JP2004321532A - ミシンの布切断装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】大きなスペースをとらずに、布切断位置を変更することができるミシンの布切断装置を提供することを目的とする。
【解決手段】支持軸25に位置調節自在に固定され、その一端側が機枠に当接し、固定メスに対して動メスが離間する方向への移動を制限する当接部材34と、支持軸にその軸心方向に沿って移動可能に支持されると共に、固定メスを保持する固定メス土台12と、固定メス土台に形成された溝部12dと、頭部が機枠に回動可能に支持されると共に、偏心した軸部が固定メス土台溝部に係合する偏心ピン30と、固定メス土台を機枠に固定する固定ネジ31と、を備えた。
【選択図】図3
【解決手段】支持軸25に位置調節自在に固定され、その一端側が機枠に当接し、固定メスに対して動メスが離間する方向への移動を制限する当接部材34と、支持軸にその軸心方向に沿って移動可能に支持されると共に、固定メスを保持する固定メス土台12と、固定メス土台に形成された溝部12dと、頭部が機枠に回動可能に支持されると共に、偏心した軸部が固定メス土台溝部に係合する偏心ピン30と、固定メス土台を機枠に固定する固定ネジ31と、を備えた。
【選択図】図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、縫製前の加工布の端部を切断するミシンの布切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
身ごろ布(下布)にレース等の上布を縫い付ける場合、縫製前に身ごろ布の余り部分を切断し、切り揃えるミシンの布切断装置が知られている。この装置は、針板側部に固定された固定メスと、この固定メスに隣接して配置され、固定メスと協働して布を切断する動メスとを備えている。これら固定メスと動メスは、装置に付設された調整ダイヤルを回動すると、そのカム形状に倣って、針落ち点に対して左右方向に移動し、布の切断位置を変更することができる。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−190169(第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のミシンの切断装置では、調整ダイヤルに設けたカム等からなる布切断位置変更機構が大きなスペースを占めていた。また、従来の装置では、厚い布を切断する場合動メスが固定メスから必要以上に離れてしまい、布の切断不良が生じる恐れがあった。
【0005】
この発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、大きなスペースをとらずに、布切断位置を変更することができるミシンの布切断装置を提供することを目的とする。また、厚い布を切断する場合でも、切断不良が生じないミシンの布切断装置を提供することを目的とする。さらに、切断位置の調整作業が容易なミシンの布切断装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、
ミシン機枠に回動可能に支持され、軸心方向に沿って移動可能な支持軸(25)と、
針板側部に配置され、前記支持軸に支持される固定メス(9)と、
前記固定メスに隣接して配置され、前記支持軸に固定された動メス(10)と、前記動メスを前記固定メスに向けて付勢する弾性部材(35)と、
針の上下動に同期して、前記支持軸を回動して前記動メスを上下方向に揺動させる駆動手段(17)とを備えた、ミシンの布切断装置において、
前記支持軸に位置調節自在に固定され、その一端側が機枠に当接し、前記固定メスに対して前記動メスが離間する方向への移動を制限する当接部材(34)と、
前記支持軸の軸心方向に沿って移動可能に支持されると共に、前記固定メスを保持する固定メス土台(12)と、
前記固定メス土台の放射方向に開口して形成された係合部(12d)と、
頭部がミシン機枠に回動可能に支持されると共に、偏心した軸部が前記固定メス土台の係合部に係合する偏心ピン(30)と、
前記固定メス土台を機枠に固定する固定ネジ(31)と、を備え、前記偏心ピンの回動により前記固定メスと前記動メスの左右位置を調節可能である構成とした。
【0007】
請求項1記載の発明によれば、偏心ピンを回動すると、固定メス土台、支持軸を介して、固定メスと動メスが移動して、布の切断位置が変更する。偏心ピンを利用して、布切断位置を変更しているので、その構成が簡略化され、省スペース化を図ることができる。また、当接部材により動メスは固定メスに対して離間する方向への移動が制限されている。このため、厚い布を切断する場合でも切断不良が生じない。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のミシンの布切断装置において、
前記偏心ピンと前記固定ネジは、作業者側に対向するように配置されると共に、ミシン機枠外より操作可能である構成とした。
【0009】
請求項2記載の発明によれば、針落ち位置の変更等に伴い、布切断位置を変更する場合に、針落ち点を見ながら調整作業を行うことができるので、作業性が向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】
この発明の第1実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。
縫製物を支持するミシンベッド1は、その上面に針板2が固定されている。針板2の周囲には、作業者側から見て後方側に上面カバー3が、左手前側に布切り土台4が、右手前側にメインカバー5が配置されている。布切り土台4の下方には側面カバ−6が配置されている。また、メインカバー5には、左側面側にカバー切欠け部5aが形成されている。このカバー切欠け部5aに傾斜カバー7が配置される。傾斜カバー7は針板2側から作業者が位置する機枠(フレーム)手前側に向けて、下方に傾斜する傾斜面7aを有している。
【0011】
針板2には布送り方向Xに沿って、複数の長方形状の開口部2bが並列状に形成されている。この開口部2bから送り歯8が出没し、縫製物を布送り方向Xに送る。針板2にはその中央部に針孔2cが形成されている。この針孔2cの手前側の右側面2aには、針板切欠け部2dが形成されている。針板切欠け部2dには、布送り方向と直交するY方向に沿って、針板から離れる順に、固定メス9、動メス10、布屑カバー11が配置されている。
【0012】
図3に示すように、固定メス9は板状部材であり、その上端に刃部9aを有している。固定メス土台12は、筒状の本体部12a、保持部12bを有する。保持部12bには、斜め上方に向かう傾斜溝が形成されている。固定メス土台12は、本体部12aを介して、布切り土台4に固定される。また、傾斜溝には固定メス9が装着される。そして、押え部材13とネジ14により、固定メスの刃部9aが針板上面に接する位置で、固定メス9は固定メス土台12に固定される。
【0013】
固定メス9の右側には動メス10が配置される。図4に示すように、動メス10は右側面視コの字状であり、上側に位置するメス部10aと、それに連続して下方に延びる本体部10bから構成されている。メス部10aは、作業者側に向けて延びる円弧部10aaと、この円弧部端から水平方向に伸びると共にその刃先が傾斜している刃部10abと、を備えている。この刃先奥側端部10acからは、下方に向けて本体部10bが配置されている。
【0014】
動メス10の本体部10bには、刃部奥側端部10acから下方に向けて延びる案内壁10baが形成されている。案内壁10baには、布送り方向と直交する方向Yに対して、除々離間するように形成されたテーパ面10cを備えている。テーパ面10cは、針板から離れるにつれて広がり、案内壁10baの上下方向全域に広がるように形成されている。また本体部10bの中央部には、装着孔10bbが形成されている。この装着孔10bb挿通されたネジ15(図3に示す)により、動メス10を動メス土台16に固定する。
【0015】
動メス10の右隣には、布屑カバー11が配置されている。布屑カバー11は、右側面視逆くの字状であり、上側から上端部11aと円弧部11bと固定部11cから構成されている。布屑カバー11の上端部11aは、動メスの刃部10abより、上側に位置している。
【0016】
円弧部11bは、その左端側面11baが動メス案内壁のテーパ面の開放端10caに対して突出しないように配置されている。そして、円弧部11b自体はY方向に沿って直線形状か、または、X方向に向けて、離間するように傾斜するテーパ面が形成されている。また、支持部11cは、作業側に向けて傾斜しており、ネジにより動メス土台16に固定されている。動メス土台16の左側面に動メス10が、右側面に布屑カバー11がそれぞれ固定されており、動メス10と布屑カバー11は隣接して配置され、一体的に上下揺動する。
【0017】
動メス10の刃部10abにより切断された布端は、布がX方向に送られるにつれて、動メス本体部の案内壁10baと、そのテーパ面10c、布屑カバ−円弧部11bに案内されて、Y方向側に移動する。その後傾斜カバー7の傾斜面を介して機枠外に落下する。
【0018】
図2、3に示すように、動メス10を上下方向に揺動させる駆動手段17は、下軸18、連結腕19、メス作動軸20、連結リンク21、連結ピン22、角駒23、角駒カバー24、動メス土台16、動メス土台支持軸(支持軸)25から構成されている。この駆動手段17は、針の上下動に同期して、動メス土台支持軸25を回動して動メス10を上下方向に揺動させる
下軸18とメス作動軸20は、Y方向に沿って配置され、機枠に設けたメタル軸受けにより回動可能に支持されている。下軸18には偏心カム26固定されている。この偏心カム26には連結腕19の後端側が装着され、回転可能に支持されている。連結腕19の前端側は、メス作動軸20に回動可能に連結されている。連結リンク21は下端側がメス作動軸20に固定されている。また、連結リンク21の上端側は、連結ピン22の一端側を保持している。この連結ピン22の他端側は、角駒23の貫通孔に挿通される。
【0019】
図3、5に示すように動メス土台16は、側面視三角形状で、その上側頂点部16a側に動メス10が固定されている。左下側頂点部16b側の貫通孔16baにはメス支持軸25が挿通され、ネジ27により固定されている。この支持軸25の他端側は、布切り土台4に回動可能に支持されている。また、動メス土台16の右下側頂点部16cには、突出部16eが形成されている。突出部16eには、左下側頂点部16bに向かう溝部16dが形成されている。溝部16dには角駒23が装着される。角駒23は溝部16dに、摺動可能に支持されている。
【0020】
角駒23の表面側には、角駒カバー24が設けられている。この角駒カバー24は、正面側に支持ピン22を通過させる孔24aが形成されている。また、角駒カバー24は、箱蓋状で角駒摺動方向側に折り曲げ片24b、24cを、また、下側に折り曲げ片24dを有している。角駒カバー24は、動メス土台16の溝部16dに角駒23を装着した後、これら溝部16dと角駒23の表面側を覆うように溝部16dにセットされ、ネジ27により動メス土台16に固定される。
【0021】
動メス10と固定メス9の布切断位置を変更する構成について、図2、図3、図6に基いて説明する。尚、図6は説明のために図2から布切り土台4を省いた斜視図である。
【0022】
布切り土台(機枠)4には、図示Y方向に沿って支持軸25が装着される。支持軸25には、図示右端側より順に、動メス土台16、固定メス土台12、圧縮バネ(弾性部材)35、第1スラストカラー32、メタル軸受け33、第2スラストカラー(当接部材)34が配置される。
【0023】
布切り土台(機枠)4は、箱状でY方向に沿って装着穴4eが形成されるとともに、装着穴4eと同軸心に嵌合孔4fが形成されている。布切り土台4は、その外周から装着孔4eに向けて割り溝4gが形成されている。そして、装着孔4eにセットされた固定メス土台12の左右位置(Y方向)の調整が終了した後、固定ネジ31により固定メス土台12を布切り土台4に固定する。
【0024】
また、図3の嵌合孔4fには、メタル軸受け33が圧入固定されている。布切り土台4は、図示省略のネジにより、ミシンフレーム(ミシン機枠)に固定され、その一部を構成する。また、布切り土台4の作業者に対向する作業者対向面4hには、偏心ピン30用の装着孔4a、固定ネジ31用の装着孔4b、第1スラストカラー32の左右位置調整を行う長孔形状の調節孔4c、第2スラストカラー32の左右位置調整を行う長孔形状の調節孔4dが設けられている。
【0025】
支持軸25の右端には、動メス土台16がネジ27により固定されている。この動メス土台16の左側には、固定メス土台12が配置される。固定メス土台12は、円筒状の本体部12aと、保持部12bと、支持部12cから構成されている。本体部12aは、円筒状でその内周部に支持軸25が挿通される。本体部12aから外周下側に突起した支持部12cは、Y方向から見ると二又状である。この二又状の支持部12cには、一端側を布切り土台4に固定された基準ピン36の頭部が嵌合する。この基準ピン36は、支持軸25と平行に配置されている。このため、固定メス土台12は、支持軸25の軸心方向Yに沿って移動可能である。本体部12aには、その外周部(放射方向)に、上下方向に沿って溝部(係合部)12dが形成されている。
【0026】
溝部12dには、偏心ピン30の軸部が係合している。この偏心ピン30は、頭部と、その軸心から偏心した位置に形成された軸部とから構成されている。偏心ピン30は、布送り土台の装着孔4aに装着され、その頭部が回動可能に支持される。また、その軸部は溝部12dに係合する。そした、作業者がドライバーによって偏心ピン30を回動させると、固定メス土台12は作業者側から見て左右方向(Y方向)に沿って移動する。
【0027】
固定メス土台12の左側には、圧縮バネ(弾性部材)35が配置されている。圧縮バネ35の左側には、第1スラストカラー32が配置されている。第1スラストカラー32は、円筒状で、その外周に貫通するメネジ32aが形成されている。そして、布送り土台4の調節孔4cを挿通されたネジが第1スラストカラーのメネジ32aに装着され、第1スラストカラー32を支持軸25の所定位置で固定する。
【0028】
圧縮バネ35は支持軸25に装着されるとともに、一端側が固定メス土台12に、他端側が第1スラストカラー32に当接する。そして、一端側の固定メス土台12は、布送り土台4に固定されている。このため、圧縮バネ35は、第1スラストカラー32を介して、支持軸25と動メス土台16を図示左方向(y1)に付勢するが、動メス10が固定メス9に当接し停止する。圧縮バネ35は、動メス10を固定メス9押圧している。この付勢力は、第1スラストカラー32の固定位置を変更することにより増減可能である。
【0029】
第1スラストカラー32の左側には、布送り土台4に圧入固定されたメタル軸受け33が配置されている。メタル軸受け33の左側には、第2スラストカラー34(当接部材)が配置されている。第2スラストカラー34(当接部材)は、円筒状で、その外周に貫通するメネジ34aが形成されている。そして、布送り土台4の調節孔4dを挿通されたネジ(図示省略)が、第2スラストカラーのメネジ34aに装着され、第2スラストカラー34を支持軸25の左端側の位置で固定する。支持軸25と動メス10が、固定メス10に離間する方向、図示右方向に移動した場合、第2スラストカラー34の右側面は、メタル軸受け33に当接し、動メス10を停止させる。
【0030】
第1実施形態の動作について説明する。
ミシンモータが駆動すると下軸18が回転する。下軸18が回転すると、偏心カム26と連結腕19を介して、メス作動軸20が揺動する。メス作動軸20が揺動すると、連結リンク21、連結ピン22を介して角駒23が揺動する。角駒23により、メス作動軸20の軸心を中心とする揺動運動が動メス土台16に付与される。しかし、動メス土台16は支持軸25中心に機枠に回動可能に支持されている。このため、角駒23により付与された支持軸25を中心とする回動方向以外の揺動運動は、角駒23の動メス土台16の溝部の摺動により吸収される。この結果、動メス土台16と動メス10は、支持軸25を回動中心として、上下方向に揺動する。
【0031】
作業者は上下2枚の布を、布送り方向Xに沿って移動させる。この際、ミシン駆動により動メス10は上下に揺動し、下布の布端を切断し切り揃える。上布と、端部を切り揃えられた下布とは、動メス後方の針落ち点で、飾り縫い等が形成される。また、固定メス9と動メス10により切断された下布の端部は、縫製物の移動に伴い、案内壁10ba、テーパ面10c、布屑カバー円弧部11bを介して、Y方向側に円滑に送り出される。そして、傾斜カバー7の傾斜面7aを介して、ミシン機枠外に落下する。
【0032】
上記のように、第1実施形態によれば、固定メス9と動メス10により切断された布端は、縫製物のX方向への移動と、動メス10と布屑カバー11の上下揺動に伴い、動メス本体部案内壁10baとそのテーパ面10cと布屑カバー円弧部11bを介して円滑に傾斜カバー7に案内され、その後、機枠外に落下する。
【0033】
また、動メス10を揺動させる駆動手段17はベッド部に内蔵されている。しかし、縫製前の布切断や縫製により、針板2下部やその付近には、糸屑や綿埃等が散乱する。しかし、角駒22と動メス土台溝部16dの表面側には、それを覆う角駒カバー24が設けられている。このため、縫製時に発生する糸屑や綿埃は、動メス土台溝部16dや角駒23に付着することがない。また、角駒カバー24の折り曲げ片24b、24cは、角駒22と動メス土台溝部16dに塗布されたグリースを保持するので、動メス土台16と動メス10は、長時間に渡って円滑に揺動する。
【0034】
次に、動メス10と固定メス9の布切断位置を変更する場合について説明する。
最初に、調節孔4dに通さているネジを緩めて、第2スラストカラー34と支持軸25の固定を解除する。次に、固定ネジ31を緩めて、布切り土台4による固定メス土台12の保持を解除する。
【0035】
次に、偏心ピン30を回転させると、それに伴い固定メス9と動メス10はY方向に沿って、その左右位置が変わる。そして、目的とする切断位置に、固定メス9と動メス10が移動したら、固定ネジ31を締め付けて、固定メス土台12を布切り土台4で保持する。次に、布の厚さや、切断不良の発生を考慮しながら、第2スラストカラー34の位置を移動させて、ネジにより支持軸25に固定する。この操作により、動メス10と固定メス9の切断位置の変更は終了する。尚、固定メス9と動メス10の付勢力(刃圧)を調整する場合には、第1スラストカラー32の固定位置を変更すればよい。
【0036】
上記のように、この実施形態によれば、偏心ピン30を回動すると、固定メス土台12、支持軸25を介して、固定メス9と動メス10が移動して、布の切断位置が変更する。このように、偏心ピンを利用して、布切断位置を変更しているので、その構成が簡略化され、省スペース化を図ることができる。
【0037】
また、偏心ピン30と固定ネジ31は、作業者に対向する方向に向けて配置されているので、針落ちを見ながら、偏心ピンによる調整作業を行うことができ、作業性が向上する。
【0038】
また、第1スラストカラー32と第2スラストカラー34の左右方向の位置調整は、作業者に対向する方向に配置されているネジにより操作できるので、作業性がよい。
【0039】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、偏心ピンを回動すると、固定メス土台、支持軸を介して、固定メスと動メスが移動して、布の切断位置が変更する。偏心ピンを利用して、布切断位置を変更しているので、その構成が簡略化され、省スペース化を図ることができる。また、当接部材により動メスは固定メスに対して離間する方向への移動が制限されている。このため、厚い布を切断する場合でも切断不良が生じない。
【0040】
請求項2記載の発明によれば、針落ち位置の変更等に伴い、布切断位置を変更する場合に、針落ち点を見ながら調整作業を行うことができるので、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の斜視図である。
【図2】図1のミシンカバ−を取り除いた斜視図である。
【図3】第1実施形態を部品毎に分解した斜視図である。
【図4】動メスと布屑カバーの部分拡大図である。
【図5】動メス土台と角駒の拡大斜視図である。
【図6】図2の布切り土台を取り除いた斜視図である。
【符号の説明】
4・・・・布切り土台(機枠)
25・・・支持軸
9・・・・固定メス
10・・・動メス
35・・・圧縮ばね(弾性部材)
17・・・駆動手段
34・・・第2スラストカラー(当接部材)
12・・・固定メス土台
12d・・溝部(係合部)
30・・・偏心ピン
31・・・固定ネジ
【発明の属する技術分野】
この発明は、縫製前の加工布の端部を切断するミシンの布切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
身ごろ布(下布)にレース等の上布を縫い付ける場合、縫製前に身ごろ布の余り部分を切断し、切り揃えるミシンの布切断装置が知られている。この装置は、針板側部に固定された固定メスと、この固定メスに隣接して配置され、固定メスと協働して布を切断する動メスとを備えている。これら固定メスと動メスは、装置に付設された調整ダイヤルを回動すると、そのカム形状に倣って、針落ち点に対して左右方向に移動し、布の切断位置を変更することができる。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−190169(第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のミシンの切断装置では、調整ダイヤルに設けたカム等からなる布切断位置変更機構が大きなスペースを占めていた。また、従来の装置では、厚い布を切断する場合動メスが固定メスから必要以上に離れてしまい、布の切断不良が生じる恐れがあった。
【0005】
この発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、大きなスペースをとらずに、布切断位置を変更することができるミシンの布切断装置を提供することを目的とする。また、厚い布を切断する場合でも、切断不良が生じないミシンの布切断装置を提供することを目的とする。さらに、切断位置の調整作業が容易なミシンの布切断装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、
ミシン機枠に回動可能に支持され、軸心方向に沿って移動可能な支持軸(25)と、
針板側部に配置され、前記支持軸に支持される固定メス(9)と、
前記固定メスに隣接して配置され、前記支持軸に固定された動メス(10)と、前記動メスを前記固定メスに向けて付勢する弾性部材(35)と、
針の上下動に同期して、前記支持軸を回動して前記動メスを上下方向に揺動させる駆動手段(17)とを備えた、ミシンの布切断装置において、
前記支持軸に位置調節自在に固定され、その一端側が機枠に当接し、前記固定メスに対して前記動メスが離間する方向への移動を制限する当接部材(34)と、
前記支持軸の軸心方向に沿って移動可能に支持されると共に、前記固定メスを保持する固定メス土台(12)と、
前記固定メス土台の放射方向に開口して形成された係合部(12d)と、
頭部がミシン機枠に回動可能に支持されると共に、偏心した軸部が前記固定メス土台の係合部に係合する偏心ピン(30)と、
前記固定メス土台を機枠に固定する固定ネジ(31)と、を備え、前記偏心ピンの回動により前記固定メスと前記動メスの左右位置を調節可能である構成とした。
【0007】
請求項1記載の発明によれば、偏心ピンを回動すると、固定メス土台、支持軸を介して、固定メスと動メスが移動して、布の切断位置が変更する。偏心ピンを利用して、布切断位置を変更しているので、その構成が簡略化され、省スペース化を図ることができる。また、当接部材により動メスは固定メスに対して離間する方向への移動が制限されている。このため、厚い布を切断する場合でも切断不良が生じない。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のミシンの布切断装置において、
前記偏心ピンと前記固定ネジは、作業者側に対向するように配置されると共に、ミシン機枠外より操作可能である構成とした。
【0009】
請求項2記載の発明によれば、針落ち位置の変更等に伴い、布切断位置を変更する場合に、針落ち点を見ながら調整作業を行うことができるので、作業性が向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】
この発明の第1実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。
縫製物を支持するミシンベッド1は、その上面に針板2が固定されている。針板2の周囲には、作業者側から見て後方側に上面カバー3が、左手前側に布切り土台4が、右手前側にメインカバー5が配置されている。布切り土台4の下方には側面カバ−6が配置されている。また、メインカバー5には、左側面側にカバー切欠け部5aが形成されている。このカバー切欠け部5aに傾斜カバー7が配置される。傾斜カバー7は針板2側から作業者が位置する機枠(フレーム)手前側に向けて、下方に傾斜する傾斜面7aを有している。
【0011】
針板2には布送り方向Xに沿って、複数の長方形状の開口部2bが並列状に形成されている。この開口部2bから送り歯8が出没し、縫製物を布送り方向Xに送る。針板2にはその中央部に針孔2cが形成されている。この針孔2cの手前側の右側面2aには、針板切欠け部2dが形成されている。針板切欠け部2dには、布送り方向と直交するY方向に沿って、針板から離れる順に、固定メス9、動メス10、布屑カバー11が配置されている。
【0012】
図3に示すように、固定メス9は板状部材であり、その上端に刃部9aを有している。固定メス土台12は、筒状の本体部12a、保持部12bを有する。保持部12bには、斜め上方に向かう傾斜溝が形成されている。固定メス土台12は、本体部12aを介して、布切り土台4に固定される。また、傾斜溝には固定メス9が装着される。そして、押え部材13とネジ14により、固定メスの刃部9aが針板上面に接する位置で、固定メス9は固定メス土台12に固定される。
【0013】
固定メス9の右側には動メス10が配置される。図4に示すように、動メス10は右側面視コの字状であり、上側に位置するメス部10aと、それに連続して下方に延びる本体部10bから構成されている。メス部10aは、作業者側に向けて延びる円弧部10aaと、この円弧部端から水平方向に伸びると共にその刃先が傾斜している刃部10abと、を備えている。この刃先奥側端部10acからは、下方に向けて本体部10bが配置されている。
【0014】
動メス10の本体部10bには、刃部奥側端部10acから下方に向けて延びる案内壁10baが形成されている。案内壁10baには、布送り方向と直交する方向Yに対して、除々離間するように形成されたテーパ面10cを備えている。テーパ面10cは、針板から離れるにつれて広がり、案内壁10baの上下方向全域に広がるように形成されている。また本体部10bの中央部には、装着孔10bbが形成されている。この装着孔10bb挿通されたネジ15(図3に示す)により、動メス10を動メス土台16に固定する。
【0015】
動メス10の右隣には、布屑カバー11が配置されている。布屑カバー11は、右側面視逆くの字状であり、上側から上端部11aと円弧部11bと固定部11cから構成されている。布屑カバー11の上端部11aは、動メスの刃部10abより、上側に位置している。
【0016】
円弧部11bは、その左端側面11baが動メス案内壁のテーパ面の開放端10caに対して突出しないように配置されている。そして、円弧部11b自体はY方向に沿って直線形状か、または、X方向に向けて、離間するように傾斜するテーパ面が形成されている。また、支持部11cは、作業側に向けて傾斜しており、ネジにより動メス土台16に固定されている。動メス土台16の左側面に動メス10が、右側面に布屑カバー11がそれぞれ固定されており、動メス10と布屑カバー11は隣接して配置され、一体的に上下揺動する。
【0017】
動メス10の刃部10abにより切断された布端は、布がX方向に送られるにつれて、動メス本体部の案内壁10baと、そのテーパ面10c、布屑カバ−円弧部11bに案内されて、Y方向側に移動する。その後傾斜カバー7の傾斜面を介して機枠外に落下する。
【0018】
図2、3に示すように、動メス10を上下方向に揺動させる駆動手段17は、下軸18、連結腕19、メス作動軸20、連結リンク21、連結ピン22、角駒23、角駒カバー24、動メス土台16、動メス土台支持軸(支持軸)25から構成されている。この駆動手段17は、針の上下動に同期して、動メス土台支持軸25を回動して動メス10を上下方向に揺動させる
下軸18とメス作動軸20は、Y方向に沿って配置され、機枠に設けたメタル軸受けにより回動可能に支持されている。下軸18には偏心カム26固定されている。この偏心カム26には連結腕19の後端側が装着され、回転可能に支持されている。連結腕19の前端側は、メス作動軸20に回動可能に連結されている。連結リンク21は下端側がメス作動軸20に固定されている。また、連結リンク21の上端側は、連結ピン22の一端側を保持している。この連結ピン22の他端側は、角駒23の貫通孔に挿通される。
【0019】
図3、5に示すように動メス土台16は、側面視三角形状で、その上側頂点部16a側に動メス10が固定されている。左下側頂点部16b側の貫通孔16baにはメス支持軸25が挿通され、ネジ27により固定されている。この支持軸25の他端側は、布切り土台4に回動可能に支持されている。また、動メス土台16の右下側頂点部16cには、突出部16eが形成されている。突出部16eには、左下側頂点部16bに向かう溝部16dが形成されている。溝部16dには角駒23が装着される。角駒23は溝部16dに、摺動可能に支持されている。
【0020】
角駒23の表面側には、角駒カバー24が設けられている。この角駒カバー24は、正面側に支持ピン22を通過させる孔24aが形成されている。また、角駒カバー24は、箱蓋状で角駒摺動方向側に折り曲げ片24b、24cを、また、下側に折り曲げ片24dを有している。角駒カバー24は、動メス土台16の溝部16dに角駒23を装着した後、これら溝部16dと角駒23の表面側を覆うように溝部16dにセットされ、ネジ27により動メス土台16に固定される。
【0021】
動メス10と固定メス9の布切断位置を変更する構成について、図2、図3、図6に基いて説明する。尚、図6は説明のために図2から布切り土台4を省いた斜視図である。
【0022】
布切り土台(機枠)4には、図示Y方向に沿って支持軸25が装着される。支持軸25には、図示右端側より順に、動メス土台16、固定メス土台12、圧縮バネ(弾性部材)35、第1スラストカラー32、メタル軸受け33、第2スラストカラー(当接部材)34が配置される。
【0023】
布切り土台(機枠)4は、箱状でY方向に沿って装着穴4eが形成されるとともに、装着穴4eと同軸心に嵌合孔4fが形成されている。布切り土台4は、その外周から装着孔4eに向けて割り溝4gが形成されている。そして、装着孔4eにセットされた固定メス土台12の左右位置(Y方向)の調整が終了した後、固定ネジ31により固定メス土台12を布切り土台4に固定する。
【0024】
また、図3の嵌合孔4fには、メタル軸受け33が圧入固定されている。布切り土台4は、図示省略のネジにより、ミシンフレーム(ミシン機枠)に固定され、その一部を構成する。また、布切り土台4の作業者に対向する作業者対向面4hには、偏心ピン30用の装着孔4a、固定ネジ31用の装着孔4b、第1スラストカラー32の左右位置調整を行う長孔形状の調節孔4c、第2スラストカラー32の左右位置調整を行う長孔形状の調節孔4dが設けられている。
【0025】
支持軸25の右端には、動メス土台16がネジ27により固定されている。この動メス土台16の左側には、固定メス土台12が配置される。固定メス土台12は、円筒状の本体部12aと、保持部12bと、支持部12cから構成されている。本体部12aは、円筒状でその内周部に支持軸25が挿通される。本体部12aから外周下側に突起した支持部12cは、Y方向から見ると二又状である。この二又状の支持部12cには、一端側を布切り土台4に固定された基準ピン36の頭部が嵌合する。この基準ピン36は、支持軸25と平行に配置されている。このため、固定メス土台12は、支持軸25の軸心方向Yに沿って移動可能である。本体部12aには、その外周部(放射方向)に、上下方向に沿って溝部(係合部)12dが形成されている。
【0026】
溝部12dには、偏心ピン30の軸部が係合している。この偏心ピン30は、頭部と、その軸心から偏心した位置に形成された軸部とから構成されている。偏心ピン30は、布送り土台の装着孔4aに装着され、その頭部が回動可能に支持される。また、その軸部は溝部12dに係合する。そした、作業者がドライバーによって偏心ピン30を回動させると、固定メス土台12は作業者側から見て左右方向(Y方向)に沿って移動する。
【0027】
固定メス土台12の左側には、圧縮バネ(弾性部材)35が配置されている。圧縮バネ35の左側には、第1スラストカラー32が配置されている。第1スラストカラー32は、円筒状で、その外周に貫通するメネジ32aが形成されている。そして、布送り土台4の調節孔4cを挿通されたネジが第1スラストカラーのメネジ32aに装着され、第1スラストカラー32を支持軸25の所定位置で固定する。
【0028】
圧縮バネ35は支持軸25に装着されるとともに、一端側が固定メス土台12に、他端側が第1スラストカラー32に当接する。そして、一端側の固定メス土台12は、布送り土台4に固定されている。このため、圧縮バネ35は、第1スラストカラー32を介して、支持軸25と動メス土台16を図示左方向(y1)に付勢するが、動メス10が固定メス9に当接し停止する。圧縮バネ35は、動メス10を固定メス9押圧している。この付勢力は、第1スラストカラー32の固定位置を変更することにより増減可能である。
【0029】
第1スラストカラー32の左側には、布送り土台4に圧入固定されたメタル軸受け33が配置されている。メタル軸受け33の左側には、第2スラストカラー34(当接部材)が配置されている。第2スラストカラー34(当接部材)は、円筒状で、その外周に貫通するメネジ34aが形成されている。そして、布送り土台4の調節孔4dを挿通されたネジ(図示省略)が、第2スラストカラーのメネジ34aに装着され、第2スラストカラー34を支持軸25の左端側の位置で固定する。支持軸25と動メス10が、固定メス10に離間する方向、図示右方向に移動した場合、第2スラストカラー34の右側面は、メタル軸受け33に当接し、動メス10を停止させる。
【0030】
第1実施形態の動作について説明する。
ミシンモータが駆動すると下軸18が回転する。下軸18が回転すると、偏心カム26と連結腕19を介して、メス作動軸20が揺動する。メス作動軸20が揺動すると、連結リンク21、連結ピン22を介して角駒23が揺動する。角駒23により、メス作動軸20の軸心を中心とする揺動運動が動メス土台16に付与される。しかし、動メス土台16は支持軸25中心に機枠に回動可能に支持されている。このため、角駒23により付与された支持軸25を中心とする回動方向以外の揺動運動は、角駒23の動メス土台16の溝部の摺動により吸収される。この結果、動メス土台16と動メス10は、支持軸25を回動中心として、上下方向に揺動する。
【0031】
作業者は上下2枚の布を、布送り方向Xに沿って移動させる。この際、ミシン駆動により動メス10は上下に揺動し、下布の布端を切断し切り揃える。上布と、端部を切り揃えられた下布とは、動メス後方の針落ち点で、飾り縫い等が形成される。また、固定メス9と動メス10により切断された下布の端部は、縫製物の移動に伴い、案内壁10ba、テーパ面10c、布屑カバー円弧部11bを介して、Y方向側に円滑に送り出される。そして、傾斜カバー7の傾斜面7aを介して、ミシン機枠外に落下する。
【0032】
上記のように、第1実施形態によれば、固定メス9と動メス10により切断された布端は、縫製物のX方向への移動と、動メス10と布屑カバー11の上下揺動に伴い、動メス本体部案内壁10baとそのテーパ面10cと布屑カバー円弧部11bを介して円滑に傾斜カバー7に案内され、その後、機枠外に落下する。
【0033】
また、動メス10を揺動させる駆動手段17はベッド部に内蔵されている。しかし、縫製前の布切断や縫製により、針板2下部やその付近には、糸屑や綿埃等が散乱する。しかし、角駒22と動メス土台溝部16dの表面側には、それを覆う角駒カバー24が設けられている。このため、縫製時に発生する糸屑や綿埃は、動メス土台溝部16dや角駒23に付着することがない。また、角駒カバー24の折り曲げ片24b、24cは、角駒22と動メス土台溝部16dに塗布されたグリースを保持するので、動メス土台16と動メス10は、長時間に渡って円滑に揺動する。
【0034】
次に、動メス10と固定メス9の布切断位置を変更する場合について説明する。
最初に、調節孔4dに通さているネジを緩めて、第2スラストカラー34と支持軸25の固定を解除する。次に、固定ネジ31を緩めて、布切り土台4による固定メス土台12の保持を解除する。
【0035】
次に、偏心ピン30を回転させると、それに伴い固定メス9と動メス10はY方向に沿って、その左右位置が変わる。そして、目的とする切断位置に、固定メス9と動メス10が移動したら、固定ネジ31を締め付けて、固定メス土台12を布切り土台4で保持する。次に、布の厚さや、切断不良の発生を考慮しながら、第2スラストカラー34の位置を移動させて、ネジにより支持軸25に固定する。この操作により、動メス10と固定メス9の切断位置の変更は終了する。尚、固定メス9と動メス10の付勢力(刃圧)を調整する場合には、第1スラストカラー32の固定位置を変更すればよい。
【0036】
上記のように、この実施形態によれば、偏心ピン30を回動すると、固定メス土台12、支持軸25を介して、固定メス9と動メス10が移動して、布の切断位置が変更する。このように、偏心ピンを利用して、布切断位置を変更しているので、その構成が簡略化され、省スペース化を図ることができる。
【0037】
また、偏心ピン30と固定ネジ31は、作業者に対向する方向に向けて配置されているので、針落ちを見ながら、偏心ピンによる調整作業を行うことができ、作業性が向上する。
【0038】
また、第1スラストカラー32と第2スラストカラー34の左右方向の位置調整は、作業者に対向する方向に配置されているネジにより操作できるので、作業性がよい。
【0039】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、偏心ピンを回動すると、固定メス土台、支持軸を介して、固定メスと動メスが移動して、布の切断位置が変更する。偏心ピンを利用して、布切断位置を変更しているので、その構成が簡略化され、省スペース化を図ることができる。また、当接部材により動メスは固定メスに対して離間する方向への移動が制限されている。このため、厚い布を切断する場合でも切断不良が生じない。
【0040】
請求項2記載の発明によれば、針落ち位置の変更等に伴い、布切断位置を変更する場合に、針落ち点を見ながら調整作業を行うことができるので、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の斜視図である。
【図2】図1のミシンカバ−を取り除いた斜視図である。
【図3】第1実施形態を部品毎に分解した斜視図である。
【図4】動メスと布屑カバーの部分拡大図である。
【図5】動メス土台と角駒の拡大斜視図である。
【図6】図2の布切り土台を取り除いた斜視図である。
【符号の説明】
4・・・・布切り土台(機枠)
25・・・支持軸
9・・・・固定メス
10・・・動メス
35・・・圧縮ばね(弾性部材)
17・・・駆動手段
34・・・第2スラストカラー(当接部材)
12・・・固定メス土台
12d・・溝部(係合部)
30・・・偏心ピン
31・・・固定ネジ
Claims (2)
- ミシン機枠に回動可能に支持され、その軸心方向に沿って移動可能な支持軸と、
針板側部に配置され、前記支持軸に支持される固定メスと、
前記固定メスに隣接して配置され、前記支持軸に固定された動メスと、
前記動メスを前記固定メスに向けて付勢する弾性部材と、
針の上下動に同期して、前記支持軸を回動して前記動メスを上下方向に揺動させる駆動手段と、を備えたミシンの布切断装置において、
前記支持軸に位置調節自在に固定され、その一端側がミシン機枠に当接して、
前記固定メスに対して前記動メスが離間する方向への移動を制限する当接部材と、
前記支持軸の軸心方向に沿って移動可能に支持されると共に、前記固定メスを保持する固定メス土台と、
前記固定メス土台の放射方向に、開口して形成された係合部と、
頭部がミシン機枠に回動可能に支持されると共に、偏心した軸部が前記固定メス土台の係合部に係合する偏心ピンと、
前記固定メス土台を機枠に固定する固定ネジと、を備え、前記偏心ピンの回動により前記固定メスと前記動メスの左右位置を調節可能であることを特徴とするミシンの布切断装置。 - 請求項1記載のミシンの布切断装置において、
前記偏心ピンと前記固定ネジは、作業者に対向するように配置されると共に、ミシン機枠外より操作可能であることを特徴とするミシンの布切断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003121296A JP2004321532A (ja) | 2003-04-25 | 2003-04-25 | ミシンの布切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003121296A JP2004321532A (ja) | 2003-04-25 | 2003-04-25 | ミシンの布切断装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004321532A true JP2004321532A (ja) | 2004-11-18 |
Family
ID=33499906
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003121296A Pending JP2004321532A (ja) | 2003-04-25 | 2003-04-25 | ミシンの布切断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004321532A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006288600A (ja) * | 2005-04-08 | 2006-10-26 | Juki Corp | ミシン |
| JP2007117419A (ja) * | 2005-10-28 | 2007-05-17 | Juki Corp | ミシンの布切りメス装置 |
| CN109203017A (zh) * | 2018-08-31 | 2019-01-15 | 嘉善凝红绒业有限公司 | 一种服装辅料专用剪切机 |
-
2003
- 2003-04-25 JP JP2003121296A patent/JP2004321532A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006288600A (ja) * | 2005-04-08 | 2006-10-26 | Juki Corp | ミシン |
| JP2007117419A (ja) * | 2005-10-28 | 2007-05-17 | Juki Corp | ミシンの布切りメス装置 |
| CN109203017A (zh) * | 2018-08-31 | 2019-01-15 | 嘉善凝红绒业有限公司 | 一种服装辅料专用剪切机 |
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