JP2000352220A - 建築物の耐震構造 - Google Patents
建築物の耐震構造Info
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Landscapes
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Vibration Dampers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 建築物が地震の水平荷重を受けたとき、一対
の耐震壁間を、又は耐震壁と柱とを連結する部材に生ず
る材軸方向の残留応力を可及的に少なくする建築物の耐
震構造を提供すること。 【解決手段】 鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンク
リート造の耐震壁を備える建築物の耐震構造であって、
水平方向に間隔をおいて配置された一対の耐震壁(2
0)に連結される端部(36,37)を有する鉄骨製の
連結部材(26)を備える。連結部材の耐震壁に係わる
端部(36,37)は、耐震壁(20)に対して水平方
向へ変位できるように耐震壁に連結されている。
の耐震壁間を、又は耐震壁と柱とを連結する部材に生ず
る材軸方向の残留応力を可及的に少なくする建築物の耐
震構造を提供すること。 【解決手段】 鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンク
リート造の耐震壁を備える建築物の耐震構造であって、
水平方向に間隔をおいて配置された一対の耐震壁(2
0)に連結される端部(36,37)を有する鉄骨製の
連結部材(26)を備える。連結部材の耐震壁に係わる
端部(36,37)は、耐震壁(20)に対して水平方
向へ変位できるように耐震壁に連結されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建築物の耐震構造に
関し、特に、鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリ
ート造の耐震壁又は柱を有する建築物の耐震構造に関す
る。
関し、特に、鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリ
ート造の耐震壁又は柱を有する建築物の耐震構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】鉄筋コンクリート造の耐震壁内に鉄骨梁
の端部を直接埋設、定着して両者によって一体化した架
構を形成した建築構造が提案されている(特許第271874
4号公報)。
の端部を直接埋設、定着して両者によって一体化した架
構を形成した建築構造が提案されている(特許第271874
4号公報)。
【0003】この特許によれば、鉄筋コンクリート造の
耐震壁内に鉄骨梁の端部を垂直な鉄骨部材を使用するこ
となく、直接埋設、定着して両者を一体化したものであ
り、耐震壁に取り合う梁をすべて鉄骨造とすることによ
って軽量化が図られ、大スパンの架構が可能となる。ま
た、鉄骨梁としては加工度の低いものを用いることがで
き、鉄骨梁定着のための垂直な鉄骨部材が不要となるの
で、工費が節減される。また、鉄骨梁は端部が耐震壁内
に埋設されるので材長方向の長さの許容誤差を大きくす
ることができ、製作が容易となる効果が得られる、とさ
れている(同公報)。
耐震壁内に鉄骨梁の端部を垂直な鉄骨部材を使用するこ
となく、直接埋設、定着して両者を一体化したものであ
り、耐震壁に取り合う梁をすべて鉄骨造とすることによ
って軽量化が図られ、大スパンの架構が可能となる。ま
た、鉄骨梁としては加工度の低いものを用いることがで
き、鉄骨梁定着のための垂直な鉄骨部材が不要となるの
で、工費が節減される。また、鉄骨梁は端部が耐震壁内
に埋設されるので材長方向の長さの許容誤差を大きくす
ることができ、製作が容易となる効果が得られる、とさ
れている(同公報)。
【0004】前記特許に係る建築構造の他に、鉄筋コン
クリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造の耐震壁を縦方
向に連結した連層耐震壁を水平方向に間隔をおいて並列
し、対向する耐震壁相互を、又は耐震壁と柱とを鉄骨梁
で連結した耐震要素が公知である。
クリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造の耐震壁を縦方
向に連結した連層耐震壁を水平方向に間隔をおいて並列
し、対向する耐震壁相互を、又は耐震壁と柱とを鉄骨梁
で連結した耐震要素が公知である。
【0005】この耐震要素を設置した特に高層建築物が
地震の水平荷重を受けたとき、耐震要素の主として鉄骨
梁が大きく変形して降伏する。これによって地震エネル
ギを吸収し、建築物全体の損傷を最小限に留めることが
できる。
地震の水平荷重を受けたとき、耐震要素の主として鉄骨
梁が大きく変形して降伏する。これによって地震エネル
ギを吸収し、建築物全体の損傷を最小限に留めることが
できる。
【0006】前記特許に係る建築構造や従来の耐震要素
に使用されている鉄骨梁とは、型鋼のような鉄骨で作っ
た梁であるところ、梁とは「二つの支点により、水平あ
るいはそれに近い状態に支えられ、材軸に対し直角又は
斜めの荷重を受ける構造部材」である(昭和53年9月
発行;彰国社『建築大辞典』)。これを一般の建築物に
ついてみると、鉄骨梁の上方にスラブを打設し、このス
ラブと鉄骨梁とが連結されているため、鉄骨梁はスラブ
から、材軸に対し直角又は斜めの荷重を受けた状態とな
る。
に使用されている鉄骨梁とは、型鋼のような鉄骨で作っ
た梁であるところ、梁とは「二つの支点により、水平あ
るいはそれに近い状態に支えられ、材軸に対し直角又は
斜めの荷重を受ける構造部材」である(昭和53年9月
発行;彰国社『建築大辞典』)。これを一般の建築物に
ついてみると、鉄骨梁の上方にスラブを打設し、このス
ラブと鉄骨梁とが連結されているため、鉄骨梁はスラブ
から、材軸に対し直角又は斜めの荷重を受けた状態とな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の鉄骨
梁は両端部が耐震壁内部に定着されているために、塑性
変形が生ずるような変形を繰り返すと、材軸方向に残留
する変形による残留応力が蓄積し、鉄骨梁の曲げ耐力の
低下を引き起こし、ひいては耐震壁の負担せん断力の増
大を引き起こすおそれがある。このような事態の発生を
抑えて建築物への影響を少なくするには残留応力を可及
的に少なくすることが好ましい。
梁は両端部が耐震壁内部に定着されているために、塑性
変形が生ずるような変形を繰り返すと、材軸方向に残留
する変形による残留応力が蓄積し、鉄骨梁の曲げ耐力の
低下を引き起こし、ひいては耐震壁の負担せん断力の増
大を引き起こすおそれがある。このような事態の発生を
抑えて建築物への影響を少なくするには残留応力を可及
的に少なくすることが好ましい。
【0008】次に、耐震要素としての鉄骨梁を塑性変形
させ、これによって地震エネルギを吸収する目的で鉄骨
梁を使用する場合、建築物が地震の水平荷重を受けて変
形するときに鉄骨梁が水平面から変形する角度、いわゆ
る部材角が通常の梁の部材角より大きくなるように設定
することが好ましいとされている。そのため、耐震要素
としての鉄骨梁は、通常の梁と比べて梁成を大きくし、
スパンを短くする、いわゆる短スパン梁として用いられ
ることが好ましいが、このようにすると、水平荷重を受
けたとき鉄骨梁に大きな曲率が生ずる。
させ、これによって地震エネルギを吸収する目的で鉄骨
梁を使用する場合、建築物が地震の水平荷重を受けて変
形するときに鉄骨梁が水平面から変形する角度、いわゆ
る部材角が通常の梁の部材角より大きくなるように設定
することが好ましいとされている。そのため、耐震要素
としての鉄骨梁は、通常の梁と比べて梁成を大きくし、
スパンを短くする、いわゆる短スパン梁として用いられ
ることが好ましいが、このようにすると、水平荷重を受
けたとき鉄骨梁に大きな曲率が生ずる。
【0009】地震の水平荷重が加わるとき、鉄骨梁に連
結されたスラブには、鉄骨梁の曲率と梁成とに比例した
ひずみが生ずるため、耐震要素の鉄骨梁に連結されたス
ラブの損傷が著しくなることが予想される。そして一
度、耐震要素の鉄骨梁が降伏すると、鉄骨梁に連結され
ているスラブを取り壊して鉄骨梁を交換しなければなら
ず、大掛かりな作業を余儀なくされる。
結されたスラブには、鉄骨梁の曲率と梁成とに比例した
ひずみが生ずるため、耐震要素の鉄骨梁に連結されたス
ラブの損傷が著しくなることが予想される。そして一
度、耐震要素の鉄骨梁が降伏すると、鉄骨梁に連結され
ているスラブを取り壊して鉄骨梁を交換しなければなら
ず、大掛かりな作業を余儀なくされる。
【0010】本発明は、建築物が地震の水平荷重を受け
たとき、一対の耐震壁間を、又は耐震壁と柱とを連結す
る耐震要素の部材に生ずる材軸方向の残留応力を可及的
に少なくすることができる、建築物の耐震構造を提供す
る。
たとき、一対の耐震壁間を、又は耐震壁と柱とを連結す
る耐震要素の部材に生ずる材軸方向の残留応力を可及的
に少なくすることができる、建築物の耐震構造を提供す
る。
【0011】本発明はまた、一対の耐震壁間を、又は耐
震壁と柱とを連結する耐震要素の部材をスラブと非連結
とし、これによって耐震要素の前記部材が降伏したとき
の交換作業を容易にする、建築物の耐震構造を提供す
る。
震壁と柱とを連結する耐震要素の部材をスラブと非連結
とし、これによって耐震要素の前記部材が降伏したとき
の交換作業を容易にする、建築物の耐震構造を提供す
る。
【0012】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】本発明
は、鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造の
耐震壁又は柱を備える建築物の耐震構造であって、水平
方向に間隔をおいて配置された一対の前記耐震壁に、又
は水平方向に間隔をおいて配置された前記耐震壁と前記
柱とに連結される端部を有する鉄骨製の連結部材を備え
る。この連結部材の前記耐震壁に係わる端部は、前記耐
震壁に対して水平方向へ変位できるように前記耐震壁に
連結されている。
は、鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造の
耐震壁又は柱を備える建築物の耐震構造であって、水平
方向に間隔をおいて配置された一対の前記耐震壁に、又
は水平方向に間隔をおいて配置された前記耐震壁と前記
柱とに連結される端部を有する鉄骨製の連結部材を備え
る。この連結部材の前記耐震壁に係わる端部は、前記耐
震壁に対して水平方向へ変位できるように前記耐震壁に
連結されている。
【0013】一対の耐震壁と連結部材とによって、又は
耐震壁と柱と連結部材とによって耐震要素が形成され
る。地震時の水平荷重が加わり、連結部材に大きな変形
が生じ、材軸方向に伸びや縮みが生じようとすると、連
結部材の耐震壁に係わる端部が耐震壁に対して水平方向
へ変位する。その結果、残留変形に基づく残留応力の発
生や蓄積が少なくなる。
耐震壁と柱と連結部材とによって耐震要素が形成され
る。地震時の水平荷重が加わり、連結部材に大きな変形
が生じ、材軸方向に伸びや縮みが生じようとすると、連
結部材の耐震壁に係わる端部が耐震壁に対して水平方向
へ変位する。その結果、残留変形に基づく残留応力の発
生や蓄積が少なくなる。
【0014】耐震壁と連結部材とからなる耐震要素全体
が変形するとき、連結部材の端部によって耐震壁が押さ
れることがないため、端部が固定されている場合と比べ
て、耐震壁の負担せん断力を低減できる。
が変形するとき、連結部材の端部によって耐震壁が押さ
れることがないため、端部が固定されている場合と比べ
て、耐震壁の負担せん断力を低減できる。
【0015】一対の耐震壁と連結部材とによって、又は
耐震壁と柱と連結部材とによって得られる耐震要素によ
り、建築物の耐震性能を向上できる。加えて、地震後に
連結部材に残留する応力が少なくなるため、建築物への
影響を軽減できる。
耐震壁と柱と連結部材とによって得られる耐震要素によ
り、建築物の耐震性能を向上できる。加えて、地震後に
連結部材に残留する応力が少なくなるため、建築物への
影響を軽減できる。
【0016】連結部材が耐震壁と柱とに連結される場合
でも、連結部材が耐震壁と係わる端部を耐震壁に対して
変位させる構造としているため、連結部材が変位する方
向における耐震壁の大きさを選定する自由度は柱と比べ
て大きいことから、設計上の制約を少なくすることがで
きる。
でも、連結部材が耐震壁と係わる端部を耐震壁に対して
変位させる構造としているため、連結部材が変位する方
向における耐震壁の大きさを選定する自由度は柱と比べ
て大きいことから、設計上の制約を少なくすることがで
きる。
【0017】本発明はまた、鉄筋コンクリート造又は鉄
骨鉄筋コンクリート造の耐震壁又は柱と、この耐震壁又
は柱に支持されるスラブとを備える建築物の耐震構造で
あって、水平方向に間隔をおいて配置された一対の前記
耐震壁に、又は水平方向に間隔をおいて配置された前記
耐震壁と前記柱とに連結される端部を有する鉄骨製の連
結部材を備える。この連結部材は前記スラブと非連結と
なるように配置され、前記連結部材の前記耐震壁に係わ
る端部は、前記耐震壁に対して水平方向へ変位できるよ
うに前記耐震壁に連結されている。
骨鉄筋コンクリート造の耐震壁又は柱と、この耐震壁又
は柱に支持されるスラブとを備える建築物の耐震構造で
あって、水平方向に間隔をおいて配置された一対の前記
耐震壁に、又は水平方向に間隔をおいて配置された前記
耐震壁と前記柱とに連結される端部を有する鉄骨製の連
結部材を備える。この連結部材は前記スラブと非連結と
なるように配置され、前記連結部材の前記耐震壁に係わ
る端部は、前記耐震壁に対して水平方向へ変位できるよ
うに前記耐震壁に連結されている。
【0018】連結部材がスラブと非連結であるため、連
結部材には材軸に対して斜め又は直交する荷重は加わら
ず、地震時の水平荷重だけが加わる。地震時の水平荷重
が加わり、連結部材に大きな変形が生じ、材軸方向に伸
びや縮みが生じようとすると、連結部材の耐震壁に係わ
る端部が耐震壁に対して水平方向へ変位する。その結
果、残留変形に基づく残留応力の発生や蓄積が少なくな
る。
結部材には材軸に対して斜め又は直交する荷重は加わら
ず、地震時の水平荷重だけが加わる。地震時の水平荷重
が加わり、連結部材に大きな変形が生じ、材軸方向に伸
びや縮みが生じようとすると、連結部材の耐震壁に係わ
る端部が耐震壁に対して水平方向へ変位する。その結
果、残留変形に基づく残留応力の発生や蓄積が少なくな
る。
【0019】一対の耐震壁と連結部材とによって、又は
耐震壁と柱と連結部材とによって得られる耐震要素によ
り、建築物の耐震性能を向上できる。加えて、地震後に
連結部材に残留する応力が少なくなるため、建築物への
影響を軽減できる。
耐震壁と柱と連結部材とによって得られる耐震要素によ
り、建築物の耐震性能を向上できる。加えて、地震後に
連結部材に残留する応力が少なくなるため、建築物への
影響を軽減できる。
【0020】連結部材がスラブと非連結であり、連結部
材とスラブとが独立しているため、地震時の水平荷重に
よって連結部材が降伏したとき、スラブを取り壊すよう
な大掛かりな作業をすることなく、連結部材を交換する
だけで耐震構造を修復することができる。
材とスラブとが独立しているため、地震時の水平荷重に
よって連結部材が降伏したとき、スラブを取り壊すよう
な大掛かりな作業をすることなく、連結部材を交換する
だけで耐震構造を修復することができる。
【0021】本発明はまた、鉄筋コンクリート造又は鉄
骨鉄筋コンクリート造の耐震壁又は柱を備える建築物の
耐震構造であって、水平方向に間隔をおいて配置された
一対の前記耐震壁のそれぞれに、又は水平方向に間隔を
おいて配置された前記耐震壁及び前記柱のそれぞれに連
結され、対向する向きに伸びている一対のブラケット
と、これらブラケットに連結された鉄骨製の連結部材と
を備える。前記一対のブラケットのうち前記耐震壁に係
わるブラケットが前記耐震壁に対して水平方向へ変位で
きるように前記耐震壁に連結されている。
骨鉄筋コンクリート造の耐震壁又は柱を備える建築物の
耐震構造であって、水平方向に間隔をおいて配置された
一対の前記耐震壁のそれぞれに、又は水平方向に間隔を
おいて配置された前記耐震壁及び前記柱のそれぞれに連
結され、対向する向きに伸びている一対のブラケット
と、これらブラケットに連結された鉄骨製の連結部材と
を備える。前記一対のブラケットのうち前記耐震壁に係
わるブラケットが前記耐震壁に対して水平方向へ変位で
きるように前記耐震壁に連結されている。
【0022】地震時の水平荷重が加わり、連結部材に大
きな変形が生じ、材軸方向に伸びや縮みが生じようとす
ると、一対のブラケットのうち耐震壁に係わるブラケッ
トが耐震壁に対して水平方向へ変位する。その結果、残
留変形に基づく残留応力の発生や蓄積が少なくなる。
きな変形が生じ、材軸方向に伸びや縮みが生じようとす
ると、一対のブラケットのうち耐震壁に係わるブラケッ
トが耐震壁に対して水平方向へ変位する。その結果、残
留変形に基づく残留応力の発生や蓄積が少なくなる。
【0023】一対の耐震壁と一対のブラケットと連結部
材とによって、又は耐震壁と柱と一対のブラケットと連
結部材とによって得られる耐震要素により、建築物の耐
震性能を向上できる。加えて、地震後に連結部材に残留
する応力が少なくなるため、建築物への影響を軽減でき
る。
材とによって、又は耐震壁と柱と一対のブラケットと連
結部材とによって得られる耐震要素により、建築物の耐
震性能を向上できる。加えて、地震後に連結部材に残留
する応力が少なくなるため、建築物への影響を軽減でき
る。
【0024】地震による水平荷重が加わるとき、連結部
材が降伏するようにその長さや寸法を定めておくことが
可能であることから、連結部材が降伏したとき、その連
結部材をブラケットから外して新たな連結部材をブラケ
ットに連結するだけで簡単に耐震要素を修復できる。
材が降伏するようにその長さや寸法を定めておくことが
可能であることから、連結部材が降伏したとき、その連
結部材をブラケットから外して新たな連結部材をブラケ
ットに連結するだけで簡単に耐震要素を修復できる。
【0025】一対の耐震壁に一対のブラケットを連結
し、又は耐震壁と柱とに一対のブラケットを連結し、こ
れらブラケットに連結部材を連結しており、いわば3つ
の部材に分けた形態であるため、単一の長尺な部材を一
対の耐震壁に、又は耐震壁と柱とに連結するものと比べ
て、作業が容易である。
し、又は耐震壁と柱とに一対のブラケットを連結し、こ
れらブラケットに連結部材を連結しており、いわば3つ
の部材に分けた形態であるため、単一の長尺な部材を一
対の耐震壁に、又は耐震壁と柱とに連結するものと比べ
て、作業が容易である。
【0026】本発明はまた、鉄筋コンクリート造又は鉄
骨鉄筋コンクリート造の耐震壁又は柱と、この耐震壁又
は柱に支持されるスラブとを備える建築物の耐震構造で
あって、水平方向に間隔をおいて配置された一対の前記
耐震壁のそれぞれに、又は水平方向に間隔をおいて配置
された前記耐震壁及び前記柱のそれぞれに連結され、対
向する向きに伸びている一対のブラケットと、これらブ
ラケットに連結された鉄骨製の連結部材とを備える。前
記一対のブラケットと前記連結部材とは前記スラブと非
連結となるように配置され、前記一対のブラケットのう
ち前記耐震壁に係わるブラケットが前記耐震壁に対して
水平方向へ変位できるように前記耐震壁に連結されてい
る。
骨鉄筋コンクリート造の耐震壁又は柱と、この耐震壁又
は柱に支持されるスラブとを備える建築物の耐震構造で
あって、水平方向に間隔をおいて配置された一対の前記
耐震壁のそれぞれに、又は水平方向に間隔をおいて配置
された前記耐震壁及び前記柱のそれぞれに連結され、対
向する向きに伸びている一対のブラケットと、これらブ
ラケットに連結された鉄骨製の連結部材とを備える。前
記一対のブラケットと前記連結部材とは前記スラブと非
連結となるように配置され、前記一対のブラケットのう
ち前記耐震壁に係わるブラケットが前記耐震壁に対して
水平方向へ変位できるように前記耐震壁に連結されてい
る。
【0027】一対のブラケットと連結部材とがスラブと
非連結であるため、ブラケット及び連結部材には材軸に
対し斜め又は直交する荷重は加わらず、地震時の水平荷
重だけが加わる。
非連結であるため、ブラケット及び連結部材には材軸に
対し斜め又は直交する荷重は加わらず、地震時の水平荷
重だけが加わる。
【0028】地震時の水平荷重が加わり、連結部材に大
きな変形が生じ、材軸方向に伸びや縮みが生じようとす
ると、一対のブラケットのうち耐震壁に係わるブラケッ
トが耐震壁に対して水平方向へ変位する。その結果、残
留変形に基づく残留応力の発生や蓄積が少なくなる。
きな変形が生じ、材軸方向に伸びや縮みが生じようとす
ると、一対のブラケットのうち耐震壁に係わるブラケッ
トが耐震壁に対して水平方向へ変位する。その結果、残
留変形に基づく残留応力の発生や蓄積が少なくなる。
【0029】一対の耐震壁と一対のブラケットと連結部
材とによって、又は耐震壁と柱と一対のブラケットと連
結部材とによって得られる耐震要素により、建築物の耐
震性能を向上できる。加えて、地震後に連結部材に残留
する応力が少なくなるため、建築物への影響を軽減でき
る。
材とによって、又は耐震壁と柱と一対のブラケットと連
結部材とによって得られる耐震要素により、建築物の耐
震性能を向上できる。加えて、地震後に連結部材に残留
する応力が少なくなるため、建築物への影響を軽減でき
る。
【0030】地震による水平荷重が加わるとき、連結部
材が降伏するようにその長さや寸法を定めておくことが
可能であることと、一対のブラケット及び連結部材がス
ラブと非連結であり、一対のブラケット及び連結部材と
スラブとが独立しているため、地震時の水平荷重によっ
て連結部材が降伏したとき、スラブを取り壊すような大
掛かりな作業をすることなく、連結部材をブラケットか
ら外して新たな連結部材をブラケットに連結するだけで
耐震構造を簡単に修復することができる。
材が降伏するようにその長さや寸法を定めておくことが
可能であることと、一対のブラケット及び連結部材がス
ラブと非連結であり、一対のブラケット及び連結部材と
スラブとが独立しているため、地震時の水平荷重によっ
て連結部材が降伏したとき、スラブを取り壊すような大
掛かりな作業をすることなく、連結部材をブラケットか
ら外して新たな連結部材をブラケットに連結するだけで
耐震構造を簡単に修復することができる。
【0031】前記いずれの発明においても、前記連結部
材は、材軸方向へ伸びるウエブと、このウエブの材軸に
沿う2つの側部にそれぞれ固着された一対のフランジと
からなることが好ましく、この場合、前記連結部材の中
間部は、前記各フランジを切り欠いた2箇所の降伏部を
有することが好ましい。
材は、材軸方向へ伸びるウエブと、このウエブの材軸に
沿う2つの側部にそれぞれ固着された一対のフランジと
からなることが好ましく、この場合、前記連結部材の中
間部は、前記各フランジを切り欠いた2箇所の降伏部を
有することが好ましい。
【0032】地震による水平荷重が加わったとき、降伏
部がヒンジ域となるように位置を定めておく。そうする
と、ヒンジ域が降伏部に限定され、連結部材のヒンジ域
が耐震壁の内部又はブラケットへ伸展しない。よって、
ブラケットを持たない発明では、2箇所の降伏部の外
側、つまり各降伏部と各耐震壁又は柱との間の部分で連
結部材を切断し、新たに連結部材を接合して耐震要素を
形成できる。また、ブラケットを備える発明では、降伏
した連結部材をブラケットから外し、新たに連結部材を
ブラケットに連結して耐震要素を形成できる。したがっ
て、フランジに切欠きがない場合には、連結部材又はブ
ラケットが耐震壁又は柱に接する部分にヒンジが生じ、
ヒンジ域が耐震壁内部へ伸展するため耐震壁を壊して修
復しなければならないが、この発明によれば、そのよう
な煩雑さがない。
部がヒンジ域となるように位置を定めておく。そうする
と、ヒンジ域が降伏部に限定され、連結部材のヒンジ域
が耐震壁の内部又はブラケットへ伸展しない。よって、
ブラケットを持たない発明では、2箇所の降伏部の外
側、つまり各降伏部と各耐震壁又は柱との間の部分で連
結部材を切断し、新たに連結部材を接合して耐震要素を
形成できる。また、ブラケットを備える発明では、降伏
した連結部材をブラケットから外し、新たに連結部材を
ブラケットに連結して耐震要素を形成できる。したがっ
て、フランジに切欠きがない場合には、連結部材又はブ
ラケットが耐震壁又は柱に接する部分にヒンジが生じ、
ヒンジ域が耐震壁内部へ伸展するため耐震壁を壊して修
復しなければならないが、この発明によれば、そのよう
な煩雑さがない。
【0033】
【発明の実施の形態】建築物の耐震構造は、断面を示す
図1と、平面を示す図2とに示した実施例では、鉄筋コ
ンクリート造の耐力壁ないし耐震壁20と、耐震壁20
に支持されるスラブ22とを備える建築物の耐震構造で
あって、水平方向に間隔をおいて配置された一対の耐震
壁20,20間を連結する鉄骨製の連結部材26を備え
る。
図1と、平面を示す図2とに示した実施例では、鉄筋コ
ンクリート造の耐力壁ないし耐震壁20と、耐震壁20
に支持されるスラブ22とを備える建築物の耐震構造で
あって、水平方向に間隔をおいて配置された一対の耐震
壁20,20間を連結する鉄骨製の連結部材26を備え
る。
【0034】建築物24は、平面を示す図4及び図5と
を参照すると、多数の柱28や大梁30、小梁32を有
する。スラブ22はそれ自体公知であるように、耐震壁
20だけでなく、柱28や大梁30、小梁32によって
支持されている。
を参照すると、多数の柱28や大梁30、小梁32を有
する。スラブ22はそれ自体公知であるように、耐震壁
20だけでなく、柱28や大梁30、小梁32によって
支持されている。
【0035】耐震壁20は、図4及び図5に示した実施
例では、平面形状がL字状を呈するように形成され、こ
の形状の耐震壁20が高さ方向へ建築物24の階層だけ
連続して伸びており、連層耐震壁となっている。4つの
L字状の耐震壁20が建築物24のほぼ中央にある共用
部分に配置されている。共用部分にはエレベータなどが
配置されるため、一般に、向かい合って位置する耐震壁
20,20間のスパンSは、エレベータホールへの出入
口となることから、建築物24の大梁30のスパンと比
べて短く、いわゆる短スパンである。4つの耐震壁20
は、それぞれの角部を柱34の角部に整合させ、柱34
に隣接して位置する。耐震壁20は、建築物24が低層
であるとき、鉄筋コンクリート造であるが、建築物24
が高層であるとき、鉄骨鉄筋コンクリート造とする。
例では、平面形状がL字状を呈するように形成され、こ
の形状の耐震壁20が高さ方向へ建築物24の階層だけ
連続して伸びており、連層耐震壁となっている。4つの
L字状の耐震壁20が建築物24のほぼ中央にある共用
部分に配置されている。共用部分にはエレベータなどが
配置されるため、一般に、向かい合って位置する耐震壁
20,20間のスパンSは、エレベータホールへの出入
口となることから、建築物24の大梁30のスパンと比
べて短く、いわゆる短スパンである。4つの耐震壁20
は、それぞれの角部を柱34の角部に整合させ、柱34
に隣接して位置する。耐震壁20は、建築物24が低層
であるとき、鉄筋コンクリート造であるが、建築物24
が高層であるとき、鉄骨鉄筋コンクリート造とする。
【0036】連結部材26は、図2に示すように、一方
の端部36で一方の耐震壁20に、他方の端部37で他
方の耐震壁20に、各端部36,37が耐震壁20に対
して水平方向へ変位できるように連結されている。連結
部材26はH型鋼からなり、各端部36,37はシート
38を全周に貼り付けた状態で耐震壁20に埋設されて
いる。さらに、スペーサ40が連結部材26の材軸方向
において連結部材26の端面と耐震壁20との間に配置
されている。シート38はポリオレフィンシートやナイ
ロンシートのような、厚みが1ないし数ミリの低摩擦係
数のプラスチックシートとしたり、せん断変形し易いア
スファルトシートとすることができる。一方、スペーサ
40は、連結部材26の材軸方向の厚みが10ないし5
0ミリの圧縮変形可能な発泡スチロールや格子状の樹脂
体とすることができる。
の端部36で一方の耐震壁20に、他方の端部37で他
方の耐震壁20に、各端部36,37が耐震壁20に対
して水平方向へ変位できるように連結されている。連結
部材26はH型鋼からなり、各端部36,37はシート
38を全周に貼り付けた状態で耐震壁20に埋設されて
いる。さらに、スペーサ40が連結部材26の材軸方向
において連結部材26の端面と耐震壁20との間に配置
されている。シート38はポリオレフィンシートやナイ
ロンシートのような、厚みが1ないし数ミリの低摩擦係
数のプラスチックシートとしたり、せん断変形し易いア
スファルトシートとすることができる。一方、スペーサ
40は、連結部材26の材軸方向の厚みが10ないし5
0ミリの圧縮変形可能な発泡スチロールや格子状の樹脂
体とすることができる。
【0037】シート38を接着又は塗布により連結部材
26の端部36,37の全周に貼り付け、連結部材26
の断面と同じ形状のH型をしたスペーサ40を連結部材
26の端面に貼り付け、連結部材26をそれ自体公知の
構造によって耐震壁20と連結する。この連結状態で
は、連結部材26と耐震壁20との間に実質的にすきま
は存在しない。連結部材26が地震による水平荷重を受
けたとき、連結部材26がシート38の作用で耐震壁2
0に対して水平方向へ滑り、スペーサ40が圧縮変形し
て連結部材26の変位を許容する。
26の端部36,37の全周に貼り付け、連結部材26
の断面と同じ形状のH型をしたスペーサ40を連結部材
26の端面に貼り付け、連結部材26をそれ自体公知の
構造によって耐震壁20と連結する。この連結状態で
は、連結部材26と耐震壁20との間に実質的にすきま
は存在しない。連結部材26が地震による水平荷重を受
けたとき、連結部材26がシート38の作用で耐震壁2
0に対して水平方向へ滑り、スペーサ40が圧縮変形し
て連結部材26の変位を許容する。
【0038】平面の図3に示すように、連結部材26が
2つの端部36,37で耐震壁20に連結されるとき、
一方の端部36は耐震壁20に固定して定着すると共
に、他方の端部37はシート38及びスペーサ40によ
って耐震壁20に対して水平方向へ変位可能に連結する
こともできる。換言すると、連結部材26は、少なくと
も一方の端部で耐震壁20に対して水平方向へ変位可能
であればよい。この明細書において、連結部材の耐震壁
に係わる端部は、耐震壁に対して水平方向へ変位できる
ように耐震壁に連結されるとは、連結部材の一方の端部
又は両方の端部が変位できることを意味する。もっと
も、一方の端部だけが変位できる場合、スペーサ40の
材軸方向の厚みは、両方の端部が変位できる場合と比べ
て大きくする。
2つの端部36,37で耐震壁20に連結されるとき、
一方の端部36は耐震壁20に固定して定着すると共
に、他方の端部37はシート38及びスペーサ40によ
って耐震壁20に対して水平方向へ変位可能に連結する
こともできる。換言すると、連結部材26は、少なくと
も一方の端部で耐震壁20に対して水平方向へ変位可能
であればよい。この明細書において、連結部材の耐震壁
に係わる端部は、耐震壁に対して水平方向へ変位できる
ように耐震壁に連結されるとは、連結部材の一方の端部
又は両方の端部が変位できることを意味する。もっと
も、一方の端部だけが変位できる場合、スペーサ40の
材軸方向の厚みは、両方の端部が変位できる場合と比べ
て大きくする。
【0039】図1に示した実施例では、連結部材26は
スラブ22から下方へ間隔をおいて位置し、スラブ22
の荷重は耐震壁20や柱、大梁、小梁32などで受け止
められている。このように、連結部材26をスラブ22
から独立した形態とすることにより、連結部材26には
スラブ22の荷重が全く加わらないこととなり、連結部
材26は梁とは異なる。連結部材26は一対の耐震壁2
0を連結して耐震要素を形成し、地震の水平荷重だけを
受ける。連結部材26が地震の水平荷重を受けるために
は、連結部材26は、建築物24の任意の階層42にお
いて向かい合って位置する一対の耐震壁20に1つ配置
すればよい。
スラブ22から下方へ間隔をおいて位置し、スラブ22
の荷重は耐震壁20や柱、大梁、小梁32などで受け止
められている。このように、連結部材26をスラブ22
から独立した形態とすることにより、連結部材26には
スラブ22の荷重が全く加わらないこととなり、連結部
材26は梁とは異なる。連結部材26は一対の耐震壁2
0を連結して耐震要素を形成し、地震の水平荷重だけを
受ける。連結部材26が地震の水平荷重を受けるために
は、連結部材26は、建築物24の任意の階層42にお
いて向かい合って位置する一対の耐震壁20に1つ配置
すればよい。
【0040】この実施例のように、連結部材26をスラ
ブ22と非連結にすることが好ましいが、連結部材26
とスラブ22とを連結し、連結部材26を梁として使用
する場合においても、連結部材26の少なくとも一方の
端部を耐震壁20に対して変位できるように連結するこ
とにより、本発明は実施できる。
ブ22と非連結にすることが好ましいが、連結部材26
とスラブ22とを連結し、連結部材26を梁として使用
する場合においても、連結部材26の少なくとも一方の
端部を耐震壁20に対して変位できるように連結するこ
とにより、本発明は実施できる。
【0041】連結部材26とスラブ22とを非連結にす
る場合、スラブ22を連結部材26の近傍で耐震壁20
に支持するには、図4及び図5に示すように、耐震壁2
0間に小梁32を取り付ける。小梁32は、一方の耐震
壁20のほぼ中央から他方の耐震壁20のほぼ中央まで
伸び、それぞれ耐震壁20にボルトによって固定されて
いる。このようにすれば、小梁32の固定端部が耐震壁
20の図心近傍に位置するため、地震時に小梁32に生
ずる部材角が小さくなる。その結果、小梁32の曲率が
小さくなり、スラブ22への損傷を大幅に緩和できる。
る場合、スラブ22を連結部材26の近傍で耐震壁20
に支持するには、図4及び図5に示すように、耐震壁2
0間に小梁32を取り付ける。小梁32は、一方の耐震
壁20のほぼ中央から他方の耐震壁20のほぼ中央まで
伸び、それぞれ耐震壁20にボルトによって固定されて
いる。このようにすれば、小梁32の固定端部が耐震壁
20の図心近傍に位置するため、地震時に小梁32に生
ずる部材角が小さくなる。その結果、小梁32の曲率が
小さくなり、スラブ22への損傷を大幅に緩和できる。
【0042】平面を示す図6を参照すると、小梁32
は、一方の耐震壁20の端部から他方の耐震壁20の端
部まで伸び、それぞれ耐震壁20にボルトによって固定
されている。小梁32はスラブから加わる荷重のみを受
け止め、地震の水平荷重を受け止めないため、連結部材
26や大梁と比べて梁成を小さくすることができる。し
たがって、小梁32が連結部材26と同じ曲率になって
も、スラブ22のひずみが小さくなり、スラブへの損傷
を抑えることができる。
は、一方の耐震壁20の端部から他方の耐震壁20の端
部まで伸び、それぞれ耐震壁20にボルトによって固定
されている。小梁32はスラブから加わる荷重のみを受
け止め、地震の水平荷重を受け止めないため、連結部材
26や大梁と比べて梁成を小さくすることができる。し
たがって、小梁32が連結部材26と同じ曲率になって
も、スラブ22のひずみが小さくなり、スラブへの損傷
を抑えることができる。
【0043】平面を示す図7を参照すると、建築物54
は断面が長方形状を呈するように形成されている。4つ
のL字状の耐震壁50が建築物54の四隅に設置され、
複数の柱52が間口方向に間隔をおいて配置されてい
る。複数の連結部材26のあるものは対向する耐震壁5
0間に配置され、それぞれ耐震壁50に連結されてい
る。複数の連結部材26のうち別のものは、耐震壁50
と柱52との間に配置され、その一方の端部で耐震壁5
0に連結され、その他方の端部で柱52に連結されてい
る。連結部材26と耐震壁50とは、連結部材26の端
部が水平方向へ変位できるように耐震壁50に連結され
ており、連結部材26と柱52とは、連結部材26を柱
52に定着して連結されている。
は断面が長方形状を呈するように形成されている。4つ
のL字状の耐震壁50が建築物54の四隅に設置され、
複数の柱52が間口方向に間隔をおいて配置されてい
る。複数の連結部材26のあるものは対向する耐震壁5
0間に配置され、それぞれ耐震壁50に連結されてい
る。複数の連結部材26のうち別のものは、耐震壁50
と柱52との間に配置され、その一方の端部で耐震壁5
0に連結され、その他方の端部で柱52に連結されてい
る。連結部材26と耐震壁50とは、連結部材26の端
部が水平方向へ変位できるように耐震壁50に連結され
ており、連結部材26と柱52とは、連結部材26を柱
52に定着して連結されている。
【0044】側面を示す図8及び図9を参照すると、建
築物の耐震構造は、鉄筋コンクリート造の耐力壁ないし
耐震壁20と、耐震壁20に支持されるスラブ22とを
備える建築物の耐震構造であって、水平方向に間隔をお
いて配置された一対の耐震壁20,20にそれぞれ連結
された一対のブラケット54と、ブラケット54,54
間を連結する鉄骨製の連結部材56とを備える。耐震壁
20やスラブ22は前述の耐震構造において説明したも
のと実質的に同じである。耐震壁20やスラブ22の
他、前述の耐震構造と実質的に同じ機能ないし構造の部
品に同じ符号を付け、詳細な説明を省略する。
築物の耐震構造は、鉄筋コンクリート造の耐力壁ないし
耐震壁20と、耐震壁20に支持されるスラブ22とを
備える建築物の耐震構造であって、水平方向に間隔をお
いて配置された一対の耐震壁20,20にそれぞれ連結
された一対のブラケット54と、ブラケット54,54
間を連結する鉄骨製の連結部材56とを備える。耐震壁
20やスラブ22は前述の耐震構造において説明したも
のと実質的に同じである。耐震壁20やスラブ22の
他、前述の耐震構造と実質的に同じ機能ないし構造の部
品に同じ符号を付け、詳細な説明を省略する。
【0045】一対の耐震壁20に連結された一対のブラ
ケット54は、互いに向けて伸びている。ブラケット5
4は連結部材56と同じ鉄骨製であり、各ブラケット5
4が耐震壁20に対して水平方向へ変位できるように耐
震壁20に連結されている。すなわち、ブラケット54
の耐震壁20に埋設される端部55にシート38を全周
に貼り付け、端面にスペーサ40を貼り付けてブラケッ
ト54の端部55は耐震壁20に連結されている。
ケット54は、互いに向けて伸びている。ブラケット5
4は連結部材56と同じ鉄骨製であり、各ブラケット5
4が耐震壁20に対して水平方向へ変位できるように耐
震壁20に連結されている。すなわち、ブラケット54
の耐震壁20に埋設される端部55にシート38を全周
に貼り付け、端面にスペーサ40を貼り付けてブラケッ
ト54の端部55は耐震壁20に連結されている。
【0046】図示の実施例では、ブラケット54の耐震
壁20から突出している部分は、スラブ22から下方へ
間隔をおいて位置し、スラブ22と非連結となるように
配置されている。その結果、スラブ22の荷重は耐震壁
20や柱、大梁、小梁32などで受け止められている。
これに代えて、ブラケット54とスラブとを連結した形
態でも本発明は実施できる。
壁20から突出している部分は、スラブ22から下方へ
間隔をおいて位置し、スラブ22と非連結となるように
配置されている。その結果、スラブ22の荷重は耐震壁
20や柱、大梁、小梁32などで受け止められている。
これに代えて、ブラケット54とスラブとを連結した形
態でも本発明は実施できる。
【0047】連結部材56は、スラブ22と非連結とな
るように、一方の端部58で一方のブラケット54に、
他方の端部59で他方のブラケット54に連結されてい
る。ブラケット54と連結部材56とは後述するように
連結する。ブラケット54に連結した状態では、図8に
示すように、連結部材56はスラブ22から下方へ間隔
をおいて位置し、スラブ22の荷重は耐震壁20や柱、
大梁、小梁32などで受け止められている。これに代え
て、連結部材56とスラブ22とを連結した形態でも本
発明は実施できる。
るように、一方の端部58で一方のブラケット54に、
他方の端部59で他方のブラケット54に連結されてい
る。ブラケット54と連結部材56とは後述するように
連結する。ブラケット54に連結した状態では、図8に
示すように、連結部材56はスラブ22から下方へ間隔
をおいて位置し、スラブ22の荷重は耐震壁20や柱、
大梁、小梁32などで受け止められている。これに代え
て、連結部材56とスラブ22とを連結した形態でも本
発明は実施できる。
【0048】前記実施例では一対のブラケット54のそ
れぞれが耐震壁20に対して水平方向へ変位できるよう
に耐震壁20に連結されている。これに代えて、図3と
同様に、一方のブラケット54を一方の耐震壁20に定
着し、他方のブラケット54を他方の耐震壁20に対し
て変位できるように連結することもできる。
れぞれが耐震壁20に対して水平方向へ変位できるよう
に耐震壁20に連結されている。これに代えて、図3と
同様に、一方のブラケット54を一方の耐震壁20に定
着し、他方のブラケット54を他方の耐震壁20に対し
て変位できるように連結することもできる。
【0049】ブラケット54と連結部材56とは、H型
鋼又はI型鋼のような鉄骨製であるため、材軸方向へ伸
びるウエブと、このウエブの材軸に沿う2つの側部にそ
れぞれ固着された一対のフランジとからなる。
鋼又はI型鋼のような鉄骨製であるため、材軸方向へ伸
びるウエブと、このウエブの材軸に沿う2つの側部にそ
れぞれ固着された一対のフランジとからなる。
【0050】図9に示した実施例では、ブラケット54
はH型鋼であり、材軸方向へ伸び、鉛直に配置されたウ
エブ62と、ウエブ62の上下の側部にそれぞれ固着さ
れ、材軸方向へ伸び、水平に配置された一対のフランジ
64とからなる。一方、連結部材56はブラケット54
と同じサイズのH型鋼であり、材軸方向へ伸び、鉛直に
配置されたウエブ66と、ウエブ66の上下の側部にそ
れぞれ固着され、材軸方向へ伸び、水平に配置された一
対のフランジ68とからなる。
はH型鋼であり、材軸方向へ伸び、鉛直に配置されたウ
エブ62と、ウエブ62の上下の側部にそれぞれ固着さ
れ、材軸方向へ伸び、水平に配置された一対のフランジ
64とからなる。一方、連結部材56はブラケット54
と同じサイズのH型鋼であり、材軸方向へ伸び、鉛直に
配置されたウエブ66と、ウエブ66の上下の側部にそ
れぞれ固着され、材軸方向へ伸び、水平に配置された一
対のフランジ68とからなる。
【0051】ブラケット54のウエブ62と連結部材5
6のウエブ66とを突き合わせ、2枚の繋ぎプレート7
0を両ウエブに当てて両ウエブをはさみ、ボルト・ナッ
ト又はリベットによって繋ぎプレート70と両ウエブ6
2,66とを連結する。さらに、ブラケット54の上下
のフランジ64と連結部材56の上下のフランジ68と
を突き合わせ、繋ぎプレート72を上方のフランジの上
側と下方のフランジの下側とに当て、繋ぎプレート74
を上方のフランジの下側と下方のフランジの上側とに当
て、ボルト・ナット又はリベットによって繋ぎプレート
72,74と両フランジ64,68とを連結する。この
ようにして、連結部材56をブラケット54に連結する
と、一対の耐震壁20と、一対のブラケット54と、連
結部材56とによって耐震要素が形成される。
6のウエブ66とを突き合わせ、2枚の繋ぎプレート7
0を両ウエブに当てて両ウエブをはさみ、ボルト・ナッ
ト又はリベットによって繋ぎプレート70と両ウエブ6
2,66とを連結する。さらに、ブラケット54の上下
のフランジ64と連結部材56の上下のフランジ68と
を突き合わせ、繋ぎプレート72を上方のフランジの上
側と下方のフランジの下側とに当て、繋ぎプレート74
を上方のフランジの下側と下方のフランジの上側とに当
て、ボルト・ナット又はリベットによって繋ぎプレート
72,74と両フランジ64,68とを連結する。この
ようにして、連結部材56をブラケット54に連結する
と、一対の耐震壁20と、一対のブラケット54と、連
結部材56とによって耐震要素が形成される。
【0052】平面を示す図10を参照すると、連結部材
76はH型鋼であり、材軸方向へ伸び、鉛直に配置され
たウエブ78と、ウエブ78の上下の側部にそれぞれ固
着され、材軸方向へ伸び、水平に配置された一対のフラ
ンジ80とからなる(図には上側のフランジ80を示し
てある)。連結部材76は、一対の耐震壁20に連結さ
れた2つの端部82,83を除く中間部に、各フランジ
80を切り欠いた2箇所の降伏部84を有する。2つの
端部82,83は、耐震壁20に対して水平方向へ変位
できるように耐震壁20に連結されている。
76はH型鋼であり、材軸方向へ伸び、鉛直に配置され
たウエブ78と、ウエブ78の上下の側部にそれぞれ固
着され、材軸方向へ伸び、水平に配置された一対のフラ
ンジ80とからなる(図には上側のフランジ80を示し
てある)。連結部材76は、一対の耐震壁20に連結さ
れた2つの端部82,83を除く中間部に、各フランジ
80を切り欠いた2箇所の降伏部84を有する。2つの
端部82,83は、耐震壁20に対して水平方向へ変位
できるように耐震壁20に連結されている。
【0053】降伏部84は、地震の水平荷重によって降
伏する連結部材76のヒンジ域を耐震壁20の外部に強
制的に位置させる手段であり、強度又は剛性を低くした
部分である。2つの耐震壁20と連結部材76とからな
る耐震要素は、地震の水平荷重によって対称に変形する
ことから、2つの降伏部84を設ける。そして、これら
降伏部84が2つの耐震壁の壁面21,21間の距離の
中心を通る仮想鉛直面Pに対して対称となるように形成
する。降伏部84は、中央の平行降伏部分86と、平行
降伏部分86から湾曲して立ち上がった立ち上がり部分
87とを有する。
伏する連結部材76のヒンジ域を耐震壁20の外部に強
制的に位置させる手段であり、強度又は剛性を低くした
部分である。2つの耐震壁20と連結部材76とからな
る耐震要素は、地震の水平荷重によって対称に変形する
ことから、2つの降伏部84を設ける。そして、これら
降伏部84が2つの耐震壁の壁面21,21間の距離の
中心を通る仮想鉛直面Pに対して対称となるように形成
する。降伏部84は、中央の平行降伏部分86と、平行
降伏部分86から湾曲して立ち上がった立ち上がり部分
87とを有する。
【0054】平面を示す図11を参照すると、連結部材
96は、一対のブラケット54に連結された2つの端部
98,99を除く中間部100に、各フランジを切り欠
いた2箇所の降伏部102を有する。降伏部102は降
伏部84と実質的に同じ形態である。一対のブラケット
54は、耐震壁20に対して水平方向へ変位できるよう
に耐震壁20に連結されている。
96は、一対のブラケット54に連結された2つの端部
98,99を除く中間部100に、各フランジを切り欠
いた2箇所の降伏部102を有する。降伏部102は降
伏部84と実質的に同じ形態である。一対のブラケット
54は、耐震壁20に対して水平方向へ変位できるよう
に耐震壁20に連結されている。
【0055】いま、模式的に示した図12のように、連
結部材76(連結部材96についても同じ)の寸法と、
降伏部84の寸法とを定める。さらに、連結部材76の
中心から最大曲げモーメントMyが発生する位置までの
距離をL、最大曲げモーメント発生位置から降伏部84
の平行降伏部分86の開始位置までの距離をLk、設計
上必要とする連結部材76のせん断力をQとすると、曲
げモーメントMyは、 My=Q・L となる。最大曲げモーメント発生位置において連結部材
76を降伏させないために必要な断面係数Zは、 Z≧My/σy=Q・L/σy となる。同一のせん断力Qにおいて、降伏部の平行降伏
部分86の開始位置での曲げモーメントMpは、 Mp=Q・(L−Lk) となる。曲げモーメントMpで降伏部の平行降伏部分8
6の開始位置が全塑性モーメントに達するために必要な
塑性断面係数Zpは、 Zp=Mp/(α・β・σy) ここで、αは材料強度のばらつき及びひずみ硬化による
応力割り増し係数、βは設計上の安全係数である。同一
のせん断力において降伏部が先に全塑性モーメントに達
するためのZ/Zpの条件は、 Z/Zp≧(α・β・L) /(L−Lk) となる。したがって、降伏部84の平行降伏部分86の
幅Bkは式を満足するように決定する。
結部材76(連結部材96についても同じ)の寸法と、
降伏部84の寸法とを定める。さらに、連結部材76の
中心から最大曲げモーメントMyが発生する位置までの
距離をL、最大曲げモーメント発生位置から降伏部84
の平行降伏部分86の開始位置までの距離をLk、設計
上必要とする連結部材76のせん断力をQとすると、曲
げモーメントMyは、 My=Q・L となる。最大曲げモーメント発生位置において連結部材
76を降伏させないために必要な断面係数Zは、 Z≧My/σy=Q・L/σy となる。同一のせん断力Qにおいて、降伏部の平行降伏
部分86の開始位置での曲げモーメントMpは、 Mp=Q・(L−Lk) となる。曲げモーメントMpで降伏部の平行降伏部分8
6の開始位置が全塑性モーメントに達するために必要な
塑性断面係数Zpは、 Zp=Mp/(α・β・σy) ここで、αは材料強度のばらつき及びひずみ硬化による
応力割り増し係数、βは設計上の安全係数である。同一
のせん断力において降伏部が先に全塑性モーメントに達
するためのZ/Zpの条件は、 Z/Zp≧(α・β・L) /(L−Lk) となる。したがって、降伏部84の平行降伏部分86の
幅Bkは式を満足するように決定する。
【0056】図10ないし図12に示した2つの降伏部
84,102は、結局、連結部材の強度又は剛性を低く
した部分であるから、連結部材に必要とされる強度又は
剛性は、この降伏部の部分において確保できるように、
連結部材の寸法を定める。
84,102は、結局、連結部材の強度又は剛性を低く
した部分であるから、連結部材に必要とされる強度又は
剛性は、この降伏部の部分において確保できるように、
連結部材の寸法を定める。
【図1】 本発明に係る建築物の耐震構造の実施例を模
式的に示した断面図で、図4の1−1線で切断したもの
であり、建築物の2つの階層を示している。
式的に示した断面図で、図4の1−1線で切断したもの
であり、建築物の2つの階層を示している。
【図2】 本発明に係る建築物の耐震構造の実施例を模
式的に示した水平断面図である。
式的に示した水平断面図である。
【図3】 本発明に係る建築物の耐震構造の別の実施例
を模式的に示した水平断面図である。
を模式的に示した水平断面図である。
【図4】 本発明に係る建築物の耐震構造の実施例を模
式的に示した平面図で、図5の一部を拡大したものであ
る。
式的に示した平面図で、図5の一部を拡大したものであ
る。
【図5】 建築物の任意の階層を模式的に示した平面図
で、スラブを省略して示している。
で、スラブを省略して示している。
【図6】本発明に係る建築物の耐震構造のさらに別の実
施例を模式的に示した、図4と同様な平面図である。
施例を模式的に示した、図4と同様な平面図である。
【図7】 本発明に係る建築物の耐震構造のさらに別の
実施例を模式的に示した平面図である。
実施例を模式的に示した平面図である。
【図8】 本発明に係る建築物の耐震構造のさらに別の
実施例を模式的に示した図1と同様な断面図である。
実施例を模式的に示した図1と同様な断面図である。
【図9】 図8に示したブラケット及び連結部材の拡大
側面図である。
側面図である。
【図10】 本発明に係る建築物の耐震構造のさらに別
の実施例を模式的に示した平面図である。
の実施例を模式的に示した平面図である。
【図11】 本発明に係る建築物の耐震構造のさらに別
の実施例を模式的に示した平面図である。
の実施例を模式的に示した平面図である。
【図12】 図10及び図11に示した降伏部の条件を
定めるのに使用する寸法関係を示した平面図である。
定めるのに使用する寸法関係を示した平面図である。
20,50 耐震壁 22 スラブ 24,54 建築物 26,56,76,96 連結部材 32 小梁 38 シート 40 スペーサ 52 柱 54 ブラケット 84,102 降伏部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福島 寛二 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会社 熊谷組東京本社内 Fターム(参考) 2E002 EA01 EB13 FA02 FA06 FB01 FB03 GA00 GA10 GA14 GA16 JA01 JB10 JB14 JB16 MA09 MA12 3J048 AA06 AC06 BC09 DA04 EA38 3J066 AA01 AA26 BA03 BB01 BC01 BF01 BG02
Claims (5)
- 【請求項1】 鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンク
リート造の耐震壁又は柱を備える建築物の耐震構造であ
って、 水平方向に間隔をおいて配置された一対の前記耐震壁
に、又は水平方向に間隔をおいて配置された前記耐震壁
と前記柱とに連結される端部を有する鉄骨製の連結部材
を備え、 この連結部材の前記耐震壁に係わる端部は、前記耐震壁
に対して水平方向へ変位できるように前記耐震壁に連結
された、建築物の耐震構造。 - 【請求項2】 鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンク
リート造の耐震壁又は柱と、この耐震壁又は柱に支持さ
れるスラブとを備える建築物の耐震構造であって、 水平方向に間隔をおいて配置された一対の前記耐震壁
に、又は水平方向に間隔をおいて配置された前記耐震壁
と前記柱とに連結される端部を有する鉄骨製の連結部材
を備え、 この連結部材は前記スラブと非連結となるように配置さ
れ、前記連結部材の前記耐震壁に係わる端部は、前記耐
震壁に対して水平方向へ変位できるように前記耐震壁に
連結された、建築物の耐震構造。 - 【請求項3】 鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンク
リート造の耐震壁又は柱を備える建築物の耐震構造であ
って、 水平方向に間隔をおいて配置された一対の前記耐震壁の
それぞれに、又は水平方向に間隔をおいて配置された前
記耐震壁及び前記柱のそれぞれに連結され、対向する向
きに伸びている一対のブラケットであって前記耐震壁に
係わるブラケットが前記耐震壁に対して水平方向へ変位
できるように前記耐震壁に連結された一対のブラケット
と、 これらブラケットに連結された鉄骨製の連結部材とを備
える、建築物の耐震構造。 - 【請求項4】 鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンク
リート造の耐震壁又は柱と、この耐震壁又は柱に支持さ
れるスラブとを備える建築物の耐震構造であって、 水平方向に間隔をおいて配置された一対の前記耐震壁の
それぞれに、又は水平方向に間隔をおいて配置された前
記耐震壁及び前記柱のそれぞれに連結され、対向する向
きに伸びている一対のブラケットであってこれらブラケ
ットが前記スラブと非連結となるように配置され、前記
耐震壁に係わるブラケットが前記耐震壁に対して水平方
向へ変位できるように前記耐震壁に連結された一対のブ
ラケットと、 これらブラケットに連結され、前記スラブと非連結とな
るように配置された鉄骨製の連結部材とを備える、建築
物の耐震構造。 - 【請求項5】 前記連結部材は、材軸方向へ伸びるウエ
ブと、このウエブの材軸に沿う2つの側部にそれぞれ固
着された一対のフランジとからなり、前記連結部材の中
間部は、前記各フランジを切り欠いた2箇所の降伏部を
有する、請求項1ないし4のいずれかに記載の建築物の
耐震構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11162515A JP2000352220A (ja) | 1999-06-09 | 1999-06-09 | 建築物の耐震構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11162515A JP2000352220A (ja) | 1999-06-09 | 1999-06-09 | 建築物の耐震構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000352220A true JP2000352220A (ja) | 2000-12-19 |
Family
ID=15756098
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11162515A Pending JP2000352220A (ja) | 1999-06-09 | 1999-06-09 | 建築物の耐震構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000352220A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106245755A (zh) * | 2016-09-30 | 2016-12-21 | 华东建筑设计研究院有限公司 | 斜撑增强型钢框架‑剪力墙装配式大空间住宅体系 |
| JP2018162654A (ja) * | 2017-03-24 | 2018-10-18 | ジャパンパイル株式会社 | 杭頭接合部の設計方法、施工方法、設計図、杭頭用定着筋の仕様書、及び、杭頭用定着筋の取付位置確認用装置 |
| CN112144688A (zh) * | 2020-10-30 | 2020-12-29 | 中国地震局工程力学研究所 | 一种双面剪切型方钢管阻尼器及作法 |
| CN113846774A (zh) * | 2021-09-29 | 2021-12-28 | 台州立昌工程建设有限公司 | 一种建筑用抗震墙体及其施工工艺 |
-
1999
- 1999-06-09 JP JP11162515A patent/JP2000352220A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106245755A (zh) * | 2016-09-30 | 2016-12-21 | 华东建筑设计研究院有限公司 | 斜撑增强型钢框架‑剪力墙装配式大空间住宅体系 |
| CN106245755B (zh) * | 2016-09-30 | 2021-07-09 | 华东建筑设计研究院有限公司 | 斜撑增强型钢框架-剪力墙装配式大空间住宅体系 |
| JP2018162654A (ja) * | 2017-03-24 | 2018-10-18 | ジャパンパイル株式会社 | 杭頭接合部の設計方法、施工方法、設計図、杭頭用定着筋の仕様書、及び、杭頭用定着筋の取付位置確認用装置 |
| JP7048273B2 (ja) | 2017-03-24 | 2022-04-05 | ジャパンパイル株式会社 | 杭頭接合部の設計方法、製造方法、及び、杭頭用定着筋の取付位置確認用装置 |
| CN112144688A (zh) * | 2020-10-30 | 2020-12-29 | 中国地震局工程力学研究所 | 一种双面剪切型方钢管阻尼器及作法 |
| CN112144688B (zh) * | 2020-10-30 | 2023-04-14 | 中国地震局工程力学研究所 | 一种双面剪切型方钢管阻尼器及作法 |
| CN113846774A (zh) * | 2021-09-29 | 2021-12-28 | 台州立昌工程建设有限公司 | 一种建筑用抗震墙体及其施工工艺 |
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