JP2013255341A - ワイヤハーネス - Google Patents
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Abstract
【課題】電線を曲がった状態に維持する配線具を備えるワイヤハーネスにおいて、コストを抑えつつ、ワイヤハーネスの形状の要求仕様の多様化に対して迅速に対応できること。
【解決手段】ワイヤハーネス10は、電線1と電線1を曲がった経路に沿う状態に維持する配線具2とを備える。配線具2は、帯状に形成されているとともに長手方向R1に沿う外縁20から内側へ至る複数の切れ目21が形成された紫外線硬化樹脂の部材が硬化した部材である。配線具2は、少なくとも1箇所において折り曲げられることによって曲がった経路に沿う状態で、かつ、切れ目21により区画された複数の区画片22のうちの少なくとも一部が折り返された状態で硬化している。さらに、配線具2は、折り返された区画片22である折り返し片22xの部分によって電線1における複数の部位を把持している。
【選択図】図1
【解決手段】ワイヤハーネス10は、電線1と電線1を曲がった経路に沿う状態に維持する配線具2とを備える。配線具2は、帯状に形成されているとともに長手方向R1に沿う外縁20から内側へ至る複数の切れ目21が形成された紫外線硬化樹脂の部材が硬化した部材である。配線具2は、少なくとも1箇所において折り曲げられることによって曲がった経路に沿う状態で、かつ、切れ目21により区画された複数の区画片22のうちの少なくとも一部が折り返された状態で硬化している。さらに、配線具2は、折り返された区画片22である折り返し片22xの部分によって電線1における複数の部位を把持している。
【選択図】図1
Description
本発明は、電線を曲がった経路に沿う状態に維持する配線具を備えるワイヤハーネスに関する。
自動車などの車両に搭載されるワイヤハーネスは、電線に取り付けられた樹脂製の配線具を備え、電線がその配線具によって予め定められた経路に沿って保持された状態で敷設されることが多い。
従来の一般的なワイヤハーネスにおいては、例えば、特許文献1に示されるように、電線は、粘着テープ又はベルト部材などの結束材により、予め曲がった形状に成形された硬い板状又は棒状の配線具に固定される。これにより、電線は、配線具に沿って曲がった形状で保持される。そのような配線具は、通常、熱可塑性樹脂の射出成形により成形される。
また、特許文献1に示される配線具(プロテクタ)が採用された場合、形状の異なる樹脂部材の組み合わせ方を変えることによって電線を異なる経路に沿って保持することが可能である。
しかしながら、熱可塑性樹脂の射出成形により得られる従来の一般的な配線具が採用される場合、配線経路に応じて三次元形状の異なる多くの種類の金型の設計及び製造が必要となる。この場合、ワイヤハーネスの形状の要求仕様の多様化に対して迅速に対応すること及びコストを抑えることが難しい。
また、特許文献1に示される配線具(プロテクタ)が採用されることにより、ワイヤハーネスの形状の自由度が高まるが、昨今、ワイヤハーネスの形状の要求仕様の多様化に対してより迅速に対応すること及びよりコストを抑えることが求められている。
本発明は、電線を曲がった状態に維持する配線具を備えるワイヤハーネスにおいて、コストを抑えつつ、ワイヤハーネスの形状の要求仕様の多様化に対して迅速に対応できることを目的とする。
本発明の第1態様に係るワイヤハーネスは、電線と、その電線を曲がった経路に沿う状態に維持する配線具とを備える。この配線具は、帯状に形成されているとともに長手方向に沿う外縁から内側へ至る複数の切れ目が形成された紫外線硬化樹脂の部材が硬化した部材であり、少なくとも1箇所において折り曲げられることによって曲がった経路に沿う状態で、かつ、上記切れ目により区画された複数の区画片のうちの少なくとも一部が折り返された状態で硬化している。さらに、上記配線具は、折り返された上記区画片の部分によって上記電線における複数の部位を把持している。
本発明の第2態様に係るワイヤハーネスは、第1態様に係るワイヤハーネスの一態様である。第2態様に係るワイヤハーネスにおいて、上記配線具の複数の上記切れ目は、それぞれ上記配線具の長手方向に対して傾斜し等間隔で平行に形成された直線状の複数の傾斜切れ目含む。そして、上記配線具は少なくとも1つの上記傾斜切れ目に沿って折り曲げられることによって曲がった経路に沿う状態で硬化している。
本発明の第3態様に係るワイヤハーネスは、第2態様に係るワイヤハーネスの一態様である。第3態様に係るワイヤハーネスにおいて、配線具における複数の上記傾斜切れ目は、それぞれ上記配線具の長手方向に対して45°傾斜して形成されている。
本発明の各態様に係るワイヤハーネスにおいて、配線具は、紫外線を受ける前においては、柔軟性を有する帯状の紫外線硬化樹脂の部材である。その紫外線硬化樹脂の部材は、任意の位置で折り曲げられた後に紫外線を受けることにより、配線経路に沿う曲がった形状で硬化し、電線の形状を維持する配線具となる。さらに、紫外線硬化樹脂の部材における切れ目で区画された部分である区画片が電線の周囲に沿って折り返された後に、折り返された区画片の部分に紫外線が照射されることにより、折り返されて硬化した区画片の部分が、電線を把持する。これにより、電線は、配線具によって曲がった経路に沿う状態に維持される。
即ち、本発明における配線具は、屈曲した三次元形状への成形のための金型を必要とせず、予め用意された帯状の紫外線硬化樹脂の部材の一部を折り曲げ及び折り返し、紫外線をその部材に照射するという簡易な工程により成形される。また、当該配線具の一部である区画片の部分が電線の一部を把持するため、粘着テープ又は結束ベルトなどの独立した電線留め部材を用いる必要がなく、部品点数が低減し、電線に対する配線具の取り付け工数が低減する。
従って、本発明によれば、電線を曲がった状態に維持する配線具を備えるワイヤハーネスにおいて、コストを抑えつつ、ワイヤハーネスの形状の要求仕様の多様化に対して迅速に対応することが可能となる。
また、第2態様における配線具には、その配線具の長手方向に対して傾斜し等間隔で平行に形成された直線状の複数の傾斜切れ目が形成されている。これら傾斜切れ目は、硬化前の紫外線硬化樹脂の部材において、電線を把持する部分(区画片)を区画するための切れ目であるとともに、当該部材の折り目の候補(選択肢)でもある。
硬化前の紫外線硬化樹脂の部材は、傾斜角度がθ°の傾斜切れ目に沿って折り曲げられることにより、(180°−2×θ°)の角度で屈曲した経路に沿う形状になる。即ち、φ°の角度で屈曲した経路に沿う配線具を得ることが必要である場合、傾斜切れ目は、(180°−φ°)/2の角度で傾斜して形成されている。
第2態様によれば、傾斜切れ目が折り目の基準となるため、硬化前の紫外線硬化樹脂の部材を予め定められた正しい角度で折り曲げることが容易となる。さらに、折り目の基準が、等間隔で形成された複数の傾斜切れ目の中から選択されることにより、硬化前の紫外線硬化樹脂の部材を予め定められた正しい位置で折り曲げること、及び要求仕様に応じて折り曲げ位置を変更することが容易となる。
また、第3態様において、配線具における傾斜切れ目の傾斜角度θが45°であるため、その傾斜切れ目に沿って折り曲げられた配線具は、90°の角度で屈曲した経路に沿って形成されている。ワイヤハーネスにおいて、90°の角度で屈曲した経路に沿う配線具が必要な場合が多いため、第3の態様によれば、汎用性の高い配線具を提供することができる。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であり、本発明の技術的範囲を限定する事例ではない。
<第1実施形態>
まず、図1,2を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係るワイヤハーネス10の構成について説明する。図1に示されるように、ワイヤハーネス10は、少なくとも1本の電線1と配線具2とを備えている。図1に示される例では、ワイヤハーネス10は、2本の電線1を備えているが、ワイヤハーネス10が1本の電線1又は3本以上の電線1を備えていることも考えられる。
まず、図1,2を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係るワイヤハーネス10の構成について説明する。図1に示されるように、ワイヤハーネス10は、少なくとも1本の電線1と配線具2とを備えている。図1に示される例では、ワイヤハーネス10は、2本の電線1を備えているが、ワイヤハーネス10が1本の電線1又は3本以上の電線1を備えていることも考えられる。
電線1は、例えば、銅又はアルミニウムなどの金属を主成分とする導体と、その導体の周囲を覆う絶縁被覆とにより構成された絶縁電線である。
配線具2は、電線1を曲がった経路に沿う状態に維持するための部材である。例えば図1に示されるように、電線1が、車両のフレーム又は電装機器などの他の部材9との干渉を避けるために迂回して敷設される場合に、配線具2が用いられる。さらに、配線具2は、電線1が他の部材9と接触して損傷することを防ぐ。なお、図1において、干渉回避の対象となる他の部材9が仮想線(二点鎖線)により描かれている。
配線具2は、図2に示される帯状部材2xが曲げられた後に紫外線を受けて硬化した部材である。帯状部材2xは、帯状に形成されているとともに長手方向R1に沿う外縁20から内側へ至る複数の切れ目21が形成された紫外線硬化樹脂の部材である。帯状部材2xは、紫外線を受ける前においては、柔軟性を有する帯状の部材である。
以下の説明において、配線具2及び帯状部材2xにおける切れ目21で区画された複数の部分各々のことを区画片22と称する。なお、図2において、配線具2の長手方向R1及びそれに直交する幅方向R2が矢印線により示されている。
より具体的には、配線具2は、帯状部材2xが紫外線を受けて硬化した部材であり、少なくとも1箇所において折り曲げられることによって曲がった経路に沿う状態で、かつ、複数の区画片22のうちの少なくとも一部が折り返された状態で硬化している。以下の説明において、配線具2及び帯状部材2xにおける折り曲げられた部分のことを折り曲げ部23と称する。また、折り返された区画片22のことを折り返し片22xと称する。
本実施形態においては、配線具2における複数の切れ目21は、それぞれ配線具2の長手方向R1に対して傾斜し等間隔で平行に形成された直線状の切れ目である。そして、配線具2は、少なくとも1つの傾斜した切れ目21に沿って折り曲げられることによって曲がった経路に沿う状態で硬化している。即ち、配線具2の折り曲げ部23は、傾斜した切れ目21に沿って曲げられた部分である。
図1,2において、切れ目21が配線具2の長手方向R1に対してなす角度である傾斜角度がθで示されている。図1,2に示される例において、切れ目21の傾斜角度θは45°である。
帯状部材2xは、傾斜した切れ目21に沿って180°折り曲げられることにより、(180°−2×θ)の角度で屈曲した経路に沿う形状になる。従って、切れ目21の傾斜角度θは45°である場合、帯状部材2xは、傾斜した切れ目21に沿って180°折り曲げられることにより、90°の角度で屈曲した経路に沿う形状になる。
帯状部材2xの区画片22が電線1の周囲に沿って折り返されることによって折り返し片22xが形成される。また、配線具2において、それら折り返し片22xは、紫外線を受けることによって硬化している。
さらに、配線具2は、複数箇所の折り返し片22xの部分によって電線1における複数の部位を把持している。即ち、配線具2における折り返し片22x各々とそれに連なる部分とが、それらの間に電線1の一部を挟み込んでいる。
紫外線硬化樹脂は、各種考えられるが、例えば、アクリルレート、不飽和ポリエステル、エポキシ、オキセタン又はビニルエーテルなどを主成分とする樹脂である。
<配線具の成形手順>
次に、図3〜5を参照しつつ、帯状部材2xを配線具2へ成形する手順の一例について説明する。なお、以下に示される配線具2の成形手順はあくまで一例であり、配線具2が他の手順で成形されることも考えられる。
次に、図3〜5を参照しつつ、帯状部材2xを配線具2へ成形する手順の一例について説明する。なお、以下に示される配線具2の成形手順はあくまで一例であり、配線具2が他の手順で成形されることも考えられる。
図3は、帯状部材2xを折り曲げる工程を示す図である。図4は、帯状部材2xの折り曲げ部23を硬化させる工程及び帯状部材2xの区画片22を折り返す工程を示す図である。図5は、帯状部材2xにおける区画片22の折り返し部である折り返し片22xを硬化させる工程を示す図である。
例えば、帯状部材2xを配線具2へ成形する工程において、まず、折り曲げ部23が形成される。配線具2の折り曲げ部23は、複数の傾斜した切れ目21のうちの少なくとも1つに沿って折り曲げられることによって形成される。
折り曲げ部23を形成する工程において、まず、図3に示されるように、帯状部材2xが、複数の傾斜した切れ目21のうちの少なくとも1つに沿って折り曲げられる。さらに、図4に示されるように、紫外光源8からの紫外光(紫外線)が、帯状部材2xにおける折り曲げ部23に照射される。これにより、配線具2の折り曲げ部23が形成される。
次に、配線具2の折り返し片22xが形成される。折り返し片22xを形成する工程において、まず、図4に示されるように、電線1が、折り曲げられた帯状部材2xに沿うように曲げて配置される。
さらに、帯状部材2xにおける複数の区画片22のうちの少なくとも2つが、帯状部材2x沿って配置された電線1の周囲に沿って折り返される。図4,5に示される例では、複数の区画片22のうち、帯状部材2xにおける折り曲げ部23の両側の2箇所と、帯状部材2xの両端に最も近い2箇所とに存在する4つの区画片22が、電線1の周囲に沿って折り返されている。これにより、4つの折り返し片22xが形成される。
さらに、図5に示されるように、紫外光源8からの紫外光(紫外線)が、帯状部材2xにおける折り返し片22x各々に照射される。これにより、折り返し片22x及びこれに連なる部分が硬化し、配線具2における電線1を把持する部分が形成される。
最後に、紫外光源8からの紫外光(紫外線)が、帯状部材2xにおける未硬化の部分全体に照射される。これにより、帯状部材2xから配線具2への成形が完了する。
<効果>
ワイヤハーネス10において、配線具2は、紫外線を受ける前においては、紫外線硬化樹脂からなる柔軟性を有する帯状部材2xである。その帯状部材2xは、任意の位置で折り曲げられた後に紫外線を受けることにより、配線経路に沿う曲がった形状で硬化し、電線1の形状を維持する配線具2となる。さらに、帯状部材2xにおける切れ目21で区画された部分である区画片22が電線1の周囲に沿って折り返された後に、折り返された区画片である折り返し片22xの部分に紫外線が照射されることにより、硬化した折り返し片22xの部分が、電線1を把持する。これにより、電線1は、配線具2によって曲がった経路に沿う状態に維持される。
ワイヤハーネス10において、配線具2は、紫外線を受ける前においては、紫外線硬化樹脂からなる柔軟性を有する帯状部材2xである。その帯状部材2xは、任意の位置で折り曲げられた後に紫外線を受けることにより、配線経路に沿う曲がった形状で硬化し、電線1の形状を維持する配線具2となる。さらに、帯状部材2xにおける切れ目21で区画された部分である区画片22が電線1の周囲に沿って折り返された後に、折り返された区画片である折り返し片22xの部分に紫外線が照射されることにより、硬化した折り返し片22xの部分が、電線1を把持する。これにより、電線1は、配線具2によって曲がった経路に沿う状態に維持される。
即ち、配線具2は、屈曲した三次元形状への成形のための金型を必要とせず、予め用意された紫外線硬化樹脂からなる帯状部材2xの一部を折り曲げ及び折り返し、紫外線をその部材に照射するという簡易な工程により成形される。また、配線具2の一部である折り返し片22xの部分が電線1の一部を把持するため、粘着テープ又は結束ベルトなどの独立した電線留め部材を用いる必要がなく、部品点数が低減し、電線1に対する配線具2の取り付け工数が低減する。
従って、配線具2によって電線1を曲がった状態に維持するワイヤハーネス10が採用されれば、コストを抑えつつ、ワイヤハーネスの形状の要求仕様の多様化に対して迅速に対応することが可能となる。
また、ワイヤハーネス10において、配線具2には、その配線具2の長手方向R1に対して傾斜し等間隔で平行に形成された直線状の複数の切れ目21が形成されている。これら傾斜した切れ目21は、硬化前の帯状部材2xにおいて、電線1を把持する部分をなす区画片22を区画するための切れ目であるとともに、帯状部材2xの折り目の候補(選択肢)でもある。
硬化前の帯状部材2xは、傾斜角度がθ°の切れ目21に沿って折り曲げられることにより、(180°−2×θ°)の角度で屈曲した経路に沿う形状になる。即ち、φ°の角度で屈曲した経路に沿う配線具2を得ることが必要である場合、切れ目21は、(180°−φ°)/2の角度で傾斜して形成されている。
配線具2の成形工程において、傾斜した切れ目21が帯状部材2xの折り目の基準となるため、硬化前の帯状部材2xを予め定められた正しい角度で折り曲げることが容易となる。さらに、折り目の基準が、等間隔で形成された複数の切れ目21の中から選択されることにより、硬化前の帯状部材2xを予め定められた正しい位置で折り曲げること、及び要求仕様に応じて折り曲げ位置を変更することが容易となる。
また、配線具2及び帯状部材2xにおける切れ目21の傾斜角度θが45°であれば、その切れ目21に沿って折り曲げて得られた配線具2は、90°の角度で屈曲した経路に沿って形成されている。ワイヤハーネスにおいて、90°の角度で屈曲した経路に沿う配線具2が必要な場合が多い。そのため、傾斜角度θが45°の切れ目21が形成された帯状部材2x(配線具2)が採用されれば、汎用性の高い配線具を提供することができる。
<第2実施形態>
次に、図6を参照しつつ、本発明の第2実施形態に係るワイヤハーネス10A及び配線具2Aについて説明する。配線具2Aは、図1に示された配線具2と比較して、折り曲げ部23が追加された構成を有している。
次に、図6を参照しつつ、本発明の第2実施形態に係るワイヤハーネス10A及び配線具2Aについて説明する。配線具2Aは、図1に示された配線具2と比較して、折り曲げ部23が追加された構成を有している。
図6は、電線1及び配線具2Aを備えるワイヤハーネス10Aの平面図である。図6において、図1に示される構成要素と同じ構成要素は、同じ参照符号が付されている。以下、配線具2A及びワイヤハーネス10Aにおける配線具2及びワイヤハーネス10と異なる点についてのみ説明する。
ワイヤハーネス10Aは、少なくとも1本の電線1と配線具2Aとを備えている。図6に示される例では、ワイヤハーネス10Aは、2本の電線1を備えているが、ワイヤハーネス10Aが1本の電線1又は3本以上の電線1を備えていることも考えられる。配線具2Aは、電線1を曲がった経路に沿う状態に維持する。
配線具2Aは、配線具2と同様に、図2に示される帯状部材2xが曲げられた後に紫外線を受けて硬化した部材である。但し、図1に示される配線具2は、1箇所の折り曲げ部23を有しているが、図6に示される配線具2Aは、2箇所の折り曲げ部23を有している。
即ち、配線具2Aは、帯状部材2xが紫外線を受けて硬化した部材であり、2つの傾斜した切れ目21各々に沿って折り曲げられることによって曲がった経路に沿う状態で硬化している。
例えば図6に示されるように、電線1が、他の部材9との干渉を避けるために2箇所で曲がった経路に沿って敷設される場合に、配線具2Aが用いられる。なお、図6において、干渉回避の対象となる他の部材9が仮想線(二点鎖線)により描かれている。
図6に示されるワイヤハーネス10Aが採用される場合、図1に示されるワイヤハーネス10が採用される場合と同様の効果が得られる。
<第3実施形態>
次に、図7,8を参照しつつ、本発明の第3実施形態に係るワイヤハーネス10B及び配線具2Bについて説明する。配線具2Bは、図1に示された配線具2と比較して、傾斜した切れ目21が傾斜していない切れ目21Aに置き換えられた構成を有している。
次に、図7,8を参照しつつ、本発明の第3実施形態に係るワイヤハーネス10B及び配線具2Bについて説明する。配線具2Bは、図1に示された配線具2と比較して、傾斜した切れ目21が傾斜していない切れ目21Aに置き換えられた構成を有している。
ワイヤハーネス10Bは、少なくとも1本の電線1と配線具2Bとを備えている。図8に示される例では、ワイヤハーネス10Bは、2本の電線1を備えているが、ワイヤハーネス10Bが1本の電線1又は3本以上の電線1を備えていることも考えられる。配線具2Bは、電線1を曲がった経路に沿う状態に維持する。
図7は、配線具2Bの元になる帯状部材2yの平面図である。配線具2Bは、図7に示される帯状部材2yが曲げられた後に紫外線を受けて硬化した部材である。帯状部材2yは、帯状に形成されているとともに長手方向R1に沿う外縁20から内側へ至る複数の切れ目21Aが形成された紫外線硬化樹脂の部材である。帯状部材2yは、紫外線を受ける前においては、柔軟性を有する帯状の部材である。
本実施形態においては、配線具2Bにおける複数の切れ目21Aは、それぞれ配線具2Bの長手方向R1に対して直交し平行に形成された直線状の切れ目である。そして、配線具2Bは、切れ目21Aの位置に関係なく任意の位置で折り曲げられることによって曲がった経路に沿う状態で硬化している。
図8に示される例では、配線具2Bは1箇所の折り曲げ部23を有しているが、配線具2Bが2箇所以上の折り曲げ部23を有することも考えられる。なお、図8において、干渉回避の対象となる他の部材9が仮想線(二点鎖線)により描かれている。
また、帯状部材2yにおける切れ目21Aにより区画された区画片22Aが電線1の周囲に沿って折り返されることによって折り返し片22yが形成される。また、配線具2Bにおいて、それら折り返し片22yは、紫外線を受けることによって硬化している。
さらに、配線具2Bは、複数箇所の折り返し片22yの部分によって電線1における複数の部位を把持している。即ち、配線具2Bにおける折り返し片22y各々とそれに連なる部分とが、それらの間に電線1の一部を挟み込んでいる。
図8に示される例では、複数の区画片22Aのうち、配線具2Bにおける折り曲げ部23の両側の2箇所と、配線具2Bの両端に最も近い2箇所とに存在する4つの区画片22Aが、電線1の周囲に沿って折り返されている。
図8に示されるワイヤハーネス10Bが採用される場合、傾斜していない切れ目21Aは折り目の基準とならない。その他のことについては、ワイヤハーネス10Bが採用される場合、ワイヤハーネス10が採用される場合と同様の効果が得られる。
<第4実施形態>
次に、図9,10を参照しつつ、本発明の第4実施形態に係るワイヤハーネス10C及び配線具2Cについて説明する。配線具2Cは、図1に示された配線具2と比較して、傾斜した切れ目21と傾斜していない切れ目21Aとの両方を有する点のみが異なる。
次に、図9,10を参照しつつ、本発明の第4実施形態に係るワイヤハーネス10C及び配線具2Cについて説明する。配線具2Cは、図1に示された配線具2と比較して、傾斜した切れ目21と傾斜していない切れ目21Aとの両方を有する点のみが異なる。
ワイヤハーネス10Cは、少なくとも1本の電線1と配線具2Cとを備えている。図10に示される例では、ワイヤハーネス10Cは、2本の電線1を備えているが、ワイヤハーネス10Cが1本の電線1又は3本以上の電線1を備えていることも考えられる。配線具2Cは、電線1を曲がった経路に沿う状態に維持する。
図9は、配線具2Cの元になる帯状部材2zの平面図である。配線具2Cは、図9に示される帯状部材2zが曲げられた後に紫外線を受けて硬化した部材である。帯状部材2zは、帯状に形成されているとともに長手方向R1に沿う外縁20から内側へ至る複数の切れ目21,21Aが形成された紫外線硬化樹脂の部材である。帯状部材2zは、紫外線を受ける前においては、柔軟性を有する帯状の部材である。
本実施形態においては、配線具2Cにおける複数の切れ目21,21Aには、長手方向R1に対して傾斜した複数の切れ目21と、長手方向R1に直交する2つの切れ目21Aとが含まれる。傾斜した複数の切れ目21は、それぞれ配線具2Cの長手方向R1に対して傾斜し等間隔で平行に直線状に形成されている。また、傾斜していない2つの切れ目21Aは、配線具2Cの両端部付近に形成されている。
そして、配線具2Cは、少なくとも1つの傾斜した切れ目21に沿って折り曲げられることによって曲がった経路に沿う状態で硬化している。即ち、配線具2Cの折り曲げ部23は、傾斜した切れ目21に沿って曲げられた部分である。
図10に示される例では、配線具2Cは1箇所の折り曲げ部23を有しているが、配線具2Cが2箇所以上の折り曲げ部23を有することも考えられる。なお、図10において、干渉回避の対象となる他の部材9が仮想線(二点鎖線)により描かれている。
また、帯状部材2zにおける切れ目21,21Aにより区画された区画片22,22Aが電線1の周囲に沿って折り返されることによって折り返し片22x,22yが形成される。また、配線具2Cにおいて、それら折り返し片22x,22yは、紫外線を受けることによって硬化している。
さらに、配線具2Cは、複数箇所の折り返し片22x,22yの部分によって電線1における複数の部位を把持している。即ち、配線具2Cにおける折り返し片22x,22y各々とそれに連なる部分とが、それらの間に電線1の一部を挟み込んでいる。
図10に示される例では、複数の区画片22のうち配線具2Cにおける折り曲げ部23の両側の2箇所の区画片22と、配線具2Cの両端の区画片22Aとが、電線1の周囲に沿って折り返されている。
図10に示されるワイヤハーネス10Bが採用される場合、図1に示されるワイヤハーネス10が採用される場合と同様の効果が得られる。
<その他>
ワイヤハーネス10,10A,10B,10Cの配線具2,2A,2B,2Cにおいて、3つの折り返し片22x,22yのみが形成されていることも考えられる。例えば、折り返し片22x,22yが、両端付近の2箇所と折り曲げ部23の近傍の1箇所とにのみ形成されていることも考えられる。
ワイヤハーネス10,10A,10B,10Cの配線具2,2A,2B,2Cにおいて、3つの折り返し片22x,22yのみが形成されていることも考えられる。例えば、折り返し片22x,22yが、両端付近の2箇所と折り曲げ部23の近傍の1箇所とにのみ形成されていることも考えられる。
1 電線
2,2A,2B,2C 配線具
8 紫外光源
9 他の部材
10,10A,10B,10C ワイヤハーネス
20 外縁
21 切れ目(傾斜切れ目)
21A 切れ目
22,22A 区画片
23 折り曲げ部
22x,22y 折り返し片
2x,2y,2z 帯状部材
R1 長手方向
R2 幅方向
2,2A,2B,2C 配線具
8 紫外光源
9 他の部材
10,10A,10B,10C ワイヤハーネス
20 外縁
21 切れ目(傾斜切れ目)
21A 切れ目
22,22A 区画片
23 折り曲げ部
22x,22y 折り返し片
2x,2y,2z 帯状部材
R1 長手方向
R2 幅方向
Claims (3)
- 電線と、
前記電線を曲がった経路に沿う状態に維持する配線具と、を備えるワイヤハーネスであって、
前記配線具は、
帯状に形成されているとともに長手方向に沿う外縁から内側へ至る複数の切れ目が形成された紫外線硬化樹脂の部材が硬化した部材であり、少なくとも1箇所において折り曲げられることによって曲がった経路に沿う状態で、かつ、前記切れ目により区画された複数の区画片のうちの少なくとも一部が折り返された状態で硬化しており、折り返された前記区画片の部分によって前記電線における複数の部位を把持している、ワイヤハーネス。 - 請求項1に記載のワイヤハーネスであって、
前記配線具の複数の前記切れ目は、それぞれ前記配線具の長手方向に対して傾斜し等間隔で平行に形成された直線状の複数の傾斜切れ目を含み、
前記配線具は少なくとも1つの前記傾斜切れ目に沿って折り曲げられることによって曲がった経路に沿う状態で硬化している、ワイヤハーネス。 - 請求項2に記載のワイヤハーネスであって、
前記配線具における複数の前記傾斜切れ目は、それぞれ前記配線具の長手方向に対して45°傾斜して形成されている、ワイヤハーネス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012129435A JP2013255341A (ja) | 2012-06-07 | 2012-06-07 | ワイヤハーネス |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2012129435A JP2013255341A (ja) | 2012-06-07 | 2012-06-07 | ワイヤハーネス |
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| JP2013255341A true JP2013255341A (ja) | 2013-12-19 |
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| JP2012129435A Pending JP2013255341A (ja) | 2012-06-07 | 2012-06-07 | ワイヤハーネス |
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| Country | Link |
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| JP (1) | JP2013255341A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016032413A (ja) * | 2014-07-30 | 2016-03-07 | 住友電装株式会社 | ワイヤハーネス用プロテクタ |
| JP2016201955A (ja) * | 2015-04-14 | 2016-12-01 | 竹内工業株式会社 | フラットケーブルカバー |
| CN114746960A (zh) * | 2019-11-21 | 2022-07-12 | 株式会社自动网络技术研究所 | 配线部件 |
-
2012
- 2012-06-07 JP JP2012129435A patent/JP2013255341A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016032413A (ja) * | 2014-07-30 | 2016-03-07 | 住友電装株式会社 | ワイヤハーネス用プロテクタ |
| JP2016201955A (ja) * | 2015-04-14 | 2016-12-01 | 竹内工業株式会社 | フラットケーブルカバー |
| CN114746960A (zh) * | 2019-11-21 | 2022-07-12 | 株式会社自动网络技术研究所 | 配线部件 |
| US12097811B2 (en) | 2019-11-21 | 2024-09-24 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Wiring member |
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