JP2013237012A - 混練装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】混練装置は、筒形のトラフと、トラフ内にトラフと同軸に回転可能に支持された回転シャフトと、回転シャフトの表面に配置された複数のパドルとを備え、回転シャフトは、軸に平行に形成され底面および対向する側面を有する複数の溝を表面に有すると共に、前記溝の底面から軸に直交するように回転シャフトを貫通する貫通孔を有し、前記パドルは、羽根状のパドル部と、前記貫通孔を貫通して露出する棒状部と、パドル部と棒状部との間に介在して前記溝の底面と両側面に係合する回り止め部とを有し、前記棒状部は締結部材によって前記回転シャフトに固定される。
【選択図】図3
Description
特に限定されるものではないが、トラフは、例えば、炭素鋼などからなる鋼管を加工することにより作製できる。また、トラフの内面には摩耗からトラフ本体を守るために鋼板からなるライナーが交換可能に設けられていてもよい。
パドルの羽根状の部分は被混練物と直接接触するため耐摩耗性に優れていることが好ましく、例えば、ヘルテン鋼などから作製される。
このような構成によれば、柱状部材の対向する2面が回転シャフトの溝の両側面に面接触するので、回転シャフトに対するパドルの取付角度が正確かつ確実に定められる。これにより、パドルに大きな抵抗力が加わってもパドルの取付角度が変化することを防止できる。また、パドルを回転シャフトへ取り付ける際の作業性にも優れる。
このような構成によれば、回転シャフトを貫通して露出する棒状部の雄ネジにナットを螺合させて締め付けることによりパドルを回転シャフトに確実に固定することができ、パドルを回転シャフトへ取り付ける際の作業性に優れる。
このような構成によれば、被混練物との摩擦によりパドルの先端が摩耗し、トラフの内面との間に形成される間隙が所定の値より大きくなって所望の性能を発揮できなくなった場合に、回り止め部と回転シャフトとの間に高さ調整用スペーサを挿入することによりトラフの内面との間に形成される間隙を所定の寸法に戻すことができる。この結果、パドルの交換スパンを長くすることができ、経済性に優れた構成となる。
このような構成によれば、必要に応じて搬送パドル、撹拌パドルおよび減速パドルを使い分けることにより、トラフ内における鋳物砂の搬送速度を最適化しつつ十分な混練を行うことができる。
このような構成によれば、回転シャフトの慣性が小さくなるので、運転開始から所定の回転数に達するまでの時間が短縮される共に、運転停止から回転シャフトが実際に停止するまでの時間も短縮され、応答性に優れた混練装置を提供できる。
図1および図2に示されるように、本発明の実施形態に係る混練装置100は、筒形のトラフ1と、トラフ1内にトラフ1と同軸に回転可能に支持された回転シャフト2と、回転シャフト2の表面に配置された複数の撹拌パドル3とを備えている。
また、第1供給口4と排出口5との間には、粘結剤をトラフ1内に供給するための第2供給口6および第3供給口7が形成されている。
トラフ1は外径267.4mm、厚さ6.6mmの鋼管(STPG370)から作製され、内周面には厚さ6mmのヘルテン鋼からなるライナー(図示せず)が取り付けられている。トラフ1の全長は2190mmである。
一方、回転シャフト2は基端側がフランジ8を介してギヤモータ9に接続されると共に、先端側がフランジ10により回転可能に支持されている。回転シャフト2はギヤモータ9からの駆動力により約600rpmの回転速度で回転する。回転シャフト2の回転方向は図2において時計方向である。
図3および図4に示されるように、回転シャフト2には軸方向と平行に延びる4本の溝11が表面に形成されている。4本の溝11は回転シャフト2の周方向に沿って90度毎に表れるように形成され、回転シャフト2の軸と平行な底面11aと、対向する2つの側面11bとを有している。
各溝11の底面11aには軸に直交するように回転シャフト2を貫通する貫通孔12が形成されている。これにより対向する溝11の底面11aどおしが貫通孔12によって連通した状態となっている。
回転シャフト2は外径114.3mm、厚さ13.5mmの鋼管(STPG370)から作製され、溝11はフライス加工により形成されている。
回り止め部14は正方形の断面を有する角柱状であり、回り止め部14から回り止め部14と同軸に延びる棒状部15の先端には雄ネジ15aが形成されている。
これにより、撹拌パドル3は、その取付角度が必然的に定められた状態で回転シャフト2に確実に固定される。
図5および図6に示されるように、撹拌パドル3のパドル部13は、平面視でL字形を呈するように折り曲げられ、角柱状の回り止め部14に溶接により固定されている。
パドル部13は鋳物砂をトラフ1の上流からの下流へ向かって搬送するように作用する主搬送部13aと、鋳物砂をトラフ1の下流から上流へ逆送するように作用する副搬送部13bとを有している。
このような現象が各撹拌パドル3の周辺で生じることにより、トラフ1内では鋳物砂の対流が生まれ、鋳物砂は粘結剤と十分に撹拌・混練されながら排出口5へ向かって搬送される。
一方、回り止め部14と棒状部15は22mm角の角材(鋼材)から作製される。
図7および図8に示される送りパドル20は、平らなパドル部21を角柱状の回り止め部22に対して45度の角度で取り付けたものである。
送りパドル20のパドル部21は、撹拌パドル3のパドル部13(図5参照)のように折り曲げられていないため、鋳物砂を一定の方向に押し出す作用が強く、鋳物砂の搬送速度を上げることができる。
このような場合には、第1供給口4付近の撹拌パドル3を図7および図8に示される送りパドル20に置換するとよい。
また、排出口5の更に下流側では、鋳物砂を上流側へ向けて逆送した方が排出効率の向上に繋がる場合もある。送りパドル20はパドル部21が上流側を向くように取付角度を90度変更することにより、鋳物砂を逆送する戻しパドルとしても利用できる。このため、排出効率の更なる向上を図る場合は排出口5の下流に位置する撹拌パドル3を上記の戻しパドルに置換してもよい。
図9および図10に示される減速パドル30は、平らなパドル部31を角柱状の回り止め部32に対して15度の角度で取り付けたものである。
減速パドル30のパドル部31は15度という比較的小さい角度で取り付けられているので、送りパドル20(図7参照)よりも鋳物砂を一定の方向に押し出す作用が弱く、鋳物砂の搬送速度を減速させることができる。
このような場合には、排出口5付近の撹拌パドル3を図9および図10に示される減速パドル30に置換するとよい。
図2に示されるように、トラフ1の内周面と撹拌パドル3との間には所定の間隙が設けられている。この間隔は撹拌パドル3のパドル部13(図6参照)が鋳物砂との摩擦によって摩耗すると徐々に大きくなり、一定の限度を超えると所期の性能を発揮できなくなる。
このように高さ調整スペーサ40を用いると、撹拌パドル3の交換スパンを長くすることができ、経済性の観点からみて好ましいものとなる。
また、本実施形態ではパドル部と回り止め部および棒状部とを別部材とし、両者を溶接にて固定したが、パドルは鋳物によって一体に作製されていてもよい。
2 回転シャフト
3 撹拌パドル
4 第1供給口
5 排出口
6 第2供給口
7 第3供給口
8,10 フランジ
9 ギヤモータ
11 溝
11a 底面
11b 側面
12 貫通孔
13,21,31 パドル部
14,22,32 回り止め部
15 棒状部
15a 雄ネジ
16 座金
17 ナット
20 送りパドル
30 減速パドル
40 高さ調整スペーサ
100 混練装置
Claims (6)
- 筒形のトラフと、トラフ内にトラフと同軸に回転可能に支持された回転シャフトと、回転シャフトの表面に配置された複数のパドルとを備え、回転シャフトは、軸に平行に形成され底面および対向する側面を有する複数の溝を表面に有すると共に、前記溝の底面から軸に直交するように回転シャフトを貫通する貫通孔を有し、前記パドルは、羽根状のパドル部と、前記貫通孔を貫通して露出する棒状部と、パドル部と棒状部との間に介在して前記溝の底面と両側面に係合する回り止め部とを有し、前記棒状部は締結部材によって前記回転シャフトに固定される混練装置。
- 前記回り止め部は、前記棒状部と同軸の四角形の断面を有する柱状部材からなり、柱状部材の対向する2面が前記溝の両側面に係合する請求項1に記載の混練装置。
- 前記棒状部は露出部分に雄ネジが形成され、前記締結部材が前記雄ネジに結合されるナットからなる請求項1又は2に記載の混練装置。
- 前記回り止め部と回転シャフトとの間に挿入される高さ調整用スペーサをさらに備える請求項1〜3のいずれか1つに記載の混練装置。
- 前記パドルは、鋳物砂を搬送するための搬送パドルと、鋳物砂を撹拌するための撹拌パドルと、鋳物砂の搬送を減速させるための減速パドルとからなる請求項1〜4のいずれか1つに記載の混練装置。
- 回転シャフトが中空パイプからなる請求項1〜5のいずれか1つに記載の混練装置。
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