JP2000316574A - Mrsaが産生する毒素タンパクの検出方法およびモノクローナル抗体とその断片およびmrsaが産生する毒素タンパク検出用キットおよびモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマ - Google Patents
Mrsaが産生する毒素タンパクの検出方法およびモノクローナル抗体とその断片およびmrsaが産生する毒素タンパク検出用キットおよびモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマInfo
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Abstract
産生する毒素タンパクの迅速・確実な検出を可能とする
方法を開発すること。 【解決手段】 MRSAが産生する毒素タンパク、ロイ
コシジンFに対するモノクローナル抗体および酵素、蛍
光色素、ビオチン等で標識化した該モノクローナル抗体
を提供する。また、該モノクローナル抗体を産生するハ
イブリドーマを提供する。さらに該モノクローナル抗
体、該標識化モノクローナル抗体を使用するMRSAの
産生する毒素タンパクの簡易迅速な検出法を提供すると
ともに該検出法に使用するキットを提供する。
Description
原性物質、特にタンパクまたはペプチドあるいはタンパ
ク性毒素などに特異的な抗体およびこれを使用する該細
菌の検出方法に関する。より具体的には、メチシリン耐
性黄色ブドウ球菌(MRSA)が産生する抗原性物質、
タンパクまたはペプチド、タンパク性毒素に対する抗体
に関する。さらに具体的には本発明はMRSAが産生す
る毒素タンパクであるロイコシジンFに特異的なモノク
ローナル抗体とその断片、およびそれを産生するハイブ
リドーマに関する。さらに該モノクローナル抗体を使用
するMRSAが産生する毒素タンパクの検出方法並びに
MRSAが産生する毒素タンパク検出用キットに関す
る。
難であり、しかも時間がかかる厄介な課題である。従
来、多くの方法が提案されているが、迅速かつ簡便に細
菌、特に病原性細菌を検出する方法は確立されていると
は言い難い。
耐性黄色ブドウ球菌は、院内感染の起因菌として198
0年代から注目されだし、今日に至るも全世界的にその
対策に苦慮している最重要な病原菌である。1940年
代にペニシリンが開発されて以来、病原菌と抗生物質の
開発との間には熾烈な闘いが繰り広げられてきたことは
周知のことである。すなわち、抗生物質が頻用されるに
つれ、その抗生物質に対する耐性菌が現れるようにな
り、ついには多種類の抗生物質、例えば、ペニシリン系
抗生物質のみでなく、クロラムフェニコール、テトラサ
イクリン、アミノ糖抗生物質、サルファ剤などに対して
種々の組み合わせで多剤耐性の病原菌が現れるに至った
のである。その代表的な病原菌がMRSAである。これ
らの多剤耐性病原菌のほとんどは抗生物質が多用される
病院内で発生し他の患者や医師・看護婦にも感染し、し
かもその治療が困難であるため、世界的に大きな問題と
なっている。
の発生をいちはやく発見してその感染を防ぐことに主眼
が置かれており、そのためには、MRSAの信頼できか
つ迅速な検出法が不可欠である。しかしながら、信頼で
きかつ迅速に結果を出せるMRSA検出法はこれまで開
発に成功していないといわなければならない。
性の高いPCR法、すなわち、メチシリン感受性の黄色
ブドウ球菌(MSSA)には存在せず、MRSAに存在
してβ−ラクタム系抗生物質に対する耐性化に関与して
いる、mecA遺伝子を増幅して検出する方法は、設備
と熟練した技術者を必要とするうえ、結果がでるまで時
間がかかり迅速性に欠けるという問題点を含んでいる。
米国NCCLS推奨の「ディスク拡散法」、日本化学療
法学会抗菌薬感受性測定検討委員会設定の「MIC測定
法」、NCCLS推奨の「MRSAスクリーン寒天培地
法」はいずれもPCR法に比べ信頼性に乏しく、しかも
通常の黄色ブドウ球菌同定プロセスとMRSAの検出プ
ロセスという2段階のプロセスを経るため、結果がでる
まで2日以上を要し迅速性に欠けるという問題点を含ん
でいる。
るための信頼できる迅速なMRSA検出法の開発が強く
望まれている。
は、MRSAの検出に使用できるモノクローナル抗体、
すなわち、MRSAまたはその産生物に特異的なモノク
ローナル抗体および抗体活性を有するそのFabフラグ
メントを提供することにある。本発明の第2の目的は、
上記モノクローナル抗体を産生するハイブリドーマを提
供することにある。本発明の第3の目的は上記モノクロ
ーナル抗体を用いる迅速かつ簡易でしかも信頼性の高い
MRSAが産生する毒素タンパクの検出法を提供するこ
とにある。本発明の第4の目的は上記MRSAが産生す
る毒素タンパクの検出法に使用するための患者検体に直
接適用できるMRSAが産生する毒素タンパク検出キッ
トを提供することにある。
迅速に検出するため、MRSAが産生するタンパクを標
的とするモノクローナル抗体の作成を試みた。このよう
なMRSAが産生するタンパクとしては、例えば、me
cA遺伝子の発現タンパクであるPBP−2’やMRS
Aに起因する病態を誘発する直接の原因物質であるタン
パク性毒素、ロイコシジンFを挙げることができる。
血球を崩壊させる白血球溶解毒であって、メチシリン耐
性黄色ブドウ球菌(MRSA)が産生するアミノ酸約3
00個からなるタンパクである。MRSA培養液からロ
イコシジンFを精製する方法は神尾らにより確立されて
いる(Biosci.Biotech.Bioche
m.57,2198−2199(1993))。
クとして選び、この毒素タンパクに対する抗体を産生す
る細胞とミエローマ細胞からこの毒素タンパクに対する
モノクローナル抗体を産生するハイブリドーマを作成
し、選別し、培養することにより、ロイコシジンFに特
異的なモノクローナル抗体を取得することに成功した。
さらに、上記モノクローナル抗体を標識化し、標識イム
ノアッセイによりロイコシジンFの検出を行ったところ
簡易かつ迅速にロイコシジンFを検出することが可能で
あること、すなわち、MRSAが産生する毒素の検出が
可能であることを発見した。本発明は以上の事実に基づ
いて完成するに至ったものである。
が産生する毒素に特異的に結合する能力を有する抗体を
使用するMRSAが産生する毒素タンパクの検出方法、
(2) MRSAが産生する毒素タンパクに特異的なモ
ノクローナル抗体、(3) MRSAが産生する毒素タ
ンパク、ロイコシジンFに特異的なモノクローナル抗
体、(4) MRSAが産生する毒素タンパク、ロイコ
シジンFで免疫した動物細胞と該動物のミエローマ細胞
との細胞融合により作成されたハイブリドーマによって
産生され、ロイコシジンFに特異的に結合する能力を有
するモノクローナル抗体、(5) 上記ハイブリドーマ
が受託番号FERM BP−6669として工業技術院
生命工学工業技術研究所に寄託されたハイブリドーマで
ある前記(4)記載のモノクローナル抗体、(6) 前
記(2)〜(5)いずれかに記載のモノクローナル抗体
から得られる断片であって、ロイコシジンFと結合する
活性を有する断片、(7) 標識化された、前記(2)
〜(5)いずれかに記載のモノクローナル抗体、(8)
酵素、放射性同位元素、蛍光色素、ビオチン、染料ゾ
ル、金コロイドおよび着色ラテックスからなる群より選
択される少なくとも一つにより標識化された、前記
(2)〜(5)いずれかに記載のモノクローナル抗体、
(9) 酵素、放射性同位元素、蛍光色素、ビオチン、
染料ゾル、金コロイドおよび着色ラテックスからなる群
より選択される少なくとも一つにより標識化された、前
記(6)記載のモノクローナル抗体の断片、(10)
酵素により標識化された、前記(2)〜(5)いずれか
に記載のモノクローナル抗体、(11) 蛍光色素によ
り標識化された、前記(2)〜(5)いずれかに記載の
モノクローナル抗体、(12) ビオチンにより標識化
された、前記(2)〜(5)いずれかに記載のモノクロ
ーナル抗体、(13) 前記(2)〜(5)いずれかに
記載のモノクローナル抗体および/または前記(7)、
(8)、(10)〜(12)いずれかに記載の標識化モ
ノクローナル抗体を使用するMRSAが産生する毒素の
検出方法、(14) 前記(3)〜(5)いずれかに記
載のモノクローナル抗体および/または前記(10)〜
(12)いずれかに記載の標識化モノクローナル抗体を
使用するMRSAが産生する毒素の検出方法、(15)
前記(6)記載のモノクローナル抗体断片および/ま
たは前記(9)記載の標識化モノクローナル抗体断片を
使用するMRSAが産生する毒素の検出方法、(16)
前記(2)〜(5)いずれかに記載のモノクローナル
抗体および/または前記(7)、(8)、(10)〜
(12)いずれかに記載の標識化モノクローナル抗体を
含むMRSAが産生する毒素の検出用キット、(17)
前記(3)〜(5)いずれかに記載のモノクローナル
抗体および/または前記(10)〜(12)いずれかに
記載の標識化モノクローナル抗体を含むMRSAが産生
する毒素の検出用キット、(18) 前記(2)〜
(5)いずれかに記載のモノクローナル抗体、前記
(7)、(8)、(10)〜(12)いずれかに記載の
標識化モノクローナル抗体、ニトロセルローズ膜片およ
び緩衝液を含むMRSAが産生する毒素の検出用キッ
ト、(19) 前記(3)〜(5)いずれかに記載のモ
ノクローナル抗体、前記(10)〜(12)いずれかに
記載の標識化モノクローナル抗体、ニトロセルローズ膜
片および緩衝液を含むMRSAが産生する毒素の検出用
キット、並びに(20) MRSAが産生する毒素タン
パク、ロイコシジンFに特異的なモノクローナル抗体を
産生するハイブリドーマ、に関する。
具体的に取り上げ、詳細に説明する。
その生産物に特異的なモノクローナル抗体は、MRSA
が産生する毒素タンパク、ロイコシジンFに対して特異
的な抗体を産生するハイブリドーマを適当な条件の下で
培養し、得られる培養液から分離・精製して得ることが
できる。また、ハイブリドーマをマウス腹腔内に移植し
て得られる腹水からも分離・精製することができる。
に対する抗体を産生する細胞とミエローマ細胞とを融合
させることにより得ることができる。
胞の取得は、例えば、ロイコシジンFの精製標品または
部分精製標品を適当なアジュバント、例えばRIBIア
ジュバントと共に適当なマウス、例えば、BALB/c
マウスに適当な間隔で複数回腹腔内注射し、好ましく
は、さらにミエローマ細胞との融合の3日前に、ロイコ
シジンFのみを静脈内に注射し、ついで常法に従って、
脾臓を摘出し、そこから脾臓細胞を単離し、ロイコシジ
ンFに対して抗体を産生する細胞を取得することにより
行うことができる。
の株を大阪大学微生物病研究所、杉本 央博士より分与
を受けた。
G)法やセンダイウイルス法などが普通に用いられる。
ポリエチレングリコール法の場合は、常法に従って、例
えば、ミエローマ細胞と脾臓細胞を適当な割合で混合し
た後、ポリエチレングリコール(例えば、メルク社製、
重合度4000)で処理することにより行うことができ
る。
胞融合を行わせることもできる。
れた細胞群からハイブリドーマを選別するには、常法に
従って、HAT培地を使用し生育する細胞を選択する。
(H)、アミノプテリン(A)およびチミジン(T)を
含む細胞培養培地をいうが、市販品(例えば、ベーリン
ガー・マンハイム社製)を使用することもできる。例え
ば、市販のHAT培地と牛胎児血清を添加したダルベッ
コ変法イーグル培地を混合してHAT培地として使用す
ることができる。PEG処理後の細胞をHAT培地に懸
濁し、96穴プレートを用いて培養し、3〜4日毎に半
量の培地を交換し、生育する細胞を取得する。
のロイコシジンFに特異的なモノクローナル抗体を産生
するハイブリドーマを選別するには、常法に従って、標
識免疫検定法、例えば、ELISA(酵素免疫検定法)
やRIA(ラジオイムノアッセイ法)を利用することが
できる。例えば、ELISAプレートにロイコシジンF
を吸着させ、ブロックして非特異的吸着を防止した後、
ハイブリドーマ培養上清を添加し、排液・洗浄した後、
標識化抗マウス抗体を含む溶液を添加し、排液・洗浄し
た後、標識の検出を行い、陽性のハイブリドーマを選別
する。
の中から、例えば限界希釈法によってクローニングする
ことにより、MRSAの産生する毒素タンパクに特異的
なモノクローナル抗体を産生する単一のハイブリドーマ
を取得することができる。
Aの産生する毒素タンパクに特異的なモノクローナル抗
体産生ハイブリドーマ株としては、具体的には、ALu
kF3−1、ALukF4−2、ALukF5−1およ
びALukF6−1が挙げられ、そのうちALukF3
−1については、通商産業省工業技術院生命工学工業技
術研究所に受託番号、FERM BP−6669として
寄託されている。
は次のようにしてイン・ビトロまたはイン・ビボで培養
して目的のモノクローナル抗体を産生させることができ
る。
の二酸化炭素を含む空気中で、適当な動物細胞用培地に
牛胎児血清を約10〜15容量%の濃度となるように添
加して調製した培地中で約37℃で培養することによ
り、そのハイブリドーマの増殖に伴い目的のモノクロー
ナル抗体が産生される。
をマウスの体内、例えば腹腔内に移植し、そのマウスを
飼育することにより、そのハイブリドーマの増殖に伴い
そのマウスの体内に目的のモノクローナル抗体が産生さ
れる。
清またはイン・ビボ培養で得られたマウスの腹水、血清
などの体液から目的のモノクローナル抗体を分離・精製
するには通常のタンパクの分離精製法に従って次のよう
な処理を行う。
る塩析、限外濾過、セファクリルS−300HRなどに
よるゲル濾過、ゲル浸透クロマトグラフィー、アフィニ
ティクロマトグラフィー、イオン交換クロマトグラフィ
ーなどを適宜組み合わせて精製を行う。ただし、抗体の
精製には、抗体に特異的に結合するプロテインAによる
アフィニティクロマトグラフィーが特に有用である。
は、常法に従って、パパイン等で消化して、Fabフラ
グメントとFcフラグメントに分離し、ロイコシジンF
結合活性を有するFabフラグメントを単離することが
できる。Fabフラグメントの精製には未反応のモノク
ローナルおよびFcとは強く結合するが、Fabには結
合しないプロテインAによるアフィニティクロマトグラ
フィーを用いるのが便利である。
およびそのFabフラグメントは、抗体の標識化に通常
使用される種々の方法で標識化することができる。例え
ば、酵素、放射性同位元素、蛍光物質、ビオチン等で標
識化することができ、あるいは染料ゾル、金コロイド、
着色ラテックスなどで可視的に標識することも可能であ
る。
ペルオキシダーゼ、グルコースオキシダーゼ、チロシナ
ーゼ、酸性ホスファターゼ、アルカリ性ホスファターゼ
などを挙げることができる。これらの酵素はいずれも酵
素標識検定法によく使用されており、常法に従ってモノ
クローナル抗体の酵素標識を行うことができる。
としては、125I、14C、3Hなどを挙げることが
できる。
ルオレシン・イソ・チオシアネート(FITC)、テト
ラメチルローダミン・イソ・チオシアネート(RIT
C)などを挙げることができる。
ローナル抗体は患者検体中のロイコシジンFの存在の迅
速検出に極めて便利に使用することが可能となる。
モノクローナル抗体を患者検体に接触させ、ついで本発
明の標識化モノクローナル抗体と接触させた後、適当な
方法でその標識を検出することにより、陽性の患者検体
はMRSAが産生する毒素タンパクを含む検体であると
判定することができる。
たは患者検体を含む液体または懸濁液に浸漬したときに
溶解せず、そして容易にこれらの液体または懸濁液から
分離し、洗浄することができる固形物を指し、紙片、布
片、合成樹脂片、またはこれらの粒子などであって、適
当な方法でモノクローナル抗体を結合させることができ
るものであれば本発明に使用することができる。
させる方法としては、水溶液中で容易に脱離しない程度
に結合させうる方法であれば特に制限なく使用でき、抗
体と担体とを結合させるために通常使用される方法、例
えば、モノクローナル抗体含有液をニトロセルローズ膜
片に滴下し乾燥させたる方法、モノクローナル抗体と固
体を構成する化合物とを直接または二官能性のスペーサ
ー(例えば、グルタルアルデヒドなど)などを介して共
有結合させる方法などが好ましい。
識が酵素標識の場合はその酵素の適当な発色性基質を含
む溶液と接触させる方法、放射標識の場合は放射能をカ
ウントする方法、蛍光標識の場合は蛍光を測定する方
法、ビオチンの場合は標識化アビジン誘導体と結合させ
た後標識を検出する方法など、通常標識免疫検定法にお
いて常用されている方法を指している。
特異的な標識化モノクローナル抗体および/またはその
未標識モノクローナル抗体を用いる本発明のMRSAが
産生する毒素タンパクの検出法に使用できる簡便なキッ
トを提供することができる。
産生する毒素タンパクの検出法に使用される試薬類およ
び反応溶液をすべて含み、MRSAが産生する毒素タン
パクを含むと思われる検体さえあれば、直ちにMRSA
が産生する毒素タンパクの検出を行うことができるキッ
トである。
な標識化モノクローナル抗体および例えば紙片、布片、
合成樹脂片または粒子などの固体片に結合させて固定化
した本発明のモノクローナル抗体、またはニトロセルロ
ーズ膜片と標識化モノクローナル抗体との組み合わせの
ように容易に固定化モノクローナル抗体を調製できる組
み合わせ並びに反応用緩衝液からなるキットがその1例
である。
体を反応用緩衝液と適当に混ぜ、この溶液中に、本発明
のモノクローナル抗体を結合させた固体片、例えば予め
CNBrで活性化されたセルローズに常法に従って本発
明のモノクローナル抗体を結合させて調製した固定化モ
ノクローナル抗体またはニトロセルローズ膜片に本発明
のモノクローナル抗体を固定化したもの、を浸漬して検
体中のロイコシジンFとモノクローナル抗体との複合体
を形成させた後、この固体片(固定化モノクローナル抗
体)を溶液から分離し、ついで緩衝液中で洗浄した後、
標識化モノクローナル抗体を含む反応用緩衝液中に浸漬
して標識化モノクローナル抗体−ロイコシジンF−固定
化モノクローナル抗体複合体を形成させる。得られた固
体片を適当な標識検出法を用いて固体片にロイコシジン
Fを介して結合している標識化モノクローナル抗体の標
識を検出する。
毒素タンパクの検出法に使用するMRSAの産生する毒
素タンパク検出用キットの場合、キットは未標識モノク
ローナル抗体、ペルオキシダーゼ標識モノクローナル抗
体、15%希釈牛胎児血清、PBS、0.05%トゥイ
ーン20添加PBS、過酸化水素とo−フェニレンジア
ミンを含む溶液、1N−硫酸から構成される。この検出
法では、キットの他に、ELISAプレートと比色計が
必要となる。
の検出法または本発明のMRSAの毒素タンパクの検出
キットを使用することにより、今日まで困難であった院
内感染の起因菌であるMRSAの毒素タンパクの迅速な
検出が極めて容易になる。本発明の方法の信頼性は実施
例に示すように、極めて高いものである。
詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例等によりな
んら限定されるものではない。
10925株をハートインフュージョン培地(1000
ml)中、酸素:二酸化炭素(80:20)の気流で曝
気しつつ、37℃で20時間培養した。培養液の遠心上
清に、ヒドロキシアパタイトを加えてタンパク質を吸着
させ、洗浄した後、0.8Mリン酸緩衝液(pH8.
0)で溶出した。溶出画分について、TSKゲルSP−
5PW(トーソー社製)を用いてクロマトグラフィーを
行い、精製ロイコシジンF(3.6mg)を得た。
RIBIアジュバント0.2mlと共に腹腔内に14日
間隔で2回注射した。14日後(ミエローマ細胞との融
合実験の3日前)にロイコシジンFのみを10μg尾静
脈内に注射してマウスをロイコシジンFで免疫した。
から脾臓を摘出した。21Gの注射針で10ヵ所程度脾
臓を刺し、注射針をセットした注射器でダルベッコ変法
イーグル培地40mlを脾臓に注入し、脾臓細胞を遊出
させ、回収して、ロイコシジンFに対する抗体を産生す
る細胞を取得した。
ローナルを産生するハイブリドーマの取得 使用したミエローマ細胞(X63−Ag8−6.5.
3)は大阪大学微生物病研究所、杉本 央博士より分与
を受けた8−アザグアニン耐性の株であった。
胞を5の割合で混合した後、ペレットにし、これに40
%のPEG(メルク社製、重合度4000)および10
%のDMSOを含む血清なしのダルベッコ変法イーグル
培地を加えて1分間混和した。ついで、血清なしのダル
ベッコ変法イーグル培地で細胞を洗浄した後、HAT培
地(牛胎児血清を15%添加したダルベッコ変法イーグ
ル培地に50倍濃縮HAT溶液(ベーリンガー・マンハ
イム社製)を1/50量加えたもの)に細胞を懸濁し
た。96穴プレートに1穴当たり4×104個/200
μlの細胞を加え、5%CO2下で培養した。3〜4日
毎に半量のHAT培地を交換し、この条件下で生育する
細胞を取得した。
ローナル抗体を産生するハイブリドーマの選別 96穴ELISAプレート(イワキ社製)に1μg/m
lのロイコシジンFのPBS(0.15MのNaCl添
加0.15Mリン酸バッファー、pH7.4)溶液をそ
れぞれの穴に0.1mlずつ入れ、4℃、1晩の処理を
行ってロイコシジンFを穴に吸着させた。PBSで15
%に希釈した牛胎児血清を穴に添加してプレートへの非
特異的結合を防止した後、各穴にハイブリドーマ培養上
清100μlを加え、37℃で120分間インキュベー
トし、排液し、0.05%トゥイーン20を含むPBS
で洗浄した後、ペルオキシダーゼ標識抗マウスIgG抗
体(H+L)(バイオラド社製)を加えて37℃で60
分間インキュベートし、排液した。0.05%トゥイー
ン20を含むPBSで洗浄した後、過酸化水素(0.0
06%)とo−フェニレンジアミン(0.4mg/m
l)を含む50mMクエン酸・リン酸バッファーを1穴
当たり0.15ml加えてインキュベートし、発色反応
をさせた。1N硫酸を添加して反応を止め、490nm
の吸光度を読み取り、抗体産生が陽性のハイブリドーマ
を選別した。
ーマのクローニング 5%Briclone 、15%牛胎児血清添加ダルベ
ッコ変法イーグル培地を用いて上記のようにして得られ
たロイコシジンFに対する抗体を産生するハイブリドー
マを希釈し、96穴プレートに1穴当たり1個以下にな
るように分注した。5%CO2下、37℃で約10日間
培養し、顕微鏡下でシングルクローンとして増殖するこ
とが確認されたコロニーを選別した。
シジンFに特異的なモノクローナル抗体産生ハイブリド
ーマ株は、ALukF3−1、ALukF4−2、AL
ukF5−1およびALukF6−1と命名され、その
中の一株ALukF3−1については、通商産業省工業
技術院生命工学工業技術研究所に受託番号、FERMB
P−6669として寄託されている。
の取得 (1) 上記のハイブリドーマ株は、15%牛胎児血清
添加ダルベッコ変法イーグル培地中で、5%CO2下、
37℃の条件下で培養した。プリステイン0.5mlを
2回腹腔内注射したBALB/cマウスに1×107個
の抗体産生ハイブリドーマを腹腔内移植した。約10日
後、抗体を含む腹水を回収した。
用いてモノクローナル抗体を精製した。キット中の結合
バッファーで腹水を3倍に希釈した後、キット中のプロ
テインAカラムにかけ、溶出バッファーで抗体を溶出さ
せて精製モノクローナル抗体を得た。1mlの腹水から
本発明のモノクローナル抗体が約5mg得られた。
調製 ペルオキシダーゼ50mgを蒸留水7mlに溶解した
後、0.1MのNaIO4 水溶液3mlに溶解して添加
し、室温で20分間反応させた。ゲル濾過によりNaI
O4の除去と1mM酢酸バッファー2mlへの置換を行
った。ついで、本発明のモノクローナル抗体(ALuk
F3−1)6mgを10mM炭酸バッファーに溶解し、
直ちにNaIO4処理ペルオキシダーゼと反応させた。
室温に2時間放置した後、4mg/mlのNaBH4 水
溶液0.2mlを添加して標識化反応を停止させた。
調製 蛍光色素としてフルオレッセイン・イソチオシアネート
(FITC)を使用した。テトラメチルローダミン・イ
ソ・チオシアネート(RITC)を使用しても同様に蛍
光標識が可能である。
3−1)を0.1M炭酸バッファーpH8.0に2mg
/mlの濃度で溶解した。ついで、FITCを1mg/
mlになるようにDMSOに溶解し、その0.05ml
を抗体溶液に加え、4℃で8時間、遮光して反応させ
た。セファデックスG−50によるゲル濾過を行い、結
合しなかったFITCを除去した後、抗体溶液に安定剤
として牛血清アルブミンを最終濃度1%になるように添
加してFITC標識化モノクローナル抗体(ALukF
3−1)とした。
体の調製 5mgのモノクローナル抗体(ALukF3−1)を
0.5mlの0.1M炭酸バッファー(pH9.0)に
溶解し、1mg/ml濃度のビオチン−N−ヒドロキシ
スクシンイミド(アメリカン・クワレクス社製)水溶液
を0.5ml添加し、室温で1時間穏和に撹拌して標識
化反応を行った。反応物をPBSに対して一晩透析して
未反応のビオチン−N−ヒドロキシスクシンイミドを除
去し、安定剤として牛血清アルブミンを最終濃度1%に
なるように加えてビオチン標識化モノクローナル抗体
(ALukF3−1)とした。
使用するロイコシジンFの検出 PBS(0.15MのNaCl添加0.15Mリン酸バ
ッファー、pH7.4)で1、2、5または10μg/
mlに希釈したロイコシジンF溶液をELISAプレー
ト(イワキ社製)に1穴当たり0.1mlずつ加え、4
℃で一晩吸着させた。ついで、0.05%トゥイーン2
0を添加したPBSで洗浄した後、15%に希釈した牛
胎児血清で処理してプレート表面の非特異的吸着を防止
した。バイオラド社のイムノウォッシュ・モデル157
5を用いてプレートを洗浄した後、抗体換算で2μg/
mlの本発明のペルオキシダーゼ標識化モノクローナル
抗体(ALukF3−1)を1穴当たり0.1ml添加
した。37℃で2時間インキュベートした後、0.05
%トゥイーン20を添加したPBSで洗浄し、過酸化水
素(0.006%)とo−フェニレンジアミン(0.4
mg/ml)を含む50mMクエン酸・リン酸バッファ
ーを1穴当たり0.15ml添加し、37℃で30分間
インキュベートして発色反応させた。1N硫酸を1穴当
たり0.05ml添加して反応を停止させた後バイオラ
ド社のマイクロプレート・リーダー・モデル550を用
いて490nmの吸光度を測定した。ブランクとしては
ロイコシジンFを加えていない穴の吸光度を使用した。
吸光度はロイコシジンFの濃度に比例して増加し、吸着
時のロイコシジンFの濃度が1μg/ml以上であれ
ば、本発明のペルオキシダーゼ標識化モノクローナル抗
体(ALukF3−1)を用いてロイコシジンFの、ほ
ぼ定量的な検出が可能であることが明らかとなった。
オキシダーゼ標識化モノクローナル抗体(ALukF3
−1)を用いるサンドイッチ法によるロイコシジンFの
検出 10μg/mlになるようにPBSで希釈した未標識モ
ノクローナル抗体(ALukF5−1)の0.1mlを
ELISAプレート(イワキ社製)の各穴に加え、4℃
で一晩吸着させた。ついで、0.05%トゥイーン20
を添加したPBSで洗浄した後、15%に希釈した牛胎
児血清で処理してプレート表面の非特異的吸着を防止し
た。次に、バイオラド社のイムノウォッシュ・モデル1
575を用いてプレートを洗浄した後、0.01、0.
1、1および10μg/mlの精製ロイコシジンFの1
%牛胎児血清添加PBS溶液をプレートの各穴に0.1
mlずつ添加し、37℃で2時間インキュベートした。
ついで、排液し、0.05%トゥイーン20を添加した
PBSで洗浄した後、抗体換算で2μg/mlのペルオ
キシダーゼ標識化ALukF3−1を1穴当たり0.1
ml添加し、37℃で2時間インキュベートし、排液し
た。ついで、0.05%トゥイーン20を添加したPB
Sで洗浄した後、過酸化水素(0.006%)とo−フ
ェニレンジアミン(0.4mg/ml)を含む50mM
クエン酸・リン酸バッファーを1穴当たり0.15ml
添加し、37℃で30分間インキュベートして発色反応
させた。1N硫酸を1穴当たり0.05ml添加して反
応を停止させた後バイオラド社のマイクロプレート・リ
ーダー・モデル550を用いて490nmの吸光度を測
定した。ブランクとしてはロイコシジンFを加えていな
い穴の吸光度を使用した。
Fは本発明の未標識モノクローナル抗体と本発明のペル
オキシダーゼ標識化モノクローナル抗体を用いるサンド
イッチELISA法により検出可能であることが明らか
となった。図2から明らかなように、ロイコシジンFの
濃度が高くなるにつれ吸光度が高くなり、0.1μg/
ml以上のロイコシジンFの検出が可能であることがわ
かる。従って、本発明の方法により、MRSAの産生す
る毒素タンパク、ロイコシジンFを検出することが可能
であることが明らかである。
シジンFの検出 実施例4または実施例5で使用したペルオキシダーゼ標
識化モノクローナル抗体の代わりに本発明の蛍光標識化
モノクローナル抗体を用いて実施例4および実施例5と
同様な実験を行った。標識の検出には96穴プレート用
フルオロメーター(テカン社、フロースター)を使用
し、吸収波長492nm、蛍光波長520nmで測定し
た。
ローナル抗体の場合の約10倍の検出感度でロイコシジ
ンFの検出が可能であることが明らかとなった。
イコシジンFの検出 実施例4または実施例5において使用したペルオキシダ
ーゼ標識化モノクローナル抗体の代わりに本発明のビオ
チン標識化モノクローナル抗体を用いて実施例4および
実施例5と同様な実験を行った。
体の代わりに本発明のビオチン標識化モノクローナル抗
体を添加して37℃で2時間インキュベートした後、ト
ゥイーン20を添加したPBSで洗浄した。ついでペル
オキシダーゼ標識化ストレプトアビジン(シグマ社製)
を添加し、37℃で1時間インキュベートした。標識の
検出は実施例4および実施例5と全く同様に行った。本
発明に使用するペルオキシダーゼ標識化ストレプトアビ
ジンのペルオキシダーゼ活性が高いためか、複数のビオ
チンがモノクローナル抗体に結合しているためペルオキ
シダーゼの数の増幅があるためか、本方法の検出感度は
ペルオキシダーゼ標識化モノクローナル抗体を用いた場
合に比べて約10倍増加した。
ロイコシジンFの検出 100ngの未標識の抗ロイコシジンFモノクローナル
抗体(ALukF5−1)(10μg/ml濃度のPB
S溶液の10μl)をニトロセルロース膜片に滴下し、
風乾して固定化した。非特異的吸着を抑制するため、P
BSに溶解した3%牛血清アルブミンで上記ニトロセル
ロース膜片を4℃で一晩処理した。ついで、0.05%
トゥイーン20を添加したPBSで膜片を洗浄した後、
膜片を短冊状に切り、0.3%牛血清アルブミンで希釈
した各種濃度のロイコシジンF溶液に浸漬し、室温で2
時間インキュベートした。0.05%トゥイーン20を
添加したPBSで膜を洗浄した後、抗体換算で2μg/
mlのペルオキシダーゼ標識化モノクローナル抗体(A
LukF3−1)PBS溶液に浸漬し、室温で1時間イ
ンキュベートした。0.05%トゥイーン20を添加し
たPBSで膜片を洗浄した後、0.0003%の過酸化
水素を含んだ0.5mg/mlの3,3’−ジアミノベ
ンジチン(同仁社製)PBS溶液に膜片を浸漬して発色
反応をさせた。
には発色は見られなかったが、0.1μg/ml以上の
濃度のロイコシジンFを含む検体では発色反応は陽性で
あり、その色調も検体中のロイコシジンFの濃度が増加
するにつれ濃くなった。
のロイコシジンFの産生が確認された。
イコシジンFの簡易、迅速な検出が可能であることが明
らかである。
離 本発明のモノクローナル抗体(ALukF3−1)を
0.1M酢酸バッファー(pH5.5)に溶解し、タン
パク分解酵素であるパパイン(シグマ社製)を抗体の1
/100(重量比)加え、37℃で2時間インキュベー
トした。パパイン処理によりFabフラグメントとFc
フラグメントに分離された反応産物をプロテインAカラ
ム(バイオラド社製)にかけ、プロテインAに結合する
未反応のモノクローナル抗体およびFcを除去してFa
bフラグメントを回収した。得られたFabフラグメン
トはPBSに対して透析し、凍結して保存した。10m
gのALukF3−1抗体から2mgのFabフラグメ
ントが得られた。
施例2に示した方法と同様の方法により標識化した。
5Mリン酸バッファー、pH7.4)溶液、 10mlの0.05%トゥイーン20を添加したPB
S、 4mlの15%牛胎児血清PBS溶液、 1.2mlの抗体換算で2μg/mlの本発明のペル
オキシダーゼ標識化モノクローナル抗体(ALukF3
−1)、 2mlの過酸化水素(0.006%)とo−フェニレ
ンジアミン(0.4mg/ml)を含む50mMクエン
酸・リン酸バッファー、 1mlの1N硫酸。
Aプレートおよび分光光度計が必要である。
キット 下記の成分を含むキット(約10検体分)。 10mlのPBS、 12μgの未標識モノクローナル抗体、 10mlの0.05%トゥイーン20を添加したPB
S、 4mlの15%牛胎児血清PBS溶液、 10mlの0.05%トゥイーン20を添加したPB
S、 1.2mlの抗体換算で2μg/mlのペルオキシダ
ーゼ標識化モノクローナル抗体、 2mlの過酸化水素(0.006%)とo−フェニレ
ンジアミン(0.4mg/ml)を含む50mMクエン
酸・リン酸バッファー、 1mlの1N硫酸。
キット 本発明のビオチン標識化モノクローナル抗体を用いるロ
イコシジンFの検出下記の成分を含むキット(約10検
体分)。 10mlのPBS、 12μgの未標識モノクローナル抗体、 10mlの0.05%トゥイーン20を添加したPB
S、 4mlの15%牛胎児血清PBS溶液、 15mlの0.05%トゥイーン20を添加したPB
S、 1.2mlの抗体換算で2μg/mlのビオチン標識
化モノクローナル抗体、 1.2mlのストレプトアビジン換算で1μg/ml
のペルオキシダーゼ標識化ストレプトアビジン、 2mlの過酸化水素(0.006%)とo−フェニレ
ンジアミン(0.4mg/ml)を含む50mMクエン
酸・リン酸バッファー、 1mlの1N硫酸。
キット ニトロセルロース膜固定化モノクローナル抗体を用いる
ロイコシジンFの検出下記の成分を含むキット(約10
検体分)。 ニトロセルロース膜の切片、 12μgの未標識モノクローナル抗体、 10mlの0.05%トゥイーン20を添加したPB
S、 5mlの3%牛胎児血清アルブミンPBS溶液、 10mlの0.05%トゥイーン20を添加したPB
S、 1.2mlの抗体換算で2μg/mlのペルオキシダ
ーゼ標識化モノクローナル抗体、 2mlの過酸化水素(0.003%)と3,3’−ジ
アミノベンジチン(0.5mg/ml)を含むPBS溶
液、 1mlの1N硫酸。
あり、しかも結果がでるまでかなりの時間を必要とした
院内感染の起因菌であるMRSAの産生する毒素タンパ
クを、迅速かつ簡便にしかも高い信頼度で検出し得る方
法を提供する。さらに本発明はMRSAの産生する毒素
タンパクの検出用キットを提供し、特別な設備を必要と
しない簡便で迅速なMRSAの産生する毒素タンパクの
検出を可能とする。
細菌であって、その菌に特有の抗原性物質、特にタンパ
ク質またはペプチド、あるいはタンパク性の毒素などを
産生する細菌一般の検出にも便利に使用可能である。
出の1例を示すグラフである。実験はロイコシジンFを
ELISAプレートに吸着させた後、ペルオキシダーゼ
標識化抗ロイコシジンFモノクローナル抗体と結合さ
せ、ロイコシジンFに結合した標識酵素ペルオキシダー
ゼの存在を過酸化水素とo−フェニレンジアミンの存在
下に発色反応により検出することにより行った。標識化
モノクローナル抗体の量はロイコシジンFの吸着量に比
例して増加していることがわかる。従って、本発明の方
法により、ロイコシジンFをほぼ定量的に検出すること
ができることが明らかである。
るロイコシジンFの検出の1例を示すグラフである。実
験は、未標識ロイコシジンFモノクローナル抗体をEL
ISAプレートに吸着させ、ついでロイコシジンFを含
む検体液を添加し、さらにペルオキシダーゼ標識化モノ
クローナル抗体を添加した後、プレートに残存する標識
化モノクローナル抗体の量を標識酵素ペルオキシダーゼ
の活性を利用して検出することにより行った。この方法
により、0.1μg/ml以上のロイコシジンFをほぼ
定量的に検出できることがわかる。
Claims (20)
- 【請求項1】 MRSAが産生する毒素タンパクに特異
的に結合する能力を有する抗体を使用するMRSAが産
生する毒素タンパクの検出方法。 - 【請求項2】 MRSAが産生する毒素タンパクに特異
的なモノクローナル抗体。 - 【請求項3】 MRSAが産生する毒素タンパク、ロイ
コシジンFに特異的なモノクローナル抗体。 - 【請求項4】 MRSAが産生する毒素タンパク、ロイ
コシジンFで免疫した動物細胞と該動物のミエローマ細
胞との細胞融合により作成されたハイブリドーマによっ
て産生され、ロイコシジンFに特異的に結合する能力を
有するモノクローナル抗体。 - 【請求項5】 上記ハイブリドーマが受託番号FERM
BP−6669として工業技術院生命工学工業技術研
究所に寄託されたハイブリドーマである請求項4記載の
モノクローナル抗体。 - 【請求項6】 請求項2〜請求項5いずれか1項に記載
のモノクローナル抗体から得られる断片であって、ロイ
コシジンFと結合する活性を有する断片。 - 【請求項7】 標識化された、請求項2〜請求項5いず
れか1項に記載のモノクローナル抗体。 - 【請求項8】 酵素、放射性同位元素、蛍光色素、ビオ
チン、染料ゾル、金コロイドおよび着色ラテックスから
なる群より選択される少なくとも一つにより標識化され
た、請求項2〜請求項5いずれか1項に記載のモノクロ
ーナル抗体。 - 【請求項9】 酵素、放射性同位元素、蛍光色素、ビオ
チン、染料ゾル、金コロイドおよび着色ラテックスから
なる群より選択される少なくとも一つにより標識化され
た、請求項6記載のモノクローナル抗体の断片。 - 【請求項10】 酵素により標識化された、請求項2〜
請求項5いずれか1項に記載のモノクローナル抗体。 - 【請求項11】 蛍光色素により標識化された、請求項
2〜請求項5いずれか1項に記載のモノクローナル抗
体。 - 【請求項12】 ビオチンにより標識化された、請求項
2〜請求項5いずれか1項に記載のモノクローナル抗
体。 - 【請求項13】 請求項2〜請求項5いずれか1項に記
載のモノクローナル抗体および/または請求項7、請求
項8、請求項10〜請求項12いずれか1項に記載の標
識化モノクローナル抗体を使用するMRSAが産生する
毒素の検出方法。 - 【請求項14】 請求項3〜請求項5いずれか1項に記
載のモノクローナル抗体および/または請求項10〜請
求項12いずれか1項に記載の標識化モノクローナル抗
体を使用するMRSAが産生する毒素の検出方法。 - 【請求項15】 請求項6記載のモノクローナル抗体断
片および/または請求項9記載の標識化モノクローナル
抗体断片を使用するMRSAが産生する毒素の検出方
法。 - 【請求項16】 請求項2〜請求項5いずれか1項に記
載のモノクローナル抗体および/または請求項7、請求
項8、請求項10〜請求項12いずれか1項に記載の標
識化モノクローナル抗体を含むMRSAが産生する毒素
の検出用キット。 - 【請求項17】 請求項3〜請求項5いずれか1項に記
載のモノクローナル抗体および/または請求項10〜請
求項12いずれか1項に記載の標識化モノクローナル抗
体を含むMRSAが産生する毒素の検出用キット。 - 【請求項18】 請求項2〜請求項5いずれか1項に記
載のモノクローナル抗体、請求項7、請求項8、請求項
10〜請求項12いずれか1項に記載の標識化モノクロ
ーナル抗体、ニトロセルローズ膜片および緩衝液を含む
MRSAが産生する毒素の検出用キット。 - 【請求項19】 請求項3〜請求項5いずれか1項に記
載のモノクローナル抗体、請求項10〜請求項12いず
れか1項に記載の標識化モノクローナル抗体、ニトロセ
ルローズ膜片および緩衝液を含むMRSAが産生する毒
素の検出用キット。 - 【請求項20】 MRSAが産生する毒素タンパク、ロ
イコシジンFに特異的なモノクローナル抗体を産生する
ハイブリドーマ。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2000059946A JP2000316574A (ja) | 1999-03-10 | 2000-03-06 | Mrsaが産生する毒素タンパクの検出方法およびモノクローナル抗体とその断片およびmrsaが産生する毒素タンパク検出用キットおよびモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマ |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6282099 | 1999-03-10 | ||
| JP11-62820 | 1999-03-10 | ||
| JP2000059946A JP2000316574A (ja) | 1999-03-10 | 2000-03-06 | Mrsaが産生する毒素タンパクの検出方法およびモノクローナル抗体とその断片およびmrsaが産生する毒素タンパク検出用キットおよびモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマ |
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|---|---|
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ID=26403875
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|---|---|---|---|
| JP2000059946A Pending JP2000316574A (ja) | 1999-03-10 | 2000-03-06 | Mrsaが産生する毒素タンパクの検出方法およびモノクローナル抗体とその断片およびmrsaが産生する毒素タンパク検出用キットおよびモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマ |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2000
- 2000-03-06 JP JP2000059946A patent/JP2000316574A/ja active Pending
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