JP2016017918A - 距離測定装置、距離測定方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】測定対象物との距離をより短時間に測定する。
【解決手段】実施形態の距離測定装置は、測定対象物へレーザ光を照射し、測定対象物へ照射するレーザ光の参照光と、レーザ光の測定対象物からの反射光とを検出する。また、距離測定装置は、検出された参照光および検出された反射光のそれぞれについて、所定の周波数において互いに位相ずれのある信号を混合して互いに位相ずれのある複数のビート信号を生成し、検出された参照光より生成された複数のビート信号に基づいて検出された参照光におけるビートの位相と、検出された反射光より生成された複数のビート信号に基づいて検出された反射光におけるビートの位相との差分をもとに、測定対象物に対する距離を算出する。
【選択図】図1
【解決手段】実施形態の距離測定装置は、測定対象物へレーザ光を照射し、測定対象物へ照射するレーザ光の参照光と、レーザ光の測定対象物からの反射光とを検出する。また、距離測定装置は、検出された参照光および検出された反射光のそれぞれについて、所定の周波数において互いに位相ずれのある信号を混合して互いに位相ずれのある複数のビート信号を生成し、検出された参照光より生成された複数のビート信号に基づいて検出された参照光におけるビートの位相と、検出された反射光より生成された複数のビート信号に基づいて検出された反射光におけるビートの位相との差分をもとに、測定対象物に対する距離を算出する。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、距離測定装置、距離測定方法およびプログラムに関する。
従来、測定対象物に対する距離を測定する距離測定装置では、測定対象物に照射するレーザ光と、測定対象物から反射されたレーザ光との位相差に基づいて距離を計測する位相比較法を用いるものがある。この位相差比較法においては、数MHzの周波数でパルス発振するレーザ光の周波数をうなり(ビート)によるビート信号に変調してビートダウンさせることで、測定誤差を減少させて高精度に距離を測定するヘテロダイン位相比較法がある。
ヘテロダイン位相比較法では、測定対象物に照射するレーザ光を検知した信号をビートダウンさせたビート信号の振幅がゼロとなるところ(ゼロクロスポイント)と、測定対象物より反射されたレーザ光を検知した信号をビートダウンさせたビート信号のゼロクロスポイントとの位相差に基づいて測距を行う。
上述した従来のヘテロダイン位相比較法によって高精度に距離を測定しようとした場合、測定対象物に照射するレーザ光によるビート信号および測定対象物より反射されたレーザ光によるビート信号のゼロクロスポイントが必要である。このため、従来のヘテロダイン位相比較法では、ダウンビートした周波数の1周期以上の測定時間が必要であり、ダウンビートした周波数の1周期以下の短時間で測定対象物との距離を測定することができなかった。
一つの側面では、測定対象物との距離をより短時間に測定できることにある。
一つの態様では、距離測定装置は、照射部と、第1光検出部と、第2光検出部と、生成部と、距離算出部とを備える。照射部は、測定対象物へレーザ光を照射する。第1光検出部は、測定対象物へ照射するレーザ光の参照光を検出する。第2光検出部は、レーザ光の測定対象物からの反射光を検出する。生成部は、検出された参照光および検出された反射光のそれぞれについて、所定の周波数において互いに位相ずれのある信号を混合して互いに位相ずれのある複数のビート信号を生成する。距離算出部は、検出された参照光より生成された複数のビート信号に基づいて検出された参照光におけるビートの位相と、検出された反射光より生成された複数のビート信号に基づいて検出された反射光におけるビートの位相との差分をもとに、測定対象物に対する距離を算出する。
一つの側面として、測定対象物との距離をより短時間に測定できる。
以下、図面を参照して、実施形態にかかる距離測定装置、距離測定方法およびプログラムを説明する。実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお、以下の実施形態で説明する距離測定装置、距離測定方法およびプログラムは、一例を示すに過ぎず、実施形態を限定するものではない。また、以下の各実施形態は、矛盾しない範囲内で適宜組みあわせてもよい。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態にかかる距離測定装置1の構成を例示するブロック図である。図1に示すように、距離測定装置1は、測定対象物Oに対するレーザの照射光L1と、測定対象物Oからの反射光L2とを検出して、測定対象物Oに対するレーザ光の送受の遅延差(位相差)および光速(3×10^8[m/s])をもとに、距離測定装置1から測定対象物Oまでの距離を測定する。具体的には、距離測定装置1は、送出部10と、照射部20と、第1光検出部30と、第2光検出部40と、ダウンビート生成部50と、距離測定部60とを有する。
図1は、第1の実施形態にかかる距離測定装置1の構成を例示するブロック図である。図1に示すように、距離測定装置1は、測定対象物Oに対するレーザの照射光L1と、測定対象物Oからの反射光L2とを検出して、測定対象物Oに対するレーザ光の送受の遅延差(位相差)および光速(3×10^8[m/s])をもとに、距離測定装置1から測定対象物Oまでの距離を測定する。具体的には、距離測定装置1は、送出部10と、照射部20と、第1光検出部30と、第2光検出部40と、ダウンビート生成部50と、距離測定部60とを有する。
送出部10は、発信部11、LD駆動部12およびLD13を有し(LD:Laser Diode)、所定周波数で明滅(パルス発振)するレーザ光を送出する。発信部11は、例えばセラミック発信子または水晶発信子などであり、所定周波数(本実施形態では10MHz)の信号を発信する。LD駆動部12は、発信部11からの信号をもとにした駆動信号を生成してLD13へ出力する。LD13は、LD駆動部12からの駆動信号をもとに所定数波数でパルス発振するレーザ光を送出する。具体的には、LD13は、発信部11から発信される周波数(10MHz)で明滅するレーザ光を照射光L1として送出する。
照射部20は、送出部10から送出された照射光L1を測定対象物Oへ照射する。具体的には、照射部20は、プリズム21を有し、照射光L1の一部を参照光として第1光検出部30へ出力する。また、プリズム21は、測定対象物Oからの反射光L2を第2光検出部40へ出力する。
第1光検出部30は、PD31(PD:Photodetector)およびAMP32(AMP:Amplifier)を有し、測定対象物Oへ照射する照射光L1の参照光を検出する。具体的には、第1光検出部30は、PD31により検出された参照光の信号をAMP32で増幅した後に出力する。
第2光検出部40は、PD41およびAMP42を有し、測定対象物Oからの反射光L2を検出する。具体的には、第2光検出部40は、PD41により検出された反射光L2の信号をAMP42で増幅した後に出力する。
ダウンビート生成部50は、第1光検出部30で検出された参照光および第2光検出部40で検出された反射光L2のそれぞれについて、所定の周波数において互いに位相ずれのある信号を混合して互いに位相ずれのある2つのビート信号を生成する。具体的には、ダウンビート生成部50は、発信部51と、第1、第2、第3、第4ダウンビート生成部52、54、55、56と、位相変換部53と、物体検出部57とを有する。
発信部51は、例えばセラミック発信子または水晶発信子などであり、所定周波数の信号を出力する。この発信部51が発信する信号の周波数は、送出部10が送出するレーザ光を検出した信号に混合してうなりによるビート信号に変調するための基準周波数である。この基準周波数は、送出部10のパルス発振に近い周波数(本実施形態では10.0001MHz)とする。
第1ダウンビート生成部52は、第1光検出部30で検出されて出力された照射光L1の参照光の信号に、発信部51より出力された信号を混合してビート信号Woc1を生成する。具体的には、第1ダウンビート生成部52は、混合器521と、LPF522(LPF:ローパスフィルタ)と、ADC523(ADC:アナログ−デジタル変換)とを有する。
混合器521は、第1光検出部30で検出された参照光の信号と、発信部51より出力された信号とを混合してLPF522に出力する。LPF522は、参照光の信号(周波数:10MHz)と、発信部51が発信する基準周波数(10.0001MHz)の信号との混合により生じるビート成分を透過し、その他の成分(高調波成分)を除去する。ADC523は、LPF522を透過したアナログ信号をデジタル信号に変換し、ビート信号Woc1として出力する。本実施形態では、10MHzの信号と10.0001MHzの信号の混合であることから、ビート信号Woc1の周波数は100Hzとなる。
位相変換部53は、入力される所定周波数の信号に対し、同じ周波数で位相を変換した信号を出力する位相シフト回路である。位相変換部53は、発信部51より出力される信号(基準周波数:10.0001MHz)の位相を変換し、第2ダウンビート生成部54および第4ダウンビート生成部56へ出力する。本実施形態では、位相変換部53は、発信部51より出力される信号に対し、位相角にして90度分の位相をずらした信号を出力するものとする。
第2ダウンビート生成部54は、第1光検出部30で検出されて出力された照射光L1の参照光の信号に、位相変換部53より出力された信号を混合してビート信号Woc2を生成する。具体的には、第2ダウンビート生成部54は、混合器541と、LPF542と、ADC543とを有する。
混合器541は、第1光検出部30で検出された参照光の信号と、位相変換部53より出力された信号とを混合してLPF542に出力する。LPF542は、参照光の信号(周波数:10MHz)と、位相変換部53が発信する基準周波数(10.0001MHz)の信号との混合により生じるビート成分を透過し、その他の成分(高調波成分)を除去する。ADC543は、LPF542を透過したアナログ信号をデジタル信号に変換し、ビート信号Woc2として出力する。このビート信号Woc2は、ビート信号Woc1に対して同周波数(100Hz)で90度位相がずれた信号となっている。
第3ダウンビート生成部55は、第2光検出部40で検出されて出力された反射光L2の信号に、発信部51より出力された信号を混合してビート信号Wrc1を生成する。具体的には、第3ダウンビート生成部55は、混合器551と、LPF552と、ADC553とを有する。
混合器551は、第2光検出部40で検出された反射光L2の信号と、発信部51より出力された信号とを混合してLPF552に出力する。LPF552は、反射光L2の信号(周波数:10MHz)と、発信部51が発信する基準周波数(10.0001MHz)の信号との混合により生じるビート成分を透過し、その他の成分(高調波成分)を除去する。ADC553は、LPF552を透過したアナログ信号をデジタル信号に変換し、ビート信号Wrc1として出力する。本実施形態では、10MHzの信号と10.0001MHzの信号の混合であることから、ビート信号Wrc1の周波数は100Hzとなる。
第4ダウンビート生成部56は、第2光検出部40で検出されて出力された反射光L2の信号に、位相変換部53より出力された信号を混合してビート信号Wrc2を生成する。具体的には、第4ダウンビート生成部56は、混合器561と、LPF562と、ADC563とを有する。
混合器561は、第2光検出部40で検出された反射光L2の信号と、位相変換部53より出力された信号とを混合してLPF562に出力する。LPF562は、反射光L2の信号(周波数:10MHz)と、位相変換部53が発信する基準周波数(10.0001MHz)の信号との混合により生じるビート成分を透過し、その他の成分(高調波成分)を除去する。ADC563は、LPF562を透過したアナログ信号をデジタル信号に変換し、ビート信号Wrc2として出力する。このビート信号Wrc2は、ビート信号Wrc1に対して同周波数(100Hz)で90度位相がずれた信号となっている。
物体検出部57は、第2光検出部40で検出されて出力された反射光L2の信号に基づいて、測定対象物Oの有無を検出する。具体的には、物体検出部57は、測定対象物Oが有る場合には所定強度の反射光L2が検出されることから、所定の閾値以上の強さの反射光L2の信号が検出された場合に、測定対象物Oが有るものと検出する。また、照射光L1が照射される範囲に測定対象物Oが入ってくる場合には反射光L2に変動が生じることから、物体検出部57は、反射光L2の信号に所定の閾値以上の変動がある場合に、測定対象物Oが有るものと検出してもよい。この物体検出部57における、測定対象物Oの有無についての検出結果は距離測定部60に出力される。具体的には、測定対象物Oが有ることを検出したタイミングで、物体検出部57は、タイミングパルスを距離測定部60に出力する。
距離測定部60は、第1光検出部30で検出された照射光L1の参照光をもとにダウンビート生成部50により生成されたビートの位相と、第2光検出部40で検出された反射光L2をもとにダウンビート生成部50により生成されたビートの位相との位相差および光速(3×10^8[m/s])に基づいて、距離測定装置1から測定対象物Oまでの距離を測定する。具体的には、距離測定部60は、ラッチ部61、63と、角度演算部62、64と、角度差分演算部65と、距離演算部66とを有する。
ラッチ部61は、第1ダウンビート生成部52より出力されるビート信号Woc1と、第2ダウンビート生成部54より出力されるビート信号Woc2とを取り込んで保持する。具体的には、ラッチ部61は、物体検出部57からのタイミングパルスに応じて、ビート信号Woc1およびビート信号Woc2を同時に取り込んで保持する。
角度演算部62は、ラッチ部61に保持されたビート信号Woc1およびビート信号Woc2を参照し、照射光L1の参照光をもとにダウンビート生成部50により生成されたビートの位相を示す角度を算出する。
ラッチ部63は、第3ダウンビート生成部55より出力されるビート信号Wrc1と、第4ダウンビート生成部56より出力されるビート信号Wrc2とを取り込んで保持する。具体的には、ラッチ部63は、物体検出部57からのタイミングパルスに応じて、ビート信号Wrc1およびビート信号Wrc2を同時に取り込んで保持する。
ラッチ部61、63では、同タイミング(同一時刻)における4つのビート信号Woc1、Woc2、Wrc1、Wrc2を保持する。
角度演算部64は、ラッチ部63に保持されたビート信号Wrc1およびビート信号Wrc2を参照し、反射光L2をもとにダウンビート生成部50により生成されたビートの位相を示す角度を算出する。
ここで、4つのビート信号Woc1、Woc2、Wrc1、Wrc2と、ビートの位相を示す角度の演算について図2、3を参照して説明する。
図2は、ビート信号を説明する説明図である。具体的には、図2は、時刻を横軸、振幅を縦軸とし、上段にビート信号Woc1およびビート信号Wrc1を、下段にビート信号Woc2およびビート信号Wrc2を描いている。時刻tは、ビート信号Woc1、Woc2、Wrc1、Wrc2をラッチ部61、63が取得した時刻である。期間Tは、測定対象物Oに照射光L1が当たり、反射光L2が検出されている期間である。
図2に示すように、ビート信号Woc1およびビート信号Wrc1の間には、照射部20からの照射光L1が測定対象物Oに当たり、反射光L2として検出されるまでの時間(遅延)分の位相差がある。したがって、互いの位相差と、ビートの周波数(100Hz)、光速(3×10^8[m/s])をもとに、距離測定装置1から測定対象物Oまでの距離を算出することができる。
また、ビート信号Woc1およびビート信号Woc2の間には、位相角にして90度分の位相ずれがある。同様に、ビート信号Wrc1およびビート信号Wrc2の間にも位相角にして90度分の位相ずれがある。
図3は、角度演算を説明する説明図である。具体的には、図3の左側において、横軸に振幅B1、縦軸に振幅B2とし、照射光L1の参照光をもとに生成されたビートの位相を円で描いている。Θocは、照射光L1の参照光をもとにダウンビート生成部50により生成されたビートの位相を示す角度である。また、図3の右側において、横軸に振幅A1、縦軸に振幅A2とし、反射光L2をもとに生成されたビートの位相を円で描いている。Θrcは、反射光L2をもとにダウンビート生成部50により生成されたビートの位相を示す角度である。
図3に示すように、Θocは、振幅B1、B2の逆正接(アークタンジェント)演算を行うことで求めることができる。よって、角度演算部62では、時刻tにおける振幅B1、B2の逆正接演算を行って、照射光L1の参照光をもとに生成されたビートの時刻tにおける位相を示すΘocを算出する。
同様に、Θrcは、振幅A1、A2の逆正接演算を行うことで求めることができる。よって、角度演算部64では、時刻tにおける振幅A1、A2の逆正接演算を行って、反射光L2をもとに生成されたビートの時刻tにおける位相を示すΘrcを算出する。
図1に戻り、角度差分演算部65は、角度演算部62により算出されたΘocと、角度演算部64により算出されたΘrcとの差分を算出する。角度差分演算部65は、算出した角度の差分を距離演算部66へ出力する。この角度の差分は、照射光L1の参照光をもとにしたビートの位相と、反射光L2をもとにしたビートの位相との位相差である。
距離演算部66は、角度差分演算部65で算出された角度の差分(位相差)と、ビートの周波数(100Hz)と、光速(3×10^8[m/s])とをもとに、距離測定装置1から測定対象物Oまでの距離を算出する。距離演算部66は、算出した距離を距離情報として外部装置(例えばパソコン、ディスプレイ、携帯型端末装置など)へ出力する。
上述したダウンビート生成部50および距離測定部60の各構成は、電子回路や集積回路により実現される。例えば、集積回路としては、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)が挙げられる。また、電子回路としては、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などが挙げられる。例えば、CPUは、ROM(Read Only Memory)に記憶されたプログラムを読み出してRAM(Random Access Memory)に展開して順次実行することで、ダウンビート生成部50および距離測定部60としての機能を提供する。
図2に示すように、連続して測定対象物Oに照射光L1が当たるような場合は、ビート信号Wrc1およびビート信号Wrc2は点線のような波形となる。これに対し、期間Tの間、測定対象物Oに照射光L1が当たるような場合は、図中の太線で示したような波形となる。このように、ビートの1周期に対して十分に短い期間Tでビート信号Wrc1およびビート信号Wrc2が得られる場合には、ゼロクロスポイントを用いて位相差を求めることができない。
しかしながら、距離測定装置1では、第1光検出部30で検出された照射光L1の参照光をもとに、ビート信号Woc1と、位相角にして90度分の位相ずれがあるビート信号Woc2とを生成する。そして、距離測定装置1は、期間Tの間の時刻tにおけるビート信号Woc1の振幅B1と、ビート信号Woc2の振幅B2とをもとに逆正接演算を行うことで、時刻tにおけるビートの位相を示すΘocを求めることができる。
同様に、距離測定装置1では、第2光検出部40で検出された反射光L2をもとに、ビート信号Wrc1と、位相角にして90度分の位相ずれがあるビート信号Wrc2とを生成する。そして、距離測定装置1は、期間Tの間の時刻tにおけるビート信号Wrc1の振幅A1と、ビート信号Wrc2の振幅A2とをもとに逆正接演算を行うことで、時刻tにおけるビートの位相を示すΘrcを求めることができる。
したがって、距離測定装置1では、ビートの1周期に対して十分に短い期間Tにおいて測定対象物Oへ照射したレーザ光の検出で、短時間に測定対象物Oとの距離を求めることができる。
図4は、距離測定装置1の比較例(距離測定装置100)を例示するブロック図である。図4に示すように、距離測定装置100は、ビート信号Woc1およびビート信号Wrc1のゼロクロスポイントを検出することで、レーザ光の送受の遅延差を求めて測定対象物Oとの距離を測定する。具体的には、距離測定装置100は、送出部110と、照射部120と、第1光検出部130と、第2光検出部140と、ダウンビート生成部150と、距離測定部160とを有する。
送出部110は、発信部111よりLD駆動部112に出力された信号をもとに、LD113より所定周波数で明滅するレーザ光を送出する。照射部120は、プリズム121により照射光L1の一部を参照光として第1光検出部130へ出力し、測定対象物Oからの反射光L2を第2光検出部140へ出力する。第1光検出部130は、PD131により検出された参照光の信号をAMP132で増幅した後に出力する。第2光検出部140は、PD141により検出された反射光L2の信号をAMP142で増幅した後に出力する。
ダウンビート生成部150は、発信部151と、送信側ダウンビート生成部152と、受信側ダウンビート生成部153とを有する。送信側ダウンビート生成部152は、混合器1521、LPF1522およびADC1523を有し、第1光検出部130で検出された参照光の信号に発信部151からの信号を混合してビート信号Woc1を生成する。受信側ダウンビート生成部153は、混合器1531、LPF1532およびADC1533を有し、第2光検出部140で検出された反射光L2の信号に発信部151からの信号を混合してビート信号Wrc1を生成する。
距離測定部160は、0クロス検出部161、162および距離演算部163を有する。0クロス検出部161は、ダウンビート生成部150で生成されたビート信号Woc1の振幅が0となるゼロクロスポイントを検出する。0クロス検出部162は、ダウンビート生成部150で生成されたビート信号Wrc1の振幅が0となるゼロクロスポイントを検出する。距離演算部163は、0クロス検出部161、162で検出されたゼロクロスポイントによる遅延差(位相差)、光速(3×10^8[m/s])をもとに、距離測定装置100から測定対象物Oまでの距離を算出する。
図5は、図4の距離測定装置100におけるビート信号Woc1およびビート信号Wrc1を説明する説明図である。図5におけるケースC1、C2では、距離測定装置100から測定対象物Oまでの距離が異なり、ケースC1よりもケースC2の方が遠距離である。
距離測定装置100では、ビート信号Woc1のゼロクロスポイント(時刻t11、t12…)と、ビート信号Wrc1のゼロクロスポイント(時刻t21、t22…)との遅延差をもとに距離を算出する。具体的には、時刻t11/t21(もしくは時刻t12/t22でもよい)を通過する時間を測定することでレーザ光の送受の遅延差(位相差)と光速(3×10^8[m/s])から距離を算出する。したがって、比較例では、ゼロクロスポイントの検出のため、ビート信号Woc1およびビート信号Wrc1の1周期以上(時刻t11/時刻t12の両方で検出する場合は半周期以上)の時間が必要である。また、ケースC1、C2を比較しても明らかなように、距離測定装置100から測定対象物Oまでの距離が変化すると、必要となる時間も変化する。
(第2の実施形態)
図6は、第2の実施形態にかかる距離測定装置1aの構成を例示するブロック図である。図6に示すように、距離測定装置1aは、距離測定部60aと、制御部70とを有することが、第1の実施形態にかかる距離測定装置1と異なっている。
図6は、第2の実施形態にかかる距離測定装置1aの構成を例示するブロック図である。図6に示すように、距離測定装置1aは、距離測定部60aと、制御部70とを有することが、第1の実施形態にかかる距離測定装置1と異なっている。
距離測定部60aは、上述した距離測定部60に、ビート信号Woc1およびビート信号Wrc1のゼロクロスポイントを検出して測定対象物Oまでの距離を算出するための0クロス検出部161、162および距離演算部163を加えた構成である。したがって、距離測定部60aは、測定対象物Oに照射光L1が当たり反射光L2が検出されている間、距離演算部66から距離情報が逐次得られる。そして、距離測定部60aでは、ゼロクロスポイントの検出ができたタイミングで距離演算部163からも距離情報が得られる。
制御部70は、CPU、ROM、RAMなどであり、CPUがROMに記憶されたプログラムをRAMに展開して順次実行することで、距離測定装置1aの各種動作を制御する。具体的には、制御部70は、距離演算部66から得られた距離情報および距離演算部163から得られた距離情報をもとに、測定結果としての距離情報を出力させる。例えば、制御部70は、距離演算部66から得られた距離情報および距離演算部163から得られた距離情報の平均を出力させてもよい。
また、制御部70は、距離演算部66から距離情報が得られている間はその距離情報を出力させ、距離演算部163から距離情報が得られた場合は距離演算部163からの距離情報を優先して出力させてもよい。また、制御部70は、距離測定部60aより得られた距離情報が示す測定対象物Oまでの距離値に基づいて、出力する距離情報を切り替えてもよい。
図5に示すように、測定対象物Oまでの距離が遠い場合にはビート信号(Wrc1)の振幅は小さくなる。したがって、距離が遠いほど振幅に基づいてビートの位相を精度よく求めることは困難となる。よって、制御部70は、測定対象物Oまでの距離値が所定値より大きく、距離が遠い場合には距離演算部66からの距離情報を出力させずに、距離演算部163からの距離情報を出力させてもよい。
また、図5に示すように、ゼロクロスポイントの検出にはある程度の時間が必要であることから、測定対象物Oに動きがある場合には正確(リアルタイム)な距離を求めることは困難となる。よって、制御部70は、単位時間内において測定対象物Oまでの距離値が所定値以上変動する場合には距離演算部163からの距離情報を出力させずに、距離演算部66からの距離情報を出力させてもよい。
(第3の実施形態)
図7は、第3の実施形態にかかる距離測定装置1bの構成を例示するブロック図である。図7に示すように、距離測定装置1bは、照射部20aと、制御部70aとを有し、映像などを表示する投影面での測定対象物Oの距離を測定することが、第1の実施形態にかかる距離測定装置1と異なっている。
図7は、第3の実施形態にかかる距離測定装置1bの構成を例示するブロック図である。図7に示すように、距離測定装置1bは、照射部20aと、制御部70aとを有し、映像などを表示する投影面での測定対象物Oの距離を測定することが、第1の実施形態にかかる距離測定装置1と異なっている。
照射部20aは、プリズム21と、MEMSミラー22(MEMS:Micro Electro Mechanical Systems)とを有する。プリズム21は、測定対象物Oとの距離を測定するための照射光L1とともに、制御部70aからの表示光L3を投影面に照射する。MEMSミラー22は、制御部70aの制御のもと、プリズム21より照射される照射光L1および表示光L3の照射方向を変更する。
図8Aは、投影面Pを上から見た場合を説明する説明図である。図8Bは、投影面Pを横から見た場合を説明する説明図である。図8Aに示すように、照射部20aは、MEMSミラー22により照射光L1および表示光L3の照射方向を左右・上下に変更(走査)して、投影面P上の表示範囲R1に表示光L3による表示画面を表示させる。また、図8Bに示すように、照射部20aは、投影面Pの上方から照射光L1および表示光L3を照射する。したがって、投影面Pの表示範囲R1上にユーザの指などの測定対象物Oがある場合は、照射光L1が測定対象物Oに当たって反射光L2として検出される。
制御部70aは、パソコン、携帯端末などの外部機器から送られてくる映像の投影面Pへの表示、投影面P上にあるユーザの指(測定対象物O)検出に対応した操作指示の外部機器への通知などを行う。具体的には、制御部70aは、表示制御部71、映像表示部72、タッチ判定部73およびインタフェース部74を有する。
表示制御部71は、MEMSミラー22および映像表示部72を制御する。映像表示部72は、表示制御部71の制御のもと、RGB各色の表示光L3を送出する。タッチ判定部73は、距離測定部60からの距離情報をもとに、ユーザの指(測定対象物O)が投影面Pに接触(タッチ)しているか否かを判定する。インタフェース部74は、パソコン、携帯端末などの外部機器とデータの送受信を行うインタフェースである。
制御部70aでは、パソコン、携帯端末などの外部機器から送られてくる映像のデータをインタフェース部74で受け取り、映像を映像表示部72に出力する。また、インタフェース部74は、映像表示部72に出力する映像の映像タイミング(例えば、映像に含まれる所定画素の表示タイミングなど)を表示制御部71へ出力する。表示制御部71は、映像タイミングをもとに、所定位置に表示光L3が照射されるようにMEMSミラー22を制御する。そして、表示制御部71は、MEMSミラー22の制御に合わせて映像出力のタイミングを映像表示部72に通知する。また、表示制御部71は、表示光L3が照射される位置(表示位置)の情報をタッチ判定部73に通知する。映像表示部72は、表示制御部71からの映像出力のタイミングをもとに、RGB各色の表示光L3を照射する。制御部70aは、上述した動作を繰り返し、表示光L3の照射方向を左右・上下に走査して投影面P上に表示画面を表示させる。
次に、ユーザの指(測定対象物O)の投影面Pへのタッチ判定にかかる動作の詳細を説明する。図9は、タッチ判定の動作例を説明するフローチャートである。
図9に示すように、処理が開始されると、タッチ判定部73は、物体検出部57の判定結果をもとに、測定対象物Oからの反射光L2による光受信(検出)の有無を判定する(S1)。図8Bに示すように、投影面Pの表示範囲R1上にユーザの指などの測定対象物Oがある場合には、測定対象物Oからの反射光L2が検出される(S1:YES)。また、投影面Pの表示範囲R1上にユーザの指などの測定対象物Oが無い場合には反射光L2は検出されない(S1:NO)。
投影面Pの表示範囲R1上にユーザの指などの測定対象物Oがあり、測定対象物Oからの反射光L2が検出された場合(S1:YES)、タッチ判定部73は、表示制御部71から通知された表示位置より、その表示位置における投影面Pまでの投影距離を算出する(S2)。
図10は、タッチ判定をケースごとに説明する説明図である。なお、ケースC3は、投影距離20cmのところで測定対象物Oが投影面Pに接触している状態を示している。ケースC4は、投影距離20cmのところの投影面Pの上方に測定対象物Oがある(接触していない)状態を示している。
図10に示すように、照射部20aは、MEMSミラー22による照射方向の走査により、照射光L1の送出をL11、L12、L13、L14の順に行っている。この時、PD41では、L11、L12、L13、L14の順に送出された照射光L1の反射光L2がL21、L22、L23、L24の順に検出される。
タッチ判定部73は、L11、L12、L13、L14の順に照射光L1とともに表示光L3が送出された投影面P上の投影距離を、表示制御部71から通知された表示位置をもとに逐次算出する。この投影距離は、LD13およびPD41の取り付け位置と、投影面Pとの位置の情報をメモリなどに予め記録しておくことで算出することができる。また、タッチ判定部73は、表示位置ごとの投影距離を予め計算した値をテーブルデータとしてメモリに保持し、表示制御部71から通知された表示位置をもとにテーブルデータを参照して投影距離を求めてもよい。
次いで、タッチ判定部73は、距離測定部60からの距離情報をもとに、算出した投影距離が測定対象物Oの測定距離と等しいか否かを判定する(S3)。例えば、図10のように、投影距離20cmのところの投影面Pの上方に測定対象物Oがある(接触していない)場合および接触している場合は、測定対象物Oの測定距離は20cmとなる。しかしながら、接触していない場合は、L12(投影距離=25cm)、L13(投影距離=30cm)、L14(投影距離=40cm)における測定対象物Oの測定距離(20cm)が得られることから、投影距離が測定距離と等しいと判定されることはない(S3:NO)。これに対し、接触している場合は、L11(投影距離=20cm)、L12(投影距離=25cm)、L13(投影距離=30cm)、L14(投影距離=40cm)における測定対象物Oの測定距離(20cm)が得られることから、L11において投影距離が測定距離と等しいと判定される(S3:YES)。
したがって、投影距離が測定距離と等しい場合(S3:YES)、タッチ判定部73は、ユーザの指である測定対象物Oが投影面Pにタッチしたものと判定し、表示位置に対応した座標をインタフェース部74に通知する(S4)。インタフェース部74は、タッチ判定部73より通知された座標を投影面P上に表示された表示画面上のタッチ位置として外部機器に通知する。これにより、外部機器では、タッチ位置に応じたユーザ指示を受け付けることができる。また、距離測定装置1bのように、ユーザの指である測定対象物Oの検出に応用することで、タッチ位置の検出を高速に行うことができる。
(第4の実施形態)
図11は、第4の実施形態にかかる距離測定装置1cの構成を例示するブロック図である。図12は、第4の実施形態にかかる距離測定装置1cによる測定を説明する説明図である。図11に示すように、距離測定装置1cは、照射部20bと、ダウンビート生成部50aと、制御部70bとを有することが、第1の実施形態にかかる距離測定装置1と異なっている。そして、図12に示すように、距離測定装置1bは、測定対象物Oの3Dスキャン(全体スキャン)による3D映像を表示装置2の表示画面Gに表示出力する。
図11は、第4の実施形態にかかる距離測定装置1cの構成を例示するブロック図である。図12は、第4の実施形態にかかる距離測定装置1cによる測定を説明する説明図である。図11に示すように、距離測定装置1cは、照射部20bと、ダウンビート生成部50aと、制御部70bとを有することが、第1の実施形態にかかる距離測定装置1と異なっている。そして、図12に示すように、距離測定装置1bは、測定対象物Oの3Dスキャン(全体スキャン)による3D映像を表示装置2の表示画面Gに表示出力する。
照射部20bは、プリズム21と、MEMSミラー22とを有し、プリズム21より照射される照射光L1の照射方向を変更(走査)して測定対象物Oの全体スキャンを行う。ダウンビート生成部50aは、測定対象物Oの全体スキャンを行うことが前提となることから、ダウンビート生成部50より物体検出部57を除いた構成となっている。
制御部70bは、距離測定装置1cの動作を制御する。具体的には、制御部70bは、インタフェース部74およびスキャン制御部75を有する。インタフェース部74は、表示装置2との送受信を行うインターフェースである。スキャン制御部75は、照射光L1の走査、測定対象物Oの距離測定などの動作を制御する。
制御部70bでは、スキャン制御部75の制御のもと、MEMSミラー22を制御して照射光L1の走査に合わせて測定対象物Oの距離情報を取得することで、測定対象物Oの全体スキャンにおける測定ポイントごとの距離を取得する。
具体的には、スキャン制御部75は、測定ポイントに照射光L1を照射させるためにMEMSミラー22を制御する。そして、測定ポイントに照射光L1を照射したタイミングを示すラッチタイミングパルスをラッチ部61、63へ出力する。これにより、測定ポイントに照射光L1を照射したタイミングで、その測定ポイントでの反射光L2を検出することができる。したがって、スキャン制御部75は、測定ポイントで検出した反射光L2による距離情報を距離演算部66より取得することができる。制御部70bは、上述した動作を全ての測定ポイントで繰り返すことで、測定対象物Oの全体スキャンを行うことができる。
次いで、スキャン制御部75では、測定対象物Oの全体スキャンで得られた測定ポイントごとの距離に基づいた表示画像を作成し、インタフェース部74を介して表示装置2に出力する。これにより、表示装置2では、図12に示すように、測定ポイント(G11)ごとの距離を、色合い、明るさなどの表示態様の変化で表した画像を表示画面G上に表示できる。また、距離測定装置1cのように、測定対象物Oの3Dスキャン(全体スキャン)に応用した場合は、全体スキャンのスキャン時間を大幅に短縮することが可能となる。
(第5の実施形態)
図13は、第5の実施形態にかかる距離測定装置1dの構成を例示するブロック図である。図14は、第5の実施形態にかかる距離測定装置1dによる測定を説明する説明図である。図13に示すように、距離測定装置1dは、照射部20cと、ダウンビート生成部50aと、制御部70cとを有することが、第1の実施形態にかかる距離測定装置1と異なっている。そして、図14に示すように、距離測定装置1dは、ベルトコンベア等の移動テーブル23に載せられて流れてくる測定対象物Oとの距離を正確かつ高速に求め、測定対象物Oの検査を行う。例えば、距離測定装置1dは、製造品の製造精度を測定する流れ品検査の測定装置として用いることができる。
図13は、第5の実施形態にかかる距離測定装置1dの構成を例示するブロック図である。図14は、第5の実施形態にかかる距離測定装置1dによる測定を説明する説明図である。図13に示すように、距離測定装置1dは、照射部20cと、ダウンビート生成部50aと、制御部70cとを有することが、第1の実施形態にかかる距離測定装置1と異なっている。そして、図14に示すように、距離測定装置1dは、ベルトコンベア等の移動テーブル23に載せられて流れてくる測定対象物Oとの距離を正確かつ高速に求め、測定対象物Oの検査を行う。例えば、距離測定装置1dは、製造品の製造精度を測定する流れ品検査の測定装置として用いることができる。
照射部20cは、プリズム21と、移動テーブル23とを有し、移動テーブル23上の測定対象物Oに照射光L1を照射する。ダウンビート生成部50aは、移動テーブル23上の測定対象物Oの測定が前提となることから、ダウンビート生成部50より物体検出部57を除いた構成となっている。
制御部70cは、距離測定装置1dの動作を制御する。具体的には、制御部70cは、インタフェース部74およびテーブル制御部76を有する。テーブル制御部76は、移動テーブル23の制御、測定対象物Oの距離測定などの動作を制御する。
制御部70cでは、テーブル制御部76の制御のもと、移動テーブル23を制御して測定対象物Oを移動させる。そして、テーブル制御部76は、照射光L1が照射されるポイントに測定対象物Oを移動させたタイミングで、ラッチタイミングパルスをラッチ部61、63へ出力する。これにより、照射光L1が照射されるポイントに測定対象物Oが移動したところで、測定対象物Oからの反射光L2を検出することができる。したがって、テーブル制御部76は、検出した反射光L2による距離情報を距離演算部66より取得し、測定対象物Oまでの距離を測定することができる。
次いで、テーブル制御部76では、測定対象物Oまでの距離に基づいた表示画像を作成し、インタフェース部74を介して表示装置2に出力する。例えば、テーブル制御部76は、事前に測定対象物Oがない時にラッチタイミングパルスをラッチ部61、63へ出力し、移動テーブル23までの距離を取得しておく。そして、テーブル制御部76は、測定対象物Oまでの距離と、移動テーブル23までの距離との差(測定対象物Oの高さ)を確認結果とする表示画像を作成し、表示装置2に出力する。これにより、ユーザは、測定対象物Oの高さについての確認を行うことができる。また、距離測定装置1dのように、測定対象物Oの検査に応用した場合は、検査に要する時間を大幅に短縮することが可能となり、検査効率を向上させることができる。
なお、上述したダウンビート生成部50、50a、距離測定部60、60a、制御部70、70a、70b、70cなどの各構成は、電子回路や集積回路により実現される。例えば、集積回路としては、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)が挙げられる。また、電子回路としては、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などが挙げられる。例えば、CPUは、ROM(Read Only Memory)に記憶されたプログラムを読み出してRAM(Random Access Memory)に展開して順次実行することで、各構成における機能を提供する。
また、互いに位相ずれのあるビート信号(Woc1とWoc2の組、Wrc1とWrc2の組)については、90度以外に270度の位相ずれがあってもよい。270度の位相ずれである場合も90度と同様に、ビートの位相を求めることができる。また、互いに位相ずれのあるビート信号は、2つだけでなく、3つ以上生成してもよい。例えば、90度、270度の位相ずれのあるビート信号を生成し、逆正接演算によってビートの位相を求めてもよい。また、0度に対して120度および240度の位相ずれのある3つのビート信号を生成し、逆三角関数による演算や、3つのビート信号における振幅−位相間の関係を記述したテーブルデータなどを参照して、ビートの位相を求めてもよい。
1、1a、1b、1c、1d…距離測定装置
2…表示装置
10…送出部
20、20a、20b、20c…照射部
30…第1光検出部
40…第2光検出部
50、50a…ダウンビート生成部
60、60a…距離測定部
66…距離演算部
70、70a、70b、70c…制御部
A1、A2、B1、B2…振幅
C1〜C4…ケース
L1…照射光
L2…反射光
L3…表示光
O…測定対象物
P…投影面
t、t11、t12、t21、t22…時刻
T…期間
2…表示装置
10…送出部
20、20a、20b、20c…照射部
30…第1光検出部
40…第2光検出部
50、50a…ダウンビート生成部
60、60a…距離測定部
66…距離演算部
70、70a、70b、70c…制御部
A1、A2、B1、B2…振幅
C1〜C4…ケース
L1…照射光
L2…反射光
L3…表示光
O…測定対象物
P…投影面
t、t11、t12、t21、t22…時刻
T…期間
Claims (8)
- 測定対象物へレーザ光を照射する照射部と、
前記測定対象物へ照射するレーザ光の参照光を検出する第1光検出部と、
前記レーザ光の前記測定対象物からの反射光を検出する第2光検出部と、
前記検出された参照光および前記検出された反射光のそれぞれについて、所定の周波数において互いに位相ずれのある信号を混合して互いに位相ずれのある複数のビート信号を生成する生成部と、
前記検出された参照光より生成された複数のビート信号に基づいた前記検出された参照光におけるビートの位相と、前記検出された反射光より生成された複数のビート信号に基づいた前記検出された反射光におけるビートの位相との差分をもとに、前記測定対象物に対する距離を算出する距離算出部と
を備えることを特徴とする距離測定装置。 - 前記生成部は、前記検出された参照光および前記検出された反射光のそれぞれについて、互いに90度位相ずれのある2つのビート信号を生成し、
前記距離算出部は、前記検出された参照光より生成された2つのビート信号の振幅をもとに逆正接演算して得られたビートの位相角と、前記検出された反射光より生成された2つのビート信号の振幅をもとに逆正接演算して得られたビートの位相角との位相角差をもとに、前記測定対象物に対する距離を算出する
請求項1に記載の距離測定装置。 - 前記距離算出部は、前記検出された参照光より生成された複数のビート信号の中の一つのビート信号のゼロクロスポイントと、前記検出された反射光より生成された複数のビート信号の中の前記一つのビート信号に対応したビート信号のゼロクロスポイントとの差分をもとに、前記測定対象物に対する距離を算出する
請求項1又は2に記載の距離測定装置。 - 前記ビートの位相との差分をもとに算出された前記測定対象物に対する距離と、前記ゼロクロスポイントとの差分をもとに算出された前記測定対象物に対する距離とに基づいて、測定結果としての距離を出力させる制御部を更に備える
請求項3に記載の距離測定装置。 - 前記検出された反射光に基づいて、前記測定対象物の有無を検出する物体検出部を更に備え、
前記距離算出部は、前記測定対象物が検出された場合に、当該測定対象物に対する距離を算出する
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の距離測定装置。 - 投影面への前記測定対象物の接触を判定する判定部を更に備え、
前記照射部は、前記投影面に対して表示用の光とともに距離測定用のレーザ光を走査し、
前記第1光検出部は、前記距離測定用のレーザ光の参照光を検出し、
前記第2光検出部は、前記距離測定用のレーザ光の反射光を検出し、
前記判定部は、前記照射部の走査位置における投影面に対する距離と前記検出された測定対象物に対する距離とが一致した場合に、前記測定対象物が前記投影面に接触したものと判定する
請求項5に記載の距離測定装置。 - 距離測定装置が、
測定対象物へレーザ光を照射し、
前記測定対象物へ照射するレーザ光の参照光を検出し、
前記レーザ光の前記測定対象物からの反射光を検出し、
前記検出された参照光および前記検出された反射光のそれぞれについて、所定の周波数において互いに位相ずれのある信号を混合して互いに位相ずれのある複数のビート信号を生成し、
前記検出された参照光より生成された複数のビート信号に基づいた前記検出された参照光におけるビートの位相と、前記検出された反射光より生成された複数のビート信号に基づいた前記検出された反射光におけるビートの位相とをもとに、前記測定対象物に対する距離を算出する
処理を実行することを特徴とする距離測定方法。 - 距離測定装置のコンピュータに、
測定対象物へ照射するレーザ光の参照光および前記レーザ光の前記測定対象物からの反射光のそれぞれについて、所定の周波数において互いに位相ずれのある信号を混合して互いに位相ずれのある複数のビート信号を生成し、
前記参照光より生成された複数のビート信号に基づいた前記参照光におけるビートの位相と、前記反射光より生成された複数のビート信号に基づいた前記反射光におけるビートの位相とをもとに、前記測定対象物に対する距離を算出する
処理を実行させることを特徴とするプログラム。
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2014
- 2014-07-10 JP JP2014142559A patent/JP2016017918A/ja active Pending
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