JP2007295996A - 車両用シート - Google Patents
車両用シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007295996A JP2007295996A JP2006124540A JP2006124540A JP2007295996A JP 2007295996 A JP2007295996 A JP 2007295996A JP 2006124540 A JP2006124540 A JP 2006124540A JP 2006124540 A JP2006124540 A JP 2006124540A JP 2007295996 A JP2007295996 A JP 2007295996A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate body
- plate
- wire spring
- elasticity
- seated person
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims abstract description 15
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims abstract description 15
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 59
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 8
- 239000000463 material Substances 0.000 description 16
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 13
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 5
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 5
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000037237 body shape Effects 0.000 description 2
- 210000001991 scapula Anatomy 0.000 description 2
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 210000004705 lumbosacral region Anatomy 0.000 description 1
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
【解決手段】背凭フレームに一枚板形状のプレート体31をワイヤスプリングを介して前後移動自在に取付け、プレート体31には該プレート体31に対して前後する弾力調節プレート40を設け、プレート体31の上縁付近は上側ワイヤスプリング32Aにより、上下中間は下側ワイヤスプリング32Bにより夫々支持させ、合成樹脂製のプレート体31は金属製の下側ワイヤスプリング32Bより撓むように形成し、下側ワイヤスプリング32Bより下方のプレート体31の部分を下側撓み部33に形成し、該下側撓み部33は荷重が掛かると下側ワイヤスプリング32B付近を支点にプレート体31の上部に対して後方に撓むように構成した車両用シート。
【選択図】図5
Description
また、従来、背凭シートのフレームに四角枠形状の内部構造体を固定し、該内部構造体の左右側には横弾性屈曲部を設け、弾性屈曲部の間にはスプリング板部を設け、スプリング板部の上下側には縦弾性屈曲部を介してランバーサポート部を設けた構成は公知である(例えば、特許文献2)。
また、一枚板形状のプレート体とワイヤスプリングとの関係は、単にプレート体を一枚板形状のまま前後移動させる構成のため、着座者の体形・体格等に合わないという課題もある。
前記公知例のうち後者は、内部構造体の四周は剛体であり、この部分のクッション性は低下するという課題がある。
即ち、四角枠形状の背凭フレームに、更に、四角枠形状の内部構造体を設ける構成のため、中央のランバーサポート部以外のクッション性は低下する。
本願は、荷重を「面」で安定した状態で支持しつつ、着座者の体格や好みに応じてクッション性の弾力を調節可能とし、また、着座者の腰部を良好に支持して、着座フィーリングを向上するように工夫したものである。
本発明は、背凭シート2の背凭フレーム3に、着座者の背部を支持しうる合成樹脂製の一枚板形状のプレート体31を、金属製のワイヤスプリング32を介して前記背凭フレーム3に対して前後移動自在に取付け、前記プレート体31には、該プレート体31に対して前後するように弾性を有する一枚板状の弾力調節プレート40を設け、該弾力調節プレート40により着座者の身体の支持弾力を調節しうるように構成し、前記プレート体31は、該プレート体31の上縁付近が上側ワイヤスプリング32Aにより、前記プレート体31の略上下中間の所定位置が下側ワイヤスプリング32Bより夫々支持されるように、背凭フレーム3に取付け、前記下側ワイヤスプリング32Bには前記プレート体31と重なる部分において正面視略直線状の中間直線部80を形成し、該中間直線部80より下方のプレート体31の部分を下側撓み部33に形成し、もって、プレート体31の下側撓み部33に荷重が掛かると中間直線部80付近を支点にプレート体31の上部に対して下側撓み部33が後方に撓むように構成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記下側ワイヤスプリング32Bは着座者の荷重を支持する剛性を有するように、前記下側撓み部33は着座者の荷重により撓む弾性を有するように夫々構成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記下側ワイヤスプリング32Bには前記プレート体31と重なる部分において正面視略直線状の中間直線部80を形成し、該中間直線部80の略左右中間部分には、平面視前方に突き出るように形成した中間係合部83を形成し、該中間係合部83は前記プレート体31に形成した係合孔84に係合させた車両用シートとしたものである。
本発明は、前記下側撓み部33の裏側のプレート体31には縦の縦軸部87を有するサポートバネ86を設けた車両用シートとしたものである。
本発明は、前記サポートバネ86の縦軸部87の付近のプレート体31には、後側に突き出るように縦のリブ90を設けた車両用シートとしたものである。
請求項2の発明では、プレート体31と下側ワイヤスプリング32Bとの相対的な弾力および剛性を変更するのみならず、下側ワイヤスプリング32Bの形状を工夫することにより、一層、下側撓み部33を中間直線部80付近を支点に後方に撓ませて、着座者の体格差を吸収でき、着座フィーリングを向上させる。
請求項3の発明では、中間直線部80付近を支点として下側撓み部33を撓ませることができ、下側撓み部33の撓みが良好に作用させることができる。
請求項4の発明では、下側ワイヤスプリング32Bの位置ずれを防止できると共に、プレート体31の係合孔84により一層下側ワイヤスプリング32B付近を支点として下側撓み部33を撓ませることができ、良好に作用させることができる。
請求項5の発明では、下側撓み部33の撓み量の設定を容易にできる。
請求項6の発明では、下側撓み部33の撓み量を変更することが可能となる。
背凭シート2の上部にはヘッドレスト6を設ける。ヘッドレスト6の構成は任意であり、ヘッドレスト6は少なくとも着座者の頭部を支持する頭部支持部7と、前記背凭シート2に装着するためピラー8とを設けて構成している。
ヘッドレスト6のピラー8は左右方向のヘッドレスト取付杆10に設けたピラー支持部材11に高さ調節自在に取付ける。ピラー8とピラー支持部材11の構成は公知であり、図示は省略するが、ピラー支持部材11に設けた係合部材を所望高さに位置させたピラー8に形成した係合凹部に選択的に係合させて保持すればよい。
この場合、上側リンク杆15は、回動軸16より上側を上リンクアーム部22に形成し、回動軸16より下側を下リンクアーム部23に形成し、上リンクアーム部22と下リンクアーム部23は逆「く」の字形状に形成し、下リンクアーム部23よりも上リンクアーム部22を長く形成する。また、上側リンク杆15は、下リンクアーム部23が回動軸16を基準に下方に至るに従い前側に位置するように、傾斜させて取付ける。
着座者の後方移動により後突感知体25が後方移動すると、このエネルギーが下側リンク26と伝動部材20を介して上側リンク杆15に伝達され、上側リンク杆15は伝達された着座者の後方移動エネルギーによりヘッドレスト6を前方移動させ、着座者の頭部を支持する。
したがって、上側リンク杆15は、前記後突感知体25に移動量を増幅させてヘッドレスト6を前方移動させ、ヘッドレスト6の移動量を十分に確保でき、着座者の頭部の支持を確実にする。
しかして、背凭シート2の背凭フレーム3には、板状支持材30を設ける。板状支持材30は着座者の上体(腰部を含む上半身)を支持するものである。板状支持材30は着座者の上体を「面」で支持して、着座姿勢を安定させ、ヘッドレスト6による頭部の支持を良好にさせる。
即ち、従来の上下に並設したジグザグバネ構成では、着座者の上体は荷重により後方移動する各ジグザグバネにより「線」で支持されるので、着座姿勢が安定せず、後突のとき前方移動するヘッドレスト6が頭部を支持しても、着座者の上体が後方移動してしまって、頭部と上体との位置関係がかえって不安定になるが、本願では、板状支持材30により着座者の上体全体を「面」で支持できて、前方移動するヘッドレスト6が頭部を支持しているときに、板状支持材30が着座者の上体を「面」で支持するので、頭部を含めた着座者の着座姿勢を極めて安定させる。
板状支持材30は、前記プレート体31をジグザグスプリングやフォームドワイヤスプリング等のワイヤスプリング32を介して背凭フレーム3に前後移動自在に取付けて構成し、板状支持材30は面状態を保持したまま前後して着座者を支持する。
前記ワイヤスプリング32は、所定の弾性を有しており、プレート体31に荷重が掛かったときに、プレート体31全体が面形状を保持したまま後方移動しうるように構成するが、前記プレート体31は、該プレート体31の上縁付近が上側ワイヤスプリング32Aにより、前記プレート体31の上下中間の所定位置が下側ワイヤスプリング32Bより夫々支持されるように、背凭フレーム3に取付ける。
しかして、合成樹脂製のプレート体31は前記金属製の下側ワイヤスプリング32Bよりも撓むように形成し、下側ワイヤスプリング32Bより下方のプレート体31の部分は下側撓み部33に形成する。下側撓み部33は、側面視、着座者の荷重が掛かるとプレート体31の上部に対して後方に撓み、この状態の面形状を保持したままでプレート体31全体が後方移動するように構成する。
即ち、前記下側ワイヤスプリング32Bは着座者の荷重を支持する剛性を有して形成し、これに対して、前記下側撓み部33は着座者の荷重により撓む弾性を有するように形成することにより、下側撓み部33は、着座者の荷重が掛かると下側ワイヤスプリング32B付近を支点に後方に撓むことになる。
例えば、図21の下側ワイヤスプリング32Bは背面視全体を略直線状に形成し、図22の下側ワイヤスプリング32Bは前記中間直線部80の左右両側に外側に至に従い低く傾斜する傾斜部81を形成し、各傾斜部81に側部フレーム17に夫々取付ける直線状の取付部82を形成している。また、図23の例では80の左右両側に外側に至に従い高く傾斜する傾斜部81を形成し、傾斜部81に側部フレーム17に夫々取付ける直線状の取付部82を形成している。
また、図21〜図23の何れかの前記下側ワイヤスプリング32Bの中間直線部80の略左右中間部分には、平面視前方に突き出るように形成した中間係合部83を形成してもよい(図25)。中間係合部83は前記プレート体31に形成した係合孔84に係合させると、中間直線部80と係合孔84は、下側ワイヤスプリング32Bとプレート体31との上下左右の位置ずれを防止すると共に、係合孔84の存在によりプレート体31の剛性を低くし、一層中間直線部80付近が下側撓み部33の後方に撓む支点となる作用を期待している。
即ち、サポートバネ86を硬くすると、下側撓み部33の後方撓み量を少なくし、サポートバネ86を軟らかくすると下側撓み部33の後方撓み量を大きくする。
しかして、プレート体31の上下中間所定位置の後方に、前記後突感知体25を位置させる。
即ち、背凭フレーム3に板状支持材30を設けたことで、板状支持材30の上端から下端の何れかの部分の後方に後突感知体25を設ければ後突を感知できるようになる点、板状支持材30の上下中間部分は後方移動量が大きく後突のとき後突感知体25を大きく移動させて確実に後突を感知できる点、また、後突感知体25を上方に設けると、その部分の板状支持材30を所定量後方移動させることになって、着座者の上体の支持が不足してしまう点等の理由から、プレート体31の上下中間部分の後方に後突感知体25を位置させる。
しかして、前記板状支持材30のプレート体31の表側には、プレート体31に対して前後する弾力調節プレート40を設ける。
弾力調節プレート40は、弾性を有する合成樹脂製の一枚板状に形成する。弾力調節プレート40の後面の上部所定位置には後側に突き出る後方突出係合部41と前方突出係合部42を左右方向に夫々複数並設する(図8)。上部突出部後方突出係合部41および前方突出係合部42はプレート体31に形成した上側係合孔43と下側係合孔44とに係合させる(図6、図9)。
後方突出係合部41は上側に後方膨出部45を形成し、後方膨出部45の下面に下向き円弧係合面46を設けて形成する。下向き円弧係合面46は上側係合孔43内の下面に下側円弧面47に係合する。前方突出係合部42は後方突出係合部41の下向き円弧係合面46より後側に膨出する前方膨出部50を形成し、前方膨出部50の下面に上向き円弧係合面51を設けて形成する。上向き円弧係合面51は下側係合孔44内の上面の上側円弧面52に係合する。
即ち、弾力調節プレート40の上部は、後方突出係合部41および前方突出係合部42を、プレート体31の上側係合孔43と下側係合孔44に、前側から挿入し(図9)、挿入することにより、後方突出係合部41の下向き円弧係合面46を上側係合孔43の下側円弧面47に係合させ(図10)、前方突出係合部42の上向き円弧係合面51を下側係合孔44の上側円弧面52に係合させ、次に、中心Gを軸心として弾力調節プレート40を下方回動させると、弾力調節プレート40はプレート体31の前面に重なる(図11)。
この場合、前記下部係合部55と下側開口部60は略同じ左右幅に形成し、前記下部係合部55の側縁が下側開口部60の内周に摺接しながら上下するように構成すると、下部係合部55と下側開口部60とが互いにガイドのように作用して、弾力調節プレート40の弾力調節作用を円滑・確実にでき、好適である。
プレート体31の左右中央位置にはワイヤーケーブル56のアウターチューブ62のチューブ先端63を係止するチューブ係止部65を設ける(図6)。チューブ係止部65はチューブ先端63の一部または全部がプレート体31の前後の幅内に埋没するような凹部形状に形成すればよく、実施例ではチューブ係止部65は、プレート体31に上側開口部67を形成し、上側開口部67の左右側縁に一対の腕部66を設け、上側開口部67と左右の腕部66とによりチューブ先端63が埋没するような凹部空間を形成し、上側開口部67にチューブ先端63を嵌合させる。チューブ先端63はチューブ係止部65の腕部66により左右両側から挟持されながら、上側開口部67に嵌合する。
ワイヤーケーブル56は、インナーケーブル57を牽引すると、インナーケーブル57のケーブル先端係合体61を取付けた弾力調節プレート40の下部係合部55を上方に牽引し、弾力調節プレート40の下部係合部55を上方に引き寄せ、その結果、弾力調節プレート40の上縁と弾力調節プレート40の下部係合部55の間の距離を短くして、弾力調節プレート40の前面を前方に押出す。
また、サポートバネ86の縦軸部87は、後側に突き出るように形成した縦のリブ90に添わせて設け(図6)、リブ90はその肉厚や高さを変更することにより下側撓み部33の撓み量を変更することが可能となる(図6)。
ヘッドレスト6のピラー8を支持するピラー支持部材11を、ヘッドレスト取付杆10に固定し、ヘッドレスト取付杆10の左右両側は夫々上側リンク杆15の上部に固定し、各上側リンク杆15の上下中間部は回動軸16により側部フレーム17に取付け、上側リンク杆15の下端部に伝動部材20の上部を取付け、伝動部材20の下部は上部を側部フレーム17に取付けた下側リンク26の上下中間部に軸着し、下側リンク26の下部に後突感知体25の左右両側を連結状態に取付けているから、後方から衝撃を受けて慣性で着座者が後方へ移動すると、クッション材4を後方に押し、クッション材4はプレート体31を後方に押し、プレート体31は後突感知体25を後方移動させ、後突感知体25の後方移動により下側リンク26が回動して伝動部材20を下方に牽引し、伝動部材20は上側リンク杆15を回動軸16中心に下方回動させ、上側リンク杆15の上部は回動軸16中心に前方回動し、これによりヘッドレスト6は軸21中心に前方移動する。
しかして、上側リンク杆15は、回動軸16より上方部分を上リンクアーム部22に、回動軸16より下方部分を下リンクアーム部23に夫々形成し、上リンクアーム部22は下リンクアーム部23よりも長く形成しているから、後突感知体25の移動量(伝動部材20の上下移動量)に対して、ヘッドレスト取付杆10の移動量を格段に大きくでき、しかも、ヘッドレスト取付杆10より上方にあるヘッドレスト6は更に前方移動量が増加し、移動量を十分に確保でき、着座者の頭部の支持を確実にする。
この場合、上側リンク杆15の下リンクアーム部23は下方に至るに従い前側に位置するように、傾斜させているから、上側リンク杆15は伝動部材20を介して後突感知体25の後方移動を前方移動に変換してヘッドレスト6を前方移動させる。
即ち、仮に、下リンクアーム部23の作動方向を前側にすると、着座者の移動方向(後方移動)と相反することになり、着座者の後方移動を妨げ、有効に作動しない。
したがって、下リンクアーム部23は回動軸16中心に後方移動するので、上側リンク杆15の作動の際、下リンクアーム部23はクッション材4や表皮部材5を前側に押す必要がなく、確実に作動する。
また、下側リンク26は、通常は下方に至るに従い前側に位置するように、傾斜させているから、後方から衝撃を受けた後突の際、下側リンク26は回動軸28中心に後方回動する。
そのため、下側リンク26も上側リンク杆15の下リンクアーム部23と同様に、作動方向が着座者の移動方向(後方移動)と一致して合理的な構成となり、作動の際、クッション材4や表皮部材5からの干渉も回避して確実に作動する。
しかして、背凭シート2の背凭フレーム3には板状支持材30を設け、板状支持材30は略四角形の一枚板状に形成したプレート体31をワイヤスプリング32を介して背凭フレーム3に前後移動自在に取付けて構成しているから、板状支持材30は、保持したまま前後移動して着座者を支持する。
即ち、「線」で支持するジグザグバネでは、後突のとき前方移動するヘッドレスト6によって頭部を支持しても、着座者の上体の支持不安定になって頭部と上体との位置関係がかえって悪化する惧れがあるが、本願では、板状支持材30により着座者の上体全体を「面」で支持するので、前方移動するヘッドレスト6と相俟って頭部および着座者の上体を良好に支持でき、頭部を含めた着座者の着座姿勢を極めて安定させる。
また、板状支持材30のプレート体31は略四角形の一枚板状に形成しているから、プレート体31の所定部分にのみ掛かる荷重も、プレート体31全体が後方に移動することで上下左右に荷重を分散させ、確実に支持する。
即ち、例えば、上下にプレート体31を分割して形成すると、上下のプレート体31の間の部分に荷重が掛かったとき、上下のプレート体31は夫々回転して荷重を確実に支持できないことがあるが、本願は、略四角形の一枚板状のプレート体31により板状支持材30を形成しているので、上下中間に掛かる荷重も板状支持材30全体により確実に受け止めて支持する。
なお、プレート体31は背凭フレーム3に前後移動自在に取付けられ、慣性による移動方向はプレート体31と後突感知体25共に同じであるから両者の関係において、互いに干渉し合う事態はなく、板状支持材30による着座者の支持と、後突感知体25による後突の感知の確実性とを両立させられ、合理的構成となる。
しかして、前記板状支持材30のプレート体31の表側には、弾力調節プレート40を設けており、弾力調節プレート40の上部は、後方突出係合部41および前方突出係合部42を、プレート体31の上側係合孔43および下側係合孔44の夫々に係合させ、弾力調節プレート40の下部の下部係合部55は、プレート体31の下部に設けた下側開口部下側開口部60よりプレート体31の後側に突出させ、プレート体31の後側に突出する下部係合部55のケーブル挿入溝58にインナーケーブル57を嵌合させて、インナーケーブル57の先端のケーブル先端係合体ケーブル先端係合体61を下部係合部55の下面に係合させているから、弾力調節プレート40の上縁と下縁との間の距離を短くすると、弾力調節プレート40の略上下中間所定部分は前側に競り出し、着座者を前方に押す圧力を強くし、反対に、弾力調節プレート40の上縁と下縁との間隔が長くなると、弾力調節プレート40の上下中間部分は後側に後退し、着座者を前方に押す圧力を弱くし、着座者に対する弾力を、体格や好みに応じて変更調節する。
したがって、弾力調節プレート40は、背凭フレーム3に対するプレート体31の全体および後突感知体25との位置関係を変えずに、前後して弾力を調節でき、弾力調節プレート40の存在は後突感知体25を含むむち打ち対策機構やプレート体31の本来の作用効果に全く影響しない。
換言すると、クッション材を前方に押し出す弾力調節機構の場合、常時前方にクッション材を付勢させるため、クッション材の後方移動により後突を感知するため後突感知体の移動方向とは反対になるので、弾力調節機構とむち打ち症対策機構との併用はできないと従来考えられていたが、本願では、プレート体31の表側に弾力調節プレート40共に移動するように設けているので、併存を可能にしている。
つまり、プレート体31は背凭フレーム3にワイヤスプリング32を介して前後移動自在に取付けられているから、プレート体31に対して弾力調節プレート40は独立して前側に移動し、且つ、後方から衝撃を受けて慣性で着座者が後方へ移動したときは、この慣性力により弾力調節プレート40とプレート体31は一体となって後方移動する。この点、プレート体31に対して弾力調節機構41の弾力調節プレート40は独立して前側に移動するが、後突されたときの移動方向は一致して、弾力調節プレート40およびプレート体31の後方移動により後突感知体25が共に後方移動して、後突を感知でき、併設可能となるのである。
そして、上側係合孔43の下側円弧面47と下側係合孔44の上側円弧面52とは、側面視所定位置に設けた中心Gとする同心円と略一致する円弧面となるように形成しているから、後方突出係合部41および前方突出係合部42が係合した後に中心Gを軸心として弾力調節プレート40を下方回動させると、弾力調節プレート40はプレート体31の前面に重なる。
したがって、後方突出係合部41と前方突出係合部42は、プレート体31の下側円弧面47と上側円弧面52を前後から挟持するように位置するから、ワイヤーケーブル56が弾力調節プレート40の下部係合部55を上方に牽引すると、弾力調節プレート40の後方突出係合部41および前方突出係合部42は上方に移動するように力が作用するが、前方突出係合部42の上向き円弧係合面51が下側係合孔44の上側円弧面52に当たっているので、前方突出係合部42と下側係合孔44との係合部分が外れることはなく、弾力調節プレート40は前方移動する。
このように、弾力調節プレート40の後方突出係合部41および前方突出係合部42は、弾力調節プレート40の取付を容易にするだけでなく、弾力調節プレート40の前後移動のときも係合が外れない合理的構成となる。
また、弾力調節プレート40の下部係合部55とプレート体31の下側開口部60との接触部分は、何れも合成樹脂製であるから異音の発生が少ない。
また、弾力調節プレート40の下部係合部55はワイヤーケーブル56により上方に牽引され、弾力調節プレート40のの前面には背凭シート2のクッション材4があるので、弾力調節プレート40は前側からクッション材4により押され、後側からワイヤーケーブル56により引かれて、クッション材4とプレート体31とにより前後から挟持される。
しかして、プレート体31の左右中央位置にはワイヤーケーブル56のアウターチューブ62のチューブ先端63を係止するチューブ係止部65を設けているから、ワイヤーケーブル56のアウターチューブ62のチューブ先端63を直接プレート体31に埋め込むように取付けることができ、プレート体31および弾力調節プレート40の操作機構の全体の前後厚さを薄くすることが可能になる。
また、アウターチューブ62のチューブ先端63より引き出されたインナーケーブル57はプレート体31に嵌合溝68に嵌合させているから、ワイヤーケーブル56の作動を確実にするだけでなく、一層、プレート体31および弾力調節プレート40並びに弾力調節プレート40の操作機構の全体の前後厚さを薄くすることができる。
この場合、弾力調節プレート40は、ワイヤーケーブル56が下部係合部55を上方に牽引すれば前方移動するので、下側撓み部33が後方に撓んでも、下部係合部55とチューブ係止部65との間隔を同じにすれば、弾力調節プレート40の前方移動量は変化せず、前方に移動する弾力調節プレート40と後方に撓むプレート体31の下側撓み部33とは、相反する移動方向でありながら、両立させることができ、頗る良好な着座フィーリングの車両用シート1を提供する。
したがって、着座者の荷重の程度により撓み量は変化する。
また、下側ワイヤスプリング32Bは着座者の荷重を支持する剛性を有して形成し、これに対して、前記下側撓み部33は着座者の荷重により撓む弾性を有するように形成しているから、プレート体31は、着座者の荷重により下側撓み部33が後方に撓むと、この状態の面形状を保持したままでプレート体31全体が後方移動する。
また、該中間直線部80の略左右中間部分には、平面視前方に突き出るように形成した中間係合部83を形成し、該中間係合部83は前記プレート体31に形成した係合孔84に係合させているから、中間係合部83と係合孔84は、下側ワイヤスプリング32Bとプレート体31との上下左右の位置ずれを防止すると共に、係合孔84によりプレート体31の剛性を低くし、一層中間直線部80付近が下側撓み部33の後方に撓む支点となって、下側撓み部33のを円滑に設定通りに撓ませられる。
また、サポートバネ86の縦軸部87は、後側に突き出るように形成した縦のリブ90に添わせて設けているから、リブ90の肉厚や高さを変更することにより下側撓み部33の撓み量を変更することが可能となる。
Claims (6)
- 背凭シート2の背凭フレーム3に、着座者の背部を支持しうる合成樹脂製の一枚板形状のプレート体31を、金属製のワイヤスプリング32を介して前記背凭フレーム3に対して前後移動自在に取付け、前記プレート体31には、該プレート体31に対して前後するように弾性を有する一枚板状の弾力調節プレート40を設け、該弾力調節プレート40により着座者の身体の支持弾力を調節しうるように構成し、前記プレート体31は、該プレート体31の上縁付近が上側ワイヤスプリング32Aにより、前記プレート体31の上下略中間の所定位置が下側ワイヤスプリング32Bより夫々支持されるように、背凭フレーム3に取付け、前記合成樹脂製のプレート体31は前記金属製の下側ワイヤスプリング32Bよりも撓むように形成し、もって、下側ワイヤスプリング32Bより下方のプレート体31の部分を下側撓み部33に形成し、該下側撓み部33は荷重が掛かると下側ワイヤスプリング32B付近を支点に前記プレート体31の上部に対して後方に撓むように構成した車両用シート。
- 背凭シート2の背凭フレーム3に、着座者の背部を支持しうる合成樹脂製の一枚板形状のプレート体31を、金属製のワイヤスプリング32を介して前記背凭フレーム3に対して前後移動自在に取付け、前記プレート体31には、該プレート体31に対して前後するように弾性を有する一枚板状の弾力調節プレート40を設け、該弾力調節プレート40により着座者の身体の支持弾力を調節しうるように構成し、前記プレート体31は、該プレート体31の上縁付近が上側ワイヤスプリング32Aにより、前記プレート体31の上下略中間の所定位置が下側ワイヤスプリング32Bより夫々支持されるように、背凭フレーム3に取付け、前記下側ワイヤスプリング32Bには前記プレート体31と重なる部分において正面視略直線状の中間直線部80を形成し、該中間直線部80より下方のプレート体31の部分を下側撓み部33に形成し、もって、プレート体31の下側撓み部33に荷重が掛かると中間直線部80付近を支点にプレート体31の上部に対して下側撓み部33が後方に撓むように構成した車両用シート。
- 請求項2において、前記下側ワイヤスプリング32Bは着座者の荷重を支持する剛性を有するように、前記下側撓み部33は着座者の荷重により撓む弾性を有するように夫々構成した車両用シート。
- 請求項1または請求項2において、前記下側ワイヤスプリング32Bには前記プレート体31と重なる部分において正面視略直線状の中間直線部80を形成し、該中間直線部80の略左右中間部分には、平面視前方に突き出るように形成した中間係合部83を形成し、該中間係合部83は前記プレート体31に形成した係合孔84に係合させた車両用シート。
- 請求項1または請求項2または請求項3または請求項4において、前記下側撓み部33の裏側のプレート体31には縦の縦軸部87を有するサポートバネ86を設けた車両用シート。
- 請求項5において、前記サポートバネ86の縦軸部87の付近のプレート体31には、後側に突き出るように縦のリブ90を設けた車両用シート。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006124540A JP5099662B2 (ja) | 2006-04-27 | 2006-04-27 | 車両用シート |
| PCT/JP2007/059270 WO2007126089A1 (ja) | 2006-04-27 | 2007-04-27 | 車両シート |
| EP07742705.2A EP2016867B1 (en) | 2006-04-27 | 2007-04-27 | Vehicle seat |
| US12/298,760 US8235467B2 (en) | 2006-04-27 | 2007-04-27 | Vehicle seat |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006124540A JP5099662B2 (ja) | 2006-04-27 | 2006-04-27 | 車両用シート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2007295996A true JP2007295996A (ja) | 2007-11-15 |
| JP5099662B2 JP5099662B2 (ja) | 2012-12-19 |
Family
ID=38766031
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2006124540A Expired - Fee Related JP5099662B2 (ja) | 2006-04-27 | 2006-04-27 | 車両用シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP5099662B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013085834A (ja) * | 2011-10-20 | 2013-05-13 | Shiroki Corp | ランバーサポート装置 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03108771U (ja) * | 1990-02-23 | 1991-11-08 | ||
| JP2001213210A (ja) * | 1999-12-23 | 2001-08-07 | Recaro Gmbh & Co | 車両用シート |
| JP2001253282A (ja) * | 2000-03-14 | 2001-09-18 | Johnson Controls Automotive Systems Corp | 自動車用シートバック |
| WO2004080243A1 (en) * | 2003-03-11 | 2004-09-23 | Resal S.R.L | Structure for anatomical support with frame and convex cushioned plate for back, headrest and seat, for seating in general, especially seats in motor vehicles, with manual and motor-driven adaption of cushioned plate convexity and position |
| JP2006020733A (ja) * | 2004-07-06 | 2006-01-26 | T S Tec Kk | 車両用シート |
-
2006
- 2006-04-27 JP JP2006124540A patent/JP5099662B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03108771U (ja) * | 1990-02-23 | 1991-11-08 | ||
| JP2001213210A (ja) * | 1999-12-23 | 2001-08-07 | Recaro Gmbh & Co | 車両用シート |
| JP2001253282A (ja) * | 2000-03-14 | 2001-09-18 | Johnson Controls Automotive Systems Corp | 自動車用シートバック |
| WO2004080243A1 (en) * | 2003-03-11 | 2004-09-23 | Resal S.R.L | Structure for anatomical support with frame and convex cushioned plate for back, headrest and seat, for seating in general, especially seats in motor vehicles, with manual and motor-driven adaption of cushioned plate convexity and position |
| JP2006020733A (ja) * | 2004-07-06 | 2006-01-26 | T S Tec Kk | 車両用シート |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013085834A (ja) * | 2011-10-20 | 2013-05-13 | Shiroki Corp | ランバーサポート装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP5099662B2 (ja) | 2012-12-19 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5041510B2 (ja) | 車両用シート | |
| JP4737501B2 (ja) | 車両用シート | |
| JP5007071B2 (ja) | 車両用シート | |
| JP2007022173A (ja) | 車両用シートおよび車両用シート組立方法 | |
| JP4925176B2 (ja) | 車両用シート | |
| JP4540063B2 (ja) | 車両用シート | |
| JP5007067B2 (ja) | 車両用シート | |
| JP4640969B2 (ja) | 車両用シートおよび車両用シートの組立方法 | |
| JP5099662B2 (ja) | 車両用シート | |
| JP4492863B2 (ja) | 車両用シート | |
| JP4863362B2 (ja) | 車両用シート | |
| JP7303463B2 (ja) | 乗物用シート | |
| JP2007320506A (ja) | 車両用シート | |
| JP5102972B2 (ja) | 車両用シート | |
| JP5102981B2 (ja) | 車両用シート | |
| JP5102973B2 (ja) | 車両用シート | |
| JP5007074B2 (ja) | 車両用シート | |
| JP5099663B2 (ja) | 車両用シート | |
| JP5083795B2 (ja) | 車両用シート | |
| JP4488854B2 (ja) | 車両用シート | |
| JP4931479B2 (ja) | 車両用シート | |
| JP2006117042A (ja) | 車両用シート | |
| JP5019506B2 (ja) | 車両用シート | |
| JP5864706B2 (ja) | 乗物用シート | |
| JP2008013066A (ja) | ヘッドレストを備えた車両用シート |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090406 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111102 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120102 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120201 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120329 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120919 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120919 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151005 Year of fee payment: 3 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |