JP2004307863A - コーティングのための顔料組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】 幾何学的メタメリズムまたはメタリックフロップを示す着色されたコーティングの製造に有用な顔料組成物およびコーティング組成物を提供する。
【解決手段】 エフェクト顔料、小粒径顔料、ならびに少なくとも1種、好ましくは少なくとも2種の異なるフロップエンハンサー(場合により置換されたハロゲン化銅フタロシアニン、インダントロンおよびカルバゾールジオキサジンよりなる群から選ばれる)を含むコーティング組成物および顔料組成物、ならびに着色されたポリマーコーティングのフロップ性を強化する方法である。
【選択図】 なし
【解決手段】 エフェクト顔料、小粒径顔料、ならびに少なくとも1種、好ましくは少なくとも2種の異なるフロップエンハンサー(場合により置換されたハロゲン化銅フタロシアニン、インダントロンおよびカルバゾールジオキサジンよりなる群から選ばれる)を含むコーティング組成物および顔料組成物、ならびに着色されたポリマーコーティングのフロップ性を強化する方法である。
【選択図】 なし
Description
本発明は、メタリックフロップを有するポリマーコーティングの製造に有用な顔料組成物に関する。
本発明は、コーティングの色合いが観察者の見る角度に応じて変化する、幾何学的メタメリズムまたはメタリックフロップを示す顔料着色コーティングの製造に用いられる、顔料組成物およびコーティング組成物に関するものである。本発明は、フロップエンハンサーとして作用するハロゲン化銅フタロシアニン、インダントロンまたはカルバゾールジオキサジンの少量を用いて処理した小粒径顔料を含有する顔料組成物により着色した場合、顔料着色コーティングのフロップ性が大幅に強化されるという、総括的な発見に基づいている。
小粒径顔料を透明顔料としてコーティング組成物に使用することは、当該技術において良く知られている。透明顔料を含有するコーティング組成物は、自動車および工業製品の仕上げ塗料に有用である。
銅フタロシアニン、インダントロンおよびカルバゾールジオキサジン化合物もまた、主に顔料としてまたは染料として、当該技術において良く知られている。US−5,618,343は、それらのフロップエンハンサーとしての使用を記述している。
US−5,362,780は、2,9−ジクロロキナクリドンおよび青色銅フタロシアニンスルホン酸またはインダントロンスルホン酸を含有する顔料組成物を記述している。この銅フタロシアニンスルホン酸およびインダントロンスルホン酸は、エンジニアリングプラスチックの着色に用いる熱安定性紫色顔料を得る目的で、マゼンタ色2,9−ジクロロキナクリドン顔料の色調整に利用される。この780特許における組成物は、コーティング組成物には利用されておらず、そして銅フタロシアニンスルホン酸およびインダントロンスルホン酸に、顔料着色コーティングのフロップ性を強化できる可能性があるとの示唆はない。
US−5,618,343は、それまでに例のないフロップ効果を有する顔料組成物を記述している。小粒径顔料を、微少量の銅フタロシアニンスルホン酸で表面修飾すると、並外れたフロップ効果を創出できる顔料が製造された。この顔料は独特の自動車用色材をつくり出しはしたが、この銅フタロシアニンスルホン酸を含有する顔料は、自動車用途に適していないことが分かった。この顔料は、自動車の外観デザインに必須とされている屋外耐久性を欠いていた。
驚くべきことに、透明顔料を銅フタロシアニングリーン顔料で表面修飾すると、望ましいフロップ効果を創出できる顔料が製造され、そしてこの顔料は自動車用色材に必要な耐久特性を示すことが見出された。
色設計の視点から、当業者は緑色顔料と赤色顔料の組み合わせからは褐色を予測したであろう。したがって、上記の結果は非常に興味あるもので、予期できなかったはずである。さらに、本発明に由来する耐久性の強化は、まったく予期しないことであって、この発見を商業的に意味あるものとした。本発明の顔料組成物は、自動車用色材として適している。
本発明によれば、小粒径顔料およびフロップエンハンサーを含有する顔料組成物は、コーティング組成物の顔料着色に利用される。このようなコーティング組成物からつくられた顔料着色コーティングは、高度のフロップ性とすぐれた屋外耐久性を示す。本発明は、自動車外観デザインに適した新しい色空間領域に到達することを可能にする、当該技術における進歩を象徴している。
本発明は、小粒径顔料およびフロップエンハンサーを含み、該フロップエンハンサーがハロゲン化銅フタロシアニン、インダントロン、またはカルバゾールジオキサジン化合物である、顔料組成物に関する。本発明はさらに、小粒径顔料およびフロップエンハンサーを含む顔料組成物の着色有効量を用いて顔料着色したコーティング組成物に関する。本発明はまた、1種類以上のフロップエンハンサーを組成物中に組み込むことによる、顔料着色コーティングのフロップ性の強化方法にも関する。
“フロップ”の表現は、異なる目視角度から異なる色合いが観測される現象を記述するのに用いられる(“目視角依存色度(goniochromaticity)”としても知られている)。
本発明の顔料組成物中に用いられるフロップエンハンサーは、ハロゲン化銅フタロシアニン、インダントロンおよびカルバゾールジオキサジンの各化合物である;これに包含されるのは、それらの誘導体、特にそれらのクロロ−、ブロモ−、スルホンアミド−、アルキル−、アルコキシ−、アルキルアミノ−およびジアルキルアミノ−誘導体、特に多ハロゲン基含有の銅フタロシアニン、たとえばピグメントグリーン7およびピグメントグリーン36型の化合物:
(式中、それぞれのXは、互いに独立に、H、ClまたはBrである;(ピグメントグリーン7=通常C32H3N8Cl13Cu〜C32HN8Cl15Cu;ピグメントグリーン36=通常C32HN8Cl2Br13Cu〜C32HN8Cl7Br8Cu))
である。
である。
特に適している銅フタロシアニン化合物は、式C32HxN8ClyBrzCuであって、このxが0〜4、yが0〜16、そしてzが0〜16であり、そしてそのベンゼン環が、水素、ハロゲン、−NR1R2、C1〜C10アルキルおよび−X−NR1’R2’よりなる群から選ばれる置換基1個以上により置換されたものであり、ここでR1およびR2は、独立に、水素、C1〜C10アルキルまたは−X−NR1’R2’であり、R1’およびR2’は、独立に、水素またはC1〜C10アルキルであり、そしてXはC1〜C10アルキレンである。
この明細書全体を通じて、C1〜C10アルキルおよびC1〜C10アルキレンは、直鎖状、環状または分枝状のものであってよく、そして好ましくはそれぞれC1〜C6アルキルおよびC1〜C6アルキレンである。C3〜C10アルキルおよびC3〜C10アルキレンは、好ましくは1個の炭素原子上で分枝していて、特にC1〜C6アルキルまたはC1〜C6アルキレンの主鎖、および分枝している炭素原子に結合したC1〜C4アルキルの副鎖を有する。NR1R2および/またはNR1’R2’においては、R1およびR2は一緒になって環を形成していてよい。
好ましくは、そのフェニル環は、1〜4個の置換基で置換されている。もっとも好ましくは、そのフェニル環は、前記置換基1個以上によって完全に置換されている。
好ましい銅フタロシアニンフロップエンハンサーは、テトラクロロ化された銅フタロシアニン、およびハロゲン置換基の4個以上ならびに水素、ハロゲン、−NR1R2、C1〜C10アルキルおよび−X−NR1’R2’よりなる群から選ばれる置換基1個以上により置換された銅フタロシアニン化合物を包含するものであり、ここでR1およびR2は、独立に、水素、C1〜C10アルキルまたは−X−NR1’R2’であり、R1’およびR2’は、独立に、水素またはC1〜C10アルキルであり、そしてXはC1〜C10アルキレンである。
特に適したインダントロン化合物は、式:
(式中、ベンゼン環は、非置換であるか、またはハロゲン、−NR1R2、C1〜C10アルキルおよび−X−NR1’R2’よりなる群から選ばれる置換基1個以上により置換されており、ここでR1およびR2は、独立に、水素、C1〜C10アルキルまたは−X−NR1’R2’であり、R1’およびR2’は、独立に、水素またはC1〜C10アルキルであり、そしてXはC1〜C10アルキレンである)
の化合物を包含する。
の化合物を包含する。
好ましくは、そのベンゼン環は、非置換であるか、または1〜4個の置換基によって置換されている。もっとも好ましくは、ベンゼン環は、非置換であるか、または1個もしくは2個の置換基により置換されている。
好ましいインダントロンフロップエンハンサーは、非置換インダントロンならびに、水素、ハロゲン、−NR1R2、C1〜C10アルキルおよび−X−NR1’R2’よりなる群から選ばれる置換基1個以上により、モノ−またはジ−置換されているインダントロンを包含しており、ここで、R1およびR2は、独立に、水素、C1〜C10アルキルまたは−X−NR1’R2’であり、R1’およびR2’は、独立に、水素またはC1〜C10アルキルであり、そしてXは、C1〜C10アルキレンである。
特に適したカルバゾールジオキサジン化合物は、C.I.ピグメントバイオレット23およびそれの誘導体を包含する。このカルバゾールジオキサジン化合物は、式:
(式中、それぞれのRは、独立に、水素またはC1〜C6アルキルであり、特にそれぞれのRがエチルであり、Zが水素またはハロゲンであり、特にそれぞれのZがハロゲン、特に塩素であり、そしてベンゼン環は、非置換であるか、またはハロゲン、−NR1R2、C1〜C10アルキルおよび−X−NR1’R2’よりなる群から選ばれる置換基1個以上により置換されており、ここでR1およびR2は、独立に、水素、C1〜C10アルキル、または−X−NR1’R2’であり、R1’およびR2’は、独立に、水素またはC1〜C10アルキルであり、そしてXはC1〜C10アルキレンである)
の化合物であると信じられている。
の化合物であると信じられている。
このベンゼン環は、非置換であるか、または1〜2個の置換基によって置換されている。もっとも好ましくは、ベンゼン環は、非置換であるか、または1個の置換基により置換されている。
好ましいカルバゾールジオキサジンフロップエンハンサーは、非置換カルバゾールジオキサジンならびに、水素、ハロゲン、−NR1R2、C1〜C10アルキルおよび−X−NR1’R2’よりなる群から選ばれる置換基1個以上により置換されているカルバゾールジオキサジンを包含し、ここでR1およびR2は、独立に、水素、C1〜C10アルキル、または−X−NR1’R2’であり、R1’およびR2’は、独立に、水素またはC1〜C10アルキルであり、そしてXはC1〜C10アルキレンである。
前述した非置換の銅フタロシアニン、インダントロンおよびカルバゾールジオキサジン各化合物は、商業的に入手可能であり、そして当該技術における既知の方法により製造される。前述の置換された化合物のうちのあるもの、たとえば、モノクロロ−、トリクロロ−、テトラクロロ−、ペルクロロ−(ピグメントグリーン7)、ペルクロロブロモ−(ピグメントグリーン36)のようなハロゲン化銅フタロシアニン化合物は、同様に商業的入手が可能である。
小粒径顔料は、40〜100m2/gの範囲の比表面積を有する顔料のいずれもが該当する。好ましくは、小粒径顔料は、50〜90m2/g、特に60〜80m2/gの範囲の比表面積を有する顔料である。上述した範囲内のいずれかの比表面積を有している顔料が、本明細書全体を通じ、粒子サイズが最適化された顔料と称される。表面積は、受容可能ないずれかの方法、好ましくはBET法によって測定される。
一般に、上記指定範囲内の表面積を有する顔料は、光の散乱をあまり起こさないので、透明顔料と称される。
色飽和度の高い小粒径顔料は、自動車のメタリックコーテング用に好ましい。
好ましくは、小粒径顔料は、1,4−ジケト−3,6−ジアリールピロロ[3,4−c]ピロール(DPP)、キナクリドン、キナクリドンキノン、または固溶体顔料である。好ましい固溶体顔料は、1,4−ジケト−3,6−ジアリールピロロ[3,4−c]ピロール、キナクリドンおよび/またはキナクリドンキノン各成分1種以上を含有する顔料である。
適した1,4−ジケト−3,6−ジアリールピロロ[3,4−c]ピロール顔料は、当該技術において良く知られたものである。この種の適した1,4−ジケト−3,6−ジアリールピロロ[3,4−c]ピロール顔料は、式(I)または(II):
{式中、AおよびBは、互いに独立に、式:
〔式中、R1およびR2は、互いに独立に、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、C1〜C5アルコキシ、−SR3、−N(R3)2、−CF3、−CN、または式:
(R3はC1〜C5アルキルであり、R4およびR5は、互いに独立に、水素、ハロゲン、C1〜C5アルキル、C1〜C5アルコキシ、−SR3、または−CNである)の基である〕の基である}
の、特に粒子サイズが最適化された化合物を包含する。
の、特に粒子サイズが最適化された化合物を包含する。
好ましいジアリールジケトピロロ[3,4−c]ピロールは、式(I)の化合物であって、その式中の置換基Aは2個とも、式:
(式中、R1は水素、塩素、臭素、シアノ、メチル、エチル、t−ブチルまたはフェニルであり、そしてR2は塩素、メチルまたはシアノである)
の同一の基である。
の同一の基である。
好ましい1,4−ジケト−3,6−ジアリールピロロ[3,4−c]ピロール顔料は、粒子サイズが最適化された、1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ[3,4−c]ピロール、1,4−ジケト−3,6−ジ(4−クロロフェニル)ピロロ[3,4−c]ピロール、1,4−ジケト−3,6−ジ(4−t−ブチルフェニル)ピロロ[3,4−c]ピロール、1,4−ジケト−3,6−ジ(3−シアノフェニル)ピロロ[3,4−c]ピロール、1,4−ジケト−3,6−ジ(4−シアノフェニル)ピロロ[3,4−c]ピロール、1,4−ジケト−3,6−ジ(ビフェニル−1−イル)ピロロ[3,4−c]ピロール、1,4−ジケト−3,6−ジ(4−メチルフェニル)ピロロ[3,4−c]ピロール、および1,4−ジケト−3,6−ジ(3,4−ジクロロフェニル)ピロロ[3,4−c]ピロールを包含する。
適したキナクリドン顔料は、当該技術において既知のものである。この種の適したキナクリドン顔料は、式:
(式中、それぞれのWは、互いに独立に、ハロゲン、C1〜C5アルキルまたはC1〜C5アルコキシであり、iは0、1または2である)
の、粒子サイズが最適化された直鎖状キナクリドン化合物を包含する。
の、粒子サイズが最適化された直鎖状キナクリドン化合物を包含する。
特に適したキナクリドン顔料は、粒子サイズが最適化された非置換のキナクリドン、たとえばβ−キナクリドン、γ−キナクリドン、2,9−ジクロロキナクリドンおよび2,9−ジメチルキナクリドンを包含する。
適したキナクリドンキノン顔料は、当該技術において既知のものである。この種のキナクリドンキノン顔料は、式:
(式中、Rは水素、ハロゲンまたはC1〜C4アルキルであり、そしてxは0、1または2である)
の、粒子サイズが最適化された化合物を包含する。
の、粒子サイズが最適化された化合物を包含する。
特に適したキナクリドンキノン顔料は、粒子サイズが最適化された、非置換キナクリドンキノン、2,9−ジクロロキナクリドンキノンおよび2,9−ジメチルキナクリドンキノンを包含する。
粒子サイズが最適化された固溶体顔料もまた、本発明の組成物の小粒径顔料として適している。適切な粒子サイズおよび十分な飽和度を有するなら、いずれの固溶体顔料も小粒径顔料として適している。特に、適した固溶体顔料は、固溶体の成分として、1,4−ジケト−3,6−ジアリールピロロ[3,4−c]ピロール、キナクリドンまたはキナクリドンキノンを含有するものである。特に、適した固溶体顔料は、本明細書中に参考として記載してある、US−4,286,998、US−4,810,304、US−4,783,540、US−5,457,203、US−5,472,496およびUS−5,529,623に記述されている型の顔料で、粒子サイズが最適化されているものを包含する。
特に適した固溶体顔料は、粒子サイズが最適化された、2,9−ジクロロキナクリドン/1,4−ジケト−3,6−ジ(4−クロロフェニル)ピロロ[3,4−c]ピロール、および2,9−ジクロロキナクリドン/1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ[3,4−c]ピロール/1,4−ジケト−3,6−ジ(4−クロロフェニル)ピロロ[3,4−c]ピロール固溶体を包含する。
一般に、顔料組成物は、当該技術における既知の方法、たとえば通常の湿式配合方法によって製造される。好ましくは、小粒径顔料およびフロップエンハンサーを含有するスラリーを、均一になるまで混合する。その後、顔料組成物は、スラリーをろ過することによって分離される。
本発明の顔料組成物は、組成物の重量を基準にして、0.1〜10重量%のフロップエンハンサーを含有する。好ましくは、顔料組成物は、2〜6重量%のフロップエンハンサーを含有する。もっとも好ましくは、顔料組成物は、3〜5重量%のフロップエンハンサーを含有する。
小粒径顔料およびフロップエンハンサーに加えて、本発明の顔料組成物は、有利には通常の添加剤も含有する。
特に、本発明の顔料組成物は、小粒径顔料およびフロップエンハンサーに加えて、レオロジー改良剤を含有する。この種のレオロジー改良剤は、当該技術において既知であり、そしてピラゾリルメチル置換キナクリドン、ピラゾリルメチル置換の1,4−ジケト−3,6−ジアリールピロロ[3,4−c]ピロール、キナクリドンスルホン酸および/またはその塩、1,4−ジケト−3,6−ジアリールピロロ[3,4−c]ピロールスルホン酸および/またはその塩、N,N−ジアルキルキナクリドンスルホンアミド、フタルイミドメチルキナクリドン、フタルイミドメチル−1,4−ジケト−3,6−ジアリールピロロ[3,4−c]ピロール、およびそれらの混合物を包含する。適したレオロジー改良剤は、ピラゾリルメチルキナクリドン、アルミニウムキナクリドンモノスルホナート、およびそれらの混合物を包含する。
一般に、本発明の顔料組成物は、顔料組成物の重量を基準にして、0〜10重量%のレオロジー改良剤を含有する。好ましくは、顔料組成物は、2〜6重量%のレオロジー改良剤を含有する。特に好ましくは、顔料組成物は、3〜5重量%のレオロジー改良剤を含有する。
本発明の顔料組成物は、透明なコーティング、特に工業製品用コーティングおよび自動車用仕上げ塗料の製造に有用である。一般に、顔料組成物の有効着色量を、顔料着色すべきコーティング組成物中に、特にボールミル粉砕およびアトライター磨砕方法によって混合する。有効着色量は、コーティング組成物に所望の色を付与するのに適した量ならいずれでもよい。特に、顔料組成物は、着色すべきコーティング組成物の重量を基準にして、0.01〜30重量%、好ましくは0.1〜10重量%の量で用いられる。
コーティング組成物は、前述した顔料組成物を用いて顔料着色することが好ましいが、本発明の顔料着色コーティング組成物は、コーティング組成物中に、小粒径顔料およびフロップエンハンサーを別々に混合することによっても製造される。小粒径顔料およびフロップエンハンサーを、コーティング組成物中に別々に混合する場合には、それらをスラリー形態でそのコーティング組成物中に加えることが好ましい。
一般に、本発明の方法によって着色されるコーティング組成物は、高分子量の有機材料、たとえばセルロースエーテル、セルロースエステル、ポリウレタン、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリスルホン、ポリアミド、ポリシクロアミド、ポリイミド、ポリエーテル、ポリエーテルケトン、ポリ(ハロゲン化ビニル)、ポリテトラフルオロエチレン、アクリルまたはメタクリルポリマー、ゴム、シリコーンポリマー、フェノール/ホルムアルデヒド樹脂、メラミン、ホルムアルデヒド樹脂、尿素/ホルムアルデヒド樹脂、エポキシ樹脂、ジエンゴム、またはそれらのコポリマーを包含する。
熱硬化性コーティングまたは架橋性化学反応型コーティングも、本発明の方法によって着色される。コーティングに用いられる被顔料着色高分子量有機材料の例は、アクリル−、アルキド−、エポキシ−、フェノール−、メラミン−、尿素−、ポリエステル−、ポリウレタン−、ブロック化イソシアナート−、ベンゾグアナミン−またはセルロースエステル−樹脂、またはそれらの組み合わせを包含する。本発明の方法によって製造される顔料着色コーティング組成物は、自然乾燥または物理乾燥のコーティングとしても、たとえば化粧品工業においてネイルワニスとして使用されるような通常のラッカー、たとえばニトロセルロースラッカーとしても、同様に有用である。
本発明の方法は、工業製品用コーティングおよび自動車工業で通常使用されているコーティングの製造、特に、アクリル/メラミン樹脂、アルキド/メラミン樹脂のような熱硬化性樹脂、または熱可塑性アクリル樹脂系の、さらにまた水性コーティング系の分野における製造に適している。本発明の顔料組成物は、溶媒性および水性の自動車用仕上げ塗料に特に適している。
本発明の顔料組成物は、エフェクト(effect)顔料、たとえば被覆マイカおよび無被覆マイカ、アルミニウムフレークおよびグラファイトフレークの場合に特に有用である。本発明の顔料組成物を含有するエフェクト顔料を使用したコーティング組成物で被覆した物体は、独特な“フロップ”効果を示し、すなわちその物体を異なる角度から見ると、異なる色が観察される。自動車用仕上げ塗料においては、このようなフロップ効果が、しばしば大いに望ましい。
最終用途に応じ、その顔料に特定量の風合い改良剤を添加するのが有利な場合がある。適した風合い改良剤は、特に炭素原子が18個以上の脂肪酸たとえばステアリン酸もしくはベヘン酸、またはそれらのアミドもしくは金属塩、好ましくはカルシウム塩もしくはマグネシウム塩、および可塑剤、ワックス、樹脂酸たとえばアビエチン酸もしくはその金属塩、コロホニウム、アルキルフェノール、または脂肪族アルコールたとえばステアリルアルコール、または近接ジオールたとえばドデカン−1,2−ジオール、さらにまた、変性コロホニウム/マレイン酸樹脂もしくはフマル酸/コロホニウム樹脂、またはポリマー分散剤である。風合い改良剤は、好ましくは、最終製品を基準にして、0.1〜30重量%、もっとも好ましくは2〜15重量%の量で加えられる。
以下の例に、さらなる記述がなされているが、本発明の範囲を限定するものではない。すべての部およびパーセント値は、他に指定のない限り重量による。
例1:
(a)1,4−ジケト−3,6−ジ(4−クロロフェニル)ピロロ[3,4−c]ピロール4.0g、2,9−ジクロロキナクリドン6.0g、グルタル酸ジメチル1.0g、界面活性剤0.5g、および硫酸アルミニウム水和物40gを、粉砕媒体としての鋼製ボールおよびツメを備えた1000mLボールミル中に合わせた。ついでボールミルを約24時間回転させた。その後内容物を取り出し、そして粉砕媒体から分離して、磨砕された粉末を得た。その磨砕粉末を2%硫酸500mLと、90℃で2時間撹拌した。その後、生成した顔料スラリーをろ過し、中性で塩がなくなるまで熱水洗浄して、小粒径固溶体顔料のプレスケークを得た。
(b)上記で調製したプレスケーク99部およびペルクロロ化銅フタロシアニン(ピグメントグリーン7)1.0部を含有する混合物(部は乾燥重量基準)を水でスラリー化し、そして均一になるまで混合した。得られた顔料スラリーをろ過、乾燥し、そして微粉砕して、本発明の顔料組成物を得た。
(c)上記で製造した本発明の顔料組成物16.5gを、ポリウレタン樹脂41.2g、分散剤樹脂9.0g、および溶媒希釈液98.3gを、1パイントのジャー中に合わせた。混合物を、粉砕媒体980gと64時間粉砕すると、顔料10%および固形分30%を含有する、バインダー比0.5の顔料ベースが得られた。
(a)1,4−ジケト−3,6−ジ(4−クロロフェニル)ピロロ[3,4−c]ピロール4.0g、2,9−ジクロロキナクリドン6.0g、グルタル酸ジメチル1.0g、界面活性剤0.5g、および硫酸アルミニウム水和物40gを、粉砕媒体としての鋼製ボールおよびツメを備えた1000mLボールミル中に合わせた。ついでボールミルを約24時間回転させた。その後内容物を取り出し、そして粉砕媒体から分離して、磨砕された粉末を得た。その磨砕粉末を2%硫酸500mLと、90℃で2時間撹拌した。その後、生成した顔料スラリーをろ過し、中性で塩がなくなるまで熱水洗浄して、小粒径固溶体顔料のプレスケークを得た。
(b)上記で調製したプレスケーク99部およびペルクロロ化銅フタロシアニン(ピグメントグリーン7)1.0部を含有する混合物(部は乾燥重量基準)を水でスラリー化し、そして均一になるまで混合した。得られた顔料スラリーをろ過、乾燥し、そして微粉砕して、本発明の顔料組成物を得た。
(c)上記で製造した本発明の顔料組成物16.5gを、ポリウレタン樹脂41.2g、分散剤樹脂9.0g、および溶媒希釈液98.3gを、1パイントのジャー中に合わせた。混合物を、粉砕媒体980gと64時間粉砕すると、顔料10%および固形分30%を含有する、バインダー比0.5の顔料ベースが得られた。
例2:
(a)例1(a)によって調製したプレスケーク91.0部、ピラゾリルメチルキナクリドン4.0部、およびキナクリドンモノスルホン酸のアルミニウム塩4.0部を含有する混合物(部は乾燥重量基準)を水でスラリー化し、そしてペルクロロ化銅フタロシアニン(ピグメントグリーン7)1.0部を含有するスラリーと混合した。得られた顔料スラリーをろ過、乾燥し、そして微粉砕して、本発明の顔料組成物を得た。
(b)工程(a)の本発明の顔料組成物を用い、例1(c)記載の手順に従って、顔料ベースを製造した。
(a)例1(a)によって調製したプレスケーク91.0部、ピラゾリルメチルキナクリドン4.0部、およびキナクリドンモノスルホン酸のアルミニウム塩4.0部を含有する混合物(部は乾燥重量基準)を水でスラリー化し、そしてペルクロロ化銅フタロシアニン(ピグメントグリーン7)1.0部を含有するスラリーと混合した。得られた顔料スラリーをろ過、乾燥し、そして微粉砕して、本発明の顔料組成物を得た。
(b)工程(a)の本発明の顔料組成物を用い、例1(c)記載の手順に従って、顔料ベースを製造した。
例3:
(a)例1(a)によって調製したプレスケーク90.0部、ピラゾリルメチルキナクリドン4.0部、およびキナクリドンモノスルホン酸のアルミニウム塩4.0部を含有する混合物(部は乾燥重量基準)を水でスラリー化し、そしてペルクロロ化銅フタロシアニン(ピグメントグリーン7)2.0部を含有するスラリーと混合した。得られた顔料スラリーをろ過、乾燥し、そして微粉砕して、本発明の顔料組成物を得た。
(b)工程(a)の本発明の顔料組成物を用い、例1(c)記載の手順に従って、顔料ベースを製造した。
(a)例1(a)によって調製したプレスケーク90.0部、ピラゾリルメチルキナクリドン4.0部、およびキナクリドンモノスルホン酸のアルミニウム塩4.0部を含有する混合物(部は乾燥重量基準)を水でスラリー化し、そしてペルクロロ化銅フタロシアニン(ピグメントグリーン7)2.0部を含有するスラリーと混合した。得られた顔料スラリーをろ過、乾燥し、そして微粉砕して、本発明の顔料組成物を得た。
(b)工程(a)の本発明の顔料組成物を用い、例1(c)記載の手順に従って、顔料ベースを製造した。
例4:
(a)例1(a)によって調製したプレスケーク89.0部、ピラゾリルメチルキナクリドン4.0部、およびキナクリドンモノスルホン酸のアルミニウム塩4.0部を含有する混合物(部は乾燥重量基準)を水でスラリー化し、そしてペルクロロ化銅フタロシアニン(ピグメントグリーン7)3.0部を含有するスラリーと混合した。得られた顔料スラリーをろ過、乾燥し、そして微粉砕して、本発明の顔料組成物を得た。
(b)工程(a)の本発明の顔料組成物を用い、例1(c)記載の手順に従って、顔料ベースを製造した。
(a)例1(a)によって調製したプレスケーク89.0部、ピラゾリルメチルキナクリドン4.0部、およびキナクリドンモノスルホン酸のアルミニウム塩4.0部を含有する混合物(部は乾燥重量基準)を水でスラリー化し、そしてペルクロロ化銅フタロシアニン(ピグメントグリーン7)3.0部を含有するスラリーと混合した。得られた顔料スラリーをろ過、乾燥し、そして微粉砕して、本発明の顔料組成物を得た。
(b)工程(a)の本発明の顔料組成物を用い、例1(c)記載の手順に従って、顔料ベースを製造した。
例5:
(a)例1(a)によって調製したプレスケーク90.0部、ピラゾリルメチルキナクリドン4.0部、およびキナクリドンモノスルホン酸のアルミニウム塩4.0部を含有する混合物(部は乾燥重量基準)を水でスラリー化し、そしてペルクロロ化銅フタロシアニン(ピグメントグリーン7)1.0部および非クロロ化銅フタロシアニン1.0部を含有するスラリーと混合した。得られた顔料スラリーをろ過、乾燥し、そして微粉砕して、本発明の顔料組成物を得た。
(b)工程(a)の本発明の顔料組成物を用い、例1(c)記載の手順に従って、顔料ベースを製造した。
(a)例1(a)によって調製したプレスケーク90.0部、ピラゾリルメチルキナクリドン4.0部、およびキナクリドンモノスルホン酸のアルミニウム塩4.0部を含有する混合物(部は乾燥重量基準)を水でスラリー化し、そしてペルクロロ化銅フタロシアニン(ピグメントグリーン7)1.0部および非クロロ化銅フタロシアニン1.0部を含有するスラリーと混合した。得られた顔料スラリーをろ過、乾燥し、そして微粉砕して、本発明の顔料組成物を得た。
(b)工程(a)の本発明の顔料組成物を用い、例1(c)記載の手順に従って、顔料ベースを製造した。
例6:
(a)例1(a)によって調製したプレスケーク90.0部、ピラゾリルメチルキナクリドン4.0部、およびキナクリドンモノスルホン酸のアルミニウム塩4.0部を含有する混合物(部は乾燥重量基準)を水でスラリー化し、そしてペルクロロ化銅フタロシアニン(ピグメントグリーン7)1.0部およびフタルイミドメチル銅フタロシアニン1.0部を含有するスラリーと混合した。得られた顔料スラリーをろ過、乾燥し、そして微粉砕して、本発明の顔料組成物を得た。
(b)工程(a)の本発明の顔料組成物を用い、例1(c)記載の手順に従って、顔料ベースを製造した。
(a)例1(a)によって調製したプレスケーク90.0部、ピラゾリルメチルキナクリドン4.0部、およびキナクリドンモノスルホン酸のアルミニウム塩4.0部を含有する混合物(部は乾燥重量基準)を水でスラリー化し、そしてペルクロロ化銅フタロシアニン(ピグメントグリーン7)1.0部およびフタルイミドメチル銅フタロシアニン1.0部を含有するスラリーと混合した。得られた顔料スラリーをろ過、乾燥し、そして微粉砕して、本発明の顔料組成物を得た。
(b)工程(a)の本発明の顔料組成物を用い、例1(c)記載の手順に従って、顔料ベースを製造した。
例7:
(a)例1(a)によって調製したプレスケーク90.0部、ピラゾリルメチルキナクリドン4.0部、およびキナクリドンモノスルホン酸のアルミニウム塩4.0部を含有する混合物(部は乾燥重量基準)を水でスラリー化し、そしてペルクロロ化銅フタロシアニン(ピグメントグリーン7)1.0部およびN−(3−ジメチルアミノプロピル)銅フタロシアニンモノスルホンアミド1.0部を含有するスラリーと混合した。得られた顔料スラリーをろ過、乾燥し、そして微粉砕して、本発明の顔料組成物を得た。
(b)工程(a)の本発明の顔料組成物を用い、例1(c)記載の手順に従って、顔料ベースを製造した。
(a)例1(a)によって調製したプレスケーク90.0部、ピラゾリルメチルキナクリドン4.0部、およびキナクリドンモノスルホン酸のアルミニウム塩4.0部を含有する混合物(部は乾燥重量基準)を水でスラリー化し、そしてペルクロロ化銅フタロシアニン(ピグメントグリーン7)1.0部およびN−(3−ジメチルアミノプロピル)銅フタロシアニンモノスルホンアミド1.0部を含有するスラリーと混合した。得られた顔料スラリーをろ過、乾燥し、そして微粉砕して、本発明の顔料組成物を得た。
(b)工程(a)の本発明の顔料組成物を用い、例1(c)記載の手順に従って、顔料ベースを製造した。
例8:
(a)例1(a)によって調製したプレスケーク90.0部、ピラゾリルメチルキナクリドン4.0部、およびキナクリドンモノスルホン酸のアルミニウム塩4.0部を含有する混合物(部は乾燥重量基準)を水でスラリー化し、そしてペルクロロ化銅フタロシアニン(ピグメントグリーン7)1.0部およびジメチルアミノメチル銅フタロシアニン1.0部を含有するスラリーと混合した。得られた顔料スラリーをろ過、乾燥し、そして微粉砕して、本発明の顔料組成物を得た。
(b)工程(a)の本発明の顔料組成物を用い、例1(c)記載の手順に従って、顔料ベースを製造した。
(a)例1(a)によって調製したプレスケーク90.0部、ピラゾリルメチルキナクリドン4.0部、およびキナクリドンモノスルホン酸のアルミニウム塩4.0部を含有する混合物(部は乾燥重量基準)を水でスラリー化し、そしてペルクロロ化銅フタロシアニン(ピグメントグリーン7)1.0部およびジメチルアミノメチル銅フタロシアニン1.0部を含有するスラリーと混合した。得られた顔料スラリーをろ過、乾燥し、そして微粉砕して、本発明の顔料組成物を得た。
(b)工程(a)の本発明の顔料組成物を用い、例1(c)記載の手順に従って、顔料ベースを製造した。
例9:
(a)例1(a)によって調製したプレスケーク89.0部、ピラゾリルメチルキナクリドン4.0部、およびキナクリドンモノスルホン酸のアルミニウム塩4.0部を含有する混合物(部は乾燥重量基準)を水でスラリー化し、そしてペルクロロ化銅フタロシアニン(ピグメントグリーン7)3.0部を含有するスラリーと混合した。得られた顔料スラリーをろ過、乾燥し、そして微粉砕して、本発明の顔料組成物を得た。
(b)工程(a)の本発明の顔料組成物を用い、例1(c)記載の手順に従って、顔料ベースを製造した。
(a)例1(a)によって調製したプレスケーク89.0部、ピラゾリルメチルキナクリドン4.0部、およびキナクリドンモノスルホン酸のアルミニウム塩4.0部を含有する混合物(部は乾燥重量基準)を水でスラリー化し、そしてペルクロロ化銅フタロシアニン(ピグメントグリーン7)3.0部を含有するスラリーと混合した。得られた顔料スラリーをろ過、乾燥し、そして微粉砕して、本発明の顔料組成物を得た。
(b)工程(a)の本発明の顔料組成物を用い、例1(c)記載の手順に従って、顔料ベースを製造した。
例10:
(a)1,4−ジケト−3,6−ジ(ビフェニル−1−イル)ピロロ[3,4−c]ピロール10.0g、グルタル酸ジメチル1.0g、界面活性剤0.5g、および硫酸アルミニウム水和物40gを、粉砕媒体としての鋼製ボールおよびツメを備えた1000mLボールミル中に合わせた。ついでボールミルを約24時間回転させた。その後内容物を取り出し、そして粉砕媒体から分離して、磨砕された粉末が得られた。その磨砕粉末を2%硫酸500mLと、90℃で2時間撹拌した。その後、得られた顔料スラリーをろ過し、中性で塩がなくなるまで熱水で洗浄して、小粒径顔料のプレスケークを得た。
(b)例10(a)によって調製したプレスケーク95.0部およびピラゾリルメチルキナクリドン4.0部を含有する混合物(部は乾燥重量基準)を水でスラリー化し、そしてペルクロロ化銅フタロシアニン(ピグメントグリーン7)1.0部を含有するスラリーと混合した。得られた顔料スラリーをろ過、乾燥し、そして微粉砕して、本発明の顔料組成物を得た。
(c)工程(b)の本発明の顔料組成物を用い、例1(c)記載の手順に従って、顔料ベースを製造した。
(a)1,4−ジケト−3,6−ジ(ビフェニル−1−イル)ピロロ[3,4−c]ピロール10.0g、グルタル酸ジメチル1.0g、界面活性剤0.5g、および硫酸アルミニウム水和物40gを、粉砕媒体としての鋼製ボールおよびツメを備えた1000mLボールミル中に合わせた。ついでボールミルを約24時間回転させた。その後内容物を取り出し、そして粉砕媒体から分離して、磨砕された粉末が得られた。その磨砕粉末を2%硫酸500mLと、90℃で2時間撹拌した。その後、得られた顔料スラリーをろ過し、中性で塩がなくなるまで熱水で洗浄して、小粒径顔料のプレスケークを得た。
(b)例10(a)によって調製したプレスケーク95.0部およびピラゾリルメチルキナクリドン4.0部を含有する混合物(部は乾燥重量基準)を水でスラリー化し、そしてペルクロロ化銅フタロシアニン(ピグメントグリーン7)1.0部を含有するスラリーと混合した。得られた顔料スラリーをろ過、乾燥し、そして微粉砕して、本発明の顔料組成物を得た。
(c)工程(b)の本発明の顔料組成物を用い、例1(c)記載の手順に従って、顔料ベースを製造した。
例11:
(a)例10(a)によって調製したプレスケーク94.0部およびピラゾリルメチルキナクリドン4.0部を含有する混合物(部は乾燥重量基準)を水でスラリー化し、そしてペルクロロ化銅フタロシアニン(ピグメントグリーン7)2.0部を含有するスラリーと混合した。得られた顔料スラリーをろ過、乾燥し、そして微粉砕して、本発明の顔料組成物を得た。
(b)工程(a)の本発明の顔料組成物を用い、例1(c)記載の手順に従って、顔料ベースを製造した。
(a)例10(a)によって調製したプレスケーク94.0部およびピラゾリルメチルキナクリドン4.0部を含有する混合物(部は乾燥重量基準)を水でスラリー化し、そしてペルクロロ化銅フタロシアニン(ピグメントグリーン7)2.0部を含有するスラリーと混合した。得られた顔料スラリーをろ過、乾燥し、そして微粉砕して、本発明の顔料組成物を得た。
(b)工程(a)の本発明の顔料組成物を用い、例1(c)記載の手順に従って、顔料ベースを製造した。
例12:
(a)非置換キナクリドン2.5g、2,9−ジクロロキナクリドン7.5g、グルタル酸ジメチル1.0g、界面活性剤0.5g、および硫酸アルミニウム水和物40gを、粉砕媒体としての鋼製ボールおよびツメを備えた1000mLボールミル中に合わせた。ついでボールミルを約24時間回転させた。その後内容物を取り出し、そして粉砕媒体から分離して、磨砕された粉末が得られた。その磨砕粉末を2%硫酸500mLと、90℃で2時間撹拌した。その後、得られた顔料スラリーをろ過し、中性で塩がなくなるまで熱水で洗浄して、小粒径固溶体顔料のプレスケークを得た。
(b)例12(a)によって調製したプレスケーク90.0部、アルミニウムキナクリドンモノスルホナート4.0部、およびピラゾリルメチルキナクリドン4.0部を含有する混合物(部は乾燥重量基準)を水でスラリー化し、そしてペルクロロ化銅フタロシアニン(ピグメントグリーン7)2.0部を含有するスラリーと混合した。得られた顔料スラリーをろ過、乾燥し、そして微粉砕して、本発明の顔料組成物を得た。
(c)工程(b)の本発明の顔料組成物を用い、例1(c)記載の手順に従って、顔料ベースを製造した。
(a)非置換キナクリドン2.5g、2,9−ジクロロキナクリドン7.5g、グルタル酸ジメチル1.0g、界面活性剤0.5g、および硫酸アルミニウム水和物40gを、粉砕媒体としての鋼製ボールおよびツメを備えた1000mLボールミル中に合わせた。ついでボールミルを約24時間回転させた。その後内容物を取り出し、そして粉砕媒体から分離して、磨砕された粉末が得られた。その磨砕粉末を2%硫酸500mLと、90℃で2時間撹拌した。その後、得られた顔料スラリーをろ過し、中性で塩がなくなるまで熱水で洗浄して、小粒径固溶体顔料のプレスケークを得た。
(b)例12(a)によって調製したプレスケーク90.0部、アルミニウムキナクリドンモノスルホナート4.0部、およびピラゾリルメチルキナクリドン4.0部を含有する混合物(部は乾燥重量基準)を水でスラリー化し、そしてペルクロロ化銅フタロシアニン(ピグメントグリーン7)2.0部を含有するスラリーと混合した。得られた顔料スラリーをろ過、乾燥し、そして微粉砕して、本発明の顔料組成物を得た。
(c)工程(b)の本発明の顔料組成物を用い、例1(c)記載の手順に従って、顔料ベースを製造した。
例13:
(a)1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ[3,4−c]ピロール3.2g、2,9−ジクロロキナクリドン2.0g、1,4−ジケト−3,6−ジ(4−クロロフェニル)ピロロ[3,4−c]ピロール4.8g、グルタル酸ジメチル1.0g、界面活性剤0.5g、および硫酸アルミニウム水和物40gを、粉砕媒体としての鋼製ボールおよびツメを備えた1000mLボールミル中に合わせた。ついでボールミルを約24時間回転させた。その後内容物を取り出し、そして粉砕媒体から分離して、磨砕された粉末が得られた。その磨砕粉末を、2%硫酸500mLと、90℃で2時間撹拌した。その後、得られた顔料スラリーをろ過し、中性で塩がなくなるまで熱水で洗浄して、小粒径固溶体顔料のプレスケークを得た。
(b)例14(a)によって調製したプレスケーク90.0部およびアルミニウムキナクロリドンモノスルホナート4.0部を含有する混合物(部は乾燥重量基準)を水でスラリー化し、そしてペルクロロ化銅フタロシアニン(ピグメントグリーン7)2.0部含有するスラリーと混合した。得られた顔料スラリーをろ過、乾燥し、そして微粉砕して、本発明の顔料組成物を得た。
(c)工程(b)の本発明の顔料組成物を用い、例1(c)記載の手順に従って、顔料ベースを製造した。
(a)1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ[3,4−c]ピロール3.2g、2,9−ジクロロキナクリドン2.0g、1,4−ジケト−3,6−ジ(4−クロロフェニル)ピロロ[3,4−c]ピロール4.8g、グルタル酸ジメチル1.0g、界面活性剤0.5g、および硫酸アルミニウム水和物40gを、粉砕媒体としての鋼製ボールおよびツメを備えた1000mLボールミル中に合わせた。ついでボールミルを約24時間回転させた。その後内容物を取り出し、そして粉砕媒体から分離して、磨砕された粉末が得られた。その磨砕粉末を、2%硫酸500mLと、90℃で2時間撹拌した。その後、得られた顔料スラリーをろ過し、中性で塩がなくなるまで熱水で洗浄して、小粒径固溶体顔料のプレスケークを得た。
(b)例14(a)によって調製したプレスケーク90.0部およびアルミニウムキナクロリドンモノスルホナート4.0部を含有する混合物(部は乾燥重量基準)を水でスラリー化し、そしてペルクロロ化銅フタロシアニン(ピグメントグリーン7)2.0部含有するスラリーと混合した。得られた顔料スラリーをろ過、乾燥し、そして微粉砕して、本発明の顔料組成物を得た。
(c)工程(b)の本発明の顔料組成物を用い、例1(c)記載の手順に従って、顔料ベースを製造した。
例14:
アルミニウムベース:
アルミニウムペースト405gと、アクリル分散樹脂315gおよびアクリル樹脂180gとを、塊状物がなくなるまで混合することによりアルミニウムベースを調製した。
メタリッククリア溶液:
非水性分散樹脂1,353g、メラミン樹脂786.2g、キシレン144.6g、紫外線遮へい剤溶液65.6g、およびアクリロウレタン樹脂471.6gを、記載した順序で十分に混合することにより、メタリッククリア溶液を製造した。ついで、酸触媒の予混溶液89.0gおよびメタノール90.0gを撹拌しながら加えた。
メタリックペイント調合物:
例1(c)で製造した顔料ベース46.8g、アルミニウムベース4.2g、非水性分散樹脂4.4g、およびメタリッククリア溶液44.6gを組み合わせて、顔料7.1%および固形分54.4%を含有する、顔料対バインダー比0.15のペイント組成物を得ることによって、ベースコートペイントを製造した。
アルミニウムベース:
アルミニウムペースト405gと、アクリル分散樹脂315gおよびアクリル樹脂180gとを、塊状物がなくなるまで混合することによりアルミニウムベースを調製した。
メタリッククリア溶液:
非水性分散樹脂1,353g、メラミン樹脂786.2g、キシレン144.6g、紫外線遮へい剤溶液65.6g、およびアクリロウレタン樹脂471.6gを、記載した順序で十分に混合することにより、メタリッククリア溶液を製造した。ついで、酸触媒の予混溶液89.0gおよびメタノール90.0gを撹拌しながら加えた。
メタリックペイント調合物:
例1(c)で製造した顔料ベース46.8g、アルミニウムベース4.2g、非水性分散樹脂4.4g、およびメタリッククリア溶液44.6gを組み合わせて、顔料7.1%および固形分54.4%を含有する、顔料対バインダー比0.15のペイント組成物を得ることによって、ベースコートペイントを製造した。
あらかじめグレーアクリルプライマーで処理してあるアルミニウムパネルに、ベースコートペイントを2回スプレー塗布して、膜厚を15〜20μm(乾燥膜基準)にした。2回のスプレー塗布は、室温で90秒間の間隔を置いて実施した。3分間後、アクリルクリアトップコートを2回塗りして、厚みを37〜50μm(乾燥膜基準)とした。その後、パネルを10分間乾燥させ、そして120℃で30分間焼き付けた。
塗装したパネルは、すぐれたフロップ性および高い光沢を有し、そしてすぐれて際立った印象を与える、非常に魅力的な強い色を示した。
塗装したパネルは、すぐれたフロップ性および高い光沢を有し、そしてすぐれて際立った印象を与える、非常に魅力的な強い色を示した。
例15:
例1(c)の顔料ベースを、例2(b)、3(b)、4(b)、5(b)、6(b)、7(b)、8(b)、9(b)、10(c)、11(b)、12(c)および13(c)によって製造した顔料ベースで置き換えて、例14の手順を繰り返した。それぞれの場合、塗装したパネルは、すぐれたフロップ性および高い光沢を有し、そしてすぐれて際立った印象を与える、非常に魅力的な強い色を示した。この系列の中では、例4の顔料ベースが傑出したメタリックフロップを示した。
例15から得られた顔料のCIE−L*a*b*表色系を表1に示す。
例1(c)の顔料ベースを、例2(b)、3(b)、4(b)、5(b)、6(b)、7(b)、8(b)、9(b)、10(c)、11(b)、12(c)および13(c)によって製造した顔料ベースで置き換えて、例14の手順を繰り返した。それぞれの場合、塗装したパネルは、すぐれたフロップ性および高い光沢を有し、そしてすぐれて際立った印象を与える、非常に魅力的な強い色を示した。この系列の中では、例4の顔料ベースが傑出したメタリックフロップを示した。
例15から得られた顔料のCIE−L*a*b*表色系を表1に示す。
例16:
マイカベース:
ラセット色(russet)マイカ251.1gとアクリル分散樹脂315gとを、塊状物がなくなるまで混合することによりマイカベースを製造した。
マイカペイント調合物:
例1(c)によって製造した顔料ベース122.4g、マイカベース70.2g、非水性分散樹脂20.8g、メラミン樹脂30.6g、紫外線遮へい剤2.6g、および触媒3.5gを組み合わせることにより、マイカペイント調合物を製造した。5分間振とう後、スプレー粘度が23秒になるようにキシレンで希釈することによって、最終ペイントを製造した。
マイカベース:
ラセット色(russet)マイカ251.1gとアクリル分散樹脂315gとを、塊状物がなくなるまで混合することによりマイカベースを製造した。
マイカペイント調合物:
例1(c)によって製造した顔料ベース122.4g、マイカベース70.2g、非水性分散樹脂20.8g、メラミン樹脂30.6g、紫外線遮へい剤2.6g、および触媒3.5gを組み合わせることにより、マイカペイント調合物を製造した。5分間振とう後、スプレー粘度が23秒になるようにキシレンで希釈することによって、最終ペイントを製造した。
あらかじめグレーアクリルプライマーで処理したアルミニウムパネルに、ベースコートペイントを2回スプレー塗布して、膜厚を15〜20μm(乾燥膜基準)にした。2回のスプレー塗布は、室温で90秒間の間隔を置いて実施した。3分間の後、アクリルクリアトップコートを2回塗りして、厚みを37〜50μm(乾燥膜基準)とした。その後、パネルを10分間乾燥させ、そして120℃で30分間焼き付けた。
塗装したパネルは、すぐれたフロップ性および高い光沢を有し、そしてすぐれて際立った印象を与える、非常に魅力的な強い色を示した。
塗装したパネルは、すぐれたフロップ性および高い光沢を有し、そしてすぐれて際立った印象を与える、非常に魅力的な強い色を示した。
例17:
例1(c)の顔料ベースを、例2(b)、3(b)、4(b)、5(b)、6(b)、7(b)、8(b)、9(b)、10(c)、11(b)、12(c)および13(c)によって製造した顔料ベースで置き換えて、例16の手順を繰り返した。それぞれの場合、塗装したパネルは、すぐれたフロップ性および高い光沢を有し、そしてすぐれて際立った印象を与える、非常に魅力的な強い色を示した。一般に、メタリックフロップは、例14および15で観察されたフロップよりも、より顕著であった。この系列の中では、例4の顔料ベースが傑出したメタリックフロップを示した。
例1(c)の顔料ベースを、例2(b)、3(b)、4(b)、5(b)、6(b)、7(b)、8(b)、9(b)、10(c)、11(b)、12(c)および13(c)によって製造した顔料ベースで置き換えて、例16の手順を繰り返した。それぞれの場合、塗装したパネルは、すぐれたフロップ性および高い光沢を有し、そしてすぐれて際立った印象を与える、非常に魅力的な強い色を示した。一般に、メタリックフロップは、例14および15で観察されたフロップよりも、より顕著であった。この系列の中では、例4の顔料ベースが傑出したメタリックフロップを示した。
例18:
顔料分散体:
例5(a)の顔料45.5g、アクリル樹脂45.5g、および脱イオン水259.0gを、1000mLアトライター中に合わせ、そして500rpmで15〜20時間撹拌して、顔料13%および固形分26%を含有する顔料分散体を得た。
アルミニウムベース:
アルミニウムペースト40.0gを、メラミン樹脂10.0g、およびブチルセロソルブ50.0gを、塊状物がなくなるまで混合することによってアルミニウムベースを調製した。
水性メタリックペイント調合物:
上記で調製した顔料46.3gと、アルミニウムベース4.3gと、ならびにアクリル樹脂とメラミン樹脂の混合物である、バランシングクリア56.7gおよびコンペンセイティングクリア45.8gの組み合わせと、を混合することによって、水性ベースコートペイントを調製した。調合物は、顔料対バインダー比0.25に相当した。
顔料分散体:
例5(a)の顔料45.5g、アクリル樹脂45.5g、および脱イオン水259.0gを、1000mLアトライター中に合わせ、そして500rpmで15〜20時間撹拌して、顔料13%および固形分26%を含有する顔料分散体を得た。
アルミニウムベース:
アルミニウムペースト40.0gを、メラミン樹脂10.0g、およびブチルセロソルブ50.0gを、塊状物がなくなるまで混合することによってアルミニウムベースを調製した。
水性メタリックペイント調合物:
上記で調製した顔料46.3gと、アルミニウムベース4.3gと、ならびにアクリル樹脂とメラミン樹脂の混合物である、バランシングクリア56.7gおよびコンペンセイティングクリア45.8gの組み合わせと、を混合することによって、水性ベースコートペイントを調製した。調合物は、顔料対バインダー比0.25に相当した。
あらかじめグレーアクリルプライマーで処理したアルミニウムパネルに、ベースコートペイントを数回スプレー塗布して、許容できる隠蔽レベルとした。パネルを乾燥後、クリアコートを2回塗りして乾燥した。
塗装したパネルは、すぐれたフロップ性および高い光沢を有し、そしてすぐれて際立った印象を与える、非常に魅力的な強い色を示した。
塗装したパネルは、すぐれたフロップ性および高い光沢を有し、そしてすぐれて際立った印象を与える、非常に魅力的な強い色を示した。
例19:
例5(a)の顔料組成物を、例1(a)、2(a)、3(a)、4(a)、6(a)、7(a)、8(a)、9(a)、10(a)、11(a)、12(a)および13(a)によって製造した顔料組成物で置き換えて、例18の手順を繰り返した。それぞれの場合、塗装したパネルはおよび高い光沢を有し、そしてすぐれて際立った印象を与える、非常に魅力的な強い色を示した。
例5(a)の顔料組成物を、例1(a)、2(a)、3(a)、4(a)、6(a)、7(a)、8(a)、9(a)、10(a)、11(a)、12(a)および13(a)によって製造した顔料組成物で置き換えて、例18の手順を繰り返した。それぞれの場合、塗装したパネルはおよび高い光沢を有し、そしてすぐれて際立った印象を与える、非常に魅力的な強い色を示した。
上述した実施態様に加え、これら実施態様の多数の変種が、本発明によって実施可能である。
Claims (18)
- エフェクト顔料、小粒径顔料、ならびに少なくとも1種、好ましくは少なくとも2種の異なるフロップエンハンサー(場合により置換されたハロゲン化銅フタロシアニン、インダントロンおよびカルバゾールジオキサジンよりなる群から選ばれる)を含むコーティング組成物。
- フロップエンハンサーの少なくとも1種類が、水素、ハロゲン、−NR1R2、C1〜C10アルキルおよび−X−NR1’R2’よりなる群から選ばれる置換基1個以上を有するハロゲン化銅フタロシアニン化合物(ここでR1およびR2は、独立に、水素、C1〜C10アルキルまたは−X−NR1’R2’であり、R1’およびR2’は、独立に、水素またはC1〜C10アルキルであり、そしてXはC1〜C10アルキレンである)である、請求項1記載のコーティング組成物。
- フロップエンハンサーの少なくとも1種類が、ハロゲン、−NR1R2、C1〜C10アルキルおよび−X−NR1’R2’よりなる群から選ばれる置換基1個以上を有するインダントロン(ここでR1およびR2は、独立に、水素、C1〜C10アルキルまたは−X−NR1’R2’であり、R1’およびR2’は、独立に、水素またはC1〜C10アルキルであり、そしてXはC1〜C10アルキレンである)である、請求項2記載のコーティング組成物。
- フロップエンハンサーの少なくとも1種類が、ハロゲン、−NR1R2、C1〜C10アルキルおよび−X−NR1’R2’よりなる群から選ばれる置換基1個以上を有するカルバゾールジオキサジン(ここでR1およびR2は、独立に、水素、C1〜C10アルキルまたは−X−NR1’R2’であり、R1’およびR2’は、独立に、水素またはC1〜C10アルキルであり、そしてXはC1〜C10アルキレンである)である、請求項1記載のコーティング組成物。
- ハロゲン化銅フタロシアニン、インダントロンおよびカルバゾールジオキサジン化合物の少なくとも1種類を含み、そのそれぞれは、非置換であるか、またはハロゲン、−NR1R2、C1〜C10アルキルおよび−X−NR1’R2’よりなる群から選ばれる置換基1個以上を有し、ここでR1およびR2は、独立に、水素、C1〜C10アルキルまたは−X−NR1’R2’ であり、R1’およびR2’は、独立に、水素またはC1〜C10アルキルであり、そしてXはC1〜C10アルキレンである、請求項1記載のコーティング組成物。
- 小粒径顔料が、1,4−ジケト−3,6−ジアリールピロロピロール、キナクリドン、キナクリドンキノン、または固溶体顔料、好ましくはβ−キナクリドン、2,9−ジクロロキナクリドン、2,9−ジメチルキナクリドン、1,4−ジケト−3,6−ジ(4−クロロフェニル)ピロロ[3,4−c]ピロール、1,4−ジケト−3,6−ジ(ビフェニル−1−イル)ピロロ[3,4−c]ピロール、2,9−ジクロロキナクリドン/1,4−ジケト−3,6−ジ(4−クロロフェニル)ピロロ[3,4−c]ピロール固溶体、および2,9−ジクロロキナクリドン/1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ[3,4−c]ピロール/1,4−ジケト−3,6−ジ(4−クロロフェニル)ピロロ[3,4−c]ピロール固溶体で、比表面積が40〜100m2/gのものよりなる群から選ばれるものであり、そして少なくとも1種のフロップエンハンサーが、ハロゲン化銅フタロシアニン、インダントロンまたはカルバゾールジオキサジン化合物(このフロップエンハンサーのベンゼン環は、非置換であるか、またはハロゲン、−NR1R2、C1〜C10アルキルおよび−X−NR1’R2’よりなる群から選ばれる置換基1個以上により置換されており、ここでR1およびR2は、独立に、水素、C1〜C10アルキルまたは−X−NR1’R2’であり、R1’およびR2’は、独立に、水素またはC1〜C10アルキルであり、そしてXはC1〜C10アルキレンである)である、先行請求項のいずれかに記載のコーティング組成物。
- 小粒径顔料が、2,9−ジクロロキナクリドン/1,4−ジケト−3,6−ジ(4−クロロフェニル)ピロロ[3,4−c]ピロール固溶体であり、そしてフロップエンハンサーの少なくとも1種類が、ハロゲン化銅フタロシアニン化合物である、請求項6記載のコーティング組成物。
- 透明顔料と、組成物の重量を基準にして0.1〜10重量%のハロゲン化銅フタロシアニン、インダントロンまたはカルバゾールジオキサジン化合物、またはそれらの混合物よりなる群から選ばれるフロップエンハンサー(非置換であるか、またはそのベンゼン環においてハロゲン、−NR1R2、C1〜C10アルキルおよび−X−NR1’R2’よりなる群から選ばれる置換基1個以上により置換されており、ここでR1およびR2は、独立に、水素、C1〜C10アルキルまたは−X−NR1’R2’であり、R1’およびR2’は、独立に、水素またはC1〜C10アルキルであり、そしてXはC1〜C10アルキレンである)と、を含む顔料組成物。
- フロップエンハンサーが、ハロゲン化銅フタロシアニン(非置換であるか、またはそのベンゼン環において−NR1R2、C1〜C10アルキルおよび−X−NR1’R2’よりなる群から選ばれる置換基1個以上により置換されたものであり、ここでR1およびR2は、独立に、水素、C1〜C10アルキルまたは−X−NR1’R2’であり、R1’およびR2’は、独立に、水素またはC1〜C10アルキルであり、そしてXはC1〜C10アルキレンである)である、請求項8記載の顔料組成物。
- フロップエンハンサーのうち2種類が、ハロゲン化銅フタロシアニンおよびインダントロンであり、そのそれぞれが、非置換であるか、またはそのベンゼン環において−NR1R2、C1〜C10アルキルおよび−X−NR1’R2’よりなる群から選ばれる置換基1個以上により置換されたものであり、ここでR1およびR2は、独立に、水素、C1〜C10アルキルまたは−X−NR1’R2’であり、R1’およびR2’は、独立に、水素またはC1〜C10アルキルであり、そしてXはC1〜C10アルキレンである、請求項8記載の顔料組成物。
- フロップエンハンサーのうち2種類が、ハロゲン化銅フタロシアニンおよびカルバゾールジオキサジンであり、そのそれぞれが、非置換であるか、またはそのベンゼン環において−NR1R2、C1〜C10アルキル、および−X−NR1’R2’よりなる群から選ばれる置換基1個以上により置換されたものであり、ここでR1およびR2は、独立に、水素、C1〜C10アルキルまたは−X−NR1’R2’であり、R1’およびR2’は、独立に、水素またはC1〜C10アルキルであり、そしてXはC1〜C10アルキレンである、請求項8記載の顔料組成物。
- ハロゲン化銅フタロシアニン、インダントロン、および少なくとも1種類のカルバゾールジオキサジン化合物を含み、そのそれぞれが、非置換であるか、またはそのベンゼン環において−NR1R2、C1〜C10アルキルおよび−X−NR1’R2’よりなる群から選ばれる置換基1個以上により置換されたものであり、ここでR1およびR2は、独立に、水素、C1〜C10アルキルまたは−X−NR1’R2’であり、R1’およびR2’は、独立に、水素またはC1〜C10アルキルであり、そしてXはC1〜C10アルキレンである、請求項8記載の顔料組成物。
- 透明顔料が、1,4−ジケト−3,6−ジアリールピロロピロール、キナクリドン、キナクリドンキノン、または固溶体顔料、好ましくはβ−キナクリドン、2,9−ジメチルキナクリドン、1,4−ジケト−3,6−ジ(4−クロロフェニル)ピロロ[3,4−c]ピロール、1,4−ジケト−3,6−ジ(ビフェニル−1−イル)ピロロ[3,4−c]ピロール、2,9−ジクロロキナクリドン/1,4−ジケト−3,6−ジ(4−クロロフェニル)ピロロ[3,4−c]ピロール固溶体、または2,9−ジクロロキナクリドン/1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ[3,4−c]ピロール/1,4−ジケト−3,6−ジ(4−クロロフェニル)ピロロ[3,4−c]ピロール固溶体である、請求項8〜12のいずれかに記載の顔料組成物。
- 透明顔料が、2,9−ジクロロキナクリドン/1,4−ジケト−3,6−ジ(4−クロロフェニル)ピロロ[3,4−c]ピロール固溶体であり、そしてフロップエンハンサーがピグメントグリーン7である、請求項13記載の顔料組成物。
- 透明顔料が、2,9−ジクロロキナクリドン/1,4−ジケト−3,6−ジ(4−クロロフェニル)ピロロ[3,4−c]ピロール固溶体であり、そしてフロップエンハンサーがピグメントグリーン36である、請求項13記載の顔料組成物。
- さらに、レオロジー改良剤、好ましくはピラゾリルメチルキナクリドン、アルミニウムキナクリドンモノスルホナート、またはそれらの混合物を含む、請求項14または15記載の顔料組成物。
- エフェクト顔料および透明顔料を含有するポリマーコーティングのフロップ性を強化する方法であって、
該ポリマーコーティング中にフロップエンハンサーを組み込むことを含み、
ここで該フロップエンハンサーが、ハロゲン化銅フタロシアニン、インダントロンまたはカルバゾールジオキサジン化合物、またはそれらの混合物よりなる群から選ばれる方法。 - エフェクト顔料が、被覆マイカ、無被覆マイカ、アルミニウムフレーク、多層カラーシフトフレーク顔料、およびグラファイトフレークよりなる群から選ばれる、請求項1記載のコーティング組成物。
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