JP2009209751A - 内燃機関のノック検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ノックセンサの出力信号に重畳するノイズによるノックの誤判定を防止する。
【解決手段】所定のノック判定区間でノックセンサ28の出力信号をA/D変換部41でA/D変換して取り込み、時間−周波数解析部42でノックセンサ28の出力信号から周波数と時間と振動強度のデータを同時に抽出して複数の周波数域の振動強度変化パターンを抽出する。そして、同じタイミングで立ち上がる2つ以上の周波数域の振動強度変化パターンの開始点から最も長く続く終了点までの長さ(クランク角度、時間)を演算し、この長さがノック判定しきい値以上であるか否かでノックの有無を判定する。
【選択図】図2
【解決手段】所定のノック判定区間でノックセンサ28の出力信号をA/D変換部41でA/D変換して取り込み、時間−周波数解析部42でノックセンサ28の出力信号から周波数と時間と振動強度のデータを同時に抽出して複数の周波数域の振動強度変化パターンを抽出する。そして、同じタイミングで立ち上がる2つ以上の周波数域の振動強度変化パターンの開始点から最も長く続く終了点までの長さ(クランク角度、時間)を演算し、この長さがノック判定しきい値以上であるか否かでノックの有無を判定する。
【選択図】図2
Description
本発明は、ノック信号出力手段の出力信号から抽出した振動強度変化パターンに基づいてノック判定を行う内燃機関のノック検出装置に関する発明である。
近年、特許文献1(特開2005−188297号公報)に記載されているように、ノック発生時には、ノック特有の振動成分のピーク周波数が徐々に低周波数側に移行する「低周波シフト」という現象が発生する点に着目して、ノックセンサの出力信号から抽出した1つのノック周波数域の振動成分のピーク周波数が徐々に低周波数側に移行しているか否かで、ノックの有無を判定するようにしたものがある。
特開2005−188297号公報(第4頁等参照)
近年の内燃機関は、出力、燃費、環境性能向上を狙って、可変動弁機構、過給機等の様々なシステムを搭載したり、筒内噴射エンジンのように燃焼モードに応じて燃料噴射時期を変化させるため、ノック判定区間でノックセンサ信号に重畳するノイズの種類やノイズ発生頻度が増える傾向があるが、上記特許文献1のノック検出技術では、1つのノック周波数域の振動成分が時系列的に低周波シフトしているか否かを判定するだけであるため、例えば、図4に示すように、1つのノック判定区間内に複数のノイズが時系列的にノックセンサ信号に重畳した場合に、見掛上、1つの連続した振動成分が低周波シフトしているように誤判定してしまう可能性があり、1つの周波数域の振動成分の低周波シフトの有無のみを判定したのではノックを誤判定する可能性がある。
また、1発の打撃振動で発生するノイズ(バルブ着座ノイズ、直噴インジェクタノイズ等)は、ノック振動のように長く続くことはないが、ピストンがシリンダ壁面をこすりながら摺動することで発生するピストンスラップノイズのように、特定の周波数域のみで長く続くノイズがあり、このような特定の周波数域のみで長く続くノイズもノックを誤判定する原因となる。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、従ってその目的は、ノック信号出力手段の出力信号に重畳するノイズによるノックの誤判定を防止することができて、ノック判定精度を高めることができる内燃機関のノック検出装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、内燃機関の運転中に発生するノックに応じて出力信号の波形が変化するノック信号出力手段と、このノック信号出力手段の出力信号から複数の周波数域の振動強度変化パターンを抽出する複数周波数振動強度抽出手段と、前記複数の周波数域の振動強度変化パターンのうちの同じタイミングで立ち上がる2つ以上の周波数域の振動強度変化パターンの開始点から終了点までの長さ(クランク角度、時間)に基づいてノック判定を行うノック判定手段とを備えた構成としたものである。
ノックが発生すると、ノックの基本周波数(シリンダのボア径によって決まる1次の共振周波数である例えば7.5kHz付近)のノック振動成分だけでなく、同じタイミングで、2次以降の高次の共振周波数域にもノック振動成分が現れる。複数のノイズが低周波シフトのように連続して発生する現象は、複数の周波数域に同時に発生する現象ではなく、1つの周波数域のみに発生する現象である。また、ピストンスラップノイズのように長く続くノイズも、1つの特定の周波数域のみに発生するノイズである。
これらの事情を考慮して、本発明では、ノック信号出力手段の出力信号から複数の周波数域の振動強度変化パターンを抽出して、同じタイミングで立ち上がる2つ以上の周波数域の振動強度変化パターンの開始点から終了点までの長さ(クランク角度、時間)に基づいてノック判定を行うようにしたので、ノック信号出力手段の出力信号に重畳したノイズによって、いずれか1つの周波数域でノックと区別しにくい低周波シフト現象や長く続くピストンスラップノイズ等が現れたとしても、そのノイズをノックと誤判定することを防止することができて、ノック判定精度を高めることができる。
この場合、請求項2のように、ノック信号出力手段の出力信号を時間−周波数解析して複数の周波数域の振動強度変化パターンを抽出するようにしても良い。この場合、時間−周波数解析(Time-Frequency Analysis )は、短時間フーリエ変換(STFT)、ウェーブレット変換、ウィグナー分布等を用いれば良く、この時間−周波数解析によってノック信号出力手段の出力信号から周波数と時間と振動強度のデータを同時に抽出して複数の周波数域の振動強度変化パターンを作成することができる。
或は、請求項3のように、ノック信号出力手段の出力信号を複数の特定周波数域を抽出する複数のバンドパスフィルタで処理することで複数の周波数域の振動強度変化パターンを抽出するようにしても良い。このようにしても、同じタイミングで立ち上がる2つ以上の周波数域の振動強度変化パターンの開始点から終了点までの長さを用いれば、ノック判定を精度良く行うことができる。
具体的には、請求項4のように、同じタイミングで立ち上がる2つ以上の周波数域の振動強度変化パターンの開始点から最も長く続く終了点までの長さに基づいてノック判定を行うようにしても良い。このようにすれば、同じタイミングで立ち上がる2つ以上の周波数域の振動強度変化パターンの開始点から最も長く続く終了点までの長さがノック判定しきい値以上であるか否かで、簡単にノックの有無を判定することができる。
或は、請求項5のように、同じタイミングで立ち上がる2つ以上の周波数域の振動強度変化パターンのうちのいずれか2つの周波数域の振動強度変化パターンの開始点から終了点までの長さの比に基づいてノック判定を行うようにしても良い。図3に示すように、ノック発生時には、低周波域ほど振動強度変化パターンの長さが長くなり、これが高周波域にいくほど短くなる傾向がある。ノイズにはこのような傾向が見られないため、2つの周波数域の振動強度変化パターンの長さの比からノック判定を行うことができる。
この場合、振動強度変化パターンの長さの比をとる2つの周波数域は、例えば、隣接する2つの周波数域であっても良いし、中間の周波数域と最も低い周波数域(又は最も高い周波数域)であっても良いが、請求項6のように、同じタイミングで立ち上がる2つ以上の周波数域の振動強度変化パターンのうちの最も長く続く振動強度変化パターンの長さと最も短い振動強度変化パターンの長さとの比に基づいてノック判定を行うようにしても良い。このようにすれば、ノックとノイズとをより一層区別しやすくなる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を具体化した4つの実施例1〜4を説明する。
本発明の実施例1を図1乃至図5に基づいて説明する。
まず、図1に基づいてエンジン制御システム全体の概略構成を説明する。
まず、図1に基づいてエンジン制御システム全体の概略構成を説明する。
内燃機関であるエンジン11の吸気管12の最上流部には、エアクリーナ13が設けられ、このエアクリーナ13の下流側に、吸入空気量を検出するエアフローメータ14が設けられている。このエアフローメータ14の下流側には、モータ10によって開度調節されるスロットルバルブ15とスロットル開度を検出するスロットル開度センサ16とが設けられている。
更に、スロットルバルブ15の下流側には、サージタンク17が設けられ、このサージタンク17には、吸気管圧力を検出する吸気管圧力センサ18が設けられている。また、サージタンク17には、エンジン11の各気筒に空気を導入する吸気マニホールド19が設けられ、エンジン11の各気筒には、それぞれ燃料を筒内に噴射する燃料噴射弁20が取り付けられている。また、エンジン11のシリンダヘッドには、各気筒毎に点火プラグ21が取り付けられ、各気筒の点火タイミング毎に点火装置25によって点火プラグ21に高電圧が印加されて筒内の混合気に着火される。
また、エンジン11には、吸気バルブ29のバルブタイミング(開閉時期)を可変する可変吸気バルブタイミング装置31と、排気バルブ30のバルブタイミングを可変する可変排気バルブタイミング装置32とが設けられている。
一方、エンジン11の排気管22には、排出ガス中のCO,HC,NOx等を浄化する三元触媒等の触媒23が設けられ、この触媒23の上流側に、排出ガスの空燃比又はリッチ/リーンを検出する排出ガスセンサ24が設けられている。また、エンジン11のシリンダブロックには、エンジン11のクランク軸が所定クランク角回転する毎にパルス信号を出力するクランク角センサ26が取り付けられ、このクランク角センサ26の出力信号に基づいてクランク角やエンジン回転速度が検出される。
更に、エンジン11のシリンダブロックには、ノック振動を検出するノックセンサ28(ノック信号出力手段)が取り付けられ、このノックセンサ28の出力信号が後述するノック判定回路33でディジタル処理されてノック判定が行われる。このノック判定回路33のノック判定結果がエンジン制御回路(以下「ECU」と表記する)34に入力される。このECU34は、マイクロコンピュータを主体として構成され、内蔵されたROM(記憶媒体)に記憶された各種のエンジン制御プログラムを実行することで、燃料噴射弁20の燃料噴射量、点火プラグ21の点火時期、吸気側及び排気側の可変バルブタイミング装置31,32のバルブタイミング等を制御する。この際、点火時期の制御は、ノック判定回路33によりノックを検出しないときに点火時期を進角し、ノックを検出したときに点火時期を遅角するという処理を繰り返すことで、点火時期をノック限界付近に制御するノック制御を実行する。
図3に示すように、ノックが発生すると、ノックの基本周波数(シリンダのボア径によって決まる1次の共振周波数)のノック振動成分だけでなく、同時に、2次以降の高次の共振周波数域にもノック振動成分が現れる。ノック発生時には、これら複数の周波数域の振動成分が徐々に低周波数側に移行する「低周波シフト」という現象が発生する。また、図4に示すように、1つのノック判定区間内に複数のノイズが時系列的にノックセンサ28の出力信号に重畳した場合に、見掛上、1つの連続した振動成分が低周波シフトしているように誤判定してしまう可能性がある。1つの周波数域の振動成分の低周波シフトの有無のみを判定したのではノックを誤判定する可能性がある。
また、1発の打撃振動で発生するノイズ(バルブ着座ノイズ、直噴インジェクタノイズ等)は、ノック振動のように長く続くことはないが、ピストンがシリンダ壁面をこすりながら摺動することで発生するピストンスラップノイズのように、特定の周波数域のみで長く続くノイズがあり、このような特定の周波数域のみで長く続くノイズもノックを誤判定する原因となる。
そこで、本実施例1では、ノック発生時に複数の周波数域で同じタイミンクで振動が立ち上がる点に着目して、ノックセンサ28の出力信号から複数の周波数域の振動強度変化パターンを抽出して、同じタイミングで立ち上がる2つ以上の周波数域の振動強度変化パターンの開始点から最も長く続く終了点までの長さ(クランク角度、時間)に基づいてノック判定を行うようにしている。
以下、本実施例1では、ノックセンサ28の出力信号から複数の周波数域の振動強度変化パターンを抽出する手法として、時間−周波数解析(Time-Frequency Analysis )を用いる例を説明する。この場合、時間−周波数解析は、短時間フーリエ変換(STFT)、ウェーブレット変換、ウィグナー分布等を用いれば良い。
この時間−周波数解析の処理は、ノック判定回路33内の時間−周波数解析部42(複数周波数振動強度抽出手段)で行われる。ノックセンサ28の出力信号は、A/D変換部41でデジタル値に変換され、時間−周波数解析部42で処理される。これにより、ノック発生時には、図3に示すように、複数の周波数域で振動強度変化パターンが抽出される。この振動強度変化パターンが抽出される周波数域は、ノック振動の周波数のうちの最も低周波である基本周波数(シリンダのボア径によって決まる1次の共振周波数)と、2次以降の高次の共振周波数域である。
この時間−周波数解析部42の解析結果に基づいてノック判定部43(ノック判定手段)により複数の周波数域の振動強度変化パターンのうち、同じタイミングで立ち上がる2つ以上の周波数域の振動強度変化パターンの開始点から最も長く続く終了点までの長さ(クランク角度、時間)を演算し、この長さがノック判定しきい値以上であるか否かでノックの有無を判定する。
上述したノック判定処理は、ノック判定回路33によって図5のノック判定ルーチンに従って実行される。図5のノック判定ルーチンは、各気筒の1点火毎に実行され、まず、ステップ101で、所定のノック判定区間でノックセンサ28の出力信号をA/D変換部41でA/D変換して取り込み、次のステップ102で、時間−周波数解析(STFT、ウェーブレット変換、ウィグナー分布等)を実行して、ノックセンサ28の出力信号から周波数と時間と振動強度のデータを同時に抽出して複数の周波数域の振動強度の時間変化パターンを抽出する。
この後、ステップ103に進み、同じタイミングで立ち上がる2つ以上の周波数域の振動強度変化パターンの開始点と最も長く続く終了点を演算し、次のステップ104で、振動強度変化パターンの開始点から最も長く続く終了点までの長さ(振動強度変化パターンの最大長さ)を演算する。
この後、ステップ105に進み、振動強度変化パターンの最大長さをノック判定しきい値と比較して、振動強度変化パターンの最大長さがノック判定しきい値よりも大きければ、ステップ106に進み、ノックと判定し、振動強度変化パターンの最大長さがノック判定しきい値以下であれば、ステップ107に進み、ノックでないと判定する。このようにすれば、ノックセンサ28の出力信号に重畳したノイズによって、いずれかの周波数域でノックと区別しにくい低周波シフト現象や長く続くピストンスラップノイズ等が現れたとしても、そのノイズをノックと誤判定することを防止することができて、ノック判定精度を高めることができる。
上記実施例1では、ノック判定回路33の時間−周波数解析部42でノックセンサ28の出力信号を時間−周波数解析して複数の周波数域の振動強度変化パターンを抽出するようにしたが、図6乃至図8に示す本発明の実施例2では、ノック判定回路50に、A/D変換部41でデジタル値に変換したノックセンサ28の出力信号から複数の周波数域の振動強度変化パターンを抽出する複数のバンドパスフィルタ(第1BPF〜第4BPF)51〜54を設け、ノック判定部55(ノック判定手段)で、各BPF51〜54で抽出した複数の周波数域の振動強度変化パターンのうち、同じタイミングで立ち上がる2つ以上の周波数域の振動強度変化パターンの開始点から最も長く続く終了点までの長さ(最大長さ)がノック判定しきい値以上であるか否かでノックの有無を判定するようにしている。
この場合、第1〜第4の各BPF51〜54で抽出する周波数域は、1次の周波数域(ノック振動の基本周波数帯)と例えば2次〜4次の高次の周波数域であり、1次の周波数域(第1BPF51の通過帯域)は、ノック振動の周波数のうちの最も低周波である基本周波数(シリンダのボア径によって決まる1次の共振周波数であり、例えば、7kH付近)を含む周波数域に設定されている。また、2次〜4次の周波数域(第2〜第4の各BPF52〜54の通過帯域)は、それぞれ2次〜4次の共振周波数を含む周波数域(例えば、12kH付近、17kH付近、21kH付近)に設定されている。尚、BPF51〜54の数は4つに限定されず、3つ又は5つ以上であっても良い。
本実施例2のノック判定処理は、ノック判定回路50によって図8のノック判定ルーチンに従って実行される。図8のノック判定ルーチンは、図5のノック判定ルーチンのステップ102の処理をステップ102aの処理に変更しただけであり、その他の各ステップの処理は同じである。
図8のノック判定ルーチンでは、ステップ101で、ノックセンサ28の出力信号をA/D変換部41でA/D変換した後、ステップ102aで、ノックセンサ28の出力信号を第1〜第4の各BPF51〜54で処理して複数の周波数域の振動強度変化パターンを抽出する(図7参照)。この後、ステップ103に進み、同じタイミングで立ち上がる2つ以上の周波数域の振動強度変化パターンの開始点と最も長く続く終了点を演算し、次のステップ104で、振動強度変化パターンの開始点から最も長く続く終了点までの長さ(振動強度変化パターンの最大長さ)を演算する。この後、ステップ105に進み、振動強度変化パターンの最大長さがノック判定しきい値以上であるか否かでノックの有無を判定する(ステップ106、107)。
以上説明した本実施例2でも、前記実施例1と同様の効果を得ることができる。
ノック発生時には、図3に示すように、低周波域ほど振動強度変化パターンの長さが長くなり、これが高周波域にいくほど短くなる傾向がある。ノイズにはこのような傾向は見られない。
そこで、本発明の実施例3では、図9のノック判定ルーチンを実行することで、同じタイミングで立ち上がる複数の周波数域の振動強度変化パターンのうちの最も長く続く振動強度変化パターンの長さ(最大長さ)と最も短い振動強度変化パターンの長さ(最小長さ)との比に基づいてノック判定を行うようにしている。
図9のノック判定ルーチンは、図5のノック判定ルーチンのステップ103〜105の処理をステップ103b〜105bの処理に変更しただけであり、その他の各ステップの処理は同じである。
図9のノック判定ルーチンでは、A/D変換したノックセンサ28の出力信号から時間−周波数解析(STFT、ウェーブレット変換、ウィグナー分布等)によって複数の周波数域の振動強度の時間変化パターンを抽出する(ステップ101、102)。
この後、ステップ103bに進み、同じタイミングで立ち上がる複数の周波数域の振動強度変化パターンのうちの最も長く続く振動強度変化パターンの長さ(最大長さ)と最も短い振動強度変化パターンの長さ(最小長さ)を演算し、次のステップ104bで、最大長さと最小長さとの比を演算する。この後、ステップ105bに進み、最大長さと最小長さとの比がノック判定しきい値以上であるか否かでノックの有無を判定する(ステップ106、107)。
以上説明した本実施例3でも、前記実施例1と同様の効果を得ることができる。
上記実施例3では、ノックセンサ28の出力信号を時間−周波数解析して複数の周波数域の振動強度変化パターンを抽出するようにしたが、図10に示す本発明の実施例4では、前記実施例2と同様に、A/D変換したノックセンサ28の出力信号を第1〜第4の各BPF51〜54で処理することで、ノックセンサ28の出力信号から複数の周波数域の振動強度変化パターンを抽出して(ステップ102a)、同じタイミングで立ち上がる複数の周波数域の振動強度変化パターンの最大長さと最小長さとの比がノック判定しきい値以上であるか否かでノックの有無を判定するようにしている(ステップ103b〜107)。
以上説明した本実施例4でも、前記実施例1と同様の効果を得ることができる。
尚、上記実施例3,4では、同じタイミングで立ち上がる複数の周波数域の振動強度変化パターンの最大長さと最小長さとの比を演算したが、本発明はこれに限定されず、振動強度変化パターンの長さの比をとる2つの周波数域は、例えば、隣接する2つの周波数域であっても良いし、中間の周波数域と最も低い周波数域(又は最も高い周波数域)であっても良い。或は、複数の周波数域の振動強度変化パターンの長さの平均値と最も低い周波数域(又は最も高い周波数域)との比を演算しても良い。
尚、上記実施例3,4では、同じタイミングで立ち上がる複数の周波数域の振動強度変化パターンの最大長さと最小長さとの比を演算したが、本発明はこれに限定されず、振動強度変化パターンの長さの比をとる2つの周波数域は、例えば、隣接する2つの周波数域であっても良いし、中間の周波数域と最も低い周波数域(又は最も高い周波数域)であっても良い。或は、複数の周波数域の振動強度変化パターンの長さの平均値と最も低い周波数域(又は最も高い周波数域)との比を演算しても良い。
また、上記実施例1〜4では、エンジン運転中に発生するノックに応じて出力信号の波形が変化するノック信号出力手段としてノックセンサ28を用いたが、筒内圧を検出する筒内圧センサや、筒内の混合気の燃焼に伴って発生するイオンを点火プラグ21等を介して検出するイオン電流検出手段等をノック信号出力手段として用いるようにしても良い。
その他、本発明は、図1のような筒内噴射エンジンに限定されず、吸気ポート噴射エンジンや、吸気ポートと筒内の両方に燃料噴射弁を搭載したデュアル噴射エンジンにも適用して実施することができ、また、可変バルブタイミング装置等の可変動弁装置が搭載されていないエンジンにも適用して実施できる等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できることは言うまでもない。
11…エンジン(内燃機関)、12…吸気管、16…スロットルバルブ、20…燃料噴射弁、21…点火プラグ、22…排気管、25…点火装置、28…ノックセンサ(ノック信号出力手段)、29…吸気バルブ、30…排気バルブ、31…可変吸気バルブタイミング装置、32…可変排気バルブタイミング装置、33…ノック判定回路、34…ECU、41…A/D変換部、42…時間−周波数解析部(複数周波数振動強度抽出手段)、43…ノック判定部(ノック判定手段)、50…ノック判定回路、51〜54…バンドパスフィルタ(第1BPF〜第4BPF)、55…ノック判定部(ノック判定手段)
Claims (6)
- 内燃機関の運転中に発生するノックに応じて出力信号の波形が変化するノック信号出力手段と、
前記ノック信号出力手段の出力信号から複数の周波数域の振動強度変化パターンを抽出する複数周波数振動強度抽出手段と、
前記複数の周波数域の振動強度変化パターンのうちの同じタイミングで立ち上がる2つ以上の周波数域の振動強度変化パターンの開始点から終了点までの長さに基づいてノック判定を行うノック判定手段と
を備えていることを特徴とする内燃機関のノック検出装置。 - 前記複数周波数振動強度抽出手段は、前記ノック信号出力手段の出力信号を時間−周波数解析して前記複数の周波数域の振動強度変化パターンを抽出することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のノック検出装置。
- 前記複数周波数振動強度抽出手段は、前記ノック信号出力手段の出力信号を複数の特定周波数域を抽出する複数のバンドパスフィルタで処理することで前記複数の周波数域の振動強度変化パターンを抽出することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のノック検出装置。
- 前記ノック判定手段は、前記同じタイミングで立ち上がる2つ以上の周波数域の振動強度変化パターンの開始点から最も長く続く終了点までの長さに基づいてノック判定を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の内燃機関のノック検出装置。
- 前記ノック判定手段は、前記同じタイミングで立ち上がる2つ以上の周波数域の振動強度変化パターンのうちのいずれか2つの周波数域の振動強度変化パターンの開始点から終了点までの長さの比に基づいてノック判定を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の内燃機関のノック検出装置。
- 前記ノック判定手段は、前記同じタイミングで立ち上がる2つ以上の周波数域の振動強度変化パターンのうちの最も長く続く振動強度変化パターンの長さと最も短い振動強度変化パターンの長さとの比に基づいてノック判定を行うことを特徴とする請求項5に記載の内燃機関のノック検出装置。
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