JP2015200814A - 画像形成装置及び定着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者が難なく定着装置内部の記録材詰まりの処理等を行うことができる、使用者が定着装置内部の記録材詰まりの処理等を行った際に水滴による問題を発生させない、両面画像形成モードの際における2面目の搬送性を安定させる、画像形成装置の提供。【解決手段】ニップ部Nで記録材Sを搬送しながら加熱して未定着像を定着する定着部34と、定着部を収容している枠体31と、枠体のニップ部Nよりも記録材搬送方向下流側において開閉動可能な開閉部材45と、を有する定着装置18を備えた画像形成装置であり、開閉部材45に設けられ、枠体の内部においてニップ部よりも記録材搬送方向下流側の空間領域Bと枠体の外部とを通気するダクト48と、枠体に設けられ、空間領域Bと枠体31の外部とを通気する開口部51と、開口部51と空間領域Bとダクト48とで構成される風路にエアフローAを生じさせる少なくとも1つの送風手段60、62とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、熱定着方式の定着装置を備えた画像形成装置、及び画像形成装置に搭載される定着装置に関するものである。
電子写真方式等の複写機、プリンタ(例えば、LEDプリンタ、レーザービームプリンタ等)、ファクシミリ装置、ワードプロセッサー等の画像形成装置においては、転写方式或いは直接方式で記録材上に未定着トナー像を形成する。そして、その記録材上のトナー像を一般的には熱定着方式の定着装置によって固着像として定着している。
このような熱定着方式の定着装置は、一般的には、加熱手段としてヒータ等を内蔵した熱ローラと、この熱ローラに圧接する加圧ローラとを有する。そして、両ローラの圧接部である定着ニップ部でトナー像を担持した記録材を挟持搬送しながら加熱・加圧することでトナー像を記録材に定着する構成が広く利用されている。定着装置を出た記録材は片面画像形成モードであれば排出部へ排出される。両面画像形成モード(自動両面モード)であれば両面搬送部へと搬送される。
定着装置では、熱ローラ等の加熱定着部材が高温、高圧で記録材に作用してトナー像を定着させるため、機内温度が低い状態から起動すると、記録材の内部に含まれている水分により発生する水蒸気によって装置内部に結露を生じるという問題がある。
この問題の対策として、特許文献1〜3には、定着装置上部に吸湿部材を配置したり、また記録材の搬送方向下流側に水滴保持部材や吸湿材を設けることが示されている。また、定着装置内部と連通する風路を設けることで内部の結露によって生じた水滴をダクトを通じて機外へ排出し、金属板に水蒸気が付着して水滴が付着するのを防止するようにした装置も示されている。
また、定着装置周りの記録材詰まりの処理(ジャム処理)等を行う方法として、次のような構成が用いられている。即ち、定着装置近傍の画像形成装置本体の開閉ドアを開けた後、露出した定着装置に設けられている開閉部を開けることで定着装置内部に使用者がアクセスすることが可能となり、定着装置内部におけるジャムの処理を可能とする構成である。
実開平3−2367号公報 特開平1−251072号公報 特開平3−100688号公報
しかしながら、記録材を挟持搬送してトナー像を加熱定着するニップ部を形成する熱ローラ及び加圧ローラは記録材のトナー像を定着する際非常に高温になるため、記録材を導入し始めると定着装置全体が激しく昇温し始める。
このような状態の中、使用者が定着装置内部のジャム処理等を行うために、画像形成装置本体の開閉ドアを開ける。そして、露出した定着装置に設けられている開閉部を開けることで定着装置内部にアクセスしようとすると、定着装置の開閉部自体が非常に高温となっているため使用者は熱くて開閉部に触ることができずにジャム処理が困難となってしまうことがある。
また、結露対策として水蒸気を機外へ排出するためのダクトや定着装置の上部や記録材の搬送方向下流側に吸湿部材を設ける従来の装置では、水蒸気量が多い場合には定着装置の開閉部に付着した水滴を十分に取り除くことができないことがある。このような状態の中、使用者が定着装置内部のジャム処理等を行うために定着装置に設けられている開閉部を開けると、開閉部に付着していた水滴が開閉部の動きによって定着装置内部及び近傍の電装部に飛び散ることがある。そのために、電装部の故障を引き起こす事態も想定される。
また、定着装置の外側面が両面画像形成モードの時に使用される両面搬送部の搬送面の一部として構成されていた場合、記録材を導入し始めて定着装置全体が激しく昇温し始めると両面搬送面の一部を構成している定着装置外側面も非常に高温になる。このような状態の中、記録材が両面搬送部を通過すると記録材は搬送面の熱によって幅方向に不均一な温度分布となり、幅方向両端部よりカールが発生し両面搬送時にジャムが生じやすくなってしまう。また、その不均一な温度分布により生じる記録材のストレスでシワが発生しやすく、2面目の画像転写不良や定着不良と言った問題を生じてしまう。
本発明は上記のような問題を解決したものである。即ち、使用者が難なく定着装置内部の記録材詰まりの処理等を行うことができる画像形成装置及び定着装置を提供することを目的とする。
また、使用者が定着装置内部の記録材詰まりの処理等を行った際に水滴による問題を発生させない画像形成装置及び定着装置を提供することを目的とする。
また、両面画像形成モードの際における2面目の搬送性を安定させる画像形成装置及び定着装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、
ニップ部で未定着像が形成された記録材を搬送しながら加熱して前記未定着像を記録材に定着する定着部と、前記定着部を収容している枠体と、前記枠体のニップ部よりも記録材搬送方向下流側において前記枠体に対して開閉動可能な開閉部材と、を有する定着装置を備えた画像形成装置であって、
前記開閉部材に設けられ、前記枠体の内部において前記ニップ部よりも記録材搬送方向下流側の空間領域と前記枠体の外部とを通気するダクトと、
前記枠体に設けられ、前記空間領域と前記枠体の外部とを通気する開口部と、
前記開口部と前記空間領域と前記ダクトとで構成される風路にエアフローを生じさせる少なくとも1つの送風手段と、
を有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明に係る定着装置の代表的な構成は、
記録材に画像を形成する画像形成装置に搭載される定着装置であって、
ニップ部で未定着像が形成された記録材を搬送しながら加熱して前記未定着像を記録材に定着する定着部と、
前記定着部を収容している枠体と、
前記枠体のニップ部よりも記録材搬送方向下流側において前記枠体に対して開閉動可能な開閉部材と、
前記開閉部材に設けられ、前記枠体の内部において前記ニップ部よりも記録材搬送方向下流側の空間領域と前記枠体の外部とを通気するダクトと、
前記枠体に設けられ、前記空間領域と前記枠体の外部とを通気する開口部と、
を有することを特徴とする。
本発明の画像形成装置または定着装置によれば、使用者が難なく定着装置内部の記録材詰まりの処理等を行うことができる。また、使用者が定着装置内部の記録材詰まりの処理等を行った際に水滴による問題を発生させない。また、両面画像形成モードの際における2面目の搬送性を安定させる。
実施例1の画像形成装置における定着装置周りのエアフローを示した図 実施例1の画像形成装置の内部構成を示した縦断正面模式図 開閉ドアが開かれている状態の画像形成装置本体の斜視図 定着装置の正面側と右側面側を見た外観斜視図 定着装置の正面側と左側面側を見た外観斜視図 定着装置の横断正面面模式図 開閉部材を開いた状態の定着装置の外観斜視図 開閉部材を開いた状態の定着装置の横断正面模式図 開閉部材の内側を見た外観斜視図 デカールローラの斜視図 (a)は実施例2の定着装置の要部を示した外観斜視図、(b)は(a)の円内部分の拡大図 実施例2の定着装置において記録材が導入されているときの装置内エアフローを示した図 実施例2の定着装置において記録材が導入されていないときの装置内エアフローを示した図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
<実施例1>
[画像形成装置の全体構成]
図2は本実施例における画像形成装置1の内部構成を示した縦断正面模式図である。この装置1は両面画像形成機能を有した電子写真方式のカラーレーザビームプリンタである。図1は図2の装置1の要部の部分的な拡大図である。ここで、この装置1または装置1の構成部材・機器について、正面側とは図2において手前側の面、背面側とはそれとは反対側の面、左右の面とは正面から見て左側または右側の面である。上下とは重力方向において上または下である。
搬送される記録材(シート)Sに未定着のトナー像(未定着像)を形成する画像形成部2は、イエロー(Y)色、マゼンタ(M)色、シアン(C)色、ブラック(Bk)色のトナー像をそれぞれ形成する4つの画像形成ユニット3(Y、M、C、Bk)を有する。各ユニット3はいずれも感光ドラム4とそれに作用する帯電器・現像器・クリーニング器・一次転写ローラ等のプロセス機器を有する電子写真機構である。また、画像形成部2は、レーザースキャナユニット5、転写ベルト6を有する中間転写ユニット7、転写ベルト6と二次転写部(ニップ部)8を形成する二次転写ローラ9等を有する。
画像形成部2が画像形成動作して矢印の反時計方向に循環移動している転写ベルト6に対してY色、M色、C色、Bk色のトナー像が重畳されて一次転写される。これにより、転写ベルト6に4色フルカラーの未定着トナー像が形成される。そして、そのトナー像が二次転写部8において当該転写部に給送された記録材Sに対して二次転写される。画像形成部2の画像形成原理・動作は周知であるので詳細な説明は割愛する。
カセット10に収納されている記録材Sは給送ローラ11によって1枚分離給送され、レジストローラ対13を含む垂直搬送路12により下から上に搬送されて二次転写部8に送られる。或いは手差しトレイ14に載置された記録材が給送ローラ15によって1枚分離給送され搬送ローラ対16によって同じく垂直搬送路12に導入されて二次転写部8に送られる。
トレイ14は画像形成装置本体1Aの右側面に配設されている開閉動可能な開閉ドア17に対して組み込まれている。トレイ14は不使用時には開閉ドア17に対して実線示のように閉じ込まれており、使用時には2点鎖線示のように開かれて記録材が載置される。
記録材Sは二次転写部8を下から上に挟持搬送されて転写ベルト6側からトナー像の二次転写を受ける。二次転写部8を出た記録材Sは定着装置18に対して下から上に進入して、未定着トナー像が加熱と加圧により固着像として定着される。
片面画像形成(片面印字)モードである場合には、定着装置18から上方に送り出された片面画像形成済みの記録材は、第1姿勢(図1、図2の実線示の姿勢)に保持されているフラグ(振り分け案内部材)19の下側を通り排出ローラ対20の側に案内される。そして、ローラ対20により装置本体1Aの上面側の積載トレイ21上に排出される。
両面画像形成(両面印字)モードである場合には、フラグ19が第2姿勢(図1の破線示の姿勢)に切り替えられて保持される。そして、定着装置18から上方に送り出された1面目に対する画像形成済みの記録材Sはフラグ19の上側を通ってスイッチバックローラ対22側に案内され、正転駆動されているローラ対22によりスイッチバックトレイ23に搬送されていく。
その記録材Sの後端部がフラグ19を通過したが、ローラ対22のニップ部は抜けていない所定の位置に来た所定のタイミングでローラ対22が逆転駆動に制御される。また、フラグ19が第2姿勢から第1姿勢に戻される。これにより、トレイ23に搬送された記録材(1面目定着済みの記録材)Sがスイッチバック搬送されて第1姿勢のフラグ19の上側を通って両面搬送路(両面搬送経路)24へ進入する。
両面搬送路24はローラ対22から図1、図2において定着装置18の右側を通って下方に向かい、搬送ローラ対16に至っている。両面搬送路24に進入した記録材Sは途中で搬送ローラ対25により中継ぎされて下方に搬送され、搬送ローラ対16を経由して垂直搬送路12のレジストローラ対13に表裏反転された状態となって再送される。
以後は、片面画像形成モードの場合と同様に、この記録材Sはローラ対13により二次転写部8に送られて2面目に対するトナー像の二次転写を受ける。そして、定着装置18、第1姿勢のフラグ19、排出ローラ対20の経路を搬送されて1面目と2面目の両面に画像形成済みの記録材がトレイ21に排出される。
図3は手差しトレイ14を含む開閉ドア17が開かれている状態の装置本体1Aを右側面側と背面側から見た斜視図である。ドア17は装置本体1Aの右側面に対して装置背面側に配設された縦方向ヒンジ軸部26を中心に開閉動可能である。使用者によりドア17が開かれることで、装置本体1Aの右側面が大きく開放される。27がその開放開口部である。
ドア17の内面側には、両面搬送路24のフラグ19から搬送ローラ対16に至る部分を構成しているガイド部や搬送ローラ対24における左右両側の構成部材のうち、右側の構成部材が配設されている。
従って、ドア17が開かれることで、両面搬送路24を構成している左右両側の構成部材のうち、装置本体1A側である左側の構成部材からドア17側である右側の構成部材が離れる。これにより、両面搬送路24のフラグ19から搬送ローラ対16に至る部分が開放された状態になる。そのため、使用者は両面搬送路24にジャムした記録材の除去処理ができる。また、装置本体1A側の定着装置18の右側部分が開口部27に露呈する。これにより、使用者は定着装置18にアクセスでき、後述する定着装置18の開閉部材45を開き操作して定着装置18内にジャムした記録材の除去処理ができる。
なお、記録材搬送路における記録材Sのジャム検知は、記録材搬送路の要所々々に配設されている記録材センサ(不図示)とそのセンサからの記録材検知信号の入力状況からジャムの発生の有無を判断する制御部とによりなされる。
定着装置18は装置本体1A側の装着部28に対して所定の要領にて着脱交換可能な定着ユニットとして構成されている。従って、使用者は、ドア17を開くことで、装着部28に対する定着装置18の着脱操作をすることができる。なお、図3は装着部28に対して定着装置17が装着されていない状態を示している。
[定着装置]
図4は画像形成装置1に搭載されている定着装置18の正面側と右側面側を見た外観斜視図、図5は定着装置18の正面側と左側面側を見た外観斜視図、図6は定着装置18の横断正面模式図である。
定着装置18は記録材搬送路面内において記録材Sの搬送方向X(図10)に直交する方向に平行な方向を長手方向とする前後方向に長い装置である。定着装置14は、大別して、記録材搬送方向の上流側から下流側に順に、入口案内部材33、定着部34、左右対向の搬送ガイド面35・36、デカールローラ対(カール矯正ローラ対)37、これ等を収容している枠体(筐体)31、等を有している。
枠体31の下面には前後方向に長いスリット状の記録材入口部32が配設されている。入口案内部材33はこの入口部32を下から上に進入した記録材Sを定着部34のニップ部Nに案内する部材である。
定着部34は、未定着トナー像が形成された記録材Sをニップ部Nで挟持搬送しながら加熱・加圧して未定着画像を記録材に定着する定着機構部である。本実施例において、定着部31は、第1の定着部材としての定着フィルムユニット(ベルトユニット)39と第2の定着部材としての耐熱性で弾性を有する加圧ローラ40とを用いたフィルム(ベルト)加熱方式−加圧部材駆動方式の機構部である。このタイプの定着機構部は特開平4−44075号公報等で知られているからその説明は簡単に止める。
ユニット39と加圧ローラ40はそれぞれ前後方向に長い部材であり、枠体31内において左右側に平行に配設されている。ユニット39は、加熱手段(加熱源)としての前後方向に細長いセラミックヒーター41と、このヒーター40を固定して保持しているホルダ42と、このホルダ42にルーズに外嵌された可撓性を有する円筒状の定着フィルム(ベルト)43と、を有している。
ヒーター41は右向きにされており、このヒーター41と加圧ローラ40とをフィルム43を挟んで所定の押圧力で圧接させてある。これにより、フィルム43と加圧ローラ40との間に記録材搬送方向において所定幅の定着ニップ部Nが形成されている。
加圧ローラ40が図1において矢印R40の時計方向に所定の周速度で回転駆動される。これに伴いフィルム43はホルダ42の外回りをフィルム内周面がヒーター41の表面を摺動しながら矢印R43の反時計方向に従動して回転する。また、ヒーター41が通電により発熱して所定の温度に立ち上げられて温調される。この状態において、定着部34のニップ部Nに導入された、未定着トナー像が形成された記録材Sが挟持搬送されつつ加熱・加圧されて未定着画像が記録材に定着される。
ニップ部Nにおいてユニット39のフィルム43が記録材Sの未定着トナー像担持面に接触し、加圧ローラ40が記録材Sのその面とは反対側の面に接触する。ニップ部Nを下から上に挟持搬送された記録材Sは裏面側が搬送ガイド面36あるいは35にガイドされてデカールローラ対37に至る。
枠体31の上面には前後方向に長いスリット状の記録材出口部38が設けられており、この出口部38にローラ対37が配設されている。出口部38はローラ対37によってほぼ塞がれている。ローラ対37は記録材Sの排出搬送方向に所定の周速度で回転駆動され、記録材Sがこのローラ対36によりカールの矯正(低減)を受けつつ定着装置18から上方に排出搬送される。
図10にデカールローラ対37の斜視図を示す。ローラ対37は装置に使用可能な最大幅サイズの記録材Sの幅WSよりも長さ(幅)W36大きい通しローラである。定着装置18の枠体31の内部において、定着部34のニップNの記録材搬送方向下流側の空間領域Bは定着部34側と出口部38側が共に定着部34のニップ部Nとローラ対37のニップ部によって塞がれているため、ほぼ密閉された空間領域となっている。
枠体31の右側面部の外面側は両面搬送路部24を構成する左側ガイド面44にされている。また、枠体31の右側面部のほぼ上側半部と上面部は枠体31に対して横軸46を中心に開閉動可能な開閉部材45にされている。そして、この開閉部材45に、定着部34のニップ部Nよりも記録材搬送方向下流側の定着装置構成部材・部分である、右側ガイド面36、デカールローラ対37、記録材出口部38が配設されている。図9は開閉部材45の内側を見た外観斜視図である。また、開閉部材45の右側面部の外面側は両面搬送路部24を構成する左側搬送ガイド面47にされている。
なお、本実施例において、搬送ガイド面35、36、44、47は何れも記録材搬送方向に伸びていると共に、記録材搬送方向に所定の間隔をあけて配列した複数個のリブ群により構成されている。
図1乃至6は開閉部材45が枠体31に対して閉じられている状態を示している。この閉じ状態において、デカールローラ対37と記録材出口部38が枠体31の上面側に所定に位置している。また、右側搬送ガイド面36は左側搬送ガイド面35に対して所定に対向して位置している。
図7と図8は開閉部材45が横軸46を中心に枠体31から右外側に開かれた状態を示している。開閉部材45が開かれることで、定着装置18内の空間領域Bが大きく開放された状態になる。画像形成装置1の稼動中に定着装置18内で記録材Sのジャムが発生した場合には開閉ドア17を開いて装着部28に装着されている定着装置18の右側を露呈させる。そして、定着装置18の開閉部材45を枠体31の右側面部から右外側に開くことで、定着装置18内の空間領域Bが大きく開放されて定着装置内にジャムした記録材の除去処理が可能となる。
次に、定着装置内部の結露対策について説明する。定着装置18の開閉部材45の内部には、枠体内部の空間領域Bと枠体外部とを通気するダクト48を有している。本実施例においては、開閉部材45の内側面の搬送ガイド面36と右側面部の外面側の両面搬送ガイド面47の間となる開閉部材内部に空間領域Bと枠体外部とを連通するダクト48を有している。ダクト48の空間領域Bに面する開口部49は搬送ガイド面36を構成しているリブ群に位置している。ダクト48の枠体外部に面する開口部50は開閉部材45の上面部に位置している。
さらに、図5に示すように、枠体31の左側面部の手前側と奥側の部分には、空間領域Bと連通する吸気用のルーバー51が設けられている。装置本体1Aの定着装置18を装着する装着部28には、装着部28に定着装置が所定に装着された状態において、枠体31の左側面部の手前側と奥側の上記のルーバー51にそれぞれ対応する位置に図3のようにファン(送風手段)60が配置されている。ファン60は、図1に示すように、ルーバー51を介して、枠体内部の空間領域Bに空気を送り込む。
ファン60により枠体31内に送り込まれた空気は、空間領域Bの昇温された内気と共に、開閉部材45のダクト48内を開口部49側から開口部50側に流れて枠体31の外に出る。そして、装置本体1Aに閉じ込まれている開閉ドア17に設けられているダクト61(図3)を介して装置本体1Aの側に配置されたファン(送風手段)62から機外に排出される。Aは定着装置周りにおけるエアフローである。
尚、本実施例では定着装置18に対して吸気側と排気側の両方にファン60と62を設けているが、吸気側と排気側のどちらか一方にファンが設けられていれば通気力は異なるものの上記エアフローAは実現できる。
上記の風路を具備させることで、開閉部材45はダクト48を通じてファンによるエアフローAの空気を確実に浴び続けていることから、記録材Sが導入され始めて定着装置18が激しく昇温し始めても開閉部材45自体は大きく昇温することはない。そして、それに伴い開閉部材45の外側面の両面搬送ガイド面47も大きく昇温することはなくなる。
また、記録材Sの内部に含まれている水分が非常に多い時に水蒸気量が多くなることから結露により発生した水滴を十分に取り除いた状態にできないような状況においても対応できる。即ち、開閉部材45自体に付着した水滴に関してはファンによるエアフローAにより確実に浴びせ続けられた空気によって十分に取り除かれている。
上記本実施例のエアフロー構成による効果によって、使用者は定着装置におけるジャム処理が容易となる。即ち、そのジャム処理のために、使用者が装置本体1Aの開閉ドア17を開け、露出した定着装置18の開閉部材45を開けることで定着装置内部にアクセスしようとした際、開閉部材45を触ることで熱い思いをすることなく難なく処理することが可能となる。
また、開閉部材45を開けても、開閉部材45自体には水滴は確実に付着していないので開閉部材45の動きによって水滴が定着装置内部及び近傍の電装部に飛び散る心配はない。
さらに、両面画像形成モードの時に、両面搬送路面が非常に高温となることはない。そのため、記録材Sが両面搬送部24を通過しても搬送面の熱によって幅方向に不均一な温度分布になることもなく幅方向両端部のカールによる記録材のジャム及びシワ、2面目の画像転写不良や定着不良と言った問題も生じることはない。
[実施例2]
次に、図11乃至13により本実施例2における定着装置の開閉部、風路の構成及び効果について説明する。上記実施例1と説明の重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
本実施例2では、実施例1の定着装置18の構成に加えて、第二のダクト52を設けている。即ち、枠体31の内部の空間領域Bにおいて装置に使用可能な最大幅サイズの記録材Sの幅WSよりも外端側の領域に、吸気用のルーバー51と開閉部材45の内部のダクト48とを結ぶ第二のダクト52を設けている。
この構成により、記録材Sが枠体内部の空間領域B、即ち、定着部34のニップ部Nからデカールローラ対37の間を搬送中で、ファン60からダクト48までの領域の風路が搬送中の記録材によって大きく塞がれている時であっても次の効果が得られる。即ち、ファン60からルーバー51を介して枠体1内に取り込まれた空気は、図12のように、第二のダクト52を通ることでダクト48まで通気効率を大きく落とすことなくスムーズに通気されることが可能となる。Aはエラーフローを示している。
図13は、記録材Sが枠体内部の空間領域B、即ち、定着ニップ部29からデカールローラ対27の間を搬送されていない時のエラーフローAを示している。この場合は、ファン60によって枠体1内に取り込まれた空気の大半はダクト52を通ることなく、空間領域Bを通ってダクト38に通気されることになる。
上記風路にすることで、記録材が連続的に導入されることによってファン60からダクト48までの空間領域Bを長時間記録材面で大きく塞いでいた場合であっても、開閉部材45はファン60から第二のダクト52を通して空気を確実に浴び続けている。これにより、記録材Sが導入され始めて定着装置18が激しく昇温し始めても、開閉部材45自体は大きく昇温することはなく、そしてそれに伴い開閉部材15の外側面の両面搬送ガイド面47も大きく昇温することはなくなる。かくして、本実施例2の場合も実施例1に記載したと同様の効果が得られる。
[その他の事項]
1)上述した実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
2)画像形成装置1の画像形成部2は像担持体として電子写真感光体4を用いる電子写真方式に限られない。像担持体として静電記録誘電体を用いる静電記録方式や磁気記録磁性体を用いる磁気記録方式、その他の画像形成方式の画像形成部構成であってもよい。
3)定着装置18において、ニップ部Nを有する定着部34を構成する第1の定着部材39は回転するローラであってもよい。第1の定着部材39の加熱手段(加熱機構)はセラミックヒーターに限られない。ハロゲンヒーター、ニクロム線ヒーター、赤外線ランプ、電磁誘導コイルなどにすることもできる。外部加熱方式にすることもできる。
第2の定着部材40は非回転部材にすることもできる。例えば、表面の摩擦係数が小さく第1の定着部材39や記録材Sが滑り移動するパッドや板などの非回転部材にすることもできる。
1・・画像形成装置、18・・定着装置、S・・記録材、31・・枠体、34・・定着部、N・・ニップ部、B・・ニップ部Nよりも記録材搬送方向下流側の空間領域、45・・開閉部材、48・・ダクト、51・・開口部、60・62・・送風手段(ファン)、A・・エアフロー

Claims (7)

  1. ニップ部で未定着像が形成された記録材を搬送しながら加熱して前記未定着像を記録材に定着する定着部と、前記定着部を収容している枠体と、前記枠体のニップ部よりも記録材搬送方向下流側において前記枠体に対して開閉動可能な開閉部材と、を有する定着装置を備えた画像形成装置であって、
    前記開閉部材に設けられ、前記枠体の内部において前記ニップ部よりも記録材搬送方向下流側の空間領域と前記枠体の外部とを通気するダクトと、
    前記枠体に設けられ、前記空間領域と前記枠体の外部とを通気する開口部と、
    前記開口部と前記空間領域と前記ダクトとで構成される風路にエアフローを生じさせる少なくとも1つの送風手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記開閉部材の外面側には記録材の搬送ガイド面が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 搬送ガイド面は、1面目定着済みの記録材の2面目に画像形成すべく搬送するための両面搬送経路の搬送ガイド面であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記開閉部材は前記ニップ部から出た記録材を挟持して前記枠体の外部に送り出すローラ対を有し、前記ローラ対は装置に使用可能な最大幅サイズの記録材の幅よりも長さが長い通しローラ対であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記開閉部材は内面側に前記空間領域を通る記録材の搬送ガイド面が設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記空間領域において装置に使用可能な最大幅サイズの記録材の幅より外端側の領域に前記開口部と前記ダクトとを通気する第二のダクトを有することを特徴とする請求項1ないし5いずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 記録材に画像を形成する画像形成装置に搭載される定着装置であって、
    ニップ部で未定着像が形成された記録材を搬送しながら加熱して前記未定着像を記録材に定着する定着部と、
    前記定着部を収容している枠体と、
    前記枠体のニップ部よりも記録材搬送方向下流側において前記枠体に対して開閉動可能な開閉部材と、
    前記開閉部材に設けられ、前記枠体の内部において前記ニップ部よりも記録材搬送方向下流側の空間領域と前記枠体の外部とを通気するダクトと、
    前記枠体に設けられ、前記空間領域と前記枠体の外部とを通気する開口部と、
    を有することを特徴とする定着装置。
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