JP2567367Y2 - 紡機用トラベラ - Google Patents

紡機用トラベラ

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JP2567367Y2
JP2567367Y2 JP1991107816U JP10781691U JP2567367Y2 JP 2567367 Y2 JP2567367 Y2 JP 2567367Y2 JP 1991107816 U JP1991107816 U JP 1991107816U JP 10781691 U JP10781691 U JP 10781691U JP 2567367 Y2 JP2567367 Y2 JP 2567367Y2
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radius
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spinning
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JP1991107816U
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Inventor
哲則 坂本
Original Assignee
金井 宏之
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  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は高速精紡において溶融糸
や糸切れの発生しない優れた性能を有する紡機用トラベ
ラの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、紡機用横形トラベラとしては、図
5(イ)に示す様に、頭部8が上方にふくらみを有し、
側部9が単一の円弧で形成された楕円形トラベラ10や、
図5(ロ)に示すように、頭部8が平面状を有し、側部
9が複数の円弧で形成された箱形トラベラ11が考案され
ていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、楕円形トラベ
ラは重心が高く、走行中にトラベラの前傾が大きくな
り、滑走姿勢が不安定となっていた。このため、トラベ
ラとリングの間に糸をはさみ込んでしまい、糸毛羽の発
生や、糸切れを発生させるという問題点があった。
【0004】また、箱形トラベラは、上記楕円形トラベ
ラよりも重心を下げてリングとの接触面積を大きくして
いるため、高速紡出での走行は安定しているが、自在性
に欠け、紡出テンションが高くなった時に、糸切れが発
生したり、溶融糸が発生するという問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記従来の問題
点を除去するためになされたものであり、トラベラサー
クル部の頭部を上方にふくらみを有する曲線で形成し、
側部を上記頭部の曲率半径より小さい曲率半径の曲線で
外方にふくらむよう形成し、脚部を内側下方に角度θが
16°〜20°で傾斜した直線で形成し、上記頭部と側
部との間の糸通過部及び側部と脚部との間の接続部を側
部の曲率半径より小さく、かつ同一の曲率半径の曲線で
形成した左右対称形状を有し、かつ脚部の直線部の長さ
が開口寸法の略1/2 で、トラベラサークル部の幅と高さ
の寸法比が1.64〜1.78:1を有する紡機用トラベラ
を提供するものである。
【0006】
【作用】トラベラのサークル形状が、両側部の糸通過部
の曲線と接続部の曲線を夫々同一の曲率半径とし、上
下、左右を対称形状としたことにより、トラベラの滑走
姿勢をより安定させることが出来る。又、トラベラサー
クル部の幅と高さの寸法比を1.64〜1.78:1とし、
高さ寸法を低くすることにより、高速滑走における空気
抵抗の負荷を小さくすることができ、安定した滑走姿勢
が得られる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の紡機用トラベラの一実施例を
図面に基づいて説明する。図1に示すように、薄肉半丸
断面の硬鋼線によりトラベラサークル部を形成する。ト
ラベラサークル部の頭部1は上方に曲率半径Rの円弧で
形成されたふくらみを有している。また、両側部2は上
記曲率半径より小さい曲率半径R1 の円弧で形成された
外方へのふくらみを有している。さらに、両脚部3は、
角度θが16°〜20°で内側下方に傾斜した直線で形
成されている。上記頭部1と側部2との間は側部の曲率
半径R1 より小さい曲率半径R2 を有する円弧で接続さ
れ、糸通過部4を形成し、側部2と脚部3との間は上記
曲率半径R2 と同じ曲率半径R3 を有する円弧で接続さ
れ、接続部5を形成している。そして、上記のように形
成されたトラベラサークル部は、左右対称で、かつ上下
も略対称となるように形成されて紡機用トラベラ6を構
成している。
【0008】上記のように構成された紡機用トラベラ6
の脚部3は、その直線部の長さLが開口寸法Dの略1/2
を有しており、また、トラベラサークル部の幅Wと高さ
Hとの寸法比W:Hが1.64〜1.78:1を有してい
る。
【0009】さらに、図2に示すように、紡機用トラベ
ラ6の表面には、リングとトラベラ間の摩擦熱の放散性
を良好にするため、ニッケルメッキを行ってメッキ層7
を形成するものである。なお、上記ニッケルメッキにか
えて、ニッケルとリンの複合メッキを施したり、潤滑性
を良好とするために、テフロン樹脂あるいはMoS2
含有する合成樹脂皮膜を施すことも可能である。
【0010】上記のように構成したトラベラを次の条件
により紡出テストを行なった。 紡出条件A 紡出条件B 繊 維 :綿コーマ 綿/エステル 糸 番 手 :40番手 40番手 トラベラ番手 :11/0 11/0 リング径 :φ36mm φ36mm スピンドル回転数:22,000〜26,000r.p.m. 22,000〜26,000r.p.m. リ フ ト :6inch 6inch
【0011】上記紡出条件において紡出テストを行なっ
た結果、従来の楕円形トラベラaと本考案のトラベラb
とを比較すると、図3に示すように同一条件のもとで
は、本考案の紡機用トラベラは糸切れ本数が少なく、安
定した紡調が維持され、図4に示すように、糸毛羽にお
いても本考案の紡機用トラベラの方が減少している。
【0012】
【考案の効果】本考案の紡機用トラベラは上記構成とし
たので、トラベラの滑走姿勢が安定し、しかもトラベラ
とリング間に糸をはさみ込むことがないため、スピンド
ル回転数が25,000r.p.m.以上の高速紡出において
も、非常に安定した紡出状態が得られ、糸切れ本数が大
幅に減少すると共に、糸毛羽数も減少し良品質の糸が得
られる。しかも、滑走姿勢が安定することにより、トラ
ベラが安定した走行を行ない、トラベラの異常摩耗が発
生せず、寿命が延長するという優れた実用的効果を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の紡機用トラベラの一実施例を示す正面
図である。
【図2】図1のX−X線切断端面図である。
【図3】スピンドル回転数と糸切れ本数の関係を示す曲
線図である。
【図4】糸毛羽長さと毛羽発生本数の関係を示す曲線図
である。
【図5】従来の紡機用トラベラを示し、(イ)は楕円形
トラベラの正面図、(ロ)は箱形トラベラの正面図であ
る。
【符号の説明】
1、8 頭部 2、9 側部 3 脚部 4 糸通過部 5 接続部 6 紡機用トラベラ 7 メッキ層 10 楕円形トラベラ 11 箱形トラベラ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラベラサークル部の頭部を上方にふく
    らみを有する曲線で形成し、側部を上記頭部の曲率半径
    より小さい曲率半径の曲線で外方にふくらむよう形成
    し、脚部を内側下方に角度θが16°〜20°で傾斜し
    た直線で形成し、上記頭部と側部との間の糸通過部及び
    側部と脚部との間の接続部を側部の曲率半径より小さ
    く、かつ同一の曲率半径の曲線で形成した左右対称形状
    を有し、かつ脚部の直線部の長さが開口寸法の略1/2
    で、トラベラサークル部の幅と高さの寸法比が1.64〜
    1.78:1を有する紡機用トラベラ。
JP1991107816U 1991-12-27 1991-12-27 紡機用トラベラ Expired - Lifetime JP2567367Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS584671U (ja) * 1981-06-29 1983-01-12 金井 宏之 紡機用横形トラベラ

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JPH0556971U (ja) 1993-07-30

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