JP2002166253A - ダイオキシン類の分解方法 - Google Patents
ダイオキシン類の分解方法Info
- Publication number
- JP2002166253A JP2002166253A JP2000368777A JP2000368777A JP2002166253A JP 2002166253 A JP2002166253 A JP 2002166253A JP 2000368777 A JP2000368777 A JP 2000368777A JP 2000368777 A JP2000368777 A JP 2000368777A JP 2002166253 A JP2002166253 A JP 2002166253A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dioxins
- dioxin
- ash
- calcium
- fly ash
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Fire-Extinguishing Compositions (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 カルシウムを含有する塩化水素除去剤により
塩化水素除去処理が実施された塩化カルシウムを含有す
る飛灰や焼却灰中のダイオキシン類を効率的に分解除去
する。 【解決手段】 カルシウムとダイオキシン類とを含有す
る飛灰又は焼却灰を、ナトリウム及び/又はカリウムの
塩基性化合物と150℃以上の条件下で接触させた後、
ダイオキシン類分解剤と接着させる。
塩化水素除去処理が実施された塩化カルシウムを含有す
る飛灰や焼却灰中のダイオキシン類を効率的に分解除去
する。 【解決手段】 カルシウムとダイオキシン類とを含有す
る飛灰又は焼却灰を、ナトリウム及び/又はカリウムの
塩基性化合物と150℃以上の条件下で接触させた後、
ダイオキシン類分解剤と接着させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排ガス中の塩化水
素を消石灰、炭酸カルシウム等のカルシウムを含有する
塩化水素除去剤により除去している各種焼却炉から排出
される、塩化カルシウムを含有する飛灰及び焼却灰中に
含まれるポリ塩化−p−ジベンゾダイオキシン類(PC
DD)やポリ塩化ジベンゾフラン類(PCDF)及びコ
プラナ−PCB等の有機塩素化合物(以下、これらを併
せて「ダイオキシン類」と称す。)を効率的に分解する
方法に関する。
素を消石灰、炭酸カルシウム等のカルシウムを含有する
塩化水素除去剤により除去している各種焼却炉から排出
される、塩化カルシウムを含有する飛灰及び焼却灰中に
含まれるポリ塩化−p−ジベンゾダイオキシン類(PC
DD)やポリ塩化ジベンゾフラン類(PCDF)及びコ
プラナ−PCB等の有機塩素化合物(以下、これらを併
せて「ダイオキシン類」と称す。)を効率的に分解する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ごみ焼却炉等の焼却炉においては、燃焼
中に、フェノール、ベンゼン、アセチレン等の有機化合
物、クロロフェノール、クロロベンゼン等の塩素化芳香
族化合物や塩素化アルキル化合物等のダイオキシン類前
駆体が発生する。これらのダイオキシン類前駆体は、飛
灰が共存するとその触媒作用でダイオキシン類となって
灰中に存在する。
中に、フェノール、ベンゼン、アセチレン等の有機化合
物、クロロフェノール、クロロベンゼン等の塩素化芳香
族化合物や塩素化アルキル化合物等のダイオキシン類前
駆体が発生する。これらのダイオキシン類前駆体は、飛
灰が共存するとその触媒作用でダイオキシン類となって
灰中に存在する。
【0003】従来、このようなダイオキシン類含有飛灰
の処理方法としては次のような方法が提案されている。 ダイオキシン類含有飛灰を窒素ガス等の還元性雰囲
気下、320〜400℃で1〜2時間(例えば、320
℃では2時間、340℃では1〜1.5時間)保持する
(ハーゲンマイヤープロセス“ORGANOHALOG
EN COMPOUNDS Vo.27(1996)”
147〜152頁)。 ダイオキシン類含有飛灰をダイオキシン生成抑制剤
の存在下300〜500℃で熱処理する(特開平4−2
41880号公報)。具体的には生成抑制剤としてのピ
リジン蒸気存在下、飛灰を400℃で2時間加熱してい
る。 ダイオキシン類含有飛灰を空気存在下、400〜5
00℃で熱処理する。 ダイオキシン類又はダイオキシン類含有物質と、ガ
ス状のアミン化合物とを100℃以上300℃未満の条
件下で接触させる(特開平10−272440号公
報)。
の処理方法としては次のような方法が提案されている。 ダイオキシン類含有飛灰を窒素ガス等の還元性雰囲
気下、320〜400℃で1〜2時間(例えば、320
℃では2時間、340℃では1〜1.5時間)保持する
(ハーゲンマイヤープロセス“ORGANOHALOG
EN COMPOUNDS Vo.27(1996)”
147〜152頁)。 ダイオキシン類含有飛灰をダイオキシン生成抑制剤
の存在下300〜500℃で熱処理する(特開平4−2
41880号公報)。具体的には生成抑制剤としてのピ
リジン蒸気存在下、飛灰を400℃で2時間加熱してい
る。 ダイオキシン類含有飛灰を空気存在下、400〜5
00℃で熱処理する。 ダイオキシン類又はダイオキシン類含有物質と、ガ
ス状のアミン化合物とを100℃以上300℃未満の条
件下で接触させる(特開平10−272440号公
報)。
【0004】ところで、ごみ焼却炉等では、排ガス中の
塩化水素を除去するために消石灰、炭酸カルシウム等の
カルシウムを有する塩化水素除去剤が添加されており、
この場合には、塩化水素とカルシウム化合物との反応で
塩化カルシウムが生成し、これが飛灰や焼却灰中に多量
に存在する。
塩化水素を除去するために消石灰、炭酸カルシウム等の
カルシウムを有する塩化水素除去剤が添加されており、
この場合には、塩化水素とカルシウム化合物との反応で
塩化カルシウムが生成し、これが飛灰や焼却灰中に多量
に存在する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のダイオキシ
ン類の分解方法のうち、上記〜の方法では300℃
以上又は400℃以上の高温で1〜2時間という長時間
にわたって加熱する必要がある。特にの方法では、薬
剤を使用し、長時間加熱しているにも関わらず、ダイオ
キシン類の分解率は十分ではない。また、上記の方法
では、ダイオキシン類の塩素原子とアミン化合物中のア
ミノ基(窒素原子)とが反応することにより、300℃
未満の低温にて短時間でダイオキシン類を分解除去でき
るが、上述の塩化水素除去処理を行っている塩化カルシ
ウムを含む飛灰や焼却灰に対しては、十分なダイオキシ
ン類分解効率が得られないという不具合がある。
ン類の分解方法のうち、上記〜の方法では300℃
以上又は400℃以上の高温で1〜2時間という長時間
にわたって加熱する必要がある。特にの方法では、薬
剤を使用し、長時間加熱しているにも関わらず、ダイオ
キシン類の分解率は十分ではない。また、上記の方法
では、ダイオキシン類の塩素原子とアミン化合物中のア
ミノ基(窒素原子)とが反応することにより、300℃
未満の低温にて短時間でダイオキシン類を分解除去でき
るが、上述の塩化水素除去処理を行っている塩化カルシ
ウムを含む飛灰や焼却灰に対しては、十分なダイオキシ
ン類分解効率が得られないという不具合がある。
【0006】本発明は、上記従来の問題点を解決し、カ
ルシウムを含有する塩化水素除去剤により塩化水素除去
処理が実施された塩化カルシウム等のカルシウム化合物
を含有する飛灰や焼却灰中のダイオキシン類を効率的に
分解除去する方法を提供することを目的とする。
ルシウムを含有する塩化水素除去剤により塩化水素除去
処理が実施された塩化カルシウム等のカルシウム化合物
を含有する飛灰や焼却灰中のダイオキシン類を効率的に
分解除去する方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のダイオキシン類
の分解方法は、カルシウムとダイオキシン類とを含有す
る飛灰又は焼却灰中のダイオキシン類を分解する方法に
おいて、該灰をナトリウム及び/又はカリウムの塩基性
化合物と150℃以上で接触させた後、ダイオキシン類
分解剤と接触させることを特徴とする。
の分解方法は、カルシウムとダイオキシン類とを含有す
る飛灰又は焼却灰中のダイオキシン類を分解する方法に
おいて、該灰をナトリウム及び/又はカリウムの塩基性
化合物と150℃以上で接触させた後、ダイオキシン類
分解剤と接触させることを特徴とする。
【0008】ダイオキシン類分解剤を用いて300℃以
下で処理する従来法では、消石灰、炭酸カルシウム等の
カルシウム化合物で塩化水素除去処理を行っている各種
焼却施設から排出される飛灰や焼却灰に対しては、十分
なダイオキシン類分解効果を得られない場合があった。
本発明者らの検討の結果、これは、塩化カルシウムが灰
中に多量に含まれると、この塩化カルシウムがダイオキ
シン類の分解を阻害することによることが判明した。即
ち、塩化カルシウムはダイオキシン類分解剤と付加物を
形成することでダイオキシン類分解剤を固定してしまう
ため、ダイオキシン類分解剤がダイオキシン類と十分に
接触することができなくなり、ダイオキシン類の分解効
率が低下する。
下で処理する従来法では、消石灰、炭酸カルシウム等の
カルシウム化合物で塩化水素除去処理を行っている各種
焼却施設から排出される飛灰や焼却灰に対しては、十分
なダイオキシン類分解効果を得られない場合があった。
本発明者らの検討の結果、これは、塩化カルシウムが灰
中に多量に含まれると、この塩化カルシウムがダイオキ
シン類の分解を阻害することによることが判明した。即
ち、塩化カルシウムはダイオキシン類分解剤と付加物を
形成することでダイオキシン類分解剤を固定してしまう
ため、ダイオキシン類分解剤がダイオキシン類と十分に
接触することができなくなり、ダイオキシン類の分解効
率が低下する。
【0009】塩化カルシウムは150℃以上に加熱する
と水と反応して、水酸化カルシウムと塩化水素を生成す
る。本発明では、この反応で生成した塩化水素をナトリ
ウム及び/又はカリウムの塩基性化合物で固定すること
により、灰中の塩化カルシウム濃度を低減する。この処
理を施した後に、ダイオキシン類分解剤を添加すると、
ダイオキシン類分解剤が固定されず、ダイオキシン類と
十分に接触することができるようになり、良好なダイオ
キシン類分解効率を得ることができるようになる。
と水と反応して、水酸化カルシウムと塩化水素を生成す
る。本発明では、この反応で生成した塩化水素をナトリ
ウム及び/又はカリウムの塩基性化合物で固定すること
により、灰中の塩化カルシウム濃度を低減する。この処
理を施した後に、ダイオキシン類分解剤を添加すると、
ダイオキシン類分解剤が固定されず、ダイオキシン類と
十分に接触することができるようになり、良好なダイオ
キシン類分解効率を得ることができるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
に説明する。
【0011】本発明では、排ガス中の塩化水素を消石
灰、炭酸カルシウム等のカルシウムを含有する塩化水素
除去剤により除去している各種焼却炉、ゴミ焼却炉、産
業廃棄物焼却炉、製鋼用電気炉、鉄鋼焼結炉、亜鉛回収
炉、アルミニウム合金製造炉等から排出される、塩化カ
ルシウムを含有する飛灰又は焼却灰を、まず、150℃
以上の温度でナトリウム及び/又はカリウムの塩基性化
合物と接触させて、灰中の塩化カルシウムを固定する。
灰、炭酸カルシウム等のカルシウムを含有する塩化水素
除去剤により除去している各種焼却炉、ゴミ焼却炉、産
業廃棄物焼却炉、製鋼用電気炉、鉄鋼焼結炉、亜鉛回収
炉、アルミニウム合金製造炉等から排出される、塩化カ
ルシウムを含有する飛灰又は焼却灰を、まず、150℃
以上の温度でナトリウム及び/又はカリウムの塩基性化
合物と接触させて、灰中の塩化カルシウムを固定する。
【0012】本発明で用いる塩基性化合物としては、水
酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウ
ム、天然ソーダ、水酸化カリウム、炭酸カリウム、炭酸
水素カリウム等のナトリウム及びカリウムの塩基性化合
物が挙げられ、これらは1種を単独で用いても良く、2
種以上を併用しても良い。これらの塩基性化合物の使用
形態には特に制限はなく、溶液状、スラリー状、固形状
のいずれでも良い。
酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウ
ム、天然ソーダ、水酸化カリウム、炭酸カリウム、炭酸
水素カリウム等のナトリウム及びカリウムの塩基性化合
物が挙げられ、これらは1種を単独で用いても良く、2
種以上を併用しても良い。これらの塩基性化合物の使用
形態には特に制限はなく、溶液状、スラリー状、固形状
のいずれでも良い。
【0013】これらの塩基性化合物の添加量は灰中の塩
化カルシウム量によっても異なるが、一般的には、被処
理灰に対して有効成分純分として1〜30重量%とする
のが好ましい。
化カルシウム量によっても異なるが、一般的には、被処
理灰に対して有効成分純分として1〜30重量%とする
のが好ましい。
【0014】一方、ダイオキシン類分解剤としては、ア
ミン化合物、アルコール化合物、ポリエーテル化合物、
ポリエステル化合物等が挙げられ、これらは1種を単独
で用いても良く、2種以上を併用しても良い。本発明は
特に分解剤としてアミン化合物、アルコール化合物を用
いた場合に分解反応を促進する効果が高い。具体的に
は、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン、エ
チレングリコール、ポリエチレンテレフタレート等が挙
げられる。これらのダイオキシン類分解剤の使用形態
は、液状、ガス状、固形状のいずれでも良い。
ミン化合物、アルコール化合物、ポリエーテル化合物、
ポリエステル化合物等が挙げられ、これらは1種を単独
で用いても良く、2種以上を併用しても良い。本発明は
特に分解剤としてアミン化合物、アルコール化合物を用
いた場合に分解反応を促進する効果が高い。具体的に
は、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン、エ
チレングリコール、ポリエチレンテレフタレート等が挙
げられる。これらのダイオキシン類分解剤の使用形態
は、液状、ガス状、固形状のいずれでも良い。
【0015】これらのダイオキシン類分解剤の添加量は
用いる薬剤の種類や灰中のダイオキシン類量によっても
異なるが、一般的には、被処理灰に対して有効成分純分
として0.1〜10重量%特に1〜5重量%とするのが
好ましい。
用いる薬剤の種類や灰中のダイオキシン類量によっても
異なるが、一般的には、被処理灰に対して有効成分純分
として0.1〜10重量%特に1〜5重量%とするのが
好ましい。
【0016】本発明において、ナトリウム及び/又はカ
リウムの塩基性化合物による処理温度が150℃未満で
は、塩化カルシウムから塩化水素が生成せず、塩化カル
シウム濃度を低減することができないため、塩基性化合
物による処理温度は150℃以上とする。この処理温度
の上限は特にないが、過度に高温にすることは工業的に
不利であることから、400℃以下の温度領域で処理を
行うのが有利である。なお、塩化水素の生成に必要な水
は、被処理灰の含水率が低い場合は塩基性化合物と同時
に添加して補う。
リウムの塩基性化合物による処理温度が150℃未満で
は、塩化カルシウムから塩化水素が生成せず、塩化カル
シウム濃度を低減することができないため、塩基性化合
物による処理温度は150℃以上とする。この処理温度
の上限は特にないが、過度に高温にすることは工業的に
不利であることから、400℃以下の温度領域で処理を
行うのが有利である。なお、塩化水素の生成に必要な水
は、被処理灰の含水率が低い場合は塩基性化合物と同時
に添加して補う。
【0017】また、ダイオキシン類分解剤による処理温
度は用いるダイオキシン類分解剤の種類によっても異な
るが、一般的には100〜400℃、特に150〜30
0℃とするのが好ましい。
度は用いるダイオキシン類分解剤の種類によっても異な
るが、一般的には100〜400℃、特に150〜30
0℃とするのが好ましい。
【0018】ナトリウム及び/又はカリウムの塩基性化
合物による処理及びダイオキシン類分解剤による処理の
処理時間は特に制限はないが、十分な塩化カルシウム濃
度の低下と十分なダイオキシン類分解率が得られるので
あれば、処理時間はできるだけ短く設定するのが工業上
望ましい。
合物による処理及びダイオキシン類分解剤による処理の
処理時間は特に制限はないが、十分な塩化カルシウム濃
度の低下と十分なダイオキシン類分解率が得られるので
あれば、処理時間はできるだけ短く設定するのが工業上
望ましい。
【0019】本発明の方法では、ナトリウム及び/又は
カリウムの塩基性化合物による処理も、ダイオキシン類
分解剤による処理も、通常の場合、それぞれ1時間以内
の短時間で十分な効果が得られることから、処理時間は
各々1時間以内に設定するのが好ましい。
カリウムの塩基性化合物による処理も、ダイオキシン類
分解剤による処理も、通常の場合、それぞれ1時間以内
の短時間で十分な効果が得られることから、処理時間は
各々1時間以内に設定するのが好ましい。
【0020】なお、被処理灰にナトリウム及び/又はカ
リウムの塩基性化合物及びダイオキシン類分解剤をそれ
ぞれ混練等により添加した後は、加熱前、加熱後にかか
わらず、撹拌、混練を行うのが、接触効率を高めて固定
化効率及び分解効率を向上させる点で好ましい。
リウムの塩基性化合物及びダイオキシン類分解剤をそれ
ぞれ混練等により添加した後は、加熱前、加熱後にかか
わらず、撹拌、混練を行うのが、接触効率を高めて固定
化効率及び分解効率を向上させる点で好ましい。
【0021】本発明の方法に従って、飛灰や焼却灰を処
理する場合、キレート剤又はリン酸等の重金属固定化剤
を併用して、ダイオキシン類の分解と共に、灰中の重金
属の固定化処理を同時に行っても良い。
理する場合、キレート剤又はリン酸等の重金属固定化剤
を併用して、ダイオキシン類の分解と共に、灰中の重金
属の固定化処理を同時に行っても良い。
【0022】また、処理する灰は、焼却炉排ガス中のダ
イオキシン類の吸着除去剤として焼却炉の煙道に吹き込
まれた粉末活性炭、ゼオライト、ケイソウ土等の無機多
孔性物質等を含むものであっても良い。
イオキシン類の吸着除去剤として焼却炉の煙道に吹き込
まれた粉末活性炭、ゼオライト、ケイソウ土等の無機多
孔性物質等を含むものであっても良い。
【0023】本発明により処理を施した飛灰や焼却灰
は、そのまま、或いは更に前述の重金属固定化処理等を
施した後、埋立等により処分される。
は、そのまま、或いは更に前述の重金属固定化処理等を
施した後、埋立等により処分される。
【0024】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて、本発明を
より具体的に説明する。
より具体的に説明する。
【0025】実施例1〜6 試料灰として、カルシウム化合物で塩化水素除去処理を
行っている焼却炉から排出された下記性状のカルシウム
含有飛灰を準備した。 [カルシウム含有飛灰] ダイオキシン類実測濃度:511ng/g 毒性等量 :3.9ng−TEQ/g 塩化カルシウム濃度 :5.3重量% この飛灰に対し表1に示す塩基性化合物5重量%を、事
前にすり鉢で練り込んだ後、300℃に加温した三口フ
ラスコに投入し、20分間撹拌しながら加熱した。その
後、モノエタノールアミン又はエチレングリコール5重
量%をフラスコ内に添加し、表1に示す濃度で10分間
撹拌した。この時、開放部には冷却管を取り付け、モノ
エタノールアミンのフラスコ外への拡散を防止した。そ
の後、得られた処理物のダイオキシン類濃度を測定し、
毒性等量と分解率を求め、結果を表1に示した。
行っている焼却炉から排出された下記性状のカルシウム
含有飛灰を準備した。 [カルシウム含有飛灰] ダイオキシン類実測濃度:511ng/g 毒性等量 :3.9ng−TEQ/g 塩化カルシウム濃度 :5.3重量% この飛灰に対し表1に示す塩基性化合物5重量%を、事
前にすり鉢で練り込んだ後、300℃に加温した三口フ
ラスコに投入し、20分間撹拌しながら加熱した。その
後、モノエタノールアミン又はエチレングリコール5重
量%をフラスコ内に添加し、表1に示す濃度で10分間
撹拌した。この時、開放部には冷却管を取り付け、モノ
エタノールアミンのフラスコ外への拡散を防止した。そ
の後、得られた処理物のダイオキシン類濃度を測定し、
毒性等量と分解率を求め、結果を表1に示した。
【0026】比較例1〜4 塩基性化合物による処理を行わなかったこと以外は実施
例1〜3,6とそれぞれ同様に処理し、同様に得られた
処理物のダイオキシン類濃度を測定し、毒性等量と分解
率を求め、結果を表1に示した。
例1〜3,6とそれぞれ同様に処理し、同様に得られた
処理物のダイオキシン類濃度を測定し、毒性等量と分解
率を求め、結果を表1に示した。
【0027】比較例5 炭酸水素ナトリウムとモノエタノールアミンの添加順序
を変え、モノエタノールアミンを添加して処理した後、
炭酸水素ナトリウムを添加して処理したこと以外は実施
例3と同様に処理し、同様に得られた処理物のダイオキ
シン類濃度を測定し、毒性等量と分解率を求め、結果を
表1に示した。
を変え、モノエタノールアミンを添加して処理した後、
炭酸水素ナトリウムを添加して処理したこと以外は実施
例3と同様に処理し、同様に得られた処理物のダイオキ
シン類濃度を測定し、毒性等量と分解率を求め、結果を
表1に示した。
【0028】比較例6 モノエタノールアミンによる処理を行わず、加熱温度を
300℃としたこと以外は実施例1と同様に処理し、同
様に得られた処理物のダイオキシン類濃度を測定し、毒
性等量と分解率を求め、結果を表1に示した。
300℃としたこと以外は実施例1と同様に処理し、同
様に得られた処理物のダイオキシン類濃度を測定し、毒
性等量と分解率を求め、結果を表1に示した。
【0029】
【表1】
【0030】表1より、単にダイオキシン類分解剤で処
理する従来法では、十分な分解効率を得ることができな
かったカルシウム含有灰中のダイオキシン類を、本発明
方法に従って、塩基性化合物を添加して加熱後、ダイオ
キシン類分解剤で処理することにより短時間で効率的に
分解除去することができることがわかる。
理する従来法では、十分な分解効率を得ることができな
かったカルシウム含有灰中のダイオキシン類を、本発明
方法に従って、塩基性化合物を添加して加熱後、ダイオ
キシン類分解剤で処理することにより短時間で効率的に
分解除去することができることがわかる。
【0031】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明のダイオキシ
ン類の分解方法によれば、カルシウムを含有する灰中の
ダイオキシン類を効率的に分解除去することができる。
ン類の分解方法によれば、カルシウムを含有する灰中の
ダイオキシン類を効率的に分解除去することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E191 BA12 BB00 BC01 BC05 BD11 4D004 AA36 AA37 AB07 AC05 CA22 CA34 CB31 CC12 CC15 DA03 DA06
Claims (1)
- 【請求項1】 カルシウムとダイオキシン類とを含有す
る飛灰又は焼却灰中のダイオキシン類を分解する方法に
おいて、該灰をナトリウム及び/又はカリウムの塩基性
化合物と150℃以上で接触させた後、ダイオキシン類
分解剤と接触させることを特徴とするダイオキシン類の
分解方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000368777A JP2002166253A (ja) | 2000-12-04 | 2000-12-04 | ダイオキシン類の分解方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000368777A JP2002166253A (ja) | 2000-12-04 | 2000-12-04 | ダイオキシン類の分解方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002166253A true JP2002166253A (ja) | 2002-06-11 |
Family
ID=18838929
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000368777A Pending JP2002166253A (ja) | 2000-12-04 | 2000-12-04 | ダイオキシン類の分解方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002166253A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002210305A (ja) * | 2001-01-23 | 2002-07-30 | Ion Chemical Industry Kk | ダイオキシン類無害化除去剤およびその使用方法 |
-
2000
- 2000-12-04 JP JP2000368777A patent/JP2002166253A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002210305A (ja) * | 2001-01-23 | 2002-07-30 | Ion Chemical Industry Kk | ダイオキシン類無害化除去剤およびその使用方法 |
| JP3374132B2 (ja) | 2001-01-23 | 2003-02-04 | イオンケミカルインダストリー株式会社 | ダイオキシン類無害化除去剤およびその使用方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2000205525A (ja) | 低公害燃焼方法及びそれに用いる装置 | |
| JP3683025B2 (ja) | 廃棄物処理方法 | |
| JP3867307B2 (ja) | ばいじんの処理方法 | |
| JP2002166253A (ja) | ダイオキシン類の分解方法 | |
| JP3573000B2 (ja) | ダイオキシン類の分解方法 | |
| JP2001259607A (ja) | 重金属又は有機塩素化合物の処理方法及び装置 | |
| JP2001327837A (ja) | 排ガス処理システム及び処理方法 | |
| JP3287301B2 (ja) | ダイオキシン類の分解方法 | |
| JP2003053140A (ja) | 燃焼排ガスの処理剤及び処理方法 | |
| JP3287298B2 (ja) | ダイオキシン類の分解方法 | |
| JP2002273382A (ja) | ダイオキシンを含有する飛灰の処理方法 | |
| JP3734963B2 (ja) | 混合溶融塩による有機塩素化合物等の無害化処理方法 | |
| JP4222163B2 (ja) | 有機塩素化合物の分解促進剤及び分解方法 | |
| JP2001149888A (ja) | 焼却灰の無害化処理方法 | |
| JP2004331739A (ja) | ダイオキシン分解剤 | |
| JP2004202414A (ja) | 焼却飛灰の無害化処理装置及び方法 | |
| JP4103736B2 (ja) | 有機塩素化合物の分解促進剤及び分解方法 | |
| JP2003200134A (ja) | ダイオキシン類を吸着した固形物の処理方法 | |
| JP2001145862A (ja) | 焼却灰の無害化処理方法 | |
| JP2001046994A (ja) | ダイオキシン類の分解方法及び分解剤 | |
| JP3683469B2 (ja) | ダイオキシン類の分解剤及び分解方法 | |
| JP2001293465A (ja) | 汚染媒体の処理剤及び処理方法 | |
| JP2001247838A (ja) | ダイオキシン類の分解剤及び分解方法 | |
| JP2001294846A (ja) | ダイオキシン類の分解剤及び分解方法 | |
| JPH06285453A (ja) | ダイオキシンを含む廃棄物の処理方法 |