられ、厚さが90nm以上110nm以下と
    された二酸化珪素層を備えることを特徴とする請求項1
    乃至請求項3の何れかに記載の反射鏡。
  5. 【請求項5】 前記ナトリウム拡散制限皮膜は、 二酸化珪素が主成分とされると共に前記光触媒皮膜と前
    記ガラス基板との間に設けられ、且つ、厚さが70nm
    m以上90nm以下とされた二酸化珪素層と、 二酸化チタンが主成分とされると共に前記二酸化珪素層
    と前記ガラス基板との間に設けられ、且つ、厚さが11
    0nmm以上140nm以下とされた二酸化チタン層
    と、 を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れ
    かに記載の反射鏡。
  6. 【請求項6】 透明で板状のガラス基板と、 前記ガラス基板の板厚方向一方の面の側に設けられ、前
    記ガラス基板の板厚方向他方の面の側から入射した光を
    反射する反射膜と、 親水性を有し前記ガラス基板の板厚方向他方の面の側に
    設けられた親水性皮膜と、 酸化チタンを主成分として厚さが230nm以上270
    nm以下に形成されて、前記親水性皮膜とガラス基板と
    の間に設けられ、光触媒機能により前記親水性皮膜の表
    面に付着した有機物を分解する光触媒皮膜と、 を備える反射鏡。
  7. 【請求項7】 通電或いは通電解除により着色され又は
    着色が解除される導電性皮膜を含んで構成されたエレク
    トロクロミック皮膜を前記反射膜と前記ガラス基板との
    間に設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何
    れかに記載の反射鏡。
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EP00300352A EP1022588A1 (en) 1999-01-19 2000-01-19 Hydrophilic mirror

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JP11-10832 1999-01-19
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006515681A (ja) * 2002-10-10 2006-06-01 グラヴルベル 親水性反射物品

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