JP2007125571A - 部材接合方法、部材接合構造体および燃料タンク - Google Patents

部材接合方法、部材接合構造体および燃料タンク Download PDF

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Abstract

【課題】プロジェクション溶接に適する突起を容易に形成することができる部材接合方法、部材接合構造体および燃料タンクを提供する。
【解決手段】燃料タンクの開口部を形成する鋼板2aに接合されるベース7は、鋼板を円環状に打ち抜いた部材をプレス加工することで製作される。このプレス加工時に、燃料ポンプユニットとの嵌合に必要な段部50を形成するための屈曲部34,35と共に、母材33の周縁部7aの近傍に湾曲部36を設けることで、該湾曲部36によって形成された突起部36aは、切削加工等を行うことなく略90度の鋭利な頂部を有することになる。前記突起部36aは、前記鋼板2aとベース7とを上側電極45および下側電極46に挟まれた所定の箇所に配置して通電加圧するプロジェクション溶接のプロジェクションとして作用し、その形状は、大径のリングプロジェクション溶接等に適している。
【選択図】図14

Description

本発明は、部材接合方法、部材接合構造体および燃料タンクに係り、特に、プロジェクション溶接に適する突起を容易に形成することができる部材接合方法、部材接合構造体および燃料タンクに関する。
従来から、シール性を要する接合箇所に使用される抵抗溶接の一種として、被溶接材に突起(プロジェクション)を設け、その上下に配置した溶接用の電極によって通電加圧することで、前記突起部に熱および圧力を集中させて溶融あるいは塑性流動を生じさせて接合するプロジェクション溶接が知られている。抵抗溶接とは、接合する金属材料を重ね合わせた状態、または突き合わせた状態で、被溶接材料に数千〜数万アンペアの電流を流し、この際に得られる抵抗発熱によって被溶接部材を溶融しながら加圧して接合する方法の総称である。また、特に、円環状に施されるプロジェクション溶接は、リングプロジェクション溶接と呼ばれる。
特許文献1には、リングプロジェクション溶接を施す際に、前記プロジェクションが設けられる被溶接部材の厚さをt(mm)とした場合に、前記プロジェクションの頂部の幅を、t(mm)以上2t(mm)以下に形成した接合方法が開示されている。該接合方法によれば、前記プロジェクションの頂部の幅がt(mm)より狭い場合に比して、抵抗発熱による過度の発熱が抑えられてプロジェクションの溶融飛散を防ぐことが可能となるので、例えば、通常の鋼板より電気抵抗の大きなステンレス鋼に適用した場合においても良好なリングプロジェクション溶接を行うことができるようになる。
特開平2002−239738号公報
被溶接材にプロジェクションを形成する方法としては、従来から、凸部を有する金型を被溶接材の裏側から押し当てる方法が知られるが、この方法では、プロジェクション先端部における相手方部材との接触面積が大きくなりやすい。このため、大径のリングプロジェクション溶接においては、電流が分散して良好な接合が難しくなるという課題があった。また、上記特許文献1に記載されるプロジェクションのように、その形状を所定の寸法に正確に形成するためには、切削加工等を施す必要が生じるので、製造工程が増大するという課題があった。
本発明の目的は、上記した従来技術の課題を解決し、プロジェクション溶接に適する突起を容易に形成することができる部材接合方法、部材接合構造体および燃料タンクを提供することにある。
前記した目的を達成するために、本発明は、板状部を有する2つの部材をプロジェクション溶接で接合する部材接合方法において、一方側の部材の板状部の端部を溶接面側に湾曲させて突起を形成する工程と、前記端部を他方の部材の板状部に重ね合わせる工程と、前記2つの部材を溶接用の電極で狭持する工程と、前記2つの部材を前記電極で通電加圧することによってプロジェクション溶接を行う工程とを含むようにした点に第1の特徴がある。
また、板状部を有する2つの部材をプロジェクション溶接で接合する部材接合構造体において、一方側の部材の板状部の端部を溶接面側に湾曲させて形成された突起と、前記突起を他方側の部材の板状部に当接し、通電加圧によって形成されたプロジェクション溶接部とを具備するようにした点に第2の特徴がある。
さらに、燃料タンクの開口部から燃料ポンプユニットを収容するようにした燃料タンクにおいて、プレス加工によって周縁部の端部を溶接面側に湾曲させて突起を形成した略円環状のベース部材を具備し、前記端部をプロジェクションとして、前記燃料タンクの壁面に前記ベース部材をリングプロジェクション溶接によって接合し、前記ベース部材に前記燃料ポンプユニットの端部を嵌合固定するようにした点に第3の特徴がある。
請求項1の発明によれば、プロジェクションとなる突起を、部材を湾曲させる工程によって形成することができるので、製造工程を増大することなく、所定のプロジェクションを容易に形成できる部材接合方法が得られる。また、切削加工等を行うことなく、大径のリングプロジェクション溶接等に適した、頂部が鋭利な形状のプロジェクションを得ることができるようになる。
請求項2の発明によれば、プロジェクションとなる突起を、部材を湾曲させる加工によって形成することができるので、製造工程を増大することなく、所定のプロジェクションを容易に形成できる部材接合構造体が得られる。また、切削加工等を行うことなく、大径のリングプロジェクション溶接等に適した、頂部が鋭利な形状のプロジェクションを得ることができるようになる。
請求項3の発明によれば、切削加工等を行うことなく、プレス加工によってリングプロジェクション溶接に必要な突起を得ることができるので、燃料タンクの製造工程を低減することができるようになる。また、ベース部材のリングプロジェクション溶接に適した、頂部が鋭利な形状のプロジェクションが得られるので、ベース部材と燃料タンク壁面との接合を良好に行うことができるようになる。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明を適用した自動二輪車100の一実施形態の側面図である。メインフレーム80に固定的に連結されるヘッドパイプ81には左右一対のフロントフォーク85が軸着され、その下端部において前輪WFが回転自在に軸支されている。前記フロントフォーク85は、ハンドル82によって操舵可能とされており、前輪WFの上方を覆うフロントフェンダ84は、前記フロントフォーク85と一体的に操舵される。前記フロントフェンダ84の上方には、フロントカバー83が配設され、アッパーカバー86と共に前記メインフレーム80を覆っている。また、前記メインフレーム80の下方には、内燃機関としてのエンジン87が固定的に吊り下げられている。また、前記メインフレーム80の後方には、ボディカバー88や乗員が着座するシート89等を支持するシートフレーム90が連結されており、その車両後方でシート89の下方には燃料タンク1が設置されている。また、前記メインフレーム80の後方下部に一端軸が取り付けられるスイングアーム91は、前記シートフレーム90に接続されたリヤクッション92によって吊り下げられることで前記一端軸を回転軸として揺動可能とされており、その他端部には、駆動輪としての後輪WRが回転自在に軸支されている。本発明に係る部材接合方法は、前記燃料タンク1に適用されている。
図2は、本発明の一実施形態に係る部材接合方法を適用した燃料タンク1の概要説明図である。燃料タンク1は、鋼板からプレス成形された上側部材2および下側部材3を、それぞれの周縁部4において溶接接合することで一体的な容器として形成したものである。前記上側部材2の上面部には、給油口5と、燃料ポンプユニット10を取付けるための開口部6とが設けられている。給油の度に開閉される前記給油口5の上部には、燃料タンク1を車両に搭載する際に、着脱自在または開閉可能な蓋が設けられる。一方、前記開口部6は、燃料タンク1の組み立て時に燃料ポンプユニット10が一度取り付けられると、該燃料ポンプユニット10の分解整備等が行われる時以外に開口されることはない。
前記燃料ポンプユニット10は、燃料の吐出ノズル14および駆動モータの駆動信号を受け取るコネクタ15が設けられた蓋部13の下部に、燃料タンク1内の燃料を圧送する前記駆動モータが内蔵された略円筒形状の本体部11と、燃料に混入した不純物等を濾過するフィルタを内蔵したストレーナ12とが連結された構成とされている。
前記開口部6には、燃料ポンプユニット10を取付けるためのベース部材としてのベース7およびガイド部材としてのプレート8が接合されている。前記ベース7は、被溶接材に突起(プロジェクション)を設け、その上下に配置した溶接用の電極によって通電加圧することで、前記突起部に熱および圧力を集中させて溶融あるいは塑性流動を生じさせるプロジェクション溶接によって前記上側部材2に接合されている。なお、前記プレート8は、ベース7の上面に4箇所のスポット溶接によって接合されている。
前記ベース7の内壁面と前記蓋部13との間には、弾性を有した樹脂等で形成される略円形断面の密閉用シールであるOリング16が配置される。前記燃料ポンプユニット10は、前記開口部6からその全体を挿入した後に、保持器としてのリテーナ20を装着することで、燃料タンク1に密閉固定される。
図3は、前記燃料タンク1の側面図である。前記と同一の符号は、前記と同一または同等部分を示す。前記上側部材2を形成する鋼板2aは、前記開口部6の周縁部において下側部材3の方向へ略直角に折り曲げられている。前記鋼板2aとベース7の間のプロジェクション溶接は、前記ベース7の周縁部7aの全周に渡るリングプロジェクション溶接として施されており、本発明の一実施形態に係る部材接合方法は、このリングプロジェクション溶接部に適用されている。なお、前記プレート8には、ベース7との間に前記リテーナ20が挿入可能な間隙を設けるための段差が形成されている。
図4は、本発明の一実施形態に係る燃料ポンプユニットの取付部の概要説明図である。前記と同一の符号は、前記と同一または同等部分を示す。前記リテーナ20が挿入される方向から見た該図を参照して、前記燃料ポンプユニット10の取付手順を説明する。まず、前記Oリング16を、ベース7の内周部に形成された段部50に収まるように配置する。次に、燃料ポンプユニット10を傾けながらストレーナ12の先端から開口部6に挿入する。そして、本体部11がすべて開口部6に収まると、前記蓋部13の外周部とベース7の段部との間で、前記Oリング16がシール作用を発揮するように構成されている。この状態において、前記リテーナ20をベース7とプレート8との間の間隙18に挿入すると、該リテーナ20の先端部は、前記蓋部13の上面側を通って、挿入方向と反対側の間隙18に進入することになる。上記したような構成によって、燃料ポンプユニット10は、前記リテーナ20を取り外さない限り燃料タンク1に固定された状態を保持することになる。なお、本実施形態では、前記プレート8をベース7に接合するためのスポット溶接は、4箇所のスポット溶接部17において行われているが、これに限定されるものではない。
図5は、前記燃料ポンプユニット10の断面図である。前記と同一の符号は、前記と同一または同等部分を示す。該燃料ポンプユニット10は、円筒状のハウジングである本体部11の内部に駆動モータ30を内蔵しており、その回転軸31には、羽根車としてのインペラ32が取り付けられている。前記コネクタ15がECU(不図示)からの駆動信号を受け取り、前記駆動モータ30が回転すると、前記インペラ32が回転することによって前記ストレーナ12から燃料が吸い出される。前記インペラ32の回転力によって吸い出された燃料は、前記駆動モータ30内部の潤滑を行いながら燃料ポンプユニット10の上方に圧送され、吐出口14から前記エンジン87に燃料を供給する燃料噴射装置に向けて吐出されることになる。本実施形態では、前記プレート7と密閉固定するためのシール部材に略円形断面のOリング16を使用するので、該Oリング16と当接する段部40を、平面部材による円環状の面シールを使用する従来方式に比して大幅に小型化することを可能としている。これに合わせて、燃料ポンプユニット10の構成も、蓋部13の上面に吐出ノズル14およびコネクタ15を設けた「上出し仕様」とすることで、前記蓋部13の直径を可能な限り低減させている。
図6(a),(b)は、それぞれ前記蓋部13の上面図および側面図である。前記と同一の符号は、前記と同一または同等部分を示す。本実施形態では、挿入したリテーナ20が一度所定の位置で固定されると、意図的に所定の動作を実行しない限り抜けない(ロックされる)ように構成されている。該ロック機能は、主に蓋部13およびリテーナ20の形状によって発揮される。該図の蓋部13においては、前記リテーナ20を挿入した際に、略U字型のリテーナ20の任意の部分に当接する3箇所に、凸部としてのスロープ13a,13bが設けられている。該スロープ13a,13bは、前記リテーナ20が挿入される方向から傾斜がなだらかに立ち上がる形状とされている。
図7(a),(b)は、それぞれ前記リテーナ20の上面図および側面図である。前記と同一の符号は、前記と同一または同等部分を示す。該リテーナ20は、外部から応力が加えられると弾性変形し、前記応力から開放されると元の形状に戻る薄い鋼板等で形成されている。取っ手としての折り曲げ部25を除いて平板状とされるリテーナ20は、係合部材としてのメインプレート21と、連結部22によって前記メインプレート21の内側に連結される押圧部材としてのサブプレート23,24とによって構成されている。また、前記サブプレート23の係止部としての先端部23aは、メインプレート21の先端部21aよりその突出長が短くされている。また、略U字形状の前記サブプレート24の中央部には、前記リテーナの挿入方向側に突起部24cが設けられると共に、2つの屈曲部24aのそれぞれの外周側において略直線状の係止部24bが形成されている。
図8は、前記燃料ポンプユニット10を燃料タンク1に取付けた状態における上面図である。前記と同一の符号は、前記と同一または同等部分を示す。以下、この図8および図8のA−A線断面図である図9を参照して、前記リテーナ20のロック機能について詳細に説明する。
まず、前記燃料ポンプユニット10を開口部6(図4参照)に挿入し、前記ベース7の段部50に蓋部13の底面が当接するまで押し込むと、Oリング16が変形して所定のシール作用を発揮するようになる。ここで、前記リテーナ20を、図示左方向からベース7とプレート8との間に形成されている間隙18(図4参照)に挿入すると、リテーナ20のメインプレート21の先端部21aは、前記蓋部13の上面を通ってガイド部材であるプレート8に係合し、図示右側の間隙18にまで届く。この時、前記サブプレート23の先端部23aは、前記スロープ13bに沿ってせり上げられていき、サブプレート23を弾性変形させる。これによって、前記サブプレート23が蓋部13を押圧すると共に、その先端部23aがプレート8の内周の側面部に当接またはほぼ当接した状態となる。
一方、前記サブプレート24の突起部24cは、前記蓋部13のスロープ13aに沿ってせり上げられることでサブプレート24を弾性変性させる。これによって、前記サブプレート24が蓋部13を押圧すると共に、その係止部24bがプレート8の内周の側面部に当接またはほぼ当接した状態となる。上記した動作から、前記リテーナ20には、スロープ13a,13bによってせり上げられたサブプレート23,24によって、挿入する方向にも引き抜く方向にも移動できないロック機能が発揮されることになる。なお、前記燃料ポンプユニット10を燃料タンク1から取り外す時は、前記サブプレート24の係止部24aの近傍を下方に押圧するという所定の動作を実行することによって、前記サブプレート24を弾性変形させて前記係止部24aの係止状態を解除しながら、前記リテーナ20を挿入した方向から引き抜けばよい。
上記したような燃料ポンプ取付構造によれば、シール部材に略円形断面のOリングを使用すると共に、取付ボルトを不要とする構造としたので、燃料ポンプユニットの取付に係る部品の小径化が可能となり、取付に要するスペースを大幅に低減できるようになる。また、取付ボルトを不要とし、リテーナを挿入するのみで燃料ポンプユニットを密閉固定できるので、組み立て時の作業工程を低減することができるようになる。さらに、前記蓋部およびリテーナの形状によって、所定の動作を実行しなければリテーナが取り外せないロック機能を有するように構成したので、燃料ポンプユニットの着脱を確実かつ容易に行うことができるようになる。
図10(a),(b)は、それぞれ前記ベース7の上面図と、そのB−B線断面図である。前記と同一の符号は、前記と同一または同等部分を示す。前記ベース7は、鋼板を円環状に打ち抜いた部材に、プレス加工を施すことによって製作されている。本発明に係る部材接合方法においては、このプレス加工時に、前記Oリング16および蓋部13を収めるための段部50が形成されるように母材33に屈曲部34,35が設けられると共に、周縁部7aの近傍に湾曲部36が設けられている点に特徴がある。
図11は、本実施形態に係るプロジェクション溶接工程の手順を示すフローチャートである。まず、ステップS10の突起形成工程にてプロジェクションの形成が行われる。該突起形成工程には、前記したように、前記ベース7の製作と同時にベース7の周縁部にプロジェクションが形成されることに相当し、図12のサブフローチャートに示されるように、ステップS20の部材打ち抜き工程と、ステップS21のプレス工程とが含まれる。ステップS11以降は後述する。
図13は、図10(b)の一部拡大図である。前記と同一の符号は、前記と同一または同等部分を示す。前記したように、本実施形態におけるベース7は、平滑な鋼板から円環状の部材を打ち抜いて形成されている(前記ステップS20)ので、その周縁部7aの端面(切断面)は、母材33の平面部に対して略90度の角度をなしている。このため、前記プレス加工(前記ステップS21)によって、前記ベース7の周縁部7aおよびその近傍が湾曲部36によって略円弧状または所定の角度に曲げられることで形成される突起部36aは、略90度の鋭利な頂部を有することになる。本発明に係る部材接合方法においては、この突起部36aをプロジェクション溶接用のプロジェクションとして使用するので、切削加工等によって製造工程を増加させることなく、鋭利な形状のプロジェクションを得ることができるようになる。
図14は、前記ベース7と鋼板2aとのプロジェクション溶接の状態を示す説明図である。プロジェクション溶接は、前記鋼板2aとベース7とを、プロジェクション溶接用の上側電極45および下側電極46とに挟まれた所定の箇所に配置し、前記上側電極45と下側電極46との間で通電加圧することによって実行される。上記した工程の流れは、図11のフローチャートに示されるように、ステップS11において部材重ね合わせ工程が実行され、続くステップS12において電極狭持工程が実行され、そして、ステップS13において通電加圧工程が実行されることに相当する。この時、前記突起部36aがプロジェクションとして作用し、ベース7と鋼板2aとの接合が良好に行われることになる。また、本実施形態に係る部材接合方法では、突起部36aの頂部が鋭利で、鋼板2aとの接触面積が小さいため、上側電極45および下側電極46の間に生じる大きな電気抵抗によって、電流および発熱を集中させることができる。上記したように、本発明に係る部材接合方法によれば、製造工程を増大することなく、所定のプロジェクションを容易に形成することができるようになる。また、切削加工等を行うことなく、大径のリングプロジェクション溶接等に適した、頂部が鋭利な形状のプロジェクションを得ることができるようになる。さらに、プレスの金型の変更等によって、任意の形状のプロジェクションが容易に得られるようになる。
図15は、本発明の第2実施形態に係る部材接合方法を適用したベースの一部拡大断面図である。本実施形態においては、前記ベース7の外周部にプレス加工によって湾曲部36を形成した後に、その周方向外側の部材60をカットすることで、周縁部7bおよび突起部36bを形成する点に特徴がある。本実施形態に係る部材接合方法によれば、この突起部36bをプロジェクション溶接用のプロジェクションとして使用するので、前記カットの方向によって先端の角度を任意に形成することができ、大径のリングプロジェクション溶接等に適したプロジェクションを容易に得ることができるようになる。
なお、ベースやプロジェクションの形状などは、上記した実施形態に限定されずに種々の変形が可能である。また、本発明に係る部材接合方法および部材接合構造体が、燃料タンク以外の構造物にも適用可能であることは勿論である。
本発明の一実施形態に係る部材接合方法を適用した自動二輪車の側面図である。 本発明の一実施形態に係る部材接合方法を適用した燃料タンクの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る部材接合方法を適用した燃料タンクの側面図である。 本発明の一実施形態に係る燃料ポンプユニットの取付部の概要説明図である。 燃料ポンプユニットの断面図である。 燃料ポンプユニットの蓋部の上面図(a)および側面図(b)である。 リテーナの上面図(a)および側面図(b)である。 燃料ポンプユニットを燃料タンクに取付けた状態における上面図である。 図7のA−A線断面図である。 本発明の一実施形態に係るベースの上面図(a)と、そのB−B線断面図(b)である。 本発明の一実施形態に係るプロジェクション溶接工程の手順を示すフローチャートである。 突起形成工程の手順を示すサブフローチャートである。 図9(b)の一部拡大図である。 本発明の一実施形態に係る部材接合方法を適用したプロジェクション溶接の概要説明図である。 本発明の第2実施形態に係る部材接合方法を適用したベースの一部拡大断面図である。
符号の説明
2a…鋼板、7…ベース、7a…周縁部、33…母材、34,35…屈曲部、36…湾曲部、36a…突起部、45…上側電極、46…下側電極、50…段部

Claims (3)

  1. 板状部を有する2つの部材をプロジェクション溶接で接合する部材接合方法において、
    一方側の部材の板状部の端部を溶接面側に湾曲させて突起を形成する工程と、
    前記端部を他方の部材の板状部に重ね合わせる工程と、
    前記2つの部材を溶接用の電極で狭持する工程と、
    前記2つの部材を前記電極で通電加圧することによってプロジェクション溶接を行う工程とを含むことを特徴とする部材接合方法。
  2. 板状部を有する2つの部材をプロジェクション溶接で接合する部材接合構造体において、
    一方側の部材の板状部の端部を溶接面側に湾曲させて形成された突起と、
    前記突起を他方側の部材の板状部に当接し、通電加圧によって形成されたプロジェクション溶接部とを具備したことを特徴とする部材接合構造体。
  3. 燃料タンクの開口部から燃料ポンプユニットを収容するようにした燃料タンクにおいて、
    プレス加工によって周縁部の端部を溶接面側に湾曲させて突起を形成した略円環状のベース部材を具備し、
    前記端部をプロジェクションとして、前記燃料タンクの壁面に前記ベース部材をリングプロジェクション溶接によって接合し、
    前記ベース部材に前記燃料ポンプユニットの端部を嵌合固定することを特徴とする燃料タンク。
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