JP2005335151A - 金属光沢調化粧シート及び金属光沢調化粧材 - Google Patents

金属光沢調化粧シート及び金属光沢調化粧材 Download PDF

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Abstract

【課題】深絞り加工や三次元形状加工することによって造作材等の内装材や建具材あるいは住設機器や家電製品類や液晶テレビやプラズマテレビ用のテレビ台等の家具什器類等の外装用の化粧材や自動車等の車両の内外装用の化粧材等を製造する際に化粧シートの金属光沢層に割れ(クラック)が発生せずに良好な金属光沢調を表出できるようにする。
【解決手段】熱可塑性樹脂基材層4、絵柄層6、透明熱可塑性樹脂層8からなる化粧シートにおいて、前記熱可塑性樹脂基材層4の表面には、2軸延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂からなる転写シートに金属光沢性顔料10を添加した印刷インキを用いて印刷された前記絵柄層6が転写により形成され、前記熱可塑性樹脂基材層4又は/及び透明熱可塑性樹脂層8には、金属光沢性顔料10が添加されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、造作材等の内装材や建具、あるいは住設機器や家電製品類や液晶テレビやプラズマテレビ等のテレビ台等の家具什器類等の外装用シート材や、自動車等の車両の内外装用シート材等に使用するための金属光沢調化粧シート、及び上記シート材用に折り曲げ加工や延伸加工、ラッピング加工、あるいは真空成形、真空圧空成形による立体成形加工及びインモールド成形などによる射出成形同時加飾加工を施した金属光沢調化粧材に関する。
従来より金属光沢調の化粧シートとしては、ポリ塩化ビニル樹脂による熱可塑性樹脂基材に金属層を適用した化粧シートがあり、例えば、熱可塑性樹脂基材層/金属層/接着剤層/2軸延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂層/接着剤層/フッ素樹脂層からなる積層構成の金属光沢調化粧シートが、特開平7−251632号公報(下記特許文献1)に開示されている。
上記の金属光沢調化粧シートは、金属調の意匠効果は表出できたが、中間層として2軸延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂層を用いているために化粧シートが伸びず、そのために延伸加工適性が良好でなく、この化粧シートに深絞り加工や三次元形状加工等を施した際の凹凸追従性が良くなかった。
また、特開2000−225672号公報(下記特許文献2)には、化粧シートとして高結晶ポリプロピレン樹脂層/軟質ポリプロピレン樹脂層/高結晶ポリプロピレン樹脂層/絵柄層/接着剤層/透明アクリル樹脂層からなる積層構成の化粧シートが開示されているが、積層構成として金属層が存在せず、金属調の意匠を表出することは技術的に困難である。
また、特開2000−334609号公報(下記特許文献3)には、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体樹脂(以下ABS樹脂と称す)によるバッカー層(0.1mm厚)/ABS樹脂シート層/絵柄層/透明アクリル樹脂シート層からなる積層構成のインモールド成形用の化粧シートがあるが、同様に、化粧シートとしての金属調の意匠の表出は困難である。
また、特開2000−337295号公報(下記特許文献4)には、非晶状態の結晶性ポリエステル樹脂層/非結晶性ポリエステル樹脂(PET−G)によるシート基材層/アクリル樹脂層からなる積層構成の化粧シートがあるが、同様に、化粧シートとしての金属調の意匠の表出は困難である。
また、特開2002−46230号公報(下記特許文献5)には、ABS樹脂による熱可塑性樹脂層/メタリックインキ層/アクリル樹脂層からなる積層構成の自動車用のインモールド成形用の化粧シートがあるが、この化粧シートが三次元成形加工等により化粧材として引き伸ばされた際には、メタリックインキ層に割れ(クラック)が生じる恐れがある。
以下に、公知の特許文献を記載する。
特開平7−251632号公報 特開2000−225672号公報 特開2000−334609号公報 特開2000−337295号公報 特開2002−46230号公報
本発明の課題は、金属光沢調の化粧シートを、折り曲げ加工や延伸加工、ラッピング加工、あるいは真空成形、真空圧空成形による立体成形加工、インモールド成形による射出成形同時加飾加工等、深絞り加工や三次元形状加工することによって、造作材等の内装材や建具材、あるいは住設機器や家電製品類や液晶テレビやプラズマテレビ用のテレビ台等の家具什器類等の外装用の化粧材や、自動車等の車両の内外装用の化粧材等を製造する際に、化粧シートの金属光沢層に割れ(クラック)が発生せずに、良好な金属光沢調を表出できるようにすることにある。
本発明の請求項1に係る発明は、熱可塑性樹脂基材層4、絵柄層6、透明熱可塑性樹脂層8からなる化粧シートにおいて、前記熱可塑性樹脂基材層4の表面には、2軸延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂からなる転写シートに金属光沢性顔料10を添加した印刷インキを用いて印刷された前記絵柄層6が転写により形成され、前記熱可塑性樹脂基材層4又は/及び透明熱可塑性樹脂層8には、金属光沢性顔料10が添加されていることを特徴とする金属光沢調化粧シートである。
本発明の請求項2に係る発明は、上記請求項1に係る金属光沢調化粧シートにおいて、前記金属光沢性顔料10がマイカ顔料又は/及び金属粉からなる光輝性顔料であることを特徴とする金属光沢調化粧シートである。
本発明の請求項3に係る発明は、上記請求項1又は2に係る金属光沢調化粧シートにおいて、前記金属光沢性顔料10が、前記熱可塑性樹脂基材層4又は/及び透明熱可塑性樹脂層8の樹脂100重量部に対して、0.5重量部から20重量部含有していることを特徴とする金属光沢調化粧シートである。
本発明の請求項4に係る発明は、上記請求項1乃至3のいずれか1項に係る金属光沢調化粧シートにおいて、前記熱可塑性樹脂基材層の絵柄層の形成面に、金属光沢性顔料を添加した前記透明熱可塑性樹脂層とポリフッ化ビリニデンとを共押出して、前記熱可塑性樹脂基材層の絵柄層の形成面に前記透明熱可塑性樹脂層が前記ポリフッ化ビリニデンを接着材層として積層ラミネートされていることを特徴とする金属光沢調化粧シートである。
本発明の請求項5に係る発明は、上記請求項1乃至4のいずれか1項に係る金属光沢調化粧シートにおいて、前記熱可塑性樹脂基材層4の絵柄層6と反対面に熱可塑性樹脂バッカー層2が積層形成されていることを特徴とする金属光沢調化粧シートである。
本発明の請求項6に係る発明は、上記請求項1乃至5のいずれか1項に係る金属光沢調化粧シートを使って立体成形したことを特徴とする金属光沢調化粧材である。
本発明の金属光沢調化粧シートによれば、金属光沢性顔料10を添加したメタリック調
インキからなる絵柄層6を、2軸延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂からなる転写シートに印刷してから、化粧シートの基材である熱可塑性樹脂基材層4の表面全面又は部分面に転写するため、化粧シートの表面層には高光沢のメタリック調インキを用いた絵柄層6による金属光沢調のある化粧シートが得られる。
また、本発明の金属光沢調化粧シートによれば、印刷、転写に用いる前記絵柄層6のメタリック調インキのインキバインダー樹脂には、伸びやすい樹脂を使っており、熱可塑性樹脂基材層4の樹脂にも、伸びやすい樹脂を使っているために、化粧シートに対して深絞り成形加工や三次元成形加工などの立体成形加工を施しても、金属光沢調の絵柄層6に割れ(クラック)が発生せずに、高光沢性のある金属光沢調を保持することができる。
また、本発明の金属光沢調化粧シートによれば、金属光沢性顔料10が、前記絵柄層6以外に熱可塑性樹脂基材層4や透明熱可塑性樹脂層8にも添加されているため、絵柄層6による金属光沢調の意匠効果に対して、熱可塑性樹脂基材層4や透明熱可塑性樹脂層8による金属光沢調の意匠効果が相乗的に発現されて、化粧シートとしてより高い意匠効果を発揮するものである。
さらに、本発明の金属光沢調化粧シートを用いて、折り曲げ加工や延伸加工、ラッピング加工、あるいは真空、圧空成形による立体成形加工、インモールド成形による射出成形同時加飾加工等、深絞り加工や三次元形状加工しても、化粧シートの金属光沢層としての絵柄層6には割れ(クラック)が発生せず、良好な金属光沢調を表出でき、造作材等の金属光沢調内装材や建具材、あるいは住設機器や家電製品類や液晶テレビやプラズマテレビ用のテレビ台等の家具什器類等の外装用の金属光沢調化粧材や、自動車等の車両の内外装用等の金属光沢調化粧材を製造することができる。
図1に、本発明の金属光沢調化粧シート12の一実施例における断面の構成を示す。本実施例における金属光沢調化粧シート12は、熱可塑性樹脂基材層4と、金属光沢性顔料10を添加した印刷インキによる絵柄層6と、透明熱可塑性樹脂層8とからなり、絵柄層6は、金属光沢性顔料10を添加した印刷インキを用いて2軸延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂シートによる転写シート面へ一旦印刷した後に、熱可塑性樹脂基材層4へ転写したものである。
また、本発明の金属光沢調化粧シート12は、前記絵柄層6を形成した熱可塑性樹脂基材層4と透明熱可塑性樹脂層8とを積層接着する際に接着剤層7を介在させてもよい。
また本発明においては、図1に示すように透明熱可塑性樹脂層8、熱可塑性樹脂基材層4のいずれか1方又は両方にも、金属光沢性顔料10を添加、混練されていてもよい。
図2に、本発明の金属光沢調化粧シート13の一実施例における断面の構成を示す。本実施例における金属光沢調化粧シート13は、図1に示す金属光沢調化粧シート12の熱可塑性樹脂基材層4の裏面に、プライマー層1と熱可塑性樹脂バッカー層2とを接着剤層3を介して接着し、図1に示す金属光沢調化粧シート12の透明熱可塑性樹脂層8の表面に、透明ポリフッ化ビニリデン樹脂による透明接着剤層11を介して表面保護層9を積層接着したものである。
また、本発明の金属光沢調化粧シート13は、図2に示すように、前記絵柄層6を形成した熱可塑性樹脂基材層4と透明熱可塑性樹脂層8とを積層接着する際に、接着剤層7を介在させてもよい。また、熱可塑性樹脂基材層4と絵柄層6との間にはプライマー層5を介在させてもよい。
また本発明においては、図2に示す透明熱可塑性樹脂層8、熱可塑性樹脂基材層4のいずれか1方又は両方にも、金属光沢性顔料10を添加、混練されていてもよい。
図2に示す金属光沢調化粧シート13の熱可塑性樹脂バッカー層2は、公知の非結晶性ポリエステル樹脂、非晶状態の結晶性ポリエチレンテレフタレート樹脂、結晶性ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、メチルメタアクリレート樹脂、ポリメチルメタアクリレート樹脂、ABS樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、アイオノマー樹脂(エチレンとメタクリル酸を金属イオンで中和した共重合樹脂)、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂、塩化ビニル樹脂等に公知の有機や無機の着色顔料、熱安定剤、光安定剤、紫外線吸収剤等を添加したものが使える。バッカー層2の厚みは50μm〜250μm程度のものが使える。
また、熱可塑性樹脂バッカー層2の外面には、必要に応じてコロナ処理を施しても良いし、図2に示すように、二液ウレタン樹脂にシリカ等を添加したプライマー層1(乾燥後の塗布量0.5から2g/m2 程度)を施しても良い。
前記接着剤層3又は接着剤層7は、ポリエステルポリオール系、ポリカーボネートポリオール系等のポリオールに、硬化剤としてイソイアネート系硬化剤を添加した二液ウレタン樹脂系接着剤を、乾燥後の塗布厚5μm〜12μmにて塗工したものが使える。なお、熱可塑性樹脂バッカー層2と熱可塑性樹脂基材層4のそれぞれ樹脂系や、絵柄層6と透明熱可塑性樹脂層8のそれぞれ樹脂系によっては使わない場合もある。
前記熱可塑性樹脂基材層4は、公知の非結晶性ポリエステル樹脂、非晶状態の結晶性ポリエチレンテレフタレート樹脂、結晶性ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、メチルメタアクリレート樹脂、ポリメチルメタアクリレート樹脂、ABS樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、アイオノマー樹脂(エチレンとメタクリル酸を金属イオンで中和した共重合樹脂)、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂等に公知の有機や無機の着色顔料、熱安定剤、光安定剤、紫外線吸収剤等を添加したものが使える。熱可塑性樹脂基材層4の厚みは、50μm〜150μm程度のものが使える。
また、熱可塑性樹脂基材層4の厚みは、45μm〜200μmが望ましいいが、インモールド成形法の場合は、90μm〜160μmが特に望ましい。また、真空成形性に適した厚みとしては、50μm〜100μm程度が適している。
また、熱可塑性樹脂基材層4に金属光沢顔料10(金属粉)を添加する場合は、樹脂100重量部に対して0.5から80重量部添加する。また、紫外線吸収剤、光安定剤、熱安定剤を添加しても良い。
また、熱可塑性樹脂基材層4の表面には、必要に応じてコロナ処理を施しても良い。また、熱可塑性樹脂基材層4の表面には、図2に示すように、必要に応じてプライマー層5を設け、該プライマー層5として二液ウレタン樹脂にシリカ等を添加した樹脂を、乾燥後の塗布量0.5g/m2 〜2g/m2 程度塗工しても良いし、絵柄層6の樹脂系(例えば塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂系等)によっては、アクリル樹脂−ポリエステル樹脂−(塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂)からなるプライマー層5を乾燥後の塗布量1g/m2 〜10g/m2 塗布しても良い。
絵柄層6としては、二液ウレタン樹脂系、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂系、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂系とアクリル樹脂系の混合系等のインキバインダー樹
脂を用いたグラビアインキが使える。また、インキバインダー樹脂中に添加する顔料としては、有機顔料、無機顔料、金属光沢顔料10(金粉、銀粉、アルミニウム粉、燐片状のアルミニウム粉)、マイカなどが使える。
絵柄層6のグラビア方式による印刷は、コロナ処理していない二軸延伸ポリエステル樹脂フィルムによる転写シート(例えば、該転写シートの平滑面;鏡面)に絵柄層6となる絵柄層を全面的又は部分的に印刷後、熱可塑性樹脂基材層4に絵柄層6となる絵柄層を熱転写する。
これにより、熱可塑性樹脂基材層4に転写形成された絵柄層6のインキ表面は、前記転写シートの平滑面による平滑面(又は鏡面)になり、特に、絵柄層6の使用インキに鱗片状のアルミニウム粉など、金属光沢顔料10を添加した場合には、平滑なフィルムに真空蒸着等の蒸着方式により絵柄形成した場合と同等の鏡面の絵柄層6面になる。
前記透明熱可塑性樹脂層8としては、透明又は半透明のメチルメタアクリレート樹脂に公知の金属光沢顔料10としてアルミニウム粉、燐片状アルミニウム、ステンレス粉、真鍮粉、インジウム粉、金粉、銀粉、真珠粉、雲母等、及びこれらの混合物を添加しても使える。
図2に示すように、化粧シートの表面に表面保護層9を施す場合は、公知の紫外線吸収剤、光安定剤などが添加された二液ウレタン系樹脂を、乾燥後の塗布量6g/m2 にて塗工したり、アクリルウレタン樹脂の側鎖に、カルボキシル基を有するアクリルポリオール化合物の該カルボキシル基と、末端に水酸基を有するオルガノポリシロキサンアルキロール化合物の該水酸基とのエステル化反応(アルコールとカルボン酸の脱水反応)により生成するシリコーン変性アクリルウレタン樹脂を、乾燥後の塗布量5g/m2 〜15g/m2 塗布して乾燥させて表面保護層9を施す。
また、本発明の金属光沢調化粧シートを用いた真空成形等の場合は、図2に示すように化粧シート13の裏面に、易接着層として二液ウレタン樹脂にシリカ等を添加した樹脂によるプライマー層1を、乾燥後の重さ0.9g/m2 〜1.5g/m2 にて塗工して本発明の金属光沢調化粧シート13を得ることができる。
以下に、本発明の具体的実施例について説明する。
<実施例1>
アクリル樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂からなるバインダー樹脂中に、金属光沢顔料10として燐片状のアルミ粉を添加したグラビア印刷インキにて、絵柄層6となるヘアライン調の柄を、転写シートとして厚み25μmの2軸延伸ポリエステル樹脂フィルムに印刷した後、該転写シートの絵柄層6となるヘアライン調の柄を、共重合ポリエステル樹脂100重量に対し金属光沢顔料としてアルミ紛を8重量部添加して混練した厚み100μmの共重合ポリエステル樹脂からなる金属光沢調の熱可塑性樹脂基材層4に熱転写して絵柄層6を得た。
次に、この金属光沢調の熱可塑性樹脂基材層4の絵柄層6面側に、厚さ100μmの透明なメチルメタアクリレート樹脂による透明熱可塑性樹脂層8を、透明接着剤層7として厚み100μmの着色透明な共重合ポリエステル樹脂を介して、200℃にて加熱加圧ラミネートして、図1に示す金属光沢調化粧シート12(透明熱可塑性樹脂層8に金属光沢顔料10の添加されていないもの)を得た。
<実施例2>
上記実施例1の透明熱可塑性樹脂層8として、透明なメチルメタアクリレート樹脂100重量部に対して金属光沢顔料10としてパール顔料(ME100 日本光研(株)製)とアルミ粉を各1重量部ずつ混練したものを用いた以外は、上記実施例1と同様にして、図1に示す金属光沢調化粧シート12(透明熱可塑性樹脂層8に金属光沢顔料10の添加されているもの)を得た。
<実施例3>
上記実施例2の透明熱可塑性樹脂層8の表面に、重量平均分子量が約25000、1分子あたりの平均水酸基数が約25のアクリルポリオール100重量部に対して重量平均分子量が約500のポリジメチルシロキサンプロピロール10重量部とヘキサメチレンジイソシアネート系硬化剤10重量部とを添加した塗工液を、乾燥後の重さ12g/m2 にて塗工して乾燥させて、表面保護層9を形成した以外は、上記実施例2と同様にして、図1に示す金属光沢調化粧シート12(透明熱可塑性樹脂層8表面に表面保護層9を形成)を得た。
<実施例4>
上記実施例2の金属光沢調の熱可塑性樹脂基材層4と透明接着剤層7のそれぞれ樹脂系をABS樹脂にした以外は、上記実施例2と同様にして、図1に示す金属光沢調化粧シート(透明熱可塑性樹脂層8に金属光沢顔料10の添加されているもの)を得た。
<実施例5>
上記実施例2において透明接着剤層7を積層せず、金属光沢調の熱可塑性樹脂基材層4の裏面に、接着剤層3として二液ウレタン樹脂にシリカ等を添加した液状接着剤を乾燥後の重さ0.9g/m2 〜1.5g/m2 の塗布量にて塗工し、該接着剤層3を介してバッカー層2を形成した以外は、上記実施例2と同様にして、図1に示す本発明の金属光沢調化粧シート12を得た。
<実施例6>
上記実施例2における透明熱可塑性樹脂層8と透明なポリフッ化ビリニデン樹脂による透明接着剤層11とを、それぞれ35μm/15μmの厚さの比率で共押出した後、該透明接着剤層11を介して、上記実施例3における表面保護層9を形成した以外は、上記実施例3と同様にして、図1に示す金属光沢調化粧シート12(透明熱可塑性樹脂層8表面に表面保護層9を形成)を得た。
<比較例1>
上記実施例1の金属光沢調の熱可塑性樹脂基材層4に転写シートを用いて熱転写にて形成するヘアライン調の柄の絵柄層6に替えて、700nmのアルミ蒸着によるヘアライン調の柄の絵柄層6とした以外は、上記実施例1と同様にして、図1に示す金属光沢調化粧シートと同様の積層構成の金属光沢調化粧シートを得た。
<性能評価1>真空成形
四方が曲率半径5mmR、厚みが25mmの矩形状の中密度繊維板の表面に、接着剤として二液硬化型接着剤(ウレタン変性ビニル樹脂水性接着剤CVC555:架橋剤V=100:5(コニシ株式会社製))を塗布量60g/m2 wetにてスプレー塗装した後、上記実施例1〜6と比較例1にて得られた各々金属光沢調化粧シートを、シート温度120℃で真空成形加工して接着し、各々金属光沢調化粧材(化粧板)を得た。
得られた各々金属光沢調化粧材の外観性能を評価した結果、上記実施例1〜6の各々シートの金属光沢調の層(絵柄層6)には割れ(クラック)が発生せず良好であった。比較
例1のシートの蒸着層の金属光沢調の層には、ひび割れ(クラック)が認められた。
<性能評価2>インモールド成形
射出成形用金型の雌型と雄型の間に、上記実施例1〜6と比較例1の各々金属光沢調化粧シートを、透明接着材層7(又はバッカー層7)を雄型の方に向けて挿入し、真空成形により雌型に沿って密着させた後、雄型より溶融樹脂を射出することにより、各々金属光沢調化粧材を作製した。
得られた各々金属光沢調化粧材の外観性能を評価した結果、上記実施例1〜6の各々シートの金属光沢調の層(絵柄層6)には割れ(クラック)が発生せず良好であった。比較例1のシートの蒸着層の金属光沢調の層には、ひび割れ(クラック)が認められた。
<性能評価3>金属光沢感
上記実施例1〜6にて得られた金属光沢調化粧シートと、比較例1にて得られた金属光沢調化粧シートとのそれぞれ外観を目視にて検査したところ、実施例1〜6は、比較例1よりも金属光沢に優れていた。
本発明は、造作材等の内装材や建具、家具什器類、住設機器や家電製品の外装や液晶、プラズマ等のテレビ台等の什器、自動車等の車両内外装等に使用するための金属光沢調化粧シートとして利用できる。さらに詳しくは、上記部材用に折り曲げ加工や延伸加工、ラッピング、真空成形、真空圧空による立体成形加工、及び、インモールド成形などによる射出成形同時加飾した金属光沢調化粧材として利用できる。
本発明における金属光沢調化粧シートの一例を説明する積層断面図。 本発明における金属光沢調化粧シートの他の例を説明する積層断面図。
符号の説明
1…プライマー層
2…熱可塑性樹脂バッカー層
3…接着剤層
4…熱可塑性樹脂基材層
5…プライマー層
6…絵柄層
7…透明接着剤層(又はバッカー層)
8…透明熱可塑性樹脂層
9…表面保護層
10…金属光沢顔料
11…透明接着剤層(透明ポリフッ化ビニリデン樹脂層)
12…金属光沢調化粧シート
13…金属光沢調化粧シート

Claims (6)

  1. 熱可塑性樹脂基材層、絵柄層、透明熱可塑性樹脂層からなる化粧シートにおいて、前記熱可塑性樹脂基材層の表面には、2軸延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂からなる転写シートに金属光沢性顔料を添加した印刷インキを用いて印刷された前記絵柄層が転写により形成され、前記熱可塑性樹脂基材層又は/及び透明熱可塑性樹脂層には、金属光沢性顔料が添加されていることを特徴とする金属光沢調化粧シート。
  2. 請求項1記載の金属光沢調化粧シートにおいて、前記金属光沢性顔料がマイカ顔料又は/及び金属粉からなる光輝性顔料であることを特徴とする金属光沢調化粧シート。
  3. 請求項1又は2記載の金属光沢調化粧シートにおいて、前記金属光沢性顔料が、前記熱可塑性樹脂基材層又は/及び透明熱可塑性樹脂層の樹脂100重量部に対して、0.5重量部から20重量部含有していることを特徴とする金属光沢調化粧シート。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項記載の金属光沢調化粧シートにおいて、前記熱可塑性樹脂基材層の絵柄層の形成面に、金属光沢性顔料を添加した前記透明熱可塑性樹脂層とポリフッ化ビリニデンとを共押出して、前記熱可塑性樹脂基材層の絵柄層の形成面に前記透明熱可塑性樹脂層が前記ポリフッ化ビリニデンを接着材層として積層ラミネートされていることを特徴とする金属光沢調化粧シート。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項記載の金属光沢調化粧シートにおいて、前記熱可塑性樹脂基材層の絵柄層と反対面に熱可塑性樹脂バッカー層が積層形成されていることを特徴とする金属光沢調化粧シート。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項記載の金属光沢調化粧シートを使って立体成形したことを特徴とする金属光沢調化粧材。
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