JP2003163193A - ウェーハ研磨方法および研磨ヘッド - Google Patents
ウェーハ研磨方法および研磨ヘッドInfo
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Landscapes
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
- Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ワックスレスマウント方式を採用することを
前提とし、より精度の高い平坦化加工行うことができる
ウェーハ研磨方法、およびその方法を実施するためのウ
ェーハ研磨ヘッドを提供する。 【解決手段】 本発明の方法は、ウェーハWを片面研磨
する方法であって、ワックスレスマウント方式を採用し
たウェーハ研磨ヘッド101(1,100)に適用可能
である。その方法は、表面2pがウェーハWとの接触面
をなすとともに、裏面2q側から研磨に必要な圧力をウ
ェーハWに伝達する可撓膜2に対し、その表面側にウェ
ーハWの配置領域PZを定める。そして、可撓膜2の表
面2pと面接触して配置領域PZを取り囲むように、リ
ング状のダミープレート10を配置し、そのダミープレ
ート10の内側に配置されるウェーハWに流体圧が付与
されるようにして片面研磨を行う。ウェーハ研磨ヘッド
101(1,100)においては、本発明の方法を実施
可能とするために、該ウェーハ研磨ヘッド101(1,
100)の備える可撓膜2にダミープレート10が貼着
されて、これらが一体に構成されている。
前提とし、より精度の高い平坦化加工行うことができる
ウェーハ研磨方法、およびその方法を実施するためのウ
ェーハ研磨ヘッドを提供する。 【解決手段】 本発明の方法は、ウェーハWを片面研磨
する方法であって、ワックスレスマウント方式を採用し
たウェーハ研磨ヘッド101(1,100)に適用可能
である。その方法は、表面2pがウェーハWとの接触面
をなすとともに、裏面2q側から研磨に必要な圧力をウ
ェーハWに伝達する可撓膜2に対し、その表面側にウェ
ーハWの配置領域PZを定める。そして、可撓膜2の表
面2pと面接触して配置領域PZを取り囲むように、リ
ング状のダミープレート10を配置し、そのダミープレ
ート10の内側に配置されるウェーハWに流体圧が付与
されるようにして片面研磨を行う。ウェーハ研磨ヘッド
101(1,100)においては、本発明の方法を実施
可能とするために、該ウェーハ研磨ヘッド101(1,
100)の備える可撓膜2にダミープレート10が貼着
されて、これらが一体に構成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばシリコン
ウェーハを片面研磨する方法、およびその方法を実現す
るウェーハ研磨ヘッドに関する。
ウェーハを片面研磨する方法、およびその方法を実現す
るウェーハ研磨ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体デバイスの高集積化に伴
い、半導体ウェーハに要求される平坦度はますます厳し
くなっている。その反面、デバイスに用いられるウェー
ハは大口径化しているため、ウェーハの平坦度を向上さ
せることが困難になってきており、またそれが重要な課
題となっている。
い、半導体ウェーハに要求される平坦度はますます厳し
くなっている。その反面、デバイスに用いられるウェー
ハは大口径化しているため、ウェーハの平坦度を向上さ
せることが困難になってきており、またそれが重要な課
題となっている。
【0003】ウェーハのマイクロラフネスを改善する、
つまり原子レベルでの平坦度を実現する技術の一つに、
化学−機械的研磨法(CMP法:Chemical-Mechanical
Polishing Method)がある。CMP法によるウェーハの
研磨は、研磨剤(スラリ)を供給しながら、ウェーハと
研磨クロスとの間に一定の荷重と相対速度を与えて行
う。片面研磨の場合だと、ウェーハは貼り付けブロック
に貼り付けられ、該貼り付けブロックを介して、研磨装
置の備える加圧機構(研磨ヘッド)により研磨中の荷重
や回転力を与えられる。
つまり原子レベルでの平坦度を実現する技術の一つに、
化学−機械的研磨法(CMP法:Chemical-Mechanical
Polishing Method)がある。CMP法によるウェーハの
研磨は、研磨剤(スラリ)を供給しながら、ウェーハと
研磨クロスとの間に一定の荷重と相対速度を与えて行
う。片面研磨の場合だと、ウェーハは貼り付けブロック
に貼り付けられ、該貼り付けブロックを介して、研磨装
置の備える加圧機構(研磨ヘッド)により研磨中の荷重
や回転力を与えられる。
【0004】貼り付けブロックにウェーハをマウントす
る方法としては、予めウェーハに液状ワックスをスピン
コート等の方法により塗布しておき、その後、貼り付け
ブロックにマウントする方法が一般的である。研磨工程
終了後、ウェーハを貼り付けブロックからデマウント
(剥離)する。
る方法としては、予めウェーハに液状ワックスをスピン
コート等の方法により塗布しておき、その後、貼り付け
ブロックにマウントする方法が一般的である。研磨工程
終了後、ウェーハを貼り付けブロックからデマウント
(剥離)する。
【0005】ところが近年、米国カリフォルニア州に所
在するアプライドマテリアルズ社から発表されたウェー
ハ研磨システムは、驚くべきことに、長い間夢のマウン
ト方式といわれてきたワックスレスマウント方式を採用
したウェーハ研磨ヘッドを備えていた。この偉大な仕事
は、貼り付けブロックへのウェーハのマウント/デマウ
ント工程を全く消滅させた。アプライドマテリアルズ社
が開発したウェーハ研磨ヘッド100は次のようなもの
である。
在するアプライドマテリアルズ社から発表されたウェー
ハ研磨システムは、驚くべきことに、長い間夢のマウン
ト方式といわれてきたワックスレスマウント方式を採用
したウェーハ研磨ヘッドを備えていた。この偉大な仕事
は、貼り付けブロックへのウェーハのマウント/デマウ
ント工程を全く消滅させた。アプライドマテリアルズ社
が開発したウェーハ研磨ヘッド100は次のようなもの
である。
【0006】図6に示すように、アプライドマテリアル
ズ社のウェーハ研磨ヘッド100は、ハウジング50
と、ダイアフラム51を介してハウジング50に連結さ
れたフレーム52とを備えている。フレーム52の下面
側には該フレーム52とほぼ同径のリテナーリング53
が取り付けられ、さらにそのリテナーリング53の内側
に拡がる空所にインナーチューブ54が配置されてい
る。インナーチューブ54の下方にはゴム製のフレクサ
ー55を介して、厚さ方向に貫通する多数の貫通孔Qを
備える保持具(メンブレンサポートともいう)56が配
置されている。メンブレンサポート56には、可撓膜
(メンブレンともいう)57が取り付けられており、メ
ンブレンサポート56と接する側とは反対側がウェーハ
吸着面となっている。
ズ社のウェーハ研磨ヘッド100は、ハウジング50
と、ダイアフラム51を介してハウジング50に連結さ
れたフレーム52とを備えている。フレーム52の下面
側には該フレーム52とほぼ同径のリテナーリング53
が取り付けられ、さらにそのリテナーリング53の内側
に拡がる空所にインナーチューブ54が配置されてい
る。インナーチューブ54の下方にはゴム製のフレクサ
ー55を介して、厚さ方向に貫通する多数の貫通孔Qを
備える保持具(メンブレンサポートともいう)56が配
置されている。メンブレンサポート56には、可撓膜
(メンブレンともいう)57が取り付けられており、メ
ンブレンサポート56と接する側とは反対側がウェーハ
吸着面となっている。
【0007】圧力調整ラインは以下の独立な3系統に分
けられている。a)ハウジング50、ダイアフラム51
およびフレーム52によって形成される空間S1の加圧
/減圧を行なうラインL1。b)フレーム52、インナ
ーチューブ54およびメンブレンサポート56によって
形成される空間S2の加圧/減圧を行うラインL2。
c)インナーチューブ54内を加圧するラインL3。ウ
ェーハWを吸着させるには、まずインナーチューブ54
を加圧してメンブレンサポート56側に膨らませ、イン
ナーチューブ54をフレクサー55に密着させる。する
と、メンブレンサポート56が押圧されてメンブレン5
7に密着する。
けられている。a)ハウジング50、ダイアフラム51
およびフレーム52によって形成される空間S1の加圧
/減圧を行なうラインL1。b)フレーム52、インナ
ーチューブ54およびメンブレンサポート56によって
形成される空間S2の加圧/減圧を行うラインL2。
c)インナーチューブ54内を加圧するラインL3。ウ
ェーハWを吸着させるには、まずインナーチューブ54
を加圧してメンブレンサポート56側に膨らませ、イン
ナーチューブ54をフレクサー55に密着させる。する
と、メンブレンサポート56が押圧されてメンブレン5
7に密着する。
【0008】次に、空間S2を減圧する。すると、メン
ブレンサポート56の貫通孔Qにメンブレン57の一部
が撓んで入り込み、その結果、ウェーハWとメンブレン
57との間に気密ポケットを生じ、ウェーハWがメンブ
レン57に吸着する。丁度、吸盤にウェーハWを吸着さ
せる感じである。また、空間S1を加圧ないし減圧する
と、リテナーリング53を含むフレーム52から下側部
分全体が上下動するようになっている。このようにし
て、ウェーハ研磨ヘッドに適用するのは困難と言われて
いたウェーハWを真空チャックする機構が実現されてい
る。
ブレンサポート56の貫通孔Qにメンブレン57の一部
が撓んで入り込み、その結果、ウェーハWとメンブレン
57との間に気密ポケットを生じ、ウェーハWがメンブ
レン57に吸着する。丁度、吸盤にウェーハWを吸着さ
せる感じである。また、空間S1を加圧ないし減圧する
と、リテナーリング53を含むフレーム52から下側部
分全体が上下動するようになっている。このようにし
て、ウェーハ研磨ヘッドに適用するのは困難と言われて
いたウェーハWを真空チャックする機構が実現されてい
る。
【0009】そして、システムのトランスファーステー
ションに搬送されてきたウェーハWは、上記ウェーハ研
磨ヘッド100にチャックされプラテン上に搬送され
る。研磨時には、空間S1,S2およびインナーチュー
ブ54内の圧力が調整され、ウェーハWとリテナーリン
グ53に荷重が与えられる。研磨終了後、ウェーハWは
再びチャックされてトランスファーステーションに戻さ
れる。
ションに搬送されてきたウェーハWは、上記ウェーハ研
磨ヘッド100にチャックされプラテン上に搬送され
る。研磨時には、空間S1,S2およびインナーチュー
ブ54内の圧力が調整され、ウェーハWとリテナーリン
グ53に荷重が与えられる。研磨終了後、ウェーハWは
再びチャックされてトランスファーステーションに戻さ
れる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、夢のマ
ウント方式にもいくつかの解決すべき問題が残されてい
る。その1つが、研磨時において、ウェーハに圧力を均
一に付与し難いという問題である。研磨すべきウェーハ
には、厚さ方向に圧力をかけつつ回転力を与えなければ
ならない。これが径方向への荷重のばらつきを生じる一
因となっており、事実、研磨の終了したウェーハの厚さ
を調べてみると明らかである。研磨量のばらつきは、ウ
ェーハの周縁部において特に顕著であることも分かって
おり、ウェーハの周縁部における研磨ダレとしてしばし
ば問題となる。
ウント方式にもいくつかの解決すべき問題が残されてい
る。その1つが、研磨時において、ウェーハに圧力を均
一に付与し難いという問題である。研磨すべきウェーハ
には、厚さ方向に圧力をかけつつ回転力を与えなければ
ならない。これが径方向への荷重のばらつきを生じる一
因となっており、事実、研磨の終了したウェーハの厚さ
を調べてみると明らかである。研磨量のばらつきは、ウ
ェーハの周縁部において特に顕著であることも分かって
おり、ウェーハの周縁部における研磨ダレとしてしばし
ば問題となる。
【0011】アプライドマテリアルズ社の開発したウェ
ーハ研磨ヘッドは、夢のワックスレスマウント方式を現
実のものとし、工程数を大幅に削減したことに功績は認
められるが、ウェーハの平坦度をより一層向上させると
いう観点においては、依然として課題が残されている。
ウェーハの平坦度に関する問題は、研磨の分野において
それこそ日常的に議論される問題であって、何も上記し
たアプライドマテリアルズ社の開発したウェーハ研磨ヘ
ッドに限ったことではない。しかしながら、ワックスレ
スマウント方式が台頭してきた中、その方式に併せてウ
ェーハの平坦度を向上させるための研磨方法を新たに探
っていくことが大切であり、またそれが急務となってい
る。
ーハ研磨ヘッドは、夢のワックスレスマウント方式を現
実のものとし、工程数を大幅に削減したことに功績は認
められるが、ウェーハの平坦度をより一層向上させると
いう観点においては、依然として課題が残されている。
ウェーハの平坦度に関する問題は、研磨の分野において
それこそ日常的に議論される問題であって、何も上記し
たアプライドマテリアルズ社の開発したウェーハ研磨ヘ
ッドに限ったことではない。しかしながら、ワックスレ
スマウント方式が台頭してきた中、その方式に併せてウ
ェーハの平坦度を向上させるための研磨方法を新たに探
っていくことが大切であり、またそれが急務となってい
る。
【0012】そこで本発明は、ワックスレスマウント方
式を採用することを前提とし、より精度の高い平坦化加
工行うことができるウェーハ研磨方法、およびその方法
を実施するためのウェーハ研磨ヘッドを提供することを
課題とする。
式を採用することを前提とし、より精度の高い平坦化加
工行うことができるウェーハ研磨方法、およびその方法
を実施するためのウェーハ研磨ヘッドを提供することを
課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上記課題
を解決するために本発明のウェーハ研磨方法は、ウェー
ハを片面研磨する方法であって、表面がウェーハとの接
触面をなすとともに、裏面側から研磨に必要な圧力をウ
ェーハに伝達する可撓膜に対し、その表面側にウェーハ
の配置領域を定める一方、可撓膜の表面と面接触して配
置領域を取り囲むように、リング状のダミープレートを
配置し、そのダミープレートの内側に配置されるウェー
ハに流体圧が付与されるようにして片面研磨を行うこと
を特徴とする。
を解決するために本発明のウェーハ研磨方法は、ウェー
ハを片面研磨する方法であって、表面がウェーハとの接
触面をなすとともに、裏面側から研磨に必要な圧力をウ
ェーハに伝達する可撓膜に対し、その表面側にウェーハ
の配置領域を定める一方、可撓膜の表面と面接触して配
置領域を取り囲むように、リング状のダミープレートを
配置し、そのダミープレートの内側に配置されるウェー
ハに流体圧が付与されるようにして片面研磨を行うこと
を特徴とする。
【0014】上記本発明の方法は、ウェーハ全体に極め
て均一に研磨時の圧力を与えることをねらいとするもの
であり、研磨されるべきウェーハがリング状のダミープ
レートの内側に収まるようにして配置される。このよう
にすれば、可撓膜とダミープレートとの重なり具合を適
当に調整することによって、可撓膜の外周部を除いた部
分のみでウェーハに圧力を伝達することが可能である。
つまり、ウェーハを付勢する圧力にばらつきが生じ易い
可撓膜の外周部には、ウェーハの代わりにダミープレー
トが接するようにし、なるべく中程に本命のウェーハが
接するような配置にする。しかも、研磨中のウェーハ
は、外側にずれようとしてもダミープレートが邪魔にな
る。従って、ウェーハが可撓膜よりも径方向外側に延出
するといった不具合は生じない。このように、上記ダミ
ープレートは、ウェーハのダミーとしての機能と、キャ
リアとしての機能とを併せ持つ。
て均一に研磨時の圧力を与えることをねらいとするもの
であり、研磨されるべきウェーハがリング状のダミープ
レートの内側に収まるようにして配置される。このよう
にすれば、可撓膜とダミープレートとの重なり具合を適
当に調整することによって、可撓膜の外周部を除いた部
分のみでウェーハに圧力を伝達することが可能である。
つまり、ウェーハを付勢する圧力にばらつきが生じ易い
可撓膜の外周部には、ウェーハの代わりにダミープレー
トが接するようにし、なるべく中程に本命のウェーハが
接するような配置にする。しかも、研磨中のウェーハ
は、外側にずれようとしてもダミープレートが邪魔にな
る。従って、ウェーハが可撓膜よりも径方向外側に延出
するといった不具合は生じない。このように、上記ダミ
ープレートは、ウェーハのダミーとしての機能と、キャ
リアとしての機能とを併せ持つ。
【0015】また、上記本発明の方法を実現するための
ウェーハ研磨ヘッドは、可撓膜にダミープレートが貼着
されて、可撓膜とダミープレートとが一体化されている
ことを特徴とする。このようにすれば、本発明の方法
を、自動化された研磨装置に対応させることが容易であ
る。また、研磨ヘッドの構造自体を変更する必要がない
ため、設計や製造に必要な費用も抑えることができる。
ウェーハ研磨ヘッドは、可撓膜にダミープレートが貼着
されて、可撓膜とダミープレートとが一体化されている
ことを特徴とする。このようにすれば、本発明の方法
を、自動化された研磨装置に対応させることが容易であ
る。また、研磨ヘッドの構造自体を変更する必要がない
ため、設計や製造に必要な費用も抑えることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しつつ本
発明の実施形態を説明する。本発明のウェーハ研磨方法
は、化学−機械研磨法(いわゆるCMP法)に適用でき
る方法である。CMP法は、半導体ウェーハを製造する
際に適用される研磨方法である。その研磨処理が行われ
るまでのウェーハ製造工程の一例を簡単に記す。まず、
FZ法やCZ法などの周知の方法にて製造したシリコン
単結晶棒をスライスして、シリコン単結晶ウェーハを得
る。このシリコン単結晶ウェーハを面取りした後、遊離
砥粒を用いた機械的研磨(ラッピング)を行う。ラッピ
ング終了後、エッチング液に浸漬してケミカルエッチン
グ処理を施す。
発明の実施形態を説明する。本発明のウェーハ研磨方法
は、化学−機械研磨法(いわゆるCMP法)に適用でき
る方法である。CMP法は、半導体ウェーハを製造する
際に適用される研磨方法である。その研磨処理が行われ
るまでのウェーハ製造工程の一例を簡単に記す。まず、
FZ法やCZ法などの周知の方法にて製造したシリコン
単結晶棒をスライスして、シリコン単結晶ウェーハを得
る。このシリコン単結晶ウェーハを面取りした後、遊離
砥粒を用いた機械的研磨(ラッピング)を行う。ラッピ
ング終了後、エッチング液に浸漬してケミカルエッチン
グ処理を施す。
【0017】ケミカルエッチング終了後に、ウェーハの
表面を鏡面加工する工程が上記CMP法による研磨工程
とされる。たとえば、絶縁体上にシリコン単結晶薄膜が
形成されたSOIウェーハを、公知のイオン注入剥離法
(スマートカット法とも呼ばれる)を用いたウェーハ貼
り合わせ法によって製造する場合、貼り合わせたウェー
ハを剥離させた後のタッチポリッシュ(取り代が極めて
少ない研磨)を、上記CMP法により行う。CMP法に
よる研磨工程に、本発明の研磨方法を好適に採用するこ
とができる。
表面を鏡面加工する工程が上記CMP法による研磨工程
とされる。たとえば、絶縁体上にシリコン単結晶薄膜が
形成されたSOIウェーハを、公知のイオン注入剥離法
(スマートカット法とも呼ばれる)を用いたウェーハ貼
り合わせ法によって製造する場合、貼り合わせたウェー
ハを剥離させた後のタッチポリッシュ(取り代が極めて
少ない研磨)を、上記CMP法により行う。CMP法に
よる研磨工程に、本発明の研磨方法を好適に採用するこ
とができる。
【0018】さて、図1に示すのは、本発明のウェーハ
研磨方法ならびに研磨ヘッドの概略を示す模式図であ
る。図1に示すように、本発明は、ウェーハWを片面研
磨する方法であると同時に、ウェーハWを1枚ずつ処理
していく枚葉式の研磨方法とされる。研磨されるウェー
ハWは、表面2pがウェーハWとの接触面をなすととも
に、裏面2q側から研磨に必要な圧力をウェーハWに伝
達する可撓膜2に対して、面接触形態にて配置される。
可撓膜2は、その表面2p側にウェーハWの配置領域P
Zが定められる。一方、可撓膜2の表面2pと面接触し
て配置領域PZを取り囲むように、リング状のダミープ
レート10が配置される。そして、そのダミープレート
10の内側に配置されるウェーハWに、可撓膜2を介し
て流体圧が付与される。なお、配置領域PZは、可撓膜
2とダミープレート10とによって形成される浅い凹所
とみることができる。
研磨方法ならびに研磨ヘッドの概略を示す模式図であ
る。図1に示すように、本発明は、ウェーハWを片面研
磨する方法であると同時に、ウェーハWを1枚ずつ処理
していく枚葉式の研磨方法とされる。研磨されるウェー
ハWは、表面2pがウェーハWとの接触面をなすととも
に、裏面2q側から研磨に必要な圧力をウェーハWに伝
達する可撓膜2に対して、面接触形態にて配置される。
可撓膜2は、その表面2p側にウェーハWの配置領域P
Zが定められる。一方、可撓膜2の表面2pと面接触し
て配置領域PZを取り囲むように、リング状のダミープ
レート10が配置される。そして、そのダミープレート
10の内側に配置されるウェーハWに、可撓膜2を介し
て流体圧が付与される。なお、配置領域PZは、可撓膜
2とダミープレート10とによって形成される浅い凹所
とみることができる。
【0019】可撓膜2の後背には、可撓膜2を備えるべ
きウェーハ研磨ヘッド101の内部空間であって、流体
圧を付与するためのチャンバ60が形成されるようにす
るとよい。圧力が付与されたウェーハWは、研磨クロス
34に付勢される。研磨クロス34は、サーボモータM
に接続され回転可能に構成されたプラテン33上に貼着
されている。研磨中は、コロイダルシリカ等のスラリを
供給アーム36から供給する。
きウェーハ研磨ヘッド101の内部空間であって、流体
圧を付与するためのチャンバ60が形成されるようにす
るとよい。圧力が付与されたウェーハWは、研磨クロス
34に付勢される。研磨クロス34は、サーボモータM
に接続され回転可能に構成されたプラテン33上に貼着
されている。研磨中は、コロイダルシリカ等のスラリを
供給アーム36から供給する。
【0020】チャンバ60に収容する流体は、気体(空
気)とするのがよい。すなわち、可撓膜2を、該可撓膜
2の裏面側から気体によって加圧し、ウェーハに圧力を
付与する。水やアルコール等の液体を使用することもで
きるが、空気などの気体と比べ、弾性流体としての性質
に劣る。
気)とするのがよい。すなわち、可撓膜2を、該可撓膜
2の裏面側から気体によって加圧し、ウェーハに圧力を
付与する。水やアルコール等の液体を使用することもで
きるが、空気などの気体と比べ、弾性流体としての性質
に劣る。
【0021】さて、上記本発明の方法をさらに発展させ
て、以下のようにすることができる。すなわち、図2の
模式図に示すように、可撓膜2の裏面2q側に、厚さ方
向の貫通孔Qを有する円盤状の保持具56を配置し、該
保持具56の周縁部に可撓膜2の周縁部を繋ぎ止めて該
可撓膜2を保持させる。そして、研磨するウェーハWの
厚さ方向において、保持具56と重なるようダミープレ
ート10を配置する。このようにすれば、可撓膜2の後
背を減圧した場合、該可撓膜2が保持具56に密着する
とともに、その一部が貫通孔Qに撓んで入り込み、ウェ
ーハWとの間に気密ポケットが形成されて、ウェーハW
を可撓膜2に吸着させることができる。従って、ウェー
ハWおよび可撓膜2を保持具56と一体に搬送すること
が可能になり、ウェーハWをワックスで可撓膜2に貼り
付ける必要が無くなる。
て、以下のようにすることができる。すなわち、図2の
模式図に示すように、可撓膜2の裏面2q側に、厚さ方
向の貫通孔Qを有する円盤状の保持具56を配置し、該
保持具56の周縁部に可撓膜2の周縁部を繋ぎ止めて該
可撓膜2を保持させる。そして、研磨するウェーハWの
厚さ方向において、保持具56と重なるようダミープレ
ート10を配置する。このようにすれば、可撓膜2の後
背を減圧した場合、該可撓膜2が保持具56に密着する
とともに、その一部が貫通孔Qに撓んで入り込み、ウェ
ーハWとの間に気密ポケットが形成されて、ウェーハW
を可撓膜2に吸着させることができる。従って、ウェー
ハWおよび可撓膜2を保持具56と一体に搬送すること
が可能になり、ウェーハWをワックスで可撓膜2に貼り
付ける必要が無くなる。
【0022】可撓膜2を保持具56に繋ぎ止める方法と
して、図2に示すように、可撓膜2の周縁部を保持具5
6の後背側に回り込ませ、そして、クランプ61等の締
結具を用い、その回り込み部分を保持具56に係止すれ
ばよい。保持具56の貫通孔Qは、チャンバ60と連通
した構造にするとよい。
して、図2に示すように、可撓膜2の周縁部を保持具5
6の後背側に回り込ませ、そして、クランプ61等の締
結具を用い、その回り込み部分を保持具56に係止すれ
ばよい。保持具56の貫通孔Qは、チャンバ60と連通
した構造にするとよい。
【0023】また、ダミープレート10は、可撓膜2の
厚さ方向において保持具56と重なる位置関係となって
いる。そして、可撓膜2の周縁部は、円盤状の保持具5
6に係止された形となっている。そのため、可撓膜2の
中心部と周縁部とでウェーハWに与える圧力にばらつき
が生じ易くなっている。しかしながら、本発明の方法に
よれば、ダミープレート10が配されることによって、
そのばらつきが減殺される。同時に、保持具56が可撓
膜2に圧しかかることによって生じる圧力のばらつきも
減殺される。
厚さ方向において保持具56と重なる位置関係となって
いる。そして、可撓膜2の周縁部は、円盤状の保持具5
6に係止された形となっている。そのため、可撓膜2の
中心部と周縁部とでウェーハWに与える圧力にばらつき
が生じ易くなっている。しかしながら、本発明の方法に
よれば、ダミープレート10が配されることによって、
そのばらつきが減殺される。同時に、保持具56が可撓
膜2に圧しかかることによって生じる圧力のばらつきも
減殺される。
【0024】また、ダミープレート10が、研磨すべき
ウェーハWよりも薄肉となるように、ダミープレート1
0の厚さ調整を予め実施するとよい。このようにする
と、ダミープレート10が邪魔になってウェーハWに十
分な圧力が付与できないといった不具合を防げる。
ウェーハWよりも薄肉となるように、ダミープレート1
0の厚さ調整を予め実施するとよい。このようにする
と、ダミープレート10が邪魔になってウェーハWに十
分な圧力が付与できないといった不具合を防げる。
【0025】具体的には、図3に示すように、研磨終了
後のウェーハWとほぼ同等の厚さを有するように、研磨
されるウェーハWの厚さと該ウェーハの研磨代dとを基
準にして、ダミープレート10の厚さ調整を予め実施す
るとよい。たとえば、ダミープレート10の厚さを必要
以上に薄くすると、ウェーハWの研磨終了後において
も、ウェーハWとダミープレート10との厚さに差が生
じることとなる。このような場合、ウェーハWに付与さ
れる圧力のばらつきを抑制する効果が十分に発揮されな
い恐れがある。なお、図3においては、理解のために厚
さの差は誇張されている。たとえば、前述したタッチポ
リッシュの工程では、ウェーハWの研磨量dが100n
m程度、あるいはそれ以下の場合もある。それに比べ、
ウェーハWの厚さは、一般には700〜800μm程度
であるから、ダミープレート10と研磨前のウェーハW
との厚さの差dは、肉眼で確認できるものではない。
後のウェーハWとほぼ同等の厚さを有するように、研磨
されるウェーハWの厚さと該ウェーハの研磨代dとを基
準にして、ダミープレート10の厚さ調整を予め実施す
るとよい。たとえば、ダミープレート10の厚さを必要
以上に薄くすると、ウェーハWの研磨終了後において
も、ウェーハWとダミープレート10との厚さに差が生
じることとなる。このような場合、ウェーハWに付与さ
れる圧力のばらつきを抑制する効果が十分に発揮されな
い恐れがある。なお、図3においては、理解のために厚
さの差は誇張されている。たとえば、前述したタッチポ
リッシュの工程では、ウェーハWの研磨量dが100n
m程度、あるいはそれ以下の場合もある。それに比べ、
ウェーハWの厚さは、一般には700〜800μm程度
であるから、ダミープレート10と研磨前のウェーハW
との厚さの差dは、肉眼で確認できるものではない。
【0026】ダミープレート10の材料としては、ガラ
ス繊維に樹脂を含浸させて板状に成形した、ガラス繊維
入り樹脂板が推奨される。具体的には、たとえばフェノ
ール樹脂、ポリエステル、エポキシ樹脂、メラミン樹脂
およびシリコン樹脂等の中から選ばれる1または複数の
樹脂を使用できる。中でも、シリコン樹脂(いわゆるシ
リコーン)は、研磨の対象がシリコン単結晶やシリコン
酸化膜に代表されることから好適である。ダミープレー
ト10を構成する主体がシリコン樹脂である場合、その
ダミープレート10自体が研削されるようなことがあっ
ても、不純物がウェーハWに取り込まれる心配は少な
い。また、ガラス繊維入りの樹脂板(いわゆるFRP)
とすることによって剛性を向上させることができるた
め、研磨の最中に生ずる歪みを抑制できる。従って、ダ
ミープレート10は、ウェーハWと可撓膜2との密着状
態を良好に保ち、安定した研磨に寄与する。なお、上記
ガラス繊維入り樹脂板の複数枚を積層・接着させた積層
樹脂板を用いてもよいことはもちろんである。
ス繊維に樹脂を含浸させて板状に成形した、ガラス繊維
入り樹脂板が推奨される。具体的には、たとえばフェノ
ール樹脂、ポリエステル、エポキシ樹脂、メラミン樹脂
およびシリコン樹脂等の中から選ばれる1または複数の
樹脂を使用できる。中でも、シリコン樹脂(いわゆるシ
リコーン)は、研磨の対象がシリコン単結晶やシリコン
酸化膜に代表されることから好適である。ダミープレー
ト10を構成する主体がシリコン樹脂である場合、その
ダミープレート10自体が研削されるようなことがあっ
ても、不純物がウェーハWに取り込まれる心配は少な
い。また、ガラス繊維入りの樹脂板(いわゆるFRP)
とすることによって剛性を向上させることができるた
め、研磨の最中に生ずる歪みを抑制できる。従って、ダ
ミープレート10は、ウェーハWと可撓膜2との密着状
態を良好に保ち、安定した研磨に寄与する。なお、上記
ガラス繊維入り樹脂板の複数枚を積層・接着させた積層
樹脂板を用いてもよいことはもちろんである。
【0027】ところで、研磨すべきウェーハWが薄いの
は周知のとおりである。可撓膜2の後背から付与する流
体圧がそれほど大きくない場合、上記したようなガラス
繊維入り積層樹脂板を用いるだけで十分であるが、流体
圧が強くなればなるほど、ダミープレートの剛性に関す
る問題が浮上してくる。すなわち、図4に示すように、
摩擦荷重の増大にともない、ウェーハWとともにダミー
プレート10が研磨クロス34に強く押し付けられて座
屈変形が生じる恐れがある。場合によっては、破壊の恐
れもある。そうなると、ウェーハWに対して均一な研磨
圧力を付与することなど望むべくも無い。そのような恐
れがある場合、以下のような方法によって研磨を実施で
きる。
は周知のとおりである。可撓膜2の後背から付与する流
体圧がそれほど大きくない場合、上記したようなガラス
繊維入り積層樹脂板を用いるだけで十分であるが、流体
圧が強くなればなるほど、ダミープレートの剛性に関す
る問題が浮上してくる。すなわち、図4に示すように、
摩擦荷重の増大にともない、ウェーハWとともにダミー
プレート10が研磨クロス34に強く押し付けられて座
屈変形が生じる恐れがある。場合によっては、破壊の恐
れもある。そうなると、ウェーハWに対して均一な研磨
圧力を付与することなど望むべくも無い。そのような恐
れがある場合、以下のような方法によって研磨を実施で
きる。
【0028】図3に例示した方法は、ダミープレート1
0を研磨前のウェーハWよりも薄肉にするという方法で
あった。他方、図5に示すように、ダミープレート10
を研磨前のウェーハWよりも厚肉にして研磨する方法
も、本発明の研磨方法として採用できる。図5に示すよ
うに、ダミープレート10は、研磨すべきウェーハWよ
りも厚肉に形成されている。そして、それによって生じ
る該ダミープレート10とウェーハWとの厚さの差を、
ダミープレート10との接続部よりも厚肉に形成された
ウェーハ支持部2wを有した可撓膜2を用いることで相
殺させて、研磨を行うことができる。この方法による
と、ダミープレート10をウェーハWよりも厚肉にして
も研磨を確実に行える。ダミープレート10の座屈変形
が生じる恐れも少なくなるので、より均一な研磨圧力を
ウェーハWに与えることにつながる。
0を研磨前のウェーハWよりも薄肉にするという方法で
あった。他方、図5に示すように、ダミープレート10
を研磨前のウェーハWよりも厚肉にして研磨する方法
も、本発明の研磨方法として採用できる。図5に示すよ
うに、ダミープレート10は、研磨すべきウェーハWよ
りも厚肉に形成されている。そして、それによって生じ
る該ダミープレート10とウェーハWとの厚さの差を、
ダミープレート10との接続部よりも厚肉に形成された
ウェーハ支持部2wを有した可撓膜2を用いることで相
殺させて、研磨を行うことができる。この方法による
と、ダミープレート10をウェーハWよりも厚肉にして
も研磨を確実に行える。ダミープレート10の座屈変形
が生じる恐れも少なくなるので、より均一な研磨圧力を
ウェーハWに与えることにつながる。
【0029】研磨に際して、ウェーハ支持部2wは、ダ
ミープレート10の上面10pよりも下に凸となって、
ウェーハWに研磨圧力を付与する。従って、ウェーハ支
持部2wは、ウェーハWよりも径大であって、ウェーハ
Wの配置領域PZ内に収まるように調整されてなる。こ
のようにすると、ウェーハWとダミープレート10の厚
さの差を直接的に縮めることができ、不必要に可撓膜2
を厚さを増加させないで済む。可撓膜2の可撓性を良好
にするには、その厚さは薄い方が有利である。可撓性が
良好ならば、流体圧をウェーハに均一に伝達できる。ま
た、良好な可撓性を確保することは、図2で例示したよ
うに、可撓膜2の後背に保持具56を配置して、ウェー
ハWを吸着させる構成を採用する場合にも好都合であ
る。
ミープレート10の上面10pよりも下に凸となって、
ウェーハWに研磨圧力を付与する。従って、ウェーハ支
持部2wは、ウェーハWよりも径大であって、ウェーハ
Wの配置領域PZ内に収まるように調整されてなる。こ
のようにすると、ウェーハWとダミープレート10の厚
さの差を直接的に縮めることができ、不必要に可撓膜2
を厚さを増加させないで済む。可撓膜2の可撓性を良好
にするには、その厚さは薄い方が有利である。可撓性が
良好ならば、流体圧をウェーハに均一に伝達できる。ま
た、良好な可撓性を確保することは、図2で例示したよ
うに、可撓膜2の後背に保持具56を配置して、ウェー
ハWを吸着させる構成を採用する場合にも好都合であ
る。
【0030】具体的には、図5に示すように、ウェーハ
支持部2wは台地状の形態を有している。そして、その
台地の上面(可撓膜2の表面2pの一部である)に、ウ
ェーハWが密着して、可撓膜2の裏面2q側から研磨圧
力をかける。従って、研磨終了後には、ウェーハ支持部
2wにおける台地状の高さ(厚さ)とウェーハWとの厚
さの和が、ダミープレート10の厚さにほぼ等しくなる
とよい。このような可撓膜2は、ウェーハ支持部2wに
ついてのみ可撓膜を複数枚重ね、接着剤で貼り合わせて
作ることもできるし、予め一体成形されていてもよい。
材質としては、なるべく軟質のゴム材が推奨される。
支持部2wは台地状の形態を有している。そして、その
台地の上面(可撓膜2の表面2pの一部である)に、ウ
ェーハWが密着して、可撓膜2の裏面2q側から研磨圧
力をかける。従って、研磨終了後には、ウェーハ支持部
2wにおける台地状の高さ(厚さ)とウェーハWとの厚
さの和が、ダミープレート10の厚さにほぼ等しくなる
とよい。このような可撓膜2は、ウェーハ支持部2wに
ついてのみ可撓膜を複数枚重ね、接着剤で貼り合わせて
作ることもできるし、予め一体成形されていてもよい。
材質としては、なるべく軟質のゴム材が推奨される。
【0031】他方、ダミープレート10の材料とし、図
3で示した形態ではガラス繊維入り積層樹脂板を好適例
とした。中でも、ダミープレート10の剛性を十分に確
保するという観点においては、ガラス繊維入りエポキシ
樹脂を採用するのが良い。
3で示した形態ではガラス繊維入り積層樹脂板を好適例
とした。中でも、ダミープレート10の剛性を十分に確
保するという観点においては、ガラス繊維入りエポキシ
樹脂を採用するのが良い。
【0032】さて、ダミープレート10の可撓膜2への
接触形態としては、次のようにすることができる。すな
わち、図2に示すように、ダミープレート10の一方の
主面全部を、可撓膜2に面接触させるように調整すると
よい。このようにすれば、可撓膜2とダミープレート1
0との接触面積を最も有効に稼げる。従って、ウェーハ
Wにかかる圧力のばらつきを緩和する効果を最も期待で
きる。なお、ダミープレート10は、可撓膜2に貼着す
る形態にて配置するのがよい。そうすれば、可撓膜2へ
のダミープレート10の位置決めが容易である。この方
法は、図5を用いて示した、ダミープレート10をウェ
ーハWよりも厚くする方法にも採用可能であることはも
ちろんである。そして、以下、本明細書中に示す実施形
態において、可撓膜2を研磨前のウェーハWよりも薄く
する方法、可撓膜2を研磨前のウェーハWよりも厚くす
る方法、のいずれも適応可能である。
接触形態としては、次のようにすることができる。すな
わち、図2に示すように、ダミープレート10の一方の
主面全部を、可撓膜2に面接触させるように調整すると
よい。このようにすれば、可撓膜2とダミープレート1
0との接触面積を最も有効に稼げる。従って、ウェーハ
Wにかかる圧力のばらつきを緩和する効果を最も期待で
きる。なお、ダミープレート10は、可撓膜2に貼着す
る形態にて配置するのがよい。そうすれば、可撓膜2へ
のダミープレート10の位置決めが容易である。この方
法は、図5を用いて示した、ダミープレート10をウェ
ーハWよりも厚くする方法にも採用可能であることはも
ちろんである。そして、以下、本明細書中に示す実施形
態において、可撓膜2を研磨前のウェーハWよりも薄く
する方法、可撓膜2を研磨前のウェーハWよりも厚くす
る方法、のいずれも適応可能である。
【0033】なお、図2に示したウェーハ研磨ヘッド1
01は、図6に例示するウェーハ研磨ヘッド100にお
いて、メンブレン57(可撓膜2に相当)にダミープレ
ート10を貼着して、メンブレン57とダミープレート
10とを一体に構成したものである。この構成により、
本発明の方法を実施できるようになっている。
01は、図6に例示するウェーハ研磨ヘッド100にお
いて、メンブレン57(可撓膜2に相当)にダミープレ
ート10を貼着して、メンブレン57とダミープレート
10とを一体に構成したものである。この構成により、
本発明の方法を実施できるようになっている。
【0034】図6に示すウェーハ研磨ヘッド100は、
フレーム52、フレクサー55、インナーチューブ54
および可撓膜2に囲まれてできる空間S2内を満たす流
体の圧力と、インナーチューブ54内を満たす流体の圧
力とを個別に調節でき、ウェーハWを可撓膜2に吸着さ
せる行為と、ウェーハWに圧力を付与する行為とを自在
に行える構成であった。これに加え、ダミープレート1
0を配置することによって、ウェーハWに付与される圧
力がばらつくという不具合も抑制される。
フレーム52、フレクサー55、インナーチューブ54
および可撓膜2に囲まれてできる空間S2内を満たす流
体の圧力と、インナーチューブ54内を満たす流体の圧
力とを個別に調節でき、ウェーハWを可撓膜2に吸着さ
せる行為と、ウェーハWに圧力を付与する行為とを自在
に行える構成であった。これに加え、ダミープレート1
0を配置することによって、ウェーハWに付与される圧
力がばらつくという不具合も抑制される。
【0035】さて、以下に本発明の方法を実施するため
の具体的な構成を示す。まず、図7は、本発明の方法を
採用できるCMP装置200を示す模式図である。図8
は、図7のCMP装置200における研磨ステーション
201の上面図である。
の具体的な構成を示す。まず、図7は、本発明の方法を
採用できるCMP装置200を示す模式図である。図8
は、図7のCMP装置200における研磨ステーション
201の上面図である。
【0036】図7および図8に示すように、CMP装置
200は、ウェーハWを1枚毎に加工する枚葉式研磨装
置として構成されている。研磨ステーション201に
は、上面に研磨クロス34が貼着された複数のプラテン
33が配置されている。各プラテン33,33は、図示
しないサーボモータで各々独立に回転駆動される。スラ
リ調合ユニット30から送られてくるポリッシングスラ
リは、図8に示すように、各研磨クロス34に対応する
形で設けられた供給アーム36より研磨クロス34上に
供給される。供給アーム36は、各種薬液やリンスの供
給源としても兼用される。研磨クロス調整装置37は、
研磨クロス34の表面状態を良好に保つ。トランスファ
ーステーション202に準備されたウェーハWは、搬送
用ロボット(図示せず)によってウェーハ待機位置35
に移載される。その後、ウェーハ研磨ヘッド1にチャッ
クされ研磨位置まで運ばれる。研磨が終了して回収する
際にも、同じくウェーハ待機位置35から研磨ステーシ
ョン201の外部に運び出される。
200は、ウェーハWを1枚毎に加工する枚葉式研磨装
置として構成されている。研磨ステーション201に
は、上面に研磨クロス34が貼着された複数のプラテン
33が配置されている。各プラテン33,33は、図示
しないサーボモータで各々独立に回転駆動される。スラ
リ調合ユニット30から送られてくるポリッシングスラ
リは、図8に示すように、各研磨クロス34に対応する
形で設けられた供給アーム36より研磨クロス34上に
供給される。供給アーム36は、各種薬液やリンスの供
給源としても兼用される。研磨クロス調整装置37は、
研磨クロス34の表面状態を良好に保つ。トランスファ
ーステーション202に準備されたウェーハWは、搬送
用ロボット(図示せず)によってウェーハ待機位置35
に移載される。その後、ウェーハ研磨ヘッド1にチャッ
クされ研磨位置まで運ばれる。研磨が終了して回収する
際にも、同じくウェーハ待機位置35から研磨ステーシ
ョン201の外部に運び出される。
【0037】ウェーハWを片面研磨するCMP装置20
0用のウェーハ研磨ヘッド1(101)は、ウェーハW
を直接チャックして搬送/研磨するワックスレスマウン
ト方式を採用した研磨ヘッドとして構成されている。ウ
ェーハ研磨ヘッド1(101)は、ヘッド駆動機構39
に連結された垂直駆動部31に装着されて、プラテン3
3あるいはウェーハ待機位置35への上下方向の接近/
離間が行なわれる。垂直駆動部31は、ウェーハ研磨ヘ
ッド1(101)を回転駆動させるためシャフト、およ
びウェーハ研磨ヘッド1(101)の内部に形成される
部屋を満たす流体の流通経路11,12を内蔵する。ウ
ェーハ研磨ヘッド1の内部を満たす流体は、空気とする
のが普通であるが、水やアルコール等の液体も不可では
ない。ウェーハ研磨ヘッド1の内部から延びる流通経路
11,12は、真空ポンプ40、圧縮機41および電磁
バルブ25等を含む圧力調整装置400に接続されてい
る(図9参照)。ヘッド駆動機構39には、4つの垂直
駆動部31が連結されている。ヘッド駆動機構39は、
ウェーハ研磨ヘッド1(101)が装着された垂直駆動
部31を水平方向に駆動して、各プラテン33,33,
33およびウェーハ待機位置35のそれぞれの真上に移
動させる。これにより、ウェーハ待機位置35から研磨
位置までのウェーハWの搬送が行なわれる。すなわち、
ウェーハ研磨ヘッド1(101)はウェーハWのキャリ
アとしての機能を有する。
0用のウェーハ研磨ヘッド1(101)は、ウェーハW
を直接チャックして搬送/研磨するワックスレスマウン
ト方式を採用した研磨ヘッドとして構成されている。ウ
ェーハ研磨ヘッド1(101)は、ヘッド駆動機構39
に連結された垂直駆動部31に装着されて、プラテン3
3あるいはウェーハ待機位置35への上下方向の接近/
離間が行なわれる。垂直駆動部31は、ウェーハ研磨ヘ
ッド1(101)を回転駆動させるためシャフト、およ
びウェーハ研磨ヘッド1(101)の内部に形成される
部屋を満たす流体の流通経路11,12を内蔵する。ウ
ェーハ研磨ヘッド1の内部を満たす流体は、空気とする
のが普通であるが、水やアルコール等の液体も不可では
ない。ウェーハ研磨ヘッド1の内部から延びる流通経路
11,12は、真空ポンプ40、圧縮機41および電磁
バルブ25等を含む圧力調整装置400に接続されてい
る(図9参照)。ヘッド駆動機構39には、4つの垂直
駆動部31が連結されている。ヘッド駆動機構39は、
ウェーハ研磨ヘッド1(101)が装着された垂直駆動
部31を水平方向に駆動して、各プラテン33,33,
33およびウェーハ待機位置35のそれぞれの真上に移
動させる。これにより、ウェーハ待機位置35から研磨
位置までのウェーハWの搬送が行なわれる。すなわち、
ウェーハ研磨ヘッド1(101)はウェーハWのキャリ
アとしての機能を有する。
【0038】ウェーハ研磨ヘッド1は、本発明のウェー
ハ研磨方法を実施する目的で構成されている。すなわ
ち、可撓膜2とダミープレート10とが一体に構成され
たウェーハ研磨ヘッドの好適例である。以下、これにつ
いて説明する。
ハ研磨方法を実施する目的で構成されている。すなわ
ち、可撓膜2とダミープレート10とが一体に構成され
たウェーハ研磨ヘッドの好適例である。以下、これにつ
いて説明する。
【0039】図9に示すように、ウェーハ研磨ヘッド1
は、一方の主面がウェーハWの吸着面をなす可撓膜2
と、可撓膜2の吸着面とは反対側に配置され、可撓膜2
との接触面側に吸引用凹部3sを有する円盤状の保持具
3と、吸引用凹部3sとは隔離された容積可変な昇降用
チャンバ5を保持具3の直上に形成するフレーム4とを
備えている。可撓膜2は、軟質のゴム材料によるもので
ある。保持具3はそれよりも硬質のプラスチック材料、
たとえばポリプロピレン樹脂やABS樹脂、あるいは金
属部材などを例示できる。フレーム4は、CMP装置2
00の垂直駆動部31に取り付けられる剛性の高い金属
部材とされる。
は、一方の主面がウェーハWの吸着面をなす可撓膜2
と、可撓膜2の吸着面とは反対側に配置され、可撓膜2
との接触面側に吸引用凹部3sを有する円盤状の保持具
3と、吸引用凹部3sとは隔離された容積可変な昇降用
チャンバ5を保持具3の直上に形成するフレーム4とを
備えている。可撓膜2は、軟質のゴム材料によるもので
ある。保持具3はそれよりも硬質のプラスチック材料、
たとえばポリプロピレン樹脂やABS樹脂、あるいは金
属部材などを例示できる。フレーム4は、CMP装置2
00の垂直駆動部31に取り付けられる剛性の高い金属
部材とされる。
【0040】前述したように、ウェーハ研磨ヘッド1の
流通経路11,12に接続された圧力調整装置400の
働きにより、吸引用凹部3sを満たす流体と、昇降用チ
ャンバ5内を満たす流体とを各々独立に吸引および圧縮
可能とされている。最良の形態では、流体が空気とされ
る。たとえばコンピュータ装置と、それに記憶されたシ
ーケンスプログラムに基づいて、電磁バルブ25、真空
ポンプ40および圧縮機41が制御され、吸引用凹部3
sおよび昇降用チャンバ5内が、加圧、減圧、大気開放
のいずれかの圧力状態に調整される。
流通経路11,12に接続された圧力調整装置400の
働きにより、吸引用凹部3sを満たす流体と、昇降用チ
ャンバ5内を満たす流体とを各々独立に吸引および圧縮
可能とされている。最良の形態では、流体が空気とされ
る。たとえばコンピュータ装置と、それに記憶されたシ
ーケンスプログラムに基づいて、電磁バルブ25、真空
ポンプ40および圧縮機41が制御され、吸引用凹部3
sおよび昇降用チャンバ5内が、加圧、減圧、大気開放
のいずれかの圧力状態に調整される。
【0041】ウェーハWを吸着保持する場合には、保持
具3の吸引用凹部3sを満たす空気を吸引して該吸引用
凹部3s内を減圧し、可撓膜2にウェーハWを吸着させ
る。そして、その状態から昇降用チャンバ5内を減圧し
て該昇降用チャンバ5の容積を減じ、保持具3と一体に
ウェーハを浮上させる仕組みである。すなわち、ウェー
ハ研磨ヘッド1は、ウェーハWを吸着するための吸引
経路、ウェーハW、ウェーハWを吸着した可撓膜2お
よび保持具3の3者を一体的に垂直方向にリフトするた
めの吸引経路、の全く別系統の2つの吸引経路(流通経
路11,12)を有している。この構成により、ウェー
ハWの吸着力を高めるとともに、吸着力を常に一定に保
つことに成功している。従って、各プラテン33,3
3,33間、あるいはそれらプラテン33とウェーハ待
機位置35との間を、ウェーハWを移す際の搬送ミスが
極めて起こり難い。また、吸引経路を2系統としたこと
によって、ヘッド構造そのものが簡素なものとなってお
り、部品点数の低減に寄与している。
具3の吸引用凹部3sを満たす空気を吸引して該吸引用
凹部3s内を減圧し、可撓膜2にウェーハWを吸着させ
る。そして、その状態から昇降用チャンバ5内を減圧し
て該昇降用チャンバ5の容積を減じ、保持具3と一体に
ウェーハを浮上させる仕組みである。すなわち、ウェー
ハ研磨ヘッド1は、ウェーハWを吸着するための吸引
経路、ウェーハW、ウェーハWを吸着した可撓膜2お
よび保持具3の3者を一体的に垂直方向にリフトするた
めの吸引経路、の全く別系統の2つの吸引経路(流通経
路11,12)を有している。この構成により、ウェー
ハWの吸着力を高めるとともに、吸着力を常に一定に保
つことに成功している。従って、各プラテン33,3
3,33間、あるいはそれらプラテン33とウェーハ待
機位置35との間を、ウェーハWを移す際の搬送ミスが
極めて起こり難い。また、吸引経路を2系統としたこと
によって、ヘッド構造そのものが簡素なものとなってお
り、部品点数の低減に寄与している。
【0042】図9に示す好適な実施形態においては、可
撓膜2とウェーハWとが密着した状態を維持しつつ、吸
引用凹部3s内を減圧した場合、該吸引用凹部3s内に
可撓膜2が引き込まれることにより該可撓膜2にウェー
ハWが吸着するように構成されている。この様子は、図
11を用いて説明できる。図11は、可撓膜2が吸引さ
れてウェーハWがチャックされる様子を示す模式図であ
る。ウェーハWに余分な圧力がかからないようにウェー
ハ研磨ヘッド1自体をウェーハWに近接させ、保持具3
の堤部3kと可撓膜2とがなるべく密着するように昇降
用チャンバ5内の圧力を調整する。そうすると、ウェー
ハWを可撓膜2に吸着させ易い。真空ポンプ40を作動
させて、吸引用凹部3s内の空気を排出すると、可撓膜
2の堤部3kに接しない部分は、撓んで吸引用凹部3s
内に引き込まれる。その結果、ウェーハWと可撓膜2と
の間に気密ポケット26が生じ、ウェーハWが可撓膜2
に吸着する。なお、この仕組みは、図2および図6に示
す構成のウェーハ研磨ヘッド100,101についても
同様である。
撓膜2とウェーハWとが密着した状態を維持しつつ、吸
引用凹部3s内を減圧した場合、該吸引用凹部3s内に
可撓膜2が引き込まれることにより該可撓膜2にウェー
ハWが吸着するように構成されている。この様子は、図
11を用いて説明できる。図11は、可撓膜2が吸引さ
れてウェーハWがチャックされる様子を示す模式図であ
る。ウェーハWに余分な圧力がかからないようにウェー
ハ研磨ヘッド1自体をウェーハWに近接させ、保持具3
の堤部3kと可撓膜2とがなるべく密着するように昇降
用チャンバ5内の圧力を調整する。そうすると、ウェー
ハWを可撓膜2に吸着させ易い。真空ポンプ40を作動
させて、吸引用凹部3s内の空気を排出すると、可撓膜
2の堤部3kに接しない部分は、撓んで吸引用凹部3s
内に引き込まれる。その結果、ウェーハWと可撓膜2と
の間に気密ポケット26が生じ、ウェーハWが可撓膜2
に吸着する。なお、この仕組みは、図2および図6に示
す構成のウェーハ研磨ヘッド100,101についても
同様である。
【0043】また、図14に示すように、可撓膜2にお
いて、厚さ方向に貫通する通口2sが形成された形態も
採用可能である。通口2sは、保持具3に形成された吸
引用凹部3sの各々に対応する形にて設けられる。この
ように、可撓膜2に孔(通口2s)が開けられたとして
も、該可撓膜2とウェーハWとが密着して吸引用凹部3
sの気密が保たれるならば、ウェーハWをチャックして
研磨クロス34から離間させ得る。可撓膜2と、ウェー
ハWの周縁部Wkとの気密を保てるならば、研磨時にお
いても、吸引用凹部3s内を研磨に必要な圧に保つこと
ができる。図5に示した方法を採用する場合には、上記
通口2sは、ウェーハ支持部2wを貫通するように形成
される。
いて、厚さ方向に貫通する通口2sが形成された形態も
採用可能である。通口2sは、保持具3に形成された吸
引用凹部3sの各々に対応する形にて設けられる。この
ように、可撓膜2に孔(通口2s)が開けられたとして
も、該可撓膜2とウェーハWとが密着して吸引用凹部3
sの気密が保たれるならば、ウェーハWをチャックして
研磨クロス34から離間させ得る。可撓膜2と、ウェー
ハWの周縁部Wkとの気密を保てるならば、研磨時にお
いても、吸引用凹部3s内を研磨に必要な圧に保つこと
ができる。図5に示した方法を採用する場合には、上記
通口2sは、ウェーハ支持部2wを貫通するように形成
される。
【0044】さて、ウェーハ研磨装置1の詳細な構造に
ついて説明する。まず、保持具3と可撓膜2との間に、
吸引用凹部3sが開放した研磨用チャンバ6が形成され
るように各部材を配置することができる。吸引用凹部3
sにつながる研磨用チャンバ6を可撓膜2と保持具3と
の間に形成すると、保持具3と可撓膜2とが接しないよ
うにすることもできる。つまり、保持具3の重みが可撓
膜2に及ばないようになるため、ウェーハWを付勢する
際の圧力にバラツキが生じることを抑制し、研磨量を均
一にできる。このような操作は、吸引用凹部3sおよび
昇降用チャンバ5の圧力調整に基づく。なお、詳細は後
述するが、図9に示す実施形態では、可撓膜2と保持具
3とが直接接続されない構造を工夫している。
ついて説明する。まず、保持具3と可撓膜2との間に、
吸引用凹部3sが開放した研磨用チャンバ6が形成され
るように各部材を配置することができる。吸引用凹部3
sにつながる研磨用チャンバ6を可撓膜2と保持具3と
の間に形成すると、保持具3と可撓膜2とが接しないよ
うにすることもできる。つまり、保持具3の重みが可撓
膜2に及ばないようになるため、ウェーハWを付勢する
際の圧力にバラツキが生じることを抑制し、研磨量を均
一にできる。このような操作は、吸引用凹部3sおよび
昇降用チャンバ5の圧力調整に基づく。なお、詳細は後
述するが、図9に示す実施形態では、可撓膜2と保持具
3とが直接接続されない構造を工夫している。
【0045】ここで、図10(a)に保持具3の下面
図、同じく(b)に断面図を示す。(a)に示すよう
に、吸引用凹部3sは、保持具3における可撓膜2と対
向する側に分散形態で複数形成されている。そして、そ
れら複数の吸引用凹部3s同士を連通する溝3tが設け
られている。可撓膜2が吸引用凹部3sを覆った後も、
可撓膜2を吸引し続けるためには、各々の吸引用凹部3
sに吸引力が働くようにする必要がある。そこで、上記
のように、互いの吸引用凹部3s,3sに空気が出入り
可能となるように溝3tを設ける。そうすると、全部の
吸引用凹部3sが空間的に繋がるため、加圧/吸引経路
を1つにまとめることができ、当該ウェーハ研磨ヘッド
1の構造を簡略化できるし、圧力調整も容易になる。
図、同じく(b)に断面図を示す。(a)に示すよう
に、吸引用凹部3sは、保持具3における可撓膜2と対
向する側に分散形態で複数形成されている。そして、そ
れら複数の吸引用凹部3s同士を連通する溝3tが設け
られている。可撓膜2が吸引用凹部3sを覆った後も、
可撓膜2を吸引し続けるためには、各々の吸引用凹部3
sに吸引力が働くようにする必要がある。そこで、上記
のように、互いの吸引用凹部3s,3sに空気が出入り
可能となるように溝3tを設ける。そうすると、全部の
吸引用凹部3sが空間的に繋がるため、加圧/吸引経路
を1つにまとめることができ、当該ウェーハ研磨ヘッド
1の構造を簡略化できるし、圧力調整も容易になる。
【0046】図9に示すように、昇降用チャンバ5内の
圧力調整は、流通経路11を通じて行なわれる。吸引用
凹部3s内の圧力調整は、流通経路12を通じて行なわ
れる。そして、本実施形態においては、任意の1箇所の
吸引用凹部3sにおいて、昇降用チャンバ5側に向けて
保持具3を貫通する通口22が形成されており、該通口
22に対してシール部材28を介して流通管27の一端
が接続されている。流通管27の他端は流通経路12に
つながっている。流通管27は、保持具3の昇降にとも
なって伸縮できる部材が使用される。
圧力調整は、流通経路11を通じて行なわれる。吸引用
凹部3s内の圧力調整は、流通経路12を通じて行なわ
れる。そして、本実施形態においては、任意の1箇所の
吸引用凹部3sにおいて、昇降用チャンバ5側に向けて
保持具3を貫通する通口22が形成されており、該通口
22に対してシール部材28を介して流通管27の一端
が接続されている。流通管27の他端は流通経路12に
つながっている。流通管27は、保持具3の昇降にとも
なって伸縮できる部材が使用される。
【0047】図10(a)に示すように、保持具3に形
成された溝3tは、分散形態で設けられた吸引用凹部3
sの各々をつなぐ網目構造を呈している。また、(b)
に示すように溝3tの深さは、吸引用凹部3sの深さと
概ね同等とするのがよい。そうすれば、可撓膜2が吸着
した際に溝3tが塞がってしまい、十分な吸着力が得ら
れなくなるという不具合も防止される。
成された溝3tは、分散形態で設けられた吸引用凹部3
sの各々をつなぐ網目構造を呈している。また、(b)
に示すように溝3tの深さは、吸引用凹部3sの深さと
概ね同等とするのがよい。そうすれば、可撓膜2が吸着
した際に溝3tが塞がってしまい、十分な吸着力が得ら
れなくなるという不具合も防止される。
【0048】さて、図9に戻って説明する。保持具3
は、昇降用チャンバ5の容積変化を許容する第一気密部
材7を介してフレーム4に接続されており、該フレーム
4を支点として上下動可能に構成されている。つまり、
フレーム4と研磨クロス34との距離を固定して、昇降
用チャンバ5の容積を変更することによって、保持具3
と研磨クロス34との距離、ひいてはウェーハWと研磨
クロス34との距離調整を行なうことができる。チャッ
クしたウェーハWを研磨クロス34から離間させる際に
も、フレーム4の位置を変更する必要がない。
は、昇降用チャンバ5の容積変化を許容する第一気密部
材7を介してフレーム4に接続されており、該フレーム
4を支点として上下動可能に構成されている。つまり、
フレーム4と研磨クロス34との距離を固定して、昇降
用チャンバ5の容積を変更することによって、保持具3
と研磨クロス34との距離、ひいてはウェーハWと研磨
クロス34との距離調整を行なうことができる。チャッ
クしたウェーハWを研磨クロス34から離間させる際に
も、フレーム4の位置を変更する必要がない。
【0049】より具体的には、フレーム4は、保持具3
との間に昇降用チャンバ5を形成する凹部20,21を
有し、その凹部20,21の内側部分と保持具3の外周
部14との隙間を第一気密部材7が塞いで昇降用チャン
バ5の密閉状態を生じさせている。それとともに、第一
気密部材7の働きによって、フレーム4の内側を保持具
3が昇降して昇降用チャンバ5の容積変化を生じさせる
ように構成されている。このように、第一気密部材7
は、昇降用チャンバ5の気密状態を保つだけでなく、保
持具3の昇降機構としても兼用されており、部品点数の
低減に寄与している。なお、本明細書中でいう上下方向
とは、当該ウェーハ研磨ヘッド1の回転軸線Oと平行な
方向を表し、ウェーハWを保持する側が下方向、それと
反対側が上方向とされる。
との間に昇降用チャンバ5を形成する凹部20,21を
有し、その凹部20,21の内側部分と保持具3の外周
部14との隙間を第一気密部材7が塞いで昇降用チャン
バ5の密閉状態を生じさせている。それとともに、第一
気密部材7の働きによって、フレーム4の内側を保持具
3が昇降して昇降用チャンバ5の容積変化を生じさせる
ように構成されている。このように、第一気密部材7
は、昇降用チャンバ5の気密状態を保つだけでなく、保
持具3の昇降機構としても兼用されており、部品点数の
低減に寄与している。なお、本明細書中でいう上下方向
とは、当該ウェーハ研磨ヘッド1の回転軸線Oと平行な
方向を表し、ウェーハWを保持する側が下方向、それと
反対側が上方向とされる。
【0050】上記第一気密部材7には、可撓性を有する
樹脂製シール材を好適に採用できる。さらにいうと、他
部材との密着性に優れるゴム材がよい。そうすれば、第
一気密部材7がダイアフラムとして機能し、上記した昇
降機構を容易に具体化できる。また、樹脂製シール材
は、気密を保ち易いという点においても優れる。なお、
第一気密部材7が接続される保持具3の外周部14は、
該保持具3との周方向全域にわたって一体に形成される
リング状部分であって、上方側に延びている。つまり、
そのリング状部分(保持具3の外周部14)に取り付け
られる第一気密部材7自身もリング状部材とされる。ま
た、第一気密部材7に剛性が不足するような場合には、
ガラス繊維で強化されたゴム材なども使用可能である。
樹脂製シール材を好適に採用できる。さらにいうと、他
部材との密着性に優れるゴム材がよい。そうすれば、第
一気密部材7がダイアフラムとして機能し、上記した昇
降機構を容易に具体化できる。また、樹脂製シール材
は、気密を保ち易いという点においても優れる。なお、
第一気密部材7が接続される保持具3の外周部14は、
該保持具3との周方向全域にわたって一体に形成される
リング状部分であって、上方側に延びている。つまり、
そのリング状部分(保持具3の外周部14)に取り付け
られる第一気密部材7自身もリング状部材とされる。ま
た、第一気密部材7に剛性が不足するような場合には、
ガラス繊維で強化されたゴム材なども使用可能である。
【0051】一方、可撓膜2の固定方法に関していえ
ば、本実施形態では以下のようにしている。すなわち、
可撓膜2を周方向に取り囲み、直接または他部材を介し
て可撓膜2に連結されるリテナーリング9が、研磨用チ
ャンバ6の容積変化を許容する第二気密部材8を介して
フレーム4に取り付けられる。そして、吸引用凹部3s
内の空気圧を調整することにより、リテナーリング9に
連結された可撓膜2がウェーハWを付勢するように構成
されている。つまり、研磨用チャンバ6は少なくとも可
撓膜2、保持具3、リテナーリング9およびフレーム4
によって気密が確保されるとともに、該研磨用チャンバ
6の容積変化に基づいて、可撓膜2と保持具3との接近
/離間を制御できる。
ば、本実施形態では以下のようにしている。すなわち、
可撓膜2を周方向に取り囲み、直接または他部材を介し
て可撓膜2に連結されるリテナーリング9が、研磨用チ
ャンバ6の容積変化を許容する第二気密部材8を介して
フレーム4に取り付けられる。そして、吸引用凹部3s
内の空気圧を調整することにより、リテナーリング9に
連結された可撓膜2がウェーハWを付勢するように構成
されている。つまり、研磨用チャンバ6は少なくとも可
撓膜2、保持具3、リテナーリング9およびフレーム4
によって気密が確保されるとともに、該研磨用チャンバ
6の容積変化に基づいて、可撓膜2と保持具3との接近
/離間を制御できる。
【0052】なお、第二気密部材8はウェーハWの研磨
時において、ウェーハ研磨ヘッド1の回転軸線Oに近づ
くほど下となる向きに傾斜するよう、その寸法、リテナ
ーリング9およびフレーム4への取り付け位置、可撓性
等が調整される。具体的には、図16の模式図に示すよ
うに、軸線Oと平行な断面におけるその傾斜の延長線
が、ウェーハWの研磨面の中心Aに重なるようにする。
このようにすると、リテナーリング9、ひいては可撓膜
2に回転モーメントを作用させないようにできる。従っ
て、ウェーハWの全体に、均一な研磨圧力を付与するこ
とができる。より完全な説明は、K.Tanakaらによる日本
国特許第2770730号(発明の名称「ウエーハ研磨
装置」、本発明の譲受人に譲渡)に開示され、その全内
容を本発明に援用できる。
時において、ウェーハ研磨ヘッド1の回転軸線Oに近づ
くほど下となる向きに傾斜するよう、その寸法、リテナ
ーリング9およびフレーム4への取り付け位置、可撓性
等が調整される。具体的には、図16の模式図に示すよ
うに、軸線Oと平行な断面におけるその傾斜の延長線
が、ウェーハWの研磨面の中心Aに重なるようにする。
このようにすると、リテナーリング9、ひいては可撓膜
2に回転モーメントを作用させないようにできる。従っ
て、ウェーハWの全体に、均一な研磨圧力を付与するこ
とができる。より完全な説明は、K.Tanakaらによる日本
国特許第2770730号(発明の名称「ウエーハ研磨
装置」、本発明の譲受人に譲渡)に開示され、その全内
容を本発明に援用できる。
【0053】ウェーハWを可撓膜2に吸着させる際に
は、可撓膜2と保持具3とを密着させる(図13参
照)。逆に、ウェーハWを研磨する際には、可撓膜2は
保持具3と接しない方が好ましい。本発明によれば、昇
降用チャンバ5および吸引用凹部3s(ひいては研磨用
チャンバ6)の圧力調整に基づいて、可撓膜2と保持具
3との接触/非接触状態を容易に作りだすことができ
る。なお、第二気密部材8としては、第一気密部材7同
様に可撓性を有する樹脂製シール材により構成すること
ができる。そうすれば、保持具3とフレーム4との接続
に第一気密部材7を使用したケースと全く同様の効果が
得られる。
は、可撓膜2と保持具3とを密着させる(図13参
照)。逆に、ウェーハWを研磨する際には、可撓膜2は
保持具3と接しない方が好ましい。本発明によれば、昇
降用チャンバ5および吸引用凹部3s(ひいては研磨用
チャンバ6)の圧力調整に基づいて、可撓膜2と保持具
3との接触/非接触状態を容易に作りだすことができ
る。なお、第二気密部材8としては、第一気密部材7同
様に可撓性を有する樹脂製シール材により構成すること
ができる。そうすれば、保持具3とフレーム4との接続
に第一気密部材7を使用したケースと全く同様の効果が
得られる。
【0054】第一気密部材7および第二気密部材8に樹
脂製シール材を採用した場合、それら気密部材7,8と
他部材(保持具3、フレーム4およびリテナーリング
9)との接続は、図12に示すように、ボルト締結によ
って実現できる。図12は、第二気密部材8とリテナー
リング9との接続方法を示す分解図である。リング状の
扁平ゴム部材たる第二気密部材8には、その内側部にお
いて厚さ方向(ウェーハ研磨ヘッド1の上下方向に相
当)に貫通する貫通孔8aが周方向複数箇所に概ね等角
度間隔で設けられている。同様に、外側部において貫通
孔8bが形成されている。同様に、クランプ15にも貫
通孔15aが形成されている。リテナーリング9の上端
面9pには雌ねじ9aが形成されている。各部材を締結
する場合には、ボルトVOを孔15a,孔8aの順に挿
通し、雌ねじ9aに螺合させる。第二気密部材8の貫通
孔8bは、該第二気密部材8の外周部をフレーム4に係
止するためのものである(図9参照)。図9からも分か
るように、上記した締結方法、すなわちクランプ13,
15,16,17とボルトVOとを用い、各気密部材
7,8と他部材(保持具3、フレーム4、リテナーリン
グ9)との接続が行われ、気密が保たれる。
脂製シール材を採用した場合、それら気密部材7,8と
他部材(保持具3、フレーム4およびリテナーリング
9)との接続は、図12に示すように、ボルト締結によ
って実現できる。図12は、第二気密部材8とリテナー
リング9との接続方法を示す分解図である。リング状の
扁平ゴム部材たる第二気密部材8には、その内側部にお
いて厚さ方向(ウェーハ研磨ヘッド1の上下方向に相
当)に貫通する貫通孔8aが周方向複数箇所に概ね等角
度間隔で設けられている。同様に、外側部において貫通
孔8bが形成されている。同様に、クランプ15にも貫
通孔15aが形成されている。リテナーリング9の上端
面9pには雌ねじ9aが形成されている。各部材を締結
する場合には、ボルトVOを孔15a,孔8aの順に挿
通し、雌ねじ9aに螺合させる。第二気密部材8の貫通
孔8bは、該第二気密部材8の外周部をフレーム4に係
止するためのものである(図9参照)。図9からも分か
るように、上記した締結方法、すなわちクランプ13,
15,16,17とボルトVOとを用い、各気密部材
7,8と他部材(保持具3、フレーム4、リテナーリン
グ9)との接続が行われ、気密が保たれる。
【0055】また、フレーム4の凹部は、下方側が広口
の段付き凹部20,21とされている。その段付き形状
を利用して、第一気密部材7と、該第一気密部材7より
も径大の第二気密部材8とがそれぞれフレーム4に取り
付けられる。このようにすれば、上下方向において保持
具3とリテナーリング9とが互いに接触し、当該ウェー
ハ研磨ヘッド1のスムーズな動作、すなわち保持具3の
昇降動作が妨げられる恐れもない。ひいては、ウェーハ
Wの吸着力の低下を招く恐れも少ない。具体的には、図
9に示すように、フレーム4における最も広口の凹部2
1に隣接する下端面4rとリテナーリング9の上端面9
qとにまたがる位置関係で第二気密部材8が配置され
る。同様に、段付き凹部20,21によってフレーム4
に形成される段付き面4qと、保持具3の外周部上端面
14rとにまたがる位置関係で第一気密部材が配置され
る。このようにして、リテナーリング9の内側を保持具
3が昇降するようになっている。
の段付き凹部20,21とされている。その段付き形状
を利用して、第一気密部材7と、該第一気密部材7より
も径大の第二気密部材8とがそれぞれフレーム4に取り
付けられる。このようにすれば、上下方向において保持
具3とリテナーリング9とが互いに接触し、当該ウェー
ハ研磨ヘッド1のスムーズな動作、すなわち保持具3の
昇降動作が妨げられる恐れもない。ひいては、ウェーハ
Wの吸着力の低下を招く恐れも少ない。具体的には、図
9に示すように、フレーム4における最も広口の凹部2
1に隣接する下端面4rとリテナーリング9の上端面9
qとにまたがる位置関係で第二気密部材8が配置され
る。同様に、段付き凹部20,21によってフレーム4
に形成される段付き面4qと、保持具3の外周部上端面
14rとにまたがる位置関係で第一気密部材が配置され
る。このようにして、リテナーリング9の内側を保持具
3が昇降するようになっている。
【0056】また、各気密部材7,8として可撓性を有
するシール材を採用する代わりに、部材間の隙間をシー
ル可能なOリングのような摺動部材を採用した別形態を
図15に示す。図15に示すウェーハ研磨ヘッド1aで
は、Oリング281が第一気密部材7の代替、Oリング
282が第二気密部材8の代替となっている。あるい
は、第一気密部材7および第二気密部材8のいずれか一
方のみにOリングを適用してもよいことはもちろんであ
る。図15に示すように、凹状の形態を有するフレーム
4の内側において、保持具3はOリング281と摺動可
能に保持されている。同様に、フレーム4の外周面にお
いて、リテナーリング9はOリング282と摺動可能に
保持されている。リテナーリング9には、落下防止ピン
27が取り付けられているが、フレーム4に対する該リ
テナーリング9の上下方向の相対移動は適度に許容され
るように調整されている。
するシール材を採用する代わりに、部材間の隙間をシー
ル可能なOリングのような摺動部材を採用した別形態を
図15に示す。図15に示すウェーハ研磨ヘッド1aで
は、Oリング281が第一気密部材7の代替、Oリング
282が第二気密部材8の代替となっている。あるい
は、第一気密部材7および第二気密部材8のいずれか一
方のみにOリングを適用してもよいことはもちろんであ
る。図15に示すように、凹状の形態を有するフレーム
4の内側において、保持具3はOリング281と摺動可
能に保持されている。同様に、フレーム4の外周面にお
いて、リテナーリング9はOリング282と摺動可能に
保持されている。リテナーリング9には、落下防止ピン
27が取り付けられているが、フレーム4に対する該リ
テナーリング9の上下方向の相対移動は適度に許容され
るように調整されている。
【0057】図9の好適な実施形態に戻り説明する。可
撓膜2とリテナーリング9との連結方法としては、次の
ようにすることができる。すなわち、ウェーハ研磨ヘッ
ド1においては、リテナーリング9と可撓膜2とを周方
向全域にわたってまたがるダミープレート10が、その
リテナーリング9の下端面9rおよび可撓膜2の吸着面
側に設けられている。そして、そのダミープレート10
と可撓膜2とによって形成される浅い凹所にウェーハW
が配置されて研磨が行われる。このように、リテナーリ
ング9に直接可撓膜2を接続せず、ダミープレート10
を介在させることにより、ウェーハWは可撓膜2の周縁
部を除いた部分、すなわち円板状の可撓膜2のなるべく
中央付近から圧力を付与されるようになる。すなわち、
研磨時においてウェーハWは可撓膜2からより均一に圧
力を受けることになり、圧力の不均一に基づいて研磨量
がばらつくといった不具合が効果的に抑制される。ここ
にも、前述した本発明の方法が適用されている。
撓膜2とリテナーリング9との連結方法としては、次の
ようにすることができる。すなわち、ウェーハ研磨ヘッ
ド1においては、リテナーリング9と可撓膜2とを周方
向全域にわたってまたがるダミープレート10が、その
リテナーリング9の下端面9rおよび可撓膜2の吸着面
側に設けられている。そして、そのダミープレート10
と可撓膜2とによって形成される浅い凹所にウェーハW
が配置されて研磨が行われる。このように、リテナーリ
ング9に直接可撓膜2を接続せず、ダミープレート10
を介在させることにより、ウェーハWは可撓膜2の周縁
部を除いた部分、すなわち円板状の可撓膜2のなるべく
中央付近から圧力を付与されるようになる。すなわち、
研磨時においてウェーハWは可撓膜2からより均一に圧
力を受けることになり、圧力の不均一に基づいて研磨量
がばらつくといった不具合が効果的に抑制される。ここ
にも、前述した本発明の方法が適用されている。
【0058】ダミープレート10の厚さは、たとえば研
磨が終了したウェーハWとほぼ同等の厚さとするのがよ
い。すなわち、研磨前のウェーハWとダミープレート1
0との厚さの差dが、目標とする研磨量になる。これ
は、図3に示す通りである。
磨が終了したウェーハWとほぼ同等の厚さとするのがよ
い。すなわち、研磨前のウェーハWとダミープレート1
0との厚さの差dが、目標とする研磨量になる。これ
は、図3に示す通りである。
【0059】また、図9および図13に示すように、可
撓膜2の周縁部と保持具3の周縁部とが、該保持具3の
上下動方向で重なるように調整されている。従って、吸
引用凹部3sおよび昇降用チャンバ5を満たす空気の圧
および/または量を調整することに基づいて、ダミープ
レート10に支持される形にて保持具3の周縁部が可撓
膜2と密着可能とされている。保持具3と可撓膜2とが
密着できれば、ウェーハWが可撓膜2に吸着するきっか
けを作り易くなる。結果として、ウェーハWが可撓膜2
にスムーズに吸着されるようになる。
撓膜2の周縁部と保持具3の周縁部とが、該保持具3の
上下動方向で重なるように調整されている。従って、吸
引用凹部3sおよび昇降用チャンバ5を満たす空気の圧
および/または量を調整することに基づいて、ダミープ
レート10に支持される形にて保持具3の周縁部が可撓
膜2と密着可能とされている。保持具3と可撓膜2とが
密着できれば、ウェーハWが可撓膜2に吸着するきっか
けを作り易くなる。結果として、ウェーハWが可撓膜2
にスムーズに吸着されるようになる。
【0060】さて、以上に説明した本発明のウェーハ研
磨ヘッド1を用い、ウェーハWを研磨する動作を説明す
る。図17,18に示すStep1〜14は、ウェーハ
研磨ヘッド1の一連の動作を示している。
磨ヘッド1を用い、ウェーハWを研磨する動作を説明す
る。図17,18に示すStep1〜14は、ウェーハ
研磨ヘッド1の一連の動作を示している。
【0061】(ウェーハWがウェーハ待機位置35から
研磨クロス34上に搬送される動作) 待機状態:研磨用チャンバ6、吸引用凹部3sおよび昇
降用チャンバ5は大気開放されている。なお、図17,
18中に示す下方向の矢印は、圧縮空気を送って、大気
圧よりも加圧することを意味する。上方向の矢印は吸引
して、大気圧よりも減圧することを意味する。破線+白
抜き矢印は大気開放を意味する。 Step1:吸引用凹部3sの圧力が大気圧に維持され
つつ、昇降用チャンバ5内が減圧されて該昇降用チャン
バ5の容積が減少する。それとともに、フレーム4に対
して保持具3が上方向に相対移動する。 Step2:Step1の状態が維持されつつ、ウェー
ハ待機位置35に準備されたウェーハWに対して、ヘッ
ド駆動機構39によりウェーハ研磨ヘッド1の位置合わ
せが行なわれる。なお、Step1の前にヘッド駆動機
構39によってウェーハ研磨ヘッド1の位置合わせが行
なわれるようにしてもよい。このとき、保持具3が可撓
膜2に、可撓膜2がウェーハWに密着するよう、吸引用
凹部3s内の圧力を調節してもよい。 Step3:昇降用チャンバ5内が加圧される。その次
に、吸引用凹部3sおよび研磨用チャンバ6が減圧さ
れ、可撓膜2が吸引用凹部3s内に引き込まれてウェー
ハWがチャックされる。このとき、ウェーハWは依然ウ
ェーハ待機位置35に接触したままである。 Step4:ウェーハWがチャックされたStep3の
状態が維持されつつ、昇降用チャンバ5内が減圧され
る。すると、ウェーハWと、ウェーハWをチャックした
可撓膜2および保持具3が一体的に上昇して、ウェーハ
Wがウェーハ待機位置35から離間する。 Step5:ヘッド駆動機構39により、ウェーハWが
ウェーハ待機位置35から研磨クロス34上まで搬送さ
れる。
研磨クロス34上に搬送される動作) 待機状態:研磨用チャンバ6、吸引用凹部3sおよび昇
降用チャンバ5は大気開放されている。なお、図17,
18中に示す下方向の矢印は、圧縮空気を送って、大気
圧よりも加圧することを意味する。上方向の矢印は吸引
して、大気圧よりも減圧することを意味する。破線+白
抜き矢印は大気開放を意味する。 Step1:吸引用凹部3sの圧力が大気圧に維持され
つつ、昇降用チャンバ5内が減圧されて該昇降用チャン
バ5の容積が減少する。それとともに、フレーム4に対
して保持具3が上方向に相対移動する。 Step2:Step1の状態が維持されつつ、ウェー
ハ待機位置35に準備されたウェーハWに対して、ヘッ
ド駆動機構39によりウェーハ研磨ヘッド1の位置合わ
せが行なわれる。なお、Step1の前にヘッド駆動機
構39によってウェーハ研磨ヘッド1の位置合わせが行
なわれるようにしてもよい。このとき、保持具3が可撓
膜2に、可撓膜2がウェーハWに密着するよう、吸引用
凹部3s内の圧力を調節してもよい。 Step3:昇降用チャンバ5内が加圧される。その次
に、吸引用凹部3sおよび研磨用チャンバ6が減圧さ
れ、可撓膜2が吸引用凹部3s内に引き込まれてウェー
ハWがチャックされる。このとき、ウェーハWは依然ウ
ェーハ待機位置35に接触したままである。 Step4:ウェーハWがチャックされたStep3の
状態が維持されつつ、昇降用チャンバ5内が減圧され
る。すると、ウェーハWと、ウェーハWをチャックした
可撓膜2および保持具3が一体的に上昇して、ウェーハ
Wがウェーハ待機位置35から離間する。 Step5:ヘッド駆動機構39により、ウェーハWが
ウェーハ待機位置35から研磨クロス34上まで搬送さ
れる。
【0062】(ウェーハWが研磨される動作)
Step6:ヘッド駆動機構39の働きによって、ウェ
ーハ研磨ヘッド1が研磨クロス34に接近する。 Step7:昇降用チャンバ5内が加圧されて、該昇降
用チャンバ5の容積が増加し、ウェーハW、可撓膜2お
よび保持具3が一体的に下降する。このとき、吸引用凹
部3sは減圧状態に維持される。 Step8:吸引用凹部3s内が加圧される。 Step9:昇降用チャンバ5内が減圧される。する
と、保持具3は上昇する。この状態が保たれてウェーハ
Wが研磨される。なお、吸引用凹部3sおよび研磨用チ
ャンバ6内の圧力は所定の研磨圧力に調整される。
ーハ研磨ヘッド1が研磨クロス34に接近する。 Step7:昇降用チャンバ5内が加圧されて、該昇降
用チャンバ5の容積が増加し、ウェーハW、可撓膜2お
よび保持具3が一体的に下降する。このとき、吸引用凹
部3sは減圧状態に維持される。 Step8:吸引用凹部3s内が加圧される。 Step9:昇降用チャンバ5内が減圧される。する
と、保持具3は上昇する。この状態が保たれてウェーハ
Wが研磨される。なお、吸引用凹部3sおよび研磨用チ
ャンバ6内の圧力は所定の研磨圧力に調整される。
【0063】(研磨済みウェーハWがウェーハ待機位置
35へ戻される動作) Step10:昇降用チャンバ5内が加圧されるととも
に、保持具3が可撓膜2に、可撓膜2がウェーハWに密
着するよう、吸引用凹部3s内の圧力が調節される。 Step11:吸引用凹部3sおよび研磨用チャンバ6
が減圧されウェーハWがチャックされる。このとき、ウ
ェーハWは依然研磨クロス34に接触したままである。 Step12:ウェーハWがチャックされたStep1
1の状態が維持されつつ、昇降用チャンバ5内が減圧さ
れる。すると、ウェーハWと、ウェーハWをチャックし
た可撓膜2および保持具3が一体的に上昇して、ウェー
ハWが研磨クロス34から離間する。 Step13:ヘッド駆動機構39により、ウェーハ研
磨ヘッド1自体が研磨クロス34から遠ざかる。 Step14:ヘッド駆動機構39により、ウェーハ研
磨ヘッドにチャックされたウェーハWがウェーハ待機位
置35まで搬送される。そののち、吸引用凹部3s内が
大気開放されてウェーハWがデチャックされる。
35へ戻される動作) Step10:昇降用チャンバ5内が加圧されるととも
に、保持具3が可撓膜2に、可撓膜2がウェーハWに密
着するよう、吸引用凹部3s内の圧力が調節される。 Step11:吸引用凹部3sおよび研磨用チャンバ6
が減圧されウェーハWがチャックされる。このとき、ウ
ェーハWは依然研磨クロス34に接触したままである。 Step12:ウェーハWがチャックされたStep1
1の状態が維持されつつ、昇降用チャンバ5内が減圧さ
れる。すると、ウェーハWと、ウェーハWをチャックし
た可撓膜2および保持具3が一体的に上昇して、ウェー
ハWが研磨クロス34から離間する。 Step13:ヘッド駆動機構39により、ウェーハ研
磨ヘッド1自体が研磨クロス34から遠ざかる。 Step14:ヘッド駆動機構39により、ウェーハ研
磨ヘッドにチャックされたウェーハWがウェーハ待機位
置35まで搬送される。そののち、吸引用凹部3s内が
大気開放されてウェーハWがデチャックされる。
【図1】本発明のウェーハ研磨方法および研磨ヘッドの
概略を示す模式図。
概略を示す模式図。
【図2】図1に続く模式図。
【図3】ダミープレートの厚さ調整の例を示す模式図。
【図4】ダミープレートに座屈変形が生じるときの様子
を示す模式図。
を示す模式図。
【図5】ダミープレートをウェーハよりも厚くする場合
の研磨方法を示す模式図。
の研磨方法を示す模式図。
【図6】ワックスレスマウント方式を採用した従来のウ
ェーハ研磨ヘッド。
ェーハ研磨ヘッド。
【図7】ウェーハ研磨ヘッドが装着されるCMP装置の
一例を示す概略図。
一例を示す概略図。
【図8】図7に続くCMP装置の上面図。
【図9】本発明のウェーハ研磨ヘッドの縦断面図。
【図10】図9のウェーハ研磨ヘッドの備える保持具の
下面図および断面図。
下面図および断面図。
【図11】可撓膜が吸引されてウェーハがチャックされ
る様子を示す模式図。
る様子を示す模式図。
【図12】気密部材とリテナーリングとの接続方法を示
す分解図。
す分解図。
【図13】図9のウェーハ研磨ヘッドにおける可撓膜と
保持具との位置関係を説明する模式図。
保持具との位置関係を説明する模式図。
【図14】ウェーハの裏面側と吸引用凹部とに開口する
通口が形成された可撓膜の断面模式図。
通口が形成された可撓膜の断面模式図。
【図15】フレーム、保持具およびリテナーリングの接
続形態の別例を示す縦断面図。
続形態の別例を示す縦断面図。
【図16】第二気密部材と、フレームおよびリテナーリ
ングとの接続位置関係を説明する模式図。
ングとの接続位置関係を説明する模式図。
【図17】ウェーハをウェーハ待機位置から研磨クロス
上まで移載して研磨する動作を説明する工程説明図。
上まで移載して研磨する動作を説明する工程説明図。
【図18】図17に続き、ウェーハを研磨クロスから離
間させてウェーハ待機位置に移載する動作を説明する工
程説明図。
間させてウェーハ待機位置に移載する動作を説明する工
程説明図。
1,101 ウェーハ研磨ヘッド
2 可撓膜
2w ウェーハ支持部
2p 可撓膜の表面
2q 可撓膜の裏面
3,56 保持具
10 ダミープレート
10p ダミープレートの上面
W ウェーハ
PZ 配置領域
d 研磨代
Q 貫通孔
Claims (10)
- 【請求項1】 ウェーハを片面研磨する方法であって、 表面がウェーハとの接触面をなすとともに、裏面側から
研磨に必要な圧力をウェーハに伝達する可撓膜に対し、
その表面側にウェーハの配置領域を定める一方、前記可
撓膜の表面と面接触して前記配置領域を取り囲むよう
に、リング状のダミープレートを配置し、そのダミープ
レートの内側に配置されるウェーハに流体圧が付与され
るようにして片面研磨を行うことを特徴とするウェーハ
研磨方法。 - 【請求項2】 前記可撓膜の裏面側に、厚さ方向の貫通
孔を有する円盤状の保持具を配置し、該保持具の周縁部
に前記可撓膜の周縁部を繋ぎ止めて該可撓膜を保持させ
る一方、研磨するウェーハの厚さ方向において、前記保
持具と重なるよう前記ダミープレートを配置することを
特徴とする請求項1記載のウェーハ研磨方法。 - 【請求項3】 研磨すべきウェーハよりも薄肉となるよ
うに、前記ダミープレートの厚さ調整を予め実施するこ
とを特徴とする請求項1または2記載のウェーハ研磨方
法。 - 【請求項4】 研磨終了後のウェーハとほぼ同等の厚さ
を有するように、研磨されるウェーハの厚さと該ウェー
ハの研磨代とを基準にして、前記ダミープレートの厚さ
調整を予め実施することを特徴とする請求項1ないし3
のいずれか1項に記載のウェーハ研磨方法。 - 【請求項5】 前記ダミープレートは、研磨すべきウェ
ーハよりも厚肉に形成されており、それによって生じる
該ダミープレートとウェーハとの厚さの差を、前記ダミ
ープレートとの接続部よりも厚肉に形成されたウェーハ
支持部を有した前記可撓膜を用いることで相殺させて、
研磨を行うことを特徴とする請求項1または2記載のウ
ェーハ研磨方法。 - 【請求項6】 前記ウェーハ支持部は、前記ダミープレ
ートの上面よりも下に凸となって、ウェーハに研磨圧力
を付与することを特徴とする請求項5記載のウェーハ研
磨方法。 - 【請求項7】 前記ダミープレートの一方の主面全部
を、前記可撓膜に面接触させることを特徴とする請求項
1ないし6のいずれか1項に記載のウェーハ研磨方法。 - 【請求項8】 前記ダミープレートは、ガラス繊維に樹
脂を含浸させて板状に成形した、ガラス繊維入り樹脂板
であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1
項に記載のウェーハ研磨方法。 - 【請求項9】 前記可撓膜を、該可撓膜の裏面側から気
体によって加圧し、ウェーハに圧力を付与することを特
徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載のウェ
ーハ研磨方法。 - 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれか1項に記
載の方法を実現するためのウェーハ研磨ヘッドであっ
て、前記可撓膜に前記ダミープレートが貼着されて、前
記可撓膜と前記ダミープレートとが一体化されているこ
とを特徴とするウェーハ研磨ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001364269A JP2003163193A (ja) | 2001-11-29 | 2001-11-29 | ウェーハ研磨方法および研磨ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001364269A JP2003163193A (ja) | 2001-11-29 | 2001-11-29 | ウェーハ研磨方法および研磨ヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003163193A true JP2003163193A (ja) | 2003-06-06 |
Family
ID=19174491
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001364269A Pending JP2003163193A (ja) | 2001-11-29 | 2001-11-29 | ウェーハ研磨方法および研磨ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003163193A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100363152C (zh) * | 2004-03-23 | 2008-01-23 | 力晶半导体股份有限公司 | 化学机械研磨制作工艺的假制作工艺与研磨垫调节方法 |
| JP2008264960A (ja) * | 2007-04-23 | 2008-11-06 | Olympus Corp | 研磨方法、研磨装置 |
| JP2009224702A (ja) * | 2008-03-18 | 2009-10-01 | Tokyo Seimitsu Co Ltd | ウェーハ研磨装置及び該研磨装置を用いたウェーハ研磨方法 |
| JP2009253212A (ja) * | 2008-04-10 | 2009-10-29 | Shin Etsu Handotai Co Ltd | Soi基板の製造方法 |
| JP2017157710A (ja) * | 2016-03-02 | 2017-09-07 | 信越化学工業株式会社 | Soi複合基板の製造方法、及び該方法に用いる研磨装置 |
| CN115673910A (zh) * | 2023-01-03 | 2023-02-03 | 北京特思迪半导体设备有限公司 | 一种液涨控制的压盘及其用于基材抛光的面型控制方法 |
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| CN120244828A (zh) * | 2025-05-30 | 2025-07-04 | 北京特思迪半导体设备有限公司 | 用于方形基板抛光的囊膜、抛光压头、设备及方法 |
-
2001
- 2001-11-29 JP JP2001364269A patent/JP2003163193A/ja active Pending
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