JP2004198006A - 鉄イオン晶析抑制システム、および、過熱蒸気プラント - Google Patents
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Abstract
【課題】循環給水経路内で粒径が30μmを越えるような大きな鉄粒子が発生するのを防止し、斯かる鉄粒子による不具合を防止する。
【解決手段】循環給水経路22内のPHを調整するため、PH調整用の薬剤(例えば、アンモニア)を投入する薬剤投入手段26を備えている。薬剤投入手段26は、薬剤投入量を制御する制御手段26dを備え、循環給水経路22内のPHが9.30〜9.45になるように、薬剤の投入量を制御する。この鉄イオン晶析抑制システムは、流体加速腐食を抑制することができ、かつ、鉄イオンの晶析および晶析した鉄粒子の成長を抑制することができる臨界的な範囲に循環給水経路22のPHを調整したので、鉄イオンの晶析および晶析した鉄粒子の成長を抑制することができる。
【選択図】 図2
【解決手段】循環給水経路22内のPHを調整するため、PH調整用の薬剤(例えば、アンモニア)を投入する薬剤投入手段26を備えている。薬剤投入手段26は、薬剤投入量を制御する制御手段26dを備え、循環給水経路22内のPHが9.30〜9.45になるように、薬剤の投入量を制御する。この鉄イオン晶析抑制システムは、流体加速腐食を抑制することができ、かつ、鉄イオンの晶析および晶析した鉄粒子の成長を抑制することができる臨界的な範囲に循環給水経路22のPHを調整したので、鉄イオンの晶析および晶析した鉄粒子の成長を抑制することができる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排熱を利用して水を加熱する排熱回収プラントなどで鉄イオンの晶析粒子が成長するのを抑制する鉄イオン晶析抑制システムに関するものであり、具体的には、ガスタービンと、ガスタービンの排熱を利用した排熱回収プラントと、蒸気タービンを組み合わせたコンバインド発電プラントにおける排熱回収プラントに適用することができるものである。また、本発明は、蒸気ボイラと、蒸気ボイラから供給された蒸気を過熱する過熱器とを備えた過熱蒸気を発生させる過熱蒸気プラントにおいて、蒸気系統に鉄の晶析粒子が拡散することによる不具合を防止した過熱蒸気プラントを提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
排熱回収プラントは、ガスタービンやゴミの焼却施設に設置され、節炭器(エコノマイザ)や蒸気ボイラや過熱器を備えており、排熱を利用して水を加熱し、熱水や過熱蒸気を生成している。
【0003】
ガスタービンから排気された直後の排ガスは非常に高温である。このため、排熱回収プラントは、ガスタービンの排出ガスの熱を高温段階から低温段階まで段階的に利用することができるように、ガスタービンの排気筒に装置を順に設置している。このような排熱回収プラントについては下記の特許文献1に記載されている。排熱回収プラントで生成した蒸気や熱水は、例えば、蒸気タービンの動力になったり、熱交換器を介して温水プールなどの施設やビル空調などの熱源に利用されたりし、その後、復水器で水に戻されて再び給水経路に導入されている。また、過熱蒸気を生成するものもある。
【0004】
排熱回収プラントには、排熱を利用して給水を予め加熱するため、ガスタービンの排気筒の低温領域に、給水を循環させる循環給水経路と、低圧節炭器を備えたものがある。低圧節炭器の循環給水経路では、給水を循環させる循環ポンプを備えており、所定の圧力、かつ、所定の流速(流量)で給水が循環している。また、低圧節炭器では給水は150℃〜160℃程度に加熱され、循環給水経路の水も同様に高温であるため、循環給水経路の配管には鋼管を用いており、アルカリ処理(水処理)を施して配管内の侵食・腐食(エロージョン・コロージョン)を防止している。低圧節炭器の循環給水経路では、通常、PHが8.8〜9.3程度になるようにアルカリ処理をしている。通常、揮発性物質処理法(AVT)により、配管内の侵食・腐食(エロージョン・コロージョン)を防止しているが、それでも配管内で侵食・腐食(エロージョン・コロージョン)が発生し、20〜30μm未満の微小な鉄の晶析粒子が発生することがある。
【0005】
【特許文献1】特開平6−272805号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
鉄イオンの溶解度は、図7に示すように、温度との関係では150℃の近傍で最も高くなり、またPH8.8〜PH9.6の間ではPH8.8で最も高くなり、PHが大きくなるにつれて徐々に低くなる。このため、本発明者らは、PH8.8〜PH9.6の間では、PHが小さいほど鉄の溶解度が大きくなるので、PHを大きくすれば溶解度が小さくなり腐食が抑制できると考えた。
【0007】
本発明者らは化学的な腐食が広がるのを防止するため、低温節炭器の循環給水経路のPHを9.6に上げて排熱回収プラントを運転する実験を行った。その結果、低温節炭器の循環給水経路内に、粒径が30μmを越える鉄粒子が生じた。この鉄粒子は、排熱回収プラントの低圧系統や中圧系統や高圧系統の給水経路に流出・拡散して、排熱回収プラントのシール部材やバルブなどに傷を付ける不具合が生じた。また、排熱回収プラントが蒸発器と過熱器を備えている場合には、過熱器の蒸気の温度を制御するために、排熱回収プラントの給水経路の水を過熱器内の過熱蒸気に供給している場合があった。このため、鉄粒子を含む水が、過熱器に供給されて過熱蒸気系統にも不具合が生じた。循環給水経路で粒径が30μm以上の晶析粒子が生じることは、従来無かったことであり、循環給水経路で粒径が30μm以上の晶析粒子が生じたのは、PHを9.6にしたことが原因であると考えられる。
【0008】
そこで、本発明は、粒径が30μmを越えるような大きな鉄粒子が発生するのを防止し、また、鉄粒子が発生した場合でも、それが下流系統に拡散するのを防止することにより、上記のような不具合を解消することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者らが実験に用いた第1のプラントでは、起動開始直後からプラントフル運転の間において、低圧節炭器管内の流速は、起動直後が0.06m/sで、フル運転状態が0.30m/sであり、約5倍の流速変化が生じていた。また、本発明者らが実験に用いた第2のプラントも、起動開始直後からプラントフル運転の間において、低圧節炭器管内の流速は、起動直後が0.25m/sで、フル運転状態の流速が1.24m/sであり、約5倍の流速変化が生じていた。本発明者らが調査したところ、鉄濃度は、起動開始直後からプラントフル運転の間において増加したが、フル運転状態で流速が安定すると増加しなくなり徐々に低下することが判った。また、本発明者らは、低温節炭器の循環給水経路の配管の腐食について、流量と温度と腐食量の間に、図5に示す関係があるとの知見を得た。
【0010】
これらの知見に基づいて、本発明者らは、低温節炭器の循環給水経路では、流速が増加するにつれて、物理的損傷現象である侵食が生じ、かつ、この侵食で保護皮膜が剥離した箇所において化学的な損傷現象である腐食が生じる流動加速腐食と言われる現象が生じていると考察した。図6は、流動加速腐食を模式化したものである。なお、流動加速腐食については、水野、「火力原子力発電」、社団法人火力原子力発電技術協会、平成13年2月25日、2001年2月号、P132〜P133に記載されている。
【0011】
また、本発明者らは、実験の結果、鉄粒子の発生源が主に150℃〜160℃の温度で運転される低圧節炭器およびその循環給水経路であるとの知見を得た。
【0012】
低圧節炭器の循環経路では、温度が150℃近くになるので、流動加速腐食で鉄イオンが最も溶出し易い環境にある。また、給水が循環しているので、流動加速腐食で溶出した鉄イオンの濃度が高くなり易く、鉄イオンが過飽和の状態になり易い環境でもある。このような環境の中で、PHを9.6まで大きくした運転した結果、流動加速腐食で溶出した鉄イオンが循環給水経路内に晶析し、さらに晶析した鉄粒子が成長し、粒径が30μm以上の鉄粒子が生じたのである。
【0013】
本発明者らは、鉄粒子が発生する経緯を上記のように考察し、以下のような発明を想起するに至った。
【0014】
本発明に係る鉄イオン晶析抑制システムは、第1に、循環経路の水を加圧した状態で加熱する加熱装置において、前記循環経路のPHを9.30〜9.45に調整し、前記循環経路中で鉄イオンの晶析粒子が成長するのを抑制することを特徴としている。これによりPH9.6のときに比べて、溶解度が少し大きくなるので、鉄イオンの晶析を抑制することができ、また晶析した鉄粒子の成長を抑制することができる。また、PH8.8〜PH9.3のときに比べて、鉄イオンの溶解度が低いので、流動加速腐食で鉄イオンが溶出するのを抑えることができ、鉄イオンが過飽和状態になることを抑制することができる。これにより、鉄イオンの晶析や、晶析した鉄粒子の成長を抑えることができ、粒径が30μmを越えるような鉄粒子が生じるのを防止することができる。この場合、より好ましくはPHを9.30〜9.40にするのが良く、さらに好ましくは9.35〜9.40にするのが良い。
【0015】
また、本発明に係る鉄イオン晶析抑制システムは、第2に、循環経路の水を加圧した状態で加熱する加熱装置において、循環経路の鉄の晶析粒子を除去するフィルタを設けたことを特徴としている。これにより、晶析粒子の成長の核となる晶析初期の粒子を除去することができるので、粒径が30μmを越えるような鉄粒子が生じるのを防止することができる。また、鉄の晶析粒子を発生源で捕捉することができるので、鉄の晶析粒子が他の配管に拡散するのを防止でき、鉄の晶析粒子による不具合を解消することができる。
【0016】
また、本発明に係る鉄イオン晶析抑制システムは、第3に、循環経路の水を加圧した状態で加熱する加熱装置において、前記循環経路の鉄濃度を測定する鉄濃度測定手段と、循環経路の鉄濃度を調整する鉄濃度調整手段と、前記鉄濃度測定手段の測定値に基づいて、循環経路の鉄濃度が溶解度以下となるように前記鉄濃度調整手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴としている。これにより、循環経路内の鉄濃度を下げることができるので、鉄イオンの晶析、および、晶析粒子の成長を抑えることができ、粒径が30μmを越えるような鉄粒子が生じるのを防止することができる。
【0017】
この場合、鉄濃度調整手段が、循環経路に給水する給水手段と、給水量を調整する給水量調整手段と、循環経路の水を排水する排水手段と、排水量を調整する排水量調整手段を備えており、制御手段が鉄濃度測定手段の測定値に基づいて、循環経路の鉄濃度が溶解度以下となるように循環経路の給水と排水を制御するようにするとよい。上記の各鉄イオン晶析抑制手段は、これらを併用して鉄イオンの晶析および成長を防止することもできる。
【0018】
また、本発明に係る過熱プラントは、循環経路の水を加圧した状態で加熱する加熱装置と、循環経路から供給された水を加熱して蒸気を発生させる蒸発器と、蒸発器から供給された蒸気を過熱する過熱器と、過熱器内の蒸気の温度を制御する温度制御装置とを備えた過熱蒸気プラントにおいて、温度制御手段が蒸発器で生じた蒸気を過熱器内で過熱された蒸気に供給するものであることを特徴としている。この過熱蒸気プラントによれば、蒸気系統への鉄粒子の拡散を防止することができ、蒸気系統での鉄粒子に起因する不具合の発生を防止することができる。斯かる過熱プラントには、加熱装置に上述した鉄イオン晶析抑制システムを採用することが望ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の鉄イオン晶析抑制システムの一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0020】
この実施形態は、ガスタービンと、ガスタービンの排熱を利用した排熱回収プラントと、蒸気タービンを組み合わせたコンバインド発電プラントに本発明に係る鉄イオン晶析抑制システムを適用したものである。
【0021】
このコンバインド発電プラント1は、図1に示すように、ガスタービン2と、ガスタービン2の排熱を利用して蒸気を生成する排熱回収プラント3と、蒸気タービン4と、蒸気タービン4で作動した蒸気を再び水に戻す復水器5と、排熱回収プラント3と蒸気タービン4と復水器5を循環する復水流路6と、復水流路6の水を循環させる復水ポンプ7を備えている。
【0022】
この排熱回収プラント3は、図2に示すように、ガスタービン2の排出ガスの熱を高温段階から低温段階まで段階的に利用するため、ガスタービン2の排気筒11内に、高温側から順に、高圧過熱器12、再熱器13、高圧蒸発器14、高圧節炭器15、中圧過熱器16、低圧過熱器17、中圧蒸発器18、中圧節炭器19、高圧一次節炭器15’、低圧蒸発器20、低圧節炭器21を配設している。また、この実施形態では、蒸気タービン4は、高圧蒸気タービン4aと、中圧蒸気タービン4b、低圧蒸気タービン4cとを備えている。なお、図中、7は復水ポンプを示している。
【0023】
低圧節炭器21は、循環給水経路22を備えており、復水器5から供給された水を循環させながら加熱している。循環給水経路22には、循環ポンプ23によって約3MPaの圧力が掛かっている。低圧節炭器21から循環給水経路22に排出される水は150℃〜160℃程度である。低圧節炭器21で加熱した水の一部を低圧蒸発器20に供給し、他の一部を配管24、25で中圧系統又は高圧系統に供給し、残りを再び循環給水経路22に戻している。そして、再び循環給水経路22に戻された水に、復水器5から供給される水を混合して約60℃にして再び低圧節炭器21に供給している。
【0024】
循環給水経路22には、循環給水経路22内のPHを調整するため、PH調整用の薬剤(例えば、アンモニア)を投入する薬剤投入手段26を備えている。この実施形態では、循環給水経路22内のPHが9.30〜9.45になるように、薬剤の投入量を制御している。この実施形態では、薬剤投入手段26は、薬剤タンク26aと、薬剤投入ポンプ26bと、薬剤投入後の復水のPHを測定するPH測定装置26c(例えば、電気伝導率測定装置)と、PH測定装置26cの測定結果を基に薬剤投入ポンプ26bを作動させて薬剤の投入量を調整する制御装置26dを備えている。なお、この実施形態では、PH測定装置26cで薬剤投入後の復水のPHを測定し、制御装置26dでその測定結果を薬剤投入ポンプ26bの動作にフィードバックさせているが、本発明においてはこれに限定されず、例えば、循環給水経路22中の循環水のPHを測定してその測定結果を薬剤投入ポンプ26bにフィードバックさせるようにしてもよい。
【0025】
循環給水経路22内のPHを調整した結果、循環給水経路22内の鉄イオンの晶析現象を抑制することができた。特に、従前に比べ、粒径が30μm程度に成長した鉄の晶析粒子は発生しなくなった。これにより、鉄粒子が排熱回収プラント3の他の給水経路に流出して、排熱回収プラント3のシール部材やバルブに傷を付ける不具合を防止することができた。これはPHを9.30〜9.45にすることにより、PH9.60のときに比べて溶解度が高くなり、鉄イオンの晶析を抑制し、かつ、晶析した鉄粒子の粒径が30μm以上に成長するのを抑制することができる。
【0026】
すなわち、この実施形態は、循環給水経路22のPHを9.30〜9.45にすることにより、鉄イオンの晶析および晶析した鉄粒子の成長を抑制したのである。なお、循環給水経路22内のPHは9.4およびその近傍になるように制御すると、鉄イオンの晶析現象および鉄イオンが晶析した鉄粒子の成長を抑制する効果がより良好であった。
【0027】
このように第1実施形態に係る鉄イオン晶析抑制システムは、流体加速腐食を抑制することができ、かつ、鉄イオンの晶析および晶析した鉄粒子の成長を抑制することができる臨界的な範囲に循環給水経路のPHを調整することによって、鉄イオンの晶析および晶析した鉄粒子の成長を抑制することができるのである。
【0028】
次に、第2実施形態に係る鉄イオン晶析抑制システムは、図3に示すように、循環給水経路22に、鉄の晶析粒子を除去するフィルタ31を設けたものである。フィルタ31は、所定の粒径(例えば、10μm以上)の鉄の晶析粒子を捕捉する性能を供えたもので、金属製フィルタ、セラミック性フィルタ、電磁フィルタや遠心セパレータなどを用いるとよく、例えば、日本ポール株式会社製、「メタルメンプレンフィルタ」、「ポーラスメタルフィルタ」、「メタルファイバーフィルタ」を採用することができる。なお、フィルタ31の使用条件に、150℃程度の温度に耐えることができないなど、温度の制約がある場合(例えば、熱可撓性のプラスチック樹脂繊維を用いているものである場合)には、循環給水経路22の復水器5からの水が流入する流入部から低圧節炭器21の入口までの間に、フィルタ31を設置するとよい。
【0029】
このように循環給水経路22にフィルタ31を設けた場合、フィルタ31によって、晶析の核(鉄粒子成長の核)となる10μm程度の粒径を有する鉄の晶析粒子を捕捉することができるので、循環給水経路22で30μm程度の粒径を有する鉄の晶析粒子が発生するのを防止できる。
【0030】
なお、このようにフィルタ31を設けることにより、30μm程度の粒径を有する鉄の晶析粒子の発生を防止できるので、循環給水経路22内のPHを9.6程度或いはそれ以上に高くすることができる。すなわち、フィルタ31を設け、かつ、PHを9.6程度或いはそれ以上にすれば、鉄の晶析粒子による不具合を防止することができるとともに、溶解度の増加による腐食量を抑えることができる。
【0031】
次に、第3実施形態に係る鉄イオン晶析抑制システムは、図4に示すように、循環給水経路22の鉄濃度を測定する鉄濃度測定手段(図示省略)と、循環給水経路22から循環している水を排出する排出部32と、排出部32から排出する水の排出量を調整する排出量調整手段33と、鉄濃度測定手段における鉄濃度の測定値に基づいて、循環給水経路22の鉄濃度が溶解度以下となるように、排出部32から排出する排出量を適時に制御する制御手段34を備えたものである。なお、鉄濃度測定手段としては、循環給水経路22の水を(例えば、30分又は一時間毎の)定期サンプリングすることにより、循環給水経路22の鉄濃度を測定し、鉄濃度の現状を把握しながら鉄濃度の経時的な変化を予測する手段を用いることができる。
【0032】
この第3実施形態に係る鉄イオン晶析抑制システムは、循環給水経路22内の鉄濃度が上昇したときは、過飽和になる前に、制御手段34によって排出量を調整しつつ、排出部32から鉄イオンおよび鉄の微小晶析粒子を含む水を排出し、復水器5からより多くの水を循環給水経路22に流入させるようにしたものである。これにより、復水器5から流入する水により、循環給水経路22内の水の鉄濃度が下がり、鉄濃度を溶解度以下にすることができる。すなわち、循環給水経路22内を鉄イオンが晶析し難い環境および鉄の晶析粒子が成長し難い環境にすることができるので、30μm程度の粒径を有する鉄の晶析粒子が発生するのを防止できる。
【0033】
このとき、鉄濃度を下げすぎると、流動加速腐食で腐食し易い状態になるので、鉄濃度を飽和溶解度の95〜80%程度にする制御するとよい。
【0034】
また、このように循環給水経路22内の鉄濃度を調整する手段を設けることにより、30μm程度の粒径を有する鉄の晶析粒子の発生を防止できるので、循環給水経路22内のPHを9.6程度或いはそれ以上に高くすることができる。すなわち、鉄濃度を調整する手段を設け、かつ、PHを9.6程度或いはそれ以上にすることにより、流動加速腐食を抑え、かつ、鉄の晶析粒子が成長することによる不具合を防止することができる。
【0035】
また、排熱回収プラント3の熱効率を低下させないため、排出部32から排出した水は、復水器5から供給された水との間で熱交換するとよい。
【0036】
上記の第1から第3の実施形態の鉄イオン晶析抑制システムは、それぞれ独立して、鉄の晶析粒子の発生および成長を防止する効果を奏するが、これらを併用して鉄の晶析粒子の発生および成長を防止することもできる。
【0037】
以上、本発明の一実施形態に係る鉄イオン晶析抑制システムを説明したが、本発明に係る鉄イオン晶析抑制システムは、上記の実施の形態に限定されない。
【0038】
上記の実施形態では、コンバインド発電プラントに適用した実施形態を説明したが、本発明に係る鉄イオン晶析抑制システムは、上記コンバインド発電プラントに限定されず、循環経路の水を加熱する種々の加熱装置(特に、加圧した状態で水を加熱する加熱装置)に適用することができ、例えば、ゴミ焼却場などの排熱回収プラントにも適用することができる。
【0039】
次に、本発明の一実施形態に係る過熱蒸気プラントを説明する。
【0040】
過熱蒸気プラントは、上記のような循環給水経路と、給水された水から蒸気を作る蒸発器と、蒸発器の蒸気から過熱蒸気を作る過熱器とを備えたものがある。(例えば、図2〜図4に示す排熱回収プラントは、何れも蒸気タービンに過熱蒸気を供給する過熱蒸気プラントとして構成されている。)
【0041】
従来、このような過熱蒸気プラントでは、過熱器内の蒸気の温度を制御するため、蒸発器の給水経路の水を過熱器内で噴霧するスプレー装置と、過熱器内の蒸気の温度に基づいて適時にスプレー装置を作動させる制御装置を備えた温度制御装置を備えていた。しかし、上述した温度制御装置では、循環給水経路で粒径が30μm以上に成長した鉄粒子が生じた場合に、スプレー装置を介して鉄粒子が過熱器に侵入し、過熱器から下流の蒸気系統に鉄粒子が拡散し、蒸気系統に不具合を発生させる可能性がある。
【0042】
このため、本発明に係る過熱蒸気プラントは、図2〜4に示すように、蒸発器で発生した蒸気の一部A、Bを取出して、過熱器に設けた温度制御装置のスプレー装置に供給するようにした。この過熱蒸気プラントによれば、鉄粒子が含まれない蒸発器で発生した蒸気を温度制御装置に供給しているので、蒸気系統に鉄粒子が拡散するのを防止することができる。これにより、蒸気系統において鉄粒子に起因する不具合が発生するのを確実に防止することができる。特に、本発明に係る過熱プラントは、図2〜4に示すように、上述した鉄イオン晶析抑制システムと併用することにより、過熱蒸気プラントの給水系統および蒸気系統の両方で鉄粒子に起因する不具合が発生するのを確実に防止することができる。
【0043】
【発明の効果】
本発明に係る鉄イオン晶析抑制システムによれば、循環経路の水を加圧した状態で加熱する種々の加熱装置において、循環経路における鉄の晶析粒子の発生や成長を抑制することができ、鉄の晶析粒子に基因する種々の不具合を防止することができる。また、本発明に係る過熱蒸気プラントによれば、蒸発器で発生した蒸気を取出して、過熱器に設けた温度制御装置に供給するようにしたので、蒸気系統に鉄粒子が拡散するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインド発電プラントの概略図。
【図2】第1実施形態に係る鉄イオン晶析抑制システムを示す図。
【図3】第2実施形態に係る鉄イオン晶析抑制システムを示す図。
【図4】第3実施形態に係る鉄イオン晶析抑制システムを示す図。
【図5】流量と温度と腐食量の関係を示す図。
【図6】流動加速腐食の概略図。
【図7】鉄イオンの溶解度と温度とPHの関係を示す図。
【符号の説明】
1 コンバインド発電プラント
2 ガスタービン
3 排熱回収プラント
4 蒸気タービン
5 復水器
6 復水流路
7 復水ポンプ
11 排気筒
21 低圧節炭器
22 循環給水経路
23 循環ポンプ
26 薬剤投入手段
31 フィルタ
32 排出部
33 排出量調整手段
34 制御手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、排熱を利用して水を加熱する排熱回収プラントなどで鉄イオンの晶析粒子が成長するのを抑制する鉄イオン晶析抑制システムに関するものであり、具体的には、ガスタービンと、ガスタービンの排熱を利用した排熱回収プラントと、蒸気タービンを組み合わせたコンバインド発電プラントにおける排熱回収プラントに適用することができるものである。また、本発明は、蒸気ボイラと、蒸気ボイラから供給された蒸気を過熱する過熱器とを備えた過熱蒸気を発生させる過熱蒸気プラントにおいて、蒸気系統に鉄の晶析粒子が拡散することによる不具合を防止した過熱蒸気プラントを提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
排熱回収プラントは、ガスタービンやゴミの焼却施設に設置され、節炭器(エコノマイザ)や蒸気ボイラや過熱器を備えており、排熱を利用して水を加熱し、熱水や過熱蒸気を生成している。
【0003】
ガスタービンから排気された直後の排ガスは非常に高温である。このため、排熱回収プラントは、ガスタービンの排出ガスの熱を高温段階から低温段階まで段階的に利用することができるように、ガスタービンの排気筒に装置を順に設置している。このような排熱回収プラントについては下記の特許文献1に記載されている。排熱回収プラントで生成した蒸気や熱水は、例えば、蒸気タービンの動力になったり、熱交換器を介して温水プールなどの施設やビル空調などの熱源に利用されたりし、その後、復水器で水に戻されて再び給水経路に導入されている。また、過熱蒸気を生成するものもある。
【0004】
排熱回収プラントには、排熱を利用して給水を予め加熱するため、ガスタービンの排気筒の低温領域に、給水を循環させる循環給水経路と、低圧節炭器を備えたものがある。低圧節炭器の循環給水経路では、給水を循環させる循環ポンプを備えており、所定の圧力、かつ、所定の流速(流量)で給水が循環している。また、低圧節炭器では給水は150℃〜160℃程度に加熱され、循環給水経路の水も同様に高温であるため、循環給水経路の配管には鋼管を用いており、アルカリ処理(水処理)を施して配管内の侵食・腐食(エロージョン・コロージョン)を防止している。低圧節炭器の循環給水経路では、通常、PHが8.8〜9.3程度になるようにアルカリ処理をしている。通常、揮発性物質処理法(AVT)により、配管内の侵食・腐食(エロージョン・コロージョン)を防止しているが、それでも配管内で侵食・腐食(エロージョン・コロージョン)が発生し、20〜30μm未満の微小な鉄の晶析粒子が発生することがある。
【0005】
【特許文献1】特開平6−272805号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
鉄イオンの溶解度は、図7に示すように、温度との関係では150℃の近傍で最も高くなり、またPH8.8〜PH9.6の間ではPH8.8で最も高くなり、PHが大きくなるにつれて徐々に低くなる。このため、本発明者らは、PH8.8〜PH9.6の間では、PHが小さいほど鉄の溶解度が大きくなるので、PHを大きくすれば溶解度が小さくなり腐食が抑制できると考えた。
【0007】
本発明者らは化学的な腐食が広がるのを防止するため、低温節炭器の循環給水経路のPHを9.6に上げて排熱回収プラントを運転する実験を行った。その結果、低温節炭器の循環給水経路内に、粒径が30μmを越える鉄粒子が生じた。この鉄粒子は、排熱回収プラントの低圧系統や中圧系統や高圧系統の給水経路に流出・拡散して、排熱回収プラントのシール部材やバルブなどに傷を付ける不具合が生じた。また、排熱回収プラントが蒸発器と過熱器を備えている場合には、過熱器の蒸気の温度を制御するために、排熱回収プラントの給水経路の水を過熱器内の過熱蒸気に供給している場合があった。このため、鉄粒子を含む水が、過熱器に供給されて過熱蒸気系統にも不具合が生じた。循環給水経路で粒径が30μm以上の晶析粒子が生じることは、従来無かったことであり、循環給水経路で粒径が30μm以上の晶析粒子が生じたのは、PHを9.6にしたことが原因であると考えられる。
【0008】
そこで、本発明は、粒径が30μmを越えるような大きな鉄粒子が発生するのを防止し、また、鉄粒子が発生した場合でも、それが下流系統に拡散するのを防止することにより、上記のような不具合を解消することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者らが実験に用いた第1のプラントでは、起動開始直後からプラントフル運転の間において、低圧節炭器管内の流速は、起動直後が0.06m/sで、フル運転状態が0.30m/sであり、約5倍の流速変化が生じていた。また、本発明者らが実験に用いた第2のプラントも、起動開始直後からプラントフル運転の間において、低圧節炭器管内の流速は、起動直後が0.25m/sで、フル運転状態の流速が1.24m/sであり、約5倍の流速変化が生じていた。本発明者らが調査したところ、鉄濃度は、起動開始直後からプラントフル運転の間において増加したが、フル運転状態で流速が安定すると増加しなくなり徐々に低下することが判った。また、本発明者らは、低温節炭器の循環給水経路の配管の腐食について、流量と温度と腐食量の間に、図5に示す関係があるとの知見を得た。
【0010】
これらの知見に基づいて、本発明者らは、低温節炭器の循環給水経路では、流速が増加するにつれて、物理的損傷現象である侵食が生じ、かつ、この侵食で保護皮膜が剥離した箇所において化学的な損傷現象である腐食が生じる流動加速腐食と言われる現象が生じていると考察した。図6は、流動加速腐食を模式化したものである。なお、流動加速腐食については、水野、「火力原子力発電」、社団法人火力原子力発電技術協会、平成13年2月25日、2001年2月号、P132〜P133に記載されている。
【0011】
また、本発明者らは、実験の結果、鉄粒子の発生源が主に150℃〜160℃の温度で運転される低圧節炭器およびその循環給水経路であるとの知見を得た。
【0012】
低圧節炭器の循環経路では、温度が150℃近くになるので、流動加速腐食で鉄イオンが最も溶出し易い環境にある。また、給水が循環しているので、流動加速腐食で溶出した鉄イオンの濃度が高くなり易く、鉄イオンが過飽和の状態になり易い環境でもある。このような環境の中で、PHを9.6まで大きくした運転した結果、流動加速腐食で溶出した鉄イオンが循環給水経路内に晶析し、さらに晶析した鉄粒子が成長し、粒径が30μm以上の鉄粒子が生じたのである。
【0013】
本発明者らは、鉄粒子が発生する経緯を上記のように考察し、以下のような発明を想起するに至った。
【0014】
本発明に係る鉄イオン晶析抑制システムは、第1に、循環経路の水を加圧した状態で加熱する加熱装置において、前記循環経路のPHを9.30〜9.45に調整し、前記循環経路中で鉄イオンの晶析粒子が成長するのを抑制することを特徴としている。これによりPH9.6のときに比べて、溶解度が少し大きくなるので、鉄イオンの晶析を抑制することができ、また晶析した鉄粒子の成長を抑制することができる。また、PH8.8〜PH9.3のときに比べて、鉄イオンの溶解度が低いので、流動加速腐食で鉄イオンが溶出するのを抑えることができ、鉄イオンが過飽和状態になることを抑制することができる。これにより、鉄イオンの晶析や、晶析した鉄粒子の成長を抑えることができ、粒径が30μmを越えるような鉄粒子が生じるのを防止することができる。この場合、より好ましくはPHを9.30〜9.40にするのが良く、さらに好ましくは9.35〜9.40にするのが良い。
【0015】
また、本発明に係る鉄イオン晶析抑制システムは、第2に、循環経路の水を加圧した状態で加熱する加熱装置において、循環経路の鉄の晶析粒子を除去するフィルタを設けたことを特徴としている。これにより、晶析粒子の成長の核となる晶析初期の粒子を除去することができるので、粒径が30μmを越えるような鉄粒子が生じるのを防止することができる。また、鉄の晶析粒子を発生源で捕捉することができるので、鉄の晶析粒子が他の配管に拡散するのを防止でき、鉄の晶析粒子による不具合を解消することができる。
【0016】
また、本発明に係る鉄イオン晶析抑制システムは、第3に、循環経路の水を加圧した状態で加熱する加熱装置において、前記循環経路の鉄濃度を測定する鉄濃度測定手段と、循環経路の鉄濃度を調整する鉄濃度調整手段と、前記鉄濃度測定手段の測定値に基づいて、循環経路の鉄濃度が溶解度以下となるように前記鉄濃度調整手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴としている。これにより、循環経路内の鉄濃度を下げることができるので、鉄イオンの晶析、および、晶析粒子の成長を抑えることができ、粒径が30μmを越えるような鉄粒子が生じるのを防止することができる。
【0017】
この場合、鉄濃度調整手段が、循環経路に給水する給水手段と、給水量を調整する給水量調整手段と、循環経路の水を排水する排水手段と、排水量を調整する排水量調整手段を備えており、制御手段が鉄濃度測定手段の測定値に基づいて、循環経路の鉄濃度が溶解度以下となるように循環経路の給水と排水を制御するようにするとよい。上記の各鉄イオン晶析抑制手段は、これらを併用して鉄イオンの晶析および成長を防止することもできる。
【0018】
また、本発明に係る過熱プラントは、循環経路の水を加圧した状態で加熱する加熱装置と、循環経路から供給された水を加熱して蒸気を発生させる蒸発器と、蒸発器から供給された蒸気を過熱する過熱器と、過熱器内の蒸気の温度を制御する温度制御装置とを備えた過熱蒸気プラントにおいて、温度制御手段が蒸発器で生じた蒸気を過熱器内で過熱された蒸気に供給するものであることを特徴としている。この過熱蒸気プラントによれば、蒸気系統への鉄粒子の拡散を防止することができ、蒸気系統での鉄粒子に起因する不具合の発生を防止することができる。斯かる過熱プラントには、加熱装置に上述した鉄イオン晶析抑制システムを採用することが望ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の鉄イオン晶析抑制システムの一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0020】
この実施形態は、ガスタービンと、ガスタービンの排熱を利用した排熱回収プラントと、蒸気タービンを組み合わせたコンバインド発電プラントに本発明に係る鉄イオン晶析抑制システムを適用したものである。
【0021】
このコンバインド発電プラント1は、図1に示すように、ガスタービン2と、ガスタービン2の排熱を利用して蒸気を生成する排熱回収プラント3と、蒸気タービン4と、蒸気タービン4で作動した蒸気を再び水に戻す復水器5と、排熱回収プラント3と蒸気タービン4と復水器5を循環する復水流路6と、復水流路6の水を循環させる復水ポンプ7を備えている。
【0022】
この排熱回収プラント3は、図2に示すように、ガスタービン2の排出ガスの熱を高温段階から低温段階まで段階的に利用するため、ガスタービン2の排気筒11内に、高温側から順に、高圧過熱器12、再熱器13、高圧蒸発器14、高圧節炭器15、中圧過熱器16、低圧過熱器17、中圧蒸発器18、中圧節炭器19、高圧一次節炭器15’、低圧蒸発器20、低圧節炭器21を配設している。また、この実施形態では、蒸気タービン4は、高圧蒸気タービン4aと、中圧蒸気タービン4b、低圧蒸気タービン4cとを備えている。なお、図中、7は復水ポンプを示している。
【0023】
低圧節炭器21は、循環給水経路22を備えており、復水器5から供給された水を循環させながら加熱している。循環給水経路22には、循環ポンプ23によって約3MPaの圧力が掛かっている。低圧節炭器21から循環給水経路22に排出される水は150℃〜160℃程度である。低圧節炭器21で加熱した水の一部を低圧蒸発器20に供給し、他の一部を配管24、25で中圧系統又は高圧系統に供給し、残りを再び循環給水経路22に戻している。そして、再び循環給水経路22に戻された水に、復水器5から供給される水を混合して約60℃にして再び低圧節炭器21に供給している。
【0024】
循環給水経路22には、循環給水経路22内のPHを調整するため、PH調整用の薬剤(例えば、アンモニア)を投入する薬剤投入手段26を備えている。この実施形態では、循環給水経路22内のPHが9.30〜9.45になるように、薬剤の投入量を制御している。この実施形態では、薬剤投入手段26は、薬剤タンク26aと、薬剤投入ポンプ26bと、薬剤投入後の復水のPHを測定するPH測定装置26c(例えば、電気伝導率測定装置)と、PH測定装置26cの測定結果を基に薬剤投入ポンプ26bを作動させて薬剤の投入量を調整する制御装置26dを備えている。なお、この実施形態では、PH測定装置26cで薬剤投入後の復水のPHを測定し、制御装置26dでその測定結果を薬剤投入ポンプ26bの動作にフィードバックさせているが、本発明においてはこれに限定されず、例えば、循環給水経路22中の循環水のPHを測定してその測定結果を薬剤投入ポンプ26bにフィードバックさせるようにしてもよい。
【0025】
循環給水経路22内のPHを調整した結果、循環給水経路22内の鉄イオンの晶析現象を抑制することができた。特に、従前に比べ、粒径が30μm程度に成長した鉄の晶析粒子は発生しなくなった。これにより、鉄粒子が排熱回収プラント3の他の給水経路に流出して、排熱回収プラント3のシール部材やバルブに傷を付ける不具合を防止することができた。これはPHを9.30〜9.45にすることにより、PH9.60のときに比べて溶解度が高くなり、鉄イオンの晶析を抑制し、かつ、晶析した鉄粒子の粒径が30μm以上に成長するのを抑制することができる。
【0026】
すなわち、この実施形態は、循環給水経路22のPHを9.30〜9.45にすることにより、鉄イオンの晶析および晶析した鉄粒子の成長を抑制したのである。なお、循環給水経路22内のPHは9.4およびその近傍になるように制御すると、鉄イオンの晶析現象および鉄イオンが晶析した鉄粒子の成長を抑制する効果がより良好であった。
【0027】
このように第1実施形態に係る鉄イオン晶析抑制システムは、流体加速腐食を抑制することができ、かつ、鉄イオンの晶析および晶析した鉄粒子の成長を抑制することができる臨界的な範囲に循環給水経路のPHを調整することによって、鉄イオンの晶析および晶析した鉄粒子の成長を抑制することができるのである。
【0028】
次に、第2実施形態に係る鉄イオン晶析抑制システムは、図3に示すように、循環給水経路22に、鉄の晶析粒子を除去するフィルタ31を設けたものである。フィルタ31は、所定の粒径(例えば、10μm以上)の鉄の晶析粒子を捕捉する性能を供えたもので、金属製フィルタ、セラミック性フィルタ、電磁フィルタや遠心セパレータなどを用いるとよく、例えば、日本ポール株式会社製、「メタルメンプレンフィルタ」、「ポーラスメタルフィルタ」、「メタルファイバーフィルタ」を採用することができる。なお、フィルタ31の使用条件に、150℃程度の温度に耐えることができないなど、温度の制約がある場合(例えば、熱可撓性のプラスチック樹脂繊維を用いているものである場合)には、循環給水経路22の復水器5からの水が流入する流入部から低圧節炭器21の入口までの間に、フィルタ31を設置するとよい。
【0029】
このように循環給水経路22にフィルタ31を設けた場合、フィルタ31によって、晶析の核(鉄粒子成長の核)となる10μm程度の粒径を有する鉄の晶析粒子を捕捉することができるので、循環給水経路22で30μm程度の粒径を有する鉄の晶析粒子が発生するのを防止できる。
【0030】
なお、このようにフィルタ31を設けることにより、30μm程度の粒径を有する鉄の晶析粒子の発生を防止できるので、循環給水経路22内のPHを9.6程度或いはそれ以上に高くすることができる。すなわち、フィルタ31を設け、かつ、PHを9.6程度或いはそれ以上にすれば、鉄の晶析粒子による不具合を防止することができるとともに、溶解度の増加による腐食量を抑えることができる。
【0031】
次に、第3実施形態に係る鉄イオン晶析抑制システムは、図4に示すように、循環給水経路22の鉄濃度を測定する鉄濃度測定手段(図示省略)と、循環給水経路22から循環している水を排出する排出部32と、排出部32から排出する水の排出量を調整する排出量調整手段33と、鉄濃度測定手段における鉄濃度の測定値に基づいて、循環給水経路22の鉄濃度が溶解度以下となるように、排出部32から排出する排出量を適時に制御する制御手段34を備えたものである。なお、鉄濃度測定手段としては、循環給水経路22の水を(例えば、30分又は一時間毎の)定期サンプリングすることにより、循環給水経路22の鉄濃度を測定し、鉄濃度の現状を把握しながら鉄濃度の経時的な変化を予測する手段を用いることができる。
【0032】
この第3実施形態に係る鉄イオン晶析抑制システムは、循環給水経路22内の鉄濃度が上昇したときは、過飽和になる前に、制御手段34によって排出量を調整しつつ、排出部32から鉄イオンおよび鉄の微小晶析粒子を含む水を排出し、復水器5からより多くの水を循環給水経路22に流入させるようにしたものである。これにより、復水器5から流入する水により、循環給水経路22内の水の鉄濃度が下がり、鉄濃度を溶解度以下にすることができる。すなわち、循環給水経路22内を鉄イオンが晶析し難い環境および鉄の晶析粒子が成長し難い環境にすることができるので、30μm程度の粒径を有する鉄の晶析粒子が発生するのを防止できる。
【0033】
このとき、鉄濃度を下げすぎると、流動加速腐食で腐食し易い状態になるので、鉄濃度を飽和溶解度の95〜80%程度にする制御するとよい。
【0034】
また、このように循環給水経路22内の鉄濃度を調整する手段を設けることにより、30μm程度の粒径を有する鉄の晶析粒子の発生を防止できるので、循環給水経路22内のPHを9.6程度或いはそれ以上に高くすることができる。すなわち、鉄濃度を調整する手段を設け、かつ、PHを9.6程度或いはそれ以上にすることにより、流動加速腐食を抑え、かつ、鉄の晶析粒子が成長することによる不具合を防止することができる。
【0035】
また、排熱回収プラント3の熱効率を低下させないため、排出部32から排出した水は、復水器5から供給された水との間で熱交換するとよい。
【0036】
上記の第1から第3の実施形態の鉄イオン晶析抑制システムは、それぞれ独立して、鉄の晶析粒子の発生および成長を防止する効果を奏するが、これらを併用して鉄の晶析粒子の発生および成長を防止することもできる。
【0037】
以上、本発明の一実施形態に係る鉄イオン晶析抑制システムを説明したが、本発明に係る鉄イオン晶析抑制システムは、上記の実施の形態に限定されない。
【0038】
上記の実施形態では、コンバインド発電プラントに適用した実施形態を説明したが、本発明に係る鉄イオン晶析抑制システムは、上記コンバインド発電プラントに限定されず、循環経路の水を加熱する種々の加熱装置(特に、加圧した状態で水を加熱する加熱装置)に適用することができ、例えば、ゴミ焼却場などの排熱回収プラントにも適用することができる。
【0039】
次に、本発明の一実施形態に係る過熱蒸気プラントを説明する。
【0040】
過熱蒸気プラントは、上記のような循環給水経路と、給水された水から蒸気を作る蒸発器と、蒸発器の蒸気から過熱蒸気を作る過熱器とを備えたものがある。(例えば、図2〜図4に示す排熱回収プラントは、何れも蒸気タービンに過熱蒸気を供給する過熱蒸気プラントとして構成されている。)
【0041】
従来、このような過熱蒸気プラントでは、過熱器内の蒸気の温度を制御するため、蒸発器の給水経路の水を過熱器内で噴霧するスプレー装置と、過熱器内の蒸気の温度に基づいて適時にスプレー装置を作動させる制御装置を備えた温度制御装置を備えていた。しかし、上述した温度制御装置では、循環給水経路で粒径が30μm以上に成長した鉄粒子が生じた場合に、スプレー装置を介して鉄粒子が過熱器に侵入し、過熱器から下流の蒸気系統に鉄粒子が拡散し、蒸気系統に不具合を発生させる可能性がある。
【0042】
このため、本発明に係る過熱蒸気プラントは、図2〜4に示すように、蒸発器で発生した蒸気の一部A、Bを取出して、過熱器に設けた温度制御装置のスプレー装置に供給するようにした。この過熱蒸気プラントによれば、鉄粒子が含まれない蒸発器で発生した蒸気を温度制御装置に供給しているので、蒸気系統に鉄粒子が拡散するのを防止することができる。これにより、蒸気系統において鉄粒子に起因する不具合が発生するのを確実に防止することができる。特に、本発明に係る過熱プラントは、図2〜4に示すように、上述した鉄イオン晶析抑制システムと併用することにより、過熱蒸気プラントの給水系統および蒸気系統の両方で鉄粒子に起因する不具合が発生するのを確実に防止することができる。
【0043】
【発明の効果】
本発明に係る鉄イオン晶析抑制システムによれば、循環経路の水を加圧した状態で加熱する種々の加熱装置において、循環経路における鉄の晶析粒子の発生や成長を抑制することができ、鉄の晶析粒子に基因する種々の不具合を防止することができる。また、本発明に係る過熱蒸気プラントによれば、蒸発器で発生した蒸気を取出して、過熱器に設けた温度制御装置に供給するようにしたので、蒸気系統に鉄粒子が拡散するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインド発電プラントの概略図。
【図2】第1実施形態に係る鉄イオン晶析抑制システムを示す図。
【図3】第2実施形態に係る鉄イオン晶析抑制システムを示す図。
【図4】第3実施形態に係る鉄イオン晶析抑制システムを示す図。
【図5】流量と温度と腐食量の関係を示す図。
【図6】流動加速腐食の概略図。
【図7】鉄イオンの溶解度と温度とPHの関係を示す図。
【符号の説明】
1 コンバインド発電プラント
2 ガスタービン
3 排熱回収プラント
4 蒸気タービン
5 復水器
6 復水流路
7 復水ポンプ
11 排気筒
21 低圧節炭器
22 循環給水経路
23 循環ポンプ
26 薬剤投入手段
31 フィルタ
32 排出部
33 排出量調整手段
34 制御手段
Claims (6)
- 循環経路の水を加圧した状態で加熱する加熱装置において、前記循環経路のPHを9.30〜9.45に調整し、前記循環経路中で鉄イオンの晶析粒子が成長するのを抑制することを特徴とする鉄イオン晶析抑制システム。
- 循環経路の水を加圧した状態で加熱する加熱装置において、前記循環経路の鉄の晶析粒子を除去するフィルタを設けたことを特徴とする鉄イオン晶析抑制システム。
- 循環経路の水を加圧した状態で加熱する加熱装置において、前記循環経路の鉄濃度を測定する鉄濃度測定手段と、循環経路の鉄濃度を調整する鉄濃度調整手段と、前記鉄濃度測定手段の測定値に基づいて、循環経路の鉄濃度が溶解度以下となるように前記鉄濃度調整手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする鉄イオン晶析抑制システム。
- 前記鉄濃度調整手段が、循環経路に給水する給水手段と、給水量を調整する給水量調整手段と、循環経路の水を排水する排水手段と、排水量を調整する排水量調整手段を備えており、前記制御手段が前記鉄濃度測定手段の測定値に基づいて、循環経路の鉄濃度が溶解度以下となるように循環経路の給水と排水を制御することを特徴とする請求項3に記載の鉄イオン晶析抑制システム。
- 循環経路の水を加圧した状態で加熱する加熱装置と、前記循環経路から供給された水を加熱して蒸気を発生させる蒸発器と、前記蒸発器から供給された蒸気を過熱する過熱器と、過熱器内の蒸気の温度を制御する温度制御装置とを備えた過熱蒸気プラントにおいて、
前記温度制御手段が前記蒸発器で生じた蒸気を過熱器内で過熱された蒸気に供給するものであることを特徴とする過熱蒸気プラント。 - 前記加熱装置が、請求項1から4の何れかに記載の鉄イオン晶析抑制システムを備えていることを特徴とする請求項5に記載の過熱蒸気プラント。
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|---|---|---|---|---|
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