JP2007143373A - 電池の充電装置、放電装置、放充電装置、充電方法、及び、放電方法 - Google Patents
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Abstract
【目的】 複数の電池全体の充電満了時間を揃えると共に、複数の電池全体の充電満了時間を短くできる充電装置及び充電方法等を提供すること。
【構成】 充電装置100は、電流供給装置110と、複数の電流バイパス回路131等と、充電制御回路140とを備える。充電制御回路140は、各電池D1等の現在の電圧と基準とする基準電圧とを比較して、各電池D1等の個別充電電流Ic1等をそれぞれ算出する。そして、充電制御回路140は、電流供給装置110に最大個別充電電流を新たな総充電電流Isとして流させると共に、電流バイパス回路131等に新たな総充電電流Isと各々の新たな個別充電電流Ic1等との差分を各々の新たな個別バイパス電流Ie1等として流させる。
【選択図】 図1
【構成】 充電装置100は、電流供給装置110と、複数の電流バイパス回路131等と、充電制御回路140とを備える。充電制御回路140は、各電池D1等の現在の電圧と基準とする基準電圧とを比較して、各電池D1等の個別充電電流Ic1等をそれぞれ算出する。そして、充電制御回路140は、電流供給装置110に最大個別充電電流を新たな総充電電流Isとして流させると共に、電流バイパス回路131等に新たな総充電電流Isと各々の新たな個別充電電流Ic1等との差分を各々の新たな個別バイパス電流Ie1等として流させる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電池の充電装置、電池の放電装置、電池の充放電装置、電池の充電方法、及び、電池の放電方法に関する。特に、直列接続された複数の電池を同時に充電する充電装置、直列接続された複数の電池を同時に放電させる放電装置、直列接続された複数の電池を同時に充電するまたは放電させる充放電装置、直列接続された複数の電池を同時に充電する充電方法、及び、直列接続された複数の電池を同時に放電させる放電方法に関する。
従来より、直列接続された複数の電池を同時に充電する充電装置が知られている。電池は、その生産時に電池容量等にばらつきが生じたり、また、その使用によっても電池容量等にばらつきが生じる。このような電池を複数直列に接続して同時に充電すると、充電状態にも、ばらつきが生じる。即ち、電池容量の小さい電池は満充電になるまでの時間が短く、一方、電池容量の大きい電池は満充電になるまでの時間が長く掛かる。このため、全ての電池を満充電状態まで充電しようとすると、先に満充電状態に達した電池が過充電になるおそれがある。そこで、このような問題を解決すべく様々な提案がなされている。例えば特許文献1及び特許文献2には、このような問題を考慮した充電装置が開示されている。
特許文献1の充電装置は、各々の電池の端子間に電圧検出器が接続され、この電圧検出器において電池の電圧が充電満了電圧に達したことが検出されたときには、バイパス電流路が形成され、その電池をバイパスして他の電池へ充電電流を流すように構成されている(特許文献1の特許請求の範囲等を参照)。このような充電装置では、ある電池が充電満了電圧に達したとき、この電池において充電電流がバイパスされるため、この電池が過充電になることを防止できる。従って、いずれの電池も過充電にすることなく、全ての電池を満充電状態まで充電できる(特許文献1の段落(0006)等を参照)。
特許文献2の充電装置は、内部抵抗が高い電池がある場合に、充電電流制御手段を制御して複数の電池全体に流れる充電電流を下げると共に、内部抵抗が高いと判断された電池以外の電池の充電電流を、充電電流バイパス手段を制御してバイパスさせる構成とされている(特許文献2の特許請求の範囲等を参照)。このような充電装置では、内部抵抗が高い電池が生じた場合に、複数の電池全体に流れる充電電流を下げるので、充電電流が大きいために早く充電終了電圧に達するのを防止できる。更に、内部抵抗が大きいと判断した電池以外の電池の充電電流をバイパスさせるので、これらの電池の充電量を下げ、充電効率を揃える(均等にする)ことができる(特許文献1の段落(0021)等を参照)。
しかしながら、特許文献1の充電装置では、電池の電圧が充電満了電圧に達したときにバイパス路が形成されるため、短い時間で充電が完了する電池と長い時間で充電が完了する電池とが生じることになる。つまり、各々の電池の充電満了時間を揃えることができない。
一方、特許文献2の充電装置では、上記のように、内部抵抗が大きいと判断した電池以外の電池の充電電流をバイパスさせるので、各々の電池の充電効率を揃えることができる。しかしながら、複数の電池全体に流れる充電電流の制御に関しては、充電電流を下げる制御しか行わないため、複数の電池全体の充電時間が長くなるおそれがある。
一方、特許文献2の充電装置では、上記のように、内部抵抗が大きいと判断した電池以外の電池の充電電流をバイパスさせるので、各々の電池の充電効率を揃えることができる。しかしながら、複数の電池全体に流れる充電電流の制御に関しては、充電電流を下げる制御しか行わないため、複数の電池全体の充電時間が長くなるおそれがある。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、複数の電池全体の充電満了時間を揃えると共に、複数の電池全体の充電満了時間を短くできる充電装置及び充電方法、複数の電池全体の放電終了時間を揃えると共に、複数の電池全体の放電終了時間を短くできる放電装置及び放電方法、並びに、充電時には、複数の電池全体の充電満了時間を揃えると共に、複数の電池全体の充電満了時間を短くでき、放電時には、複数の電池全体の放電終了時間を揃えると共に、複数の電池全体の放電終了時間を短くできる充放電装置を提供することを目的とする。
その解決手段は、直列接続された複数の電池を同時に充電する充電装置であって、総充電電流を供給する電流供給手段と、各々の前記電池と並列に配置され、個別に前記総充電電流の一部を個別バイパス電流としてバイパスして流し各々の前記電池を流れる個別充電電流を制御可能に構成されてなる複数の電流バイパス手段と、前記電流供給手段及び各々の前記電流バイパス手段を制御する充電制御手段と、を備え、前記充電制御手段は、各々の前記電池の現在の電圧と基準とする基準電圧とを比較して、その電池の現在の電圧が前記基準電圧よりも高い場合には、その電池の現在の前記個別充電電流よりも小さい値を新たな個別充電電流とする一方、その電池の現在の電圧が前記基準電圧よりも低い場合には、その電池の現在の前記個別充電電流よりも大きい値を新たな個別充電電流とすることにより、各々の前記電池に供給する新たな前記個別充電電流をそれぞれ算出し、前記電流供給手段に、これらの個別充電電流のうち最も大きな最大個別充電電流以上の電流を新たな前記総充電電流として供給させると共に、各々の前記電流バイパス手段に、新たな前記総充電電流と各々の新たな前記個別充電電流との差分を、各々の新たな前記個別バイパス電流として流させる充電装置である。
本発明によれば、充電制御手段が、各々の電池の現在の電圧と基準とする基準電圧とを比較して、その電池の現在の電圧が基準電圧よりも高い場合には、その電池の現在の個別充電電流よりも小さい値を新たな個別充電電流とする。一方、その電池の現在の電圧が基準電圧よりも低い場合には、その電池の現在の個別充電電流よりも大きい値を新たな個別充電電流とする。このため、その時点で電圧上昇が早い電池(電池容量が小さい電池など)については、その電池に流す個別充電電流を小さく設定し、その時点で電圧上昇の遅い電池(電池容量が大きい電池など)については、その電池に流す個別充電電流を大きく設定できる。
そして、充電制御手段は、電流供給手段に、これらの個別充電電流のうち最も大きな最大個別充電電流以上の電流を新たな総充電電流として供給させると共に、各々の電流バイパス手段に、新たな総充電電流と各々の新たな個別充電電流との差分を、各々の新たな個別バイパス電流として流させる。このようにすることで、その時点で電圧上昇が早い電池には、個別バイパス電流を大きくして、小さな個別充電電流を供給でき、その時点で電圧上昇が遅い電池には、個別バイパス電流を無くすか小さくして、大きな個別充電電流を供給できる。このようなフィードバック制御により、電圧上昇の早い電池は、電圧上昇率が小さくなり、一方、電圧上昇の遅い電池は、電圧上昇率が大きくなるので、各電池の充電状態を均等化できる。このため、複数の電池全体の充電満了時間を揃えることができ、また、複数の電池全体の充電満了時間を短くすることもできる。
ここで、「電流供給手段」は、総充電電流を供給できるものであればよく、例えば、DC/DCコンバータ等を含む電流供給装置が挙げられる。
また、「電流バイパス手段」は、上記の要件を満たすものであればよく、例えば、トランジスタやGTO、これらを制御する駆動回路等から構成される電流バイパス回路が挙げられる。
また、「充電制御手段」は、上記の要件を満たすものであればよく、マイコン等により実現できる。
また、「電流バイパス手段」は、上記の要件を満たすものであればよく、例えば、トランジスタやGTO、これらを制御する駆動回路等から構成される電流バイパス回路が挙げられる。
また、「充電制御手段」は、上記の要件を満たすものであればよく、マイコン等により実現できる。
充電制御に際して、各電池の現在の電圧を検知する方法としては、例えば、各電池の端子に電圧検出器をそれぞれ接続し、それらの信号を充電制御手段で検知すればよい。
「基準電圧」は、何を基準にするのが好適なのかを考慮して、適宜選択することができる。例えば、後述するように、所定の標準電池における充電時間と電圧との関係を表す電圧カーブに基づいて定めてもよいし、或いは、複数の電池の中から選択した特定の電池の現在の電圧に基づいて定めることもできる。
「基準電圧」は、何を基準にするのが好適なのかを考慮して、適宜選択することができる。例えば、後述するように、所定の標準電池における充電時間と電圧との関係を表す電圧カーブに基づいて定めてもよいし、或いは、複数の電池の中から選択した特定の電池の現在の電圧に基づいて定めることもできる。
「新たな個別充電電流」は、上記のように、その電池の現在の電圧が基準電圧よりも高い場合には、その電池の現在の個別充電電流よりも小さい値とし、一方、その電池の現在の電圧が基準電圧よりも低い場合には、その電池の現在の個別充電電流よりも大きい値とすればよく、その具体的な算出方法は、適宜選択できる。例えば、その電池の現在の個別充電電流から所定の補正値を引いたり足したりすることで、新たな個別充電電流を現在よりも小さい値や大きい値とすることができる。また、その電池の現在の個別充電電流に所定の補正値を掛けることで、新たな個別充電電流を現在よりも小さい値や大きい値にすることができる。
「新たな総充電電流」は、新たに求めた個別充電電流のうち最も大きな最大個別充電電流以上の電流であればよく、最大個別充電電流を新たな総充電電流としてもよいし、それ以上に大きい電流を新たな総充電電流としてもよい。
「新たな個別バイパス電流」は、新たに求めた総充電電流と新たに求めた個別充電電流との差分である。従って、総充電電流と個別充電電流との差分が零の場合には、その個別バイパス電流も零となる。
「新たな個別バイパス電流」は、新たに求めた総充電電流と新たに求めた個別充電電流との差分である。従って、総充電電流と個別充電電流との差分が零の場合には、その個別バイパス電流も零となる。
更に、上記の充電装置であって、前記基準電圧は、所定の標準電池における充電時間と電圧との関係を表す電圧カーブに基づいて定める充電装置とすると良い。
前述したように、基準電圧は、適宜選択することができるが、本発明のように、所定の標準電池における充電時間と電圧との関係を表す電圧カーブに基づいて定めることができる。このようにすることで、容易かつ確実に、各電池の充電をフィードバック制御し、各電池の充電満了時間を揃え、また、各電池の充電満了時間を短くできる。
或いは、前記の充電装置であって、前記基準電圧は、複数の前記電池の中から選択した特定の電池の現在の電圧に基づいて定める充電装置とすると良い。
本発明によれば、基準電圧は、複数の電池の中から選択した特定の電池の現在の電圧に基づいて定める。このようにしても、容易かつ確実に、各電池の充電をフィードバック制御し、各電池の充電満了時間を揃え、また、各電池の充電満了時間を短くできる。
特に、特定の電池として、現在の電圧が最も高い電池を選択し、この電池の電圧を基準電圧とするとよい。電圧の高い電池はそれだけ充電満了時間が短くて済むので、これを基準にすることで、複数の電池全体の充電満了時間を短縮できるからである。
特に、特定の電池として、現在の電圧が最も高い電池を選択し、この電池の電圧を基準電圧とするとよい。電圧の高い電池はそれだけ充電満了時間が短くて済むので、これを基準にすることで、複数の電池全体の充電満了時間を短縮できるからである。
また、他の解決手段は、直列接続された複数の電池を同時に放電させる放電装置であって、複数の前記電池により総放電電流を流させる電流放電手段と、各々の前記電池と並列に配置され、個別に前記総放電電流の一部を個別バイパス電流としてバイパスして流し各々の前記電池に流れる個別放電電流を制御可能に構成されてなる複数の電流バイパス手段と、前記電流放電手段及び各々の前記電流バイパス手段を制御する放電制御手段と、を備え、前記放電制御手段は、各々の前記電池の現在の電圧と基準とする基準電圧とを比較して、その電池の現在の電圧が前記基準電圧よりも高い場合には、その電池の現在の前記個別放電電流よりも大きい値を新たな個別放電電流とする一方、その電池の現在の電圧が前記基準電圧よりも低い場合には、その電池の現在の前記個別放電電流よりも小さい値を新たな個別放電電流とすることにより、各々の前記電池に流させる新たな前記個別放電電流をそれぞれ算出し、前記電流放電手段に、これらの個別放電電流のうち最も大きな最大個別放電電流以上の電流を新たな前記総放電電流として流させると共に、各々の前記電流バイパス手段に、新たな前記総放電電流と各々の新たな前記個別放電電流との差分を、各々の新たな前記個別バイパス電流として流させる放電装置である。
本発明によれば、放電制御手段が、各々の電池の現在の電圧と基準とする基準電圧とを比較して、その電池の現在の電圧が基準電圧よりも高い場合には、その電池の現在の個別放電電流よりも大きい値を新たな個別放電電流とする。一方、その電池の現在の電圧が基準電圧よりも低い場合には、その電池の現在の個別放電電流よりも小さい値を新たな個別放電電流とする。このため、その時点で電圧が高い(電圧下降が遅い)電池については、その電池を流れる個別放電電流を大きく設定し、その時点で電圧の低い(電圧下降が早い)電池については、その電池を流れる個別放電電流を小さく設定できる。
そして、充電制御手段は、電流放電手段に、これらの個別放電電流のうち最も大きな最大個別放電電流以上の電流を新たな総放電電流として流させると共に、各々の電流バイパス手段に、新たな総放電電流と各々の新たな個別放電電流との差分を、各々の新たな個別バイパス電流として流させる。このようにすることで、その時点で電圧下降が遅い電池には、個別バイパス電流を無くすか小さくして、大きな個別充電電流を流させることができ、その時点で電圧下降が早い電池には、個別バイパス電流を大きくして、小さな個別放電電流を流させることができる。このようなフィードバック制御により、電圧下降の遅い電池は、電圧下降率が大きくなり、一方、電圧下降の早い電池は、電圧下降率が小さくなるので、各電池の放電状態を均等化できる。このため、複数の電池全体の放電終了時間を揃えることができ、また、複数の電池全体の放電終了時間を短くすることもできる。
ここで、「電流放電手段」は、複数の電池により総放電電流を流させるものであればよく、例えば、抵抗等を含む電子負荷により構成できる。また、回生装置を用いることもできる。
また、「放電制御手段」は、上記の要件を満たすものであればよく、マイコン等により実現できる。
また、「放電制御手段」は、上記の要件を満たすものであればよく、マイコン等により実現できる。
「新たな個別放電電流」は、上記のように、その電池の現在の電圧が基準電圧よりも高い場合には、その電池の現在の個別放電電流よりも大きい値とし、一方、その電池の現在の電圧が基準電圧よりも低い場合には、その電池の現在の個別放電電流よりも小さい値とすればよく、その具体的な算出方法は、適宜選択できる。例えば、その電池の現在の個別放電電流から所定の補正値を引いたり足したりすることで、新たな個別放電電流を現在よりも小さい値や大きい値とすることができる。また、その電池の現在の個別放電電流に所定の補正値を掛けることで、新たな個別放電電流を現在よりも小さい値や大きい値にすることができる。
「新たな総放電電流」は、新たに求めた個別放電電流のうち最も大きな最大個別放電電流以上の電流であればよく、最大個別放電電流を新たな総放電電流としてもよいし、それ以上の大きい電流を新たな総放電電流としてもよい。
「新たな個別バイパス電流」は、新たに求めた総放電電流と新たに求めた個別放電電流との差分である。従って、総放電電流と個別放電電流との差分が零の場合には、その個別バイパス電流も零となる。
その他の構成のうち、前述の充電方法の発明と同様な部分は、前述した通りである。
「新たな個別バイパス電流」は、新たに求めた総放電電流と新たに求めた個別放電電流との差分である。従って、総放電電流と個別放電電流との差分が零の場合には、その個別バイパス電流も零となる。
その他の構成のうち、前述の充電方法の発明と同様な部分は、前述した通りである。
更に、上記の放電装置であって、前記基準電圧は、所定の標準電池における放電時間と電圧との関係を表す電圧カーブに基づいて定める放電装置とするのが好ましい。
本発明のように、基準電圧を所定の標準電池における放電時間と電圧との関係を表す電圧カーブに基づいて定めれば、容易かつ確実に、各電池の放電をフィードバック制御し、各電池の放電終了時間を揃え、また、各電池の放電終了時間を短くできる。
或いは、前記の放電装置であって、前記基準電圧は、複数の前記電池の中から選択した特定の電池の現在の電圧に基づいて定める放電装置とするのが好ましい。
本発明によれば、基準電圧は、複数の電池の中から選択した特定の電池の現在の電圧に基づいて定める。このようにしても、容易かつ確実に、各電池の放電をフィードバック制御し、各電池の放電終了時間を揃え、また、各電池の放電終了時間を短くできる。
特に、特定の電池として、現在の電圧の最も低い電池を選択し、この電池の電圧を基準電圧とするとよい。電圧の低い電池はそれだけ放電終了時間が短くて済むので、これを基準にすることで、複数の電池全体の放電終了時間を短縮できるからである。
特に、特定の電池として、現在の電圧の最も低い電池を選択し、この電池の電圧を基準電圧とするとよい。電圧の低い電池はそれだけ放電終了時間が短くて済むので、これを基準にすることで、複数の電池全体の放電終了時間を短縮できるからである。
また、他の解決手段は、直列接続された複数の電池を同時に充電するまたは放電させる充放電装置であって、総充電電流を供給する電流供給手段と、各々の前記電池と並列に配置され、個別に前記総充電電流の一部を第1個別バイパス電流としてバイパスして流し各々の前記電池を流れる個別充電電流を制御可能に構成されてなる複数の第1電流バイパス手段と、複数の前記電池により総放電電流を流させる電流放電手段と、各々の前記電池と並列に配置され、個別に前記総放電電流の一部を第2個別バイパス電流としてバイパスして流し各々の前記電池に流れる個別放電電流を制御可能に構成されてなる複数の第2電流バイパス手段と、前記電流供給手段、各々の前記第1電流バイパス手段、前記電流放電手段、及び、各々の前記第2電流バイパス手段を制御する充放電制御手段と、を備え、前記充放電制御手段は、充電時に、各々の前記電池の現在の電圧と基準とする第1基準電圧とを比較して、その電池の現在の電圧が前記第1基準電圧よりも高い場合には、その電池の現在の前記個別充電電流よりも小さい値を新たな個別充電電流とする一方、その電池の現在の電圧が前記第1基準電圧よりも低い場合には、その電池の現在の前記個別充電電流よりも大きい値を新たな個別充電電流とすることにより、各々の前記電池に供給する新たな前記個別充電電流をそれぞれ算出し、前記電流供給手段に、これらの個別充電電流のうち最も大きな最大個別充電電流以上の電流を新たな前記総充電電流として供給させると共に、各々の前記第1電流バイパス手段に、新たな前記総充電電流と各々の新たな前記個別充電電流との差分を、各々の新たな前記第1個別バイパス電流として流させ、放電時に、各々の前記電池の現在の電圧と基準とする第2基準電圧とを比較して、その電池の現在の電圧が前記第2基準電圧よりも高い場合には、その電池の現在の前記個別放電電流よりも大きい値を新たな個別放電電流とする一方、その電池の現在の電圧が前記第2基準電圧よりも低い場合には、その電池の現在の前記個別放電電流よりも小さい値を新たな個別放電電流とすることにより、各々の前記電池に流させる新たな前記個別放電電流をそれぞれ算出し、前記電流放電手段に、これらの個別放電電流のうち最も大きな最大個別放電電流以上の電流を新たな前記総放電電流として流させると共に、各々の前記第2電流バイパス手段に、新たな前記総放電電流と各々の新たな前記個別放電電流との差分を、各々の新たな前記第2個別バイパス電流として流させる充放電装置である。
本発明の充放電装置は、前述した充電装置と放電装置の両方の機能を有する装置である。従って、充電時には、複数の電池全体の充電満了時間を揃えることができ、また、複数の電池全体の充電満了時間を短くすることもできる。一方、放電時には、複数の電池全体の放電終了時間を揃えることができ、また、複数の電池全体の放電終了時間を短くすることもできる。
なお、第1電流バイパス手段と第2電流バイパス手段とは、別々に設けてもよいし、1つの回路や装置で実現してもよい。
なお、第1電流バイパス手段と第2電流バイパス手段とは、別々に設けてもよいし、1つの回路や装置で実現してもよい。
また、他の解決手段は、直列接続された複数の電池を同時に充電する充電方法であって、各々の前記電池の現在の電圧と基準とする基準電圧とを比較して、その電池の現在の電圧が前記基準電圧よりも高い場合には、その電池の現在の個別充電電流よりも小さい値を新たな個別充電電流とする一方、その電池の現在の電圧が前記基準電圧よりも低い場合には、その電池の現在の個別充電電流よりも大きい値を新たな個別充電電流とすることにより、各々の前記電池に供給する新たな個別充電電流をそれぞれ算出し、これらの個別充電電流のうち最も大きな最大個別充電電流以上の電流を新たな総充電電流として流すと共に、新たな前記総充電電流と各々の新たな前記個別充電電流との差分を、各々の新たな個別バイパス電流として各々の前記電池をバイパスさせて流す充電方法である。
本発明によれば、各電池の現在の電圧と基準とする基準電圧とを比較して、その電池の現在の電圧が基準電圧よりも高い場合には、その電池の現在の個別充電電流よりも小さい値を新たな個別充電電流とする。一方、その電池の現在の電圧が基準電圧よりも低い場合には、その電池の現在の個別充電電流よりも大きい値を新たな個別充電電流とする。このため、その時点で電圧上昇が早い電池については、その電池に流す個別充電電流を小さく設定し、その時点で電圧上昇の遅い電池については、その電池に流す個別充電電流を大きく設定できる。
そして、これらの個別充電電流のうち最も大きな最大個別充電電流以上の電流を新たな総充電電流として流すと共に、新たな総充電電流と各々の新たな個別充電電流との差分を、各々の新たな個別バイパス電流として流す。このようにすることで、その時点で電圧上昇が早い電池には、個別バイパス電流を大きくして、小さな個別充電電流を供給でき、その時点で電圧上昇が遅い電池には、個別バイパス電流を無くすか小さくして、大きな個別充電電流を供給できる。このようなフィードバック制御により、電圧上昇の早い電池は、電圧上昇率が小さくなり、一方、電圧上昇の遅い電池は、電圧上昇率が大きくなるので、各電池の充電状態を均等化できる。このため、複数の電池全体の充電満了時間を揃えることができ、また、複数の電池全体の充電満了時間を短くすることもできる。
更に、上記の充電方法であって、前記基準電圧は、所定の標準電池における充電時間と電圧との関係を表す電圧カーブに基づいて定める充電方法とすると良い。
本発明によれば、所定の標準電池における充電時間と電圧との関係を表す電圧カーブに基づいて定める。このため、容易かつ確実に、各電池の充電をフィードバック制御し、各電池の充電満了時間を揃え、また、各電池の充電満了時間を短くできる。
或いは、前記の充電方法であって、前記基準電圧は、複数の前記電池の中から選択した特定の電池の現在の電圧に基づいて定める充電方法とすると良い。
本発明によれば、基準電圧は、複数の電池の中から選択した特定の電池の現在の電圧に基づいて定める。このようにしても、容易かつ確実に、各電池の充電をフィードバック制御し、各電池の充電満了時間を揃え、また、各電池の充電満了時間を短くできる。
特に、特定の電池として、現在の電圧の最も高い電池を選択し、この電池の電圧を基準電圧とするとよい。電圧の高い電池はそれだけ充電満了時間が短くて済むので、これを基準にすることで、複数の電池全体の充電満了時間を短縮できるからである。
特に、特定の電池として、現在の電圧の最も高い電池を選択し、この電池の電圧を基準電圧とするとよい。電圧の高い電池はそれだけ充電満了時間が短くて済むので、これを基準にすることで、複数の電池全体の充電満了時間を短縮できるからである。
また、他の解決手段は、直列接続された複数の電池を同時に放電させる放電方法であって、各々の前記電池の現在の電圧と基準とする基準電圧とを比較して、その電池の現在の電圧が前記基準電圧よりも高い場合には、その電池の現在の個別放電電流よりも大きい値を新たな個別放電電流とする一方、その電池の現在の電圧が前記基準電圧よりも低い場合には、その電池の現在の個別放電電流よりも小さい値を新たな個別放電電流とすることにより、各々の前記電池に流させる新たな個別放電電流をそれぞれ算出し、これらの個別放電電流のうち最も大きな最大個別放電電流以上の電流を新たな総放電電流として流させると共に、新たな前記総放電電流と各々の新たな前記個別放電電流との差分を、各々の新たな個別バイパス電流として各々の前記電池をバイパスさせて流す放電方法である。
本発明によれば、各電池の現在の電圧と基準とする基準電圧とを比較して、その電池の現在の電圧が基準電圧よりも高い場合には、その電池の現在の個別放電電流よりも大きい値を新たな個別放電電流とする。一方、その電池の現在の電圧が基準電圧よりも低い場合には、その電池の現在の個別放電電流よりも小さい値を新たな個別放電電流とする。このため、その時点で電圧下降の遅い電池については、その電池を流れる個別放電電流を大きく設定し、その時点で電圧下降の早い電池については、その電池を流れる個別充電電流を小さく設定できる。
そして、これらの個別放電電流のうち最も大きな最大個別放電電流以上の電流を新たな総放電電流として流させると共に、新たな総放電電流と各々の新たな個別放電電流との差分を、各々の新たな個別バイパス電流として流させる。このようにすることで、その時点で電圧下降の遅い電池には、個別バイパス電流を無くすか小さくして、大きな個別放電電流を流させることができ、その時点で電圧下降の早い電池には、個別バイパス電流を大きくして、小さな個別放電電流を流させることができる。このようなフィードバック制御により、電圧下降の遅い電池は、電圧下降率が大きくなり、一方、電圧下降の早い電池は、電圧下降率が小さくなるので、各電池の放電状態を均等化できる。このため、複数の電池全体の放電終了時間を揃えることができ、また、複数の電池全体の放電終了時間を短くすることもできる。
更に、上記の放電方法であって、前記基準電圧は、所定の標準電池における放電時間と電圧との関係を表す電圧カーブに基づいて定める放電方法とするのが好ましい。
本発明のように、基準電圧を所定の標準電池における放電時間と電圧との関係を表す電圧カーブに基づいて定めれば、容易かつ確実に、各電池の放電をフィードバック制御し、各電池の放電終了時間を揃え、また、各電池の放電終了時間を短くできる。
或いは、前記の放電装置であって、前記基準電圧は、複数の前記電池の中から選択した特定の電池の現在の電圧に基づいて定める放電装置とするのが好ましい。
本発明によれば、基準電圧は、複数の電池の中から選択した特定の電池の現在の電圧に基づいて定める。このようにしても、容易かつ確実に、各電池の放電をフィードバック制御し、各電池の放電終了時間を揃え、また、各電池の放電終了時間を短くできる。
特に、特定の電池として、現在の電圧の最も低い電池を選択し、この電池の電圧を基準電圧とするとよい。電圧の低い電池はそれだけ放電終了時間が短くて済むので、これを基準にすることで、複数の電池全体の放電終了時間を短縮できるからである。
特に、特定の電池として、現在の電圧の最も低い電池を選択し、この電池の電圧を基準電圧とするとよい。電圧の低い電池はそれだけ放電終了時間が短くて済むので、これを基準にすることで、複数の電池全体の放電終了時間を短縮できるからである。
(実施形態1)
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。図1に本実施形態1に係る充電装置100を示す。この充電装置100は、電池D1,D2,D3の生産時に用いられる装置であり、直列接続された複数の電池D1,D2,D3を同時に充電できる装置である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。図1に本実施形態1に係る充電装置100を示す。この充電装置100は、電池D1,D2,D3の生産時に用いられる装置であり、直列接続された複数の電池D1,D2,D3を同時に充電できる装置である。
この充電装置100は、電流供給装置(電流供給手段)110と、3つの電圧測定器121,122,123と、3つの電流バイパス回路(電流バイパス手段)131,132,133と、充電制御回路(充電制御手段)140とを備える。
このうち電流供給装置110は、DC/DCコンバータ、整流平滑回路、交流電源等から構成されている。この電流供給装置110は、直列接続された複数(本実施例では3個)の電池D1,D2,D3の両端に接続され、これらの電池D1,D2,D3全体に対し、図中に破線の矢印で示すように総充電電流Isを供給する。また、この電流供給装置110は、充電制御回路140にも接続されており、この充電制御回路140からの指示を受けて、総充電電流Isの大きさを変えるように構成されている。
このうち電流供給装置110は、DC/DCコンバータ、整流平滑回路、交流電源等から構成されている。この電流供給装置110は、直列接続された複数(本実施例では3個)の電池D1,D2,D3の両端に接続され、これらの電池D1,D2,D3全体に対し、図中に破線の矢印で示すように総充電電流Isを供給する。また、この電流供給装置110は、充電制御回路140にも接続されており、この充電制御回路140からの指示を受けて、総充電電流Isの大きさを変えるように構成されている。
各電圧測定器121,122,123は、各電池D1,D2,D3の両端子にそれぞれ接続され、各電池D1,D2,D3の現在の電圧を検知する。また、各電圧測定器121,122,123は、それぞれ充電制御回路140にも接続されており、充電制御回路140に対し、各電池D1,D2,D3の現在の電圧に応じた信号を出力する。
各電流バイパス回路131,132,133は、それぞれ各電池D1,D2,D3と並列に接続されている。各電流バイパス回路131,132,133は、バイパス路の開閉を行うトランジスタや、個別バイパス電流Ie1,Ie2,Ie3の大きさを可変させる抵抗、これらを制御する駆動回路等から構成されている。そして、各電流バイパス回路131,132,133は、それぞれ総充電電流Isの一部を個別バイパス電流Ie1,Ie2,Ie3としてバイパスして流し、各電池D1,D2,D3に流れる個別充電電流Ic1,Ic2,Ic3を制御する。また、各電流バイパス回路131,132,133は、それぞれ充電制御回路140にも接続されており、この充電制御回路140からの指示を受けて、上記のように、個別バイパス電流Ie1,Ie2,Ie3をバイパスして流し、個別充電電流Ic1,Ic2,Ic3を制御する。
次に、充電制御回路140について説明する。この充電制御回路140は、マイコンから構成されている。充電制御回路140は、上述のように、電流供給装置110、電圧測定器121,122,123及び電流バイパス回路131,132,133にそれぞれ接続されている。
充電制御回路140は、各電池D1,D2,D3に供給する新たな個別充電電流Ic1,Ic2,Ic3をそれぞれ算出する。即ち、電圧測定器121,122,123から各電池D1,D2,D3の現在の電圧に応じた信号を入力する。そして、各電池D1,D2,D3の現在の電圧と基準とする基準電圧との比較をする。本実施形態1では、生産上起こり得る電池容量の個体ばらつきから平均電池を求め、これを標準電池とする。そして、この標準電池における充電時間と電圧との関係を表す基準電圧カーブ(図3中に破線で示す)に基づいて、その時点での基準電圧を定める。
充電制御回路140は、各電池D1,D2,D3に供給する新たな個別充電電流Ic1,Ic2,Ic3をそれぞれ算出する。即ち、電圧測定器121,122,123から各電池D1,D2,D3の現在の電圧に応じた信号を入力する。そして、各電池D1,D2,D3の現在の電圧と基準とする基準電圧との比較をする。本実施形態1では、生産上起こり得る電池容量の個体ばらつきから平均電池を求め、これを標準電池とする。そして、この標準電池における充電時間と電圧との関係を表す基準電圧カーブ(図3中に破線で示す)に基づいて、その時点での基準電圧を定める。
次に、ある電池(例えば電池D1)の現在の電圧が基準電圧よりも高い場合には、この電池D1の現在の個別充電電流Ic1よりも小さい値を新たな個別充電電流Ic1とする。具体的には、現在の個別充電電流Ic1から所定の補正値Δαを引いて、新たな個別充電電流Ic1とする。
一方、ある電池(例えば電池D3)の現在の電圧が基準電圧よりも低い場合には、この電池D3の現在の個別充電電流Ic3よりも大きい値を新たな個別充電電流Ic3とする。具体的には、現在の個別充電電流Ic3に所定の補正値Δαを足して、新たな個別充電電流Ic3とする。
一方、ある電池(例えば電池D3)の現在の電圧が基準電圧よりも低い場合には、この電池D3の現在の個別充電電流Ic3よりも大きい値を新たな個別充電電流Ic3とする。具体的には、現在の個別充電電流Ic3に所定の補正値Δαを足して、新たな個別充電電流Ic3とする。
また、充電制御回路140は、上記の新たな個別充電電流Ic1,Ic2,Ic3のうち、最も大きな最大個別充電電流(例えば個別充電電流Ic1)を、新たな総充電電流Isとし、この新たな総充電電流Isを電流供給装置110に供給させる。なお、本実施形態1では、最大個別充電電流それ自体の値を新たな総充電電流Isとしているが、最大個別充電電流よりも大きい値を新たな総充電電流Isとしてもよい。
また、充電制御回路140は、新たな総充電電流Isと各々の新たな個別充電電流Ic1,Ic2,Ic3との差分をそれぞれ算出し、これを各々の個別バイパス電流Ie1,Ie2,Ie3とする。そして、この個別バイパス電流Ie1,Ie2,Ie3を各電流バイパス回路131,132,133に流させる。これにより、各電池D1,D2,D3には、上述の新たな個別充電電流Ic1,Ic2,Ic3が流れることになる。
次に、この充電装置100を用いた具体的な充電方法を、図2及び図3を参照しつつ説明する。図2は充電制御の流れを示すフローチャートである。また、図3は充電時間と各電池D1,D2,D3の電圧との関係を示すグラフである。
充電制御が始まると、ステップS1に進み、各電池D1,D2,D3の充電が開始される。具体的には、充電制御回路140が、予め設定された所定の初期電流を総充電電流Isとして、電流供給装置110に供給させる。また、充電制御回路140は、この総充電電流Isを各々の個別充電電流Ic1,Ic2,Ic3とし、各々の個別バイパス電流Ie1,Ie2,Ie3をそれぞれ零とする。そして、充電制御回路140は、各電流バイパス回路131,132,133で、総充電電流Isの一部をバイパスさせて流すことなく、各電池D1,D2,D3に、個別充電電流Ic1,Ic2,Ic3として総充電電流Isを流させる。
次に、ステップS2に進み、所定時間ta(例えば、60秒)が経過したか否かを判断する。ここで、NO、即ち、所定時間taがまだ経過していない場合は、ステップS2を繰り返す。一方、YES、即ち、所定時間taが経過した場合には、次のステップS3に進む。
このように所定時間taを待つことで、その間に各電池D1,D2,D3の充電が進むので、図3に示すように各電池D1,D2,D3の電圧が上昇する。このとき、電池D1,D2,D3に容量ばらつき等のばらつきがあれば、図3に示すように、電圧上昇の様子が異なってくる。本例においては、電池D1の電池容量が最も小さく、電池D3の電池容量が最も大きい。この所定時間ta内では、各電池D1,D2,D3の個別充電電流Ic1,Ic2,Ic3が等しいので、電池D1の電圧上昇が最も大きく、電池D3の電圧上昇が最も小さくなる。
このように所定時間taを待つことで、その間に各電池D1,D2,D3の充電が進むので、図3に示すように各電池D1,D2,D3の電圧が上昇する。このとき、電池D1,D2,D3に容量ばらつき等のばらつきがあれば、図3に示すように、電圧上昇の様子が異なってくる。本例においては、電池D1の電池容量が最も小さく、電池D3の電池容量が最も大きい。この所定時間ta内では、各電池D1,D2,D3の個別充電電流Ic1,Ic2,Ic3が等しいので、電池D1の電圧上昇が最も大きく、電池D3の電圧上昇が最も小さくなる。
次に、ステップS3において、各電池D1,D2,D3の現在の電圧をそれぞれ測定する。具体的には、充電制御回路140が、電圧測定器121,122,123から各電池D1,D2,D3の現在の電圧に応じた信号を入力し、各電池D1,D2,D3の現在の電圧をそれぞれ測定する。
次に、ステップS4に進む。そして、全ての電池D1,D2,D3が所定の電圧に達したか否かを判断する。ここで言う所定電圧とは、満充電状態における電圧である。即ち、このステップS4では、全ての電池D1,D2,D3が満充電状態に達したか否かを判断する。ここで、YES、即ち、全ての電池D1,D2,D3が満充電状態に達した場合には、充電を終了する。一方、NO、即ち、少なくともいずれかの電池D1,D2,D3が満充電状態に達していない場合には、ステップS5に進む。
ステップS5では、新たな個別充電電流Ic1,Ic2,Ic3、新たな個別バイパス電流Ie1,Ie2,Ie3、及び、新たな総充電電流Isを決定する。
具体的には、充電制御回路140が、ステップS3で測定した各電池D1,D2,D3の現在の電圧と、基準とする基準電圧とを比較する。基準電圧は、前述したように、標準電池における充電時間と電圧との関係を表す基準電圧カーブ(図3中に破線で示す)に基づいて、その都度を定める。
具体的には、充電制御回路140が、ステップS3で測定した各電池D1,D2,D3の現在の電圧と、基準とする基準電圧とを比較する。基準電圧は、前述したように、標準電池における充電時間と電圧との関係を表す基準電圧カーブ(図3中に破線で示す)に基づいて、その都度を定める。
そして、ある電池(例えば電池D1)の現在の電圧がその時点における基準電圧よりも高い場合には、この電池D1の現在の個別充電電流Ic1よりも小さい値を新たな個別充電電流Ic1とする。具体的には、現在の個別充電電流Ic1から所定の補正値Δαを引いて、新たな個別充電電流Ic1とする。
一方、ある電池(例えば電池D3)の現在の電圧がその時点における基準電圧よりも低い場合には、この電池D3の現在の個別充電電流Ic3よりも大きい値を新たな個別充電電流Ic3とする。具体的には、現在の個別充電電流Ic3に所定の補正値Δαを足して、新たな個別充電電流Ic3とする。
一方、ある電池(例えば電池D3)の現在の電圧がその時点における基準電圧よりも低い場合には、この電池D3の現在の個別充電電流Ic3よりも大きい値を新たな個別充電電流Ic3とする。具体的には、現在の個別充電電流Ic3に所定の補正値Δαを足して、新たな個別充電電流Ic3とする。
また、充電制御回路140は、上記の新たな個別充電電流Ic1,Ic2,Ic3のうち、最も大きな最大個別充電電流(例えば個別充電電流Ic1)を、新たな総充電電流Isとする。
更に、充電制御回路140は、新たな総充電電流Isと各々の新たな個別充電電流Ic1,Ic2,Ic3との差分をそれぞれ算出し、これを各々の個別バイパス電流Ie1,Ie2,Ie3とする。その後、ステップS6に進む。
更に、充電制御回路140は、新たな総充電電流Isと各々の新たな個別充電電流Ic1,Ic2,Ic3との差分をそれぞれ算出し、これを各々の個別バイパス電流Ie1,Ie2,Ie3とする。その後、ステップS6に進む。
次に、ステップS6では、新たな総充電電流Isを供給する。即ち、ステップS5で算出した新たな総充電電流Isを、電流供給装置110に供給させる。その後、ステップS7に進む。
次に、ステップS7では、各電池D1,D2,D3に新たな個別充電電流Ic1,Ic2,Ic3を供給する。即ち、充電制御回路140が、各電流バイパス回路131,132,133に、新たな個別バイパス電流Ie1,Ie2,Ie3をバイパスさせて、各電池D1,D2,D3に新たな個別充電電流Ic1,Ic2,Ic3を流させる。その後、ステップS8に進む。
ステップS8では、所定時間tb(例えば、60秒)が経過したか否かを判断する。ここで、NO、即ち、所定時間tbがまだ経過していない場合は、ステップS8を繰り返す。一方、YES、即ち、所定時間tbが経過した場合には、ステップS3まで戻る。このように所定時間tbを待つことで、その間に各電池D1,D2,D3の充電が進み、図3に示すように、各電池D1,D2,D3の電圧が、基準電圧カーブに近づくように上昇する。
これ以降は、ステップS3からステップS8を繰り返す。そうすると、図3に示すように、各電池D1,D2,D3の電圧が、基準電圧カーブに徐々に近づいていき、少なくとも満充電状態になるまでには、各電池D1,D2,D3の電圧が基準電圧カーブとほぼ一致するようになる。そして、各電池D1,D2,D3が満充電状態に達した場合には、ステップS4において、YESと判断され、充電が終了する。
以上で述べたように、本実施形態1では、充電制御回路140が、各電池D1,D2,D3の現在の電圧と基準電圧とを比較して、その電池の現在の電圧が基準電圧よりも高い場合には、その電池の現在の個別充電電流よりも小さい値を新たな個別充電電流とする。一方、その電池の現在の電圧が基準電圧よりも低い場合には、その電池の現在の個別充電電流よりも大きい値を新たな個別充電電流とする。このため、その時点で電圧上昇が早い電池については、その電池に流す個別充電電流を小さく設定し、その時点で電圧上昇の遅い電池については、その電池に流す個別充電電流を大きく設定できる。
そして、充電制御回路140は、電流供給装置110に、新たな個別充電電流Ic1,Ic2,Ic3のうち最も大きな最大個別充電電流を新たな総充電電流Isとして流させると共に、各々の電流バイパス回路131,132,133に、新たな総充電電流Isと各々の新たな個別充電電流Ic1,Ic2,Ic3との差分を、各々の新たな個別バイパス電流Ie1,Ie2,Ie3として流させる。このようにすることで、その時点で電圧上昇が早い電池には、個別バイパス電流を大きくして、小さな個別充電電流を供給でき、その時点で電圧上昇が遅い電池には、個別バイパス電流を無くすか小さくして、大きな個別充電電流を供給できる。このようなフィードバック制御により、電圧上昇の早い電池は、電圧上昇率が小さくなり、一方、電圧上昇の遅い電池は、電圧上昇率が大きくなるので、各電池D1,D2,D3の充電状態を均等化できる。このため、複数の電池D1,D2,D3全体の充電満了時間を揃えることができ、また、複数の電池D1,D2,D3全体の充電満了時間を短くできる。
更に、本実施形態1では、基準電圧は、所定の標準電池における充電時間と電圧との関係を表す電圧カーブに基づいて定めている。このため、容易かつ確実に、各電池D1,D2,D3の充電をフィードバック制御し、各電池D1,D2,D3の充電満了時間を揃え、また、各電池D1,D2,D3の充電満了時間を短くできる。
(実施形態2)
次いで、第2の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。本実施形態2では、基準電圧を、複数の電池D1,D2,D3の中から選択した特定の電池の現在の電圧に基づいて定める点が、上記実施形態1と異なる。それ以外は、概略上記実施形態1と同様である。図4に本実施形態2における充電時間と各電池D1,D2,D3の電圧との関係を表すグラフを示す。
次いで、第2の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。本実施形態2では、基準電圧を、複数の電池D1,D2,D3の中から選択した特定の電池の現在の電圧に基づいて定める点が、上記実施形態1と異なる。それ以外は、概略上記実施形態1と同様である。図4に本実施形態2における充電時間と各電池D1,D2,D3の電圧との関係を表すグラフを示す。
本実施形態2の充電装置の構成は、上記実施形態1の充電装置100と同様である(図1参照)。しかし、充電制御(図2参照)の一部が、上記実施形態1とは異なる。具体的には、ステップS5におけて参照する基準電圧が、上記実施形態1の基準電圧と異なる。即ち、本実施形態2では、ステップS3で測定した各電池D1,D2,D3の現在の電圧のうち、最も大きな電圧を、その時点における基準電圧とする。例えば、図4のグラフにおいては、電池D1の電圧が他の電池D2,D3の電圧よりも大きいので、電池D1の電圧が基準電圧となる。
なお、図4のグラフにおいては、電池D1の電圧が常に他の電池D2,D3の電圧よりも高いため、電池D1の電圧が常に基準電圧となる。しかし、充電制御の過程で、この電池D1よりも他の電池D2,D3の電圧が高くなった場合には、その電池の電圧が基準電圧となる。
なお、図4のグラフにおいては、電池D1の電圧が常に他の電池D2,D3の電圧よりも高いため、電池D1の電圧が常に基準電圧となる。しかし、充電制御の過程で、この電池D1よりも他の電池D2,D3の電圧が高くなった場合には、その電池の電圧が基準電圧となる。
その後はこの基準電圧に基づいて、新たな個別充電電流Ic1,Ic2,Ic3、新たな個別バイパス電流Ie1,Ie2,Ie3、及び、新たな総充電電流Isを算出する。
即ち、現在の電圧がその時点における基準電圧よりも低い電池(例えば電池D3)については、この電池D3の現在の個別充電電流Ic3よりも大きい値を新たな個別充電電流Ic3とする。具体的には、上記実施形態1と同様に、現在の個別充電電流Ic3に所定の補正値Δαを足して、新たな個別充電電流Ic3とする。
即ち、現在の電圧がその時点における基準電圧よりも低い電池(例えば電池D3)については、この電池D3の現在の個別充電電流Ic3よりも大きい値を新たな個別充電電流Ic3とする。具体的には、上記実施形態1と同様に、現在の個別充電電流Ic3に所定の補正値Δαを足して、新たな個別充電電流Ic3とする。
また、現在の電圧がその時点における基準電圧と同じ電池(例えば電池D1)については、この電池D1の現在の個別充電電流Ic1をそのまま継続して新たな個別充電電流Ic1とする。
なお、本実施形態2は、各電池D1,D2,D3のうち、現在の電圧が最も高い電池(例えば電池D1)の電圧を基準電圧としているので、現在の電圧が基準電圧よりも高い電池は存在しない。従って、現在の個別充電電流よりも小さい値を新たな個別充電電流とすることは事実上あり得ない。
なお、本実施形態2は、各電池D1,D2,D3のうち、現在の電圧が最も高い電池(例えば電池D1)の電圧を基準電圧としているので、現在の電圧が基準電圧よりも高い電池は存在しない。従って、現在の個別充電電流よりも小さい値を新たな個別充電電流とすることは事実上あり得ない。
また、充電制御回路140は、上記実施形態1と同様に、上記の新たな個別充電電流Ic1,Ic2,Ic3のうち、最も大きな最大個別充電電流(例えば個別充電電流Ic1)を、新たな総充電電流Isとする。
更に、充電制御回路140は、上記実施形態1と同様に、新たな総充電電流Isと各々の新たな個別充電電流Ic1,Ic2,Ic3との差分をそれぞれ算出し、これを各々の個別バイパス電流Ie1,Ie2,Ie3とする。その後、ステップS6に進む。
更に、充電制御回路140は、上記実施形態1と同様に、新たな総充電電流Isと各々の新たな個別充電電流Ic1,Ic2,Ic3との差分をそれぞれ算出し、これを各々の個別バイパス電流Ie1,Ie2,Ie3とする。その後、ステップS6に進む。
このような充電制御を行うと、図4に示すように、各電池D1,D2,D3の電圧が、互いに徐々に近づいていき、少なくとも満充電状態になるまでには、各電池D1,D2,D3の電圧が互いにほぼ一致するようになる。そして、各電池D1,D2,D3が満充電状態に達した場合には、ステップS4において、YESと判断され、充電が終了する。
このように本実施形態2でも、複数の電池D1,D2,D3全体の充電満了時間を揃えることができ、また、複数の電池D1,D2,D3全体の充電満了時間を短くできる。
また、本実施形態2では、基準電圧を、複数の電池D1,D2,D3の中から選択した特定の電池の現在の電圧に基づいて定めている。このため、容易かつ確実に、各電池D1,D2,D3の充電をフィードバック制御し、各電池D1,D2,D3の充電満了時間を揃え、また、各電池D1,D2,D3の充電満了時間を短くできる。特に、特定の電池として、現在の電圧の最も高い電池を選択し、この電池の電圧を基準電圧としている。電圧上昇の早い電池はそれだけ放電満了時間が短くて済むので、これを基準にすることで、複数の電池D1,D2,D3全体の充電満了時間を短縮できる。
また、本実施形態2では、基準電圧を、複数の電池D1,D2,D3の中から選択した特定の電池の現在の電圧に基づいて定めている。このため、容易かつ確実に、各電池D1,D2,D3の充電をフィードバック制御し、各電池D1,D2,D3の充電満了時間を揃え、また、各電池D1,D2,D3の充電満了時間を短くできる。特に、特定の電池として、現在の電圧の最も高い電池を選択し、この電池の電圧を基準電圧としている。電圧上昇の早い電池はそれだけ放電満了時間が短くて済むので、これを基準にすることで、複数の電池D1,D2,D3全体の充電満了時間を短縮できる。
(実施形態3)
次いで、第3の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1または2と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。図5に本実施形態3に係る放電装置200を示す。この放電装置200は、電池D1,D2,D3の生産時に用いられる装置であり、直列接続された複数の電池D1,D2,D3を同時に放電できる装置である。
次いで、第3の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1または2と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。図5に本実施形態3に係る放電装置200を示す。この放電装置200は、電池D1,D2,D3の生産時に用いられる装置であり、直列接続された複数の電池D1,D2,D3を同時に放電できる装置である。
この放電装置200は、電流放電装置(電流放電手段)210と、3つの電圧測定器221,222,223と、3つの電流バイパス回路(電流バイパス手段)231,232,233と、放電制御回路(放電制御手段)240とを備える。
このうち電流放電装置210は、回生装置等により構成されている。この電流放電装置210は、直列接続された複数の電池D1,D2,D3の両端に接続され、これらの電池D1,D2,D3により、図中に破線の矢印で示すように総放電電流Itを流させる。また、この電流放電装置210は、放電制御回路240にも接続されており、この放電制御回路240からの指示を受けて、総放電電流Itの大きさを変えられるように構成されている。
このうち電流放電装置210は、回生装置等により構成されている。この電流放電装置210は、直列接続された複数の電池D1,D2,D3の両端に接続され、これらの電池D1,D2,D3により、図中に破線の矢印で示すように総放電電流Itを流させる。また、この電流放電装置210は、放電制御回路240にも接続されており、この放電制御回路240からの指示を受けて、総放電電流Itの大きさを変えられるように構成されている。
各電圧測定器221,222,223は、それぞれ各電池D1,D2,D3の両端子に接続され、各電池D1,D2,D3の現在の電圧を検出する。また、各電圧測定器221,222,223は、それぞれ放電制御回路240にも接続されており、放電制御回路240へ各電池D1,D2,D3の現在の電圧に応じた信号を出力する。
各電流バイパス回路231,232,233は、それぞれ各電池D1,D2,D3と並列に接続されている。各電流バイパス回路231,232,233は、バイパス路の開閉を行うトランジスタや、個別バイパス電流If1,If2,If3の大きさを可変させる抵抗、これらを制御する駆動回路等から構成されている。そして、各電流バイパス回路231,232,233は、それぞれ総放電電流Itの一部を個別バイパス電流If1,If2,If3として流し、各電池D1,D2,D3に流させる個別放電電流Id1,Id2,Id3を制御する。また、各電流バイパス回路231,232,233は、それぞれ放電制御回路240にも接続されており、この放電制御回路240からの指示を受けて、上記のように、個別バイパス電流If1,If2,If3としてバイパスして流し、個別放電電流Id1,Id2,Id3を制御する。
放電制御回路240は、マイコンから構成されている。この放電制御回路240は、上述のように、電流放電装置210、電圧測定器221,222,223及び電流バイパス回路231,232,233にそれぞれ接続されている。
放電制御回路240は、各電池D1,D2,D3を流させる新たな個別放電電流Id1,Id2,Id3をそれぞれ算出する。即ち、電圧測定器221,222,223から各電池D1,D2,D3の現在の電圧に応じた信号を入力する。そして、各電池D1,D2,D3の現在の電圧と基準とする基準電圧との比較をする。本実施形態3では、生産上起こり得る電池容量の個体ばらつきから平均電池を求め、これを標準電池とする。そして、この標準電池における放電時間と電圧との関係を表す電圧カーブに基づいて、その時点での基準電圧を定める。
放電制御回路240は、各電池D1,D2,D3を流させる新たな個別放電電流Id1,Id2,Id3をそれぞれ算出する。即ち、電圧測定器221,222,223から各電池D1,D2,D3の現在の電圧に応じた信号を入力する。そして、各電池D1,D2,D3の現在の電圧と基準とする基準電圧との比較をする。本実施形態3では、生産上起こり得る電池容量の個体ばらつきから平均電池を求め、これを標準電池とする。そして、この標準電池における放電時間と電圧との関係を表す電圧カーブに基づいて、その時点での基準電圧を定める。
次に、ある電池(例えば電池D1)の現在の電圧が基準電圧よりも高い場合には、この電池D1の現在の個別放電電流Id1よりも大きい値を新たな個別放電電流Id1とする。具体的には、現在の個別放電電流Id1に所定の補正値Δβを足して、新たな個別放電電流Id1とする。
一方、ある電池(例えば電池D3)の現在の電圧が基準電圧よりも低い場合には、この電池D3の現在の個別放電電流Id3よりも小さい値を新たな個別放電電流Id3とする。具体的には、現在の個別放電電流Id3から所定の補正値Δβを引いて、新たな個別放電電流Id3とする。
一方、ある電池(例えば電池D3)の現在の電圧が基準電圧よりも低い場合には、この電池D3の現在の個別放電電流Id3よりも小さい値を新たな個別放電電流Id3とする。具体的には、現在の個別放電電流Id3から所定の補正値Δβを引いて、新たな個別放電電流Id3とする。
また、放電制御回路240は、上記の新たな個別放電電流Id1,Id2,Id3のうち、最も大きな最大個別放電電流(例えば個別放電電流Id1)を、新たな総放電電流Itとし、この新たな総放電電流Itを流させる。
また、放電制御回路240は、新たな総放電電流Itと各々の新たな個別放電電流Id1,Id2,Id3との差分をそれぞれ算出し、これを各々の個別バイパス電流If1,Ief,Iefとする。そして、この個別バイパス電流If1,If2,If3を各電流バイパス回路231,232,233にバイパスして流させる。これにより、各電池D1,D2,D3は、上述の新たな個別放電電流Id1,Id2,Id3を流すこととなる。
次に、この放電装置200を用いた具体的な放電方法を、図6及び図7を参照しつつ説明する。図6は放電制御の流れを示すフローチャートである。また、図7は放電時間と各電池D1,D2,D3の電圧との関係を示すグラフである。
放電制御が始まると、ステップS11に進み、各電池D1,D2,D3の放電が開始される。具体的には、放電制御回路240が、予め設定された所定の初期電流を総放電電流Itと流すように、電流放電装置210に指示する。また、放電制御回路240は、この総放電電流Itを各々の個別放電電流Id1,Id2,Id3とし、各々の個別バイパス電流If1,If2,If3をそれぞれ零とする。そして、放電制御回路240は、各電流バイパス回路231,232,233で、総放電電流Itの一部をバイパスさせて流すことなく、各電池D1,D2,D3に個別放電電流Id1,Id2,Id3として総放電電流Itを流させる。
次に、ステップS12に進み、所定時間tc(例えば、60秒)が経過したか否かを判断する。ここで、NO、即ち、所定時間tcがまだ経過していない場合は、ステップS12を繰り返す。そして、YES、即ち、所定時間tcが経過した場合には、次のステップS13に進む。
このように所定時間tcを待つことで、その間に各電池D1,D2,D3の放電が進むので、図7に示すように各電池D1,D2,D3の電圧が下降する。このとき、電池D1,D2,D3に容量ばらつき等のばらつきがあれば、図7に示すように、電圧下降の様子が異なってくる。本例においては、電池D1の電池容量が最も小さく、電池D3の電池容量が最も大きい。この所定時間tc内では、各電池D1,D2,D3の個別放電電流Id1,Id2,Id3が等しいので、電池D1の電圧下降が最も大きく、電池D3の電圧下降が最も小さくなる。
このように所定時間tcを待つことで、その間に各電池D1,D2,D3の放電が進むので、図7に示すように各電池D1,D2,D3の電圧が下降する。このとき、電池D1,D2,D3に容量ばらつき等のばらつきがあれば、図7に示すように、電圧下降の様子が異なってくる。本例においては、電池D1の電池容量が最も小さく、電池D3の電池容量が最も大きい。この所定時間tc内では、各電池D1,D2,D3の個別放電電流Id1,Id2,Id3が等しいので、電池D1の電圧下降が最も大きく、電池D3の電圧下降が最も小さくなる。
次に、ステップS13において、各電池D1,D2,D3の現在の電圧をそれぞれ測定する。具体的には、放電制御回路240が、電圧測定器221,222,223から各電池D1,D2,D3の現在の電圧に応じた信号を入力し、各電池D1,D2,D3の現在の電圧をそれぞれ測定する。
次に、ステップS14に進む。そして、全ての電池D1,D2,D3が所定の電圧に達したか否かを判断する。ここで言う所定電圧とは、放電完了状態における電圧である。即ち、このステップS14では、全ての電池D1,D2,D3が放電完了状態に達したか否かを判断する。ここで、YES、即ち、全ての電池D1,D2,D3が放電完了状態に達した場合には、放電を終了する。一方、NO、即ち、少なくともいずれかの電池D1,D2,D3が放電完了状態に達していない場合には、ステップS15に進む。
ステップS15では、新たな個別放電電流Id1,Id2,Id3、新たな個別バイパス電流If1,If2,If3、及び、新たな総放電電流Itを決定する。
具体的には、放電制御回路240が、ステップS13で測定した各電池D1,D2,D3の現在の電圧と、基準とする基準電圧とを比較する。基準電圧は、前述したように、標準電池における放電時間と電圧との関係を表す電圧カーブに基づいて、その都度を定める。
具体的には、放電制御回路240が、ステップS13で測定した各電池D1,D2,D3の現在の電圧と、基準とする基準電圧とを比較する。基準電圧は、前述したように、標準電池における放電時間と電圧との関係を表す電圧カーブに基づいて、その都度を定める。
そして、ある電池(例えば電池D3)の現在の電圧が基準電圧よりも高い場合には、この電池D3の現在の個別放電電流Id3よりも大きい値を新たな個別放電電流Id3とする。具体的には、現在の個別放電電流Id3に所定の補正値Δβを足して、新たな個別放電電流Id3とする。
一方、ある電池(例えば電池D1)の現在の電圧が基準電圧よりも低い場合には、この電池D1の現在の個別放電電流Id1よりも小さい値を新たな個別放電電流Id1とする。具体的には、現在の個別放電電流Id1から所定の補正値Δαを引いて、新たな個別放電電流Id3とする。
一方、ある電池(例えば電池D1)の現在の電圧が基準電圧よりも低い場合には、この電池D1の現在の個別放電電流Id1よりも小さい値を新たな個別放電電流Id1とする。具体的には、現在の個別放電電流Id1から所定の補正値Δαを引いて、新たな個別放電電流Id3とする。
また、放電制御回路240は、上記の新たな個別放電電流Id1,Id2,Id3のうち、最も大きな最大個別放電電流(例えば個別放電電流Id3)を、新たな総放電電流Itとする。
更に、放電制御回路240は、新たな総放電電流Itと各々の新たな個別放電電流Id1,Id2,Id3との差分をそれぞれ算出し、これを各々の個別バイパス電流If1,If2,If3とする。その後、ステップS16に進む。
更に、放電制御回路240は、新たな総放電電流Itと各々の新たな個別放電電流Id1,Id2,Id3との差分をそれぞれ算出し、これを各々の個別バイパス電流If1,If2,If3とする。その後、ステップS16に進む。
次に、ステップS16では、新たな総放電電流Itを流させる。即ち、ステップS15で算出した新たな総放電電流Itを、複数の電池D1,D2,D3により流させるように電流放電装置210を制御する。その後、ステップS17に進む。
次に、ステップS17では、各電池D1,D2,D3に新たな個別放電電流Id1,Id2,Id3を流させる。即ち、放電制御回路240が、各電流バイパス回路231,232,233に、新たな個別バイパス電流If1,If2,If3をバイパスさせて、各電池D1,D2,D3に新たな個別放電電流Id1,Id2,Id3を流させる。その後、ステップS18に進む。
ステップS18では、所定時間td(例えば、60秒)が経過したか否かを判断する。ここで、NO、即ち、所定時間tdがまだ経過していない場合は、ステップS18を繰り返す。一方、YES、即ち、所定時間tdが経過した場合には、ステップS13まで戻る。このように所定時間tdを待つことで、その間に各電池D1,D2,D3の放電が進み、各電池D1,D2,D3の電圧が、基準電圧カーブに近づくように下降する。
これ以降は、ステップS13からステップS18を繰り返す。そうすると、各電池D1,D2,D3の電圧が、基準電圧カーブに徐々に近づいていき、少なくとも所定の放電状態になるまでには、各電池D1,D2,D3の電圧が基準電圧カーブとほぼ一致するようになる。そして、各電池D1,D2,D3が所定の放電状態に達した場合には、ステップS14において、YESと判断され、放電が終了する。
以上で述べたように、本実施形態3では、放電制御回路240が、各電池D1,D2,D3の現在の電圧と基準電圧とを比較して、その電池の現在の電圧が基準電圧よりも高い場合には、その電池の現在の個別放電電流よりも大きい値を新たな個別放電電流とする。一方、その電池の現在の電圧が基準電圧よりも低い場合には、その電池の現在の個別放電電流よりも小さい値を新たな個別放電電流とする。このため、その時点で電圧下降が遅い電池については、その電池に流す個別放電電流を大きく設定し、その時点で電圧下降が早い電池については、その電池に流す個別放電電流を小さく設定できる。
そして、放電制御回路240は、新たな個別放電電流Id1,Id2,Id3のうち最も大きな最大個別放電電流を新たな総放電電流Itとして流させると共に、各々の電流バイパス回路231,232,233に、新たな総放電電流Isと各々の新たな個別放電電流Id1,Id2,Id3との差分を、各々の新たな個別バイパス電流If1,If2,If3として流させる。このようにすることで、その時点で電圧下降の遅い電池には、個別バイパス電流を無くすか小さくして、大きな個別放電電流を流させることができ、その時点で電圧下降が早い電池には、個別バイパス電流を大きくして、小さな個別放電電流を流させる。このようなフィードバック制御により、電圧下降の遅い電池は、電圧下降率が大きくなり、一方、電圧下降の早い電池は、電圧下降率が小さくなるので、各電池D1,D2,D3の放電状態を均等化できる。このため、複数の電池D1,D2,D3全体の放電終了時間を揃えることができ、また、複数の電池D1,D2,D3全体の放電終了時間を短くできる。
更に、本実施形態3では、基準電圧は、所定の標準電池における放電時間と電圧との関係を表す電圧カーブに基づいて定めている。このため、容易かつ確実に、各電池D1,D2,D3の放電をフィードバック制御し、各電池D1,D2,D3の放電終了時間を揃え、また、各電池D1,D2,D3の放電終了時間を短くできる。
(実施形態4)
次いで、第4の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1〜3のいずれかと同様な部分の説明は、省略または簡略化する。本実施形態4では、基準電圧を、複数の電池D1,D2,D3の中から選択した特定の電池の現在の電圧に基づいて定める点が、上記実施形態3と異なる。それ以外は、概略上記実施形態3と同様である。
次いで、第4の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1〜3のいずれかと同様な部分の説明は、省略または簡略化する。本実施形態4では、基準電圧を、複数の電池D1,D2,D3の中から選択した特定の電池の現在の電圧に基づいて定める点が、上記実施形態3と異なる。それ以外は、概略上記実施形態3と同様である。
本実施形態4の放電装置の構成は、上記実施形態3の放電装置200と同様である(図5参照)。しかし、放電制御(図6参照)の一部が、上記実施形態3とは異なる。具体的には、ステップS15におけて参照する基準電圧が、上記実施形態3の基準電圧と異なる。即ち、本実施形態4では、ステップS13で測定した各電池D1,D2,D3の現在の電圧のうち、最も小さな電圧を、その時点における基準電圧とする。
次に、この基準電圧に基づいて、新たな個別放電電流Id1,Id2,Id3、新たな個別バイパス電流If1,If2,If3、及び、新たな総放電電流Itを算出する。
即ち、現在の電圧が基準電圧よりも高い電池(例えば電池D3)については、この電池D3の現在の個別放電電流Id3よりも大きい値を新たな個別放電電流Id3とする。具体的には、上記実施形態3と同様に、現在の個別放電電流Id3に所定の補正値Δβを足して、新たな個別放電電流Id3とする。
即ち、現在の電圧が基準電圧よりも高い電池(例えば電池D3)については、この電池D3の現在の個別放電電流Id3よりも大きい値を新たな個別放電電流Id3とする。具体的には、上記実施形態3と同様に、現在の個別放電電流Id3に所定の補正値Δβを足して、新たな個別放電電流Id3とする。
また、現在の電圧が基準電圧と同じ電池(例えば電池D1)については、この電池D1の現在の個別放電電流Id1をそのまま継続して新たな個別放電電流Id1とする。
なお、本実施形態4は、各電池D1,D2,D3のうち、現在の電圧が最も低い電池(例えば電池D1)の電圧を基準電圧としているので、現在の電圧が基準電圧よりも低い電池は存在しない。従って、現在の個別放電電流よりも小さい値を新たな個別放電電流とすることは事実上あり得ない。
なお、本実施形態4は、各電池D1,D2,D3のうち、現在の電圧が最も低い電池(例えば電池D1)の電圧を基準電圧としているので、現在の電圧が基準電圧よりも低い電池は存在しない。従って、現在の個別放電電流よりも小さい値を新たな個別放電電流とすることは事実上あり得ない。
また、放電制御回路240は、上記実施形態3と同様に、上記の新たな個別放電電流Id1,Id2,Id3のうち、最も大きな最大個別放電電流(例えば個別放電電流Id3)を、新たな総放電電流Itとする。
更に、放電制御回路240は、新たな総放電電流Itと各々の新たな個別放電電流Id1,Id2,Id3との差分をそれぞれ算出し、これを各々の個別バイパス電流If1,If2,If3とする。その後、ステップS16に進む。
更に、放電制御回路240は、新たな総放電電流Itと各々の新たな個別放電電流Id1,Id2,Id3との差分をそれぞれ算出し、これを各々の個別バイパス電流If1,If2,If3とする。その後、ステップS16に進む。
このような放電制御を行うと、各電池D1,D2,D3の電圧が、下降しながら互いに徐々に近づいていき、少なくとも放電完了状態になるまでには、各電池D1,D2,D3の電圧が互いにほぼ一致するようになる。そして、各電池D1,D2,D3が所定の放電完了状態に達した場合には、ステップS14において、YESと判断され、放電が終了する。
このように本実施形態4でも、複数の電池D1,D2,D3全体の放電終了時間を揃えることができ、また、複数の電池D1,D2,D3全体の放電終了時間を短くできる。
また、本実施形態4では、基準電圧を、複数の電池D1,D2,D3の中から選択した特定の電池の現在の電圧に基づいて定めている。このため、容易かつ確実に、各電池D1,D2,D3の放電をフィードバック制御し、各電池D1,D2,D3の放電終了時間を揃え、また、各電池D1,D2,D3の放電終了時間を短くできる。特に、特定の電池として、現在の電圧の最も低い電池を選択し、この電池の電圧を基準電圧としている。電圧の低い電池はそれだけ放電終了時間が短くて済むので、これを基準にすることで、複数の電池全体の放電終了時間を短縮できる。
また、本実施形態4では、基準電圧を、複数の電池D1,D2,D3の中から選択した特定の電池の現在の電圧に基づいて定めている。このため、容易かつ確実に、各電池D1,D2,D3の放電をフィードバック制御し、各電池D1,D2,D3の放電終了時間を揃え、また、各電池D1,D2,D3の放電終了時間を短くできる。特に、特定の電池として、現在の電圧の最も低い電池を選択し、この電池の電圧を基準電圧としている。電圧の低い電池はそれだけ放電終了時間が短くて済むので、これを基準にすることで、複数の電池全体の放電終了時間を短縮できる。
(実施形態5)
次いで、第5の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1〜4のいずれかと同様な部分の説明は、省略または簡略化する。図9に本実施形態5に係る充放電装置300を示す。この充放電装置300は、電池D1,D2,D3の生産時に用いられる装置であり、直列接続された複数の電池D1,D2,D3の充電と放電とを切り替えて行うことができる装置である。端的に言えば、上記実施形態1の充電装置100と上記実施形態3の放電装置200の両方の機能を有する装置である。
次いで、第5の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1〜4のいずれかと同様な部分の説明は、省略または簡略化する。図9に本実施形態5に係る充放電装置300を示す。この充放電装置300は、電池D1,D2,D3の生産時に用いられる装置であり、直列接続された複数の電池D1,D2,D3の充電と放電とを切り替えて行うことができる装置である。端的に言えば、上記実施形態1の充電装置100と上記実施形態3の放電装置200の両方の機能を有する装置である。
この充放電装置300は、電流制御装置310と、3つの電圧測定器321,322,323と、3つの電流バイパス回路331,332,333と、充放電制御回路(充放電制御手段)340とを備える。
このうち電流制御装置310は、上記実施形態1の電流供給装置110に相当する電流供給装置(電流供給手段)311と、上記実施形態3の電流放電装置210に相当する電流放電装置(電流放電手段)312とを有し、これらの装置311,312を切り替えて使用できるように構成されている。
即ち、充電時には、電流供給装置311が使用され、直列接続された複数の電池D1,D2,D3全体に対し、図中に破線の矢印で示すように総充電電流Isを供給する。また、この電流制御装置311は、充放電制御回路340からの指示を受けて、総充電電流Isの大きさを変えられるように構成されている。
一方、放電時には、電流放電装置312が使用され、直列接続された複数の電池D1,D2,D3により、図中に破線の矢印で示すように総放電電流Itを流させる。また、この電流放電装置312は、充放電制御回路340からの指示を受けて、総放電電流Itの大きさを変えられるように構成されている。
即ち、充電時には、電流供給装置311が使用され、直列接続された複数の電池D1,D2,D3全体に対し、図中に破線の矢印で示すように総充電電流Isを供給する。また、この電流制御装置311は、充放電制御回路340からの指示を受けて、総充電電流Isの大きさを変えられるように構成されている。
一方、放電時には、電流放電装置312が使用され、直列接続された複数の電池D1,D2,D3により、図中に破線の矢印で示すように総放電電流Itを流させる。また、この電流放電装置312は、充放電制御回路340からの指示を受けて、総放電電流Itの大きさを変えられるように構成されている。
各電圧測定器321,322,323は、それぞれ各電池D1,D2,D3の両端子に接続され、各電池D1,D2,D3の現在の電圧を検出する。また、各電圧測定器321,322,323は、充放電制御回路340に対し、各電池D1,D2,D3の現在の電圧に応じた信号を出力する。
各電流バイパス回路331,332,333は、それぞれ、上記実施形態1で述べたような第1電流バイパス回路(第1電流バイパス手段)331a,332a,333aと、上記実施形態3で述べたような第2電流バイパス回路(第2電流バイパス手段)331b,332b,333bとを有し、これらの回路を切り替えて使用できるように構成されている。
即ち、充電時には、各第1電流バイパス回路331a,332a,333aが使用され、充放電制御回路340からの指示を受けて、総充電電流Isの一部を第1個別バイパス電流Ie1,Ie2,Ie3としてバイパスし、各電池D1,D2,D3に流れる個別充電電流Ic1,Ic2,Ic3を制御する。
一方、放電時には、各第2電流バイパス回路331b,332b,333bが使用され、充放電制御回路340からの指示を受けて、総放電電流Itの一部を第2個別バイパス電流If1,If2,If3としてバイパスし、各電池D1,D2,D3を流させる個別放電電流Id1,Id2,Id3を制御する。
即ち、充電時には、各第1電流バイパス回路331a,332a,333aが使用され、充放電制御回路340からの指示を受けて、総充電電流Isの一部を第1個別バイパス電流Ie1,Ie2,Ie3としてバイパスし、各電池D1,D2,D3に流れる個別充電電流Ic1,Ic2,Ic3を制御する。
一方、放電時には、各第2電流バイパス回路331b,332b,333bが使用され、充放電制御回路340からの指示を受けて、総放電電流Itの一部を第2個別バイパス電流If1,If2,If3としてバイパスし、各電池D1,D2,D3を流させる個別放電電流Id1,Id2,Id3を制御する。
充放電制御回路340は、マイコンから構成されている。この充放電制御回路340は、電流制御装置310、電圧測定器321,322,323及び電流バイパス回路331,332,333にそれぞれ接続されている。
充電時には、この充放電制御回路340は、上記実施形態1と同様にして、各電池D1,D2,D3に供給する新たな個別充電電流Ic1,Ic2,Ic3をそれぞれ算出する。
また、充放電制御回路340は、上記実施形態1と同様にして、上記の新たな個別充電電流Ic1,Ic2,Ic3のうち、最も大きな最大個別充電電流(例えば個別充電電流Ic1)を、新たな総充電電流Isとし、この新たな総充電電流Isを電流制御装置310に流させる。
更に、充放電制御回路340は、上記実施形態1と同様にして、新たな総充電電流Isと各々の新たな個別充電電流Ic1,Ic2,Ic3との差分をそれぞれ算出し、これを各々の第1個別バイパス電流Ie1,Ie2,Ie3とする。そして、この第1個別バイパス電流Ie1,Ie2,Ie3を各電流バイパス回路331,332,333にバイパスして流させる。これにより、各電池D1,D2,D3には、上述の新たな個別充電電流Ic1,Ic2,Ic3が流れることになる。
充電時には、この充放電制御回路340は、上記実施形態1と同様にして、各電池D1,D2,D3に供給する新たな個別充電電流Ic1,Ic2,Ic3をそれぞれ算出する。
また、充放電制御回路340は、上記実施形態1と同様にして、上記の新たな個別充電電流Ic1,Ic2,Ic3のうち、最も大きな最大個別充電電流(例えば個別充電電流Ic1)を、新たな総充電電流Isとし、この新たな総充電電流Isを電流制御装置310に流させる。
更に、充放電制御回路340は、上記実施形態1と同様にして、新たな総充電電流Isと各々の新たな個別充電電流Ic1,Ic2,Ic3との差分をそれぞれ算出し、これを各々の第1個別バイパス電流Ie1,Ie2,Ie3とする。そして、この第1個別バイパス電流Ie1,Ie2,Ie3を各電流バイパス回路331,332,333にバイパスして流させる。これにより、各電池D1,D2,D3には、上述の新たな個別充電電流Ic1,Ic2,Ic3が流れることになる。
一方、放電時には、この充放電制御回路340は、上記実施形態3と同様にして、各電池D1,D2,D3を流させる新たな個別放電電流Id1,Id2,Id3をそれぞれ算出する。
また、充放電制御回路340は、上記実施形態3と同様にして、上記の新たな個別放電電流Id1,Id2,Id3のうち、最も大きな最大個別放電電流(例えば個別放電電流Id3)を、新たな総放電電流Itとし、この新たな総放電電流Itを流させる。
また、充放電制御回路340は、上記実施形態3と同様にして、上記の新たな個別放電電流Id1,Id2,Id3のうち、最も大きな最大個別放電電流(例えば個別放電電流Id3)を、新たな総放電電流Itとし、この新たな総放電電流Itを流させる。
また、充放電制御回路340は、新たな総放電電流Itと各々の新たな個別放電電流Id1,Id2,Id3との差分をそれぞれ算出し、これを各々の第2個別バイパス電流If1,Ief,Iefとする。そして、この第2個別バイパス電流If1,If2,If3を各電流バイパス回路331,332,333にバイパスして流させる。これにより、各電池D1,D2,D3は、上述の新たな個別放電電流Id1,Id2,Id3を流すこととなる。
なお、この充放電装置300を用いた充電方法及び放電方法は、上記実施形態1及び上記実施形態3と同様である。即ち、充電時には、上記実施形態1と同様にして、各電池D1,D2,D3の充電が行われ、一方、放電時には、上記実施形態3と同様にして、各電池D1,D2,D3の放電が行われる。そして、充電時には、上記実施形態1と同様な作用効果が得られ、放電時には、上記実施形態3と同様な作用効果が得られる。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上述の実施形態1〜5に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態1〜5では、電池D1,D2,D3の生産時に使用される充電装置100や放電装置200、充放電装置300を示したが、これに限定されるものではない。例えば、ハイブリッドカーや電気自動車などに搭載される充電装置や放電装置、充放電装置に本発明を適用することもできる。
例えば、上記実施形態1〜5では、電池D1,D2,D3の生産時に使用される充電装置100や放電装置200、充放電装置300を示したが、これに限定されるものではない。例えば、ハイブリッドカーや電気自動車などに搭載される充電装置や放電装置、充放電装置に本発明を適用することもできる。
100 充電装置
110 電流供給装置(電流供給手段)
121,122,123 電圧測定器
131,132,133 電流バイパス回路(電流バイパス手段)
140 充電制御回路(充電制御手段)
200 放電装置
210 電流放電装置(電流放電手段)
221,222,223 電圧測定器
231,232,233 電流バイパス回路(電流バイパス手段)
240 放電制御回路(放電制御手段)
300 充放電装置
310 電流制御装置
311 電流供給装置(電流供給手段)
312 電流放電装置(電流放電手段)
321,322,323 電圧測定器
331,332,333 電流バイパス回路
331a,332a,333a 第1電流バイパス回路(第1電流バイパス手段)
331b,332b,333b 第2電流バイパス回路(第2電流バイパス手段)
340 充放電制御回路(充放電制御手段)
D1,D2,D3 電池
Is 総充電電流
It 総放電電流
Ic1,Ic2,Ic3 個別充電電流
Id1,Id2,Id3 個別放電電流
Ie1,Ie2,Ie3 個別バイパス電流(第1個別バイパス電流)
If1,If2,If3 個別バイパス電流(第2個別バイパス電流)
110 電流供給装置(電流供給手段)
121,122,123 電圧測定器
131,132,133 電流バイパス回路(電流バイパス手段)
140 充電制御回路(充電制御手段)
200 放電装置
210 電流放電装置(電流放電手段)
221,222,223 電圧測定器
231,232,233 電流バイパス回路(電流バイパス手段)
240 放電制御回路(放電制御手段)
300 充放電装置
310 電流制御装置
311 電流供給装置(電流供給手段)
312 電流放電装置(電流放電手段)
321,322,323 電圧測定器
331,332,333 電流バイパス回路
331a,332a,333a 第1電流バイパス回路(第1電流バイパス手段)
331b,332b,333b 第2電流バイパス回路(第2電流バイパス手段)
340 充放電制御回路(充放電制御手段)
D1,D2,D3 電池
Is 総充電電流
It 総放電電流
Ic1,Ic2,Ic3 個別充電電流
Id1,Id2,Id3 個別放電電流
Ie1,Ie2,Ie3 個別バイパス電流(第1個別バイパス電流)
If1,If2,If3 個別バイパス電流(第2個別バイパス電流)
Claims (9)
- 直列接続された複数の電池を同時に充電する充電装置であって、
総充電電流を供給する電流供給手段と、
各々の前記電池と並列に配置され、個別に前記総充電電流の一部を個別バイパス電流としてバイパスして流し各々の前記電池を流れる個別充電電流を制御可能に構成されてなる複数の電流バイパス手段と、
前記電流供給手段及び各々の前記電流バイパス手段を制御する充電制御手段と、
を備え、
前記充電制御手段は、
各々の前記電池の現在の電圧と基準とする基準電圧とを比較して、
その電池の現在の電圧が前記基準電圧よりも高い場合には、その電池の現在の前記個別充電電流よりも小さい値を新たな個別充電電流とする一方、
その電池の現在の電圧が前記基準電圧よりも低い場合には、その電池の現在の前記個別充電電流よりも大きい値を新たな個別充電電流とすることにより、
各々の前記電池に供給する新たな前記個別充電電流をそれぞれ算出し、
前記電流供給手段に、これらの個別充電電流のうち最も大きな最大個別充電電流以上の電流を新たな前記総充電電流として供給させると共に、
各々の前記電流バイパス手段に、新たな前記総充電電流と各々の新たな前記個別充電電流との差分を、各々の新たな前記個別バイパス電流として流させる
充電装置。 - 請求項1に記載の充電装置であって、
前記基準電圧は、所定の標準電池における充電時間と電圧との関係を表す電圧カーブに基づいて定める
充電装置。 - 請求項1に記載の充電装置であって、
前記基準電圧は、複数の前記電池の中から選択した特定の電池の現在の電圧に基づいて定める
充電装置。 - 直列接続された複数の電池を同時に放電させる放電装置であって、
複数の前記電池により総放電電流を流させる電流放電手段と、
各々の前記電池と並列に配置され、個別に前記総放電電流の一部を個別バイパス電流としてバイパスして流し各々の前記電池に流れる個別放電電流を制御可能に構成されてなる複数の電流バイパス手段と、
前記電流放電手段及び各々の前記電流バイパス手段を制御する放電制御手段と、
を備え、
前記放電制御手段は、
各々の前記電池の現在の電圧と基準とする基準電圧とを比較して、
その電池の現在の電圧が前記基準電圧よりも高い場合には、その電池の現在の前記個別放電電流よりも大きい値を新たな個別放電電流とする一方、
その電池の現在の電圧が前記基準電圧よりも低い場合には、その電池の現在の前記個別放電電流よりも小さい値を新たな個別放電電流とすることにより、
各々の前記電池に流させる新たな前記個別放電電流をそれぞれ算出し、
前記電流放電手段に、これらの個別放電電流のうち最も大きな最大個別放電電流以上の電流を新たな前記総放電電流として流させると共に、
各々の前記電流バイパス手段に、新たな前記総放電電流と各々の新たな前記個別放電電流との差分を、各々の新たな前記個別バイパス電流として流させる
放電装置。 - 直列接続された複数の電池を同時に充電するまたは放電させる充放電装置であって、
総充電電流を供給する電流供給手段と、
各々の前記電池と並列に配置され、個別に前記総充電電流の一部を第1個別バイパス電流としてバイパスして流し各々の前記電池を流れる個別充電電流を制御可能に構成されてなる複数の第1電流バイパス手段と、
複数の前記電池により総放電電流を流させる電流放電手段と、
各々の前記電池と並列に配置され、個別に前記総放電電流の一部を第2個別バイパス電流としてバイパスして流し各々の前記電池に流れる個別放電電流を制御可能に構成されてなる複数の第2電流バイパス手段と、
前記電流供給手段、各々の前記第1電流バイパス手段、前記電流放電手段、及び、各々の前記第2電流バイパス手段を制御する充放電制御手段と、
を備え、
前記充放電制御手段は、
充電時に、各々の前記電池の現在の電圧と基準とする第1基準電圧とを比較して、
その電池の現在の電圧が前記第1基準電圧よりも高い場合には、その電池の現在の前記個別充電電流よりも小さい値を新たな個別充電電流とする一方、
その電池の現在の電圧が前記第1基準電圧よりも低い場合には、その電池の現在の前記個別充電電流よりも大きい値を新たな個別充電電流とすることにより、
各々の前記電池に供給する新たな前記個別充電電流をそれぞれ算出し、
前記電流供給手段に、これらの個別充電電流のうち最も大きな最大個別充電電流以上の電流を新たな前記総充電電流として供給させると共に、
各々の前記第1電流バイパス手段に、新たな前記総充電電流と各々の新たな前記個別充電電流との差分を、各々の新たな前記第1個別バイパス電流として流させ、
放電時に、各々の前記電池の現在の電圧と基準とする第2基準電圧とを比較して、
その電池の現在の電圧が前記第2基準電圧よりも高い場合には、その電池の現在の前記個別放電電流よりも大きい値を新たな個別放電電流とする一方、
その電池の現在の電圧が前記第2基準電圧よりも低い場合には、その電池の現在の前記個別放電電流よりも小さい値を新たな個別放電電流とすることにより、
各々の前記電池に流させる新たな前記個別放電電流をそれぞれ算出し、
前記電流放電手段に、これらの個別放電電流のうち最も大きな最大個別放電電流以上の電流を新たな前記総放電電流として流させると共に、
各々の前記第2電流バイパス手段に、新たな前記総放電電流と各々の新たな前記個別放電電流との差分を、各々の新たな前記第2個別バイパス電流として流させる
充放電装置。 - 直列接続された複数の電池を同時に充電する充電方法であって、
各々の前記電池の現在の電圧と基準とする基準電圧とを比較して、
その電池の現在の電圧が前記基準電圧よりも高い場合には、その電池の現在の個別充電電流よりも小さい値を新たな個別充電電流とする一方、
その電池の現在の電圧が前記基準電圧よりも低い場合には、その電池の現在の個別充電電流よりも大きい値を新たな個別充電電流とすることにより、
各々の前記電池に供給する新たな個別充電電流をそれぞれ算出し、
これらの個別充電電流のうち最も大きな最大個別充電電流以上の電流を新たな総充電電流として流すと共に、
新たな前記総充電電流と各々の新たな前記個別充電電流との差分を、各々の新たな個別バイパス電流として各々の前記電池をバイパスさせて流す
充電方法。 - 請求項6に記載の充電方法であって、
前記基準電圧は、所定の標準電池における充電時間と電圧との関係を表す電圧カーブに基づいて定める
充電方法。 - 請求項6に記載の充電方法であって、
前記基準電圧は、複数の前記電池の中から選択した特定の電池の現在の電圧に基づいて定める
充電方法。 - 直列接続された複数の電池を同時に放電させる放電方法であって、
各々の前記電池の現在の電圧と基準とする基準電圧とを比較して、
その電池の現在の電圧が前記基準電圧よりも高い場合には、その電池の現在の個別放電電流よりも大きい値を新たな個別放電電流とする一方、
その電池の現在の電圧が前記基準電圧よりも低い場合には、その電池の現在の個別放電電流よりも小さい値を新たな個別放電電流とすることにより、
各々の前記電池に流させる新たな個別放電電流をそれぞれ算出し、
これらの個別放電電流のうち最も大きな最大個別放電電流以上の電流を新たな総放電電流として流させると共に、
新たな前記総放電電流と各々の新たな前記個別放電電流との差分を、各々の新たな個別バイパス電流として各々の前記電池をバイパスさせて流す
放電方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005337400A JP2007143373A (ja) | 2005-11-22 | 2005-11-22 | 電池の充電装置、放電装置、放充電装置、充電方法、及び、放電方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005337400A JP2007143373A (ja) | 2005-11-22 | 2005-11-22 | 電池の充電装置、放電装置、放充電装置、充電方法、及び、放電方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2007143373A true JP2007143373A (ja) | 2007-06-07 |
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ID=38205545
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2005337400A Pending JP2007143373A (ja) | 2005-11-22 | 2005-11-22 | 電池の充電装置、放電装置、放充電装置、充電方法、及び、放電方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2007143373A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2005
- 2005-11-22 JP JP2005337400A patent/JP2007143373A/ja active Pending
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