JP2016100482A - 太陽電池の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】板状に形成された第1電極1の互いに対向する各側辺1aに沿って一対の第1の封止部2,2を設け、一対の第1の封止部2,2間の外側に液体保持部4,4を形成する第1の工程と、第1の封止部2,2間に電解液を充填する第2の工程と、板状に形成された第2電極6を、電解液を液体保持部4に溢流させながら側辺1aに沿う方向の一端側から他端側に向けて第1電極1に漸次重ね合せ、第1の封止部2において第2電極6と第1電極1とを接着する第3の工程とを有する。
【選択図】図6
Description
この方法を用いて太陽電池を製造する場合、第1電極と第2電極との接着の直前に第1電極と第2電極との間に電解液を充填すると作業効率が向上する。したがって、Roll-to-Roll製法による場合、第1電極又は第2電極のいずれか一方の電極を平置きして、その電極の表面上に電解液を多めに充填し、同他方の電極を一端から他端に向けて余剰の電解液を先端に向けて押し出し脱気しながら一方の電極に接着する方法が考えられる。
そこで、本発明は、電解液が太陽電池の周辺に溢流し難い太陽電池の製造方法を提供する。
なお、本発明において、電解液とは液体又は半固体状の電解液をいう(以下同様)。
この構成によれば、電解液が第1の封止部間の外側に溢流した場合に、液体保持部に電解液を保持することができる。
この構成によれば、溢流した電解液を溝内に保持することができる。
この構成によれば、電解液を吸収材に吸収させることができるので、電解液の流動を防止することができる。
この構成によれば、第2電極を第1電極に重ね合せた際に液体保持部が潰れて、液体保持部において保持することのできる電解液の容積を小さくしたり、液体保持部に収容した電解液をその外側に溢流させたりすることを防止することができる。
この構成によれば、液体保持部の構成をコンパクトにすることができる。
本実施形態の太陽電池の製造方法は、
(1)図1に示すように、板状に形成された第1電極1の互いに対向する各側辺1aに沿って一対の第1の封止部2,2を設け、一対の第1の封止部2,2間の外側に液体保持部4を形成する第1の工程と、
(2)図2に示すように、第1の封止部2,2間に電解液3を充填する第2の工程と、
(3)図3,図4に示すように、板状に形成された第2電極6を、電解液3を液体保持部4に溢流させながら側辺1aに沿う方向の一端6m側から他端6n側に向けて第1電極1に漸次重ね合せ、第1の封止部2,2において第2電極6と電極1とを接着する第3の工程と、を有する。
図1に示すように、第1の工程では、板状に形成された第1電極1の互いに対向する各側辺1aに沿って一対の第1の封止部2,2を設け、一対の第1の封止部2,2間の外側に液体保持部4を形成する。
第1電極1は、略矩形又は長尺な帯状に形成しておく。
第1電極1に用いられる基板10aの材料としては、例えば、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の透明の熱可塑性樹脂材料を主材料とする樹脂材料又はガラス基板等を好適に用いることができる。この基板10aは、可撓性のあるフィルム状に形成されたものであることが好ましい。
封止材2Aとしては、接着剤(例えばホットメルト樹脂)又は硬化性樹脂等を好適に用いることができる。
第1の封止部2と側壁5との間には溝8が形成され、この溝8が多めに充填された余剰の電解液3を保持する液体保持部4を構成する。
液体保持部4には、必須ではないが液体を吸収して保持する吸収材9を配している。
溝8に吸収材9が配されている本構成においては、溝8と吸収材9とが液体保持部4を構成している。
第2の工程では、図2に示すように、第1の封止部2,2間に電解液3を充填する。
電解液3は、第1電極1の封止材2A同士の間すなわち第1の封止部2,2同士の間に充填する。充填される電解液3の量は、第1の封止部2,2間の外に溢流しない程度に、最終的に第1電極1及び第2電極6の間に充填される電解液3よりも多めにする。そのため、電解液3は、封止材2Aの上端からわずかに出る程度に充填する。
第3の工程では、図3,図4に示すように、板状に形成された第2電極6を、電解液3を液体保持部4に溢流させながら、側辺1aに沿う方向の一端6m側から他端6n側に向けて第1電極1に漸次重ね合せ、第1の封止部2において第2電極6と第1電極1とを接着する。
基板10bの材質及び形状は、可撓性を有するものを用いる点を除いて第1電極1の基板10aと略同様に形成されている。
第2電極6の導電膜11bには、不図示の触媒層の役割を有さず導電膜11bとしての役割を有する材料か、不図示の触媒層及び導電膜11bの双方の役割を果たし得る材料のいずれかを用いる。前者の場合は、導電膜11b上に更に不図示の触媒層が成膜されており、後者の場合には導電膜11bのみが他の基板10bに成膜されている。
また、導電膜11bの表面に成膜される触媒層としては、カーボンペースト,プラチナ等を採用することができる。
また、第1電極1又は第2電極6の少なくともいずれか一方の導電膜11a,11bは、透明導電膜により形成しておく。
すなわち、図3に示すように、第2電極6の他端6n側を持ち上げ、一端6m側を第1電極1に貼り合わせる。第1電極1と貼り合わされた第2電極6の部分の近傍を湾曲させておく。そして、第2電極6が湾曲形状になった部分を一端6m側から他端6n側に向かって漸次第1電極1に貼り合わせる。
したがって、液体保持部4は、第1電極1の第1の封止部2,2間に多めに充填された余剰分の電解液3を保持することにより、余剰の電解液3が第1電極1の外に溢流して太陽電池の製造装置又は太陽電池を製造する基台等に付着することを防止する。
第3の工程の後は、図5,図6に示すように、電解液3が充填された空間S(図6参照)を密封する。具体的には、側壁5,5の間に亘って側辺1aに交叉する方向に延びるとともに、側辺1aに沿う方向に間隔を空けて設定される一対の第2の封止部7,7において第1電極1と第2電極6とを接着する。
太陽電池は、余剰の電解液3を保持させた液体保持部4を備えたままでもよいが、図7に示すように、第1の封止部2の一部を残して電解液3を第1の封止部2及び第2の封止部により液体保持部4に封止したまま切断し、廃棄することができる。
一の基板に複数の発電素子を形成したい場合であっても、図8に示すように、一の基板の幅方向両端の近傍に設けられた第1の封止部2,2の外側(より両端側)に、第1の封止部2と間隔を空けて一対の側壁5を形成し、第1の封止部2と側壁5との間に液体保持部4となる溝8を形成することができる。溝8には、必須ではないが吸収材9を配する。
なお、発電素子間に跨る導電膜は、例えば適宜絶縁部15等を形成するとともに、発電素子間に導電材16を配して発電素子同士を直列又は並列(図9においては直接)に接続させることができる。
また、上記実施形態では、側壁5を設けることにより液体保持部4が溝8及び吸収材9を備えた構成としたが、吸収性を有する側壁5を第1の封止部2に隣接させた構成であってもよい。具体的には、吸収性を有する側壁5は、例えば溢流する電解液3を十分に吸収及び保持して第1電極1の外方への流動を防止できるものであればよく、かかる吸収性を有する側壁5を第1の封止部2に隣接させた構成のみにより液体保持部4を設けてもよい。
Claims (5)
- 板状に形成された第1電極の互いに対向する各側辺に沿って一対の第1の封止部を設け、前記一対の第1の封止部間の外側に液体保持部を形成する第1の工程と、
前記第1の封止部間に電解液を充填する第2の工程と、
板状に形成された第2電極を、前記電解液を前記液体保持部に溢流させながら前記側辺に沿う方向の一端側から他端側に向けて前記第1電極に漸次重ね合せ、前記第1の封止部において前記第2電極と前記第1電極とを接着する第3の工程と、
を有する太陽電池の製造方法。 - 前記液体保持部は、前記第1の封止部と、前記第1の封止部間の外側に前記第1の封止部と間隔を空けて設けられた側壁との間に形成された溝である請求項1に記載の太陽電池の製造方法。
- 前記溝に前記電解液を吸収する吸収材を配する請求項2に記載の太陽電池の製造方法。
- 前記溝に支持部材を配する請求項2又は3に記載の太陽電池の製造方法。
- 前記液体保持部は、前記第1の封止部に隣接して設けられ、吸収性を有した側壁により形成する請求項1に記載の太陽電池の製造方法。
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