JP2010001657A - 天井下地材支持構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成で施工手間がかからず、かつ軽量で、天井下地材の揺れを抑制することができる天井下地材支持構造を提供する。
【解決手段】天井裏で格子状に組み付けられる天井下地材1の支持構造であって、天井裏の梁10の下部11aに、天井下地材11を支持する接合部材20を剛接合したことを特徴とし、接合部材20は、梁10の建込み前に梁10の下面11aに予め剛接合された固定金物21と、梁10の建込み後に固定金物21に剛接合され天井下地材1を支持する支持金物(L字状アングル材22)とを備えて構成されている。
【選択図】図1
【解決手段】天井裏で格子状に組み付けられる天井下地材1の支持構造であって、天井裏の梁10の下部11aに、天井下地材11を支持する接合部材20を剛接合したことを特徴とし、接合部材20は、梁10の建込み前に梁10の下面11aに予め剛接合された固定金物21と、梁10の建込み後に固定金物21に剛接合され天井下地材1を支持する支持金物(L字状アングル材22)とを備えて構成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、天井裏で格子状に組み付けられる天井下地材の支持構造に関する。
一般に、吊り天井は、上階の床スラブの下面に吊りボルトを吊るして固定し、吊りボルトの下端部に吊りハンガー(吊り金具)を取り付けて、この吊りハンガーで格子状の天井下地材を支持するようになっている。
ところで近年では、図8に示すように、吊りボルト50や吊りハンガー51や天井下地材1間にブレース材52を架け渡して設けることで、天井表面材6および天井下地材
と、建物の躯体との相対的な揺れを抑えて、耐震性を向上させる構造の吊り天井が多く施工されている(例えば特許文献1や特許文献2参照)。ブレース材52は、一端が、吊りボルト50の上部に接続され、他端が、他の吊りボルト50の下部、吊りハンガー51あるいは天井下地材1のいずれかに接続されている(図8では吊りハンガー51の下部)。
特開2007−239441号公報
特開2007−100358号公報
と、建物の躯体との相対的な揺れを抑えて、耐震性を向上させる構造の吊り天井が多く施工されている(例えば特許文献1や特許文献2参照)。ブレース材52は、一端が、吊りボルト50の上部に接続され、他端が、他の吊りボルト50の下部、吊りハンガー51あるいは天井下地材1のいずれかに接続されている(図8では吊りハンガー51の下部)。
しかしながら、前記したようなブレース材52を設ける構造では、ブレース材52を取り付けるために多くの施工手間を要するとともに、天井の重量化を招いていた。
また、天井表面材6と上層の床下面53との間の空間(天井裏空間)にブレース材52が介在されるため、図示しない各種ダクトや電気配線等と干渉する場合が多く、現場において設計図から適宜変更する施工手間が必要となっていた。特に、各種ダクトの敷設位置の変更は、ダクトの形状も変わるため、多くの施工手間を必要としていた。
そこで、本発明は、前記の問題を解決するためになされたものであり、簡単な構成で施工手間がかからず、かつ軽量で、天井下地材の揺れを抑制することができる天井下地材支持構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための請求項1に係る発明は、天井裏で格子状に組み付けられる天井下地材の支持構造であって、天井裏の梁の下部に、前記天井下地材を支持する接合部材を剛接合したことを特徴とする天井下地材支持構造である。
ここで剛接合とは、部材同士の接合部が完全に固定されており、応力がかかっても接合部が回転・変形せず、曲げ応力、せん断応力をそのまま他部材に伝える接合形態をいう。
このような構成によれば、天井下地材との距離が比較的短い梁の下部に、天井下地材を支持する接合部材を剛接合したことによって、天井下地材および天井表面材が梁と一体的に固定されるので、ブレース材を設けなくても、天井下地材および天井表面材が梁に対して相対的に揺れるのを抑制できる。このように、ブレース材を省略した簡単な構成とすることができるので、ブレース材の取付けの施工手間を低減することができるとともに、各種ダクトや電気配線等とブレース材との干渉がなくなるので、各種ダクトや電気配線等の施工が行いやすくなる。また、天井構造全体の軽量化を達成できるので、構造的にさらに有利となる。さらに、本発明によれば、地震時に天井に水平応力がかかった場合でも、天井下地材および天井表面材は、建物の躯体と同じ周期で揺れることとなる。また、天井面は梁と同期して動くので、天井面と梁との相対移動がなくなり、天井面と壁との相対移動距離を小さくすることができる。
請求項2に係る発明は、前記梁の建込み前に前記梁の下面に予め剛接合された固定金物と、前記梁の建込み後に前記固定金物に剛接合され前記天井下地材を支持する支持金物とを備えて構成されたことを特徴とする請求項1に記載の天井下地材支持構造である。
このような構成によれば、天井下地材の施工時の接合作業を簡素化することができる。
本発明によれば、簡単な構成で施工手間がかからず、かつ軽量で、天井下地材の揺れを抑制することができる天井下地材支持構造を提供することができるといった優れた効果を発揮する。
(第一実施形態)
本発明に係る天井下地材支持構造を実施するための第一の最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
本発明に係る天井下地材支持構造を実施するための第一の最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係る天井下地材支持構造を実施するための第一の最良の形態を示した斜視図である。図2は、本発明に係る天井下地材支持構造を実施するための第一の最良の形態を示した断面図である。図3は、本発明に係る天井下地材支持構造を実施するための第一の最良の形態を示した平面図および側面図である。図4は、本発明に係る天井下地材支持構造を適用した天井の伏図である。
図1および図4に示すように、天井下地材1は、天井裏で格子状に組み付けられている。図1に示すように、天井下地材1は、例えば、アルミニウム製の押出形材により、断面が略逆T字状に形成されており、上下方向に延びるウエブ部2と水平方向に延びるフランジ部3とを備えている。ウエブ部2の上端には、二股状に上方に延びる突条4,4が形成されており、一方、フランジ部3の幅方向両端下面には、下方に延びる突条5,5が形成されている。これらの突条4,4,5,5は、補強リブの役目を果たしており、天井下地材1の強度を高めている。図2に示すように、フランジ部3の上側に天井表面材6が係止されるようになっている。
なお、天井下地材1は、アルミニウム製の押出形材に限定されるものではなく、スチール製の板材を折曲げ加工して形成したもの等、他の構造であってもよい。また、天井下地材1の形状は、前記形状に限定されるものではなく、下側の突条5,5を有さない形状や、断面L字状の形状等、他の形状であってもよい。
ところで、本発明は、前記したような天井下地材1の支持構造7(以下「天井下地材支持構造」と称することがある)であって、図1、図2および図3に示すように、天井裏の梁10の下部に、天井下地材1を支持する接合部材20を剛接合したことを特徴とする。梁10は、例えば、H形鋼にて構成されており、その下側のフランジ11の下面11aに接合部材20が一体的に固定されている。
第一実施形態の接合部材20は、梁10の下面11aに剛接合された溝状の固定金物21と、固定金物21に剛接合されたL字状アングル材22からなる支持金物とを備えて構成されている。固定金物21は、例えば、断面C形を呈するリップみぞ形鋼が利用されており、その上面21aが梁10の下側のフランジ11の下面11aに、溶接あるいは複数本のビス(図示せず)でビス止めすることで、剛接合されている。固定金物21の梁10への接合は、梁10の建込み前に工場等で予め行っておく。固定金物21であるリップみぞ形鋼は、その高さ寸法が、梁10に吹き付けられる耐火被覆12(図2参照)の厚さ寸法よりも所定長さ(L字状アングル材22が取付可能な長さ)分、長い寸法となっている。なお、耐火被覆が必要でない場合は、リップみぞ形鋼の高さ寸法は特に規制されない。固定金物21は、その長手方向が梁10の延出方向に沿うように配置されており、梁10の中心線からフランジ11の幅方向にオフセットして、リップみぞ形鋼の背面21bが梁10の中心線側を向くように固定されている。なお、固定金物21の形状は、溝状に限定されるものではなく、ねじれ等に対して必要な強度を有していれば、筒状、断面H字状、断面L字状あるいは強度的に充分な厚さの厚板(フラットバー)等、他の形状であってもよい。
L字状アングル材(支持金物)22は、その長手方向が上下方向に沿うように配置され、一方の側面22aを固定金物21の背面21bに当接させて複数本(本実施形態では2本)のビス23,23でビス止めすることで剛接合されている。2本のビス23,23は、水平方向に並んで配置されている。L字状アングル材22の他方の側面22bの下端部近傍は、梁10に直交する方向に延出して配置されている天井下地材1のウエブ部2の上端の突条4の側面に当接し、複数本(本実施形態では2本)のビス24,24でビス止めすることで、L字状アングル材22と天井下地材1とが剛接合されている。なお、支持金物は、L字状アングル材22に限定されるものではなく、ねじれ等に対して必要な強度を有していれば、溝状、筒状、断面H字状等、他の形状のものを用いて天井下地材1を支持するようにしてもよい。
以上のように、梁10と固定金物21を剛接合し、固定金物21とL字状アングル材(支持金物)22とを剛接合し、L字状アングル材22と天井下地材1を剛接合しているので、梁10と天井下地材1とが一体的に剛接合されることとなる。
以上のような構成の天井下地材支持構造7によれば、天井下地材1と上階の床スラブの下面との距離(通常800〜1200mm程度)と比較して、天井下地材1との距離が大幅に短い(通常100〜300mm程度)梁10の下面11aに、天井下地材1を支持する接合部材20を剛接合したことによって、天井下地材1および天井表面材6が、梁10と一体的に固定されて剛接合されるので、従来のようにブレース材を設けなくても、天井下地材1および天井表面材6が梁10に対して相対的に揺れるのを抑制できる。
また、本発明によれば、ブレース材を省略した簡単な構成とすることができるので、ブレース材の取付けの施工手間を低減することができるとともに、各種ダクトや電気配線等とブレース材との干渉がなくなるので、各種ダクトや電気配線等の施工が行いやすくなる。また、梁10の下面11aと天井下地材1との距離が短いので、比較的軽量で簡単な構成で、剛接合することができる。
さらに、本実施形態によれば、揺動しやすい吊りボルトを用いずに、溝状の固定金物21とL字状アングル材22とを用いて天井下地材1を支持しているので、天井下地材1の梁10に対する相対移動を確実に防止できる。特に、L字状アングル材22を用いているので、水平応力に対して、X方向およびY方向を含むあらゆる方向に対抗することができ、地震時の水平応力に対する耐力を高めることができる。これによって、地震時に天井に水平応力がかかった場合でも、天井下地材1および天井表面材6は、建物の躯体と同じ周期で揺れることとなり、天井面は梁10と同期して動くので、天井面と壁との相対移動距離を小さくすることができる。
また、ブレース材の省略や、接合部材20の小型化によって、天井構造全体の軽量化を達成できるので、構造的にさらに有利となる。
一方、固定金物21は、予め工場等で梁10に固定されているので、施工現場での接合作業を低減して簡素化することができる。固定金物21の高さ寸法を、梁10に吹き付けられる耐火被覆の厚さ寸法よりも所定長さ長い寸法としているので、耐火被覆の吹付け後でも、固定金物21にL字状アングル材22を容易に取り付けることができる。また、メンテナンス時のL字状アングル材22の着脱も容易に行うことができる。
次に、図4に基づいて、本発明にかかる天井下地材支持構造7の接合部材20の配置例を説明する。図4に示すように、本実施形態では、梁10とこれを支持する柱15が、X方向およびY方向に7200mmピッチでそれぞれ配置されており、各梁10,10間に、天井下地材1が600mmピッチの格子状に配列されている天井構造を備えた建築物を例に挙げて説明する。
一つの接合部材20で受け持つ天井支持面積は、天井表面材、照明機器や空調機器の重量や配置等に応じて決定される。例えば、接合部材20の一つ当たりの天井支持面積が15m2以下に制限される場合は、図4中、白丸にて示すように、梁10の下部で、柱芯からX方向およびY方向にそれぞれ1800mm離れた位置に設置するようにすればよい。このように配置すれば、各梁10,10・・で囲われた天井面積51.84(7.2*7.2)m2に対して、その外周部に8個の接合部材20が設けられ、接合部材20は、梁10を挟んで逆側の天井面積も受け持つので、4個の接合部材20で、51.84m2を支持する計算となる。これによれば、接合部材20一つ当たり12.96m2の天井を支持して受け持つことになり、接合部材20の一つ当たりの天井支持面積が15m2以下となる。
また、接合部材20一つ当たりの天井支持面積が10m2以下に制限される場合は、図4中、黒丸にて示すように、梁10の下部で、柱芯からX方向およびY方向にそれぞれ1200mm離れた位置に設置するとともに、柱15と隣り合う接合部材20から梁10の延長方向に2400mm離れた位置に設置するようにすればよい。このように配置すれば、天井面積51.84(7.2*7.2)m2に対して、その外周部に12個の接合部材20が設けられ、接合部材20は、梁10を挟んで逆側の天井面積も受け持つので、6個の接合部材20で、51.84m2を支持する計算となる。これによれば、接合部材20一つ当たり8.64m2の天井を支持して受け持つことになり、接合部材20の一つ当たりの天井支持面積が10m2以下となる。
以上のように、本発明に係る天井下地材支持構造7を適用して、図4に示すように接合部材20を配置すれば、従来のブレース材が不要になるだけでなく、吊りボルトも設ける必要がなくなる。これによって、天井裏に広い空間を確保することができ、ダクトや電気配線の設置が非常に行いやすくなる。
なお、図4に示した接合部材20の配置は一例であって、これに限定する趣旨ではない。接合部材20の配置は、柱15や梁10の配置状態や、部屋の形状や、天井表面材、照明機器や空調機器の配置状態等の各種条件に応じて適宜決定されるものである。また、図4においては、吊りボルトを用いずに、接合部材20だけて天井下地材1を支持しているが、各種の条件によっては、接合部材20だけでなく、吊りボルトも併用する場合がある。吊りボルトを併用した場合であっても、天井下地材1は、接合部材20によって、梁10に剛接合されており、また、ブレース材を省略することができるので、多くの作用効果を得ることができる。
(第二実施形態)
次に、本発明に係る天井下地材支持構造を実施するための第二の最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
次に、本発明に係る天井下地材支持構造を実施するための第二の最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図5は、本発明に係る天井下地材支持構造を実施するための第二の最良の形態を示した斜視図である。図6は、本発明に係る天井下地材支持構造を実施するための第二の最良の形態を示した断面図である。図7は、本発明に係る天井下地材支持構造を実施するための第二の最良の形態を示した平面図および側面図である。
かかる第二実施形態では、接合部材30の構成が第一実施形態の接合部材20と相違しており、その他の構成は第一実施形態と同じであるので、接合部材30について構成を説明して、その他の部分は図1、図2および図3と同じ符号を付してその説明を省略する。
図5、図6および図7に示すように、接合部材30は、梁10の下面11aに剛接合された溝状の固定金物31と、固定金物31に剛接合されたパイプ型連結材32とを備えて構成されている。固定金物31は、プレート材を折曲して構成されており、例えば、断面Z字状に形成されている。固定金物31は、90度でそれぞれ折曲されており、梁10の下面11aに固定された状態で、上端で水平方向に広がる上側平面部33aと、この上側平面部33aから直交して折曲されて垂下する垂直平面部33bと、この垂直平面部33bの下端から直交して水平方向に折曲される下側平面部33cとを備えている。
上側平面部33aは、梁10の下側のフランジ11の下面11aに当接されており、溶接あるいは複数本(本実施形態では2本)のビス34,34でビス止めすることで、剛接合されている。固定金物31の梁10への接合は、梁10の建込み前に工場等で予め行っておくのが好ましい。垂直平面部33bは、パイプ型連結材32が当接して固定される部分である。下側平面部33cは、上側平面部33aとは逆方向に折曲して、上側平面部33aと同等の形状に形成されている。以上のように、固定金物31を断面Z字状に形成したことによって、上側平面部33aと下側平面部33cが補強リブの役目を果たし、強度が高くなっている。垂直平面部33bの表面には、上側平面部33aの折曲方向に向かって立設され上側平面部33aに接続される側面視三角形状のリブ板33dが設けられている。リブ板3dは、例えば垂直平面部33bの水平方向両端に設けられており、パイプ型連結材32やビス34,34等の他の部材と干渉しないように構成されている。なお、下側平面部33cを、上側平面部33aと同じ方向に折曲して、固定金物31を断面コ字状に形成してもよい。
梁10に耐火被覆(図示せず)を施す場合は、固定金物31の高さ寸法を、梁10に吹き付けられる耐火被覆の厚さ寸法よりも所定長さ(パイプ型連結材32が取付可能な長さ)長い寸法としておく。なお、耐火被覆が必要ない場合は、固定金物31の高さ寸法は特に規制されない。固定金物31は、各平面部33a,33b,33cが梁10の延出方向と直交するように配置されている。なお、固定金物31は、プレート材を折曲して構成されたものに限定されるものではなく、第一実施形態と同様の構成の固定金物21を用いてもよい。
パイプ型連結材32は、固定金物31に連結固定される連結部35aと、この連結部35aの下側に形成され、天井下地材1を把持する把持部35bとを備えて構成されている。連結部35aは、上下方向に延びる断面矩形の角パイプ状に形成されており、この連結部35aを固定金物31の垂直平面部33bに当接させて、連結部35aから複数本(本実施形態では2本)のビス36,36を挿通させて、垂直平面部33bに螺合させることで、パイプ型連結材32が固定金物31に剛接合されている。連結部35aは、パイプ状に形成されているので、パイプ型連結材32は、水平応力に対してX方向およびY方向を含むあらゆる方向に対抗することができ、地震時の水平応力に対する耐力を高めることができる。なお、ビル36,36は、垂直平面部33b側から複数本(本実施形態では2本)のビス36,36を挿通させて、連結部35aに螺合させるようにしてもよい。
図7の(b)に示すように、把持部35bは、連結部から一体的に延出して下端に二股状の係止爪37aを備えた第一係止部37と、この第一係止部37とは別体で形成され、第一係止部37に固定されることで、第一係止部37とともに天井下地材1を挟持する第二係止部38とを備えて構成されている。把持部35bは、天井下地材1のウエブ部2の上端の突条4,4をその厚さ方向両側から挟み込んで挟持するようになっている。
第一係止部37は、突条4,4を外側から覆うように、外側に膨らんで形成されており、その下部は二股状に分岐して、下端部に内側に突出する係止爪37aが形成されている。第二係止部38は、第一係止部37とは別体で形成されている。第二係止部38は、上端部を除いて、突条4,4を挟んで第一係止部37と線対称形状を呈しており、その下部が二股状に分岐して、下端部に内側に突出する係止爪38aが形成されている。第二係止部38の上端には、第一係止部37に形成された貫通孔37b側に折曲した折曲部38bが形成されており、折曲部38bを貫通孔37bに挿通させることで、第二係止部38が第一係止部37に係止されるようになっている。また、第一係止部37と第二係止部38とはビス39を介して固定され、このビス39に締付けによって、第二係止部38が、第一係止部37側に引き付けられ、天井下地材1の突条4,4を挟持するようになっている。第一係止部37と第二係止部38の下部の二股部分は、係止される天井下地材1に直交して固定される天井下地材1’のウエブ部2’の上端の突条4’,4’を、その厚さ方向両側からそれぞれ挟むように構成されている。第一係止部37側から突条4,4および第二係止部38側に向かってビス39aが挿通され、天井下地材1が固定されている。なお、ビス39aの挿通方向は第二係止部38側から突条4,4および第一係止部37側に向かっていてもよい。なお、前記したパイプ型連結材32の形状は一例であって、他の形状であってもよい。
これによって、図5、図6および図7に示すように、天井下地材1は、パイプ型連結材32によって、係止される天井下地材1の長手方向および厚さ方向(直交する天井下地材1’の長手方向)の両方向で動きが規制されることとなり、その結果、パイプ型連結材32に剛接合されることとなる。
以上のように、梁10と固定金物31を剛接合し、固定金物31とパイプ型連結材32とを剛接合し、パイプ型連結材32と天井下地材1を剛接合しているので、梁10と天井下地材1とが一体的に剛接合されることとなる。
以上のような構成によれば、第一実施形態と同様の作用効果を得ることができる。すなわち、天井下地材1および天井表面材6が、梁10と一体的に固定されるので、ブレース材を設けなくても、天井下地材1および天井表面材6が梁10に対して相対的に揺れるのを抑制できる。さらに、ブレース材を省略した簡単な構成とすることができるので、ブレース材の取付けの施工手間を低減することができるとともに、各種ダクトや電気配線等とブレース材との干渉がなくなるので、各種ダクトや電気配線等の施工が行いやすくなる。また、天井構造全体の軽量化を達成できるので、構造的にさらに有利となる。さらに、地震時に天井に水平応力がかかった場合でも、天井面は梁10と同期して動くので、天井面と壁との相対移動距離を小さくすることができる。
前記実施の形態では、梁10の建込み前に、梁10に、プレート材を折曲して構成した固定金物31を予め剛接合しているが、これに限定されるものではなく、溝状、筒状、断面H字状、断面L字状あるいは強度的に充分な厚さの厚板(フラットバー)等の鋼材からなる固定金物を取り付けてもよい。
また、予め剛接合された固定金物31と、パイプ型連結材32との間に、溝状、筒状、断面H字状、断面L字状あるいは強度的に充分な厚さの厚板(フラットバー)等の鋼材からなり、X方向およびY方向を含むあらゆる方向に充分な強度を備えた固定金物(図示せず)を、梁10の建込み後に設けるようにしてもよい。このように、後付けの固定部材を、固定金物31とパイプ型連結材32との間に介設すれば、パイプ型連結材32の位置決め調整を容易に行うことができ、天井下地材1の位置精度を高めることができる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で形状や大きさなど適宜設計変更が可能である。例えば、前記の実施形態では、梁10は、H形鋼によって構成されているが、H形鋼に限定されるものではなく、角パイプや鉄筋コンクリート製の構造体等、他のものであってもよい。
1 天井下地材
7 天井下地材支持構造
10 梁
11a (梁の)下面
20 接合部材
21 固定金物
22 L字状アングル材(支持金物)
30 接合部材
31 固定金物
32 パイプ型連結材
7 天井下地材支持構造
10 梁
11a (梁の)下面
20 接合部材
21 固定金物
22 L字状アングル材(支持金物)
30 接合部材
31 固定金物
32 パイプ型連結材
Claims (2)
- 天井裏で格子状に組み付けられる天井下地材の支持構造であって、
天井裏の梁の下部に、前記天井下地材を支持する接合部材を剛接合した
ことを特徴とする天井下地材支持構造。 - 前記接合部材は、前記梁の建込み前に前記梁の下面に予め剛接合された固定金物と、前記梁の建込み後に前記固定金物に剛接合され前記天井下地材を支持する支持金物とを備えて構成された
ことを特徴とする請求項1に記載の天井下地材支持構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008161706A JP2010001657A (ja) | 2008-06-20 | 2008-06-20 | 天井下地材支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008161706A JP2010001657A (ja) | 2008-06-20 | 2008-06-20 | 天井下地材支持構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2010001657A true JP2010001657A (ja) | 2010-01-07 |
Family
ID=41583585
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2008161706A Pending JP2010001657A (ja) | 2008-06-20 | 2008-06-20 | 天井下地材支持構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2010001657A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015533394A (ja) * | 2012-11-06 | 2015-11-24 | ユーエスジー・インテリアズ・エルエルシー | 壁パネル取り付けシステム |
| JP2022527226A (ja) * | 2019-04-10 | 2022-05-31 | テルコム・ベンチャーズ・エルエルシー | 円偏波アンテナを使用した干渉除去 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10317571A (ja) * | 1997-05-23 | 1998-12-02 | Shimizu Corp | 天井架構構造 |
| JP2003184219A (ja) * | 2001-12-19 | 2003-07-03 | Marumatsu Meibokuten:Kk | 天井板の施工方法及び該方法に使用する天井用下地部材金具 |
-
2008
- 2008-06-20 JP JP2008161706A patent/JP2010001657A/ja active Pending
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| JP7507786B2 (ja) | 2019-04-10 | 2024-06-28 | テルコム・ベンチャーズ・エルエルシー | 円偏波アンテナを使用した干渉除去 |
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