JP2000330314A - 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 - Google Patents
電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置Info
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- JP2000330314A JP2000330314A JP11138664A JP13866499A JP2000330314A JP 2000330314 A JP2000330314 A JP 2000330314A JP 11138664 A JP11138664 A JP 11138664A JP 13866499 A JP13866499 A JP 13866499A JP 2000330314 A JP2000330314 A JP 2000330314A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 滑り性に優れ、摺擦による表面の磨耗や傷の
発生等に対して耐久性を有し、かつ繰り返し電子写真プ
ロセスにおいて発生するコロナ生成物付着による表面抵
抗の低下がなく、高湿下においても高品位の画質を保つ
ことのできる電子写真用感光体、この電子写真感光体を
有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置を提供す
ることにある。 【解決手段】 保護層が、結着樹脂と表面処理された導
電性金属酸化物微粒子を分散状に含有して成り、かかる
表面処理が、まず第一の処理剤として2官能又は3官能
のシラン系化合物を用いて表面処理を行い、更に第二の
処理剤として1官能のクロロシラン化合物、1官能のア
ルコキシシラン化合物及びシラザン系化合物より成る群
から選択される表面処理剤で表面処理される電子写真感
光体、この電子写真感光体を有するプロセスカートリッ
ジ及び電子写真装置。
発生等に対して耐久性を有し、かつ繰り返し電子写真プ
ロセスにおいて発生するコロナ生成物付着による表面抵
抗の低下がなく、高湿下においても高品位の画質を保つ
ことのできる電子写真用感光体、この電子写真感光体を
有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置を提供す
ることにある。 【解決手段】 保護層が、結着樹脂と表面処理された導
電性金属酸化物微粒子を分散状に含有して成り、かかる
表面処理が、まず第一の処理剤として2官能又は3官能
のシラン系化合物を用いて表面処理を行い、更に第二の
処理剤として1官能のクロロシラン化合物、1官能のア
ルコキシシラン化合物及びシラザン系化合物より成る群
から選択される表面処理剤で表面処理される電子写真感
光体、この電子写真感光体を有するプロセスカートリッ
ジ及び電子写真装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真感光体、
プロセスカートリッジ及び電子写真装置に関し、詳しく
は表面保護層を有する電子写真感光体、この電子写真感
光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置に
関する。
プロセスカートリッジ及び電子写真装置に関し、詳しく
は表面保護層を有する電子写真感光体、この電子写真感
光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真感光体は、運用される電子写真
プロセスに応じた所要の感度、電気特性、光学特性を備
えていることが要求されるが、更に繰り返し使用される
感光体にあっては、感光体の表面層、すなわち支持体よ
りもっとも隔離する最外層には、コロナ帯電、トナー現
像、紙への転写、クリーニング処理等の電気的・機械的
外力が直接加えられるために、それらに対する耐久性が
要求される。
プロセスに応じた所要の感度、電気特性、光学特性を備
えていることが要求されるが、更に繰り返し使用される
感光体にあっては、感光体の表面層、すなわち支持体よ
りもっとも隔離する最外層には、コロナ帯電、トナー現
像、紙への転写、クリーニング処理等の電気的・機械的
外力が直接加えられるために、それらに対する耐久性が
要求される。
【0003】具体的には、摺擦による表面の磨耗や傷の
発生、またコロナ帯電時に発生するオゾンによる表面の
劣化等に対する耐久性が要求されている。一方、トナー
の現像、クリーニングの繰り返しにより表面層にトナー
が付着し易くなるという問題もあり、これに対しては表
面層のクリーニング性を向上することが求められてい
る。
発生、またコロナ帯電時に発生するオゾンによる表面の
劣化等に対する耐久性が要求されている。一方、トナー
の現像、クリーニングの繰り返しにより表面層にトナー
が付着し易くなるという問題もあり、これに対しては表
面層のクリーニング性を向上することが求められてい
る。
【0004】上記のような表面層に要求される特性を満
たすために、樹脂を主成分とする表面保護層を設ける試
みがなされている。例えば、特開昭57−30843号
公報には、導電性粉末として金属酸化物を添加して抵抗
を制御した保護層が提案されている。
たすために、樹脂を主成分とする表面保護層を設ける試
みがなされている。例えば、特開昭57−30843号
公報には、導電性粉末として金属酸化物を添加して抵抗
を制御した保護層が提案されている。
【0005】しかし、従来用いられていた方法では、金
属酸化物粒子の結着樹脂中での分散性、凝集性、保護層
に用いた際の導電性、透明性に問題があり、保護層表面
の不均一性、ムラ等による画像欠陥、繰り返し帯電によ
る残留電位の上昇、感度低下といった現象が起こり易か
った。
属酸化物粒子の結着樹脂中での分散性、凝集性、保護層
に用いた際の導電性、透明性に問題があり、保護層表面
の不均一性、ムラ等による画像欠陥、繰り返し帯電によ
る残留電位の上昇、感度低下といった現象が起こり易か
った。
【0006】電子写真感光体用の保護層に金属酸化物を
分散するのは、保護層自体の電気抵抗を制御し、電子写
真プロセスの繰り返しにおける感光体内での残留電位の
増加を防止するのがその主な目的である。また、電子写
真感光体用の保護層の適切な抵抗率は、1010〜1015
Ω・cmであることが認められている。
分散するのは、保護層自体の電気抵抗を制御し、電子写
真プロセスの繰り返しにおける感光体内での残留電位の
増加を防止するのがその主な目的である。また、電子写
真感光体用の保護層の適切な抵抗率は、1010〜1015
Ω・cmであることが認められている。
【0007】しかしながら、前記の範囲の抵抗率におい
ては、保護層の電気抵抗はイオン電導によって影響を受
け易く、そのために環境の変化によって電気抵抗が大き
く変化する傾向がある。特に、金属酸化物が膜中に分散
している場合には、金属酸化物表面の吸水性が高いため
に、各種の環境において、しかも電子写真プロセスの繰
り返しを行う際に、保護層の抵抗を前記範囲内に保つこ
とはこれまで極めて困難であった。
ては、保護層の電気抵抗はイオン電導によって影響を受
け易く、そのために環境の変化によって電気抵抗が大き
く変化する傾向がある。特に、金属酸化物が膜中に分散
している場合には、金属酸化物表面の吸水性が高いため
に、各種の環境において、しかも電子写真プロセスの繰
り返しを行う際に、保護層の抵抗を前記範囲内に保つこ
とはこれまで極めて困難であった。
【0008】また、一般的に保護層に粒子を分散させた
場合、分散粒子による入射光の散乱を防ぐためには、入
射光の波長よりも粒子の粒径が小さいこと、すなわち
0.3μm以下であることが必要である。しかし、一般
に金属酸化物粒子は、樹脂溶液中において凝集傾向が強
く均一な分散が困難であり、いったん分散しても二次凝
集や沈降が起こるため、安定して粒径0.3μm以下の
微粒子を分散状に含有する膜を生産することは極めて困
難であった。更に、透明度、導電均一性を向上させるた
めには、より粒径の細かい超微粒子粉体(一次粒径0.
1μm以下)を分散さることが要求されるが、そのよう
な超微粒子粉体は、より更に分散性、分散安定性が悪く
なる傾向にあった。
場合、分散粒子による入射光の散乱を防ぐためには、入
射光の波長よりも粒子の粒径が小さいこと、すなわち
0.3μm以下であることが必要である。しかし、一般
に金属酸化物粒子は、樹脂溶液中において凝集傾向が強
く均一な分散が困難であり、いったん分散しても二次凝
集や沈降が起こるため、安定して粒径0.3μm以下の
微粒子を分散状に含有する膜を生産することは極めて困
難であった。更に、透明度、導電均一性を向上させるた
めには、より粒径の細かい超微粒子粉体(一次粒径0.
1μm以下)を分散さることが要求されるが、そのよう
な超微粒子粉体は、より更に分散性、分散安定性が悪く
なる傾向にあった。
【0009】また、特に高湿下において、繰り返し帯電
により発生するオゾンやNOx等のコロナ生成物が表面
に付着することにより感光体の表面抵抗の低下を引き起
こし、画像流れが発生する等の問題により、未だ保護層
として満足できる電子写真特性を示すものが得られてい
ないのが現状であった。
により発生するオゾンやNOx等のコロナ生成物が表面
に付着することにより感光体の表面抵抗の低下を引き起
こし、画像流れが発生する等の問題により、未だ保護層
として満足できる電子写真特性を示すものが得られてい
ないのが現状であった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、前述
の要求に答える電子写真用感光体を提供しようとするこ
とにある。すなわち、本発明の目的は、滑り性に優れ、
摺擦による表面の磨耗や傷の発生等に対して耐久性を有
する電子写真感光体、この電子写真感光体を有するプロ
セスカートリッジ及び電子写真装置を提供することであ
る。
の要求に答える電子写真用感光体を提供しようとするこ
とにある。すなわち、本発明の目的は、滑り性に優れ、
摺擦による表面の磨耗や傷の発生等に対して耐久性を有
する電子写真感光体、この電子写真感光体を有するプロ
セスカートリッジ及び電子写真装置を提供することであ
る。
【0011】本発明の別の目的は、繰り返し電子写真プ
ロセスにおいて発生するコロナ生成物付着による表面抵
抗の低下がなく、高湿度下においても高品位の画質を保
つことのできる電子写真用感光体、この電子写真感光体
を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置を提供
することにある。
ロセスにおいて発生するコロナ生成物付着による表面抵
抗の低下がなく、高湿度下においても高品位の画質を保
つことのできる電子写真用感光体、この電子写真感光体
を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置を提供
することにある。
【0012】本発明の更に別の目的は、繰り返し電子写
真プロセスにおいて、残留電位の蓄積や感度の低下がな
い安定した電子写真特性を有する電子写真用感光体、こ
の電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電
子写真装置を提供することにある。
真プロセスにおいて、残留電位の蓄積や感度の低下がな
い安定した電子写真特性を有する電子写真用感光体、こ
の電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電
子写真装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に従って、導電性
支持体上に光導電層及び保護層を有する電子写真用感光
体において、前記保護層が、結着樹脂と表面処理された
導電性金属酸化物微粒子を分散状に含有して成り、かか
る表面処理が、まず第一の処理剤として2官能又は3官
能のシラン系化合物を用いて表面処理を行い、更に第二
の処理剤として1官能のクロロシラン化合物、1官能の
アルコキシシラン化合物及びシラザン系化合物より成る
群から選択される表面処理剤で表面処理される電子写真
感光体、この電子写真感光体を有するプロセスカートリ
ッジ及び電子写真装置が提供される。
支持体上に光導電層及び保護層を有する電子写真用感光
体において、前記保護層が、結着樹脂と表面処理された
導電性金属酸化物微粒子を分散状に含有して成り、かか
る表面処理が、まず第一の処理剤として2官能又は3官
能のシラン系化合物を用いて表面処理を行い、更に第二
の処理剤として1官能のクロロシラン化合物、1官能の
アルコキシシラン化合物及びシラザン系化合物より成る
群から選択される表面処理剤で表面処理される電子写真
感光体、この電子写真感光体を有するプロセスカートリ
ッジ及び電子写真装置が提供される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
細に説明する。
細に説明する。
【0015】前述のように導電性金属酸化物微粒子を結
着樹脂中に分散した膜を電子写真感光体の保護層に用い
る場合の問題点は、微粒子の分散性と膜の電気抵抗の環
境安定性である。
着樹脂中に分散した膜を電子写真感光体の保護層に用い
る場合の問題点は、微粒子の分散性と膜の電気抵抗の環
境安定性である。
【0016】本発明者らは数々の検討の結果、上記問題
点を解決する手段として、導電性金属酸化物微粒子の表
面処理において、まず第一に2官能又は3官能のシラン
系化合物で表面処理を行い、更にその後、1官能のクロ
ロシラン化合物、1官能のアルコキシシラン化合物及び
シラザン系化合物より成る群から選択される表面処理剤
で表面処理することが非常に有効であることを見いだし
た。この場合、第一のシラン系表面処理剤としては、例
として下記の表1に示したような2官能又は3官能のア
ルコキシシラン化合物及びクロロシラン化合物が用いら
れるが、これらに限定されるものではない。
点を解決する手段として、導電性金属酸化物微粒子の表
面処理において、まず第一に2官能又は3官能のシラン
系化合物で表面処理を行い、更にその後、1官能のクロ
ロシラン化合物、1官能のアルコキシシラン化合物及び
シラザン系化合物より成る群から選択される表面処理剤
で表面処理することが非常に有効であることを見いだし
た。この場合、第一のシラン系表面処理剤としては、例
として下記の表1に示したような2官能又は3官能のア
ルコキシシラン化合物及びクロロシラン化合物が用いら
れるが、これらに限定されるものではない。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】
【表3】
【0020】一般にシラン系表面処理剤の反応性は、S
i原子周りの官能基数が多くなるほど高くなるとされて
いるが、弊害として処理剤同士の脱水縮合反応により表
面処理前あるいはその最中にゲル化を起こしてしまい表
面処理効率が下がったり、表面処理された後に金属酸化
物微粒子表面との脱水縮合反応にあずからなかった未反
応水酸基が数多く残留し、表面処理を施したにもかかわ
らず微粒子の吸水性を十分に下げることができなくな
る。
i原子周りの官能基数が多くなるほど高くなるとされて
いるが、弊害として処理剤同士の脱水縮合反応により表
面処理前あるいはその最中にゲル化を起こしてしまい表
面処理効率が下がったり、表面処理された後に金属酸化
物微粒子表面との脱水縮合反応にあずからなかった未反
応水酸基が数多く残留し、表面処理を施したにもかかわ
らず微粒子の吸水性を十分に下げることができなくな
る。
【0021】一方で、処理剤同士の縮合や未反応水酸基
の生成を極力抑えるためには、1官能のシラン系化合物
を用いればよいと考えられるが、この場合、2官能又は
3官能に比べて極端に反応処理効率が下がってしまう欠
点がある。特にSi原子に直結したアルキル鎖等が長い
場合等にはそれが顕著となり、用途に応じて修飾アルキ
ル化シラン処理剤、例えばフッ化アルキル系、アルキル
アミノ系、アクリル系シラン処理剤等で表面処理する場
合には不適である。
の生成を極力抑えるためには、1官能のシラン系化合物
を用いればよいと考えられるが、この場合、2官能又は
3官能に比べて極端に反応処理効率が下がってしまう欠
点がある。特にSi原子に直結したアルキル鎖等が長い
場合等にはそれが顕著となり、用途に応じて修飾アルキ
ル化シラン処理剤、例えばフッ化アルキル系、アルキル
アミノ系、アクリル系シラン処理剤等で表面処理する場
合には不適である。
【0022】そのような場合に、2官能以上のシラン系
化合物を用いることで、表面処理効率を向上させ、残存
水酸基を第二の処理剤である1官能のクロロシラン化合
物、1官能のアルコキシシラン化合物及びシラザン系化
合物より成る群から選択される表面処理剤でキャッピン
グすることで前述の目的を達成することができた。ま
た、金属酸化物表面に残存した水酸基等のキャッピング
剤としても1官能のクロロシラン化合物、1官能のアル
コキシシラン化合物及びシラザン系化合物は有効に働く
と考えられる。1官能のクロロシラン化合物、1官能の
アルコキシシラン化合物及びシラザン系化合物は加水分
解によりモノシラノールを生成し、それが先の残存水酸
基と脱水縮合することにより、疎水化率を高める効果を
持っている。
化合物を用いることで、表面処理効率を向上させ、残存
水酸基を第二の処理剤である1官能のクロロシラン化合
物、1官能のアルコキシシラン化合物及びシラザン系化
合物より成る群から選択される表面処理剤でキャッピン
グすることで前述の目的を達成することができた。ま
た、金属酸化物表面に残存した水酸基等のキャッピング
剤としても1官能のクロロシラン化合物、1官能のアル
コキシシラン化合物及びシラザン系化合物は有効に働く
と考えられる。1官能のクロロシラン化合物、1官能の
アルコキシシラン化合物及びシラザン系化合物は加水分
解によりモノシラノールを生成し、それが先の残存水酸
基と脱水縮合することにより、疎水化率を高める効果を
持っている。
【0023】1官能クロロシラン化合物の具体例を表2
に示したが、単に残存水酸基のキャッピングという目的
のみであれば化合物例No.1−1のトリメチルクロロ
シランを用いるのが一般的であると考えられるが、用途
によってその他のクロロシラン化合物を使用してもよ
く、また必ずしもこれらに限定されるものではない。
に示したが、単に残存水酸基のキャッピングという目的
のみであれば化合物例No.1−1のトリメチルクロロ
シランを用いるのが一般的であると考えられるが、用途
によってその他のクロロシラン化合物を使用してもよ
く、また必ずしもこれらに限定されるものではない。
【0024】
【表4】
【0025】1官能アルコキシシラン化合物の具体例を
表3に示したが、単に残存水酸基のキャッピングという
目的のみであれば化合物例No.2−1のトリメチルメ
トキシシランを用いるのが一般的であると考えられる
が、用途によってその他のアルコキシシラン化合物を使
用してもよく、また必ずしもこれらに限定されるもので
はない。
表3に示したが、単に残存水酸基のキャッピングという
目的のみであれば化合物例No.2−1のトリメチルメ
トキシシランを用いるのが一般的であると考えられる
が、用途によってその他のアルコキシシラン化合物を使
用してもよく、また必ずしもこれらに限定されるもので
はない。
【0026】
【表5】
【0027】シラザン化合物の具体例を表4に示した
が、単に残存水酸基のキャッピングという目的のみであ
れば化合物例No.3−1のヘキサメチルジシラザンを
用いるのが一般的であると考えられるが、用途によって
その他のシラザン化合物を使用してもよく、また必ずし
もこれらに限定されるものではない。
が、単に残存水酸基のキャッピングという目的のみであ
れば化合物例No.3−1のヘキサメチルジシラザンを
用いるのが一般的であると考えられるが、用途によって
その他のシラザン化合物を使用してもよく、また必ずし
もこれらに限定されるものではない。
【0028】
【表6】
【0029】表面処理の方法としては、湿式、乾式があ
る。更に、第一のシラン系化合物と第二の1官能のクロ
ロシラン化合物、1官能のアルコキシシラン化合物及び
シラザン系化合物とをそれぞれ組み合わせることができ
る。湿式では、導電性金属酸化物微粒子と、まず第一の
シラン系化合物を溶媒中に分散し、シラン化合物を微粒
子表面に付着させる。分散の手段としては、ボールミ
ル、サンドミル等の一般の分散手段を使用することがで
きる。次に、この分散溶液を乾燥機により乾燥させ溶媒
を取り除いた後、更に熱処理を行ってシラン化合物を導
電性金属酸化物微粒子表面に固着させる。
る。更に、第一のシラン系化合物と第二の1官能のクロ
ロシラン化合物、1官能のアルコキシシラン化合物及び
シラザン系化合物とをそれぞれ組み合わせることができ
る。湿式では、導電性金属酸化物微粒子と、まず第一の
シラン系化合物を溶媒中に分散し、シラン化合物を微粒
子表面に付着させる。分散の手段としては、ボールミ
ル、サンドミル等の一般の分散手段を使用することがで
きる。次に、この分散溶液を乾燥機により乾燥させ溶媒
を取り除いた後、更に熱処理を行ってシラン化合物を導
電性金属酸化物微粒子表面に固着させる。
【0030】更に、第二の1官能のクロロシラン化合
物、1官能のアルコキシシラン化合物及びシラザン系化
合物の処理については、第一の処理と同様に溶剤中にお
いて分散、乾燥、熱処理を行う湿式法と、溶剤を用いず
に直接混合、混練し、乾燥、熱処理を行う乾式法のどち
らを用いてもよい。この際、1官能のクロロシラン化合
物、1官能のアルコキシシラン化合物及びシラザン系化
合物を十分加水分解をさせるために、第二の処理前に微
粒子粉体を吸水させておくことが重要である。また、必
要によっては、各処理の前に微粒子の粉砕処理を施して
もよい。もう一つの方法としては、まずシラン化合物を
乾式で処理し、その後の第二の処理を湿式又は乾式で行
うことも可能であり、その方法は上述と同様にすること
ができる。
物、1官能のアルコキシシラン化合物及びシラザン系化
合物の処理については、第一の処理と同様に溶剤中にお
いて分散、乾燥、熱処理を行う湿式法と、溶剤を用いず
に直接混合、混練し、乾燥、熱処理を行う乾式法のどち
らを用いてもよい。この際、1官能のクロロシラン化合
物、1官能のアルコキシシラン化合物及びシラザン系化
合物を十分加水分解をさせるために、第二の処理前に微
粒子粉体を吸水させておくことが重要である。また、必
要によっては、各処理の前に微粒子の粉砕処理を施して
もよい。もう一つの方法としては、まずシラン化合物を
乾式で処理し、その後の第二の処理を湿式又は乾式で行
うことも可能であり、その方法は上述と同様にすること
ができる。
【0031】本発明で用いる導電性金属酸化物として
は、例えば、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化スズ、酸化ア
ンチモン、酸化インジウム、酸化ビスマス、スズをドー
プした酸化インジウム、アンチモンをドープした酸化ス
ズ、酸化ジルコニウム等が挙げられる。これら金属酸化
物の超微粒子の1種類もしくは2種類以上を混合して用
いる。2種類以上用いる場合には、固溶体又は融着の形
態の微粒子であってもよい。このような金属酸化物の平
均粒径は、0.3μm以下が好ましく、より好ましくは
0.1μm以下である。
は、例えば、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化スズ、酸化ア
ンチモン、酸化インジウム、酸化ビスマス、スズをドー
プした酸化インジウム、アンチモンをドープした酸化ス
ズ、酸化ジルコニウム等が挙げられる。これら金属酸化
物の超微粒子の1種類もしくは2種類以上を混合して用
いる。2種類以上用いる場合には、固溶体又は融着の形
態の微粒子であってもよい。このような金属酸化物の平
均粒径は、0.3μm以下が好ましく、より好ましくは
0.1μm以下である。
【0032】本発明における導電性金属酸化物微粒子に
対するシラン系化合物の割合は、微粒子の粒径や表面処
理剤の構造及び分子量等に依存するが、1〜50重量%
が好ましく、より好ましくは3〜40重量%である。第
二の処理剤である1官能のクロロシラン化合物、1官能
のアルコキシシラン化合物及びシラザン系化合物の割合
は、残存水酸基の量に依存するが、第一の処理剤である
シラン系化合物の添加量に対してその官能基のモル数と
同程度を最低量とすればよい。
対するシラン系化合物の割合は、微粒子の粒径や表面処
理剤の構造及び分子量等に依存するが、1〜50重量%
が好ましく、より好ましくは3〜40重量%である。第
二の処理剤である1官能のクロロシラン化合物、1官能
のアルコキシシラン化合物及びシラザン系化合物の割合
は、残存水酸基の量に依存するが、第一の処理剤である
シラン系化合物の添加量に対してその官能基のモル数と
同程度を最低量とすればよい。
【0033】特に、トリメチルクロロシラン、トリメチ
ルメトキシシラン及びヘキサメチルジシラザンを用いた
場合には、過剰のこれらは全て加水分解されてトリメチ
ルシラノールを生成し、その後これらが二分子集まって
トリメチルシリルエーテルとなるが、これは不活性でか
つ沸点も低いため、最後の熱処理にて除去が可能であ
る。
ルメトキシシラン及びヘキサメチルジシラザンを用いた
場合には、過剰のこれらは全て加水分解されてトリメチ
ルシラノールを生成し、その後これらが二分子集まって
トリメチルシリルエーテルとなるが、これは不活性でか
つ沸点も低いため、最後の熱処理にて除去が可能であ
る。
【0034】本発明で用いる保護層用の結着樹脂として
は、アクリル系樹脂、ポリエステル、ポリカーボネー
ト、ポリスチレン、セルロース類、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリウレタン、エポキシ樹脂、シリコーン
樹脂、ポリ塩化ビニル等の市販の樹脂を使用することが
できる。これらの樹脂の中でも、保護層の表面硬度、耐
磨耗性、更に微粒子の分散性、分散後の安定性の点から
硬化型樹脂を用いることが好ましい。すなわち、熱又は
光によって硬化するモノマー又はオリゴマーを含有する
樹脂の溶液に、前述の表面処理を施した導電性金属酸化
物微粒子を分散させて保護層用の塗工液とし、これを感
光層上に塗工、硬化させて形成した保護層は、透明性、
硬度、耐磨耗性等の点でより優れる。
は、アクリル系樹脂、ポリエステル、ポリカーボネー
ト、ポリスチレン、セルロース類、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリウレタン、エポキシ樹脂、シリコーン
樹脂、ポリ塩化ビニル等の市販の樹脂を使用することが
できる。これらの樹脂の中でも、保護層の表面硬度、耐
磨耗性、更に微粒子の分散性、分散後の安定性の点から
硬化型樹脂を用いることが好ましい。すなわち、熱又は
光によって硬化するモノマー又はオリゴマーを含有する
樹脂の溶液に、前述の表面処理を施した導電性金属酸化
物微粒子を分散させて保護層用の塗工液とし、これを感
光層上に塗工、硬化させて形成した保護層は、透明性、
硬度、耐磨耗性等の点でより優れる。
【0035】熱又は光によって硬化するモノマー又はオ
リゴマーとは、例えば分子の末端に熱又は光のエネルギ
ーによって重合反応を起こす官能基を有するもので、そ
の単量体がモノマーであり、モノマーの構造単位の繰り
返しが2〜20程度の比較的大きな分子がオリゴマーで
ある。重合反応を起こす官能基としては、アクリロイル
基、メタクリロイル基、ビニル基、アセトフェノン基等
の炭素−炭素二重結合を有する基、シラノール基、更に
環状エーテル基等の開環重合を起こすもの、又はフェノ
ール+ホルムアルデヒドのように2種類以上の分子が反
応して重合を起こすもの等が挙げられる。
リゴマーとは、例えば分子の末端に熱又は光のエネルギ
ーによって重合反応を起こす官能基を有するもので、そ
の単量体がモノマーであり、モノマーの構造単位の繰り
返しが2〜20程度の比較的大きな分子がオリゴマーで
ある。重合反応を起こす官能基としては、アクリロイル
基、メタクリロイル基、ビニル基、アセトフェノン基等
の炭素−炭素二重結合を有する基、シラノール基、更に
環状エーテル基等の開環重合を起こすもの、又はフェノ
ール+ホルムアルデヒドのように2種類以上の分子が反
応して重合を起こすもの等が挙げられる。
【0036】樹脂と表面処理済みの導電性金属酸化物微
粒子との割合は、直接的に保護層の抵抗を決定する値で
あり、保護層の抵抗率が1010〜1015Ω・cmの範囲
になるように設定する。
粒子との割合は、直接的に保護層の抵抗を決定する値で
あり、保護層の抵抗率が1010〜1015Ω・cmの範囲
になるように設定する。
【0037】本発明の感光体における前記保護層中に
は、分散性、結着性及び耐侯性を向上させる目的でカッ
プリング剤及び酸化防止剤等の添加物を加えてもよい。
保護層は、前記結着樹脂中に金属酸化物を分散した溶液
を塗布し、硬化して形成する。
は、分散性、結着性及び耐侯性を向上させる目的でカッ
プリング剤及び酸化防止剤等の添加物を加えてもよい。
保護層は、前記結着樹脂中に金属酸化物を分散した溶液
を塗布し、硬化して形成する。
【0038】次に、感光層について説明する。本発明の
電子写真用感光体の光導電層の構成は、電荷発生材料と
電荷輸送材料の双方を含有する単層型、あるいは電荷発
生層と電荷輸送層を導電性基板上に積層した積層型のい
ずれかである。以下に積層型の電子写真感光体について
説明する。
電子写真用感光体の光導電層の構成は、電荷発生材料と
電荷輸送材料の双方を含有する単層型、あるいは電荷発
生層と電荷輸送層を導電性基板上に積層した積層型のい
ずれかである。以下に積層型の電子写真感光体について
説明する。
【0039】積層型の感光層は、導電性支持体上に電荷
発生層、電荷輸送層をこの順に積層したものでも、また
逆に電荷輸送層、電荷発生層の順に積層したものであっ
てもよい。
発生層、電荷輸送層をこの順に積層したものでも、また
逆に電荷輸送層、電荷発生層の順に積層したものであっ
てもよい。
【0040】本発明の電子写真感光体における支持体
は、導電性を有するものであれば特に制限はなく、例え
ば、アルミニウム、銅、クロム、ニッケル、亜鉛及びス
テンレス等の金属をドラム又はシート状に成型したも
の、アルミニウムや銅等の金属箔をプラスチックフィル
ムにラミネートしたもの、アルミニウム、酸化インジウ
ム及び酸化スズ等をプラスチックフィルムに蒸着したも
の、導電性材料を単独又は結着樹脂と共に塗布して導電
層を設けた金属、プラスチックフィルム及び紙等が挙げ
られる。
は、導電性を有するものであれば特に制限はなく、例え
ば、アルミニウム、銅、クロム、ニッケル、亜鉛及びス
テンレス等の金属をドラム又はシート状に成型したも
の、アルミニウムや銅等の金属箔をプラスチックフィル
ムにラミネートしたもの、アルミニウム、酸化インジウ
ム及び酸化スズ等をプラスチックフィルムに蒸着したも
の、導電性材料を単独又は結着樹脂と共に塗布して導電
層を設けた金属、プラスチックフィルム及び紙等が挙げ
られる。
【0041】積層型電子写真感光体の電荷輸送層は、主
鎖又は側鎖にビフェニレン、アントラセン、ピレン、フ
ェナントレン等の構造を有する多環芳香族化合物、イン
ドール、カルバゾール、オキサジアゾール、ピラゾリン
等の含窒素環化合物、ヒドラゾン化合物、スチリル化合
物等の電荷輸送材料を成膜性を有する樹脂に溶解させた
塗工液を用いて形成される。
鎖又は側鎖にビフェニレン、アントラセン、ピレン、フ
ェナントレン等の構造を有する多環芳香族化合物、イン
ドール、カルバゾール、オキサジアゾール、ピラゾリン
等の含窒素環化合物、ヒドラゾン化合物、スチリル化合
物等の電荷輸送材料を成膜性を有する樹脂に溶解させた
塗工液を用いて形成される。
【0042】このような成膜性を有する樹脂としては、
例えば、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリスチレ
ン、ポリメタクリル酸エステル等が挙げられる。電荷輸
送層の厚さは、5〜40μmが好ましく、より好ましく
は10〜30μmである。
例えば、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリスチレ
ン、ポリメタクリル酸エステル等が挙げられる。電荷輸
送層の厚さは、5〜40μmが好ましく、より好ましく
は10〜30μmである。
【0043】積層型電子写真感光体の電荷発生層は、ス
ーダンレッド、ダイアンブルー等のアゾ顔料、ピレンキ
ノン、アントアントロン等のキノン顔料、キノシニアン
顔料、ペリレン顔料、インジゴ、チオインジゴ等のイン
ジゴ顔料、フタロシアニン顔料等の電荷発生材料をポリ
ビニルブチラール、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、ア
クリル樹脂等の結着樹脂に分散させて、この分散液を塗
工するか、前記顔料を真空蒸着することによって形成す
る。このような電荷発生層の膜厚は、5μm以下が好ま
しく、より好ましくは0.05〜3μmである。
ーダンレッド、ダイアンブルー等のアゾ顔料、ピレンキ
ノン、アントアントロン等のキノン顔料、キノシニアン
顔料、ペリレン顔料、インジゴ、チオインジゴ等のイン
ジゴ顔料、フタロシアニン顔料等の電荷発生材料をポリ
ビニルブチラール、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、ア
クリル樹脂等の結着樹脂に分散させて、この分散液を塗
工するか、前記顔料を真空蒸着することによって形成す
る。このような電荷発生層の膜厚は、5μm以下が好ま
しく、より好ましくは0.05〜3μmである。
【0044】本発明の電子写真感光体においては、導電
層と感光層の中間にバリアー機能と接着機能を有す下引
き層を設けることもできる。下引き層は、カゼイン、ポ
リビニルアルコール、ニトロセルロース、エチレン−ア
クリル酸コポリマー、アルコール可溶アミド、ポリウレ
タン、ゼラチン等のよって形成できる。下引き層の膜厚
は、0.1μm〜3μmが適当である。
層と感光層の中間にバリアー機能と接着機能を有す下引
き層を設けることもできる。下引き層は、カゼイン、ポ
リビニルアルコール、ニトロセルロース、エチレン−ア
クリル酸コポリマー、アルコール可溶アミド、ポリウレ
タン、ゼラチン等のよって形成できる。下引き層の膜厚
は、0.1μm〜3μmが適当である。
【0045】以上のように、本発明の電子写真用感光体
は、感光層上に保護層を有し、その保護層中に含有せし
める導電性金属酸化物微粒子が、2官能又は3官能のシ
ラン化合物で表面処理された後に、第二の処理剤として
1官能のクロロシラン化合物、1官能のアルコキシシラ
ン化合物及びシラザン系化合物より成る群から選択され
る表面処理剤で表面処理されたことを特徴とする電子写
真感光体である。よって本発明においては、金属酸化物
微粒子の分散性の良い均質な、そして抵抗環境変動の小
さい保護層を形成することができた。その結果、ムラ、
カブリ、黒ポチ等の画像欠陥がなく、耐磨耗性、耐環境
性が非常に高く、しかも電子写真特性に優れた電子写真
感光体を提供することが可能となった。
は、感光層上に保護層を有し、その保護層中に含有せし
める導電性金属酸化物微粒子が、2官能又は3官能のシ
ラン化合物で表面処理された後に、第二の処理剤として
1官能のクロロシラン化合物、1官能のアルコキシシラ
ン化合物及びシラザン系化合物より成る群から選択され
る表面処理剤で表面処理されたことを特徴とする電子写
真感光体である。よって本発明においては、金属酸化物
微粒子の分散性の良い均質な、そして抵抗環境変動の小
さい保護層を形成することができた。その結果、ムラ、
カブリ、黒ポチ等の画像欠陥がなく、耐磨耗性、耐環境
性が非常に高く、しかも電子写真特性に優れた電子写真
感光体を提供することが可能となった。
【0046】図1に本発明の電子写真感光体を有するプ
ロセスカートリッジを用いた電子写真装置の概略構成を
示す。
ロセスカートリッジを用いた電子写真装置の概略構成を
示す。
【0047】図において、1はドラム状の本発明の電子
写真感光体であり、軸2を中心に矢印方向に所定の周速
度で回転駆動される。感光体1は、回転過程において、
一次帯電手段3によりその周面に正又は負の所定電位の
均一帯電を受け、次いで、スリット露光やレーザービー
ム走査露光等の露光手段(不図示)から出力される目的
の画像情報の時系列電気デジタル画像信号に対応して強
調変調された露光光4を受ける。こうして感光体1の周
面に対し、目的の画像情報に対応した静電潜像が順次形
成されていく。
写真感光体であり、軸2を中心に矢印方向に所定の周速
度で回転駆動される。感光体1は、回転過程において、
一次帯電手段3によりその周面に正又は負の所定電位の
均一帯電を受け、次いで、スリット露光やレーザービー
ム走査露光等の露光手段(不図示)から出力される目的
の画像情報の時系列電気デジタル画像信号に対応して強
調変調された露光光4を受ける。こうして感光体1の周
面に対し、目的の画像情報に対応した静電潜像が順次形
成されていく。
【0048】形成された静電潜像は、次いで現像手段5
によりトナー現像され、不図示の給紙部から感光体1と
転写手段6との間に感光体1の回転と同期して取り出さ
れて給紙された転写材7に、感光体1の表面に形成担持
されているトナー画像が転写手段6により順次転写され
ていく。
によりトナー現像され、不図示の給紙部から感光体1と
転写手段6との間に感光体1の回転と同期して取り出さ
れて給紙された転写材7に、感光体1の表面に形成担持
されているトナー画像が転写手段6により順次転写され
ていく。
【0049】トナー画像の転写を受けた転写材7は、感
光体面から分離されて像定着手段8へ導入されて像定着
を受けることにより画像形成物(プリント、コピー)と
して装置外へプリントアウトされる。
光体面から分離されて像定着手段8へ導入されて像定着
を受けることにより画像形成物(プリント、コピー)と
して装置外へプリントアウトされる。
【0050】像転写後の感光体1の表面は、クリーニン
グ手段9によって転写残りトナーの除去を受けて清浄面
化され、更に前露光手段(不図示)からの前露光光10
により除電処理された後、繰り返し画像形成に使用され
る。なお、一次帯電手段3が帯電ローラー等を用いた接
触帯電手段である場合は、前露光は必ずしも必要ではな
い。
グ手段9によって転写残りトナーの除去を受けて清浄面
化され、更に前露光手段(不図示)からの前露光光10
により除電処理された後、繰り返し画像形成に使用され
る。なお、一次帯電手段3が帯電ローラー等を用いた接
触帯電手段である場合は、前露光は必ずしも必要ではな
い。
【0051】本発明においては、上述の電子写真感光体
1、一次帯電手段3、現像手段5及びクリーニング手段
9等の構成要素のうち、複数のものを容器11に納めて
プロセスカートリッジとして一体に結合して構成し、こ
のプロセスカートリッジを複写機やレーザービームプリ
ンター等の電子写真装置本体に対して着脱自在に構成し
てもよい。例えば、一次帯電手段3、現像手段5及びク
リーニング手段9の少なくとも一つを感光体1と共に一
体に支持してカートリッジ化して、装置本体のレール等
の案内手段12を用いて装置本体に着脱自在なプロセス
カートリッジとすることができる。
1、一次帯電手段3、現像手段5及びクリーニング手段
9等の構成要素のうち、複数のものを容器11に納めて
プロセスカートリッジとして一体に結合して構成し、こ
のプロセスカートリッジを複写機やレーザービームプリ
ンター等の電子写真装置本体に対して着脱自在に構成し
てもよい。例えば、一次帯電手段3、現像手段5及びク
リーニング手段9の少なくとも一つを感光体1と共に一
体に支持してカートリッジ化して、装置本体のレール等
の案内手段12を用いて装置本体に着脱自在なプロセス
カートリッジとすることができる。
【0052】また、露光光4は、電子写真装置が複写機
やプリンターである場合には、原稿からの反射光や透過
光、あるいは、センサーで原稿を読取り、信号化し、こ
の信号に従って行われるレーザービームの走査、LED
アレイの駆動及び液晶シャッターアレイの駆動等により
照射される光である。
やプリンターである場合には、原稿からの反射光や透過
光、あるいは、センサーで原稿を読取り、信号化し、こ
の信号に従って行われるレーザービームの走査、LED
アレイの駆動及び液晶シャッターアレイの駆動等により
照射される光である。
【0053】本発明の電子写真感光体は、電子写真複写
機に利用するのみならず、レーザービームプリンター、
CRTプリンター、LEDプリンター、FAX、液晶プ
リンター及びレーザー製版等の電子写真応用分野にも広
く用いることができる。
機に利用するのみならず、レーザービームプリンター、
CRTプリンター、LEDプリンター、FAX、液晶プ
リンター及びレーザー製版等の電子写真応用分野にも広
く用いることができる。
【0054】
【実施例】以下に、具体的な実施例を挙げて本発明を更
に詳しく説明する。なお、実施例中の「部」は重量部を
示す。
に詳しく説明する。なお、実施例中の「部」は重量部を
示す。
【0055】(実施例1−1)アルミニウムシリンダー
(30mmφ×260mm)上に、アルコール可溶性ポ
リアミド樹脂(商品名:アミランCM−8000、東レ
(株)社製)10部、メトキジメチル化6ナイロン樹脂
(商品名:トレジンEF−30T、帝国科学(株)社
製)30部をメタノール150部/ブタノール150部
の混合溶媒中に溶解した調合液を浸漬法で塗工し、90
℃で10分間乾燥することによって、膜厚が1μmの下
引き層を形成した。
(30mmφ×260mm)上に、アルコール可溶性ポ
リアミド樹脂(商品名:アミランCM−8000、東レ
(株)社製)10部、メトキジメチル化6ナイロン樹脂
(商品名:トレジンEF−30T、帝国科学(株)社
製)30部をメタノール150部/ブタノール150部
の混合溶媒中に溶解した調合液を浸漬法で塗工し、90
℃で10分間乾燥することによって、膜厚が1μmの下
引き層を形成した。
【0056】次に、下記構造式(1)に示される
【0057】
【化1】 ジスアゾ顔料4部、ブチラール樹脂(商品名:エスレッ
クスBL−S、積水化学(株)社製)2部及びシクロヘ
キサノン100部をサンドミル装置にて48時間分散し
た後、テトラドロフラン(THF)100部を加えて電
荷発生層用の分散液を調合した。この分散液を前記下引
き層上に浸漬法で塗工し、80℃で5分間乾燥すること
によって、膜厚が0.15μmの電荷発生層を形成し
た。
クスBL−S、積水化学(株)社製)2部及びシクロヘ
キサノン100部をサンドミル装置にて48時間分散し
た後、テトラドロフラン(THF)100部を加えて電
荷発生層用の分散液を調合した。この分散液を前記下引
き層上に浸漬法で塗工し、80℃で5分間乾燥すること
によって、膜厚が0.15μmの電荷発生層を形成し
た。
【0058】次に、下記構造式(2)に示される
【0059】
【化2】 スチリル化合物10部及びポリカーボネート樹脂(商品
名:ユーピロンZ−200、三菱ガス化学(株)社製)
10部をジクロロメタン20部/モノクロロベンゼン6
0部の混合溶媒中に溶解し、この溶液を前記の電荷発生
層上に浸漬法で塗工し、120℃で60分間乾燥するこ
とによって、膜厚が18μmの電荷輸送層を形成した。
名:ユーピロンZ−200、三菱ガス化学(株)社製)
10部をジクロロメタン20部/モノクロロベンゼン6
0部の混合溶媒中に溶解し、この溶液を前記の電荷発生
層上に浸漬法で塗工し、120℃で60分間乾燥するこ
とによって、膜厚が18μmの電荷輸送層を形成した。
【0060】次に、保護層の調合液を下記の手順により
作製した。
作製した。
【0061】平均粒径0.02μmのアンチモン含有酸
化スズ微粒子(商品名:T−1、三菱マテリアル(株)
社製)50部、表1の化合物例No.3の化合物10
部、メタノール300部を攪拌装置で48時間攪拌した
後、溶液を濾過・洗浄後に乾燥し、更に150℃で2時
間熱処理を行った。その後、いったんこの微粒子を加湿
処理によって十分吸水させた後、表2の化合物例No.
1−1の化合物30部、トルエン300部を加え、攪拌
装置で48時間攪拌した後、溶液を濾過・洗浄後に乾燥
し、更に150℃にて2時間熱処理を行った。
化スズ微粒子(商品名:T−1、三菱マテリアル(株)
社製)50部、表1の化合物例No.3の化合物10
部、メタノール300部を攪拌装置で48時間攪拌した
後、溶液を濾過・洗浄後に乾燥し、更に150℃で2時
間熱処理を行った。その後、いったんこの微粒子を加湿
処理によって十分吸水させた後、表2の化合物例No.
1−1の化合物30部、トルエン300部を加え、攪拌
装置で48時間攪拌した後、溶液を濾過・洗浄後に乾燥
し、更に150℃にて2時間熱処理を行った。
【0062】次に、下記構造式(3)で示される
【0063】
【化3】 アクリル系硬化性モノマー50部、光重合開始剤として
2−メチルチオキサンソン0.1部、前記表面処理を行
った導電性微粒子40部、トルエン50部を混合してサ
ンドミル装置で96時間分散し、保護層用の調合液を調
製した。
2−メチルチオキサンソン0.1部、前記表面処理を行
った導電性微粒子40部、トルエン50部を混合してサ
ンドミル装置で96時間分散し、保護層用の調合液を調
製した。
【0064】この調合液を用いて前記電荷輸送層上にス
プレー塗工にて成膜し、乾燥後に高圧水銀灯にて8mw
/cm2の光強度で20秒間紫外線照射し、膜厚が5μ
mの保護層を形成し、電子写真感光体を得た。
プレー塗工にて成膜し、乾燥後に高圧水銀灯にて8mw
/cm2の光強度で20秒間紫外線照射し、膜厚が5μ
mの保護層を形成し、電子写真感光体を得た。
【0065】このようにして作製した電子写真感光体
を、帯電−露光−現像−転写−クリーニングのプロセス
を1.5秒サイクルで繰り返す複写機に取り付け、20
℃/50%RHの常温常湿下で電子写真特性の評価を行
い、10℃/15%RHの低温低湿下及び35℃/85
%RHの高温高湿下での画像評価、更に常温常湿下で繰
り返し面出し耐久10万回、高温高湿下で繰り返し面出
し耐久1万回を行った。
を、帯電−露光−現像−転写−クリーニングのプロセス
を1.5秒サイクルで繰り返す複写機に取り付け、20
℃/50%RHの常温常湿下で電子写真特性の評価を行
い、10℃/15%RHの低温低湿下及び35℃/85
%RHの高温高湿下での画像評価、更に常温常湿下で繰
り返し面出し耐久10万回、高温高湿下で繰り返し面出
し耐久1万回を行った。
【0066】その結果、比較例1−1に示す保護層なし
の電子写真感光体と比較して、感度、残留電位は同等で
あり、ムラや黒ポチのない画像を得ることができた。し
かも常温常湿の10万回の繰り返し面出し及び高温高湿
の1万回繰り返し面出しにおいても安定した画像を保つ
ことができた。その結果を表1−1に示す。
の電子写真感光体と比較して、感度、残留電位は同等で
あり、ムラや黒ポチのない画像を得ることができた。し
かも常温常湿の10万回の繰り返し面出し及び高温高湿
の1万回繰り返し面出しにおいても安定した画像を保つ
ことができた。その結果を表1−1に示す。
【0067】暗部電位は、コロナ放電電圧+5KVで放
電したときの電子写真感光体の表面電位であり、その値
が大きいほど帯電能が良いことを示す。また、感度は表
面電位が700Vから200Vに減衰させるのに必要な
露光量で示し、その値が小さいほど感度が高いことを示
す。
電したときの電子写真感光体の表面電位であり、その値
が大きいほど帯電能が良いことを示す。また、感度は表
面電位が700Vから200Vに減衰させるのに必要な
露光量で示し、その値が小さいほど感度が高いことを示
す。
【0068】(実施例1−2)実施例1−1において、
表2の化合物例No.1−1の1官能クロロシラン化合
物の処理を乾式法に代えた以外は、実施例1−1と同様
にして電子写真感光体を作製し、評価を行った。結果を
表1−1に示す。
表2の化合物例No.1−1の1官能クロロシラン化合
物の処理を乾式法に代えた以外は、実施例1−1と同様
にして電子写真感光体を作製し、評価を行った。結果を
表1−1に示す。
【0069】(実施例1−3)実施例1−1において、
表1の化合物例No.3を化合物例No.21に代えた
以外は、実施例1−1と同様にして電子写真感光体を作
製し、評価を行った。結果を表1−1に示す。
表1の化合物例No.3を化合物例No.21に代えた
以外は、実施例1−1と同様にして電子写真感光体を作
製し、評価を行った。結果を表1−1に示す。
【0070】(実施例1−4)実施例1−1において、
表1の化合物例No.3を化合物例No.19に代えた
以外は、実施例1−1と同様にして電子写真感光体を作
製し、評価を行った。結果を表1−1に示す。
表1の化合物例No.3を化合物例No.19に代えた
以外は、実施例1−1と同様にして電子写真感光体を作
製し、評価を行った。結果を表1−1に示す。
【0071】(実施例1−5)実施例1−1において、
表2の化合物例No.1−1を化合物例No.1−5に
代えた以外は、実施例1−1と同様にして電子写真感光
体を作製し、評価を行った。結果を表1−1に示す。
表2の化合物例No.1−1を化合物例No.1−5に
代えた以外は、実施例1−1と同様にして電子写真感光
体を作製し、評価を行った。結果を表1−1に示す。
【0072】(実施例1−6)実施例1−1において、
硬化性アクリルモノマーを下記構造式(4)40部に代
えた以外は、実施例1−1と同様にして電子写真感光体
を作製し、評価を行った。結果を表1−1に示す。
硬化性アクリルモノマーを下記構造式(4)40部に代
えた以外は、実施例1−1と同様にして電子写真感光体
を作製し、評価を行った。結果を表1−1に示す。
【0073】
【化4】
【0074】(比較例1−1)実施例1−1において、
保護層なしとした以外は、実施例1−1と同様にして電
子写真感光体を作製し、同様の評価を行った。その結
果、初期の電子写真特性は良好であったが、常温常湿で
耐久を行ったところ帯電能が低下し、70000枚ごろ
から良好な画像が得られなくなった。結果を表1−1に
示す。
保護層なしとした以外は、実施例1−1と同様にして電
子写真感光体を作製し、同様の評価を行った。その結
果、初期の電子写真特性は良好であったが、常温常湿で
耐久を行ったところ帯電能が低下し、70000枚ごろ
から良好な画像が得られなくなった。結果を表1−1に
示す。
【0075】(比較例1−2)実施例1−1において、
保護層に用いた導電性微粒子の表面処理を行わなかった
以外は、実施例1−1と同様にして電子写真感光体を作
製し、評価を行った。その結果、高温高湿環境下におい
ては初期から画像ボケが発生し、また常温常湿での耐久
では画像ボケが見られた。結果を表1−1に示す。
保護層に用いた導電性微粒子の表面処理を行わなかった
以外は、実施例1−1と同様にして電子写真感光体を作
製し、評価を行った。その結果、高温高湿環境下におい
ては初期から画像ボケが発生し、また常温常湿での耐久
では画像ボケが見られた。結果を表1−1に示す。
【0076】(比較例1−3)実施例1−1において、
表2の化合物例No.1−1による第二のクロロシラン
表面処理を行わなかった以外は、実施例1−1と同様に
して電子写真感光体を作製し、評価を行った。その結
果、高温高湿下において、帯電能が低下し良好な画像が
得られなかった。結果を表1−1に示す。
表2の化合物例No.1−1による第二のクロロシラン
表面処理を行わなかった以外は、実施例1−1と同様に
して電子写真感光体を作製し、評価を行った。その結
果、高温高湿下において、帯電能が低下し良好な画像が
得られなかった。結果を表1−1に示す。
【0077】(比較例1−4)実施例1−3において、
表2の化合物例No.1−1による第二のクロロシラン
表面処理を行わなかった以外は、実施例1−3と同様に
して電子写真感光体を作製し、評価を行った。その結
果、高温高湿下において、帯電能が低下し良好な画像が
得られなかった。結果を表1−1に示す。
表2の化合物例No.1−1による第二のクロロシラン
表面処理を行わなかった以外は、実施例1−3と同様に
して電子写真感光体を作製し、評価を行った。その結
果、高温高湿下において、帯電能が低下し良好な画像が
得られなかった。結果を表1−1に示す。
【0078】(比較例1−5)実施例1−4において、
表2の化合物例No.1−1による第二のクロロシラン
表面処理を行わなかった以外は、実施例1−4と同様に
して電子写真感光体を作製し、評価を行った。その結
果、高温高湿下において、1万回の画像出し耐久後に画
像ボケが見られた。結果を表1−1に示す。
表2の化合物例No.1−1による第二のクロロシラン
表面処理を行わなかった以外は、実施例1−4と同様に
して電子写真感光体を作製し、評価を行った。その結
果、高温高湿下において、1万回の画像出し耐久後に画
像ボケが見られた。結果を表1−1に示す。
【0079】
【表7】
【0080】(実施例2−1)実施例1−1において、
表2の化合物例No.1−1の1官能クロロシラン化合
物を表3の化合物例No.2−1の1官能アルコキシシ
ラン化合物に代えた以外は、実施例1−1と同様にして
電子写真感光体を作製し、評価を行った。結果を表2−
1に示す。
表2の化合物例No.1−1の1官能クロロシラン化合
物を表3の化合物例No.2−1の1官能アルコキシシ
ラン化合物に代えた以外は、実施例1−1と同様にして
電子写真感光体を作製し、評価を行った。結果を表2−
1に示す。
【0081】(実施例2−2)実施例2−1において、
表3の化合物例No.2−1の1官能アルコキシシラン
化合物の処理を乾式法に代えた以外は、実施例2−1と
同様にして電子写真感光体を作製し、評価を行った。結
果を表2−1に示す。
表3の化合物例No.2−1の1官能アルコキシシラン
化合物の処理を乾式法に代えた以外は、実施例2−1と
同様にして電子写真感光体を作製し、評価を行った。結
果を表2−1に示す。
【0082】(実施例2−3)実施例2−1において、
表1の化合物例No.3を化合物例No.21に代えた
以外は、実施例2−1と同様にして電子写真感光体を作
製し、評価を行った。結果を表2−1に示す。
表1の化合物例No.3を化合物例No.21に代えた
以外は、実施例2−1と同様にして電子写真感光体を作
製し、評価を行った。結果を表2−1に示す。
【0083】(実施例2−4)実施例2−1において、
表1の化合物例No.3を化合物例No.19に代えた
以外は、実施例2−1と同様にして電子写真感光体を作
製し、評価を行った。結果を表2−1に示す。
表1の化合物例No.3を化合物例No.19に代えた
以外は、実施例2−1と同様にして電子写真感光体を作
製し、評価を行った。結果を表2−1に示す。
【0084】(実施例2−5)実施例2−1において、
表3の化合物例No.2−1を化合物例No.2−2に
代えた以外は、実施例2−1と同様にして電子写真感光
体を作製し、評価を行った。結果を表2−1に示す。
表3の化合物例No.2−1を化合物例No.2−2に
代えた以外は、実施例2−1と同様にして電子写真感光
体を作製し、評価を行った。結果を表2−1に示す。
【0085】(実施例2−6)実施例2−1において、
硬化性アクリルモノマーを構造式(4)40部に代えた
以外は、実施例2−1と同様にして電子写真感光体を作
製し、評価を行った。結果を表2−1に示す。
硬化性アクリルモノマーを構造式(4)40部に代えた
以外は、実施例2−1と同様にして電子写真感光体を作
製し、評価を行った。結果を表2−1に示す。
【0086】(比較例2−1)実施例2−1において、
保護層なしとした以外は、実施例2−1と同様にして電
子写真感光体を作製し、同様の評価を行った。その結
果、初期の電子写真特性は良好であったが、常温常湿で
耐久を行ったところ帯電能が低下し、70000枚ごろ
から良好な画像が得られなくなった。結果を表2−1に
示す。
保護層なしとした以外は、実施例2−1と同様にして電
子写真感光体を作製し、同様の評価を行った。その結
果、初期の電子写真特性は良好であったが、常温常湿で
耐久を行ったところ帯電能が低下し、70000枚ごろ
から良好な画像が得られなくなった。結果を表2−1に
示す。
【0087】(比較例2−2)実施例2−1において、
保護層に用いた導電性微粒子の表面処理を行わなかった
以外は、実施例2−1と同様にして電子写真感光体を作
製し、評価を行った。その結果、高温高湿環境下におい
ては初期から画像ボケが発生し、また常温常湿での耐久
では画像ボケが見られた。結果を表2−1に示す。
保護層に用いた導電性微粒子の表面処理を行わなかった
以外は、実施例2−1と同様にして電子写真感光体を作
製し、評価を行った。その結果、高温高湿環境下におい
ては初期から画像ボケが発生し、また常温常湿での耐久
では画像ボケが見られた。結果を表2−1に示す。
【0088】(比較例2−3)実施例2−1において、
表3の化合物例No.2−1による第二のアルコシキシ
ラン表面処理を行わなかった以外は、実施例2−1と同
様にして電子写真感光体を作製し、評価を行った。その
結果、高温高湿下において、帯電能が低下し良好な画像
が得られなかった。結果を表2−1に示す。
表3の化合物例No.2−1による第二のアルコシキシ
ラン表面処理を行わなかった以外は、実施例2−1と同
様にして電子写真感光体を作製し、評価を行った。その
結果、高温高湿下において、帯電能が低下し良好な画像
が得られなかった。結果を表2−1に示す。
【0089】(比較例2−4)実施例2−3において、
表3の化合物例No.2−1による第二のアルコシキシ
ラン表面処理を行わなかった以外は、実施例2−3と同
様にして電子写真感光体を作製し、評価を行った。その
結果、高温高湿下において、帯電能が低下し良好な画像
が得られなかった。結果を表2−1に示す。
表3の化合物例No.2−1による第二のアルコシキシ
ラン表面処理を行わなかった以外は、実施例2−3と同
様にして電子写真感光体を作製し、評価を行った。その
結果、高温高湿下において、帯電能が低下し良好な画像
が得られなかった。結果を表2−1に示す。
【0090】(比較例2−5)実施例2−4において、
表3の化合物例No.2−1による第二のアルコキシシ
ラン表面処理を行わなかった以外は、実施例2−4と同
様にして電子写真感光体を作製し、評価を行った。その
結果、高温高湿下において、1万回の画像出し耐久後に
画像ボケが見られた。結果を表2−1に示す。
表3の化合物例No.2−1による第二のアルコキシシ
ラン表面処理を行わなかった以外は、実施例2−4と同
様にして電子写真感光体を作製し、評価を行った。その
結果、高温高湿下において、1万回の画像出し耐久後に
画像ボケが見られた。結果を表2−1に示す。
【0091】
【表8】
【0092】(実施例3−1)実施例1−1において、
表2の化合物例No.1−1の1官能クロロシラン化合
物を表4の化合物例No.3−1のシラザン化合物に代
えた以外は、実施例1−1と同様にして電子写真感光体
を作製し、評価を行った。結果を表3−1に示す。
表2の化合物例No.1−1の1官能クロロシラン化合
物を表4の化合物例No.3−1のシラザン化合物に代
えた以外は、実施例1−1と同様にして電子写真感光体
を作製し、評価を行った。結果を表3−1に示す。
【0093】(実施例3−2)実施例3−1において、
表4の化合物例No.3−1のシラザン化合物の処理を
乾式法に代えた以外は、実施例3−1と同様にして電子
写真感光体を作製し、評価を行った。結果を表3−1に
示す。
表4の化合物例No.3−1のシラザン化合物の処理を
乾式法に代えた以外は、実施例3−1と同様にして電子
写真感光体を作製し、評価を行った。結果を表3−1に
示す。
【0094】(実施例3−3)実施例3−1において、
表1の化合物例No.3を化合物例No.21に代えた
以外は、実施例3−1と同様にして電子写真感光体を作
製し、評価を行った。結果を表3−1に示す。
表1の化合物例No.3を化合物例No.21に代えた
以外は、実施例3−1と同様にして電子写真感光体を作
製し、評価を行った。結果を表3−1に示す。
【0095】(実施例3−4)実施例3−1において、
表1の化合物例No.3を化合物例No.19に代えた
以外は、実施例3−1と同様にして電子写真感光体を作
製し、評価を行った。結果を表3−1に示す。
表1の化合物例No.3を化合物例No.19に代えた
以外は、実施例3−1と同様にして電子写真感光体を作
製し、評価を行った。結果を表3−1に示す。
【0096】(実施例3−5)実施例3−1において、
表4の化合物例No.3−1を化合物例No.3−2に
代えた以外は、実施例3−1と同様にして電子写真感光
体を作製し、評価を行った。結果を表3−1に示す。
表4の化合物例No.3−1を化合物例No.3−2に
代えた以外は、実施例3−1と同様にして電子写真感光
体を作製し、評価を行った。結果を表3−1に示す。
【0097】(実施例3−6)実施例3−1において、
硬化性アクリルモノマーを構造式(4)40部に代えた
以外は、実施例3−1と同様にして電子写真感光体を作
製し、評価を行った。結果を表3−1に示す。
硬化性アクリルモノマーを構造式(4)40部に代えた
以外は、実施例3−1と同様にして電子写真感光体を作
製し、評価を行った。結果を表3−1に示す。
【0098】(比較例3−1)実施例3−1において、
保護層なしとした以外は、実施例3−1と同様にして電
子写真感光体を作製し、同様の評価を行った。その結
果、初期の電子写真特性は良好であったが、常温常湿で
耐久を行ったところ帯電能が低下し、70000枚ごろ
から良好な画像が得られなくなった。結果を表3−1に
示す。
保護層なしとした以外は、実施例3−1と同様にして電
子写真感光体を作製し、同様の評価を行った。その結
果、初期の電子写真特性は良好であったが、常温常湿で
耐久を行ったところ帯電能が低下し、70000枚ごろ
から良好な画像が得られなくなった。結果を表3−1に
示す。
【0099】(比較例3−2)実施例3−1において、
保護層に用いた導電性微粒子の表面処理を行わなかった
以外は、実施例3−1と同様にして電子写真感光体を作
製し、評価を行った。その結果、高温高湿環境下におい
ては初期から画像ボケが発生し、また常温常湿での耐久
では画像ボケが見られた。結果を表3−1に示す。
保護層に用いた導電性微粒子の表面処理を行わなかった
以外は、実施例3−1と同様にして電子写真感光体を作
製し、評価を行った。その結果、高温高湿環境下におい
ては初期から画像ボケが発生し、また常温常湿での耐久
では画像ボケが見られた。結果を表3−1に示す。
【0100】(比較例3−3)実施例3−1において、
表4の化合物例No.3−1による第二のシラザン表面
処理を行わなかった以外は、実施例3−1と同様にして
電子写真感光体を作製し、評価を行った。その結果、高
温高湿下において、帯電能が低下し良好な画像が得られ
なかった。結果を表3−1に示す。
表4の化合物例No.3−1による第二のシラザン表面
処理を行わなかった以外は、実施例3−1と同様にして
電子写真感光体を作製し、評価を行った。その結果、高
温高湿下において、帯電能が低下し良好な画像が得られ
なかった。結果を表3−1に示す。
【0101】(比較例3−4)実施例3−3において、
表4の化合物例No.3−1による第二のシラザン表面
処理を行わなかった以外は、実施例3−3と同様にして
電子写真感光体を作製し、評価を行った。その結果、高
温高湿下において、帯電能が低下し良好な画像が得られ
なかった。結果を表3−1に示す。
表4の化合物例No.3−1による第二のシラザン表面
処理を行わなかった以外は、実施例3−3と同様にして
電子写真感光体を作製し、評価を行った。その結果、高
温高湿下において、帯電能が低下し良好な画像が得られ
なかった。結果を表3−1に示す。
【0102】(比較例3−5)実施例3−4において、
表4の化合物例No.3−1による第二のシラザン表面
処理を行わなかった以外は、実施例3−4と同様にして
電子写真感光体を作製し、評価を行った。その結果、高
温高湿下において、1万回の画像出し耐久後に画像ボケ
が見られた。結果を表3−1に示す。
表4の化合物例No.3−1による第二のシラザン表面
処理を行わなかった以外は、実施例3−4と同様にして
電子写真感光体を作製し、評価を行った。その結果、高
温高湿下において、1万回の画像出し耐久後に画像ボケ
が見られた。結果を表3−1に示す。
【0103】
【表9】
【0104】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明により、
滑り性に優れ、摺擦による表面の磨耗や傷の発生等に対
して耐久性を有し、かつ繰り返し電子写真プロセスにお
いて発生するコロナ生成物付着による表面抵抗の低下が
なく、高湿下においても高品位の画質を保つことのでき
る電子写真用感光体、この電子写真感光体を有するプロ
セスカートリッジ及び電子写真装置を提供することが可
能となった。
滑り性に優れ、摺擦による表面の磨耗や傷の発生等に対
して耐久性を有し、かつ繰り返し電子写真プロセスにお
いて発生するコロナ生成物付着による表面抵抗の低下が
なく、高湿下においても高品位の画質を保つことのでき
る電子写真用感光体、この電子写真感光体を有するプロ
セスカートリッジ及び電子写真装置を提供することが可
能となった。
【図1】本発明の電子写真感光体を有するプロセスカー
トリッジを用いる電子写真装置の概略構成の例を示す図
である。
トリッジを用いる電子写真装置の概略構成の例を示す図
である。
1 感光体 2 軸 3 帯電手段 4 露光光 5 現像手段 6 転写手段 7 転写材 8 定着手段 9 クリーニング手段 10 前露光光 11 プロセスカートリッジ容器 12 案内手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関谷 道代 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 雨宮 昇司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H068 AA04 BA58 CA22 CA37 CA40 FA03 FA07 FA27 FC08
Claims (9)
- 【請求項1】 導電性支持体上に光導電層及び保護層を
有する電子写真用感光体において、前記保護層が、結着
樹脂と表面処理された導電性金属酸化物微粒子を分散状
に含有して成り、かかる表面処理が、まず第一の処理剤
として2官能又は3官能のシラン系化合物を用いて表面
処理を行い、更に第二の処理剤として1官能のクロロシ
ラン化合物で表面処理されることを特徴とする電子写真
感光体。 - 【請求項2】 導電性支持体上に光導電層及び保護層を
有する電子写真用感光体において、前記保護層が、結着
樹脂と表面処理された導電性金属酸化物微粒子を分散状
に含有して成り、かかる表面処理が、まず第一の処理剤
として2官能又は3官能のシラン系化合物を用いて表面
処理を行い、更に第二の処理剤として1官能のアルコキ
シシラン化合物で表面処理されることを特徴とする電子
写真感光体。 - 【請求項3】 導電性支持体上に光導電層及び保護層を
有する電子写真用感光体において、前記保護層が、結着
樹脂と表面処理された導電性金属酸化物微粒子を分散状
に含有して成り、かかる表面処理が、まず第一の処理剤
として2官能又は3官能のシラン系化合物を用いて表面
処理を行い、更に第二の処理剤としてシラザン系化合物
で表面処理されることを特徴とする電子写真感光体。 - 【請求項4】 前記第一の処理剤が、アルコキシシラン
化合物又はクロロシラン化合物である請求項1〜3のい
ずれかに記載の電子写真感光体。 - 【請求項5】 前記第二の処理剤が、トリメチルクロロ
シランである請求項1〜3のいずれかに記載の電子写真
感光体。 - 【請求項6】 前記第二の処理剤が、トリメチルメトキ
シシランである請求項1〜3のいずれかに記載の電子写
真感光体。 - 【請求項7】 前記第二の処理剤が、ヘキサメチルジシ
ラザンである請求項1〜3のいずれかに記載の電子写真
感光体。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の電子写
真感光体、該電子写真感光体を帯電させる帯電手段、静
電潜像の形成された電子写真感光体をトナーで現像する
現像手段、及び転写工程後の感光体上に残余するトナー
を回収するクリーニング手段からなる群より選ばれた少
なくとも一つの手段と共に一体に支持し、電子写真装置
本体に着脱自在であることを特徴とするプロセスカート
リッジ。 - 【請求項9】 請求項1〜7のいずれかに記載の電子写
真感光体、該電子写真感光体を帯電させる帯電手段、帯
電した電子写真感光体に対し露光を行い静電潜像を形成
する露光手段、静電潜像の形成された電子写真感光体に
トナーで現像する現像手段、及び電子写真感光体上のト
ナー像を転写材上に転写する転写手段を有することを特
徴とする電子写真装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11138664A JP2000330314A (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11138664A JP2000330314A (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000330314A true JP2000330314A (ja) | 2000-11-30 |
Family
ID=15227256
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11138664A Pending JP2000330314A (ja) | 1999-05-19 | 1999-05-19 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000330314A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5263296B2 (ja) * | 2008-09-26 | 2013-08-14 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 電子写真感光体、画像形成装置、画像形成方法 |
-
1999
- 1999-05-19 JP JP11138664A patent/JP2000330314A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5263296B2 (ja) * | 2008-09-26 | 2013-08-14 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 電子写真感光体、画像形成装置、画像形成方法 |
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