JP2000511072A - 眼の水晶体を除去するための回転装置 - Google Patents
眼の水晶体を除去するための回転装置Info
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、哺乳類の眼の、眼の水晶体を粉砕し且つ除去するためのシステム(300)及び方法である。システム(300)は、真直ぐの又は湾曲した形状の回転式水晶体粉砕探針装置(302)を含み、該探針装置(302)は、回転可能な駆動軸(316)がその内部を延在する管状の外装部(320)を含む。回転する水晶体粉砕頭部(318)が駆動軸(316)の末端部上に配置されている。頭部部材(318)は、流体及び水晶体物体の流れを引き込んで該流れと接触し、それにより、探針を水晶体嚢内で大きく軸方向(長手方向)に動かすことを必要とせずに水晶体全部の完全な除去を促進する。管状外装部(320)の末端部は、好ましくは、操作中に水晶体粉砕頭部(318)の一部を遮蔽して水晶体嚢への偶然の損傷を回避するように形成されている。また、外装部(320)の末端部は、回転している頭部によって生じた流体及び水晶体物体の流れを、水晶体嚢内で好ましい流路に方向付けるように向けられ又は配置され得る。装置(302)は、流体及び/又は組織片を眼の中に注入する及び/又は引き出すための方法を組み込み得る。
Description
【発明の詳細な説明】
眼の水晶体を除去するための回転装置
発明の分野
本発明は、概して、眼の水晶体を除去するための、さらに詳細には、視力の回
復のために白内障の眼の水晶体を除去するための装置及び方法に関する。
関連出願
この特許出願は、1992年11月30日に出願された「眼の水晶体を除去す
る装置及び方法」と題する第07/984,229号の一部継続出願である。
先行技術の説明
人間の眼の水晶体は、結晶性の、透明の両凸の眼内組織であり、光線の焦点が
網膜上に結ぶことを助ける。水晶体は、水晶体嚢内に取り囲まれており、水晶体
皮質及び水晶体核からなる。水晶体嚢は水晶体を包む弾性の袋であり、毛様体筋
に接合された微細な靱帯(毛様小帯)によって懸垂されている。これらの筋肉は
、水晶体嚢を半径方向に伸張し且つ緩め、それにより、内包された水晶体の光学
的特性を変化させて、作像のための所望の焦点をもたらす。これは、一般に、調
節と呼ばれている。
水晶体皮質は、水晶体のゼリー状の部分であり、より密な内部の核と弾性の外
側の嚢との間に位置している。水晶体核は、水晶体の中心位置において、より密
度が高い、光学的に画定された領域である。この核は、年齢と共に、一層密度が
高くなり、遂には、硬化し、且つ水晶体の空間全体のより多くの部分を占めるこ
とがある。さらに、水晶体は不透明になり得る。
一般に白内障と呼ばれる、水晶体のこのような不透明性及び曇りは、先天性で
もあり得るし、また、外傷、病気または年齢によっても引き起こされ得る。白
内障の水晶体は、光の通過を妨害して、網膜上に明瞭な像が形成されることを妨
げる傾向がある。
現在、外科手術が、白内障により目が不自由になった患者の視力を回復する唯
一の方法である。白内障による視力喪失が重大になると、不透明な水晶体を外科
手術によって除去することが必要になる。失われた視力は、一般に、人工の眼内
レンズの移植によって回復される。
白内障は、高年齢化社会において、眼の不能及び盲目の最も重大且つ一般的な
原因の一つとなっている。白内障の処置は、現在、65才を超えた人にもっとも
頻繁に行われる外科手術である。1991年には、400万(米国:160万、
外国:240万)回の白内障の外科手術が行われ、その数は年に5%の割合で増
加している。
白内障の手術の古典的な方法は、無処理の水晶体を7〜10mmの切開部を通
じて除去して、その替わりに、生物学的適合性のポリマーから製造された眼内レ
ンズを入れることである。この、嚢外の白内障処置は、視力を回復させるが、し
ばしば、大きい切開部から生じる手術後の合併症を引き起こして、治療過程が延
長し、外傷の増大及び乱視が生じる。それでもなお、米国における現在の白内障
処置の約半数は、無処理水晶体を除去するための、このような嚢外の技術を用い
て行われている。
さらに最近は、超音波に拠る水晶体超音波吸引装置が、より短い手術時間に、
水晶体を乳化してそれを約3〜5mmの切開部を通じて除去するために用いられ
ている。この技術は、より容易なリハビリテーションをもたらし、且つ、従来の
嚢外の白内障処置の、より大きい切開部によって生じる手術後の合併症の多くを
取り除く。
水晶体超音波吸引処置のために、縁または角膜に切開部3〜5mmの切開部が
形成され、器具の先端を、虹彩とほぼ平行な方向に前眼房に挿入することを可能
にする。一旦切開部が形成されると、前方の水晶体嚢の中央部は、水晶体核の乳
化と皮質の除去を容易にし、且つ眼内レンズを後眼房の溝に理想的に配置する
ために、広く開放されなければならない。
水晶体超音波吸引法は、眼の前眼房または後眼房において行うことが可能であ
る。前眼房での水晶体超音波吸引の場合、白内障の水晶体は前眼房に引き出され
、そこで切断されて眼房から除去される。前眼房での水晶体超音波吸引は、後眼
房での水晶体超音波吸引よりも、角膜の内皮層を一層傷つけ易いが、しばしば、
外科医がより容易に行える処置である。後眼房での水晶体超音波吸引は、水晶体
がまだ水晶体嚢内にある間に水晶体の中央部を切断し又は削ることからなる。こ
の方法は、後方の水晶体嚢を破損して、内部の眼球の容積を満たしている硝子体
液を露出させる可能性があるため、さらに行うのが困難である。
従来の外嚢の白内障除去処置と比較して、水晶体超音波吸引術は、より小さい
切開部、乱視が減少された、術後のより強い眼球、切開部のより良好な閉鎖、外
傷の低下、及びより迅速な視力の回復という利点をもたらす。しかし、水晶体超
音波吸引処置は、変位した白内障の水晶体、浅い前眼房、縮瞳瞳孔、低い角膜内
皮細胞数、又は近視(全体的に硬質の水晶体)を有する患者において禁忌である
。水晶体超音波吸引術は、また、超音波探針を操作して白内障の水晶体核を切り
刻むために強度の訓練を必要とする。迷走超音波エネルギーが角膜の細胞を破壊
して、最終的に変性を生じさせることがある。これらの不利な環境により、現在
、米国の外科医の約半数だけが、白内障除去のために、慣用の外嚢法よりもこの
水晶体超音波吸引法を好んで用いている。
内嚢の白内障除去を行うための水晶体超音波吸引装置の使用法もまた研究され
ている。かかる処置において、水晶体嚢の前方側及び後方側の両方を無傷のまま
にしつつ白内障の水晶体が切り刻まれなければならない。この処置に伴う極度の
困難により、その採用が限定されて、米国の白内障除去処置の約1%のみが、こ
の内嚢技術を用いて行われている。
先に述べた水晶体超音波吸引装置に加えて、先行技術は、1983年の6月1
8日にバンコ(Banko)に付与された「外科手術用器具」と題する米国特許第4,
368,734号に記載されたような、白内障にかかった水晶体を粉砕及び除去
するためのモーター駆動の切断器具を含んでいる。米国特許第4,368,73
4号に記載された器具は、水晶体嚢内に挿入可能であり、且つ白内障にかかった
水晶体を粉砕し且つ切り離すのに利用可能であると言われている。米国特許第4
,368,734号に記載された外科手術の器具は、切断要素に対向して位置づ
けられた、除去される物体又は物(例えば、眼の水晶体)を把持するための把持
器具(例えば鉤状部)を含む。吸引及び灌注の内腔が、粉砕された水晶体物体を
水晶体嚢から除去するために器具に組み込まれている。
現在、時間をより消費せず、熟練がより強度でなく、且つ後方水晶体嚢への医
原性の損傷の危険が最小限である方法で内嚢の水晶体嚢除去を達成することが可
能な新しい眼の水晶体の除去装置の発達がまだ必要である。
発明の概要
本発明は、本出願がその一部継続出願である親出願第第07/984,229
号に記載された、眼の水晶体の回転式除去装置に対する改良及び変更を含む。
親出願第07/984,229号に記載された装置は、概して、ハンドピース
から末端方向に延在する細長の探針を有するハンドピースを含む回転式の水晶体
粉砕装置である。細長の回転可能な駆動軸が、探針を通じて縦方向に通り、探針
の末端部の水晶体粉砕頭部を終端とする。管状の保護外装部が、回転可能な駆動
軸の周囲に配置されている。回転可能な軸及び/又は外装部は、軸方向に移動可
能であり、それゆえ、水晶体粉砕頭部が、a)水晶体粉砕頭部が完全に管状外装
部の内腔内に位置づけられて、器具の挿入及び引き込みの間に遮蔽されている第
1の非操作位置と、b)水晶体粉砕頭部が、外装部の末端部から外に前進されて
、水晶体物体と接触し且つ該物体を粉砕する第2の操作位置とに交互に配備され
ることを可能にする。水晶体粉砕頭部は、該頭部の回転が、流体の強制循環を水
晶体嚢内に生じさせ且つ維持するように、特に構成されている。水晶体嚢内のか
かる循環流は、水晶体粉砕頭部が回転している間に、探針を軸方向に大きく移動
又は操作することを必要とせずに、眼の水晶体を、回転する水晶体粉砕頭部に
引き込んで該頭部と接触させる。水晶体粉砕頭部の回転と同時に探針を軸方向に
大きく移動又は操作することを必要とせずに、眼の水晶体の完全な粉砕を達成す
る装置の能力は、処置の間に、医師の治療によって後方の水晶体嚢に孔があけら
れる機会を最小化することに役立つ。
また、親出願第07/984,229号に記載された好ましい装置は、探針を
通じて縦方向に延在する単一の通路を組み込んでおり、該通路は、灌注流体の水
晶体嚢への注入と、水晶体嚢からの流体/組織片の吸引のために交互に使用され
得る。
親出願第07/984,229号に特に記載された変更及び発明に対して本発
明が区別する変更及び改良は、以下のものを含む。
・変更された管状の保護外装部であって、水晶体粉砕頭部が、その「操作」位置
に配置されている間も、該外装部の一部が水晶体粉砕頭部の一部(例えば1つの
側)を覆い又は遮蔽し続けるような、先細の、斜めに切られた、又は他の対称で
ない形状の末端部を有する保護外装部を提供する。このような配置によって、保
護外装部の対称でない末端部は、使用中に、回転している水晶体粉砕頭部の一部
(例えば1つの側)を遮蔽して、それにより、水晶体粉砕頭部が、偶然に、水晶
体粉砕頭部の保護された部分(例えば1つの側)に隣接して位置する水晶体嚢の
部分を穿孔することを防止するのに役立つ。さらに、保護外装部の先端部の、こ
のような非対称の形状は、回転している水晶体粉砕頭部から排出される流体の流
れを、水晶体嚢に隣接する壁部から離れる方向に向け、それにより、流体が水晶
体嚢に衝突する激しさ又は力を最小化するように機能することができる。さらに
、保護外装部の先端部の、このような非対称の形状は、先端部周囲の、水晶体嚢
内の穿孔開口部又は切開部と接触する封止面を提供する。該封止面は、かかる接
触により、外装部を水晶体嚢内に最小限にのみ挿入して器具を操作し、水晶体嚢
内の開口部が、器具が角度付けして挿入されることによりほぼ長円形であること
を容易にする。また、外装部の末端部の形状は、好ましくは、水晶体粉砕頭部の
回転によって生じる流体の強制循環を曲げ又は偏向させることができる。このよ
う
に流れを曲げること又は偏向させることは、探針が水晶体嚢内で好ましい位置に
維持されているときに、水晶体嚢の外周の流体を望ましいように強制循環させる
装置の能力を増大させる。このように、水晶体嚢内の流体の外周周囲の強制循環
に方向付けする又は流れの向きを付けることは、探針の大きな移動又は操作を全
く必要とせずに水晶体全部を迅速且つ完全に粉砕することを容易にする。さらに
、このように、水晶体嚢の外周の強制循環に方向付けする又は流れに向きを付け
ることは、水晶体粉砕処置の効率を最適化し得る。なぜなら、かかる外周の流路
は、水晶体嚢の解剖学的形状と、水晶体自体が、通常、中央部は比較的硬い物体
からできており、且つその外周は、より軟質の物体からできているという事実と
矛盾しないからである。
・探針を通じて縦方向に延在し、それにより、流体/組織片を水晶体嚢から吸引
するのと同時に、又は、少なくとも、親出願第07/984,229号に記載さ
れた好ましい装置に組み込まれた、単一の注入/吸引通路に必要とされるように
、かかる手順の一方を中断して他方を完了させることを必要とせずに、灌注流体
が水晶体嚢内に注入され得る、独立した流体注入通路と、流体/組織片吸引通路
とを提供する。
・器具の探針部が、真直な形状ではなく、湾曲した形状である本発明の特定の実
施形態を提供する。
本発明のさらなる目的及び利点と、本発明の変更及び改良が、親出願第07/
984,229号に記載された装置の基礎的構成要素と相互作用する特定の方法
は、以下の詳細な説明及び添付図面を読み且つ理解すると明瞭になるであろう。
図面の簡単な説明
図1は、人間の目の縦断面図と共に示された、本発明の眼の水晶体の回転式除
去システムの概略図である。
図2は、図1に示した眼の水晶体除去装置の探針部の末端部の拡大斜視図であ
る。
図3は、人間の眼に挿入するために配置されている図1の装置の斜視図である
。
図4は、本発明の回転式の眼の水晶体除去装置の一部の縦断面図である。
図4aは、図4の装置の探針部の末端部の拡大縦断面図であり、保護外装部が
、装置の回転可能な水晶体粉砕頭部に対して「操作」位置に配置された状態を示
す図である。
図4bは、図4の装置の探針部末端部の拡大縦断面図であり、保護外装部が、
装置の回転可能な水晶体粉砕頭部に対して保護位置又は第1の「非操作」位置に
配置されている状態を示す図である。
図4cは、図4に示した探針の変更された実施形態の末端部の拡大縦断面図で
ある。
図4dは、図4に示した装置の回転式水晶体粉砕頭部の拡大斜視図である。
図5aは、図4の装置の探針部に対する別の末端部の形状の拡大立面図である
。
図5bは、図4の装置の探針部に対する別の末端部の形状の拡大立面/破断図
である。
図5cは、図4の装置の探針部に対する別の末端部の形状の拡大底面図である
。
図5dは、図4の装置の探針部に対する別の末端部形状の拡大側立面図であり
、窓状開口部が、探針の末端部に形成されて、装置の操作中に回転している水晶
体粉砕頭部を見ることを容易にする。
図6aは、本発明の回転式の眼の水晶体除去装置の探針部が挿入されている人
間の眼の縦断面図である。
図6bは、本発明の回転式の眼の水晶体除去装置が挿入された、人間の眼の正
面図である。
図7aは、親出願第07/984,229号に記載された、眼の水晶体除去装
置の好ましい実施形態の探針部末端部立面図である。
図7bは、本発明の回転式の眼の水晶体装置の好ましい実施形態の探針部末
端部立面図である。
図8aは、本発明の、回転式の眼の水晶体除去装置の別の実施形態の一部の立
面図であり、装置の探針部は湾曲した形状であり、且つ、保護外装部は、保護装
置の回転可能な水晶体粉砕頭部に対して「操作」位置にある。
図8bは、本発明の、回転式の眼の水晶体除去装置の別の実施形態の一部の立
面図であり、装置の探針部は湾曲した形状であり、且つ、保護外装部は、保護装
置の回転可能な水晶体粉砕頭部に対して「非操作」位置にある。
図8cは、図8aの部分「C」の拡大図である。
好ましい実施形態の詳細な説明
以下の詳細な説明および添付の図面は、本発明の好ましい実施形態を説明およ
び例示することのみを目的として提供されるのであり、本発明の範囲を限定する
ことを全く意図しない。
本文中に記載され且つ権利が請求されている発明は、親出願第07/984,
229号において先に記載された装置の変更であることが理解されるべきである
。従って、この一部継続出願において記載され且つ権利が請求されている装置は
、親許出願第07/984,229号に先に記載された装置と同一の、構造的及
び機能的要素の多くを組み込んでいる。
以下の詳細な説明は、親出願第07/984,229号に既に記載された発明
の要素と異なる、又はそれらに付加される、本発明の構造的及び機能的要素にの
み焦点をあてることを意図する。このように、第07/984,229号の全て
の開示を援用して本文の記載の一部とするため、以下の段落は、本発明の装置が
、親出願第07/984,229号において先に記載された装置と共通に有する
構造的及び機能的要素の各々及び全てを再び完全には記載しないものとする。さ
らに、本発明の構成部分を参照するために本文中で使用される用語は、親出願第
07/984,229号において用いられた用語と異なり得るが、それは、本文
中で参照される構成部分と前記親出願において参照された対応する構成部分と
が構造的及び機能的に異なることを必ずしも示すものではないことが理解される
べきである。
本出願の図1及び6は、人間の目の描画を含む。これらの図において示される
目の解剖学的構造に、以下の説明に従って符号を付ける。
角膜・・・・・・・・・・・・・C
前眼房・・・・・・・・・・・AC
虹彩・・・・・・・・・・・・・I
水晶体嚢・・・・・・・・・・LC
水晶体・・・・・・・・・・・・L
硝子体室・・・・・・・・・・VC
眼の水晶体除去システム
図1〜2に示すように、本発明のシステム300は、概して、回転可能な駆動
ケーブル組立体306によって電動制御卓304に連結されるハンドピース/探
針装置302を含む。好ましい実施形態において、比例制御又は加減抵抗制御の
ペダル308が、電動制御卓304に連結されて、駆動ケーブル組立体306内
の回転可能な駆動ケーブルの、操作者の足踏みによる作動/作動停止及び速度制
御を容易にする。以下にさらに詳細に説明するように、注入及び/又は吸引のポ
ンプP1及びP2を作動させ且つ制御するために、1以上の追加のスイッチ又は制
御ペダル(図示せず)を設けて、ハンドピース/探針装置302を通じての、流
体の注入並びに/又は、流体及び/若しくは組織片の吸引を容易にし得る。
ハンドピース/探針装置302は、好ましくは、基部側ハンドピース部310
、端部側ハウジング部354及び細長の探針部312を含むように構成される。
基部側ハンドピース部310は、人間の手によって握られ且つ保持されるための
寸法と形態を有する。図示したように、端部側ハウジング部354は、その直径
が、(302の)基部ハンドピース部310の直径よりも小さく、且つ(302
の)ハンドピース部310の末端部から延在する。細長探針部312は、小さい
切開部又は穿刺開口部を通じて哺乳類の目に挿入されるように直径が十分に小さ
い細長の部材である。
端部側ハウジング部354及び細長探針部312の内部の構成部分及び構造の
断面図を図4〜4cに示す。特に4〜4dを参照して、端部側ハウジング部35
4は、好ましくは、その内部に中空の内室370を画定するように形成される。
図示したように、駆動部材371が、駆動ケーブル組立体306内の回転可能な
駆動ケーブルに接合され、且つ中空の内室370内に延在している。回転可能な
駆動軸316が駆動部材371に回転可能に連結又は係合し、それにより軸31
6が、水晶体粉砕処置に必要な速度(例えば、50,000〜150,000r
pm)で回転可能に駆動され得る。示された実施形態において、回転可能な駆動
軸軸316は、駆動部材371の末端面に形成された内腔内に挿入されている。
封止部(回転面)373が駆動部材371の外面周辺に配置され、中空内室3
70に隣接する壁とかみ合って、液体が、中空内室370から、(302の)基
部ハンドピース部310の内部へ浸出又は漏出することを防止する。好ましい実
施形態において、封止部373は、駆動部材371の外面周辺に取付られた回転
する面シールを含み、該面シールは、中空内室370の隣接する壁部又は隔壁3
58に対して設置され且つその上に載置された柔軟なフランジ部を組み込んでお
り、それにより、中空内室370の望ましい封止部373を形成している。
細長の探針部312は、端部ハウジング部354から、末端方向に延在する。
図示したように、細長探針部312は、中空の内腔又は管腔322を有する、軸
方向に移動可能な外装部320を含む。中空の内腔又は管腔366を有する、回
転可能でない硬質スリーブ350が、硬質スリーブ350の中空の内腔又は管腔
322内部で、同軸の中心に位置づけられ、且つ内腔又は管腔322を通じて縦
方向に延在している。回転可能な駆動軸316は、硬質スリーブ350の中空の
内腔又は管腔366を通じて縦方向に通っており、螺旋状の支持部材364、例
えば、滑らかなステンレス鋼ワイヤーの螺旋状コイルに取り囲まれている。この
ような螺旋状支持部材364は、駆動軸316の外面と、支持部材364を取り
囲む硬質スリーブ350の内部管腔面とに対して同時に接触する。従って、螺旋
状の支持部材364は、硬質スリーブ350の中空内腔又は管腔366内の同軸
の中心位置に配置された回転可能な駆動軸316を回転可能に支持するように働
く。横方向の隔壁358が、軸方向に移動可能な外装部320の中空内腔又は管
腔322内の、該外装部の末端部付近に形成されている。回転可能でない硬質ス
リーブ350の末端部は、図示されたように、隔壁358に接触し、且つ隔壁3
58に支持されている。従って、硬質スリーブ350の末端部は、軸方向に移動
可能な外装部320の中空内腔又は管腔322内で、内腔又は管腔322と同軸
に中心位置に維持される。中央開口部360が、硬質スリーブ350の中空内腔
又は管腔366に位置合わせされて隔壁358を通じて縦方向に延在する。回転
可能な駆動軸316は、図に示したように、硬質スリーブ350の末端部を超え
、且つ隔壁358の中央開口部360を通って縦方向に延在する。図4、4a及
び4bに示した特定の実施形態において、隔壁358の中央開口部360は、回
転可能な駆動軸316の外径よりも大きく、又は、注入流体が、回転可能でない
硬質スリーブ350の内部の中空内腔又は管腔366から、中央開口部360を
通じて流れ、且つ軸方向に移動可能な外装部320の開放末端部324から流出
することを可能にするように形成されている。従って、隔壁358及びその中央
開口部360は、回転可能な駆動軸316と、回転可能な駆動軸316に並行な
流体通路をと中央に支持し、且つ、外装部320の内面と硬質スリーブ350の
外面との間の中空の内腔又は管腔322の空間内に流体が逆流して入ることを防
止するための遮断層をもたらす。
図4cに詳細に示した1つの別の実施形態において、駆動軸316aは、その
末端部が、隔壁358aの基部側付近で終端となるように先端が切られている。
管状の延長部材420が、回転可能な駆動軸316a上に取付られている。かか
る管状の延長部材420は、隔壁358a内に形成された中央開口部360aを
通って延在する。中央開口部360aは、管状延長部材420の外面とほぼ同一
の寸法であり、それにより、管状の延長部材420の自由な回転を可能にする簡
単な滑り軸受を形成している。中空の流路422が、管状延長部材420を通じ
て縦方向に延在する。流入開口部424が、管状延長部材420内に、隔壁35
8aの基部側に形成されている。この流入開口部424は、硬質スリーブ350
の中空内腔又は管腔366と流体の伝達をする。流出開口部426が、管状延長
部材420の末端部に、隔壁358aの端部側に形成されている。この配置によ
り、灌注流体の流れが、流体入口チューブ380を通じて注入され、中空内室3
70を通り、硬質スリーブ350の中空内腔又は管腔366を通じて流入開口部
424を通り、管状延長部材420の中空流路422を通って流出開口部426
から流出され得る。従って、この実施形態において、隔壁358aは、軸方向に
移動可能な外装部320の内面と硬質スリーブ350の外面との間の中空内腔又
は管腔322の空間内への逆流を防止するための遮断層として、また、管状延長
部材420を中央に支持し、それにより回転可能な駆動軸316を中央に支持し
て、管状延長部材420を隔壁358aの中央開口部360a内で作用的に回転
させるものとして、二様に機能する。流体の通路は、内部の中空流路422によ
り、独立して設置される。
図示した特定の実施形態において、軸方向に移動可能な外装部320は、固定
して配置された回転可能でない硬質スリーブ350、隔壁358、回転可能な駆
動軸316及び末端の水晶体粉砕頭部318に対して、縦方向に、前後に移動可
能である。これは、軸方向に移動可能な外装部320が、意志作用により、前後
に、水晶体粉砕頭部318が十分に露出されて、その意図される水晶体粉砕機能
を果たす、露出された「操作」位置と、軸方向に移動可能な外装部320が、末
端方向に、水晶体粉砕頭部318全体が軸方向に移動可能な外装部320の中空
内腔又は管腔内に配置される点まで移動された、遮蔽された「非操作」位置との
間を移動されることを可能にする。示された実施形態において、軸方向に移動可
能な外装部320の縦方向の移動は、軸方向に移動可能な外装部320を、端部
ハウジング部354の末端部分354bに固定させることによって容易にされる
。端部側ハウジング部354の末端部分354bは、ハウジング部354の基部
側部分354a上を、滑り可能に前進させ且つ引き込むことができる。ばね付
きの係合ボール部材357を、位置の違う溝又は戻り止め359に嵌めて、軸方
向に移動可能な外装部320と端部ハウジング部354の末端部分354bとを
、露出「操作」位置又は遮蔽「非操作」位置において保持することが可能である
。従って、回転可能な駆動軸316と端部ハウジング部354の末端部分354
bとを、第2の「操作」位置から第1の「非操作」位置へ移動することが望まれ
る場合には、操作者は、端部ハウジング部354の末端部分354bと、軸方向
に移動可能な外装部320とを末端方向に押し又は押し進めて、ばね付き係合ボ
ール部材357を「第2」位置の溝又は戻り止め359aから外し、そして、ボ
ール部材357を、ばね付き係合ボール部材357が「第1」位置の溝又は戻り
止め359b内に落ち込んで溝又は戻り止め359bと摩擦により係合するであ
ろう点まで移動させる。従って、端部ハウジング部354の末端部分354bと
、軸方向に移動可能な外装部320とは、操作者が意志作用により、端部ハウジ
ング部354の末端部分354bと、軸方向に移動可能な外装部320とをそれ
らの第2「操作」位置に戻す時まで、第1の「非操作」位置に、摩擦により保持
され且つ維持されることになる。
先に述べたように、図に示した実施形態は、第1「非操作」位置と第2「操作
」位置との間を前後に軸方向に移動可能である、軸方向に移動可能な外装部32
0を用いているが、別の実施形態として、軸方向に移動可能な外装部320を軸
方向に不動の位置に維持し、且つ、回転可能な駆動軸316、隔壁358及び水
晶体粉砕頭部318を、前後に移動可能又は変位可能にして、水晶体粉砕頭部3
18を、軸方向に移動可能な外装部320に対する第1「非操作」位置と第2「
操作」位置に、意図するように交互に位置づけ得ることが理解されるであろう。
変更された先端部
本発明の幾つかの実施形態において、軸方向に移動可能な又は不動の外装部3
20は、また、外装部320の縦方向の軸に対して回転可能であり得、そのため
、軸方向に移動可能な外装部320の末端部324を、それが眼の中に挿入され
た後に回転させて再配置することを容易にし、それにより装置全体を回転させ
る必要をなくす。本発明のこの面は、以下にさらに詳細に説明する、外装部の末
端部324の変更された形状と組合わせると、特に有用である。
本発明に従えば、外装部320の末端部324は、水晶体粉砕頭部318が、
外装部320に対する「操作」位置に配備されているときでも、水晶体粉砕頭部
318の部分(例えば、1つの側)が、軸方向に移動可能な外装部320の、軸
方向に突出した部分(例えば、1つの側)によって遮蔽又は保護されたままであ
るように特に形成されている。軸方向に移動可能な外装部320の末端部324
の、このように変更された形状は、2つの機能を作用させる。2つの機能は、a
)水晶体嚢LCを、偶然の破裂又は損傷から保護すること、b)水晶体変形頭部
318によって水晶体嚢LC内に引き起こされた流体の強制循環流を、ある方向
に向け、又は流れに方向付けをして、水晶体粉砕処置の効率を増大させることで
ある。
図2及び図4〜4cに示された実施形態を特に参照して、外装部320の末
端部324は、好ましくは、外装部320の突出している側326が、軸方向に
移動可能な外装部320の突出していない側328を超えて延在するように形成
されている。斜めの又は湾曲した横方向面330が、突出側326の末端部から
非突出側328の末端部まで横断している。それゆえ、図4aに示すように、水
晶体粉砕頭部318がその第2「操作」位置に配置されるとき、軸方向に移動可
能な外装部320の末端部324の非突出側328の隣の、水晶体粉砕頭部31
8の側が、該頭部318が目的とする水晶体粉砕機能を行うのに十分に露出され
つつ、外装部320の末端部324の突出側326の隣の、水晶体粉砕頭部31
8のもう一方の側は、隣接する解剖学的構造物と接触しないよう保護されている
。従って、外装部320の末端部324の突出側326は、水晶体粉砕頭部31
8の、前記もう一方の側が、隣接する水晶体嚢LC(すなわち、水晶体嚢LCの
、軸方向に移動可能な外装部320の、突出側に近接した部分)に、偶然に接触
し又は穿孔することを防止又は抑止するであろう。この、末端部324の突出側
326の横側の遮蔽機能は、外装部320を水晶体嚢LC内に挿入した後に、
軸方向に移動可能な外装部320の突出側326が水晶体嚢LCに最も近い壁部
又は部分に近接し、且つ、非突出側328が水晶体嚢LCの中央部に対して向け
られるような位置に外装部320を回転させるときに特に有利である。
図2及び4に示した末端部324の形状は、現在好ましい形状であるが、末端
部324の種々の別の形状、例えば、図5a〜5dに示した形状もまた、本発明
のこの面の意図される機能を達成し得ることが理解されるであろう。
図5aは、第1の別の形状としての保護外装部320aの末端部324aを示
し、真直ぐの傾斜切り口断面の横方向の面330aが、外装部320aの、突出
側326aと非突出側328aとの間に延在する。このように、図5aに示す、
変更された形状は、湾曲した横断面330(図2)が、ほぼ真直ぐの傾斜切り口
の横方向面330a(図5a)に替えられたことにより、図2に示した好ましい
実施形態と異なる。
さらに別の形状を図5bに示す。該図に示すように、外装部320bの末端部
324bは、先端が丸く終端が閉じた管を含み、該管内に、入口開口部391及
び出口開口部392が、適切に配置されて形成されている。水晶体粉砕頭部31
8は、その第2の又は「操作」位置にあるときに、入口開口部391のすぐ近く
に隣接して配置され、それゆえ、水晶体粉砕頭部318の刃部が、入口開口部3
71の部分又は全体を通じて延在して、水晶体Lの任意の物質に接触し又はそれ
らを除去し、それらの物質は、入口開口部371に引き込まれるか、又は、入口
開口部371の内部又はその直ぐ近くに位置づけられる。この点に関し、回転式
の水晶体粉砕頭部318が、流体(及び水晶体物体)を、入口開口部391を通
じて内部に引き込む又は取り込むように形成され且つ配置されることが好ましい
。出口開口部392は、外装部320b内に引き込まれた流体と、それに伴う水
晶体のいずれの組織片又は破片も、軸方向に移動可能な外装部320bの中空の
内腔又は管腔322bから、出口開口部392を通って排出させる。
図5bに示したような外装部320の形状が、水晶体粉砕頭部318が「操作
」位置と「非操作」位置の間を移動する必要を無くすことが理解される。
さらに別の形態である外装部320cの末端部324cを、図5cに示す。こ
の別の形態において、外装部320cの非突出側328cは、軸方向に移動可能
な外装部320cの縦方向軸に対して垂直に切断されており、突出側326cは
、二股であるか、又は複数の軸方向の突出部を含む形状であり、図示したように
、水晶体粉砕頭部318が第2の又は「操作」位置に配置されているときに、該
突出部の少なくとも1つが水晶体粉砕頭部318の最端部をわずかに超えて延在
する。
さらにまた別の形状である外装部320dの末端部324dを図5dに示す。
図5dに関しては、少なくとも1つの開口部又は窓状開口部327が、保護外装
部320dの突出側326dに形成され、水晶体粉砕頭部318dの少なくとも
末端部を、外装部320dの突出側326dの外面の横に隣接した有利な点から
視覚観察させ得る。この方法において、装置は、外装部320dの突出側326
dが水晶体粉砕頭部318dと眼の瞳孔との間に配置された状態で水晶体嚢内に
操作的に位置づけられ、眼の瞳孔を通して、外科医は、外科手術用顕微鏡を用い
て処置を見ることができる。窓状開口部327bを外装部320dの突出側32
6d内に設けることにより、外科医は、水晶体粉砕頭部318dの運動及び/又
は機能を、眼の瞳孔を通し、且つ、窓状開口部327を通して直接目で見ること
ができる。窓状開口部327は、単に、外装部320dの突出側326d内に開
口部を切り又は形成することによって、突出側326d内に形成され得ることが
理解されるであろう。或いは、外装部320dの突出側326dは、全部又は部
分がワイヤーループ又は他の細長い部材から形成されて、その対向する端部にて
外装部320dの末端部に結合され、そしてそこから末端方向に突出して、図5
dに示した形状と類似又は同一の形状をもたらし得る。複数の窓状開口部327
が、外装部320d内の複数の位置に形成され得、また、窓状開口部327は開
口部である必要はなく、むしろ複数の隣接する穿孔、網目などから成り得ること
が理解されるであろう。透明な物体(例えばプラスチック)を窓状開口部327
内に取り付けて、窓状開口部327を通して処置を見えるようにしながら開口部
327を通じる流体の流れを遮断することもできる。窓状開口部327が、塞が
れていない状態を完全に又は部分的に維持している実施形態において、窓状開口
部327は、追加の機能として、流体及び細断された水晶体物体を窓状開口部3
27を通して流れさせる。これらの窓状開口部327は、上記の図1〜5cに示
した実施形態を含む、装置の任意の又は全ての実施形態に組み込まれ得る。
軸方向に移動可能な外装部320の変更された先端部324が、水晶体嚢LC
内の流体の流れに流路を付け又は方向を付けるように作用する方法を、特に図7
a及び7bに示す。図7aは、親出願第07/984,229号に記載され且つ
示されているように、軸方向に移動可能な外装部320が、その末端部にて真直
ぐに切断されている。かかる実施形態においては、水晶体粉砕頭部318の回転
が、流体の流れを、水晶体粉砕回転頭部318の正面又は基部面に向かって軸方
向に引き込ませ、その結果の液体の放出又は排出が、軸方向に移動可能な外装部
320の真直ぐに切断された末端部によって、図7aに矢印によって示したよう
に、半径方向外側に、軸に対して対称な複数の横方向に偏向される。
図7bは、本発明の変更された装置を示し、軸方向に移動可能な外装部320
は、末端部324を組み込んでおり、末端部324の、第1の又は遮蔽された側
326は、水晶体粉砕頭部318を超えて突出し、一方、末端部324の第2の
遮蔽されない非突出側328が、回転水晶体粉砕頭部318に到達しない位置を
終端としている。この、変更された実施形態において、末端の回転水晶体粉砕頭
部318は、水晶体粉砕頭部318の正面すなわち端部側の面に向かって流体を
引き込む。その後、回転水晶体粉砕頭部318に引き込まれた流体は、軸方向に
移動可能な外装部320によって偏向されて、図7bの矢印によって示されるよ
うに、軸方向に移動可能な外装部320の、第2の遮蔽されない側328から排
出され又は排出される方向に流される。このようにして、軸方向に移動可能な外
装部320の末端部324の変更された形状は、流体の強制循環流を、軸方向に
移動可能な外装部320の1つの側(すなわち、第2の非遮蔽側328)に向け
て方向付け又は流路付けするように働く。探針が水晶体嚢内に適切に位置づけ
られるとき、このように、ある方向に向けられ、又は流れに方向を付けられた流
体の流れは、特に水晶体嚢の外周付近に向けられて、探針を縦の軸方向に大きく
操作又は移動することを全く必要とせずに水晶体全体を迅速に除去することを最
適化し且つ促進する。
水晶体Lの皮質又は外側部分は、一般に、水晶体の核又は中央部よりも軟質で
且つ容易に除去可能であるため、流体の流れを水晶体嚢の外周付近に向ける又は
方向付けする本発明の能力は、水晶体Lを除去する速度及び効率を最適にするの
に役立つ。この点に関し、流体の流れを水晶体嚢の外周付近に流路付け又は方向
付けすることにより、水晶体Lの軟質の外側皮質部分が、水晶体粉砕頭部318
の回転によって優先的に除去され且つ流動化される。水晶体Lの軟質の外側皮質
部分が除去されるに従い、水晶体Lの、比較的硬質の中央部又は白内障の部分が
ゆっくりと徐々に水晶体嚢LC内で混転又は回転し始める。水晶体嚢の外周付近
の、流体の連続強制循環流は、水晶体L全体の除去が達成されるまで、核又は白
内障の部分のかかる混転又は回転をさらに促進する。それゆえ、このようにして
、軸方向に移動可能な外装部320の変更された末端部324によって水晶体嚢
内の流体の流れに流路付け又は方向付けすることが、水晶体Lが粉砕又は除去さ
れる速度及び効率を最適にするのに役立つ。
探針による注入/吸引
さらに、図4〜4cに示すように、本発明のハンドピース/探針装置302は
、a)灌注流体を水晶体嚢LC内に注入するため、そして、b)水晶体嚢LCか
らの流体/組織片を吸引するために、好ましくは独立の通路を組み込んでいる。
灌水の注入と、流体/組織片の吸引のための、この独立の通路を図4〜4bに示
す。図示したように、スリーブ350は、管状の保護外装部320の中空の内腔
又は管腔322内で、回転可能な駆動軸316の周囲に同心状に配置されている
。硬質スリーブ350の基部側端部352は、端部側ハウジング部354aに固
定され、一方、硬質スリーブ350の末端側端部356は、軸方向に移動可能な
保護外装部320の中空の内腔又は管腔322の末端部内に配置された隔壁35
8
に固定されている。中央開口部360が、隔壁358を通って縦方向に延在し、
回転可能な駆動軸316は、図示したように、硬質スリーブ350の中空の内腔
又は管腔366を通って縦方向に延在し、中央開口部360を通過する。
螺旋状の支持部材364が、硬質スリーブ350の中空内腔又は管腔366の
内面と、回転可能な駆動軸316の外面に対して同時に接触する。従って、螺旋
状の支持部材364は、回転可能な駆動軸316を、内腔366内の同軸の中央
位置に保持するように働きながら、回転可能な駆動軸316が自由に回転するこ
とを可能にする。螺旋状支持部材364の個々の巻きの間に画定された、連続す
る螺旋状又は渦巻き状の空間は、灌注流体が注入され得る螺旋状又は渦巻き状の
流路を形成する。
ハンドピース/探針装置302内に形成された中空の内室370は、灌注流体
が入口342と流体の伝達をし、且つ、硬質スリーブ350の内腔366の基部
側端部352内に通じている。封止部373は、液体が、中空内室370から、
駆動部材371に沿って基部側に漏出して、ハンドピース/探針装置302の基
部側ハンドピース部310内の他の構成部品の内部に入ることを防止しつつ、回
転可能な駆動部材371の迅速な回転を可能にするように形成及び構成されてい
る。供給容器348から細長探針部312を通じて流体を注入することが必要で
あるときに、ポンプ又は圧力源P1が供給容器348に取り付けられる。従って
、ボンプP1を作動させることにより、流体は、灌注流体入口342を通じて注
入され、中空内室370を通り、そして、螺旋状支持部材364の個々の回旋の
間に創生された螺旋状の空隙又は流路を通り得る。このようにして、注入された
流体は、硬質スリーブ350の末端側端部356に到達し、隔壁358内の中央
開口部360を通って出ていくことになる。次いで、この流体は、軸方向に移動
可能な保護外装部320の開放された末端部324から外に出ることになる。
本発明の好ましいハンドピース/探針装置302は、また、粉砕された水晶体
物体及び/又は他の流体若しくは組織片を水晶体嚢LC内部から吸引するための
独立の吸引通路を組み込んでいる。図4に示した実施形態において、かかる吸
引通路は、硬質スリーブ350の外面を取り囲む、軸方向に移動可能な外装部3
20の中空内腔又は管腔322の周囲部を含む。1つ又は複数の流体/組織片入
口開口部332が、軸方向に移動可能な外装部320の末端部324付近の、外
装部320の側壁内に形成されている。示された好ましい実施形態において、入
口開口部332は、軸方向に移動可能な外装部320が、回転水晶体粉砕頭部3
18に対して、第2の又は「操作」位置(図4a)にあるとき、前記流体/組織
片入口開口部332が、隔壁358の後ろ、すなわち基部側に配置され、それに
より、流体及び/又は組織片を、入口開口部332を通じて、軸方向に移動可能
な外装部320の中空の内腔又は管腔322内に入れるように特に配置されてい
る。流体/組織片出口344が、硬質の円筒状の端部ハウジング部354b内の
、細長探針部312の基部側端部付近に形成されて、流体/組織片を、軸方向に
移動可能な外装部320の中空の内腔又は管腔322を通じ、且つ、吸引チュー
ブ381を通じて収集容器346内に吸引することを容易にしている。流体組織
片出口344と収集容器346との間に配置されたポンプP2を利用して、探針
を通じての流体/組織片のかかる吸引を容易にし得る。
本発明の好ましいハンドピース/探針装置302は、独立の流体注入通路と、
流体/組織片吸引通路とを組み込んでいるため、水晶体嚢LC内に灌注流体を注
入しつつ、同時に、水晶体Lの組織片及び/又は流体を水晶体嚢LCの内部から
吸引することが可能である。しかし、このような同時の注入と吸引は必要ではな
いことに留意すべきである。実際、灌注流体は、操作者が随意に、時々又は断続
的に注入し得るのであり、流体/組織片は、時々又は断続的に、また随意に吸引
され得る。注入及び吸引の処置は、互いに完全に独立であり得る。さらに、灌注
及び/又は吸引の独立した処置は、水晶体粉砕頭部318の回転と同時に、又は
頭部318が回転していない静止状態の間に行われ得る。
また、吸引チューブと吸引ポンプP2を入口342に連結し、且つ、注入チュ
ーブ及びポンプP1を流体/組織片出口344に連結するように替えることによ
り、注入通路と吸引通路とを、逆にし得る又は交換し得ることが理解されるであ
ろう。
図(図4)に示した実施形態は、入口342及び出口344と、それらに対応
する流体入口及び出口チューブ380、381とを、ハンドピース/探針装置3
02の端部側ハウジング部354上に組み込んでおり、この入口342及び出口
344と、対応する流体チューブ380、381を、代わりに、装置の他の場所
、例えばハンドピース/探針装置302のハンドピース部310の基部側端部上
に配置し得る。例えば、流体注入チューブ及び引き出しチューブをハンドピース
/探針装置302のハンドピース部310の後方すなわち基部側端部に、操作者
の手の後ろで連結して、操作者が、細長探針部312を使用中に見ること及び/
又は操作することを、チューブが妨害しないようにすることが可能である。この
ような配置において、流体注入チューブ又は導管と、流体/組織片吸引チューブ
又は導管とが、ハンドピース/探針装置302の基部側ハンドピース部310を
通じて延在して、端部側ハウジング部354内に形成された中空の内室370の
流体及び/又は組織片の各々を運搬することになる。
探針の配置及び操作
図6a及び6bは、人間の眼の解剖学的描画を示し、水晶体嚢LCへの損傷の
可能性を最小化し、且つ回転水晶体粉砕頭部318による流体の強制循環の効率
を最大化するように細長探針部312を挿入及び配置する好ましい方法を示す。
図6aに示すように、細長探針部312は、好ましくは、予め形成された針道
又は切開部を通じて水晶体嚢LC内に挿入される。かかる針道又は切開部は、示
された角膜C内の時計の12時の位置に、小さい第1開口部400を形成する。
次いでその下の第2開口部402が、水晶体嚢LCの前面に、中心よりわずかに
内側に形成される。細長探針部312が、針道又は切開部を通じて前進され、そ
れにより創生された角膜の開口部400及び水晶体嚢の開口部402を通り、そ
のようにして、末端部324が水晶体嚢LCに挿入され、細長探針部312の末
端部が身体の中心線に対して内側に向けられ、且つ、ハンドピース310の基部
側部分が、患者の額に対して外側に向けられる。ハンドピース/探針装置30
2をこのような好ましい角度に配置した様予が図3及び6aに示されている。
図6a及び6bに示すように、軸方向に移動可能な外装部320は、その縦方
向の軸の周りを好ましい回転位置まで回転され得、その位置において、軸方向に
移動可能な外装部320の突出側326が、水晶体嚢LCに最も近い壁部又は部
分に隣接し、且つ、軸方向に移動可能な外装部320の非突出側328が、水晶
体嚢LCの、水晶体を含む内部に対して向けられ又は方向づけられる。外装部3
20のかかる好ましい配置により、図7bに示すような、末端の回転水晶体粉砕
頭部318によって引き起こされる流れの強制循環は、水晶体嚢LCの外周の回
りを流れて、最初の水晶体Lの皮質の除去と、それに続く完全な水晶体の核の除
去を、細長探針部312の水晶体嚢LC内での大きな軸方向の(すなわち縦方向
の)移動又は操作を全く必要とせずに行うことを促進する。図6aに示すように
、細長探針部312は、吸引入口開口部332が水晶体嚢LC内に配置される深
さまで水晶体嚢LCに挿入される。吸引入口開口部332の位置を、細長探針部
312の非突出側328の方向に優先的に偏らせて、それにより、入口開口部3
32が水晶体嚢LCの境界内にあるように細長探針部312が挿入されなければ
ならない水晶体嚢LC内での深さを減少することが好ましい。
細長探針部312を挿入し、且つ、軸方向に移動可能な外装部320を、その
縦方向の軸の周りに所望の位置に回転した後、軸方向に移動可能な外装部320
を引き込み、それにより、水晶体粉砕頭部318を、第1の遮蔽されたすなわち
「非操作」位置(図4b)から、第2の「操作」位置(図4b)に再配置する。
水晶体粉砕頭部318を第2「操作」位置に配置した状態で(図4a)、比例制
御又は加減抵抗制御ぺダル308を押し下げて、電動制御卓304内の電動機を
作動させ、それにより、回転可能な駆動軸316及び水晶体粉砕頭部318を、
回転可能な駆動ケーブル組立体306及び駆動部材371を介して駆動させる。
ハンドピース/探針装置302の回転速度を制御するための比例制御又は加減抵
抗制御能力を有する制御ペダル308を組み込んだ実施形態において、操作者は
、制御ペダル308が押し下げられる程度を選択的に調整して、回転可能な駆動
軸
316及び水晶体粉砕頭部318の回転を調節し得る。
眼の水晶体Lは、最初、水晶体嚢LC内部で、ほぼ固体塊の形態にある。水晶
体Lの外周すなわち外側皮質部分は、一般に、水晶体の中央部すなわち核よりも
軟質である。従って、細長探針部312が適切に配置されると、軟質の外側皮質
部が、水晶体粉砕頭部318の回転によって優先的に粉砕され且つ流動化される
。装置によって生じた、方向付けられた流体の流れ(図7b参照)が、優先的に
水晶体嚢LCの外周を循環して、それにより、水晶体嚢LC内で水晶体Lに水平
回転を開始させることになる。このような、初期の水晶体Lの回転が、水晶体L
の軟質の外周部をさらに粉砕させ(例えば、スラリー化又は液状化)、それによ
り、残された水晶体Lの全体の寸法が、水晶体が水晶体嚢LC内で混転及び回転
し始める点まで減少される。残された水晶体Lが混転するに従い、水晶体Lは水
晶体粉砕頭部318に何度も引き込まれて接触する。その結果、水晶体Lの、比
較的硬質の核部分が粉砕され、それにより、細長探針部312を水晶体嚢LC内
で大きく軸方向(すなわち、縦方向)に移動することを全く必要とせずに、水晶
体Lの完全な粉砕が達成されることになる。
水晶体Lの粉砕の間又はその後に、吸引ポンプP2を用いて水晶体Lの破片と
、付随する流体の組織片を、水晶体嚢LCの内部から引きだして、吸引入口開口
部332に入れ、軸方向に移動可能な外装部320の中空内腔又は管腔322内
に存在する吸引通路を通じて吸引口344から外に出し、そのようにして、組織
片と、付随する流体とを、流体/組織片収集容器346に収容する。同時に、又
は別個に、透明な補給流体、例えば0.9%の塩化ナトリウム溶液を、ポンプP1
によって流体入口チューブ380を通じて汲み上げて、流体入口342と、中
空の内室370と、内腔366と、中央開口部360とを通し、そして、外装部
320の末端開口部から排出し、それにより、水晶体嚢LCの内部から吸引され
た組織片/流体を、透明な補給液に替え得る。補給液の粘性及び他の流体特性を
変化させ、水晶体粉砕頭部318の回転により生じる流体の強制循環を操作して
、水晶体Lの粉砕を向上させ得る。
水晶体Lの破片及び組織片を除去し且つ透明な液体又は他の水晶体Lの代替物
に置き換えた後、細長探針部312を水晶体嚢LCの内部から抜き出して取り除
く。
その後、それぞれに細長探針部312を挿入した角膜及び水晶体嚢内の針道又
は切開部400、402を、適切な閉鎖手段によって閉鎖し得る。又は、適切な
水晶体L移植仲介物を直ちに同一の針道又は切開部400、402を通じて、又
は別に形成された針道又は切開部によって挿入して、補綴の代替水晶体Lを水晶
体嚢LC内部に移植する。例示のために、時計の12時の挿入位置が記載されて
いるが、上記の方法論は、12時の位置を用いることに限定されずに、他の挿入
位置、例えば9時の位置で利用されることができる。
水晶体粉砕頭部318は、羽根車部材319を含んで、該羽根車部材319が
回転するときに、図7bに示すような、水晶体粉砕頭部318の端部面すなわち
正面に向かう流体の軸方向の流れを生じるように特に形成及び構成されている。
図に示された、水晶体粉砕頭部318を有する実施形態に関しては、水晶体粉砕
頭部318の現在好ましい回転速度は、50,000〜150,000rpmで
あろう。しかし、水晶体粉砕頭部318の最適な回転速度は、水晶体粉砕頭部3
18の特定の寸法及び形状を含む多数の要因と、装置の駆動軸316及び水晶体
粉砕頭部318の回転によって生じる、結果として引き起こされる流体の強制循
環の最適化に関する考察とによって決定されることが理解されるであろう。従っ
て、装置の特定の構造属性と、駆動軸316及び水晶体粉砕頭部318の回転に
よって生み出される物理的効果とに基づいて、任意の好適な回転速度が採用され
得る。
回転組立体の汲み上げ/非汲み上げ効果
示した実施形態において、駆動軸316の回転は、液体を、螺旋状の支持部材
364の個々の巻きの間に画定された螺旋状又は渦巻き状の流路を通じて進ませ
又は汲み上げるように作用し得る。この点に関し、駆動軸316が、時計回りの
方向に回転されるとき、駆動軸316の回転する外面は、液体を、螺旋状の支
持部材364の回旋によって画定される渦巻き流路を通じて末端方向に、摩擦に
より推進させることになる。これにより、液体が、硬質スリーブ350の内腔3
66を通じていくらか汲み上げられ又は推進されることになる。回転駆動軸31
6によって生じるこの汲み上げ効果は、内腔366を通じて流体(例えば、灌注
溶液)を眼内へ注入することを増大又は制御するための手段として利用され得る
。或いは、本発明の幾つかの実施形態においては、回転駆動軸316のこのよう
な汲み上げ作用を無効にし又は防止することが望まれ得る。このような汲み上げ
作用を無効にし又は防止する手段は、螺旋状の支持部材364を、反対向きに巻
かれた複数の部分又は領域に分割することである。この点に関して、螺旋状の支
持部材364の、反対向きに巻かれた部分又は領域の各々は、駆動軸316が回
転するときに、対向する流体力を内腔366内に生じることになる。螺旋状の支
持部材364の反対向きに巻かれた部分又は領域によって生じるこのような対向
する流体力は、強さが一致し、そのため相殺され又は互いに無効にされて、それ
により、駆動軸316の回転によって生み出される流体の汲み上げ効果のいずれ
もが、効果的に取り消されることになり得る。
本発明のこの面を故意に利用して、本発明の装置を用いた水晶体除去処置の間
に、眼内への流体の汲み上げ又は非汲み上げをもたらし、又はそれらを制御し得
ることが理解されるであろう。
探針の湾曲した実施形態
図8a〜8cは、ハンドピース/探針装置302eが湾曲した形状の細長探針
部312eを有する、本発明の別の実施形態を示す。この実施形態において、軸
方向に移動可能な細長探針部312eの外装部320eが、図2に示した形状と
ほぼ同一の形状の末端部324eを有する。末端部324eの突出側326eは
、末端部324eの非突出側328eと横方向に対向している。端部側のハウジ
ング部354e及び外装部320eは、第2「操作」位置(図8a)と第1「非
操作」位置(図8b)とを、交互に前後に移動可能である。この点に関して、端
部側ハウジング部354e及び軸方向に移動可能な外装部320eが、図8aに
示すように、完全に基部寄りの位置に引き込まれているときに、装置の水晶体粉
砕頭部318eは、外装部の開放末端部から突出するであろうが、図1〜2に示
した実施形態に関して先に述べたように、1つの側は、軸方向に移動可能な外装
部320eの末端部324eの突出側326eによって部分的に遮蔽されたまま
になる。或いは、端部側ハウジング部354e及び軸方向に移動可能な外装部3
20eが十分に端部寄りの位置に前進されたときに、水晶体粉砕頭部318eは
、図8bに示すように、軸方向に移動可能な320eの管腔内に引き込まれこと
になる。
図8cに示すように、細長探針部312eの湾曲した実施形態は、螺旋状の間
隔保持部材490が硬質スリーブ350eの外面と軸方向に移動可能な外装部3
20eの内面との間に配置されている点で図1〜4に示した上記の好ましい実施
形態と異なる。この間隔保持部材490は、螺旋状の支持部材364eと同一の
材料から形成され得る。螺旋状の間隔保持部材490は、硬質スリーブ350e
を、その周囲を取り囲む軸方向に移動可能な外装部320e内で望ましい同心位
置に維持する断面積又は直径を有する。
先に記載したように、水晶体粉砕頭部318を「操作」位置と「非操作」位置
に交互に位置づけることは、a)水晶体粉砕頭部318を、外装部320に対し
て軸方向に移動すること、又はb)外装部320を、水晶体粉砕頭部318に対
して軸方向に移動することにより達成され得る。これは、図8a又は8bに示さ
れた湾曲した実施形態において、図示したように、外装部320eを軸方向に前
後に移動することによって達成される。外装部320のかかる軸方向の移動をも
たらすためには、外装部320又はスリーブ350の一方が硬質の湾曲した形状
でありながら、外装部320がその「操作」位置(図8a)と「非操作」位置と
の間を前後に移動されるときに、かかる硬質の湾曲した形状に適合するのに十分
な可撓性が他方にあることが必要であることが理解されるであろう。また、かか
る湾曲した実施形態において、駆動軸315が、所望の湾曲した形状に維持され
ながら回転を受けるのに十分に可撓性があることが必要であろう。
例えば、図8a及び8bに示した装置において、外装部320eは、柔軟な又
は可撓性のある材料から形成され得、一方、硬質スリーブ350eは硬質の材料
から形成されて、図示した湾曲の形状に硬く固められる。この配置により、外装
部320eが、スリーブ350eの硬質の湾曲した形状を収容するように適合し
つつ、外装部320が、操作位置(図8a)と非操作位置(図8b)の間を軸方
向に前後移動することが達成され得る。また、示した実施形態において、駆動軸
316は図示した湾曲の形状に保持されながら、必要な回転運動を受けるのに十
分に柔軟である。
本発明を、システム300の、現時点で好ましい形状及び構造を特に参照して
以上に説明したが、本発明の意図された精神及び範囲から逸脱せずに、種々の変
更、削除、追加及び代案が上記の実施形態になされ得ることが理解されるであろ
う。例えば、軸方向に移動可能な保護外装部320の変更された末端部324は
、本文で先に述べた、意図される側面遮蔽及び循環流の方向付け機能をまた達成
する、種々の異なる形状に形成され得る。
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フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF
,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S
Z,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD
,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ
,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ,
DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I
S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR
,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,
MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S
D,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT
,UA,UG,US,UZ,VN
(72)発明者 ソレンセン、ジョン ティ.
アメリカ合衆国 92626 カリフォルニア
州 コスタ メサ ハーバー ブルバード
ナンバー207 2402
(72)発明者 ミッテルスタイン、ミヒャエル
アメリカ合衆国 92677―7728 カリフォ
ルニア州 ラグナ ニギュエル ドーバー
プレイス 109
(72)発明者 ミルハシャミ、ソヒラ
アメリカ合衆国 92677―7728 カリフォ
ルニア州 ラグナ ニギュエル ドーバー
プレイス 109
【要約の続き】
み得る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.哺乳類の眼の水晶体嚢内で眼の水晶体を粉砕するための装置であって、 水晶体嚢に挿入可能な細長の探針であって、 i)細長の管状の外装部と、 ii)前記細長の管状外装部を通じて長手方向に延在し、末端部を有する回転可 能な駆動軸と、 iii)前記駆動軸の末端部に配置された回転可能な水晶体粉砕頭部とを含み、 iv)前記管状外装部は、装置を操作する間、外装部の末端部が、水晶体粉砕頭 部の一部を遮蔽しつつ、該頭部の残りの部分を水晶体に接触させ且つ水晶体を粉 砕させるように構成され且つ配置される細長の探針を含む前記装置。 2.さらに、前記駆動軸に連結可能な駆動モーターと組み合わせて、前記駆動軸 及び前記水晶体粉砕頭部を回転可能に駆動させる請求項1に記載の装置。 3.前記管状外装部の前記末端部が、 装置の操作中に、回転可能な水晶体粉砕頭部の末端部より先の位置に延在し、 それにより、前記水晶体粉砕頭部の第1の側を遮蔽する第1の側と、 装置の操作中に、その末端部よりも短い位置を終端とする第2の側と、 前記外装部の第1の側の末端部から、前記外装部の第2の側の末端部まで延在 する、横方向の前面とを含む請求項1に記載の装置。 4.前記横方向の前面が湾曲している請求項3に記載の装置。 5.前記正面を横方向の前面が真直である請求項4に記載の装置。 6.前記外装部の前記末端部が、 前記水晶体粉砕頭部を、その操作中にほぼ取り囲む閉鎖された末端部を有する チューブを含み、該チューブは、前記チューブの閉鎖された末端部付近に形成さ れた少なくとも1つの開口部を有して、前記水晶体粉砕頭部を、前記開口部を通 じて水晶体物体に接触させ且つ該物体を粉砕させることを可能にする請求項3に 記載の装置。 7.前記回転可能な水晶体粉砕頭部が、流体の流れを前記水晶体粉砕頭部に向か って引き込むように構成された羽根車を組み込んでいる請求項1に記載の装置。 8.前記管状の外装部の末端部が、さらに、水晶体粉砕頭部の1つの側を遮蔽し つつ、水晶体粉砕頭部の別の側を遮蔽しないままにしておき、それにより、前記 流体流れの大部分が、前記水晶体粉砕頭部から、概ね、遮蔽されていない側の方 向に排出されるように構成され且つ配置された請求項7に記載の装置 9.前記装置が、 水晶体粉砕頭部が管状外装部内に配置されている非操作位置と、 水晶体粉砕頭部の一部が、外装部の一部によって遮蔽され、水晶体粉砕頭部の 残りの部分が、十分に、外装部により遮蔽されずにあり、且つ、水晶体物に接触 させ且つ粉砕させる操作位置との間で、水晶体粉砕頭部と管状外装部との相対的 な位置づけを変更するための手段を含む請求項1に記載の装置。 10.水晶体粉砕頭部と管状外装部との相対的な位置づけを変更するための前記 手段が、管状外装部を長手方向に前後に移動しつつ、回転可能な駆動軸及び水晶 体粉砕頭部を長手方向に不動のままにしておくための装置を含む請求項9に記載 の装置。 11.水晶体粉砕頭部と管状外装部との相対的な位置づけを変更するための前記 手段が、回転可能な駆動軸及び水晶体粉砕頭部を前後に長手方向に移動しつつ、 管状外装部が長手方向に不動のままにしておくための装置を含む請求項9に記載 の装置。 12.前記管状外装部は、装置が水晶体嚢内に挿入された後に、操作者が管状外 装部の回転位置を調節することができるように回転可能である請求項1に記載の 装置。 13.さらに、流体を水晶体嚢に注入するための、前記探針部を通じて長手方向 に延在する流体の流路を含む請求項1に記載の装置。 14.さらに、流体及び組織片を水晶体嚢から吸引するための、前記探針部を通 じて長手方向に延在する流体の流路を含む請求項1に記載の装置。 15.前記回転可能な駆動軸が、外面及び内面を有する回転可能でない管状のス リーブを通じて延在し、且つ、前記管状スリーブが、前記管状外装部の管腔内に 長手方向に配置され、且つ、前記流体の流路が、前記管状スリーブの内面と前記 回転可能な駆動軸との間に存在する空間を含む請求項13に記載の装置。 16.さらに、間隔をおいて設けられた複数の螺旋の巻きを有する螺旋状の支持 部材を含み、該支持部材は、管状スリーブの内面と前記回転可能な軸の外面との 間に設けられた流体流路内に配置されて、前記軸を前記スリーブ内で軸中心の位 置に回転可能に保持し、 それにより、前記螺旋状の支持部材を前記流体の流れ空間内に配置することに より、螺旋状の流体流路が創生される請求項15に記載の装置。 17.さらに、前記スリーブの外面と、前記管状外装部の内面との間の第2の流 体流路を含む請求項15に記載の装置。 18.少なくとも1つの流体/組織片入口開口部が、前記管状外装部内に、該外 装部の末端部付近に形成されて、流体及び組織片が前記第2の流体流路を通じて 流体及び組織片が吸引されることを容易にしている請求項17に記載の装置。 19.さらに、前記流体流路に連結されて、前記流体通路を通じて灌注流体を注 入することを容易にする灌注流体源と組み合わされた請求項13に記載の装置。 20.さらに、前記第2の通路に連結されて、前記第2の通路を通じて流体及び 組織片を吸引する負圧源と組み合わされた請求項14に記載の装置。 21.さらに、管状外装部の末端部付近の該外装部の管腔内を横断して配置され た隔壁と、 前記隔壁を通じて長手方向に延在する開口部とを含み、 前記管状スリーブの管腔は、前記管状スリーブを通って延在する前記回転可能 な駆動軸が、また、前記中央開口部を通って延在するように、前記開口部と位置 合わせされており、前記駆動軸は、直径が前記開口部よりも小さく、それにより 前記第1の流体通路を通じて注入される流体が、前記駆動軸の周りを流れ、前記 中央開口部を通って管状外装部から外に出ることを可能にする空間が存在する請 求項15に記載の装置。 22.管状スリーブの末端部が、前記隔壁に隣接し且つ前記隔壁によって支持さ れて、スリーブの末端部が、その周りを取り囲む管状外装部内の位置に、前記ス リーブの管腔が前記開口部と軸方向に位置合わせされた状態で保持される請求項 20に記載の装置。 23.前記軸の回転が、流体を、前記螺旋状の流体流路を通じて末端方向に汲み 上げるように前記螺旋状の支持部材が形成されている請求項16に記載の装置。 24.前記螺旋状の支持部材が、反対向きに巻かれた複数の部分に分割され、前 記反対向きに巻かれた部分が、前記駆動軸の回転により生じる汲み上げ効果を無 効にする請求項16に記載の装置。 25.前記細長の探針が真直な形状である請求項1に記載の装置。 26.前記細長の探針が湾曲した形状である請求項1に記載の装置。 27.前記管状外装部と前記回転可能な駆動軸のうちの一方が他方に対して長手 方向に移動して、回転可能な水晶体粉砕頭部を管状外装部に対して、第1の位置 と第2の位置に交互に位置づけることが可能であり、 前記第1の位置において、水晶体粉砕頭部は管状外装部内に位置づけられ、 前記第2の位置において、水晶体粉砕頭部の少なくとも一部が、十分に露出さ れて、前記装置を操作する間、水晶体物と接触し、且つ該物体を粉砕する請求項 1に記載の装置。 28.回転しない管状スリーブが、前記駆動軸の周りに取り付けられて、前記駆 動軸及び水晶体粉砕頭部に対して固定されてすなわち長手方向に保持され、前記 管状スリーブは、前記管状外装部の管腔内を長手方向に延在する請求項27に記 載の装置。 29.前記細長の探針が湾曲した形状であって、 前記回転可能な駆動軸が、前記湾曲した形状でありながら回転するのに十分に 可撓性があり、且つ 前記管状外装部及び前記管状スリーブの一方が、硬質の材料から前記湾曲した 形状化され、他方は、該装置が前記第1位置と第2位置との間を変位するときに 前記湾曲した形状に適合するのに十分に可撓性のある材料から形成されている請 求項28に記載の装置。 30.前記管状外装部が柔軟であり、且つ前記管状スリーブが硬質である請求項 29に記載の装置。 31.前記管状外装部が硬質であり、且つ管状スリーブが軟質である請求項29 に記載の装置。 32.さらに、前記管状外装部の管腔内で横方向に、該外装部の末端部付近に配 置された隔壁と、 前記隔壁を通って長手方向に延在する中央開口部と、 前記駆動軸の末端部と前記水晶体粉砕頭部との間に取付られた管状の延長部材 とを含み、前記管状の延長部材は、前記隔壁の中央開口部を通じて長手方向に延 在し、前記駆動軸及び前記水晶体粉砕頭部の回転と同時に回転可能であり、且つ 、前記隔壁の基部側に配置されて前記第1の流体流空間と連通している少なくと も1つの流体入口開口部と、前記隔壁の端部側に配置された少なくとも1つの流 体出口開口部とを有し、 それにより、前記装置は、流体が、第1の流体流空間を通じて末端方向に注入 されて、前記管状の延長部材の管腔を通り、そして、前記流体が、前記管状の延 長部材の出口開口部から流出して、装置が挿入されている哺乳類の眼の中に入る ように操作可能である請求項15に記載の装置。 33.前記管状の延長部材は、前記管状の延長部材が前記駆動軸及び前記水晶体 粉砕頭部と連結して回転するときに、前記隔壁の前記中央開口部と接触する外側 軸受面を有する請求項32に記載の装置。 34.哺乳類の眼内にある水晶体嚢内の眼の水晶体を粉砕するための方法であっ て、 a)水晶体嚢粉砕装置を設ける工程であって、該装置が、 i)末端部を有する管状外装部と、 ii)前記管状外装部を通じて延在し且つ末端部を有する細長い駆動軸と、 iii)前記駆動軸の末端部に配置された、回転する水晶体粉砕頭部とを含み、 iv)前記外装部は、前記装置の操作中に、外装部の末端部が、水晶体粉砕頭部 の1つの側を遮蔽し、一方、水晶体粉砕頭部の遮蔽されない部分を、十分に遮蔽 されないままにして、水晶体嚢内の水晶体物体と接触し且つ該物体を粉砕するこ とを可能にするように構成され且つ位置づけられる工程と、 b)前記装置を、外装部の末端部が水晶体嚢内の中心でない位置に配置される ように眼内に挿入する工程と、 c)外装部を、水晶体粉砕頭部の遮蔽された側を水晶体嚢の選択された部分に 隣接するように位置づける工程と、 d)駆動軸及び水晶体粉砕頭部を回転駆動して、水晶体嚢の粉砕を実行する工 程とを含む眼の水晶体を粉砕するための方法。 35.工程b)が、さらに、探針の末端部が水晶体嚢内の前記中心でない位置に 配置される状態で、探針を、眼の長手方向の軸に対してある角度にて挿入するこ とを含む請求項34に記載の装置。 36.工程c)が、さらに、回転頭部から排出される流体の流れが、水晶体嚢の 外周を流れるように前記外装部を位置付けることを含む請求項34に記載の方法 。 37.装置の外装部が回転可能であり、且つ前記外装部の前記位置付けが、前記 外装部を回転させて、外装部の遮蔽されていない部分が水晶体嚢の中心に向けら れるように、外装部の末端部を配置させることを含む請求項36に記載の方法。 38.工程c)は、水晶体粉砕頭部の回転によって生じる流体の流れが、 i)最初に水晶体を水晶体嚢内の平坦な面内で回転させて、水晶体の外周部の 除去を容易にし、且つ、 ii)その後、水晶体の残りの部分を水晶体嚢内で混転させて、繰り返し水晶体 を水晶体粉砕頭部に接触させて、それにより、水晶体の残りの部分の完全な粉砕 を容易にするように、前記外装部を回転させることをが含む請求項34に記載の 方法。 39.さらに、流体を水晶体嚢内に注入する工程を含む請求項34に記載の方法 。 40.さらに、流体及び組織片を水晶体嚢から吸引する工程を含む請求項34に 記載の方法。 41.さらに、同時に、流体を水晶体嚢内に注入し且つ流体及び組織片を水晶体 嚢から吸引する工程を含む請求項34に記載の方法。 42.工程a)において提供された装置が、水晶体粉砕頭部を、外装部に対して 、 i)水晶体粉砕頭部の全部が、外装部内に配置され、且つ外装部によって遮蔽 される第1の位置と ii)水晶体粉砕頭部の1つの側が外装部の先端部によって遮蔽され 水晶体粉砕頭部の残りの部分が遮蔽されずに、水晶体嚢内の水晶体物体と接触し 且つ該物体を粉砕することが可能である第2の位置とに、交互に位置づけるため の手段を組み込んでおり、 該方法が、さらに、 最初に、探針を水晶体嚢内に挿入する間に、水晶体粉砕頭部を前記第1位置に 配置し、 次いで、水晶体粉砕頭部を前記第2位置に配置して、水晶体嚢内で眼の水晶体 を粉砕することを容易にする工程を含む請求項34に記載の方法。 43.請求項42に記載の方法であって、該方法の工程bにおいて装置を挿入す る前に、前記方法が、 前記水晶体粉砕頭部を、前記外装部に対する前記第1位置に位置づけて、装置 を眼内に挿入することを容易にする追加の工程を含み、且つ、 工程dを実行する前に、前記方法が、 前記水晶体粉砕頭部を、前記外装部に対する前記第2位置に移動させて、眼の 水晶体の粉砕を容易にする追加の工程を含む前記方法。 44.水晶体粉砕頭部を、前記外装部に対する前記第1位置に配置する工程が、 前記外装部を、外装部の長手方向において末端の方向に前進させることによって 達成される請求項43に記載の方法。 45.水晶体粉砕頭部を、前記外装部に対する前記第2位置に配置する工程が、 前記外装部を、外装部の長手方向において基部の方向に引き込めることによって 達成される請求項43に記載の方法。 46.哺乳類の眼の水晶体をその場で粉砕するための眼の水晶体の回転式粉砕装 置であって、該装置は、人の手で恥じされる寸法及び形状のハンドピース部と、 該ハンドピース部から末端方向に延びる細長の探針部とを含み、該探針部が、 i)末端部を有する細長の管状外装部と、 ii)前記細長の管状外装部を通じて長手方向に延在し、且つ、末端部及び外面 を有する回転可能な駆動軸と、 iii)前記駆動軸の末端部上に配置された回転可能な水晶体粉砕頭部部材とを 含み、 前記管状外装部は末端部分を有し、該末端部分は、その第1の側が、該末端部 分において第1の側と対向する第2の側よりも長く形成されており、 前記管状外装部は、 i)外装部の末端部の第1と第2の両方の側が、回転可能な水晶体粉砕頭部の 末端より先の位置に延在し、それにより、水晶体粉砕頭部の全部を遮蔽する第1 位置と、 ii)前記管状外装部の第1の側のみが、回転可能な水晶体粉砕頭部より先の位 置に延在し、それにより、外装部の第2の側に近接する前記頭部の部分が、水晶 体物体と接触し且つ該物体を粉砕するのに足りる程度に遮蔽されていない第2の 位置との間を、前後に、交互に移動可能である眼の水晶体の回転式粉砕装置。 47.前記水晶体粉砕頭部が、少なくとも1つの羽根車部材を水晶体を含んで、 基部方向に向かう流体の軸方向の流れを、水晶体粉砕頭部の末端部に向かって引 き出す請求項46に記載の装置。 48.前記外装部の末端部の形状により、水晶体粉砕頭部によって排出される流 体の大部分が前記外装部の前記第2の側に向かって流される請求項47に記載の 装置。 49.前記管状外装部が回転可能であって、装置が水晶体嚢内に挿入された後に 、操作者が管状外装部の回転の位置付けを調整することを可能にする請求項46 に記載の装置。 50.さらに、前記探針を通って長手方向に延在する、流体を水晶体嚢内に注入 するための第1の流体流路を含む請求項46に記載の装置。 51.さらに、前記探針を通って長手方向に延在する、流体及び組織片を水晶体 嚢内から吸引するための第2の流体流路を含む請求項46に記載の装置。 52.前記駆動軸が管状スリーブによって取り囲まれ、且つ、前記スリーブが、 管状外装部の管腔内に且つ前記駆動軸の外面周囲に配置されて、それにより、前 記第1の流体流路が、前記管状スリーブの内面と前記回転可能な駆動軸の外面と の間に設けられた請求項50に記載の装置。 53.さらに、間隔を置いて設けられた複数の螺旋状の回旋を有する螺旋状の支 持部材を含み、該支持部材が、前記管状スリーブの内面と前記回転可能な軸の外 面との間の流体流空間内に配置されて、前記軸を、前記スリーブ内の軸方向の中 心位置に、回転可能に保持し、 前記螺旋状の支持部材を前記流体流空間内に配置することにより螺旋状の流体 流路が創生される請求項52に記載の装置。 54.前記スリーブの外面と前記管状外装部の内面との間に第2の流体流路が画 定された請求項52に記載の装置。 55.少なくとも1つの流体/組織片入口開口部が、前記管状外装部内の、該外 装部の末端部付近に形成されて、流体及び組織片を、前記第2の通路を通じて吸 引することを容易にする請求項54に記載の装置。 56.さらに、前記流体流路に連結されて、灌注流体を前記流体流路を通じて注 入することを容易にする加圧された灌注流体源と組み合わされる請求項50に記 載の装置。 57.さらに、前記第2の通路に連結されて、前記第2の通路を通じて流体及び 組織片を吸引する負圧源と組み合わされた請求項51に記載の装置。 58.さらに、管状外装部の末端部付近の、該外装部の管腔内を横断して配置さ れた隔壁と、 前記隔壁を通って長手方向に延在する開口部とを含み、 前記管状スリーブの管腔が前記開口部に位置合わせされて、前記回転可能な駆 動軸が前記開口部を通って延在し、前記駆動軸の直径が前記開口部よりも小さく 、それにより、前記駆動軸の周囲に、前記第1の流路を通じて注入される流体が 、前記駆動軸の周りを流れ、前記開口部を通り、且つ管状外装部の末端部から外 に出ることを可能にする空間が存在する請求項52に記載の装置。 59.環状の肩状部が隔壁の基部側の面に形成され、 管状スリーブの末端部が前記環状の肩状部に隣接して、それにより、前記管状 スリーブの末端部が、該スリーブを取り囲む管状外装部内で、同心の中心位置に 支持される請求項58に記載の装置。 60.さらに、管状外装部の末端部付近に、該外装部の管腔内を横断して配置さ れた隔壁と、 前記隔壁を通って長手方向に延在する開口部と、 前記駆動軸の末端部と前記水晶体粉砕頭部との間に配置された管状の延長部材 とを含み、前記延長部材が、前記隔壁の開口部を通って長手方向に延在し、前記 駆動軸及び前記水晶体粉砕頭部の回転と同時に回転可能であり、且つ、前記隔壁 の基部側に配置されて前記第1の流体流路と連通している少なくとも1つの流体 入口開口部と、前記隔壁の末端部に配置された少なくとも1つの流体出口開口部 とを有し、 それにより、前記装置が、流体が前記第1の流体流路を通じ且つ前記管状の 延長部材を通じて末端方向に注入され、前記管状の延長部材の出口開口部から流 出して、前記装置が挿入された哺乳類の眼に入るように操作可能である請求項5 2に記載の装置。 61.前記管状の延長部材が、前記管状の延長部材が前記駆動軸及び前記水晶体 粉砕頭部と連結して回転するときに前記隔壁の前記中央開口部と接触する外側の 軸受面を有する請求項60に記載の装置。 62.前記装置の前記細長の探針部が真直な形状である請求項46に記載の装置 。 63.前記装置の細長の探針部が前記湾曲した形状であり、前記駆動軸が、前記 湾曲した形状でありながら回転するのに十分に可撓性がある請求項46に記載の 装置。 64.前記駆動軸が、管状スリーブを通じて延在し、前記管状スリーブが、管状 外装部内に長手方向に配置され、且つ、前記管状スリーブ及び前記管状外装部の 一方が可撓性でありながら、前記スリーブ及び外装部の他方が前記湾曲した硬い 形状に配置され、それにより、管状外装部が前記第1と第2の位置の間を前後に 移動されるときに、スリーブ及び外装部の可撓性の一方が、硬質の一方の湾曲し た形状に適合する請求項63に記載の装置。 65.前記管状スリーブが硬質であり且つ前記管状外装部が可撓性である請求項 64に記載の装置。 66.前記管状スリーブが可撓性であり且つ前記管状外装部が硬質である請求項 64に記載の装置。 67.前記支持部材内の駆動軸の回転が、前記螺旋状の流体流路を通じて流体を 末端方向に送り出す作用をするように前記螺旋状の支持部材が構成された請求項 53に記載の装置。 68.前記螺旋状の支持部材が、逆方向に巻かれた複数の部分を部分を含んで、 前記駆動軸によって生じる汲み上げ効果を無効にする請求項53に記載の装置。 69.水晶体粉砕頭部を遮蔽する外装部の末端部に、少なくとも1つの窓状開口 部が形成されて、装置の操作中に水晶体粉砕頭部を目で見ることを容易にする請 求項1に記載の装置。 70.水晶体粉砕頭部を遮蔽する外装部の末端部に、少なくとも1つの窓状部材 が形成されて、装置の操作中に前記窓状開口部を通って流体が流れることを可能 にする請求項1に記載の装置。 71.前記窓状開口部が開口である請求項69又は70に記載の装置。 72.前記窓状開口部が、複数の隣接する穿孔である請求項69又は70に記載 の装置。 73.前記窓状開口部が網状である請求項69又は70に記載の装置。 74.前記窓状開口部が、透明の窓部材によって少なくとも部分的に覆われてい る請求項69又は70に記載の装置。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| PCT/US1996/007635 WO1997045061A1 (en) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | Rotary device for removing ophthalmic lens |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000511072A true JP2000511072A (ja) | 2000-08-29 |
Family
ID=22255156
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09542264A Ceased JP2000511072A (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | 眼の水晶体を除去するための回転装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000511072A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2024006180A (ja) * | 2022-07-01 | 2024-01-17 | 学校法人関西医科大学 | 穿刺ユニット、及びこれを用いた医療用ドレナージデバイス |
-
1996
- 1996-05-24 JP JP09542264A patent/JP2000511072A/ja not_active Ceased
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2024006180A (ja) * | 2022-07-01 | 2024-01-17 | 学校法人関西医科大学 | 穿刺ユニット、及びこれを用いた医療用ドレナージデバイス |
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|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
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| A313 | Final decision of rejection without a dissenting response from the applicant |
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| A02 | Decision of refusal |
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