JP2019127151A - エアバッグ制御装置及びエアバッグ制御方法 - Google Patents

エアバッグ制御装置及びエアバッグ制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019127151A
JP2019127151A JP2018009951A JP2018009951A JP2019127151A JP 2019127151 A JP2019127151 A JP 2019127151A JP 2018009951 A JP2018009951 A JP 2018009951A JP 2018009951 A JP2018009951 A JP 2018009951A JP 2019127151 A JP2019127151 A JP 2019127151A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
airbag
predicted
air bag
driver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018009951A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7049838B2 (ja
Inventor
道雄 竹下
Michio Takeshita
道雄 竹下
正二 稲塚
Shoji Inazuka
正二 稲塚
弘貴 居蔵
Hirotaka Ikura
弘貴 居蔵
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP2018009951A priority Critical patent/JP7049838B2/ja
Publication of JP2019127151A publication Critical patent/JP2019127151A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7049838B2 publication Critical patent/JP7049838B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Bags (AREA)

Abstract

【課題】車両が物体に衝突する可能性が高いときに、予測された衝突位置に応じたエアバッグを展開することが可能なエアバッグ制御装置を提供することを目的とする。【解決手段】本発明に係るエアバッグ制御装置10は、車両100の外部へ向けて展開可能で、且つ、互いに異なる位置に取り付けられた複数のエアバッグを有する車両100の挙動に基づいて車両100の進行方向を予測する進行方向予測部131と、車両100が物体に衝突すると予測した場合に物体が車両100に衝突する位置を予測する衝突位置予測部132と、車両100が運転者により制御可能か否かを判定する制御可能判定部133と、車両100は物体に衝突すると予測され、且つ、車両100は運転者により制御可能ではないと判定されたとき、予測された衝突位置に応じたエアバッグを展開するように制御するエアバッグ制御部135と、を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、エアバッグ制御装置及びエアバッグ制御方法に関する。
車両が歩行者等との衝突を予測したときに、衝突により歩行者等へ与える衝撃を吸収する装置が知られている。
特許文献1には、フロントバンパーの下側に膨張可能な巻き込み防止用エアバッグと、車体上面を覆うように膨張可能な歩行者等保護用エアバッグとを備える車両が開示されている。車両の走行速度が遅い場合、歩行者等は車体の下側に巻き込まれる傾向があるため、車両は巻き込み防止用エアバッグを膨張させて、歩行者等の車体下側への巻き込みを防止する。また、車両の走行速度が速い場合、歩行者等はボンネットフードの上側にはね上げられる傾向があるため、車両は車体上面を覆う歩行者等保護用エアバッグを膨張させて、歩行者等が車体上面に落下して車体の剛性部材に直に当ることを防止する。
特開2005−132295号公報
しかしながら、歩行者等の物体との衝突が予測されたときでも、運転者が車両を制御可能であれば物体との衝突を回避できることがある。このときに物体との衝突を予測して車外にエアバッグを展開すると、物体と衝突しないときに、あるいは物体と衝突する箇所とは異なる位置のエアバッグが展開されたり、エアバッグが展開されることによって物体を回避するための運転操作に悪影響を及ぼしたりすることがある。
本発明の目的は、車両が物体に衝突する可能性が高いときに、予測された衝突位置に応じたエアバッグを展開することが可能なエアバッグ制御装置及びエアバッグ制御方法を提供することである。
本発明に係るエアバッグ制御装置は、車両の外部へ向けて展開可能で、且つ、互いに異なる位置に取り付けられた複数のエアバッグを有する車両の挙動を表す挙動情報に基づいて車両の進行方向を予測する進行方向予測部と、車両の進行方向及び車両の外部に存在する物体の位置を表す物体情報に基づいて車両が物体に衝突するか否かを予測し、衝突すると予測した場合に物体が車両に衝突する位置を予測する衝突位置予測部と、挙動情報に基づいて、車両が運転者により制御可能か否かを判定する制御可能判定部と、車両は物体に衝突すると予測され、且つ、車両は運転者により制御可能ではないと判定されたとき、前記複数のエアバッグのうち、予測された衝突位置に応じたエアバッグを展開するように制御するエアバッグ制御部と、を有する。
また、本発明に係るエアバッグ制御方法は、車両の外部へ向けて展開可能で、且つ、互いに異なる位置に取り付けられた複数のエアバッグを有する車両の挙動を表す挙動情報に基づいて車両の進行方向を予測し、車両の進行方向及び車両の外部に存在する物体の位置を表す物体情報に基づいて、車両が物体に衝突するか否かを予測し、衝突すると予測した場合に物体が車両に衝突する位置を予測し、挙動情報に基づいて、車両が運転者により制御可能か否かを判定し、車両は物体に衝突すると予測され且つ車両は運転者により制御可能ではないと判定されたとき、前記複数のエアバッグのうち、予測された衝突位置に応じたエアバッグを展開するように制御する。
本発明によれば、車両が物体に衝突する可能性が高いときに、予測された衝突位置に応じたエアバッグを展開することができる。
(A)は実施形態に係るエアバッグ制御装置を搭載する車両におけるエアバッグ装置の配置を示す正面図であり、(B)は実施形態に係るエアバッグ制御装置を搭載する車両におけるエアバッグ装置の配置を示す左側面図である。 実施形態に係るエアバッグ制御装置を搭載する車両におけるエアバッグ装置の配置を示す平面図である。 (A)は実施形態に係るエアバッグ制御装置を搭載する車両におけるセンサ等の配置を示す正面図であり、(B)は実施形態に係るエアバッグ制御装置を搭載する車両におけるセンサ等の配置を示す左側面図である。 実施形態に係るエアバッグ制御装置を搭載する車両におけるセンサ等の配置を示す平面図である。 実施形態に係るエアバッグ制御装置を関連する他の構成要素と共に示す図である。 制御部の機能ブロック図である。 エアバッグECUによるエアバッグ制御処理のフローチャートである。 (A)は図7のS18におけるエアバッグの展開例を示す平面図であり、(B)は図7のS18におけるエアバッグの展開例を示す側面図である。 (A)、(B)は図7のS19におけるエアバッグの展開例を示す図である。 図7のS18における底面からのエアバッグの展開例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の様々な実施形態について説明する。ただし、本発明の技術的範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
実施形態に係るエアバッグ制御装置を搭載する車両は、車両の外部へ向けて展開可能で、且つ、互いに異なる位置に取り付けられた複数のエアバッグを有する。エアバッグ制御装置は、車両の挙動情報に基づいて車両の進行方向を予測し、予測された進行方向及び車両の外部に存在する物体の位置に基づいて、車両が物体に衝突するか否か、及び、衝突する場合は物体が車両に衝突する位置を予測する。車両の外部の物体に衝突すると予測された場合に、エアバッグ制御装置は、車両の挙動情報に基づいて、車両が運転者により制御可能か否かを判定する。車両は物体に衝突すると予測され且つ車両は運転者により制御可能ではないと判定されたとき、エアバッグ制御装置は、複数のエアバッグのうち、予測された衝突位置に応じたエアバッグを展開するように制御する。これにより、エアバッグ制御装置は、車両が物体に衝突する可能性が高いときに、予測された衝突位置に応じたエアバッグを展開することができる。
図1(A)は、実施形態に係るエアバッグ制御装置を搭載する車両におけるエアバッグ装置の配置を示す正面図であり、図1(B)は、実施形態に係るエアバッグ制御装置を搭載する車両におけるエアバッグ装置の配置を示す左側面図である。図2は、実施形態に係るエアバッグ制御装置を搭載する車両におけるエアバッグ装置の配置を示す平面図である。
車両100は、ボディ102と、車両100の側面に配置されるドア103と、車両100の前面及び後面にそれぞれ配置されるバンパ104、105とを有する。ボディ102の前面にはフロントグリル102aが配置される。以下、ボディ102が路面に面する部分を、車両100の底面と称することがある。また車両100は、後述する様に、エアバッグECU10と、エアバッグ装置20と、底面エアバッグ装置30と、レーダ40と、カメラ50と、センサ60とを搭載する。
エアバッグ装置20は、車両100の外部に存在する物体との衝突時の衝撃を吸収するための装置である。エアバッグ装置20は、前方エアバッグ装置21と、後方エアバッグ装置22と、右エアバッグ装置23と、左エアバッグ装置24とを有する。
前方エアバッグ装置21は、フロントグリル102aの内部に配置されるエアバッグ装置である。前方エアバッグ装置21は、前方右エアバッグ装置21aと、前方左エアバッグ装置21bと、前方中央エアバッグ装置21cとを有する。
後方エアバッグ装置22は、ボディ102の後方に配置されるドア(不図示)の内部に配置されるエアバッグ装置である。後方エアバッグ装置22は、後方右エアバッグ装置22aと、後方左エアバッグ装置22bと、後方中央エアバッグ装置22cとを有する。
右エアバッグ装置23は、車両100の右側面のボディ102の内部且つドア103の下方に配置されるエアバッグ装置である。右エアバッグ装置23は、右第1エアバッグ装置23aと、右第2エアバッグ装置23bと、右第3エアバッグ装置23cと、右第4エアバッグ装置23dとを有する。
左エアバッグ装置24は、車両100の左側面のボディ102の内部且つドア103の下方に配置されるエアバッグ装置である。左エアバッグ装置24は、左第1エアバッグ装置24aと、左第2エアバッグ装置24bと、左第3エアバッグ装置24cと、左第4エアバッグ装置24dとを有する。
エアバッグ装置20のそれぞれは、点火剤及びガス発生剤が封入されたインフレータと、ガス発生剤から発生した窒素ガスを封入するエアバッグとを有する。また、エアバッグ装置20のそれぞれは、車両100の側面の互いに異なる位置に取り付けられ、エアバッグが車両100の外部へ、下方から上方に向けて展開するように配置される。
底面エアバッグ装置30は、車両100が横転しそうになるなど一部の車輪が路面から離れるように傾斜したときに、車両100の底面と車両100の外部に存在する物体との衝突時の衝撃を吸収するための装置である。底面エアバッグ装置30は、底面前方エアバッグ装置31と、底面後方エアバッグ装置32と、底面右エアバッグ装置33と、底面左エアバッグ装置34とを有する。底面エアバッグ装置30は、車両100のフレーム(不図示)又はボディ102に取り付けられ、車両100の底面に配置される。
底面エアバッグ装置30のそれぞれは、点火剤及びガス発生剤が封入されたインフレータと、ガス発生剤から発生した窒素ガスを封入するエアバッグとを有する。また、底面エアバッグ装置30のそれぞれは、車両100の底面のフレーム(不図示)又はボディ102に、互いに異なる位置に取り付けられ、エアバッグが車両100の底面から外周側に向けて展開するように配置される。
図3(A)は実施形態に係るエアバッグ制御装置を搭載する車両におけるセンサ等の配置を示す正面図であり、図3(B)は実施形態に係るエアバッグ制御装置を搭載する車両におけるセンサ等の配置を示す左側面図である。図4は、実施形態に係るエアバッグ制御装置を搭載する車両におけるセンサ等の配置を示す平面図である。
レーダ40は、一例ではミリ波レーダであり、前方レーダ41と、後方レーダ42と、右第1レーダ43aと、右第2レーダ43bと、左第1レーダ44aと、左第2レーダ44bとを有する。
レーダ40のそれぞれは、図4の点線の扇型で示した範囲を走査して、車両の外部に存在する物体の位置を検出する。前方レーダ41は車両100の前方に存在する物体の位置を検出し、後方レーダ42は車両100の後方に存在する物体の位置を検出する。右第1レーダ43aは車両100の右側前方に存在する物体の位置を検出し、右第2レーダ43bは車両100の右側後方に存在する物体の位置を検出する。左第1レーダ44aは車両100の左側前方に存在する物体の位置を検出し、左第2レーダ44bは車両100の左側後方に存在する物体の位置を検出する。
カメラ50は、一例ではCCD又はCMOS等の複数の撮像素子を有するカメラであり、前方カメラ51と、後方カメラ52と、右カメラ53と、左カメラ54とを有する。カメラ50は、車両の外部に存在する物体を撮像する。前方カメラ51は車両100の前方に存在する物体を撮像し、後方カメラ52は車両100の後方に存在する物体を撮像する。右カメラ53は車両100の右側に存在する物体を撮像し、左カメラ54は車両100の左側に存在する物体を撮像する。
センサ60(不図示)は、加速度センサ61と、角速度センサ62と、車輪速センサ63とを有する。加速度センサ61は、一例では容量式MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)加速度センサであり、車両100の前後方向の加速度を検出する。角速度センサ62は、一例ではジャイロセンサ等の角速度センサであり、車両100の中央付近に配置され、車両100のヨー、ロール、ピッチの各角速度を検出する。ヨー角速度は、車両の鉛直方向に延びる軸(z軸)周りの角速度であり、ロール角速度は、車両の前後方向に延びる軸(x軸)周りの角速度であり、ピッチ角速度は、車両の左右方向に延びる軸(y軸)周りの角速度である。車輪速センサ63は、一例では磁気センサであり、車両100の車輪の回転速度を検出する。
図5は、実施形態に係るエアバッグ制御装置を関連する他の構成要素と共に示す図である。
エアバッグECU10は、エアバッグ制御装置の一例であり、通信部11と、記憶部12と、制御部13とを有する。通信部11は、CAN(controller Area Network)等の車載LANのインタフェース回路を有し、レーダ40、カメラ50及びセンサ60から出力される情報、画像等を制御部13に入力する。通信部11は、エアバッグ装置20及び底面エアバッグ装置30のそれぞれと接続される制御線を有し、制御部13から出力されるエアバッグ展開の指示をエアバッグ装置20及び底面エアバッグ装置30に伝達する。記憶部12は、一例ではROM、RAM等の半導体メモリであり、制御部13による処理に用いられる各種プログラム、データ等を記憶する。制御部13は、一例では一つ又は複数のプロセッサを有し、エアバッグECU10の全体的な動作を統括的に制御する。
図6は、制御部の機能ブロック図である。
制御部13は、進行方向予測部131と、衝突位置予測部132と、制御可能判定部133と、物体判定部134と、エアバッグ制御部135とを有する。これらの各部は、制御部13で実行されるプログラムにより実現される機能モジュールである。これらの各部は、ファームウェアとしてエアバッグECU10に実装されてもよい。
進行方向予測部131は、車両の挙動を表す挙動情報に基づいて、車両100の移動の軌跡、車両100の向き等を予測する。挙動情報は、センサ60により検出される情報を含む。例えば、進行方向予測部131は、センサ60により検出されるオドメトリ情報から、カルマンフィルタ等を使用して車両100が今後進行する移動の軌跡(車両100が今後進行する方向)を予測する。進行方向予測部131は、車両100の進行速度を予測してもよい。
進行方向予測部131は、車両100の周囲に存在する物体の移動の軌跡を予測する。例えば、進行方向予測部131は、レーダ40が車両100の外部を走査することにより検出される距離情報及び角度情報から、距離の差が連続して所定値以下となり、且つ、車両100からの距離が所定距離以下となる範囲に物体があると検出する。進行方向予測部131は、レーダ40を使用して検出した物体の移動を所定のトラッキング手法を用いてトラッキングし、カルマンフィルタ等の予測フィルタを使用して物体の移動の軌跡を予測する。
進行方向予測部131は、予測された車両100の移動の軌跡と、予測された物体の移動の軌跡とが同一時点及び同一位置で一致するか否かを判定する。一致すると判定された場合、進行方向予測部131は、車両100と物体とが衝突すると予測し、その時点における車両100の向き及び衝突位置から、車両100のどこに物体が衝突するかを予測する。
制御可能判定部133は、車両100の挙動情報に基づいて、車両100が運転者により制御可能か否かを判定する。例えば、制御可能判定部133は、ロール角が30度等の所定角度より大きい場合、車両100が横転しそうなため運転者により制御可能ではないと判定する。また、制御可能判定部133は、ピッチ角が45度等の所定角度より大きい場合、車両100の前方が宙に浮いているため運転者により制御可能ではないと判定する。また、制御可能判定部133は、車両100の加速度に基づいて算出される車両速度より、車輪の回転速度に基づいて算出される車両速度が20%等の所定割合以上遅い場合、車輪がスリップしているため運転者により制御可能ではないと判定する。また、制御可能判定部133は、車輪の回転速度が0、即ちタイヤがロックしているにも関わらず、ヨー方向、即ち上下軸周りの回転の角速度が90度/秒などの所定角速度より速い場合、車両100がスピンしているため運転者により制御可能ではないと判定する。
物体判定部134は、検出された物体が人間か否かを判定する。例えば、物体判定部134は、記憶部12に予め記憶されたレーダ40からの方位と、カメラ50により生成される画像の座標情報との対応情報から、検出された物体の位置に対応する画像領域を特定する。物体判定部134は、例えば、人間検出用に予め学習された識別器を有し、識別器に画像領域から抽出したHOG(Histograms of Oriented Gradients)等の特徴量を入力することで、その画像領域に映っている検出された物体が人間か否かを判定する。識別器として、例えばニューラルネットワーク、AdaBoost等を利用できる。
エアバッグ制御部135は、エアバッグを展開するようにエアバッグ装置20及び底面エアバッグ装置30を制御する。例えば、エアバッグ制御部135は、エアバッグ装置20及び底面エアバッグ装置30のいずれかに点火剤に着火させるための指示を出すことにより、エアバッグを展開させる。
<実施形態に係るエアバッグECUによるエアバッグ制御処理>
図7は、エアバッグECU10によるエアバッグ制御処理のフローチャートである。図7に示すエアバッグ制御処理は、予め記憶部12に記憶されているプログラムに基づいて、主に制御部13により、エアバッグECU10の各要素と協働して実行される。図7に示すエアバッグ制御処理は、0.1秒などの所定周期毎に繰り返し実行される。
最初に、進行方向予測部131は、加速度センサ61により検出された加速度、角速度センサ62により検出されたヨー、ロール、ピッチの各角速度、車輪速センサ63により検出された車輪の回転速度等の車両100の挙動情報を取得する。進行方向予測部131は、取得した車両100の挙動情報に基づいて、車両100が今後進行する方向を予測する(S11)。
次に、衝突位置予測部132は、車両100が今後進行する方向と、レーダ40により検出された車両の外部に存在する物体の位置を表す物体情報とに基づいて、車両100が検出された物体に衝突するか否かを予測する(S12)。車両100は検出された物体に衝突しないと予測された場合(S12のN)、一連の処理を終了する。車両100は検出された物体に衝突すると予測された場合(S12のY)、衝突位置予測部132は、車両100の挙動情報及び進行する方向と物体情報とに基づいて、物体が車両100に衝突する位置を予測する(S13)。
次に、制御可能判定部133は、車両100の挙動情報に基づいて、車両100が運転者により制御可能か否かを判定する(S14)。
車両100は運転者により制御可能と判定された場合(S14のY)、一連の処理を終了する。この場合、エアバッグ装置20及び底面エアバッグ装置30のエアバッグは展開されないため、運転者の制御により車両100と物体との衝突が回避された場合、エアバッグを無駄に展開することを防止できる。一連の処理を終了する前に、制御可能判定部133は、物体と衝突すると予測したこと、物体が車両100に衝突する位置等を車両100の内部の表示装置(不図示)に表示してもよい。
車両100は運転者により制御可能ではないと判定された場合(S14のN)、物体判定部134は、物体情報及びカメラ50の撮像した画像に基づいて、物体が人間か否かを判定する(S15)。
物体は人間ではないと判定された場合(S15のN)、エアバッグ制御部135は、予測された衝突位置に応じたエアバッグを展開するようにエアバッグ装置20又は底面エアバッグ装置30を制御する(S16)。例えば、車両100における物体への衝突位置が、右第1エアバッグ装置23aの配置された側面の近傍であると予測されたとき、エアバッグ制御部135は、右第1エアバッグ装置23aのエアバッグを展開するように制御する。車両100と物体との衝突直前にエアバッグを展開することにより、車両100と物体との衝突時の衝撃を弱くすることができる。
物体は人間であると判定された場合(S15のY)、物体判定部134は、物体情報及びカメラ50の撮像した画像に基づいて、人間の後方に人間以外の他の物体が存在するか否かを判定する(S17)。人間の後方に物体が存在しない、又は、人間の後方に更に人間が存在すると判定された場合(S17のN)、エアバッグ制御部135は、予測された人間との衝突位置に応じたエアバッグを展開するようにエアバッグ装置20又は底面エアバッグ装置30を制御する(S18)。
人間の後方に人間以外の他の物体が存在すると判定された場合(S17のY)、エアバッグ制御部135は、予測された衝突位置の最も近くに配置されたエアバッグ装置に隣接して配置されたエアバッグ装置20又は底面エアバッグ装置30のエアバッグを展開するように制御する。その後に、エアバッグ制御部135は、予測された衝突位置の最も近くに配置されたエアバッグ装置20又は底面エアバッグ装置30のエアバッグを人間との衝突の直前に展開するように制御する(S19)。以上により、一連の処理を終了する。
図8(A)は図7のS18におけるエアバッグの展開例を示す平面図であり、図8(B)は図7のS18におけるエアバッグの展開例を示す側面図である。
図8(A)及び図8(B)に示される例では、車両100の左前方に人間が衝突すると予測され、且つ、その人間の後方に他の物体が存在しないと判定されたとする。
この場合、エアバッグ制御部135は、前方左エアバッグ装置21bのエアバッグを展開し、他のエアバッグ装置のエアバッグを展開しない。前方左エアバッグ装置21bは、エアバッグが車両100の外部へ、下方から上方に向けて展開するように配置されているため、エアバッグが人間を下方から上方に向けて押し上げ、車両100の底面の下方に入りにくくする。従って、車両100の下方に人間が巻き込まれることを防止できる。
図9(A)及び図9(B)は、図7のS19におけるエアバッグの展開例を示す図である。
図9(A)及び図9(B)に示される例では、車両100が左カーブを曲がり切れずにスピンして運転者による制御が不可能になり、車両100の右側面のうち右第2エアバッグ装置23bに近い部分が塀の前にいる人間に衝突すると予測されたとする。
この場合、エアバッグ制御部135は、予測された衝突位置の最も近くに配置された右第2エアバッグ装置23bのエアバッグに隣接して配置された右第1エアバッグ装置23a及び右第3エアバッグ装置23cのエアバッグを展開するように制御する。右第1エアバッグ装置23a及び右第3エアバッグ装置23cのエアバッグが車両100と人間との衝突の前に展開して塀に衝突することにより、車両100の速度を減少させ、車両100と人間との衝突時の衝撃を弱くすることができる。
隣接して配置されたエアバッグを展開するように制御した後に、エアバッグ制御部135は、予測された衝突位置の最も近くに配置された右第2エアバッグ装置23bのエアバッグを、車両100と人間との衝突の直前に展開するように制御する。これにより、車両100と人間との衝突時の衝撃をさらに弱くすることができる。なお、エアバッグ制御部135は、右第1エアバッグ装置23a及び右第3エアバッグ装置23cのエアバッグの展開力を、右第2エアバッグ装置23bのエアバッグの展開力より強くするように制御してもよい。この場合、右第1エアバッグ装置23a及び右第3エアバッグ装置23cのエアバッグは車両100の速度をより低下させるため、車両100と人間との衝突時の衝撃をさらに弱くすることができる。
図10は、図7のS18における底面からのエアバッグの展開例を示す図である。
図10に示される例では、車両100の右車輪が縁石に乗り上げて右側の車輪が路面から離れ、運転者による制御が不可能になり、車両100の底面のうち底面右エアバッグ装置33に近い部分が人間に衝突すると予測されたとする。
この場合、エアバッグ制御部135は、底面右エアバッグ装置33のエアバッグを展開し、他のエアバッグ装置のエアバッグは展開しない。底面右エアバッグ装置33は、エアバッグが車両100の底面から外周側に向けて展開するように配置されているため、エアバッグが人間を下方から上方に向けて押し上げ、車両100の底面の下方に入りにくくする。従って、車両100の路面から離れた車輪が再び路面に設置するときに、人間が車両100の下敷きになることを防止できる。
実施形態に係るエアバッグ制御装置は、車両が運転者により制御可能か否かを判定し、車両は物体に衝突すると予測され且つ車両は運転者により制御可能ではないと判定されたとき、予測された衝突位置に応じたエアバッグを展開するように制御する。従って、実施形態に係るエアバッグ制御装置は、車両が物体に衝突する可能性が高いときに、予測された衝突位置に応じたエアバッグを展開することが可能である。
また、実施形態に係るエアバッグ制御装置は、車両は物体に衝突すると予測されたが車両は運転者により制御可能であると判定されたとき、エアバッグを展開する制御をしない。従って、実施形態に係るエアバッグ制御装置は、運転者の制御により車両と物体との衝突が回避された場合、エアバッグを無駄に展開することを防止できる。
また、実施形態に係るエアバッグ制御装置は、人間の後方に人間以外の第2物体が存在し、車両は人間に衝突すると予測され、且つ、車両は運転者により制御可能ではないと判定されたとき、予測された衝突位置の最も近くに配置された第1エアバッグに隣接して配置された第2エアバッグを展開した後に、第1エアバッグを展開するように制御する。従って、実施形態に係るエアバッグ制御装置は、人間が車両と第2物体との間に挟まれるときに、車両と人間との衝突時の衝撃を弱くすることができる。
なお、実施形態に係るエアバッグ制御装置は、予測した衝突位置に対応するエアバッグを展開するように制御したときに、その他の位置に対応するエアバッグを展開するように制御しなくてもよい。この場合、実施形態に係るエアバッグ制御装置は、エアバッグを無駄に展開させなくなる。
また、実施形態に係るエアバッグ制御装置は、予測した衝突位置に対応するエアバッグを展開するように制御するときに、そのエアバッグに隣接するエアバッグも展開するように制御してもよい。この場合、実施形態に係るエアバッグ制御装置は、物体が展開したエアバッグに衝突する確率を増加させることができる。
10 エアバッグECU(エアバッグ制御装置)
100 車両
131 進行方向予測部
132 衝突位置予測部
133 制御可能判定部
134 物体判定部
135 エアバッグ制御部

Claims (5)

  1. 車両の外部へ向けて展開可能で、且つ、互いに異なる位置に取り付けられた複数のエアバッグを有する車両の挙動を表す挙動情報に基づいて前記車両の進行方向を予測する進行方向予測部と、
    前記車両の進行方向及び前記車両の外部に存在する物体の位置を表す物体情報に基づいて前記車両が前記物体に衝突するか否かを予測し、衝突すると予測した場合に前記物体が前記車両に衝突する位置を予測する衝突位置予測部と、
    前記挙動情報に基づいて、前記車両が運転者により制御可能か否かを判定する制御可能判定部と、
    前記車両は前記物体に衝突すると予測され、且つ、前記車両は前記運転者により制御可能ではないと判定されたとき、前記複数のエアバッグのうち、前記予測された衝突位置に応じたエアバッグを展開するように制御するエアバッグ制御部と、
    を有することを特徴とするエアバッグ制御装置。
  2. 前記複数のエアバッグのうちの一つである第1エアバッグは、前記車両の下方から上方に向けて展開するように配置され、
    前記車両は前記物体に衝突すると予測され、且つ、前記車両は前記運転者により制御可能ではないと判定されたとき、前記エアバッグ制御部は、前記予測された衝突位置に応じた前記第1エアバッグを展開するように制御する、請求項1に記載のエアバッグ制御装置。
  3. 前記複数のエアバッグのうちの一つである第2エアバッグは、前記車両の底面から外周側に向けて展開するように配置され、
    前記車両は前記物体に衝突すると予測され、且つ、前記車両は前記運転者により制御可能ではないと判定されたとき、前記エアバッグ制御部は、前記予測された衝突位置に応じた前記第2エアバッグを展開するように制御する、請求項1又は2に記載のエアバッグ制御装置。
  4. 前記物体が人間か否かを判定する物体判定部をさらに有し、
    前記物体は人間であり、前記人間の後方に人間以外の第2物体が存在し、前記車両は前記人間に衝突すると予測され、且つ、前記車両は前記運転者により制御可能ではないと判定されたとき、前記エアバッグ制御部は、前記複数のエアバッグの中から、前記予測された衝突位置の最も近くに配置された第3エアバッグに隣接して配置された第4エアバッグを展開した後に、前記第3エアバッグを展開するように制御する、請求項1〜3のいずれか一項に記載のエアバッグ制御装置。
  5. 車両の外部へ向けて展開可能で、且つ、互いに異なる位置に取り付けられた複数のエアバッグを有する車両の挙動を表す挙動情報に基づいて前記車両の進行方向を予測し、
    前記車両の進行方向及び前記車両の外部に存在する物体の位置を表す物体情報に基づいて前記車両が前記物体に衝突するか否かを予測し、衝突すると予測した場合に前記物体が前記車両に衝突する位置を予測し、
    前記挙動情報に基づいて、前記車両が運転者により制御可能か否かを判定し、
    前記車両は前記物体に衝突すると予測され、且つ、前記車両は前記運転者により制御可能ではないと判定されたとき、前記複数のエアバッグのうち、前記予測された衝突位置に応じたエアバッグを展開するように制御する、
    ことを含むことを特徴とするエアバッグ制御方法。
JP2018009951A 2018-01-24 2018-01-24 エアバッグ制御装置及びエアバッグ制御方法 Active JP7049838B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018009951A JP7049838B2 (ja) 2018-01-24 2018-01-24 エアバッグ制御装置及びエアバッグ制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018009951A JP7049838B2 (ja) 2018-01-24 2018-01-24 エアバッグ制御装置及びエアバッグ制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019127151A true JP2019127151A (ja) 2019-08-01
JP7049838B2 JP7049838B2 (ja) 2022-04-07

Family

ID=67471792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018009951A Active JP7049838B2 (ja) 2018-01-24 2018-01-24 エアバッグ制御装置及びエアバッグ制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7049838B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022152064A (ja) * 2021-03-29 2022-10-12 株式会社Subaru エアバッグ装置
JP2022553366A (ja) * 2019-10-25 2022-12-22 ズークス インコーポレイテッド シートバックを含む乗員保護システムおよび方法
JP2023077039A (ja) * 2021-11-24 2023-06-05 株式会社Subaru エアバッグ装置
CN116648392A (zh) * 2021-09-30 2023-08-25 宁德时代新能源科技股份有限公司 控制方法、装置及车辆

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001315599A (ja) * 2000-05-01 2001-11-13 Mazda Motor Corp 車両用歩行者保護装置
JP2005138750A (ja) * 2003-11-07 2005-06-02 Takata Corp 歩行者等の保護機構を備えた車両及びエアバッグ装置
JP2005178622A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Denso Corp 車両用安全制御装置
JP2006219119A (ja) * 2005-01-17 2006-08-24 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 衝突挙動制御装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001315599A (ja) * 2000-05-01 2001-11-13 Mazda Motor Corp 車両用歩行者保護装置
JP2005138750A (ja) * 2003-11-07 2005-06-02 Takata Corp 歩行者等の保護機構を備えた車両及びエアバッグ装置
JP2005178622A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Denso Corp 車両用安全制御装置
JP2006219119A (ja) * 2005-01-17 2006-08-24 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 衝突挙動制御装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022553366A (ja) * 2019-10-25 2022-12-22 ズークス インコーポレイテッド シートバックを含む乗員保護システムおよび方法
JP2022152064A (ja) * 2021-03-29 2022-10-12 株式会社Subaru エアバッグ装置
JP7620468B2 (ja) 2021-03-29 2025-01-23 株式会社Subaru エアバッグ装置
CN116648392A (zh) * 2021-09-30 2023-08-25 宁德时代新能源科技股份有限公司 控制方法、装置及车辆
CN116648392B (zh) * 2021-09-30 2026-01-30 宁德时代新能源科技股份有限公司 控制方法、装置及车辆
JP2023077039A (ja) * 2021-11-24 2023-06-05 株式会社Subaru エアバッグ装置
JP7752033B2 (ja) 2021-11-24 2025-10-09 株式会社Subaru エアバッグ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP7049838B2 (ja) 2022-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US12434657B2 (en) Occupant protection system including expandable curtain and/or expandable bladder
US11040693B2 (en) Vehicular protection device and vehicle
US20080243343A1 (en) Control Method for Occupant Restraint Apparatus and Occupant Restraint Apparatus
JP7049838B2 (ja) エアバッグ制御装置及びエアバッグ制御方法
JP2003226211A (ja) 車両用保護装置
WO2018132332A1 (en) Occupant protection system including expandable curtain and/or expandable bladder
JP7202790B2 (ja) 車両用対人保護システム
CN106985783A (zh) 图像处理装置
JP2020196323A (ja) 車両用保護装置
CN115123137B (zh) 控制装置、控制方法及存储介质
JP2019217876A (ja) 車両用保護装置
JP2020157839A (ja) エアバック装置およびこれを備えた車両
CN116691591A (zh) 气囊装置以及气囊系统
JP2023128139A (ja) エアバッグシステム、物体保護方法及びプログラム
JP2022152068A (ja) エアバッグ装置
US11780401B1 (en) Vehicle occupant protection systems having frictionally engaging tether
JP2020040637A (ja) 車両用の歩行者保護装置
JP2019217877A (ja) 車両用保護装置
JP5811064B2 (ja) 乗員保護装置
CN117416297A (zh) 气囊及其控制方法、装置
JP6426937B2 (ja) 挙動予測装置
JP2020196324A (ja) 車両用保護装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220328

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7049838

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250