JP2017172369A - 車両の排気装置 - Google Patents

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【課題】排気部材に車両の後方から荷重が印加された場合に、排気部材が燃料タンクに接触することを防止できる車両の排気装置を提供すること。
【解決手段】車両1に搭載される排気装置4は、トーションビーム2の後方に位置するようにリヤマフラ9にストッパブラケット11が設けられており、ストッパブラケット11は、排気管7に車両1の後方から荷重Fが印加されたときに、前方に移動してトーションビーム2に接触する位置に設置されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の排気装置に関する。
自動車等の車両においては、内燃機関から排出される排気ガスを排出する排気管が設けられており、排気管には排気音を消音するための消音器が張り付けられている。排気管は、高温の排気ガスの熱が車載部材に伝達されることを防止するために、車載部材と隙間を介して車両の床下に設置されている。
消音器の前方に車載部材として燃料タンクが設置された車両において、車両が後面衝突される等して車両の後方から排気管に荷重が印加された場合には、排気管が前方に変形して燃料タンクに衝突するおそれがある。
従来、排気管が燃料タンクに衝突したときの荷重を緩和することができる車両の排気装置としては、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。
特許文献1に記載される車両の排気装置は、燃料タンクの後方にマフラが設置されており、燃料タンクの後面に対峙する排気管の傾斜部を上流側排気管と下流側排気管とに分割する上流側フランジと下流側フランジとが設けられている。
上流側フランジと下流側フランジのそれぞれの外縁部にはそれぞれ締結部を備える突出部が複数個設けられるとともに、各突出部の間がなだらかな曲面の連絡部で連絡されており、この連絡部が燃料タンクに対峙するよう上流側フランジと下流側フランジとが排気管の周方向に位置決めされている。
これにより、車両の後面衝突時には傾斜のなだらかな曲面の連絡部が前方の燃料タンクに衝突することになり、燃料タンクの局部的な変形が抑制されて燃料タンクの損傷を防止することができる。
特開2006−36133号公報
このような従来の車両の排気装置は、車両の後面衝突時には傾斜のなだらかな曲面の連絡部が前方の燃料タンクに衝突することになる。これにより、マフラが燃料タンクに衝突してしまい、燃料タンクが変形することを防止するために改善の余地がある。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、排気部材に車両の後方から荷重が印加された場合に、排気部材が燃料タンクに衝突することを防止できる車両の排気装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、車両の左右方向に延び、両端部に設けられたトレーリングアームを介して左右輪に連結されるトーションビームと、前記トーションビームの前方に設置される燃料タンクと、前記燃料タンクの前方に設置される内燃機関とを備えた車両に搭載され、前記トーションビームの上方を通過するようにして前後方向に延び、前記内燃機関から排出される排気ガスを外部に排出する排気部材を備えた車両の排気装置であって、前記排気部材は、前記トーションビームの後方に位置するように設けられた規制部材を備えており、前記規制部材は、前記排気部材に車両後方から荷重が印加されたときに、前方に移動して前記トーションビームに接触する位置に設置される。
このように上記の本発明によれば、排気部材に車両の後方から荷重が印加された場合に、排気部材が燃料タンクに衝突することを防止できる。
図1は、本発明の一実施の形態に係る排気装置を備えた車両の上面図である。 図2は、図1のII−II方向矢視断面図である。 図3は、本発明の一実施の形態に係る排気装置のリヤマフラを車両の後方から見た図である。 図4は、本発明の一実施の形態に係る排気装置を備えた車両が後面衝突したときの排気管の変形状態を示す図であり、図2からの変形状態を示す。 図5は、本発明の一実施の形態に係る排気装置の他の構成のリヤマフラを有する車両の側面図であり、図1のII−II方向矢視断面図に相当する。 図6は、本発明の一実施の形態に係る排気装置を備えた車両が後面衝突したときの排気管の変形状態を示す図であり、図5からの変形状態を示す。
以下、本発明の一実施の形態に係る車両について、図面を用いて説明する。
図1〜図6は、本発明の一実施の形態に係る車両の排気装置を示す図である。図1〜図6において、上下左右方向は、車両に搭乗する運転者から見た方向を示している。
まず、構成を説明する。
図1において、車両1は、トーションビーム2、燃料タンク3および排気装置4を備えており、図2において、トーションビーム2、燃料タンク3および排気装置4は、フロアパネル1Aの下方に設置されている。
図1において、車両1の前部には図示しないエンジンルームが設けられており、エンジンルームには内燃機関であるエンジン10が搭載されている。トーションビーム2は、車両1の幅方向に延びており、左右両端にトレーリングアーム5L、5Rが連結されている。
トレーリングアーム5L、5Rは、平面視において略ハ字状に配設されており、トレーリングアーム5L、5Rは、車両1の幅方向に離隔して車両1の前後方向に延びる図示しないサイドフレームに回転自在に連結されている。
トレーリングアーム5L、5Rは、左右の後輪6L、6Rに連結されており、左右の後輪6L、6Rを左右方向に操舵する。このように本実施の形態の車両1は、トーションビーム式サスペンションを有する。
燃料タンク3は、トーションビーム2の前方に設置されている。燃料タンク3は、例えば、ガソリンエンジンを貯留しており、燃料タンク3に対して前方に設置されたエンジン10にガソリンを供給する。なお、エンジン10は、ガソリンエンジンに限らず、軽油等によって駆動されるエンジンであってもよく、燃料の種類は、特に限定されるものではない。
排気装置4は、排気管7、フロントマフラ8およびリヤマフラ9を含んで構成されている。排気管7は、エンジン10に連結される一端部7aと、トーションビーム2より後方に位置して排気ガスを外部に排出する図示しない開口を有する他端部7bとを備えており、ブラケット7A等(図2参照)によってフロアパネル1Aに連結されている。
排気管7は、トーションビーム2の上方を通過するようにして車両1の前後方向に延びており、エンジン10から排出される排気ガスを外部に排出する。
フロントマフラ8は、車両1の前後方向においてエンジン10と燃料タンク3との間に位置するようにして排気管7に取付けられており、排気音を消音する。リヤマフラ9は、トーションビーム2の後方において排気管7に取付けられており、排気音を消音する。
排気管7は、排気管7の流れる排気ガスの熱が燃料タンク3に悪影響を与えることがないように、燃料タンク3から離隔して設置されている。本実施の形態の排気管7、フロントマフラ8およびリヤマフラ9は、本発明の排気部材を構成し、リヤマフラ9は、本発明の消音器を構成する。
図1において、車両1は、スペアタイヤ13を備えており、スペアタイヤ13は、フロアパネル1Aから下方に膨れだすように凹状に形成されたタイヤハウス12(図2参照)に収容されている。
車両1の前部には前輪14L、14Rか設けられており、前輪14L、14Rは、ドライブシャフト15によって図示しないディファレンシャル装置に連結されている。
図2において、リヤマフラ9の底面にはトーションビーム2の後方に位置するようにストッパブラケット11(図3参照)が設けられている。ストッパブラケット11は、リヤマフラ9の下面から下方に延び、車両1の前後方向においてトーションビーム2に対向する第1の突出部11Aと、第1の突出部11Aの突出方向下端部から前方に延びる第2の突出部11Bとを備え、L字形状に形成されている。
第1の突出部11Aの突出方向の上端部は、リヤマフラ9の底面の幅方向に亙って連結されており、リヤマフラ9に対する第1の突出部11Aの突出方向の上端部の取付け強度は、大きい。
ストッパブラケット11は、排気管7に車両後方から荷重(例えば、後面衝突時の荷重)が印加されたときに、第1の突出部11Aがトーションビーム2の後面に接触し、第2の突出部11Bがトーションビーム2の下方に潜り込む位置に設置されている。本実施の形態のストッパブラケット11は、本発明の規制部材を構成する。
次に、作用を説明する。
図4において、後続車両や塀等の障害物21が車両1の後面に衝突することにより、車両1の後方から荷重Fが印加されると、車両1の後部に設置される排気管7が前方に曲がるように変形する。
排気管7は、トーションビーム2の上方を通過するようにして車両1の前後方向に延び、排気管7の周囲には燃料タンク3が一定の隙間を介して設置されている。
本実施の形態の排気装置4は、トーションビーム2の後方に位置するようにリヤマフラ9にストッパブラケット11が設けられており、ストッパブラケット11は、排気管7に車両1の後方から荷重Fが印加されたときに、前方に移動してトーションビーム2に接触する位置に設置されている。
特に、ストッパブラケット11は、リヤマフラ9の下面から下方に延び、車両1の前後方向においてトーションビーム2に対向する第1の突出部11Aと、第1の突出部11Aの突出方向下端部から前方に延びる第2の突出部11Bとを備えている。
ストッパブラケット11は、排気管7に車両1の後方から荷重Fが印加されたときに、第1の突出部11Aがトーションビーム2の後面に接触し、第2の突出部11Bがトーションビーム2の下方に潜り込む位置に設置される。
これにより、トーションビーム2の後方において排気管7が前方に曲がるように変形したときに、第1の突出部11Aがトーションビーム2の後面に接触し、第2の突出部11Bがトーションビーム2の下方に接触してリヤマフラ9が前方に移動することが規制される。
このため、リヤマフラ9が燃料タンク3に衝突して燃料タンク3が変形することを防止できる。特に、車両1の軽量化を図るために燃料タンク3のケースを樹脂から構成した場合であっても、燃料タンク3の変形を抑制することができ、車両1の軽量化を容易に図ることができる。
また、本実施の形態の排気装置4は、第1の突出部11Aの突出方向の上端部がリヤマフラ9の底面の幅方向に亙って連結されているので、リヤマフラ9に対する第1の突出部11Aの突出方向の上端部の取付け強度を大きくできる。
これにより、ストッパブラケット11がトーションビーム2に接触したときに、ストッパブラケット11がリヤマフラ9から外れてしまうことを防止して、リヤマフラ9の前方への移動をより効果的に規制できる。
また、本実施の形態の排気装置4は、ストッパブラケット11がリヤマフラ9の底面に取付けられているので、リヤマフラ9の下面に付着する雨水を、リヤマフラ9の下面からストッパブラケット11に誘導することができる。これにより、リヤマフラ9の下面が雨水によって錆びてしまうことを防止でき、リヤマフラ9の耐久性を向上できる。
なお、本実施の形態の排気装置4は、ストッパブラケット11をリヤマフラ9に取付けているが、トーションビーム2の後方に位置する排気管7に取付けてもよい。この場合には、排気管7に車両1の後方から荷重Fが印加されたときに、ストッパブラケット11が前方に移動してトーションビーム2に接触する位置に設置される。
また、本実施の形態では、リヤマフラ9にストッパブラケット11を設けているが、これに限定されるものではない。
例えば、図5に示すように、排気管7に車両1の後方から荷重が印加されたときにリヤマフラ9が前方に移動してトーションビーム2に接触する位置となるようにリヤマフラ9を設置してもよい。
この場合には、車両1の前後方向においてトーションビーム2に対向するように、リヤマフラ9をトーションビーム2の後方に設置することが好ましい。
このようにすれば、図6に示すように、障害物21が車両1の後面に衝突することにより、車両1の後方から荷重Fが印加され、車両1の後部に設置される排気管7が前方に曲がるように変形した場合に、リヤマフラ9がトーションビーム2に接触してリヤマフラ9が前方に移動することを規制できる。
これにより、リヤマフラ9が燃料タンク3に衝突して燃料タンク3が変形することを防止できる。
なお、本実施の形態のストッパブラケット11は、L字形状に形成されているが、直線の板状形状または丸棒形状に形成されていてもよく、これらに限定されるものでない。
本発明の実施の形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1...車両、2...トーションビーム、3...燃料タンク、4...排気装置、5L、5R...トレーリングアーム、7...排気管、7a...一端部(排気管の一端部)、7b...他端部(排気管の他端部)、9...リヤマフラ(消音器)、10...エンジン(内燃機関)、11...ストッパブラケット(規制部材)、11A...第1の突出部、11B...第2の突出部

Claims (4)

  1. 車両の左右方向に延び、両端部に設けられたトレーリングアームを介して左右輪に連結されるトーションビームと、
    前記トーションビームの前方に設置される燃料タンクと、
    前記燃料タンクの前方に設置される内燃機関とを備えた車両に搭載され、前記トーションビームの上方を通過するようにして前後方向に延び、前記内燃機関から排出される排気ガスを外部に排出する排気部材を備えた車両の排気装置であって、
    前記排気部材は、前記トーションビームの後方に位置するように設けられた規制部材を備えており、
    前記規制部材は、前記排気部材に車両後方から荷重が印加されたときに、前方に移動して前記トーションビームに接触する位置に設置されることを特徴とする車両の排気装置。
  2. 前記排気部材は、前記内燃機関に連結される一端部と、前記トーションビームより後方に位置して排気ガスを外部に排出する開口を有する他端部とを備えた排気管と、
    少なくとも前記トーションビームの後方において前記排気管に取付けられ、排気音を消音する消音器とを含んで構成されており、
    前記消音器が前記規制部材を備えていることを特徴とする請求項1に記載の車両の排気装置。
  3. 前記規制部材は、前記排気管または前記消音器の下面から下方に延び、車両の前後方向において前記トーションビームに対向する第1の突出部と、前記第1の突出部の突出方向下端部から前方に延びる第2の突出部とを備えており、
    前記規制部材は、前記排気部材に車両後方から荷重が印加されたときに、前記第1の突出部が前記トーションビームの後面に接触し、前記第2の突出部が前記トーションビームの下方に潜り込む位置に設置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両の排気装置。
  4. 車両の左右方向に延び、両端部に設けられたトレーリングアームを介して左右輪に連結されるトーションビームと、
    前記トーションビームの前方に設置される燃料タンクと、
    前記燃料タンクの前方に設置される内燃機関とを備えた車両に搭載され、前記トーションビームの上方を通過するようにして前後方向に延び、前記内燃機関から排出される排気ガスを外部に排出する排気部材を備えた車両の排気装置であって、
    前記排気部材は、前記内燃機関に連結される一端部と、前記トーションビームより後方に位置して排気ガスを外部に排出する開口を有する他端部とを備えた排気管と、
    少なくとも前記トーションビームの後方において前記排気管に取付けられ、排気音を消音する消音器とを含んで構成されており、
    前記消音器は、前記排気部材に車両後方から荷重が印加されたときに、前方に移動して前記トーションビームに接触する位置に設置されることを特徴とする車両の排気装置。
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