JP2013198422A - 核酸反応具 - Google Patents

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明子 下条
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Abstract

【課題】核酸反応を阻害しない核酸反応具を提供する。
【解決手段】実施形態の核酸反応具は、基体と、前記基体の少なくとも1つの表面に互いに独立して配置された複数の第1の電極と、前記複数の第1の電極上にそれぞれ固定されたプローブ核酸と、前記複数の第1の電極に対応して配置される検出信号取り出し部と、前記複数の第1の電極とそれらに対応する前記検出信号取り出し部とを接続するリードと、前記リード表面と前記基体の前記少なくとも1つの表面の露出部分とを覆う保護膜とを具備する。前記保護膜は、無機絶縁材料または有機絶縁材料から構成される。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、核酸反応具に関する。
核酸を増幅するための反応場では、プライマーと増幅されるべき核酸との間で増幅反応が行われる。ハイブリダイズが生じたことを検出することを利用する検出装置の反応場においては、プローブ核酸と検出されるべき核酸との間でハイブリダイゼーションが行われる。
プライマーと標的核酸との反応、およびプローブ核酸と標的核酸との反応は、核酸同士間で生じる核酸反応である。反応場においては、本来生じるべき反応が阻害されることなく行われる必要がある。
核酸反応を阻害しない核酸反応具を提供することを課題とする。
実施形態の核酸反応具は、基体と、前記基体の少なくとも1つの表面に互いに独立して配置された複数の第1の電極と、前記複数の第1の電極上にそれぞれ固定されたプローブ核酸と、前記複数の第1の電極に対応して配置される検出信号取り出し部と、前記複数の第1の電極とそれに対応する前記検出信号取り出し部とを接続するリードと、前記リード表面と前記基体の前記少なくとも1つの表面の露出部分とを覆う保護膜とを具備する。前記保護膜は、ポリエチレン、エチレン、ポリプロビレン、ポリイソブチレン、ポリエチレンテレフタレート、不飽和ポリエステル、含フッ素樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、アクリル樹脂、ポリアクリロニトリル、ポリスチレン、アセタール樹脂、ポリカーボネート、ポリアミド、フェノール樹脂、ユリア樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、スチレン・アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリル・ブタジエンスチレン共重合体、シリコン樹脂、ポリフェニレンオキサイドおよびポリスルホン、並びにガラス、石英ガラス、アルミナ、サファイア、フォルステライト、炭化ケイ素および金属酸化物からなる群より選択される。
核酸反応具を示す平面図。 核酸反応具を示す透視図。 核酸反応具を示す透視図。 核酸反応具を示す透視図。 核酸反応具を示す透視図。 チップ素材を示す図。 アレイ型プライマープローブチップを示す図。 アレイ型プライマープローブチップを示す図。 アレイ型プライマープローブチップを示す図。
現在、遺伝子検査技術の進展に伴い、臨床現場や犯罪捜査など、様々な場面で遺伝子検査が実施されている。これらの遺伝子検査では、複数の対象遺伝子を検出し、それらの結果を総合することで初めて有用なものとなることが多い。たとえば、臨床現場における病原菌特定などの目的での診断に利用される。その場合、その症状から感染が疑われる複数種の微生物、または各微生物の型が判定される。また、犯罪捜査現場における個人特定などの目的に利用される。その場合、全ての人がそのゲノム上に持っている複数の遺伝子座における繰り返し配列の繰り返し回数がそれぞれ検出される。各遺伝子座における繰り返し数が総合的に考慮され、高確率で個人が特定される。複数の対象遺伝子を検出する技術は非常に重要である。
そのような状況において開発されている核酸増幅装置および/または核酸検出装置の中には、核酸反応を阻害するものがあることが明らかになってきている。
本実施形態は、核酸反応を阻害しない核酸反応具を提供するものである。核酸反応具は、核酸増幅用反応具、核酸検出用反応具、核酸増幅検出用反応具であってよい。詳しくは、アレイ型プローブチップ、アレイ型プライマーチップおよびアレイ型プライマープローブチップであってもよい。
そのような核酸反応具は、反応場を構成する部材の表面に保護膜が形成される。ここで「反応場」とは、そこにおいて核酸反応が行われる場をいう。
保護膜は、ポリエチレン、エチレン、ポリプロビレン、ポリイソブチレン、ポリエチレンテレフタレート、不飽和ポリエステル、含フッ素樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、アクリル樹脂、ポリアクリロニトリル、ポリスチレン、アセタール樹脂、ポリカーボネート、ポリアミド、フェノール樹脂、ユリア樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、スチレン・アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリル・ブタジエンスチレン共重合体、シリコン樹脂、ポリフェニレンオキサイドおよびポリスルホン、並びにガラス、石英ガラス、アルミナ、サファイア、フォルステライト、炭化ケイ素および金属酸化物からなる群より選択される少なくとも1により構成される。
好ましい保護膜の例は、ノボラック樹脂、エポキシ樹脂、ポリオレフィン樹脂およびシリコン樹脂であり、またこれらを含む樹脂組成物であってもよい。また、ノボラック樹脂を使用する場合には、感光材を含まないことが好ましい。
保護膜は、核酸反応具の反応場を構成する部材の反応場に接するように形成されればよい。保護膜の形成は、保護膜材料の種類に応じてそれ自身公知の技術を利用して行えばよい。或いは保護膜は、反応場において、反応を阻害する可能性のある部材から問題となる物質が遊離することを防止するために適用されればよい。その場合、反応場に接触する部材の少なくとも一部分が保護膜で覆われればよい。
「標的配列」とは、プライマーセットにより増幅しようとする配列をいい、使用されるプライマーが結合する領域も含む。
「標的核酸」とは、標的配列を少なくとも含む配列であり、使用されるプライマーセットにより鋳型として使用される核酸であり、「鋳型核酸」とも称する。
「プライマーセット」とは、1つの標的核酸を増幅するために必要なプライマーの集合体である。例えば、PCR増幅用のプライマーセットの場合、1つのプライマーセットは、1つの標的核酸を増幅するための1種類のフォワードプライマーと1種類のリバースプライマーとを含めばよい。また例えば、LAMP増幅用のプライマーセットの場合、1つのプライマーセットは、少なくとも1つの標的核酸を増幅するためのFIPプライマー、BIPプライマーを含めばよく、必要に応じてF3プライマー、B3プライマー、LPプライマー、即ち、LFプライマーおよび/またはLBプライマーを含んでもよい。1つの反応具において増幅反応が行われる場合、そこにおいて行われる増幅は、一般的に1つの特定の増幅である。従って、LAMP増幅反応用の反応具の場合、1つの反応具に含まれる複数種類のプライマーセットとは、互いに異なる塩基配列からなる標的配列を増幅するための互いに異なるプライマーセットであってもよい。或いは、1つの反応具に含まれる複数種類のプライマーセットとは、特定の標的配列を増幅するための互いに異なるプライマーの組合せを有するプライマーセットであってもよい。
「目的配列」とは、当該アレイ型プライマープローブチップにより検出されるべき配列をいう。検出されるべき目的核酸は「目的配列」を含む。目的配列からなる核酸を「目的配列鎖」という。目的配列鎖は、その相補配列を含むプローブ核酸とハイブリダイズし、このハイブリダイズの有無または量が検出されて、目的核酸の有無または量が検出または測定される。
「ハイブリダイズ信号」とは、プローブ核酸とその相補配列とのハイブリダイズにより生じる信号であり、当該マイクロアレイの検出方式により、例えば、電流値、蛍光光度、発光光度などとして検出される検出信号を総称するものである。
「試料」とは、核酸反応具により増幅および/または検出されるべき核酸を含む物質であればよい。試料は、これらに限定するものではないが、例えば、血液、血清、白血球、尿、便、精液、唾液、組織、バイオプシー、口腔内粘膜、培養細胞、喀痰等であってよく、または何らかのそれ自身公知の手段によって、前記の何れかまたはその混合物から核酸成分に抽出されたものであってもよい。
以下に、核酸反応具の例を記載する。個々に示される例は、核酸反応具としてのアレイ型プローブチップ、アレイ型プライマーチップおよびアレイ型プライマープローブチップを記載する。
1.アレイ型プローブチップ
アレイ型プローブチップ1の実施態様の模式図を図1に示した。アレイ型プローブチップ1は、基体11に電極12を備える。電極12の電気的情報を取り出すための信号取り出し部13が各電極12に対応する位置に配置される。電極12と信号取り出し部13はリード14により接続される。プローブ核酸15は、電極12の表面に固定化される。電極12表面を除く基体11の表面およびリード14の表面が保護膜13により覆われている。
保護膜13の形成は、所望の部位に対して塗布により行われてもよく、或いはパターニング、マスキングおよびエッチングなどの技術を利用して全体に保護膜を形成した後に所望の部位に所望の大きさおよび形状の保護膜を形成してもよい。少なくともリード14を覆って、リード14と反応液との接触を防止してもよい。或いは、少なくとも反応液と接触する領域に保護膜を形成してもよい。
基体11は、例えば、ガラス、サファイア、セラミック、樹脂、ゴム、エラストマー、SiO、SiNまたはAlなどから製造することができるが、これに限定されない。好ましくは、自身電気的および化学的に不活性なそれ自身公知の何れかの材質により構成される。
電極12の製造は、公知の手段によって行えばよい。電極は、特に限定されるものではないが、金、金の合金、銀、プラチナ、水銀、ニッケル、パラジウム、シリコン、ゲルマニウム、ガリウムおよびタングステン等の金属単体およびそれらの合金、あるいはグラファイト、グラシーカーボンのような炭素、およびこれらの酸化物又は化合物で製造することができる。
プローブ核酸15の電極12への固定化は、化学的結合により行われてもよく、プローブ核酸液のスポッティングと乾燥により行われてもよい。
プローブ核酸15と試料核酸(図示せず)とのハイブリダイズにより生じるハイブリダイズ信号は、電極12により伝達され、信号取り出し部13から取り出される。
図1に示したアレイ型プローブチップ基体は、10個の電極12を備えるが、これに限定されず、1つの基体に配置される電極の数は任意に変更できる。また電極の配置パターンも図に示したものに限定されず、当業者が必要に応じて適宜設計変更することが可能である。基体11には、必要に応じて、参照電極および対極を設けてもよい。
基体22は、チューブ、ウェル、チャンバー、流路、カップおよびディッシュ並びにそれらを複数個備えたプレート、例えば、マルチウェルプレート、板状、球状、棒状およびそれらの一部分からなる形状であってよいもよい。
基体22が、容器形状を有する形状、例えば、チューブ、ウェル、チャンバー、流路、カップおよびディッシュ並びにそれらを複数個備えたプレート、例えば、マルチウェルプレートの場合、容器内部に反応液が収納されて反応場が形成されてよい。更に、アレイ型プローブチップには蓋体が具備されてもよい。蓋体は、容器形状または板形状の基体22の少なくともプローブ核酸15が固定化された領域を覆うように構成されればよい。蓋体は、板状であってよい。板状の蓋体の一部に溝などの凹部が形成されていてもよい。蓋体の凹部と基体22との間の空間に反応場が形成されてよい。
基体22が、板状、球状、棒状およびそれらの一部分からなる形状である場合、それらが反応液を含む更なる容器内部に浸漬されることにより反応場が形成されてもよく、基体22に配置されたプローブ核酸が固定化された領域に反応液を載せることにより反応場が形成されてもよい。
2.アレイ型プライマーチップ
アレイ型プライマーチップの1例を図2(a)、(b)および(c)を参照しながら説明する。
図2(a)は、アレイ型プライマーチップの1例の斜視図である。図2(a)に記載のアレイ型プライマーチップ21は、その内壁に保護膜20が形成されている容器22を具備する。保護膜20が形成された基体22の底面23には、互いに独立した複数の固定化領域24が配置される。図2(b)は固定化領域24の部分を拡大した模式図である。そこに示されるように、1つの固定化領域24には1つの種類のプライマーセット25が固定される。複数の固定化領域24のそれぞれには、1組毎に複数のプライマーセット25がそれぞれ固定される。
プライマーセット25は、増幅しようとする標的核酸の種類に応じて複数種類が用意される。1つの固定化領域24には、特定の1つの標的核酸を増幅するための1つのプライマーセット25が固定される。例えば、PCR増幅のためには、1つのプライマーセットには、1種類の特定の標的核酸を増幅するために必要なフォワードプライマーとリバースプライマーとが含まれる。また、LAMP増幅のためには、1つのプライマーセットは、1種類の特定の標的核酸を増幅するために必要なFIPプライマー、BIPプライマー、必要に応じてF3プライマー、B3プライマー、およびLPプライマーが含まれる。
プライマーセット25は、反応場を提供するための液相と接触して遊離するように遊離可能な状態で固定化領域24に固定される。プライマーセット25の固定化領域24への固定化は、例えば、1組のプライマーセットを含む溶液を1つの固定化領域24に滴下し、その後乾燥させることにより達成することが可能である。更に、同様に、他の固定化領域24について、それぞれ所望のプライマーセット25を含む溶液を滴下および乾燥し、所望する数の複数のプライマーセットを基体22に固定すればよい。これにより、基体22の1つの面に独立して配置される全ての固定化領域24にプライマーセット25が固定される。しかしながら、プライマーセット25の固定化領域24への固定化は、反応場を提供するための液相と接触して遊離可能な状態で固定されればよい。従って、そのような固定化が可能なそれ自身公知の何れの固定化法が使用されてもよい。プライマーセットを含む溶液を滴下する方法の場合、プライマーセットを含む溶液は、例えば、水、緩衝液または有機溶剤などであってよい。
基体22に配置される複数の固定化領域24は、互いに独立して配置されればよい。独立して配置されるとは、反応場においてプライマーセット毎に開始および/または進行される増幅を妨げることのない間隔で配置されることである。例えば、隣り合う固定化領域24は、互いに接して配置されてもよく、僅かな距離を隔てて互いに近傍に配置されてもよく、或いは、通常使用される所謂DNAチップなどの検出装置において固定化されるプライマーセットと同様な距離を隔てて互いに配置されてもよい。
例えば、隣り合う固定化領域24の間の距離は、0.1μm〜1μm、1μm〜10μm、10μm〜100μm、100μm〜1mm、1mm〜10mm、またはそれ以上でもよく、好ましくは、100μm〜10mmであってよい。
反応場を提供するための液相は、固定されたプライマーセットが遊離された後に、それらを用いて増幅反応を進行できる液相であればよく、例えば、所望の増幅に必要な反応液であってよい。
図2(a)および(b)に示した核酸反応具は、基体22が容器形状の例である。容器形状の基体22は、例えば、チューブ、ウェル、チャンバー、流路、カップおよびディッシュ並びにそれらを複数個備えたプレート、例えば、マルチウェルプレートなどであってよい。また基体の材質は、どのような材質であってもよい。基体22は、上述したアレイ型プローブチップと同様の基体材料を使用してよい。また、基体22は板形状であってもよい。更に、アレイ型プライマーチップには蓋体が具備されてもよい。蓋体は、容器形状または板形状の基体22の少なくともプライマー25が固定化された領域を覆うように構成されればよい。蓋体は、板状であってよい。板状の蓋体の一部に溝などの凹部が形成されていてもよい。蓋体の凹部と基体22との間の空間に反応場が形成されてよい。
核酸反応具はまた、図2(c)に示すような板状の基体22の少なくとも1つの面23に配置されたプライマー固定化領域24にプライマーセット25が固定されてもよい。この場合、反応場は、少なくとも基体22のプライマーセット25が固定化された領域に対して、反応液を載せることにより形成されればよい。この場合、基体22の面23に凹部および/または凸部が形成されてもよく、或いはこれらの凹部および/または凸部により流路が形成されてもよい。プライマー固定化領域24およびプライマーセット25は、基体22の凹部内に配置されてもよく、複数の凸部に囲まれた領域に配置されてもよい。また、基体22が、反応容器を含む容器内に配置されることにより反応場が形成されてもよい。この場合、基体22は、板状、球状、棒状およびそれらの一部分からなる形状であってよい。
保護膜の形成は、それ自身公知の何れの技術を利用してもよい。
図2(a)および(b)では、固定化領域24が基体22の底面のみに配置された例を示したが、これに限定するものではない。基体22の内部側の少なくとも一部分に配置されればよく、底面および内部側面、蓋体により形成される天井面のいずれか、または全てに配置されてもよい。
図3には、上記のアレイ型プライマーチップ31を用いた核酸増幅反応の様子を示す図である。図3(a)は反応前のアレイ型プライマーチップ31である。内面に保護膜が形成された基体32の底面に配置された複数の固定化領域33に複数のプライマーセット34がそれぞれ固定されている。アレイ型プライマーチップ31に反応液36を添加し、それを収容した状態を図3(b)に示す。
反応液36は、所望の増幅反応に必要な成分を含めばよい。これらに限定するものではないが、例えば、ポリメラーゼなどの酵素、プライマーを起点とし新たなポリヌクレオチド鎖を形成する際に必要なでオキシヌクレオシド三リン酸などの基質、逆転写を同時に行う場合には、逆転写酵素およびそれに必要な基質など、更に、適切な増幅環境を維持するための塩類などの緩衝剤を含んでもよい。
図3(b)に示すように、反応液36を添加された後のアレイ型プライマーチップ31では、図3(c)に模式的に示すように、保護膜が形成された底面に固定されたプライマーセットが遊離し徐々に拡散する。遊離および拡散した領域を模式的に領域35で表す。遊離し、拡散していくプライマーセットは、その近傍に存在する鋳型核酸、ポリメラーゼおよび基質などの増幅に必要な他の成分と出会い、増幅反応が開始される。種類毎に独立して複数固定化されたプライマーセットは、その種類毎に独立して鋳型核酸について増幅反応を開始および進行することが可能である。それにより、複数種類のプライマーセットを用いた複数の鋳型配列についての増幅が、独立に、且つ同時に達成される。ここにおいて、「反応場」は、理論上、そこにおいて増幅反応の進行が可能な反応液36により規定される領域、即ち、反応液が存在する領域という。また、反応場のうち、実際にそこにおいて増幅反応が開始され進行する領域を「反応領域」という。仮に実際に増幅反応が領域35内のみで進行する場合には、領域35が反応領域と解される。
上記の例では、プライマーセットのみが基体に固定化された例を示した。しかしながら、これに限定されるものではなく、プライマーセットが種類毎に各固定化領域に固定される条件において、増幅に必要な他の成分、例えば、ポリメラーゼ、逆転写酵素などの酵素、基質、基質および/または緩衝剤などをプライマーと共に基体に固定してもよい。その場合、固定しようとする物質をプライマーと一緒に所望の液体媒体に含ませて、上述の方法と同様に滴下および乾燥などにより固定すればよい。そのようなアレイ型プライマーチップにおいて、増幅反応を行う場合には、固定された成分に応じてそこに添加される反応液の組成が選択されればよい。
3.アレイ型プライマープローブチップ
更なる実施形態の例を図4に示す。この実施形態は、上記の基体と、基体の少なくとも1面に固定化されたプローブ核酸と、遊離可能に固定化されたプライマーとを含む。この実施形態は、アレイ型プライマープローブチップと称してもよい。アレイ型プライマープローブチップは、プローブ核酸とプライマーとを1つの基体に備える核酸反応具である。基体についての構成は、上述したアレイ型プローブチップおよびアレイ型プライマーチップと同様であってよい。
図4(a)は、アレイ型プライマープローブチップの1例の斜視図である。図4(a)に記載のアレイ型プライマープローブチップ41は、容器形状の基体42を具備する。基体42の内壁には保護膜43が形成されている。基体42の内部底面44の保護膜43上には、互いに独立した複数のプライマー固定化領域45が配置される。複数のプライマー固定化領域45に近接して、またそれぞれのプライマー固定化領域に対応して複数のプローブ固定化領域46が配置される。
図4(b)はプライマー固定化領域45を拡大した模式図である。そこに示されるように、1つのプライマー固定化領域45には1つの種類のプライマーセット47が固定される。複数のプライマー固定化領域45のそれぞれには、セット毎に複数のプライマーセット45がそれぞれ固定される。
プライマーセット47は上述したアレイ型プライマーチップと同様に固定されればよい。
図4(c)は、プライマー固定化領域45に近接して配置されたプローブ固定化領域46の拡大図である。プローブ固定化領域46には、検出されるべき所望の配列の相補配列を含むプローブ核酸48が複数で固定化される。
検出されるべき所望の配列は、プローブ核酸の相補配列であってよい。プローブ固定化領域45は、プローブ核酸48とその目的配列とのハイブリダイズ信号が、複数のプローブ固定化領域46間で独立して検出されるように配置される。
プローブ核酸48のプローブ固定化領域46への固定は、それ自身公知の所謂DNAチップにおいて基板表面に対してプローブ核酸を固定する一般的な何れの技術を利用してもよい。プローブ核酸48の固定化の後にプライマーセット47が固定されてもよく、プライマーセット47を固定した後にプローブ核酸が固定化されてもよい。また、プライマーセット47の固定とプローブ核酸48の固定化を同時に行ってもよい。
例えば、隣り合うプローブ固定化領域46の間の距離は、0.1μm〜1μm、1μm〜10μm、10μm〜100μm、100μm〜1mm、1mm〜10mm、またはそれ以上でもよく、好ましくは、100μm〜10mmであってよい。
また例えば、プローブ固定化領域46とプライマー固定化領域45の間の距離は、0μm〜0.1μm、0.1μm〜1μm、1μm〜10μm、10μm〜100μm、100μm〜1mm、1mm〜10mm、またはそれ以上でもよく、好ましくは、100μm〜10mmであってよい。
例えば、プローブ固定化領域46とプライマー固定化領域45の間の距離が0μmである場合には、プローブ固定化領域46とプライマー固定化領域45は、基体表面の同じ位置にあると解されてよい。また、プローブ固定化領域46がプライマー固定化領域45に含まれてもよく、プライマー固定化領域45がプローブ固定化領域46に含まれてもよい。
図5に、このアレイ型プライマープローブチップ41を用いて行われた核酸増幅反応後の反応場の様子を示す模式図である。図5(a−1)および(b−1)は、反応前のアレイ型プライマープローブチップ41である。基体42の内壁には保護膜43が形成されている。基体42の内部の底面44の保護膜43上に配置された複数のプライマー固定化領域45に複数のプライマーセット47がそれぞれ固定されている。それぞれのプライマー固定化領域45に対応して、それぞれの近傍にプローブ固定化領域46が配置される。プローブ固定化領域46には、複数のプローブ核酸48が種類毎に固定化されている。
アレイ型プライマープローブチップ41に反応液50を添加し、それを収容した状態を図5(a−2)および(b−2)に示す。
反応液50は、所望の増幅反応に必要な成分を含めばよい。これらに限定するものではないが、例えば、ポリメラーゼなどの酵素、プライマーを起点とし新たなポリヌクレオチド鎖を形成する際に必要なでオキシヌクレオシド三リン酸などの基質、逆転写を同時に行う場合には、逆転写酵素およびそれに必要な基質など、更に、適切な増幅環境を維持するための塩類などの緩衝剤を含んでよい。
反応場への試料の添加は、アレイ型プライマープローブチップ41に反応液50を添加する以前に反応液50に予め添加することにより行ってもよく、反応液50をアレイ型プライマープローブチップ41に添加した後に行ってもよく、アレイ型プライマープローブチップ41に反応液50を添加する以前に試料をアレイ型プライマープローブチップ41に添加することにより行ってもよい。
図5(a−2)および(b−2)に示すように反応液50を添加された後のアレイ型プライマープローブチップ41では、図5(a−3)および(b−3)に模式的に示すように、底面44の保護膜43上に固定されたプライマーセット47が遊離し徐々に拡散する。遊離および拡散した領域を模式的に領域51で示す。遊離し、拡散していくプライマーは、その近傍に存在する鋳型核酸、ポリメラーゼおよび基質などの増幅に必要な他の成分と出会い、増幅反応が開始される。種類毎に独立して複数固定されたプライマーセットは、その種類毎に独立して鋳型核酸について増幅反応を開始および進行することが可能である。それにより、複数種類のプライマーセットを用いた複数の鋳型配列についての増幅が、独立に、且つ同時に達成される。ここにおいて、「反応場」は、理論上、そこにおいて増幅反応の進行が可能な反応液50により規定される領域、即ち、反応液が存在する領域という。また、反応場のうち、実際にそこにおいて増幅反応が開始され進行する領域を「反応領域」という。仮に実際に増幅反応が領域51内のみで進行する場合には、領域51が反応領域と解される。図5(a−3)の図は、全てのプライマー固定化領域45に固定されたプライマーセットにより増幅反応が生じた場合の模式図である。図5(b−3)は、固定されたプライマーセットにより、底部44の保護膜43上に形成された全てのプライマー固定化領域45のうちの一部分、図5(b−3)では3つの領域のみにおいて増幅が生じた場合の模式図である。
プローブ固定化領域46は、領域51において増幅された増幅産物中に目的配列を含む核酸が存在した場合、その核酸とハイブリダイズする。プローブ固定化領域46に固定されたプローブ核酸48は、対応するプライマー固定化領域45における増幅産物とのみハイブリダイズするように固定される。即ち、1つのプローブ固定化領域46に固定されたプローブ核酸48は、対応するプライマー固定化領域45における増幅産物とのみハイブリダイズするように距離を維持してそれぞれのプローブ固定化領域46およびプライマー固定化領域45が配置される。
プローブ核酸48とその目的配列とのハイブリダイズの検出は、それ自身公知のハイブリダイズ信号の検出手段により行われてよい。例えば、予めプライマーに蛍光物質を付与してもよく、オキシヌクレオシド三リン酸などの基質に蛍光物質を付与してもよい。それらの蛍光物質からの蛍光強度を指標にハイブリダイズの有無および量が決定されてもよい。或いは、電気化学的手段によりハイブリダイズ信号が検出されてもよい。
ハイブリダイズの検出は、アレイ型プライマープローブチップ41内部の洗浄後に実行されてもよく、洗浄を行わずに実行されてもよい。電気化学的手段により検出する場合には、インタカレータを用いてハイブリダイズ信号を検出してもよい。この場合、例えば、予め反応液50にインタカレータを含ませておいてもよく、ハイブリダイズ反応が開始する前、ハイブリダイズ反応中、ハイブリダイズ反応後に添加してもよい。これらの場合、何れもアレイ型プライマープローブチップ41内部の洗浄後に検出を行ってもよく、洗浄を行わずに検出を実行してもよい。ハイブリダイズ反応の開始、反応中、反応後の判定は、プライマー、プローブ核酸および鋳型核酸の配列、反応温度などの反応条件に応じて行ってもよく、予備実験により決定してもよい。
当該プライマーの長さは、これに制限されるものではないが、約5塩基以上、約6塩基以上、約7塩基以上、約8塩基以上、約9塩基以上、約10塩基以上、約15塩基以上、約20塩基以上、約25塩基以上、約30塩基以上、約35塩基以上、約40塩基以上、約45塩基以上または約55塩基以上であってよく、約80塩基以下、約75塩基以下、約70塩基以下、約65塩基以下、約60塩基以下、約55塩基以下、約50塩基以下、約45塩基以下、約40塩基以下、約35塩基以下、約30塩基以下、約25塩基以下、約20塩基以下、約25塩基以下または約20塩基以下であってもよく、これらの下限上限の何れかを組み合わせた範囲であってもよい。例えば、好ましい塩基長の例は、約10塩基〜約60塩基、約13〜40塩基、約10〜30塩基などであってよい。また、1つの固定化領域に同時に固定されるプライマーの長さは、全てのプライマーで同じであってもよく、全てのプライマーで異なっていてもよく、一部のプライマーが同じ長さであってもよく、一部のプライマーが異なる長さであってもよい。また、プライマーセット毎に異なってもよい。また、1つの固定化領域に固定されるプライマーセットが、種類毎に異なる長さであってもよく、1つの固定化領域に固定されるプライマーセットが全て同じ長さであってもよい。
プローブ核酸の長さは、例えば、3塩基〜10塩基、10塩基〜20塩基、20塩基〜30塩基、30塩基〜40塩基、40塩基〜50塩基、50塩基〜60塩基、好ましくは10塩基〜50塩基であってよい。プローブ核酸は、検出されるべき目的配列の相補配列を含む。プローブ核酸は、目的配列の相補配列に加えて更なる配列例えば、スペーサ配列などを含んでもよい。
標的配列の長さは、例えば、10塩基〜100塩基、100塩基〜200塩基、塩基200〜300塩基、300塩基〜400塩基、好ましくは100塩基〜300塩基であってよい。
目的配列の長さは、例えば、3塩基〜10塩基、10塩基〜20塩基、20塩基〜30塩基、30塩基〜40塩基、40塩基〜50塩基、50塩基〜60塩基、好ましくは10塩基〜50塩基であってよい。
1つのプライマー固定化領域に固定されるプライマーセットの種類は、1種類の標的核酸を増幅するための1種類であってもよく、2種類以上の標的核酸をそれぞれ増幅するために複数種類であってもよい。
1つのプローブ固定化領域に固定されるプローブ核酸群の種類は、1種類の目的配列とハイブリダイズするための1種類であってもよく、2種類以上の標的核酸をそれぞれ増幅するために複数種類であってもよい。また、目的配列の部分が共通であり、更に他の目的配列とは異なる配列を含むプローブ核酸であってもよい。
1つのアレイ型プライマープローブチップに配置されるプライマー固定化領域の数の下限は、1以上、2以上、3以上、4以上、5以上、10以上、15以上、20以上、25以上、30以上、50以上、75以上、100以上、125以上、150以上、175以上、200以上、300以上、400以上、500以上、1000以上、1500以上、2000以上であってよく、上限は、10000以下、5000以下、2500以下、2000以下、1500以下、1000以下、500以下、250以下、200以下、150以下であってよく、これらの上限下限の何れかを組み合わせた範囲であってもよい。
1つのアレイ型プライマープローブチップに配置されるプライマー固定化領域とプローブ固定化領域の数は同じであっても異なっていてもよい。即ち、全てのプライマー固定化領域に対応するように同数のプローブ固定化領域が配置されてもよく、プライマー固定化領域の数がプローブ固定化領域の数よりも多くてもよく、プライマー固定化領域の数がプローブ固定化領域の数よりも少なくてもよい。また、増幅反応状態を確認するため、またはハイブリダイズ反応の状態を確認するためのポジティブコントロールおよび/またはネガティブコントロールを含ませてもよい。このようなポジティブコントロールおよび/またはネガティブコントロールは、プライマーセットおよび/またはプローブ核酸についてそれぞれ設けてもよい。
上記の例では、プライマーセットのみが基体に固定化された例を示した。しかしながら、これに限定されるものではなく、プライマーセットが種類毎に各固定化領域に固定される条件において、増幅に必要な他の成分、例えば、ポリメラーゼ、逆転写酵素などの酵素、基質、基質および/または緩衝剤などをプライマーと共に基体に固定してもよい。その場合、固定しようとする物質をプライマーと一緒に所望の液体媒体に含ませて、上述の方法と同様に滴下および乾燥などにより固定すればよい。そのようなアレイ型プライマープローブチップにおいて、増幅反応を行う場合には、固定された成分に応じてそこに添加される反応液の組成が選択されればよい。
第4の実施形態のアレイ型プライマープローブチップを図6〜図9を参照しながら説明する。
(1)チップ素材
まず、電気化学的検出によりハイブリダイズ信号を検出するアレイ型プライマープローブチップのチップ素材の構成および製造方法の1例について図6(a)および(b)を用いて説明する。図6(a)は、チップ素材の平面図であり、図6(b)は、図6(a)のチップ素材の線B−Bに沿う断面図である。
チップ素材91は、矩形状の基板81上にその長手方向に沿って配置された例えば4つの電極84a〜84dを備えている。各電極84a〜84dは、第1の金属薄膜パターン82および第2の金属薄膜パターン83をこの順序で積層した構造を有する。また、各電極84a〜84dは大矩形部85と小矩形部86を細線87で連結した形状を有する。絶縁性の保護膜88は、各電極84a〜84dを含む基板81上に被覆されている。円形窓89は、大矩形部85に対応する絶縁性の保護膜88部分に開口されている。矩形窓90は、小矩形部86に対応する絶縁性の保護膜88部分に開口されている。電極84aの円形窓89から露出する大矩形部85は第1の作用極92aとして機能する。電極84bの円形窓89から露出する大矩形部85は第2の作用極92bとして機能する。電極84cの円形窓89から露出する大矩形部は対極93として機能する。電極84dの円形窓89から露出する大矩形部は参照極94として機能する。また、電極84a〜84dの矩形窓90から露出する小矩形部86はプローバー接触部として機能する。
このようなチップ素材は、次のような方法により作製することができる。
まず、基板81上に第1の金属薄膜および第2の金属薄膜を例えば、スパッタリング法または真空蒸着法によりこの順序により堆積する。続いてこれらの金属薄膜を例えば、レジストパターンをマスクとして順次選択的にエッチングして、第1の金属薄膜パターン82および第2の金属薄膜パターン83をこの順序で積層した、例えば4つの電極84a〜84dを基板81の長手方向に沿って形成する。これらの電極84a〜84dは、大矩形部85と小矩形部86を細線87で連結した形状を有する。
次いで、電極84a〜84dを含む基板81上に、保護膜88を例えば、スパッタリング法またはCVD法により堆積する。続いて、各電極84a〜84dの大矩形部85に対応する保護膜88部分および小矩形部86に対応する保護膜88部分を、レジストパターンをマスクとして選択的にエッチングして、大矩形部85に対応する絶縁性の保護膜88部分に円形窓89を、および小矩形部86に対応する絶縁性の保護膜88部分に矩形窓90を開口する。それにより前述したチップ素材91を作製する。
基板81は、例えば、パイレックス(登録商標)ガラスのようなガラスまたは樹脂から作られる。
第1の金属薄膜は、第2の金属薄膜を基板81に密着させるための下地金属膜として働き、例えば、Tiから作られる。第2の金属薄膜は、例えば、Auから作られる。
第1および第2の金属薄膜をパターニングするときのエッチングの例は、エッチングガスを用いるプラズマエッチングまたは反応性イオンエッチングを含む。
絶縁性の保護膜88は、ポリエチレン、エチレン、ポリプロビレン、ポリイソブチレン、ポリエチレンテレフタレート、不飽和ポリエステル、含フッ素樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、アクリル樹脂、ポリアクリロニトリル、ポリスチレン、アセタール樹脂、ポリカーボネート、ポリアミド、フェノール樹脂、ユリア樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、スチレン・アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリル・ブタジエンスチレン共重合体、シリコン樹脂、ポリフェニレンオキサイドおよびポリスルホン、並びにガラス、石英ガラス、アルミナ、サファイア、フォルステライト、炭化ケイ素および金属酸化物からなる群より選択されればよい。例えば、シリコン酸化膜のような金属酸化膜、シリコン窒化膜のような金属窒化膜であってもよい。
絶縁性の保護膜88をパターニングするときのエッチングの例は、エッチングガスを用いるプラズマエッチングまたは反応性イオンエッチングを含む。
(2)アレイ型プライマープローブチップ
次に、上記(1)において製造されたチップ素材91にプライマーセットとプローブ核酸を固定したアレイ型プライマープローブチップの構成および製造方法の1例を図7(a)および図7(b)を参照しながら説明する。図7(a)はアレイ型プライマープローブチップの平面図であり、図7(b)は図7(a)のアレイ型プライマープローブチップの線B−Bに沿う断面図である。
チップ素材91上に形成された電極84aの第1の作用極92aを第1のプローブ固定化領域とし、この第1のプローブ固定化領域に第1の目的配列の相補配列を含む第1のプローブ核酸95aを固定する。固定される第1のプローブ核酸95aは、その複数本を1つのプローブ核酸群として固定される。同様に、電極84bの第2の作用極92bを第2のプローブ固定化領域とし、この第2のプローブ固定化領域に第1の目的配列とは異なる第2の目的配列の相補配列を含む第2のプローブ核酸95bを固定する。
プローブ核酸95aおよび95bをプローブ固定化領域に固定する方法の例は、金電極を具備したチップ素材91については3’末端にチオール基を第1のプローブ核酸96aに導入する方法などが含まれる。
次いで、第1の作用極92aの近傍に第1のプライマー固定化領域96aを、第2の作用極92bの近傍に第2のプライマー固定化領域96bを配置する。この第1のプライマー固定化領域96a上に第1のプライマーセット98aを、第2のプライマー固定化領域96b上に第2のプライマーセット98bを固定する。それによりアレイ型プライマープローブチップを作製する。
第1のプライマーセット98aは第1の標的配列を増幅するように設計された配列を有し、第2のプライマー固定化領域96bは第1の標的配列とは異なる配列からなる第2の標的配列を増幅するように設計された配列を有する。
第1および第2のプライマーセット98aおよび98bをそれぞれ第1および第2のプライマー固定化領域96aおよび98bへの固定は例えば、水、緩衝液または有機溶剤のような液体にプライマーセットを含ませて滴下して、その後例えば、室温などの適切な温度条件下で乾燥するまでの時間例えば、室温の場合では10分間放置することにより行う。
(3)使用時のアレイ型プライマープローブチップ
上記(2)において作製されたアレイ型プライマープローブチップの使用方法について図8および図9を参照しながら説明する。
図8(a)は、使用時のアレイ型プライマープローブチップの平面図であり、図8(b)は、図8(a)のアレイ型プライマープローブチップの線B−Bに沿う断面図である。
本実施形態のアレイ型プライマープローブチップ91を使用する場合、電極84a〜84dにそれぞれ形成された第1の作用極92a、第2の作用極92b、対極93および参照極94、並びに第1のプライマー領域96aおよび第2のプライマー領域96bが同じ1つの反応場に含まれるように反応液が維持される。そのために、例えば、シリコンゴムのようなシリコン樹脂および/またはフッ素樹脂などのような樹脂を例えば、押出成形、射出成形または型押成形および/または接着剤による接着などのそれ自身公知の何れかの樹脂成形法により成形された被覆体101が、アレイ型プライマープローブチップ91の使用前にアレイ型プライマープローブチップ91上に装着される。被覆体101が装着された後に、鋳型核酸103を含む反応液102がアレイ型プライマープローブチップ91と被覆体101とにより形成される空間に添加される。
被覆体101が装着されたアレイ型プライマープローブチップ91において、電極84a〜84dのそれぞれの矩形窓90から露出する小矩形部86は露出している。
被覆体101をアレイ型プライマープローブチップ91に装着する例は、例えば、圧着、接着剤による接着などが含まれる。
次いで、反応液102は被覆体101がアレイ型プライマープローブチップ91に装着された後に添加される。
アレイ型プライマープローブチップ91と被覆体101とにより形成される空間に液体を添加する方法は、例えば、被覆体101の一部に開口部を予め設けておき、その開口部から添加してもよく、また先端の鋭利な例えば、針のような先端を有した注入器を用いて被覆体101の一部に差し込んで添加してもよい。
反応液102は、試料と、増幅試薬、例えば、ポリメラーゼなどの酵素、プライマーを起点とし新たなポリヌクレオチド鎖を形成する際に必要なでオキシヌクレオシド三リン酸などの基質、逆転写を同時に行う場合には、逆転写酵素およびそれに必要な基質など、更に、適切な増幅環境を維持するための塩類などの緩衝剤および例えば、ヘキスト33258のような2本鎖核酸を認識して信号を生ずるインタカレータを含む。検査されるべき試料中に特定のプライマー固定化領域に固定されたプライマーセットにより増幅されるべき標的配列を含む鋳型核酸が存在した場合、そのプライマー固定化領域とそれに対応するプローブ固定化領域を含む反応場において増幅産物が形成される。その様子を模式的に図9に示す。
図9(a)は、反応場111において増幅産物が形成された状態を模式的に示す。図9(a)は、使用時のアレイ型プライマープローブチップの平面図であり、図9(b)は、図9(a)のアレイ型プライマープローブチップの線B−Bに沿う断面図である。上述のように図8において添加された試料中には、第2のプライマーセット98bが結合できる配列を含む核酸が含まれていたために、図9(a)および図9(b)に示すように、反応場111に第2のプライマーセットは遊離および拡散し、鋳型核酸と出会った後に増幅反応が行われ、それにより増幅産物が形成される。第2のプライマーセット98bによる増幅産物は、第2のプライマー固定化領域97bの周辺に拡散し、第2のプローブ固定化領域92bに到達する。到達した増幅産物が、目的配列を含む場合、第2のプローブ核酸95bと増幅産物がハイブリダイズして2本鎖核酸を形成する。この2本鎖核酸に対して、反応液102に含まれるインタカレータが結合してハイブリダイズ信号を生じる。
ハイブリダイズ信号は、例えば、電極84a〜84dのそれぞれの矩形窓90から露出する小矩形部86にプローバーを接触させ、ヘキスト33258のようなインタカレータの電流応答を測定することにより行われる。
電気化学的検出を利用するアレイ型プライマープローブチップを使用することによって、より簡単に且つ短時間に試料に含まれる標的核酸を増幅した後に、その増幅産物に含まれる目的核酸の検出を行うことが可能である。
4.検出方法
アレイ型プローブチップおよびアレイ型プライマープローブチップを用いて核酸の検出を行う場合、次のように行ってよい。
(a)電流検出方式
電気化学的に2本鎖核酸を検出する方法を説明する。この方法では、2本鎖核酸を特異的に認識する2本鎖認識体を用いる。2本鎖認識体の例には、例えば、ヘキスト33258、アクリジンオレンジ、キナクリン、ドウノマイシン、メタロインターカレーター、ビスアクリジン等のビスインターカレーター、トリスインターカレーター、ポリインターカレーターなどが含まれるが、これらに限定されない。更に、これらの物質を電気化学的に活性な金属錯体、例えばフェロセン、ビオロゲンなどで修飾することも可能である。
2本鎖認識体の濃度はその種類によって異なるが、一般的には1ng/mL〜1mg/mLの範囲で使用する。この際には、イオン強度0.001〜5の範囲でpH5〜10の範囲の緩衝液を用いればよい。
ハイブリダイゼーション反応中又は反応後、反応溶液中に2本鎖認識体を添加する。ハイブリダイズによって2本鎖核酸が生じている場合は、2本鎖認識体がこれに結合する。そこで、例えば2本鎖認識体が電気化学的に反応する電位以上の電位を印加して、2本鎖認識体に由来する反応電流値を測定することができる。この際、電位は定速で印加するか、あるいは、パルスで印加するかあるいな定電位を印加してもよい。測定の際に、例えばポテンショスタット、デジタルマルチメーター、およびファンクションジェネレーターなどの装置を用いて電流、電圧を制御してもよい。例えば特開平10−146183号公報に記載された公知の電気化学的検出手段が好適に用いられる。
(b)蛍光検出法
蛍光によって2本鎖核酸を検出する方法を説明する。プライマーセットに含まれる少なくとも1つのプライマーについて、予め蛍光学的に活性な物質で標識しておく。または、蛍光学的に活性な物質で標識した2次プローブ核酸を用いて検出する。或いは、複数の標識を使用してもよい。蛍光学的に活性な物質は、これらに限定されないが、FITC、Cy3、Cy5、もしくはローダミンなどの蛍光色素を含む。蛍光物質は、例えば蛍光検出器を用いて検出される。標識の種類に応じた適宜の検出装置を用い、標識された検出配列又は2次プローブ核酸を検出する。
[例]
<例1>
核酸反応に対する保護膜の影響を検討するために、プライマーを固定化せずに流路を反応場として有する増幅用チップにおいて増幅反応を行った。その後、アレイ型プローブチップにより検出を行った。
1.チップ素材の作製
ウェハサイズのパイレックスガラスを板状の基体(即ち、基板)として使用した。表面にスピンコーターで保護膜材料を塗布した。保護膜材料としてネガ型レジスト(エポキシ)、ポジ型レジスト(ノボラック、ポリオレフィン)、感光剤を含まない材料(ノボラック)を使用した。
各材料を塗布した後、基板を乾燥オーブンに入れ150℃にてプレベークを実施し、膜を乾燥させた。
続いて、ネガ型フォトレジスト材料の場合は、密着型露光機にて400mJにて露光を行った後、現像処理を行った。ポジ型レジスト材料の場合は、露光処理は行わずに現像処理のみ行った。フォトレジスト以外の材料については、露光、現像処理は行わなかった。
乾燥オーブンで160℃にてポストベークを行い、膜を完全に硬化させた。硬化後、Chemical dry etching (CDE)処理2分行いチップ素材を形成した。
2.増幅用チップ
予め流路を形成したシリコンゴムを前記チップ素材に取り付けた。これを増幅用チップとした。
3.LAMP反応液の作製とLAMP反応
使用したプライマーの塩基配列を表1に示す。
Figure 2013198422
LAMP反応液の組成を表2に示す。
Figure 2013198422
LAMP反応液に使用するReaction Mixtureの組成を表3に示す。
Figure 2013198422
LAMP反応液に含まれる鋳型の塩基配列を表4に示す。
Figure 2013198422
増幅用チップの流路に、LAMP反応液を50uL注入し、ペルチェ温度を63℃に設定したジェネライザー内にセットし、1時間LAMP反応を行った。
<LAMP増幅産物検出用DNAチップの作製>
4.アレイ型プローブチップ
アレイ型プライマープローブチップ用のチップ素材の概略図を図6に示した。パイレックスガラス表面にチタンおよび金の薄膜をスパッタリングにより形成した。その後、エッチング処理により、チタンおよび金の電極をガラス表面上に形成した。更にその上に絶縁膜を塗付して、エッチング処理により絶縁膜に円形窓および矩形窓を開口して作用極、対極、参照極およびプローバー接触部を露出させた。これをアレイ型プライマープローブチップ用のチップ素材とした。
2.アレイ型プローブチップの作製
表5に示すプローブ核酸(3’末端SH標識合成オリゴ)を合成した。
Figure 2013198422
プローブDNAを3μMずつ含むプローブDNA溶液を調製して、この溶液100nLを作用極上にスポットした。40℃にて乾燥し、超純水により洗浄後、作用極表面に残った超純水を除去し、チップ素材の作用極にプローブDNAを固定した。
DNAチップおよびDNAチップ測定装置についての詳細は、以下の文献(SICE Journal of Control, Measurement, and System Integration, Vol. 1, No. 3, pp. 266-270, 2008)を参照されたい。
<LAMP増幅産物の検出>
各保護膜の増幅反応に対する影響を試験するために、増幅用チップにおいて増幅されたLAMP増幅産物をアレイ型プローブチップにより検出した。
その結果を表6に示す。
Figure 2013198422
表6に示すように、ノボラック樹脂(ナフトキノン系感光剤含有)を保護膜として使用した場合は、ハイブリダイズ信号は陰性であった。ノボラック樹脂、エポキシ樹脂、ポリオレフィン樹脂およびシリコン樹脂を保護膜として使用した場合には、ハイブリダイズ信号は陽性であった。
従って、ノボラック樹脂(ナフトキノン系感光剤含有)は、増幅反応などの核酸反応に影響を及ぼすことが明らかになった。一方で、ノボラック樹脂、エポキシ樹脂、ポリオレフィン樹脂およびシリコン樹脂は、増幅反応などの核酸反応に影響を及ぼす可能性は低いことが明らかになった。
ノボラック樹脂(ナフトキノン系感光剤含有)は、ポジ型レジストとして一般的に核酸反応を行うことを目的としたデバイスの製造において使用される1例である。そのような材料が、今回の試験において核酸反応に影響を及ぼすことが明らかになった。核酸反応を行うためのデバイスにおいては、核酸反応に影響を及ぼす材料を使用することは避ける必要がある。
上記の結果から、ノボラック樹脂、エポキシ樹脂、ポリオレフィン樹脂およびシリコン樹脂は、核酸反応を行うことを目的としたデバイスにおいて使用することが好ましい材料であることが示された。
<例2>
以下に、プライマー固定化領域に固定されたプライマーセットと、プライマー固定化領域の近傍のプローブ固定化領域に固定されたプローブ核酸としてのプローブDNAとを含む電気化学的検出用のアレイ型プライマープローブチップを作製して使用した例を記載する。プローブ固定化領域は電極からなり、ハイブリダイズの存在に依存して生じる電流応答を検出するためのセンサーとして使用した。
1.チップ素材の作製
アレイ型プライマープローブチップ用のチップ素材の概略図を図6に示した。パイレックスガラス表面にチタン及び金の薄膜をスパッタリングにより形成した。その後、エッチング処理により、チタンおよび金の電極をガラス表面上に形成した。更にその上に絶縁膜を塗付して、エッチング処理により絶縁膜に円形窓および矩形窓を開口して作用極、対極、参照極およびプローバー接触部を露出させた。これをアレイ型プライマープローブチップ用のチップ素材とした。
2.アレイ型プライマープローブチップの作製
まず、プローブDNAを作用極上に固定した。使用したプローブDNAの塩基配列を表7に示す。
Figure 2013198422
プローブDNA(A)およびプローブDNA(B)をそれぞれ3μMずつ含むプローブDNA溶液を調製して、この溶液100nLを作用極上にスポットした。40℃にて乾燥し、超純水により洗浄後、作用極表面に残った超純水を除去し、チップ素材の作用極にプローブDNAを固定した。
次に、プライマーセットとして使用するプライマーDNAを用意した。使用するプライマーDNAは、Loop−mediated Isothermal amplification(LAMP)法による増幅のためのプライマーセットである。使用したプライマーDNAの塩基配列を表8に示す。
Figure 2013198422
プライマーDNA(セットA)については、200μMのFIP、BIP、F3、B3、LPFをそれぞれ準備し、0.1μL、0.1μL、0.0125μL、0.00125μLおよび0.05μLをそれぞれに含む0.275μLの溶液を用いて、対応するプローブDNA(A)の近傍のプライマー固定化領域である作用極に固定した。具体的には、用意したそれぞれ0.275μLのそれらの溶液を、それぞれプローブDNA(A)が固定された対応する近傍の作用極にスポットし、63℃で5分間乾燥させた。これにより、アレイ型プライマープローブチップを得た。
3.LAMP反応液の作製
LAMP反応液の組成を表9示す。
Figure 2013198422
組成(1)から(4)には、共通して、Bst DNAポリメラーゼ、リアクションミックスが含まれ、後述の鋳型溶液と合わせ総量が50μLとなるように蒸留水(即ち、DW)が添加されたものを使用した。組成(1)は、プライマーDNA(セットB)によってLAMP法による増幅反応が生じて、且つプローブDNA(B)とハイブリダイズして検出される鋳型Bを含む。組成(2)は鋳型を含まず、組成(3)はプライマーDNA(セットA)によりLAMP法による増幅反応が生じて、且つプローブDNA(A)とハイブリダイズして検出される鋳型Aを含む。組成(1)は、鋳型Aおよび鋳型Bを両方含むものを使用した。鋳型AおよびBは、表10に示す塩基配列を有する合成オリゴDNAである。
Figure 2013198422
4.アレイ型プライマープローブチップ上でのLAMP増幅反応及び、プローブDNAよる目的核酸の検出
図8に概略を示すように、プローブ固定化領域としての電極およびプライマーDNA固定化領域を含むように、反応容器を形成するための被覆体として成形されたシリコンゴムをアレイ型プライマープローブチップ上に装着し、予めシリコンゴムに設けられた穴から反応容器内にLAMP反応溶液を注入後、蓋をした。これを63℃に設定したプレート上に設置し、60分間LAMP反応を行った。図9に概略を示すように、特定のプライマーについて、これが結合することが可能であり、且つそれが増幅すべき標的配列を含む鋳型がLAMP反応溶液に含まれている場合、そのプライマーが固定された場所で局所的にLAMP反応が進み、生じたLAMP産物は近傍にあるプローブDNAとハイブリダイズする。
60分間のLAMP反応の後、45℃で10分間ハイブリダイゼーション反応を行い、45℃で10分間洗浄を行った。その後、洗浄溶液を除去し、75μMヘキスト33258溶液を注入した。各プローブ核酸固定化作用極に電位を掃引し、プローブDNAとLAMP産物により形成された二本鎖に特異的に結合したヘキスト33258分子の酸化電流を計測した。上記一連の反応は、以下の文献に記載のDNA自動検査装置にて実施した(SICE Journal of Control, Measurement, and System Integration, Vol. 1, No. 3, pp. 266-270, 2008)。
5.検出結果
検出結果を表11に示した。
Figure 2013198422
鋳型Bが含まれるLAMP反応溶液組成(1)を添加した場合、作用極2の近傍に固定されているプライマーDNA(セットB)によるLAMP反応が進み、生じたLAMP産物がプローブDNA(B)と反応して、その結果、70nAの電流値が得られた。
一方、作用極2の近傍に固定されているプライマーDNA(セットA)ではLAMP反応が進まず、電流値は得られなかった。
これら2つの数値から、LAMP反応溶液には、鋳型Bが含まれていたことを判定することが可能であった。
また、鋳型を含まないLAMP反応溶液組成(2)を添加した場合、作用極1および2のそれぞれの近傍に固定されているプライマーDNA(セットA)、プライマーDNA(セットB)によるLAMP増幅反応は進まず、電流値は得られなかった。
以上の結果から、本実施例に記載したアレイ型プライマープローブチップを用いて、LAMP反応溶液中に含まれる鋳型を検出し、且つその配列を識別することが可能であることが示された。

Claims (7)

  1. 基体と、前記基体の少なくとも1つの表面に互いに独立して配置された複数の第1の電極と、前記複数の第1の電極上にそれぞれ固定されたプローブ核酸と、前記複数の第1の電極に対応して複数で配置される検出信号取り出し部と、前記複数の第1の電極とそれらに対応する前記検出信号取り出し部とを接続するリードと、前記リード表面と前記基体の前記少なくとも1つの表面の露出部分とを覆う保護膜とを具備し、前記保護膜が、ポリエチレン、エチレン、ポリプロビレン、ポリイソブチレン、ポリエチレンテレフタレート、不飽和ポリエステル、含フッ素樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、アクリル樹脂、ポリアクリロニトリル、ポリスチレン、アセタール樹脂、ポリカーボネート、ポリアミド、フェノール樹脂、ユリア樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、スチレン・アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリル・ブタジエンスチレン共重合体、シリコン樹脂、ポリフェニレンオキサイドおよびポリスルホン、並びにガラス、石英ガラス、アルミナ、サファイア、フォルステライト、炭化ケイ素および金属酸化物からなる群より選択される少なくとも1である核酸反応具。
  2. 更に、前記基体の前記少なくとも1つの表面の前記複数の第1の電極と同じ位置またはその近傍に配置された複数のプライマー固定化領域と、前記プライマー固定化領域に遊離可能に種類毎に固定された複数のプライマーセットを具備する請求項1に記載の核酸反応具。
  3. 前記基体が板状形体である請求項1または2に記載の核酸反応具。
  4. 前記第2の電極が、前記基体の前記少なくとも1つの表面の前記第1の電極が配置された領域とは異なる領域に互いに独立して配置される請求項3に記載の核酸反応具。
  5. 更に、前記プローブ核酸固定化領域および前記プライマー固定化領域を含む領域を覆うように前記基体に取り付けられた被覆体を具備する請求項1〜4の何れか1項に記載の核酸反応具。
  6. 基体と、前記基体の前記少なくとも1つの表面の露出部分とを覆う保護膜と、前記保護膜上に互いに独立して配置された複数のプライマーセットとを具備し、前記保護膜が、ポリエチレン、エチレン、ポリプロビレン、ポリイソブチレン、ポリエチレンテレフタレート、不飽和ポリエステル、含フッ素樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、アクリル樹脂、ポリアクリロニトリル、ポリスチレン、アセタール樹脂、ポリカーボネート、ポリアミド、フェノール樹脂、ユリア樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、スチレン・アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリル・ブタジエンスチレン共重合体、シリコン樹脂、ポリフェニレンオキサイドおよびポリスルホン、並びにガラス、石英ガラス、アルミナ、サファイア、フォルステライト、炭化ケイ素および金属酸化物からなる群より選択される少なくとも1である核酸反応具。
  7. 前記保護膜が、ノボラック樹脂、エポキシ樹脂、ポリオレフィン樹脂およびシリコン樹脂を含む請求項1〜6の何れか1項に記載の核酸反応具。
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