JP2015017792A - 簡易冷凍機一体型保冷容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷凍機の寒冷で凍結細胞の質を担保できる冷凍温度以下で凍結細胞を輸送でき、かつ製造コストが安価な、簡易冷凍機一体型保冷容器を提供することにある。
【解決手段】本発明は、断熱容器を、大気側から挿入する凍結細胞入りのカプセルを収納した収納容器と冷凍機の冷却ステージを熱的に一体化し、冷凍機の冷却部、冷却ステージの一部を断熱空間に包含する第一断熱容器と、第一断熱容器の一部と、前記冷却ステージの一部と、前記冷却ステージの一部に熱的に接続された前記被冷却体を包含する第二断熱容器に2分割し、第一断熱容器が第二断熱容器の内側に大気中で容易に装着、脱離可能な構造とした。
【選択図】図1

Description

本発明は保冷容器に係り、とくに、細胞等の被冷却体を凍結保持して移送可能な保冷容器において、被冷却体の装着、離脱が容易な、簡易冷凍機一体型保冷容器に関するものである。
従来、例えば牛や馬の精子等の細胞は、例えばプラスチック製のカプセル内に内蔵され、カプセルごと例えば液体窒素中に投入され、細胞は瞬時に凍結されて細胞を供給する供給センター内で液体窒素中や、-150℃以下の冷凍庫で長期保存されている。
この凍結細胞を内蔵したカプセルを凍結温度に維持して長距離を輸送できる保冷容器として、冷凍機と保冷容器を一体化した冷凍機一体型保冷容器の開発が進められている。
特に、凍結細胞は輸送途中に温度が上昇すると細胞の質が変化して損傷してしまうため、冷凍機の寒冷で常に冷凍温度以下に冷却されなければならず、良好な冷却性能を有し、かつ製造コストが安価な、簡易冷凍機一体型保冷容器の提供が求められている。
外筒容器及び内筒容器で構成された真空断熱容器の真空空間において、内筒容器底外面に冷却部が熱的に接続されて配置された冷凍機を使用し、加圧されたヘリウムガスを作動流体とした冷凍機の断熱膨張で寒冷を発生し、前記真空容器の内筒容器底部を前記寒冷で極低温に冷却し、前記内筒容器の内側底部空間に、凍結細胞が内蔵されたカプセルを大気側から挿入する構造が、特開2009−288234公報(特許文献1)に開示されている。
特開2009−288234公報
しかしながら、特許文献1では、カプセル毎に大気側から挿入するため、冷凍機の冷却ステージで熱的に一体化された内筒容器底部にカプセルが直接接触して接触部が最もよく冷やされるが、カプセルを大気側に取り出す際、一個毎に長尺のピンセットや専用工具を使用しての取り出しが面倒で作業性が悪いために、取り出し途中でカプセル温度が異常に上昇したりする問題があった。
また、前記取り出し操作を容易にするために、カプセル群を収納した収納容器を用いる場合、前記内筒容器の大気開放口から挿入し、底部に収納容器を収納するため、冷凍機で冷却される冷却ステージ部と収納容器間をボルトで締め付けるような熱的接触ができず不十分であるため、両者間に温度差が生じ、カプセル群の冷却温度が前記冷却ステージ部よりもかなり高くなる問題があった。
また、特許文献1では、真空容器の断熱真空空間内に冷凍機を配置するため、冷凍機配置のための専用の真空容器等の断熱容器構造が必要で、製造コストが上昇する問題もあった。また、断熱性能の経年劣化が生じた場合、外筒容器外面も冷却され大気中の水分が結露し、断熱容器下部が濡れる問題もあった。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、冷凍機の寒冷で凍結細胞の質を担保できる冷凍温度以下で凍結細胞を輸送でき、かつ製造コストが安価な、簡易冷凍機一体型保冷容器を提供することにある。
前述の目的を達成するために、本発明は、大気側から挿入するカプセル群を収納した収納容器と冷凍機の冷却ステージを、熱的に一体化する構造にしたものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の簡易冷凍機一体型保冷容器は、冷凍機の冷却ステージ部と収納容器を支持固定するための取付け支持台の端部を、挿入用断熱容器内部に配置し、互いを、熱伝導体を介して熱的に一体化させ、前記取付け支持台の大気側露出端部に収納容器を熱的に一体化し、前記収納容器を他の低温保冷用断熱容器の内筒容器の内底部に大気開放口から挿入する構造を有したことを特徴としたものである。
本簡易冷凍機一体型保冷容器によれば、収納容器を冷凍機の冷却ステージ部に熱伝導体および取付け支持台を介して熱的に一体化できるので、収納容器および内蔵するカプセルと冷却ステージの温度差を小さくすることができ、かつ収納容器の温度を、断熱真空空間を有する低温保冷用断熱容器内に保存できるので、常温からの熱侵入量を防止して、凍結細胞の質を担保できる低温に良好に長時間維持することができる簡易冷凍機一体型保冷容器を提供することが可能となる。
また、冷凍機の冷却ステージ部を内蔵する挿入用断熱容器サイズは、低温保冷用断熱容器より小型になるので製造コストも低減できるとともに、低温保冷用断熱容器は、市販の大量生産された魔法瓶等の真空断熱容器を適用できるので製作コストが低減でき、低コストの簡易冷凍機一体型保冷容器を提供することが可能となる。
請求項2に記載の簡易冷凍機一体型保冷容器によれば、前記冷凍機の冷却ステージ部およびその常温部を挿入用断熱容器内底部に配置し、収納容器を支持固定する取付け支持台の端部と最短の熱伝導体を介して熱的に一体化させた構造を有したことを特徴としたものである。
本構成によれば、取付け支持台を冷凍機の冷却ステージ部に、短尺の熱伝導体を介して熱的に一体化できるので、熱伝導体内での温度差が更に小さくなり、収納容器および内蔵するカプセルと冷却ステージの温度差を更に小さくすることができるので、凍結細胞の質を担保できる性能を向上できる簡易冷凍機一体型保冷容器を提供することが可能となる。
請求項3に記載の簡易冷凍機一体型保冷容器は、挿入用断熱容器を重力方向に上向きで固定し、カプセルの出し入れ際に、保冷用断熱容器を挿入用断熱容器に鞘のように上部から装着、脱離できる構造である。
本構造によれば、収納容器へのカプセルの挿入や、取り出しの際に両手がフリーとなり、更に素早く短時間にカプセルの出し入れが可能となり、カプセルの温度上昇を最小限に押させることができる。
請求項4に記載の簡易冷凍機一体型保冷容器は、挿入用断熱容器や保冷用断熱容器周りに、前記冷凍機の圧縮機部を空冷した空気を循環する構造である。
本構造によれば、保冷用断熱容器や挿入用断熱容器の断熱性能が経年劣化した場合においても、保冷用断熱容器や挿入用断熱容器が大気と接する面に大気中の水分が結露することを防止し、簡易冷凍機一体型保冷容器の底部が水分で濡れることを防止することができる。
本発明によれば、冷凍機を使用して細胞の質を担保できる冷凍温度以下に保持し、凍結細胞を冷却輸送でき、かつ操作性に優れ、製造コストが安価な、簡易冷凍機一体型保冷容器を提供することができる。
本発明の第1実施例の簡易冷凍機一体型保冷容器の構成図である。 本発明の第2実施例の簡易冷凍機一体型保冷容器の構成図である。 本発明の第3実施例の簡易冷凍機一体型保冷容器の構成図である。 本発明の第4実施例の簡易冷凍機一体型保冷容器の構成図である。
以下、本発明の複数の実施例について図を用いて説明する。各実施例の図における同一符号は同一物または相当物を示す。
[実施例1]
本発明の第1実施例の簡易冷凍機一体型保冷容器について、図1を参照しながら、さらに具体的に説明する。図1は本発明の第1実施例の簡易冷凍機一体型保冷容器1の構成図を示す。
本実施例の簡易冷凍機一体型保冷容器1において、例えば牛や馬の精子等の細胞を含む被冷却体の細胞保存液2は、例えばプラスチック製の蓋3付のカプセル4内に内蔵され、細胞を供給する供給センター内でカプセルごと例えば液体窒素中に浸漬され、細胞保存液2は瞬時に凍結され、液体窒素中や、-150℃以下の冷凍庫で長期保存されているものである。
複数のカプセル4を収納できる熱伝導率が大きい例えば銅製やアルミニウム製の収納容器5は、カプセル挿入孔6を有し、その上部はボルト7でインジューム等の軟金属シート(図示せず)を介して、熱伝導率が大きい例えば銅製の取付け支持台8の大気側露出端部に熱的に一体化されている。
冷凍機9の作動ガスの断熱膨張で寒冷を発生する断熱膨張冷凍部10内部は、常温部の作動ガスの給排気孔11から導管12を通じて排出される断熱膨張の作動ガスである例えば高圧ヘリウムガスの寒冷の熱交換を行う、例えば非磁性で円盤状の被覆無しの銅線を編んだ銅網の蓄冷材13を積層した蓄冷蓄冷材を内蔵した非磁性で熱伝導率が小さい材質の例えばエポキシ樹脂製の蓄冷器14と、断熱膨張の作動ガス圧の差圧で紙面上下方向に移動する蓄冷器14の作動ガス圧と蓄冷器14位置との関係を最適化する自励振動用のコイルばね15と、蓄冷器14の低温・常温端に設けられ蓄冷器14内に高低圧の作動ガスが流動する低温ガス連通孔16と常温ガス連通孔17で構成される。
断熱膨張冷凍部10の常温部フランジ18は、熱伝導率が小さい例えばステンレス鋼製の挿入用断熱容器19の常温端部フランジ20と、例えば接合面外周部を気密溶接やOリングとボルト(図示せず)で気密一体化されている。
断熱膨張冷凍部10には、大気空間に配置された冷凍機の常温圧縮機部21から導管12を通じて、高低圧の作動ガスが周期的に供給、排気される。
挿入用断熱容器19の底部では、取付け支持台8との接合面を例えば銀ロー等で気密一体化されており、取付け支持台8と、熱伝導率が大きな銅やアルミニウム製の熱伝導体22の接合面はボルト締結(図示せず)や溶接で熱的に一体化されており、熱伝導体22と断熱膨張冷凍部10の冷却ステージ23とは、柔軟性のあり熱伝導率が大きな素材、例えば銅製の銅網24を半田付け等で熱的に一体化されている。挿入用断熱容器19内は、例えば真空配管25、真空弁26を通じて外部の真空ポンプ27で真空排気される。
保冷用断熱容器28は、外筒容器29と内筒容器30で構成され、上部は内筒容器30のフランジ部31と外筒容器29の端部が溶接等で気密一体化されている。
挿入用断熱容器19は、保冷用断熱容器28の内筒容器30内に挿入された後、内筒容器30端部に装着した締付けナット32内の雌ねじと勘合する内筒容器30端部の雄ねじ部33の締め付け回転で径方向に変形するゴム製の締め付けリング34で支持固定される。
保冷用断熱容器28内は、例えば真空配管35、真空弁36を通じて外部の真空ポンプ37で真空排気される。常温圧縮機部21は、支持体38を介して架台39で固定支持され、空冷ファン40および蓄電器41は直接に架台39に固定支持されている。常温圧縮機部21での発熱は、空冷ファ40により室温の空気で冷却される。常温圧縮機部21および空冷ファン40は、電源ケーブル42から給電される例えば直流流電源で運転される。
冷凍機9のスターリング式冷凍機の断熱膨張冷凍部10の冷却ステージ23での寒冷発生過程を説明する。図1の蓄冷器14の位置は、膨張寒冷発生空間43で作動ガスが膨張した状態を示している。次に、縮んだ状態のコイルばね15が復元力で伸びて蓄冷器が紙面下方向に移動し、膨張寒冷発生空間43の例えば圧力1MPaの作動ガスは、低温ガス連通孔16から蓄冷器14内の積層された銅網の蓄冷材13と熱交換しながらほぼ常温に加温されて常温ガス連通孔17から蓄冷器14外に排出され、断熱膨張冷凍部作動ガスの給排気孔11、導管12を通じて吸引工程の常温圧縮機部21に吸引される。
次に、常温圧縮機部21が圧縮工程に進むと加圧圧縮され、空冷ファン40で除熱された圧力2MPaの高圧作動ガスが、導管12、給排気孔11を通じて常温ガス連通孔17から蓄冷器14内に供給され、蓄冷材13と熱交換しながら冷却されて低温ガス連通孔16から狭くなった張寒冷発生空間43に流入するとともに、伸びきった状態のコイルばね15が復元力で縮み始め、蓄冷器14内の高圧の作動ガスが膨張寒冷発生空間43に流入しながら、コイルばね15が縮きった、すなわち張寒冷発生空間43が最大の状態になった状態で、常温圧縮機部21が低圧状態の吸引工程になり、高圧の作動ガスした充満した空間が高圧から低圧に断熱膨張する。この状態で説明のはじめの状態に戻る。この工程を連続的に繰り返し、冷却ステージ23が徐々に冷却され、冷凍機9の定常状態において収納容器5は例えば液体窒素温度に冷却される。
また、保冷用断熱容器の内筒容器30と挿入用断熱容器19との隙間は、発泡ポリスチレン等の断熱用の円筒体44を配置し、前記隙間に存在する空気等の対流やガスの熱伝導で、大気側から熱侵入が増加することを防止している。
本実施例での凍結細胞の輸送の手順は、予め簡易冷凍機一体型保冷容器の冷凍機9を運転して、空の収納容器5の温度を凍結細胞の質を担保できる所定の温度まで冷却する。次に、別途液体窒素中に保存しておいた凍結細胞液2を有するカプセル4の液体窒素中からの取り出し準備を終了し、冷凍機9を運転したままの状態で挿入用断熱容器19を大気中に取り出して直ぐにカプセル4を収納容器5に挿入し、その後直ぐに、挿入用断熱容器19を内筒容器30内に挿入し、締め付けナット32で締め付け、拘束リング34で挿入用断熱容器19で気密固定し、内筒容器30の大気側フランジ20に、ボルト(図示せず)等で、機械的に支持固定する。
輸送中は、蓄電器41の電源で冷凍機21、ファン40を運転し、収納容器5の温度を所定の温度に冷却維持する。保冷用断熱容器28は、真空断熱されているので収納容器5への大気側からの輻射熱による熱侵入は微量であり、また、内筒容器30の大気側からの伝導伝熱による熱侵入量も内筒容器30の深さを深くすること、内筒容器30の円筒肉厚を0.5mm程度に薄くすることにより低く抑えることができ、冷凍機の少ない消費電力での運転で、所定の温度に収納容器5を冷却できる。
また、輸送作業を行う際は、真空ポンプ27、37から真空弁26、36を閉じて簡易冷凍機一体型保冷容器1を分離する、輸送目的場所に輸送した後は、冷凍機21、ファン40を運転したままで、挿入用断熱容器19を、保冷用断熱容器28の内筒容器30から抜出し、カプセル4を収納容器5から取り出し、目的地の液体窒素槽の液体窒素中に素早く移し、輸送を終了する。
また、大気に開放される内筒容器30に挿入用断熱容器19が挿入されるように、内筒容器30を下側から移動させ、締め付けナット32を巻き締めて締め付けリング34で内筒容器30内を大気と密閉状態にした後、冷凍機の運転停止等のトラブルで内筒容器30内の残留ガスが熱膨張して圧力が上昇するリスクを避けるため、内筒容器30と大気とを導通する圧力放出孔45を設け、配管46と自動圧力調整弁47を設置し、所定の圧力に上昇した場合、自動圧力調整弁47が開放されガスが大気側に放出されて、内筒容器30内の圧力を低減する。
本実施例の簡易冷凍機一体型保冷容器1では、凍結細胞が保存されたカプセル4を冷凍機9で冷却輸送する際に、冷凍機9で凍結細胞の質を担保できる所定の温度以下にカプセル4の収納容器5を大気に露出しつつ、周りにカプセル4の収納、取出し作業に障害となる障害物がない状態で冷却できるので、カプセル4を常時冷却保管している液体窒素槽や低温冷凍庫から大気内に取出し、輸送のために収納容器5に短時間で収納し、短時間で取出せるので、収納容器5が大気中に曝されている際も、温度上昇を防止でき、収納容器内のカプセル4の温度を、所定の温度以下に冷却することができ、凍結細胞の質を担保できる簡易冷凍機一体型保冷容器1を提供できる効果がある。
また、挿入用断熱容器19は保冷用断熱容器28より小さくでき、保冷用断熱容器28も単純な真空容器構造であるので、真空容器の製造コストが低減でき、低コストの簡易冷凍機一体型保冷容器1を提供できる効果がある。
また、保冷用断熱容器28は、市販されている金属製魔法瓶を流用でき、これにより保冷用断熱容器28の製造コストが大幅に低減でき、低コストの簡易冷凍機一体型保冷容器1を提供できる効果がある。また、保冷用断熱容器28として、真空断熱の代わりに発泡スチロール等の断熱材で保冷用断熱容器28の外観、内観の形状を同一に作成し、フランジ部31、締付けナット32を例えばプラスチックで製作し、前記発泡スチロールと接着接合した断熱容器を構成すれば、低コストで、かつ軽量な簡易冷凍機一体型保冷容器1を提供できる効果がある。
[実施例2]
次に、本発明の第2実施例について図2を用いて説明する。図2は本発明の簡易冷凍機一体型保冷容器の構成図である。
この第2実施例の簡易冷凍機一体型保冷容器1では、熱伝導体22を無くし、冷凍機9の断熱膨張冷凍部10の冷却ステージ23と取付け支持台8を、銅網24を解して半田付け等で熱的に一体化され、断熱膨張冷凍部10の常温部を含めて挿入用断熱容器内底部に配置し、作動ガスが流動する配管12と断熱膨張冷凍部10の給排気孔11は断熱空間50に配置された導管48で導通している。
なお、断熱膨張冷凍部10は熱伝導率の小さな例えばプラスチック製のスペーサ49で、挿入用断熱容器19内面から径方向を支持されている。
また、挿入用断熱容器19の断熱空間50において、断熱膨張冷凍部10の周りに積層断熱材51を巻き付け、低温部への輻射熱の侵入を防止している。
本構成によれば、断熱膨張冷凍部10を挿入用断熱容器19の断熱空間50内奥に配置するので、冷却ステージ23を取付け支持台8の直近まで近づけられ、取付け支持台8を冷凍機の冷却ステージ部23に短尺の銅網24を介して熱的に一体化できるので、熱伝導体による熱抵抗を更に小さくでき、収納容器5の温度が更に小さくなり、凍結細胞の質を担保できる性能をさらに向上できる簡易冷凍機一体型保冷容器を提供することが可能となる。
また、断熱空間50の紙面上部は常温の配管48が収納されるので、断熱の必要が無く、真空断熱の代わりに残留ガスの対流による冷却ステージ23への熱侵入を防ぐための発泡スチロール等の断熱材を断熱空間50の紙面上部に充填することにより、真空排気なしで断熱できるので、真空ポンプを準備する必要が無く、低コストの簡易冷凍機一体型保冷容器1を提供できる効果がある。
[実施例3]
次に、本発明の第3実施例について図3を用いて説明する。図3は本発明の簡易冷凍機一体型保冷容器の構成図である。この第3実施例の簡易冷凍機一体型保冷容器1は、挿入用断熱容器19を紙面下側に上向きで固定し、カプセルの出し入れ際に、保冷用断熱容器28を鞘のように挿入用断熱容器19に上部から装脱着できる構造である。
本構成では、保冷用断熱容器28を挿入用断熱容器19に鞘のように上部から装脱着でき、かつ、取り外した保冷用断熱容器28の底部は下向きで常温であるため、取り外した保冷用断熱容器28をそのままの姿勢で例えば床や机の上にフランジを下にして置け、さらには、ゴムやジェル状のマットの上に置けば、フランジ面で気密性が保持でき、保冷用断熱容器28の内部の低温部への霜付きを最小限に抑えることができる。
したがって、本実施例によれば、収納容器5へのカプセル4の挿入や、取り出しの際に両手がフリーとなり、更に素早く短時間にカプセル4の出し入れが可能となる。また、収納容器5を覆うように、大気の対流防止用の例えば海綿状のポリイミド製や発泡スチロール製の対流防止カバー52をカプセル4収納後に素早く被せることで、大気に露出された収納容器5の温度が上昇することを防止し、その後、素早く保冷用断熱容器28を上部から装着できるので、空気の混入を最小限にでき、大量の氷が着氷することを防止できる。
なお、ポリイミド製の対流防止カバーは52海綿状であるため、本体の体積の約97%が空気であり、熱容量が小さく、収納容器5の数℃の上昇分の熱容量で同温度に冷却できかつ、その温度上昇分は冷凍機9の寒冷で短時間に冷却できるので、カプセル4の温度は上昇しない。
したがって、本実施例では、収納容器5が架台39で間接的に支持されているので手で保持する必要が無く、カプセル4の装脱着両手で更に短時間に実施することが可能となり、収納中のカプセル4の温度上昇を最小限に抑えることができる効果がある。
[実施例4]
次に、本発明の第4実施例について図4を用いて説明する。図4は本発明の簡易冷凍機一体型保冷容器の構成図である。この第4実施例の簡易冷凍機一体型保冷容器1は、空冷ファン40の排気口53を架台39壁に設け、プラスチック製や発泡スチロール製の壁54で保冷用断熱容器28等を覆い、常温圧縮機部21を冷却し温度が大気温度を超えて上昇した空気を、図中矢印に示すように排気口53から、空間55に導き、下部の排気口56から簡易冷凍機一体型保冷容器1外に排出される構造である。
本構成では、保冷用断熱容器2や挿入用断熱容器19の断熱性能が経年劣化してそれぞれの容器面が劣化前の温度より冷えた場合においても、大気温度より高い空気を空間55内に送風できるので、本実施例では、保冷用断熱容器2や挿入用断熱容器19が大気と接する面に大気中の水分が結露することを防止し、架台39の底部が水分で濡れることを防止できる効果がある。
以上の実施例では、取付け支持台8に熱的に一体化する被冷却体が、収納容器5およびそれに内蔵される冷凍細胞を内蔵したカプセルである場合について説明したが、被冷却体が超電導バルク体、凍結治療用の低温物体等であっても、所定の温度に保持する冷却保持効果として、同様な効果が生じる。
また、以上の実施例では、冷凍機として蓄冷器が運転中に移動するスターリング式冷凍機を適用した場合について説明したが、他方式の冷凍機であるギフォード・マクマホン型冷凍機、ソルベイ式冷凍機、パルス管式冷凍機を適用しても、同様な効果が生じる。
以上、本発明になる簡易冷凍機一体型保冷容器によれば、冷凍機を使用して細胞の質を担保できる冷凍温度以下で凍結細胞を冷却輸送でき、かつ操作性に優れ、製造コストが安価な、簡易冷凍機一体型保冷容器を提供することができる効果がある。
1…簡易冷凍機一体型保冷容器、2…細胞保存液、4…カプセル、5…収納容器、8…取付け支持台、9…冷凍機、10…断熱膨張冷凍部、12…導管、13…蓄冷材、14…蓄冷器、19…挿入断熱容器、21…常温圧縮機部、22…熱伝導体、23…冷却ステージ、24…銅網、28…保冷用断熱容器、29…外筒容器、30…内筒容器、32…締付けナット、34…締付けリング、40…空冷ファン、41…蓄電器、43…膨張寒冷発生空間

Claims (4)

  1. 被冷却体を冷凍機の寒冷で冷却する冷凍機一体型保冷容器において、
    前記冷凍機の冷却部と、前記冷却部と熱的に一体化された冷却ステージを有し、
    前記冷凍機の冷却部と、前記冷却ステージの一部を、断熱空間に包含する第一断熱容器と、
    前記第一断熱容器の一部と、前記冷却ステージの一部と、前記冷却ステージの一部に熱的に接続された前記被冷却体を包含する被冷却体保持空間を、内側に有する第二断熱容器を有し、
    前記第二断熱容器の内側に前記第一断熱容器を大気中で装着、脱離可能な構造である
    ことを特徴とする冷凍機一体型保冷容器。
  2. 前記断熱空間の冷却ステージ側に前記冷凍機の冷却部を配置し、
    前記冷凍機への作動流体の配管を前記断熱空間内に配置した構造である
    ことを特徴とする請求項1記載の冷凍機一体型保冷容器。
  3. 前記冷却ステージに熱的に接続された被冷却体を支持する前記第一断熱容器を、支持台に固定保持し、
    前記第二断熱容器を前記第一断熱容器に装着、脱離可能な構造である
    ことを特徴とする請求項1および請求項2記載の冷凍機一体型保冷容器。
  4. 前記第一断熱容器および前記第二断熱容器の大気に接し、かつ大気温度より温度が低い部位に、
    前記冷凍機の排熱で加温された空気が接するように流動される流路を設けた
    ことを特徴とする請求項1、請求項2および請求項3記載の冷凍機一体型保冷容器。
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