JP2004166027A - 携帯無線機 - Google Patents
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Abstract
【課題】通話やデータ通信時におけるアンテナ利得を良好に保持する携帯無線機を提供する。
【解決手段】上部筐体1と下部筐体2との間のヒンジ部8の回転軸に固定された回転部材14と、電気絶縁材料からなる複数のアンテナカバー4で覆われ端部が回転部材14の表面に固定されたアンテナ導体3を有するハンドストラップ13とを備え、上部筐体1を開いたときには回転軸が回転部材14を回転してアンテナ導体3を筐体内に引き込み、複数のアンテナカバー4の間には間隙が設けられ、アンテナ導体3が筐体内に引き込まれたときには閉じられてハンドストラップ13を直線状にすることを特徴とする携帯無線機。
【選択図】 図3
【解決手段】上部筐体1と下部筐体2との間のヒンジ部8の回転軸に固定された回転部材14と、電気絶縁材料からなる複数のアンテナカバー4で覆われ端部が回転部材14の表面に固定されたアンテナ導体3を有するハンドストラップ13とを備え、上部筐体1を開いたときには回転軸が回転部材14を回転してアンテナ導体3を筐体内に引き込み、複数のアンテナカバー4の間には間隙が設けられ、アンテナ導体3が筐体内に引き込まれたときには閉じられてハンドストラップ13を直線状にすることを特徴とする携帯無線機。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アンテナをハンドストラップとして共用する折畳み型の携帯無線機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の携帯無線機用のアンテナとしては、携帯無線機の筐体より外部に引き伸ばす棒状のロッドアンテナが多く使用されている。しかし、この種のロッドアンテナは携帯無線機の筐体から突き出しているので、携行性やデザイン性に劣るため、ハンドストラップにアンテナを組み込んだ携帯無線機が提案されている。その1つの例としては、半周部分の少なくとも一部にアンテナ導体を内蔵するようにしたループ状のハンドストラップを取り付けた携帯電話機がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、ハンドストラップにアンテナを組み込んだ他の従来例としては、導電性材料を線状または帯状に形成したアンテナ素子をストラップに収容するようにしたストラップ型アンテナを筐体に取り付けた携帯電話機がある(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平07−154120号公報(2頁、段落番号0010、6行、図1)。
【特許文献2】
特開2001−352207号公報(2頁、段落番号0005〜0010、23行、図1)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平7−154120号公報に記載の携帯電話機や特開2001−352207号公報に記載の携帯電話機では、通話時にハンドストラップと使用者の手が近接することにより、アンテナ利得が低下してしまうという問題があった。
【0006】
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたもので、通話やデータ通信時におけるアンテナ利得を良好に保持する折畳み型の携帯無線機を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明における携帯無線機は、上部筐体と下部筐体との間のヒンジ部の回転軸に固定された回転部材と、複数のアンテナカバーで覆われ端部が前記回転部材の表面に固定されたアンテナ導体を備えるハンドストラップとを有し、前記上部筐体を開いたときに前記回転軸が前記回転部材を回転して前記アンテナ導体を筐体内に引き込むという構成を有している。この構成により、上部筐体と下部筐体を開いた時に、ヒンジ部の回転部材を回転してハンドストラップ内のアンテナ導体を携帯無線機の筐体内に引き込むことによりアンテナ導体を直線の棒状にして、通話やデータ通信時におけるアンテナ利得を良好に保持することができる。
【0008】
本発明における携帯無線機は、一端が前記上部筐体が開いたときに前記アンテナ導体の前記端部に圧接し、他端は回路基板上の電気回路に接続された接続バネを有するという構成を有している。この構成により、上部筐体を下部筐体から開いたときにのみアンテナ導体を回路基板上の電気回路に接続することにより、良好なアンテナ利得を得ることができることとなる。
【0009】
本発明における携帯無線機は、上部筐体と下部筐体との間のヒンジ部の回転軸に固定されたカム部材と、複数のアンテナカバーで覆われ端部が前記カム部材に接触して回路基板上の電気回路に接続されたアンテナ導体を備えるハンドストラップとを有し、前記上部筐体を開いたときに前記回転軸が前記カム部材を回転して高いカム面により前記アンテナ導体を筐体内に引き込むという構成を有している。この構成により、上部筐体と下部筐体を開いた時に、ヒンジ部に固定されているカム部材を回転してハンドストラップ内のアンテナ導体を携帯無線機の筐体内に引き込むことによりアンテナ導体を直線の棒状にして、通話やデータ通信時におけるアンテナ利得を良好に保持することができる。
【0010】
本発明における携帯無線機は、前記複数の前記アンテナカバーの間には、前記上部筐体の閉状態では開けられ、前記アンテナ導体が前記筐体内に引き込まれたときには閉じられて前記ハンドストラップを直線状にする間隙を有するという構成を有している。この構成により、上部筐体が閉状態のときは、複数のアンテナカバー間には間隙が開けられてアンテナ導体は自由に曲げられ、上部筐体が開状態のときは、アンテナ導体が筐体内に引き込まれることにより、アンテナカバー間の間隙は閉じられてアンテナ導体を直線の棒状とすることにより、アンテナ導体が人体から離れて通話やデータ通信時におけるアンテナ利得を良好に保持することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づき、本発明の第1及び第2の実施の形態における携帯無線機について詳細に説明する。
まず、図1(携帯無線機の上部筐体と下部筐体を開いた状態を示す)、図2(携帯無線機の上部筐体と下部筐体を閉じた状態を示す)及び図3(携帯無線機の上部筐体と下部筐体を開いたときの部分拡大状態を示す)を参照して、本発明の第1の実施の形態における携帯無線機の構成を説明する。
【0012】
図1及び図2に示す携帯無線機は、受話器を収容する上部筐体1と、送話器を収容する下部筐体2と、上部筐体1と下部筐体2をそれぞれの端部で接続し折畳むためのヒンジ部8と、携帯無線機を下げるためのハンドストラップ13とにより構成される。また、上部筐体1は、受話器開口部9と、表示部11とを有し、下部筐体2は、各種キーを有するキー操作部12と、送話器開口部10とを有する。
【0013】
また、ハンドストラップ13は、下部筐体2の内部に収容されている回路基板7上の電気回路に電気的に接続されるアンテナ導体3と、アンテナ導体3を覆う複数の例えば、ビーズ状の小型の非導電性樹脂からなるアンテナカバー4とを備えて構成される。
【0014】
本実施の形態におけるアンテナ導体3は、例えば、細い導線を収束したコード、細い導線の網線からなるコード、及び細い導線を撚った撚り線など、柔軟性があって曲げに強く、屈曲自在なワイヤであれば如何なるものでもよく、また、材料は、例えば、銅、アルミニューム、鉄、ニッケルなどの導電性金属及び合金や、導電性の樹脂など、導電性及び可撚性に優れ、曲げに強い材料であれば如何なるものでもよい。
【0015】
また、アンテナカバー4は、例えば、図5に示すように、中心にアンテナ導体3を通す穴が設けられ、その穴を通してアンテナ導体3が複数のアンテナカバー4に通されたときに、アンテナ導体3の外周がアンテナカバー4に覆われるようなような形状とされる。さらに、アンテナカバー4はアンテナ導体3を通したときには、アンテナ導体3が屈曲できるように1つひとつが短いビーズ状に形成され、個々のアンテナカバー4間には僅かな隙間が空けられる。
また、アンテナ導体3の一端部である先端部3bには、ストッパー5が取り付けられて、アンテナカバー4がアンテナ導体3から抜け落ちないように形成される。
【0016】
ハンドストラップ13をこのように構成することにより、図1に示すような、上部筐体1を下部筐体2から開いた状態では、アンテナ導体3が筐体内に引き込まれるので(詳細は後述する)、アンテナカバー4間には間隙がなくなり、アンテナカバー4が整列することにより、アンテナカバー4はアンテナ導体3とともに一直線の棒状になる。
【0017】
つまり、携帯無線機の上部筐体1を下部筐体2から開くことにより、アンテナ導体3が直線状となって、アンテナ導体3が使用者の手から距離的に離れることになるので、通話時やデータ通信時のアンテナ利得を改善することができる。この場合の改善量は約5dBである。
【0018】
しかし、図2に示すような、上部筐体1が下部筐体2を閉じた状態では、アンテナ導体3は筐体内に引き込まれないので(詳細は後述する)、隣り合うアンテナカバー4の間には僅かな隙間ができるようになり、アンテナ導体3は屈曲自在となって、取扱いが便利となる。
【0019】
次に、図3を参照して、本実施の形態における携帯無線機のアンテナ導体3を用いたハンドストラップ13の構成及び動作を詳細に説明する。
図3において、回転部材としてのプーリ14は、上部筐体1と下部筐体2との間のヒンジ部8の回転軸に固定され、上部筐体1が開閉してヒンジ部8が回転すると、プーリ14もヒンジ部8と同方向に回転する。アンテナ導体3は、アンテナ導体3の端部である取り付け部3aでプーリ14に固定される。なお、プーリ14は非導電性であり、アンテナ導体3の取り付け部3aが固定される材料であれば如何なるものでもよい。
【0020】
接続バネ6は、回路基板7に固定されて、回路基板7上の電気回路と電気的に接続され、接続バネ6の他端は、上部筐体1が開状態のときには、プーリ14に固定されているアンテナ導体3の取り付け部3aに圧接して、アンテナ導体3と回路基板7上の電気回路とを電気的に接続する。しかし、上部筐体1が閉状態のときは、例えば、プーリ14が図3で時計回りに回転した位置にあり、この位置では接続バネ6はアンテナ導体3の取り付け部3aから外れるように形成される。そのため、アンテナ導体3は回路基板7上の電気回路から離されることになる。
【0021】
また、上部筐体1を開いたときは、プーリ14が図3で反時計回りに回転するため、アンテナ導体3は引っ張られてプーリ14の方に引き寄せられる。これによって、アンテナカバー4間の間隙がなくなり、アンテナカバー4同士がぴたっと接することにより、ハンドストラップ13自体が直線的な棒状となる。これによって、会話中やデータの受信中に、例えば、腕など人体がアンテナ導体3に接近することを意識的に防止することができ、アンテナ導体3に対する腕などの接近によるアンテナ利得の低下を防止することが可能となる。
【0022】
次に、図4を参照して、本発明の第2の実施の形態における携帯無線機のアンテナ導体3を用いたハンドストラップ13の構成及び動作を詳細に説明する。
本実施の形態におけるハンドストラップ13自体の構成は、図3に示すハンドストラップ13と同様であるが、アンテナ導体3の取り付け部3aはプーリ14にではなく回路基板7上に固定され回路基板7上の電気回路と直接電気的に接続される。なお、取り付け部3aの回路基板7に対する固定は、例えば、半田付け等、強固且つ導電性があれば、如何なる手段でもよい。
【0023】
また、図3では、上部筐体1と下部筐体2との間のヒンジ部8の回転軸にはプーリ14が固定されたが、本実施の形態では、ヒンジ部8の回転軸にはプーリ14の代わりにカム部材15が固定される。そして、上部筐体1の開状態では、図4に示すように、カム部材15の高いカム面がアンテナ導体3を押下する位置にくるよう構成される。アンテナ導体3の取り付け部3aは回路基板7に固定されているので、カム部材15の高いカム面がアンテナ導体3を押下している位置では、アンテナ導体3はカム面の押下により筐体内の方へ引き込まれることになる。アンテナ導体3が筐体内の方へ引き込まれると、第1の実施の形態における場合と同様に、アンテナカバー4間の間隙がなくなり、アンテナカバー4同士がぴたっと接することにより、ハンドストラップ13自体が直線的な棒状となる。これによって、会話中やデータの受信中に、腕がアンテナ導体3に接近することを意識的に防止することができ、アンテナ導体3に対する腕の接近によるアンテナ利得の低下を防止することが可能となる。
【0024】
また、携帯無線機の待ち受け状態では、上部筐体1と下部筐体2が閉じた状態にあり、この状態では、カム部材15の高いカム面がアンテナ導体3から除かれるので、アンテナ導体3の筐体内の方に引き込まれる状態は緩められるため、アンテナ導体3の屈曲が可能となる。そのため、アンテナ導体3は屈曲して人体等に触れ易くなり、アンテナ利得を低下させることになる。しかし、この場合は、筐体内に内蔵するアンテナに切り換えることにより、アンテナ利得の低下を補うことができる。
【0025】
なお、上部筐体1を下部筐体2から開いたときにアンテナ導体3を筐体内に引き込む構造は、図3または図4に示すような構造に限定されるものではなく、例えば、上部筐体1を下部筐体2から開いたときに、ヒンジ部8の回転軸ではなく他の回転軸でプーリ14またはカム部材15を回転するような構造とするか、アームを使用するか、またはモーターでプーリ14を回転させるような構造としてもよい。
【0026】
なお、上部筐体1と下部筐体2を閉じた状態では筐体内に内蔵するアンテナを使用し、上部筐体1と下部筐体2を開いた状態では本発明のアンテナ導体3を使用するよう、切り換える構成とすることが考えられる。
また、筐体内に内蔵するアンテナの利得と、アンテナ導体3を使用した場合のアンテナ利得を比較して、利得の大きいほうに切り換えて使用する構成とすることも考えられる。
【0027】
【発明の効果】
本発明における携帯無線機は、上記のように構成され、特に、携帯無線機の上部筐体を開いたときには、アンテナ導体を筐体内に引き込み直線的な棒状とすることにより、アンテナ導体に人体の影響を与えることなくアンテナ利得を良好に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における携帯無線機の上部筐体と下部筐体を開いた状態の斜視図、
【図2】本発明の第1の実施の形態における携帯無線機の上部筐体と下部筐体を閉じた状態の斜視図、
【図3】本発明の第1の実施の形態における携帯無線機の上部筐体と下部筐体を開いた状態の部分拡大断図面、
【図4】本発明の第2の実施の形態における携帯無線機の上部筐体と下部筐体を開いた状態の部分拡大断図面、
【図5】本発明の第1及び第2の実施の形態における携帯無線機に備えるハンドストラップを構成するアンテナカバーの斜視図。
【符号の説明】
1 上部筐体
2 下部筐体
3 アンテナ導体
3a 取り付け部
3b 先端部
4 アンテナカバー
5 ストッパー
6 接続バネ
7 回路基板
8 ヒンジ部
9 受話器開口部
10 送話器開口部
11 表示部
12 キー操作部
13 ハンドストラップ
14 プーリ
15 カム部材
【発明の属する技術分野】
本発明は、アンテナをハンドストラップとして共用する折畳み型の携帯無線機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の携帯無線機用のアンテナとしては、携帯無線機の筐体より外部に引き伸ばす棒状のロッドアンテナが多く使用されている。しかし、この種のロッドアンテナは携帯無線機の筐体から突き出しているので、携行性やデザイン性に劣るため、ハンドストラップにアンテナを組み込んだ携帯無線機が提案されている。その1つの例としては、半周部分の少なくとも一部にアンテナ導体を内蔵するようにしたループ状のハンドストラップを取り付けた携帯電話機がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、ハンドストラップにアンテナを組み込んだ他の従来例としては、導電性材料を線状または帯状に形成したアンテナ素子をストラップに収容するようにしたストラップ型アンテナを筐体に取り付けた携帯電話機がある(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平07−154120号公報(2頁、段落番号0010、6行、図1)。
【特許文献2】
特開2001−352207号公報(2頁、段落番号0005〜0010、23行、図1)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平7−154120号公報に記載の携帯電話機や特開2001−352207号公報に記載の携帯電話機では、通話時にハンドストラップと使用者の手が近接することにより、アンテナ利得が低下してしまうという問題があった。
【0006】
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたもので、通話やデータ通信時におけるアンテナ利得を良好に保持する折畳み型の携帯無線機を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明における携帯無線機は、上部筐体と下部筐体との間のヒンジ部の回転軸に固定された回転部材と、複数のアンテナカバーで覆われ端部が前記回転部材の表面に固定されたアンテナ導体を備えるハンドストラップとを有し、前記上部筐体を開いたときに前記回転軸が前記回転部材を回転して前記アンテナ導体を筐体内に引き込むという構成を有している。この構成により、上部筐体と下部筐体を開いた時に、ヒンジ部の回転部材を回転してハンドストラップ内のアンテナ導体を携帯無線機の筐体内に引き込むことによりアンテナ導体を直線の棒状にして、通話やデータ通信時におけるアンテナ利得を良好に保持することができる。
【0008】
本発明における携帯無線機は、一端が前記上部筐体が開いたときに前記アンテナ導体の前記端部に圧接し、他端は回路基板上の電気回路に接続された接続バネを有するという構成を有している。この構成により、上部筐体を下部筐体から開いたときにのみアンテナ導体を回路基板上の電気回路に接続することにより、良好なアンテナ利得を得ることができることとなる。
【0009】
本発明における携帯無線機は、上部筐体と下部筐体との間のヒンジ部の回転軸に固定されたカム部材と、複数のアンテナカバーで覆われ端部が前記カム部材に接触して回路基板上の電気回路に接続されたアンテナ導体を備えるハンドストラップとを有し、前記上部筐体を開いたときに前記回転軸が前記カム部材を回転して高いカム面により前記アンテナ導体を筐体内に引き込むという構成を有している。この構成により、上部筐体と下部筐体を開いた時に、ヒンジ部に固定されているカム部材を回転してハンドストラップ内のアンテナ導体を携帯無線機の筐体内に引き込むことによりアンテナ導体を直線の棒状にして、通話やデータ通信時におけるアンテナ利得を良好に保持することができる。
【0010】
本発明における携帯無線機は、前記複数の前記アンテナカバーの間には、前記上部筐体の閉状態では開けられ、前記アンテナ導体が前記筐体内に引き込まれたときには閉じられて前記ハンドストラップを直線状にする間隙を有するという構成を有している。この構成により、上部筐体が閉状態のときは、複数のアンテナカバー間には間隙が開けられてアンテナ導体は自由に曲げられ、上部筐体が開状態のときは、アンテナ導体が筐体内に引き込まれることにより、アンテナカバー間の間隙は閉じられてアンテナ導体を直線の棒状とすることにより、アンテナ導体が人体から離れて通話やデータ通信時におけるアンテナ利得を良好に保持することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づき、本発明の第1及び第2の実施の形態における携帯無線機について詳細に説明する。
まず、図1(携帯無線機の上部筐体と下部筐体を開いた状態を示す)、図2(携帯無線機の上部筐体と下部筐体を閉じた状態を示す)及び図3(携帯無線機の上部筐体と下部筐体を開いたときの部分拡大状態を示す)を参照して、本発明の第1の実施の形態における携帯無線機の構成を説明する。
【0012】
図1及び図2に示す携帯無線機は、受話器を収容する上部筐体1と、送話器を収容する下部筐体2と、上部筐体1と下部筐体2をそれぞれの端部で接続し折畳むためのヒンジ部8と、携帯無線機を下げるためのハンドストラップ13とにより構成される。また、上部筐体1は、受話器開口部9と、表示部11とを有し、下部筐体2は、各種キーを有するキー操作部12と、送話器開口部10とを有する。
【0013】
また、ハンドストラップ13は、下部筐体2の内部に収容されている回路基板7上の電気回路に電気的に接続されるアンテナ導体3と、アンテナ導体3を覆う複数の例えば、ビーズ状の小型の非導電性樹脂からなるアンテナカバー4とを備えて構成される。
【0014】
本実施の形態におけるアンテナ導体3は、例えば、細い導線を収束したコード、細い導線の網線からなるコード、及び細い導線を撚った撚り線など、柔軟性があって曲げに強く、屈曲自在なワイヤであれば如何なるものでもよく、また、材料は、例えば、銅、アルミニューム、鉄、ニッケルなどの導電性金属及び合金や、導電性の樹脂など、導電性及び可撚性に優れ、曲げに強い材料であれば如何なるものでもよい。
【0015】
また、アンテナカバー4は、例えば、図5に示すように、中心にアンテナ導体3を通す穴が設けられ、その穴を通してアンテナ導体3が複数のアンテナカバー4に通されたときに、アンテナ導体3の外周がアンテナカバー4に覆われるようなような形状とされる。さらに、アンテナカバー4はアンテナ導体3を通したときには、アンテナ導体3が屈曲できるように1つひとつが短いビーズ状に形成され、個々のアンテナカバー4間には僅かな隙間が空けられる。
また、アンテナ導体3の一端部である先端部3bには、ストッパー5が取り付けられて、アンテナカバー4がアンテナ導体3から抜け落ちないように形成される。
【0016】
ハンドストラップ13をこのように構成することにより、図1に示すような、上部筐体1を下部筐体2から開いた状態では、アンテナ導体3が筐体内に引き込まれるので(詳細は後述する)、アンテナカバー4間には間隙がなくなり、アンテナカバー4が整列することにより、アンテナカバー4はアンテナ導体3とともに一直線の棒状になる。
【0017】
つまり、携帯無線機の上部筐体1を下部筐体2から開くことにより、アンテナ導体3が直線状となって、アンテナ導体3が使用者の手から距離的に離れることになるので、通話時やデータ通信時のアンテナ利得を改善することができる。この場合の改善量は約5dBである。
【0018】
しかし、図2に示すような、上部筐体1が下部筐体2を閉じた状態では、アンテナ導体3は筐体内に引き込まれないので(詳細は後述する)、隣り合うアンテナカバー4の間には僅かな隙間ができるようになり、アンテナ導体3は屈曲自在となって、取扱いが便利となる。
【0019】
次に、図3を参照して、本実施の形態における携帯無線機のアンテナ導体3を用いたハンドストラップ13の構成及び動作を詳細に説明する。
図3において、回転部材としてのプーリ14は、上部筐体1と下部筐体2との間のヒンジ部8の回転軸に固定され、上部筐体1が開閉してヒンジ部8が回転すると、プーリ14もヒンジ部8と同方向に回転する。アンテナ導体3は、アンテナ導体3の端部である取り付け部3aでプーリ14に固定される。なお、プーリ14は非導電性であり、アンテナ導体3の取り付け部3aが固定される材料であれば如何なるものでもよい。
【0020】
接続バネ6は、回路基板7に固定されて、回路基板7上の電気回路と電気的に接続され、接続バネ6の他端は、上部筐体1が開状態のときには、プーリ14に固定されているアンテナ導体3の取り付け部3aに圧接して、アンテナ導体3と回路基板7上の電気回路とを電気的に接続する。しかし、上部筐体1が閉状態のときは、例えば、プーリ14が図3で時計回りに回転した位置にあり、この位置では接続バネ6はアンテナ導体3の取り付け部3aから外れるように形成される。そのため、アンテナ導体3は回路基板7上の電気回路から離されることになる。
【0021】
また、上部筐体1を開いたときは、プーリ14が図3で反時計回りに回転するため、アンテナ導体3は引っ張られてプーリ14の方に引き寄せられる。これによって、アンテナカバー4間の間隙がなくなり、アンテナカバー4同士がぴたっと接することにより、ハンドストラップ13自体が直線的な棒状となる。これによって、会話中やデータの受信中に、例えば、腕など人体がアンテナ導体3に接近することを意識的に防止することができ、アンテナ導体3に対する腕などの接近によるアンテナ利得の低下を防止することが可能となる。
【0022】
次に、図4を参照して、本発明の第2の実施の形態における携帯無線機のアンテナ導体3を用いたハンドストラップ13の構成及び動作を詳細に説明する。
本実施の形態におけるハンドストラップ13自体の構成は、図3に示すハンドストラップ13と同様であるが、アンテナ導体3の取り付け部3aはプーリ14にではなく回路基板7上に固定され回路基板7上の電気回路と直接電気的に接続される。なお、取り付け部3aの回路基板7に対する固定は、例えば、半田付け等、強固且つ導電性があれば、如何なる手段でもよい。
【0023】
また、図3では、上部筐体1と下部筐体2との間のヒンジ部8の回転軸にはプーリ14が固定されたが、本実施の形態では、ヒンジ部8の回転軸にはプーリ14の代わりにカム部材15が固定される。そして、上部筐体1の開状態では、図4に示すように、カム部材15の高いカム面がアンテナ導体3を押下する位置にくるよう構成される。アンテナ導体3の取り付け部3aは回路基板7に固定されているので、カム部材15の高いカム面がアンテナ導体3を押下している位置では、アンテナ導体3はカム面の押下により筐体内の方へ引き込まれることになる。アンテナ導体3が筐体内の方へ引き込まれると、第1の実施の形態における場合と同様に、アンテナカバー4間の間隙がなくなり、アンテナカバー4同士がぴたっと接することにより、ハンドストラップ13自体が直線的な棒状となる。これによって、会話中やデータの受信中に、腕がアンテナ導体3に接近することを意識的に防止することができ、アンテナ導体3に対する腕の接近によるアンテナ利得の低下を防止することが可能となる。
【0024】
また、携帯無線機の待ち受け状態では、上部筐体1と下部筐体2が閉じた状態にあり、この状態では、カム部材15の高いカム面がアンテナ導体3から除かれるので、アンテナ導体3の筐体内の方に引き込まれる状態は緩められるため、アンテナ導体3の屈曲が可能となる。そのため、アンテナ導体3は屈曲して人体等に触れ易くなり、アンテナ利得を低下させることになる。しかし、この場合は、筐体内に内蔵するアンテナに切り換えることにより、アンテナ利得の低下を補うことができる。
【0025】
なお、上部筐体1を下部筐体2から開いたときにアンテナ導体3を筐体内に引き込む構造は、図3または図4に示すような構造に限定されるものではなく、例えば、上部筐体1を下部筐体2から開いたときに、ヒンジ部8の回転軸ではなく他の回転軸でプーリ14またはカム部材15を回転するような構造とするか、アームを使用するか、またはモーターでプーリ14を回転させるような構造としてもよい。
【0026】
なお、上部筐体1と下部筐体2を閉じた状態では筐体内に内蔵するアンテナを使用し、上部筐体1と下部筐体2を開いた状態では本発明のアンテナ導体3を使用するよう、切り換える構成とすることが考えられる。
また、筐体内に内蔵するアンテナの利得と、アンテナ導体3を使用した場合のアンテナ利得を比較して、利得の大きいほうに切り換えて使用する構成とすることも考えられる。
【0027】
【発明の効果】
本発明における携帯無線機は、上記のように構成され、特に、携帯無線機の上部筐体を開いたときには、アンテナ導体を筐体内に引き込み直線的な棒状とすることにより、アンテナ導体に人体の影響を与えることなくアンテナ利得を良好に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における携帯無線機の上部筐体と下部筐体を開いた状態の斜視図、
【図2】本発明の第1の実施の形態における携帯無線機の上部筐体と下部筐体を閉じた状態の斜視図、
【図3】本発明の第1の実施の形態における携帯無線機の上部筐体と下部筐体を開いた状態の部分拡大断図面、
【図4】本発明の第2の実施の形態における携帯無線機の上部筐体と下部筐体を開いた状態の部分拡大断図面、
【図5】本発明の第1及び第2の実施の形態における携帯無線機に備えるハンドストラップを構成するアンテナカバーの斜視図。
【符号の説明】
1 上部筐体
2 下部筐体
3 アンテナ導体
3a 取り付け部
3b 先端部
4 アンテナカバー
5 ストッパー
6 接続バネ
7 回路基板
8 ヒンジ部
9 受話器開口部
10 送話器開口部
11 表示部
12 キー操作部
13 ハンドストラップ
14 プーリ
15 カム部材
Claims (4)
- 第1の筐体と第2の筐体とを回転自在に保持する回転軸に固定された回転部と、アンテナカバーで覆われ端部が前記回転部に固定されたアンテナ導体を備えるハンドストラップとを有し、前記上部筐体を開いたときに前記回転軸が前記回転部を回転して前記アンテナ導体を筐体内に引き込むことを特徴とする携帯無線機。
- 一端は前記第1の筐体が開いたときに前記アンテナ導体の前記端部に圧接し、他端は電気回路に接続された接続バネを有することを特徴とする請求項1記載の携帯無線機。
- 上部筐体と下部筐体とを回転自在に保持する回転軸に固定されたカム部と、電気絶縁材料からなるアンテナカバーで覆われ端部が前記カム部に接触して電気回路に接続されたアンテナ導体を備えるハンドストラップとを有し、前記第1の筐体を開いたときに前記回転軸が前記カム部を回転してカム面により前記アンテナ導体を筐体内に引き込むことを特徴とする携帯無線機。
- 前記複数のアンテナカバーの間には、前記第1の筐体の閉状態では開けられ、前記アンテナ導体が筐体内に引き込まれたときには閉じられて前記ハンドストラップを直線状にする間隙を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の携帯無線機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002330257A JP2004166027A (ja) | 2002-11-14 | 2002-11-14 | 携帯無線機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002330257A JP2004166027A (ja) | 2002-11-14 | 2002-11-14 | 携帯無線機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004166027A true JP2004166027A (ja) | 2004-06-10 |
Family
ID=32807998
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002330257A Pending JP2004166027A (ja) | 2002-11-14 | 2002-11-14 | 携帯無線機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004166027A (ja) |
-
2002
- 2002-11-14 JP JP2002330257A patent/JP2004166027A/ja active Pending
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