JP2004231272A - 鋼材組立用金具並びに同金具による鋼材組立体 - Google Patents
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Abstract
【課題】鋼材相互を堅牢な組立体として容易に組み立てられる鋼材組立用金具を構成する。
【解決手段】C型鋼材1のフランジ部より内側に嵌め込む中央の起立板部300と、C型鋼材1のフランジ部1c,1dを下側から受け止める肩部301,302とを有する第1の立ち壁30bを底板30aの片側辺に設け、I型鋼材2の片フランジ部2b(2c)を受け入れてC型鋼材1のフランジ部1c,1dと重なるI型鋼材2の上辺部2aを下側より受け止める第2の立ち壁30cを底板30aの他側辺に設けた受け金具30と、C型鋼材1のフランジ部1c,1dを内側から押え止める押え金具31と、受け金具30の通し穴30fから挿通させて押え金具31のねじ穴31dにねじ込み装着する締付けボルト32とを組にし、鋼材相互の交差部位を両側から個別に締付け固定する二組を対に備える。
【選択図】 図3
【解決手段】C型鋼材1のフランジ部より内側に嵌め込む中央の起立板部300と、C型鋼材1のフランジ部1c,1dを下側から受け止める肩部301,302とを有する第1の立ち壁30bを底板30aの片側辺に設け、I型鋼材2の片フランジ部2b(2c)を受け入れてC型鋼材1のフランジ部1c,1dと重なるI型鋼材2の上辺部2aを下側より受け止める第2の立ち壁30cを底板30aの他側辺に設けた受け金具30と、C型鋼材1のフランジ部1c,1dを内側から押え止める押え金具31と、受け金具30の通し穴30fから挿通させて押え金具31のねじ穴31dにねじ込み装着する締付けボルト32とを組にし、鋼材相互の交差部位を両側から個別に締付け固定する二組を対に備える。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、相直交するC型鋼材,I型鋼材の鋼材相互を交差部位で締付け固定する鋼材組立用金具、並びに、鋼材相互の各交差部位を金具で締付け固定させて複数本の直交配列するC型鋼材とI型鋼材とから組み立てられる鋼材組立体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、相直交するC型鋼材,I型鋼材の鋼材相互を交差部位で締付け固定する鋼材組立用金具としては、C型鋼材の両フランジ部を内側より押え込む押え板部と、押え板部の前後端よりC型鋼材の長手方向に延びる狭幅なU字状の湾曲板部と、各湾曲部の先端縁より内向きに折れ曲ってI型鋼材の各フランジ部と係合する掛止め片部とを設けた止め金具と、各湾曲部の相対辺間にねじ込む締付けボルトとを組に備え、各湾曲部の相対辺を締付けボルトで締め込むことにより、鋼材相互の交差部位を押え板部と掛止め片部とで挟込み保持するものが提案されている(特許文献1)。
【0003】
その鋼材組立用金具は、金属平板等の物品を複数枚積載させて搬送し或いは複数枚積み重ねてストックするスキッドやパレットを組み立てるものとして提案されている。この鋼材組立用金具によると、金具自体の少ない部品点数により、スキッドやパレットを堅牢なものに組み立てでき、また、これを使用しないときには分解もできて再組立を行えるところから好ましい。
【0004】
但し、その鋼材組立用金具の場合、止め金具をC型鋼材の長手方向端部から必要個数分だけ内側に予め組み付け、C型鋼材を長手方向で相平行させて間隔を隔てて複数本並べてから、上辺部の両フランジ部を各掛止め片部の内側に嵌め合せるようI型鋼材をC型鋼材の直交方向から組み付けねばならない。また、逆に、両湾曲部の各掛止め片部を上辺部の両フランジ部に嵌め合せて止め金具をI型鋼材に必要個数分だけ予め組み付け、この止め金具をC型鋼材の長手方向端部から内側に組み付けながらC型鋼材を相平行させるよう並べなければならない。
【0005】
その組立手順が要求されても、スキッドやパレットとして短いC型鋼材と数少ないI型鋼材とから組み立てるときには左程の問題とならない。一方、長いC型鋼材が必要とされ、数多くのI型鋼材が必要とされるスキッドやパレットを組み立てるとなると、これを組み立てるには手間が掛かる。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−2690
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、鋼材相互を堅牢な組立体として容易に組み立てられる鋼材組立用金具を提供することを目的とする。
【0008】
本発明は、組立体全体として堅牢で、且つ、容易に組立,分解可能な鋼材組立体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る鋼材組立用金具においては、側板部の端縁を長手方向に沿って内方に折り曲げた両フランジ部を有するC型鋼材と、少なくとも上辺部の端縁を長手方向に沿って下方に折り曲げた両フランジ部を有するI型鋼材とを組み立てるに、C型鋼材の両側板部とI型鋼材の上辺板部とで直交させる鋼材相互を交差部位で締付け固定するもので、
C型鋼材の幅方向に亘る長さの底板を基体に有し、C型鋼材のフランジ部より内側に嵌め込む中央の起立板部と、中央の起立板部から段下させてC型鋼材の各フランジ部を下側から受け止める両肩部とを有する第1の立ち壁を底板の長手方向片側辺に設けると共に、I型鋼材の片フランジ部を受け入れてC型鋼材の両フランジ部と重なるI型鋼材の上辺板部を下側より受け止める第2の立ち壁を底板の長手方向他側辺に設けた受け金具と、
片側部を受け金具の起立板部と当接させてC型鋼材の両フランジ部を内側から押え止める押え金具と、
受け金具の底板に設けられる通し穴から挿通させて押え金具の板面に設けられるねじ穴にねじ込み装着する締付けボルトとを組にし、鋼材相互の交差部位を両側から個別に締付け固定する二組を対に備えることにより構成されている。
【0010】
本発明の請求項2に係る鋼材組立用金具においては、I型鋼材の片フランジ部を通す隙間を第2の立ち壁との間に隔てて該鋼材の片フランジ部を受け止める第3の立ち壁を底板の幅方向両端辺に設けた受け金具を備え付けることにより構成されている。
【0011】
本発明の請求項3に係る鋼材組立用金具においては、片方の立上り部を受け金具の起立板部と当接させてC型鋼材の両フランジ部を内側から押え止める断面上向きコ字状の押え金具を備え付けることにより構成されている。
【0012】
本発明の請求項4に係る鋼材組立体においては、側板部の端縁を長手方向に沿って内方に折り曲げた両フランジ部を有する複数本のC型鋼材と、少なくとも上辺部の端縁を長手方向に沿って下方に折り曲げた両フランジ部を有する複数本のI型鋼材とを備え、所定の間隔を保ってC型鋼材を長手方向で相並行に並べると共に、I型鋼材をC型鋼材の両側板部とI型鋼材の上辺部とで直交させて定間隔毎に配列し、その鋼材相互の各交差部位を金具で夫々締付け固定させて鋼材相互を一体に組み立てるもので、
C型鋼材の幅方向に亘る長さの底板を基体に有し、第1の立ち壁として該底板の長手方向片側辺に設けた中央の起立板部をC型鋼材のフランジ部より内側に嵌め込み、中央の起立板部から段下させた両肩部によりC型鋼材の各フランジ部を外側から受け止めると共に、該底板の長手方向他側辺に設けた第2の立ち壁によりI型鋼材の片フランジ部を内側に受け入れてC型鋼材の両フランジ部と重なるI型鋼材の上辺部を受け止める受け金具をC型鋼材の下側に組み付け、
片側辺を受け金具の起立板部と当接させてC型鋼材の両フランジ部を押え止める押え金具をC型鋼材の内側に組み付け、
締付けボルトを受け金具の底板に設けた通し穴から挿通させて押え金具の板面に設けたねじ穴にねじ込み装着し、
上記受け金具,押え金具,締付けボルトを備える鋼材組立用金具により、鋼材相互の各交差部位を両側から個別に締付け固定させて鋼材全体を一体に組み立てることにより構成されている。
【0013】
本発明の請求項5に係る鋼材組立体においては、第2の立ち壁との間に隔てた隙間に通すI型鋼材の片フランジ部を受け止める第3の立ち壁を底板の幅方向両端辺に設けた受け金具を備える鋼材組立用金具により、鋼材相互の各交差部位を両側から個別に締付け固定させて鋼材全体を一体に組み立てることにより構成されている。
【0014】
本発明の請求項6に係る鋼材組立体においては、片方の立上り部を受け金具の起立板部と当接させてC型鋼材の両フランジ部を内側から押え止める断面上向きコ字状の押え金具を備える鋼材組立用金具により、鋼材相互の各交差部位を両側から個別に締付け固定させて鋼材全体を一体に組み立てることにより構成されている。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して説明すると、図示実施の形態としては、図1並びに図2で示すように金属平板等の物品を複数枚積載させて搬送し或いは複数枚積み重ねてストックするに用いられるスキッド乃至はパレットを組み立てる場合が例示されている。この鋼材組立体(以下、「スキッド」という。)は、複数本のC型鋼材1(以下、「本体桟」という。)と、複数本のI型鋼材2(以下、「脚部桟」という。)と、二組対の組立用金具3とを構成部材として組み立てられている。
【0016】
本体桟1は、側板部1a,1bの端縁を長手方向に沿って内方に折り曲げたフランジ部1c,1dを有する通常のC型鋼材で形成されている。脚部桟2は、I型を呈するようC型鋼材を二本背合わせに溶接接合したもので形成されている。また、面一となるC型鋼材の側板部を上辺部2aとし、その上辺部2aの端縁を長手方向に沿って下方に折り曲げたフランジ部2b,2cを備えて形成されている。この脚部桟2では、天地逆に組み付けられるよう下辺部2dの端縁もフランジ部2e,2fとしてフランジ部2b,2cと相対方向に折り曲げて形成されている。また、支持部2gは鋼材の二枚接合から剛直なものに形成されている。
【0017】
組立用金具3は、図2で示すように本体桟1の両側板部1a,1bと脚部桟2の上辺板部2aとで直交させる鋼材相互1,2を交差部位で締付け固定するものとして備え付けられている。また、この組立用金具3は本体桟1と脚部桟2との交差部位を両側から個別に締付け固定する二組が対に備え付けられている。その対の組立用金具3は、双方共通の構造を有し、各々左右逆向きに組み付けられるよう構成されている。
【0018】
その組立用金具3は、図3で示すように本体桟1並びに脚部桟2の下側からあてがい固定される受け金具30と、本体桟1の内部に組み付けられる押え金具31と、受け金具30と押え金具31とを締付け固定する締付けボルト32と、ボルト弛止め用のワッシャー33とを備えて構成されている。締付けボルト33としては、受け金具30と押え金具31とを軸線上に予め組み付けた状態で鋼材相互の交差部位に組み込めるよう、受け金具30と押え金具31との締付けに要する軸線長さよりも長いものが備え付けられている。
【0019】
受け金具30は、所定の平面形状に裁断した金属板材を折り曲げたもので、図4で示すように所定の長さの底板30aを基体に有し、中央の起立板部300と、その起立板部300から段下げさせた両肩部301,302とを有する第1の立ち壁30bを底板30aの長手方向片側辺に設けると共に、第2の立ち壁30cを底板30aの長手方向他側辺に設けて形成されている。この受け金具30には、締付けボルト32を挿通する通し穴30fが底板30aの板面中央に設けられている。
【0020】
底板30aは、図5で示すように主体桟1の幅方向に亘る長さを有するよう形成されている。中央の起立板部300は、主体桟1のフランジ部1c,1dより内側に嵌め込むことから、締付けボルト32のねじ込みに伴う金具全体の回止め用として設けられている。肩部301,302は、主体桟1の各フランジ部1c,1dを下側から受け止められるよう設けられている。第2の立ち壁30bは、図6で示すように脚部桟2の片フランジ部2b(2c)を受け入れて主体桟1の両フランジ部1c,1dと重なる脚部桟2の上辺部2aを下側より受け止めるよう設けられている。
【0021】
それに加えて、第3の立ち壁30d,30e(図4参照)が底板30aの幅方向両端辺に設けられている。この第3の立ち壁30d,30eは、金具全体が主体桟1の長手方向にずれ動くのを防ぐよう、脚部桟2の片フランジ部2b(2c)を通す隙間G(図4参照)を第2の立ち壁30bとの間に隔てて脚部桟2の片フランジ部2b(2c)を受け止めるものとして設けられている。
【0022】
その構成中、脚部桟2の片フランジ部2b(2c)を第2の立ち壁30cに係合するよう構成すれば、第3の立ち壁30d,30eを設けるのを省くよう設計変更できる。但し、この場合には、組立作業上、脚部桟2の片フランジ部2b(2c)を受け入れるよう第2の立ち壁30bを脚部桟2に組み付けるのに手間を要する。一方、上述した如く脚部桟2の片フランジ部2b(2c)を通す隙間Gを第2の立ち壁30bとの間に隔てて脚部桟2の片フランジ部2b(2c)を受け止めるよう第3の立ち壁30d,30eを設けると、第2の立ち壁30bを脚部桟2と容易に組み付けられる。
【0023】
押え金具31は、主体桟1の幅方向に亘る片側部31aを受け金具30の起立板部300と当接させて主体桟1の両フランジ部1c,1dを内側から押え止めるものとして備え付けられている(図6参照)。この押え金具31は、両立上り部31a,31bが底板部31cから起立した断面上向きコ字状を呈し、締付けボルト32のねじ穴31dを底板部31cに設けて剛直なものに形成されている(図4参照)。
【0024】
その組立用金具3によっては、所定の間隔を保って本体桟1を長手方向で相並行に並べると共に、脚部桟2を本体桟1の両側板部1c,1dと脚部桟2の上辺部2aとで直交させて本体桟1の上に所定の間隔毎に配列し、その鋼材相互の各交差部位を夫々締付け固定することから本体桟1と脚部桟2とをスキッドとして組み立てられる(図2参照)。金具全体としては、締付けボルト32を受け金具30の通し穴31fに挿通すると共に、押え金具31のねじ穴に螺合し、ワッシャー33を含む受け金具30,押え金具31を仮組み付けさせて用いられる。
【0025】
その金具からスキッドを組み立てる場合、先ず、抑え金具31を主体31のフランジ部1c,1dより内側に組み付ける。次に、受け金具30の起立板部300を主体桟1のフランジ部1c,1dより内側に嵌め込み、両肩部301,302を主体桟1の各フランジ部1c,1dにあてがい配置すると共に、脚部桟2の片フランジ部2b(2c)を第2の立ち壁30bと第3の立ち壁30c,30dとの間に保った隙間Gに嵌め込んで第2立ち壁部30bの内側に受け入れることから、金具全体を桟相互の直交部位に組み付ける。
【0026】
次に、仮組み付けした締付けボルト32を押え金具31のねじ穴31dにねじ込むことにより受け金具30と押え金具31とを締付け固定する。この締付けボルト32のねじ込みに伴っては、受け金具30の起立板部300が主体桟1の両フランジ部1c,1dで挟まれると共に、第3の立ち壁30c,30dが脚部桟2の片フランジ部2b,2cと当接し、また、押え金具31の片立上り部31aが受け金具30の起立板部300と当接するから、金具全体が空回りしない。このため、締付けボルト32を確実に螺着するようにできる。
【0027】
その組立用金具では、本体桟1の両側板部1c,1dと脚部桟2の上辺部2aとで直行させるよう脚部桟2を本体桟1の上に配列した状態で、金具の組付け並びに締付けボルトのねじ込み作業を本体桟1と脚部桟2との交差部位に両側から個別に行い、また、本体桟1と脚部桟2とを直交させた全ての交差部位を締付け固定すればよいため、鋼材相互を組立体として容易に組み立てられる。
【0028】
組立体のスキッドとしては、脚部桟2の各フランジ部2b,2cが両肩部301,302で外側から受け止められ、また、脚部桟2のフランジ部2b,2cが第2の立ち壁30bの内側に受け入られていると共に、主体桟1の両フランジ部1c,1dと重なる脚部桟2の上辺部2aが第2の立ち壁30bで受け止められ、更に、主体桟1の両フランジ部1c,1dが押え金具31で内側より押え止められている。このため、組立体全体として堅牢なものに組み立てられる。
【0029】
そのスキッドを分解するときは、上述したとは逆に、締付けボルト32を弛めて組立用金具3を本体桟1,脚部桟2から外せばよいから、この分解にても容易に行なえる。分解後は、各構成部を夫々個々にまとめられると共に、本体桟1,脚部桟2には突起物のような邪魔なものがないからコンパクトにまとめられる。
【0030】
上述した実施の形態は、主に、スキッドを具体例に説明したが、工事現場の仮設壁や足場等を組み立てられるのにも適用できる。
【0031】
なお、上述した明細書中で用いた用語及び表現は単に説明のために用いたものに過ぎず、本発明の内容を何ら限定するものではない。仮に、限定的な用語や表現を用いたとしても、これにより、本発明の形態と均等なものやその一部を排除する意図はない。
【0032】
例えば、I型鋼材の「上辺部」,「下方に」折り曲げた両フランジ部、C型鋼材のフランジ部を「下側」から受けとめる肩部、I型鋼材の「上辺部」を「下側」より受けとめる第2立ち壁なる用語は、一例に係る組立体の設置向きに基づいて設定したもので、その向きが変われば用語としても変わる。このため、権利が要求されている本発明の範囲内で種々の変更が加えられる。
【0033】
【発明の効果】
以上の如く、本発明の請求項1に係る鋼材組立用金具に依れば、C型鋼材の両側板部とI型鋼材の上辺部とで直交させてI型鋼材をC型鋼材の上に配列した状態で、金具自体の組付け並びに締付けボルトのねじ込みを交差部位毎に両側から個別に行えばよいため、鋼材相互を組立体として容易に組み立てられる。また、受け金具の起立板部並びに押え金具の構造から、金具全体が締付けボルトのねじ込みに伴って空回りしないことから、締付けボルトを確実に螺着できて鋼材相互を堅牢なものに組み立てられる。
【0034】
本発明の請求項2に係る鋼材組立用金具に依れば、I型鋼材の片フランジ部を通す隙間を第2の立ち壁との間に保って該鋼材の片フランジ部を受け止める第3の立ち壁を底板の幅方向両端辺に設けた受け金具を備えることから、金具全体がC型鋼材の長手方向にずれ動かないよう確実に組み付けられる。
【0035】
本発明の請求項3に係る鋼材組立用金具に依れば、C型鋼材の両フランジ部を内側から押え止める断面上向きコ字状の押え金具を備えることにより、押え金具を含む金具全体を曲げ強度の高いものに構成できる。
【0036】
本発明の請求項4に係る鋼材組立体に依れば、I型鋼材の各フランジ部が受け金具の両肩部で外側から受け止められ、また、C型鋼材の両フランジ部と重なるI型鋼材の上辺部が第2の立ち壁で受け止められ、更に、C型鋼材の両フランジ部が押え金具で内側より押え止められているため、組立体全体として堅牢なものに組み立てられると共に、使用しないときには容易に分解できて各構成部をコンパクトにまとめられる。
【0037】
本発明の請求項5に係る鋼材組立体に依れば、I型鋼材の片フランジ部を通す隙間を第2の立ち壁との間に隔てて該鋼材の片フランジ部を受け止める第3の立ち壁を底板の幅方向両端辺に設けた受け金具を組み付けることから、I型鋼材がC型鋼材と相対的に横ずれしないよう確実に組み立てられる。
【0038】
本発明の請求項6に係る鋼材組立体に依れば、片方の立上り部を受け金具の起立板部を当接させてC型鋼材の両フランジ部を内側から押え止める断面上向きコ字状の押え金具を組み付けることから、C型鋼材の両フランジ部を剛直な押え金具で確実に押え止められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る鋼材組立体として物品積載用スキッドを積載両側から示す斜視図である。
【図2】図1の物品積載用スキッドを裏面側から示す斜視図である。
【図3】図1の物品積載用スキッドを組み立てるに要する構成部材を展開させて示す説明図である。
【図4】本発明に係る鋼材組立用金具の受け金具を示す斜視図である。
【図5】図1の物品積載用スキッドをA−A線で示す組立構造図である。
【図6】図1の物品積載用スキッドをB−B線で示す組立構造図である。
【符号の説明】
1 C型鋼材
1a,1b C型鋼材の側板部
1c,1d C型鋼材のフランジ部
2 I型鋼材
2a I型鋼材の上辺部
2b,2c I型鋼材のフランジ部
3 鋼材組立用金具
30 受け金具
30a 底板
30b 第1の立ち壁
300 第1立ち壁の起立板部
301,302 第1立ち壁の肩部
30c 第2の立ち壁
30d,30e 第3の立ち壁
30f 受け金具のボルト通し穴
31 押え板部
31a,31b 押え板部の立上り部
31d 押え板部のねじ穴
32 締付けボルト
【発明の属する技術分野】
本発明は、相直交するC型鋼材,I型鋼材の鋼材相互を交差部位で締付け固定する鋼材組立用金具、並びに、鋼材相互の各交差部位を金具で締付け固定させて複数本の直交配列するC型鋼材とI型鋼材とから組み立てられる鋼材組立体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、相直交するC型鋼材,I型鋼材の鋼材相互を交差部位で締付け固定する鋼材組立用金具としては、C型鋼材の両フランジ部を内側より押え込む押え板部と、押え板部の前後端よりC型鋼材の長手方向に延びる狭幅なU字状の湾曲板部と、各湾曲部の先端縁より内向きに折れ曲ってI型鋼材の各フランジ部と係合する掛止め片部とを設けた止め金具と、各湾曲部の相対辺間にねじ込む締付けボルトとを組に備え、各湾曲部の相対辺を締付けボルトで締め込むことにより、鋼材相互の交差部位を押え板部と掛止め片部とで挟込み保持するものが提案されている(特許文献1)。
【0003】
その鋼材組立用金具は、金属平板等の物品を複数枚積載させて搬送し或いは複数枚積み重ねてストックするスキッドやパレットを組み立てるものとして提案されている。この鋼材組立用金具によると、金具自体の少ない部品点数により、スキッドやパレットを堅牢なものに組み立てでき、また、これを使用しないときには分解もできて再組立を行えるところから好ましい。
【0004】
但し、その鋼材組立用金具の場合、止め金具をC型鋼材の長手方向端部から必要個数分だけ内側に予め組み付け、C型鋼材を長手方向で相平行させて間隔を隔てて複数本並べてから、上辺部の両フランジ部を各掛止め片部の内側に嵌め合せるようI型鋼材をC型鋼材の直交方向から組み付けねばならない。また、逆に、両湾曲部の各掛止め片部を上辺部の両フランジ部に嵌め合せて止め金具をI型鋼材に必要個数分だけ予め組み付け、この止め金具をC型鋼材の長手方向端部から内側に組み付けながらC型鋼材を相平行させるよう並べなければならない。
【0005】
その組立手順が要求されても、スキッドやパレットとして短いC型鋼材と数少ないI型鋼材とから組み立てるときには左程の問題とならない。一方、長いC型鋼材が必要とされ、数多くのI型鋼材が必要とされるスキッドやパレットを組み立てるとなると、これを組み立てるには手間が掛かる。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−2690
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、鋼材相互を堅牢な組立体として容易に組み立てられる鋼材組立用金具を提供することを目的とする。
【0008】
本発明は、組立体全体として堅牢で、且つ、容易に組立,分解可能な鋼材組立体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る鋼材組立用金具においては、側板部の端縁を長手方向に沿って内方に折り曲げた両フランジ部を有するC型鋼材と、少なくとも上辺部の端縁を長手方向に沿って下方に折り曲げた両フランジ部を有するI型鋼材とを組み立てるに、C型鋼材の両側板部とI型鋼材の上辺板部とで直交させる鋼材相互を交差部位で締付け固定するもので、
C型鋼材の幅方向に亘る長さの底板を基体に有し、C型鋼材のフランジ部より内側に嵌め込む中央の起立板部と、中央の起立板部から段下させてC型鋼材の各フランジ部を下側から受け止める両肩部とを有する第1の立ち壁を底板の長手方向片側辺に設けると共に、I型鋼材の片フランジ部を受け入れてC型鋼材の両フランジ部と重なるI型鋼材の上辺板部を下側より受け止める第2の立ち壁を底板の長手方向他側辺に設けた受け金具と、
片側部を受け金具の起立板部と当接させてC型鋼材の両フランジ部を内側から押え止める押え金具と、
受け金具の底板に設けられる通し穴から挿通させて押え金具の板面に設けられるねじ穴にねじ込み装着する締付けボルトとを組にし、鋼材相互の交差部位を両側から個別に締付け固定する二組を対に備えることにより構成されている。
【0010】
本発明の請求項2に係る鋼材組立用金具においては、I型鋼材の片フランジ部を通す隙間を第2の立ち壁との間に隔てて該鋼材の片フランジ部を受け止める第3の立ち壁を底板の幅方向両端辺に設けた受け金具を備え付けることにより構成されている。
【0011】
本発明の請求項3に係る鋼材組立用金具においては、片方の立上り部を受け金具の起立板部と当接させてC型鋼材の両フランジ部を内側から押え止める断面上向きコ字状の押え金具を備え付けることにより構成されている。
【0012】
本発明の請求項4に係る鋼材組立体においては、側板部の端縁を長手方向に沿って内方に折り曲げた両フランジ部を有する複数本のC型鋼材と、少なくとも上辺部の端縁を長手方向に沿って下方に折り曲げた両フランジ部を有する複数本のI型鋼材とを備え、所定の間隔を保ってC型鋼材を長手方向で相並行に並べると共に、I型鋼材をC型鋼材の両側板部とI型鋼材の上辺部とで直交させて定間隔毎に配列し、その鋼材相互の各交差部位を金具で夫々締付け固定させて鋼材相互を一体に組み立てるもので、
C型鋼材の幅方向に亘る長さの底板を基体に有し、第1の立ち壁として該底板の長手方向片側辺に設けた中央の起立板部をC型鋼材のフランジ部より内側に嵌め込み、中央の起立板部から段下させた両肩部によりC型鋼材の各フランジ部を外側から受け止めると共に、該底板の長手方向他側辺に設けた第2の立ち壁によりI型鋼材の片フランジ部を内側に受け入れてC型鋼材の両フランジ部と重なるI型鋼材の上辺部を受け止める受け金具をC型鋼材の下側に組み付け、
片側辺を受け金具の起立板部と当接させてC型鋼材の両フランジ部を押え止める押え金具をC型鋼材の内側に組み付け、
締付けボルトを受け金具の底板に設けた通し穴から挿通させて押え金具の板面に設けたねじ穴にねじ込み装着し、
上記受け金具,押え金具,締付けボルトを備える鋼材組立用金具により、鋼材相互の各交差部位を両側から個別に締付け固定させて鋼材全体を一体に組み立てることにより構成されている。
【0013】
本発明の請求項5に係る鋼材組立体においては、第2の立ち壁との間に隔てた隙間に通すI型鋼材の片フランジ部を受け止める第3の立ち壁を底板の幅方向両端辺に設けた受け金具を備える鋼材組立用金具により、鋼材相互の各交差部位を両側から個別に締付け固定させて鋼材全体を一体に組み立てることにより構成されている。
【0014】
本発明の請求項6に係る鋼材組立体においては、片方の立上り部を受け金具の起立板部と当接させてC型鋼材の両フランジ部を内側から押え止める断面上向きコ字状の押え金具を備える鋼材組立用金具により、鋼材相互の各交差部位を両側から個別に締付け固定させて鋼材全体を一体に組み立てることにより構成されている。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して説明すると、図示実施の形態としては、図1並びに図2で示すように金属平板等の物品を複数枚積載させて搬送し或いは複数枚積み重ねてストックするに用いられるスキッド乃至はパレットを組み立てる場合が例示されている。この鋼材組立体(以下、「スキッド」という。)は、複数本のC型鋼材1(以下、「本体桟」という。)と、複数本のI型鋼材2(以下、「脚部桟」という。)と、二組対の組立用金具3とを構成部材として組み立てられている。
【0016】
本体桟1は、側板部1a,1bの端縁を長手方向に沿って内方に折り曲げたフランジ部1c,1dを有する通常のC型鋼材で形成されている。脚部桟2は、I型を呈するようC型鋼材を二本背合わせに溶接接合したもので形成されている。また、面一となるC型鋼材の側板部を上辺部2aとし、その上辺部2aの端縁を長手方向に沿って下方に折り曲げたフランジ部2b,2cを備えて形成されている。この脚部桟2では、天地逆に組み付けられるよう下辺部2dの端縁もフランジ部2e,2fとしてフランジ部2b,2cと相対方向に折り曲げて形成されている。また、支持部2gは鋼材の二枚接合から剛直なものに形成されている。
【0017】
組立用金具3は、図2で示すように本体桟1の両側板部1a,1bと脚部桟2の上辺板部2aとで直交させる鋼材相互1,2を交差部位で締付け固定するものとして備え付けられている。また、この組立用金具3は本体桟1と脚部桟2との交差部位を両側から個別に締付け固定する二組が対に備え付けられている。その対の組立用金具3は、双方共通の構造を有し、各々左右逆向きに組み付けられるよう構成されている。
【0018】
その組立用金具3は、図3で示すように本体桟1並びに脚部桟2の下側からあてがい固定される受け金具30と、本体桟1の内部に組み付けられる押え金具31と、受け金具30と押え金具31とを締付け固定する締付けボルト32と、ボルト弛止め用のワッシャー33とを備えて構成されている。締付けボルト33としては、受け金具30と押え金具31とを軸線上に予め組み付けた状態で鋼材相互の交差部位に組み込めるよう、受け金具30と押え金具31との締付けに要する軸線長さよりも長いものが備え付けられている。
【0019】
受け金具30は、所定の平面形状に裁断した金属板材を折り曲げたもので、図4で示すように所定の長さの底板30aを基体に有し、中央の起立板部300と、その起立板部300から段下げさせた両肩部301,302とを有する第1の立ち壁30bを底板30aの長手方向片側辺に設けると共に、第2の立ち壁30cを底板30aの長手方向他側辺に設けて形成されている。この受け金具30には、締付けボルト32を挿通する通し穴30fが底板30aの板面中央に設けられている。
【0020】
底板30aは、図5で示すように主体桟1の幅方向に亘る長さを有するよう形成されている。中央の起立板部300は、主体桟1のフランジ部1c,1dより内側に嵌め込むことから、締付けボルト32のねじ込みに伴う金具全体の回止め用として設けられている。肩部301,302は、主体桟1の各フランジ部1c,1dを下側から受け止められるよう設けられている。第2の立ち壁30bは、図6で示すように脚部桟2の片フランジ部2b(2c)を受け入れて主体桟1の両フランジ部1c,1dと重なる脚部桟2の上辺部2aを下側より受け止めるよう設けられている。
【0021】
それに加えて、第3の立ち壁30d,30e(図4参照)が底板30aの幅方向両端辺に設けられている。この第3の立ち壁30d,30eは、金具全体が主体桟1の長手方向にずれ動くのを防ぐよう、脚部桟2の片フランジ部2b(2c)を通す隙間G(図4参照)を第2の立ち壁30bとの間に隔てて脚部桟2の片フランジ部2b(2c)を受け止めるものとして設けられている。
【0022】
その構成中、脚部桟2の片フランジ部2b(2c)を第2の立ち壁30cに係合するよう構成すれば、第3の立ち壁30d,30eを設けるのを省くよう設計変更できる。但し、この場合には、組立作業上、脚部桟2の片フランジ部2b(2c)を受け入れるよう第2の立ち壁30bを脚部桟2に組み付けるのに手間を要する。一方、上述した如く脚部桟2の片フランジ部2b(2c)を通す隙間Gを第2の立ち壁30bとの間に隔てて脚部桟2の片フランジ部2b(2c)を受け止めるよう第3の立ち壁30d,30eを設けると、第2の立ち壁30bを脚部桟2と容易に組み付けられる。
【0023】
押え金具31は、主体桟1の幅方向に亘る片側部31aを受け金具30の起立板部300と当接させて主体桟1の両フランジ部1c,1dを内側から押え止めるものとして備え付けられている(図6参照)。この押え金具31は、両立上り部31a,31bが底板部31cから起立した断面上向きコ字状を呈し、締付けボルト32のねじ穴31dを底板部31cに設けて剛直なものに形成されている(図4参照)。
【0024】
その組立用金具3によっては、所定の間隔を保って本体桟1を長手方向で相並行に並べると共に、脚部桟2を本体桟1の両側板部1c,1dと脚部桟2の上辺部2aとで直交させて本体桟1の上に所定の間隔毎に配列し、その鋼材相互の各交差部位を夫々締付け固定することから本体桟1と脚部桟2とをスキッドとして組み立てられる(図2参照)。金具全体としては、締付けボルト32を受け金具30の通し穴31fに挿通すると共に、押え金具31のねじ穴に螺合し、ワッシャー33を含む受け金具30,押え金具31を仮組み付けさせて用いられる。
【0025】
その金具からスキッドを組み立てる場合、先ず、抑え金具31を主体31のフランジ部1c,1dより内側に組み付ける。次に、受け金具30の起立板部300を主体桟1のフランジ部1c,1dより内側に嵌め込み、両肩部301,302を主体桟1の各フランジ部1c,1dにあてがい配置すると共に、脚部桟2の片フランジ部2b(2c)を第2の立ち壁30bと第3の立ち壁30c,30dとの間に保った隙間Gに嵌め込んで第2立ち壁部30bの内側に受け入れることから、金具全体を桟相互の直交部位に組み付ける。
【0026】
次に、仮組み付けした締付けボルト32を押え金具31のねじ穴31dにねじ込むことにより受け金具30と押え金具31とを締付け固定する。この締付けボルト32のねじ込みに伴っては、受け金具30の起立板部300が主体桟1の両フランジ部1c,1dで挟まれると共に、第3の立ち壁30c,30dが脚部桟2の片フランジ部2b,2cと当接し、また、押え金具31の片立上り部31aが受け金具30の起立板部300と当接するから、金具全体が空回りしない。このため、締付けボルト32を確実に螺着するようにできる。
【0027】
その組立用金具では、本体桟1の両側板部1c,1dと脚部桟2の上辺部2aとで直行させるよう脚部桟2を本体桟1の上に配列した状態で、金具の組付け並びに締付けボルトのねじ込み作業を本体桟1と脚部桟2との交差部位に両側から個別に行い、また、本体桟1と脚部桟2とを直交させた全ての交差部位を締付け固定すればよいため、鋼材相互を組立体として容易に組み立てられる。
【0028】
組立体のスキッドとしては、脚部桟2の各フランジ部2b,2cが両肩部301,302で外側から受け止められ、また、脚部桟2のフランジ部2b,2cが第2の立ち壁30bの内側に受け入られていると共に、主体桟1の両フランジ部1c,1dと重なる脚部桟2の上辺部2aが第2の立ち壁30bで受け止められ、更に、主体桟1の両フランジ部1c,1dが押え金具31で内側より押え止められている。このため、組立体全体として堅牢なものに組み立てられる。
【0029】
そのスキッドを分解するときは、上述したとは逆に、締付けボルト32を弛めて組立用金具3を本体桟1,脚部桟2から外せばよいから、この分解にても容易に行なえる。分解後は、各構成部を夫々個々にまとめられると共に、本体桟1,脚部桟2には突起物のような邪魔なものがないからコンパクトにまとめられる。
【0030】
上述した実施の形態は、主に、スキッドを具体例に説明したが、工事現場の仮設壁や足場等を組み立てられるのにも適用できる。
【0031】
なお、上述した明細書中で用いた用語及び表現は単に説明のために用いたものに過ぎず、本発明の内容を何ら限定するものではない。仮に、限定的な用語や表現を用いたとしても、これにより、本発明の形態と均等なものやその一部を排除する意図はない。
【0032】
例えば、I型鋼材の「上辺部」,「下方に」折り曲げた両フランジ部、C型鋼材のフランジ部を「下側」から受けとめる肩部、I型鋼材の「上辺部」を「下側」より受けとめる第2立ち壁なる用語は、一例に係る組立体の設置向きに基づいて設定したもので、その向きが変われば用語としても変わる。このため、権利が要求されている本発明の範囲内で種々の変更が加えられる。
【0033】
【発明の効果】
以上の如く、本発明の請求項1に係る鋼材組立用金具に依れば、C型鋼材の両側板部とI型鋼材の上辺部とで直交させてI型鋼材をC型鋼材の上に配列した状態で、金具自体の組付け並びに締付けボルトのねじ込みを交差部位毎に両側から個別に行えばよいため、鋼材相互を組立体として容易に組み立てられる。また、受け金具の起立板部並びに押え金具の構造から、金具全体が締付けボルトのねじ込みに伴って空回りしないことから、締付けボルトを確実に螺着できて鋼材相互を堅牢なものに組み立てられる。
【0034】
本発明の請求項2に係る鋼材組立用金具に依れば、I型鋼材の片フランジ部を通す隙間を第2の立ち壁との間に保って該鋼材の片フランジ部を受け止める第3の立ち壁を底板の幅方向両端辺に設けた受け金具を備えることから、金具全体がC型鋼材の長手方向にずれ動かないよう確実に組み付けられる。
【0035】
本発明の請求項3に係る鋼材組立用金具に依れば、C型鋼材の両フランジ部を内側から押え止める断面上向きコ字状の押え金具を備えることにより、押え金具を含む金具全体を曲げ強度の高いものに構成できる。
【0036】
本発明の請求項4に係る鋼材組立体に依れば、I型鋼材の各フランジ部が受け金具の両肩部で外側から受け止められ、また、C型鋼材の両フランジ部と重なるI型鋼材の上辺部が第2の立ち壁で受け止められ、更に、C型鋼材の両フランジ部が押え金具で内側より押え止められているため、組立体全体として堅牢なものに組み立てられると共に、使用しないときには容易に分解できて各構成部をコンパクトにまとめられる。
【0037】
本発明の請求項5に係る鋼材組立体に依れば、I型鋼材の片フランジ部を通す隙間を第2の立ち壁との間に隔てて該鋼材の片フランジ部を受け止める第3の立ち壁を底板の幅方向両端辺に設けた受け金具を組み付けることから、I型鋼材がC型鋼材と相対的に横ずれしないよう確実に組み立てられる。
【0038】
本発明の請求項6に係る鋼材組立体に依れば、片方の立上り部を受け金具の起立板部を当接させてC型鋼材の両フランジ部を内側から押え止める断面上向きコ字状の押え金具を組み付けることから、C型鋼材の両フランジ部を剛直な押え金具で確実に押え止められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る鋼材組立体として物品積載用スキッドを積載両側から示す斜視図である。
【図2】図1の物品積載用スキッドを裏面側から示す斜視図である。
【図3】図1の物品積載用スキッドを組み立てるに要する構成部材を展開させて示す説明図である。
【図4】本発明に係る鋼材組立用金具の受け金具を示す斜視図である。
【図5】図1の物品積載用スキッドをA−A線で示す組立構造図である。
【図6】図1の物品積載用スキッドをB−B線で示す組立構造図である。
【符号の説明】
1 C型鋼材
1a,1b C型鋼材の側板部
1c,1d C型鋼材のフランジ部
2 I型鋼材
2a I型鋼材の上辺部
2b,2c I型鋼材のフランジ部
3 鋼材組立用金具
30 受け金具
30a 底板
30b 第1の立ち壁
300 第1立ち壁の起立板部
301,302 第1立ち壁の肩部
30c 第2の立ち壁
30d,30e 第3の立ち壁
30f 受け金具のボルト通し穴
31 押え板部
31a,31b 押え板部の立上り部
31d 押え板部のねじ穴
32 締付けボルト
Claims (6)
- 側板部の端縁を長手方向に沿って内方に折り曲げた両フランジ部を有するC型鋼材と、少なくとも上辺部の端縁を長手方向に沿って下方に折り曲げた両フランジ部を有するI型鋼材とを組み立てるに、C型鋼材の両側板部とI型鋼材の上辺板部とで直交させる鋼材相互を交差部位で締付け固定する鋼材組立用金具であって、
C型鋼材の幅方向に亘る長さの底板を基体に有し、C型鋼材のフランジ部より内側に嵌め込む中央の起立板部と、中央の起立板部から段下させてC型鋼材の各フランジ部を下側から受け止める両肩部とを有する第1の立ち壁を底板の長手方向片側辺に設けると共に、I型鋼材の片フランジ部を受け入れてC型鋼材の両フランジ部と重なるI型鋼材の上辺板部を下側より受け止める第2の立ち壁を底板の長手方向他側辺に設けた受け金具と、
片側部を受け金具の起立板部と当接させてC型鋼材の両フランジ部を内側から押え止める押え金具と、
受け金具の底板に設けられる通し穴から挿通させて押え金具の板面に設けられるねじ穴にねじ込み装着する締付けボルトとを組にし、鋼材相互の交差部位を両側から個別に締付け固定する二組を対に備えてなることを特徴とする鋼材組立用金具。 - I型鋼材の片フランジ部を通す隙間を第2の立ち壁との間に隔てて該鋼材の片フランジ部を受け止める第3の立ち壁を底板の幅方向両端辺に設けた受け金具を備え付けてなることを特徴とする請求項1に記載の鋼材組立用金具。
- 片方の立上り部を受け金具の起立板部と当接させてC型鋼材の両フランジ部を内側から押え止める断面上向きコ字状の押え金具を備え付けてなることを特徴とする請求項1または2に記載の鋼材組立用金具。
- 側板部の端縁を長手方向に沿って内方に折り曲げた両フランジ部を有する複数本のC型鋼材と、少なくとも上辺部の端縁を長手方向に沿って下方に折り曲げた両フランジ部を有する複数本のI型鋼材とを備え、所定の間隔を保ってC型鋼材を長手方向で相並行に並べると共に、I型鋼材をC型鋼材の両側板部とI型鋼材の上辺部とで直交させて定間隔毎に配列し、その鋼材相互の各交差部位を金具で夫々締付け固定させて鋼材相互を一体に組み立てる鋼材組立体であって、
C型鋼材の幅方向に亘る長さの底板を基体に有し、第1の立ち壁として該底板の長手方向片側辺に設けた中央の起立板部をC型鋼材のフランジ部より内側に嵌め込み、中央の起立板部から段下させた両肩部によりC型鋼材の各フランジ部を外側から受け止めると共に、該底板の長手方向他側辺に設けた第2の立ち壁によりI型鋼材の片フランジ部を内側に受け入れてC型鋼材の両フランジ部と重なるI型鋼材の上辺部を受け止める受け金具をC型鋼材の下側に組み付け、
片側辺を受け金具の起立板部と当接させてC型鋼材の両フランジ部を押え止める押え金具をC型鋼材の内側に組み付け、
締付けボルトを受け金具の底板に設けた通し穴から挿通させて押え金具の板面に設けたねじ穴にねじ込み装着し、
上記受け金具,押え金具,締付けボルトを備える鋼材組立用金具により、鋼材相互の各交差部位を両側から個別に締付け固定させて鋼材全体を一体に組み立ててなることを特徴とする鋼材組立体。 - 第2の立ち壁との間に隔てた隙間に通すI型鋼材の片フランジ部を受け止める第3の立ち壁を底板の幅方向両端辺に設けた受け金具を備える鋼材組立用金具により、鋼材相互の各交差部位を両側から個別に締付け固定させて鋼材全体を一体に組み立ててなることを特徴とする請求項4に記載の鋼材組立体。
- 片方の立上り部を受け金具の起立板部と当接させてC型鋼材の両フランジ部を内側から押え止める断面上向きコ字状の押え金具を備える鋼材組立用金具により、鋼材相互の各交差部位を両側から個別に締付け固定させて鋼材全体を一体に組み立ててなることを特徴とする請求項4または5に記載の鋼材組立体。
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060404 |