JP2803982B2 - グロー放電発光分光分析の定量方法 - Google Patents
グロー放電発光分光分析の定量方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多元系の元素からなる
材料の組成分析および表面からの深さ方向分析を行うた
めのグロー放電発光分光分析の定量方法に関する。
材料の組成分析および表面からの深さ方向分析を行うた
めのグロー放電発光分光分析の定量方法に関する。
【0002】
【従来の技術】グロー放電発光分光分析は、比較的平滑
な材料表面から深さ方向への元素の分布について調べる
方法である。工業的には、種々の鋼板などの合金の表層
における元素の深さ方向への分析など、金属性の薄い板
の評価に対するこの分析方法の応用範囲はきわめて広
い。
な材料表面から深さ方向への元素の分布について調べる
方法である。工業的には、種々の鋼板などの合金の表層
における元素の深さ方向への分析など、金属性の薄い板
の評価に対するこの分析方法の応用範囲はきわめて広
い。
【0003】グロー放電発光分光分析では、通常試料を
陰極とし放電管の中の電極を陽極とし、放電管を真空に
排気後、その中に数Torrの不活性ガスを導入し陰極と陽
極間に高電圧を加え、生じるグロー放電で発生する光を
分光器で検出する。その際、グロー放電の時間に対し
て、いくつかの元素からの特定波長の光の強度を測定
し、データとする。放電を起こさせるときの電極間の電
圧の加え方によって、通常定電圧法(電圧一定)および
定電流法(電流一定)がある。
陰極とし放電管の中の電極を陽極とし、放電管を真空に
排気後、その中に数Torrの不活性ガスを導入し陰極と陽
極間に高電圧を加え、生じるグロー放電で発生する光を
分光器で検出する。その際、グロー放電の時間に対し
て、いくつかの元素からの特定波長の光の強度を測定
し、データとする。放電を起こさせるときの電極間の電
圧の加え方によって、通常定電圧法(電圧一定)および
定電流法(電流一定)がある。
【0004】さらに、これらのデータから定量的な組成
を算出する方法としてはいくつかの方法が提案されてい
る。たとえば、ある元素の波長mの発光強度Im を次の
式で表す。 Im =km ・cA ・CQM・i2 ・(U−Uo )x 〔7〕 ここで、km は装置などに関する因子、cA は元素Aの
濃度、CQMはマトリックスに関係した定数、iは電流、
Uo はスパッタリングのしきい値電圧、Xは実験的に求
める指数である。この関係における定数をいくつかの元
素に対し求め、それらの定数を用いて未知の組成を有す
る試料の濃度を求める方法がある。これらの方法は、た
とえば Spectrochimica, Acta, 40B巻,1985年, 631頁
に書かれている。
を算出する方法としてはいくつかの方法が提案されてい
る。たとえば、ある元素の波長mの発光強度Im を次の
式で表す。 Im =km ・cA ・CQM・i2 ・(U−Uo )x 〔7〕 ここで、km は装置などに関する因子、cA は元素Aの
濃度、CQMはマトリックスに関係した定数、iは電流、
Uo はスパッタリングのしきい値電圧、Xは実験的に求
める指数である。この関係における定数をいくつかの元
素に対し求め、それらの定数を用いて未知の組成を有す
る試料の濃度を求める方法がある。これらの方法は、た
とえば Spectrochimica, Acta, 40B巻,1985年, 631頁
に書かれている。
【0005】一方、定電圧のグロー放電の条件下でのス
パッター速度をv(g・s-1)、ある元素の発光強度を
Im 、濃度をci (重量分率)としたとき、標準試料を
用いて有効な発光収率Ri を Ri =Im /ci vi 〔8〕 のように求め、未知の組成の試料のある時間にスパッタ
ーされる重量Wi をIi/Ri なる関係から求め、濃度
ci を
パッター速度をv(g・s-1)、ある元素の発光強度を
Im 、濃度をci (重量分率)としたとき、標準試料を
用いて有効な発光収率Ri を Ri =Im /ci vi 〔8〕 のように求め、未知の組成の試料のある時間にスパッタ
ーされる重量Wi をIi/Ri なる関係から求め、濃度
ci を
【数7】 から求める方法もある。これらの方法は、たとえば鉄と
鋼73巻,1987年,565頁などに示されている。
鋼73巻,1987年,565頁などに示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のグロー放電発光
分光分析の定量方法においては、必ずしもグロー放電の
基本的な特性を考慮して、定量が行われていない。その
ため、定量化に曖昧な点があり、定量性が必ずしも優れ
ていない。
分光分析の定量方法においては、必ずしもグロー放電の
基本的な特性を考慮して、定量が行われていない。その
ため、定量化に曖昧な点があり、定量性が必ずしも優れ
ていない。
【0007】たとえば、式〔7〕に基づく定量方法で
は、それぞれのパラメーターを一定の測定条件下で求め
なければならず、求めたパラメーターの内容は必ずしも
明らかでない。そのため、いろいろな組成の試料に対し
て、この方法を適用するには問題があり、この方法は汎
用性に乏しい。一方、式
は、それぞれのパラメーターを一定の測定条件下で求め
なければならず、求めたパラメーターの内容は必ずしも
明らかでない。そのため、いろいろな組成の試料に対し
て、この方法を適用するには問題があり、この方法は汎
用性に乏しい。一方、式
〔9〕の有効な発光収率に基づ
く方法では、発光強度を濃度とスパッター速度で規格化
しているが、定電圧での放電中の電流の変化などの補正
が行われていない。したがって、この定量方法において
も不明瞭な点がある。
く方法では、発光強度を濃度とスパッター速度で規格化
しているが、定電圧での放電中の電流の変化などの補正
が行われていない。したがって、この定量方法において
も不明瞭な点がある。
【0008】本発明は、これらのグロー放電発光分光分
析の定量方法において、合金のバルク濃度および合金の
表面からの深さ方向への濃度分布の定量性に優れた定量
方法を提供することを目的としている。
析の定量方法において、合金のバルク濃度および合金の
表面からの深さ方向への濃度分布の定量性に優れた定量
方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するために、グロー放電発光分光分析において、原
子分率fS i の元素i(i=1〜n)を有する標準試料
Sを定電流モードでスパッターし、前記元素iのスペク
トル線mの発光強度がImS i 、スパッター速度がv(mol
・s-1)であるとき、前記元素iの有効な発光収率Rm
i (s・ mol-1)をImS i /vfS i で与え、前記スパ
ッター条件下での前記元素iの固体純物質の放電電圧を
VS i (V)とし、次に測定試料Xを前記スパッター条
件下でスパッターするときの前記元素iの発光強度がI
mX i であるとき、前記測定試料中の前記元素iの原子分
率fx i を〔1〕式から求めることを特徴とするグロー
放電発光分光分析の定量方法、
解決するために、グロー放電発光分光分析において、原
子分率fS i の元素i(i=1〜n)を有する標準試料
Sを定電流モードでスパッターし、前記元素iのスペク
トル線mの発光強度がImS i 、スパッター速度がv(mol
・s-1)であるとき、前記元素iの有効な発光収率Rm
i (s・ mol-1)をImS i /vfS i で与え、前記スパ
ッター条件下での前記元素iの固体純物質の放電電圧を
VS i (V)とし、次に測定試料Xを前記スパッター条
件下でスパッターするときの前記元素iの発光強度がI
mX i であるとき、前記測定試料中の前記元素iの原子分
率fx i を〔1〕式から求めることを特徴とするグロー
放電発光分光分析の定量方法、
【数8】
【0010】および、グロー放電発光分光分析におい
て、原子分率fS i の元素i(i=1〜n)を有する標
準試料Sを定電流モードでスパッターし、前記元素iの
スペクトル線mの発光強度がImS i 、スパッター速度が
v(mol・s-1)であるとき、前記元素iの有効な発光収
率Rm i (s・ mol-1)をImS i /vfS i で与え、前
記スパッター条件下での前記元素iの固体純物質の放電
電圧をVS i (V)とし、次に測定試料Xを前記スパッ
ター条件下で時間Δtk (s)(k=1〜p)ずつスパ
ッターするときの前記元素iの発光強度がImXk i 、放
電電圧がVXk(V)であるとき、前記測定試料中の前記
元素iの原子分率fxk i を〔2〕式から求め、さらに前
記元素iの純物質の固体状態での密度をρi (g・
m-3)、原子量をMi (g・ mol-1)、放電面積をA
(m2 )とするとき、前記時間Δtk (s)でのスパッ
ター深さΔdk (m)を〔3〕式から求めることによっ
て、前記測定試料の表面からの深さ
て、原子分率fS i の元素i(i=1〜n)を有する標
準試料Sを定電流モードでスパッターし、前記元素iの
スペクトル線mの発光強度がImS i 、スパッター速度が
v(mol・s-1)であるとき、前記元素iの有効な発光収
率Rm i (s・ mol-1)をImS i /vfS i で与え、前
記スパッター条件下での前記元素iの固体純物質の放電
電圧をVS i (V)とし、次に測定試料Xを前記スパッ
ター条件下で時間Δtk (s)(k=1〜p)ずつスパ
ッターするときの前記元素iの発光強度がImXk i 、放
電電圧がVXk(V)であるとき、前記測定試料中の前記
元素iの原子分率fxk i を〔2〕式から求め、さらに前
記元素iの純物質の固体状態での密度をρi (g・
m-3)、原子量をMi (g・ mol-1)、放電面積をA
(m2 )とするとき、前記時間Δtk (s)でのスパッ
ター深さΔdk (m)を〔3〕式から求めることによっ
て、前記測定試料の表面からの深さ
【数9】 における原子分率fxp i を求めることを特徴とするグロ
ー放電発光分光分析の定量方法、
ー放電発光分光分析の定量方法、
【数10】
【0011】および、グロー放電発光分光分析におい
て、原子分率fS i の元素i(i=1〜n)を有する標
準試料Sを定電圧モードでスパッターし、前記元素iの
スペクトル線mの発光強度がImS i 、スパッター速度が
v(mol・s-1)であるとき、前記元素iの有効な発光収
率Rm i (s・ mol-1)をImS i /vfS i で与え、前
記スパッター条件下での前記元素iの固体純物質の放電
電流をiS i (A)とし、前記有効発光収率の放電電流
依存性をaiS i +b(aとbは定数)で表し、次に測
定試料Xを前記スパッター条件下でスパッターするとき
の発光強度がImX i であるとき、前記測定試料中の元素
iの原子分率fx i を〔4〕式から求めることを特徴と
するグロー放電発光分光分析の定量方法、
て、原子分率fS i の元素i(i=1〜n)を有する標
準試料Sを定電圧モードでスパッターし、前記元素iの
スペクトル線mの発光強度がImS i 、スパッター速度が
v(mol・s-1)であるとき、前記元素iの有効な発光収
率Rm i (s・ mol-1)をImS i /vfS i で与え、前
記スパッター条件下での前記元素iの固体純物質の放電
電流をiS i (A)とし、前記有効発光収率の放電電流
依存性をaiS i +b(aとbは定数)で表し、次に測
定試料Xを前記スパッター条件下でスパッターするとき
の発光強度がImX i であるとき、前記測定試料中の元素
iの原子分率fx i を〔4〕式から求めることを特徴と
するグロー放電発光分光分析の定量方法、
【数11】
【0012】および、グロー放電発光分光分析におい
て、原子分率fS i の元素i(i=1〜n)を有する標
準試料Sを定電圧モードでスパッターし、前記元素iの
スペクトル線mの発光強度がImS i 、スパッター速度が
v(mol・s-1)であるとき、前記元素iの有効な発光収
率Rm i (s・ mol-1)をImS i /vfS i で与え、前
記スパッター条件下での前記元素iの固体純物質の放電
電流をiS i (A)とし、前記有効発光収率の放電電流
依存性をai iS i +bi (ai とbi は定数)で表
し、次に測定試料Xを前記スパッター条件下で時間Δt
k (s)(k=1〜p)ずつスパッターするときの前記
元素iの発光強度がImXk i 、放電電流がiXk(A)で
あるとき、前記測定試料中の前記元素iの原子分率fxk
i を〔5〕式から求め、さらに前記元素iの純物質の固
体状態での密度をρi (g・m-3)、原子量をMi (g
・ mol-1)、放電面積をA(m2 )とするとき、前記時
間Δtk(s)でのスパッター深さΔdk (m)を
〔6〕式から求めることによって、前記測定試料の表面
からの深さ
て、原子分率fS i の元素i(i=1〜n)を有する標
準試料Sを定電圧モードでスパッターし、前記元素iの
スペクトル線mの発光強度がImS i 、スパッター速度が
v(mol・s-1)であるとき、前記元素iの有効な発光収
率Rm i (s・ mol-1)をImS i /vfS i で与え、前
記スパッター条件下での前記元素iの固体純物質の放電
電流をiS i (A)とし、前記有効発光収率の放電電流
依存性をai iS i +bi (ai とbi は定数)で表
し、次に測定試料Xを前記スパッター条件下で時間Δt
k (s)(k=1〜p)ずつスパッターするときの前記
元素iの発光強度がImXk i 、放電電流がiXk(A)で
あるとき、前記測定試料中の前記元素iの原子分率fxk
i を〔5〕式から求め、さらに前記元素iの純物質の固
体状態での密度をρi (g・m-3)、原子量をMi (g
・ mol-1)、放電面積をA(m2 )とするとき、前記時
間Δtk(s)でのスパッター深さΔdk (m)を
〔6〕式から求めることによって、前記測定試料の表面
からの深さ
【数12】 における原子分率fxp i を求めることを特徴とするグロ
ー放電発光分光分析の定量方法、
ー放電発光分光分析の定量方法、
【数13】 を提供する。
【0013】
【作用】本発明の定量方法の作用について説明する。ま
ず、定電流モードでスパッターする場合について述べ
る。標準試料Sがn種類の元素からなっており、各元素
i(i=1〜n)の原子分率をfS i とする。標準試料
に含まれる元素の種類はnより少なくても良く、そのと
きは複数の標準試料に含まれるそれぞれの元素に注目し
て測定すれば良い。ガス圧などの測定条件を一定にし
て、標準試料Sを定電流でスパッターしたとき、各元素
iのスペクトル線mの発光強度がImS i 、そしてスパッ
ター速度がv(mol・s-1)であるとする。また、元素i
の固体純物質の放電電圧がVS i (V)であるとする。
固体純物質が得られないときは、標準試料の放電電圧の
組成依存性から固体純物質に放電電圧を外押して、見か
けの放電電圧を求めても良い。スパッター速度vは試料
の組成に依存するが、次のような元素iの有効な発光収
率Rm i (s・ mol-1)を用いると、その効果は有効な
発光収率に含めることができる。 Rm i =ImS i /vi fS i 〔10〕 で与える。
ず、定電流モードでスパッターする場合について述べ
る。標準試料Sがn種類の元素からなっており、各元素
i(i=1〜n)の原子分率をfS i とする。標準試料
に含まれる元素の種類はnより少なくても良く、そのと
きは複数の標準試料に含まれるそれぞれの元素に注目し
て測定すれば良い。ガス圧などの測定条件を一定にし
て、標準試料Sを定電流でスパッターしたとき、各元素
iのスペクトル線mの発光強度がImS i 、そしてスパッ
ター速度がv(mol・s-1)であるとする。また、元素i
の固体純物質の放電電圧がVS i (V)であるとする。
固体純物質が得られないときは、標準試料の放電電圧の
組成依存性から固体純物質に放電電圧を外押して、見か
けの放電電圧を求めても良い。スパッター速度vは試料
の組成に依存するが、次のような元素iの有効な発光収
率Rm i (s・ mol-1)を用いると、その効果は有効な
発光収率に含めることができる。 Rm i =ImS i /vi fS i 〔10〕 で与える。
【0014】次にn種類の元素よりなる測定試料Xを定
電流モードでスパッターしたときの元素iの発光強度が
ImX i 、放電電圧がVX (V)であったとき、本発明で
は測定試料中の元素iの原子分率fx i を
電流モードでスパッターしたときの元素iの発光強度が
ImX i 、放電電圧がVX (V)であったとき、本発明で
は測定試料中の元素iの原子分率fx i を
【数14】 のような関係から求める。定電流モードでは有効な発光
収率は電圧依存性を示し、そのための補正が必要である
が、〔1〕式を用いることによってその補正がなされ
る。
収率は電圧依存性を示し、そのための補正が必要である
が、〔1〕式を用いることによってその補正がなされ
る。
【0015】さらに、深さ方向への定量すなわち各スパ
ッター段階での組成と深さは次のようにして行う。測定
試料Xを定電流モードでスパッターしたときの時間Δt
k (s)(k=1〜p)ずつスパッターしたときの前記
元素iの発光強度がImXk i、放電電圧がVxk(V)で
あるとする。各スパッター段階での元素iの原子分率f
Xk i を
ッター段階での組成と深さは次のようにして行う。測定
試料Xを定電流モードでスパッターしたときの時間Δt
k (s)(k=1〜p)ずつスパッターしたときの前記
元素iの発光強度がImXk i、放電電圧がVxk(V)で
あるとする。各スパッター段階での元素iの原子分率f
Xk i を
【数15】 なる値から求め、組成を決定することができる。さらに
元素iの純物質の固体状態での密度をρi (g・
m-3)、原子量をMi (g・ mol-1)、放電面積をA
(m2 )としたとき、時間Δtk (s)でのスパッター
深さΔdk (m)を
元素iの純物質の固体状態での密度をρi (g・
m-3)、原子量をMi (g・ mol-1)、放電面積をA
(m2 )としたとき、時間Δtk (s)でのスパッター
深さΔdk (m)を
【数16】 なる値から求め、スパッターによる有効な深さを求め
る。これらの手順によって、測定試料の表面からの深さ
と組成(原子分率)の関係を求めることができる。
る。これらの手順によって、測定試料の表面からの深さ
と組成(原子分率)の関係を求めることができる。
【0016】一方、定電圧モードでスパッターする場合
について述べる。標準試料Sが定電流の場合と同様に種
類の元素からなっており、各元素i(i=1〜n)の原
子分率をfS i とする。ガス圧などの測定条件を一定に
して、標準試料Sを定電圧でスパッターしたとき、各元
素iのスペクトル線mの発光強度がIms i 、そしてスパ
ッター速度がv(mol・s-1)であるとする。元素iの放
電電流iS i (A)は標準試料の組成に依存するので、
各元素の固体純物質相当の放電電流iS i を固体純物質
の放電電流から求めるか、放電電流の組成依存性から固
体純物質の放電電流を外挿して求める。元素iの有効な
発光収率Rm i (s・ mol-1)を、定電流モードの場合
と同様に、次のようにして求める。 Rm i =ImS i /vi fS i 〔10〕 さらに、この有効発光収率の放電電流に伴う変化を僅か
にガス圧を変えることによって求め、有効発光収率の放
電電流依存性を次のように表す。 Rm i =ai iS i +bi 〔11〕 ここで、ai とbi は定数である。
について述べる。標準試料Sが定電流の場合と同様に種
類の元素からなっており、各元素i(i=1〜n)の原
子分率をfS i とする。ガス圧などの測定条件を一定に
して、標準試料Sを定電圧でスパッターしたとき、各元
素iのスペクトル線mの発光強度がIms i 、そしてスパ
ッター速度がv(mol・s-1)であるとする。元素iの放
電電流iS i (A)は標準試料の組成に依存するので、
各元素の固体純物質相当の放電電流iS i を固体純物質
の放電電流から求めるか、放電電流の組成依存性から固
体純物質の放電電流を外挿して求める。元素iの有効な
発光収率Rm i (s・ mol-1)を、定電流モードの場合
と同様に、次のようにして求める。 Rm i =ImS i /vi fS i 〔10〕 さらに、この有効発光収率の放電電流に伴う変化を僅か
にガス圧を変えることによって求め、有効発光収率の放
電電流依存性を次のように表す。 Rm i =ai iS i +bi 〔11〕 ここで、ai とbi は定数である。
【0017】次に測定試料Xを定電圧モードでスパッタ
ーとしたときの発光強度がImX i 、放電電圧がV
X (V)であったとき、本発明では測定試料中の元素i
の原子分率fx i を
ーとしたときの発光強度がImX i 、放電電圧がV
X (V)であったとき、本発明では測定試料中の元素i
の原子分率fx i を
【数17】 のような関係から求める。定電圧モードでは有効な発光
収率は電流依存性を示し、そのための補正が必要である
が〔10〕式を用いることによってその補正がなされ
る。
収率は電流依存性を示し、そのための補正が必要である
が〔10〕式を用いることによってその補正がなされ
る。
【0018】さらに、深さ方向への定量すなわち各スパ
ッター段階での組成と深さは次のようにして行う。測定
試料Xを定電圧モードでスパッターしたときの時間
ッター段階での組成と深さは次のようにして行う。測定
試料Xを定電圧モードでスパッターしたときの時間
【数18】 ずつ連続的にスパッターしたときの発光強度が
ImXk i 、放電電流がiXk(A)、測定試料中の元素i
の原子分率fxk i を
ImXk i 、放電電流がiXk(A)、測定試料中の元素i
の原子分率fxk i を
【数19】 なる関係から求める。さらに、元素iの純物質の固体状
態での密度をρi (kg・m-3)、原子量をM(g・ mol
-1)、放電面積をA(m2 )としたとき、時間Δt
k (s)でのスパッター深さΔdi (m)を
態での密度をρi (kg・m-3)、原子量をM(g・ mol
-1)、放電面積をA(m2 )としたとき、時間Δt
k (s)でのスパッター深さΔdi (m)を
【数20】 の関係から求めることができる。これによって、測定試
料の表面からの深さと組成の関係を求めることができ
る。
料の表面からの深さと組成の関係を求めることができ
る。
【0019】
【実施例】本発明のグロー放電発光分光分析の定量方法
により定量分析を行った例を示す。6種類の組成を有す
るFe−Cr合金のグロー放電発光分光分析を、アルゴ
ンガス圧8Torr、30mAの定電流モードで行った。図1
はそれらの試料のCr原子分率を化学分析で求めた値
(Cr原子分率(化学分析))と本発明の請求項1によ
る定電流による定量方法で求めた値(Cr原子分率(G
DS))の関係を示す。この関係の直線性は良く、本発
明の定量方法が優れていることがわかる。
により定量分析を行った例を示す。6種類の組成を有す
るFe−Cr合金のグロー放電発光分光分析を、アルゴ
ンガス圧8Torr、30mAの定電流モードで行った。図1
はそれらの試料のCr原子分率を化学分析で求めた値
(Cr原子分率(化学分析))と本発明の請求項1によ
る定電流による定量方法で求めた値(Cr原子分率(G
DS))の関係を示す。この関係の直線性は良く、本発
明の定量方法が優れていることがわかる。
【0020】Znを約1.8μmの厚さにめっきした薄
鋼板のグロー放電発光分光分析を、アルゴンガス圧10
Torr、40mAの定電流モードで行った。図2は表面から
の深さ方向の濃度分布を本発明の請求項2による定電流
による深さ方向定量方法で分析を行った結果を示す。こ
の図から、各スパッター深さでの組成だけでなく、深さ
の定量も行うことができることがわかる。
鋼板のグロー放電発光分光分析を、アルゴンガス圧10
Torr、40mAの定電流モードで行った。図2は表面から
の深さ方向の濃度分布を本発明の請求項2による定電流
による深さ方向定量方法で分析を行った結果を示す。こ
の図から、各スパッター深さでの組成だけでなく、深さ
の定量も行うことができることがわかる。
【0021】5種類の組成を有するFe−Ni合金のグ
ロー放電発光分光分析を、アルゴンガス圧10Torr、6
00Vの定電圧モードで行った。図3はNiの原子分率
を化学分析で求めた値(Ni原子分率(化学分析))と
本発明の請求項3による定電圧による定量方法で求めた
値(Ni原子分率(GDS))の関係を示す。この関係
の直線性は広い範囲にわたって優れている。
ロー放電発光分光分析を、アルゴンガス圧10Torr、6
00Vの定電圧モードで行った。図3はNiの原子分率
を化学分析で求めた値(Ni原子分率(化学分析))と
本発明の請求項3による定電圧による定量方法で求めた
値(Ni原子分率(GDS))の関係を示す。この関係
の直線性は広い範囲にわたって優れている。
【0022】Snを約1μmの厚さだけめっきした薄鋼
板のグロー放電発光分光分析を、アルゴンガス圧8Tor
r、550Vの定電圧モードで行った。図4は深さ方向
の濃度分布を本発明の請求項4による定電流による深さ
方向定量方法で分析を行った結果を示す。この方法で
も、各スパッター深さでのSnの組成だけでなく、深さ
の定量も行うことができる。
板のグロー放電発光分光分析を、アルゴンガス圧8Tor
r、550Vの定電圧モードで行った。図4は深さ方向
の濃度分布を本発明の請求項4による定電流による深さ
方向定量方法で分析を行った結果を示す。この方法で
も、各スパッター深さでのSnの組成だけでなく、深さ
の定量も行うことができる。
【0023】
【発明の効果】本発明のグロー放電発光分光分析の定量
方法により、鋼板などの表面分析の定量性、たとえばめ
っき材や被覆材の表層および酸化膜などの濃度の評価方
法が一段と向上する。特に、深さ方向に不均一な組成を
持つ皮膜の分析が可能になり、従来得られなかった詳細
な分析ができるようになった。これにより、この分析方
法の汎用性が著しく拡大し、材料を評価する上での効果
がきわめて大きい。
方法により、鋼板などの表面分析の定量性、たとえばめ
っき材や被覆材の表層および酸化膜などの濃度の評価方
法が一段と向上する。特に、深さ方向に不均一な組成を
持つ皮膜の分析が可能になり、従来得られなかった詳細
な分析ができるようになった。これにより、この分析方
法の汎用性が著しく拡大し、材料を評価する上での効果
がきわめて大きい。
【図1】6種類の組成を有するFe−Cr合金中のCr
の原子分率を化学分析で求めた値(Cr原子分率(化学
分析))と本発明の請求項1による定電流による定量方
法で求めた値(Cr原子分率(GDS))を示す。
の原子分率を化学分析で求めた値(Cr原子分率(化学
分析))と本発明の請求項1による定電流による定量方
法で求めた値(Cr原子分率(GDS))を示す。
【図2】Znを約1.8μmの厚さにめっきした薄鋼板
の表面からの深さ方向の濃度分布を本発明の請求項2に
よる定電流による深さ方向定量方法で分析を行った結果
を示す。
の表面からの深さ方向の濃度分布を本発明の請求項2に
よる定電流による深さ方向定量方法で分析を行った結果
を示す。
【図3】5種類の組成を有するFe−Ni合金中のNi
の原子分率を化学分析で求めた値(Ni原子分率(化学
分析))と本発明の請求項3による定電圧による定量方
法で求めた値(Ni原子分率(GDS))示す。
の原子分率を化学分析で求めた値(Ni原子分率(化学
分析))と本発明の請求項3による定電圧による定量方
法で求めた値(Ni原子分率(GDS))示す。
【図4】Snを約1μmの厚さだけめっきした薄鋼板の
深さ方向の濃度分布を本発明の請求項4による定電圧に
よる深さ方向定量方法で分析を行った結果を示す。
深さ方向の濃度分布を本発明の請求項4による定電圧に
よる深さ方向定量方法で分析を行った結果を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水野 薫 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株 式会社 技術開発本部内 (56)参考文献 特開 昭60−203838(JP,A) 特開 平5−149879(JP,A) 分析化学、第35巻(1986年)、第8 号、673−680頁 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 21/62 - 21/74
Claims (4)
- 【請求項1】 グロー放電発光分光分析において、原子
分率fS i の元素i(i=1〜n)を有する標準試料S
を定電流モードでスパッターし、前記元素iのスペクト
ル線mの発光強度がImS i 、スパッター速度がv(mol・
s-1)であるとき、前記元素iの有効な発光収率Rm i
(s・ mol-1)をImS i /vfS i で与え、前記スパッ
ター条件下での前記元素iの固体純物質の放電電圧をV
S i (V)とし、次に測定試料Xを前記スパッター条件
下でスパッターするときの前記元素iの発光強度がImX
i であるとき、前記測定試料中の前記元素iの原子分率
fx i を〔1〕式から求めることを特徴とするグロー放
電発光分光分析の定量方法。 【数1】 - 【請求項2】 グロー放電発光分光分析において、原子
分率fS i の元素i(i=1〜n)を有する標準試料S
を定電流モードでスパッターし、前記元素iのスペクト
ル線mの発光強度がImS i 、スパッター速度がv(mol・
s-1)であるとき、前記元素iの有効な発光収率Rm i
(s・ mol-1)をImS i /vfS i で与え、前記スパッ
ター条件下での前記元素iの固体純物質の放電電圧をV
S i (V)とし、次に測定試料Xを前記スパッター条件
下で時間Δtk (s)(k=1〜p)ずつスパッターす
るときの前記元素iの発光強度がImXk i 、放電電圧が
VXk(V)であるとき、前記測定試料中の前記元素iの
原子分率fxk i を〔2〕式から求め、さらに前記元素i
の純物質の固体状態での密度をρi (g・m-3)、原子
量をMi (g・ mol-1)、放電面積をA(m2 )とする
とき、前記時間Δtk (s)でのスパッター深さΔdk
(m)を〔3〕式から求めることによって、前記測定試
料の表面からの深さ 【数2】 における原子分率fxp i を求めることを特徴とするグロ
ー放電発光分光分析の定量方法。 【数3】 - 【請求項3】 グロー放電発光分光分析において、原子
分率fS i の元素i(i=1〜n)を有する標準試料Sを
定電圧モードでスパッターし、前記元素iのスペクトル
線mの発光強度がImS i 、スパッター速度がv(mol・s
-1)であるとき、前記元素iの有効な発光収率R
m i (s・ mol-1)をImS i /vfS i で与え、前記ス
パッター条件下での前記元素iの固体純物質の放電電流
をiS i (A)とし、前記有効発光収率の放電電流依存
性をai iS i +bi (ai とbi は定数)で表し、次
に測定試料Xを前記スパッター条件下でスパッターする
ときの発光強度がImX i であるとき、前記測定試料中の
元素iの原子分率fx i を〔4〕式から求めることを特
徴とするグロー放電発光分光分析の定量方法。 【数4】 - 【請求項4】 グロー放電発光分光分析において、原子
分率fS i の元素i(i=1〜n)を有する標準試料S
を定電圧モードでスパッターし、前記元素iのスペクト
ル線mの発光強度がImS i 、スパッター速度がv(mol・
s-1)であるとき、前記元素iの有効な発光収率Rm i
(s・ mol-1)をImS i /vfS i で与え、前記スパッ
ター条件下での前記元素iの固体純物質の放電電流をi
S i (A)とし、前記有効発光収率の放電電流依存性を
ai iS i +bi (ai とbiは定数)で表し、次に測
定試料Xを前記スパッター条件下でΔtk (s)(k=
1〜p)ずつスパッターするときの前記元素iの発光強
度がImXk i 、放電電流がiXk(A)であるとき、前記
測定試料中の前記元素iの原子分率fxk i を〔5〕式か
ら求め、さらに前記元素iの純物質の固体状態での密度
をρi (g・m-3)、原子量をMi (g・ mol-1)、放
電面積をA(m2 )とするとき、前記時間Δtk (s)
でのスパッター深さΔdk (m)を〔6〕式から求める
ことによって、前記測定試料の表面からの深さ 【数5】 における原子分率fxp i を求めることを特徴とするグロ
ー放電発光分光分析の定量方法。 【数6】
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24553293A JP2803982B2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | グロー放電発光分光分析の定量方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24553293A JP2803982B2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | グロー放電発光分光分析の定量方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07103898A JPH07103898A (ja) | 1995-04-21 |
| JP2803982B2 true JP2803982B2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=17135099
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24553293A Expired - Fee Related JP2803982B2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | グロー放電発光分光分析の定量方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2803982B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114113291A (zh) * | 2020-08-25 | 2022-03-01 | 江苏隆达超合金航材有限公司 | 一种比例系数修正辉光质谱法测定多元合金中主量元素含量的方法 |
-
1993
- 1993-09-30 JP JP24553293A patent/JP2803982B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| 分析化学、第35巻(1986年)、第8号、673−680頁 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07103898A (ja) | 1995-04-21 |
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