JP2003237019A - 凹版印刷機用のワイピングローラ - Google Patents

凹版印刷機用のワイピングローラ

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JP2003237019A
JP2003237019A JP2002079704A JP2002079704A JP2003237019A JP 2003237019 A JP2003237019 A JP 2003237019A JP 2002079704 A JP2002079704 A JP 2002079704A JP 2002079704 A JP2002079704 A JP 2002079704A JP 2003237019 A JP2003237019 A JP 2003237019A
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JP
Japan
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roller
wiping roller
urethane
hardness
wiping
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Application number
JP2002079704A
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English (en)
Inventor
Kiyofumi Kono
精文 河野
Kazunori Taniguchi
一憲 谷口
Mitsuho Maeda
満穂 前田
Kazuo Yamada
和夫 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kinyosha Co Ltd
National Printing Bureau Inc
Original Assignee
Kinyosha Co Ltd
National Printing Bureau Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイピングローラに用いる表面材を、温度に
よる硬度低下などへの影響が少なく、耐摩耗性に優れ、
強度を有するウレタン樹脂材を採用することにより、耐
摩耗性が改善され、さらに従来の材質の塩化ビニル樹脂
材からの脱却により環境問題対策として有効となる。 【解決手段】 表面層に少なくとも二層のウレタン被覆
層を有する構成の凹版印刷機用のワイピングローラ、前
記ウレタン被覆層の最上層ウレタンの硬さはJIS−A
硬さの85°以上97°以下であることを特徴とする前
記記載の凹版印刷機用のワイピングローラ、前記ウレタ
ン被覆層の圧縮弾性率が9〜28MPaであることを特
徴とする前記記載の凹版印刷機用のワイピングローラの
構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 この発明は、凹版印刷機に
用いられるワイピングローラの摩耗に起因するトラブル
を防止するための、ウレタン樹脂材利用のワイピングロ
ーラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】 凹版印刷機用のワイピングローラに
は、軟質ポリ塩化ビニル樹脂材が被覆されたローラが専
ら使用されている。この軟質ポリ塩化ビニル樹脂材は加
熱による成形性が容易であり、また凹版印刷機の金属版
面上の、高粘度のの余剰凹版インキを拭き取るインキ拭
き取り性にも優れていることから、ワイピングローラと
して良好な性質を有している。しかしこの軟質ポリ塩化
ビニル樹脂材は熱可塑性の材質であることから、前記金
属版面上の余剰凹版インキを拭き取る際に発生する摩擦
熱で、ローラ表面上の硬度は低下し、それに伴い版面と
の摩擦抵抗が増加することで、ローラ表面は摩耗する。
そしてこの摩耗は、印刷版面の画線形状の影響で不均一
に発生することから、表面が摩耗したローラでは均一に
インキを拭き取ることができず、印刷物中に拭き残した
インキが付着するなどの印刷上のトラブルを発生させ
る。
【0003】さらにワイピングによる印刷上のトラブル
の代表的な例としては、凹版版面上の凹画線の影響でロ
ーラ表面が部分的に摩耗して凹凸化することから、イン
キが均一に拭けなくなることで生じる“拭き残り”現象
である。そして一度、ローラ上に凹凸が生じると、印刷
物には部分的に拭きむらが発生し始めるが、その状態か
ら復旧させて連続的に印刷を継続させるためには、ロー
ラ上の凹凸を無くして均一に版面上のインキを拭く必要
がある。そのための対策が凹版版面(版胴)とワイピン
グローラとのニップ幅を大きくすることである。
【0004】ここでニップ幅とは、一般に印刷機におけ
る二本のローラに圧力をかけることによりできる接触幅
のことで、ローラ径、その材質、インキ特性値などによ
って異なるインキ転移性を、適正な状態に保つために設
けるローラの設定値である。凹版版面とワイピングロー
ラについても、インキ拭き取り性を良好な状態に保つた
めの適正なニップ幅が設定されているが、ワイピングロ
ーラ上の凹凸の発生に伴って、拭き残りが発生した場
合、とくにローラ間の接触圧を上げてニップ幅を大きく
することで、ローラ上の凹凸を吸収し、ローラ接触面を
一時的に平滑化して印刷の継続化を図る。しかしローラ
間の接触圧を上げることによって、インキを拭き取る際
の摩擦抵抗はさらに増加し、摩擦熱が発生するとともに
ローラ硬度は低下して、ワイピングローラの表面は劣化
が促進され、その結果、度々新規なローラと交換する必
要が生じる。また版面とワイピングローラとの接触圧を
高めたことで、ワイピングローラの軸に対する応力が増
加し、モータなどの駆動系への安定性に影響を及ぼすこ
ととなる。
【0005】ワイピングローラ自体の材料から摩耗を改
善するには、ローラ材としてケイ素などの粉体を添加す
る方法がある。この場合、液状の軟質ポリ塩化ビニル樹
脂材に一定量のケイ素などの粉体を添加し、ローラ芯に
塗布および焼成を行って樹脂層を形成させるものである
が、該ローラに関してはケイ素の添加によって、インキ
の拭き特性は向上するが、ローラ基材が軟質ポリ塩化ビ
ニル樹脂材であることから、ケイ素無添加ローラの場合
と同様に摩耗を生じ、僅かな耐久性(耐刷性)向上しか
図れない。さらに近年、生産性の効率化を図るために、
凹版印刷機の印刷速度は高速化が図られており、そのた
めにワイピング時に発生する版面と、ワイピングローラ
間での“ずり応力”は増加し、摩擦熱によって耐久性
(耐刷性)は低下する傾向を示している。また最近は環
境問題についても、この軟質ポリ塩化ビニル樹脂は塩素
を含むため、使用後の廃棄が問題となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 この発明は、上述し
た点に鑑み案出したもので、ワイピングローラに用いる
表面材を軟質ポリ塩化ビニル樹脂から、温度による硬度
低下などへの依存性が少なく、耐摩耗性に優れたところ
の強度を有するウレタン樹脂に変えることにより、耐摩
耗性が改善され、さらに脱塩化ビニル樹脂により環境問
題対策として有効とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】 ワイピングローラは、
回転している凹版版胴(版面)との接触面において、凹
版画線内以外の余剰凹版インキを、極く短時間で均一
に、そして完全に拭き取るという、非常に過酷な条件下
でも安定した性能および画線品質の再現性を有している
ことが必要である。この発明ではそのためにはローラ硬
度が摩擦熱などによって影響を受けにくく、画線品質の
再現性において適正なローラ硬度であるところの、JI
S−A硬度85°以上同97°以下の状態を継続的に保
持するように構成するものである。このようなローラ硬
度が前記硬度範囲以外の場合、すなわち、ワイピングロ
ーラの硬度がJIS−A硬度85°以下の場合、ローラ
は凹版画線内部の凹版インキを掻き出してしまい、また
JIS−A硬度97°以上では、弾性値が大きくなるた
めに、凹版版胴(版面)との接触において反発力が強ま
り、均一にインキを拭くことができない。
【0008】この発明において採用した熱可塑性の小さ
なウレタン樹脂材は、摩擦熱などによって生じる硬度の
低下は極めて少なく、安定して一定の硬度を保ってい
る。しかしながら、このウレタン樹脂材は軟質ポリ塩化
ビニル樹脂材と比較して、後述する圧縮弾性率が大きい
ことから、ウレタン樹脂材で作製したワイピングローラ
と、凹版版胴(版面)との接触面積(ニップ幅)を、前
掲の軟質ポリ塩化ビニル樹脂製ローラの適正ニップ幅と
同一幅とするためには、ワイピングローラと凹版版胴
(版面)とを強圧で接触させる必要がある。さらにウレ
タン樹脂材は軟質ポリ塩化ビニル樹脂材よりも摩擦抵抗
値が大きいことから、版面と強圧で接触させて回転させ
た場合、インキの拭き取り時に発生する摩擦から大きな
摩擦熱が発生し、膨張によるローラ変形が生じて均一な
ワイピングができないという点がある。
【0009】
【発明の実施の形態】 この発明はそれらの点に配慮す
るように、表面層がJIS−Aの硬さで85°以上97
°以下に設定し、圧縮弾性率の値を9〜28MPaとし
少なくとも二層構成のウレタン樹脂材を用いたウレタン
樹脂製ワイピングローラとするものである。ここで圧縮
弾性率とは、弾性体の応力と圧縮率との関係を示すもの
で、二層構成の各ウレタン樹脂層の硬度および厚みによ
って決定されることとなる。図1はこの発明のウレタン
多層ワイピングローラ(R)の一例を示す断面図で、鉄
芯(c)に接着層(d)を介してウレタン内部層(b)
を設け、さらに接着層(d’)を介してウレタン表面層
(a)を設けた構成を示す。ここでウレタン内部層
(b)とウレタン表面層(a)を設ける二層構成とする
ことによって、版胴(版面)上の余剰凹版インキを均一
にそして安定的に拭き取ることできる。それは版面と直
接、接触するローラ表面のウレタン表面層(a)は摩擦
を考慮して高硬度のウレタン材とし、一方、版面と適正
なニップ幅を得るについては、内部のウレタン内部層
(b)が圧縮弾性率が低めのウレタン材とすることによ
り、最も安定したワイピング性を有するワイピングロー
ラを得ることができる。この内部のウレタン内部層
(b)は露出していないので、直接摩耗には関係ない
が、温度による硬度の影響が小さいことからワイピング
ローラの安定性に寄与することができる。なおさらに、
これらの二層構成を含む多層構成とすることも可能であ
る。
【0010】以下表1において、この発明のウレタン多
層ワイピングローラ(R)のローラ軸負荷、表2におい
て摩擦熱の発生、表3においてインキ拭き特性、表4に
おいて印刷物品質の再現性における各項目において、こ
の発明のウレタン多層ワイピングローラ(R)の硬度と
して、硬度85〜97°、圧縮弾性率として9〜28M
Paにおいて、適正[◎印]であることを示す。なお各
表中の数値において、〇印は良好、△印はやや不良、×
印は不適であることを示す。
【0011】
【表1】
【0012】
【表2】
【0013】
【表3】
【0014】
【表4】
【0015】
【発明の効果】 この発明の凹版印刷機用のワイピング
ローラは、ワイピングローラに用いる形成材を、従来の
熱可塑性である軟質ポリ塩化ビニル樹脂材から、温度に
よる硬度への影響が少なく、そして耐摩耗性に優れたウ
レタン樹脂材に変えて採用することにより、ワイピング
ローラの耐久性(耐刷性)を著しく改善することができ
ることとなる。また硬度と圧縮弾性率を配慮して、ロー
ラの構成を二層構成としたことで、ワイピングローラと
しての機能を安定させ、これらの結果、従来頻繁に発生
したワイピングローラの交換頻度を減少させ、ローラ交
換によって生じていたところの、不稼働時間の短縮をも
図ることができることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の凹版印刷機用のワイピングローラ
の断面図。
【符号の説明】
(a) ウレタン表面層 (b) ウレタン内部層 (c) 鉄芯 (d),(d’)接着層 (R)ウレタン多層ワイピングローラ
フロントページの続き (72)発明者 谷口 一憲 東京都港区虎ノ門二丁目2番4号財務省印 刷局内 (72)発明者 前田 満穂 東京都港区虎ノ門二丁目2番4号財務省印 刷局内 (72)発明者 山田 和夫 東京都品川区大崎一丁目3番24号株式会社 金陽社内 Fターム(参考) 2C034 AA21 CA16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも二層構成のウレタン被覆層を
    有する凹版印刷機用のワイピングローラ。
  2. 【請求項2】 前記ウレタン被覆層の最上層ウレタンの
    硬さは、JIS−A硬さの85°以上97°以下である
    ことを特徴とする請求項1記載の凹版印刷機用のワイピ
    ングローラ。
  3. 【請求項3】 前記ウレタン被覆層の圧縮弾性率が、9
    〜28MPaであることを特徴とする請求項1または請
    求項2いずれかに記載の凹版印刷機用のワイピングロー
    ラ。
JP2002079704A 2002-02-14 2002-02-14 凹版印刷機用のワイピングローラ Pending JP2003237019A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100560213B1 (ko) * 2004-05-31 2006-03-10 한국조폐공사 요판 인쇄기용 와이핑 실린더 구조

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