JP2003118687A - ウインドサーフィンにおけるダウンシートの張設用具 - Google Patents

ウインドサーフィンにおけるダウンシートの張設用具

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JP2003118687A
JP2003118687A JP2001318639A JP2001318639A JP2003118687A JP 2003118687 A JP2003118687 A JP 2003118687A JP 2001318639 A JP2001318639 A JP 2001318639A JP 2001318639 A JP2001318639 A JP 2001318639A JP 2003118687 A JP2003118687 A JP 2003118687A
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sheet
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sheet winding
joint
ratchet gear
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Takaaki Tsuji
隆明 辻
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全かつ容易に張設作業を行うことのできる
ウインドサーフィンにおけるダウンシートの張設用具を
提供すること。 【解決手段】 ジョイントfの下端に着脱自在に連設可
能とした補助杆1と、同補助杆1の自由端にラチェット
ギヤ機構R1を介して連設した一方向にのみ回動自在なシ
ート巻き取りドラム3と、同シート巻き取りドラム3の
他端に、ラチェットギヤ機構R2を介して一方向にのみ回
動操作可能に連設したハンドル体4とより張設用具Aを
構成することとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ウインドサーフ
ィンにおけるダウンシートの張設用具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ウインドサーフィンのセールボー
ドSは、図6に示すように、水面を滑走させるボードa
と、ボードaに傾斜自在に立設したマストbと、マスト
bに張設した略三角形状のセールcと、セーラーが滑走
時に捉まるためにマストb及びセールcの中途部に架設
した略長楕円形状のブームdと、セールcの下端縁でマ
ストbに近い部分に配置した複数個のシート掛け用プー
リe1を具備するダウンプーリe(又はダウンホール)と
マストbの下端部に取り付けたジョイントfとの間に張
設したロープであるダウンシートgとよりなる。
【0003】そして、ダウンプーリeとジョイントfと
の間に張設したダウンシートgは、ジョイントfの下端
部にステーhを介して連設した複数個のシート掛け溝i1
を具備するクリートiに始端を固定した後に、ダウンプ
ーリeの複数個のシート掛け用プーリe1とクリートiの
複数個のシート掛け溝i1との間を数回懸架させて、終端
をクリートiの中心軸上近傍に設けたシート固定用の挟
圧ストッパーi2に係合させて張設固定される。
【0004】特に、ダウンシートgをセールcの下端縁
に設けたダウンプーリeとジョイントfの下端部に設け
たクリートiとの間に数回懸架させるに際しては、セー
ルcが弛まないように充分にテンションをかけて懸架し
なければならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ダウンシー
トをセールの下端縁に設けたダウンプーリとジョイント
の下端部のクリートとの間に充分なテンションをかけて
懸架するという作業は、大きな引っ張り力を要するため
手作業で行うことは容易でなく、従来簡易な引っ張り用
具が用いられていた。
【0006】例えば、パイプ状のジョイント下端開口部
に引っ張り用具を差し込み、引っ張り用具に設けたシー
ト巻き取り体をハンドルで回転させながらダウンシート
の終端を巻き取り、ダウンシートにテンションをかけ、
シートの終端は、挟圧ストッパーに固定し、かかる作業
が終わると引っ張り用具をジョイントから取り外すこと
によりダウンシートの張設作業が終了するものである。
【0007】しかし、かかる従来の引っ張り用具は、ハ
ンドルを何回も回転させながらダウンシートを巻き取っ
ていくものであるために、ハンドルに常にシート張力の
反作用がかかり、ハンドルが逆回転するおそれがあるた
めに、作業に危険性が伴っていた。
【0008】他方、ダウンシートの一部巻き取りの度に
シートの中途部を挟圧ストッパーに挟持固定しながら徐
々にシートの巻き取りを行うので、シートが挟圧ストッ
パーの挟圧粗造面に沿って摺動して、シート表面が擦損
しダウンシートの強度が低下し、これを防止するために
は頻繁に新品のダウンシートと取り替える必要が生じる
という欠点があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決すべ
く、本発明は、ジョイントの下端に着脱自在に連設可能
とした補助杆と、同補助杆の自由端にラチェットギヤ機
構を介して連設した一方向にのみ回動自在なシート巻き
取りドラムと、同シート巻き取りドラムの他端に、ラチ
ェット機構を介して一方向にのみ回動操作可能に連設し
たハンドル体とよりなることを特徴とするウインドサー
フィンにおけるダウンシートの張設用具を提供せんとす
るものである。
【0010】また、本発明は、以下の点にも特徴を有す
る。 (1)ジョイントとダウンプーリ又はダウンホールとの
間に懸架したダウンシートの延長線上にシート巻き取り
ドラムを配置したこと。 (2)補助杆の中途部を屈曲させることにより、ジョイ
ントとダウンプーリ又はダウンホールとの間に懸架した
ダウンシートの延長線上にシート巻き取りドラムを配置
したこと。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、ウインドサーフィンの
セールボードにおいて、ジョイントとダウンプーリとの
間に懸架されるダウンシートを、充分なテンションをか
けて張設する張設用具であり、ジョイントの下端に着脱
自在に連設可能とした補助杆と、同補助杆の自由端にラ
チェットギヤ機構を介して連設した一方向にのみ回動自
在なシート巻き取りドラムと、同シート巻き取りドラム
の他端に、ラチェット機構を介して一方向にのみ回動操
作可能に連設したハンドル体とからなる。
【0012】上記張設用具は、ジョイント下端に補助杆
を連設するとともに、シート巻き取りドラムをハンドル
体で回動させて、ダウンシートの終端を巻き取ることに
よりダウンシートを張設する。
【0013】本発明では、補助杆とシート巻き取りドラ
ムとの間、及び、シート巻き取りドラムとハンドル体と
の間にラチェット機構を介在させている。従って、ハン
ドル体をシート巻き取りドラムの回動方向と同方向に回
動させた場合は、同ハンドル体に連動してシート巻き取
りドラムも回動させることができる。
【0014】逆に、ハンドル体をシート巻き取りドラム
の回動方向と逆方向に回動させた場合は、ハンドル体と
シート巻き取りドラムとの間に介在するラチェット機構
によって、シート巻き取りドラムはハンドル体と連動せ
ず、しかも、シート巻き取りドラムと補助杆との間に介
在するラチェット機構によって、シート巻き取りドラム
は、同シート巻き取りドラムの回動方向と逆方向の回動
が阻止されるので、シート巻き取りドラムを停止状態に
維持することができる。すなわち、シート巻き取りドラ
ムがシート張力の反作用を受けても、同シート巻き取り
ドラムが巻き取り方向と逆方向に回動することはない。
【0015】従って、本発明に係る張設用具を用いてダ
ウンシートの張設作業をする場合は、ハンドル体を何回
も回転させる必要がなく、ハンドル体をシート巻き取り
ドラムの回動方向と同方向に約60度〜180度ほど回
動させてシート巻き取りドラムを回動させた後、今度は
ハンドル体をシート巻き取りドラムの回動方向とは逆方
向に回動させて、もう一度ハンドル体をもとの位置に戻
し、再びハンドル体をシート巻き取りドラムの回動方向
と同方向に約60度〜180度ほど回動させてシート巻
き取りドラムを回動させる操作を反復することにより、
ダウホールシートをシート巻き取りドラムに巻き取って
張設することができる。
【0016】すなわち、本発明では、シート巻き取りド
ラムが一方向にしか回動せず、しかも、ハンドル体をシ
ート巻き取りドラムの回動方向とは逆方向に回動させて
も、シート巻き取りドラムがハンドル体と連動して回動
することはないので、ハンドル体を360度回転(一回
転)させなくても、ハンドル体の回動方向を正逆方向に
反転させながら、もっと狭い回動角度で回動させること
により、ダウンシートの巻取りを行うことができる。
【0017】従って、最も力を加えやすく、張設作業の
しやすい角度でハンドル体を回動させることができ、作
業性を向上させることができる。
【0018】また、ダウンシートの張設作業中にハンド
ル体から手を放しても、ハンドル体がシート張力の反作
用によって逆回転することはないので、シートの張設作
業を安全かつ容易に行うことができる。
【0019】しかも、従来は、巻き取ったダウンシート
がシート巻き取りドラムの逆回転によって再び弛まない
ように、ダウンシートを一部巻き取る度にダウンシート
の中途部をクリートの挟圧ストッパーに挟持固定してい
たが、本発明では、前記したようにシート巻き取りドラ
ムが逆回転しないので、シートの巻き取りが完了した後
に巻き取り終端部をクリートの挟圧ストッパーに挟持固
定すればよく、シートの表面を挟圧ストッパーの挟圧粗
造面で擦損させることなくシートの張設作業を行うこと
ができる。従って、シートを長期にわたって利用するこ
とができ、経済的である。
【0020】なお、ラチェット機構に可逆回転式のもの
を用いて、シート巻き取りドラムの回動可能な一方向を
正逆方向に切り替え可能に構成することもできる。
【0021】加えて、シート巻き取りドラムをジョイン
トとダウンプーリとの間に懸架したダウンシートの延長
線上に配置すれば、さらに、ダウンシートの擦損を防止
することができる。
【0022】すなわち、シート巻き取りドラムがジョイ
ントとダウンプーリとの間に懸架したダウンシートの延
長線上に位置することにより、ジョイントとダウンプー
リとの間に懸架したダウンシートを、そのままシート巻
き取りドラムまで直線的に伸延させることができるの
で、巻き取り中のダウンシートが、誤ってクリートの挟
圧ストッパーに係合して、挟圧ストッパーの挟圧粗造面
に沿って摺動してしまうのを防止することができる。従
って、ダウンシートの表面が挟圧ストッパーの挟圧粗造
面によって擦損してしまうのを防止することができる。
【0023】また、ジョイントとダウンプーリとの間に
懸架したダウンシートを、そのままシート巻き取りドラ
ムまで直線的に伸延させることができることにより、巻
き取り中のダウンシートが、巻き取り方向とは異なる方
向に屈曲することがなく、ダウンシートに無理な力が加
わることがない。従って、効率よくダウンシートの張設
作業を行うことができる。
【0024】特に、補助杆の中途部を屈曲させることに
よって、ジョイントとダウンプーリとの間に懸架したダ
ウンシートの延長線上にシート巻き取りドラムを配置す
れば、手間をかけることなく容易にシート巻き取りドラ
ムをジョイントとダウンプーリとの間に懸架したダウン
シートの延長線上に配置することができる。
【0025】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づき説明
する。
【0026】図1は本発明に係る張設用具Aの一実施例
の使用状態を示す分解側面説明図、図2は同正面説明
図、図3は同側面説明図、図4はハンドル体4の側面断
面図、図5はダウンシートgの張設状態を示す側面説明
図である。
【0027】図1に示すように、本張設用具Aは、ウイ
ンドサーフィンのセールボードSにおいて、セールcの
マストスリーブc1にマストbを通し、同マストbの下端
部にジョイントfを取り付け、セールcのダウンプーリ
eに設けた複数個のシート掛け用プーリe1と、ジョイン
トfの下端部にステーhを介して連設した複数個のシー
ト掛け溝i1を具備するクリートiとの間にダウンシート
gを数回懸架し、その後、充分なテンションがかかるよ
うにダウンシートgを張設する際に使用する。
【0028】まず、本張設用具Aの構成について説明す
る。
【0029】本張設用具Aは、図2及び図3に示すよう
に、パイプ状に形成されたジョイントfの下端開口部に
上端側を着脱自在に連設可能とした補助杆1と、同補助
杆1の下端(自由端)に連設したラチェットギヤ機構R1
を具備するギヤ体2と、同ギヤ体2にドラム軸15を介し
て連設したシート巻き取りドラム3と、同シート巻き取
りドラム3の他端にドラム軸15を介して連設したラチェ
ットギヤ機構R2を具備するハンドル体4とからなる。
【0030】補助杆1は、同じくパイプ状に形成された
ジョイントfの下端開口部に上端側を挿入可能としてお
り、しかも、一定長さだけがジョイントf内に挿入され
るように、補助杆1の上端側の周面には、挿入長さ限定
用フランジ5を設けている。
【0031】また、補助杆1は、図4に示すように、側
面視略く字状となるように中途部1aを屈曲させている。
【0032】ギヤ体2は、ラチェットギヤ機構R1と、同
ラチェットギヤ機構R1を補助杆1に連絡する連絡杆6と
からなる。
【0033】図4に示すように、ラチェットギヤ機構R1
は、ラチェットギヤ8の中心部に円筒状の軸受7を固定
配設し、同軸受7の円周中心に後述するシート巻き取り
ドラム3のドラム軸15と嵌合可能な側断面視正多角形状
の嵌合孔9を形成し、さらに、ラチェットギヤ8に噛合
する可逆回転式の星形のラチェット爪10を前記連絡杆6
に枢着して、ラチェットギヤ8が一方向にしか回転でき
ないように構成している。
【0034】なお、図4においては、ラチェット爪10を
左下がりに傾斜させて、ラチェットギア8が反時計回り
にしか回転できないようにしているが、ラチェット爪10
を回動させて、ラチェット爪10の傾斜方向を右下がりに
変えれば、ラチェットギア8が時計回りにしか回転でき
ないようにすることができる。図中、11はラチェット爪
10を傾斜させるための突子、12は突子を傾斜状態に維持
する止栓、13は止栓を弾発する発条である。
【0035】そして、連絡杆6の下端に環状のラチェッ
トギヤ機構取付環部6aを形成し、同ラチェットギヤ機構
取付環部6aに上記ラチェットギヤ機構R1の軸受7を回動
自在に嵌合して、ラチェットギヤ機構取付環部6aの内側
にラチェットギヤ機構R1を配設するとともに、連絡杆6
の上端側を補助杆1の下端周面に溶接して、ギヤ体2を
補助杆1に連結している。
【0036】シート巻き取りドラム3は、円柱状に形成
したドラム本体14と、同ドラム本体14の円周中心に固定
配設したドラム軸15と、ドラム本体14の周面に突設した
ダウンシートgの終端を係止するための係止柱16とから
なる。
【0037】ドラム軸15は、上記ギヤ体2のラチェット
ギヤ機構R1に設けた嵌合孔9と嵌合可能な側断面視正多
角形状に形成しており、一端部を上記ギヤ体2の嵌合孔
9に嵌合するとともに、他端部を後述するハンドル体4
のラチェットギヤ機構R2に設けた嵌合孔9に嵌合してい
る。
【0038】そして、各ラチェットギヤ機構R1,R2のラ
チェットギヤ8が回動すれば、それに連動してドラム軸
15も一方向にのみ回動し、同ドラム軸15に固定配設した
シート巻き取りドラム3も、それに連動して一方向にの
み回動するように構成している。
【0039】ハンドル体4は、ラチェットギヤ機構R2
と、同ラチェットギヤ機構R2に連設した柄部17と、同柄
部17の終端に連設したグリップ部18とからなる。
【0040】ラチェットギヤ機構R2は、前記ギヤ体2に
おけるラチェットギヤ機構R1と同様の構成であり、ラチ
ェットギヤ8の中心部に円筒状の軸受7を固定配設し、
同軸受7の円周中心にシート巻き取りドラム3のドラム
軸15と嵌合可能な側断面視正多角形状の嵌合孔9を形成
し、さらに、ラチェットギヤ8に噛合する可逆回転式の
星形のラチェット爪10を前記柄部17に枢着して、ラチェ
ットギヤ8が一方向(図4においては反時計回り)にし
か回転できないように構成している。
【0041】そして、柄部17の一端に環状のラチェット
ギヤ機構取付環部17aを形成し、同ラチェットギヤ機構
取付環部17aに上記ラチェットギヤ機構R2の軸受7を回
動自在に嵌合して、ラチェットギヤ機構取付環部17aの
内側にラチェットギヤ機構R2を配設するとともに、柄部
17の他端にグリップ部18を形成している。
【0042】また、ハンドル体4は、シート巻き取りド
ラム3のドラム軸15に着脱自在に嵌合させており、一体
化した補助杆1、ギヤ体2、シート巻き取りドラム3と
は別体としている。
【0043】なお、上記張設用具Aでは、ギヤ体2及び
ハンドル体4にラチェットギヤ機構R1,R2を設けて、両
ラチェットギヤ機構R1,R2間にシート巻き取りドラム3
を軸架したが、これに限らず、例えば、ハンドル体4に
柄部17と垂直なハンドル軸を突設し、同ハンドル軸を嵌
合可能なラチェットギヤ機構をシート巻き取りドラム3
の一端に設けることにより、ハンドル体4とシート巻き
取りドラム3との間にラチェットギヤ機構を介在させる
こともできる。
【0044】次に、上記構成からなる張設用具Aの使用
方法について説明する。
【0045】まず、ジョイントfの下端開口部に挿入限
定用フランジが当接するまで補助杆1を挿入して、ジョ
イントfに補助杆1を連設する。このとき、正面視で補
助杆1が直線状となるように挿入する。
【0046】次に、ダウンプーリeとクリートiとの間
に数回懸架したダウンシートgの終端を、張設用具Aの
シート巻き取りドラム3に突設した係止柱16に係止し、
ハンドル体4を回動させてダウンシートgをシート巻き
取りドラム3に巻き取る。
【0047】このとき、本発明では、シート巻き取りド
ラム3のドラム軸15の両端部を、それぞれラチェットギ
ヤ機構R1,R2のラチェットギア8,8に設けた嵌合孔9,
9に嵌合させて、シート巻き取りドラム3が一方向(図
3及び図4における反時計回り)にしか回動できないよ
うに形成しているので、ダウンシートgの巻き取り作業
中に、シート巻き取りドラム3が巻き取り方向と逆方向
に回動することはない。
【0048】従って、ハンドル体4を360度回転(一
回転)させなくても、ハンドル体4をシート巻き取りド
ラム3の回動方向と同方向に一定角度回動させてシート
巻き取りドラム3を回動させた後、今度はハンドル体4
をシート巻き取りドラム3の回動方向とは逆方向に回動
させて、もう一度ハンドル体4をもとの位置に戻し、再
びハンドル体4をシート巻き取りドラム3の回動方向と
同方向に一定角度回動させてシート巻き取りドラム3を
回動させる操作を反復することにより、ダウンシートg
をシート巻き取りドラム3に巻き取って張設することが
できる。
【0049】このように、本張設用具Aによれば、ハン
ドル体4の回動方向を正逆方向に反転させながら小さい
回動角度でハンドル体4を回動させることにより、ダウ
ンシートgの巻取りを行うことができるので、最も力を
加えやすく、張設作業のしやすい回動角度でハンドル体
4を回動させることができ、張設作業の作業性を向上さ
せることができる。
【0050】また、ダウンシートgの張設作業中にハン
ドル体4から手を放しても、ハンドル体4がシート張力
の反作用によって逆回転することはないので、ダウンシ
ートgの張設作業を安全かつ容易に行うことができる。
【0051】しかも、補助杆1の中途部1aを屈曲するこ
とにより、セールcの下端縁に設けたダウンプーリeと
ジョイントfの下端部に連設したクリートiとを結ぶ直
線上(ダウンプーリeとジョイントfとの間に懸架した
ダウンシートgの延長線上)にシート巻き取りドラム3
を位置させているので、ダウンプーリeとクリートiと
の間に懸架したダウンシートgを、図2及び図3に示す
ように、そのままシート巻き取りドラム3まで直線的に
伸延させることができる。
【0052】従って、巻き取り作業中のダウンシートg
が、誤ってクリートiの挟圧ストッパーi2に係合して、
挟圧ストッパーi2の挟圧粗造面に沿って摺動してしまう
ことがなく、ダウンシートgの表面が挟圧ストッパーi2
の挟圧粗造面によって擦損してしまうのを防止すること
ができる。
【0053】また、ダウンプーリeとクリートiとの間
に懸架したダウンシートgを、そのままシート巻き取り
ドラム3まで直線的に伸延させることにより、巻き取り
作業中のダウンシートgが、巻き取り方向とは異なる方
向に屈曲することがなく、ダウンシートgに無理な力が
加わることがないので、効率よくダウンシートgの張設
作業を行うことができる。
【0054】そして、ダウンシートgを充分に巻き取っ
て、同ダウンシートgに充分なテンションがかかったと
ころで、クリートiの挟圧ストッパーi2の近傍に位置す
るダウンシートgを挟圧ストッパーi2に係合し、ダウン
シートgを固定する。
【0055】なお、挟圧ストッパーi2との係合箇所より
も終端側のダウンシートgは、そのままにしておくと踏
みつけたり引っかけたりして、セーラーがけがをした
り、ダウンシートgが再び弛んだりする原因となるの
で、シート巻き取りドラム3からダウンシートgの終端
側を取り外し、図5に示すように、ジョイントfに巻き
付けて邪魔にならないようにする。
【0056】本実施例では、前記したように可逆回転式
のラチェット爪10を用いているので、両ラチェットギア
機構R1,R2のラチェット爪10,10の傾斜方向をダウンシー
トgの張設作業時とは逆方向(図4における右下がり)
に変えれば、シート巻き取りドラム3を巻き取り方向と
は逆方向(図3及び図4における時計回り)に回動させ
ることができる。
【0057】従って、本張設用具Aを用いれば、シート
巻き取りドラム3を巻き取り方向とは逆方向に回動させ
て、同シート巻き取りドラム3に巻き付いたダウンシー
トgを弛めて、安全かつ容易にシート巻き取りドラム3
からダウンシートgを取り外すことができる。
【0058】最後に、張設用具Aをジョイントfから抜
き取って、ダウンシートgの張設作業が終了する。
【0059】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、ジョイ
ントの下端に着脱自在に連設可能とした補助杆と、同補
助杆の自由端にラチェットギヤ機構を介して連設した一
方向にのみ回動自在なシート巻き取りドラムと、同シー
ト巻き取りドラムの他端に、ラチェット機構を介して一
方向にのみ回動操作可能に連設したハンドル体とにより
ウインドサーフィンにおけるダウンシートの張設用具を
構成したので、シート巻き取りドラムを巻き取り方向に
のみ回動させることができるとともに、ダウンシートの
張設作業中に、ハンドル体がシート張力の反作用によっ
て逆回転するのを防止することができる。従って、シー
トの張設作業を安全かつ容易に行うことができる。しか
も、従来は、巻き取ったダウンシートがシート巻き取り
ドラムの逆回転によって再び弛まないように、ダウンシ
ートを一部巻き取る度にダウンシートの中途部を挟圧ス
トッパーに挟持固定していたが、本発明では、前記した
ようにシート巻き取りドラムが逆回転しないので、シー
トの巻き取りが完了した後に巻き取り終端部をクリート
の挟圧ストッパーに挟持固定すればよく、シートの表面
を挟圧ストッパーの挟圧粗造面で擦損させることなくシ
ートの張設作業を行うことができる。従って、シートを
長期にわたって利用することができ、経済的である。
【0060】請求項2記載の本発明によれば、ジョイン
トとダウンプーリとの間に懸架したダウンシートの延長
線上にシート巻き取りドラムを配置したので、ジョイン
トとダウンプーリとの間に懸架したダウンシートを、そ
のままシート巻き取りドラムまで直線的に伸延させるこ
とができるので、巻き取り中のダウンシートが、誤って
クリートの挟圧ストッパーに係合して、挟圧ストッパー
の挟圧粗造面に沿って摺動してしまうのを防止すること
ができる。従って、ダウンシートの表面が挟圧ストッパ
ーの挟圧粗造面によって擦損してしまうのを防止するこ
とができる。また、ジョイントとダウンプーリとの間に
懸架したダウンシートを、そのままシート巻き取りドラ
ムまで直線的に伸延させることができることにより、巻
き取り中のダウンシートが、巻き取り方向とは異なる方
向に屈曲することがなく、ダウンシートに無理な力が加
わることがない。従って、効率よくダウンシートの張設
作業を行うことができる。
【0061】請求項3記載の本発明によれば、補助杆の
中途部を屈曲させることにより、ジョイントとダウンプ
ーリとの間に懸架したダウンシートの延長線上にシート
巻き取りドラムを配置したので、シート巻き取りドラム
を手間をかけることなく容易にジョイントとダウンプー
リとの間に懸架したダウンシートの延長線上に配置する
ことができる。従って、ダウンシートを損傷させること
なく張設可能な張設用具を、安価に製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る張設用具の一実施例の使用状態を
示す分解側面説明図である。
【図2】同正面説明図である。
【図3】同側面説明図である。
【図4】ラチェットギヤ機構の側面断面図である。
【図5】ダウンシートの張設状態を示す側面説明図であ
る。
【図6】セールボードの全体側面図である。
【符号の説明】
A 張設用具 R1 ラチェットギヤ機構 R2 ラチェットギヤ機構 e ダウンプーリ f ジョイント g ダウンシート 1 補助杆 1a 中途部 2 ギヤ体 3 シート巻き取りドラム 4 ハンドル体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジョイント(f)の下端に着脱自在に連設
    可能とした補助杆(1)と、同補助杆(1)の自由端にラチ
    ェットギヤ機構(R1)を介して連設した一方向にのみ回動
    自在なシート巻き取りドラム(3)と、同シート巻き取り
    ドラム(3)の他端に、ラチェットギヤ機構(R2)を介して
    一方向にのみ回動操作可能に連設したハンドル体(4)と
    よりなることを特徴とするウインドサーフィンにおける
    ダウンシートの張設用具。
  2. 【請求項2】 ジョイント(f)とダウンプーリ(e)又は
    ダウンホールとの間に懸架したダウンシート(g)の延長
    線上にシート巻き取りドラム(3)を配置したことを特徴
    とする請求項1記載のウインドサーフィンにおけるダウ
    ンシートの張設用具。
  3. 【請求項3】 補助杆(1)の中途部(1a)を屈曲させるこ
    とにより、ジョイント(f)とダウンプーリ(e)又はダウ
    ンホールとの間に懸架したダウンシート(g)の延長線上
    にシート巻き取りドラム(3)を配置したことを特徴とす
    る請求項1又は請求項2記載のウインドサーフィンにお
    けるダウンシートの張設用具。
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