【発明の詳細な説明】
インドリン-2-オン誘導体、
その製造方法、およびこれを含有する薬学的組成物
本発明は、インドリン-2-オンの新規誘導体、その製造方法、およびこれを含
有する薬学的組成物に関する。これらの新規誘導体は、一般的に、バソプレシン
および/またはオキシトシン受容体に対する親和性を有しており、従って薬学的
組成物の活性成分を構成することができる。
バソプレシンは、特に、その抗利尿作用および血圧調節におけるその作用につ
いて公知のホルモンである。これは、多くのタイプの受容体:V1(V1a,V1b,or
V2)を刺激する。これらの受容体は、肝臓,血管(冠動脈、腎血管、脳血管)、
血小板、腎臓、子宮、膵臓、副腎、中枢神経系および脳下垂体に分布する。オキ
シトシンは、バソプレシンに近似したペプチド構造を有している.オキシトシン
受容体は、子宮の平滑筋にも見られる;それらは本質的には乳腺筋上皮細胞、中
枢神経系、腎臓、血管および脂肪細胞に存在する。異なる受容体の位置が、Jard
S.et al.,「バソプレシンおよびオキシトシン受容体:概観、印刷中」in Endocr
inology;およびImura H.and Shizume K.,eds.,Experta Medica,Amsterdam,1988
,1183-1188に記載されており、また次の文献に記載されている:Presse Medicale
,1987,16(10),481-85,J.Lab.Clin.Med.,1989,114(6),617-632 and Pharmacol.Re
v.,1991 43(1),73-108。従って、バソプレシンは、ホルモン作用、心臓血管系作
用、肝作用、腎作用、抗利尿作用および凝集作用、並びに中枢および末梢神経系
、子宮、腸、眼球および肺系に対する作用を有している。オキシトシンは、分娩
、乳汁分泌、性的行動および脂肪代謝調節に介入する。
バソプレシンのV2受容体に対するアンタゴニスト(AVP-2-アンタゴニスト
又はV2アンタゴニスト)は、フロセミド(furosemide)またはヒドロクロロチア
ジド(hydroクロロthiazide)等の臨床的医薬として従来使用されている利尿剤と
は異なり、電解質(Na+、K+)の喪失を生じることなく、腎による水の再吸収
に特異的に介入する強力なアクアレティクス(aquaretics)として推奨することが
できる。後者のこれら利尿剤は、長期の治療の後に低カリウム血症および低ナト
リウム血症を引き起こす。
アルギニン-バソプレシン(以下、AVPと称する)のV2受容体に対する第一
のアン
タゴニスト、即ち、OPC-3160は、現在臨床開発中である。OPC-31260とフ
ロセミドのような従来の利尿剤との効果の比較により、このような組成物は、動
物(Yoshitaka Y.et al.,Br.J.Pharmacol.,1992,105,787-791)およびヒト(Aki
hiro O.et al.,J.Clin.Invest.,1993,92,2653-2659,Akihiro O.et al.,J.Pharma
col.Exp.Ther.,1995,272,546-551)の両方において水性の利尿を選択的に促進し
、高投与量においてもイオン排出に影響せず、または僅かな影響品もたないこと
が示された。
インドリン-2-オン誘導体は、文献中に記載されている。例えば、特許ZA830
952号は、変換酵素を阻害する抗昇圧剤として使用するための誘導体を記載して
おり、またフランス国特許FR 1 509 373号は、カリウム排泄に対する作用を有
する利尿剤化合物を記載している。
多くの特許出願又は特許もまた、バソプレシンおよび/またはオキシトシン受
容体に対する親和性をもった一連のペプチド化合物を記載している。例えば、ヨ
ーロッパ特許EP 382 185は、血管拡張剤、降圧剤、利尿剤、および抗血小板凝集
剤として使用するための、バソプレシンのアンタゴニストであるカルボスチリル
誘導体を記載している。EP 444 945は、特に月経困難症に使用するためのスピロ
ピペリジン誘導体を記載している。EP 514 667は、特に、腎機能障害、低ナトリ
ウム血症、糖尿病、又は高血圧の治療および予防および血小板凝集の阻害に使用
するためのベンズアゼピン誘導体を記載している。日本特許03127732は、バソプ
レシンアンタゴニストとしてのインドール誘導体を記載している。また、ベンジ
ル−またはスルホニルインドリンおよびインドール誘導体は、バソプレシンおよ
び/またはオキシトシンのアンタゴニストとして記載されている。この点に関し
ては次の文献を挙げることができる:EP 469 984,EP 526 348,EP636 608,EP636
609、並びに国際特許出願WO93/15051およびWO95/18105。
今回、或る種のインドリノンは、バソプレシンおよび/またはオキシトシンの
受容体に対して優れた親和性を有することが発見された。
これらの新規なインドリン-2-オンは、バソプレシンのV2受容体および恐らく
はオキシトシン受容体に対する強力なアンタゴニストである。更に、それらの構
造、特に塩を形成できる種々の極性官能基の存在により、これらの分子は水中で
の良好な分散性および/または可溶性を有しており、これによって改善された薬
理学的活性および優れた生体内利用性が付与され、且つ注射可能な処方剤を容易
に調製することが可能になる。
従って、一つの側面において、本発明は下記式のインドリン-2-オン、および
その塩、溶媒和物または水和物に関する。
ここで、
・R1およびR2は夫々独立に、水素;ヒドロキシ;ハロゲン;(C1-C7)アル
キル;(C1-C7)ポリフルオロアルキル;(C1-C7)アルコキシ;(C1-C7)アル
キルチオ;(C1-C7)ポリフルオロアルコキシ;(C3-C7)シクロアルキロキシ;
(C3-C7)シクロアルキルチオ;シクロアルキルメトキシ若しくはシクロアルキ
ルメチルチオ[ここで、シクロアルキルはC3-C7である];フェノキシ;ベン
ジロキシ;ニトロ;シアノを表す;
・R3およびR4は、相互に独立してフェニル基を1回以上置換し、夫々が独立
に、水素;ハロゲン;(C1-C7)アルキル;(C2-C7)アルケニル;(C1-C7)ポ
リハロゲノアルキル;フェニル若しくはベンジル;シアノ;ニトロ;-NR5R6
基;ヒドロキシアミノ;ヒドロキシ;OR7基;SR7基;-COOR8基;-CO
NR9R10基;-CSNR9R10基を表し、R3およびR4の少なくとも一方は水素
ではない;
・R5およびR6夫々独立に、水素;(C1-C7)アルキル;(C2-C7)アルケニル
;フェニル;ベンジル;(C1-C7)アルキルカルボニル;(C1-C7)チオカルボニ
ル;(C3-C7)シクロアルキルカルボニル;(C3-C7)シクロアルキルチオカルボ
ニル;ベンゾイル;チエニルカルボニル;フリルカルボニル;(C1-C7)アルキ
ロキシカルボニル;フェノキシカルボニル;ベンジロキシカルボニル;非置換も
しくはR9およびR10で置換されたカルバモイル若しくはチオカルバモイルを表
し;或いは、R5およびR6はそれらが結合している窒素と一緒になってピロリジ
ン、ピロリン、ピロール、インドリン、インドールまたはピペリジン基から選択
される複素環基を構成し;或いは、R5はそれが結合している窒素原子およびフ
ェニル基に隣接する炭素原子と一緒になって、インドール、インドリンおよびテ
トラヒ
ドロキノリンから選択される複素環を形成し、またR6は水素;(C1-C7)アルキ
ル;ベンジル;(C1-C7)アルキルカルボニル;(C1-C7)チオカルボニル;(C3
-C7)シクロアルキルカルボニル;(C3-C7)シクロアルキルチオカルボニル;(
C1-C7)アルキロキシカルボニル;フェノキシカルボニル;ベンジロキシカルボ
ニル;R9およびR10で置換されていないカルバモイル若しくはチオカルバモイ
ル基を表す;
・R7は、(C1-C7)アルキル;(C2-C7)アルケニル;フェニル;ベンジル;(
C3-C7)シクロアルキル;(C1-C7)ポリフルオロアルキル;ホルミル;(C1-C7
)アルキルカルボニル;ベンゾイル;ベンジルカルボニルを表し;
・R8は、水素;(C1-C7)アルキル;フェニル;ベンジルを表し;
・R9およびR10は、夫々独立に、水素;(C1-C7)アルキル;(C1-C7)ポリ
フルオロアルキル;(C2-C7)アルケニル;任意にヒドロキシ(C1-C4)アルキル
基で置換された(C3-C7)シクロアルキル;ピリジル;フェニル;チエニル;フ
リルを表し、或いは、R9およびR10はそれらが結合している窒素原子と一緒に
なって、非置換もしくは1以上の(C1-C4)アルキル基で置換されたピロリジン
、ピペリジンまたはピペラジン基;または(C4-C7)アザシクロアルキル基から
なる郡から選択される複素環基を構成し;
・Wは、-CH2-基もしくは-SO2-基を表し
・Cyは、それが結合している炭素原子と一緒になって、任意に縮環し、また
は1以上の(C1-C7)アルキル基[この基は同じ炭素原子を1回以上置換しても
よい]もしくはC3-C6スピロシクロアルキル基で任意に置換された、非芳香族
性で且つ飽和もしくは不飽和のC5-C12炭化水素環を構成し;
・Y1およびY2は、Cyの同じ炭素原子を置換し;
・Y1は、
(i)-(C0-C4)アルキレン-T-Z基,
-(C1-C4)アルキリデン-T-Z基,
(ii)-(C0-C3)アルキレン-NR16-T-Z基[ここで、R16は水素原子、(
C1-C3)アルキル、酸素原子を表し、R16を有する窒素原子は任意に四級であり
、対イオンはCl-、Br-、I-またはCH3SO4である];
-(C2-C3)アルキリデン-NR16-T-Z基[ここで、R16は上記で定
義した通りである]
(iii)-(C1-C3)アルキレン-O-T-Z基,
-(C2-C3)アルキリデン-O-T-Z基,
(iv)-(C0-C3)アルキレン-S-T-Z基,
-(C0-C3)アルキレン-SO-T-Z基,
-(C0-C3)アルキレン-SO2-T-Z基,
の何れかであり、TおよびZ下記に定義する通りである;
・Y2は、水素原子もしくはヒドロキシ基を表し、またはY1と共に二重結合を
形成し、またはY1と共にスピロ-5-ジヒドロ-3H-フラン-2-オンを形成し、Tお
よびZは何も表さない;
・Tは、任意に(C3-C6)シクロ-アルキレンが介在した(C1-C4)アルキレン
[ここで該アルキレンは、同じ炭素原子において(C1-C3)アルキル基で1回以
上置換されている]を表し;またはTは直接の結合を表す;
・Zは、ヒドロキシ;ベンジロキシ;-NR11R12基;-+NR11R12(C1-C4)
アルキル(A-)[ここで、(A-)は陰イオン、好ましくはCl-、Br-、I-または
CH3SO4 -である];-N(O)R11R12;-COOR11基;-NR11COR12基;(
C1-C4)アルキロキシカルボニルアミノ;ベンジロキシカルボニルアミノ;また
は-CONR11R12基を表す;但し、
*Y1が式(I)について且つ(ii),(iii)および(iv)の場合に定義されたもので
あり、且つTがメチレン基または直接結合を表すときには、Zはヒドロキ
シ;ベンジロキシ;-NR11R12;N(O)R11R12;-+NR11R12(C1-C4)アル
キル;-NR11COR12;(C1-C4)アルキロキシカルボニルアミノまたはベン
ジロキシカルボニルアミノ基ではあり得ず、
*Y1=Zであるときは、Zはヒドロキシまたはベンジロキシ基ではめり得な
い;
ものと理解される;
・R11およびR12は、夫々独立に、水素;(C1-C7)アルキル;(C1-C4)アル
コキシ;(C3-C7)シクロアルキル;フェニル;(C1-C3)アルキレンシクロアル
キル[ここで、シクロアルキルはC3-C7でめる];(C1-C3)アルキレンフェニ
ルを表し、これらの基は任意にR13でモノ置換またはポリ置換されていてもよく
、
或いは、R11およびR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、
任意にR13でモノ置換またはポリ置換されたアゼチジン、ピコリジン、ピペリジ
ン、ピペラジ
ン、ピペラジノン、モルホリン、モルホリノン、チオモルホリン、ヘキザヒドロ
アゼピン;またはチオモルホリン-1,1-ジオキシド若しくはチオモルホリン-1-オ
キシドの複素環類から選択される複素環を構成するか;或いは、R12はピロリド
ンまたはピペリドンを表す;
・R13は、ヒドロキシ基;(C1-C4)アルキル;(C1-C4)アルコキシ;チオー
ル;(C1-C4)アルキルチオ;(C1-C4)アルキルスルフィニル;(C1-C4)アル
キルスルホニル;ベンジロキシ若しくはヒドロキシアルキロキシ基;NR14R15基
[ここでR14およびR15夫々独立に、水素、(C1-C4)アルキル、(C1-C4)アル
キロキシカルボニル若しくはベンジロキシカルボニル基を表す];カルボキシ;
(C1-C4)アルキロキシカルボニル、フェノキシカルボニル;ベンジロキシカル
ボニル;カルバモイル;アミジノ;グアニジノ;イミダゾリル;チエニル;ピリ
ジル;インドリル;テトラヒドロイソキノリル基を表す。
式(I)を有する化合物の好ましいファミリーは、次式(Ip)、およびその塩、
溶媒和物または水和物で表される。
ここで、
・R1およびR2は、夫々独立に、水素;ヒドロキシ;ハロゲン;(C1-C7)ア
ルキル;(C1-C7)ポリフルオロアルキル;(C1-C7)アルコキシ;(C1-C7)アル
キルチオ;(C1-C7)ポリフルオロアルコキシ;(C3-C7)シクロアルキロキシ;
(C3-C7)シクロアルキルチオ;シクロアルキルメトキシ若しくはシクロアルキ
ルメチルチオ[ここで、該シクロアルキルはC3-C7である];フェノキシ;ベ
ンジロキシ;ニトロ;シアノを表し;
・R3およびR1は、相互に独立にフェニル基を1回以上置換しており、また夫
々独立に、水素;ハロゲン;(C1-C7)アルキル;(C2-C7)アルケニル;(C1-
C7)ポリハロゲノア
ルキル;フェニル若しくはベンジル;シアノ;ニトロ;-NR5R6基;ヒドロキ
シアミノ;ヒドロキシ;OR7基;SR7基;-COOR8基;-CONR9R10基;
-CSNR9R10基を表しており、R3およびR4の少なくとも一方は水素ではない
;
・R5およびR6は、夫々独立に、水素;(C1-C7)アルキル;(C2-C7)アルケ
ニル;フェニル;ベンジル;(C1-C7)アルキルカルボニル;(C1-C7)チオカル
ボニル;(C3-C7)シクロアルキルカルボニル;(C3-C7)シクロアルキルチオカ
ルボニル;ベンゾイル;チエニルカルボニル;フリルカルボニル;(C1-C7)ア
ルキロキシカルボニル;フェノキシカルボニル;ベンジロキシカルボニル;非置
換もしくはR9およびR10で置換されたカルバモイル若しくはチオカルバモイル
を表し、或いはR5およびR6は、これらが結合している窒素原子と一緒になって
、ピロリジン、ピロリン、ピコール、インドリン、インドールおよびピペリジン
からなる郡から選択される複素環基を構成し;或いは、R5は、それに結合して
いる窒素原子およびフェニル基に隣接した炭素原子と一緒になって、インドール
、インドリンおよびテトラヒドロキノリンから選択される複素環を構成し、また
R6は、水素;(C1-C7)アルキル;ベンジル;(C1-C7)アルキルカルボニル;(
C1-C7)チオカルボニル;(C3-C7)シクロアルキルカルボニル;(C3-C7)シク
ロアルキルチオカルボニル;(C1-C7)アルキロキシカルボニル;フェノキシカ
ルボニル;ベンジロキシカルボニル;非置換もしくはR9およびR10で置換され
たカルバモイル若しくはチオカルバモイル基を表し;
・R7は、(C1-C7)アルキル;(C2-C7)アルケニル;フェニル;ベンジル;(
C3-C7)シクロアルキル;(C1-C7)ポリフルオロアルキル;ホルミル;(C1-C7
)アルキルカルボニル;ベンゾイル;ベンジルカルボニルを表し;ボニル;
・R8は、水素、(C1-C7)アルキル;フェニル;ベンジルを表し;
・R9およびR10は、夫々独立に、水素;(C1-C7)アルキル;(C1-C7)ポリ
フルオロアルキル;(C2-C7)アルケニル;任意にヒドロキシ(C1-C4)アルキル
基で置換された(C3-C7)シクロアルキル;ピリジル;フェニル;チエニル;フ
リルを表し;或いは、R9およびR10はそれらが結合している窒素原子と一緒に
なって、非置換もしくは(C1-C4)アルキル基で置換されたピロリジン、ピペリ
ジン若しくはピペラジン;または(C4-C7)アザシクロアルキルから選択される
複素環基を構成し;
・Wは-CH2-基または-SO2-基を表し;
・Cyは、それが結合している炭素原子と一緒になって、任意に縮合しまたは
1以上の(C1-C7)アルキル基[これらの基は、同じ炭素原子上においてC3-C6
スピロシクロアルキル基で1回以上置換されていてもよい]で置換された、非芳
香族性で且つ飽和または不飽和のC5-C12基を構成し;
・Y1およびY2は、Cyの同じ炭素原子を置換しており;
・Y1は、
(i)-(C0-C4)アルキレン-T-Z基、
-(C1-C4)アルキリデン-T-Z基,
(ii)-(C0-C3)アルキレン-NR16-T-Z基[ここで、R16は水素原子、(
C1-C3)アルキル、酸素原子を表し、R16を有する窒素原子は任意
に四級であり、対イオンはZにおいて定義される]、
-(C2-C3)アルキリデン-NR16-T-Z基[ここで、R16は上記で定
義した通りである]、
(iii)-(C1-C3)アルキレン-O-T-Z基,
-(C2-C3)アルキリデン-O-T-Z基、
の何れかを表し;TおよびZは上記で定義したとおりである
・Y2は、水素原子またはヒドロキシ基を表し、またはY1と一緒に二重結合を
形成し;
・Tは、任意に(C3-C6)シクロアルキレン基が介在する(C1-C4)アルキレン
基[該アルキレン基は、同じ炭素原子において(C1-C3)アルキル基で任意に1
回以上置換される]を表し、或いは、Tは直接結合を表し;
・Zは、-NR11R12基;-+NR11R12(C1-C4)アルキル(A-)[(A-)は陰イ
オン、好ましくはCl-,Br,I-またはCH3SO4 -である];-N(O)R11R12
;-COOR11基;-NR11COR12基;(C1-C4)アルキロキシカルボニルアミ
ノ;ベンジロキシカルボニルアミノ;または-CONR11R12基を表し、ここで
、Y1が(ii)および(iii)で定義されるもんであり、Tがメチレン基または直
接結合を表すとき、Zは-NR11R12;-+NR11R12;(C1-C4)アルキル;-N
R11COR12;(C1-C4)アルキロキシカルボニルアミノまたはベンジロキシカ
ルボニルアミノ基ではあり得ないと理解される;
・R11およびR12は、夫々独立に、水素;(C1-C7)アルキル;(C1-C7)アル
コキシ;
(C3-C7)シクロアルキル;フェニル;(C1-C3)アルキレンシクロアルキルを表
し[ここで、該シクロアルキルはC3-C7,である];(C1-C3)アルキレンフェ
ニルを表し、前記基はR13で任意にモノ置換またはポリ置換され;或いは、R11
およびR12はそれらが結合している窒素原子と共に、R13で任意にモノ置換また
はポリ置換されたアゼチジン,ピロリジン,ピペリジン,ピペラジン,ピペラジ
ノン,モルホリン,モルホリノン,チオモルホリン,ヘキサヒドロアゼピン;ま
たはチオモルホリン-1,1-ジオキシド若しくはチオモルホワン-1-オキシドから選
択される複素環を構成し;或いは、R12はピロリドン若しくはピペリドンを表し
;
・R13は、ヒドロキシ基;(C1-C4)アルキル;(C1-C4)アルコキシ;チオー
ル;(C1-C4)アルキルチオ;(C1-C4)アルキルスルフィニル;(C1-C4)アル
キルスルホニル;ベンジロキシ若しくはヒドロキシアルキコキシ;NR14R15基
[ここでR14およびR15は夫々独立に、水素、(C1-C4)アルキル、(C1-C4)ア
ルキロキシカルボニルまたはベンジロキシカルボニルを表す];カルボキシ基;
(C1-C4)アルキロキシカルボニル、フェノキシカルボニル;ベンジロキシカル
ボニル;カルバモイル;アミジノ;グアニジノ;イミダゾリル;チエニル;ピリ
ジル;インドリル;またはテトラヒドロイソキノリル基を表す。
次式(IA)を有する化合物は、その塩、水和物または溶媒和物と共に、好ま
しい化合物である。
ここで、置換基R1はインドリン-2-オンの5位にあり、R2は水素を表し、Cy
、Y1、Y2、R3、R4およびWは式(I)で定義した通りである。
これらの化合物のうちで好ましいものは、Cyがシクロヘキシルを表し、Y1
およびY2該シクロヘキシルの4位を置換し;R1が塩素原子またはエトキシ基を
表し;WがSO2
を表し;R3およびR4が式(I)で定義したものである化合物、およびその塩、
水和物または溶媒和物である。
上記の化合物のうちでも特に好まし化合物は、Y1が
・(C0-C4)アルキレン-T-Z基[ここで、Zは-NR11R12基;-CONR11
R12;COOR11基を表し、Tは直接結合または(C1-C4)アルキル基、好まし
くは直接結合である]であるもの、
・または(C0-C3)アルキレン-NR16-T-Z基[ここで、Tは(C1-C4)アル
キレン基、Zは-NR11R12基である]であるもの;
・または(C0-C3)アルキレン-S-T-Z基[ここで、Tは(C1-C4)アルキレ
ン基、Zは-NR11R12基である]であるものの何れかである。
本発明において、「(C1-C7)アルキル、(C1-C7)アルキレン、(C1-C7)ア
ルキリデン」の用語は、1〜7の炭素原子を含む、直鎖または分岐鎖のアルキル、
アルキレンまたはアルキリデン基を意味する。
非芳香族性のC5-C12炭化水素環には、縮環もしくは架橋した飽和もしくは不
飽和の、単環基もしくは多環基(テルペン性であってもよい)が含まれる。これ
らの基は、任意に、(C1-C4)アルキル基でモノ置換もしくは多置換されていて
もよい。単環基には、シクロアルキル、例えば、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロドデシルが含まれる。多環基には
、例えば、ノルボルナン、アダマンタン、ヘキサヒドロインダン、ノルボルネン
、ジヒドロフェナレン、ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、ビシクロ[3.3.1]ノナン;
トリシクロ[5.2.1.02.6]デカンが含まれる。
置換基R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11およびR1 2
におけるフェニル基は、非置換であってもよく、(C1-C7)アルキル[好ましく
はメチル、トリフルオロメチル]、(C1-C7)アルコキシ[好ましくはメトキシ
若しくはエトキシ]、ハロゲンでモノ置換もしくはジ置換されていてもよく、ま
たは、(C1-C7)アルキル、(C1-C7)アルコキシ若しくはハロゲンでトリ置換さ
れていてもよい。
本発明において、ハロゲンの用語は、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素から選
択される原子を意味し、好ましくはフッ素または塩素を意味する。
本発明の化合物が1以上の不斉炭素を含むとき、当該化合物の光学異性体は本
発明の一体的な部分を形成する。
本発明の化合物が立体異性体、例えば、アクシャル-エカトリアルまたはZ-E
であるとき、本発明はこの化合物の全ての立体異性体を包含する。
本発明の式(I)の化合物の塩には、式(I)の化合物の分離もしくは結晶化を可
能にする鉱酸または有機酸との塩、例えば、ピクリン酸、シュウ酸との塩、また
は光学的に活性な酸、例えば酒石酸、ジベンゾイル酒石酸、マンデル酸もしくは
カンファー酸との塩、および生理学的に許容可能な塩、例えば塩酸塩、臭素酸塩
、硫酸塩、リン酸水素塩、リン酸二水素塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩、2-ナフタレ
ンスルホン酸塩、またはパラトルエンスルホン酸塩を形成する酸との塩が含まれ
る。また、式(I)を有する化合物の塩には、有機または無機の塩基との塩、例え
ば、ナトリウム塩、カリウム塩、またはカルシウム塩(ナトリウム塩およびカリ
ウム塩が好ましい)のようなアルカリ金属またはアルカリ土類金属との塩、トロ
メタモール(trometamol)のようなアミンとの塩、またはアルギニン、リジンもし
くは他の生理学的に許容可能なアミンとの塩も含まれる。式(I)の化合物および
反応中間体中に存在し得る官能基は、予想化合物の一義的な合成を保証する保護
基によって、永久的または一時的に保護することができる。
「アミン、アルコール、フェノール、チオールまたはカルボン酸のための一時
的な保護基」の用語は、有機合成における保護基(Protective Groups in Organ
ic Synthesis,Greene T.W.and Wuts P.G.M.,ed.John Wiley&Sons,1991)および
保護基(Protective Groups,Kocienski PJ.,1994,Georg Thieme Verlag)に記載
されているような保護基を意味する。
アミンの保護記の例は、ベンジル、カルバメート(例えば、酸性媒質中で開裂
され得るtert-ブチルオキシカルボニル、または水素添加分解により開裂され得
るベンジロキシカルボニル)、カルボン酸(塩基性もしくは酸性の媒質中で加水
分解され得るメチル、エチルまたはtert-ブチルのようなアルキルエステル、水
素添加分解可能なベンジル基)、アルコール若しくはテトラヒドロピラニルのよ
うなフェニル、メチルオキシメチルもしくはメチルエトキシメチル、tert-ブチ
ルおよびベンジルエーテルである。上記で引用した「保護基」に記載されている
周知の一般的方法を参照すべきである。
永久的な保護基は、上記の開裂条件下で安定で、且つ最終生成物中に存在し得
るものである。このようなO-保護基またはN-保護基は、(C1-C7)アルキル基
およびフェニル基によって構成される。また、永久的なN-保護基には、(C1-C5
)アルキル基、およびベン
ゾイル基のようなアロイル基も含まれる。
化合物(I)は、その後に1以上の更なるステップで形成される他の官能基のた
めの前駆体を含むことができる。
本発明においては、酸性媒質または中性媒質中で水素添加開裂により開裂され
得る一時的保護基を使用するのが好ましい。
式(I)の化合物において、種々の極性官能基、特に、水の中での溶解性および
/または分散性を改善する塩を形成できる官能基は、Y1基に含まれているのが
好ましい。
本発明はまた、式(I)の化合物を製造する方法に関する。
本発明の化合物は、下記のスキーム1に従って調製することができる。
スキーム1 上記のスキーム1において、化合物(IIA)または(II'B)は、下記の式を
有する化合物である。ここで、Y'1およびY'2は、Y1および/またはY2、或いはY1および/または
Y2の前駆体を表す。
好ましくは、Y'1以下の基である:
(i)(C0-C4)アルキレン-X基、(C1-C4)アルキリデン-X基,
(ii)(C0-C3)アルキレン-X基,
(iii)(C1-C3)アルキレン-X基、(C2-C3)アルキリデン-X基,
(iv)(C0-C3)アルキレン-X基.
ここで、Xはヒドロキシ、(C1-C3)アルコキシ、ハライド、トシルオキシ若し
くはメシルオキシのようなスルホン酸エステル、シアノ、アジド、ニトロを表し
、或いは、それが結合しているアルキレン基もしくはアルキリデン基と一緒にな
って、アルデヒドまたはケトンを構成する。
化合物(II"B)は下記の式を有する。
ここで、C'yはそれが結合している炭素と一緒になって、不飽和の炭素環を構
成する。
本発明はまた、式(I)の化合物を製造する方法であって:
1)式(I)の化合物: ここで、R1,R2,Cy,Y1およびY2は、式(1)で定義した通りである
を、水素化ナトリウムのような水素化金属またはカリウムtert-butブトキシドの
存在下に、-40℃〜25℃の温度で、テトラヒドロフランのような無水溶媒中にお
いて、下記式の化合物;
ここで、W、R3およびR3は、式(I)で定義した通りであり、Halは
ハロゲン原子を表す。
と反応させ;または
2)チオール、アミンまたはカルボアニオンのような多くの求核試薬を、当業
者に周知の極めて一般的な反応で式(IIA)のカルボニル誘導体と反応させて、本
発明の化合物(I)を直接製造し、または1以上のステップで化合物(I)に変換す
ることができる中間体化合物(II'A)を製造することを特徴とする方法に関する
この明細書の説明において、化合物(IIA)を化合物(1)または(II'A)に変換
するステップは「官能化ステップ」と称し、これは化合物(IIB)を化合物(I)、(
II'B)または(II"B)に変換するのと同じ性質のものである。次に、これらの変
換を一緒に説明する。当業者は、実施される反応に応じて、化合物(IIA)および
(IIB)から、官能化ステップを受けることができる化合物を選択することができ
る。一例として、ナトリウムボロハイドライドの様な還元剤を用いた還元反応、
または塩基性媒質中での加水分解は、むしろ化合物(IIB)を用いて行われるであ
ろう;カルボアニオンを用いた反応は、好ましくは化合物(IIA)に対して行われ
、或いは、化合物(IIB)のラクタム官能基を考慮して、例えばこれを保護するこ
とにより行われるであろう。
極めて一般的に言えば、式(I)または(I')の化合物および式(II'A)および(II'
B)の中間体は、同型反応、即ち、それぞれカルボニル誘導体(IIA)および(IB)
から、従来の炭素-炭素カップリングによって調製することができる。本発明に
適用できる文献に記載の方法(Synthesis,1979,633-665)は、この点に関して参
考にすることができる。
Y1+Y2が二重結合を形成する化合物(I)または(I')、化合物(IIA)または(II'
B)は、ホスホニウムイリド、ホスフィンオキシド陰イオンまたはホスホネート
のようなリン誘導体を、カルボニル誘導体(IIA)または(IIB)と反応させるこ
とによって有利に調製される;これらの反応は、ウィッテッヒ反応、ウィッテッ
ヒ-オーナー反応、またはオーナー-バドワース-エモンズ反応(Wittig,Wittig-Ho
mer or Horner-Wadworth-Emmons reactions)として知られており、文献中に広く
記載され、証明されている。以下の文献は、この点に関して参考にすることがで
きる:Org.Reactions,1965,14,270;Chem.Organophosphorus compounds,1994,18
5;Org.Reactions,1977,25,73;Chem.Rev.,1974 and 1989,74and 89,87and 863
。
アルコール官能基、アルデヒド官能基またはケトン官能基を含む化合物(II'A
)または(II'B)、およびカルボン酸官能基またはエステル官能基を含む化合物(I
)または(I')は、当業者に周知の従来の酸化プロセスまたは還元プロセスによっ
て相互に変換することができる。
Y'1がシアノ基を表す化合物(II'B)または(II'B)は、カルボニル化合物(II
A)または(IIB)を、文献(J.Org.Chem.,1977,42,3114-3118)に記載されている
条件下で、トシルメチルイソニトリルと反応させることによって有利に調製され
る。
Y1が-NR16-T-ZorS-T-Z基で置換された(C1-C3)アルキレン基を表
す化合物(I)または(I')は、化合物(II'A)または(II'B)を用い、それぞれHN
R16-T-ZもしくはHS-T-Zアミンとの従来の反応によって調製することがで
きる。ここで、Y'1はX基で置換された同じアルキレン基を表し、Xは求核基、
例えばハロゲン(好ましくは臭素、塩素またはヨウ素)またはスルホン酸誘導体
、例えばトシルオキシ、メシルオキシとして定義され、また上記反応はジメチル
ホルムアミド、テトラヒドロフラン若しくはアセトニトリルのような極性溶媒中
において、0℃〜120℃の温度で行われる。また、Xはアミン基に還元され得るア
ジド基を表していてもよい。上記で定義したXを含む化合物(II'A)または(II'
B)は、一般的に対応するアルコールから調製することができる。例えば、文献
(
Angew.Chem.Int.Ed.,1975,14,801)に記載されていろトリフェニルホスフィン/
四塩化炭素系、または文献(Carbohyd.Res.,1978,61,511)に記載されているピ
リジン存在下でのトリフェニルホスフィン/C(Hal)4系(ここでHalはハ
ロゲンを表す)、または中性溶媒中における塩基存在下でのアリール-若しくは
アルキルスルホニルハライドとの反応を参照することができる。X基は交換する
ことができる。一例としては、文献(J.Chem.Soc.,1949,326)に記載されている
ように、スルホネート基は、ヨウ化ナトリウムのようなアルカリ性ヨウ化物との
反応によって、ヨウ素誘導体のようなハロゲンか物に変換することができる。X
がハロゲンを表すとき、それは、文献(J.Med.Chem.,1995,38,130-136)に記載
されているように、ナイトレートイオンで置換し、次いでパラジウム炭素のよう
な金属触媒の存在下に還元することによって、ヒドロキシ基に変換することがで
きる。
還元剤の存在下の酸性媒質中において、アミンをカルボニル誘導体(IIA)、(I
IB)、(II'A)または(II'B)と反応させる還元性アミネーション反応を使用する
こともできる。
還元剤は、パラジウム、ラネーニッケルのような金属触媒の存在下における水
素(M.Freifelder in"Practical Hydrogenations in Organic Synthesis,Proced
ures and Commentary",John Wiley&Sons,New York,1978,Chapter 10)、または
酢酸存在下におけるBH3、ナトリウムシアノボロハイドライドのようなアルカ
リ性ボロハイドライド若しくはその誘導体(Org.Prep.Proc.Int.,1985,17,317)
、特に、文献(Tetrah.Lett.,1990,5595 or J.Org.Chem.,1996,61,3849-3862)
に記載されている条件下におけるナトリウムトリアセトキシボロハイドライドで
あることができる。
また、アミンは誘導体(II'A)または(II'B)を、例えばパラジウム炭素もしく
は酸化白金のような金属触媒の存在下において、公知の反応で還元することによ
っても調製することができる。ここで、Xはニトロ、アジド、またはシアノを表
す。
Y1が(C1-C3)アルキレン-O-T-Zまたは(C2-C3)アルキリデン-O-T-Z
基を表す化合物(I')は、アセタール(II'B)を還元することによって調製す
ることができ、該アセタール自身は、アルデヒド若しくはケトンとHO-T-Zア
ルコールとから、例えば文献(J.Org.Chem.,1987,52,2594-2596)に記載されて
いるような当業者に周知の方法を用いて得られる。
Y1がS-T-Z基である化合物(I')は、エノール(II"B)のチオエーテルから
、パラジウ
ム炭素のような金属触媒の存在下での水素添加によって調製することができる。
これらの化合物(II"B)自体は、例えばジクロロメタンのような塩素含有溶媒
中のエーテル化トリフルオロボランの存在下で、化合物(IIB)およびHS-T-
Zから得られる。
Y1+Y2がスピロ-5-ジヒドロ-3H-フラン-2-オンを形成している化合物(I')は
、文献(J.Chem.Soc.,Chem.Commun.1986,624-625)に記載されているようにして
、ヨウ化サマリウムの存在下で、続いて酸処理により、化合物(IIB)およびアク
リル酸メチルから調製することができる。これらの化合物(I)に対するHNR11
R12アミンの作用はスピロラクトンの開環を可能にし、Y2=OHでY1=(CH2)2
CONR11R12の化合物(I')が得られる。
Y1が(C1-C3)アルキレン-O-T-Z基((iii)の場合)[ここで、Tは-CH2
−を表し、Zは-COOZ1基を表し、Z1は水素を表す]、(C1-C3)アルキルま
たはベンジル基である化合物(I)の別の合成法は、アルキル・トリフルオロメタ
ンスルホネートについて文献(Carbohydrate Research,1975,44,C5-C7)に記
載された方法を用いて、対応のアルコールを、銀トリフレートと対応のハロゲン
含有誘導体とをジクロロメタンまたは四塩化炭素のようなハロゲン化溶媒中にお
いて、2,6-ジ-tert-ブチルピリジンのような塩基の存在下で反応させることによ
りin ituで発生した、式CF3SO2O-CH2-COO Alk(ここで、Alkは
(C1-C4)アルキル基を表す)を有するトリフルオロメタンスルホネートのよう
な強力なアルキル化剤と反応させることからなる。
式(I)または(I')つの化合物は、不斉炭素を含み得る酸またはアミンの誘導体
と反応させることによって、アミド官能基に変換することができるアミン官能基
若しくは酸官能基を含むことができる。この点に関しては、特にペプチド合成反
応において当業者に周知のラセミ化カップリング反応、および文献[Wunsch E.,
in Methodcn dcr Organischen Chemie(Synthese von Peptiden),1974,15,Vol 1+
2,,Thieme Verlag,Stuttgart,or Jones J.H.,in The Peptides,1979,I,65-104,G
ross E.,Meienhofer J.,Academic Press,or Bodansky M.,Principles of Peptid
e Synthesis and Peptide Chemistry,1993,Springer Verlag]を参照することが
できる。
式(I)の化合物の四級アンモニウム化合物、N-オキシド誘導体、S-オキシド誘
導体およびスルホンは本発明の一部を形成しており、不活性溶媒中において、ハ
ロゲン化アルキルとの反応、過酸化水素または過酢酸もしくはメタクロロ過安息
香酸のような過酸を用いた酸化によって慣用的に調製される。
化合物(IIA)または(IIB)は、当業者に周知の多くの方法、例えば、酢酸媒質
中のクロム酸化物、酢酸エチル若しくはジクロロメタンのような不活性溶媒中の
クロロクロム酸ピリジニウムを使用して、対応する二級アルコール(IIIA)また
は(IIIB)を酸化することにより、或いは、アセタール(VA)または(VB)の加水
分解(下記のスキーム2を参照のこと)により調製される。
化合物(IIIA)または(IIIB)は、誘導体(IVA)若しくは(IVB)の加水分解によ
って調製することができる[ここで、Pはアルコール官能基の保護基、例えばメ
トキシメチル基またはテトラヒドロプロパルギル基である]。加水分解は、酸性
媒質中、例えば塩酸存在下のアルコール(例えばメタノール若しくはエタノール
)およびエーテル(例えばテトラヒドロフラン)中において、-5℃〜70℃の温度
で行われる。
化合物(IVA)および(IVB)はEP 636 608に記載されており、または同様の方
法で得ることができる。
化合物(IIA)および(IIB)もまた、下記のスキーム2を用いて得ることがで
きる。
スキーム2
アセタール(VA)または(VB)は、対応するケトン(IIA)または(IIB)から、無
水媒質中においてエチレングリコール若しくはプロピレングリコールのようなジ
オールと反応させ
ることによって得ることができるが、更に有利には、対応するヒドラジン(VI)
から、文献(Moore R.F.et al.,J.Chem.Soc.,1951,3475-3478)に記載のBrunner
反応によって、例えば、金属酸化物または酸化カルシウムのようなアルカリ土類
酸化の存在下で、キノリンのような溶媒中で加熱することによって調製すること
ができる。それはまた、テトラリン、ナフタレン若しくは1,2,3,4-テトラメチル
ベンゼンのような不活性溶媒中において、文献(Wolff J.et al.,Tetrahedron,1
986,42,(15),4267-4272)に記載された方法を用い、予めテトラヒドロフランの
ような不活性溶媒中において低温で統制されたリチウム塩を用いて加熱すること
もできる。
フェニルヒドラジド(VI)は、公知の化合物または公知の方法を用いて調製さ
れるフェニルヒドラジン(VII)から得ることができ、また当業者に周知の従来法
を用いて、塩基の存在下でクロロ擬酸アルキル(好ましくはイソブチル)の反応
により得られたカルボン酸誘導体(VIII)、例えばエステル、酸塩化物または混
合酸無水物から得ることができる。
酸(VIII)は公知であるか、または公知の方法を用いて調製される。
化合物(IIA)、(IIA)、(IVA)および(VA)は、それぞれ化合物(IIB)、(IIB
)、(IVB)および(VB)から、化合物(I')から化合物(I)の調製について説明した
条件下で調製することができる。
官能化の反応成分は公知の化合物であるか、または公知の方法を用いて調製す
ることができる。
また、下記式(2)の反応成分は、
公知の方法を四よい宇して調製される。特に、W=-SO2-で、R3およびR4が上
記(I)で定義されたものと同じである塩化ベンゼンスルホニルは、公知の方法を
使用して調製される。従って、例えば塩化4-ジメチルアミノ-ベンゼンスルホニ
ル文献(Sukenik C.N.et al.,J.Am.Chcm.Soc.,1977,99,851-858)に記載された
ようにして調製される。より一般的には、ジメチルアミノ基で置換されたハロゲ
ン化ベンゼンスルホニルは公知であるか、または公知の方法を使用して調製され
る;塩化4-ベンジル-オキシベンゼンスルホニルは、EP 229 566に記載された
ようにして調製される。
塩化アルコキシベンゼンスルホニルは、ヒドロキシベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム二対するハロゲン化アルキルの作用によって調製されるアルコキシベンゼン
スルホン酸ナトリウムから調製される。
ハロゲン化ベンゼンスルホニルは、文献(Col.Czechoslov.Chem.Commun.,1984
,49,1184)に記載されたようにして、同じ基で置換されたアニリン誘導体から調
製される。該アニリン誘導体自体は、対応するニトロ化誘導体から得られる。
4-位の置換基が-NHCON(CH2CH3)2基であるハロゲン化ベンゼンスルホ
ニル(2)は、アニリンを塩化ジエチルカルバモイルと反応させることにより得
られるN'-N'ジエチル-N-フェニル尿素に対して、クロロスルホン酸を作用さ
せることによって調製することができる。
R3またはR4がN-置換カルバモイル基を表すとき、R'3がN-ベンジル-カル
バモイルのようなカルボン酸前駆体である化合物(2)は縮合することができ、
保護基を水素添加分解によって脱保護し、次いで望ましいアミンと縮合すること
ができ、或いは、R3が期待される価値を有する化合物(2)を直接調製することが
できる。一般に、出発物質として適切に選ばれたアニリンが使用され、該アニリ
ンは対応するニトロ化誘導体の還元によって得られる。このアニリンは、亜硝酸
を用いた従来の条件下でジニトロ化され、文献(J.Heterocyclic Chem.,1986,23
,1253)に記載された塩化第二同の存在下でSO2と反応させる。
Wが-CH2-を表すハロゲン化ベンジルは公知であるか、或いは公知の方法を
使用して調製される。例えば、文献(Rajanbabu J.V.,J.Org.Chem.,1986,51,170
4-1712およびEP 636 609に記載された刊行物)を参照することができる。
一般に、ハロゲノメチルベンゼン誘導体は、対応するメチルベンゼン誘導体に
対するN-ハロゲノスクシンイミドの作用、およびEP 229 566に従って調製す
ることができる。この反応は、過酸化ジベンゾイルの存在下で、四円か炭素のよ
うな溶媒中において行われる。ハロゲンメチルベンゼン誘導体は、エーテルにお
ける三臭化リンの作用により、または塩化チオニルの作用により、対応するヒド
ロキシメチルベンゼン誘導体から調製することもできる。
上記式(I)の化合物には、1以上の水素原子、炭素原子またはハロゲン原子(
特に塩素またはフッ素)がそれらの放射性同位元素、例えばトリチウムまたは炭
素14によっ
て置換された化合物も含まれる。このような標識された化合物は、代謝および薬
物動態学の研究に使用され、バソプレシンおよび/またはオキシトシン受容体に
対する強力なリガンドを構成する。
バソプレシンのV1受容体に対する本発明の化合物の親和性は、文献(Lynch C
.J.et al.,J.Biol.Chem.,1985,260(5),2844-2851)に記載された方法を用いて、
in vitroで測定された。当該方法は、ラット肝臓膜のV1部位に固定されたトリ
チウム化バソプレシンの置換を研究することからなっている。
同様に、オキシトシン受容体に対する本発明の化合物(I)の親和性は、文献(E
lands J.et al.,in Eur.J.Pharmacol.,1987,147,197-207)に開示された技術を
使用して、妊娠ラットの乳腺由来膜調製物の受容体に固定された放射性ヨウ素化
オキシトシン類縁体の置換によって、in vitroで測定された。本発明の幾つかの
化合物は、放射性ヨウ素化されたオキシトシン類縁体の膜調製物の、受容体に対
する固定を阻害する。そのIC50は低く、10-6〜10-9Mの間で変化する。
V2受容体に対する本発明の化合物(I)の親和性は、文献(Crause P.et al.,Mo
lecular and Cellular Endocrinology,1982,28,529-541 and Stassen F.L.et al
.,J.Pharmacol.Exp.Ther.,1982,233,50-54)から採用された方法を用いて、子ウ
シ腎臓膜調製物上で測定された。本発明の化合物は、この膜調製物のV2受容体
に対するトリチウム化アルギニンバソプレシンの固定を阻害する。本発明の化合
物のIC50は低い:それは5x10-7〜10-9Mの間で変化する。
本発明の化合物を経口で投与したときの、バソプレシン受容体のアゴニスト活
性またはアンタゴニスト活性は、文献経口で投与したときに、文献(Br.J.Pharm
acol.,1992,105,787-791)に開示された技術を使用して、正常に水和されたラッ
ト(Sprague-Dawley株)について評価した。
式(I)の化合物について、および幾つかのこれら化合物について、10mg/kg以下
の投与量で観察される利尿効果は、式(I)の化合物が一連の強力なV1アンタゴニ
ストを構成することを示している。
本発明の化合物は、異なった経路(特に経口)で投与した後に活性である。
薬理学的に活性な投与量でこれら化合物を使用したときに、毒性の兆候は観察
されず、従ってその毒性はその薬物としての医療的使用に適合する。
本発明の化合物は、バソプレシンおよび/またはオキシトシンの効果を選択的
に擬態し、または阻害することができる。その中でも、本発明の化合物は、中枢
および末梢循環、特に冠動脈、腎血管および胃循環の調節、並びに水調節および
副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)放出の調節に介入できるバソプレシンのアン
タゴニストである。
バソプレシンアゴニストは、インシピッド糖尿病(insipid diabetes)の治療に
おいてバソプレシンまたはその類縁体を有利に置き換えることができる;それは
遺尿症の治療および止血、血友病の治療、フォンビルブラント症候群の治療、血
小板凝集のための解毒薬としても使用することができる(Laszlo F.A.,Pharmaco
l.Rev.,1991,43,73-108.DrugInvestigation,1990,2(suppl.5),1-47)。ホルモン
自体(バソプレシンおよびオキシトシン)およびそれらのある種のペプチド類縁
体および非ペプ類縁体は、既に治療的に使用されており、その効果が立証されて
いる(Vasopressin.Gross P.et al.,ed.John Libbey Eurotext,1993,in particu
lar 243-257 and 549-562.Laszlo F.A.and Laszlo F.AJr.,Clinical perspectiv
es for vasopresin antagonists,Drug News Perspect.,1993,6(8);North W.G.,
J.Clin.Endo-crinol.,1991,73,1316-1320.Legros J.J.et al.,Prog.Neuro-Pharm
acol.Biol.Psychiat.,1988,12,571-586;Andersson K.E.et al.,Drugs Today,19
88,24(7),509-528;Stump D.L.et al.,Drugs,1990,39,38-53;Caltabiano S.et
al.,Drugs Future,1988,13,25-30;Mura Y.et al.,Clin.Nephrol.1993,40,60-61
;Faseb J.,1994,8(5),A587:3398)。
水性プロファイルを有するV2アンタゴニスト分子は、広範な治療的指標を示
し、心不全、低ナトリウム血症、水障害(hydric disorders)、閉尿(water reten
tion)などの治療における大きな革新を構成する。
このタイプの化合物は、人間および動物について推奨される全ての病状におい
て、従来の利尿剤を有利に置き換えることができる。
このような分子はまた、βブロッカー、変換酵素阻害剤またはアンジオテンシ
ンII受容体に対するアンタゴニストのような他の種類の抗高血圧剤と組み合わせ
て、高血圧の治療に使用することも想定される。
従って、本発明の化合物は、人間および動物において、中枢および末梢神経系
、心臓血管系、内分泌および肝臓系、腎級、萎凋および肺級、眼科および性的行
動障害の疾患の治療のために使用することができる。
従って、本発明はまた、有効投与量の本発明による化合物またはその薬学的に
許容さ
れ得る塩、溶媒和物もしくは水和物と、適切な賦形剤とを含有する薬学的組成物
を提供する。
前記賦形剤は、調剤形および望ましい投与モードに応じて選択される。
経口、舌下、皮下、筋肉内、静脈内、局所、気管内、鼻腔内、経皮的、直腸、
または眼内投与のための本発明の薬学的組成物において、上記式(I)の活性成分
mたはその何れかの塩、溶媒和物、水和物は、従来の薬学的支持体と混合した単
位投与形体で、動物およびヒトに対して予防的に投与することができ、または上
記疾患の治療胃または緩和または緩和するために投与することができる。
適切な単位投与形体は、錠剤、カプセル、散剤、顆粒剤、および経口用の溶液
もしくは懸濁液、舌下剤、バッカル剤、気管内または静脈内投与形態、および皮
下、筋肉内、または静脈内投与形体および直腸投与形態からなる。
局所的適用のために、本発明の化合物はクリーム、軟膏、ローションまたは眼
ローションとして使用することができる。
所望の予防効果または治療効果を得るために、活性成分の投与量は、体重1kg
当たり、1日0.01〜50mgの範囲で変化することができる。
それぞれの単位投与量は、薬学的支持体と組み合わせて、0.5mg〜1000mg、好
ましくは1mg〜500mgの活性成分を含有することができる。この単位投与量は、0
.5mg〜5000mg、好ましくは1mg〜250mgの1日投与量を投与するように、1日に1
〜5回投与することができる。
固体組成物が錠剤の形で調製されるとき、主活性成分は、ゼラチン、デンプン
、乳糖、ステアリン酸マグネシウム、タルク、アラビアゴム等の薬学的担体と混
合される。
錠剤は、ブドウ糖、セルコース誘導体または他の適切な材料でコーティングし
てもよく、或いは、長期のまたは遅延した活性を与えるように処理してもよく、
また所定量の活性成分を連続的に放出するように処理してもよい。
カプセル製剤は、活性成分を希釈剤と混合し、得られた混合物を軟質もしくは
硬質のカプセル内に投入することによって得られる。
シロップ若しくはエリキシールの形態、またはドロップの形態の製剤は、甘味
剤(好ましくは無カロリーのもの)、防腐剤としてのメチルパラベン若しくはプ
ロピルパラベン、並びに適切な付香剤および着色剤と共に、活性成分を含有して
もよい。
水分散性の散剤または顆粒剤は、分散剤もしくは湿潤剤、ポリビニルピロリド
ンのような懸濁剤、並びに甘味および香り補正剤と混合された活性成分を含有す
ることができる。直腸投与のためには、直腸温度で溶融するバインダ、例えばコ
コアバターまたはポリエチレングリコールを用いて調製される座剤が使用される
。
非経腸的投与のためには、薬理学的に許容可能な分散剤および/または湿潤剤
、例えばプロピレングリコール若しくはブチレングリコールを含有する水性懸濁
液、等張食塩溶液または滅菌注射溶液が使用される。
また、活性成分は、任意に1以上の支持体若しくは添加剤と共に、またはポリ
マー若しくはシクロデキストリンのようなマトリックス(パッチ、徐放形態)と
共に、マイクロカプセルの形で処方することもできる。
本発明の組成物は、異なったバソプレシン依存性またはオキシトシン依存性の
疾患、およびバソプレシン若しくはオキシトシンの分泌障害、高血圧、肺性高血
圧、心不全、循環不全、心筋梗塞、粥状硬化症もしくは特に喫煙者における冠状
動脈痙攣、不安定な案気なおよびPTCA(経皮経体腔的冠状動脈形成)、心臓
虚血のような心臓血管系障害止血におえる疾患、特に血友病、フォンビルブラン
ト症候群;中枢神経系の疾患、偏頭痛、脳血管痙攣、脳出血、脳浮腫、抑鬱、不
安、病的飢餓、精神病的状態(例えば記憶の問題);腎臓病および腎機能不全、
例えば浮腫、腎血管痙攣、腎皮質の壊死、ネフコーゼ症候群、低ナトリウム血症
、低カリウム血症、糖尿病、シュワルツ-場ルター症候群(Schwartz-Bartter syn
drome)または腎結石;胃系疾患、例えば胃血管痙攣、門脈高血圧、肝硬変、潰瘍
、嘔吐(例えば化学療法、乗り物酔い、または不適切な抗利尿ホルモン(SIADH)
の症状による吐き気を含む吐き気)、インシピッド糖尿病および遺尿症;肝硬変
のような肝臓系の疾患;腹水および腹部水滞留、を生じる全ての疾患;副腎疾患
(クッシング病)、特にコルチコイド過剰症および高アルドステロン血症、種々
の膵臓疾患の治療および予防、並びに、特にオキシトシンアンタゴニストを用い
た脂質代謝の調節に使用することができる。
本発明の組成物はまた、性的行動障害の治療に使用することができ、また体重
過剰および肥満の治療のために、この適応症について既に使用されている従来の
利尿剤を有利に置き換えることができる。
女性において、本発明の組成物は、月経困難症または早産の治療に使用するこ
とがで
きる。
本発明の組成物はまた、小細胞肺ガン、低ナトリウム血脳症、レイノー病、メ
ニエル症候群、肺症候群および緑内障の治療、並びに白内障の予防、特に腹部、
心臓または出血性の手術の後の術後処置に使用することができる。
上記式(I)の生成物、またはそれらの薬学的に許容され得る塩、溶媒和物もし
くは水和物に加えて、本発明の組成物は、上記で示した疾患の治療に使用できる
他の活性成分を含有することができる。
従って、本発明はまた、そのうちの一つが本発明の化合物である複数の活性成
分を一緒にした薬学的組成物を提供する。
従って、本発明によれば、変換酵素阻害剤、アンジオテンシンIIのアンタゴニ
スト、レニン阻害剤のような、レニン-アンジオテンシン系に作用する化合物と
共に本発明の化合物を含有する薬学的組成物を調製することができる。
本発明の化合物はまた、例えば、末梢血管拡張剤、カルシウム阻害剤、βブロ
ッカーα-1-ブロッカーまたは利尿剤と一緒にすることができる。このような組
成物は、特に高血圧または心不全の治療に使用される。また、本発明の二つの化
合物を組み合わせることができる。即ち、V1受容体に特異的なアンタゴニスト
と特異的なオキシトシンアンタゴニストを組み合わせてもよく、或いはV1アン
タゴニストとV2アンタゴニスト、またはV2アンタゴニストとV1アゴニストと
を組み合わせてもよい。
有利には、本発明の組成物は、上記式(IA)の生成物、またはその薬学的に許
容可能な塩、溶媒和物もしくは水和物のうちの一つを含有する。これら夫々の化
合物は、アンジオテンシンIIの特異的アンタゴニスト、好ましくはイルベサルタ
ン(irbesartan)と一緒にすることができる。
これらの組み合わせは、本発明の化合物の治療的活性を増強することができる
。
以下の調製および例は、本発明を例示するものであり、如何なる意味において
も、その範囲を限定するものではない。
特に指示がない限り、核時磁気共鳴スペクトルはDMSO-d6中、200MHZで
行われ、ケミカルシフトはppmで表されている。
下記の略号が使用される。
s=シングレット
m=マルチプレット
t=トリプレット
q=カルテット
d=ダブレット調製1:式(IIIB)のアルコール 5- エトキシ-3-スピロ-(4-ヒドロキシシクロヘキサン)インドリン-2-オン
;化合
物(IIIB) EP 636 608に記載のようにして調製した22gの5-エトキシ-3-スピ
ロ-(4-メトキシ-メチルオキシシクロ-ヘキサン)インドリン-2-オンを、130mlの
メタノールおよび9mlの濃塩酸(36%)中において、40℃で3時間加熱する。この
反応混合物を冷却し、次いで沈殿物の水を切り、ジエチルエーテルで濯ぎ、乾燥
して、予想生成物の極性異性体を得る:M.p.=225℃。50mlの水を濾液に添加し
、次いでメタノールを留去し、反応混合物をジクロロメタンで抽出し、有機相を
水で洗浄し、乾燥および蒸発させて、異性体混合物の形で予想生成物を得る;M
.p.=170℃.5- クロロ-3-スピロ-(4-ヒドロキシシクロヘキサン)インドリン-2-オン
;化合物
(IIIB2)
5-クロロインドリン-2-オンからEP 636 608に記載された方法を用いて調製
された5-クロロ-3-スピロ-(4-メトキシメチルオキシシクロヘキサン)インドリン
-2-オンから出発して、上記と同じ操作手順を実行する。
ジクロロメタンで抽出した後、異性体混合物の形で予想生成物を単離する:M
.p.=260℃
調製2:式(VI)のヒドラジドN'-(4-エトキシフェニル)-4,4-エチレンジオキシシクロヘキサンカルボヒドラ ジド
:化合物(VI.1)
-40℃で、1.65mlのクロロ擬酸イソブチルを、20mlのテトラヒドロフラン中の2
.63gのナトリウム4,4-エチレンジオキシシクロヘキサノエート混合物に添加し、
続いて1.8mlのトリエチルアミンを添加する。
この反応混合物0℃で2時間撹拌し、次いで-20℃において、2.4gの4-エトキ
シフェ
ニルヒドラジン塩酸塩を添加する;反応混合物0℃で2時間撹拌し、次いで100m
l of水を添加し、酢酸エチルで抽出する。
有機相を水、硫酸水素カリウムの溶液(pH=2)、飽和炭酸カリウム溶液で洗浄
し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、蒸発させるジエチルエーテルから析出した後
によそう生成物が得られる;M.p.=158℃N'-フェニル-4,4-エチレンジオキシシクロヘキサンカルボヒドラジド
:化合物
(VI.2)
化合物(VI.2)を、同じ方法でフェニルヒドラジンから単離する;M.p.=158
℃.
調製3:式(VB)のアセタール5- エトキシ-3-スピロ-(4,4-エチレンdiオキシシクロヘキサン)インドリン-2-オ ン
:化合物(VBI)
-50℃において、2.15mlの1.6Mヘキサン中ブチルリチウム溶液を、1gのヒドラ
ジド(VI.1)の16mlテトラヒドロフラン中懸濁液に加える。反応混合物を15分間
撹拌し、16mlのテトラリンを添加する。テトラヒドロフランを留去し、混合物を
180℃で45分間加熱する。次いで、20mlの酢酸エチルを室温で添加し、続いて反
応混合物を水で洗浄し、有機相を硫酸マグネシウム上で乾燥し、減圧下で溶媒を
留去し、残渣をシリカゲル上のクロマトグラフに掛け、7/3のシクロ-ヘキサン/
酢酸エチル(v/v)混合液で溶出させた。ジエチルエーテルからの結晶化により予
想生成物が単離された;M.p.=183℃
また、同じ生成物は、5-エトキシ-3-スピロ-(4-オキソシクロヘキサン)インド
リン-2-オン(化合物(IIB1))を、5Å分子篩および触媒量のパラトルエンスル
ホン酸の存在下で、シクロヘキサン中でエチレングリコールと反応させることに
よっても得られる。5- エトキシ-3-スピロ-(4,4-ピロピレンジオキシシクロヘキサン)インドリン-2- オン
:化合物(VB2)
対応するヒドラジドから出発して、化合物(VB1)を調製する上記と同じ操
作手順を実行するか、或いは5-エトキシ-3-スピロ-(4-オキソシクロヘキサン)イ
ンドリン-2-オン(化合物(IIB1))を、5Å分子篩および触媒量のパラトルエンス
ルホン酸の存在下で、シクロヘキサン中の1,3-プロパンジオールと反応させる。3- スピロ-(4,4-エチレンジオキシシクロヘキサン)インドリン-2-オン
:化合物(
VB3)
対応するヒドラジド(VI.1)から出発して、化合物(V1)を調製するための上記
操作手順
を実行する;M.p.=218℃。
調製4:式(IIB)のケトン5- エトキシ-3-スピロ-(4-Oxoシクロヘキサン)インドリン-2-オン
:化合物(I
IB1)
3.8g of 5-エトキシ-3-スピロ-(4-ヒドロキシシクロヘキサン)インドリン-2-
オン(IIIB1)(異性本混合物)および5.8mlのビリジンを250mlの酢酸エチルに
溶解し、29gの中性アルミナに吸着させた6.3gのクロロ蟻酸ピリジニウムを添加
する。次いで、反応混合物を25℃で16時間撹拌し、次いで濾過し、濾液から溶媒
を蒸発させる。活性炭の存在下でトルエンから再結晶化した後に、3.4gの予想生
成物が単離される;M.p.=168℃.
これと同じ生成物は、化合物BV1の塩酸加水分解によっても調製される。5- クロロ-3-スピロ-(4-Oxoシクロヘキサン)インドリン-2-オン
;化合物(II
B2)
この化合物は、5-クロロ-3-スピロ-(4-ヒドロキシシクロ-ヘキサン)イ
ンドリン-2-オン(IIIB2)から化合物(IIB1)を調製するために用いたのと同じ操
作手順を使用して調製される;M.p.=220℃.
調製5:式(2)の反応体塩化2-メトキシ4-N-tert-アミルカルバモイルベンゼンスルホニル
:反応体(2).1
a)N-tert-アミル(3-メトキシ-4-ニトロ)ベンズアミド
10℃において、30mlのtert-アミルアミンを、250mlのジクロロメタン中の27g
の塩化3-メトキシ-4-ニトロベンゾイル(25gの対応する酸および塩化チオニル
を4時間還流し、続いて減圧蒸発させることにより得られたもの)に添加した。
この反応混合物を20℃で30分間撹拌し、次いで100mlの1N塩酸溶液を添加し、デ
カントし、洗浄し、有機相を硫酸マグネシウム上で乾燥し、次いで溶媒を留去し
、残渣をシリカゲル上のクロマトグラフィーに掛けて、ジクロロメタンで溶出す
ることにより、31gの予想生成物を得る;M.p.=65℃。
同様に、N-tert-ブチル(3-メトキシ-4-ニトロ)ベンズアミドがN-tert-ブチ
ルアミンから調製される;M.p.=118℃。
b)N-tert-アミル-(3-メトキシ-4-アミノ)ベンズアミド
310mlのエタノール中の、a)で得られた31gのN-tert-アミル-(3-メトキシ4-
ニトロ)
ベンスアミド、20gの10%バラジウム炭素、76mlのシクロヘキサンを3時間乾留
させる。これを濾過し、濾液を留去して、25gの予想生成物を得る;M.p.=160
℃。
c)塩化2-メトキシ4-tert-アミルカルバモイルベンゼンスルホニル
水31ml中における7.9gの硝酸ナトリウムの溶液を、103mlの酢酸中の25gのN
-tert-アミル-(3-メトキシ-4-アミノ)ベンズアミドおよび187mlの36%塩酸の溶
液に、0℃で添加する。反応混合物を0℃で1時間撹拌し、次いで、0℃に維持さ
れた該溶液を、水25ml中の6.8g塩化第二銅の懸濁液および0℃で約60gの二酸化硫
黄で飽和した140ml酢酸に添加する。反応混合物を0℃で3時間撹拌し、次いで、
20℃で16時間撹拌し、混合物750gの氷上に注ぎ、次いで20℃で1時間撹拌する。
これを乾燥し、次いで懸濁液中で沈殿を水で注ぎ、減圧下で48時間乾燥して、19
gの予想生成物を得る;M.p.=104℃塩化4-N-tert-ブチルカルバモイル-2-メトキシベンゼンスルホニル
;反応体(2)
.2
同じ方法で、N-tert-ブチル(3-メトキシ4-アミノ)ベンズアミドから、予想反
応体が単離される;M.p.=148℃.塩化2-メトキシ4-ベンジロキシカルボニル ベンゼンスルホニル
;反応体(2).3
上記と同じ反応を用い、4-アミノ-3-メトキシ安息香酸のベンジルエステル(M
.p.=72℃、塩酸媒質中のスズを使用して、対応する相酸化誘導体を還元するこ
とから得られる;M.p.=88℃)から出発して、予想反応体が単離される;M.p.
=55℃。N-tert-ブチル4ブロモメチル-3-メトキシベンズアミド
:反応体(2).4
40mlの四塩化炭素中において、3gのN-tert-ブチル-4-メチル-3-メトキシベン
ズアミド、2.4gのN-ブロモスクシンイミド、0.16gのベンゾイルペルオキシドの
混合物を、可視光線の照射下において30℃で48時間撹拌する。溶媒を留去し、次
いで25mlの水を加え、該混合物をジエチルエーテルで抽出し、硫酸マグネシウム
上で乾燥し、溶媒を留去し、残渣をシリカケル上のクロマトグラフに掛け、8/2
のシクロヘキサン/酢酸エチル(v/v)混合液で溶出する。イソプロピルエーテルか
ら結晶化した後に、予想反応体が単離される;M.p.=114℃。
調製6.式(IVA)の保護されたアルコール5- エトキシ-3-スピロ-(4-メトキシメチルオキシシクロヘキサン)-1-[(4-N-tert −ブチルカルバ モイル-2-メトキシベンゼンスルホニル]インドリン-2-オン
;化合物(IVA1)
0.283gのカリウムtert-ブトキシドを、EP 636 608に記載の方法で調製した5
-エトキシ-3-スピロ-(4-メトキシメチルオキシシクロヘキサン)インドリン-2-オ
ン(式(IVB)の化合物)のテトラヒドコフラン89ml中の-40℃に冷却された溶液
に添加する。温度を0℃に上昇させ、次いで、該混合物を-40℃に冷却し、テトラ
ヒドロフラン7ml中の0.73gの(2-メトキシ-4-N-tert-ブチルカルバモイル)ベ
ンゼンスルホニルクロライドを添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次
いで20mlの水を加え、該混合物を酢酸エチルで抽出し、硫酸マグネシウム上で乾
燥し、溶媒を留去し、得られた油状物を、シリカゲルクロマトグラフィーに掛け
て8/2のシクロ-ヘキサン/酢酸エチル(v/v)混合溶媒で溶出させることにより精製
する。極性の最も小さい予想生成物:M.p.=165℃が単離され。次いで極性の異
性体;M.p.=156℃が単離される。
調製:式(IIIA)のアルコール5- エトキシ-3-スピロ-(4-ヒドロキシシクロヘキサン)-1-[(4-N-tert-ブチルカ ルバモイル-2-メトキシベンゼンスルホニル]インドリン-2-オン
;化合物(IIIA
1)
1.2mlメタノール中の化合物(IVA1)の極性異性体と、0.24mlの濃塩酸(36%)と
の混合物を50℃で1時間加熱する。8mlの水を反応混合物に加え、次いでジクロ
ロメタンで抽出し、有機相を硫酸マグネシウム上で乾燥し、溶媒を留去する。
シリカゲルクコマトグラフィーに掛け、ジクロロメタンで世言う出することに
より精製した後に、予想生成物が得られる;M.p.=268℃(極性異性体)。
同様に、化合物(IVA1)について説明したようにして調製された最小極性異性
体から、予想生成物である最小極性異性体が単離される;M.p.=130℃(ヘミ水
和物)、化合物(IIIA2).
調製8:式(IIA)のケトン5- エトキシ-3-スピロ-(4-オキソシクロヘキサン)-1-[4-(4-N-tert-ブチルカル バモイル)-2-メトキシベンゼンスルホニル]インドリン-2-オン
;化合物(IIA1
)
-40℃において、0.38gのカリウムtert-ブトキシドを、0.8gの5-エトキシ-3-ス
ピロ-(4-Oxoシクロヘキサン)インドリン-2-オン(化合物(IIB1))の15mlテ
トラヒドロフラン
中の溶液に加え、反応混合物を0℃で15分間撹拌する。-40℃において、テトラヒ
ドロフラン10ml中に溶解された0.98gの2-メトキシ4-(4-N-tert-ブチルカルバモ
イル)ベンゼン-スルホニルクロライドを反応混合物に加え、20℃で8時間撹拌し
た。30mlの水を加え、減圧下で溶媒を留去し、ジクロロメタンで抽出し、硫酸マ
グネシウム上で乾燥し、溶媒を減圧下で留去する。
シリカゲルカラムクロマトグラフィーに掛け、8/2シクロヘキサン/酢酸エチル
(v/v)混合液で溶出し、3/7シクロヘキサン/酢酸エチル(v/v)混合溶媒から再結
晶することにより精製した後に、予想生成物が単離される;M.p.=120℃.この
同じ化合物は、調製4に記載した条件下で化合物(IIIA1)を酸化することによっ
ても得られる。
同じ方法で、下記の化合物が、対応する塩化スルホニルおよびインドリン-2-
オンから単離される:
5- エトキシ-3-スピロ-(4-オキソシクロヘキサン)-1-[4-(4-N-tert-アミルカ ルバモイル)-2-メトキシベンゼンスルホニル-1-インドリン-2-オン
化合物(IIA2
);M.p.=191℃. 5-クロロ-3-スピロ-(4-オキソシクロヘキサン)-1-[4-(4-N-tert-ブチルカル バモイル)-2-メトキシベンゼンスルホニル]-インドリン-2-オン・ヘミ水和物
化合物(IIA3);M.p.=262℃.
調製9:式(IIB)のインドリン-2-オン5- エトキシ-3-スピロ-[4-(2-ホルミルエチリデン)シクロヘキサン]インドリン-2 -オン.
化合物(II'B1)
(II'B1):R1=OC2H5;R2=H;R3=2-OCH3;
Y'1+Y'2=-CHCH2CHO
テトラヒドロフラン中のナトリウム・ビストリメチルシリルアミドの1M溶液2
4mlを、0℃において、テトラヒドロフラン100ml中の6gの臭化(3,3-ジイソプロピ
ルオキシ)-プロピルトリフェニルホスホニウム(Synthesis,1988,395に記載され
たようにして調製したもの)の溶液に加える。この反応混合物を1時間半撹拌し
、次いで20mlのテトラヒドロフラン中の2.1gの化合物(IIB2)を-60℃で添加し
、該混合物を20℃で12時間撹拌する。溶媒を留去し、シリカゲルカラムクコマト
グラフィーに掛け、25/75の酢酸エチル/シクコヘキサン(v/v)混合液で溶出し
、続いて3.5mlのジメチルケトン、3.5
mlの水および0.02mlの濃塩酸の混合物中において20℃で2時間加水分解すること
により、予想生成物であるジイソプロピルアセタールが単離される。この混合物
を酢酸エチルで抽出し、有機相を飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄し、溶媒を
留去した後に予想生成物が単離される。
5- エトキシ-3-スピロ-(4-シアノシクロヘキサン)インドリン-2-オン化合物(II'
B2)
0.2gのトシルメチルイソニトリルおよび0.32gのカリウムtert-ブトキシドを、
-10℃で、1,2-ジメチルオキシエタン5mlおよびエタノール1ml中の0.25gの5-エ
トキシ-3-スピロ-(4-オキソシクロ-ヘキサン)インドリン-2-オンの懸濁液に加え
た。この混合物15℃で3時間撹拌し、5mlの飽和塩化アンモニウム溶液を加え、
酢酸エチルで抽出し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で溶媒を留去する。シ
リカゲルカラムクロマトグラフィーに掛け、98/2のジクロロメタン/メタノール(
v/v)の混合溶媒で溶出させ、トルエンから再結晶させることにより、予想生成物
が単離される;M.p.=174℃。5- クロロ-3-スピロ-(4-シアノシクロヘキサン)インドリン-2-オン
;化合物(II'
B3)
0.86gのトシルメチルイソニトリルメチル、次いで1.35gのカリウムtert-ブト
キシドを、16℃において、化合物(IIB2)1gのジメチルスルホキシド20ml中溶
液に添加する。この混合物を20℃で2時間撹拌し、次いで40mlの5%塩化アンモ
ニウム水溶液を添加し、この混合物をジクコロメタンで抽出し、硫酸ナトリウム
上で乾燥し、減圧下で溶媒を留去する。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーに掛け、ジクロロメタンで溶出させてジエチルエーテル中に取り、減圧下に
50℃で乾燥する。こうして、予想生成物(異性体の混合物)が単離される:M.
p.=186℃.5- クロロ-3-スプピロ-[4-(2-アミノエチル)シクコヘキサン]インドリン-2-オン :
化合物(II'B4)
a)Synthesis,1977,629に記載された、5- クロロ-3-スピロ-(4-シアメチリデン-シクロヘキサン)インドリン-2-オン
異性
体A5- クロロ-3-スピロ-(4-シアノメチルシクロヘキサ-3エン)インドリン-2-オン
異
性体B
0.4gの水酸化カリウムを、10℃の不活性雰囲気において、アセトニトリル10.5
ml中の0.7gの化合物(IIB2)の溶液に添加する。この混合物を80℃の温度に徐々
に加熱し、
次いで冷却した後、20mlの0.5N塩酸を加え、続いて80mlの酢酸エチルを加える
。有機相を硫酸ナトワウム上で乾燥し、乾固し、シリカゲルカラムに掛け、90/1
0のシクロヘキサン/酢酸エチル(v/v)混合溶媒で溶出させる。二つの異性体が単
離される。
化合物A:最小極性;M.p.=78℃;
化合物B 最大極性;M.p.=155℃.
b)5- クロロ-3-スピロ-[4-(2-アミノエチル)-シクコヘキサン]インドリン-2- オン
メタノール中10%アンモニア溶液中の0.14gの化合物Aおよび0.11gの化合物B
を、0.30gの湿潤ラネーニッケルの存在下に、32℃で24時間、2Mpaの水素圧
で水素添加する。この混合物を10℃に冷却し、触媒を濾過し、溶媒を留去て、二
つの異性体の混合物の形で予想生成物を得る;M.p.=90℃.
調製10;式(II'A)の化合物5- クロロ-1-[4-N-tert−ブチルカルバモイル-2-メトキシベンゼンスルホニル]- 3-スピロ-[4-(メトキシメチリデン)シクロヘキサン1インドリン-2-オン
化合物(
II'A1)
J.Am.Chem.Soc.,1967,89,1492に記載の方法を用いる
0.66gの塩化(メトキシメチル)トリフェニルホスホニウムを、0℃において、リ
チウム・ジイソプロピルアミド(4℃で、ヘキサン中ブチルリチウムの1.6M溶液
0.6mlを、ジイソプロピルアミン0.13mlのジエチルエーテル4ml中溶液に加える
ことにより調製される)の溶液に加え、反応混合物を30分間撹拌する。これを-3
0℃に冷却し、テトラヒドロフラン4ml中の0.250gの化合物(IIA3)を添加し、反
応混合物を10℃で8時間撹拌し、加水分解し、酢酸ジエチルで抽出する。有機相
を飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、減圧下で溶
媒を留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーに掛け、85/15のシクロヘキ
サン/酢酸エチル(v/v)混合液で溶出させることにより、予想生成物が単離される
;M.p.=180℃.5- クロロ-1-[4-N-tert-ブチルカルバモイル)-2-メトキシベンゼンスルホニル]-3 -スピロ-[4-ホルミルシクロヘキサン]インドリン-2-オン
化合物(II'A2)
テトラヒドロフラン4ml中の化合物(II'A1)0.12gと、1mlの30%過塩素酸
水溶液との混合物を、20℃で1時間撹拌する。20gの氷を加え、酢酸エチルで抽
出し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で溶媒を留去した後によそう生成物が
単離される;
M.p.=198℃.
調製11:式(II"B)の化合物5- エトキシ-3-スピロ-[4-(2-モルホリノエチルチオ)シクロヘキサ-3-エン]イン ドリン-2-オン
化合物(II"B1)
a)JACS,1948,70,950に記載の方法を用いて、2-モルホワノエタンチオー
ルを合成した。
b)5-エトキシ-3-スピロ-[4-(2-モルホリノエチルチオ)シクロヘキサ-3-エン
]インドリン-2-オン
-10℃において、0.5gの5Hエトキシ-3-スピロ-(4-オキソシクロヘキサン)イン
ドリン-2-オン(化合物IIB1)のジクロロメタン20ml中溶液に、1.13gの2-モルホ
リノエタンチオール、次いで0.6mlトリフルオロボランエーテルを添加する。反
応混合物を、還流下で5時間加熱する。10℃において、10mlの5%.K2CO3水溶
液を加え、次いで該混合物をジクロロメタンで抽出する。デカントし、Na2S
O4上で乾燥し、溶媒を留去する。得られた残渣を、シリカゲルカラム上のクロ
マトグラフィーに掛け、98/2のジクロロ-メタン/メタノール(v/v)混合溶媒で溶
出して、予想生成物を得る。
調製12:式(I')のインドリン-2-オン5- エトキシ-3-スピロ-[4-(3-モルホリノプロピルidene)シクロヘキサン]インド リン-2-オン.
化合物(I’1)
0.23mlのモルホリン,0.42gのナトリウム・トリアセトキシボロハイドライド
および0.075mlの酢酸を、テトラヒドロフラン10ml中の0.4gの化合物(II'B1)に
加え、その反応混合物を20℃で20時間撹拌する。10mlの1N塩酸を加え、水相を
ジエチルエーテルで抽出する。有機相を除去する。水相を10N水酸化ナトリウム
でアルカリ性にし
、エチルエーテルで抽出し、硫酸ナトリウム上で乾燥する。減圧下で溶媒を留去
した後に、予想生成物が単離される。
5- エトキシ-3-スピロ-[4-(3-モルホリノプロピル)シクロヘキサン]インドリン-2 -オン
化合物(I'2)
エタノール25ml中の0.44gの化合物を、0.2gの10%パラジウム炭素の存在下に
、1.5Mpa、40℃で24時間水素添加する。濾過により触媒を分離し、溶媒を留
去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーに掛け、98.5/1.5のジクロロメタン
/メタノール(v/v)混合液で溶出することにより予想生成物を単離する。
5- エトキシ-3-スピロ-[4-(2-モルホリノエチルチオ)シクロヘキサン]インドリン -2-オン.
化合物(I'3)
酢酸エチル20ml中の5-エトキシ-3-スピロ-[4-(2-モルホリノエチルチオ)シク
ロヘキサ-3-エン]インドリン-2-オン(化合物II"B1)0.11gを、0.1gの5%パラ
ジウム炭素の存在下に、2MPa、55℃で20時間の水素添加を行う。触媒を濾過
により分離し、溶媒を留去し、予想生成物を単離する:M.p.=105℃.5- クロロ-3-スピロ-[4-スピロ-<5-ジヒドロ-3H-フラン-2-オン)シクロヘキサン ]インドリン-2-オン
J.Chem.Soc.,Chem.Commun.1986,624-625に記載のようにして調製された
化合物(I'4)prepared as described. テトラヒドロフラン中の0.1Mヨウ化サマリウム(II)48mlを、0℃において、te
rt-ブタ
ノール0.17mlおよびアクリル酸メチル0.16ml中の化合物(IIB2)0.4gに添加する
。反応混合物を3℃で1時間撹拌し、次いで0.5N HClを加える。この混合物
を酢酸エチルで抽出し、有機相を硫酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナト
リウム上で乾燥し、減圧下で蒸発させる。シリカゲルカラムクロマトグラフィー
に掛け、ジクロロメタンで溶出させることにより、予想生成物を単離する:M.
p.=274℃.5- クロロ-3-スピロ{[4-ヒドロキシ4-(2-N-(2-カルボキサミドエチル)カルバモ イル)エチル]シクロヘキサン}インドリン-2-オン
.化合物(I'5)
(I'5): R1=5-Cl;R2=H;Y1:(CH2)2CONH(CH2)2CON
H2;Y2=OH
0.4gの化合物(I'4)、0.2gのβ-アラニンアミド塩基、および3mlのエタノール
を、オートクレーブ中において107℃で3日間撹拌した。溶媒を留去し、シリカ
ゲルカラム上のカラムクロマトグラフィーに掛け、100/0〜90/10で変化するジク
ロロメタン/メタノール溶液での溶出を行って、予想生成物を単離する;M.p.=
134℃.5- クロロ-3-スピロ-[4-(2-tert-butオキシカルボニルアミノエチル)シクロヘキ サン-I-インドリン-2-オン
.化合物(I'6)および(I'7)
(I'6)and(I'7):R1=5-Cl,R2=H;Y1=-(CH2)2NHCOOC(CH3)3
;Y2=H
0.26gのジtert-ブチルジカーボネートおよび0.05gの酸化マグネシウムを、ジ
オキサン5ml中の化合物(II'B4)0.25gおよび0.5mlの2N水酸化ナトリウムに添
加する。反応混合物を20℃で16時間撹拌し、次いで20mlの水を加え、酢酸エチル
で抽出する。有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥し、溶媒を留去し、次いでジクロ
ロメタンで溶出しながらシリカゲルカラム上でクロマトグラフィーを行う。2つ
の異性体の形態で生成物が単離される。
化合物(I'6):最小極性;M.p.=85℃;
化合物(I'7):最大極性;M.p.=78℃.5- クロロ-3-スピロ-[(4-tert-butオキシカルボニルアミノメチル)シクロヘキサ ン]インドリン-2-オン
.化合物(I'8)
(I'8):R1=5-Cl;R2;H;Y1=CH2NHCOOC(CH3)3;Y2=H
14%のメタノール中アンモニア溶液20ml中の0.21gの化合物(II'B3)を、0.5g
の湿潤ラネーニッケルの存在下で、2.5MPaの水素下において、28℃で48時間
の水素添加を行う。15℃において触媒を濾過により除去し、濾液を蒸発させ、残
渣を5mlの1,4-ジオ
キサン、0.5mlの水に取り、0.34mlの2N水酸化ナトリウム、0.04gの酸化マグネ
シウムおよび0.17gのジ-tert-ブチルジカーボネートで処理する。反応混合物を2
0℃で3時問撹拌し、10mlの水を加え、酢酸エチルで抽出する。
有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で蒸発させ、シリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに掛け、99/1のジクロロメタン/メタノール(v/v)混合液で溶出
させることにより、予想生成物(異性体の混合物)が単離される;M.p.=86℃
.
調製13:式(1)のアミン含有反応体
・2-(4- ベンジロキシピペリジノ)エチルアミン
1)N-(2-(4-ベンジロキシピペリジノ)エチル)フタルイミド
アセトニトリル40ml中における4.5gのN-(2-ブロモエチル)フタルイミド、3
.2gの4-ベンジル-オキシピペリジンおよび4.5gの炭酸カリウムを、55℃で8時間
加熱する。これを濾過し、濾液を酢酸エチルで抽出し、有機相を50mlの水で乾燥
し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、減圧下で溶媒を留去する。油状物の形で単離
された予想化合物は、そのまま次のステップで使用する。
2)2-(4-ベンジロキシピペリジノ)エチルアミン
上記の化合物および2.5mlのヒドラジン水和物を100mlのメタノール中で3時
間還流する。反応混合物を5℃に冷却し、濾過し、濾液を減圧下に濃縮する。25m
lの6N塩酸を加え、混合物を50℃で1時間加熱する。これを0℃に冷却し、濾過
し、濾液を濃水酸化ナトリウムでアルカリ性にする。反応混合物をジクロロメタ
ンで抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で溶媒を留去する。真空蒸
留によって予想生成物を単離した。
B.p.=4Paで105-110℃
・6-アミノヘキサン酸アミド
JACS,1946,68,1684 and Chem.Ber.1959,92,2616-2620に記載されているよ
うにして調製する。
例 15- エトキシ-1-[4-(N',N'-ジエチルウレイド)-2-メトキシベンゼンスルホニル] -3-スピロ-(4- モルホリノシクロヘキサン)インドリン-2-オン
(1)R1=OC2H5;R2=H;R3=2-OCH3;W=SO2;R4=4-NHCON
(C2H5)2;
0.150gのナトリウム・トリアセトキシボロハイドライドおよび0.03gの酢酸を
、20℃において、2.5mlの1,2-ジクロロエタン中の1,2-ジクロロエタン2.5ml中の
5-エトキシ-1-[4-(N',N'-ジエチルウレイド)-2-メトキシベンゼンスルホニル]
-3-スピロ-[4-オキソシクロヘキサン)インドリン-2-オン(EP 636 608に記載
のようにして調製した)0.25gの溶液および0.04gのモルホリンに加える。反応
混合物を20℃で16時間撹拌し、次いで、4mlの飽和炭酸ナトリウム溶液を加え、
酢酸エチルで抽出する。これを硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下に溶媒を留去
し、予想生成物の異性体混合物を得る。これは、シリカゲル上のクロマトグラフ
ィーに掛け、シクロ-ヘキサン、次いで98/2のジクロロメタン/メタノール(v/v)
混合液で溶出することにより精製する。予想生成物の最小極性の異性体が単離さ
れ(薄層クロマトグラフィー、シリカ、93/7のジクロロメタン/メタノール(v/v)
で溶出、Rf=0.55);M.p.=105℃、次いで、極性の異性体が単離される(Rf
=0.46);M.p.=125℃。
同じ方法で、ケトン(IIA)およびアミンを変更することにより、下記の表1
に示す例2〜例13の化合物が得られる。
(1)他に指示しない限り、異性体の混合物
(2)最小極性の異性体
(3)最大極性の異性体
例 145- エトキシ-3-スピロ-[4-(N-メチル-2-(モルホリノエチル)アミノ)シクロヘキサ ン]-1-[(4-N-tert-ブチルカルバモイル-2-メトキシ)ベンゼンスルホニル]イン ドリン-2-オン.
(I):R1=OC2H5;R2=H;R3=2-OCH3;W=SO2;R4=4-CON
HC(CH3)3;
0.04gのナトリウム・シアノボロハイドライドおよび0.046mlの酢酸を、1.3ml
のアセトニトリルおよび0.076mlの37%ホルムアルデヒド水溶液中の、例7の化
合物0.13gの溶液に加える。反応混合物を20℃で3時間撹拌し、2mlの水,2mlの
飽和炭酸ナトリウム溶液を加え、酢酸エチルで抽出する。これを無水硫酸ナトリ
ウム上で乾燥し、溶媒
を減圧下で留去する。シリカゲルカラムに掛け、97/3ジクロロメタン/メタノー
ル(v/v)混合液で溶出することにより精製し、エタノール中で塩酸付加すること
により、予想化合物の二塩酸エンの五ヘミ水和物が単離される;M.p.=222℃.
例 155- クロロ-3-スピロ-[4-(N-アセチル-5-カルボキサミド ペンチルアミノ)シクロ ヘキサン]-1-[(4-N-tert-ブチルカルバモイル-2-メトキシ)ベンゼンスルホニル ]インドリン-2-オン
(I):R1=5-Cl;R2=H;R3=2-OCH3;W=SO2;R4=4-CONHC(
CH3)3;
Y1=-N(COCH3)(CH2)5CONH2;Y2=H.
0.014gの塩化アセチルを、-30℃において、ジクロロメタン2mlおよびトリエ
チルアミン0.05ml中の例13の化合物0.lgに添加する。20℃において3mlの水を
加え、この混合物をジクロロメタンで抽出する。有機相をNa2SO4上で乾燥し
、溶媒を留去し、残渣を70/30のシクロ-ヘキサン/酢酸エチル(v/v)混合液から結
晶化させる。これを濾過し、減圧下に20℃で乾燥して、予想生成物を得る:M.
p.=266℃.
例 165- エトキシ-1-[4-(N',N'-ジエチルウレイド)-2-メトキシベンゼンスルホニル] -3-スピロ-[(4-ヒドロキシ-4-tert-ブチルオキシカルボニルメチル)シクロヘキ サン]インドリン-2-オン
(1):R1=5-OC2H5;R2=H;R3=2-OCH3;W=SO2;R4=4-NHC
ON(C2H5)2;
Y1=-CH2COOC(CH3)3;Y2=OH.
ヘキサン中の1.6Mブチルリチウム溶液1.9mlを、-15℃において、テトラヒド
ロフラン3ml中のジイソプロピルアミン溶液0.41mlを加える。これを-70℃に冷
却し、0.2gの酢酸tert-ブチル、次いで0.59gの5-エトキシ-1-[4-(N',N'-ジエ
チルウレイド)-2-メトキシベンゼンスルホニル]-3-スピロ-(4-オキソ-シクロヘ
キサン)インドリン-2-オン(EP 636 608に記載のようにして調製した)を、上
記のテトラヒドロフラン混合物に徐々に加える。この混合物を-60℃で40分撹拌
し、その温度で、5mlの塩化アンモニウム飽和水溶液を加えろ。混合物を酢酸エ
チルで抽出し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、減圧下で溶媒を留去する。異性体
混合物の形態の予想生成物は、シリカゲルカラム上でのカラムクロマトグラフィ
ーにより、ジクロロメタン、次いで99/1のジクロロメタン/メタノー
ル混合物(v/v)で連続的に溶出することによって精製される。予想生成物の最小
極性異性体が単離される(薄層クロマトグラフィー、シリカ、95/5のジクロロメ
タン/メタノール(v/v)で溶出(Rf=0.57);M.p.=135℃;次いで、極性異性体
が単離される(Rf=0.45);M.p.=140℃。
例 175- エトキシ-1-[4-(N',N'-ジエチルウレイド)-2-メトキシベンゼンスルホニル] -3-スピロ-[(4-ヒドロキシ4-カルボキシメチル)シクロヘキサン]インドリン-2- オン
.
(I):W=SO2;R4=4-NHCON(C2H5)2;Y1=-CH2COOH;Y2=
OH.
0.5mlのトリフルオロ酢酸を、-20℃において、例16の化合物0.05gおよびの
アニソール0.2mlのジクロロメタン0.8ml中の溶液に加える。反応混合物を20℃で
5時間各区半紙、溶媒を減圧下で蒸発させる。残渣を3mlの水の中に取り、酢酸
エチルで抽出する。これを硫酸マグネシウム上で乾燥し、溶媒を減圧下で留去す
る。
例16の最小極性の異性体から、1モルのトリフルオロ酢酸で溶媒和された予
想生成物が単離される;M.p.=145℃.
例16の最大極性の異性体から、1モルのトリフルオロ酢酸で溶媒和された予
想生成物が単離される;M.p.=142℃.
例 165- エトキシ-1-[(4-N-tert-ブチルカルバモイル-2-メトキシ)ベンゼンスルホニ ル]-3-スピロ-(4-tert-ブチルカルボキシメチリデンシクロヘキサン)インドリン -2- オン
(I):R1=5-OC2H5;R2=H;R3=2-OCH3;W=SO2;R4=4-CO
NHC(CH3)3;
Y1+Y2=CH-COOC(CH3)3.
1.25mlの酢酸tert-ブチル-トリメチルシリル、次いでテトラヒドロフラン20ml
中の化合物(IIA1)2gを、リチウムジイソプロピルアミド(4℃において、ヘキ
サン中の1.6Nブチルリチウム溶液5.2mlを、テトラヒドロフラン15ml中のジイソ
プロピルアミン1.15mlに加えることにより調製される)の-70℃に冷却された溶
液に加える。反応混合物を-40℃で30分間撹拌し、次いで20mlの3N塩酸水溶液を
加える。それを酢酸エチルで抽出し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、溶媒を減圧
下で留去する。シリカゲルカラ
ム上でのクロマトグラフィーに掛け、80/20(v/v)のシクロヘキサン/酢酸エチル
混合液で溶出することにより、予想生成物が単離される;M.p.=206℃.
例 195- クロロ-1-[(4-N-tert-ブチルカルバモイル)-2-メトキシ)ベンゼンスルホニル ]-3-スピロ-(4-tert-ブチルカルボキシメチリデンシクロヘキサン)インドリン-2 -オン
(I):R1=5-Cl;R2=H;R3=2-OCH3;W=SO2;R4=4-CONHC(
CH3)3;
Y1+Y2=CH-COOC(CH3)3
化合物(IIA3)から、例18に記載したようにして調製する;M.p.=135℃.
例 205- エトキシ-1-[(4-N-tert-ブチルカルバモイル-2-メトキシ)ベンゼンスルホニ ル]-3-スピロ-(4-カルボキシメチリデンシクロヘキサン)インドリン-2-オン
.
(I):R1=5-OC2H5;R2=H;R3=2-OCH3;W=SO2;R4=4-CON
HC(CH3)3;
Y1+Y2=CHCOOH
14mlのトリフルオロ酢酸を、ジクロロメタン30ml中の例18の化合物1.6gの-
30℃に冷却された溶液に加え、20℃で2時間撹拌する。この反応混合物を減圧下
で蒸発させ、ペンタン(水和物)からの結晶化により、予想生成物を単離する;
M.p.=190℃.
例 215- クロロ-1-[(4-N-tert-ブチルカルバモイル)-2-メトキシ)ベンゼンスルホニル ]-3-スピロ-(4-カルボキシ-エチリデンシクロヘキサン)インドリン-2-オン
.
(I):R1=5-Cl;R2=H;R3=2-OCH3;W=SO2;R4=4-CONHC
(CH3)3;
Y1+Y2=-CHCOOH
例19の化合物から、例20に記載したようにして調製する;M.p.=199℃.
例 225- エトキシ-1-[(4-N-tert-ブチルカルバモイル-2-メトキシ)ベンゼンスルホニ ル]-3-スピロ-(4-カルボキシメチルシクロヘキサン)インドリン-2-オン
(I):R1=5-OC2H5;R2=H;R3=2-OCH3;W=SO2;R4=4-CON
HC(CH3)3;
Y1=-CH2COOH;Y2=H.
酢酸20ml中における例20の化合物を、0.lgの酸化白金の存在下で、1.5MP
aで、40℃において16時間水素添加する。触媒を濾過により分離し、その濾液を
減圧下で蒸発させ、ベンタンからの結晶化により予想生成物(異性体の混合物)
を単離する;M.p.=192℃(H2O).
例 235- エトキシ-1-[(4-N-tert-ブチルカルバモイル-2-メトキシ)ベンゼンスルホニ ル]-3-スピロ-(4-モルホリノカルボニルメチリデンシクロヘキサン)インドリン- 2-オン
(I):R1=5-OC2H5;R2=H;R3=2-OCH3;W=SO2;R4=4-CON
HC(CH3)3;
0.52gのベンゾトリアゾール-1-イル-オキシ-トリス-(ジメチルアミノ)-ホスホ
ニウム・ヘキサフルオロホスフェート、0.3mlのトリエチルアミンおよび0.11ml
のモルホリンを、5℃において、アセトニトリル4ml中の例20の化合物0.6gの
懸濁液に加える。この反応混合物を20℃で3時間撹拌し、次いで溶媒を減圧下で
留去する。予想生成物は、シリカゲルカラムクロマトグラフィーに掛け、99/1の
ジクロロメタン/メタノール(v/v)混合液で溶出させ、酢酸エチルから結晶化させ
ることにより単離される;M.p.=238℃.
例 245- エトキシ-1-[(4-N-tert-ブチルカルバモイル-2-メトキシ)ベンゼンスルホニ ル]-3-スピロ-(4-(3-ジメチルアミノプロピルアミノカルボニルメチル)シクロヘ キサン)インドリン-2-オン
(I):R1=5-OC2H5;R2=H;R3=2-OCH3;W=SO2;R4=4-CON
HC(CH3)3;
Y1=CH2CONH(CH2)3N(CH3)2;Y2=H
例22の化合物および3-ジメチルアミノプロピルアミン(水和物、塩酸塩)か
ら、例23に記載したようにして調製する;M.p.=71℃.
例 255- エトキシ-1-[(4-N-tert-ブチルカルバモイル-2-メトキシ)ベンゼンスルホニ ル]-3-スピロ-(4-モルホリノカルボニルメチルシクロヘキサン)インドリン-2-オ ン
.
(I):R1=5-OC2H5;R2=H;R3=2-OCH3;W=SO2;R4=4-CON
HC(CH3)3;
メタノール30ml中の例23の化合物0.32gを、1.5Mpa、40℃において16時間
、0.3gの10%パラジウム炭素の存在下で水素添加する。触媒を濾過により分離し
、濾液を減圧下に留去して、予想生成物のヘミ水和物(異性体混合物)を単離す
る;M.p.=158℃。
同じ化合物が、例23に記載した条件下において、例22の化合物をモルホリ
ンで還元することにより得られる。
例 265- クロロ-1-[(4-N-tert-ブチルカルバモイル-2-メトキシ)ベンゼンスルホニル1 -3-スピロ-[4-N(2-カルボキサミド-エチル)カルバモイルメチリデンシクロヘキ サン]インドリン-2-オン
(I):R1=5-Cl;R2=H;R3=2-OCH3;W=SO2;R4=4-CONHC
(CH3)3;
Y1+Y2=CH-CONH(CH2)2CONH2
例21の化合物および3-アミノプロパンアミドから、例23で説明したように
して調製する;M.p.=170℃.
例 275- クロロ-1-[(4-N-tert-ブチルカルバモイル-2-メトキシ)ベンゼンスルホニル] -3-スピロ-[4-N-(4-N',N'(ジメチルアミノブチル)カルバモイルメチリデンシ クロヘキサン]インドリン-2-オン
(I):R1=5-Cl;R2=H;R3=2-OCH3;W=SO2;R4=4-CONHC
(CH3)3;
Y1+Y2==CH-CONH(CH2)4N(CH3)2
例21の化合物および4-ジメチルアミノブチルアミンから、例23に記載した
ようにして調製する;M.p.=170℃(H2O).
例 285- クロロ-1-[(4-N-tert-ブチルカルバモイル-2-メトキシ)ベンゼンスルホニル] -3-スピロ-[4-N-(4-N',N'-ジメチルアミノブチル)カルバモイルメチルシクロ ヘキサン]インドリン-2-オン
.
(I):R1=5-Cl;R2:H;R3=2-OCH3;W=SO2;R4=4-CONHC
(CH3)3;
Y1=-CH2-CONH(CH2)4N(CH3)2;Y2=H
例27の化合物から、例25で説明したようにして調製する;
MP=273℃(1HCl,2C2H5OH).
例 295- エトキシ-1-[4-(N-tert-ブチルカルバモイル)-2-メトキシベンゼンスルホニ ル]-3-スピロ-[4-(3-モルホリノプロピル)シクロヘキサン]インドリン-2-オン
(
異性体混合物)
(I):R1=5-OC2H5;R2=H;R3=2-OCH3;W=SO2;R4=4-CON
HC(CH3)3;
0.0374gのカリウムtert-ブトキシドを、0.113gの化合物(I'2)をテトラヒドロフ
ラン2ml中に溶解して-40℃に冷却した溶液中に加え、温度を0℃に上昇させる。
テトラヒドロフラン1ml中に溶解した0.097gの塩化4-(N-tert-ブチルカルバモ
イル)-2-メトキシベンゼンスルホニルを-40℃で添加する。この反応混合物を-20
℃で3時間撹拌し、次いで酢酸エチルで抽出し、有機相を塩化アンモニウム飽和
溶液で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、減圧下で溶媒を蒸発させる。シリ
カゲルカラムクロマトグラフィーに掛けて、99/1のジクロロメタン/メタノール(
v/v)混合溶媒で溶出することにより予想生成物の塩基を単離し、次いで、塩酸の
存在下でジエチルエーテルから結晶化することにより、塩酸塩の二水和物を単離
する;M.p.=184℃.
例 305- エトキシ-1-[(4-(N-tert-ブチルカルバモイル-2-メトキシ)ベンゼンスルホニ ル]-3-スピロ-[4-(2-モルホリノエチルチオ)シクロヘキサン]インドリン-2-オン
(I):R1=5-OC2H5;R2=H;R3=2-OCH3;W=SO2;R4=4-CON
HC(CH3)3;
0.037gのtert-butオキシドを、40'Cにおいて、テトラヒドロフラン2.5ml中の
化合物(I'3)に添加する。
反応混合物を0℃まで加温し、次いで-40℃において0.09gの塩化2-メトキシ-4
-(4-N-tert-ブチルカルバモイル)ベンゼンスルホニルを添加し、10℃で1時間
撹拌する。次いで、2mlの水を加え、該混合物を酢酸エチルで抽出し、溶媒を留
去し、残渣をシリカゲルカラムに掛けて99/1のジクロロメタン/メタノール(v/v)
混合液で溶出することにより精製し、塩基の形で予想生成物を単離する。イソプ
ロパノール中の2.7mlの0.1N塩酸溶液を添加し、溶媒を除去し、残渣を14mlのジ
エチルエーテル中で固める。濾過し、60℃で乾燥した後に、塩酸塩の形で予想生
成物が単離される;M.p.=160℃(HCl,H2O).
例 315- クロロ-1-[4-(N-tert-ブチルカルバモイル-2-メトキシ)ベンゼンスルホニル] -3-スピロ-[4-(3-ベンジロキシブロピリデン)シクロヘキサン]インドリン-2-オ ン
.
(I):R1:5-Cl;R2=H;Rs=2-OCH3;W=SO2;R4=4-CONH
C(CH3)3;
テトラヒドロフラン中のナトリウム(ビストリメチルシリル)アミドの1M溶液
3.8mlを、-10℃の不活性雰囲気において、テトラヒドロフラン30ml中の1.9gの臭
化(3-ベンジロキシプロピル)トリフェニルホスホニウムに加える。20℃で30分間
撹拌し、次いで、-70℃において、テトラヒドロフラン40ml中の懸濁液として1
gの化合物(IIA3)を加える。この反応混合物を16時間撹拌し、20mlの5%塩化
アンモニウム水溶液を5℃で加え、酢酸で抽出する。有機相をNa2SO4上で乾
燥し、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラム上のクロマトグラフィーに掛け、
80/20のシクロヘキサン/酢酸エチル(v/v)混合液で溶出し、イソプロピルエーテ
ルから予想生成物を結晶化させる;
M.p.=138℃.
例 325- クロロ-1-[4-(N-tert-ブチルカルバモイル-2-メトキシ)ベンゼンスルホニル] -3- スピロ-[4-(3-ヒドロキシプロピル)シクロヘキサン]インドリン-2-オン
(I):R1=5-Cl;R2=H;R3=2-OCH3;W=SO2;R4=4-CONHC
(CH3)3;
Y1(CH2)3OH=;Y2=H
エタノール50ml中の例31の化合物0.29gを、0.08gの10%パラジウム炭素の
存在下において、1Mpa、18℃で20時間水素添加を行う。触媒を濾過により分
離し、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラム上のクロマトグラフィーに掛け、
80/20のシクロヘキサン/酢酸エチル(v/v)混合液で溶出させる。予想生成物をペ
ンタン中で固化する;M.p.=96℃(1シクロヘキサン).
例 331-[(4- N-tert-ブチルカルバモイル-2-メトキシ)ベンゼンスルホニル]-3-スピロ -[4-(3-ヒドロキシプロピル)シクロヘキサン]インドリン-2-オン
(I):R1=H;R2=H;R3=2-OCH3;W=SO2;R4=4-CONHC(C
H3)3;
Y1=−(CH2)3OH;Y2=H
エタノール40ml中の例31の化合物0.25gを、0.2gの10%パラジウム炭素の
存在下において、1.5Mpa、25℃において、48時間の水素添加を行う。触媒を
濾過により分離し、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラム上でのクロマトグラ
フィーに掛け、80/20のシクロヘキサン/酢酸エチル(v/v)混合液で溶出する。ペ
ンタン中において予想生成物を固化させる;M.p.=133℃(0.5H2O).
例 341-[(4- N-tcrt-ブチルカルバモイル-2-メトキシ)ベンゼンスルホニル]-3-スピロ -[4-(3-モルホリノプロピル)シクロヘキサン]インドリン-2-オン
.
(I):R1=H;R2=H;R3=2-OCH3;W=SO2;R4:4-CONHC(C
H3)3;
a)1-[(4- N-tert-ブチルカルバモイル-2-メトキシ)ベンゼンスルホニル]-3- スピロ-[4-(3- トシルオキシプロピル)シクロヘキサン]インドリン-2-オン
.
-10℃において、0.03gの塩化トシルを、ピリジン0.5ml中の例33の化合物0.
06gに加える。反応混合物を0℃で3時間撹拌し、5mlの水を加え、次いで酢酸エ
チルで抽出する。有機相をNa2SO4上で乾燥し、減圧下で蒸発させ、シリカゲ
ルカラム上のクロマトグラフィーに掛け、85/15のシクロ-ヘキサン/酢酸エチル(
v/v)混合液で溶出させて、予想生成物を単離する;M.p.=79℃.
b)0.02gのモルホリンおよび0.01gのヨウ化ナトリウムを、ジメチルホルムア
ミド0.5mlおよびアセトニトリル1ml中の溶液中の上記化合物0.04gに加える。反
応混合物を75℃で16時間加熱する。-10℃において5mlの水を加え、反応混合物
を酢酸エチルで抽出し、溶媒を留去し、次いでシリカゲルカラム上のクロマトグ
ラフィーに掛け、98/2のジクロロメタン/エタノール(v/v)混合液で溶出させる。
これをジエチルエーテル中のHCl溶液で処理し、濾過し、減圧下に50℃で乾燥
して、当該化合物を塩酸塩の形で単離する;M.p.=157℃(1HCl,1H2O).
例 355- クロロ-1-[(4-N-tert-ブチルカルバモイル-2-メトキシ)ベンゼンスルホニル] -3-スピロ-[4-スピロ-(5-ジヒドロ-3H-フラン-2-オン)シクロヘキサン]インド リン-2-オン
.
(I):R1=5-Cl;R2=H;R3=2-OCH3;W=SO2;R4=4-CONHC
(CH3)3;
0.04mlのカリウムtert-ブトキシドを、-40℃において、テトラヒドロフラン2.
5ml中の化合物(I'4)0.10gおよび塩化(2-メトキシ-4-N-tert-ブチルカルバモイ
ル)ベンゼンスルホニル0.11gの溶液に加える。反応混合物を20℃で2時間撹拌し
、5mlの水を加え、次いで酢酸エチルで抽出する。有機相を硫酸ナトリウム上で
乾燥し、溶媒を留去し、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーに掛け、20/8
0のシクロヘキサン/ジクロロメタン(v/v)混合液で溶出させる。70/30のシクロヘ
キサン/酢酸エチル(v/v)混合溶媒から結晶化させ、次いで濾過し、減圧下に50℃
で乾燥して、予想生成物を単離する;M.p.=268℃.
例 365- クロロ-1-[4-(N-tert-ブチルカルバモイル-2-メトキシ)ベンゼンスルホニル] -3-スピロ-([4-ヒドロキシ4-(2-N-(2-カルボキサミドエチル)カルバモイル)エ チル]シクロ-ヘキサン}インドリン-2-オン
(I):R1=5-Cl;R2=H;R3=2-OCH3;W=SO2;R4=4-CONHC
(CH3)3;
Y1=(CH2)2CONH(CH2)2CONH2;Y2=OH
0.02gのカリウムtert-ブトキシドを、テトラヒドロフラン3mlおよびジメチル
ホルムアミド1ml中の化合物(I'5)0.06gの溶液に加える。反応混合物の温度を0
℃に上げ、次いで-60℃において、テトラヒドロフラン1.5ml中の0.04gの塩化(2-
メトキシ-4-N-tert-ブチルカルバモイル)ベンゼンスルホニルを加える。20℃に
おいて10mlの水を加え、反応混合物を酢酸エチルで抽出し、有機相をNa2SO4
上で乾燥し、溶媒を留去し、98/2のジクロロメタン/メタノール(v/v)混合溶媒で
溶出しながらシリカゲルカラム上でのクロマトグラフィーを行う。得られた固形
物を熱シクロヘキサン/酢酸エチル混合液中に取り、15℃で濾過し、減圧下で乾
燥する。こうして、予想生成物が単離される;M.p.=129℃(2H2O).
例 375- クロロ-1-[4-(N-tert-ブチルカルバモイル-2-メトキシ)ベンゼンスルホニル] -3-スピロ-[4-(2-tert-butオキシカルボニルアミノエチル)シクロヘキサン]イン ドリン-2-オン
.(最小極性の異性体)
(I):R1=5-Cl;R2=H;R3=2-OCH3;W=SO2;R4=4-CONHC
(CH3)3;
Y1=-(CH2)2NHCOOC(CH3)3;Y2=H
0.03gのカリウムtert-ブトキシドを、-40℃において、テトラヒドロフラン2.
5ml中の0.10gの化合物(I'6)および0.08gの塩化(2-メトキシ-4-N-tert-ブチル
カルバモイル)ベンゼンスルホニルに添加する。この反応混合物を20℃で2時間
撹拌し、次い5mlの水を加え、酢酸エチルで抽出する。これを硫酸ナトリウム上
で乾燥して、溶媒を留去する。シリカゲルカラムクロマトグラフィーに掛け、90
/10のシクロヘキサン/酢酸エチル(v/v)混合液で溶出させることにより、予想生
成物を単離する;M.p.=102℃.
例 385- クロロ-1-[4-(N-tert-ブチルカルバモイル-2-メトキシ)ベンゼンスルホニル] -3-スピロ-[4-(2-tert-ブトキシカルボニルアミノエチル)シクロヘキサン]イン ドリン-2-オン
.(最大極性の異性体)
(I):R1=5-OC2H5;R2=H;R3=2-OCH3;W=SO2;R4=4-CON
HC(CH3)3;
Y1=-(CH2)2NHCOOC(CH3)3Y2=H
化合物(I'7)から、例37に記載のようにして調製する;M.p.=107℃(1シク
ロヘキサン)。
例 395- クロロ-3-スピロ-[4-(2-アミノエチル)シクロヘキサン]-1-[4-N-tert-ブチル カルバモイル)ベンゼンスルホニル]インドリン-2-オン
(最大極性の異性体)
(I):R1=5-Cl;R2=H;R3=2-OCH3;W=SO2;R4=4-CONHC
(CH3)3;
Y1=-(CH2)2NH2;Y2=H
15℃の酢酸エチル中の塩酸法作用液0.25mlを、不活性雰囲気下に0℃において
、例37の化合物0.025gに加える。この反応混合物を20℃で3時間撹拌し、減
圧下に溶媒を留去し、残渣をジエチルエーテル中に取る。濾過し、減圧下に50℃
で5時間乾燥した後に予想生成物が得られる;M.p.=169℃(HCl,H2O).
例 40
5-クロロ-3-スピロ-[4-(2-アミノエチル)シクロヘキサン]-1-[4-N-tert-ブチル
カルバモイル)ベンゼンスルホニル]インドリン-2-オン(最小極性の異性体)
(I):R1=5-Cl;R2=H;R3:2-OCH3;W=SO2;R4=4-CONH
C(CH3)3;
Y1=-(CH2)2NH2;Y2=H
例39に記載したのと同じ操作手順を使用して、例38の化合物から調製する
;M.p.=193℃(HCl).
例 415- クロロ-3-スピロ-[4-(2-(2-カルボキサミドエチル)カルボニルアミノエチル) シクロヘキ サン]-1-[(4-N-tert-ブチルカルバモイル-2-メトキシ)ベンゼンスルホニル]イ ンドリン-2-オン
(I):R1=5-Cl;R2=H;R3=2-OCH3;W=SO2;R4=CONHC(
CH3)3;
Y1=-(CH2)2NHCO(CH2)2CONH2;Y2=H
0.007gのスクシンアミド酸、0.026gのヘキサフルオコリン酸ベンゾトリアザ
-1-イル-オキシ-トリス-(ジメチルアミノ)-ホスホニウムおよび0.02mlのトソエ
チルアミンを、アセトニトリル1.5ml中の例39の化合物0.029gに添加する。反
応混合物を20℃で3時間撹拌し、減圧下に溶媒を留去し、残渣を2mlの5%NaH
CO3中に取り、酢酸エチルで抽出する。有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥し、
溶媒を留去する。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーのカラムに掛け
、ジクロロメタンで溶出させ、次いでベンタン中で固化させ、50℃で乾燥する。
予想生成物が得られる;M.p.=128℃.
例 425- クロロ-1-[(2-メトキシ-4-tert-ブチルカルバモイル)ベンゼンスルホニル]-3- スピロ-[(4-tert-ブトキシカルボニルアミノメチル)シクロヘキサン]インドリン -2-オン
(I):R1=5-Cl;R2=H;R3=2-OCH3;W=SO2;R4=CONHC(
CH3)3;
Y1=(CH2)NHCOOC(CH3)3;Y2=H
0.03gのカリウムtert-ブトキシドを、-50℃において、テトラヒドロフラン2.
5ml中の化合物(I'8)0.09gおよび塩化(4-tert-ブチルカルバモイル-2-メトキシ)
ベンゼンスルホニル0.08gの溶液に加える。20℃において4mlの水を加え、反応
混合物を酢酸エチルで抽出し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下に溶媒を留去
する。シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーに掛け、ジクロロメタンで溶出
した後に予想生成物が単離される;M.p.=95℃.
例 435- クロロ-3-スピロ-(4-tert-ブトキシカルボニルアミノメチルシクロヘキサン)- 1-[(2,4-ジメトキシ)ベンゼンスルホニル]インドリン-2-オン
(I):R1=5-Cl;R2=H;R3=2-OCH3;W=SO2;R4=4-OCH3;
Y1=(CH2)NHCOOC(CH3)3;Y2=H
塩化(2,4-ジメトキシ)ベンゼンスルホニルから出発し、例42で説明した操作
手順を使用して調製する。
例 445- クロロ-3-スピロ-(4-アミノメチルシクロヘキサン)-1-[(2,4-diメトキシ)ベン センスルホニル]インドリン-2-オン
.
(I):R1=5-Cl;R2=H;R3=2-OCH3;W=SO2;R4=2-OCH3;
Y1=(CH2)NH2;Y2=H
例39に記載した操作手順を使用して、例43の化合物から調製する;M.p.
=195℃(HCl).
【手続補正書】特許法第184条の8第1項
【提出日】平成11年1月7日(1999.1.7)
【補正内容】
従って、一つの側面において、本発明は下記式のインドリン-2-オン、および
その塩、溶媒和物または水和物に関する。
ここで、
・R1およびR2は夫々独立に、水素;ヒドロキシ;ハロゲン;(C1-C7)アル
キル;(C1-C7)ポリフルオロアルキル;(C1-C7)アルコキシ;(C1-C7)アル
キルチオ;(C1-C7)ポリフルオロアルコキシ;(C3-C7)シクロアルキロキシ;
(C3-C7)シクロアルキルチオ;シクロアルキルメトキシ若しくはシクロアルキ
ルメチルチオ[ここで、シクロアルキルはC3-C7である];フェノキシ;ベン
ジロキシ;ニトロ;シアノを表す;
・R3およびR4は、相互に独立してフェニル基を1回以上置換し、夫々が独立
に、水素;ハロゲン;(C1-C7)アルキル;(C2-C7)アルケニル;(C1-C7)ポ
リハロゲノアルキル;フェニル若しくはベンジル;シアノ;ニトロ;-NR5R6
基;ヒドロキシアミノ;ヒドロキシ;OR7基;SR7基;-COOR8基;-CO
NR9R10基;-CSNR9R10基を表し、R3およびR4の少なくとも一方は水素
ではない;
・R5およびR6夫々独立に、水素;(C1-C7)アルキル;(C2-C7)アルケニ
ル;フェニル;ベンジル;(C1-C7)アルキルカルボニル;(C1-C7)アルキルチ
オカルボニル;(C3-C7)シクロアルキルカルボニル;(C3-C7)シクロアルキル
チオカルボニル;ベンゾイル;チエニルカルボニル;フリルカルボニル;(C1-
C7)アルキロキシカルボニル;フェノキシカルボニル;ベンジロキシカルボニル
;非置換もしくはR9およびR10で置換されたカルバモイル若しくはチオカルバ
モイルを表し;或いは、R5およびR6はそれらが結合している窒素と一緒になっ
てピロリジン、ピロリン、ピロール、インドリン、インドールまたはピペリジン
基から選択される複素環基を構成し;或いは、R5はそれが結合している窒素原
子およびフェニル基に隣接する炭素原子と一緒になって、インドール、インドリ
ンおよび
テトラヒドロキノリンから選択される複素環を形成し、またR6は水素;(C1-C7
)アルキル;ベンジル;(C1-C7)アルキルカルボニル;(C1-C7)チオカルボニ
ル;(C3-C7)シクロアルキルカルボニル;(C3-C7)シクロアルキルチオカルボ
ニル;(C1-C7)アルキロキシカルボニル;フェノキシカルボニル;ベンジロキ
シカルボニル;R9およびR10で置換されていないカルバモイル若しくはチオカ
ルバモイル基を表す;
・R7は、(C1-C7)アルキル;(C2-C7)アルケニル;フェニル;ベンジル;(
C3-C7)シクロアルキル;(C1-C7)ポリフルオロアルキル;ホルミル;(C1-C7
)アルキルカルボニル;ベンゾイル;ベンジルカルボニルを表し;
・R8は、水素;(C1-C7)アルキル;フェニル;ベンジルを表し;
・R9およびR10は、夫々独立に、水素;(C1-C7)アルキル;(C1-C7)ポリ
フルオロアルキル;(C2-C7)アルケニル;任意にヒドロキシ(C1-C4)アルキル
基で置換された(C3-C7)シクロアルキル;ピリジル;フェニル;チエニル;フ
リルを表し、或いは、R9およびR10はそれらが結合している窒素原子と一緒に
なって、非置換もしくは1以上の(C1-C4)アルキル基で置換されたピロリジン
、ピベリジンまたはピペラジン基、および(C4-C7)アザシクコアルキル基から
なる郡から選択される複素環基を構成し;
・Wは、-CH2-基もしくは-SO2-基を表し
・Cyは、それが結合している炭素原子と一緒になって、任意に縮環し、また
は1以上の(C1-C7)アルキル基[この基は同じ炭素原子を1回以上置換しても
よい]もしくはC3-C6スピロシクロアルキル基で任意に置換された、非芳香族
性で且つ飽和もしくは不飽和のC5-C12炭化水素環を構成し;
・Y1およびY2は、Cyの同じ炭素原子を置換し;
・Y1は、 (i)-( C0-C4)アルキレン-T-Z基, (ii)-( C0-C3)アルキレン-NR16-T-Z基[ここで、R16は水素原子 、(C1-C3)アルキル、酸素原子を表し、R16を有する窒素原子は任意に四級で あり、このとき対イオンはCl-、Br-、I-またはCH3SO4である]; (iii)-( C1-C3)アルキレン-O-T-Z基, (iv)-( C0-C3)アルキレン-S-T-Z基, -( C0-C3)アルキレン-SO-T-Z基, -( C0-C3)アルキレン-SO2-T-Z基, の何れかであり、TおよびZ下記に定義する通りである; ・Y2は、水素原子もしくはヒドロキシ基を表し、またはY1と共に(C1−C4) アルキリデン-T-Z-基、(C2-C3)アルキリデン-NR16-T-Z基[ここで、R1 6は上記で定義した通りである]、もしくは(C2-C3)アルキリデン-O-T-Z基 を形成し、またはY1と共にスピロ-5-ジヒドロ-3H-フラン-2-オンを形成し;
・Tは、任意に(C3-C6)シクロ-アルキレンが介在した(C1-C4)アルキレン
[ここで該アルキレンは、同じ炭素原子において(C1-C3)アルキル基で1回以
上置換されている]を表し;またはTは直接の結合を表す;
・Zは、ヒドロキシ;ベンジロキシ;-NR11R12基;-+NR11R12(C1-C4)
アルキル(A-)[ここで、(A-)は陰イオン、好ましくはCl-、Br-、I-また
はCH3SO4 -である];-N(O)R11R12;-COOR11基;-NR11COR12基;
ベンジロキシカルボニルアミノ;または-CONR11R12基を表す;但し、
*Y1が式(I)について且つ(ii),(iii)および(iv)の場合に定義されたもので
あり、且つTがメチレン基または直接結合を表すときには、Zはヒドロキシ;ベ
ンジロキシ;-NR11R12;N(O)R11R12;-+NR11R12(C1-C4)アルキル;
-NR11COR12 ;またはベンジロキシカルボニルアミノ基ではあり得ず、
*Y1=Zであるときは、Zはヒドロキシまたはベンジロキシ基ではあり得な
い;ものと理解される;
・R11およびR12は、夫々独立に、水素;(C1-C7)アルキル基;(C1-C4)ア
ルコキシ基;(C3-C7)シクロアルキル基;フェニル基;( C3-C7)シクロアルキ ルもしくはフェニルで置換された(C1-C3)アルキレンを表し、これらの基は任 意にR13でモノ置換またはポリ置換されていてもよく
;
或いは、R11およびR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、
任意にR13でモノ置換またはポリ置換されたアゼチジン、ピロリジン、ピペリジ
ン、ピペラジン、ピペラジノン、モルホリン、モルホリノン、チオモルホリン、
ヘキサヒドロアゼピン;またはチオモルホリン-1,1-ジオキシド若しくはチオモ
ルホリン-1-オキシドの複素環類から選択される複素環を構成するか;或いは、
R12はピロリドンまたはピペリドンを表す;
・R13は、ヒドロキシ基;(C1-C4)アルキル;(C1-C4)アルコキシ;メルカ プト
;(C1-C4)アルキルチオ;(C1-C4)アルキルスルフィニル;(C1-C4)ア
ルキルスルホニル;ベンジロキシ若しくはヒドロキシアルキロキシ基;NR14R15
基[ここでR14およびR15夫独立に、水素、(C1-C4)アルキル、(C1-C4)ア
ルキロキシカルボニル若しくはベンジロキシカルボニル基を表す];カルボキシ
;(C1-C4)アルキロキシカルボニル、フェノキシカルボニル;ベンジロキシカ
ルボニル;カルバモイル;アミジノ;グアニジノ;イミダゾリル;チエニル;ピ
リジル;インドリル;テトラヒドロイソキノリル基を表す。
式(I)を有する化合物の好ましいファミリーは、次式(Ip)、およびその塩、溶
媒和物または水和物で表される。
ここで、
・R1およびR2は、夫々独立に、水素;ヒドロキシ;ハロゲン;(C1-C7)ア
ルキル;(C1-C7)ポリフルオロアルキル;(C1-C7)アルコキシ;(C1-C7)ア
ルキルチオ;(C1-C7)ポリフルオロアルコキシ;(C3-C7)シクロアルキロキシ
;(C3-C7)シクロアルキルチオ;シクロアルキルメトキシ若しくはシクロアル
キルメチルチオ[ここで、該シクロアルキルはC3-C7である];フェノキシ;
ベンジロキシ;ニトロ;シアノを表し;
・R3およびR4は、相互に独立にフェニル基を1回以上置換しており、また夫
々独立に、水素;ハロゲン;(C1-C7)アルキル;(C2-C7)アルケニル;(C1-
C7)ポリハロゲノアルキル;フェニル若しくはベンジル;シアノ;ニトロ;-N
R5R6基;ヒドロキシアミノ;ヒドロキシ;OR7基;SR7基;-COOR8基;
-CONR9R10基;-CSNR9R10基を表しており、R3およびR4の少なくとも
一方は水素ではない;
・R5およびR6は、夫々独立に、水素;(C1-C7)アルキル;(C2-C7)アルケ
ニル;フェ
ニル;ベンジル;(C1-C7)アルキルカルボニル;(C1-C7)アルキルチオカルボ
ニル;(C3-C7)シクロアルキルカルボニル;(C3-C7)シクロアルキルチオカル
ボニル;ベンゾイル;チエニルカルボニル;フリルカルボニル;(C1-C7)アル
キロキシカルボニル;フェノキシカルボニル;ベンジロキシカルボニル;非置換
もし<はR9およびR10で置換されたカルバモイル若しくはチオカルバモイルを
表し、或いはR5およびR6は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、
ピロリジン、ピロリン、ピロール、インドリン、インドールおよびピペリジンか
らなる郡から選択される複素環基を構成し;或いは、R5は、それに結合してい
る窒素原子およびフェニル基に隣接した炭素原子と一緒になって、インドール、
インドリンおよびテトラヒドロキノリンから選択される複素環を構成し、またR6
は、水素;(C1-C7)アルキル;ベンジル;(C1-C7)アルキルカルボニル;(
C1-C7)チオカルボニル;(C3-C7)シクロアルキルカルボニル;(C3-C7)シク
ロアルキルチオカルボニル;(C1-C7)アルキロキシカルボニル;フェノキシカ
ルボニル;ベンジロキシカルボニル;非置換もしくはR9およびR10で置換され
たカルバモイル若しくはチオカルバモイル基を表し;
・R7は、(C1-C7)アルキル;(C2-C7)アルケニル;フェニル;ベンジル;(
C3-C7)シクロアルキル;(C1-C7)ポリフルオロアルキル;ホルミル;(C1-C7
)アルキルカルボニル;ベンゾイル;ベンジルカルボニルを表し;
・R8は、水素、(C1-C7)アルキル;フェニル;ベンジルを表し;
・R9およびR10は、夫々独立に、水素;(C1-C7)アルキル;(C1-C7)ポリ
フルオロアルキル;(C2-C7)アルケニル;任意にヒドロキシ(C1-C4)アルキル
基で置換された(C3-C7)シクロアルキル:ピリジル;フェニル;チエニル;フ
リルを表し;或いは、R9およびR10はそれらが結合している窒素原子と一緒に
なって、非置換もしくは(C1-C4)アルキル基で置換されたピロリジン、ピペリ
ジン若しくはピペラジン、および(C4-C7)アザシクロアルキル基からなる郡か
ら選択される複素環基を構成し;
・Wは-CH2-基または-SO2-基を表し;
・Cyは、それが結合している炭素原子と一緒になって、任意に縮合しまたは
1以上の(C1-C7)アルキル基[これらの基は、同じ炭素原子上においてC3-C6
スピロシクロアルキル基で1回以上置換されていてもよい]で置換された、非芳
香族性で且つ飽和または不飽和のC5-C12基を構成し;
・Y1およびY2は、Cyの同じ炭素原子を置換しており;
・Y1は、 (i)-( C0-C4)アルキレン-T-Z基、 (ii)-( C0-C3)アルキレン-NR16-T-Z基[ここで、R16は水素原子 、(C1-C3)アルキル、酸素原子を表し、R16を有する窒素原子は任意に四級で あり、対イオンはZにおいて定義される]、 -( C2-C3)アルキリデン-NR16-T-Z基[ここで、R16は上記で定 義した通りである]、 (iii)-( C1-C3)アルキレン-O-T-Z基, の何れかを表し、TおよびZは下記に定義するとおりである; ・Y2は、水素原子もしくはヒドロキシ基を表し、またはY1と共に(C1−C4 )アルキリデン-T-Z-基、(C2-C3)アルキリデン-NR16-T-Z基[ここで、 R16は上記で定義した通りである]、もしくは(C2-C3)アルキリデン-O-T-Z 基を形成し
;
・Tは、任意に(C3-C6)シクロアルキレン基が介在する(C1-C4)アルキレン
基[該アルキレン基は、同じ炭素原子において(C1-C3)アルキル基で任意に1
回以上置換される]を表し、或いは、Tは直接結合を表し;
・Zは、-NR11R12基,-+NR11R12(C1-C4)アルキル(A-)[(A-)は陰イ
オン、好ましくはCl-,Br-,I-またはCH3SO4 -である];-N(O)R11R1 2
基;-COOR11基;-NR11COR12基;(C1-C4)アルキロキシカルボニルア
ミノ基;ベンジロキシカルボニルアミノ基;または-CONR11R12基を表し、
ここで、Y1が(ii)および(iii)で定義されるものであり、Tがメチレン基または
直接結合を表すとき、Zは-NR11R12;-+NR11R12;(C1-C4)アルキル;-
NR11COR12 ;ベンジロキシカルボニルアミノ基ではあり得ないと理解される
;
・R11およびR12は、夫々独立に、水素;(C1-C7)アルキル;(C1-C7)アル
コキシ;(C3-C7)シクロアルキル;フェニル;( C3-C7)シクロアルキル若しく はフェニルで置換された(C1-C3)アルキレン基を表し、これらの基はR13で任 意にモノ置換またはポリ置換され
;或いは、R11およびR12はそれらが結合して
いる窒素原子と共に、R13で任意にモノ置換またはポリ置換されたアゼチジン,
ピロリジン,ピペリジン,ピペラジン,ピペラジノン,モルホリン,モルホリノ
ン,チオモルホリン,ヘキサヒドロアゼビン;またはチオモルホリン-1,1-ジオ
キシド若しくはチオモルホリン-1-オキシドから選択される複素環を
構成し;或いは、R12はピロリドン若しくはピペリドンを表し;
・R13は、ヒドロキシ基;(C1-C4)アルキル;(C1-C4)アルコキシ;メルカ プト
;(C1-C4)アルキルチオ;(C1-C4)アルキルスルフィニル;(C1-C4)ア
ルキルスルホニル;ベンジロキシ若しくはヒドロキシアルキロキシ;NR14R15
基[ここでR14およびR15は夫々独立に、水素、(C1-C4)アルキル、(C1-C4)
アルキロキシカルボニルまたはベンジロキシカルボニルを表す];カルボキシ基
;(C1-C4)アルキロキシカルボニル、フェノキシカルボニル;ベンジロキシカ
ルボニル;カルバモイル;アミジノ;グアニジノ;イミダゾリル;チエニル;ピ
リジル;インドリル;またはテトラヒドロイソキノリル基を表す。
次式(IA)を有する化合物は、その塩、水和物または溶媒和物と共に、好ま
しい化合物である。
ここで、置換基R1はインドリン-2-オンの5位にあり、R2は水素を表し、Cy
、Y1、Y2、R3、R4およびWは式(I)で定義した通りである。
これらの化合物のうちで好ましいものは、Cyがシクロヘキシルを表し、Y1
およびY2該シクロヘキシルの4位を置換し;R1が塩素原子またはエトキシ基を
表し;WがSO2
上記のスキーム1において、化合物(II'A)または(II'B)は、下記の式を有
する化合物である。
ここで、Y'1およびY'2は、Y1および/またはY2、或いはY1および/または
Y2の前駆体を表す。
好ましくは、Y'1以下の基であるか:
(i)(C0-C4)アルキレン-X基、 (ii) (C0-C3)アルキレン-X基, (iii) (C1-C3)アルキレン-X基、 (iv) (C0-C3)アルキレン-X基. または、Y'2と共に(C1-C4)アルキリデン-X基もしくは(C2-C3)アルキリデ ン-X基を形成し;
ここで、Xはヒドロキシ、(C1-C3)アルコキシ、ハライド、トシルオキシ若し
くはメシルオキシのようなスルホン酸エステル、シアノ、アジド、ニトロを表し
、或いは、それが結合しているアルキレン基もしくはアルキリデン基と一緒にな
って、アルデヒドまたはケトンを構成する。
化合物(II''B)は下記の式を有する。
ここで、C'yはそれが結合している炭素と一緒になって、不飽和の炭素環を構
成する。
本発明はまた、式(I)の化合物を製造する方法であって:
極めて一般的に言えば、式(I)または(I')の化合物および式(II'A)および(II'
B)の中間体は、同型反応、即ち、それぞれカルボニル誘導体(IIA)および(IB)
から、従来の炭素-炭素カップリングによって調製することができる。本発明に
適用できる文献に記載の方法(Synthesis,1979,633-665)は、この点に関して参
考にすることができる。
Y1+Y2が(C1-C4)アルキリデン-T-Z、(C1-C3)アルキリデン-NR16-T -Zもしくは(C1-C3)アルキリデン-O-T-Z基を形成する
化合物(I)または(I')
、化合物(II'A)または(II'B)は、ホスホニウムイリド、ホスフィンオキシド陰
イオンまたはホスホネートのようなリン誘導体を、カルボニル誘導体(IIA)また
は(IIB)と反応させることによって有利に調製される;これらの反応は、ウィ
ッテッヒ反応、ウィッテッヒ-オーナー反応、またはオーナー-バドワース-エモ
ンズ反応(Wittig,Wittig-Homer or Homer-Wadworth-Emmons reactions)として知
られており、文献中に広く記載され、証明されている。以下の文献は、この点に
関して参考にすることができる:Org.Reactions,1965,14,270;Chem.Organophos
phorus compounds,1994,185;Org.Reactions,1977,25,73;Chem.Rev.,1974and 1
989,74 and 89,87 and 863。
アルコール官能基、アルデヒド官能基またはケトン官能基を含む化合物(II'A
)または(II'B)、およびカルボン酸官能基またはエステル官能基を含む化合物(I
)または(I')は、当業者に周知の従来の酸化プロセスまたは還元プロセスによっ
て相互に変換することができる。
Y'1がシアノ基を表す化合物(II'B)または(II'B)は、カルボニル化合物(II
A)または(IIB)を、文献(J.Org.Chem.,1977,42,3114-3118)に記載されてい
る条件下で、トシルメチルイソニトリルと反応させることによって有利に調製さ
れる。
Y1が-NR16-T-Z or S-T-Z基で置換された(C1-C3)アルキレン基を表す化合物(I)
または(I')は、化合物(II'A)または(II'B)を用い、それぞれHNR16-T-ZもしくはH
S-T-Zアミンとの従来の反応によって調製することができる。ここで、Y'1はX基
で置換された同じアルキレン基を表し、Xは求核基、例えばハロゲン(好ましく
は臭素、塩素またはヨウ素)またはスルホン酸誘導体、例えばトシルオキシ、メ
シルオキシとして定義され、また上記反応はジメチルホルムアミド、テトラヒド
ロフラン若しくはアセトニトリルのような極性溶媒中において、0℃〜120℃の
温度で行われる。また、Xはアミン基に還元され得るアジド基を表していてもよ
い。上記で定義したXを含む化合物(II'A)また
は(II'B)は、一般的に対応するアルコールから調製することができる。例えば、
文献(Angew.Chem.Int.Ed.,1975,14,801)に記載されているトリフェニル
ホスフィン/四塩化炭素系、または文献(Carbohyd.Res.,1978,61,511)に
記載されているピリジン存在下でのトリフェニルホスフィン/C(Hal)4系(ここ
でHalはハロゲンを表す)、または中性溶媒中における塩基存在下でのアリール-
若しくはアルキルスルホニルハライドとの反応を参照することができる。X基は
交換することができる。一例としては、文献(J.Chem.Soc.,1949,326)に記
載されているように、スルホネート基は、ヨウ化ナトリウムのようなアルカリ性
ヨウ化物との反応によって、ヨウ素誘導体のようなハロゲンか物に変換すること
ができる。Xがハロゲンを表すとき、それは、文献(J.Med.Chem.,1995,38,
130-136)に記載されているように、ナイトレートイオンで置換し、次いでパラ
ジウム炭素のような金属触媒の存在下に還元することによって、ヒドロキシ基に
変換することができる。
還元剤の存在下の酸性媒質中において、アミンをカルボニル誘導体(IIA)、(I
IB)、(II'A)または(II'B)と反応させる還元性アミネーション反応を使用する
こともできる。
還元剤は、パラジウム、ラネーニッケルのような金属触媒の存在下における水
素(M.Freifelder in“Practical Hydrogenations in Organic Synthesis,Proce
dures and Commentary”,John Wiley&Sons,New York,1978,Chapter 10)、また
は酢酸存在下におけるBH3、ナトリウムシアノボロハイドライドのようなアル
カリ性ボロハイドライド若しくはその誘導体(Org.Prep.Proc.Int.,1985,17,317
)、特に、文献(Tetrah.Lett.,1990,5595 or J.Org.Chem.,1996,61,3849-3862
)に記載されている条件下におけるナトリウムトリアセトキシボロハイドライド
であることができる。
また、アミンは誘導体(II'A)または(II'B)を、例えばパラジウム炭素もしく
は酸化白金のような金属触媒の存在下において、公知の反応で還元することによ
っても調製することができる。ここで、Xはニトロ、アジド、またはシアノを表
す。
Y1が(C1-C3)アルキレン-O-T-Z基を表し、またはY1+Y2が(C2-C3)ア ルキリデン-O-T-Z基を表す
化合物(I')は、アセタール(II'B)を還元する
ことによって調製することができ、該アセタール自身は、アルデヒド若しくはケ
トンとHO-T-Zアルコールとから、例えば文献(J.Org.Chem.,1987,52,2594-
2596)に記載されているような当業者に周知の方法を用いて得られる。
Y1がS-T-Z基である化合物(I')は、エノール(II"B)のチオエーテルから、
パラジウ
請求の範囲
1.下記式のインドリン-2-オン、およびその塩、溶媒和物または水和物:
ここで、
・R1およびR2は夫々独立に、水素;ヒドロキシ;ハロゲン;(C1-C7)アル
キル;(C1-C7)ポリフルオロアルキル;(C1-C7)アルコキシ;(C1-C7)アル
キルチオ;(C1-C7)ポリフルオロアルコキシ;(C3-C7)シクロアルキロキシ;
(C3-C7)シクロアルキルチオ;シクロアルキルメトキシ若しくはシクロアルキ
ルメチルチオ[ここで、シクロアルキルはC3-C7である];フェノキシ;ベン
ジロキシ;ニトロ;シアノを表す;
・R3およびR4は、相互に独立してフェニル基を1回以上置換し、夫々が独立
に、水素;ハロゲン;(C1-C7)アルキル;(C2-C7)アルケニル;(C1-C7)ポ
リハロゲノアルキル;フェニル若しくはベンジル;シアノ;ニトロ;-NR5R6
基;ヒドロキシアミノ;ヒドロキシ;OR7基,SR7基;-COOR8基;-CON
R9R10基;-CSNR9R10基を表し、R3およびR4の少なくとも一方は水素で
はない;
・R5およびR6夫々独立に、水素;(C1-C7)アルキル;(C2-C7)アルケニル
;フェニル;ベンジル;(C1-C7)アルキルカルボニル;(C1-C7)アルキルチオ
カルボニル;(C3-C7)シクロアルキルカルボニル;(C3-C7)シクロアルキルチ
オカルボニル;ベンゾイル;チエニルカルボニル;フリルカルボニル;(C1-C7
)アルキロキシカルボニル;フェノキシカルボニル;ベンジロキシカルボニル;
非置換もしくはR9およびR10で置換されたカルバモイル若しくはチオカルバモ
イルを表し;或いは、R5およびR6はそれらが結合している窒素と一緒になって
ピロリジン、ピロリン、ピロール、インドリン、インドールまたはピペリジン基
から選択される複素環基を構成し;或いは、R5はそれが結合している窒素原子
およびフェニル基に隣接する炭素原子と一緒になって、インドール、インドリン
および
テトラヒドロキノリンから選択される複素環を形成し、またR6は水素;(C1-C7
)アルキル;ベンジル;(C1-C7)アルキルカルボニル;(C1-C7)チオカルボニ
ル;(C3-C7)シクロアルキルカルボニル;(C3-C7)シクロアルキルチオカルボ
ニル;(C1-C7)アルキロキシカルボニル;フェノキシカルボニル;ベンジロキ
シカルボニル;R9およびR10で置換されていないカルバモイル若しくはチオカ
ルバモイル基を表す;
・R7は、(C1-C7)アルキル;(C2-C7)アルケニル;フェニル;ベンジル;(
C3-C7)シクロアルキル;(C1-C7)ポリフルオロアルキル;ホルミル;(C1-C7
)アルキルカルボニル;ベンゾイル;ベンジルカルボニルを表し;
・R8は、水素;(C1-C7)アルキル;フェニル;ベンジルを表し;
・R9およびR10は、夫々独立に、水素;(C1-C7)アルキル;(C1-C7)ポリ
フルオコアルキル;(C2-C7)アルケニル;任意にヒドロキシ(C1-C4)アルキル
基で置換された(C3-C7)シクロアルキル;ピリジル;フェニル;チエニル;フ
リルを表し、或いは、R9およびR10はそれらが結合している窒素原子と一緒に
なって、非置換もしくは1以上の(C1-C4)アルキル基で置換されたピロリジン
、ピペリジンまたはピペラジン基;および(C4-C7)アザシクロアルキル基から
なる郡から選択される複素環基を構成し;
・Wは、-CH2-基もしくは-SO2-基を表し
・Cyは、それが結合している炭素原子と一緒になって、任意に縮環し、また
は1以上の(C1-C7)アルキル基[この基は同じ炭素原子を1回以上置換しても
よい]もしくはC3-C6スピロシクロアルキル基で任意に置換された、非芳香族
性で且つ飽和もしくは不飽和のC5-C12炭化水素環を構成し;
・Y1およびY2は、Cyの同じ炭素原子を置換し;
・Y1は、 (i)-( C0-C4)アルキレン-T-Z基, (ii) −(C0-C3)アルキレン-NR16-T-Z基[ここで、R16は水素原子 、(C1-C3)アルキル、酸素原子を表し、R16を有する窒素原子は任意に四級で あり、このとき 対イオンはCl-、Br-、I-またはCH3SO4である]; (iii)-( C1-C3)アルキレン-O-T-Z基, -( C2-C3)アルキリデン-O-T-Z基, (iv)-( C0-C3)アルキレン-S-T-Z基, -( C0-C3)アルキレン-SO-T-Z基, -( C0-C3)アルキレン-SO2-T-Z基, の何れかであり; ・Y2は、水素原子もしくはヒドロキシ基を表し、またはY1と共に(C1-C4) アルキレン-T-Z-基、(C2-C3)アルキリデン-NR16-T-Z基[ここで、R16 は上記で定義した通りである]、もしくは(C2-C3)アルキリデン-O-T-Z基を 形成し、またはY1と共にスピロ−5−ジヒドロ-3H-フラン-2-オンを形成し、
TおよびZは何もあらわさない;
・Tは、任意に(C3-C6)シクロ-アルキレンが介在した(C1-C4)アルキレン
[ここで該アルキレンは、同じ炭素原子において(C1-C3)アルキル基で1回以
上置換される]を表し;またはTは直接の結合を表す;
・Zは、ヒドロキシ;ベンジロキシ;-NR11R12基;-+NR11R12(C1-C4)
アルキル(A-)[ここで、(A-)は陰イオン、好ましくはCl-、Br-、I-また
はCH3SO4 -である];-N(O)R11R12;-COOR11基;-NR11COR12基
;(C1-C4)アルキロキシカルボニルアミノ;ベンジロキシカルボニルアミノ;
または-CONR11R12基を表す;但し、
*Y1が式(I)について且つ(ii),(iii)および(iv)の場合に定義されたもので
あり、且つTがメチレン基または直接結合を表すときには、Zはヒドロキシ;ベ
ンジロキシ;-NR11R12;N(O)R11R12;-+NR11R12(C1-C4)アルキル;
-NR11COR12;(C1-C4)アルキロキシカルボニルアミノまたはベンジロキシ
カルボニルアミノ基ではあり得ず、
*Y1=Zであるときは、Zはヒドロキシまたはベンジロキシ基ではあり得な
い;ものと理解される;
・R11およびR12は、夫々独立に、水素;(C1-C7)アルキル;(C1-C4)アル
コキシ;(C3-C7)シクロアルキル;フェニル;(C1-C3)アルキレンシクロア
ルキル[ここで、シクコアルキルはC3-C7である];(C1-C3)アルキレンフェ
ニルを表し、これらの基は任意にR13でモノ置換またはポリ置換されていてもよ
く[この場合、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11お
よびR12を構成するフェニル基は非置換であっもよく、または(C1-C7)アルキ
ル、トリフルオロメチル、(C1-C7)アルコキシ、ハロゲンでモノ置換もしくは
ジ置換されてもよく、または(C1-C7)アルキル、(C1-C7)アルコキシ若しくは
ハロゲンでトリ置換されていてもよい];
或いは、R11およびR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、
任意にR13でモノ置換またはポリ置換されたアゼチジン、ピロリジン、ピペリジ
ン、ピペラジン、ピペラジノン、モルホリン、モルホリノン、チオモルホリン、
ヘキサヒドロアゼピン;またはチオモルホリン-1,1-ジオキシド若しくはチオモ
ルホリン-1-オキシドの複素環類から選択される複素環を構成するか;或いは、
R12はピロリドンまたはピペリドンを表す;
・R13は、ヒドロキシ基;(C1-C4)アルキル;(C1-C4)アルコキシ;メルカ
プト;(C1-C4)アルキルチオ;(C1-C4)アルキルスルフィニル;(C1-C4)ア
ルキルスルホニル;ベンジロキシ若しくはヒドロキシアルキロキシ基;NR14R15
基[ここでR14およびR15夫々独立に、水素、(C1-C4)アルキル、(C1-C4)
アルキロキシカルボニル若しくはベンジロキシカルボニル基を表す];カルボキ
シ;(C1-C4)アルキロキシカルボニル、フェノキシカルボニル;ベンジロキシ
カルボニル;カルバモイル;アミジノ;グアニジノ;イミダゾリル;チエニル;
ピリジル;インドリル;テトラヒドロイソキノリル基を表す。
2.請求項1に記載の化合物であって、次式(Ip)の化合物、およびその塩、溶
媒和物または水和物:
ここで、
・R1およびR2は、夫々独立に、水素;ヒドロキシ;ハロゲン;(C1-C7)ア
ルキル;(C1-C7)ポリフルオロアルキル;(C1-C7)アルコキシ;(C1-C7)ア
ルキルチオ;(C1-C7)ポリフルオロアルコキシ;(C3-C7)シクロアルキロキシ
;(C3-C7)シクロアルキルチオ;シクロアルキルメトキシ若しくはシクロアル
キルメチルチオ[ここで、該シクロアルキルはC3-C7である];フェノキシ;
ベンジロキシ;ニトロ,シアノを表し;
・R3およびR4は、相互に独立にフェニル基を1回以上置換しており、また夫
々独立
に、水素;ハロゲン;(C1-C7)アルキル;(C2-C7)アルケニル;(C1-C7)ポ
リハロゲノアルキル;フェニル若しくはベンジル;シアノ;ニトロ; -NR5R6
基;ヒドロキシアミノ;ヒドロキシ;OR7基;SR7基;-COOR8基;-CO
NR9R10基;-CSNR9R10基を表しており、R3およびR4の少なくとも一方
は水素ではない;
・R5およびR6は、夫々独立に、水素;(C1-C7)アルキル;(C2-C7)アルケ
ニル;フェニル;ベンジル;(C1-C7)アルキルカルボニル;(C1-C7)チオカル
ボニル;(C3-C7)シクロアルキルカルボニル;(C3-C7)シクロアルキルチオカ
ルボニル;ベンゾイル;チエニルカルボニル;フリルカルボニル;(C1-C7)ア
ルキロキシカルボニル;フェノキシカルボニル;ベンジロキシカルボニル;非置
換もしくはR9およびR10で置換されたカルバモイル若しくはチオカルバモイル
を表し、或いはR5およびR6は、これらが結合している窒素原子と一緒になって
、ピロリジン、ピロリン、ピロール、インドリン、インドールおよびピペリジン
からなる郡から選択される複素環基を構成し;或いは、R5は、それに結合して
いる窒素原子およびフェニル基に隣接した炭素原子と一緒になって、インドール
、インドリンおよびテトラヒドロキノリンから選択される複素環を構成し、また
R6は、水素;(C1-C7)アルキル,ベンジル;(C1-C7)アルキルカルボニル;(
C1-C7)チオカルボニル;(C3-C7)シクロアルキルカルボニル;(C3-C7)シク
ロアルキルチオカルボニル;(C1-C7)アルキロキシカルボニル;フェノキシカ
ルボニル;ベンジロキシカルボニル;非置換もしくはR9およびR10で置換され
たカルバモイル若しくはチオカルバモイル基を表し;
・R7は、(C1-C7)アルキル;(C2-C7)アルケニル;フェニル;ベンジル;(
C3-C7)シクル;(C1-C7)ポリフルオロアルキル;ホルミル;(C1-C7)アルキ
ルカルボニル;ベンゾイル;ベンジルカルボニルを表し;
・R8は、水素、(C1-C7)アルキル;フェニル;ベンジルを表し;
・R9およびR10は、夫々独立に、水素;(C1-C7)アルキル;(C1-C7)ポリ
フルオロアキル;(C2-C7)アルケニル;任意にヒドロキシ(C1-C4)アルキル基
で置換された(C3-C7)シクロアルキル;ピリジル;フェニル;チエニル;フリ
ルを表し;或いは、R9およびR10はそれらが結合している窒素原子と一緒にな
って、非置換もしくは(C1-C4)アルキル基で置換されたピロリジン、ピペリジ
ン若しくはピペラジン、および(C4-C7)アザシクロアルキルから選択される複
素環基を構成し;
・Wは-CH2-基または-SO2-基を表し;
・Cyは、それが結合している炭素原子と一緒になって、任意に縮合しまたは
1以上の(C1-C7)アルキル基[これらの基は、同じ炭素原子上においてC3-C6
スピロシクロアルキル基で1回以上置換されていてもよい]で置換された、非芳
香族性で且つ飽和または不飽和のC5-C12基を構成し;
・Y1およびY2は、Cyの同じ炭素原子を置換しており;
・Y1は、 (i)-( C0-C4)アルキレン-T-Z基、 (ii)-(C0-C3) アルキレン-NR16-T-Z基[ここで、R16は水素原子、(C1-C3 )アルキル 、酸素原子を表し、R16を有する窒素原子は任意に四級であり、対イオ ン
はZにおいて定義される]、
(iii)-( C1-C3)アルキレン-O-T-Z基, の何れかを表し、TおよびZは以下で定義するとおりである; ・Y2は、水素原子もしくはヒドロキシ基を表し、またはY1と共に(C1-C4) アルキリデン-T-Z-基、(C2-C3)アルキリデン-NR16-T-Z基[ここで、R1 6は上記で定義した通りである]、もしくは(C2-C3)アルキリデン-O-T-Z基 を形成し;
・Tは、任意に(C3-C6)シクロアルキレン基が介在する(C1−C4)アルキレ
ン基[該アルキレン基は、同じ炭素原子において(C1-C3)アルキル基で任意に
1回以上置換される]を表し;或いは、Tは直接結合を表し;
・Zは、-NR11R12基;-+NR11R12(C1-C4)アルキル(A-)[(A-)は陰イ
オン、好ましくはCl-,Br,I-またはCH3SO4−である];-N(O)R11
R12;-COOR11基;-NR11COR12基:(C1-C4)アルキロキシカルボニル
アミノ;ベンジロキシカルボニルアミノ;または-CONR11R12基を表し、こ
こで、Y1が(ii)および(iii)で定義されるものであり、Tがメチレン基または直
接結合を表すとき、Zは-NR11R12;-+NR11R12;(C1-C4)アルキル;-N
R11COR12;(C1-C4)アルキロキシカルボニルアミノまたはベンジロキシカ
ルボニルアミノ基ではあり得ないと理解される;
・R11およびR12は、夫々独立に、水素;(C1-C7)アルキル;(C1-C7)アル
コキシ;(C3-C7)シクコアルキル;フェニル;( C3-C7)シクロアルキル若しく はフェニルで置換された(C1-C3)アルキレン基を表し、これらの基はR13で任 意にモノ置換またはポリ置換 され
;或いは、R11およびR12はそれらが結合している窒素原子と共に、R13で
任意にモノ置換またはポリ置換されたアゼチジン,ピロリジン,ピペリジン,ピ
ペラジン,ピペラジノン,モルホリン,モルホリノン,チオモルホリン,ヘキサ
ヒドロアゼピン;またはチオモルホリン-1,1-ジオキシド若しくはチオモルホリ
ン-1-オキシドから選択される複素環を構成し;或いは、R12はピロリドン若し
くはピペリドンを表し;
・R13は、ヒドロキシ基;(C1-C4)アルキル;(C1-C4)アルコキシ;メルカ プト
;(C1-C4)アルキルチオ;(C1-C4)アルキルスルフィニル;(C1-C4)ア
ルキルスルホニル;ベンジロキシ若しくはヒドロキシアルキロキシ;NR14R15
基[ここでR14およびR15は夫々独立に、水素、(C1-C4)アルキル、(C1-C4)
アルキロキシカルボニルまたはベンジロキシカルボニルを表す];カルボキシ基
;(C1-C4)アルキロキシカルボニル、フェノキシカルボニル;ベンジロキシカ
ルボニル;カルバモイル;アミジノ;グアニジノ;イミダゾリル;チエニル;ピ
リジル;インドリル;またはテトラヒドロイソキノリル基を表す。
3.請求項1に記載の化合物であって、次式(IA)を有する化合物、およびその
塩、水和物または溶媒和物:
ここで、置換基R1はインドリン-2-オンの5位にあり、R2は水素を表し、Cy
、Y1、Y2、R3、R4およびWは式(I)で定義した通りである。
4.Cyがシクロヘキシルを表し、Y1およびY2は該シクロヘキシルの4位を
置換し;R1が塩素原子またはエトキシ基を表し;WがSO2を表し;R3および
R4が式(I)で定義したものである請求項3に記載の化合物、およびその塩、水
和物または溶媒和物。
5.Cyがシクロヘキシルを表し、Y1およびY2は該シクロヘキシルの4位を
置換し;R1がエトキシ基を表し;WがSO2を表し;R3およびR4が式(I)で
定義したものである請求項3に記載の化合物、およびその塩、水和物または溶媒
和物。
6.請求項1から5の何れか1項に記載の式(I)の化合物を製造する方法であ
って:
1)式(I')の化合物:
ここで、R1,R2,Cy,Y1およびY2は、式(1)で定義した通りである
を、水素化金属またはアルカリアルコレートの存在下に、-40℃〜25℃の温度
で、無水溶媒中において、下記式の化合物;
ここで、W、R3およびR3は、式(I)で定義した通りであり、Halはハ
ロゲン原子
を表す。
と反応させ;または
2)求核試薬を、式(IIA)のカルボニル誘導体と反応させて化合物(I)を
直接得るか、または1以上のステップで化合物(I)に変換することができる中間
体化合物(II'A)を得ることを特徴とする方法に関する
7.活性成分として、請求項1に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許
容可能な塩、水和物もしくは溶媒和物のうちの一つを含有する薬学的組成物。
8.活性成分として、請求項2に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許
容可能な塩、水和物もしくは溶媒和物のうちの一つを含有する薬学的組成物。
9.活性成分として、請求項3に記載の式(IA)の化合物またはその薬学的に
許容可能な塩、水和物もしくは溶媒和物のうちの一つを含有する薬学的組成物。
10.活性成分として、請求項4に記載の化合物またはその薬学的に許容可能
な塩、水和物もしくは溶媒和物のうちの一つを含有する薬学的組成物。
11.活性成分として、請求項5に記載の化合物またはその薬学的に許容可能
な塩、水和物もしくは溶媒和物のうちの一つを含有する薬学的組成物。
12.請求項7〜11の何れか1項に記載の薬学的組成物であって、更なる活
性成分を含有する薬学的組成物。
13.請求項12に記載の薬学的組成物であって、前記更なる活性成分が、ア
ンジオテンシンII受容体の特異的アンタゴニストであることを特徴とする薬学的
組成物。
14.請求項13に記載の薬学的組成物であって、前記アンジオテンシンII受
容体の特異的アンタゴニストがイルベサルタンである薬学的組成物。
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(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
A61P 1/16 A61P 1/16
7/00 7/00
9/00 9/00
25/00 25/00
27/02 27/02
43/00 116 43/00 116
C07D 401/12 C07D 401/12
491/107 491/107
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),AL,AU,BR,B
Y,CA,CN,CZ,EE,HU,ID,IL,IS
,JP,KR,LK,LT,LV,MK,MX,NO,
NZ,PL,RO,RU,SG,SI,SK,TR,U
A,US,VN,YU