JP2014180979A - 化学蓄熱空調システム - Google Patents

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Abstract

【課題】反応器の化学蓄熱材に脱水反応によって蓄熱を行いたい場合と、反応器の化学蓄熱材が水和反応によって放熱を行いたい場合とに柔軟に対応することができる化学蓄熱空調システムを提供すること。
【解決手段】化学蓄熱空調システム4は、エネルギー変換手段2と、エネルギー蓄積手段3とを備えるエネルギー動作装置1に対して用いられる。化学蓄熱空調システム4は、化学蓄熱材61が内蔵された反応器6と、反応器6を内部に収容して空気Aを通過させるための空調配管5とを備えている。反応器6は、エネルギー変換手段2による排エネルギーXを用いて化学蓄熱材61の脱水反応が可能な第1反応ユニット6Aと、排エネルギーXとエネルギー蓄積手段3による蓄エネルギーとのいずれを用いても化学蓄熱材61の脱水反応が可能な第2反応ユニット6Bとを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、化学蓄熱材が内蔵された反応器を利用して空調を行う化学蓄熱空調システムに関する。
車両等における空調システムを構成する際には、エアコンディショナを用いる以外にも、化学蓄熱材が充填された反応器を用い、化学蓄熱材の吸着に伴う反応熱を利用することが行われている。
例えば、特許文献1の車両用化学蓄熱システムにおいては、化学蓄熱材が内蔵された反応器を用いて、加熱対象を加熱することが開示されている。この車両用化学蓄熱システムにおいては、車両の走行時に、車両に搭載された内燃機関の排気熱により、反応器における化学蓄熱材の脱水反応を行って蓄熱しておく。そして、車両始動時に、化学蓄熱材に水蒸気を供給して、この化学蓄熱材の水和反応を行い、このときに生じる熱によって加熱対象を加熱している。この車両用化学蓄熱システムによれば、長期間に亘って安定的に蓄熱でき、かつ高温が要求される加熱対象の加熱を可能としている。また、車両用化学蓄熱システムとしては、特許文献1以外にも、例えば特許文献2に開示されたものがある。
特開2009−257254号公報 特開2011−237106号公報
ところで、従来の車両用化学蓄熱システムにおいては、1台の反応器を用いるために、反応器における化学蓄熱材においては、脱水反応又は水和反応のいずれかしか行うことができない。そのため、反応器の化学蓄熱材に脱水反応によって蓄熱を行いたい場合と、反応器の化学蓄熱材が水和反応によって放熱を行いたい場合とに柔軟に対応することができない。
また、特に、車両の走行時に化学蓄熱材の脱水反応を行う際に、エンジンを稼動させて所定の目的地まで走行させた車両の走行距離が短い場合等には、化学蓄熱材の脱水反応が完了しないことがある。この場合、車両の停車時に化学蓄熱材の水和反応によって空調を行うとき、空調に必要な熱量が確保できず、熱量の不足分を既設のエアコンディショナによって補う必要が生じてしまう。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、反応器の化学蓄熱材に脱水反応によって蓄熱を行いたい場合と、反応器の化学蓄熱材が水和反応によって放熱を行いたい場合とに柔軟に対応することができる化学蓄熱空調システムを提供しようとして得られたものである。
本発明の一態様は、燃料をエネルギーに変換して仕事を行うエネルギー変換手段と、該エネルギー変換手段によって生じるエネルギーの一部を蓄積するエネルギー蓄積手段と、を備えるエネルギー動作装置に対して用いられ、化学蓄熱材が内蔵された反応器と、該反応器を内部に収容して該反応器に接触する空気を通過させるための空調配管と、を備える化学蓄熱空調システムにおいて、
上記反応器は、上記化学蓄熱材をそれぞれ内蔵する複数の反応ユニットによって構成されており、
該複数の反応ユニットには、上記エネルギー変換手段によって生じて上記エネルギー蓄積手段において余剰となる排エネルギー及び上記エネルギー変換手段から上記空調配管に排気される排エネルギーの少なくとも一方を用いて上記化学蓄熱材の脱水反応が可能な第1反応ユニットと、上記排エネルギーと上記エネルギー蓄積手段に蓄積された蓄エネルギーとのいずれを用いても上記化学蓄熱材の脱水反応が可能な第2反応ユニットとがあり、
上記第1反応ユニットと上記第2反応ユニットとの双方又は一方における上記化学蓄熱材の水和反応を行う際に、上記空調配管を流れる空気の温度調整をするよう構成されていることを特徴とする化学蓄熱空調システムにある(請求項1)。
上記化学蓄熱空調システムにおいては、反応器を複数の反応ユニットに分割して構成し、複数の反応ユニットの用い方に工夫をしている。
具体的には、複数の反応ユニットは、排エネルギーを用いて化学蓄熱材の脱水反応が可能な第1反応ユニットと、排エネルギーと蓄エネルギーとのいずれを用いても化学蓄熱材の脱水反応が可能な第2反応ユニットとから構成されている。ここで、排エネルギーは、エネルギー変換手段において余剰となる、もしくはエネルギー変換手段から空調配管に排気されるエネルギーであり、蓄エネルギーは、エネルギー蓄積手段に蓄積するエネルギーである。
そして、第1反応ユニットは、エネルギー動作装置において、燃料をエネルギーに変換して仕事を行うエネルギー変換手段を稼動させるときに、化学蓄熱材の脱水反応を行うことができる。第1反応ユニットを用いることにより、エネルギー変換手段によって生じてエネルギー蓄積手段において余剰となる排エネルギー及びエネルギー変換手段から空調配管に排気される排エネルギーの少なくとも一方を有効に利用することができる。
一方、第2反応ユニットは、エネルギー動作装置において、エネルギー変換手段を稼動させるときだけでなく、エネルギー変換手段を稼動させていないときにも、化学蓄熱材の脱水反応を行うことができる。そして、エネルギー変換手段の稼動を停止して、第1反応ユニットにおける化学蓄熱材の水和反応を行う際に、第2反応ユニットにおいては、エネルギー蓄積手段に蓄積された蓄エネルギーを用いて化学蓄熱材の脱水反応を行うことができる。
それ故、上記化学蓄熱空調システムによれば、反応器の化学蓄熱材に脱水反応によって蓄熱を行いたい場合と、反応器の化学蓄熱材が水和反応によって放熱を行いたい場合とに柔軟に対応することができる。
なお、エネルギー変換手段の稼動時間が長い場合には、第2反応ユニットにおいては、エネルギー変換手段による排エネルギーのみを用いて、化学蓄熱材の脱水反応を行うこともできる。
実施例にかかる、第1反応ユニットにおいて脱水反応を行う化学蓄熱空調システムを示す説明図。 実施例にかかる、化学蓄熱空調システムの反応器を拡大して示す説明図。 実施例にかかる、第2反応ユニットにおいて脱水反応を行う化学蓄熱空調システムを示す説明図。 実施例にかかる、暖房運転時に、第1反応ユニットにおいて水和反応を行う化学蓄熱空調システムを示す説明図。 実施例にかかる、暖房運転時に、第2反応ユニットにおいて水和反応を行う化学蓄熱空調システムを示す説明図。 実施例にかかる、冷房運転時に、第1反応ユニットにおいて水和反応を行う化学蓄熱空調システムを示す説明図。
上述した化学蓄熱空調システムにおける好ましい実施の形態につき説明する。
上記化学蓄熱材の水和反応を行う際の上記空調配管を流れる空気の温度調整は、空調配管を流れる空気を化学蓄熱材の化学反応熱で加熱することによって行うことができる。また、この空気の温度調整は、空調配管を流れる空気を化学蓄熱材に供給される水の蒸発潜熱で冷却することによって行うこともできる。
上記エネルギー変換手段としては、ガソリン、軽油、ガス等を用いる各種エンジン、燃料電池等がある。上記エネルギー蓄積手段としては、バッテリー(蓄電池)等がある。上記エネルギー動作装置としては、乗用車、トラック、特殊車両等の車室を有する車両がある。上記化学蓄熱材としては、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、金属酸化物系等の物質がある。
上記化学蓄熱空調システムにおいて、上記エネルギー変換手段によって生じて上記エネルギー蓄積手段において余剰となる排エネルギーとしては、エネルギー変換手段を稼動させる際に発電機によって発電する電力であって、エネルギー蓄積手段に蓄積されない電力がある。この電力には、車両におけるオルタネータの発電によって生じる電力、ハイブリッド車両又は電気車両における発電機によって生じる電力、コージェネレーションにおける発電機によって生じる電力等がある。また、この排エネルギーには、エネルギー変換手段を稼動させる際に、電動機を発電機として作用させるときの回生電力もある。また、この排エネルギーは、エネルギー蓄積手段に蓄積できずに捨てられる電力とすることができる。
また、上記エネルギー変換手段から上記空調配管に排気される排エネルギーとしては、エネルギー変換手段を稼動させる際に排気される排ガス等がある。
また、上記第2反応ユニットにおける上記化学蓄熱材の脱水反応は、上記第1反応ユニットにおける上記化学蓄熱材の脱水反応が完了した後に行うよう構成されていてもよい(請求項2)。
この場合には、エネルギー変換手段の排エネルギーを利用する第1反応ユニットにおける化学蓄熱材の脱水反応を優先的に行い、エネルギー変換手段の排エネルギーを優先的に利用することができる。そして、エネルギー変換手段を稼動する際に、第2反応ユニットにおける化学蓄熱材の脱水反応が完了しなかったときには、エネルギー蓄積手段の蓄エネルギーを利用して、この第2反応ユニットにおける化学蓄熱材の脱水反応を完了させることができる。
また、上記第2反応ユニットは、上記第1反応ユニットにおける上記化学蓄熱材の水和反応を行う際に、上記蓄エネルギーを用いて上記化学蓄熱材の脱水反応を行うことができるよう構成されていてもよい(請求項3)。
この場合には、エネルギー変換手段が稼動するときに、第1反応ユニットにおける化学蓄熱材の脱水反応を行い、エネルギー変換手段が稼動していないときに、第1反応ユニットにおける化学蓄熱材の水和反応と、第2反応ユニットにおける化学蓄熱材の脱水反応とを並行して行うことができる。
また、上記エネルギー変換手段(2)は電動機であり、上記エネルギー蓄積手段(3)はバッテリーであり、上記第1反応ユニット(6A)における上記化学蓄熱材(61)の脱水反応は、上記電動機の稼動時に該電動機が発電機として作用するとき上記バッテリーに蓄電されずに余剰となる排エネルギー(X)としての回生電力を用いて行い、上記第2反応ユニット(6B)における上記化学蓄熱材(61)の脱水反応は、上記エンジンの停止時に、上記バッテリーに蓄積された蓄エネルギー(Y)としての電力を用いて行い、上記第1反応ユニット(6A)及び上記第2反応ユニット(6B)における上記化学蓄熱材(61)の水和反応は、上記エンジンの停止時に行うことができるよう構成されていてもよい(請求項4)。
この場合には、エンジンを稼動させた車両の走行時に、第1反応ユニットにおける化学蓄熱材の脱水反応を行い、第2反応ユニットについては、エンジンの稼動時に化学蓄熱材の脱水反応を行えなかった場合でも、エンジンの停止時において、化学蓄熱材の脱水反応を行うことができる。そして、特に、エンジンを稼動させて所定の目的地まで走行させた車両の走行距離が短い場合等において、車両の停車時(エンジンの停止時)に第2反応ユニットにおける化学蓄熱材の脱水反応を完了させることにより、化学蓄熱材の水和反応によって、空調配管を通過させる空気の温度を調整することができる。これにより、車両の停車時における空調に必要な熱量を容易に確保することができる。
また、上記化学蓄熱空調システムは、上記化学蓄熱材の水和反応に用いられる水を蒸発させるとともに上記化学蓄熱材の脱水反応によって生じる水を凝縮させるための蒸発・凝縮手段を備えており、上記エネルギー動作装置は、上記エンジン及び上記バッテリーを搭載する車両であり、上記空調配管は、上記反応器が内部に配置された排気用配管部と、上記蒸発・凝縮手段に接続された熱交換器が内部に配置された空調用配管部とがあり、上記空調配管には、上記化学蓄熱材の水和反応時において、上記排気用配管部において上記反応器に接触する空気を加熱して上記車両の車室内に導く暖房位置と、上記空調用配管部において上記熱交換器に接触する空気を冷却して上記車両の車室内に導く冷房位置とに切換可能な切換手段が設けられていてもよい(請求項5)。
この場合には、空調配管を、反応器が内部に配置された排気用配管部と、熱交換器が内部に配置された空調用配管部とを用いて構成し、車両の車室内に対するこれらの配管部の接続を、切換手段によって切り換えることによって、車両の停車時(エンジンの停止時)における暖房空調と冷房空調とを簡単に切り換えて実行することができる。
また、上記蒸発・凝縮手段は、上記化学蓄熱材の脱水反応によって生じる水を凝縮させる凝縮器と、該凝縮器によって凝縮される水を溜めるタンクと、該タンクにおける水を蒸発させて上記化学蓄熱材に供給する蒸発器とを有しており、上記第1反応ユニット及び上記第2反応ユニットにおける上記化学蓄熱材の脱水反応を行う際に生じる水は、上記凝縮器によって凝縮させて上記タンクに溜め、上記第1反応ユニット及び上記第2反応ユニットにおける上記化学蓄熱材の水和反応を行う際には、該化学蓄熱材に、上記タンク内の水を上記蒸発器によって蒸発させて供給するよう構成されていてもよい(請求項6)。
この場合には、反応器とタンクとに水を循環させることにより、化学蓄熱材の脱水反応及び水和反応を、より簡単な構成で行うことができる。
なお、水は、水蒸気として反応器から凝縮器に送られ、水蒸気として蒸発器から反応器に送られる。
以下に、化学蓄熱空調システムにかかる実施例につき、図面を参照して説明する。
本例の化学蓄熱空調システム4は、図1に示すごとく、燃料をエネルギーに変換して仕事を行うエネルギー変換手段2と、エネルギー変換手段2によって生じるエネルギーの一部を蓄積するエネルギー蓄積手段3とを備えるエネルギー動作装置1に対して用いられる。化学蓄熱空調システム4は、化学蓄熱材61が内蔵された反応器6と、反応器6を内部に収容して反応器6に接触する空気Aを通過させるための空調配管5とを備えている。
反応器6は、化学蓄熱材61をそれぞれ内蔵する複数の反応ユニット6A,6Bによって構成されている。複数の反応ユニット6A,6Bには、図1に示すごとく、エネルギー変換手段2によって生じてエネルギー蓄積手段3において余剰となる排エネルギーX及びエネルギー変換手段2から空調配管5に排気される排エネルギーXの少なくとも一方を用いて化学蓄熱材61の脱水反応が可能な第1反応ユニット6Aと、図3、図4に示すごとく、排エネルギーXとエネルギー蓄積手段3に蓄積された蓄エネルギーYとのいずれを用いても化学蓄熱材61の脱水反応が可能な第2反応ユニット6Bとがある。図5、図6に示すごとく、化学蓄熱空調システム4は、第1反応ユニット6Aと第2反応ユニット6Bとの双方又は一方における化学蓄熱材61の水和反応を行う際に、空調配管5を流れる空気Aの温度調整をするよう構成されている。
以下に、本例の化学蓄熱空調システム4につき、図1〜図6を参照して詳説する。
図1に示すごとく、本例の化学蓄熱空調システム4は、エネルギー動作装置1としての車両1に配設して用いられる。本例のエネルギー変換手段2はエンジン2であり、エネルギー蓄積手段3はバッテリー(蓄電池)3である。本例の車両1は、前方にキャビン部を備えるとともに後方に荷台部を備えたトラック等の大型の車両1である。
車両1においては、キャビン部の車室内11を空調するエアコンディショナ等の空調装置が設けられている。車両1においては、エンジン2を稼動させた走行時には、空調装置によって暖房及び冷房の空調を行い、エンジン2を停止させた停車時には、化学蓄熱空調システム4によって暖房及び冷房の空調を行うよう構成されている。
化学蓄熱空調システム4は、化学蓄熱材61の水和反応に用いられる水Wを蒸発させるとともに化学蓄熱材61の脱水反応によって生じる水Wを凝縮させるための蒸発・凝縮手段71,72,73を備えている。本例の蒸発・凝縮手段71,72,73は、化学蓄熱材61の脱水反応によって生じる水Wを凝縮させる凝縮器71と、凝縮器71によって凝縮される水Wを溜めるタンク72と、タンク72における水Wを蒸発させて化学蓄熱材61に供給する蒸発器73とを有している。
タンク72は、配管77によって、凝縮器71を介して第1反応ユニット6A及び第2反応ユニット6Bに接続されており、蒸発器73を介して第1反応ユニット6A及び第2反応ユニット6Bに接続されている。凝縮器71が第1反応ユニット6Aに接続される配管77の部分と、蒸発器73が第1反応ユニット6Aに接続される配管77の部分とは、互いに合流している。この合流部分には、凝縮器71を第1反応ユニット6Aに接続する凝縮位置741(図1)と、蒸発器73を第1反応ユニット6Aに接続する蒸発位置742(図4)とに切り換わる第1バルブ74Aが設けられている。第2反応ユニット6Bが凝縮器71に接続される配管77には、凝縮器71及び蒸発器73に対する接続が遮断される遮断位置743(図1)と、凝縮器71に対して接続される凝縮位置744(図3)と、蒸発器73に対して接続される蒸発位置745(図5)とに切り換わる第2バルブ74Bが設けられている。
タンク72と蒸発器73との間の配管77には、タンク72内の水Wを蒸発器73へ送るためのポンプ75が設けられている。蒸発器73と熱交換器76との間の配管77には、蒸発器73内の水Wを熱交換器76へ送るためのポンプ761が設けられている。
図1に示すごとく、本例の空調配管5は、車両1のキャビン部の天井部分に配設されている。この空調配管5は、反応器6が内部に配置された排気用配管部51と、蒸発・凝縮手段71,72,73に接続された熱交換器76が内部に配置された空調用配管部52とによって構成されている。排気用配管部51と空調用配管部52とは、互いに隣接して設けられている。排気用配管部51と空調用配管部52との間には、切換手段53A,53B,53Cが設けられている。
空調配管5(本例では空調用配管部52)の上流側には、排気用配管部51内及び空調用配管部52内に空気Aを流すためのブロワ54が設けられている。
排気用配管部51の下流側の端部は、空気Aを車室外に排気する排気口511を形成している。空調用配管部52の下流側の端部は、空気Aをキャビン部の車室内11に送風する給気口521を形成している。
図2に示すごとく、本例の反応器6は、複数の第1反応ユニット6Aを互いに隣接して設けるとともに、端に位置する第1反応ユニット6Aに第2反応ユニット6Bを隣接して設けている。
第2反応ユニット6Bには、バッテリー3の電力によって第2反応ユニット6Bを加熱するヒータ63Bが設けられている。また、複数の第1反応ユニット6Aには、エンジン2によって生じてバッテリー3に充電できなかった電力によって第1反応ユニット6Aを加熱するヒータ63Aを設けることができる。このヒータ63Aは、エネルギー変換手段2を電気自動車又はハイブリッド自動車の電動機とする場合には、この電動機の稼動時にこの電動機が発電機として作用するときバッテリー3に蓄電されずに余剰となる排エネルギーXとしての回生電力を用いて動作させることができる。
第2反応ユニット6Bは、排気用配管部51内において、複数の第1反応ユニット6Aよりも下流側の位置に配置されている。そして、第2反応ユニット6Bは、複数の第1反応ユニット6Aに比べて、空調を行った空気Aを供給する車室内11に近い側に配置されている。これにより、第1反応ユニット6Aにおける化学蓄熱材61の脱水反応を行う際に、排気用配管部51内を流れる排ガスの熱エネルギーが、化学蓄熱材61の脱水反応を行っていない第2反応ユニット6Bに奪われにくくすることができる。
また、上記第2反応ユニット6Bの配置位置により、第1反応ユニット6Aにおける化学蓄熱材61の水和反応を行う際に、第2反応ユニット6Bにおける化学蓄熱材61の脱水反応を行うときには、水和反応よりも高温で行われる脱水反応における熱エネルギーが、排気用配管部51内を流れる空調用の空気Aを介して第1反応ユニット6Aに伝わりにくくすることができる。これにより、第1反応ユニット6Aにおける反応速度に影響する反応温度を、適切な温度に保つことが容易になる。
また、図2に示すごとく、第2反応ユニット6Bと第1反応ユニット6Aとが隣接する境界部分には、断熱材62を配置しておくことができる。この場合には、第2反応ユニット6Bにおける化学蓄熱材61の脱水反応を行う際に、第1反応ユニット6Aにおける化学蓄熱材61の水和反応を行うときに、第1反応ユニット6Aが第2反応ユニット6Bの脱水反応による高温の熱によって加熱されにくくすることができる。これによっても、第1反応ユニット6Aにおける反応温度を適切な温度に保つことが容易になる。
また、複数の第1反応ユニット6A及び第2反応ユニット6Bは、排気用配管部51内において、空気Aの流れ方向に対して並列に並んで配置することもできる。この場合には、反応器6を配置したことによる排気用配管部51の流路断面積の減少をできるだけ小さく抑えることができ、排気用配管部51内を流れる空気Aの圧力損失を低減することができる。また、ブロワ54に必要とされる動力を低減することもできる。
図1、図4、図6に示すごとく、本例の切換手段53A,53B,53Cは、次の第1切換ダンパ53A、第2切換ダンパ53B及び第3切換ダンパ53Cによって構成されている。第1切換ダンパ53Aは、熱交換器76よりも上流側において、ブロワ54による空気Aを排気用配管部51に流すか流さないかを切り換えるものである。第2切換ダンパ53Bは、熱交換器76よりも下流側において、熱交換器76に接触して通過する空気Aを反応器6へ流すか、反応器6へ流さずに空調用配管部52を通過させるかを切り換えるものである。第3切換ダンパ53Cは、排気用配管部51において反応器6に接触する空気Aを、排気用配管部51を通過させるか、空調用配管部52へ流すかを切り換えるものである。
第1〜第3切換ダンパ53A〜53Cは、化学蓄熱材61の脱水反応時においては、排気用配管部51において反応器6に接触する空気Aを排気口511へ導くように切換可能である。第1〜第3切換ダンパ53A〜53Cは、化学蓄熱材61の水和反応時においては、排気用配管部51において反応器6に接触する空気Aを加熱して車両1の車室内11に導く暖房位置と、空調用配管部52において熱交換器76に接触する空気Aを冷却して車両1の車室内11に導く冷房位置とに切換可能である。
本例の化学蓄熱空調システム4は、図1、図3に示すごとく、第1反応ユニット6Aにおける化学蓄熱材61の脱水反応を行う脱水モード401と、図4〜図6に示すごとく、第1反応ユニット6Aにおける化学蓄熱材61の水和反応を行う水和モード402とに切り換えることができる。脱水モード401においては、第1反応ユニット6Aにおける化学蓄熱材61の脱水反応を先に行い、この脱水反応が完了した後に、第2反応ユニット6Bにおける化学蓄熱材61の脱水反応を行うよう構成されている。また、図4に示すごとく、第2反応ユニット6Bにおける化学蓄熱材61の脱水反応は、第1反応ユニット6Aの水和モード402において行うこともできる。
第1反応ユニット6Aの水和モード402においては、図4、図5に示すごとく、反応器6からの放熱によって加熱される空気Aを、空調用配管部52からキャビン部の車室内11に導く暖房運転と、図6に示すごとく、熱交換器76による吸熱によって冷却される空気Aを、空調用配管部52からキャビン部の車室内11に導く冷房運転とが可能である。
次に、化学蓄熱空調システム4の動作につき説明する。
図1に示すごとく、化学蓄熱空調システム4において、脱水モード401で動作させるときには、第2切換ダンパ53Bによって空調用配管部52を閉じ、第3切換ダンパ53Cによって反応器6に接触した後の空気Aを排気用配管部51から排気口511へ導くようにする。また、第1バルブ74Aを凝縮位置741にして、複数の第1反応ユニット6Aを凝縮器71に接続し、第2バルブ74Bを遮断位置743にして、第2反応ユニット6Bを凝縮器71及び蒸発器73から遮断しておく。
そして、エンジン2を稼動させて車両1を走行させるときには、エンジン2から排気される排エネルギーXとしての排ガスを排気用配管部51内に導き、排気用配管部51内の反応器6を加熱し、反応器6を加熱した後の排ガスを排気口511へ排気することができる。このとき、ブロワ54を作動させて、排ガスを排気用配管部51内に導くことができる。また、この脱水モード401においては、バッテリー3に充電を行うオルタネータ21において過剰となる電力、ハイブリッド車両1又は電気車両1の走行時において、電動機を発電機21として動作させる際に生ずる回生電力等の排エネルギーXを用いて反応器6を加熱することもできる。
第1反応ユニット6Aにおける化学蓄熱材61の脱水反応を行うときには、第1反応ユニット6Aから水Wが水蒸気として排出され、この水蒸気が、凝縮器71において凝縮された後、タンク72に溜められる。
また、脱水モード401において、車両1の走行中に、第1反応ユニット6Aにおける化学蓄熱材61の脱水反応が完了したときには、図3に示すごとく、第2バルブ74Bを凝縮位置744にして、第2反応ユニット6Bを凝縮器71に接続する。そして、第2反応ユニット6Bにおける化学蓄熱材61の脱水反応を行う。
また、車両1が走行中であるときに、第2反応ユニット6Bにおける化学蓄熱材61の脱水反応が完了しなかったときには、車両1が停車し、エンジン2が停止されたときにおいて、バッテリー3における電力を用いてヒータ63Bによって第2反応ユニット6Bを加熱し、第2反応ユニット6Bにおける化学蓄熱材61の脱水反応を完了させることができる。このとき、第2バルブ74Bを凝縮位置744にし、第2反応ユニット6Bから水Wが水蒸気として排出され、この水蒸気が、凝縮器71において凝縮された後、タンク72に溜められる。
次いで、第2反応ユニット6Bにおける化学蓄熱材61の脱水反応が完了した後、あるいは完了する前において、図4に示すごとく、第1反応ユニット6Aにおける化学蓄熱材61の水和反応を開始させることができる。この水和反応は、車両1の停車時であってエンジン2の停止時に開始させる。
そして、エンジン2の停止時に水和モード402の暖房運転を行う際には、第2切換ダンパ53Bの位置を切り換えて、空調用配管部52を一旦閉じるとともにブロワ54によって空調用配管部52に流れる空気Aを反応器6に送風し、また、第3切換ダンパ53Cの位置を切り換えて、反応器6を通過した空気Aを空調用配管部52へ導いて、キャビン部の車室内11へ供給する状態を形成する。
また、第1バルブ74Aを蒸発位置742にして、第1反応ユニット6Aを蒸発器73に接続し、第2バルブ74Bを凝縮位置744にして、第2反応ユニット6Bを凝縮器71に接続する。そして、蒸発器73によってタンク72から第1反応ユニット6Aへ水Wとしての水蒸気が供給され、第1反応ユニット6Aにおける化学蓄熱材61の水和反応が行われる。そして、この化学蓄熱材61の発熱によって、排気用配管部51を通過する空気Aが暖められ、この暖められた空気Aが空調用配管部52からキャビン部の車室内11へ供給される。
水和モード402の暖房運転は、脱水反応が終わって高温状態に加熱された状態にある第1反応ユニット6A及び第2反応ユニット6Bの温度が、水和反応可能な低温状態になるまで待って開始することができる。すなわち、脱水反応を行う際には、化学蓄熱材61は高温状態(例えば、400〜500℃)に加熱されており、この化学蓄熱材61が、水和反応を行うのに適した低温状態(例えば、100〜200℃)になるまで待つことができる。水和反応を開始するときには、脱水反応が行われた後の第1反応ユニット6A及び第2反応ユニット6Bに残存する顕熱を、化学蓄熱材61の加熱のために利用することができる。
また、第1反応ユニット6Aにおける化学蓄熱材61の水和反応が完了した後には、図5に示すごとく、第2バルブ74Bを蒸発位置745にする。そして、蒸発器73から第2反応ユニット6Bへ水Wとしての水蒸気が供給され、第2反応ユニット6Bにおける化学蓄熱材61の水和反応が行われる。この化学蓄熱材61の発熱によっても、排気用配管部51を通過する空気Aが暖められ、この暖められた空気Aが空調用配管部52からキャビン部の車室内11へ供給される。
一方、図6に示すごとく、エンジン2の停止時に水和モード402の冷房運転を行う際には、第2切換ダンパ53B及び第3切換ダンパ53Cの位置を切り換えて、ブロワ54によって空調用配管部52に送風されて熱交換器76に接触する空気Aが、空調用配管部52からキャビン部の車室内11へ供給される状態を形成する。また、第1バルブ74Aを蒸発位置742にして、第1反応ユニット6Aを蒸発器73に接続し、第2バルブ74Bを凝縮位置744にして、第2反応ユニット6Bを凝縮器71に接続する。そして、蒸発器73によってタンク72から第1反応ユニット6Aへ水Wとしての水蒸気が供給され、第1反応ユニット6Aにおける化学蓄熱材61の水和反応が行われる。
また、蒸発器73から第1反応ユニット6Aへ供給される水Wとしての水蒸気の一部を、ポンプ761によって熱交換器76へ供給する。そして、熱交換器76の気化熱によって、空調用配管部52において熱交換器76に接触する空気Aが冷やされ、この冷やされた空気Aが空調用配管部52からキャビン部の車室内11へ供給される。
また、第1切換ダンパ53Aの位置を切り換えて、ブロワ54によって送風される空気Aが空調用配管部52と排気用配管部51との両方へ流れるようにする。そして、排気用配管部51を流れて反応器6に接触する空気Aは、排気口511へ排気する。
水和モード402の冷房運転は、脱水反応が終わって高温状態に加熱された状態にある第1反応ユニット6A及び第2反応ユニット6Bの温度が、水和反応可能な低温状態になるまで待って開始することができる。
また、第1反応ユニット6Aにおける化学蓄熱材61の水和反応が完了した後には、第2バルブ74Bを蒸発位置745にする(図示略)。そして、蒸発器73から第2反応ユニット6Bへ水Wとしての水蒸気が供給され、第2反応ユニット6Bにおける化学蓄熱材61の水和反応が行われる。この化学蓄熱材61の水和反応を行う際にも、熱交換器76の気化熱によって、空調用配管部52において熱交換器76に接触する空気Aが冷やされ、この冷やされた空気Aが空調用配管部52からキャビン部の車室内11へ供給される。
なお、車両1の停車時(エンジン2の停止時)において、化学蓄熱材61の水和反応によって暖房運転402A又は冷房運転402Bを行った後には、再び車両1の走行時(エンジン2の稼動時)に、化学蓄熱材61の脱水反応による蓄熱を行うことができる。
次に、本例の化学蓄熱空調システム4の作用効果につき説明する。
本例の化学蓄熱空調システム4においては、第1反応ユニット6Aは、車両1において、エンジン2を稼動させるときに、化学蓄熱材61の脱水反応を行うことができる。この第1反応ユニット6Aを用いることにより、エンジン2によって生じてバッテリー3において余剰となる排エネルギーXとしての電力、及びエンジン2から空調配管5に排気される排エネルギーXとしての排ガスの少なくとも一方を有効に利用することができる。
一方、第2反応ユニット6Bは、車両1において、エンジン2を稼動させるときだけでなく、エンジン2を稼動させていないときにも、化学蓄熱材61の脱水反応を行うことができる。そして、エンジン2の稼動を停止して、第1反応ユニット6Aにおける化学蓄熱材61の水和反応を行う際に、第2反応ユニット6Bにおいては、バッテリー3に蓄積された蓄エネルギーYとしての電力を用いて化学蓄熱材61の脱水反応を行うことができる。
また、第2反応ユニット6Bを設けたことにより、エンジン2の稼動時に化学蓄熱材61の脱水反応を行えなかった場合でも、エンジン2の停止時において、化学蓄熱材61の脱水反応を行うことができる。そして、特に、エンジン2を稼動させて所定の目的地まで走行させた車両の走行距離が短い場合等において、車両の停車時(エンジン2の停止時)に第2反応ユニット6Bにおける化学蓄熱材61の脱水反応を完了させることにより、化学蓄熱材61の水和反応によって、空調配管5を通過させる空気Aの温度を調整することができる。これにより、車両2の停車時における空調に必要な熱量を容易に確保することができる。
それ故、本例の化学蓄熱空調システム4によれば、反応器6の化学蓄熱材61に脱水反応によって蓄熱を行いたい場合と、反応器6の化学蓄熱材61が水和反応によって放熱を行いたい場合とに柔軟に対応することができる。
1 エネルギー動作装置(車両)
2 エネルギー変換手段(エンジン)
3 エネルギー蓄積手段(バッテリー)
4 化学蓄熱空調システム
5 空調配管
6 反応器
6A 第1反応ユニット
6B 第2反応ユニット
61 化学蓄熱材
A 空気
W 水
X 排エネルギー
Y 蓄エネルギー

Claims (6)

  1. 燃料をエネルギーに変換して仕事を行うエネルギー変換手段(2)と、該エネルギー変換手段(2)によって生じるエネルギーの一部を蓄積するエネルギー蓄積手段(3)と、を備えるエネルギー動作装置(1)に対して用いられ、化学蓄熱材(61)が内蔵された反応器(6)と、該反応器(6)を内部に収容して該反応器(6)に接触する空気(A)を通過させるための空調配管(5)と、を備える化学蓄熱空調システム(4)において、
    上記反応器(6)は、上記化学蓄熱材(61)をそれぞれ内蔵する複数の反応ユニット(6A,6B)によって構成されており、
    該複数の反応ユニット(6A,6B)には、上記エネルギー変換手段(2)によって生じて上記エネルギー蓄積手段(3)において余剰となる排エネルギー(X)及び上記エネルギー変換手段(2)から上記空調配管(5)に排気される排エネルギー(X)の少なくとも一方を用いて上記化学蓄熱材(61)の脱水反応が可能な第1反応ユニット(6A)と、上記排エネルギー(X)と上記エネルギー蓄積手段(3)に蓄積された蓄エネルギー(Y)とのいずれを用いても上記化学蓄熱材(61)の脱水反応が可能な第2反応ユニット(6B)とがあり、
    上記第1反応ユニット(6A)と上記第2反応ユニット(6B)との双方又は一方における上記化学蓄熱材(61)の水和反応を行う際に、上記空調配管(5)を流れる空気(A)の温度調整をするよう構成されていることを特徴とする化学蓄熱空調システム(4)。
  2. 請求項1に記載の化学蓄熱空調システム(4)において、上記第2反応ユニット(6B)における上記化学蓄熱材(61)の脱水反応は、上記第1反応ユニット(6A)における上記化学蓄熱材(61)の脱水反応が完了した後に行うよう構成されていることを特徴とする化学蓄熱空調システム(4)。
  3. 請求項1又は2に記載の化学蓄熱空調システム(4)において、上記第2反応ユニット(6B)は、上記第1反応ユニット(6A)における上記化学蓄熱材(61)の水和反応を行う際に、上記蓄エネルギー(Y)を用いて上記化学蓄熱材(61)の脱水反応を行うことができるよう構成されていることを特徴とする化学蓄熱空調システム(4)。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の化学蓄熱空調システム(4)において、上記エネルギー変換手段(2)は電動機であり、上記エネルギー蓄積手段(3)はバッテリーであり、
    上記第1反応ユニット(6A)における上記化学蓄熱材(61)の脱水反応は、上記電動機の稼動時に該電動機が発電機として作用するとき上記バッテリーに蓄電されずに余剰となる排エネルギー(X)としての回生電力を用いて行い、上記第2反応ユニット(6B)における上記化学蓄熱材(61)の脱水反応は、上記エンジンの停止時に、上記バッテリーに蓄積された蓄エネルギー(Y)としての電力を用いて行い、上記第1反応ユニット(6A)及び上記第2反応ユニット(6B)における上記化学蓄熱材(61)の水和反応は、上記エンジンの停止時に行うことができるよう構成されていることを特徴とする化学蓄熱空調システム(4)。
  5. 請求項4に記載の化学蓄熱空調システム(4)において、該化学蓄熱空調システム(4)は、上記化学蓄熱材(61)の水和反応に用いられる水(W)を蒸発させるとともに上記化学蓄熱材(61)の脱水反応によって生じる水(W)を凝縮させるための蒸発・凝縮手段(71,72,73)を備えており、
    上記エネルギー動作装置(1)は、上記エンジン及び上記バッテリーを搭載する車両であり、
    上記空調配管(5)は、上記反応器(6)が内部に配置された排気用配管部(51)と、上記蒸発・凝縮手段(71,72,73)に接続された熱交換器(76)が内部に配置された空調用配管部(52)とがあり、
    上記空調配管(5)には、上記化学蓄熱材(61)の水和反応時において、上記排気用配管部(51)において上記反応器(6)に接触する空気(A)を加熱して上記車両の車室内(11)に導く暖房位置と、上記空調用配管部(52)において上記熱交換器(76)に接触する空気(A)を冷却して上記車両の車室内(11)に導く冷房位置とに切換可能な切換手段(53A,53B,53C)が設けられていることを特徴とする化学蓄熱空調システム(4)。
  6. 請求項5に記載の化学蓄熱空調システム(4)において、上記蒸発・凝縮手段(71,72,73)は、上記化学蓄熱材(61)の脱水反応によって生じる水(W)を凝縮させる凝縮器(71)と、該凝縮器(71)によって凝縮される水(W)を溜めるタンク(72)と、該タンク(72)における水(W)を蒸発させて上記化学蓄熱材(61)に供給する蒸発器(73)とを有しており、
    上記第1反応ユニット(6A)及び上記第2反応ユニット(6B)における上記化学蓄熱材(61)の脱水反応を行う際に生じる水(W)は、上記凝縮器(71)によって凝縮させて上記タンク(72)に溜め、上記第1反応ユニット(6A)及び上記第2反応ユニット(6B)における上記化学蓄熱材(61)の水和反応を行う際には、該化学蓄熱材(61)に、上記タンク(72)内の水(W)を上記蒸発器(73)によって蒸発させて供給するよう構成されていることを特徴とする化学蓄熱空調システム(4)。
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