JP2019182467A - 段ボール箱 - Google Patents
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Abstract
Description
特に、正面部の一部をカットして内容物を見せることができるいわゆるシェルフ・レディー・パッケージ(SRP)と称されるタイプの段ボール箱では、正面部900にカットのためのミシン目等からなる横切断線920や、正面部900と側面部910との間の境界部940に縦切断線950が予め形成されていることもあって胴膨れ現象が生じやすい。
かかる胴膨れ現象を防止した段ボール箱としては、特開2017−013856号公報記載のものがある。
かかる制約は、段ボール箱の設計や制作の自由度を低減させることになる。
なお、この段ボール箱1000を構成する段ボールは、図4に示すように、中芯710と、この中芯710の表裏両面にライナー720、730が接着されたいわゆる両面段ボール700が使用される。
また、前記背面部300の左端縁には継ぎ代330が延設されている。この継ぎ代330は、段ボール箱1000を組み立てた際に、右側面部220の右端部に接着される部分である。
同様に、背面部300の上端縁部からは背面上側外フラップ310が、下端縁部からは背面下側外フラップ320がそれぞれ延設されている。
同様に、左側面部400の上端縁部からは左上側内フラップ410が、下端縁部からは左下側内フラップ420がそれぞれ延設されている。
また、右上側内フラップ210、左上側内フラップ410は、右側面部200、左側面部400の幅寸法と等しい横幅寸法を有する長方形状を呈している。
また、前記横切断線101の両端、すなわち右側面部200及び左側面部400との境界部510、520から上側に向かっても縦切断線102、103が形成されている。こ縦切断線102、103は、ジッパー線で形成されている。
なお、前記横切断線101は,ほぼ中央において下向きに凸状の手入れ部101Aとなっている。この手入れ部101Aとなった部分は、正面部100の横切断線101を切断する際に手を入れる部分となる。手入れ部101Aの左右の両端間には、折れ曲がりやすいような予め罫線が形成されている。
かかる脆弱部600は、正面部100と右側面部200との間の境界部510に沿って2つ、正面部100と左側面部400との間の境界部520に沿って2つの合計4つが設けられている。
なお、この脆弱部600は、両面段ボール700の裏面側のライナー730のみに切込みを入れることで構成される。
また、この正面上側外フラップ110のほぼ中央には、横長の長円状の手入れ部111Aが形成されている。この手入れ部111Aは、前記上側切断線111を切断する際に手を入れる部分なので、下側隅部は前記上側切断線111の上端と接続されている。
継ぎ代330に沿って設けられた2つの脆弱部600は、組み立てられた段ボール箱1000では、右側面部200の端部に沿って設けられることになる。
従って、背面部300の4つの脆弱部600は、組み立てられた段ボール箱1000では正面部100と同様に設けられることになる。
まず、境界部510、520、530を折り曲げる。この際、脆弱部600が設けられた側が内側になるようにする。
次に、背面部300の継ぎ代330を右側面部200の裏面側に接着する。
右下側内フラップ220及び左下側内フラップ420をそれぞれ内側に折り曲げ、その後、正面下側外フラップ120及び背面下側外フラップ320をそれぞれ内側に折り曲げ、粘着テープ等の適宜な手段で正面下側外フラップ120と背面下側外フラップ320とを貼り付ける。これで段ボール箱1000の底面が閉塞される。
次に、右上側内フラップ210及び左上側内フラップ410をそれぞれ内側に折り曲げ、その後、正面上側外フラップ110及び背面上側外フラップ310をそれぞれ内側に折り曲げ、粘着テープ等の適宜な手段で正面上側外フラップ110と背面上側外フラップ310とを貼り付ける。これで段ボール箱1000の上面が閉塞される。
この力は胴膨れ現象を誘発する力であり、屈曲を誘発する屈曲線を発生させる要因となる。
特に、境界部510、520には、縦切断線102、103が形成されているので、脆弱部600がないと前記力が縦切断線102、103に直接的に加わるため、胴膨れ現象が生じやすい。
胴膨れ現象を誘発する力が、脆弱部600が存在するため、境界部510、520の縦切断線102、103に直接加わることなく、図5に示す矢印Bのように、縦切断線102、103から離れた位置(脆弱部600が存在する部分)に作用するので、若干は正面部100が正面側に向かって膨らむが、従来のような胴膨れ現象は発生しない。
なお、この直線部660の上側にのみ屈曲部670が形成された脆弱部650は、下記の実験1、2における試料Bが該当する。
まず、対象となる段ボール箱1000は、中芯710がMC120、表面側のライナー720及び裏面側のライナー730にLC160を使用したいわゆるAフルートである両面ボール700で構成されている。
なお、Aフルートとは、中芯710の段数が30cm当たり34±2段、段の高さは約5mmのものを使用している。
なお、この段ボール箱1000の縦寸法は、255mm、横寸法は465mm、高さ寸法は220mmに設定されている。
また、表1に示す5種類の試料A〜Eの各1個ずつに実験2を実施した。
実験条件
日本T.M.C株式会社製の段ボール容器圧縮試験器TMC−PC50使用
JIC Z 0212により測定
前処理:温度23℃、相対湿度50%の環境下で試料を24時間保管
各試料A〜Eについて5個ずつ実験
各試料A〜Eの上方から一定速度(10mm/分)の速度で荷重を加えて、圧縮強度、歪量を測定
実験1の圧縮強度結果を表2に、歪量結果を表3にそれぞれ示す。
また、実験1の結果から試料Aと試料Cとを比較すると、試料Cは圧縮強度が5.5%向上し、歪量も10.9%削減されることが確認され、脆弱部600が胴膨れ現象の抑制に効果があることが判明した。
実験条件
日本T.M.C株式会社製の段ボール容器圧縮試験器TMC−PC50使用
JIC Z 0212により測定
前処理:温度23℃、相対湿度50%の環境下で試料を24時間保管
各試料A〜Eについて1個ずつ実験(クリープは測定値が安定するため1個のみ)
各試料の上方から2000Nの荷重を24時間加えて、歪量を測定
実験2のクリープ試験結果を表4に示す。
なお、実験1において、胴膨れ現象の抑制効果が低いと判断された試料Bは、実験2は実施しなかった。
すなわち、実験2からは、横切断線101や縦切断線102、103、上側切断線111の有無に関わらず、脆弱部600を形成することで胴膨れ現象の抑制が図れることが確認できた。
裏面側のライナー730にのみ切込みを入れることで脆弱部600を構成すると、段ボール箱の見た目を損なうことがなく、印刷等の阻害要因とならないが、表面側のライナー720に切込みを入れて脆弱部600を構成すると、胴膨れ現象の抑制を図った段ボール箱であることを視覚的にもアピールすることができるというメリットがある。
また、上述した実施の形態では、脆弱部600は4つ設けたが、背の低い段ボール箱の場合は左右に1つずつ設けるようにてしてもよい。
101 横切断線
200 右側面部
300 背面部
400 左側面部
600 脆弱部
Claims (7)
- 正面部、右側面部、背面部及び左側面部が連設され、各部の境界部を折り曲げて組み立てられた段ボール箱において、少なくとも正面部と右側面部との間の境界部、正面部と左側面部との間の境界部に沿って脆弱部が形成されていることを特徴とする段ボール箱。
- 正面部、右側面部、背面部及び左側面部が連設され、各部の境界部を折り曲げて組み立て、前記正面部に予め横切断線が形成された段ボール箱において、少なくとも正面部と右側面部との間の境界部、正面部と左側面部との間の境界部に沿って脆弱部が形成されていることを特徴とする段ボール箱。
- 前記脆弱部は、段ボールの裏面側のライナーのみに切込みを入れたものであることを特徴とする請求項1又は2記載の段ボール箱。
- 前記脆弱部は、上下方法にまっすぐな直線部と、この直線部の上端から境界部に向かって屈曲した屈曲部とを有していることを特徴とする請求項1、2又は3記載の段ボール箱。
- 前記脆弱部は、上下方向にまっすくな直線部と、この直線部の上下両端から境界部に向かって屈曲した屈曲部とを有していることを特徴とする請求項1、2又は3記載の段ボール箱。
- 前記脆弱部の屈曲部は、境界部の角部に対して45°の角度を有していることを特徴とする請求項4又は5記載の段ボール箱。
- 前記脆弱部は、境界部から20mm〜40mmの範囲に形成されていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の段ボール箱。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2018073881A JP2019182467A (ja) | 2018-04-06 | 2018-04-06 | 段ボール箱 |
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| JP2019182467A true JP2019182467A (ja) | 2019-10-24 |
Family
ID=68339230
Family Applications (1)
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| JP2018073881A Pending JP2019182467A (ja) | 2018-04-06 | 2018-04-06 | 段ボール箱 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2019182467A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2021066167A1 (ja) | 2019-10-02 | 2021-04-08 | 国立大学法人九州大学 | ヘパリン様物質の製造方法、組換え細胞及びその製造方法 |
Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2011240941A (ja) * | 2010-05-14 | 2011-12-01 | Nippon Tokan Package Kk | 包装箱 |
| JP2013173561A (ja) * | 2012-02-27 | 2013-09-05 | Oji Holdings Corp | 包装箱 |
| JP2013230840A (ja) * | 2012-04-27 | 2013-11-14 | Sapporo Breweries Ltd | 包装用箱及び段ボールシート |
| JP2017013856A (ja) * | 2015-07-01 | 2017-01-19 | レンゴー株式会社 | 胴膨れ抑制罫線構造を備えた段ボール箱 |
| US9573722B1 (en) * | 2013-05-28 | 2017-02-21 | Green Bay Packaging, Inc. | Carton with corner crumple zones |
-
2018
- 2018-04-06 JP JP2018073881A patent/JP2019182467A/ja active Pending
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