JP2658802B2 - 構造物用減衰装置 - Google Patents

構造物用減衰装置

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JP2658802B2
JP2658802B2 JP13355393A JP13355393A JP2658802B2 JP 2658802 B2 JP2658802 B2 JP 2658802B2 JP 13355393 A JP13355393 A JP 13355393A JP 13355393 A JP13355393 A JP 13355393A JP 2658802 B2 JP2658802 B2 JP 2658802B2
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damping device
damping
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義憲 松永
直幹 丹羽
成人 倉田
孝之 水野
治彦 栗野
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Kajima Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は地震や風等の振動外力に
対する構造物の応答について高い減衰性を与え、その振
動を低減するための構造物用減衰装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】減衰装置は、コンピュータ等による制御
システムを必要としない受動型の制震を可能とするもの
であり、構造物に高い減衰機能を持たせ、地震や風等の
外乱による構造物の揺れを低減し、快適な居住空間を実
現するために用いられる。
【0003】従来の減衰装置としては、例えば特開平4
−371679号公報に記載されたもの等がある。
【0004】従来の減衰装置の基本的な構成としては、
シリンダ内を移動するピストンと、シリンダの一端より
出入するピストンロッドを有し、ピストンの両側の油圧
室を連通させる流路に調圧弁が設けられている。
【0005】調圧弁の設計により、振動特性等に応じた
所定の減衰係数cが実現され、このような構成の減衰装
置を柱梁架構内に適切に配置することで、構造物に高い
減衰性を与えることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】減衰装置の減衰係数c
は調圧弁の設計等によって設定することができるが、構
造物の揺れを抑えるための最適減衰係数は、構造物自体
の振動特性の他、個々の地震や風外力の特性によっても
異なる。
【0007】これに対し、本願出願人等は、特願平5−
59841号において、異なる減衰係数を与えるための
調圧弁や、装置の性能以上の外力に対処するためのリリ
ーフ弁等を組み合わせた折れ線型減衰係数を持つ制震構
造物用高減衰装置も提案している。
【0008】本発明は、これら従来の技術の項で述べた
減衰装置あるいは上記の折れ線型減衰係数を持つ制震構
造物用高減衰装置等の改良を図ったもので、減衰装置の
調圧弁を介した作動に対し、バネ要素を並列に設けるこ
とで、減衰効果に加えて剛性による抵抗力を保持できる
構造とし、地震や風に対する応答低減効果を拡大するこ
とを目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の減衰装置は、構
造物の柱梁架構内に設置されるシリンダ形式のダンパ装
置であり、例えばシリンダ本体を架構の梁に連結し、シ
リンダの一端より出入するピストンロッドをブレースま
たは耐震壁等の耐震要素側に連結する。
【0010】架構または耐震要素に対するシリンダ本体
及びロッドの連結関係は上述した場合の逆であってもよ
く、また架構内の耐震要素間に設置し、耐震要素どうし
を連結する形でもよい。
【0011】ピストンの両側に形成された油圧室どうし
を連通させる流路には調圧弁が設けられており、この調
圧弁により所定の減衰係数cが与えられる。
【0012】調圧弁は、ピストンを貫通する流路または
シリンダ本体外に形成される流路に設けられる。また、
必要に応じ、調圧弁と並列に所定の圧力で作動するリリ
ーフ弁を設けて減衰装置に性能以上の外力が作用しない
ようにしたり、異なる圧力で作動する複数の調圧弁を組
み合わせることで多折れ線型減衰係数を持つ減衰装置と
することもできる。
【0013】本発明は、このような構造物用減衰装置に
おいて、ピストンロッドの作動に関し、調圧弁と並列に
非線形バネを配置したことを特徴とするものであり、バ
ネ要素を並列に設けたことで、減衰効果に加えて剛性に
よる抵抗力を保持することができる。
【0014】非線形バネとして、例えばコイルバネ等
で、所定の変形量δ0 以下でバネ係数K=F/δ(Fは
バネに作用する力、δはバネの変形量)が0または十分
小さい値となるようにしたバネを用いれば、装置部に発
生する変位がδ0 以下の範囲では、ダッシュポットとし
ての特性を発揮して減衰効果を構造物に付加し、装置部
に発生する変位がδ0 より大きい範囲では、減衰効果に
加えバネ効果も発揮して構造物の架構に掛かる力を軽減
することができる。
【0015】
【実施例】図1は、本発明の減衰装置10の一実施例を
概略的に示したもので、シリンダ11内に両ロッド形式
のピストン12が組み込まれている。本実施例では、ピ
ストンロッド12aは一方向のみシリンダ11から突出
し、その突出する側のロッド12a及びシリンダ11の
反対側に、耐震要素または柱梁架構と連結するための取
付部15、16を設けている。
【0016】ピストン12を貫通して両側の油圧室14
を連通させる流路には、調圧弁17が設けられ、装置に
所定の減衰係数cを与えている。なお、調圧弁は、図中
17’で示すように、シリンダ11本体外の流路に設け
ても良い。
【0017】上述のような減衰装置10の基本構成にお
いて、本実施例では、油圧室14内にピストン12と油
圧室14の内壁間をつなぐ形で、非線型バネ22をピス
トンロッド12aと平行に配置することで、調圧弁17
による減衰効果に加え、剛性による抵抗力を保持できる
ようにしている。
【0018】図2は、本発明の減衰装置10の他の実施
例を概略的に示したもので、非線型バネ22を油圧室1
4内に設置する代わりに、ピストンロッド12aの端部
に設けた取付部15側と、シリンダ11本体の外周面
に、それぞれフランジ部23,24を形成し、これらの
フランジ部23,24をつなぐ形で、非線型バネ22を
ピストンロッド12aと平行に配置している。
【0019】図1の形式では装置がコンパクトになる利
点があるのに対し、図2の形式では非線型バネの取り付
け、交換等が容易であるという利点がある。
【0020】図3〜図5は、本発明で用いる非線型バネ
22の例を示したものである。
【0021】図3(a) は、径が徐々に広がるコイルバネ
の例であり、バネに作用する力Fとバネの変形量δの関
係が図3(b) のようになり、δ0 を越えた範囲でバネ係
数Kの増加の割合が大きくなる。
【0022】図4(a) は、バネ係数の異なる線型バネの
組み合わせによる非線型バネの例であり、図4(b) に示
すようにδ0 以下では小さいバネ係数K1 を有し、δ0
を越えた範囲で大きいバネ係数K2 となる。
【0023】図5(a) は、図4(a) の小さいバネ係数K
1 の線型バネを外したものに相当し、バネの取り付けに
関し隙間を設ける等して、変形量δ0 以下ではバネが機
能しないようにしたものである。その場合のバネ特性
は、図5(b) のようになる。
【0024】図6は、図3〜図5の非線型バネを用いた
場合の、減衰装置の特性を示したもので、装置部におけ
る変位がδ0 以下では、図6(a) に示すように、ほとん
どダッシュポットのみの振動特性となり、変位がδ0
越える範囲では、図6(b) に示すように、ダッシュポッ
トに加えてバネを併せ持った振動特性となる。
【0025】このような特性の利用方法としては、例え
ばδ0 を25kineレベルの地震及び再現5年の風におい
て装置部に発生する変位程度に設定する。
【0026】図7は、建物1の柱2、梁3等からなるフ
レーム内に、局所的に耐震要素としての逆V字型ブレー
ス4と減衰装置10を設置して、その部分で建家の振動
エネルギーを吸収するようにしたものであり、この場
合、25kineレベルの地震及び再現5年の風程度に対し
ては、ダッシュポットとしての特性を発揮して、減衰効
果を建物1に付加する。
【0027】それ以上の外力に対しては、バネの効果も
発揮してブレース4に力を伝達し、フレームに掛かる力
を軽減する。特に、これまで低減できなかった風の静的
外力によるフレームのせん断力を、大変形時においてブ
レース4が負担することで低減することが可能となる。
【0028】
【発明の効果】 構造物用減衰装置において、調圧弁と並列に非線形
バネを配置したことで、減衰効果に加えて剛性による抵
抗力を保持することができる。
【0029】 大変形時には、バネ効果も発揮してフ
レームのせん断力をブレースに負担させることができる
ため、風の静的外力に対してもフレームのせん断力を低
減させることができる。
【0030】 受動的制震機構を与えるものであるた
め、設置の際の構造物の特性に応じた設計及び調整を必
要とするだけであり、複雑な制御システムや付帯設備を
必要とせず、能動型制震機構に比べ低コストで設置する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における減衰装置の構造を示
す概略図である。
【図2】本発明の他の実施例における減衰装置の構造を
示す概略図である。
【図3】(a) は本発明で用いる非線型バネの一例を示し
たもので、(b) はその特性図である。
【図4】(a) は本発明で用いる非線型バネの他の例を示
したもので、(b) はその特性図である。
【図5】(a) は本発明で用いる非線型バネのさらに他の
例を示したもので、(b) はその特性図である。
【図6】(a) 、(b) は、それぞれ図3〜図5の非線型バ
ネを用いた場合の、減衰装置の振動特性をモデル化した
図である。
【図7】建物における減衰装置の配置と外力との関係を
示した概要図である。
【符号の説明】
1…建物、2…柱、3…梁、4…ブレース、10…減衰
装置、11…シリンダ、12…ピストン、14…油圧
室、15,16…取付部、17…調圧弁、22…非線型
バネ、23,24…フランジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水野 孝之 東京都調布市飛田給2丁目19番1号 鹿 島建設株式会社技術研究所内 (72)発明者 栗野 治彦 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダと、前記シリンダ内を移動する
    ピストンと、前記シリンダの一端より出入するピストン
    ロッドと、前記ピストンの両側に形成された油圧室と、
    前記両油圧室を連通させる流路に設けた調圧弁とを有す
    る構造物用減衰装置において、前記ピストンロッドの作
    動に関し、前記調圧弁と並列に非線形バネを配置したこ
    とを特徴とする構造物用減衰装置。
  2. 【請求項2】 前記非線形バネは、所定の変形量δ0
    下でバネ係数K=F/δ(Fはバネに作用する力、δは
    バネの変形量)が0または十分小さい値となるようにし
    た非線形バネである請求項1記載の構造物用減衰装置。
JP13355393A 1993-06-03 1993-06-03 構造物用減衰装置 Expired - Lifetime JP2658802B2 (ja)

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KR100520112B1 (ko) * 2003-05-09 2005-10-11 용인송담대학 댐퍼
JP5838568B2 (ja) * 2011-03-02 2016-01-06 ヤマハ株式会社 電子打楽器用のペダル装置
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