JP2018181593A - 導通固定ピン及びこれを用いた導通固定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価にして、汎用性が高く、簡単な取付作業で複数の導電性部材を確実かつ適切に導通及び固定できる導通固定ピンを提供する。【解決手段】導通固定ピン1を、樹脂製のピン本体10と、ピン本体10の外周に装着される導電性の弾性体20とから構成する。ピン本体10は、軸部11と、軸部11の一端に形成された頭部12と、軸部11の他の一端に形成されたスナップフィット機能を有するフック部13とから構成する。弾性体20は、頭部12側に配置される第1弾性部21と、フック部13側に配置される第2弾性部22とから構成する。第1弾性部21は、少なくとも第2弾性部22側の端部において、第2弾性部22よりも巻き径が大きい形状とする。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の導電性部材を電気的に導通させた状態で固定する導通固定ピンと、当該導通固定ピンを用いた複数の導電性部材の導通固定方法と、に関する。
従来、LSI(Large Scale Integration)等の電子部品に密着されたヒートシンクを、電子部品が搭載されたプリント配線基板に固定する手段としては、ヒートシンクの表面に押し当てられる板ばねと、当該板ばねの両端をプリント配線基板に固定するリベット又はねじとの組み合わせからなるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、プリント配線基板を電気機器のシャーシに固定する手段としては、樹脂を用いて一体成形された本体と、導電性を有する板材を用いて一体成形された導電性部材との組み合わせからなるものが従来知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−294952号公報 特開2009−064906号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたヒートシンクの固定手段は、リベット又はねじによるヒートシンクの締付力が過大になりやすいために、電子部品のパッケージが割れる等の不都合を生じやすい。ヒートシンクの固定手段としてねじを用いた場合には、締付トルクを管理することにより、このような不都合の発生を防止又は抑制できるが、電子部品に対する電源のオンオフに応じて、ヒートシンクとねじとの熱膨張差に基づくストレスが繰り返しねじに作用するため、ねじが緩みやすくなるという別の問題が生じやすくなる。さらに、ヒートシンクの固定手段としてリベット又はねじを用いると、リベットのかしめ作業又はねじの締付作業が必要になるため、プリント配線基板に対するヒートシンクの固定作業を効率的に行うことが難しいという問題もある。
一方、特許文献2に記載されたプリント配線基板の固定手段は、本体及び導電性部材の構成が複雑であるために、高価なものとなる。また、特許文献2に記載されたプリント配線基板の固定手段は、本体に形成された挟持片をシャーシに開設された非円形の取付孔内に挿入した後に、本体をシャーシの面方向にスライドしなくてはシャーシに挟持片を係合させることができないので、円形の取付孔が開設されたシャーシや、プリント配線基板に対するヒートシンクの固定には適用できず、汎用性に乏しい。
本発明は、このような従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、安価にして、汎用性が高く、簡単な取付作業で複数の導電性部材を確実かつ適切に導通及び固定できる導通固定ピンを提供すること、及び、この導通固定ピンを用いた複数の導電性部材の導通固定方法を提供することにある。
本発明は、このような従来技術の課題を解決するため、導通固定ピンに関しては、樹脂製のピン本体と、前記ピン本体の外周に装着される導電性の弾性体と、からなり、前記ピン本体は、軸部と、前記軸部の一端に形成された前記軸部よりも大型の頭部と、前記軸部の他の一端に形成されたスナップフィット機能を有するフック部と、が一体に形成され、前記弾性体は、前記頭部側に配置される第1弾性部と、前記フック部側に配置される第2弾性部と、を有していて、全体がコイルばねをもって一体に構成されており、前記第1弾性部は、少なくとも前記第2弾性部側の端部において、前記第2弾性部よりも巻き径が大きく形成されていることを特徴とする。
また本発明は、導通固定方法に関して、導通固定ピンを用いて、第1取付孔が開設された第1導電性部材と第2取付孔が開設された第2導電性部材とを電気的に導通された状態で固定する導通固定方法であって、前記導通固定ピンは、樹脂製のピン本体と、前記ピン本体の外周に装着される導電性の弾性体と、からなり、前記ピン本体は、軸部と、前記軸部の一端に形成された前記軸部よりも大型の頭部と、前記軸部の他の一端に形成されたスナップフィット機能を有するフック部と、が一体に形成され、前記弾性体は、前記頭部側に配置される第1弾性部と、前記フック部側に配置される第2弾性部と、を有していて、全体がコイルばねをもって一体に構成されており、前記第1弾性部は、少なくとも前記第2弾性部側の端部において、前記第2弾性部よりも巻き径が大きく形成され、前記第1取付孔は、第1弾性部を挿入不能で、前記第2弾性部を挿入可能な直径を有する円形孔であり、前記第2取付孔は、前記第2弾性部を挿入不能な直径を有する円形孔であり、前記第1取付孔の中心と前記第2取付孔の中心を合致した状態で、前記第1導電性部材及び前記第2導電性部材を上下に配置し、前記第1導電性部材の上面側から前記第1取付孔及び前記第2取付孔に前記導通固定ピンの軸部を押し込み、前記第2導電性部材の下面側に前記導通固定ピンのフック部を貫通して、前記フック部を前記第2導電性部材の下面に当接し、前記第1弾性部の下端部を前記第1導電性部材の上面に弾接すると共に、前記第2弾性部の下端部を前記第2導電性部材の上面に弾接することを特徴とする。
前記構成によると、ピン本体に弾性体を装着した後、第1導電性部材に開設された第1取付孔及び第2導電性部材に開設された第2取付孔にピン本体の軸部を挿通するだけで、第1及び第2の導電性部材を電気的に導通した状態で固定できる。即ち、第1及び第2の導電性部材を、第1導電性部材を上にして上下に積層し、かつ第1取付孔の中心と第2取付孔の中心とを合致させた状態で、これら第1及び第2の取付孔内にピン本体の軸部を一連に挿通すると、軸部の先端に形成されたフック部が、第2導電性部材に開設された第2取付孔を貫通した段階で、第2導電性部材の下面にフックされる。このとき、第1弾性部の上端部はピン本体の頭部に弾接され、第1弾性部の下端部は第1導電性部材の上面に弾接され、第2弾性部の下端部は第2導電性部材の上面に弾接される。よって、第1及び第2の導電性部材が弾性体のばね力によって固定されると共に、第1導電性部材と第2導電性部材とが電気的に導通される。
従って、上記構成によると、弾性体のばね力を適切に選択することにより、上記構成をプリント配線基板に対するヒートシンクの固定手段として適用した場合に、電子部品に過大な締付力が作用することを防止できて、パッケージが割れる等の不都合の発生を防止できる。また、第1及び第2の導電性部材に開設される第1及び第2の取付孔は、単純な円形孔で良いので、各導電性部材の製造を低コスト化できる。さらに、上記構成によると、ねじを使用しないので、ねじの緩みといった問題も生じ得ない。加えて、上記構成によると、プリント配線基板に対するヒートシンクの導通及び固定に適用できるだけでなく、2枚のプリント配線基板の導通及び固定にも適用できるので、汎用性に優れる。
また本発明は、前記構成の導通固定ピンにおいて、前記第1弾性部は、前記第2弾性部側の巻き径が大きく、前記頭部側に至るにしたがって巻き径が小さくなる円錐コイルばねであり、前記第2弾性部は、巻き径が一定の圧縮コイルばねであって、前記第1弾性部を構成する円錐コイルばねの最大巻き径は、前記第2弾性部を構成する圧縮コイルばねの巻き径よりも大きく形成されていることを特徴とする。
上記構成によると、円錐コイルばねをもって第1弾性部を構成したので、圧縮コイルばねをもって第1弾性部を構成する場合に比べて、第1弾性部の密着高さを小さくでき、導通固定ピンと導電性部材とから構成される構造体の薄型化が図れる。
また本発明は、前記構成の導通固定ピンにおいて、前記軸部は、前記頭部側の端部に、前記第1弾性部の一端を係合するための係合凹部が形成され、前記第1弾性部は、前記頭部側の端部に、前記係合凹部に係合される係合部が形成されていることを特徴とする。
上記構成によると、ピン本体に弾性体を装着した後は、第1弾性部の一端に形成された係合部がピン本体に形成された係合凹部に係合されるので、ピン本体から弾性体が脱落しにくく、導通固定ピンを用いた導電性部材の固定作業を効率化できる。
また本発明は、前記構成の導通固定方法において、前記導通固定ピンのフック部を貫通可能な内径を有するリング状のスペーサを、前記第1導電性部材と前記第2導電性部材との間に置いて、前記第1取付孔及び前記第2取付孔と同心に配置し、前記導通固定ピンを、前記第1取付孔、前記スペーサの中心孔及び前記第2取付孔に一連に挿通し、前記第1導電性部材、前記スペーサ及び前記第2導電性部材を一体に固定することを特徴とする。
上記構成によると、第1導電性部材と第2導電性部材との間にスペーサを脱落不能に配置できるので、例えば電子部品を実装した2枚のプリント配線基板の固定に適用できる。
本発明によると、安価にして、汎用性が高く、簡単な取付作業で複数の導電性部材を確実かつ適切に導通及び固定できる導通固定ピンを提供できる。また、この導通固定ピンを用いて、複数の導電性部材を簡単、確実かつ適切に導通及び固定可能な導通固定方法を提供することにある。
実施形態に係る導通固定ピンの分解斜視図である。 実施形態に係る導通固定ピンの組立状態の斜視図である。 実施形態に係る導通固定ピンを用いたプリント配線基板とヒートシンクとの導通固定方法を示す斜視図である。 図4のA部拡大断面図である。 実施形態に係る導通固定ピンを用いた2枚のプリント配線基板の導通固定方法を示す斜視図である。 実施形態に係る導通固定ピンを用いて導通及び固定された2枚のプリント配線基板の要部拡大断面図である。
以下、実施形態に係る導通固定ピン及びこれを用いた導通固定方法を図に基づいて説明する。
図1に示すように、実施形態に係る導通固定ピン1は、樹脂製のピン本体10と、ピン本体10の外周に装着される導電性の弾性体20と、から構成される。図1に示す実施形態に係る導通固定ピン1は、プリント配線基板とヒートシンクとの導通及び固定や、2枚のプリント配線基板の導通及び固定に適用できる。なお、本明細書において、「導通及び固定」とは、2つの導電性部材(例えば、プリント配線基板とヒートシンク、あるいは2枚のプリント配線基板)を電気的に導通した状態で固定することをいう。
ピン本体10は、円柱形の軸部11と、軸部11の一端に形成された軸部11よりも大型の頭部12と、軸部11の他の一端に形成されたフック部13と、を有している。
軸部11の頭部12側の端部には、弾性体20の一端を係合するための係合凹部11aが形成されている。係合凹部11aは、軸部11の周方向に一定の幅及び深さで形成される。
フック部13は、軸部11の先端から延びる連接部14と、連接部14の先端に形成された矢形部15と、から構成されている。矢形部15は、連接部14に接近する方向及び連接部から離隔する方向に弾性変形可能に形成されており、スナップフィット機能を有している。また、矢形部15の末端側(軸部11の先端と対向する側)には、ずれ防止突起16が、軸部11の先端側に向けて突設されている。従って、ピン本体10の矢形部15は、末端側の端面15aとずれ防止突起16の外面16aとによって、後に説明する導電性部材を保持する機能を有する。
ピン本体10は、例えばポリプロピレン樹脂等の合成樹脂材料をもって、一体に形成される。ピン本体10の製造方法としては、例えば射出成形法を用いることができる。
弾性体20は、図2に示すように、ピン本体10に装着したとき、ピン本体10の頭部12側に配置される第1弾性部21と、フック部13側に配置される第2弾性部22と、を有しており、これら第1及び第2の弾性部21、22は、1本の線材を用いて一体に構成されている。
第1弾性部21は、第2弾性部22側の巻き径が大きく、ピン本体10の頭部12側に至るにしたがって巻き径が小さくなる円錐コイルばねをもって構成されており、第2弾性部22は、巻き径が一定の圧縮コイルばねをもって構成されている。第1弾性部21を構成する円錐コイルばねの最大巻き径は、第2弾性部22を構成する圧縮コイルばねの巻き径よりも大きくなっている。また、第1弾性部21の頭部12側の端部は、軸部11に形成された係合凹部11aに係合可能な巻き径を有する第1係合部21aになっている。これに対して、第2弾性部22の第1弾性部21とは反対側の端部は、矢形部15の端面15aに係合可能な巻き径を有する第2係合部22aになっている。
なお、実施形態に係る弾性体20は、円錐コイルばねと圧縮コイルばねとの組み合わせからなるものに限定されるものではない。即ち、実施形態に係る弾性体20は、第1弾性部21と第2弾性部22とを有し、かつ第1弾性部21は少なくとも第2弾性部22側の端部において第2弾性部22よりも巻き径が大きく形成されていれば良く、円錐コイルばねどうしの組み合わせ、又は、圧縮コイルばねどうしの組み合わせからなるものを用いることもできる。
弾性体20は、ステンレス線等の耐候性及び耐久性に優れた金属線を用いて成形することが望ましい。また、弾性体20は、導電率を高めるため、ステンレス等の耐候性及び耐久性に優れた金属線からなる母材の表面に、銅等の導電性に優れた金属材料を被覆してなる被覆導線を用いて成形することもできる。
ピン本体10に対する弾性体20の取り付けは、ピン本体10のフック部13を弾性体20の第1弾性部21側から弾性体20内に挿し込み、第1弾性部21の端部に形成された第1係合部21aを、ピン本体10の軸部11に形成された係合凹部11aに係合すると共に、第2弾性部22の端部に形成された第2係合部22aを、ピン本体10の矢形部15に形成された端面15aに係合することにより行うことができる。このように、実施形態に係る導通固定ピン1は、ピン本体10に弾性体20を安定に装着できるので、作業中にピン本体10から弾性体20が脱落することがなく、取扱性が良好で、高い作業性を発揮できる。
次に、前記のように構成された導通固定ピン1を用いた導電性部材の導電固定方法について説明する。
図3及び図4は、実施形態に係る導通固定ピン1を用いて、電子部品31が実装されたプリント配線基板(第2導電性部材)32と、電子部品31の上面に配置されたヒートシンク(第1導電性部材)33と、を導通及び固定する導電固定方法を示している。
ヒートシンク33の設置を必要とする電子部品31としては、一般的にLSIやCPU(Central Processing Unit)が挙げられるが、これらに限定されるものではない。ヒートシンク33は、通電による電子部品31の発熱を放熱するものであって、アルミニウム等の熱伝導性の高い金属材料をもって一体に形成されている。実施形態に係るヒートシンク33は、両端に導通固定ピン1を取り付けるための第1取付孔34が開設された長方形の基板部35と、基板部35の片面から垂直に起立された複数の放熱フィン36とから形成されている。第1取付孔34としては、弾性体20の第1弾性部21を挿入不能で、弾性体20の第2弾性部22を挿入可能な直径を有する円形孔が開設されている。
プリント配線基板32は、絶縁基板41の表面に所要の導電パターンを形成したものであり、実施形態に係るプリント配線基板32においては、円形のグランド端子42を含む導電パターンが形成されている。また、実施形態に係るプリント配線基板32においては、グランド端子42の形成部分に、かつグランド端子42と同心に、導通固定ピン1を取り付けるための第2取付孔43が開設されている。第2取付孔43としては、弾性体20の第2弾性部22を挿入不能な直径を有する円形孔が開設されている。
プリント配線基板32とヒートシンク33との導通及び固定に際しては、まず、電子部品31の上面に配置されたヒートシンク33の位置決めを行って、第1取付孔34の中心と第2取付孔43の中心とを合致させる。これにより、ヒートシンク33を上にして、ヒートシンク33とプリント配線基板32とが、電子部品31の厚み分の間隔を隔てて上下に配置される。
次に、ヒートシンク33の上方から、第1取付孔34及び第2取付孔43内に、弾性体20が装着された導通固定ピン1の軸部11を挿通し、軸部11の先端に形成されたフック部13をプリント配線基板32の下面側に貫通させる。第1取付孔34及び第2取付孔43内への導通固定ピン1の挿通は、作業員が導通固定ピン1の頭部12を手指にて押圧することにより行うことができる。第1取付孔34及び第2取付孔43内に導通固定ピン1を挿通すると、弾性体20の第2弾性部がプリント配線基板32の上面に当接される。よって、第2弾性部がプリント配線基板32の上面に当接された後は、導通固定ピン1に弾性体20のばね力が作用する。
弾性体20のばね力に抗して導通固定ピン1をさらに押し込むと、フック部13は、第2取付孔43を貫通してプリント配線基板32の下面側に配置されることになる。フック部13は、第2取付孔43内に挿通されたとき、第2取付孔43の孔面に押されて内向きに弾性変形する。また、フック部13は、第2取付孔43を貫通した段階で、自身のばね力によって外向きに弾性変形する。よって、フック部13は、第2取付孔43を貫通した状態において、弾性体20のばね力により、矢形部15の端面15aがプリント配線基板32の下面にスナップフィットされる。
また、この状態においては、矢形部15の端面15aに形成されたずれ防止突起16の外面が、第2取付孔43の孔面と対向に配置され、導通固定ピン1に対するプリント配線基板32の位置ずれが防止される。
さらに、この状態においては、弾性体20の第1弾性部21がアルミニウム等で形成された導電性のヒートシンク33に弾接され、弾性体20の第2弾性部22がプリント配線基板32の上面に形成されたグランド端子42に弾接されるので、ヒートシンク33とグランド端子42とが電気的に導通される。これにより、ヒートシンク33と電子部品31とが同電位となるので、ヒートシンク33の帯電に起因する電子部品31の破壊やノイズの発生を防止することができる。
図5及び図6は、実施形態に係る導通固定ピン1を用いて、プリント配線基板50(第1導電性部材)とプリント配線基板(第2導電性部材)60とを導通及び固定する導電固定方法を示している。
プリント配線基板50、60は、プリント配線基板32とは異なり、上面の四隅部に円形のグランド端子51、61が形成されている。そして、グランド端子51の形成部分には、グランド端子51と同心に、導通固定ピン1を取り付けるための第1取付孔52が開設されている。一方、グランド端子61の形成部分には、グランド端子61と同心に、導通固定ピン1を取り付けるための第2取付孔62が開設されている。なお、図示は省略するが、プリント配線基板50、60には、それぞれ所要の電子部品が実装されている。
第1取付孔52としては、弾性体20の第1弾性部21を挿入不能で、弾性体20の第2弾性部22を挿入可能な直径を有する円形孔が開設されている。また、第2取付孔62としては、弾性体20の第2弾性部22を挿入不能な直径を有する円形孔が開設されている。
プリント配線基板50、60は、リング状のスペーサ70を介して、実施形態に係る導通固定ピン1により導通及び固定される。スペーサ70は、樹脂材料をもって弾性体20の第2弾性部22を挿通可能な内径を有するリング状に形成される。
プリント配線基板50、60の導通固定方法は、プリント配線基板32とヒートシンク33との導通固定方法とほぼ同じである。即ち、プリント配線基板50、60の導通及び固定に際しては、まず、プリント配線基板50とプリント配線基板60との間にスペーサ70を介在させた後、第1取付孔52とスペーサ70の中心孔と第2取付孔62の中心とを合致させる。しかる後に、プリント配線基板50の上方から、第1取付孔52とスペーサ70の中心孔と第2取付孔62とに弾性体20が装着された導通固定ピン1の軸部11を一連に挿通し、軸部11の先端に形成されたフック部13をプリント配線基板60の下面側に貫通させる。これにより、プリント配線基板50、60の導通及び固定を完了できる。
以下、実施形態に係る導通固定ピン1及びこれを用いた導通固定方法の効果について説明する。
実施形態に係る導通固定ピン1は、樹脂製のピン本体10と、ピン本体10の外周に装着される導電性の弾性体20と、を備え、弾性体20のばね力を利用して、ピン本体10により第1及び第2の導電性部材(プリント配線基板32とヒートシンク33、又は2枚のプリント配線基板50、60)を導通及び固定する構成を備えている。
従って、実施形態に係る導通固定ピン1は、弾性体のばね力を適切に選択することにより、電子部品31のパッケージが割れる等の不都合の発生を防止できる。また、ねじ又はリベットを用いないので、長期間経過しても緩みの問題を生じない。
実施形態に係る導通固定ピン1は、樹脂製のピン本体10を第1及び第2の導電性部材に開設された第1及び第2の取付孔34、43(又は52、62)内に挿通するだけで、第1及び第2の導電性部材の導通及び固定を完了できる構成を有している。
従って、実施形態に係る導通固定ピン1は、ねじ又はリベットを用いる場合に比べて、第1及び第2の導電性部材の導通固定作業を効率的に行うことができる。また、実施形態に係る導通固定ピン1は、第1及び第2の取付孔34、43(又は52、62)を単純な円形孔とすることができるので、各導電性部材の製造を低コスト化できる。さらに、実施形態に係る導通固定ピン1は、プリント配線基板32とヒートシンク33の導通及び固定だけでなく、2枚のプリント配線基板50、60の導通及び固定にも適用できるので、汎用性に優れる。
実施形態に係る導通固定ピン1は、弾性体20を、円錐コイルばねからなる第1弾性部21と、圧縮コイルばねからなる第2弾性部22と、から形成する構成を有している。
従って、実施形態に係る導通固定ピン1は、圧縮コイルばねをもって第1弾性部を構成する場合に比べて、第1弾性部の密着高さを小さくでき、導通固定ピンと導電性部材とから構成される構造体の薄型化を図ることができる。
実施形態に係る導通固定ピン1は、導通固定ピン1の軸部11に形成された係合凹部11aに、弾性体20の第1弾性部21に形成された第1係合部21aを係合する構成を有している。
従って、実施形態に係る導通固定ピン1は、軸部11に弾性体20を装着した後は、導通固定ピン1からの弾性体20の脱落を防止でき、導通固定ピン1を用いた導電性部材の固定作業を効率化できる。
なお、前記実施形態においては、導通固定ピン1を、ヒートシンク33とプリント配線基板32の導通及び固定、並びに、2枚のプリント配線基板50、60の導通及び固定に用いたが、導通固定ピン1を用いて導通及び固定可能な2つの導電性部材の組み合わせはこれに限定されるものではなく、他の組み合わせであっても良い。
また、前記実施形態においては、弾性体20として円錐コイルばねと圧縮コイルばねの組み合わせからなるものを用いたが、弾性体20を構成する第1弾性部21及び第2弾性部22の組み合わせはこれに限定されるものではなく、他の組み合わせであっても良い。
さらに、前記実施形態においては、弾性体20を第1弾性部21及び第2弾性部22の組み合わせをもって形成したが、弾性体20を3つ以上の弾性部の組み合わせをもって形成することにより、3つ以上の導電性部材の導通及び固定に適用できるようにすることもできる。
1 導通固定ピン
10 ピン本体
11 軸部
11a 係合凹部
12 頭部
13 フック部
14 連接部
15 矢形部
15a 端面
16 ずれ防止突起
16a 外面
20 弾性体
21 第1弾性部
21a 第1係合部
22 第2弾性部
22a 第2係合部
31 電子部品
32 プリント配線基板
33 ヒートシンク
34 第1取付孔
35 基板部
36 放熱フィン
41 絶縁基板
42 グランド端子
43 第2取付孔
50、60 プリント配線基板
51、61 グランド端子
52 第1取付孔
62 第2取付孔
70 スペーサ

Claims (5)

  1. 樹脂製のピン本体と、前記ピン本体の外周に装着される導電性の弾性体と、からなり、
    前記ピン本体は、軸部と、前記軸部の一端に形成された前記軸部よりも大型の頭部と、前記軸部の他の一端に形成されたスナップフィット機能を有するフック部と、が一体に形成され、
    前記弾性体は、前記頭部側に配置される第1弾性部と、前記フック部側に配置される第2弾性部と、を有していて、全体がコイルばねをもって一体に構成されており、前記第1弾性部は、少なくとも前記第2弾性部側の端部において、前記第2弾性部よりも巻き径が大きく形成されていることを特徴とする導通固定ピン。
  2. 前記第1弾性部は、前記第2弾性部側の巻き径が大きく、前記頭部側に至るにしたがって巻き径が小さくなる円錐コイルばねであり、前記第2弾性部は、巻き径が一定の圧縮コイルばねであって、前記第1弾性部を構成する円錐コイルばねの最大巻き径は、前記第2弾性部を構成する圧縮コイルばねの巻き径よりも大きく形成されていることを特徴とする請求項1に記載の導通固定ピン。
  3. 前記軸部は、前記頭部側の端部に、前記第1弾性部の一端を係合するための係合凹部が形成され、前記第1弾性部は、前記頭部側の端部に、前記係合凹部に係合される係合部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の導通固定ピン。
  4. 導通固定ピンを用いて、第1取付孔が開設された第1導電性部材と第2取付孔が開設された第2導電性部材とを電気的に導通された状態で固定する導通固定方法であって、
    前記導通固定ピンは、樹脂製のピン本体と、前記ピン本体の外周に装着される導電性の弾性体と、からなり、前記ピン本体は、軸部と、前記軸部の一端に形成された前記軸部よりも大型の頭部と、前記軸部の他の一端に形成されたスナップフィット機能を有するフック部と、が一体に形成され、前記弾性体は、前記頭部側に配置される第1弾性部と、前記フック部側に配置される第2弾性部と、を有していて、全体がコイルばねをもって一体に構成されており、前記第1弾性部は、少なくとも前記第2弾性部側の端部において、前記第2弾性部よりも巻き径が大きく形成され、
    前記第1取付孔は、第1弾性部を挿入不能で、前記第2弾性部を挿入可能な直径を有する円形孔であり、前記第2取付孔は、前記第2弾性部を挿入不能な直径を有する円形孔であり、
    前記第1取付孔の中心と前記第2取付孔の中心を合致した状態で、前記第1導電性部材及び前記第2導電性部材を上下に配置し、前記第1導電性部材の上面側から前記第1取付孔及び前記第2取付孔に前記導通固定ピンの軸部を押し込み、前記第2導電性部材の下面側に前記導通固定ピンのフック部を貫通して、前記フック部を前記第2導電性部材の下面に当接し、
    前記第1弾性部の下端部を前記第1導電性部材の上面に弾接すると共に、前記第2弾性部の下端部を前記第2導電性部材の上面に弾接することを特徴とする導通固定方法。
  5. 前記導通固定ピンのフック部を貫通可能な内径を有するリング状のスペーサを、前記第1導電性部材と前記第2導電性部材との間に置いて、前記第1取付孔及び前記第2取付孔と同心に配置し、前記導通固定ピンを、前記第1取付孔、前記スペーサの中心孔及び前記第2取付孔に一連に挿通し、前記第1導電性部材、前記スペーサ及び前記第2導電性部材を一体に固定することを特徴とする請求項4に記載の導通固定方法。
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