JP2014196007A - 車体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車体全体の重量を増加させずに、スモールオーバーラップ衝突の際の安全性を高めた車体構造を提供することである。【解決手段】本発明の車体構造は、メインフレーム3と、メインフレーム3の上方向かつ外方向に位置するアッパーフレーム13と、エンジン51と、アッパーサスペンションを保持するアッパーサスペンション保持部材7とは別の補強部材17と、を有し、補強部材は、アッパーフレーム13とメインフレーム3とを架橋している。【選択図】図2

Description

本発明は、自動車の車体構造に関する。特に、スモールオーバーラップ衝突の際の安全性を高めるための車体の前部構造に関する。
自動車は、万一の場合対向車や道路上の設置物などに衝突する場合がありうる。以下、対向車との衝突を念頭に記載する。ただし、これに限らず、道路上の設置物の場合であっても同様である。
その衝突は大きく分けて以下の3つの場合がある。
(1)対向車の中央と自車の車体中央とがほぼ一致するフルラップ衝突
(2)対向車の中央と自社の車体中央とが一致せず、例えば、40%程度しか重なり合わないオフセット衝突
(3)対向車の衝突位置が、車体のメインフレームよりも外側の部分しか重なり合わないスモールオーバーラップ衝突
これらの衝突のうち、フルラップ衝突及びオフセット衝突の場合、メインフレームによって衝撃を吸収することができる。
なぜなら、メインフレームには、通常、衝撃力を吸収するためのクラッシュボックスが設けられているし、さらに、メインフレームの構造自体が衝撃力を吸収することを可能に設計されているからである。
それに対して、スモールオーバーラップ衝突の場合、衝撃力を吸収するための部材がほとんど設けられていない。
そのため、スモールオーバーラップ衝突の場合、衝撃力を吸収することに加えて、衝撃力を車体の上下方向を軸とした回転力に変換することによって、乗員の安全を図っている。
そのような技術の1つとして、特許文献1の技術が開示されている。
特開2012−214211号公報
しかしながら、特許文献1では、アッパーフレームとメインフレームとを連結する補強部材は存在するが、この補強部材とメインフレームとの接続しているメインフレームの部分は、他のメインフレームの部分と比して、強化された部分ではない。
このため、メインフレーム全体を強化する必要が生じてしまい、重量が増加するという課題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その課題の一例は、車体全体の重量を増加させずに、スモールオーバーラップ衝突の際の安全性を高めた車体構造を提供することにある。
本発明の第1の観点の車体構造は、メインフレームと、前記メインフレームの上方向かつ外方向に位置するアッパーフレームと、エンジンと、アッパーサスペンションを保持するアッパーサスペンション保持部材とは別の補強部材と、を有し、前記補強部材は、前記アッパーフレームと前記メインフレームとを架橋している。
好適には、前記補強部材は、少なくとも、前方向に位置する前補強部材と、後方向に位置する後補強部材と、を有している。
好適には、前記前補強部材と前記後補強部材とは、前記メインフレームの同一の位置において、前記メインフレームと接続されている。
好適には、前記前補強部材及び前記後補強部材は、異なる方に延びている。
好適には、前記前補強部材は、前記メインフレームの前方向の先端位置からエンジンの前方向の面が存在する位置までの間を2等分した場合に、この2等分した位置よりも後方向側位置において、前記アッパーフレームと接続している。
本発明における車体構造によって、車体全体の重量を増加させずに、スモールオーバーラップ衝突の際の安全性を高めた車体構造を提供することが可能となる。
自動車の車体構造の概要の説明図である。 第1の実施形態の説明図である。 第1の実施形態の効果の説明図である。 第1の実施形態の変形例の説明図である。
以下、本発明の第1の実施形態を、図1を用いて詳細に説明する。
図1は、自動車101の車体構造の概要の説明図である。
図1のように、自動車101は、乗員が乗車する車室空間5と、エンジン、バッテリ、等の各種の装置が搭載されるフロント車室2を有している。
なお、フロント車室2は、車室空間5の前方向位置に存在している空間であればよく、特に記載がない限り、エンジン、バッテリを内部に含まなくても良い。例えば、フロント車室2内は、トランクとして利用可能なように空洞となっていても良い。
ここで、方向を定義する。
自動車101が通常進む方向(ドライバがシートに座って、頭の方向を曲げずに向いている方向)を前方向(図1において紙面左下方向)と定義する。そして、その逆方向を後方向(図1において紙面右上方向)と定義する。
そして、自動車101が走行状態において上となる方向(ドライバがシートに座って、頭頂部が向く方向)を上方向(図1において紙面上方向)と定義する。そして、その逆方向を下方向(図1において紙面下方向)と定義する。
また、車体の中心を通り前方向・後方向に伸びる直線と、この直線と交わり上方向に伸びる直線とを含む平面に対して、自動車101は、ほぼ面対称となっている(以下、この平面を「対称平面」という。)。
この平面に近づく、方向を内方向と定義する。そして、逆の方向を外方向と定義する。
自動車101は対称平面で面対称の形状を有することから、特に、記載のない限り、対称平面の一方の説明は他方の記載を兼ねることとし、記載を省略する。
フロント車室2には、メインフレーム3及びアッパーフレーム13が配置されている。
また、フロント車室2には、フロントサスペンションのアッパーサスペンションを保持するためのアッパーサスペンション保持部材7が配置されていても良い。
なお、図1においては、アッパーサスペンション保持部材7はストラット形式のサスペンションのトップマウントを図示している。しかし、この形式に限定する趣旨ではなく、サスペンション形式、例えば、ダブルウィッシュボーン形式のサスペンションを有する、アッパーフレームと車体の取り付け部であって良い。
メインフレーム3の外方向かつ上方向位置に、アッパーフレーム13が配置される。
メインフレーム3は、車室空間5から前方向にほぼ、水平に伸びている。
2本のメインフレーム3は、僅かに外方向に開きつつ、前方向に伸びていて良い。
アッパーフレーム13は、アッパーフレーム直線部13a及びアッパーフレーム屈曲部13bを有する。
このアッパーフレーム直線部13aは、車室空間5から前方向の一定位置まで、ほぼ前方向にのみ伸びている。
アッパーフレーム屈曲部13bは、内方向かつ下方向に伸びている。そして、アッパーフレーム屈曲部13bの先端のアッパーフレーム先端部31(図2(c)参照のこと)は、メインフレーム3の外方向を向いた面に接続されている。
アッパーフレーム13(アッパーフレーム直線部13a+アッパーフレーム屈曲部13b)と、メインフレーム3は補強部材17によって接続されている。
より詳細には、アッパーフレーム13とメインフレーム3の補強部19とを補強部材17は架橋している。
なお、補強部19とは、メインフレーム3の他の部分よりも強度の高い部分をいう。
第1の実施形態では、補強部19はサスクロスメンバ55が、メインフレーム3と接続することによって結果的にメインフレーム3の強度が高くなる部分である(図2(a)及び図2(b)参照のこと)。なお、第1の実施形態では、サスクロスメンバ55が接続されることのみによって、他のメインフレーム3の部分よりも強度が高くなる必要はなく、さらに、補強する部材等が入ることによって強度が高くても良い。
補強部材17は、放射状になるように3本の補強部材17から形成されていて良い。ここで、補強部材17の最も前方向に位置する補強部材を第1補強部材17aとする。そして、後ろ方向に行くに従い、第2補強部材17b、及び、第3補強部材17cという。
この第1補強部材17a、第2補強部材17b及び第3補強部材17cは、図1のように、メインフレーム3側を中心に放射状に広がっている。
つまり、第1補強部材17aはアッパーフレーム13の最も前方向の位置において、アッパーフレーム13と接続され、第3補強部材17cはアッパーフレーム13の最も後方向の位置において、アッパーフレーム13と接続され、第2補強部材17bはアッパーフレーム13の前後の中間的な位置において、アッパーフレーム13と接続されている。
なお、補強部材17の数は、3つである必要はなく、1以上の数であればどのようなものであってもよい。
より詳細には、第1補強部材17aはアッパーフレーム屈曲部13bに接続されている。
第2補強部材17b及び第3補強部材17cはアッパーフレーム直線部13aに接続されている(図2を参照のこと)。アッパーサスペンション保持部材7を介してアッパーフレーム直線部13aに接続されていてもよい(図1の状態)。
もっとも、第1補強部材17a、第2補強部材17b及び第3補強部材17cの接続位置は、任意に変更可能である。
それぞれの補強部材17(第1補強部材17a、第2補強部材17b及び第3補強部材17c)は、アッパーフレーム13の内方向の面と接続されている。もっとも、アッパーフレーム13の下方向の面と接続されていても良いし、他の面であっても良い。図1のように、アッパーフレーム13に直接接続されていても良いし、他の接続の部品を介しても良い。
それぞれの補強部材17(第1補強部材17a、第2補強部材17b及び第3補強部材17c)は、メインフレーム3のほぼ同一の位置において接続されている。
より具体的には、接続部材15に全て接続されている。
この接続部材15は、補強部19が存在する位置に配置される。
また、第1の実施形態では接続部材15はメインフレーム3の外方向の面に接続されている。この位置は、他の位置であっても良い(後述する変形例を参照のこと)。
もっとも、接続部材15は必須ではなく、補強部材17は、メインフレーム3に直接接続されていても良い。
なお、エンジン51とメインフレーム3とは、エンジン51の上方向の面とメインフレーム3の上方向の面とを、エンジンマウント53で直接つなぐような構造であっても良い。
図2は、第1の実施形態の説明図である。
図2のように(特に、図2(b))、エンジン51はエンジンマウント53を介してサスクロスメンバ55に接続され、固定されている。
なお、サスクロスメンバ55は、フロントのタイヤを保持するための部材を保持する部材である。
このサスクロスメンバ55がメインフレーム3に接続されることによって、この部分はメインフレーム3の他の部分よりも強度が高くなっている。第1の実施形態(本発明)においては、メインフレーム3の強度が他の部分よりも高くなっている部分を補強部19と定義する。
第1の実施形態において、この補強部19は、サスクロスメンバ55が接続されるによるものだけではなく、接続のための接続構成(フランジ、ボルト・ナット、接続するためにメインフレーム3が肉厚に形成されていること等)によって、補強部19となっても良い。
なお、図2(c)は、C位置からの図である。
この補強部19部分に、接続部材15が配置されている。
また、接続部材15によって、補強部材17がメインフレーム3に対して接続されている部分は、エンジン51の外方向の面が位置する位置(前方向・後方向の位置、及び、上方向・下方向の位置)と一致する。つまり、エンジン51の外方向の面が位置する位置(=図2(a)のAの範囲、及び、図2(c)のAの範囲)に、補強部19が位置する。
図2(a)のように、最も前方向の位置にある第1補強部材17aのアッパーフレーム13への接続位置Eは、メインフレーム3の最も前方向の第1位置Fと、エンジン51の前方向の面の第2位置Dとの間の長さをLとした場合、このLを半分にした場合の、エンジン51側に位置している。
これを換言すると、第1補強部材17aのアッパーフレーム13への接続位置Eがエンジン51から、L/2位内の距離に位置しているということもできる。
更に換言すると、補強部材17(第1補強部材17a)は、メインフレーム3の前方向の先端位置からエンジンの前方向の面が存在する位置までの間を2等分した場合に、この2等分した位置よりも後方向側位置において、アッパーフレーム13と接続しているということもできる。
図3は、第1の実施形態の効果の説明図である。
自動車101が衝突対象物103(対向車、設置物等)に衝突する場合を想定して、図3を用いて説明する。そして、メインフレーム3よりも外方向位置(図3(a)においてBの範囲)にのみ衝突対象物103が接触する衝突が、スモールオーバーラップ衝突である。
このような場合に何ら対策を取らないときには、本来は衝突を吸収するためのメインフレーム3が何ら機能を発揮できないおそれがある。
第1の実施形態では、このスモールオーバーラップ衝突時に補強部材17が反力を発揮する部材として機能して、アッパーフレーム13(特に、アッパーフレーム屈曲部13b)が変形しないようにしている(図3(b)参照)。
つまり、接続部材15が強度の高いメインフレーム3の外方向の面に接続されていることから、衝突対象物103による衝突によって、アッパーフレーム13の変形を防ぐことができる。
第1の実施形態においては、さらに、メインフレーム3の強度の高い部分である補強部19に接続されていることから、他のメインフレーム3の部分に補強部材17を接続している場合に比べて、よりアッパーフレーム13を保持する機能が高い。
加えて、この補強部19は、エンジン側面位置の範囲Aの範囲に位置している。そのため、メインフレーム3が内方向に変形しなければならないような強い衝突が有った場合でも、エンジン51がさらに、メインフレーム3が変形しないようにする反力発生部材として機能することができる。
そのため、より強い衝突によっても、アッパーフレーム13が変形することを従来よりも防止することができる。
そして、アッパーフレーム13が変形しないということは、万一、衝突対象物103がスモールオーバーラップ衝突しても、それによる変形が、乗員が搭乗する車室空間5に及ぶことを防ぐことができることを意味する。加えて、車体がオフセット衝突の衝撃エネルギーを車室空間5に及ぼすことなく、自動車101が回転する回転エネルギーに変換することができることも意味する。
なお、第1の実施形態においては、補強部材17はメインフレーム3の外方向の面においてメインフレーム3と接続されている。
そのため、衝突対象物103との衝突によって、補強部材17に掛かる力がメインフレームに直接伝わることになる。
そしてその力は、そのままエンジン51が存在する方向を向いている。
以上のことから、第1の実施形態では、アッパーフレーム13を保持する能力が高くなるという効果がある。
さらに、アッパーフレーム13(アッパーフレーム屈曲部13b)のアッパーフレーム先端部31がメインフレーム3に接続している。
そのため、アッパーフレーム13がメインフレーム3に接続していない従来の自動車101よりも、アッパーフレーム13自体の強度が上がっている。
この点からも、第1の実施形態は、スモールオーバーラップ衝突に対して強度が高い。
しかも、アッパーフレーム13とメインフレーム3との接続は、メインフレーム3の外方向の面において接続している。そのため、アッパーフレーム13が衝突対象物103との衝突によって内方向に変形することを防ぐための反力部材として、メインフレーム3が機能することができる。
したがって、この点からも、第1の実施形態は、スモールオーバーラップ衝突に対して強度が高い。
さらに、この構造は、フルラップ衝突、オフセット衝突に対しても強度が高い。
なぜなら、このように、アッパーフレーム13とメインフレーム3とが接続されていることによって、アッパーフレーム13もフルラップ衝突、オフセット衝突に対する抗力発生部材として機能させることができるからである。
さらに、補強部材17は、アッパーフレーム13の任意の位置に接続可能である。
この任意の位置は、設計者がスモールオーバーラップ衝突(フルラップ衝突、オフセット衝突)の際に抗力を発生させたい位置を選ぶことができる。
このことによって、補強部材17をアッパーフレーム13のどの位置を接続位置に選択するかによって、設計者は望む抗力を発生させるように自動車101を設計することができる。
なお、以上の第1の実施形態の構成及び効果は特に記載がない限り、以下に記載される変形例、第2の実施形態以降の実施形態についても同様である。簡潔な記載とするために、以下記載を省略する。
なお、補強部19のすべてが、エンジンの外方向の側面方向の側面位置の範囲Aになくても良く、一部だけで良い。
また、図2(a)のように、第1補強部材17aのアッパーフレーム13への接続位置Eがエンジン51から、L/2の距離以内の位置に配置されている。
このことから、抗力の発生を適切な位置に発生させることができる。
なお、Lはメインフレーム3の先端位置から、エンジン51の前方向の面との間の距離である。
ここで、Eの位置をこの位置(L/2の距離以内の位置)にした理由を説明する。
まず、アッパーフレーム屈曲部13bとメインフレーム3との接続部分(図2においては、L/2の近傍に位置しているが、これに限定されるものではない。)は高い抗力が発生する様に設計可能であり、通常はこの部分において高い抗力を発生させる。
次に、第1補強部材17aのアッパーフレーム13への接続位置Eも同じく、高い抗力を発生させることが可能である。
例えば、Eの位置をメインフレーム3の先端位置であるF位置に近い位置にした場合には、大きな抗力が発生する位置がメインフレーム3前方向に集中することになる。
なぜなら、アッパーフレーム屈曲部13bとメインフレーム3との接続部分とEの位置が前方向の位置に収集してしまうからである。
そうなってしまうと、逆に、この集中した位置から少し後方向に行くだけで抗力が生じない位置が生じてしまう。この抗力が発生しない(抗力の発生が少ない)ということは、衝突の際のエネルギー吸収がその位置において適切にできない位置が生じてしまうことを意味する。これは衝突の際のエネルギー吸収の観点から適切ではない。
また、抗力が際立って高い位置が生じてしまうと、傷害値が上がってしまうおそれがある。
その為、抗力の発生は、一定量の抗力が前後方向の長い距離にわたって平均的に生じることが好ましい。
そこで、本実施携帯では、高い抗力が発生する様に設計可能なアッパーフレーム屈曲部13bとメインフレーム3との接続部分よりも後方に存在することが普通なEの位置を、エンジン51から、L/2の距離以内の位置に位置させて、抗力が発生する位置を分散化させている。
また、アッパーフレーム屈曲部13bとメインフレーム3との接続部分についても、L/2の位置付近が好ましい。
その理由は以下の2点からである。
まず第1に、アッパーフレーム屈曲部13bとメインフレーム3との接続部分がD位置に近いと、アッパーフレーム屈曲部13bとメインフレーム3との接続部分よりも後方向位置に位置するのが通常なEの位置がD位置に近づいて、同じく、抗力の発生が集中するからである。
第2に(逆に)、アッパーフレーム屈曲部13bとメインフレーム3との接続部分がF位置に近い場合であっても、同じく抗力の発生が集中するからである。
以上の結果、F位置、アッパーフレーム屈曲部13bとメインフレーム3との接続部分の位置、E位置、Aの前後の中心位置(≒補強部19の中心位置)が、ほぼ均等に配置されることが好ましい。
なぜなら、これらは抗力を発生させる位置であり、これらが均等に配置されることによって、抗力の大きさが一定以下で、ほぼ均等に抗力を発生させることが可能となるからである。
また、補強部材17のアッパーフレーム13との接続の位置を適切に選ぶことによって、アッパーフレーム13の折れ曲がる位置を適切に選択することが可能となる。
例えば、スモールオーバーラップ衝突した場合に、最も、アッパーフレーム13が変形する(内方向(Y方向)への変形)であろう、アッパーフレーム屈曲部13bとアッパーフレーム直線部13aの接続位置、又は、この接続位置からわずかにアッパーフレーム屈曲部13b側の位置(図2(a)においてはこの位置)に、補強部材17のアッパーフレーム13との接続の位置に選ぶことが可能となる。
また、補強部材17の本数、強度、などを適切に選ぶことによって、アッパーフレーム13の折れ曲がる位置を適切に選択することが可能となる。
また、フルラップ衝突においても、補強部材17のアッパーフレーム13との接続の位置、本数、強度、などを適切に選ぶことによって、アッパーフレーム13の折れ曲がる位置を適切に選択することが可能となる。
そしてそのことは、フルラップ衝突時に、衝突力に対する抗力を発生する位置及び抗力の量を適切に選択することができることを意味する。
さらに、フルラップ衝突時には、アッパーフレーム13が上下変形しようとするが補強部材17があることによって、これを抑制することが可能となる。
さらに、図3のように、複数の補強部材17のメインフレーム3側の接続する位置を同じ位置(1点)とし、かつ、メインフレーム3側から放射状伸びる形状とすることによって、スモールオーバーラップ衝突においても、アッパーフレーム13の弓形状を維持することが可能となる。
また、複数の補強部材17のメインフレーム3側の接続する位置を同じ位置(1点)とし、かつ、メインフレーム3側から放射状伸びる形状とすることによって、フルラップ衝突時に、衝突力に対する抗力を発生する位置及び抗力の量を適切に選択することができる。
図4は、第1の実施形態の変形例の説明図である。
第1の実施形態では、接続部材15は、メインフレーム3(補強部19)の外方向の面に配置されていた。
しかしながら、場合によっては、接続部材15をメインフレーム3の上方向の面に接続するほうが有利な場合もありえる。有利な場合とは、例えば、メインフレームの側面に他の部材を配置したい場合などである。
このように、接続部材15をメインフレーム3の上方向の面に接続する場合には、接続部材15は、メインフレーム3の上方向の面に配置される上部材15a、及び、メインフレーム3の内方向の面に配置される内部材15bを有する。
上部材15aは、補強部材17と接続される。内部材15bは、エンジン側面位置の範囲Aの範囲位置(前後方向及び上下方向における位置がエンジンの外方向の側面方向の側面位置の範囲A内)に配置される。
このことによって、メインフレーム3と補強部材17との接続位置をメインフレームの上方向位置にしつつ、エンジン51を反力発生部材として機能させることができる。
3 メインフレーム
5 車室空間
7 アッパーサスペンション保持部材
13 アッパーフレーム
13a アッパーフレーム直線部
13b アッパーフレーム屈曲部
15 接続部材
15a 上部材
15b 内部材
17 補強部材
17a 第1補強部材
17b 第2補強部材
17c 第3補強部材
19 補強部
51 エンジン
55 サスクロスメンバ

Claims (5)

  1. メインフレームと、
    前記メインフレームの上方向かつ外方向に位置するアッパーフレームと、
    エンジンと、
    アッパーサスペンションを保持するアッパーサスペンション保持部材とは別の補強部材と、を有し、
    前記補強部材は、前記アッパーフレームと前記メインフレームとを架橋している
    車体構造。
  2. 前記補強部材は、少なくとも、
    前方向に位置する前補強部材と、
    後方向に位置する後補強部材と、を有している
    請求項1に記載の車体構造。
  3. 前記前補強部材と前記後補強部材とは、前記メインフレームの同一の位置において、前記メインフレームと接続されている
    請求項2に記載の車体構造。
  4. 前記前補強部材及び前記後補強部材は、異なる方に延びている
    請求項3に記載の車体構造。
  5. 前記前補強部材は、
    前記メインフレームの前方向の先端位置からエンジンの前方向の面が存在する位置までの間を2等分した場合に、
    この2等分した位置よりも後方向側位置において、
    前記アッパーフレームと接続している
    請求項2に記載の車体構造。
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