JP2005019732A - 配線基板およびこれを用いた電子装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】信号用電極パッドの特性インピーダンスを50Ω±10%の範囲内に調整すること。
【解決手段】絶縁基板1の主面に、エポキシ樹脂,無機絶縁性フィラーを含有した比誘電率2.5〜3の絶縁層2と、配線導体層3とが交互に複数積層されているとともに、絶縁層2の層間に位置する接地導体または電源導体に対向して最外層の絶縁層2の表面に、四角形状で信号伝送方向と直交する方向の辺の長さが200〜400μmの電極パッドが形成された配線基板であって、電極パッドに対向する接地導体または電源導体との間の絶縁層2の厚みが電極パッドの辺の長さの0.25〜0.3倍であり、電極パッドに対向する接地導体または電源導体は、電極パッドと対向する部位に電極パッドと各辺が平行な四角形状の開口が形成されており、開口の電極パッドの辺と平行な辺の長さが、電極パッドの辺と同じかまたはこの辺よりもその辺方向の両側に辺の長さの0.5倍以下ずつ長い。
【選択図】 図3
【解決手段】絶縁基板1の主面に、エポキシ樹脂,無機絶縁性フィラーを含有した比誘電率2.5〜3の絶縁層2と、配線導体層3とが交互に複数積層されているとともに、絶縁層2の層間に位置する接地導体または電源導体に対向して最外層の絶縁層2の表面に、四角形状で信号伝送方向と直交する方向の辺の長さが200〜400μmの電極パッドが形成された配線基板であって、電極パッドに対向する接地導体または電源導体との間の絶縁層2の厚みが電極パッドの辺の長さの0.25〜0.3倍であり、電極パッドに対向する接地導体または電源導体は、電極パッドと対向する部位に電極パッドと各辺が平行な四角形状の開口が形成されており、開口の電極パッドの辺と平行な辺の長さが、電極パッドの辺と同じかまたはこの辺よりもその辺方向の両側に辺の長さの0.5倍以下ずつ長い。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品を搭載するために用いられる配線基板およびこの配線基板に電子部品を搭載して成る電子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、現在の電子機器は、移動体通信機器に代表されるように小型,薄型,軽量,高性能,高機能,高品質,高信頼性が要求されてきており、このような電子機器に搭載される電子装置も小型,高密度化が要求されるようになってきている。そのため、電子装置を構成する配線基板にも小型化,薄型化,多端子化が求められてきており、それを実現するために信号配線導体の幅、すなわち信号配線導体の信号伝送方向と直交する方向の長さを20〜50μm程度に細くするとともに信号配線導体間の間隔を狭くし、さらに信号配線導体の多層化、上下に位置する信号配線導体間を接続する貫通導体の小径化により高密度配線化が図られている。
【0003】
このような高密度配線が可能な配線基板として、ビルドアップ法を採用して製作された配線基板が知られている。ビルドアップ法とは以下のような方法である。例えば、ガラスクロスやアラミド不織布等の補強材に耐熱性や耐薬品性を有するエポキシ樹脂に代表される熱硬化性樹脂を含浸させるとともに熱硬化させて複合化した絶縁基板上に、信号配線導体、接地導体または電源導体としての配線導体層を間に挟んでエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂に無機絶縁性フィラーを含有させた接着材を塗布して絶縁層を形成するとともにこの絶縁層を加熱硬化させる。その後、配線導体層の上部に位置する絶縁層にレーザ光を照射して径が30〜100μm程度の貫通孔を穿設し、しかる後、絶縁層表面および貫通孔内面を化学的に粗化し、さらに無電解めっき法および電解めっき法を用いて貫通孔内面と貫通孔底面に露出した配線導体層表面とに導体膜を被着して貫通導体を形成する。そして、絶縁層表面に貫通導体と接続する配線導体層を形成し、さらに、絶縁層や貫通導体,配線導体層の形成を複数回繰り返すことにより配線基板を製作する。
【0004】
なお、配線基板の一方の主面にはこれに搭載されるコンデンサ素子や抵抗器等の電子部品の信号用電極が接続される、四角形状の信号用電極パッドが少なくとも1対形成されており、これら1対の信号用電極パッドは、配線基板の一方の主面に形成された引出し導体および絶縁層に形成された貫通導体を介して配線基板内部に位置する信号配線導体と電気的に接続されている。また、配線基板の他方の主面には外部電気回路基板の端子と電気的に接続される、配線基板内部に位置する信号配線導体等の配線導体層と電気的に接続している外部接続用パッドが形成されている。
【0005】
また、絶縁層はその厚みが絶縁性や配線基板の薄型化,絶縁層の取扱い性の観点から、20〜150μm程度となっている。さらに、幅が20〜50μm程度の信号配線導体の特性インピーダンスを一般に配線基板の信号配線導体に要求される50Ω±10%の範囲内に制御するために絶縁層の比誘電率は2.5〜3の範囲に調整されているとともに、信号配線導体は上下に位置するいずれかの絶縁層を介して接地導体または電源導体と対向するように配置されている。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−335081号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の配線基板は、幅が20〜50μm程度の信号配線導体の特性インピーダンスを50Ω±10%の範囲内に良好に制御することができるものの、配線基板に搭載される電子部品の信号用電極と接続される信号用電極パッドの幅、すなわち信号伝送方向と直交する方向の辺の長さが200μm以上と信号配線導体の幅20〜50μmに比べて非常に大きいので、信号用電極パッドと接地導体または電源導体との間の容量結合によるキャパシタンス値が大きくなる。その結果、信号用電極パッドの特性インピーダンスが45Ωよりも極端に小さくなり信号配線導体の特性インピーダンスとの差が大きくなってしまい、信号配線導体に高周波信号、特に10GHz以上の高周波信号を通した時に反射ノイズが発生してしまい、電子部品を誤作動させてしまうという問題点を有していた。
【0008】
また、信号用電極パッドの幅を信号配線導体の幅と同じ20〜50μm程度とした場合には、電子部品の信号用電極と信号用電極パッドとの接合強度が極端に小さなものとなり、電子部品を配線基板に実装後にこれらが温度サイクル試験等によって加熱,冷却されると電子部品が配線基板から容易に剥離,脱落してしまうという問題点を有していた。
【0009】
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑み完成されたものであり、その目的は、信号用電極パッドの特性インピーダンスを50Ω±10%の範囲内に調整することにより信号配線導体の特性インピーダンスと整合させて反射ノイズの発生を低減し、搭載する電子部品を誤作動させることがない配線基板およびそれを用いた電子装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の配線基板は、絶縁基板の主面に、エポキシ樹脂および無機絶縁性フィラーを含有して成る比誘電率が2.5〜3である絶縁層と、信号配線導体、接地導体または電源導体としての配線導体層とが交互に複数積層されているとともに、前記絶縁層の層間に位置する前記接地導体または前記電源導体に対向するように最外層の前記絶縁層の表面に、四角形状で信号伝送方向と直交する方向の辺の長さが200〜400μmの電子部品接続用の信号用電極パッドが少なくとも1対形成されている配線基板であって、前記信号用電極パッドとそれに対向する前記接地導体または前記電源導体との間の前記絶縁層の厚みが前記信号用電極パッドの前記辺の長さの0.25〜0.3倍であり、前記信号用電極パッドに対向する前記接地導体または前記電源導体は、前記信号用電極パッドと対向する部位に前記信号用電極パッドと各辺が平行な四角形状の開口が形成されているとともに、この開口の前記信号用電極パッドの前記辺と平行な辺の長さが、前記信号用電極パッドの前記辺と同じであるかまたはこの辺よりもその辺方向の両側にそれぞれ前記辺の長さの0.5倍以下ずつ長いことを特徴とするものである。
【0011】
また、本発明の電子装置は、上述の配線基板に電子部品を搭載するとともに、前記信号用電極パッドと前記電子部品の信号用電極とを導電性接合材を介して電気的に接続して成ることを特徴とするものである。
【0012】
本発明の配線基板およびこれを用いた電子装置によれば、四角形状の信号用電極パッドに対向する接地導体または電源導体との間の絶縁層の厚みが信号用電極パッドの信号伝送方向と直交する方向の辺の長さの0.25〜0.3倍であり、信号用電極パッドとそれに対向する接地導体または電源導体は、信号用電極パッドと対向する部位にこの信号用電極パッドと各辺が平行な四角形状の開口が形成されているとともに、この開口の信号用電極パッドの信号伝送方向と直交する方向の辺と平行な辺の長さが、信号用電極パッドの信号伝送方向と直交する方向の辺と同じであるかまたはこの辺よりもその辺方向の両側にそれぞれ信号用電極パッドの信号伝送方向と直交する方向の辺の長さの0.5倍以下ずつ長いことから、信号用電極パッドの幅が200〜400μmと信号配線導体の幅に比べて非常に大きい場合においても、信号用電極パッドの特性インピーダンスを50Ω±10%の範囲内に制御することができ、その結果、信号配線導体内での反射ノイズの発生を低減することができ、高周波数領域、特に10GHz以上の周波数領域でも搭載する電子部品を誤作動させることがない。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の配線基板およびこれを用いた電子装置を添付の図面に基づいて詳細に説明する。
【0014】
図1は本発明の配線基板に電子部品を搭載して成る電子装置の実施の形態の一例を示す断面図、図2は配線基板の要部拡大平面図、図3は図2のX−X’線における要部拡大断面図である。
【0015】
これらの図において、1は絶縁基板、2は絶縁層、3は配線導体層、4は信号配線導体、5は接地導体または電源導体、5aは接地導体または電源導体に形成された開口、6は信号用電極パッド、6aは引出し導体、7aは貫通孔、7bは貫通導体、8は外部接続用パッドで、主にこれらで本発明の配線基板が構成される。また、この配線基板に電子部品9を搭載し信号用電極パッド6と電子部品9の信号用電極(図示せず)とを導電性接合材(図示せず)を介して電気的に接続することにより本発明の電子装置と成る。なお、配線導体層3は、信号配線導体4と接地導体または電源導体5とで構成されている。
【0016】
配線基板は、電子部品9を支持する支持部材としての機能を有し、絶縁基板1の上下面、あるいは上面または下面に複数の絶縁層2を積層することによって形成されている。なお、図1には、絶縁基板1の上面および下面にそれぞれ4層ずつの絶縁層2を積層して成る配線基板を示している。
【0017】
配線基板を構成する絶縁基板1は、絶縁層2の支持体としての機能を有する平板状であり、例えばガラスクロス−エポキシ樹脂やガラスクロス−ビスマレイミドトリアジン樹脂,ガラスクロス−ポリフェニレンエーテル樹脂,アラミド繊維−エポキシ樹脂等で形成されている。
【0018】
絶縁基板1は厚みが0.3〜1.5mm程度であり、その上面から下面にかけて直径が0.1〜1.0mm程度の複数のスルーホール1aを有している。また、その上下面には配線導体層3が、さらに各スルーホール1aの内面にはスルーホール導体1bが被着されており、上下面の配線導体層3がスルーホール1aの内部に形成されたスルーホール導体1bを介して電気的に接続されている。
【0019】
このような絶縁基板1は、ガラスクロスやアラミド繊維等から成る補強材にエポキシ樹脂やビスマレイミドトリアジン樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸,熱硬化させた後、これに上面から下面にかけてドリル加工を施すことにより製作される。なお、絶縁基板1の上下面の配線導体層3は、例えば絶縁基板1a用のシートの上下全面に厚みが3〜50μm程度の銅箔を貼着しておくとともに、この銅箔をシートの硬化後にエッチング加工することにより所定のパターンに形成される。また、スルーホール1aの内部に形成されたスルーホール導体1bは、絶縁基板1にドリル加工によりスルーホール1aを設けた後に、このスルーホール1aの内面に無電解めっき法および電解めっき法により厚みが3〜50μm程度の、例えば銅めっき膜を析出させることにより形成される。
【0020】
さらに、絶縁基板1は、そのスルーホール1aの内部にエポキシ樹脂やビスマレイミドトリアジン樹脂等の熱硬化性樹脂から成る樹脂柱1cが充填されている。樹脂柱1cは、スルーホール1aを塞ぐことによりスルーホール1aの直上および直下に絶縁層2を形成可能とするためのものであり、未硬化のペースト状の熱硬化性樹脂をスルーホール1a内にスクリーン印刷法により充填し、これを熱硬化させた後、その上下面を略平坦に研磨することにより形成される。そして、この樹脂柱1cを含む絶縁基板1の上下面に絶縁層2が積層されている。
【0021】
絶縁層2は、配線導体層3の支持部材として機能し、熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂と無機絶縁性フィラーとから成る。なお、絶縁層2に、可撓性を付与するためにエラストマーや、配線導体層3との密着性を良好となすために表面を粗化するための熱可塑性樹脂を添加してもよい。
【0022】
このような絶縁層2は、例えばエポキシ樹脂および無機絶縁性フィラーにエラストマー,熱可塑性樹脂,溶剤等を添加した混合物を混練して液状ワニスを得、この液状ワニスをポリエチレンテレフタレート(PET)製離型シート上に塗布し、60〜100℃の温度で乾燥することによりフィルム状に成形される。そしてこのフィルムを絶縁基板1の表面に真空ラミネータを用いて圧着し、オーブンで熱硬化することにより絶縁基板1の表面に絶縁層2が積層されることとなる。
【0023】
また、絶縁層2には、炭酸ガスレーザやYAGレーザ,UVレーザ等の従来周知のレーザを用いて直径が30〜300μm程度の貫通孔7aが形成されるとともに、この内面に金属薄膜を被着することにより上下に位置する配線導体層3同士を電気的に接続する貫通導体7bが形成されている。なお、絶縁層2の厚みは、絶縁層2の絶縁性の観点から20μm以上が好ましく、また、配線基板の薄型化や後述する貯蔵性の観点からは150μm以下が好ましい。従って、絶縁層2の厚みは20〜150μmの範囲とすることが好ましい。
【0024】
なお、絶縁層2となる乾燥後のフィルムは、絶縁層2がエラストマーを含有する場合には、フィルム上面にポリエチレンシートを積層しロール状に巻き取ることにより容易に貯蔵することができる。
【0025】
また、絶縁層2は、その厚みが20〜150μm程度であるので後述する幅が20〜50μmである信号配線導体4の特性インピーダンスを50Ω±10%に合わせるために、その比誘電率が2.5〜3の範囲に調整されており、このことが重要である。絶縁層2の比誘電率の調整は、絶縁層2に用いられるエポキシ樹脂に、平均粒子径が0.1〜10μm程度のシリカやアルミナ等の無機絶縁フィラーを10〜50重量%添加することにより行なわれる。
【0026】
さらに、絶縁層2の表面には、金属薄膜から成る配線導体層3が、貫通導体7bと電気的に接続するように被着されている。なお、配線導体層3は、信号を伝達する導電路としての機能を有する信号配線導体4と、必要な接地または電源電位を供給する接地導体または電源導体5とに機能化されており、信号配線導体4はその幅が20〜50μm程度の直線状や回路状に形成されており、接地導体または電源導体は回路状や必要に応じてべた状(面状)に形成されている。
【0027】
配線導体層3や貫通導体7bを形成する金属材料としては、電気抵抗値が低いという観点からは銅や金,ニッケル,アルミニウム等の金属が好ましく、安価という観点からは銅が好ましい。なお、配線導体層3等の金属薄膜の厚みは、高速の信号を伝達させるという観点からは1μm以上であることが好ましく、金属薄膜を絶縁層2に被着形成する際に金属薄膜に大きな応力を残留させず、金属薄膜が絶縁層2から剥離しにくいものとするためには30μm以下としておくことが好ましい。
【0028】
このような配線導体層3や貫通導体7bは、次に述べる方法により製作される。
【0029】
まず、絶縁層2の所望の箇所に、例えば炭酸ガスレーザを用いて貫通孔7aを形成した後に、絶縁層2の表面および貫通孔7a内面を過マンガン酸塩類水溶液等の粗化液に浸漬して粗化する。次に、絶縁層2の表面および貫通孔7a内面を無電解めっきの触媒と成る、例えばパラジウムの水溶液中に浸漬して絶縁層2表面と貫通孔7a内面に触媒を被着させ、さらに、硫酸銅やロッセル塩,ホルマリン,EDTA(エチレンジアミンテトラアセチックアシッド)ナトリウム塩,安定剤(酢酸鉛)等から成る無電解めっき液に約30分間浸漬して、数μmの無電解銅めっき膜を析出させる。次に、絶縁層2の表面に感光性ドライフィルムレジストをラミネートし露光と現像により配線導体層3と成る所定の配線パターンを形成し、しかる後、硫酸や硫酸銅5水和物,塩素,光沢剤等から成る電解銅めっき液に数A/dm2の電流を流しながら数時間浸漬することにより貫通導体7bが貫通孔7a内面や内部に形成される。その後、水酸化ナトリウムを用いて感光性ドライフィルムレジストを剥離することにより、絶縁層2の表面に配線導体層3が形成される。なお、配線導体層3の表面を硫酸や過酸化水素水溶液でエッチングして粗化しておくと、配線導体層3と上部の絶縁層2との密着性を良好とすることができる。
【0030】
そして、このような配線導体層3や貫通導体7bを形成した絶縁層2の上面に、次層の絶縁層2を積層するとともに上記と同じ工程を繰り返して配線導体層3や貫通導体7bを形成し、さらにこれを複数回繰り返すことにより絶縁層2および配線導体層3が複数層積層される。
【0031】
なお、信号配線導体4の特性インピーダンスを一般に配線基板の信号配線導体4に要求される50Ω±10%の範囲内に制御するために、信号配線導体4は上下に位置する絶縁層2のいずれかを挟んで接地導体または電源導体5と対向するように配置されている。
【0032】
また、本発明の配線基板においては、最外層の一方の絶縁層2の表面に、四角形状で信号伝送方向と直交する方向の辺の長さWが200〜400μmの電子部品接続用の信号用電極パッド6が少なくとも1対形成されている。この信号用電極パッド6は、最外層の絶縁層2の表面に形成された引出し導体6aおよび最外層の絶縁層2に形成された貫通導体7bを介して配線基板内部に位置する信号配線導体4と電気的に接続されている。なお、ここで四角形状とは、正方形や長方形、その他に角部に丸みが形成された略正方形や略長方形、角部が面取りされた略正方形や略長方形を含むものである。
【0033】
さらに、最外層の他方の絶縁層2の表面には、外部電気回路基板(図示せず)の端子と電気的に接続される、配線基板内部に位置する信号配線導体4等の配線導体層3と電気的に接続している外部接続用パッド8が形成されており、電子部品9の信号用電極を導電性接合材を介して信号用電極パッド6に接続することにより、電子部品9の信号用電極が外部電気回路基板に電気的に接続されることとなる。
【0034】
なお、信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺の長さWが200μm未満であると、電子部品9の信号用電極と信号用電極パッド6との接合強度が小さくなり、電子部品9を配線基板に実装した後にこれらが温度サイクル試験等によって加熱,冷却されると電子部品9が配線基板から容易に剥離,脱落する危険性がある。また、400μmを超えると、信号用電極パッド6と接地導体または電源導体5との間の容量結合によるキャパシタンス値が大きくなるために、信号用電極パッド6の特性インピーダンスを50Ω±10%(45〜55Ω)に制御することが困難となり、信号配線導体4に高周波信号、特に10GHz以上の高周波信号を通した時に反射ノイズが発生し、電子部品9を誤作動させてしまう危険性がある。従って、本発明の配線基板においては、信号用電極パッド6の幅Wを200〜400μmとする。
【0035】
なお、ここで反射ノイズとは、特性インピーダンスの不整合により電圧反射が生じることにより信号配線導体4を伝送する信号の波形が階段状に乱れる現象であり、特に高周波領域では小さな特性インピーダンスの不整合でも反射ノイズが生じ易く、これにより配線基板に搭載されている電子部品9が誤動作することがある。
【0036】
また、信号用電極パッド6の信号伝送方向と平行な方向の辺の長さは、100〜500μm程度、1対の信号用電極パッド6間の距離は数10μm〜数mmであり、搭載される電子部品9の電極の大きさや、電子部品9の大きさにより適宜決められる。さらに、引出し導体6aは、その幅が配線基板内部に位置する信号配線導体4の幅と同じく20〜50μm程度となっている。さらに、外部接続用パッド8は、その直径が400〜1000μm程度であり、外部電気回路基板の接続端子の大きさによって適宜決められる。
【0037】
そして、本発明の配線基板においては、四角形状の信号用電極パッド6に対向する接地導体または電源導体5との間の絶縁層2の厚みtが信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺の長さWの0.25〜0.3倍であり、信号用電極パッド6に対向する接地導体または電源導体5は、信号用電極パッド6と対向する部位にこの信号用電極パッド6と各辺が平行な四角形状の開口5aが形成されているとともに、この開口5aの信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺と平行な辺の長さLが、信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺と同じであるかまたはこの辺よりもこの辺方向の両側にそれぞれ信号伝送方向と直交する方向の辺の長さの0.5倍以下ずつ長くなっている。すなわち図2および図3に示す要部拡大平面図において、0≦L1≦W/2となっている。ここで、Lは開口5aの信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺と平行な辺の長さであり、そしてL=W+2L1となっている。
【0038】
本発明の配線基板によれば、四角形状の信号用電極パッド6とそれに対向する接地導体または電源導体5との間の絶縁層2の厚みtが信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺の長さWの0.25〜0.3倍であり、信号用電極パッド6に対向する接地導体または電源導体5は、信号用電極パッド6と対向する部位にこの信号用電極パッド6と各辺が平行な四角形状の開口5aが形成されているとともに、この開口5aの信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺と平行な辺の長さLが、信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺と同じであるかまたはこの辺よりもその辺方向の両側にそれぞれ信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺の長さの0.5倍以下ずつ長いことから、信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺の長さWが200〜400μmと信号配線導体4の幅に比べて大きい場合においても、信号用電極パッド6の特性インピーダンスを50Ω±10%の範囲内に確実に制御することができ、その結果、信号配線導体4内での反射ノイズの発生を低減することができ、高周波数領域、特に10GHz以上の周波数領域でも搭載する電子部品9を誤作動させることがない。
【0039】
なお、四角形状の信号用電極パッド6とそれに対向する接地導体または電源導体5との間の絶縁層2の厚みtが信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺の長さWの0.25倍未満の場合、および開口5aの信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺と平行な辺の長さLが、信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺よりも短い場合は、信号用電極パッド6と接地導体または電源導体5との間の容量結合によるキャパシタンス値が大きくなりすぎて、信号用電極パッド6の特性インピーダンスが45Ωより低い値になる傾向がある。
【0040】
また、四角形状の信号用電極パッド6とそれに対向する接地導体または電源導体5との間の絶縁層2の厚みtが信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺の長さWの0.3倍を超える場合、および開口5aの信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺と平行な辺の長さLが、信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺よりもその辺方向の両側にそれぞれ信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺の長さの0.5倍を超えて長い場合は、信号用電極パッド6と接地導体または電源導体5との間の容量結合によるキャパシタンス値が小さくなりすぎて、信号用電極パッド6の特性インピーダンスが55Ωより高い値になる傾向がある。
【0041】
従って、本発明の配線基板においては、四角形状の信号用電極パッド6とそれに対向する接地導体または電源導体5との間の絶縁層2の厚みtが信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺の長さWの0.25〜0.3倍であり、信号用電極パッド6に対向する接地導体または電源導体5は、信号用電極パッド6と対向する部位にこの信号用電極パッド6と各辺が平行な四角形状の開口5aが形成されているとともに、この開口5aの信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺と平行な辺の長さLが、信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺と同じであるかまたはこの辺よりもこの辺方向の両側にそれぞれ信号伝送方向と直交する方向の辺の長さの0.5倍以下ずつ長くなっていることが重要である。
【0042】
なお、開口5aの信号伝送方向と平行な方向の辺の長さは、信号用電極パッド6の信号伝送方向と平行な方向の辺と同じかそれよりも長くしておけばよい。
【0043】
また、最外層の絶縁層2の表面に形成される信号用電極パッド6,引出し導体6a,外部接続用パッド8は、信号配線導体4等の配線導体層3と同様な方法により形成される。
【0044】
また、配線基板を外部電気回路基板に接続する際に絶縁層2および外部接続用パッド8に加わる熱履歴の影響を小さくするために、絶縁層2の最外層表面に、例えば感光性樹脂から成る耐半田樹脂層11を被着形成してもよい。この場合、耐半田樹脂層11の外部接続用パッド8上部に位置する領域には露光,現像により外部接続用パッド8と外部電気回路基板の電極とを接続する半田等の導電性接合材から成る導体バンプ10用の開孔が形成される。さらに、その開孔の底の外部接続用パッド8表面にニッケル,金等の良導電性で耐腐蝕性に優れた金属をめっき法により1〜20μmの厚さで被着させておくと、外部接続用パッド8表面の酸化腐食を有効に防止できるとともに、外部接続用パッド8と半田等の導電性接合材から成る導体バンプ10との接続を良好とすることができる。
【0045】
なお、耐半田樹脂層11の開孔の形状は円形状であることが望ましく、その直径は外部接続用パッド8の直径とほぼ同じとなっている。
【0046】
また、本発明の電子装置は、上述の配線基板に電子部品9を搭載するとともに、信号用電極パッド6とコンデンサ素子や抵抗器等の電子部品9の信号用電極とを半田等の導電性接合材を介して電気的に接続することにより製作される。
【0047】
導電性接合材は、電子部品9の信号用電極と信号用電極パッド6とを電気的に接続する機能を有するとともに、電子部品9を配線基板に固定する機能を有し、金や鉛−錫合金や錫−亜鉛合金,錫−銀−ビスマス合金等の導電材料から成る。
【0048】
また、電子部品9の信号用電極と信号用電極パッド6との接合は、例えば導電性接合材が鉛−錫合金から成る半田の場合、鉛−錫合金から成るぺーストをスクリーン印刷法によって信号用電極パッド6表面に印刷し、その後、電子部品9をその信号用電極が信号用電極パッド6上になるように載置し、しかる後、リフロー炉を通すことによって行なわれる。なお、電子部品9と配線基板表面との間に、熱硬化性樹脂とフィラーとから成るアンダーフィル材(図示せず)を注入することによって、信号用電極パッド6や導電性接合材が保護されるとともに電子部品9が配線基板に強固に固着される。
【0049】
かくして、本発明の電子装置によれば、上述の配線基板に電子部品9を搭載するとともに、信号用電極パッド6とコンデンサ素子や抵抗器等の電子部品9の信号用電極とを半田等の導電性接合材を介して電気的に接続して成ることから、信号配線導体4内での反射ノイズの発生を低減することができ、高周波数領域、特に10GHz以上の周波数領域でも搭載する電子部品9を誤作動させることがない電子装置とすることができる。
【0050】
なお、本発明の配線基板および電子装置は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種々の変更は可能であることは言うまでもない。例えば、上述の実施の携帯では、電子部品9としてコンデンサ素子および抵抗器を例示したが、電子部品9として半導体素子を用いても良い。また、半導体素子やコンデンサ素子、抵抗器等の電子部品9を複数搭載してもよい。さらに、図1では耐半田樹脂層11を配線基板の外部接続パッド8側の表面に被着形成した例を示したが、耐半田樹脂層11を配線基板の信号用電極パッド6側の表面に被着形成してもよい。
【0051】
【実施例】
以下に説明する配線基板を製作し、TDR(タイム・ドメイン・リフレクトメトリ)測定を行なって信号用電極パッド6の特性インピーダンスを評価した。なお、TDR測定とは、信号用電極パッド6にステップジェネレータを用いて急峻なエッジをもつ入力信号を入力し、この入力信号の電圧とそれの反射波の電圧とをオシロスコープにて測定することにより信号用電極パッド6の特性インピーダンス(Zo値)を測定する方法である。
【0052】
まず、エポキシ樹脂と熱可塑性樹脂,エラストマー,無機絶縁性フィラーに溶剤等を添加した混合物を混練して液状ワニスを得、この液状ワニスをポリエチレンテレフタレート(PET)製離型シート上に塗布し、100℃の温度で乾燥することにより絶縁層2となるフィルムを成形した。次に、厚みが1mmでガラスクロス−エポキシ樹脂から成る絶縁基板1主面に、得られたフィルムを積層し、しかる後180℃の温度で熱硬化を行なって絶縁層2を形成した。
【0053】
次に、絶縁層2に炭酸ガスレーザ光を照射して直径が150μm程度の貫通孔を形成し、その後、絶縁層2の表面および貫通孔内面を過マンガン酸塩類水溶液等の粗化液に浸漬して粗化した。
【0054】
次に、絶縁層2の表面および貫通孔内面を無電解めっきの触媒と成るパラジウムの水溶液中に浸漬して絶縁層2表面と貫通孔内面に触媒を被着させ、その後、硫酸銅,ロッセル塩,ホルマリン,EDTAナトリウム塩,安定剤等から成る無電解めっき液に約30分間浸漬して、10μm程度の無電解銅めっき膜を析出させた。
【0055】
次に、絶縁層2の表面に感光性ドライフィルムレジストをラミネートし露光と現像により薄膜導体と成る所定の配線パターンを形成し、しかる後に、硫酸,硫酸銅5水和物,塩素,光沢剤等から成る電解銅めっき液に3A/dm2の電流を印加しながら1時間浸漬することにより貫通孔内面に貫通導体を形成した。
【0056】
次に、水酸化ナトリウムを用いて感光性ドライフィルムレジストを剥離し、しかる後、硫酸,過酸化水素水溶液でめっき膜表面をエッチングすることにより、絶縁層2の表面に信号配線導体4および電源導体から成る配線導体層3を形成した。さらに、これらを3回繰り返して、4層の絶縁層2と配線導体層3を形成した。なお、最外層の絶縁層2の表面には所定形状の信号用電極パッド6を形成した。
【0057】
また、試料の配線基板の信号用電極パッド6の幅、絶縁層2の比誘電率および厚み、電源導体の開口の幅方向の長さは、表1および表2に示したとおりである。表1および表2に、試料の信号用電極パッド6の特性インピーダンス値を示す。
【0058】
【表1】
【0059】
【表2】
【0060】
表1,表2より、信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺の長さが200μm未満の場合には、特性インピーダンスが55Ωを超えることがわかった。
【0061】
また、信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺の長さ400μmを超えた場合には、特性インピーダンスが45Ω未満となることがわかった。
【0062】
さらに、信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺の長さが200〜400μmの範囲でも、絶縁層2の厚みが信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺の長さの0.25倍未満の場合は特性インピーダンスが45Ω未満となり、絶縁層2の厚みが信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺の長さの0.3倍を超える場合は特性インピーダンスが55Ωを超えることがわかった。
【0063】
これに対して、信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺の長さが200〜400μmの範囲、絶縁層2の厚みが信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺の長さの0.25〜0.3倍の範囲、さらに、開口の信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺と平行な辺の長さが、信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺と同じであるかまたはこの辺よりもこの辺方向の両側にそれぞれ信号伝送方向と直交する方向の辺の長さの0.5倍以下ずつ長い場合には、特性インピーダンスが50Ω±10%の範囲に入ることがわかった。
【0064】
【発明の効果】
本発明の配線基板およびこれを用いた電子装置によれば、四角形状の信号用電極パッドに対向する接地導体または電源導体との間の絶縁層の厚みが信号用電極パッドの信号伝送方向と直交する方向の辺の長さの0.25〜0.3倍であり、信号用電極パッドとそれに対向する接地導体または電源導体は、信号用電極パッドと対向する部位にこの信号用電極パッドと各辺が平行な四角形状の開口が形成されているとともに、この開口の信号用電極パッドの信号伝送方向と直交する方向の辺と平行な辺の長さが、信号用電極パッドの信号伝送方向と直交する方向の辺と同じであるかまたはこの辺よりもその辺方向の両側にそれぞれ信号用電極パッドの信号伝送方向と直交する方向の辺の長さの0.5倍以下ずつ長いことから、信号用電極パッドの幅が200〜400μmと信号配線導体の幅に比べて非常に大きい場合においても、信号用電極パッドの特性インピーダンスを50Ω±10%の範囲内に制御することができ、その結果、信号配線導体内での反射ノイズの発生を低減することができ、高周波数領域、特に10GHz以上の周波数領域でも搭載する電子部品を誤作動させることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配線基板に電子部品を搭載して成る電子装置の実施の形態の一例を示す断面図である。
【図2】本発明の配線基板の要部拡大平面図である。
【図3】図2のX−X’方向の拡大断面図である。
【符号の説明】
1:絶縁基板
2:絶縁層
3:配線導体層
4:信号配線導体
5:接地導体または電源導体
5a:開口
6:信号用電極パッド
9:電子部品
W:信号用電極パッドの信号伝送方向と直交する方向の辺の長さ
t:最外層の絶縁層の厚み
L:開口の信号用電極パッドの信号伝送方向と直交する方向の辺と平行な辺の長さ
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品を搭載するために用いられる配線基板およびこの配線基板に電子部品を搭載して成る電子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、現在の電子機器は、移動体通信機器に代表されるように小型,薄型,軽量,高性能,高機能,高品質,高信頼性が要求されてきており、このような電子機器に搭載される電子装置も小型,高密度化が要求されるようになってきている。そのため、電子装置を構成する配線基板にも小型化,薄型化,多端子化が求められてきており、それを実現するために信号配線導体の幅、すなわち信号配線導体の信号伝送方向と直交する方向の長さを20〜50μm程度に細くするとともに信号配線導体間の間隔を狭くし、さらに信号配線導体の多層化、上下に位置する信号配線導体間を接続する貫通導体の小径化により高密度配線化が図られている。
【0003】
このような高密度配線が可能な配線基板として、ビルドアップ法を採用して製作された配線基板が知られている。ビルドアップ法とは以下のような方法である。例えば、ガラスクロスやアラミド不織布等の補強材に耐熱性や耐薬品性を有するエポキシ樹脂に代表される熱硬化性樹脂を含浸させるとともに熱硬化させて複合化した絶縁基板上に、信号配線導体、接地導体または電源導体としての配線導体層を間に挟んでエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂に無機絶縁性フィラーを含有させた接着材を塗布して絶縁層を形成するとともにこの絶縁層を加熱硬化させる。その後、配線導体層の上部に位置する絶縁層にレーザ光を照射して径が30〜100μm程度の貫通孔を穿設し、しかる後、絶縁層表面および貫通孔内面を化学的に粗化し、さらに無電解めっき法および電解めっき法を用いて貫通孔内面と貫通孔底面に露出した配線導体層表面とに導体膜を被着して貫通導体を形成する。そして、絶縁層表面に貫通導体と接続する配線導体層を形成し、さらに、絶縁層や貫通導体,配線導体層の形成を複数回繰り返すことにより配線基板を製作する。
【0004】
なお、配線基板の一方の主面にはこれに搭載されるコンデンサ素子や抵抗器等の電子部品の信号用電極が接続される、四角形状の信号用電極パッドが少なくとも1対形成されており、これら1対の信号用電極パッドは、配線基板の一方の主面に形成された引出し導体および絶縁層に形成された貫通導体を介して配線基板内部に位置する信号配線導体と電気的に接続されている。また、配線基板の他方の主面には外部電気回路基板の端子と電気的に接続される、配線基板内部に位置する信号配線導体等の配線導体層と電気的に接続している外部接続用パッドが形成されている。
【0005】
また、絶縁層はその厚みが絶縁性や配線基板の薄型化,絶縁層の取扱い性の観点から、20〜150μm程度となっている。さらに、幅が20〜50μm程度の信号配線導体の特性インピーダンスを一般に配線基板の信号配線導体に要求される50Ω±10%の範囲内に制御するために絶縁層の比誘電率は2.5〜3の範囲に調整されているとともに、信号配線導体は上下に位置するいずれかの絶縁層を介して接地導体または電源導体と対向するように配置されている。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−335081号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の配線基板は、幅が20〜50μm程度の信号配線導体の特性インピーダンスを50Ω±10%の範囲内に良好に制御することができるものの、配線基板に搭載される電子部品の信号用電極と接続される信号用電極パッドの幅、すなわち信号伝送方向と直交する方向の辺の長さが200μm以上と信号配線導体の幅20〜50μmに比べて非常に大きいので、信号用電極パッドと接地導体または電源導体との間の容量結合によるキャパシタンス値が大きくなる。その結果、信号用電極パッドの特性インピーダンスが45Ωよりも極端に小さくなり信号配線導体の特性インピーダンスとの差が大きくなってしまい、信号配線導体に高周波信号、特に10GHz以上の高周波信号を通した時に反射ノイズが発生してしまい、電子部品を誤作動させてしまうという問題点を有していた。
【0008】
また、信号用電極パッドの幅を信号配線導体の幅と同じ20〜50μm程度とした場合には、電子部品の信号用電極と信号用電極パッドとの接合強度が極端に小さなものとなり、電子部品を配線基板に実装後にこれらが温度サイクル試験等によって加熱,冷却されると電子部品が配線基板から容易に剥離,脱落してしまうという問題点を有していた。
【0009】
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑み完成されたものであり、その目的は、信号用電極パッドの特性インピーダンスを50Ω±10%の範囲内に調整することにより信号配線導体の特性インピーダンスと整合させて反射ノイズの発生を低減し、搭載する電子部品を誤作動させることがない配線基板およびそれを用いた電子装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の配線基板は、絶縁基板の主面に、エポキシ樹脂および無機絶縁性フィラーを含有して成る比誘電率が2.5〜3である絶縁層と、信号配線導体、接地導体または電源導体としての配線導体層とが交互に複数積層されているとともに、前記絶縁層の層間に位置する前記接地導体または前記電源導体に対向するように最外層の前記絶縁層の表面に、四角形状で信号伝送方向と直交する方向の辺の長さが200〜400μmの電子部品接続用の信号用電極パッドが少なくとも1対形成されている配線基板であって、前記信号用電極パッドとそれに対向する前記接地導体または前記電源導体との間の前記絶縁層の厚みが前記信号用電極パッドの前記辺の長さの0.25〜0.3倍であり、前記信号用電極パッドに対向する前記接地導体または前記電源導体は、前記信号用電極パッドと対向する部位に前記信号用電極パッドと各辺が平行な四角形状の開口が形成されているとともに、この開口の前記信号用電極パッドの前記辺と平行な辺の長さが、前記信号用電極パッドの前記辺と同じであるかまたはこの辺よりもその辺方向の両側にそれぞれ前記辺の長さの0.5倍以下ずつ長いことを特徴とするものである。
【0011】
また、本発明の電子装置は、上述の配線基板に電子部品を搭載するとともに、前記信号用電極パッドと前記電子部品の信号用電極とを導電性接合材を介して電気的に接続して成ることを特徴とするものである。
【0012】
本発明の配線基板およびこれを用いた電子装置によれば、四角形状の信号用電極パッドに対向する接地導体または電源導体との間の絶縁層の厚みが信号用電極パッドの信号伝送方向と直交する方向の辺の長さの0.25〜0.3倍であり、信号用電極パッドとそれに対向する接地導体または電源導体は、信号用電極パッドと対向する部位にこの信号用電極パッドと各辺が平行な四角形状の開口が形成されているとともに、この開口の信号用電極パッドの信号伝送方向と直交する方向の辺と平行な辺の長さが、信号用電極パッドの信号伝送方向と直交する方向の辺と同じであるかまたはこの辺よりもその辺方向の両側にそれぞれ信号用電極パッドの信号伝送方向と直交する方向の辺の長さの0.5倍以下ずつ長いことから、信号用電極パッドの幅が200〜400μmと信号配線導体の幅に比べて非常に大きい場合においても、信号用電極パッドの特性インピーダンスを50Ω±10%の範囲内に制御することができ、その結果、信号配線導体内での反射ノイズの発生を低減することができ、高周波数領域、特に10GHz以上の周波数領域でも搭載する電子部品を誤作動させることがない。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の配線基板およびこれを用いた電子装置を添付の図面に基づいて詳細に説明する。
【0014】
図1は本発明の配線基板に電子部品を搭載して成る電子装置の実施の形態の一例を示す断面図、図2は配線基板の要部拡大平面図、図3は図2のX−X’線における要部拡大断面図である。
【0015】
これらの図において、1は絶縁基板、2は絶縁層、3は配線導体層、4は信号配線導体、5は接地導体または電源導体、5aは接地導体または電源導体に形成された開口、6は信号用電極パッド、6aは引出し導体、7aは貫通孔、7bは貫通導体、8は外部接続用パッドで、主にこれらで本発明の配線基板が構成される。また、この配線基板に電子部品9を搭載し信号用電極パッド6と電子部品9の信号用電極(図示せず)とを導電性接合材(図示せず)を介して電気的に接続することにより本発明の電子装置と成る。なお、配線導体層3は、信号配線導体4と接地導体または電源導体5とで構成されている。
【0016】
配線基板は、電子部品9を支持する支持部材としての機能を有し、絶縁基板1の上下面、あるいは上面または下面に複数の絶縁層2を積層することによって形成されている。なお、図1には、絶縁基板1の上面および下面にそれぞれ4層ずつの絶縁層2を積層して成る配線基板を示している。
【0017】
配線基板を構成する絶縁基板1は、絶縁層2の支持体としての機能を有する平板状であり、例えばガラスクロス−エポキシ樹脂やガラスクロス−ビスマレイミドトリアジン樹脂,ガラスクロス−ポリフェニレンエーテル樹脂,アラミド繊維−エポキシ樹脂等で形成されている。
【0018】
絶縁基板1は厚みが0.3〜1.5mm程度であり、その上面から下面にかけて直径が0.1〜1.0mm程度の複数のスルーホール1aを有している。また、その上下面には配線導体層3が、さらに各スルーホール1aの内面にはスルーホール導体1bが被着されており、上下面の配線導体層3がスルーホール1aの内部に形成されたスルーホール導体1bを介して電気的に接続されている。
【0019】
このような絶縁基板1は、ガラスクロスやアラミド繊維等から成る補強材にエポキシ樹脂やビスマレイミドトリアジン樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸,熱硬化させた後、これに上面から下面にかけてドリル加工を施すことにより製作される。なお、絶縁基板1の上下面の配線導体層3は、例えば絶縁基板1a用のシートの上下全面に厚みが3〜50μm程度の銅箔を貼着しておくとともに、この銅箔をシートの硬化後にエッチング加工することにより所定のパターンに形成される。また、スルーホール1aの内部に形成されたスルーホール導体1bは、絶縁基板1にドリル加工によりスルーホール1aを設けた後に、このスルーホール1aの内面に無電解めっき法および電解めっき法により厚みが3〜50μm程度の、例えば銅めっき膜を析出させることにより形成される。
【0020】
さらに、絶縁基板1は、そのスルーホール1aの内部にエポキシ樹脂やビスマレイミドトリアジン樹脂等の熱硬化性樹脂から成る樹脂柱1cが充填されている。樹脂柱1cは、スルーホール1aを塞ぐことによりスルーホール1aの直上および直下に絶縁層2を形成可能とするためのものであり、未硬化のペースト状の熱硬化性樹脂をスルーホール1a内にスクリーン印刷法により充填し、これを熱硬化させた後、その上下面を略平坦に研磨することにより形成される。そして、この樹脂柱1cを含む絶縁基板1の上下面に絶縁層2が積層されている。
【0021】
絶縁層2は、配線導体層3の支持部材として機能し、熱硬化性樹脂であるエポキシ樹脂と無機絶縁性フィラーとから成る。なお、絶縁層2に、可撓性を付与するためにエラストマーや、配線導体層3との密着性を良好となすために表面を粗化するための熱可塑性樹脂を添加してもよい。
【0022】
このような絶縁層2は、例えばエポキシ樹脂および無機絶縁性フィラーにエラストマー,熱可塑性樹脂,溶剤等を添加した混合物を混練して液状ワニスを得、この液状ワニスをポリエチレンテレフタレート(PET)製離型シート上に塗布し、60〜100℃の温度で乾燥することによりフィルム状に成形される。そしてこのフィルムを絶縁基板1の表面に真空ラミネータを用いて圧着し、オーブンで熱硬化することにより絶縁基板1の表面に絶縁層2が積層されることとなる。
【0023】
また、絶縁層2には、炭酸ガスレーザやYAGレーザ,UVレーザ等の従来周知のレーザを用いて直径が30〜300μm程度の貫通孔7aが形成されるとともに、この内面に金属薄膜を被着することにより上下に位置する配線導体層3同士を電気的に接続する貫通導体7bが形成されている。なお、絶縁層2の厚みは、絶縁層2の絶縁性の観点から20μm以上が好ましく、また、配線基板の薄型化や後述する貯蔵性の観点からは150μm以下が好ましい。従って、絶縁層2の厚みは20〜150μmの範囲とすることが好ましい。
【0024】
なお、絶縁層2となる乾燥後のフィルムは、絶縁層2がエラストマーを含有する場合には、フィルム上面にポリエチレンシートを積層しロール状に巻き取ることにより容易に貯蔵することができる。
【0025】
また、絶縁層2は、その厚みが20〜150μm程度であるので後述する幅が20〜50μmである信号配線導体4の特性インピーダンスを50Ω±10%に合わせるために、その比誘電率が2.5〜3の範囲に調整されており、このことが重要である。絶縁層2の比誘電率の調整は、絶縁層2に用いられるエポキシ樹脂に、平均粒子径が0.1〜10μm程度のシリカやアルミナ等の無機絶縁フィラーを10〜50重量%添加することにより行なわれる。
【0026】
さらに、絶縁層2の表面には、金属薄膜から成る配線導体層3が、貫通導体7bと電気的に接続するように被着されている。なお、配線導体層3は、信号を伝達する導電路としての機能を有する信号配線導体4と、必要な接地または電源電位を供給する接地導体または電源導体5とに機能化されており、信号配線導体4はその幅が20〜50μm程度の直線状や回路状に形成されており、接地導体または電源導体は回路状や必要に応じてべた状(面状)に形成されている。
【0027】
配線導体層3や貫通導体7bを形成する金属材料としては、電気抵抗値が低いという観点からは銅や金,ニッケル,アルミニウム等の金属が好ましく、安価という観点からは銅が好ましい。なお、配線導体層3等の金属薄膜の厚みは、高速の信号を伝達させるという観点からは1μm以上であることが好ましく、金属薄膜を絶縁層2に被着形成する際に金属薄膜に大きな応力を残留させず、金属薄膜が絶縁層2から剥離しにくいものとするためには30μm以下としておくことが好ましい。
【0028】
このような配線導体層3や貫通導体7bは、次に述べる方法により製作される。
【0029】
まず、絶縁層2の所望の箇所に、例えば炭酸ガスレーザを用いて貫通孔7aを形成した後に、絶縁層2の表面および貫通孔7a内面を過マンガン酸塩類水溶液等の粗化液に浸漬して粗化する。次に、絶縁層2の表面および貫通孔7a内面を無電解めっきの触媒と成る、例えばパラジウムの水溶液中に浸漬して絶縁層2表面と貫通孔7a内面に触媒を被着させ、さらに、硫酸銅やロッセル塩,ホルマリン,EDTA(エチレンジアミンテトラアセチックアシッド)ナトリウム塩,安定剤(酢酸鉛)等から成る無電解めっき液に約30分間浸漬して、数μmの無電解銅めっき膜を析出させる。次に、絶縁層2の表面に感光性ドライフィルムレジストをラミネートし露光と現像により配線導体層3と成る所定の配線パターンを形成し、しかる後、硫酸や硫酸銅5水和物,塩素,光沢剤等から成る電解銅めっき液に数A/dm2の電流を流しながら数時間浸漬することにより貫通導体7bが貫通孔7a内面や内部に形成される。その後、水酸化ナトリウムを用いて感光性ドライフィルムレジストを剥離することにより、絶縁層2の表面に配線導体層3が形成される。なお、配線導体層3の表面を硫酸や過酸化水素水溶液でエッチングして粗化しておくと、配線導体層3と上部の絶縁層2との密着性を良好とすることができる。
【0030】
そして、このような配線導体層3や貫通導体7bを形成した絶縁層2の上面に、次層の絶縁層2を積層するとともに上記と同じ工程を繰り返して配線導体層3や貫通導体7bを形成し、さらにこれを複数回繰り返すことにより絶縁層2および配線導体層3が複数層積層される。
【0031】
なお、信号配線導体4の特性インピーダンスを一般に配線基板の信号配線導体4に要求される50Ω±10%の範囲内に制御するために、信号配線導体4は上下に位置する絶縁層2のいずれかを挟んで接地導体または電源導体5と対向するように配置されている。
【0032】
また、本発明の配線基板においては、最外層の一方の絶縁層2の表面に、四角形状で信号伝送方向と直交する方向の辺の長さWが200〜400μmの電子部品接続用の信号用電極パッド6が少なくとも1対形成されている。この信号用電極パッド6は、最外層の絶縁層2の表面に形成された引出し導体6aおよび最外層の絶縁層2に形成された貫通導体7bを介して配線基板内部に位置する信号配線導体4と電気的に接続されている。なお、ここで四角形状とは、正方形や長方形、その他に角部に丸みが形成された略正方形や略長方形、角部が面取りされた略正方形や略長方形を含むものである。
【0033】
さらに、最外層の他方の絶縁層2の表面には、外部電気回路基板(図示せず)の端子と電気的に接続される、配線基板内部に位置する信号配線導体4等の配線導体層3と電気的に接続している外部接続用パッド8が形成されており、電子部品9の信号用電極を導電性接合材を介して信号用電極パッド6に接続することにより、電子部品9の信号用電極が外部電気回路基板に電気的に接続されることとなる。
【0034】
なお、信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺の長さWが200μm未満であると、電子部品9の信号用電極と信号用電極パッド6との接合強度が小さくなり、電子部品9を配線基板に実装した後にこれらが温度サイクル試験等によって加熱,冷却されると電子部品9が配線基板から容易に剥離,脱落する危険性がある。また、400μmを超えると、信号用電極パッド6と接地導体または電源導体5との間の容量結合によるキャパシタンス値が大きくなるために、信号用電極パッド6の特性インピーダンスを50Ω±10%(45〜55Ω)に制御することが困難となり、信号配線導体4に高周波信号、特に10GHz以上の高周波信号を通した時に反射ノイズが発生し、電子部品9を誤作動させてしまう危険性がある。従って、本発明の配線基板においては、信号用電極パッド6の幅Wを200〜400μmとする。
【0035】
なお、ここで反射ノイズとは、特性インピーダンスの不整合により電圧反射が生じることにより信号配線導体4を伝送する信号の波形が階段状に乱れる現象であり、特に高周波領域では小さな特性インピーダンスの不整合でも反射ノイズが生じ易く、これにより配線基板に搭載されている電子部品9が誤動作することがある。
【0036】
また、信号用電極パッド6の信号伝送方向と平行な方向の辺の長さは、100〜500μm程度、1対の信号用電極パッド6間の距離は数10μm〜数mmであり、搭載される電子部品9の電極の大きさや、電子部品9の大きさにより適宜決められる。さらに、引出し導体6aは、その幅が配線基板内部に位置する信号配線導体4の幅と同じく20〜50μm程度となっている。さらに、外部接続用パッド8は、その直径が400〜1000μm程度であり、外部電気回路基板の接続端子の大きさによって適宜決められる。
【0037】
そして、本発明の配線基板においては、四角形状の信号用電極パッド6に対向する接地導体または電源導体5との間の絶縁層2の厚みtが信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺の長さWの0.25〜0.3倍であり、信号用電極パッド6に対向する接地導体または電源導体5は、信号用電極パッド6と対向する部位にこの信号用電極パッド6と各辺が平行な四角形状の開口5aが形成されているとともに、この開口5aの信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺と平行な辺の長さLが、信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺と同じであるかまたはこの辺よりもこの辺方向の両側にそれぞれ信号伝送方向と直交する方向の辺の長さの0.5倍以下ずつ長くなっている。すなわち図2および図3に示す要部拡大平面図において、0≦L1≦W/2となっている。ここで、Lは開口5aの信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺と平行な辺の長さであり、そしてL=W+2L1となっている。
【0038】
本発明の配線基板によれば、四角形状の信号用電極パッド6とそれに対向する接地導体または電源導体5との間の絶縁層2の厚みtが信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺の長さWの0.25〜0.3倍であり、信号用電極パッド6に対向する接地導体または電源導体5は、信号用電極パッド6と対向する部位にこの信号用電極パッド6と各辺が平行な四角形状の開口5aが形成されているとともに、この開口5aの信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺と平行な辺の長さLが、信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺と同じであるかまたはこの辺よりもその辺方向の両側にそれぞれ信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺の長さの0.5倍以下ずつ長いことから、信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺の長さWが200〜400μmと信号配線導体4の幅に比べて大きい場合においても、信号用電極パッド6の特性インピーダンスを50Ω±10%の範囲内に確実に制御することができ、その結果、信号配線導体4内での反射ノイズの発生を低減することができ、高周波数領域、特に10GHz以上の周波数領域でも搭載する電子部品9を誤作動させることがない。
【0039】
なお、四角形状の信号用電極パッド6とそれに対向する接地導体または電源導体5との間の絶縁層2の厚みtが信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺の長さWの0.25倍未満の場合、および開口5aの信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺と平行な辺の長さLが、信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺よりも短い場合は、信号用電極パッド6と接地導体または電源導体5との間の容量結合によるキャパシタンス値が大きくなりすぎて、信号用電極パッド6の特性インピーダンスが45Ωより低い値になる傾向がある。
【0040】
また、四角形状の信号用電極パッド6とそれに対向する接地導体または電源導体5との間の絶縁層2の厚みtが信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺の長さWの0.3倍を超える場合、および開口5aの信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺と平行な辺の長さLが、信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺よりもその辺方向の両側にそれぞれ信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺の長さの0.5倍を超えて長い場合は、信号用電極パッド6と接地導体または電源導体5との間の容量結合によるキャパシタンス値が小さくなりすぎて、信号用電極パッド6の特性インピーダンスが55Ωより高い値になる傾向がある。
【0041】
従って、本発明の配線基板においては、四角形状の信号用電極パッド6とそれに対向する接地導体または電源導体5との間の絶縁層2の厚みtが信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺の長さWの0.25〜0.3倍であり、信号用電極パッド6に対向する接地導体または電源導体5は、信号用電極パッド6と対向する部位にこの信号用電極パッド6と各辺が平行な四角形状の開口5aが形成されているとともに、この開口5aの信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺と平行な辺の長さLが、信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺と同じであるかまたはこの辺よりもこの辺方向の両側にそれぞれ信号伝送方向と直交する方向の辺の長さの0.5倍以下ずつ長くなっていることが重要である。
【0042】
なお、開口5aの信号伝送方向と平行な方向の辺の長さは、信号用電極パッド6の信号伝送方向と平行な方向の辺と同じかそれよりも長くしておけばよい。
【0043】
また、最外層の絶縁層2の表面に形成される信号用電極パッド6,引出し導体6a,外部接続用パッド8は、信号配線導体4等の配線導体層3と同様な方法により形成される。
【0044】
また、配線基板を外部電気回路基板に接続する際に絶縁層2および外部接続用パッド8に加わる熱履歴の影響を小さくするために、絶縁層2の最外層表面に、例えば感光性樹脂から成る耐半田樹脂層11を被着形成してもよい。この場合、耐半田樹脂層11の外部接続用パッド8上部に位置する領域には露光,現像により外部接続用パッド8と外部電気回路基板の電極とを接続する半田等の導電性接合材から成る導体バンプ10用の開孔が形成される。さらに、その開孔の底の外部接続用パッド8表面にニッケル,金等の良導電性で耐腐蝕性に優れた金属をめっき法により1〜20μmの厚さで被着させておくと、外部接続用パッド8表面の酸化腐食を有効に防止できるとともに、外部接続用パッド8と半田等の導電性接合材から成る導体バンプ10との接続を良好とすることができる。
【0045】
なお、耐半田樹脂層11の開孔の形状は円形状であることが望ましく、その直径は外部接続用パッド8の直径とほぼ同じとなっている。
【0046】
また、本発明の電子装置は、上述の配線基板に電子部品9を搭載するとともに、信号用電極パッド6とコンデンサ素子や抵抗器等の電子部品9の信号用電極とを半田等の導電性接合材を介して電気的に接続することにより製作される。
【0047】
導電性接合材は、電子部品9の信号用電極と信号用電極パッド6とを電気的に接続する機能を有するとともに、電子部品9を配線基板に固定する機能を有し、金や鉛−錫合金や錫−亜鉛合金,錫−銀−ビスマス合金等の導電材料から成る。
【0048】
また、電子部品9の信号用電極と信号用電極パッド6との接合は、例えば導電性接合材が鉛−錫合金から成る半田の場合、鉛−錫合金から成るぺーストをスクリーン印刷法によって信号用電極パッド6表面に印刷し、その後、電子部品9をその信号用電極が信号用電極パッド6上になるように載置し、しかる後、リフロー炉を通すことによって行なわれる。なお、電子部品9と配線基板表面との間に、熱硬化性樹脂とフィラーとから成るアンダーフィル材(図示せず)を注入することによって、信号用電極パッド6や導電性接合材が保護されるとともに電子部品9が配線基板に強固に固着される。
【0049】
かくして、本発明の電子装置によれば、上述の配線基板に電子部品9を搭載するとともに、信号用電極パッド6とコンデンサ素子や抵抗器等の電子部品9の信号用電極とを半田等の導電性接合材を介して電気的に接続して成ることから、信号配線導体4内での反射ノイズの発生を低減することができ、高周波数領域、特に10GHz以上の周波数領域でも搭載する電子部品9を誤作動させることがない電子装置とすることができる。
【0050】
なお、本発明の配線基板および電子装置は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種々の変更は可能であることは言うまでもない。例えば、上述の実施の携帯では、電子部品9としてコンデンサ素子および抵抗器を例示したが、電子部品9として半導体素子を用いても良い。また、半導体素子やコンデンサ素子、抵抗器等の電子部品9を複数搭載してもよい。さらに、図1では耐半田樹脂層11を配線基板の外部接続パッド8側の表面に被着形成した例を示したが、耐半田樹脂層11を配線基板の信号用電極パッド6側の表面に被着形成してもよい。
【0051】
【実施例】
以下に説明する配線基板を製作し、TDR(タイム・ドメイン・リフレクトメトリ)測定を行なって信号用電極パッド6の特性インピーダンスを評価した。なお、TDR測定とは、信号用電極パッド6にステップジェネレータを用いて急峻なエッジをもつ入力信号を入力し、この入力信号の電圧とそれの反射波の電圧とをオシロスコープにて測定することにより信号用電極パッド6の特性インピーダンス(Zo値)を測定する方法である。
【0052】
まず、エポキシ樹脂と熱可塑性樹脂,エラストマー,無機絶縁性フィラーに溶剤等を添加した混合物を混練して液状ワニスを得、この液状ワニスをポリエチレンテレフタレート(PET)製離型シート上に塗布し、100℃の温度で乾燥することにより絶縁層2となるフィルムを成形した。次に、厚みが1mmでガラスクロス−エポキシ樹脂から成る絶縁基板1主面に、得られたフィルムを積層し、しかる後180℃の温度で熱硬化を行なって絶縁層2を形成した。
【0053】
次に、絶縁層2に炭酸ガスレーザ光を照射して直径が150μm程度の貫通孔を形成し、その後、絶縁層2の表面および貫通孔内面を過マンガン酸塩類水溶液等の粗化液に浸漬して粗化した。
【0054】
次に、絶縁層2の表面および貫通孔内面を無電解めっきの触媒と成るパラジウムの水溶液中に浸漬して絶縁層2表面と貫通孔内面に触媒を被着させ、その後、硫酸銅,ロッセル塩,ホルマリン,EDTAナトリウム塩,安定剤等から成る無電解めっき液に約30分間浸漬して、10μm程度の無電解銅めっき膜を析出させた。
【0055】
次に、絶縁層2の表面に感光性ドライフィルムレジストをラミネートし露光と現像により薄膜導体と成る所定の配線パターンを形成し、しかる後に、硫酸,硫酸銅5水和物,塩素,光沢剤等から成る電解銅めっき液に3A/dm2の電流を印加しながら1時間浸漬することにより貫通孔内面に貫通導体を形成した。
【0056】
次に、水酸化ナトリウムを用いて感光性ドライフィルムレジストを剥離し、しかる後、硫酸,過酸化水素水溶液でめっき膜表面をエッチングすることにより、絶縁層2の表面に信号配線導体4および電源導体から成る配線導体層3を形成した。さらに、これらを3回繰り返して、4層の絶縁層2と配線導体層3を形成した。なお、最外層の絶縁層2の表面には所定形状の信号用電極パッド6を形成した。
【0057】
また、試料の配線基板の信号用電極パッド6の幅、絶縁層2の比誘電率および厚み、電源導体の開口の幅方向の長さは、表1および表2に示したとおりである。表1および表2に、試料の信号用電極パッド6の特性インピーダンス値を示す。
【0058】
【表1】
【0059】
【表2】
【0060】
表1,表2より、信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺の長さが200μm未満の場合には、特性インピーダンスが55Ωを超えることがわかった。
【0061】
また、信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺の長さ400μmを超えた場合には、特性インピーダンスが45Ω未満となることがわかった。
【0062】
さらに、信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺の長さが200〜400μmの範囲でも、絶縁層2の厚みが信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺の長さの0.25倍未満の場合は特性インピーダンスが45Ω未満となり、絶縁層2の厚みが信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺の長さの0.3倍を超える場合は特性インピーダンスが55Ωを超えることがわかった。
【0063】
これに対して、信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺の長さが200〜400μmの範囲、絶縁層2の厚みが信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺の長さの0.25〜0.3倍の範囲、さらに、開口の信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺と平行な辺の長さが、信号用電極パッド6の信号伝送方向と直交する方向の辺と同じであるかまたはこの辺よりもこの辺方向の両側にそれぞれ信号伝送方向と直交する方向の辺の長さの0.5倍以下ずつ長い場合には、特性インピーダンスが50Ω±10%の範囲に入ることがわかった。
【0064】
【発明の効果】
本発明の配線基板およびこれを用いた電子装置によれば、四角形状の信号用電極パッドに対向する接地導体または電源導体との間の絶縁層の厚みが信号用電極パッドの信号伝送方向と直交する方向の辺の長さの0.25〜0.3倍であり、信号用電極パッドとそれに対向する接地導体または電源導体は、信号用電極パッドと対向する部位にこの信号用電極パッドと各辺が平行な四角形状の開口が形成されているとともに、この開口の信号用電極パッドの信号伝送方向と直交する方向の辺と平行な辺の長さが、信号用電極パッドの信号伝送方向と直交する方向の辺と同じであるかまたはこの辺よりもその辺方向の両側にそれぞれ信号用電極パッドの信号伝送方向と直交する方向の辺の長さの0.5倍以下ずつ長いことから、信号用電極パッドの幅が200〜400μmと信号配線導体の幅に比べて非常に大きい場合においても、信号用電極パッドの特性インピーダンスを50Ω±10%の範囲内に制御することができ、その結果、信号配線導体内での反射ノイズの発生を低減することができ、高周波数領域、特に10GHz以上の周波数領域でも搭載する電子部品を誤作動させることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配線基板に電子部品を搭載して成る電子装置の実施の形態の一例を示す断面図である。
【図2】本発明の配線基板の要部拡大平面図である。
【図3】図2のX−X’方向の拡大断面図である。
【符号の説明】
1:絶縁基板
2:絶縁層
3:配線導体層
4:信号配線導体
5:接地導体または電源導体
5a:開口
6:信号用電極パッド
9:電子部品
W:信号用電極パッドの信号伝送方向と直交する方向の辺の長さ
t:最外層の絶縁層の厚み
L:開口の信号用電極パッドの信号伝送方向と直交する方向の辺と平行な辺の長さ
Claims (2)
- 絶縁基板の主面に、エポキシ樹脂および無機絶縁性フィラーを含有して成る比誘電率が2.5〜3である絶縁層と、信号配線導体、接地導体または電源導体としての配線導体層とが交互に複数積層されているとともに、前記絶縁層の層間に位置する前記接地導体または前記電源導体に対向するように最外層の前記絶縁層の表面に、四角形状で信号伝送方向と直交する方向の辺の長さが200〜400μmの電子部品接続用の信号用電極パッドが少なくとも1対形成されている配線基板であって、前記信号用電極パッドとそれに対向する前記接地導体または前記電源導体との間の前記絶縁層の厚みが前記信号用電極パッドの前記辺の長さの0.25〜0.3倍であり、前記信号用電極パッドに対向する前記接地導体または前記電源導体は、前記信号用電極パッドと対向する部位に前記信号用電極パッドと各辺が平行な四角形状の開口が形成されているとともに、該開口の前記信号用電極パッドの前記辺と平行な辺の長さが、前記信号用電極パッドの前記辺と同じであるかまたは前記辺よりもその辺方向の両側にそれぞれ前記辺の長さの0.5倍以下ずつ長いことを特徴とする配線基板。
- 請求項1記載の配線基板に電子部品を搭載するとともに、前記信号用電極パッドと前記電子部品の信号用電極とを導電性接合材を介して電気的に接続して成ることを特徴とする電子装置。
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- 2003-06-26 JP JP2003183151A patent/JP2005019732A/ja active Pending
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