JP2014207129A - 発光体及び照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】調色機能を備えつつ、小型化に寄与できるとともに発光効率の低下を抑えることができる照明装置を提供する。【解決手段】LEDランプ10のLEDモジュール21は、半導体発光素子を有する発光部23と、電気化学応答性材料層を有するフィルタ24とを備える。前記発光部23と前記フィルタ24とは当接された状態を維持する態様で一体的に構成される。【選択図】図1
Description
本発明は、発光体、及びこの発光体を備える照明装置に関するものである。
従来、照明装置として、白熱電球、蛍光灯などの光源を備えるものが用いられている。一方、近年、発光ダイオード(LED)等の半導体発光素子の高輝度化に伴い、白熱電球又は蛍光灯などの光源に代えて、低消費電力、長寿命等の特性を有する半導体発光素子が照明装置の光源として用いられるようになりつつある。
また、色を調整することができる調色機能を備えた照明装置が開発されている(例えば、特許文献1〜4参照)。
特許文献4の照明装置では、発光体を構成する光源と、この光源と照射対象との間に電気化学応答性材料層(エレクトロクロミック材料を含有する層)を有するフィルタとを備え、任意に照射光の色温度を変化させている。このような照明装置では、電気化学応答性材料層を有するフィルタに対して例えば電圧印加することで消色や発色(着色)を行い、色温度を変化させている。
特許文献4の照明装置では、発光体を構成する光源と、この光源と照射対象との間に電気化学応答性材料層(エレクトロクロミック材料を含有する層)を有するフィルタとを備え、任意に照射光の色温度を変化させている。このような照明装置では、電気化学応答性材料層を有するフィルタに対して例えば電圧印加することで消色や発色(着色)を行い、色温度を変化させている。
ところで、上記のような照明装置では、光源と離れた位置にフィルタを配設するため、照明装置に別途フィルタの保持機構(部品)が必要となったり、光源からフィルタへ光が入射する際に表面反射が発生し易くなり光のロスが生じて発光効率が低下する虞があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、調色機能を備えつつ、小型化に寄与できるとともに発光効率の低下を抑えることができる発光体及び照明装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、発光体は、半導体発光素子を有する発光部と、電気化学応答性材料層を有するフィルタとを備えた発光体であって、前記発光部と前記フィルタとが当接されたことを特徴とする。
また上記構成において、前記発光部と前記フィルタとは当接状態を維持する態様で一体的に構成されることが好ましい。
また上記構成において、前記フィルタは複数設けられ、複数の前記フィルタ間に発光部が設けられることが好ましい。
また上記構成において、前記フィルタは複数設けられ、複数の前記フィルタ間に発光部が設けられることが好ましい。
また上記構成において、前記フィルタは、前記電気化学応答性材料層にプルシアンブルー型金属錯体が含有されることが好ましい。
上記課題を解決するために、照明装置は、上記いずれかの構成の発光体を備えたことを特徴とする。
上記課題を解決するために、照明装置は、上記いずれかの構成の発光体を備えたことを特徴とする。
本発明の発光体及び照明装置によれば、調色機能を備えつつ、小型化に寄与できるとともに発光効率の低下を抑えることができる。
以下、照明装置としてLEDランプに具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態のLEDランプ10は、所謂LED電球にLEDモジュール21を備えた構成である。
図1に示すように、本実施形態のLEDランプ10は、所謂LED電球にLEDモジュール21を備えた構成である。
LEDランプ10は、筐体11と、放熱部12とグローブ13とを有する。
筐体11は、電極をなす口金11aと、この口金11aに取着される絶縁部材から構成される本体部11bとを備える。
筐体11は、電極をなす口金11aと、この口金11aに取着される絶縁部材から構成される本体部11bとを備える。
図1に示すように、放熱部12は、略円板状をなし、前記筐体11の本体部11bの前記口金11aとは反対側に設けられる。
図1に示すようにグローブ13は、開口部13aを有する略ドーム状をなし、開口部13aが前記放熱部12により閉塞されている。即ち、グローブ13と放熱部12とで収容空間が形成される。略円板状の放熱部12の一端面(グローブ13側の面)には、発光体を構成するLEDモジュール21が配設される。ちなみに、グローブ13は、耐熱性などが確保される材料であれば特に材質が限定されるものではないが、ガラスや熱可塑性樹脂材料(メタクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネイト樹脂、ポリオレフィン樹脂など)が好ましい。
図1に示すようにグローブ13は、開口部13aを有する略ドーム状をなし、開口部13aが前記放熱部12により閉塞されている。即ち、グローブ13と放熱部12とで収容空間が形成される。略円板状の放熱部12の一端面(グローブ13側の面)には、発光体を構成するLEDモジュール21が配設される。ちなみに、グローブ13は、耐熱性などが確保される材料であれば特に材質が限定されるものではないが、ガラスや熱可塑性樹脂材料(メタクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネイト樹脂、ポリオレフィン樹脂など)が好ましい。
図2及び図4に示すようにLEDモジュール21は、複数の発光部23と、発光部23全体を被覆するフィルタ24とを有する。
発光部23は、透明な回路基板23aと、透明な回路基板上に設けられる半導体発光素子としてのLED素子23bと、LED素子23bから出射された光によって励起される蛍光体23cとを備える。
発光部23は、透明な回路基板23aと、透明な回路基板上に設けられる半導体発光素子としてのLED素子23bと、LED素子23bから出射された光によって励起される蛍光体23cとを備える。
図4に示すように、LED素子23bは、回路基板23a上に離間した状態で複数(本実施形態7個)配設される。そして、LED素子23bは、回路基板23a上に形成された回路パターンPと電気的に接続される。ちなみに回路基板23aは、前記口金11aと図示しない導線で電気的に接続されており、口金11a側から回路基板23a側に電力供給が可能となっている。
図2に示すように蛍光体23cは、回路基板23a上に設けられたLED素子23bのそれぞれの全体を個別に覆うように封止している。
図2及び図5に示すように、フィルタ24は、前記発光部23の一方側の面の略全体を覆うとともに、発光部23と当接されて一体化するように構成される。またフィルタ24は、電圧又は電流を加えた時に、可逆的な色変化が発生するエレクトロクロミック材料を用いている。
図2及び図5に示すように、フィルタ24は、前記発光部23の一方側の面の略全体を覆うとともに、発光部23と当接されて一体化するように構成される。またフィルタ24は、電圧又は電流を加えた時に、可逆的な色変化が発生するエレクトロクロミック材料を用いている。
図3に示すようにフィルタ24は、一対のフィルタ基材24a,24bと、一対の電極層24c,24dと、電気化学応答性材料層24eと、電解質層24fとを有する。フィルタ24は、電解質層24f及び電気化学応答性材料層24eが一対の電極層24c、24dにより挟まれ、これら一対の電極層24c,24dが前記フィルタ基材24a,24bにより挟まれた積層構造をなしている。
図2に示すようにフィルタ基材24a,24bは、所定の光、特に可視光が透過すればよく、フィルタ24に必要な強度や剛性を確保することができればガラス、高分子フィルム(例えばポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム)などが利用できる。このフィルタ基材24a,24bは、漏電防止を兼ねて絶縁性を有する。また、フィルタ基材24a,24bは強度や剛性が確保した範囲であれば、その厚み等に特に制限はない。
図2に示すように、電極層24c,24dは、導電性を有し、所定の光、特に可視光が透過すればよく、酸化インジウムスズ(ITO)、酸化亜鉛、酸化スズなどの酸化物導電体、導電ポリマーなどが利用できる。また、光学透過率が低く光が透過しない金属材料をメッシュなどの格子状に配線することにより光学的透過率と導電性を両立させた構造でもよく、さらにはそのようなグリッド状金属配線構造と、酸化物導電体などの透明電極層の両方を備えた構造としてもよい。透明電極層の厚みについては、光学的透過率が十分に高ければ特に制限はないが、2μm以下であることが好ましい。
図2に示すように、電気化学応答性材料層24eは、電圧或いは電流を加えた時に可逆的な色変化が発生するエレクトロクロミック材料(電気化学応答性材料)を含有する層であり、膜厚や製造方法、エレクトロクロミック材料の種類、含有濃度に特に制限はない。一般的には、溶媒に分散させたエレクトロクロミック材料の分散液を、塗布あるいは印刷により電極層上に配設する。エレクトロクロミック材料としては、例えば特開2012−124140号公報等のプルシアンブルー型金属錯体を用いることができる。本実施形態では、透明−青色で変色する。
図2に示すように、電解質層24fは、エレクトロクロミック材料の酸化・還元時に、エレクトロクロミック材料とのイオン(電荷を有する原子又は分子)の授受が可能であればよく、電解液やゲル状電解質、固体電解質、イオン液体などが利用できる。電解質層の膜厚については特に制限はないが、5μm〜2000μmが好ましい。
上記のように構成されたフィルタ24は、フィルタ基材24a,24bのうちの一方に、前記発光部23(蛍光体23c)と同様の材料を少量塗布し、発光部23を任意の圧力で押圧して、前記塗布した材料が硬化されることで発光部23と一体化されている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態のLEDランプ10は、LEDモジュール21のLED素子23bに対して図示しない電源から電力供給が行われてLED素子23bを点灯させることでLED素子23bから光が照射される。このとき、フィルタ24に電圧を印加させたり逆電圧を印加させたりしてフィルタ24の色が消色と着色と(透明−青色間)で切り替えられる。このため、LED素子23bから出射された光の色温度を状況に応じて変化させることが可能となっている。ここで、LEDモジュール21の発光部23と、フィルタ24とが当接して一体化されているため、発光部23とフィルタ24とが離間されないようになっている。
本実施形態のLEDランプ10は、LEDモジュール21のLED素子23bに対して図示しない電源から電力供給が行われてLED素子23bを点灯させることでLED素子23bから光が照射される。このとき、フィルタ24に電圧を印加させたり逆電圧を印加させたりしてフィルタ24の色が消色と着色と(透明−青色間)で切り替えられる。このため、LED素子23bから出射された光の色温度を状況に応じて変化させることが可能となっている。ここで、LEDモジュール21の発光部23と、フィルタ24とが当接して一体化されているため、発光部23とフィルタ24とが離間されないようになっている。
次に、本実施形態の効果を記載する。
(1)本実施形態のLEDランプ10(LEDモジュール21)は、LED素子23bを有する発光部23と、電気化学応答性材料層24eを有するフィルタ24とが当接されるため、発光部23とフィルタ24とが離間される場合と比較して小型化に寄与できる。また、発光部23とフィルタ24とが当接することで、フィルタ24へ光が入射する際にフィルタ24と発光部23との間に他の層が介在されていないため、表面反射の発生を抑えることが可能となり発光硬質の低下を抑えることができる。
(1)本実施形態のLEDランプ10(LEDモジュール21)は、LED素子23bを有する発光部23と、電気化学応答性材料層24eを有するフィルタ24とが当接されるため、発光部23とフィルタ24とが離間される場合と比較して小型化に寄与できる。また、発光部23とフィルタ24とが当接することで、フィルタ24へ光が入射する際にフィルタ24と発光部23との間に他の層が介在されていないため、表面反射の発生を抑えることが可能となり発光硬質の低下を抑えることができる。
(2)発光部23とフィルタ24とは当接状態を維持する態様で一体的に構成されるため、部品点数を抑えることができる。また、フィルタ24の保持機構を削減できるため、LEDモジュール21から照射される光に前記保持機構による陰影の発生が抑えられる。
(3)フィルタ24は、電気化学応答性材料層24eにプルシアンブルー型金属錯体が含有されるため、LEDランプ10の色温度を電球色から昼光色まで変化させることが可能となる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、特に言及していないが、透光性カバーを構成するグローブ13の表面に凹凸形状、光拡散性を有する材料を塗装(コーティング)するなどの加工を施してもよく、また透光性カバーを有する材料に予め光拡散性を有する材料を含有させてから任意の形状に加工しても良い。
・上記実施形態では、特に言及していないが、透光性カバーを構成するグローブ13の表面に凹凸形状、光拡散性を有する材料を塗装(コーティング)するなどの加工を施してもよく、また透光性カバーを有する材料に予め光拡散性を有する材料を含有させてから任意の形状に加工しても良い。
・上記実施形態では、特に言及していないが、紫外光透過を防止するための紫外線遮断フィルムや、赤外線透過を防止するための赤外線遮断フィルムなど、他の機能を追加するために別の層を設けてもよい。
・上記実施形態では発光部23の一方側にフィルタ24を設ける構成としたが、図6及び図7に示すように発光部23の両側にフィルタ24を設ける構成を採用してもよい。このような構成とすることで、発光部23が2方向に光を出射する構成の場合に、いずれの光であっても発光部23の両側に設けられたフィルタ24により調色(調光)することが可能となる。このような構成の場合、図6に示すように、発光部23及びフィルタ24を有するLEDモジュール21を円板状の放熱部12から離間した状態で支持部30によって支持する構成としてもよい。この支持部30は前記放熱部12と同様の構成とすることで放熱効果を上記実施形態と比較して維持又は向上させることも可能である。
・上記実施形態では、フィルタ24により発光部23の一方側の面の略全体を覆うように構成したが、図8に示すように発光部23のLED素子23b及び蛍光体23cの組み毎でフィルタ24を個別に設ける構成を採用してもよい。
・上記実施形態では、発光部23を蛍光体23cを含む構成としたが、蛍光体23cではなく例えば透明樹脂材料からなる封止部材でLED素子23bを封止する構成を採用してもよい。
・上記実施形態では、LED素子23bを配設する回路基板23aを透明としたが、透明でなくてもよい。
・上記実施形態では、電気化学応答性材料層24eにプルシアンブルー型金属錯体を含有する構成としたが、これに限らず、他の電気化学応答性材料層を採用してもよい。また、プルシアンブルー型金属錯体を含有する電気化学応答性材料層24eが必ずしも透明−青色の色変化を示すわけではなく、プルシアンブルー型金属錯体として、Ni−Feプルシアンブルー型金属錯体を用いることで、透明−薄黄色の色変化を示す構成が採用できる。
・上記実施形態では、電気化学応答性材料層24eにプルシアンブルー型金属錯体を含有する構成としたが、これに限らず、他の電気化学応答性材料層を採用してもよい。また、プルシアンブルー型金属錯体を含有する電気化学応答性材料層24eが必ずしも透明−青色の色変化を示すわけではなく、プルシアンブルー型金属錯体として、Ni−Feプルシアンブルー型金属錯体を用いることで、透明−薄黄色の色変化を示す構成が採用できる。
・上記実施形態では、照明装置としてLEDランプ10を採用したが、これに限らない。例えば、図9に示すようにダウンライト40に適用したり、シーリングライト、ベースライト、スポットライト、デスクスタンドなどに適用してもよい。なお、図9では、LEDモジュール21の前面側(同図中下側)に設けられる透光性カバー41が上記実施形態のLEDランプ10におけるグローブ13に相当する。
・上記実施形態では、半導体発光素子としてのLED素子23bを計7個設ける構成としたが、照明装置としての仕様や発光体としての仕様等で任意に変更してもよい。
・上記実施形態では、白色の光を出射するLED素子23bを用いる構成としたが、適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、白色の光を出射するLED素子23bを用いる構成としたが、適宜変更してもよい。
・上記実施形態並びに上記各変形例を適宜複数組み合わせてもよい。
10…LEDランプ(照明装置)、21…LEDモジュール(発光体)、23…発光部、23b…LED素子(半導体発光素子)、24…フィルタ、24e…電気化学応答性材料層、40…ダウンライト(照明装置)。
Claims (5)
- 半導体発光素子を有する発光部と、電気化学応答性材料層を有するフィルタとを備えた発光体であって、
前記発光部と前記フィルタとが当接されたことを特徴とする発光体。 - 請求項1に記載の発光体において、
前記発光部と前記フィルタとは当接状態を維持する態様で一体的に構成されることを特徴とする発光体。 - 請求項1又は2に記載の発光体において、
前記フィルタは複数設けられ、複数の前記フィルタ間に発光部が設けられることを特徴
とする発光体。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の発光体において、
前記フィルタは、前記電気化学応答性材料層にプルシアンブルー型金属錯体が含有されることを特徴とする発光体。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の発光体を備えた照明装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013083865A JP2014207129A (ja) | 2013-04-12 | 2013-04-12 | 発光体及び照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013083865A JP2014207129A (ja) | 2013-04-12 | 2013-04-12 | 発光体及び照明装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2014207129A true JP2014207129A (ja) | 2014-10-30 |
Family
ID=52120542
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2013083865A Pending JP2014207129A (ja) | 2013-04-12 | 2013-04-12 | 発光体及び照明装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2014207129A (ja) |
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2013
- 2013-04-12 JP JP2013083865A patent/JP2014207129A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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