JP2801529B2 - 保冷・保暖機能付蓄熱体 - Google Patents
保冷・保暖機能付蓄熱体Info
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- Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)
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- Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)
Description
身体の一部を温湿布や冷湿布するのに好適に使用される
湿布体に関し、詳しくは、保温用ゲル状熱媒体を使用す
る湿布体に関する。
ル状熱媒体を封入・密閉してなり、冷蔵庫等で所定時間
冷却して使用する保冷用蓄熱体が知られている。
ば、身体加熱用蓄熱体として使用するべく、熱湯や、電
子レンジ等の加熱装置で加熱した場合には、袋内のゲル
状熱媒体中の気泡が熱膨張を起こしたり、該ゲル状熱媒
体が有する水分が沸点に達して蒸気化することにより袋
内部の圧力が大きくなり、袋がその内圧に耐え切れなく
なって破裂する危険がある。
る材料に軟質塩化ビニルを用いているため、上記の如く
加熱した場合、熱で袋が溶けて袋内に収容されているゲ
ル状熱媒体が外部に流出して使用できなくなる可能性が
ある。
すべき主たる技術的課題は、電子レンジ等の加熱装置で
加熱したときにも袋が破裂しない蓄熱体を提供すること
である。
的課題に加えて、加熱時に袋が融解しない蓄熱体を提供
することである。
上記各技術的課題に加えて、保冷・保暖効果の優れた蓄
熱体を提供することである。
解決するために、本発明によれば、以下の保冷・保暖機
能付蓄熱体が提供される。
は、重ね合わせた1対のフィルムの周囲が密閉されてな
る袋と、該袋内に収容されたゲル状熱媒体と、上記少な
くとも一方のフィルムを貫通して装着されて、袋外部よ
りゲル状熱媒体が加熱され袋内の圧力が上昇したときに
該袋内の気体成分を袋外部に逃がすための圧力調整弁と
を備える。
に袋内部の圧力が破袋圧力以下の所定圧力まで上昇した
ときに、上記圧力調整弁が作動して袋内部の気体成分が
圧力調整弁を通して袋外部に放出されるため、これによ
り、袋の破裂は確実に防止される。
記フィルムの貫通穴に装着されかつ底壁に複数個の逃が
し穴を有しかつ天壁に開口を有するボデーと、ボデーの
底壁内面上に備えられかつ底壁の上記各逃がし穴を閉塞
するためのシート状弾性弁体と、該シート状弾性弁体の
一部を上記底壁内面に固定するための固定手段とから構
成されることが好ましい。
はボデーの底壁内面側に設けられているため、上記圧力
調整弁は、該底壁内面側の流体に対して、つまり、袋外
部の流体に対して袋内部への流入を阻止するチェックバ
ルブとして機能する。従って、上記保冷・保暖機能付蓄
熱体を、たとえば、湯水の中で加熱してから使用するよ
うな場合において、湯水が逃がし穴を通って袋内に逆流
することが阻止され、ゲル状熱媒体の劣化が防止され
る。
弁は、上記1対の上記各フィルムに夫々少なくとも一つ
ずつ備えられることが好ましい。
体が、たとえば、電子レンジ等の加熱装置内にセットさ
れたときに、たとえ袋の下面側に位置する圧力調整弁が
塞がれたとしても、袋の上面側に位置する少なくとも一
つの圧力調整弁が機能しているため、加熱時における袋
の破裂は確実に回避される。
ィルムを、ナイロンフィルムと線状低密度ポリエチレン
フィルムが、又は、ナイロンフィルムと未延伸ポリプロ
ピレンフィルムが、外側から内側に向かって順次積層さ
れてなるラミネートフィルムから形成することが好まし
い。
式蓄熱材が備える袋に対して、袋の耐熱性が改善され、
加熱時における袋の融解が効果的に防止される。
は、水分70〜80重量%、糊化剤2〜5重量%、不凍
剤10〜20重量%、防腐・防カビ剤0.05〜0.5
重量%、およびゲル化促進剤5〜10重量%からなるこ
とが好ましく、糊化剤としては、たとえば、カルボキシ
ルメチルセルロース、不凍剤としては、たとえば、プロ
ピレングリコール、防腐・防カビ剤としては、たとえ
ば、アモルデン、ゲル化促進剤としては、たとえば、カ
リウムミョウバンが夫々好適に使用される。このような
配合比率とすることにより、ゲル状熱媒体に優れた保冷
・保暖機能を付与することができる。
て詳細に説明する。
は、周知の蓄熱体が有する保冷機能に加えて、電子レン
ジ等の加熱装置や熱湯などで加熱して使用できる保暖機
能を合わせ持っているため、この保冷・保暖機能付蓄熱
体は、たとえば、夏季の安眠用保冷枕として、発熱時の
解熱用保冷枕として、冬季の安眠用保暖マットとして、
腰痛、筋肉痛、肩痛時等に用いられる医療用保冷・保暖
マットとして、また、レジャーやスポーツ用等として、
様々に利用できるものである。
10を斜め方向から示した全体斜視図であり、図2はこ
の保冷・保暖機能付蓄熱体10に装着される圧力調整弁
30の拡大平面図、そして図3は図2のIII-III線断面
図である。図1において、20,20はこの保冷・保暖
機能付蓄熱体10の袋体を構成する大略四角形状の1対
のフィルム、22はこの各フィルム20の所定部位に形
成された貫通穴、30はこの貫通穴22に対して、袋体
の内面側から取り付けられた圧力調整弁であり、図中、
斜線で示すように、この袋体は上記1対のフィルム2
0,20の外周部が互いに接着・密閉されたものから形
成されている。そして、この袋体の内側には、保温用ゲ
ル状熱媒体が充填されている。なお、図には示していな
いが、下に位置するフィルム20にも、図示したものと
同一の圧力調整弁が備えられている。
うに、ナイロンフィルム20aと線状低密度ポリエチレ
ンフィルム20bが、袋体の外側から内側に向けて順次
積層されてなるラミネートフィルムから形成されてお
り、各圧力調整弁30は、各フィルム20の所定部位に
形成された貫通穴22に装着されている。すなわち、図
において、30aは断面U字形に形成された大略円形の
ボデー、30dは該ボデー30aと一体的に形成された
フランジ部であり、上記各フィルム20の貫通穴22に
は、底壁32を袋体内部に向けた状態で袋体の内面側か
ら、上記フランジ部30dが各フィルム20裏面の線状
低密度ポリエチレンフィルム20bに接着・固定されて
いる。この圧力調整弁30のボデー30aの底壁32に
は、該底壁32を貫通する複数個の貫通穴又は逃がし穴
30cが形成されており、袋体内部に充填されているゲ
ル状熱媒体が加熱されたときに発生する水蒸気等の気体
成分が逃がし穴30cから放出されるようになってい
る。この底壁32の底壁内面はバルブシート30bとし
て機能するように平坦に形成される一方、該底壁内面上
に弾性弁体40が敷設されており、バルブシート30b
と該弾性弁体40とが協働してなる弁が構成されてい
る。
は、開口側に内狭まりとなるような傾斜内面30eを有
しており、一方、ボデー30a内側には、ボデー30a
の開口端縁の内径よりもわずかに大きな外径を有しかつ
上記傾斜内面30eに嵌合する傾斜端面50cを有する
大略円形の保持体50が嵌め込まれている。つまり、図
4に良く示すように、この保持体50は、該保持体50
の中心に対して互いに略平行に位置しかつ外縁に至るよ
うに延在する1対の凸状押圧部50bを表裏両側に有し
ており、該各凸状押圧部50bの各外縁部に、上記ボデ
ー30aの上記傾斜内面30eに対応する傾斜端面50
cが形成されている。
ー30aに嵌め込まれたとき、上記凸状押圧部50b,
50bの端面により弾性弁体40の一部がボデー30a
のバルブシート30bの一部に圧着され、該弾性弁体4
0の一部がボデー30aに対して固定されるようになっ
ている。
うに、外周部に1対の大略半円形状の切り欠き50aを
有しており、上記の如く、袋体内部に充填されているゲ
ル状熱媒体加熱時に発生する水蒸気等の気体成分が上記
逃がし穴30cから放出されたときに、その気体成分を
切り欠き50aから逃がすようになっている。なお、上
記逃がし穴30cは、保持体50がボデー30aに対し
て任意の角度で嵌め込まれたときに保持体50の上記凸
状押圧部50bの端面により閉塞されてしまう可能性が
あるが、本実施例においては、この逃がし穴30cをボ
デー30aの底壁32に6つ形成することにより保持体
50がボデー30a内に任意の角度で嵌め込まれたとき
に複数個の逃がし穴30cが常に機能するようになって
いる。
は、上記圧力調整弁30を設けた1対の上記各ラミネー
トフィルム20を互いに重ね合わせて周辺部3辺で互い
に接着し、上記ゲル状熱媒体を内側に充填した後に残り
の1辺を互いに接着することにより製造される。
される上記ゲル状熱媒体の一例を以下に示す。原 料 ・ 配 合 比 率 水 : 77.0重量% 糊化剤(ゲル剤):カルボキシルメチルセルロース 3.0重量% 不凍剤 :プロピレングリコール 20.0重量% 防腐・防カビ剤 :有機窒素硫黄系化合物 上記100部に対して0.1重量% ゲル化促進剤 :カリウムミョウバン 6.0%水溶液を上記100部 に対して6.66重量% 上記各成分を原料とするゲル状熱媒体の製造方法の一例
は以下の通りである。すなわち、先ず、上記配合比率の
水を計量して製造用高速撹拌釜に入れる。
シルメチルセルロース)を上記釜に投入し仕込む。
ングリコール)を上記釜に徐々に投入し仕込む。
る。そして、所定時間経過後に撹拌スピードをアップ
し、約1時間かけて釜内の液体温度を80〜85°Cま
で上昇させる。
分〜1時間、十分に撹拌する。そして、冷却後に、さら
に防腐・防カビ剤(有機窒素硫黄系化合物)、及びゲル
化促進剤(カリウムミョウバン)を投入・ブレンドして
調合を完了する。このように調合、作製したゲル状熱媒
体は、加熱した時にもゲル状を保つことができるので、
圧力調整弁30から流出することはないものである。
は、ナイロンフィルム20aと線状低密度ポリエチレン
フィルム20bが袋体の外側から内側に向かって順次積
層されてなるラミネートフィルムから形成されている
が、各フィルム20は、ナイロンフィルムと未延伸ポリ
プロピレンフィルムが袋体の外側から内側に向かって順
次積層されてなるラミネートフィルムから形成されるよ
うにしても良い。以下に、周知の蓄熱体に用いられてい
る軟質塩化ビニルフィルムと、本実施例の保冷・保暖機
能付蓄熱体で用いられているナイロンフィルムと線状低
密度ポリエチレンフィルム、及び未延伸ポリプロピレン
フィルムとを対比して示す比較実験結果を示す。比 較 実 験 デ ー タ フ ィ ル ム 使 用 可 能 温 度 軟質塩化ビニル 0〜90°C ナイロン −60〜130°C 線状底密度ポリエチレン −60〜110°C 未延伸ポリプロピレン 0〜130°C 上記データから明らかなように、周知の蓄熱体に用いら
れている軟質塩化ビニルフィルムと比較して、ナイロン
フィルム、線状低密度ポリエチレンフィルム及び未延伸
ポリプロピレンフィルムは夫々耐熱性に優れており、本
発明に係る保冷・保暖機能付蓄熱体では、ナイロンフィ
ルムと線状低密度ポリエチレンフィルム、又は、ナイロ
ンフィルムと未延伸ポリプロピレンフィルムからなるラ
ミネートフィルムを用いることにより、前記周知の蓄熱
体が有する加熱時における袋体融解の問題点を効果的に
解消している。
夫々1つずつ圧力調整弁が取り付けられているが、表面
に1つだけとしてもよいし、また、袋体の表裏に夫々複
数個の圧力調整弁を取り付けるようにしてもよいもので
ある。このように構成することにより、加熱時にゲル状
熱媒体から発生する気体成分の袋体からの放出領域を調
整することができ、また、ゲル状熱媒体から発生する気
体成分をより確実に外部に放出できるものとなる。
熱体の全体斜視図である。
圧力調整弁の拡大平面図である。
面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 重ね合わせた1対のフィルム(20)の
周囲が密閉されてなる袋と、 該袋内に収容されたゲル状熱媒体と、 上記少なくとも一方のフィルム(20)を貫通して装着
されて、袋外部よりゲル状熱媒体が加熱され袋内の圧力
が上昇したときに該袋内の気体成分を袋外部に逃がすた
めの圧力調整弁(30)とを備えたことを特徴とする保
冷・保暖機能付蓄熱体。 - 【請求項2】 上記圧力調整弁(30)は、上記フィル
ム(20)の貫通穴(22)に装着されかつ底壁に複数
個の逃がし穴(30c)を有しかつ天壁に開口(50
a)を有するボデー(30a)と、該ボデー(30a)
の底壁内面(30b)上に備えられかつ底壁の上記各逃
がし穴(30c)を閉塞するためのシート状弾性弁体
(40)と、該シート状弾性弁体(40)の一部を上記
底壁内面(30b)に固定するための固定手段(50)
とからなることを特徴とする請求項1記載の保冷・保暖
機能付蓄熱体。 - 【請求項3】 上記圧力調整弁(30)は、上記1対の
上記各フィルム(20)に夫々少なくとも一つずつ備え
られたことを特徴とする請求項1又は2記載の保冷・保
暖機能付蓄熱体。 - 【請求項4】 上記1対の上記各フィルム(20)は、
ナイロンフィルム(20a)と線状低密度ポリエチレン
フィルム(20b)が、外側から内側に向かって順次積
層されてなるラミネートフィルムから形成されたことを
特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の保冷・保暖
機能付蓄熱体。 - 【請求項5】 上記1対の上記各フィルム(20)は、
ナイロンフィルムと未延伸ポリプロピレンフィルムが、
外側から内側に向かって順次積層されてなるラミネート
フィルムから形成されたことを特徴とする請求項1〜3
のいずれかに記載の保冷・保暖機能付蓄熱体。 - 【請求項6】 上記ゲル状熱媒体は、水分70〜80重
量%、糊化剤2〜5重量%、不凍剤10〜20重量%、
防腐・防カビ剤0.05〜0.5重量%、およびゲル化
促進剤5〜10重量%からなることを特徴とする請求項
1〜5のいずれかに記載の保冷・保暖機能付蓄熱体。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP17223794A JP2801529B2 (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | 保冷・保暖機能付蓄熱体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17223794A JP2801529B2 (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | 保冷・保暖機能付蓄熱体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0833667A JPH0833667A (ja) | 1996-02-06 |
| JP2801529B2 true JP2801529B2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17223794A Expired - Fee Related JP2801529B2 (ja) | 1994-07-25 | 1994-07-25 | 保冷・保暖機能付蓄熱体 |
Country Status (1)
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| JP2011000253A (ja) * | 2009-06-18 | 2011-01-06 | Maruka Kk | 熱源カバー |
| JP6138023B2 (ja) * | 2013-11-01 | 2017-05-31 | タンゲ化学工業株式会社 | 湯たんぽにおける圧力調節装置及び同装置に用いるキャップ |
| CN108836617B (zh) * | 2018-06-26 | 2020-05-12 | 马婷婷 | 一种野外应急用冰敷袋 |
-
1994
- 1994-07-25 JP JP17223794A patent/JP2801529B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH0833667A (ja) | 1996-02-06 |
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