JP2009094252A - 電力増幅器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
コレクタ電極配線101は、平行する2つの単位セル列用コレクタ電極配線1,2が、その一方の端部で、出力用配線3によって接続されてなり、この出力端とされる一方、単位セル列用コレクタ電極配線1,2の他方の端部は、セル列間接続配線4により相互に接続されたものとなっており、これによって、各単位セルの動作の均一性の改善がなされるものとなっている。
【選択図】図1
Description
すなわち、線形電力増幅器に要求される性能として、高効率、低歪み、熱安定性などの要素が挙げられる。これらの性能を出力トランジスタから最大限引き出すためには、並列動作状態にある各単位セルが全て均一に動作していることが望ましい。ここで、均一動作とは、各単位セルの出力電力波形が一致していることを意味する。
各単位セルのコレクタ電流は、正の温度相関を有することから、上述のような温度分布は、各単位セルの自己発熱により強調され、各単位セル動作の均一性は、さらに損なわれることとなる。
それ故、各単位セルの放熱性は、高いことが望ましい。
この出力段トランジスタは、2つのトランジスタ単位セル列が並列接続されて構成されたものとなっている。
すなわち、トランジスタ単位セル列C LINEは、複数のトランジスタ単位セルTrが並列接続されて設けられてなるもので、例えば、この図6に示された構成例においては、5つのトランジスタ単位セルTrから構成されたものとなっている。
コレクタ電極配線101Aは、平行して設けられた2つの単位セル列用コレクタ電極1A,2Aを有してなり、それぞれ上述した単位セルTrの数に応じたコレクタ電極11Aが形成されたものとなっている。なお、図6においては、図を簡潔として理解を容易とするため、単位セル列用コレクタ電極1A,2Aの各々における複数のコレクタ電極の内の一つに代表して符号を付して他の符号を省略することとする。
また、ベース電極配線103A,103Bは、それぞれ単位セル列用コレクタ電極1A,2Aに対応して配設されるものとなっている。
すなわち、一方のセル列には、5つのトランジスタTr1a〜Tr5aが、また、他方のセル列には、5つのトランジスタTr1b〜Tr5bが、それぞれコレクタが共通に接続されて設けられ、一方のセル列は、出力端子5Aに、他方のセル列は、出力端子6Aに、それぞれ接続されると共に、2つの出力端子5A,6Aが相互に接続されて、セル列のコレクタ同士が相互に接続されるものとなっている。
Keith Nellis and Peter J. Zampardi, "A Comparision of Linear Handset Power Amplifiers in Bipolar Technologies" IEEE J. Solid-State Circuits, October 2004, vol39, No.10, PP.1746-1754
一つのトランジスタを形成する基本単位である単位セル数に応じた複数のコレクタ電極が形成されてなるコレクタ電極配線と、前記単位セル数に応じた複数のエミッタ電極が形成されてなるエミッタ電極配線と、前記単位セル数に応じた複数のベース電極が形成されてなるベース電極配線とを有してなる出力段トランジスタを用いてなる電力増幅器であって、
前記コレクタ電極配線は、複数のコレクタ電極が直線状に配設されてなる単位セル列用コレクタ電極配線が2つ平行するようにして、各々の一方の端部で接続されて、当該一方の端部が出力端とされてなり、
前記エミッタ電極配線は、前記2つの単位セル列用コレクタ電極配線にそれぞれ平行する2つの側縁部分を有し、当該側縁部分には、それぞれ前記単位セル列用コレクタ電極配線における単位セル数に対応する複数のエミッタ電極が形成され、
前記ベース電極配線は、前記2つの単位セル列用コレクタ電極配線に対応して2つ設けられ、それぞれ前記単位セル列用コレクタ電極配線における単位セル数に対応した複数のベース電極が形成されてなり、
前記2つの単位セル列用コレクタ電極配線は、コレクタ電極の配設方向における長さが同一で、かつ、それぞれの単位セル数が同一とされる一方、前記出力端として接続された各々の単位セル列用コレクタ電極配線の端部と反対側の端部が配線接続されてなる出力段トランジスタが形成されてなるものである。
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
最初に、本発明の実施の形態における電力増幅器の出力段トランジスタの構成例について、図1を参照しつつ説明する。ここで、電力増幅器は、特に、無線通信装置用のもので、マイクロ波モノリシック集積回路(MMIC)化されるものである。
かかる電力増幅器に用いられる本発明の実施の形態における出力段トランジスタは、コレクタ同士が相互に接続された複数のトランジスタからなるトランジスタ列(セル列)CLINEが、複数並列に接続されてなるもので、本発明の実施の形態においては、2つのトランジスタ列が並列接続されたものとなっている。
本発明の実施の形態における出力段トランジスタは、2つの単位セル列用コレクタ電極配線1,2を有してなるコレクタ電極配線101と、複数のエミッタ電極25〜34が形成されてなるエミッタ電極配線102と、複数のベース電極35〜44が形成されてなる2つのベース電極配線103a,103bとに大別されて構成されたものとなっている(詳細は後述)。
単位セル列用コレクタ電極配線1,2は、いずれも基本的に同一の構成を有してなるもので、以下、一方の単位セル列用コレクタ電極配線1について、説明し、その説明を以て、他方の単位セル列用コレクタ電極配線2の説明に代えることとする。なお、以下の一方の単位セル列用コレクタ電極配線1の説明において、
構成要素の符号の後に他方の単位セル列用コレクタ電極配線2の対応する構成要素の符号を必要に応じて括弧書きで表記することとする。
単位セル列用コレクタ電極配線1は、予め定められた単位セル数により一つ多い数のコレクタ電極が形成されるものとなっている。すなわち、本発明の実施の形態においては、単位セル列用コレクタ電極配線1(2)は、単位セル数が5であるため、6つのコレクタ電極11〜16(17〜22)が設けられたものとなっている。
これは、単位セル列用コレクタ電極配線1(2)においてそれぞれ端部に位置するコレクタ電極11,16(17,22)を除いて、他のコレクタ電極12〜15(18〜21)は、隣接する単位セルにおけるコレクタ電極として共用されるものとなっているためである。
すなわち、一方の単位セル列用コレクタ電極1においては、セル列間接続配線4側から順に、Tr1a、Tr2a、Tr3a、Tr4a、Tr5aとし、他方の単位セル列用コレクタ電極配線2においては、セル列間接続配線4側から順に、Tr1b、Tr2b、Tr3b、Tr4b、Tr5bとしている。
かかるコレクタ電極11〜16(17〜22)は、単位セル列用コレクタ電極配線1(2)の長手軸方向において適宜な間隔を隔てて、かつ、長手軸方向対して直交するように側縁部分から外向へ向かって矩形状に突出形成されたものとなっている。
また、2つの単位セル列用電極配線1,2は、その長手軸方向(図1においては紙面左右方向)、すなわち、換言すれば、コレクタ電極11〜16、17〜22の配設方向における長さが同一に設定されている。
また、セル列間接続配線4は、矩形状に形成されて、2つの単位セル列用電極配線1,2の他方の端部、すなわち、出力用配線3を介して接続された端部と反対側の端部を接続するものとなっている。
そして、かかるエミッタ電極配線102は、バイアホール7を介して接地されるものとなっている。
すなわち、一方のベース電極配線103aにおいて、ベース電極35〜39は、ベース電極配線103aの長手軸方向において、その一方の側縁部分から長手軸に対して直交するように矩形状に突出形成されており、各々の間隔は、エミッタ電極25〜29の間隔に一致するものとなっている。
そして、ベース電極配線103aは、ベース電極35〜39の各々の先端部分が、適宜な間隔を介してエミッタ電極25〜29の先端部分と対向するように配設され、また、ベース電極配線103bは、ベース電極40〜4の各々の先端部分が、適宜な間隔を介してエミッタ電極30〜34の先端部分と対向するように配設されるものとなっている。
なお、図1に示された構成要素と対応するものについては、同一の符号を付すものとする。また、便宜上、単位セルを表す符号Tr1a〜Tr5a、Tr1b〜Tr5bは、同時に、それぞれの単位セルにおいて形成されるトランジスタの符号とする。
そして、Tr5aのコレクタ側が出力端子5に、Tr5bのコレクタ側が出力端子6に、それぞれ接続されると共に、これら2つの出力端子5,6は、先の出力用配線3を用いたことにより、相互に接続された回路構成となる。
一方、Tr1aとTr1bの各々のコレクタ側もセル列間接続配線4により相互に接続された回路構成となる。
最初に、図3に示された特性線図について説明する。
図3は、本発明の実施の形態における出力段トランジスタの各単位セルのトランジスタTr1a〜Tr5a(又はTr1b〜Tr5b)の出力飽和時のコレクタ・エミッタ間電流Iceの時間変化の例を示した特性線図である。なお、同図においては、Tr1a〜Tr5aとTr1b〜Tr5bの特性は同一であるので、Tr1〜Tr5の表記を用いたものとしている。これは、以下説明する図4及び図5についても同様である。
なお、図8には、図6に示された従来回路において同様な条件下での特性例が示されている。図8においては、Tr1a〜Tr5aとTr1b〜Tr5bの特性は同一であるので、Tr1〜Tr5の表示を用いたものとしている。これは、以下に説明する図9及び図10についても同様である。
具体的には、従来回路におけるトランジスタTr5に比して、本発明の実施の形態におけるトランジスタTr5のピーク値は、明らかに低下する一方、トランジスタTr1のピーク値が、従来回路に比して上昇し、全体としてトランジスタTr1〜Tr5のピーク値の均一化が実現されたものとなっている。
具体的には、動作周波数1.95GHzとし、各単位セルのトランジスタTr1a〜Tr5a、Tr1b〜Tr5bのコレクタとアースとの間に5Ωの純抵抗器を接続し、これを単位セルのトランジスタの代替として、シミュレーションを行って得られた特性図である。
なお、図9には、図6に示された従来回路において同様な条件下での特性例が示されている。
図4及び図9の双方を比較して見ると、各単位セルにおけるインピーダンスは、本発明の実施の形態の出力段トランジスタが、従来回路に比してより均一化していることが確認できる。
具体的には、動作周波数10MHz〜10GHzとした場合の特性図である。なお、単位セルのトランジスタを5Ωの純抵抗器で代替した点は、図4で説明したと同様であるので、ここでの再度の詳細な説明は省略する。
なお、図10には、図6に示された従来回路において同様な条件下での特性例が示されている。
電力増幅器の動作は、トランジスタのIce−Vce静特性カーブ、動作点及び負荷インピーダンスによって決定されるものであることからすれば、図4,図5に示されたようなインピーダンスの均一性故に、図3に示されたような各単位セルのIceピーク値の均一性が確保されていることが理解できる。
3…出力用配線
4…セル列間接続配線
101…コレクタ電極配線
102…エミッタ電極配線
103a,103b…エミッタ電極配線
Claims (1)
- 一つのトランジスタを形成する基本単位である単位セル数に応じた複数のコレクタ電極が形成されてなるコレクタ電極配線と、前記単位セル数に応じた複数のエミッタ電極が形成されてなるエミッタ電極配線と、前記単位セル数に応じた複数のベース電極が形成されてなるベース電極配線とを有してなる出力段トランジスタを用いてなる電力増幅器であって、
前記コレクタ電極配線は、複数のコレクタ電極が直線状に配設されてなる単位セル列用コレクタ電極配線が2つ平行するようにして、各々の一方の端部で接続されて、当該一方の端部が出力端とされてなり、
前記エミッタ電極配線は、前記2つの単位セル列用コレクタ電極配線にそれぞれ平行する2つの側縁部分を有し、当該側縁部分には、それぞれ前記単位セル列用コレクタ電極配線における単位セル数に対応する複数のエミッタ電極が形成され、
前記ベース電極配線は、前記2つの単位セル列用コレクタ電極配線に対応して2つ設けられ、それぞれ前記単位セル列用コレクタ電極配線における単位セル数に対応した複数のベース電極が形成されてなり、
前記2つの単位セル列用コレクタ電極配線は、コレクタ電極の配設方向における長さが同一で、かつ、それぞれの単位セル数が同一とされる一方、前記出力端として接続された各々の単位セル列用コレクタ電極配線の端部と反対側の端部が配線接続されてなる出力段トランジスタが形成されてなることを特徴とする電力増幅器。
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| JPH07240469A (ja) * | 1994-02-28 | 1995-09-12 | Toshiba Corp | バイポーラロジック |
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