JP2004333433A - 燃料集合体熱的特性評価方法及び装置 - Google Patents

燃料集合体熱的特性評価方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】沸騰水型原子炉の炉心内に配置された燃料集合体の熱的健全性を詳細に評価できる燃料集合体熱的特性評価方法及び装置を得ること。
【解決手段】沸騰水型原子炉の炉心内に配置された燃料集合体における燃焼度とボイド率とチャンネルボックス間のウォータギャップ幅を使用して計算したピーキング係数を用いて、燃料集合体の線出力密度と限界出力比の一方または両方を計算する。そして、その線出力密度と限界出力比の一方または両方により、燃料集合体の熱的健全性を評価する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、沸騰水型原子炉の炉心内に配置された燃料集合体の熱的健全性を評価する燃料集合体熱的特性評価方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
沸騰水型原子炉の炉心は、図7に示すように構成されている。炉心内には、複数の燃料集合体1と複数の制御棒2、中性子束を検出するための複数個の炉内中性子検出器3が配置されている。各々の燃料集合体1は、図8に示すよう構成されており、50〜100本の燃料棒4と数本のウォータロッド5を行列形に配置し、約15cm角のチャンネルボックス6で覆われた構造となっており、有効長さは約3.7mである。
【0003】
沸騰水型原子炉の運転中における燃料集合体1の健全性を確保するためには、燃料集合体1を構成する燃料棒2の単位長さ当りの発生熱出力(以下「線出力密度」と呼ぶ)を制限値以下に抑えることが必要である。また、運転時の異状な過渡変化が起きた場合においても、冷却不十分のために生ずる燃料棒損傷が発生する出力(以下「限界出力」と呼ぶ)に至らないように、限界出力と通常運転時の燃料集合体1の発生熱出力との比(以下「限界出力比」と呼ぶ)が制限値以上となるようにする必要がある。
【0004】
従来の技術では、炉心の監視あるいは予測において、以下のような方法により線出力密度及び限界出力比を計算し評価するのが一般的である。
【0005】
すなわち、まず炉心を構成する各燃料集合体1を軸方向に複数の単位ノードに分割し、この単位ノード内では燃料の組成が均質であると近似することにより、少数群または修正1群の中性子拡散方程式を解き、単位ノード平均の中性子束および熱出力(密度)を計算する。次に、燃料集合体内で最も熱出力の出る燃料棒のピーキング係数(「局所ピーキング係数」)を単位ノード平均の熱出力(密度)に掛けることにより、最大出力となる燃料棒の線出力密度を計算する。上記のようにして求まった線出力密度を定められた制限値以下になるように制御すれば、燃料集合体1の熱的健全性は確保できるものとして評価する。
【0006】
また、限界出力は、燃料棒4を模擬した電熱管を実際の燃料集合体1の形状に構成した実験から得られた実験式を用いて評価する。実験式は、冷却材流量、圧力、燃料集合体形状因子のデータと共に、R因子と呼ばれるピーキング係数に関する因子を使用して整理されているので、各燃料集合体1の冷却材流量、圧力、形状因子、R因子により限界出力が求まる。限界出力比は、各燃料集合体1の限界出力と実際の発生熱出力との比として計算する。上記のようにして求まった限界出力比を定められた制限値以上になるように制御すれば、燃料集合体1の熱的健全性は確保できるものとして評価する。
【0007】
上記の計算には、各燃料集合体1についてのピーキング係数として、線出力密度計算用の局所ピーキング係数と限界出力比計算用のR因子が必要となる。局所ピーキング係数とR因子は、同一形状の燃料集合体1が規則的に配置された状態を仮定して、単位燃料集合体核計算コードで計算しておき、燃料集合体1の燃焼度とボイド率の関数として与えておくのが一般的である。図9は、中心型格子タイプの燃料集合体1の規則的配置を示す模式図であり、各燃料集合体のチャンネルボックス間のウォータギャップ幅(W)が全て等しい値となっている。図10は、偏心型格子タイプの燃料集合体1の規則的配置を示す模式図であり、各燃料集合体のチャンネルボックス間のウォータギャップ幅のうち、制御棒挿入側の幅(Ww)が制御棒非挿入側の幅(Wn)より広い格子タイプであるが、全ての燃料集合体について、Wwの値は等しく、またWnの値も等しくなっている。
【0008】
従来の技術で使用するピーキング係数は、同一形状の燃料集合体が図9または図10に示すように、規則的に配置された状態を仮定して計算するので、評価が簡単にできるようになっている。
【0009】
【特許文献】
特願2001−360665号
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、今後の燃料集合体では、形状の異なるチャンネルボックスを使用することが検討されるようになってきた。通常、1回の定期検査中に全ての燃料集合体を取り替えるのではなく、1/5〜1/3づつ取り替えるため、同一炉心内に形状の異なるチャンネルボックスが存在することになり、従来技術のように、同一形状の燃料集合体が規則的に配置された状態を仮定して計算したピーキング係数を使用する方法では、燃料集合体の熱的健全性を正確に評価できない欠点がある。また、従来の評価方法では、同一形状のチャンネルボックスを使用する場合でも、チャンネルボックスの製造公差や使用中の変形については考慮できないため、評価誤差分に対応する過度の余裕を取った制限値を定めて運用する必要があり、燃料の経済性を損なうことになる。
【0011】
このように、従来技術の評価方法では、形状の異なるチャンネルボックスを使用する場合に、燃料集合体の熱的健全性を正確に評価できない欠点がある。また、同一形状のチャンネルボックスを使用する場合でも、過度の余裕を取った制限値を定めて運用する必要があり、燃料の経済性を損なうことになる。
【0012】
本発明は、このような点に鑑み、沸騰水型原子炉の炉心内に配置された燃料集合体の熱的健全性を詳細に評価できる燃料集合体熱的特性評価方法及び装置を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、沸騰水型原子炉の炉心内に配置された燃料集合体における燃焼度とボイド率とチャンネルボックス間のウォータギャップ幅を使用して計算したピーキング係数を用いて燃料集合体の線出力密度と限界出力比の一方または両方を計算し、上記線出力密度と限界出力比の一方または両方により、燃料集合体の熱的健全性を評価することを特徴とする。
【0014】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、ピーキング係数は、燃焼度とボイド率及びチャンネルボックス間のウォータギャップ幅を関数として計算することを特徴とする。
【0015】
請求項3に係る発明は、請求項1に係る発明において、沸騰水型原子炉の炉心内に配置された燃料集合体について、チャンネルボックスが同一の形状で規則的に配置された状態で燃焼度とボイド率の関数として計算したピーキング係数に、チャンネルボックス間のウォータギャップ幅が不規則になったためのピーキング補正量を掛けることにより燃料集合体のピーキング係数を計算し、燃料集合体の線出力密度と限界出力比の一方または両方を評価することを特徴とする。
【0016】
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれかに係る発明において、沸騰水型原子炉の炉心内に配置された燃料集合体について、チャンネルボックス間のウォータギャップ幅を、個々の燃料集合体の設計データまたは使用前の測定データを使用して計算することを特徴とする。
【0017】
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、沸騰水型原子炉の炉心内に配置された燃料集合体について、チャンネルボックス間のウォータギャップ幅を、個々の燃料集合体の設計データまたは使用前の測定データに、チャンネルボックスの中性子照射による伸びに起因する変形量を加えて計算することを特徴とする。
【0018】
請求項6に係る発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明において、沸騰水型原子炉の炉心内に配置された燃料集合体について、隣接した燃料集合体の影響による中性子束の変化量および片燃えの影響による中性束の変化量の少なくとも一方によりピーキング係数を補正することを特徴とする。
【0019】
請求項7に係る発明は、請求項1乃至6のいずれか記載の発明において、沸騰水型原子炉の炉心内に配置された燃料集合体について、全部または特定の燃料棒のピーキング係数を計算して最大の値を燃料集合体のピーキング係数とすることを特徴とする。
【0020】
請求項8に係る発明は、請求項1乃至7のいずれかに記載の発明において、沸騰水型原子炉の炉心内に配置された燃料集合体について、全部または特定の燃料棒のピーキング係数を計算した結果を使用して、限界出力比計算用のR因子を計算することを特徴とする。
【0021】
請求項9に係る発明は、請求項1乃至8のいずれかに記載の発明において、沸騰水型原子炉の炉心内に配置された燃料集合体について、炉内中性子検出器の信号を利用して、燃料集合体のノード出力分布の計算値を補正することを特徴とする。
【0022】
請求項10に係る発明は、評価の対象となる沸騰水型原子炉の運転状態を設定し、データ記憶部に格納する計算条件設定部と、上記計算条件設定部で設定された運転状態に対して、燃料集合体を軸方向に複数に分割した領域を単位ノードとした単位ノード平均の中性子束、熱出力およびボイド率分布を計算し、上記データ記憶部に格納するノード出力計算部と、単位ノード平均熱出力とボイド率分布を使って、単位ノード燃焼度を計算し、データ記憶部に格納するノード燃焼度計算部と、個々の燃料集合体のチャンネルボックス間のウォータギャップ幅を計算し、データ記憶部に格納するウォータギャップ幅計算部と、単位ノード燃焼度とボイド率分布とウォータギャップ幅を使って燃料集合体のピーキング係数を計算し、データ記憶部に格納するピーキング係数計算部と、単位ノード平均熱出力とボイド率分布とピーキング係数を使って、燃料集合体の線出力密度と限界出力比の一方または両方を計算する熱的特性計算部と、計算結果を集計し原子炉内の最も厳しい燃料集合体の情報や詳細情報を出力する計算結果出力部を有することを特徴とする。
【0023】
請求項11に係る発明は、請求項10に係る発明において、チャンネルボックスが同一の形状で規則的に配置された状態のピーキング係数を燃焼度とボイド率の関数として計算する単位ノードピーキング係数計算部と、チャンネルボックス間のウォータギャップ幅が不規則になったためのピーキング補正量を計算するウォータギャップ幅依存ピーキング補正計算部を有するピーキング係数計算部を有することを特徴とする。
【0024】
請求項12に係る発明は、請求項10または11に係る発明において、チャンネルボックスの中性子照射による伸びに起因する変形量を計算するチャンネルボックス変形量計算部を有することを特徴とする。
【0025】
請求項13に係る発明は、請求項10乃至12のいずれかに係る発明において、隣接した燃料集合体の影響による中性子束の変化量および片燃えの影響による中性束の変化量の少なくとも一方によりピーキング係数を補正するピーキング係数補正計算部を有することを特徴とする。
【0026】
請求項14に係る発明は、請求項10乃至13のいずれかに係る発明において、炉内中性子検出器の信号を利用して、燃料集合体のノード出力分布の計算値を補正するノード出力補正計算部を有することを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の第1の実施の形態を示すブロック構成図である。
【0028】
図1において符号10は計算条件設定部であって、この計算条件設定部10において評価の対象となる原子炉の運転状態を設定すると、そこで設定された運転状態がデータ記憶部11に格納される。上記データ記憶部11には、ノード出力計算部12で計算された単位ノード平均の中性子束、熱出力(密度)及びボイド率分布、ノード燃焼度計算部13で計算された単位ノード燃焼度、ウォータギャップ幅計算部14で計算されたウォータギャップ幅、ピーキング係数計算部15で計算されたピーキング係数がそれぞれ入力格納される。
【0029】
すなわち、ノード出力計算部12では、計算条件設定部10で設定された運転状態に対して、中性子拡散方程式を解き、単位ノード平均の中性子束、熱出力(密度)およびボイド率分布が計算され、その単位ノード平均の中性子束、熱出力(密度)およびボイド率分布がデータ記憶部11に格納される。また、ノード燃焼度分布計算部13では、ノード出力計算部12で計算された単位ノード平均熱出力を使って、単位ノード燃焼度が計算され、その単位ノード燃焼度がデータ記憶部11に格納される。さらに、ウォータギャップ幅計算部14では、各燃料集合体のチャンネルボックス間のウォータギャップ幅が計算され、ウォータギャップ幅がデータ記憶部11に格納される。出力ピーキング係数計算部15では、ノード燃焼度計算部13で計算された単位ノード燃焼度とノード出力計算部12で計算されたボイド率分布とウォータギャップ幅計算部14で計算されたウォータギャップ幅を使って、燃料集合体のピーキング係数が計算され、データ記憶部11に格納される。
【0030】
熱的特性計算部16では、ノード出力計算部12で計算された単位ノード平均熱出力とピーキング係数計算部15で計算されたピーキング係数を使って、燃料集合体の線出力密度と限界出力比が計算され、計算結果出力部17では、その計算結果を集計し原子炉内の最も厳しい燃料集合体の情報や詳細情報が出力される。
【0031】
評価の対象となる沸騰水型原子炉の炉心は、従来技術と同様に、図7に示すように構成されている。炉心内には、複数の燃料集合体1と複数の制御棒2、中性子束を検出するための複数個の炉内中性子検出器3が配置されている。各々の燃料集合体1は、図8に示すように、50〜100本の燃料棒4と数本のウォータロッド5を行列形に配置し、約15cm角のチャンネルボックス6に覆われた構造となっており、有効長さは約3.7mである。
【0032】
この実施の形態において、沸騰水型原子炉の炉心内に配置された燃料集合体1を軸方向に複数の単位ノードに分割するが、代表的な例として、110万級沸騰水型原子炉では764体の燃料集合体1があり、軸方向の分割数を24分割とすると、18336の単位ノードとなる。
【0033】
ノード出力計算部12は、単位ノード内で燃料の組成が均質であると近似することにより、少数群(中性子群を高速中性子群、熱外中性子群および熱中性子群の少数のエネルギー群に分けたもの)、または修正1群(中性子群を高速中性子群の一群だけからなると修正したもの)の中性子拡散方程式を解き、核熱水力特性計算をカップリングさせて、単位ノード平均の中性子束、熱出力(密度)およびボイド率分布を計算する。
【0034】
ノード燃焼度計算部13は、単位ノード平均熱出力と起点状態からの時間増分を掛けて、単位ノード燃焼度増分を求め、データ記憶部11の計算起点の単位ノード燃焼度に加えることにより、対象となる時点の単位ノード燃焼度を計算する。
【0035】
ウォータギャップ計算部14は、図2に示すような不規則な燃料集合体1の配置に対して、計算対象である燃料集合体1(図2では中央の燃料集合体)のチャンネルボックス6の4つの面毎に、隣接する燃料集合体1のチャンネルボックス6との間隔としてウォータギャップ幅(Wa、Wb、Wc、Wd)を計算する。ウォータギャップ幅を計算する時に使用するチャンネルボックス6の幾何学的形状としては、個々のチャンネルボックス形状と据付位置に関する設計データを使用する方法と使用前の測定データを使用する方法がある。なお、チャンネルボックス6は高さが約4mあるために途中に曲りが存在することがあるので、使用前の測定データとして軸方向位置での曲りデータが存在する場合には、単位ノード位置での曲りとして測定データを使用し、ウォータギャップ幅を軸方位置ごとに詳細に計算することができる。
【0036】
ピーキング係数計算部15は、単位ノード燃焼度とボイド率とウォータギャップ幅を使って、ピーキング係数及びR因子を下記の(1)及び(2)式により計算する。
LPF=fl(EN、VF、Wa、Wb、Wc、Wd) ………………(1)
RF=fr(EB、Wa、Wb、Wc、Wd) ………………(2)
ここで、
LPF :単位ノードの局所ピーキング係数
RF :燃料集合体のR因子
EN :単位ノード燃焼度
VF :単位ノードのボイド率
EB :燃料集合体の燃焼度
Wa、Wb、Wc、Wd :ウォータギャップ幅
fl :局所ピーキング係数を計算する関数
fr :R因子を計算する関数
【0037】
上記の式で使用する局所ピーキング係数を計算する関数とR因子を計算する関数を作成するには種々の方法があるが、本実施の形態では、単位燃料集合体計算コードを使用して予め計算しておく例を示す。
【0038】
単位ノード内の局所ピーキング係数は、一般に着目する単位ノード内の燃料集合体の幾何学的形状と各燃料棒の濃縮度、ガドリニアなどの可燃性毒物の分布等で区別される単位ノード固有のインデックス(燃料タイプ)で整理される。その燃料タイプ毎に、個々のウォータギャップ幅を複数の状態(Wa1、Wa2、Wa3…)、(Wb1、Wb2、Wb3…)、(Wc1、Wc2、Wc3…)、(Wd1、Wd2、Wd3…)を仮定して、燃焼度E1、E2、E3…、及びボイド率V1、V2、V3…の各々について、単位燃料集合体計算コードを使用して局所ピーキング係数を予め計算しておき、その値を数表またはフィッティング式の係数の数表形式としてデータ記憶部11に記憶しておく。フィッティング式としては、燃焼度Ei(i=1、2、…)毎にボイド率の多項式からなる関数で記憶する方法と、燃焼度Eとボイド率Vに関する多項式からなる関数で記憶する方法がある。なお、数表およびフィッティング式の係数の数表は、着目する単位ノードに制御棒2が入っている場合と入っていない場合について、2通り得ておき、各々を記憶しておく。
【0039】
燃料集合体のR因子は、燃料集合体の幾何学的形状と各燃料棒の濃縮度、ガドリニアなどの可燃性毒物の分布等で区別される燃料集合体固有のインデックス(バンドルタイプ)で整理される。そのバンドルタイプ毎に、個々のウォータギャップ幅を複数の状態(Wa1、Wa2、Wa3…)、(Wb1、Wb2、Wb3…)、(Wc1、Wc2、Wc3…)、(Wd1、Wd2、Wd3…)を仮定して、燃焼度E1、E2、E3…の各々について、単位燃料集合体計算コードを使用してR因子を予め計算しておき、その値を数表またはフィッティング式の係数の数表形式としてデータ記憶部11に記憶しておく。なお、数表およびフィッティング式の係数の数表は、着目する燃料集合体に制御棒2が挿入されている割合に従った数表またはフィッティング式の係数の数表で記憶しておく。
【0040】
局所ピーキング係数を計算する関数とR因子を計算する関数において、ウォータギャップ幅の取扱いには、他に種々の方法がある。例えば、個々のウォータギャップ幅をそのまま使用するのではなく、チャンネルボックスが同一の形状で規則的に配置された時の設計データからの偏差で整理する方法がある。また、偏差の絶対値について4面の最大値で処理する方法や、偏差の絶対値の4面平均値で処理する方法もある。さらに、燃料集合体の設計の対称性を考慮して、WaとWbの最大値及びWcとWdの最大値で処理する方法や、WaとWbの平均値及びWcとWdの平均値で処理する方法がある。
【0041】
熱的特性計算部16は、単位ノード平均熱出力と局所ピーキング係数を使って、単位ノード毎の線出力密度を次式により計算する。
LHGR=α*PN*LPF ………………(3)
ここで、
LHGR :単位ノードの線出力密度
PN :単位ノードの平均熱出力
LPF :単位ノードの局所ピーキング係数
α :比例係数
【0042】
また、熱的特性計算部16は、燃料集合体の平均熱出力とR因子を使って、燃料集合体の限界出力比を次式により計算する。
CPR=CP/PB ………………(4)
CP =fc(FB、RF、PR、β) ………………(5)
ここで、
CPR :燃料集合体の限界出力比
CP :燃料集合体の限界出力
PB :燃料集合体の平均熱出力
fc :限界出力を計算するための実験式
FB :燃料集合体の冷却材流量
RF :燃料集合体のR因子
PR :原子炉圧力
β :燃料集合体の形状因子
【0043】
計算結果出力部17は、熱的特性計算部16の出力である線出力密度と限界出力比を集計し、炉心内で最も厳しい値や個々の燃料集合体の情報を出力する。
【0044】
上記のように、本発明では、燃焼度とボイド率とチャンネルボックス間のウォータギャップ幅を関数として計算したピーキング係数を使用して、燃料集合体の線出力密度と限界出力比を計算し、これらを例えば制限値と比較することにより、燃料集合体の熱的健全性を正確に評価することができる。
【0045】
図3は、本発明の第2の実施の形態を示すブロック構成図であり、第1の実施の形態のピーキング係数計算部15を、単位格子ピーキング計算部15aとウォータギャップ幅依存ピーキング補正計算部15bに分離している。単位格子ピーキング係数計算部15aは、チャンネルボックスが同一の形状で規則的に配置された状態(単位ノード)でピーキング係数を燃焼度とボイド率の関数として計算する。また、ウォータギャップ幅依存ピーキング補正計算部15bは、チャンネルボックス間のウォータギャップ幅が不規則になったためのピーキング補正量を計算する。つまり、ピーキング係数計算部15は、ピーキング係数を次式により計算する。
LPF=fld(EN、VF)*flg(VF、Wa、Wb、Wc、Wd、LIJ) ………(1a)
RF=frd(EB)*frg(Wa、Wb、Wc、Wd、RIJ) ………(2a)
ここで、
LPF :単位ノードの局所ピーキング係数
RF :燃料集合体のR因子
EN :単位ノード燃焼度
VF :単位ノードのボイド率
EB :燃料集合体の燃焼度
Wa、Wb、Wc、Wd :ウォータギャップ幅
LIJ :局所ピーキング係数発生燃料棒の位置
RIJ :R因子発生燃料棒の位置
fld :単位格子の局所ピーキング係数を計算する関数
flg :局所ピーキング係数をウォータギャップ幅に依存して補正する関数
frd :単位格子のR因子を計算する関数
frg :R因子をウォータギャップ幅に依存して補正する関数
【0046】
単位格子の局所ピーキング係数は、一般に着目する単位ノード内の燃料集合体の幾何学的形状と各燃料棒の濃縮度、ガドリニアなどの可燃性毒物の分布等で区別される単位ノード固有のインデックス(「燃料タイプ」)で整理される。その燃料タイプ毎に、燃焼度E1、E2、E3…の各々について、ボイド率V1、V2、V3…の各々について、単位燃料集合体計算コードを使用して局所ピーキング係数を予め計算しておき、その値を数表またはフィッティング式の係数の数表形式としてデータ記憶部11に記憶しておく。フィッティング式としては、燃焼度Ei(i=1、2、…)毎にボイド率の多項式からなる関数で記憶する方法と、燃焼度Eとボイド率Vに関する多項式からなる関数で記憶する方法がある。なお、数表およびフィッティング式の係数の数表は、着目する単位ノードに制御棒2が入っている場合と入っていない場合について、2通り得ておき、各々を記憶しておく。
【0047】
局所ピーキング係数をウォータギャップ幅に依存して補正する関数は、ウォータギャップ幅を複数の状態(Wa1、Wa2、Wa3…)、(Wb1、Wb2、Wb3…)、(Wc1、Wc2、Wc3…)、(Wd1、Wd2、Wd3…)を仮定して、濃縮度が一様の燃料集合体について、単位燃料集合体計算コードを使用して局所ピーキング係数を計算し、チャンネルボックスが同一の形状で規則的に配置された状態(単位ノード)の局所ピーキング係数と比較し、燃料棒位置毎の感度関数を予め決定しておく。上記の感度関数は、ボイド率V1、V2、V3…の複数個について計算しておき、数表またはフィッティング式の係数の数表形式としてデータ記憶部11に記憶しておく。なお、数表およびフィッティング式の係数の数表は、着目する単位ノードに制御棒2が入っている場合と入っていない場合について、2通り得ておき、各々を記憶しておく。
【0048】
単位格子のR因子は、燃料集合体の幾何学的形状と各燃料棒の濃縮度、ガドリニアなどの可燃性毒物の分布等で区別される燃料集合体固有のインデックス(バンドルタイプ)で整理される。そのバンドルタイプ毎に、燃焼度E1、E2、E3…の各々について、単位燃料集合体計算コードを使用してR因子を予め計算しておき、その値を数表またはフィッティング式の係数の数表形式としてデータ記憶部11に記憶しておく。なお、数表およびフィッティング式の係数の数表は、着目する燃料集合体に制御棒2が挿入されている割合に従った数表またはフィッティング式の係数の数表で記憶しておく。
【0049】
R因子をウォータギャップ幅に依存して補正する関数は、ウォータギャップ幅を複数の状態(Wa1、Wa2、Wa3…)、(Wb1、Wb2、Wb3…)、(Wc1、Wc2、Wc3…)、(Wd1、Wd2、Wd3…)を仮定して、濃縮度が一様の燃料集合体について、単位燃料集合体計算コードを使用してR因子を計算し、チャンネルボックスが同一の形状で規則的に配置された状態(単位格子)のR因子と比較し、燃料棒位置毎の感度関数を予め決定しておく。上記の感度関数は、着目する燃料集合体に制御棒2が挿入されている割合に従った数表またはフィッティング式の係数の数表でデータ記憶部11に記憶しておく。
【0050】
局所ピーキング係数をウォータギャップ幅に依存して補正する関数とR因子をウォータギャップ幅に依存して補正する関数において、ウォータギャップ幅の取扱いには、他に種々の方法がある。例えば、個々のウォータギャップ幅をそのまま使用するのではなく、チャンネルボックスが同一の形状で規則的に配置された時の設計データからの偏差で整理する方法がある。また、偏差の絶対値について4面の最大値で処理する方法や、偏差の絶対値の4面平均値で処理する方法もある。さらに、燃料集合体の設計の対照性を考慮して、WaとWbの最大値及びWcとWdの最大値で処理する方法や、WaとWbの平均値及びWcとWdの平均値で処理する方法がある。
【0051】
また、単位格子の燃料集合体内の全部または特定の燃料棒について、ピーキング係数とR因子をデータ記憶部11に記憶しておき、チャンネルボックス間のウォータギャップ幅が不規則になったための補正を行った結果について、燃料集合体内の最大値を求めることによって、燃料集合体の局所ピーキング係数とR因子を決定する方法もある。
【0052】
更に、単位格子の燃料集合体内の全部または特定の燃料棒について、ピーキング係数をデータ記憶部11に記憶しておき、チャンネルボックス間のウォータギャップ幅が不規則になったための補正を行った結果を用いてR因子を計算し、燃料集合体内の最大値を求めることによって、燃料集合体のR因子を決定する方法もある。
【0053】
しかして、この実施の形態においても、必要なデータ量を削減しつつ、第1の実施の形態と同様な作用効果を奏する。
【0054】
図4は、本発明の第3の実施の形態を示すブロック構成図であり、第1の実施の形態に、チャンネルボックス変形量計算部18が追加されている。チャンネルボックス変形量計算部18は、チャンネルボックスの中性子照射による伸びに起因する変形に基づくチャンネルボックスの曲り量を計算する。ウォータギャップ幅計算部14は、個々の燃料集合体の設計データまたは使用前の測定データに、チャンネルボックス変形量計算部18で計算されたチャンネルボックスの曲り量を加えて、チャンネルボックス間のウォータギャップ幅を計算する。
【0055】
チャンネルボックス変形量計算部18は、データ記憶部11に記憶されたチャンネルボックスの4つの面の中性子照射量を使って、チャンネルボックスの4つの面の長手方向の伸び量を計算し、その伸び差からチャンネルボックスの曲り量を計算する。この計算のために、ノード出力計算部12でノード出力を計算する時にチャンネルボックスの4つの面の中性子束を計算しデータ記憶部11に格納する。また、ノード燃焼度計算部13でノード燃焼度を計算する時にチャンネルボックスの4つの面の中性子照射量を計算しデータ記憶部11に格納する。
【0056】
他の方法として、チャンネルボックス変形量計算部18は、データ記憶部11に記憶されたノード燃焼度を使って、隣接する燃料集合体の燃焼度増分の差からチャンネルボックスの4つの面の中性子照射量の勾配を求め、その勾配からチャンネルボックスの伸び差を計算し、チャンネルボックスの曲り量を計算する。
【0057】
このようにして、本実施例では、チャンネルボックスの変形を考慮したウォータギャップ幅を使用して燃料集合体内のピーキング係数をより正確に求めることができる。しかして、この実施の形態においても、計算精度を向上させつつ、第1及び第2の実施の形態と同様な作用効果を奏する。
【0058】
図5は、本発明の第4の実施の形態を示すブロック構成図であり、第1の実施の形態に、ピーキング係数補正計算部19が追加されている。第1の実施の形態において、ピーキング係数計算部15は、ピーキング係数を計算する時に、単位格子体系の計算結果である数表またはフィッティング式の係数の数表を使用した。しかし、原子炉内に配置された燃料集合体内の中性子分布は、制御棒2が挿入されていた状態の片燃えの影響や隣接した燃料集合体の影響を受けるために、単位格子体系の中性子分布とは多少の差が発生する。そのため、原子炉内に配置された燃料集合体内のピーキング係数をより正確に求めるためには、単位格子体系のピーキング係数に、制御棒が挿入されていた状態の片燃えの影響や隣接した燃料集合体の影響を考慮する必要がある。第4の実施の形態は、上記の補正を行うために、ピーキング係数補正計算部19を追加したものである。ピーキング係数補正計算部19の計算方法の例として、制御棒が挿入されていた状態の片燃えの影響は、制御棒挿入期間に比例したピーキング係数の変化量を数表またはフィッティング式の係数の数表で補正する方法がある。また、隣接した燃料集合体の影響を考慮する方法としては、単位格子体系の着目する燃料集合体の中性子束と着目する燃料集合体に隣接する燃料集合体の中性子束から着目する燃料集合体内の中性子拡散方程式の境界値を求め、この境界値を用いて着目する燃料集合体内の中性子拡散方程式を解き、単位格子体系の中性子束からの変化量を計算し、ピーキング係数の補正量を計算する方法がある。したがって、制御棒が挿入されていた状態の片燃えの影響や隣接した燃料集合体の影響を考慮した燃料集合体内のピーキング係数をより正確に求めることができる。しかして、この実施の形態においても、計算精度を向上させつつ、第1乃至第3の実施の形態と同様な作用効果を奏する。
【0059】
図6は、本発明の第5の実施の形態を示すブロック構成図であり、第1の実施の形態に、ノード出力補正計算20が追加されている。一般に、ノード出力計算部12は、中性子拡散方程式を解き、単位ノード平均の中性子束、熱出力(密度)を計算するが、モデル化に起因する計算誤差が含まれる。原子炉炉心内には、複数個の固定形中性子検出器による局部出力モニタと、軸方向にある管の内部を動く可動形中性子検出器の読みから燃料集合体間隙の中性子束分布が測定できるように、炉内中性子検出器3が設置されている。ノード出力補正計算部20は、ノード出力計算部12で計算された燃料集合体間隙の中性子束分布計算値と炉内中性子検出器3の測定値を比較することにより、燃料集合体内の中性子束や熱出力分布が測定値に合うようにする出力分布補正係数を算出する。そして、その出力分布補正係数を使用して、ノード出力計算部12で中性子拡散方程式の解が修正され、モデル化に起因する計算誤差が修正される。なお、上記の出力分布補正係数は、モデル化に起因する計算誤差を修正するものであり、原子炉の将来の運転状態を評価する場合にも、適用できる利点がある。しかして、この実施の形態においても、計算精度を向上させつつ、第1乃至第4の実施の形態と同様な作用効果を奏する。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、沸騰水型原子炉の炉心内に配置された燃料集合体の熱的特性を正確に評価することが可能であり、原子力発電所を安全に運転することができる。また、従来のように過度の余裕を取った制限値を定めて運用する必要が無いため、燃料の経済性を損なうこともなくなり、原子力発電所の経済性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料集合体熱的特性評価方法の第1の実施の形態のブロック構成図。
【図2】燃料集合体の不規則配置例を示す模式図。
【図3】本発明の燃料集合体熱的特性評価方法の第2の実施の形態のブロック構成図。
【図4】本発明の燃料集合体熱的特性評価方法の第3の実施の形態のブロック構成図。
【図5】本発明の燃料集合体熱的特性評価方法の第4の実施の形態のブロック構成図。
【図6】本発明の燃料集合体熱的特性評価方法の第5の実施の形態のブロック構成図。
【図7】沸騰水型原子炉の炉心の断面図。
【図8】沸騰水型原子炉の燃料集合体の断面図。
【図9】中心型ノードタイプの燃料集合体の規則的配置を示す模式図。
【図10】偏心型ノードタイプの燃料集合体の規則的配置を示す模式図。
【符号の説明】
1 燃料集合体
2 制御棒
3 炉内中性子検出器
4 燃料棒
5 ウォータロッド
6 チャンネルボックス
10 計算条件設定部
11 データ記憶部
12 ノード出力計算部
13 ノード燃焼度計算部
14 ウォータギャップ幅計算部
15 ピーキング係数計算部
15a 単位格子ピーキング係数計算部
15b ウォータギャップ幅依存ピーキング補正計算部
16 熱的特性計算部
17 計算結果出力部
18 チャンネルボックス変形量計算部
19 ピーキング係数補正計算部
20 ノード出力補正計算部

Claims (14)

  1. 沸騰水型原子炉の炉心内に配置された燃料集合体における燃焼度とボイド率及びチャンネルボックス間のウォータギャップ幅を使用して計算したピーキング係数を用いて、燃料集合体の線出力密度と限界出力比の一方または両方を計算し、上記線出力密度と限界出力比の一方または両方により、燃料集合体の熱的健全性を評価することを特徴とする燃料集合体熱的特性評価方法。
  2. ピーキング係数は、燃焼度とボイド率及びチャンネルボックス間のウォータギャップ幅を関数として計算することを特徴とする、請求項1記載の燃料集合体熱的特性評価方法。
  3. チャンネルボックスが同一の形状で規則的に配置された状態で燃焼度とボイド率の関数として計算したピーキング係数に、チャンネルボックス間のウォータギャップ幅が不規則になったためのピーキング補正量を掛けることにより燃料集合体のピーキング係数を計算することを特徴とする、請求項1記載の燃料集合体熱的特性評価方法。
  4. チャンネルボックス間のウォータギャップ幅を、個々の燃料集合体の設計データまたは使用前の測定データを使用して計算することを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載の燃料集合体熱的特性評価方法。
  5. チャンネルボックス間のウォータギャップ幅を、個々の燃料集合体の設計データまたは使用前の測定データに、チャンネルボックスの中性子照射による伸びに起因する変形量を加えて計算することを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載の燃料集合体熱的特性評価方法。
  6. 隣接した燃料集合体の影響による中性子束の変化量および片燃えの影響による中性束の変化量の少なくとも一方によりピーキング係数を補正することを特徴とする、請求項1乃至5のいずれかに記載の燃料集合体熱的特性評価方法。
  7. 燃料集合体の全部または特定の燃料棒のピーキング係数を計算して最大の値を燃料集合体のピーキング係数とすることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれかに記載の燃料集合体熱的特性評価方法。
  8. 燃料集合体の全部または特定の燃料棒のピーキング係数を計算した結果を使用して、限界出力比計算用のR因子を計算することを特徴とする、請求項1乃至7のいずれかに記載の燃料集合体熱的特性評価方法。
  9. 炉内中性子検出器の信号を利用して、燃料集合体のノード出力分布の計算値を補正することを特徴とする、請求項1乃至8のいずれかに記載の燃料集合体熱的特性評価方法。
  10. 評価の対象となる沸騰水型原子炉の運転状態を設定し、上記設定された運転状態をデータ記憶部に格納する計算条件設定部と、上記計算条件設定部で設定された運転状態に対して、燃料集合体を軸方向に複数に分割した領域を単位ノードとした単位ノード平均の中性子束、熱出力およびボイド率分布を計算し、上記データ記憶部に格納するノード出力計算部と、単位ノード平均熱出力とボイド率分布を使って、単位ノード燃焼度を計算し、データ記憶部に格納するノード燃焼度計算部と、個々の燃料集合体の設計データまたは使用前の測定データを使用してチャンネルボックス間のウォータギャップ幅を計算し、データ記憶部に格納するウォータギャップ幅計算部と、単位ノード燃焼度とボイド率分布とウォータギャップ幅を使って燃料集合体のピーキング係数を計算し、データ記憶部に格納するピーキング係数計算部と、単位ノード平均熱出力とボイド率分布とピーキング係数を使って、燃料集合体の線出力密度と限界出力比の一方または両方を計算する熱的特性計算部と、計算結果を集計し原子炉内の最も厳しい燃料集合体の情報や詳細情報を出力する計算結果出力部を有することを特徴とする、燃料集合体熱的特性評価装置。
  11. チャンネルボックスが同一の形状で規則的に配置された状態のピーキング係数を燃焼度とボイド率の関数として計算する単位ノードピーキング係数計算部と、チャンネルボックス間のウォータギャップ幅が不規則になったためのピーキング補正量を計算するウォータギャップ幅依存ピーキング補正計算部を有するピーキング係数計算部を有することを特徴とする、請求項10記載の燃料集合体熱的特性評価装置。
  12. チャンネルボックスの中性子照射による伸びに起因する変形量を計算するチャンネルボックス変形量計算部を有することを特徴とする、請求項10または11記載の燃料集合体熱的特性評価装置。
  13. 隣接した燃料集合体の影響による中性子束の変化量および片燃えの影響による中性束の変化量の少なくとも一方によりピーキング係数を補正するピーキング係数補正計算部を有することを特徴とする、請求項10乃至12のいずれかに記載の燃料集合体熱的特性評価装置。
  14. 炉内中性子検出器の信号を利用して、燃料集合体のノード出力分布の計算値を補正するノード出力補正計算部を有することを特徴とする、請求項10乃至13のいずれかに記載の燃料集合体熱的特性評価装置。
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