JP2003246342A - 圧力調整容器 - Google Patents

圧力調整容器

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JP2003246342A
JP2003246342A JP2002047055A JP2002047055A JP2003246342A JP 2003246342 A JP2003246342 A JP 2003246342A JP 2002047055 A JP2002047055 A JP 2002047055A JP 2002047055 A JP2002047055 A JP 2002047055A JP 2003246342 A JP2003246342 A JP 2003246342A
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pressure
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wall surface
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JP2002047055A
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Takashi Okuno
隆史 奥野
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成により、内容物から発生するガス
によって容器の内部の圧力が過度に高くなるのを効果的
に回避して、容器の変形や破損を防止することのできる
圧力調整容器を提供する。 【解決手段】 外気への通気孔17が形成された部分の
内側に配置されて内容物が封入された容器の内部の圧力
を調整する圧力調整弁10を有する圧力調整容器20で
あって、圧力調整弁10は、先端に線接触密着部18を
有する線接触シール部材19と、線接触密着部18を密
着状態で当接させる当接壁面部21とからなり、線接触
密着部18と当接壁面部21との密着状態によりシール
して容器の内部から通気孔17に至る通気路を遮断する
と共に、線接触密着部18が当接方向Xと交差する方向
の圧力を受けて当接壁面部21に沿ってスライド移動す
ることにより、線接触密着部18と当接壁面部21との
間に隙間が生じて圧力を開放させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外気への通気孔が
形成された部分の内側に配置されて内容物が封入された
容器の内部の圧力を調整する圧力調整弁を有する圧力調
整容器及び圧力調整弁に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例えば
化粧品、薬品、塗料、食品等を収容する容器は、首部に
キャップを装着して内容物を内部に封入した場合、内容
物から発生するガスによって容器が膨張し、容器を変形
させたり破損させたりする場合がある。また、キャップ
を装着することなく内容物を封入した容器や、電極、電
解液等を封入した電池用の外郭容器等においても、内容
物や電解液から発生したガスの圧力によって、容器が変
形したり破損したりする場合がある。
【0003】発生したガスの圧力による容器の変形や破
損を防止するためには、キャップ等にガス抜き機構を設
けて発生したガスを排除することが必要であるが、ガス
を通過させるだけでなく、内部の圧力が所定の圧力以下
のときは内容物の流出を防止できるような機構のもので
なければ、容器を転倒させた際などに、内容物が漏れ出
てしまう場合がある。このため、例えば特開平5−27
0559号公報には、内容物の流出を防止しつつ発生す
るガスを排除できるようにしたキャップ付き容器が記載
されている。
【0004】特開平5−270559号公報に記載の容
器は、キャップの上部中央にガス通過孔を設けると共
に、パッキン状のガス抜き機構を容器本体の口首部の上
端開口を覆って内側に挟み込みつつキャップを首部に装
着してなるものである。そして、ガス抜き機構は、環状
のスペーサを挟んで積層された上面側の通気性シートと
下面側の弾性フィルムによる弁体とを備え、通気性シー
トを介してガスを排除でき、また弁体によって内容物の
流出を阻止するものである。
【0005】しかしながら、特開平5−270559号
公報に記載の容器によれば、ガス通過孔が形成されたキ
ャップの内側天井面と容器本体の首部との間に挟み込ま
れるパッキンにガス抜き機構としての機能を持たせるた
めに、特別かつ複雑な構造とする必要があるため、部品
点数の増加と共に製造工程が煩雑になってコストが高く
なる。また、特に発泡性の内容物を収容した場合には、
内容物を巻き込んだ状態で発生するガスが通気性シート
を通過することになるため、通気性シートに内容物が付
着し、目詰まりが生じて通気機能を損なうことになる。
【0006】本発明は、簡易な構成により、内容物から
発生するガスやガスの吸引等によって容器の内部の圧力
が過度に正圧になったり負圧になったりするのを効果的
に回避して、容器の変形や破損を容易に防止することの
できる圧力調整容器及び圧力調整弁の提供を目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、外気への通気
孔が形成された部分の内側に配置されて内容物が封入さ
れた容器の内部の圧力を調整する圧力調整弁を有する圧
力調整容器であって、前記圧力調整弁は、先端に環状の
線接触密着部を有する線接触シール部材と、前記線接触
密着部を密着状態で当接させる当接壁面部とからなり、
前記線接触密着部と前記当接壁面部との密着状態により
シールして容器の内部から前記通気孔に至る通気路を遮
断すると共に、前記線接触密着部が当接方向と交差する
方向の力を受けて前記当接壁面部に沿ってスライド移動
することにより、前記線接触密着部と前記当接壁面部と
の間に隙間が生じて圧力を開放させる圧力調整容器を提
供することにより、上記目的を達成したものである。
【0008】また、本発明は、外気への通気孔が形成さ
れた部分の内側に配置されて内容物が封入された容器の
内部の圧力を調整する圧力調整弁であって、先端に環状
の線接触密着部を有する線接触シール部材と、前記線接
触密着部を密着状態で当接させる当接壁面部とからな
り、前記線接触密着部と前記当接壁面部との密着状態に
よりシールして容器の内部から前記通気孔に至る通気路
を遮断すると共に、前記線接触密着部が当接方向と交差
する方向の力を受けて前記当接壁面部に沿ってスライド
移動することにより、前記線接触密着部と前記当接壁面
部との間に隙間が生じて圧力を開放させる圧力調整弁を
提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0009】上記記載において、当接壁面部と密着状態
で当接する線接触密着部は、例えば幅の狭い線状の当接
面において当接することにより、当接壁面部に沿って当
接方向と交差する面方向に折れ曲がるようにしてスライ
ド移動可能な部分であって、面積を有しない「線」にお
いて接触する部分を意味するものではなく、当接壁面部
と密着して通気を遮断することが可能な、ある程度の幅
をもって当接する線状の部分を意味するものである。
【0010】また、線接触密着部を当接させる当接壁面
部は、線接触密着部が当接している間、変形又は移動す
ることのないように、その当接面の形状が所望の密着性
(シール性)を確保できる程度に保持固定された状態で
設けられる壁面部分である。このように当接面の形状が
固定されていることにより、環状の線接触密着部を当接
壁面部に安定した状態で当接させて所望の密着性(シー
ル性)を担保することが可能になる。また線接触密着部
が環状となっていることにより、均一な密着圧力とシー
ル性を担保することが可能になる。なお、「環状」と
は、真円の環状であることが好ましいが、楕円や長円等
の他、四角形や六角形等、その他の種々の環状に連続す
る形状を採用することもできる。
【0011】さらに、圧力調整弁によって調整される
「容器の内部の圧力」は、内容物からガスが発生するこ
とによって内部が正圧となっている場合の他、内容物に
よりガス(空気等)が吸引されることによって内部が負
圧となっている場合も含まれる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1に示す本発明の好ましい第1
実施形態に係る圧力調整容器20に設けられる圧力調整
弁10は、いわゆる成形パッキン式の調整弁であって、
酸素等のガスを発生する内容物として例えば染毛剤を収
容する圧力調整容器20において採用されたものであ
る。本第1実施形態によれば、圧力調整容器20は、容
器本体11の口首部14にキャップ16を螺合装着して
染毛剤を容器の内部に封入するものである。また容器本
体11は、可撓性を備える例えばポリエチレン製の略円
筒状の外容器12と、この外容器12の内部に装着され
て染毛剤を収容するナイロン製の内袋13とからなる二
重容器となっている。そして、圧力調整容器20は、容
器本体11の口首部14にクシ付き吐出ノズル等を取り
付けて染毛剤を使用する場合には、外容器12を手で把
持して押圧変形させることにより染毛剤を吐出すること
ができ、また押圧状態を解除したときには、外容器12
と内袋13との間の空間部15に空気を送り込みつつ外
容器12を元の略円筒状に復元させることのできる、い
わゆる積層剥離容器としての機能を備えている。
【0013】一方、収容される染毛剤は、例えば容器本
体11に予め収容されている第1剤に、別の容器に収容
されていた第2剤を添加混合することによって得られ、
第1剤と第2剤との混合により発泡状態のガスを発生す
ることになる。またこのような第1剤と第2剤との混合
は、容器本体11の口首部14にキャップ16を螺合装
着した状態で行われる。さらに、容器本体11に残った
染毛剤を保存したり廃棄したりする場合には、容器本体
11の口首部14にキャップ16が螺合装着される。本
第1実施形態によれば、圧力調整弁10は、このような
キャップ16を装着した圧力調整容器20にガスを発生
する内容物である染毛剤が収容されている場合でも、発
生するガス等を効果的に排除して、内圧が過度に上昇す
るのを防止し、圧力調整容器20の破損や変形、暴発等
を回避することができるように採用されたものである。
【0014】そして、本第1実施形態によれば、圧力調
整弁10は、外気への通気孔17が形成された部分の内
側に配置されて染毛剤が封入された容器20の内部の圧
力を調整するものであって、先端に環状の線接触密着部
18を有する線接触シール部材19と、線接触密着部1
8を全周に亘って密着状態で当接させる当接壁面部21
とからなり、線接触密着部18と当接壁面部21との密
着状態によりシールして容器20の内部から通気孔17
に至る通気路22を遮断すると共に(図2(a)参
照)、線接触密着部18が当接方向Xと交差する方向の
力を受けて当接壁面部21に沿って面方向にスライド移
動することにより、液が滲み出す程度に微少変形し、線
接触密着部18と当接壁面部21との間に隙間が生じて
圧力を開放させるようになっている(図2(b)参
照)。
【0015】また、本第1実施形態によれば、圧力調整
容器20は、容器本体11の口首部14にキャップ16
を螺合装着して染毛剤を内部に封入するものであり、キ
ャップ16には通気孔17及び当接壁面部21が設けら
れ、キャップ16の内側天井部分に一体として装着され
るパッキン26には線接触シール部材19が設けられて
いる。
【0016】キャップ16は、例えば射出成形によるプ
ラスチック成形品であって、下面側が開口する円形のド
ラム形状を有していると共に、その内周面に雌ねじ用ね
じ山23が形成されて、外周面に雄ねじ用ねじ山24が
形成された容器本体11の口首部14に螺合装着され
る。またキャップ16の天井板25には、周縁部に近接
した位置に通気孔17が一箇所に貫通形成されていると
共に、天井板25の下面(キャップ16の内側天井面3
3)から下方に突出して、円環状のパッキン支持リブ2
7が、パッキン26に設けられた線接触シール部材19
の外側に同心状に配置されるように設けられている。
【0017】パッキン26は、ポリオレフィン、エチレ
ン酢酸ビニル共重合(EVA)樹脂等からなる円盤形状
の部材であって、予めキャップ16の内側天井部分に嵌
め込まれるように一体として装着され、キャップ16が
螺合装着された際に、キャップ16の内側天井面33と
容器本体11の口首部14の上端との間に挟持される。
パッキン26は、その周縁部分上面側(周縁部分天井板
25側)に、円環状の台座リブ28が上方に突出して設
けられ、この台座リブ28がキャップ16の内側天井部
分の周縁角部に密着配置されて、台座リブ28の内側の
平板部29とキャップ16の内側天井面33との間に通
気路22のための空間部を保持する。またキャップ16
の内側天井面33から下方に突出するパッキン支持リブ
27の先端がパッキン26の平板部29の上面に当接し
て、平板部29と天井板25との間の空間部をさらに安
定した状態で保持している。
【0018】また、本第1実施形態によれば、パッキン
26の下面側には、円環状のスカートリブ30が下方に
突出して設けられており、キャップ16が螺合装着され
た際に、スカートリブ30は容器本体11の口首部14
の上端開口部分の内壁面に沿って密着するように挿入さ
れて、口首部14の上端開口とパッキン26との間のシ
ール性を向上させている。そして、パッキン26の中央
には、平板部29の中央部分を貫通して円形の排気孔3
1が形成されており、この排気孔31の周囲を囲むよう
にして円筒状の線接触シール部材19が、上方に突出し
て設けられている。
【0019】線接触シール部材19は、パッキン26の
一部として当該パッキン26と一体として形成されたも
のであり、略三角形の断面形状を有し、その鋭角となっ
た上端部分が円環状の線接触密着部18を構成してい
る。線接触密着部18は、当接壁面部21を構成する、
キャップ16の天井板25におけるパッキン支持リブ2
7より内側に位置する部分の下面に対して、垂直上方を
当接方向Xとしてその全周に亘って密着状態で当接して
いることにより、キャップ16とパッキン26との間を
シールして、容器本体11の口首部14からキャップ1
6に形成された通気孔17に至る通気路22を遮断す
る。また、本第1実施形態によれば、パッキン26の平
板部29の上面側には、線接触シール部材19の基端部
から放射方向外側に延設されて、通気溝32が切り欠き
形成されており、この通気溝32を介することによっ
て、パッキン支持リブ27の下方を潜るようにして通気
できるようになっている。
【0020】さらに、本第1実施形態によれば、線接触
密着部18の可動方向は、容器本体11の口首部14の
上端開口の面と平行な面(上端開口からの内容物の吐出
方向と垂直な面)に沿った方向となっている。また口首
部14の上端開口は、パッキン26によってその大部分
の領域が閉塞されていると共に、円形の排気孔31の周
囲を囲むようにして設けられた線接触シール部材19が
略三角形の断面形状を有していることにより、排気孔3
1は、線接触シール部材19の下端部分から上端部分の
線接触密着部18に向かって徐々にその断面積を拡大さ
せ、線接触密着部18は排気孔31の下端の開口縁部よ
りも径方向外側に配置されるようになっている。従っ
て、キャップ16が装着された圧力調整容器20のガス
が発生していない通常の染毛剤の収容時においては、容
器本体11の口首部14から線接触密着部18に至る染
毛剤の流路が、液圧制限壁として機能するパッキン26
及び線接触シール部材19の下端部によって狭められ、
且つ線接触密着部18の可動方向が染毛剤の吐出方向と
垂直な面に沿った方向となっているので、染毛剤による
液圧が線接触密着部18に直接負荷されるのを効果的に
回避することができ、容器20を振ったり、逆さに向け
た場合でも、線接触密着部18の当接壁面部21への密
着によるシール性を確実に確保することが可能になる。
【0021】そして、本第1実施形態の圧力調整容器2
0及び圧力調整弁10によれば、キャップ16の成形時
に通気孔17及び当接壁面部21を一体として形成し、
パッキン26の成形時に線接触シール部材19を一体と
して形成するだけの簡易な構成によって、内容物である
染毛剤から発生するガス等によって容器20の内部の圧
力が過度に正圧になるのを効果的に回避して、容器20
の変形や破損を容易に防止することが可能になる。すな
わち、容器本体11の口首部14にキャップ16を装着
した後、発生するガスの量が少なく容器本体11の内圧
がそれ程高くない場合には、パッキン26の線接触シー
ル部材19の線接触密着部18は、その全周に亘って当
接壁面部21に密着当接した状態を保持して、容器20
の内部と通気孔17との間の通気路22を遮断する。こ
れによって、口首部14の上端開口はパッキン26によ
り覆われ、染毛剤は容器本体11に封入されて容器本体
11の外部に漏れ出ることがない。
【0022】一方、発生するガスの量が多くなって容器
本体11の内圧が高まり、例えば0.1kgf/cm2
度の圧力以上の圧力になると、線接触シール部材19
は、これの側面に対して垂直方向に負荷されるガスの圧
力によって、当接方向Xと交差する方向の圧力を受けて
外側Yに折れ曲がるように変形することにより、線接触
密着部18を当接壁面部21に沿って外側Yにスライド
移動させて、全周に亘って密着していた線接触密着部1
8と当接壁面部21との間の少なくとも一部に隙間を生
じさせる。したがって、この隙間を介して発生するガス
や液を通過させ、通気溝32を介して通気路22に流入
させることにより、通気孔17からガスをスムースに排
除することが可能になり、容器20の破損や変形、暴発
等を効果的に回避することが可能になる。
【0023】ガスの排除により、容器本体11の内部の
圧力が低下すると、線接触シール部材19は折れ曲がっ
た状態からもとの形状に自然に復元して、線接触密着部
18を当接壁面部21に全周に亘って再び密着させて容
器本体11に染毛剤を封入した状態に戻ることになる。
【0024】また、本第1実施形態によれば、収容され
た染毛剤は発泡性を有しており、染毛剤を巻き込んだ状
態でガスを生じることになるが、発生したガスは、通気
性シートを介することなく、線接触密着部18と当接壁
面部21との間に生じた相当の大きさの隙間を介して排
除されることになるので、巻き込んだ染毛剤によって目
詰まりが生じるのを効果的に回避することが可能にな
る。
【0025】さらに、本第1実施形態によれば、キャッ
プ16の内側天井面33から下方に突出して、円環状の
パッキン支持リブ27が線接触シール部材19の外側に
同心状に配置されており、かつパッキン支持リブ27は
パッキン26の平板部29の上面に当接して平板部29
と天井板25との間の空間部を保持しているので、この
パッキン支持リブ27によって線接触密着部18と当接
壁面部21とが過度に密着してシール性が高くなり過ぎ
るのを回避して、内部の圧力が所定の圧力以上に高くな
ったときに、圧力調整弁10が確実に機能するように担
保している。
【0026】さらにまた、本第1実施形態によれば、線
接触シール部材19及び線接触密着部18は、パッキン
26と一体的に成形され、一部材となっているので、キ
ャップ16を装着して口首部14を閉めたときに、確実
にシール性を確保することが可能になる。
【0027】以上により、圧力調整容器20を振ったり
逆さまにした程度では封入した染毛剤は漏れず、かつ圧
力調整容器20が破損・破裂するぐらいの圧力に内部の
圧力がなる前に、圧力調整弁10が確実に機能して過度
に高くなった内圧をスムーズに開放することが可能にな
る。
【0028】図3は、本発明の第2実施形態に係る圧力
調整弁40を示すものである。本第2実施形態によれ
ば、三角形の断面形状を有する円環状の線接触シール部
材42は、キャップ41の天井板43の下面(キャップ
41の内側天井面52)中央部分から下方に突出して設
けられている。一方、パッキン44には、平板部45の
中央に貫通形成された円形の排気孔46の周囲を囲むよ
うにして円筒状のパッキン支持リブ47が、線接触シー
ル部材42の内側に同心状に配置されて上方に突出して
設けられ、これの先端がキャップ41の内側天井面52
に当接して、平板部45と内側天井面52との間の通気
路48のための空間部をさらに安定した状態で保持して
いる。また、パッキン支持リブ47の上端部分には、排
気孔46と通気路48とを連通する切り欠き溝49が形
成されている。そして、本第2実施形態によれば、線接
触シール部材42の先端の円環状の線接触密着部50
は、パッキン支持リブ47の外側に位置するパッキン4
4の平板部45の上面を当接壁面部51として、当該当
接壁面部51全周に亘って密着状態で当接している。
【0029】本第2実施形態によっても、キャップ41
を容器本体11の口首部14(図1参照)に螺合装着し
て内容物を封入した際に、線接触密着部50を当接壁面
部51に密着状態で当接させて内容物の漏れを防止する
と共に、内容物から発生するガスの量が多くなって容器
本体11の内圧が高くなった場合には、ガスの圧力によ
って線接触密着部50と当接壁面部51との間に隙間を
生じさせて、上記第1実施形態と同様の作用効果を奏す
ることになる。
【0030】また、本第2実施形態によれば、線接触密
着部50の可動方向は、容器本体11の口首部14の上
端開口の面と平行な面(上端開口からの内容物の吐出方
向と垂直な面)に沿った方向となっており、また口首部
14の上端開口は、パッキン44によってその大部分の
領域が閉塞されていると共に、線接触密着部50を有す
る線接触シール部材42の内側にはパッキン支持リブ4
7が同心状に配置されている。従って、キャップ16が
装着された圧力調整容器20のガスが発生していない通
常の染毛剤の収容時においては、容器本体11の口首部
14から線接触密着部50に至る染毛剤の流路が、液圧
制限壁として機能するパッキン44及びパッキン支持リ
ブ47によって狭められ、且つ線接触密着部50の可動
方向が染毛剤の吐出方向と垂直な面に沿った方向となっ
ているので、染毛剤による液圧が線接触密着部50に直
接負荷されるのを効果的に回避して、上記第1実施形態
と同様に、容器20を振ったり逆さに向けた場合でも、
線接触密着部50の当接壁面部51への密着によるシー
ル性を確実に確保することが可能になる。
【0031】図4は、本発明の第3実施形態に係るいわ
ゆるピストン弁式の圧力調整弁60を示すものである。
本第3実施形態によれば、通気孔61は、キャップ62
の天井板63の中央に設けられた通気スリーブ64の中
央貫通部分として形成されていると共に、この中央貫通
部分には、下端部分に線接触シール部材65を備えた弁
体66の支持円柱部67が挿入係止されて、線接触シー
ル部材65をキャップ62の内側上端部分に支持固定し
ている。線接触シール部材65は、扁平な切頭円錐形状
を備えており、その下端部分の鋭角に尖った周縁先端部
が円環状の線接触密着部68を構成している。また支持
円柱部67の側面には上下に延設されて切り欠き溝69
が設けられており、キャップ62の内側と外気とを連通
する通気路70を形成していると共に、通気スリーブ6
4の下端部分には、切り欠き溝69と連続する連絡孔7
1が設けられている。
【0032】また、本第3実施形態によれば、キャップ
62の天井板63から下方に突出して、通気スリーブ6
4及び弁体66と同心状に配置される当接円筒体72が
設けられており、この当接円筒体72の内側面を当接壁
面部74として、線接触シール部材65の周縁先端部の
円環状の線接触密着部68を、全周に亘って密着状態で
当接させている。また当接壁面部74を構成する当接円
筒体72の下端部分には、環状突出部75が内側に突出
して設けられている。環状突出部75が当接円筒体72
の下端部分に設けられていることによって、染毛剤の突
出方向からみて線接触密着部68が環状突出部75の裏
側に隠れることになるので、当該環状突出部75を容器
本体11と線接触密着部68との間に介在する液圧制限
壁として機能させて、容器本体11の口首部14から線
接触密着部68に至る染毛剤の流路を狭めることによ
り、染毛剤による液圧が線接触密着部68に直接負荷さ
れるのを効果的に回避することが可能になる。また環状
突出部75は、外気等によって上方から高圧がかかった
場合に弁体66を下方から支持することができ、弁体6
6が落ちないように防護する。
【0033】さらに、本第3実施形態によれば、キャッ
プ62の天井板63から下方に突出して、当接円筒体7
2の外側にこれと同心状に配置されるスカートリブ73
が設けられており、このスカートリブ73は、キャップ
62が装着された際に、容器本体11の口首部14(図
1参照)の上端開口部分の内壁面に沿って密着するよう
に挿入されて、口首部14の上端開口と天井板63の内
側面に挟持されるドーナツ状のパッキン74との間のシ
ール性を向上させている。
【0034】そして、本第3実施形態によっても、キャ
ップ62を容器本体11の首部14に螺合装着して内容
物を封入した際に、線接触密着部68を当接壁面部74
に密着状態で当接させて内容物の漏れを防止すると共
に、内容物から発生するガスの量が多くなって容器本体
11の内圧が高くなった場合には、ガスの圧力によって
線接触密着部68と当接壁面部74との間に隙間を生じ
させて、上記第1実施形態と同様の作用効果を奏するこ
とになる。
【0035】なお、本発明は上記各実施形態に限定され
ることなく種々の変更が可能である。例えば、本発明の
圧力調整弁を有する圧力調整容器は、二重構造の積層剥
離容器である必要は必ずしもなく、キャップを用いるこ
となく内溶液を封入する容器や、電極、電解液等を封入
した電池用の外郭容器等であっても良い。また容器に収
容される内容物は染毛剤である必要は必ずしもなく、そ
の他の化粧品や、薬品、塗料、食品等、ガスを発生する
種々の内容物を収容することもでき、反対にガスを吸収
し、容器の内部を負圧にする内容物であっても良い。さ
らに線接触密着部は環状に連続するものが好ましく、真
円の環状のものであるのが特に好ましい。
【0036】また、本発明の圧力調整弁は、図5(a)
に示すように、線接触シール部材80の線接触密着部8
1を当接壁面部82に沿って外方のみならず内方にもス
ライド移動できるようにしておけば、容器の内圧が正圧
方向に過度に高くなった際に容器の内部からガスを排出
できる他、容器の内圧がガスの吸収等によって負圧方向
に過度に高くなった場合でも、外気を容器の内部に送り
込んで、容器の変形や破損を容易に防止することが可能
になる。また図5(b)に示すように、線接触密着部8
1の内方へのスライド移動を例えば制限リブ83によっ
て制限して容器の内圧が過度に正圧になったときにのみ
弁を作動させることもでき、図5(c)に示すように、
線接触密着部81の外方へのスライド移動を例えば制限
リブ84によって制限して容器の内圧が過度に負圧にな
ったときにのみ弁を作動させることもできる。
【0037】上述したように、一方向のみに弁の作動方
向を規制することによって、弁の作動をより確実なもの
とし、誤作動を防止することが可能になる。なお、図5
(b)の場合には、外部からの異物等の混入を防止する
ことができ、図5(c)の場合には、内容物の漏洩を防
止することができる。弁が作動を始める所定の圧力は圧
力調整容器の強度等を考慮して適宜設定することがで
き、また、例えば線接触密着部の材質や形状を適宜変更
することによって、作動を始める所定の圧力を調節する
ことができる。
【0038】
【発明の効果】本発明の圧力調整容器及び圧力調整弁に
よれば、簡易な構成により、内容物から発生するガス等
によって容器の内部の圧力が過度に正圧になったり負圧
になったりするのを効果的に回避して、容器の変形や破
損を容易に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る圧力調整弁を有す
る圧力調整容器の要部を示す略示断面図である。
【図2】(a)は圧力調整弁によって通気路を遮断して
いる状態を示す図1のA部拡大図、(b)は隙間を生じ
させて圧力を開放している状態を示す図1のA部拡大図
である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る圧力調整弁を採用
したキャップの略示断面図である。
【図4】本発明の第3実施形態に係る圧力調整弁を採用
したキャップの略示断面図である。
【図5】(a)は線接触密着部を当接壁面部に沿って外
方及び内方にスライド移動できるようにした圧力調整弁
の説明図、(b)は外方にのみスライド移動できるよう
にした圧力調整弁の説明図、(c)は内方にのみスライ
ド移動できるようにした圧力調整弁の説明図である。
【符号の説明】
10,40,60 圧力調整弁 11 容器本体 12 外容器 13 内袋 14 口首部 16,41,62 キャップ 17,61 通気孔 18,50,68,81 線接触密着部 19,42,65,80 線接触シール部材 20 圧力調整容器 21,51,74,82 当接壁面部 22,48,70 通気路 25,43,63 キャップの天井板 26,44,74 パッキン 29,45 パッキンの平板部 31,46 排気孔 32 通気溝 33,52 キャップの内側天井面 49,69 切り欠き溝 64 通気スリーブ 66 弁体 72 当接円筒体 75 環状突出部 83,84 制限リブ X 当接方向

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外気への通気孔が形成された部分の内側
    に配置されて内容物が封入された容器の内部の圧力を調
    整する圧力調整弁を有する圧力調整容器であって、 前記圧力調整弁は、先端に環状の線接触密着部を有する
    線接触シール部材と、前記線接触密着部を密着状態で当
    接させる当接壁面部とからなり、 前記線接触密着部と前記当接壁面部との密着状態により
    シールして容器の内部から前記通気孔に至る通気路を遮
    断すると共に、 前記線接触密着部が当接方向と交差する方向の力を受け
    て前記当接壁面部に沿ってスライド移動することによ
    り、前記線接触密着部と前記当接壁面部との間に隙間が
    生じて圧力を開放させる圧力調整容器。
  2. 【請求項2】 容器本体の口首部にキャップを装着して
    内容物を容器の内部に封入するものであり、前記キャッ
    プに前記通気孔、線接触シール部材、及び当接壁面部が
    設けられている請求項1記載の圧力調整容器。
  3. 【請求項3】 前記線接触シール部材は、容器の内部か
    らの圧力又は前記通気孔を介した外気からの圧力を受け
    て、前記線接触密着部が前記当接壁面部に沿って外方又
    は内方のどちらか一方のみにスライド移動可能となって
    いる請求項1又は2に記載の圧力調整容器。
  4. 【請求項4】 前記線接触シール部材又は前記当接壁面
    部は、前記キャップの内側天井部分に装着されるパッキ
    ンに設けられている請求項2又は3記載の圧力調整容
    器。
  5. 【請求項5】 前記キャップの内側天井面から下方に突
    出して、又は前記パッキンから上方に突出して、前記パ
    ッキンの上面又は前記キャップの内側天井面に当接する
    ことにより、前記内側天井面と前記パッキンとの間に通
    気路のための空間部を保持するパッキン支持リブが設け
    られている請求項4記載の圧力調整容器。
  6. 【請求項6】 外気への通気孔が形成された部分の内側
    に配置されて内容物が封入された容器の内部の圧力を調
    整する圧力調整弁であって、 先端に環状の線接触密着部を有する線接触シール部材
    と、前記線接触密着部を密着状態で当接させる当接壁面
    部とからなり、 前記線接触密着部と前記当接壁面部との密着状態により
    シールして容器の内部から前記通気孔に至る通気路を遮
    断すると共に、 前記線接触密着部が当接方向と交差する方向の力を受け
    て前記当接壁面部に沿ってスライド移動することによ
    り、前記線接触密着部と前記当接壁面部との間に隙間が
    生じて圧力を開放させる圧力調整弁。
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